WO2022176375A1 - 予測システム、情報処理装置および情報処理プログラム - Google Patents

予測システム、情報処理装置および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

ある局面に基づく予測システムは、制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部と、制御演算部が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデルに入力することで予測値を取得する予測値取得部と、木構造の学習アルゴリズムに基づく予測モデルを生成する予測モデル生成部と、予測モデルを評価する予測モデル評価部とを備える。予測モデル評価部は、予測モデルの木構造の特性を解析する解析部と、解析部の解析結果に基づいて予測モデルを評価する評価部とを含む。

Description

予測システム、情報処理装置および情報処理プログラム
 本開示は、制御対象に生じる変化を予測する予測システム、予測システムを構成する情報処理装置、および情報処理装置を実現するための情報処理プログラムに関する。
 様々な生産現場において、何らかの理由によって、本来とは異なる変化や通常とは異なる変化が生じることがある。このような変化の発生を事前に予測して、何らかの対処をとることができると、生産設備の性能維持や製品の品質確保などに有益である。
 このような事前の予測に関して、例えば、特開2009-237832号公報(特許文献1)は、あらゆる期間・季節で需要予測精度の向上が可能な可変的予測モデル構築方法を開示する。特許文献1に開示される可変的予測モデル構築方法は、蓄積した時系列データに補正を加えた学習データを用いて、7~70日の複数の学習期間毎に適切な予測モデルを構築し、各学習期間のモデル化精度評価を行うことで、予測精度が最も高い最適な学習期間、予測モデルを選択する処理を採用する。
特開2009-237832号公報
 しかしながら、上述の特許文献1に開示される可変的予測モデル構築方法においては、複数の学習期間毎に適切な予測モデルを構築した上で、各学習期間のモデル化精度を評価する必要があり、最適な学習期間、予測モデルを選択するために要する工数が大きいという課題がある。
 本開示は、予測モデルをより簡易的に評価できる手法を提供することである。
 ある局面に基づく予測システムは、制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部と、制御演算部が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデルに入力することで予測値を取得する予測値取得部と、木構造の学習アルゴリズムに基づく予測モデルを生成する予測モデル生成部と、予測モデルを評価する予測モデル評価部とを備える。予測モデル評価部は、予測モデルの木構造の特性を解析する解析部と、解析部の解析結果に基づいて予測モデルを評価する評価部とを含む。
 この構成によれば、木構造の特性を解析して、解析結果に基づいて予測モデルを評価することが可能であるため予測モデルを簡易的に評価できる。
 好ましくは、予測モデル評価部は、予測モデルを評価する評価の種別および基準値を設定する評価設定部をさらに含む。
 この構成によれば、評価の種別および基準値を設定できるため予測モデルを簡易的に評価できる。
 好ましくは、評価部は、予測モデルの評価結果を表示部に表示する。
 この構成によれば、表示部に評価結果が表示されるため予測モデルを簡易的に評価できる。
 好ましくは、予測モデル生成部は、予測モデルの評価結果に対応する学習用サンプルに基づいて予測モデルを更新する。
 この構成によれば、予測モデルの評価結果に対応する学習用サンプルに基づいて予測モデルが更新されるため、予測モデルの精度を向上させることができる。
 ある局面に基づく情報処理装置は、制御装置に接続される情報処理装置であって、制御装置は、制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部と、制御演算部が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデルに入力することで予測値を取得する予測値取得部とを備える。情報処理装置は、木構造の学習アルゴリズムに基づく予測モデルを生成する予測モデル生成部と、予測モデルを評価する予測モデル評価部とを備える。予測モデル評価部は、予測モデルの木構造の特性を解析する解析部と、解析部の解析結果に基づいて予測モデルを評価する評価部とを含む。
 この構成によれば、木構造の特性を解析して、解析結果に基づいて予測モデルを評価することが可能であるため予測モデルを簡易的に評価できる。
 ある局面に基づく情報処理プログラムは、制御装置に接続されるコンピュータで実行される情報処理プログラムであって、制御装置は、制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部と、制御演算部が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデルに入力することで予測値を取得する予測値取得部とを備える。情報処理プログラムは、コンピュータに、木構造の学習アルゴリズムに基づく予測モデルを生成するステップと、予測モデルを評価するステップとを実行させる。予測モデルを評価するステップは、予測モデルの木構造の特性を解析するステップと、解析結果に基づいて予測モデルを評価するステップとを含む。
 この構成によれば、木構造の特性を解析して、解析結果に基づいて予測モデルを評価することが可能であるため予測モデルを簡易的に評価できる。
 なお、本開示において、「部」及び「装置」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」及び「装置」が有する機能をソフトウェアによって実現する構成も含む。また、1つの「部」及び「装置」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置によって実現されてもよく、或いは、2つ以上の「部」及び「装置」の機能が1つの物理的手段や装置によって実現されてもよい。さらに、「部」及び「装置」とは、例えば「手段」及び「システム」と言い換えることも可能な概念である。
 本開示の予測システム、情報処理装置および情報処理プログラムは、予測モデルをより簡易的に評価できる。
実施形態に基づく予測システム1の全体構成例を示す模式図である。 実施形態に基づく予測システム1の応用例を示す模式図である。 実施形態に基づく予測システム1による制御系を説明する図である。 実施形態に基づく予測システム1による予測制御系の予測結果に基づく制御の一例を示す模式図である。 実施形態に基づく予測システム1を用いた予測モデル140の生成処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施形態に基づく予測モデル140の学習方法について説明する図である。 実施形態に基づく予測システム1を構成する制御装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施形態に基づく予測システム1を構成するサポート装置200のハードウェア構成例を示すブロック図である。 実施形態に基づく予測システム1を構成する制御装置100およびサポート装置200のソフトウェア構成例を示すブロック図である。 図9に示す解析プログラム226に含まれる機能モジュールの概要を示すブロック図である。 実施形態に基づく予測モデルの評価について説明する図である。 実施形態に基づく予測モデルの評価について説明するフロー図である。 実施形態に基づく予測モデルの木構造の具体例について説明する図である。 実施形態に基づく予測モデルの分布図の具体例について説明する図である。 実施形態に基づくモデル評価画面について説明する図である。 実施形態に基づく別のモデル評価画面について説明する図である。 実施形態に基づく予測システム1の適用例を説明する図である。 実施形態に基づく予測モデルの追加学習について説明する図である。 本実施の形態の変形例に係る異常検知システム1Aの概要構成を示す模式図である。 本実施の形態の変形例に係る異常検知システム1Aの具体例について説明する図である。 本実施の形態の変形例に係る異常検知システム1Aの評価の概念図である。 本実施の形態の変形例に係る異常検知モデルの追加学習について説明する図である。
 実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰り返さない。
 <A.適用例>
 まず、本実施形態が適用される場面の一例について説明する。
 実施形態に基づく予測機能を有する制御システムの主要な局面について説明する。以下の説明においては、主として、制御システムが有している予測機能に注目して説明するので、制御システム全体を「予測システム」とも称する。
 図1は、実施形態に基づく予測システム1の全体構成例を示す模式図である。図1を参照して、実施形態に基づく予測システム1は、主たる構成要素として、制御対象を制御する制御装置100と、制御装置100に接続されるサポート装置200とを含む。
 制御装置100は、PLC(プログラマブルコントローラ)などの、一種のコンピュータとして具現化されてもよい。制御装置100は、フィールドバス2を介してフィールド装置群10と接続されるとともに、フィールドバス4を介して1または複数の表示装置400と接続されてもよい。さらに、制御装置100は、上位ネットワーク6を介して上位サーバ300に接続されてもよい。なお、上位サーバ300および表示装置400はオプショナルな構成であり、予測システム1の必須の構成ではない。
 制御装置100は、設備や機械を制御するための各種演算を実行する制御ロジック(以下、「PLCエンジン」とも称す。)を有している。PLCエンジンに加えて、制御装置100は、フィールド装置群10にて計測され、制御装置100へ転送されるデータ(以下、「入力データ」とも称す。)を収集する収集機能を有している。さらに、制御装置100は、収集した入力データに基づいて将来の時間変化を予測する予測機能も有している。
 具体的には、制御装置100に実装される時系列データベース(以下、「TSDB(Time Series Data Base)」とも記す。)130が収集機能を提供し、制御装置100に実装される予測モデル140が監視機能を提供する。TSDB130および予測モデル140の詳細については後述する。
 フィールドバス2およびフィールドバス4は、産業用の通信プロトコルを採用することが好ましい。このような通信プロトコルとしては、EtherCAT(登録商標)、EtherNet/IP(登録商標)、DeviceNet(登録商標)、CompoNet(登録商標)などが知られている。
 フィールド装置群10は、制御対象または制御に関連する製造装置や生産ラインなど(以下、「フィールド」とも総称する。)から入力データを収集する装置を含む。このような入力データを収集する装置としては、入力リレーや各種センサなどが想定される。フィールド装置群10は、さらに、制御装置100にて生成される指令(以下、「出力データ」とも称す。)に基づいて、フィールドに対して何らかの作用を与える装置を含む。このようなフィールドに対して何らかの作用を与える装置としては、出力リレー、コンタクタ、サーボドライバおよびサーボモータ、その他任意のアクチュエータが想定される。これらのフィールド装置群10は、フィールドバス2を介して、制御装置100との間で、入力データおよび出力データを含むデータを遣り取りする。
 図1に示す構成例においては、フィールド装置群10は、リモートI/O(Input/Output)装置12と、リレー群14と、画像センサ18およびカメラ20と、サーボドライバ22およびサーボモータ24とを含む。
 リモートI/O装置12は、フィールドバス2を介して通信を行う通信部と、入力データの収集および出力データの出力を行うための入出力部(以下、「I/Oユニット」とも称す。)とを含む。このようなI/Oユニットを介して、制御装置100とフィールドとの間で入力データおよび出力データが遣り取りされる。図1には、リレー群14を介して、入力データおよび出力データとして、デジタル信号が遣り取りされる例が示されている。
 I/Oユニットは、フィールドバス2に直接接続されるようにしてもよい。図1には、フィールドバス2にI/Oユニット16が直接接続されている例を示す。
 画像センサ18は、カメラ20によって撮像された画像データに対して、パターンマッチングなどの画像計測処理を行って、その処理結果を制御装置100へ送信する。
 サーボドライバ22は、制御装置100からの出力データ(例えば、位置指令など)に従って、サーボモータ24を駆動する。
 上述のように、フィールドバス2を介して、制御装置100とフィールド装置群10との間でデータが遣り取りされることになるが、これらの遣り取りされるデータは、数百μsecオーダ~数十msecオーダのごく短い周期で更新されることになる。なお、このような遣り取りされるデータの更新処理を、「I/Oリフレッシュ処理」と称することもある。
 また、フィールドバス4を介して制御装置100と接続される表示装置400は、ユーザからの操作を受けて、制御装置100に対してユーザ操作に応じたコマンドなどを送信するとともに、制御装置100での演算結果などをグラフィカルに表示する。
 上位サーバ300は、制御装置100と上位ネットワーク6を介して接続され、制御装置100との間で必要なデータを遣り取りする。上位ネットワーク6には、イーサネット(登録商標)などの汎用プロトコルが実装されてもよい。
 サポート装置200は、制御装置100が制御対象を制御するために必要な準備を支援する情報処理装置(コンピュータの一例)である。具体的には、サポート装置200は、制御装置100で実行されるユーザプログラムの開発環境(プログラム作成編集ツール、パーサ、コンパイラなど)、制御装置100および制御装置100に接続される各種デバイスのパラメータ(コンフィギュレーション)を設定するための設定環境、生成したユーザプログラムを制御装置100へ送信する機能、制御装置100上で実行されるユーザプログラムなどをオンラインで修正・変更する機能、などを提供する。
 さらに、実施形態に基づくサポート装置200は、制御装置100に実装される予測モデル140の生成および最適化を支援するための機能を有している。すなわち、サポート装置200は、予測モデル140を予め決定する予測モデル生成部を有している。これらの機能の詳細については後述する。
 次に、予測システム1に含まれる制御装置100の応用例について説明する。
 図2は、実施形態に基づく予測システム1の応用例を示す模式図である。図2には、プレス機30を含む生産設備の例を示す。
 図2を参照して、プレス機30は、ワーク31を受け入れ、ベース33に設けられた支持台34上に受け入れたワーク31を配置する。そして、モータ37で駆動される駆動軸36の先端に設けられた押し込み板35でワーク31を圧縮して、中間製品32を生成する。
 プレス機30においては、予期しない要因変動により中間製品32に不良が発生し得るとする。そのため、プレス機30の下流側に配置された検査機による検査、あるいは、検査員による目視検査または抜き取りによる検査によって、中間製品32に不良が発生しているか否かを判断する。もし、不良が発生していると判断されると、目標値などを都度調整することになる。
 このように、通常の製造工程においては、中間製品32の良品率を維持および向上させるためには、目標値を都度調整する必要があるが、様々な観点から事前設計したとしても、すべての要因変動に対応することが難しい。
 これに対して、実施形態に基づく予測モデル140を用いて、中間製品32の状態(すなわち、加工後の品質)を予測することで、不良が実際に発生する前に、制御装置100による制御を補正できる。このような事前の不要発生の予測を利用できることで、目標値などの都度調整に係る工数を削減するとともに、中間製品32に不良が発生することを防止できる。
 図3は、実施形態に基づく予測システム1による制御系を説明する図である。図3を参照して、本例における、制御対象は、プレス機30である。既存制御系には、装置の設定値が入力されて目標値が生成される。プレス機30の制御量と、目標値とに基づくフィードバック制御により制御対象に対する操作量が設定される。また、既存制御系に対して予測制御系が設けられる。具体的には、説明変数に対して目標変数を算出する予測器が設けられる。予測器の一例は、予測モデル140である。プレス機30の品質特性の目標値と目的変数とに基づいて補正器で補正値が算出される。当該補正値が操作量に加えられる。
 図4は、実施形態に基づく予測システム1による予測制御系の予測結果に基づく制御の一例を示す模式図である。
 図4(A)には、ある時点におけるプレス機の押し込み位置の計画値(指令)と、実際のプレス機30の押し込み位置(実績値)とを示す。目標値は、加工後の中間製品32のあるべき厚みを示す。
 図4(B)を参照して、ある時点において、それまでの情報(実績値を含み得る)に基づいて、この先のプレス機30の押し込み位置(予測値)を算出し、その算出された予測値に基づいて、プレス機30に対する操作量を補正値により補正する。
 図2~図4に示すプレス機30においては、プレス機30の押し込み位置を予測し、その予測結果に基づいて制御量を補正することで、例えば、ワーク31の硬さのばらつきなどに応じて、作業者が目標値を都度調整するようなことは必要ない。その結果、予期しない要因変動による不良品の発生を抑制でき、ワーク31に何らかのばらつきがあっても、品質を安定化できる。
 予測に用いるデータ(実績値または観測値)と予測されるデータとは、一部または全部が同一であってもよいし、全く異なるものであってもよい。
 実施形態に基づく予測システム1は、予測モデル140を適切に生成するための機能を提供する。予測モデル140を適切に生成するための機能は、典型的には、サポート装置200に実装されてもよい。
 <B.予測モデルの生成および運用の概要>
 次に、実施形態に基づく予測システム1を用いた予測モデル140の生成および運用の概要について説明する。
 図5は、実施形態に基づく予測システム1を用いた予測モデル140の生成処理の処理手順を示すフローチャートである。図5に示す各ステップは、典型的には、サポート装置200のプロセッサ202がプログラム(解析プログラム226およびOS228など)を実行することで実現される。
 図5を参照して、サポート装置200は、TSDB130に格納されている実績値の時系列データを取得する(ステップS1)。続いて、サポート装置200は、取得した実績値の時系列データから予測対象区間の設定を受け付ける(ステップS2)。
 サポート装置200は、ステップS2において設定された予測対象区間の変化を予測するための予測モデルの生成に用いられる学習用サンプルを選択する(ステップS3)。ステップS3においては、複数種類のデータのうち、いずれのデータが学習に用いられるのかが選択される。
 サポート装置200は、選択した学習用サンプルに基づいて機械学習する(ステップS4)。
 サポート装置200は、機械学習により予測モデル140を生成する(ステップS6)。本例における予測モデル140は、決定木により構成される。決定木は、ある時点の特徴量に対して押し込み位置(予測値)を出力するように構成される。この決定木の学習方法には、CLS(Concept Learning System)、ID3(Iterative Dichotomiser 3)、C4.5等が用いられてもよい。
 本明細書において、「サンプル」は、予測モデル140から出力されるべき予測値の教師データとして用いられる所定時間長さのデータ列を意味する。「サンプル」は、基本的には、予測対象の時系列データ(生データ)が用いられるが、予測対象が時系列データから抽出される特徴量である場合には、特徴量を用いてもよい。「サンプル」という用語は、複数のデータを処理する際の処理単位に注目したものであり、それに含まれるデータの内容などについては、特に限定するようなものではない。
 本明細書において、任意の予測値を算出または決定するために参照されるデータを「説明変数」とも称す。1または複数の「説明変数」を用いて、任意の予測値が算出または決定される。そのため、学習用サンプルは、「説明変数」の候補となり得るデータと何らかの方法で関連付けられることになる。
 本明細書において、「特徴量」は、処理対象の時系列データに含まれる情報を包含する用語であり、例えば、対象の時系列データについての、最大値、最小値、中間値、平均値、標準偏差、分散などを含み得る。なお、「特徴量」は、対象の時系列データそのものも含み得る。
 図6は、実施形態に基づく予測モデル140の学習方法について説明する図である。図6(A)に示されるように、TSDB130に格納されている時系列データが示されている。当該時系列データに対して、予測対象区間が設定され、予測対象区間の時刻tおよびt-1の2点の特徴量に対して予測対象の目的変数である予測値が推定される。図6(B)に示されるように、当該時系列データを用いて、単位時刻分ずらして学習処理を実行する場合が示されている。
 以上のような処理手順によって生成された予測モデル140を制御装置100に設定することで、図2~図4に示すような運用が可能となる。
 <C.ハードウェア構成例>
 次に、実施形態に基づく予測システム1を構成する主要な装置のハードウェア構成例について説明する。
 (c1:制御装置100のハードウェア構成例)
 図7は、実施形態に基づく予測システム1を構成する制御装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図6を参照して、制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)などのプロセッサ102と、チップセット104と、主記憶装置106と、二次記憶装置108と、上位ネットワークコントローラ110と、USB(Universal Serial Bus)コントローラ112と、メモリカードインターフェイス114と、内部バスコントローラ122と、フィールドバスコントローラ118,120と、I/Oユニット124-1,124-2,…とを含む。
 プロセッサ102は、二次記憶装置108に格納された各種プログラムを読み出して、主記憶装置106に展開して実行することで、PLCエンジン150および予測モデル140を実現する。チップセット104は、プロセッサ102と各コンポーネントとの間のデータ伝送などを制御する。
 二次記憶装置108には、PLCエンジン150を実現するためのシステムプログラムに加えて、PLCエンジン150を利用して実行されるユーザプログラムが格納される。さらに、二次記憶装置108には、予測モデル140を実現するためのプログラムも格納される。
 上位ネットワークコントローラ110は、上位ネットワーク6を介した別の装置との間のデータの遣り取りを制御する。USBコントローラ112は、USB接続を介してサポート装置200との間のデータの遣り取りを制御する。
 メモリカードインターフェイス114は、メモリカード116を着脱可能に構成されており、メモリカード116に対してデータを書き込み、メモリカード116から各種データ(ユーザプログラムやトレースデータなど)を読み出すことが可能になっている。
 内部バスコントローラ122は、制御装置100に搭載されるI/Oユニット124-1,124-2,…との間でデータを遣り取りするインターフェイスである。
 フィールドバスコントローラ118は、フィールドバス2を介した別の装置との間のデータの遣り取りを制御する。同様に、フィールドバスコントローラ120は、フィールドバス4を介した別の装置との間のデータの遣り取りを制御する。
 図7には、プロセッサ102がプログラムを実行することで必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)またはFPGA(Field-Programmable Gate Array)など)を用いて実装してもよい。あるいは、制御装置100の主要部を、汎用的なアーキテクチャに基づくハードウェア(例えば、汎用パソコンをベースとした産業用パソコン)を用いて実現してもよい。この場合には、仮想化技術を用いて、用途の異なる複数のOS(Operating System)を並列的に実行させるとともに、各OS上で必要なアプリケーションを実行させるようにしてもよい。
 (c2:サポート装置200のハードウェア構成例)
 実施形態に基づくサポート装置200は、一例として、汎用的なアーキテクチャに基づくハードウェア(例えば、汎用パソコン)を用いてプログラムを実行することで実現される。
 図8は、実施形態に基づく予測システム1を構成するサポート装置200のハードウェア構成例を示すブロック図である。図8を参照して、サポート装置200は、CPUやMPUなどのプロセッサ202と、光学ドライブ204と、主記憶装置206と、二次記憶装置208と、USBコントローラ212と、上位ネットワークコントローラ214と、入力部216と、表示部218とを含む。これらのコンポーネントはバス220を介して接続される。
 プロセッサ202は、二次記憶装置208に格納された各種プログラムを読み出して、主記憶装置206に展開して実行することで、後述するようなモデル生成処理を含む各種処理を実現する。
 二次記憶装置208は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Flash Solid State Drive)などで構成される。二次記憶装置208には、典型的には、サポート装置200において実行されるユーザプログラムの作成、作成したユーザプログラムのデバッグ、システム構成の定義、各種パラメータの設定などを行うための開発プログラム222と、制御装置100との間で予測機能に関するデータを遣り取りするためのPLCインターフェイスプログラム224と、予測モデル140の生成などを実現するための解析プログラム226と、OS228とが格納される。二次記憶装置208には、図8に示すプログラム以外の必要なプログラムが格納されてもよい。
 サポート装置200は、光学ドライブ204を有しており、コンピュータ読取可能なプログラムを非一過的に格納する記録媒体205(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの光学記録媒体)から、その中に格納されたプログラムが読み取られて二次記憶装置208などにインストールされる。
 サポート装置200で実行される各種プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体205を介してインストールされてもよいが、ネットワーク上の任意のサーバからダウンロードする形でインストールするようにしてもよい。また、実施形態に基づくサポート装置200が提供する機能は、OSが提供するモジュールの一部を利用する形で実現される場合もある。
 USBコントローラ212は、USB接続を介して制御装置100との間のデータの遣り取りを制御する。上位ネットワークコントローラ214は、任意のネットワークを介した別の装置との間のデータの遣り取りを制御する。
 入力部216は、キーボードやマウスなどで構成され、ユーザ操作を受け付ける。表示部218は、ディスプレイ、各種インジケータ、プリンタなどで構成され、プロセッサ202からの処理結果などを出力する。
 図8には、プロセッサ202がプログラムを実行することで必要な機能が提供される構成例を示したが、これらの提供される機能の一部または全部を、専用のハードウェア回路(例えば、ASICまたはFPGAなど)を用いて実装してもよい。
 <D.ソフトウェア構成例/機能構成例>
 次に、実施形態に基づく予測システム1を構成する制御装置100およびサポート装置200のソフトウェア構成例および機能構成例について説明する。
 図9は、実施形態に基づく予測システム1を構成する制御装置100およびサポート装置200のソフトウェア構成例を示すブロック図である。図9を参照して、制御装置100は、主要な機能構成として、PLCエンジン150に加えて、TSDB130および予測モデル140を含む。
 PLCエンジン150は、ユーザプログラム154を逐次解釈して、指定された制御演算を実行する。PLCエンジン150は、フィールドから収集される状態値を変数152の形で管理しており、変数152は予め定められた周期で更新される。PLCエンジン150は、制御装置100のプロセッサ102がシステムプログラムを実行することで実現されてもよい。
 本明細書において、「状態値」は、フィールドから収集される入力値、フィールドへ出力される指令値、および、制御装置100の内部で管理されるシステム状態値や内部値を含む。実施形態に基づく制御装置100においては、「状態値」を「変数」の形で参照するので、以下の説明においては、便宜上、「変数」との用語を「状態値」を含む趣旨で用いる。なお、本開示の技術的範囲は、「状態値」を「変数」の形で参照する構成に限定されることはない。
 ユーザプログラム154は、予測値取得コード156と、誤差評価コード158と、追加学習コード160と、TSDB書き込みコード162と、制御演算コード164とを含む。
 予測値取得コード156は、制御演算コード164が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデル140に入力することで予測値を取得する予測値取得部を実現する。より具体的には、予測値取得コード156は、変数152として管理される必要な実績値を取得して、予測モデル140に入力することで、予測値を取得する命令を含む。
 誤差評価コード158は、予測値取得コード156により取得された予測値と目標値との誤差を評価する命令を含む。
 追加学習コード160は、誤差評価コード158により評価された誤差に応じて、必要に応じて、予測モデル140を追加学習する命令を含む。
 TSDB書き込みコード162は、変数152として管理される変数のうち、予め定められた変数を取得して、TSDB130の記憶領域132に書き込む。
 制御演算コード164は、制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部を実現する。より具体的には、制御演算コード164は、制御対象を制御するための制御演算を実行するとともに、誤差評価コード158により評価された誤差に応じて、必要に応じて、制御演算に用いる目標値を補正する。
 TSDB130は、記憶領域132に書き込まれたデータを必要に応じて、サポート装置200などへエクスポートするエクスポートモジュール134を有している。
 予測モデル140は、参照軌道144を有している。
 一方、サポート装置200は、開発プログラム222および解析プログラム226がインストールされている。
 開発プログラム222は、ユーザ操作に従って、ユーザプログラム154を生成し、制御装置100へ転送する。また、開発プログラム222は、制御演算コード164の内容を適宜修正する機能も有している。
 解析プログラム226は、予測モデル140を予め決定する予測モデル生成部を実現するための情報処理プログラムに相当する。より具体的には、解析プログラム226は、予測モデル140の生成を支援するものであり、モデル生成モジュール2262と、評価モジュール2264とを含む。
 モデル生成モジュール2262は、予測モデル140を生成する処理に必要な機能を実現する。
 評価モジュール2264は、対象の予測モデル140の性能を評価する。
 図10は、図9に示す解析プログラム226に含まれる機能モジュールの概要を示すブロック図である。図10を参照して、サポート装置200の解析プログラム226は、主要な機能構成として、ユーザインターフェイス230と、入出力管理モジュール236と、画面表示モジュール238と、グラフライブラリ240と、解析モジュール242と、解析ライブラリ244とを含む。
 ユーザインターフェイス230は、ユーザからの設定を受け付けるとともに、ユーザに対して各種情報を提供するための統括的な処理を実行する。具体的な実装形態として、ユーザインターフェイス230は、スクリプトエンジン232を有しており、必要な処理を記述したスクリプトを含む設定ファイル234を読み込んで、設定された処理を実行する。
 入出力管理モジュール236は、指定されたファイルなどからデータを読み込むファイル入力機能と、データストリームを受信するストリーム入力機能と、生成したデータなどを含むファイルを出力するファイル出力機能とを含む。
 画面表示モジュール238は、入力された予測モデルに基づいてモデル評価画面を生成する機能と、ユーザの操作を受けて評価結果を表示する機能とを含む。グラフライブラリ240を参照して必要な処理を実行するようにしてもよい。
 解析モジュール242は、解析プログラム226の主要な処理を実現するモジュールであり、モデル生成機能を有している。解析モジュール242に含まれる各機能は、解析ライブラリ244を参照することで実現される。
 解析ライブラリ244は、解析モジュール242に含まれる各機能が処理を実行するためのライブラリを含む。より具体的には、解析ライブラリ244は、統計量機能、決定木機能、時系列回帰機能、グリッドサーチ機能、クラスタリング機能、推論速度評価機能、精度評価機能、および、異常検知機能を有していてもよい。
 <E.予測モデルの評価>
 図11は、実施形態に基づく予測モデルの評価について説明する図である。図11(A)および(B)を参照して、2種類の決定木構造の予測モデルが示されている。
 予測モデルの演算処理は、根ノードから葉ノードに向けてリンクを辿る探索処理である。具体的には、根データに設定された分岐条件を入力データ(説明変数X1あるいはX2)が満たすか否かを判定し、この判定結果に基づいて、次の該当ノードに探索を進める。
 図11(A)の予測モデルは、決定木構造を分析すると、木の深さが浅い「1」の葉ノードが存在する。また、分布図の各領域の面積を比較すると、相対的に大きい領域が存在する場合が示されている。したがって、ばらつきが大きいため偏った予測モデルである。
 図11(B)の予測モデルは、決定木構造を分析すると、全ての葉ノードは、木の深さが「3」である。また、分布図の各領域の面積を比較すると、相対的に大きい領域は存在しない場合が示されている。したがって、ばらつきが小さいため偏りの少ない予測モデルである。
 したがって、図11(A)の予測モデルと、図11(B)の予測モデルとを比較した場合に、図11(A)の予測モデルは性能が悪く、図11(B)の予測モデルは性能が良いと評価することが可能である。
 本実施形態においては、決定木構造の予測モデルの評価として、決定木構造を解析して葉ノードの特性値を算出する。具体的には、葉ノードの特性値として木の深さおよび葉ノードに対応付けられる分布図の面積を算出する。当該算出した特性値が閾値を満たすか否かに基づいて予測モデルを評価する。分布図の各領域の面積は、各軸で正規化した面積とする。
 図12は、実施形態に基づく予測モデルの評価について説明するフロー図である。図12を参照して、サポート装置200は、予測モデルを取得する(ステップS10)。次に、サポート装置200は、取得した予測モデルの決定木構造を解析する(ステップS12)。具体的には、予測モデルの葉ノードの特性値を算出する。より具体的には、葉ノードの特性値として木の深さおよび葉ノードに対応付けられる分布図の面積を算出する。
 次に、サポート装置200は、モデル評価画面を表示する(ステップS14)。
 そして、処理を終了する(エンド)。
 図13は、実施形態に基づく予測モデルの木構造の具体例について説明する図である。図13を参照して、予測モデルの木構造が示されている。具体的には、予測モデルは、入力データ(説明変数x1あるいはx2)に対して、出力データ(目的変数Y0~Y4)を推定する。
 根ノードR0において、X1<6が判定される。根ノードR0において、X1<6を満たす場合には、葉ノードR1に進む。葉ノードR1は、目的変数Y0に対応する。一方、根ノードR0において、6≦X1を満たす場合には、中間ノードR5に進む。中間ノードR5において、X2<10が判定される。中間ノードR5において、X2<10を満たす場合には、中間ノードR3に進む。中間ノードR5において、10≦X2を満たす場合には、中間ノードR8に進む。
 中間ノードR3において、X1<4が判定される。中間ノードR3において、X1<4を満たす場合には、葉ノードR2に進む。葉ノードR2は、目的変数Y1に対応する。中間ノードR3において、4≦X1を満たす場合には、葉ノードR4に進む。葉ノードR4は、目的変数Y2に対応する。
 中間ノードR8において、X1<3が判定される。中間ノードR8において、X1<3を満たす場合には、葉ノードR6に進む。葉ノードR6は、目的変数Y3に対応する。中間ノードR8において、3≦X1を満たす場合には、葉ノードR7に進む。葉ノードR7は、目的変数Y4に対応する。
 図14は、実施形態に基づく予測モデルの分布図の具体例について説明する図である。図14を参照して、予測モデルは、入力データ(横軸x1、縦軸x2)に対して、出力データ(目的変数Y0~Y4)を推定する。
 分布図に示されるように、目的変数Y0の正規化面積は、0.5である。目的変数Y1の正規化面積は0.16である。目的変数Y2の正規化面積は0.08である。目的変数Y3の正規化面積は0.13である。目的変数Y4の正規化面積は0.13である。
 図15は、実施形態に基づくモデル評価画面について説明する図である。図15を参照して、モデル評価画面250が示されている。モデル評価画面には、予測モデルの入力モデルファイルを入力欄260が設けられている。ユーザは、入力欄260で予測モデルのデータが格納されたファイルFを選択した場合が示されている。任意のファイルを選択することにより、予測モデルの木構造の特性を解析することが可能である。
 モデル評価画面250は、判定モードを選択する選択項目261が設けられている。一例として、選択項目として「木の深さ」と、「正規化面積」を選択することが可能である。なお、これに限られず、種々の判定方式に従って、選択項目を増加させることも当然に可能である。本例においては、「木の深さ」が選択されている場合が示されている。
 モデル評価画面250は、設定閾値を設定する入力欄262が設けられている。当該入力欄は、判定モードに応じて切り替えるようにしてもよい。一例として、「木の深さ」の設定閾値として「2」が設定されている場合が示されている。
 モデル評価画面250は、予測モデルの木構造の特性の解析結果として「Tree View」と、分布図とをそれぞれ選択可能なタブ264と、タブ270が設けられている。一例としてタブ264が選択されている場合が示されている。
 本例においては、画面266に、図13で説明したのと同様の木構造が示されている。当該木構造を確認することにより予測モデルの特性を容易に把握することが可能である。
 具体的には、最小の木の深さ「1」であることが示されており、設定閾値「2」を下回っていることを把握することが可能である。また、木構造によりばらつきの程度の容易に把握することが可能である。
 モデル評価画面250は、解析結果として「10<x1<20の範囲のデータがモデルの精度向上に寄与します。」のメッセージ268が示されている。当該範囲のデータを追加することにより、一例として図11で説明したように予測モデルの精度を良くすることが可能である。
 図16は、実施形態に基づく別のモデル評価画面について説明する図である。図16を参照して、モデル評価画面250が示されている。モデル評価画面には、予測モデルの入力モデルファイルを入力欄260が設けられている。ユーザは、入力欄260で予測モデルのデータが格納されたファイルFを選択した場合が示されている。任意のファイルを選択することにより、予測モデルの木構造の特性を解析することが可能である。
 モデル評価画面250は、判定モードを選択する選択項目261が設けられている。一例として、選択項目として「木の深さ」と、「正規化面積」を選択することが可能である。なお、これに限られず、種々の判定方式に従って、選択項目を増加させることも当然に可能である。本例においては、「正規化面積」が選択されている場合が示されている。
 モデル評価画面250は、設定閾値を設定する入力欄262が設けられている。当該入力欄は、判定モードに応じて切り替えるようにしてもよい。一例として、「正規化面積」の設定閾値として「0.3」が設定されている場合が示されている。
 モデル評価画面250は、予測モデルの木構造の特性の解析結果として「Tree View」と、分布図とをそれぞれ選択可能なタブ264と、タブ270が設けられている。一例としてタブ270が選択されている場合が示されている。
 本例においては、画面266に、図14で説明したのと同様の分布図が示されている。当該分布図を確認することにより予測モデルの特性を容易に把握することが可能である。
 具体的には、最大の正規化後面積「0.5」であることが示されており、設定閾値「0.3」を上回っていることを把握することが可能である。また、分布図によりばらつきの程度の容易に把握することが可能である。
 モデル評価画面250は、解析結果として「10<x1<20の範囲のデータがモデルの精度向上に寄与します。」のメッセージ268が示されている。当該範囲のデータを追加することにより、一例として図11で説明したように予測モデルの精度を良くすることが可能である。
 なお、本例においては、2つの説明変数に対して目的変数を予測する予測モデルについて説明したが、2つに限られずさらに複数(n≧2)の説明変数に対して目的変数を予測する予測モデルについても同様に適用することが可能である。
 <F.具体例>
 図17は、実施形態に基づく予測システム1の適用例を説明する図である。図17(A)を参照して、プレス機30のワーク材料特性のばらつきに基づくプレス結果について説明する図である。具体的には、プレス機30の押し込み位置がワーク材料特性としてワークが硬い場合と、ワークが柔らかい場合とでそれぞれ異なる場合が示されている。
 図17(B)を参照して、予測システム1は、予測モデル140を用いて押し込み位置(予測値)を算出して、予測値と目標位置軌道との差に基づいてプレス機30に対する操作量を補正する。その結果、予期しない要因変動による不良品の発生を抑制でき、ワーク31に何らかのばらつきがあっても、品質を安定化できる。
 この点で、予測モデル140の精度を向上させることにより、より品質の安定化を図ることが可能となる。
 図18は、実施形態に基づく予測モデルの追加学習について説明する図である。図18(A)を参照して、追加学習前のプレス機30のワーク材料特性のばらつきに基づくプレス結果と、当該プレス結果に基づく予測モデルの木構造が示されている。上記で説明したように、例えば予測モデルの木構造の解析結果として、点「a1」を通るデータが少ないことにより木の深さが浅いものとする。したがって、点「a1」を通るデータを探索することにより、予測モデルの精度をさらに向上させることが可能となる。点「a1」を通るデータの探索は、過去のデータベースに格納されているデータから取得するようにしても良いし、実機を複数回動作させた際に取得するようにしても良い。
 図18(B)を参照して、点「a1」を通る別のデータを取得した場合が示されている。当該データを追加学習することにより、予測モデルの木構造は変化する。そして、本例においては、木の深さのばらつきを抑制して、予測モデルの精度をさらに向上させることが可能となる。
 <G.変形例>
 上述の説明においては、時間変化を予測する予測システム1について説明したが、制御対象などに生じる異常を検知する異常検知システムにも適用可能である。
 図19は、本実施の形態の変形例に係る異常検知システム1Aの概要構成を示す模式図である。図19を参照して、異常検知システム1Aは、制御対象から取得された生データ40から学習用サンプルを選択し(サンプル選択42)、選択された学習用サンプルに基づいて異常検知モデル44が生成される。そして、生成された異常検知モデル44を用いて、異常検知の運用46が実行される。
 異常検知モデル44は、制御対象が通常の状態とは異なる状態を示していることを検知することを主題とするものであり、制御対象から収集される生データ(時系列データ)を用いて、収集された生データに適合する異常検知モデル44が生成される。異常検知モデル44に通常とは異なる生データが入力されることで、通常とは異なる状態であることを示す値が出力されることで、制御対象に何らかの異常が発生していることを検知できる。このような異常検知モデル44に用いられる学習用サンプルについては、上述のステップS3と同様に、変化パターンが互いに異なる生データを採用することが好ましい。
 図20は、本実施の形態の変形例に係る異常検知システム1Aの具体例について説明する図である。
 図20(A)を参照して、生データとして正常、異常A、異常Bの波形パターンが示されている。
 図20(B)正常、異常A、異常Bの波形パターンは、波形の特徴量として波形の平均値および波形の分散の値を用いて分類される。具体的には、縦軸F1は、波形の平均値であり、横軸F2は、波形の分散値である。
 図20(C)および(D)は、上記の分類パターンをサンプルとして選択した場合の異常検知モデル44を説明する図である。解析モジュール242は、上記で説明したのと同様に、波形パターンをサンプルとして選択して、異常検知モデル44を生成する。
 図20(C)は、異常検知モデル44の正常、異常Aおよび異常Bの分布図を示す。図20(D)は、異常検知モデル44の木構造を示す。
 異常検知モデル44は、入力データ(説明変数F1あるいはF2)に対して、出力データ(目的変数「正常」、「異常A」、「異常B」)を推定する。
 根ノードR10において、F2<aが判定される。根ノードR10において、F2<aを満たす場合には、葉ノードR11に進む。葉ノードR11は、目的変数「正常」に対応する。一方、根ノードR10において、a≦F2を満たす場合には、中間ノードR15に進む。中間ノードR15において、F1<dが判定される。中間ノードR15において、F1<dを満たす場合には、中間ノードR13に進む。中間ノードR15において、d≦F1を満たす場合には、中間ノードR18に進む。
 中間ノードR13において、F2<bが判定される。中間ノードR13において、F2<bを満たす場合には、葉ノードR12に進む。葉ノードR12は、目的変数「異常B」に対応する。中間ノードR13において、b≦F2を満たす場合には、葉ノードR14に進む。葉ノードR14は、目的変数「異常A」に対応する。
 中間ノードR18において、F2<cが判定される。中間ノードR18において、F2<cを満たす場合には、葉ノードR16に進む。葉ノードR16は、目的変数「異常A」に対応する。中間ノードR18において、c≦F2を満たす場合には、葉ノードR17に進む。葉ノードR17は、目的変数「異常B」に対応する。
 図21は、本実施の形態の変形例に係る異常検知システム1Aの評価の概念図である。図21(A)を参照して、図20(C)および(D)の異常検知モデル44の決定木構造を解析した場合に、「正常」の葉ノードの木の深さが浅いことが分かる。また、分布図を確認した場合に、正規化面積が大きいことが分かる。
 したがって、上記の方式に従ってモデル評価画面を表示することにより、異常検知モデルの特性を容易に把握することが可能である。
 また、異常検知モデル44の精度を向上させるためにどのデータが必要かも容易に把握することが可能である。具体的には、波形の分散値F2<aである。
 図21(B)を参照して、新たに発生した「異常A」のデータが示されている。当該データを追加学習することにより異常検知モデル44の精度を向上させることが可能である。
 図22は、本実施の形態の変形例に係る異常検知モデルの追加学習について説明する図である。図22(A)、(B)を参照して、新たに発生した「異常A」のデータを追加学習することにより、異常検知モデル44が更新された場合が示されている。
 図22(A)は、更新された異常検知モデル44の分布図である。図22(B)は、更新された異常検知モデルの木構造である。
 上記においては、主に決定木に代表される木構造の学習アルゴリズムに基づく予測モデルを生成する場合について説明したが、決定木に限られず、木構造であれば他の学習アルゴリズムを用いた予測モデルにも同様に適用することが可能である。
 <H.付記>
 上述したような本実施の形態は、以下のような技術思想を含む。
 [構成1]
 予測システム(1)は、制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部(164)と、制御演算部が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデルに入力することで予測値を取得する予測値取得部(156)と、木構造の学習アルゴリズムに基づく予測モデルを生成する予測モデル生成部(2262)と、予測モデルを評価する予測モデル評価部(2264)とを備える。予測モデル評価部は、予測モデルの木構造の特性を解析する解析部(244)と、解析部の解析結果に基づいて予測モデルを評価する評価部(242)とを含む。
 [構成2]
 予測モデル評価部は、予測モデルを評価する評価の種別および基準値を設定する評価設定部(261,262)をさらに含む。
 [構成3]
 評価部(238)は、予測モデルの評価結果を表示部に表示する。
 [構成4]
 予測モデル生成部は、予測モデルの評価結果に対応する学習用サンプルに基づいて予測モデルを更新する。
 [構成5]
 情報処理装置(200)は、制御装置(100)に接続される情報処理装置であって、制御装置は、制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部(164)と、制御演算部が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデルに入力することで予測値を取得する予測値取得部(156)とを備える。情報処理装置は、木構造の学習アルゴリズムに基づく予測モデルを生成する予測モデル生成部(2262)と、予測モデルを評価する予測モデル評価部(2264)とを備える。予測モデル評価部は、予測モデルの木構造の特性を解析する解析部(244)と、解析部の解析結果に基づいて予測モデルを評価する評価部(242)とを含む。
 [構成6]
 情報処理プログラムは、制御装置(100)に接続されるコンピュータで実行される情報処理プログラムであって、制御装置は、制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部(164)と、制御演算部が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデルに入力することで予測値を取得する予測値取得部(156)とを備える。情報処理プログラムは、コンピュータに、木構造の学習アルゴリズムに基づく予測モデルを生成するステップ(S6)と、予測モデルを評価するステップ(S12)とを実行させる。予測モデルを評価するステップは、予測モデルの木構造の特性を解析するステップと、解析結果に基づいて予測モデルを評価するステップとを含む。
 <K.利点>
 実施形態に基づく予測システムにおいては、簡易に予測モデルを評価できるので、実際の運用に好適な予測モデルを容易に生成できる。
 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した説明ではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 1 予測システム、1A 異常検知システム、2,4 フィールドバス、6 上位ネットワーク、10 フィールド装置群、14 リレー群、100 制御装置、102,202 プロセッサ、104 チップセット、106,206 主記憶装置、108,208 二次記憶装置、110,214 上位ネットワークコントローラ、112,212 コントローラ、114 メモリカードインターフェイス、116 メモリカード、118,120 フィールドバスコントローラ、122 内部バスコントローラ、132 記憶領域、134 エクスポートモジュール、140 予測モデル、144 参照軌道、150 エンジン、152 変数、154 ユーザプログラム、156 予測値取得コード、158 誤差評価コード、160 追加学習コード、162 書き込みコード、164 制御演算コード、200 サポート装置、204 光学ドライブ、205 記録媒体、216 入力部、218 表示部、220 バス、222 開発プログラム、224 インターフェイスプログラム、226 解析プログラム、230 ユーザインターフェイス、232 スクリプトエンジン、234 設定ファイル、236 入出力管理モジュール、238 画面表示モジュール、240 グラフライブラリ、242 解析モジュール、244 解析ライブラリ、250 モデル評価画面、260,262 入力欄、261 選択項目、264,270 タブ、266 画面、268 メッセージ、300 上位サーバ、400 表示装置、2262 モデル生成モジュール、2264 評価モジュール。

Claims (6)

  1.  制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部と、
     前記制御演算部が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデルに入力することで予測値を取得する予測値取得部と、
     木構造の学習アルゴリズムに基づく前記予測モデルを生成する予測モデル生成部と、
     前記予測モデルを評価する予測モデル評価部とを備え、
     前記予測モデル評価部は、
     前記予測モデルの木構造の特性を解析する解析部と、
     前記解析部の解析結果に基づいて前記予測モデルを評価する評価部とを含む、予測システム。
  2.  前記予測モデル評価部は、前記予測モデルを評価する評価の種別および基準値を設定する評価設定部をさらに含む、請求項1に記載の予測システム。
  3.  前記評価部は、前記予測モデルの評価結果を表示部に表示する、請求項1に記載の予測システム。
  4.  前記予測モデル生成部は、前記予測モデルの評価結果に対応する学習用サンプルに基づいて前記予測モデルを更新する、請求項1~3のいずれか1項に記載の予測システム。
  5.  制御装置に接続される情報処理装置であって、前記制御装置は、制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部と、前記制御演算部が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデルに入力することで予測値を取得する予測値取得部とを備え、
     前記情報処理装置は、
     木構造の学習アルゴリズムに基づく前記予測モデルを生成する予測モデル生成部と、
     前記予測モデルを評価する予測モデル評価部とを備え、
     前記予測モデル評価部は、
      前記予測モデルの木構造の特性を解析する解析部と、
      前記解析部の解析結果に基づいて前記予測モデルを評価する評価部とを含む、情報処理装置。
  6.  制御装置に接続されるコンピュータで実行される情報処理プログラムであって、前記制御装置は、制御対象を制御するための制御演算を実行する制御演算部と、前記制御演算部が参照可能な状態値のうち1または複数の状態値からなる実績値を予測モデルに入力することで予測値を取得する予測値取得部とを備え、
     前記情報処理プログラムは、前記コンピュータに、
      木構造の学習アルゴリズムに基づく前記予測モデルを生成するステップと、
      前記予測モデルを評価するステップとを実行させ、
     前記予測モデルを評価するステップは、
      前記予測モデルの木構造の特性を解析するステップと、
      解析結果に基づいて前記予測モデルを評価するステップとを含む、情報処理プログラム。
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