WO2022137336A1

WO2022137336A1 - 作業用デスクライト

Info

Publication number: WO2022137336A1
Application number: PCT/JP2020/047926
Authority: WO
Inventors: 恵里奈安原; 美里斎藤
Original assignee: 株式会社Luci
Priority date: 2020-12-22
Filing date: 2020-12-22
Publication date: 2022-06-30

Abstract

目視によって微細な作業が行われる対象物を照らす本来の照明用途のみならず、被写体の撮影用途にも適切に対応できる新規な作業用デスクライトを提供する。　ベース部は、デスクに配置される。アーム部は、ベース部に対してヘッド部（４）を昇降自在に保持する。発光体は、ヘッド部（４）に設けられていると共に、演色性がＲａ９３以上で、かつ、デスク面に対してヘッド部を６００mmの高さに上昇させた状態で、デスク面の直下照度が５００ルクス以上、より好ましくは、８００ルクス以上かつ２０００ルクス以下である。撮影用アタッチメント（５Ａ）は、ヘッド部（４）に着脱自在に設けられていると共に、デスクライトを外部のカメラで撮影する際の撮影ライトとして用いるために、発光体が発する光をその演色性を損なうことなく調整する。

Description

作業用デスクライト

　本発明は、目視によって微細な作業が行われる対象物を照らす作業用デスクライトに関する。

　例えば、特許文献１には、デジタルカメラと、光源とを備えたデジタルカメラ撮影補助装置が開示されている。この補助装置は、カメラ用支柱と、光源用支柱とを有し、これらは固定用治具によって共通の机上に固定されている。カメラ用支柱には、デジタルカメラが昇降自在に取り付けられており、光源用支柱には、光源が昇降自在に取り付けられている。この光源の近傍には、明るさ調整機能として、複数の遮光板が互いに平行に配置されており、ユーザが調整レバーを操作することによって、それぞれの遮光板が回転する。デジタルカメラで被写体を撮影する場合は、調整レバーによって遮光板の向きを変えることで、光源の明るさを任意に調整できる。また、特許文献１には、明るさ調整機能の他の例として、複数の板を組み合わせたスライド型構造、複数の光源を選択的に点灯させる手法、および、可変抵抗を用いて明るさを調整する手法が記載されている。

特開２００６－６７５３９号公報

　ところで、一般に、デスクライトには、学習用ライトなどのような汎用的なもの以外に、ユーザの目視によって微細な作業が行われる対象物を照らす作業特化型のものも存在する。このような作業用デスクライトの多くは、汎用的なデスクライトよりも明るく、かつ、演色性にも優れている。また、近年、作業途中または作業を経て出来上がった被写体をカメラで撮影することも広く行われている。しかしながら、従来の作業用デスクライトを撮影ライトとしてそのまま用いると、被写体の表面に光が過度に写り込んだり、光が強すぎたりして、ユーザの狙いどおりに被写体を撮影できないといった問題がある。

　そこで、本発明の目的は、目視によって微細な作業が行われる対象物を照らす本来の照明用途のみならず、被写体の撮影用途にも適切に対応できる新規な作業用デスクライトを提供することである。

　かかる課題を解決すべく、本発明は、ベース部と、ヘッド部と、アーム部と、発光体と、撮影用アタッチメントを有し、目視によって微細な作業が行われる対象物を照らす作業用デスクライトを提供する。ベース部は、デスクに配置される。アーム部は、ベース部に対してヘッド部を昇降自在に保持する。発光体は、ヘッド部に設けられていると共に、演色性がＲａ９３以上で、かつ、デスク面に対してヘッド部を６００mmの高さに上昇させた状態で、デスク面の直下照度が５００ルクス以上、好ましくは、８００ルクス以上かつ２０００ルクス以下である。撮影用アタッチメントは、ヘッド部に着脱自在に設けられていると共に、デスクライトを外部のカメラで撮影する際の撮影ライトとして用いるために、発光体が発する光をその演色性を損なうことなく調整する。

　ここで、本発明において、上記撮影用アタッチメントは、発光体と対向して平面状に配置され、部分的に開口された開口部以外の部位において、発光体から出射された光を遮光してもよい。また、上記撮影用アタッチメントは、発光体と対向して湾曲して配置され、発光体から出射された光を拡散してもよい。

　本発明によれば、目視によって微細な作業が行われる対象物を照らす本来の照明としての使用時には、撮影用アタッチメントを取り外す。これにより、ユーザは、作業すべき対象物の色味を自然光に近い状態で把握しつつ、十分な明るさで微細な作業を行うことができる。また、撮影ライトとしての使用時には、発光体から出射された光を調整する撮影用アタッチメントを取り付ける。これにより、発光体が発する自然光に近い状態を損なうことなく、カメラの撮影に適した光学環境が作り出されるので、ユーザの狙いどおりに被写体を撮影できる。さらに、本来の照明／撮影ライトといった用途に応じた切り替えは、撮影用アタッチメントの着脱にて簡単に行うことができるので、操作性にも優れている。

作業用デスクライトの外観図ヘッド部の断面図第１の例に係る撮影用アタッチメントの取付状態を示す図撮影用アタッチメントを用いずに撮影した写真例第１の例に係る撮影用アタッチメントを用いて撮影した写真例第２の例に係る撮影用アタッチメントの取付状態を示す図第２の例に係る撮影用アタッチメントを用いて撮影した写真例目隠し用アタッチメントの取付状態を示す図撮影用アタッチメントの取付機構を示す図第２の例に係る撮影用アタッチメントの平面図目隠し用アタッチメントの取付機構を示す図

　図１は、本実施形態に係る作業用デスクライトの外観図である。この作業用デスクライト１は、ユーザの目視による微細な作業、例えば、ネールの表面に装飾を施すネールアート用の照明として用いられると共に、作業途中または作業を経て出来上がった被写体を撮影する際の撮影ライト（撮影用光源）として用いることもできる。作業用デスクライト１は、ベース部２と、アーム部３と、ヘッド部４とを主体に構成されている。

　ベース部２は、図示しないデスク（作業台など）に配置される。具体的には、ベース部２には、Ｌ字型のクランプ２ａが設けられており、このクランプ２ａと、ベース部２の底部とでデスクを挟持することによって、デスク面上にベース部２が固定される。ベース部２には、アーム部３の一端が可動自在に取り付けられている。このアーム部３は、複数の関節を備えており、ベース部２に対してヘッド部４が自重で屈曲することなく、アーム部３の他端に取り付けられたヘッド部４を昇降自在、かつ、回動自在に保持する。アーム部３は、デスク面に対するヘッド部４の高さを６００mm以上まで上昇させることが可能であり、本実施形態では、一例として、ヘッド部４の可動範囲が４００ｍｍ～７００ｍｍに設定されている。

　図２は、ヘッド部４の断面図である。このヘッド部４は、上筐体４ａの下部に下筐体４ｂを取り付けることによって、略直方体状に構成されている。また、上下の筐体４ａ，４ｂによって規定される内部空間には、発光体４ｃと、金属製のヒートシンク４ｄとが設けられている。発光体４ｃは、複数のＬＥＤが行列状に配置されたＬＥＤ基板としてユニット化されており、発光体４ｃが発する熱は、ヒートシンク４ｄを介して放熱される。このヒートシンク４ｄは、発光体４ｃから出射された光を下方に導くための反射板としての機能も兼ね備えている。また、下筐体４ｂには、発光体４ｃと対向する位置に開口部が設けられており、この開口部には、拡散板４ｅが取り付けられている。これにより、発光体４ｃが発する光は、拡散板４ｅを経て拡散された上で、ヘッド部４の下方から外部に出射される。

　発光体４ｃは、目視による微細な作業に適した光学特性を有している。第１は、発光体４ｃが発する光の演色性である。本実施形態において、演色性はＲａ９３以上であり、一例として、自然光にかなり近いＲａ９８としている。ここで、演色性とは、照明で物体を照らすときに、自然光が当たったときの色をどの程度再現しているかを示す指標であり、平均演色評価数（Ｒａ）を使って表される（Ｒａ１００が自然光）。演色性の計測は、市販の演色照度計を用いて行うことができる。学習用ライトのような汎用的なデスクライトよりも演色性が高い発光体４ｃを用いることで、微細な作業が行われる対象物の色味を自然光の照射下に近い形で再現できる。

　第２に、デスク面の直下照度である。本実施形態では、直下照度の測定基準となるデスク面に対するヘッド部４の高さを６００ｍｍとし、６００ｍｍ上昇時におけるデスク面の直下照度を５００ルクス以上、より好ましくは８００ルクス以上かつ２０００ルクス以下としている。例えば、電流値６５ｍＡで光束が２３ｌｍ（ルーメン）のＬＥＤを３５×２列の計７０個用いて発光体４ｃを構成した場合、６００ｍｍ上昇時において、９００ルクス程度の直下照度を確保できる。直下照度の計測は、市販の照度計を用いて行うことができる。このような演色性および直下照度を特定の数値範囲とすることで、汎用的なデスクライトと比較して、ネールアートなどの微細な作業を良好に行うことができる。

　６００ｍｍの高さを基準に直下照度を規定する理由の一つとして、以下のことが挙げられる。例えば、ネイルサロンのような対面で施術を行う場合、作業用デスクライト１は、ネイリスト（施術者）と顧客（被施術者）の間に設置される。その際、ネイリストの作業性（照度確保）のためにヘッド部４を下降させると、ヘッド部４が両者の目線を遮ってしまうため、コミュニケーションがとりづらくなる。６００ｍｍの高さで直下照度９００ルクス程度に設定することで、ネイリストの作業性を確保しつつ、ネイリストと顧客との間のコミュニケーションを阻害しない施術空間を実現できる。ネイルサロンのような空間では、ネイリストとの雑談も顧客の大事なベネフィットの一つとなっている。

　作業用デスクライト１は、微細な作業を行うための本来の照明用途のみならず、外部のカメラで被写体を撮影する際の撮影ライトとして用いることが可能であり、そのための部材として、以下に例示するような撮影用アタッチメントが複数種用意されている。これらの撮影用アタッチメントは、発光体４ｃから出射された光をその演色性を損なうことなく調整する。撮影用アタッチメントは、ヘッド部４に着脱自在に取り付けられ、複数種用意されたものの中から任意のものを選択することで、所望の撮影環境を実現できる。

　図３は、第１の例に係る撮影用アタッチメントの取付状態を示す図である。この撮影用アタッチメント５Ａは、長方形状の遮光部材であって、所定の部分（例えば中央部）には、開口部５ａが設けられている。撮影用アタッチメント５Ａは、ヘッド部４の下部に着脱自在に取り付けられる。撮影用アタッチメント５Ａは、これが取り付けられた状態では、拡散板４ｅを介して発光体４ｃと対向するように平面状に配置される。この状態において、発光体４ｃが発する光の一部は、部分的に開口された開口部５ａを通過して、本来の演色性を保ったまま外部に放射されるが、それ以外は遮光される。開口部５ａは、丸形、三角や四角などを含めて任意の開口形状を有しており、そのサイズ、配置位置、個数についても任意である。また、開口部５ａには、発光体４ｃが発する光の演色性を阻害しないような透明板が嵌め込まれていてもよい。さらに、光学特性（開口形状、開口サイズ、配置位置、個数など）が異なる交換式の撮影用アタッチメント５Ａを複数用意してもよい。

　撮影用アタッチメント５Ａは、発光体４ｃの光を絞り込んで、被写体における光の写り込みを低減するため、あるいは、被写体に写り込む光の形状を整えるために用いられる。撮影用アタッチメント５Ａを用いずに、発光体４ｃの光をそのまま撮影ライトとして用いた場合、図４に例示する写真のように、被写体であるネールの装飾面において、長い筋状の光が写り込んでしまい、ユーザの狙いどおりに被写体を撮影できない可能性がある。これに対して、撮影用アタッチメント５Ａを用いた場合、図５に例示する写真のように、ネールの装飾面における光の写り込み範囲が低減するため、被写体を綺麗に撮影することができる。

　図６は、第２の例に係る撮影用アタッチメントを示す図である。この撮影用アタッチメント５Ｂは、可撓性を有するシート状の拡散部材であって、ヘッド部４の２つの側部に着脱自在に取り付けられる。撮影用アタッチメント５Ｂは、これが取り付けられた状態では、拡散板４ｅを介して発光体４ｃと対向するように、Ｕ字状に湾曲して配置される。この状態において、発光体４ｃが発する光は、拡散板４ｅの拡散に加えて、撮影用アタッチメント５Ｂによる更なる拡散を経て、本来の演色性を保ったまま外部に放射される。撮影用アタッチメント５Ｂの拡散係数は任意であり、また、光学特性（拡散係数）が異なる交換式の撮影用アタッチメント５Ｂを複数用意してもよい。

　撮影用アタッチメント５Ｂは、ふわっとした柔らかい光で被写体を撮影するために用いられる。撮影用アタッチメント５Ｂを用いた場合、図７に例示する写真のように、ネールの装飾面における光のギラつきが低減するため、被写体をシックかつ上品に撮影することができる。

　また、図８に示すように、上述した撮影用アタッチメント５Ａ，５Ｂの代わりに、目隠し用アタッチメント６をヘッド部４の側部に着脱自在に取り付けることもできる。目隠し用アタッチメント６は、上述した撮影用アタッチメント５Ａ，５Ｂとは異なり、もっぱら作業時に用いられ、発光体４ｃが発する光が作業者などの目に直接入射することを軽減して、眩しさを緩和する。目隠し用アタッチメント６を着脱式としている理由は、ネールアートの施術は手だけでなく足も対象となるが、足の施術時には、目隠し用アタッチメント６が邪魔になるので取り外して使いたいといったニーズに応えるためである。

　図９は、撮影用アタッチメント５Ａ，５Ｂの取付機構を示す図である。撮影用アタッチメント５Ａの着脱機構は、一例として、一対のマグネット７ａ，７ｂによって実現される。具体的には、ヘッド部４の下部には、一方のマグネット７ａが取り付けられていると共に、撮影用アタッチメント５Ａの上面には、一方のマグネット７ａと対向するように他方のマグネット７ｂ（鉄板なども可。）が取り付けられている。撮影用アタッチメント５Ａを取り付ける際は、一対のマグネット７ａ，７ｂが位置的に対応するように撮影用アタッチメント５Ａを配置すれば、これらの吸引力によって、撮影用アタッチメント５Ａがヘッド部４に固定される。一方、撮影用アタッチメント５Ａを取り外す際は、一対のマグネット７ａ，７ｂの吸引力に抗して、ヘッド部４から撮影用アタッチメント５Ａを剥がせばよい。

　一方、撮影用アタッチメント５Ｂの着脱機構は、一例として、爪部４ｆを用いた形状的な係合によって実現される。具体的には、ヘッド部４の左右の側部には、外側に向かって突出し、かつ、撮影用アタッチメント５Ｂの先端を差し込み可能な爪部４ｆがそれぞれ設けられている。撮影用アタッチメント５Ｂを取り付ける際は、撮影用アタッチメント５Ｂを湾曲させた上で、これらの両端を左右の爪部４ｆにそれぞれ差し込めば、撮影用アタッチメント５Ｂがヘッド部４に固定される。一方、撮影用アタッチメント５Ｂを取り外す際は、左右の爪部４ｆから撮影用アタッチメント５Ｂの両端を抜けばよい。

　なお、図６および図８に示したように、撮影用アタッチメント５Ｂの両端近傍は、端部を下方に向ける必要があることから、大きく湾曲させる必要がある。そこで、図１０に示すように、撮影用アタッチメント５Ｂの両端近傍において、幅細のスリット５ｂを行列状に多数形成しておくことが好ましい。これにより、撮影用アタッチメント５Ｂの両端近傍を大きく湾曲させたとしても、塑性変形（外力を取り除いても残る変形）を招くことなく、適切に弾性変形させることができる。

　図１１は、目隠し用アタッチメント６の取付機構を示す図である。目隠し用アタッチメント６の着脱機構は、撮影用アタッチメント５Ｂを着脱するための爪部４ｆを共用することによって実現される。目隠し用アタッチメント６の上端近傍には、下方に向かって突出した係合部６ａが設けられている。目隠し用アタッチメント６を取り付ける際は、係合部６ａを左右どちらかの爪部４ｆに差し込めば、目隠し用アタッチメント６がヘッド部４に固定される。一方、目隠し用アタッチメント６を取り外す際は、爪部４ｆに差し込まれている係合部６ａを抜けばよい。

　なお、アタッチメント５Ａ，５Ｂ，６の着脱機構は、マグネット７ａ，７ｂを用いた磁気的な吸引力や、爪部４ｆおよび係合部５ａを用いた形状的な係合に限定されるものではなく、面ファスナーを用いた接合などを含めて既知の着脱手法を適宜採用することができる。

　このように、本実施形態によれば、ユーザの目視によって微細な作業が行われる対象物を照らす本来の照明として作業用デスクライト１を使用する場合には、撮影用アタッチメント５Ａ，５Ｂを取り外す。これにより、ユーザは、作業すべき対象物の色味を自然光に近い状態で把握しつつ、十分な明るさで微細な作業を行うことができる。また、撮影ライトとして作業用デスクライト１を使用する場合には、発光体４ｃから出射された光を調整する撮影用アタッチメント５Ａ，５Ｂを選択的に取り付ける。これにより、発光体４ｃが発する自然光に近い状態を損なうことなく、カメラの撮影に適した光学環境が作り出されるので、ユーザの狙いどおりに被写体を撮影できる。その結果、撮影ライトを別途用意しなくても、１台の作業用デスクライト１だけで本来の照明／撮影ライトといった２つの用途に柔軟に対応できる。特に、ネイルサロンは、美容院などと比べて小さい店舗が多く、機材の配置スペースの確保が容易ではないことから、省スペース化に寄与する作業用デスクライト１の有用性は大きい。

　また、本実施形態によれば、本来の照明／撮影ライトといった用途に応じた切り替えは、撮影用アタッチメント５Ａ，５Ｂの着脱にて簡単に行うことができるので、操作性にも優れている。それとともに、発光体４ｃの光を調整する調整機構をヘッド部４に内蔵するのではなく、外付けの撮影用アタッチメント５Ａ，５Ｂとして実現し、必要なものを必要なときに取り付けるようにすることで、内蔵型よりもヘッド部４ｃをコンパクト化できる。

　さらに、本実施形態によれば、複数種用意された撮影用アタッチメント５Ａ，５Ｂの中から所望のものを選択することで、様々な撮影環境を実現できる。撮影者側のニーズとして、被写体にハイライト（光が一番強く当たって白く見える部分）を入れるか入れないか、更にハイライトを入れる場合、どこにどのような形状で入れるかといったように、撮りたい印象によって光をコントロールことが望まれている。より多くの種類の撮影用アタッチメントを用意することで、ヘッド部４を大型化させることなく、そのような要望に柔軟に対応することができる。

　なお、上述した実施形態では、作業用デスクライト１をネールアート用の照明（兼撮影ライト）として用いる例について説明した。ネールアート用途は、本発明の最も好ましい実施形態ではあるが、本発明はこれに限定されるものではなく、ユーザの目視によって微細な作業が行われる対象物を照らす各種作業用のデスクライト（微細な作業を伴わない学習用途などの汎用的なデスクライトを除く。）に対しも適用することができる。

　１　作業用デスクライト
　２　ベース部
　２ａ　クランプ
　３　アーム部
　４　ヘッド部
　４ａ　上筐体
　４ｂ　下筐体
　４ｃ　発光体
　４ｄ　ヒートシンク
　４ｅ　拡散板
　４ｆ　爪部
　５Ａ，５Ｂ　撮影用アタッチメント
　５ａ　開口部
　５ｂ　スリット
　６　目隠し用アタッチメント
　６ａ　係合部
　７ａ，７ｂ　マグネット

Claims

　目視によって微細な作業が行われる対象物を照らす作業用デスクライトにおいて、
　デスクに配置されるベース部と、
　ヘッド部と、
　前記ベース部に対して前記ヘッド部を昇降自在に保持するアーム部と、
　前記ヘッド部に設けられていると共に、演色性がＲａ９３以上で、かつ、前記デスク面に対して前記ヘッド部を６００mmの高さに上昇させた状態で、前記デスク面の直下照度が５００ルクス以上である発光体と、
　前記ヘッド部に着脱自在に設けられていると共に、前記デスクライトを外部のカメラで撮影する際の撮影ライトとして用いるために、前記発光体が発する光をその演色性を損なうことなく調整する撮影用アタッチメントと
を有することを特徴とする作業用デスクライト。
　前記撮影用アタッチメントは、前記発光体と対向して平面状に配置され、部分的に開口された開口部以外の部位において、前記発光体から出射された光を遮光することを特徴とする請求項１に記載された作業用デスクライト。
　前記撮影用アタッチメントは、前記発光体と対向して湾曲して配置され、前記発光体から出射された光を拡散することを特徴とする請求項１に記載された作業用デスクライト。
　前記直下照度は、８００ルクス以上かつ２０００ルクス以下であることを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載された作業用デスクライト。