WO2022249323A1 - 作動完了判定方法および作業ロボット - Google Patents
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Abstract
作動油の温度に応じて作動時間が変化する油圧アクチュエータの作動完了を判定する作動完了判定方法および、同方法を用いた駆動制御を行う作業ロボットを提供するものであり、油圧アクチュエータを備えた油圧装置の作動完了を、指令信号が送信されてから予め設定された作動時間が経過するまでのタイマ値を基に判定するものであって、前記油圧アクチュエータを作動させる作動油の温度と、その作動油温度で前記油圧アクチュエータが所定距離作動する際の作動時間との関係を示す作動時間データを有し、作動油の実際の温度である現作動油温度を基に前記作動時間データから該当する作動時間を特定し、前記油圧アクチュエータにおける実際の作動距離に従って算出した作動時間を前記タイマ値として設定調整することにより作動完了を判定する。
Description
本発明は、作動油の温度に応じて作動時間が変化する油圧アクチュエータの作動完了を判定する作動完了判定方法および、同方法を用いた駆動制御を行う作業ロボットに関する。
複数の工作機械が並べられた加工機械ラインにはオートローダが設けられ、主軸チャックなどとの間でワークの受渡しが行われる。そのため工作機械およびオートローダには、ワークを把持および解放できるように油圧アクチュエータを駆動手段とするチャック装置が設けられている。下記特許文献1は、工作機械などのチャック装置に関し、油圧シリンダの作動速度制御に関する発明が開示されている。作動油の温度に伴った粘性変化が制御精度の向上に影響を与えることを課題としたものであり、油圧シリンダの作動速度を高い精度をもって多段階または無段階に可変制御するようにした油圧装置に関する。その油圧装置は、油圧シリンダへ作動油を供給する油圧ポンプと、油圧ポンプを回転駆動する駆動モータと、駆動モータの回転速度を可変に制御する駆動モータ制御手段とを備えたものである。そして、駆動モータの制御によって供給する作動油の流量を可変させることにより、油圧シリンダの作動速度を制御するものである。
油圧アクチュエータを備えた前記従来例は、油圧シリンダの作動速度を調整するものであり、作動油の流量を可変させるため、油圧ポンプには可変容量型のポンプが用いられている。また、インバータ等からなる駆動モータが使用され、電気的な可変制御によって油圧シリンダの作動速度を多段階さらには無段階に変化させる制御が行われる。こうした従来技術では、油圧アクチュエータへ供給される作動油の流量補正により、作動油の粘性変化にかかわらず油圧アクチュエータの作動速度を一定にすることができる。しかし、油圧アクチュエータに対する作動速度を一定にする制御は、そのための構成が複雑になりコストアップの原因になるなどの課題を有している。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、作動油の温度に応じて作動時間が変化する油圧アクチュエータの作動完了を判定する作動完了判定方法および、同方法を用いた駆動制御を行う作業ロボットを提供することを目的とする。
本発明の一態様における作動完了判定方法は、油圧アクチュエータを備えた油圧装置の作動完了を、指令信号が送信されてから予め設定された作動時間が経過するまでのタイマ値を基に判定するものであって、前記油圧アクチュエータを作動させる作動油の温度と、その作動油温度で前記油圧アクチュエータが所定距離作動する際の作動時間との関係を示す作動時間データを有し、作動油の実際の温度である現作動油温度を基に前記作動時間データから該当する作動時間を特定し、前記油圧アクチュエータにおける実際の作動距離に従って算出した作動時間を前記タイマ値として設定調整することにより作動完了を判定する。
本発明の他の態様における作業ロボットは、作動油によって作動する油圧アクチュエータを備えた油圧装置と、前記油圧装置を備え前記油圧アクチュエータの作動によって所定の作業を実行する作業機本体と、前記油圧装置に対する指令信号が送信されてから、作動油の温度に応じた作動時間が経過するまでのタイマ値を基に記油圧アクチュエータの作動完了を判定し、前記作業機本体に対する次の指令を送信する制御装置とを有する。
前記構成によれば、作動油温度と作動時間との関係を示す作動時間データを有し、作動油の実際の温度である現作動油温度を基に作動時間データから該当する作動時間を特定し、油圧アクチュエータにおける実際の作動距離に従って算出した作動時間をタイマ値として設定調整することにより作動完了を判定するため、例えば油圧装置における作動完了後に、その油圧装置を備えた作業機本体に対して時間のロスをなくした制御を行うことができる。
本発明に係る作動完了判定方法および作業ロボットの一実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。本実施形態では、油圧アクチュエータを備えた油圧装置としてロボットハンドを、そして油圧装置を備えた作業ロボットとしてワーク搬送ロボットを例に挙げて説明する。図1は、ワーク搬送ロボットを示した斜視図である。本実施形態のワーク搬送ロボットは、図示するオートローダ1を構成する多関節ロボットアーム2である。このオートローダ1は、加工機械ラインに組み込まれ、複数の工作機械などとワークの受渡しを行うものである。多関節ロボットアーム2は、複数の工作機械間を行き来するための走行装置3に搭載されている。
走行装置3は、不図示の工作機械を搭載したベース4の前面部に組み付けられている。ベース4の前面部に支持板11が固定され、その支持板11にラック12や2本のレール13が固定されている。走行台14にはレール13を掴んで摺動する走行スライドが固定され、ラック12に噛合したピニオン16を回転させる走行用モータ17が設けられている。走行台14には旋回用モータ19が固定され、旋回テーブル18が水平面上を180°旋回するよう構成されている。
多関節ロボットアーム2は、支持台21が旋回テーブル18上に固定され、その支持台21に対して上腕部22および前腕部23がサーボモータを備えた関節機構を介して連結されている。多関節ロボットアーム2は、関節機構の駆動によって上腕部22と前腕部23とが折りたたまれて起立した走行状態と、図示するように上腕部22と前腕部23とが広がって伸びる作業状態とに形態が変化する。そして、前腕部23の先端にはロボットハンド25が設けられ、チャック爪の開閉によってワークの把持及び解放が可能になっている。
図2は、ロボットハンド25を備えた前腕部23を示した図である。前腕部23は、左右一対の平行な前腕プレート31が横梁部材32,33によって平行に連結されたものであり、その前腕プレート31の間にロボットハンド25が組み付けられている。ロボットハンド25は、左右の回転支持部35によって前腕プレート31に回転自在に取り付けられ、一方の回転軸に設けられたプーリと、ハンド用モータ36に固定されたプーリとの間にベルト37が掛け渡されている。従って、ハンド用モータ36の駆動制御によりロボットハンド25が回転し、任意の角度調整が可能になっている。
油圧装置であるロボットハンド25は、図示する第1油圧チャック41と、その裏側に同じ構造の第2油圧チャック42(図1参照)が設けられている。第1および第2油圧チャック41,42は、ワークを掴むための3本のチャック爪45が等間隔で放射状に配置され、径方向にスライドするように装置本体46に組み付けられている。装置本体46の内部には、クランプ用ギヤにラックピストンを噛合させたチャック爪45の開閉機構が構成されている。供給および排出される作動油の油圧によってラックピストンが加圧方向に変位し、それに伴ってクランプ用ギヤが所定量回転することにより、3本のチャック爪45に同期した径方向の直線運動が与えられる。第1および第2油圧チャック41,42は、そうした3本のチャック爪45の開閉によってワークの把持および解放が行われる。
図3は、オートローダ1の制御システムを示すブロック図である。制御装置5は、CPU51のほかにROM52やRAM53、不揮発性メモリ54といった記憶部などを備えるコンピュータを主体としたものであり、I/055を介して多関節ロボットアーム2や走行装置3、後述する油圧回路60などの各駆動部に接続されている。また、制御装置5には作業者によるデータ入力および、操作画面や検出データなどの表示が可能なタッチパネル式の操作表示装置7が接続されている。
制御装置5は、各種加工に関する加工プログラムやワークの種類、工具や治具に関するワーク加工情報などが記憶部に格納されている。特に、本実施形態は、第1および第2油圧チャック41,42に関するタイマ値設定プログラム58が不揮発性メモリ54に格納されている。タイマ値設定プログラム58は、作動油温度に従って変化する油圧アクチュエータの作動時間に応じてタイマ値を設定調整するものである。タイマ値は、油圧アクチュエータを用いた油圧装置が、制御装置5による指令信号の送信があってから、当該指令に基づく所定の作動が完了するまでの時間をいう。
次に、図4は、第1および第2油圧チャック41,42を作動させる油圧回路60の一例を示した図である。油圧シリンダ61,62は、ラックピストンを挟んだ一対の加圧室に対し、作動油を供給および排出するクランプ側流路63,65とアンクランプ側流路64,66とが接続されている。クランプ側流路63,65とアンクランプ側流路64,66には、それぞれパイロットチェック弁69が接続されている。また、クランプ側流路63とアンクランプ側流路64には方向制御弁67が接続され、クランプ側流路65とアンクランプ側流路66には方向制御弁68が接続されている。
方向制御弁67,68は、2ポジションの4ポート電磁弁であり、タンク71に接続された供給流路73や排出流路74と、クランプ側流路63,65またはアンクランプ側流路64,66との接続を切り換えるものである。供給流路73にはタンク71内の作動油を送り出す油圧ポンプ72が接続され、その二次側には供給流路73と排出流路74を接続する戻り流路にリリーフ弁75が接続されている。そして、本実施形態にはタンク71内に温度センサ77が入れられ、作動油の温度情報が制御装置5へと常に送られるようになっている。
オートローダ1は、制御装置5から送信される指令信号に基づき各駆動部の駆動制御が行われる。例えば、走行用モータ17の駆動により走行台14がレール13に沿って移動し、対象となる工作機械前に多関節ロボットアーム2が位置決めされる。その多関節ロボットアーム2は、上腕部22および前腕部23が折りたたまれた状態で走行し、停止位置では図1に示すように形態を変化させ、先端部のロボットハンド25の位置や角度が調整され、工作機械の主軸チャックとの間でワークの受け渡しが行われる。具体的には、工作機械内に進入したロボットハンド25は、アンローダーチャックである第2油圧チャック42が主軸チャックから加工済みワークを受け取り、次にローダチャックである第1油圧チャック41が主軸チャックへと新たなワークを受け渡しする。
このときのロボットハンド25は、油圧ポンプ72の駆動によってタンク71内の作動油が供給流路73へと送られる。第1油圧チャック41は、方向制御弁67の切り換えによって作動油が供給および排出が行われ、把持および解放が行われる。図示するように供給流路73がアンクランプ側流路64に接続された状態ではワークの解放が行われる。一方、方向制御弁67のポジションが切り換えられると、供給流路73がクランプ側流路63に接続され、油圧シリンダ61内のラックピストンが油圧を受けて変位し、3本のチャック爪45によってワークが把持される。第2油圧チャック42に関しても同様にしてワークの把持および解放が行われる。
ところで、第1油圧チャック41および第2油圧チャック42は、作動油の温度が変化すると粘度が変化し、開閉するチャック爪45の作動速度が変化する。従って、第1油圧チャック41などで行うワークの把持および解放の完了を判定するにはチャック爪45の位置をスイッチで検出することが確実であるが、回転するロボットハンド25に信号線を繋いだスイッチを設けることは困難である。そこで、ワークの把持および解放の完了を直接確認することはせず、予め設定したタイマ値をカウントすることで作動完了を判定し、次の指令信号を送信するようにした制御を行う。
図5は、作動油が低温の場合と高温の場合との圧力変化を示した図である。この圧力変化はワークを把持する方向に油圧シリンダ61が作動した場合のものであり、クランプ側流路63に接続した圧力センサにおける測定値である。グラフC1は、作動油が低温の場合の圧力変化であり、グラフC2は、作動油が高温の場合の圧力変化である。なお、今回の測定では、油圧シリンダ61がチャック爪45の最大ストローク(12.5mm)で伸長作動する場合に、圧力がP1からP2に変化する間の作動時間が測定されている。
測定結果によると、作動油の温度差によって作動時間に大きな差(t1とt2)が生じることが分かる。従って、作動時間が長くなる低温時の作動時間に応じてタイマ値を設定することで、確実に作動完了を判定することができる。しかし、例えば第1油圧チャック41におけるワーク把持のタイマ値として、低温であるt2側に合わせてタイマ値を設定すると、それよりも短い時間でワークの把持や解放が完了しても、制御装置5から次の指令を送信することができず、多関節ロボットアーム2が動き出すことはない。そのため、作動油温度が高くなる時間帯や季節においては、ワークの受渡しなど一つ一つの作業に無駄な待ち時間が生じてしまい、その積み重ねによる損失が大きい。
この点、本実施形態ではタイマ値設定プログラム58によって、作動油温度に応じてタイマ値が設定調整され、時間のロスを生じさせることなく次の指令が行われるようになっている。図6は、作動油温度と作動時間の関係(作動時間データ)をグラフに示した図であり、特に第1油圧チャック41(第2油圧チャック42も同じ)のワーク把持作動時における関係を示したものである。
今回、作動時間データを求めるに当たって、まず作動油の温度を段階的に変化させた。そして、各々の温度でワーク把持作動時間が測定され、グラフにはその実測値が直線で結ばれている。油圧を変えて行った2パターンにおいて同様な関係が得られた。そして、実測値に重ねて表示した近似曲線の式に値(作動油温度)を代入して解(ワーク把持作動時間)を求め、点線で示すグラフの作動時間データが作成された。この作動時間データは制御装置5の記憶部に格納されている。
タイマ値設定プログラム58では、作動時間データから導かれる作動油温度に対応した作動時間Snに、指令信号が送信されてからチャック爪45が動き出すまでの作動開始時間Mと、余裕時間Nを加算した値がタイマ値Tn(=Sn+M+N)として算出される。そこで、オートローダ1を駆動制御する制御装置5では、温度センサ77から送信される実際の温度である現作動油温度が1℃変化するごとに、当該温度に対する作動時間Snが作動時間データから特定され、前述した計算に基づいて得られたタイマ値Tnが設定調整される。例えば、工作機械の主軸チャックとの間でワークの受け渡しが行われる場合には、第2油圧チャック42が加工済みワークを把持するタイマ値Tnが算出され、次のように多関節ロボットアーム2の駆動制御が行われる。
先ず、工作機械での加工が終了した後、多関節ロボットアーム2が図1に示すように形態を変化させて加工室内に侵入し、ロボットハンド25の第2油圧チャック42が主軸チャックのワークに対して位置決めされる。その後、ワーク把持の指令信号に従って油圧ポンプ72の駆動と方向制御弁68の切り換えが行われ、油圧シリンダ62内のラックピストンが油圧を受けて変位し3本のチャック爪45によってワークが把持される。このとき作動油温度に応じて設定調整されたタイマ値Tnに基づいたカウントが行われる。
具体的には、現作動油温度が30℃とした場合の作動時間Snは、図6に示す作動時間データから214msecが特定される。また、ワークを把持する際のクランプ代(作動距離)が6.5mmであり、図6が最大ストローク12.5mmの作動時間データであることから、214×(6.5/12.5)=111msec(小数点以下省略)が算出される。さらに作動開始時間Mの160msecと、余裕時間Nの30msecとが加算され、タイマ値Tnは301msecとなる。そこで、ワーク把持指令信号が送信とともにタイマ値Tnのカウントが開始され、その終了によって第2油圧チャック42におけるワークの把持が完了したと判定される。そして、ワークを取り出しのための多関節ロボットアーム2に対する指令信号が送信され、ワーク把持後の駆動が実行される。
従って、本実施形態によれば、作動油温度と作動時間の関係を示す作動時間データを有し、それに基づいてタイマ値を設定調整するようにしたため、作動油温度が変化しても第1油圧チャック41で行うワークの把持および解放など作動完了を適切に判定することができる。また、作動油温度に応じてタイマ値を設定調整することで、次の制御に移行する際に無駄になる時間のロスをなくすことができ、ワーク搬送などにおける作業時間の短縮になる。タンク71に入れた温度センサ77によって実際の作動油温度に従ってタイマ値が設定調整されるため、作動完了を適切に判定することができる。
本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態では油圧装置としてロボットハンドを、作業ロボットとしてワーク搬送ロボットを例に挙げて説明したが、油圧アクチュエータを備えたものであれ他の油圧装置などであってもよい。
例えば、前記実施形態では油圧装置としてロボットハンドを、作業ロボットとしてワーク搬送ロボットを例に挙げて説明したが、油圧アクチュエータを備えたものであれ他の油圧装置などであってもよい。
1…オートローダ 2…多関節ロボットアーム 3…走行装置 5…制御装置 22…上腕部 23…前腕部 25…ロボットハンド 41…第1油圧チャック 42…第2油圧チャック 45…チャック爪 58…タイマ値設定プログラム 60…油圧回路 61,62…油圧シリンダ 71…タンク 77…温度センサ
Claims (5)
- 油圧アクチュエータを備えた油圧装置の作動完了を、指令信号が送信されてから予め設定された作動時間が経過するまでのタイマ値を基に判定する作動完了判定方法であって、
前記油圧アクチュエータを作動させる作動油の温度と、その作動油温度で前記油圧アクチュエータが所定距離作動する際の作動時間との関係を示す作動時間データを有し、
作動油の実際の温度である現作動油温度を基に前記作動時間データから該当する作動時間を特定し、前記油圧アクチュエータにおける実際の作動距離に従って算出した作動時間を前記タイマ値として設定調整することにより作動完了を判定する作動完了判定方法。 - 前記タイマ値は、作動油温度の変化に従って算出される前記作動時間に、指令信号が送信されてから前記油圧アクチュエータが動き出すまでの作動開始時間と、余裕時間を加算した値である請求項1に記載の作動完了判定方法。
- 前記タイマ値の設定調整は、前記現作動油温度が所定の値変化するごとに行われる請求項1または請求項2に記載の作動完了判定方法。
- 作動油によって作動する油圧アクチュエータを備えた油圧装置と、
前記油圧装置を備え前記油圧アクチュエータの作動によって所定の作業を実行する作業機本体と、
前記油圧装置に対する指令信号が送信されてから、作動油の温度に応じた作動時間が経過するまでのタイマ値を基に記油圧アクチュエータの作動完了を判定し、前記作業機本体に対する次の指令を送信する制御装置と、
を有する作業ロボット。 - 前記制御装置は、前記油圧アクチュエータを作動させる作動油の温度と、その作動油温度で前記油圧アクチュエータが所定距離作動する際の作動時間との関係を示す作動時間データを有し、作動油の実際の温度である現作動油温度を基に前記作動時間データから該当する作動時間を特定し、前記油圧アクチュエータにおける実際の作動距離に従って算出した作動時間を前記タイマ値として設定調整することにより作動完了を判定するタイマ値設定部を有する請求項4に記載の作業ロボット。
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121 | Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application |
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WWE | Wipo information: entry into national phase |
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NENP | Non-entry into the national phase |
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