WO2022107249A1 - 提示情報生成システム、サーバ装置、方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体 - Google Patents

提示情報生成システム、サーバ装置、方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体 Download PDF

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Abstract

利用者に提供するための提示情報として、その利用者の世帯の構成員について利用できるような情報を生成することが可能な提示情報生成システムを提供する。提示情報生成システム(1)は、情報入力部(1a)及び情報生成部(1b)を備える。情報入力部(1a)は、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力する。情報生成部(1b)は、上記世帯情報に基づき、上記世帯の一構成員である利用者が上記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する。

Description

提示情報生成システム、サーバ装置、方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体
 本開示は、提示情報生成システム、サーバ装置、方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
 個人情報の提供に関し、特許文献1には、顧客に過重な負担を強いることなく、適切に個人情報を提供することを目的とした情報管理提供装置が記載されている。特許文献1に記載の情報管理提供装置は、ユーザの情報であるユーザ情報が記憶される記憶手段と、許諾範囲登録手段と、ユーザ情報提供手段と、を備える。上記許諾範囲登録手段は、上記記憶手段に記憶されている上記ユーザ情報において、提供及び利用を許諾する事項に応じた許諾範囲を上記ユーザ情報の利用先に応じて上記記憶手段に登録する。上記ユーザ情報提供手段は、上記許諾範囲登録手段によって登録された上記許諾範囲に基づき、上記ユーザによって上記ユーザ情報の利用が許諾されたサービス提供者の要求に応じて、上記記憶手段に記憶されている上記ユーザ情報を上記サービス提供者に提供する。
 特許文献2には、自治体からの通常の広報や、緊急を要する情報を、住民の負担をもたらすことなく配信することができ、従来大量に発行されていた広報誌や紙媒体等のコストや資源を節減できるメール受信端末を用いた情報配信システムが記載されている。特許文献2に記載のシステムは、情報発信元の情報配信端末から配信された情報を受信する情報サーバと、メール受信端末の保持者のID、希望する情報、地域などの個人情報を登録している登録データベースと、キャリアサーバとを備える。このキャリアサーバは、情報サーバから、インターネット通信網を介して送信された情報を、メール受信端末に配信する携帯電話キャリアのキャリアサーバである。
 特許文献3には、自治体からの情報を適切かつ柔軟に提供することを目的とした自治体情報提供システムが記載されている。特許文献3に記載の自治体情報提供システムは、自治体に配設された自治体側装置と、電力会社に配設され各需要家宅に設置されたスマートメータと通信自在な電力会社側装置とが、通信自在に接続されている。上記自治体側装置は、提供する自治体情報と該自治体情報を視聴すべき視聴者の住所や居所を含む属性とを含む情報配信指令を、上記電力会社側装置に送信する配信指令手段を備える。上記電力会社側装置は、需要家の住所や居所を含む属性と、該需要家宅に設置されたスマートメータの識別情報とを含む需要家情報を記憶した需要家情報記憶手段を備える。上記電力会社側装置は、上記情報配信指令を受信した場合に、該情報配信指令内の視聴者の属性に該当する需要家を上記需要家情報記憶手段から取得し、取得した需要家のスマートメータに上記自治体情報を配信する情報配信手段を備える。上記スマートメータは、上記電力会社側装置から配信された自治体情報を出力する出力手段を備える。特許文献2に記載の技術で出力される自治体情報は、住民等に周知したいメッセージであり、例えば、大規模災害発生時における避難勧告や避難命令などの防災情報、緊急地震速報、所定の日時に知らせるべき広報などが含まれる。
 特許文献4には、配信ターゲットを絞った形での行政情報の提供、行政情報の提供の即時性の向上、およびHEMS(ヘムス)の普及促進を図ることを目的とした行政情報配信サーバが記載されている。特許文献4に記載のサーバは、行政情報およびその属性(時間に関する属性)を行政情報記憶手段に記憶させるとともに、各世帯の電力利用情報を分析して得られた特徴データを世帯情報記憶手段に記憶させる。このサーバは、対象世帯抽出手段により、行政情報の属性と特徴データとを比較し、行政情報の属性に対応する特徴データを有する世帯を、その行政情報の配信対象世帯として抽出し、配信手段により、当該世帯に対し、当該世帯向けの行政情報の配信を行う。
国際公開第2018/061904号公報 特開2005-115858号公報 特開2016-133840号公報 特開2015-049585号公報
 しかしながら、特許文献1に記載の情報管理提供装置でサービス提供者に提供される情報は、ユーザ情報のうちの許諾範囲の部分であり、元となるこのユーザ情報もユーザ個人について(ユーザ個人の端末1台に)紐付けられた情報に過ぎない。また、特許文献2に記載のシステムは、ユーザ個人のメール受信端末に紐付けられた情報を提供するものである。
 このように、特許文献1,2に記載の技術は、単にユーザ個人に(ユーザの端末一台に)紐付いた情報を提供するものであり、そのユーザに対し世帯に紐付いた情報を提供することができるものではない。
 また、特許文献3に記載のシステムでスマートメータから出力される自治体情報は、住民等に周知したいメッセージ、つまりその自治体で管理される人に周知する情報であるため、利用者個人に特化された情報ではない。
 また、特許文献4に記載のサーバでは、行政情報の属性に対応する特徴データを有する世帯を、行政情報の配信対象世帯として抽出し、当該世帯に対し当該世帯向けの行政情報の配信を行うため、多種の行政情報を事前に用意しておく必要がある。さらに、特許文献4に記載のサーバでは、世帯単位での処理しかできないため、各世帯が利用する情報としての行政情報が提供されるに過ぎない。従って、特許文献4に記載のサーバでは、世帯に属する構成員のうち誰が行政情報を要求したとしても同じ行政情報が提供されることになり、要求した構成員によっては不要な情報も含まれ、情報過多となってしまう。
 利用者に提供するための提示情報として、その利用者が自身で利用できるような情報に限らず世帯の他の構成員について利用できるような情報が生成できれば有益であるが、特許文献1~4に記載の技術ではこのような提示情報の生成ができない。
 本開示の目的は、利用者に提供するための提示情報として、その利用者の世帯の構成員について利用できるような情報を生成することが可能な提示情報生成システム、サーバ装置、方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することにある。
 本開示の第1の態様に係る提示情報生成システムは、情報入力手段(情報入力部)及び情報生成手段(情報生成部)を備える。前記情報入力手段は、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力する。前記情報生成手段は、前記世帯情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する。
 本開示の第2の態様に係るサーバ装置は、情報入力手段(情報入力部)、匿名化手段(匿名化部)、及び提供手段(提供部)を備える。前記情報入力手段は、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力する。前記匿名化手段は、匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成する。前記提供手段は、前記匿名化情報を外部に提供する。
 本開示の第3の態様に係るサーバ装置は、入力手段(入力部)、生成手段(生成部)、及び送信手段(送信部)を備える。前記入力手段は、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を匿名化した匿名化情報を入力する。前記生成手段は、前記匿名化情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する。前記送信手段は、前記提示情報を前記利用者が使用する端末装置に送信する。
 本開示の第4の態様に係る方法は、コンピュータが、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、前記コンピュータが、前記世帯情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する。
 本開示の第5の態様に係る方法は、コンピュータが、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、前記コンピュータが、匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成する。さらに、前記方法は、前記コンピュータが、前記匿名化情報を外部に提供する。
 本開示の第6の態様に係る方法は、コンピュータが、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を匿名化した匿名化情報を入力する。さらに、前記方法は、前記コンピュータが、前記匿名化情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成し、前記コンピュータが、前記提示情報を前記利用者が使用する端末装置に送信する。
 本開示の第7の態様に係る非一時的なコンピュータ可読媒体は、コンピュータに、処理を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体である。前記処理は、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、前記世帯情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する。
 本開示の第8の態様に係る非一時的なコンピュータ可読媒体は、コンピュータに、処理を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体である。前記処理は、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成し、前記匿名化情報を外部に提供する。
 本開示の第9の態様に係る非一時的なコンピュータ可読媒体は、コンピュータに、処理を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体である。前記処理は、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を匿名化した匿名化情報を入力し、前記匿名化情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する。さらに、前記処理は、前記提示情報を前記利用者が使用する端末装置に送信する。
 本開示によれば、利用者に提供するための提示情報として、その利用者の世帯の構成員について利用できるような情報を生成することが可能な提示情報生成システム、サーバ装置、方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することができる。
実施形態1に係る提示情報生成システムの一構成例を示すブロック図である。 図1の提示情報生成システムにおける一処理例を説明するためのフロー図である。 実施形態2に係る提示情報提供システムの一構成例を示すブロック図である。 実施形態2に係る提示情報提供システムの概略的な処理例を説明するための概念図である。 図3の自治体サーバでの一処理例を説明するためのフロー図である。 図3の端末装置における設定時の表示画像の一例を示す図である。 図6の表示画像を変更した例を示す図である。 実施形態3に係る提示情報提供システムの一構成例を示すブロック図である。 実施形態3に係る提示情報提供システムの概略的な処理例を説明するための概念図である。 図8の提示情報提供システムにおける処理の一例を説明するためのフロー図である。 図9の端末装置における図10の処理例での設定時の表示画像の一例を示す図である。 図11の表示画像を変更した例を示す図である。 図8の提示情報提供システムにおける処理の他の例を説明するためのフロー図である。 図9の端末装置における図13の処理例での設定時の表示画像の一例を示す図である。 装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
 以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付すことがあり、重複する説明は適宜省略される。
<実施形態1>
 実施形態1について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、実施形態1に係る提示情報生成システムの一構成例を示すブロック図である。
 図1に示すように、本実施形態に係る提示情報生成システム(以下、本生成システム)1は、情報入力部1a及び情報生成部1bを備えることができる。
 情報入力部1aは、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力する。ここでの入力は、本生成システム1の管理者が行うこともできるが、上記世帯の構成員の誰かが自身が使用する端末装置から行うことも可能である。
 また、本システム1は、例えば、一利用者を指定するなどして世帯情報を管理している住民記録システム等の行政システムに要求して取得することで実施することもできる。この指定は、管理者が行うこともできるが、利用者が本生成システム1にアクセスしてきた場合において自動的に実施することもできる。また、実施形態2で説明するが、本生成システム1を行政システムの一部として組み込むことも可能である。なお、行政システムは、行政機関のシステムである。行政機関は、国、地方公共団体などのいずれの行政機関であっても、世帯情報の取り扱いを行っているシステムであればよい。
 また、本生成システム1では、上述したいずれかの方法で予め多くの世帯についての世帯情報を記憶しておき、利用者がアクセスしてきた場合において、その利用者の世帯情報を読み出してもよい。
 情報生成部1bは、上記世帯情報に基づき、上記世帯の一構成員である利用者が上記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する。例えば、情報生成部1bは、世帯の家族構成(例えば世帯の各構成員の属性や状況、状態等)に応じて、上記利用者が上記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成することができる。情報生成部1bは、例えば提示情報の素材となるコンテンツを多数用意しておき、利用者に対する各構成員について利用できるコンテンツを選択して、必要に応じてそれらのコンテンツの配置や掲載順を変更するなどして提示情報とすることができる。
 生成される提示情報は、利用者に提示するための、その利用者の世帯に適した情報であり、その利用者が自身のために利用できる情報だけでなくその利用者が同じ世帯の構成員のために利用できる情報を含む。また、本システム1は、図示しない記憶部を備えることができ、この記憶部は情報入力部1aで入力された世帯情報や情報生成部1bで生成された提示情報を記憶する。この記憶部は1又は複数の記憶装置で構成することができ、複数の記憶装置を設ける場合には。例えば利用者ID又は世帯情報のID等に関連付けておくなどして、情報の種類毎に別々の記憶装置を利用することができる。
 また、提示情報生成システム1は、単体のサーバ装置(提示情報生成装置)として構成することができるが、各機能を分散したような分散システムとして構築することもできる。例えば、本生成システム1は、1又は複数のサーバ装置で構成することができ、各サーバ装置は、その全体を制御する制御部(図示せず)を備えることができる。
 その制御部は情報入力部1a及び情報生成部1bの一部又は全部の機能を有することができる。例えば、1又は複数のサーバ装置は、この制御部が別途設けられた通信インタフェース等の通信部と協働して、情報入力部1a及び情報生成部1bの一部又は全部の処理を実行するように構成することができる。この制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、作業用メモリ、及び制御用のプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現することができる。このプログラムはCPUを情報入力部1a及び情報生成部1bの一部又は全部として機能させるためのプログラムとすることができる。また、この制御部はIC(Integrated Circuit)を含んで構成することができる。
 次に、図2を参照しながら提示情報生成システム1の処理例について説明する。図2は、提示情報生成システム1の一処理例を説明するためのフロー図である。
 まず、情報入力部1aが、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力する(ステップS1)。次いで、情報生成部1bが、その世帯情報に基づき、上記世帯の一構成員である利用者が上記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成し(ステップS2)、処理を終了する。
 以上のように、本実施形態によれば、利用者に提供するための提示情報として、その利用者の世帯の構成員について利用できるような情報を生成することができる。また、このように生成された提示情報は、利用者に提供することができる。この提供により、利用者は自身のために利用できる情報だけでなくその利用者が同じ世帯の他の構成員のために利用できる情報を得ることができるようになる。よって、本実施形態で生成される提示情報やそれが掲載された広報は、それを利用しない者や利用しようとしても他の人に依頼しなければ利用できない者にしか行き渡らない可能性を低減させることができる。
 また、本実施形態では、生成される提示情報は、その元となる世帯情報が示す世帯の構成員のいずれもが利用者となることができる。つまり、提示情報の生成元となる世帯情報は、一人の利用者に紐付いた世帯情報を用いて提示情報が生成されるのではなく、世帯に含まれる構成員全てに紐付いた世帯情報を用いて提示情報が生成されることができる。よって、本実施形態によれば、各利用者に合った提示情報(各利用者について異なる提示情報)が生成でき、結果として、提示情報を提供された利用者に対して情報過多になってしまうことを防止することもできる。
<実施形態2>
 実施形態2について、図3~図7を参照しながら実施形態1との相違点を中心に説明するが、実施形態1で説明した様々な例や効果が適用できる。図3は、実施形態2に係る提示情報提供システムの一構成例を示すブロック図である。
 本実施形態に係る提示情報提供システム(以下、本提供システム)は、世帯向けに提示情報を提供するためのシステムである。図3に示すように、本提供システムは、自治体サーバ10と、自治体サーバ10にネットワークN1を介して接続された住民記録システム21等の行政システムと、を備える。
 例えば、住民記録システム21は、世帯情報を格納した世帯データベース(DB)を有するサーバとして構成することができ、他の行政システムについても同様に必要な情報のDBを有するサーバとして構成することができる。図3では、他の行政システムの例として、税(国税以外)システム22、福祉システム23、及び国民健康保険システム24がネットワークN1に接続された例を挙げる。但し、例えば選挙システム、国税システム等の他の行政システムがネットワークN1に接続されてもよく、また接続される行政システムの組み合わせには限定されない。
 ここで例示した個別の行政システム21~24の間では、例えばマイナンバー制度の個人番号(マイナンバー)を共通として利用することができるものの、互いにアクセス制限があることがある。そのため、自治体サーバ10が各行政システム21~24のそれぞれと直接必要なやりとりを行うことで、スムーズに情報の取得を行うことができる。
 また、自治体サーバ10には1又は複数の端末装置30-1,30-2,・・・,30-n(nは1以上の整数)が接続可能となっている。端末装置30-1,30-2,・・・,30-nは、それらの区別を行わない場合、端末装置30として説明する。各端末装置30は、自治体サーバ10とネットワークN2を介して通信可能となっている。
 本提供システムは、実施形態1に係る提示情報生成システムの一例において、生成された提示情報を利用者に提供する機能も備えたシステムの例であり、自治体がこのようなサービスを提供する例である。無論、ここで例示する自治体サーバ10の代わりに代行業者が運営する同様のサーバで同様のサービスを提供することができる。なお、自治体サーバ10には住民記録システム21等の1又は複数の行政システムを包含すること、或いは住民記録システム21等の行政システムが自治体サーバ10を包含することはできる。但し、自治体サーバ10の代わりに代行業者が運営するサーバが配されるシステム構成では、このサーバに住民記録システム21等の行政システムを接続しておくか、或いは世帯情報を端末装置30からの入力で得るようにする。
 本提供システムにおけるこのような生成、提供を可能にする、主に自治体サーバ10の構成例について、図4も併せて参照しながら以下に説明する。図4は、本提供システムの概略的な処理例を説明するための概念図である。
 自治体サーバ10は、情報入力部1aの一例である情報入力部11と情報生成部1bの一例である情報生成部12とを備える。さらに自治体サーバ10は、発行部15、第1通信部16、ポイント(PT)付与部17、設定部18、及び第2通信部19を備えることができる。なお、自治体サーバ10は、PT付与部17及び設定部18の少なくとも一方を備えないように構成することもできる。また、自治体サーバ10は、発行部15及び第2通信部19を備えないことで提示情報を生成するためのサーバとして構成することもできる。
 情報入力部11は、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を、第1通信部16を介して住民記録システム21等の行政システムから取得することで入力すること、或いは管理者からの図示しない操作部から入力することができる。なお、情報入力部11は、上記世帯の構成員の誰かが自身が使用する端末装置30から第2通信部19を介して世帯情報を入力する構成を採用することもできる。
 情報生成部12は、匿名化部13及び生成部14を有することができ、提示情報を生成するが、提示情報の提供先の利用者を決めて提示情報を生成することができる。匿名化部13は、匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて、情報入力部11で入力された世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成する。匿名化値は、匿名化係数とすることができ、例えば、匿名化によって対象となる人数を表すk値(k≧2)を採用することができる。但し、匿名化値はk値に限ったものではない。
 生成部14は、匿名化部13で生成された匿名化情報に基づき提示情報を生成する。生成部14で生成される提示情報は、実施形態1で説明したように、利用者に提示するための、その利用者の世帯に適した情報であり、その利用者が自身のために利用できる情報だけでなくその利用者が同じ世帯の構成員のために利用できる情報を含む。
 例えば、生成部14は、世帯の家族構成(例えば世帯の各構成員の属性や状況、状態等)に応じて、上記利用者が上記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成することができる。生成部14は、例えば提示情報の素材となるコンテンツを多数用意しておき、利用者に対する各構成員について利用できるコンテンツを選択して、必要に応じてそれらのコンテンツの配置や掲載順を変更するなどして提示情報とすることができる。また、提示情報は、上記利用者が上記世帯の構成員について利用可能な情報を多く含む、又は強調されるように含むものとして生成されることもできる。
 本実施形態では、実施形態1の例と異なり、世帯情報を匿名化部13で匿名化した匿名化情報に基づき、例えば単なる家族構成に基づき、提供先の利用者に提示するための提示情報が生成される。
 発行部15は、情報生成部11の生成部14で生成された提示情報が掲載された電子広報(この例では自治体広報)を発行する。第2通信部19は、この電子広報を端末装置30に送信する送信部の一例である。送信先は、例えば管理者(この場合、自治体の担当者)が提示情報の対象(提供先)として決定しておいた利用者について、その利用者が利用する端末装置30とすることができる。例えば、世帯主を提供先として決めて提示情報を生成した場合、世帯主の端末装置30(例えば端末装置30-2)を送信先とすればよい。なお、端末装置30への送信は、その端末装置30で使用される電子メールアドレス、その他、各種インスタントサービスのアカウントなどに対して実行することができる。
 本提供システムでは、世帯主を提供先として決めて提示情報を生成した場合であっても、世帯の家族構成などによって生成され提供される提示情報が異なることになる。
 図4を参照してこの例を挙げる。匿名化部13は、世帯の各構成員についての続柄や年齢などの詳細な情報を含む世帯情報を匿名化し、各構成員についての続柄と各構成員の年齢がどの年代に相当するのかを示す総称(この例では幼児、高齢など)とする。匿名化情報は、自治体サーバ10が備える匿名化情報DB10aに格納されることができる。なお、匿名化情報DB10aは図3では図示しないように自治体サーバ10に備えなくても、生成部14で匿名化情報が利用できればよい。そして、生成部14は、匿名化情報(この例では続柄と年代総称のみ)を読み出し、匿名化情報に基づき利用者を提供先とする提示情報を生成し、発行部15がその提示情報が掲載された電子広報を発行する。
 これにより、例えば世帯主である親と幼児とを構成員とする世帯Aに対しては、世帯A向け且つ提供先(この例では世帯主)向けの電子広報が発行される。この電子広報は、世帯主である親が幼児について利用可能な情報、例えば保育サービスを申し込むアプリケーションプログラムの紹介等の情報を含むことができる。その他、この電子広報は、子育てに役立つ情報が多く含まれる広報、或いは、子育てに役立つ情報が強調された広報等とすることができる。この電子広報は提供先として決定した利用者が使用する端末装置30a-1に送信される。
 また、例えば世帯主である息子と高齢の親とを構成員とする世帯Bに対しては、世帯B向け且つ提供先(この例でも世帯主)向けの電子広報が発行される。この電子広報は、世帯主である息子が高齢者について利用可能な情報、例えばデイケアサービスを申し込むアプリケーションプログラムの紹介等の情報を含むことができる。その他、この電子広報は、高齢者の興味を引くような情報(地域の催しもの等の情報)が多く含まれる広報、或いはそのような情報が強調された広報等とすることができる。このような催しものの情報も利用者が高齢者に薦めることができ、この電子広報を見た利用者がこの催しに高齢者を連れていくことができる。よって、このような情報も上述した提示情報に含めることで有益となる。この電子広報は提供先として決定した利用者が使用する端末装置30b-1に送信される。
 また、催しものに関する情報で例示したように、自治体サーバ10は、後述する属性情報としての住所の利用が許可されている場合には、提示情報の生成の際に各家庭の住所を考慮してもよい。例えば、自宅から遠く離れた場所で開催されるイベントよりも近くで開催されるイベントを優先して電子広報に掲載することができる。
 また、発行部15は、図示しない印刷装置に接続することで、或いは別途印刷業者に電子広報を送信して印刷依頼を行うことで、電子広報に基づき紙媒体の広報を発行することもできる。その場合、広報は郵送されることができる。郵送先は、端末装置30から指定すること、或いは自動的にその利用者の氏名、住所を読み出して決定することもできる。
 また、電子広報又は紙媒体の広報の発行やその元となる提示情報の生成のタイミングは、例えば自治体が広報を発行するタイミングとすることができる。例えば1ヶ月に1回などの定期的なタイミング、提示用のコンテンツが生成されたタイミング、周知させたい内容のコンテンツが生成されたタイミングなどが挙げられる。但し、コンテンツの生成タイミングであったとしても提供先の利用者によってはそのコンテンツが含まれないこともある。
 次に、設定部18及び第2通信部19について説明する。設定部18は、利用者が使用する端末装置30(例えば端末装置30-2)から、匿名化値及びその利用者が世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する。匿名化値は、上述したように例えばk値を用いることができる。k値は、本人が特定されないように匿名加工するため、kは2以上となるようにする。
 また、第2通信部19は、このような端末装置30からの設定を受け付ける受信部の一例としても機能する。設定部18は、例えば、端末装置30からアクセス可能なWebサイトを、第2通信部19を介して提供し、設定を受け付けることができる。また、後述する同意情報もこの設定時に端末装置30から受け付けることができる。
 利用者による提供の許可について説明する。匿名化部13は、世帯情報のうち利用者が提供を許可する属性情報に対応する情報については、匿名化して匿名化情報とする。つまり、匿名化部13は、世帯情報のうち提供を許可しない属性情報に対応する情報については、匿名化の元となる世帯情報に含めず、結果として匿名化情報にもその属性情報に関する情報が含まれないことになる。
 ここで、属性情報は、世帯での続柄、扶養の有無等、様々な情報を含むことができる。許可の要否を設定できる属性情報は、例えば以下のような様々な属性の1又は複数とすることができる。属性の例としては、住所、生年月日(又は年齢)、所得、家族構成(世帯の続柄を含む)、氏名、福祉の受給情報(児童手当の支給の有無、障がいの有無、生活保護の有無)、DV(DVの加害者又は被害者)、扶養の有無、国民健康保険の資格の有無が挙げられる。また、属性の例としては、国保の滞納、税の滞納情報、固定資産の情報、介護の等級情報、成年後見人なども挙げられる。
 利用者による提供の許可は、提示情報の生成前に利用者から得ておけばよく、この許可(同意)を示す同意情報は、自治体サーバ10内の記憶部に利用者に対応付けて記憶しておけばよい。或いは、同意情報は、住民記録システム21等の行政システム側に記憶しておくこともできる。この場合、自治体サーバ10がその同意情報を参照して、匿名化の対象として決定することができる。
 同じ世帯情報であっても、設定部18で設定された設定値に応じて匿名化部13で生成される匿名化情報を異ならせることができ、その結果として生成部14で生成される提示情報も異ならせること、発行部15で発行される電子広報も異ならせることができる。第2通信部19は、その利用者(設定値を設定した利用者)が使用する端末装置30-2に提示情報を送信する。これにより、利用者は自身が設定した設定値に応じて異なる内容の電子広報を受信できることになる。
 なお、自治体サーバ10は設定部18等において、端末装置30の利用者を、自治体サーバ10へのログインのためのアカウント情報や端末機器情報などを用いて特定することができる。ログインには任意の方法を用いることができ、例えば氏名とマイナンバーを使った認証、IDとパスワードを使った認証、指紋、顔画像、虹彩静脈等を用いた生体認証などであってもよい。また、認証は、マイナンバーカードのIC等のICをカードリーダで読み取ることで実行することもできる。
 次に、PT付与部17について説明する。PT付与部17は、設定部で設定された設定値に応じて、利用者に(任意の又は所定の)商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付す。PT付与部17は、例えば、k値が小さい程、多くのポイントが付与され、利用を許可する属性が多い程、多くのポイントが付与されるような所定の規則に基づき、利用者に付与するポイントを変更するとよい。このように、k値が小さいことで個人が特定されやすくなるデメリットを治癒するように付与するポイントでバランスをとってもよい。
 付与されたポイントは利用者が例えば端末装置30から利用できるように利用者に紐付けて記憶しておく。自治体サーバ10は、その運営が自治体であるため、例えばポイントは様々な種類のポイントや電子マネーに変換できる汎用性のあるポイント(例えばマイナポイント)とすることが好ましい。なお、PT付与部17は、複数種類のポイントに対応させるように構成することができ、その場合、付与されるポイントの種類を端末装置30から利用者に選択させるとよい。
 また、自治体サーバ10は、端末装置30から第2通信部19を介して、端末装置30で受信された提示情報(この例では電子広報)に対する評価を受け付けることが可能に構成されることができる。この構成は図示しない評価受付部を自治体サーバ10に備えることで実現できる。評価は、例えば単純な「いいね」ボタンの押下であることが利用者のためには好ましい。但し、評価は、具体的な評価内容、例えば提示情報の内容の個々の項目についての感想を文字情報として入力させること、或いは感想の選択肢の中から選択させることで受け付けることもできる。受け付けた評価は、自治体サーバ10での処理にフィードバックされることができる。
 フィードバックの例として、この評価受付部は、PT付与部17に対し、評価を受け付けた場合に付与するポイントを増やすことができ、評価の感想まで考慮する場合には感想が入力された場合にポイントの増加量をさらに大きくすることができる。
 フィードバックの他の例として、情報生成部12の生成部14は、提示情報とその提示情報に対して受け付けた評価との対応関係に基づき、今後生成される提示情報を変更することもできる。今後生成される提示情報を変更する方法は、提示情報に含めるコンテンツを見直して変更すること、提示情報に含めるコンテンツの選択基準を変更するなどにより生成方法を変更するなど、様々な方法が採用できる。或る提示情報に対して良い評価を受けた場合には、提示情報を変更せず、悪い評価を受けた場合のみ又は評価を受けなかった場合にのみ提示情報を変更することもできる。このように、生成部14は、評価としてのフィードバックの有/無に応じて、その評価に対応する提示情報の変更の不実行/実行を決定することができる。
 また、生成部14は、学習モデルに基づき提示情報を生成すること、例えば学習モデルに基づき提示情報に含めるコンテンツを選択することができる。この学習モデルの種類やアルゴリズムは問わない。そして、良い評価を得た提示情報(又はそこに含まれるコンテンツ)を教師データとして、この学習モデルを再度機械学習させるように、評価をフィードバックすることもできる。
 また、匿名化情報10aについて上述したが、自治体サーバ10は、図示しない記憶部を備えることができる。この記憶部は、情報入力部11で入力された世帯情報、匿名化部13で匿名化された匿名化情報、生成部14で生成された提示情報、発行部15で発行された電子広報を記憶する。また、この記憶部は、PT付与部17で利用者毎に付与されたポイントや設定部18での設定値を記憶することができる。この記憶部は1又は複数の記憶装置で構成することができ、複数の記憶装置を設ける場合には、例えば利用者ID又は世帯情報のID等に関連付けておくなどして、情報の種類毎に別々の記憶装置を利用することができる。
 次に、図5~図7を参照しながら、図3の自治体サーバ10の処理例について説明する。図5は、図3の自治体サーバ10における一処理例を説明するためのフロー図である。図6は、図3の端末装置30における設定時の表示画像の一例を示す図で、図7は、図6の表示画像を利用者操作により変更した例を示す図である。
 まず、情報入力部11が、例えば住民記録システム21又は利用者の端末装置30又は図示しない操作部から、提供先とする利用者についての世帯情報を入力する(ステップS11)。
 ステップS11に関し、詳細な例を挙げて説明する。
 自治体は、広報生成の際に各世帯の世帯情報を用いること、つまり世帯情報を広報に反映させることに関し、事前に利用者の同意(許可)を得る。この同意は、広報の元となる提示情報の生成前のいずれかのタイミングで得ておけばよいが、ここではより好ましい例としてステップS11の前に実行する例を挙げる。この例では、自治体サーバ10の代わりに代行業者が運営するサーバが住民記録システム21から世帯情報を取得する場合にも適用できることになる。また、自治体サーバ10は、同意を得る場合においては、匿名化に関する情報(この例ではk値)と提供を許可する属性情報の指定を利用者(住民)から取得する。
 このような情報の取得及び情報提供の同意を行うために、端末装置30では、自治体サーバ10にアクセスして、表示部31に例えば図6に示す画像32を表示させることができる。画像32は自治体サーバ10の設定部18が第2通信部19を介して提供したものである。
 画像32には必要事項が入力可能な入力欄や選択ボタンとともに設定実行ボタン33が設けられており、利用者は入力欄への入力や選択ボタンの選択入力を行い、設定実行ボタン33を選択することで自治体サーバ10に最終的な設定値を送信することができる。
 図6の例では、画像32の入力欄として氏名、マイナンバーの入力欄が設けられているとともに、利用者が提供を許可する属性情報の一覧及び各属性情報に対応する選択ボタン(ラジオボタン)が選択可能に設けられている。また、画像32には、性別を入力又は選択させるための領域を含めることなど、利用者を特定するための他の情報を入力又は選択させる領域を含めることもできる。
 図6では、属性情報の例として、利用者自身についての住民記録I(住所)、住民記録II(世帯の構成)、及び住民記録III(年齢、性別)と、家族についての住民記録I(住所)及び住民記録II(年齢、性別)を挙げている。また、図6では、利用者自身について、税金(収入、固定資産)、国民健康保険(保険証情報、通院歴)、福祉(児童手当、保育所)、介護(介護認定情報、要介護度)を、属性情報の例として挙げている。
 また、画像32には、k値の説明と、k値の範囲(レベル)の一覧及び各レベルに対応する選択ボタン(ラジオボタン)が設けられている。図6では、k値のレベルとして、3~5、6~10、11~50、及び51以上の4つのレベルを例示している。k値の説明として、現在の属性の許可設定で「同じ自治体内で同一属性が何人居るようになるかの数値」であることを示した例を挙げている。k値が小さいほど属性情報に合致した提示情報が生成されるため、k値が小さいほど属性情報に合致した提示情報が提供されることも説明しておいてもよい。なお、ここでは、k値と属性の許可とを独立した変数として取り扱った例を挙げているが、これに限らない。
 また、画像32には、現在の設定内容で設定実行ボタン33を選択した場合にどのような提示情報(又はそれが掲載された広報)が提供されるのかを表示(この例ではポップアップ表示)させるためのリンクも、k値についての各レベルに含まれている(不図示)。利用者がこのリンクを選択すると、或いはこのリンクの位置に操作ポインタを移動させると、図7の画像32に含まれるポップアップ画像34のような提示情報のサンプルが表示される。ポップアップ画像34では、この利用者の子供(幼児)向けのアプリケーションの紹介とこの利用者が利用できる住民票郵送サービスのアプリケーションの紹介が含まれる。例えばkをより小さく設定すると、より利用者の情報に特化したサンプルが表示されることになり、場合によっては名字や名前に限定したサンプルなどが表示させることもできる。
 このように、設定部18は、設定値を選択するための設定画像(ユーザインタフェース画像)を端末装置30に提供し、端末装置30において設定画像で選択された設定値を設定することができる。そして、この設定画像は、設定値の選択肢のそれぞれに対応する、提示情報についての複数のサンプルを含むことができ、これにより利用者にとって設定値の入力が容易となる。図6及び図7の例では、最初の設定画像(図6の画像32)にサンプルを含めて表示しない例を挙げているが、最初の設定画像においてサンプルも表示させてもよい。
 また、上記複数のサンプルのそれぞれは、設定値の選択肢のそれぞれに対応して過去に生成部14で生成された提示情報を含むことができる。また、上記複数のサンプルのそれぞれは、設定値の選択肢のそれぞれに対応して生成部14で生成され得る提示情報の粒度を示す情報を含むこともできる。提示情報の粒度を示す情報とは、提示情報がどの程度の内容になるかを示すものであればよく、ピンポイントで利用者にマッチした情報となるのか否かなどが分かるようなサンプルを採用すればよい。
 さらに、画像32には、現在の設定内容で設定実行ボタン33を選択した場合に付与されるポイントを表示(この例ではポップアップ表示)させるためのリンクも含まれている。利用者がこのリンクを選択すると、或いはこのリンクの位置に操作ポインタを移動させると、図7の画像32に含まれるポップアップ画像35のような付与されるポイントが表示される。また、ポップアップ画像35では、現在の設定で付与されるポイント数を示すとともに、評価を行えば1評価あたり1ポイントが付加されることも示しており、これにより利用者に評価を促すことができる。なお、ポップアップ画像35は、例えばポップアップ画像34と同時に又はその内容を含めてポップアップ画像34に表示させることもできる。その場合、ポップアップ画像34のリンクを選択又は操作ポインタのリンクへの移動により、付与されるポイントの情報も提示することができる。
 このように、設定部18は、端末装置30で提示情報を受信した場合において付与され得るポイントの値を、端末装置30に予め提示した状態で設定値の設定を受け付けることが望ましい。
 さらに、画像32は、「上記設定に基づく情報提供に同意します」といった同意文とともにそれに同意する際にチェックするチェックボックスを選択可能(チェックを入れることが可能)に設けられている。端末装置30は、このチェックボックスにチェックを入れ、設定実行ボタン33を選択する操作を受け付けることで、自治体サーバ10に最終的な設定値とともに情報提供への同意の意思を示す同意情報を送信することができる。このように、自治体サーバ10は、匿名化情報の提供の同意を示す同意情報を利用者から得る構成とすることができる。
 無論、画像32は、設定用の画像の一例に過ぎず、例えば利用者に入力させる情報、設定可能な属性情報の種類や分類方法、k値のレベル分けの方法などは、これに限ったものではない。また、画像32は、情報提供の同意のための画像の一例でもある。
 また、上述したように、設定値は匿名化値及び属性に関する許可の少なくとも一方を含めばよい。よって、画像32とは異なり、設定用の画像としては、属性情報についての選択ができない画像を表示させることもでき、またk値のレベルの選択ができない画像を表示させることもできる。後者の場合、k値は自治体が予め定めた値を採用することができる。また、画像32の代わりに、両者の設定を別の画像に基づき実行するような一連の画像を採用することもできる。
 ステップS11に次いで、匿名化部13は、設定値の変更があるか否かを判定し(ステップS12)、変更があった場合には設定値の更新を行い(ステップS13)、その設定値の読み込みを行う(ステップS14)。ステップS12でNOの場合、つまり設定値の変更が前回の提示情報生成時から生じていない場合には、ステップS14において、記憶された設定値がそのまま読み込まれる。
 匿名化部13は、読み込んだ設定値に応じて世帯情報を匿名化することで匿名化情報を生成し、生成部14に渡す(ステップS16)。このように、匿名化部13では、同意された属性情報の内容に基づいて自治体内の世帯情報を抽出し、同意したk値に従って匿名加工し、そのデータを生成部14に渡す(又は生成部14で利用するために格納する)ことができる。
 生成部14は、匿名化情報及び提供先の利用者を示す情報に基づき、上記世帯の一構成員である利用者が上記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成し、発行部15に渡す(ステップS17)。ステップS17ではさらに、発行部15が、提示情報を掲載した電子広報を発行し、第2通信部19に渡してその電子広報の送信を実行させる。
 次いで、PT付与部17(又は図示しない評価受付部)が、第2通信部19と協働してネットワークN2を介し、その利用者の端末装置30(端末装置30-2とする)から評価を受信したか否かを判定する(ステップS18)。ステップS18では、例えば、評価が電子広報の送信後所定期間内(例えば送信してから1日以内)に受信できたか否かを判定することができる。
 ステップS18でYESの場合、PT付与部17は追加ポイントの設定を行い(ステップS19)、生成部14が提示情報の生成方法を変更する(ステップS20)。なお、ステップS20は、変更のための情報を変更実行時に利用できるように格納しておく処理とすることもできる。ステップS20の後、及びステップS18でNOの場合、ステップS21へ進む。ステップS21では、PT付与部17が、ステップS14で読み込まれた設定値に基づき、ステップS19で追加ポイントが設定された場合にはその追加ポイントも考慮して、利用者にポイントを付与し、処理を終了する。
 なお、ステップS18では、説明の簡略化のため、評価が電子広報の送信後所定期間内(例えば送信してから1日以内)に受信できたか否かを判定するものとして説明した。但し、所定期間経過後に評価を受信した場合に対応させるために、PT付与部17は、電子広報の送信時に又は開封確認時に設定値に基づくポイントの付与を実行してもよい。所定期間経過後に評価を受信した場合には、追加ポイントをその受信時に追加すればよい。
 以上、本実施形態によれば、実施形態1による効果に加えて、匿名化の度合いや許可する属性情報の設定が可能であるため、利用者が望む粒度の提供情報の生成や広報の提供が可能となる。
 また、本実施形態によれば、利用者に提供するための提示情報として、その利用者の世帯の構成員(利用者本人も含む)全てについての属性情報に応じた情報を生成することや、その利用者にその提示情報を掲載した広報を提供することができる。また、提示情報の生成元となる世帯情報は、世帯に含まれる構成員全てについての属性情報に基づき絞り込まれたものとすることができる。よって、本実施形態によれば、例えば利用者が親である場合と小学生の子供である場合とで異なる提示情報を生成することができる。このように、本実施形態によれば、各利用者の世帯内での続柄などの属性に合った提示情報(各利用者について異なる提示情報)が生成でき、結果として、提示情報を提供された利用者に対して情報過多になってしまうことを防止することもできる。
 また、本実施形態では、利用者自身の情報の提供度合いに応じて商品やサービスに利用できるポイントを付与されることができ、これにより、利用者は提供度合いを上げるようになり、結果として生成される提示情報や広報は、さらに利用者に合ったものとなる。
 そして、本実施形態では、このような様々な効果を奏するところ、自治体が各家庭に送信又は郵送により配布する広報の魅力を向上させること、或いはその広報に掲載する提示情報の魅力を向上させることができる。
<実施形態3>
 実施形態3について、図8~図14を参照しながら実施形態1,2との相違点を中心に説明するが、相違点以外について実施形態1,2で説明した様々な例や効果が適用できる。
 実施形態2では、例えば自治体が広報発行の用途で世帯情報についての匿名化情報を用いることが可能なシステムについて説明した。これに対し、本実施形態では、例えば民間企業が宣伝広告等の用途(商品やサービスの販売促進の用途)で世帯情報についての匿名化情報を用いることが可能なシステムについて説明する。
 本実施形態に係る提示情報提供システム(以下、本提供システム)は、世帯向けに提示情報を提供するためのシステムである。本提供システムは、実施形態2とは提示情報が自治体からの情報ではなく民間企業が販売促進に利用する販売促進情報とすることができる点と、システム構成が2つの業者が介在できる点と、で主に異なる。
 図8は、本提供システムの一構成例を示すブロック図である。図8に示すように、本提供システムは、第1サーバ50と、第1サーバ50にネットワークN1を介して接続された住民記録システム21等の行政システムと、を備える。住民記録システム21等の行政システムについては実施形態2と同様である。
 また、本提供システムは、第1サーバ50にネットワークN3を介して接続された1又は複数の第2サーバ60-1,60-2,・・・,60-m(mは1以上の整数)も備える。第2サーバ60-1,60-2,・・・,60-mは、それらの区別を行わない場合、第2サーバ60として説明する。また、各第2サーバ60には1又は複数の端末装置30-1,30-2,・・・,2-nが接続可能となっている。各端末装置30は、第2サーバ60とネットワークN4を介して通信可能となっており、また第2サーバ60毎に異なるネットワークを介して通信するような構成であってもよい。
 本提供システムは、実施形態1に係る提示情報生成システムの一例において、生成された提示情報を利用者に提供する機能も備えたシステムの例であり、第1サーバ50の運営業者と第2サーバ60の運営業者とでこのようなサービスを提供する例である。第2サーバ60のそれぞれは、第1サーバ50から匿名化情報の提供を受けて、端末装置30に提示情報を提供するように構成されている。つまり、第1サーバ50の運営業者は、第2サーバ60の運営業者の代わりに匿名化した世帯情報を取得する代理事業者に相当する。ここでは、好ましい形態として、第1サーバ50と第2サーバ60とは互いにその運営業者が異なるように配置することを前提に説明しているが、第1サーバ50と第2サーバ60との運営業者は同じであってもよい。
 本提供システムにおけるこのような生成、提供を可能にする、主に第1サーバ50及び第2サーバ60の構成例について、図9も併せて参照しながら以下に説明する。図9は、本提供システムの概略的な処理例を説明するための概念図である。
 第1サーバ50は、図3の情報入力部11、匿名化部13にそれぞれ相当する情報入力部51、匿名化部52を有するとともに、匿名化部52で生成された匿名化情報を外部に提供する提供部53を有することができる。また、第1サーバ50はネットワークN3を介して第2サーバ60と接続するための第2通信部55を有することができる。提供部53は、第2通信部55と協働してネットワークN3を介して匿名化情報を第2サーバ60に送信する。
 情報入力部51は、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を、第1通信部54を介して住民記録システム21等の行政システムから取得することで入力すること、或いは第1サーバ50の管理者からの図示しない操作部から入力することができる。なお、端末装置30が第1サーバ50に接続可能なシステム構成を採用すれば、情報入力部51は、上記世帯の構成員の誰かが自身が使用する端末装置30から世帯情報を入力する構成を採用することもできる。
 匿名化部52は、k値等の匿名化値に応じて、情報入力部51で入力された世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成し、これが提供部53における第2サーバ60への提供対象の情報となる。
 一方で、第2サーバ60は、提供部53から提供された匿名化情報の提供を受け、利用者が使用する端末装置30に提示情報を送信するサーバである。第2サーバ60は、ネットワークN3を介して第1サーバ50と接続するための第1通信部61と、端末装置30にネットワークN4を介して接続するための第2通信部66と、を有することができる。第1通信部61は提供部53から提供された匿名化情報を入力する入力部(受信する受信部)の一例であり、第2通信部66は提示情報を端末装置30に送信する送信部の一例である。
 そして、提示情報の生成、提供のために第2サーバ60は、図3の生成部14に相当する、匿名化情報から提示情報を生成する生成部62と、第2通信部66と協働して提示情報を端末装置30に提供する提供部63と、を有することができる。生成部62は、提供部63での提供先の利用者に対する提示情報として、商品又はサービスの販売促進を行うための販売促進情報を生成することができ、以降では提示情報として販売促進情報を例に挙げて説明する。この商品又はサービスは第2サーバ60の運営者が販売又は他の業者のために宣伝する商品又はサービスとすることができる。
 生成部62で生成される販売促進情報は、利用者に提示するための、その利用者の世帯に適した情報であり、その利用者が自身のために利用できる商品等の情報だけでなくその利用者が同じ世帯の構成員のために利用できる商品等の情報を含む。例えば、生成部62は、世帯の家族構成(例えば世帯の各構成員の属性や状況、状態等)に応じて、上記利用者が上記世帯の構成員について利用可能な販売促進情報を生成することができる。生成部62は、受信した匿名化情報を格納する匿名化情報DB62aと、例えば販売促進情報の素材となるコンテンツを多数用意して格納した素材DB62bと、を有することができる。生成部62は、提供先となる利用者の匿名化情報を匿名化情報DB62aから読み出し、それに応じて、素材DB62bから利用者に対する各構成員について利用できるコンテンツを選択する。生成部62は、必要に応じてそれらのコンテンツの配置や掲載順を変更するなどして販売促進情報とすることができる。また、販売促進情報は、上記利用者が上記世帯の構成員について利用可能な情報を多く含む、又は強調されるように含むものとして生成されることもできる。
 提供部63は、生成部62で生成された販売促進情報を、第2通信部66を介して提供先の利用者が使用する端末装置30に送信する。例えば第2サーバ60の管理者(運営業者の担当者)が販売促進情報の対象(提供先)として決定しておいた利用者について、販売促進情報が生成され、その利用者が利用する端末装置30に販売促進情報が送信されることができる。なお、端末装置30への送信は、その端末装置30で使用される電子メールアドレス、その他、各種インスタントサービスのアカウントなどに対して実行することができる。
 本提供システムでは、世帯主を提供先として決めて販売促進情報を生成した場合であっても、世帯の家族構成などによって生成され提供される販売促進情報が異なることになる。
 図9を参照してこの例を挙げる。第1サーバ50の情報入力部51は、世帯の各構成員についての続柄や年齢などの詳細な情報を含む世帯情報を住民記録システム21の世帯DBから取得し、情報入力部51の備えた世帯DB50aに格納する。匿名化部52は世帯DB50aから世帯情報を読み出して匿名化し、匿名化情報DB50bに格納する。この例での匿名化情報は、各構成員についての続柄と各構成員の年齢がどの年代に相当するのかを示す総称(この例では幼児、高齢など)とする。この匿名化情報を受信した第2サーバ60では、生成部62が匿名化情報(この例では続柄と年代総称のみ)を匿名化情報DB62aに格納し、販売促進情報の生成時に匿名化情報を読み出し、匿名化情報に基づき利用者を提供先とする販売促進情報を生成する。そして、提供部63がその販売促進情報を提供先の利用者の端末装置30に送信する。
 これにより、例えば世帯主である親と幼児とを構成員とする世帯Aに対しては、世帯A向け且つ提供先(この例では世帯主)向けの販売促進情報が送信される。この販売促進情報は、世帯主である親が幼児について利用可能な情報、例えば幼児向けのズボン等の商品の購入先へのリンク等の情報を含むことができる。また、例えば世帯主である息子と高齢の親とを構成員とする世帯Bに対しては、世帯B向け且つ提供先(この例でも世帯主)向けの販売促進情報が送信される。この販売促進情報は、世帯主である息子が高齢者について利用可能な情報、例えばデイケアサービスの紹介等の情報を含むことができる。また、第2サーバ60は、属性情報としての住所の利用が許可されている場合には、販売促進情報の生成の際に、各家庭の住所を考慮して店舗の支店等を決めることもできる。
 なお、提供部63は、図示しない印刷装置に接続することで、或いは別途印刷業者に販売促進情報を送信して印刷依頼を行うことで、紙媒体のチラシを発行することもできる。その場合、広報は郵送されることができる。郵送先は、端末装置30から指定すること、或いは自動的にその利用者の氏名、住所を読み出して決定することもできる。
 また、販売促進情報の生成のタイミングは、例えば第2サーバ60の運営業者が決めた任意のタイミングとすることができる。例えば1ヶ月に1回などの定期的なタイミング、販売促進用のコンテンツが生成されたタイミング、商品又はサービスの販売が開始されるタイミングなどが挙げられる。但し、コンテンツの生成タイミングであったとしても提供先の利用者によってはそのコンテンツが含まれないこともある。
 また、第2サーバ60は、図3のPT付与部17、設定部18にそれぞれ相当するPT付与部65、設定部64を有することができ、設定部64及びPT付与部65の少なくとも一方を備えない構成も採用できる。なお、図8の構成例では、第2サーバ60の運営業者が主体となって設定値の設定を受け付け、ポイントを利用者に付与する構成例である。第1サーバ50の運営者が主体となって設定値の受け付け及びポイントの付与を行う場合には、第1サーバ50に設定部64及びPT付与部65に対応する部位を備えることになり、このような例は図13及び図14を参照しながら後述する。
 次に、設定部64及びPT付与部65について説明する。設定部64は、利用者が使用する端末装置30(例えば端末装置30-2)から、k値等の匿名化値及びその利用者が世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する。第2通信部66は、このような端末装置30からの設定を受け付ける受信部の一例としても機能する。設定部64は、例えば、端末装置30からアクセス可能なWebサイトを、第2通信部66を介して提供し、設定を受け付けることができる。また、同意情報もこの設定時に端末装置30から受け付けることができる。属性情報については実施形態2で上述した通りである。
 利用者による提供の許可について説明する。利用者による提供の許可は、販売促進情報の生成前に利用者から得ておけばよく、この許可(同意)を示す同意情報は、第1サーバ50の記憶部及び第2サーバ60内の記憶部の少なくとも一方に利用者に対応付けて記憶しておけばよい。第2サーバ60のみに同意情報を記憶しておく場合、第1サーバ50は第2サーバ60から同意情報を受信して、匿名化を実行することができる。或いは、同意情報は、住民記録システム21等の行政システム側に記憶しておくこともできる。この場合、第1サーバ50がその同意情報を参照して、匿名化の対象として決定することができる。
 ここでは、設定部64により許可についても設定される場合を例に挙げて説明する。設定部64で設定された設定値は、第1通信部61を介して第1サーバ50に送信され、匿名化部52で参照可能なように記憶される。匿名化部52は、世帯情報のうち利用者が提供を許可する属性情報に対応する情報については、匿名化して匿名化情報とする。つまり、匿名化部52は、世帯情報のうち提供を許可しない属性情報に対応する情報については、匿名化の元となる世帯情報に含めず、結果として匿名化情報にもその属性情報に関する情報が含まれないことになる。同じ世帯情報であっても、設定部64で設定された設定値に応じて匿名化部52で生成される匿名化情報を異ならせることができ、その結果として第2サーバ60で生成され端末装置30に提供される販売促進情報も異ならせることができる。
 なお、第2サーバ60は設定部64等において、端末装置30の利用者を、第2サーバ60へのログインのためのアカウント情報や端末機器情報などを用いて特定することができる。ログインには実施形態2で自治体サーバ10へのログインとして説明した任意の方法を用いることができる。
 PT付与部65は、設定部64で設定された設定値に応じて、利用者に(任意の又は所定の)商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付す。PT付与部65は、例えば、k値が小さい程、多くのポイントが付与され、利用を許可する属性が多い程、多くのポイントが付与されるような所定の規則に基づき、利用者に付与するポイントを変更するとよい。付与されたポイントは利用者が例えば端末装置30から利用できるように利用者に紐付けて記憶しておく。付与するポイントは、第2サーバ60の運営業者で利用可能な様々な種類のポイントであればよく、他のポイントや電子マネーに変換できるものであってもよい。
 PT付与部65は、複数種類のポイントに対応させるように構成することができ、その場合、付与されるポイントの種類を端末装置30から利用者に選択させることで設定するポイント設定部を備えることが好ましい。生成部62は、このポイント設定部で設定された種類に応じて、生成される販売促進情報を変更することが好ましい。生成部62は、選択されたポイント種類とk値等の設定値との組み合わせに基づき、販売促進情報を生成してもよい。
 また、第2サーバ60は、端末装置30から第2通信部66を介して、端末装置30で受信された販売促進情報に対する評価を受け付けることが可能に構成されることができる。この構成は図示しない評価受付部を第2サーバ60に備えることで実現できる。評価については実施形態2で説明した通りであり、この場合、受け付けた評価は第2サーバ60での処理にフィードバックされることができる。
 フィードバックの例として、この評価受付部は、PT付与部65に対し、評価を受け付けた場合に付与するポイントを増やすことができ、評価の感想まで考慮する場合には感想が入力された場合にポイントの増加量をさらに大きくすることができる。
 フィードバックの他の例として、生成部62は、販売促進情報とその販売促進情報に対して受け付けた評価との対応関係に基づき、今後生成される販売促進情報を変更することもできる。今後生成される販売促進情報を変更する方法については、販売促進情報に含めるコンテンツを見直して変更すること、販売促進情報に含めるコンテンツの選択基準を変更するなどにより生成方法を変更するなど、様々な方法が採用できる。或る販売促進情報に対して良い評価を受けた場合には、販売促進情報を変更せず、悪い評価を受けた場合のみ又は評価を受けなかった場合にのみ販売促進情報を変更することもできる。このように、生成部62は、評価としてのフィードバックの有/無に応じて、その評価に対応する販売促進情報の変更の不実行/実行を決定することができる。
 また、生成部62は、学習モデルに基づき販売促進情報を生成すること、例えば学習モデルに基づき販売促進情報に含めるコンテンツを選択することができる。この学習モデルの種類やアルゴリズムは問わない。そして、良い評価を得た販売促進情報(又はそこに含まれるコンテンツ)を教師データとして、この学習モデルを再度機械学習させるように、評価をフィードバックすることもできる。
 本提供システムは、同意及び設定値の設定が端末装置30から第2サーバ60に対して実施されて第2サーバ60から第1サーバ50に伝達される構成(以下、第1構成)を採用することができ、以下、図10~図12を参照しながら説明する。但し、本提供システムは、端末装置30から第1サーバ50に対して同意及び設定値の設定が実施される構成(以下、第2構成)を採用するようにシステム構成を変更することもでき、図13及び図14を参照しながら後述する。
 第1構成、第2構成のいずれにおいても、ポイント付与(評価に対する追加ポイントも含む)に関しては、基本的に同意及び設定値の設定がなされたサーバ(第1構成の場合には第2サーバ60、第2構成の場合には第1サーバ50)でなされることができる。つまり、ポイントは、第1構成の場合には第2サーバ60の運用業者が付与し、第2構成の場合には第1サーバ50の運用業者が付与する。よって、以下の図10等を参照した例及び図13等を参照した例では、そのような例を挙げる。
 但し、ポイント付与は、別のサーバ(第1構成の場合には第1サーバ50、第2構成の場合には第2サーバ60)でなされることもできる。つまり、ポイントは、第1構成の場合には第1サーバ50の運用業者が付与し、第2構成の場合には第2サーバ60の運用業者が付与することもできる。
 まず、図10~図12を参照しながら、第1構成における第1サーバ50、第2サーバ60の処理例について説明する。図10は、本提供システムにおける処理の一例を説明するためのフロー図である。また、図11は、図9の端末装置30における図10の処理例での設定時の表示画像の一例を示す図で、図12は、図11の表示画像を利用者操作により変更した例を示す図である。
 まず、情報入力部51が、例えば住民記録システム21又は利用者の端末装置30又は図示しない操作部から、提供先とする利用者についての世帯情報を入力する。この入力に関し、この例では端末装置30からの設定値の設定をトリガとして最終的に第1サーバ50で世帯情報の入力がなされる例を挙げるが、トリガはこれに限らない。
 端末装置30では、第2サーバ60にアクセスして、表示部31に例えば図11に示す画像36を表示させることができる。画像36は第2サーバ60の設定部64が第2通信部66を介して提供したものである。
 画像36は図6の画像32と同様に必要事項が入力可能な入力欄や選択ボタンとともに設定実行ボタン33に相当する設定実行ボタン37が設けられている。図11の例でも、画像32と同様に画像36の入力欄として氏名、マイナンバーの入力欄が設けられているとともに、利用者が提供を許可する属性情報の一覧及び各属性情報に対応する選択ボタン(ラジオボタン)が選択可能に設けられている。
 図11及び図12で説明する画像36は、それぞれ図6及び図7の画像32と比較して、その文面が第2サーバ60の運用業者についてのものであり且つ提示情報が販売促進情報である点で異なるが、その他の点は基本的に同様であり、適宜その説明を省略する。無論、画像36は、設定用の画像の一例に過ぎず、例えば利用者に入力させる情報、設定可能な属性情報の種類や分類方法、k値のレベル分けの方法などは、これに限ったものではない。また、画像36は、情報提供の同意のための画像の一例でもある。
 なお、k値の説明として、画像36でも現在の属性の許可設定で「同じ自治体内で同一属性が何人居るようになるかの数値」であることを示した例を挙げている。k値が小さいほど属性情報に合致した販売促進情報が生成されることになるため、k値が小さいほど属性情報にフィットした販売促進情報が届けられることも説明しておいてもよい。
 また、画像36には、現在の設定内容で設定実行ボタン37を選択した場合にどのような販売促進情報が提供されるのかを表示(この例ではポップアップ表示)させるためのリンクも、k値についての各レベルに含まれている(不図示)。利用者がこのリンクを選択すると、或いはこのリンクの位置に操作ポインタを移動させると、図12の画像36に含まれるポップアップ画像38のような販売促進情報のサンプルが表示される。ポップアップ画像38では、この利用者の子供(幼児)向けの商品の紹介とこの利用者本人向けのジョギングシューズの紹介が含まれる。例えばkをより小さく設定すると、より利用者の情報に特化したサンプルが表示されることになり、場合によっては名字や名前に限定したサンプルなどが表示させることもできる。
 このように、設定部64は、設定値を選択するための設定画像(ユーザインタフェース画像)を端末装置30に提供し、端末装置30において設定画像で選択された設定値を設定することができる。そして、この設定画像は、設定値の選択肢のそれぞれに対応する、販売促進情報についての複数のサンプルを含むことができ、これにより利用者にとって設定値の入力が容易となる。図11及び図12の例では、最初の設定画像(図11の画像36)にサンプルを含めて表示しない例を挙げているが、最初の設定画像においてサンプルも表示させてもよい。また、上記複数のサンプルのそれぞれは、実施形態2と同様に、設定値の選択肢のそれぞれに対応して過去に生成部62で生成された販売促進情報や生成部62で生成され得る販売促進情報の粒度を示す情報を含むこともできる。
 さらに、画像36には、現在の設定内容で設定実行ボタン37を選択した場合に付与されるポイントを表示(この例ではポップアップ表示)させるためのリンクも含まれている。利用者がこのリンクを選択すると、或いはこのリンクの位置に操作ポインタを移動させると、図12の画像36に含まれるポップアップ画像39のような付与されるポイントが表示される。また、ポップアップ画像39では、現在の設定で付与されるポイント数を示すとともに、評価を行えば1評価あたり1ポイントが付加されることも示しており、これにより利用者に評価を促すことができる。なお、ポップアップ画像39は、例えばポップアップ画像38と同時に又はその内容を含めてポップアップ画像38に表示させることもできる。
 このように、設定部64は、端末装置30で販売促進情報を受信した場合において付与され得るポイントの値を、端末装置30に予め提示した状態で設定値の設定を受け付けることが好ましい。また、設定部64は、端末装置30で販売促進情報を受信して販売促進情報に対する評価を入力した場合において付与され得るポイントの値を、端末装置30に予め提示した状態で設定値の設定を受け付けることが好ましい。
 さらに、画像36は、画像32と同様に同意する際にチェックするチェックボックスを選択可能(チェックを入れることが可能)に設けられている。端末装置30は、このチェックボックスにチェックを入れ、設定実行ボタン37を選択する操作を受け付けることで、第2サーバ60に最終的な設定値とともに情報提供への同意の意思を示す同意情報を送信することができる。このように、第2サーバ60は、匿名化情報の提供の同意を示す同意情報を利用者から得る構成とすることができる。
 端末装置30は、画像36のような設定画像を表示し、利用者からの操作に従い入力欄への入力や選択ボタンの選択入力を行う(ステップS51)。そして、端末装置30は、設定実行ボタン37の選択操作を受けると、第2サーバ60に最終的な設定値と同意情報を送信する(ステップS52)。
 第2サーバ60では、これを第2通信部66が受信し、設定部64が設定値の設定を行い、設定値及び同意情報を記憶する(ステップS53)。第2サーバ60は、この設定値及び同意情報を、第1通信部61を介して第1サーバ50に送信することで、その利用者の匿名化情報を要求する(ステップS54)。
 第1サーバ50では、この要求を第2通信部55で受信して、情報入力部51でその利用者についての世帯情報を住民記録システム21に要求し、第1通信部54を介して取得する(ステップS55)。このように、第1サーバ50では、設定値及び同意情報を含む要求を利用者の端末装置30から第2サーバ60経由で受信することができる。このようにして、第1サーバ50は、世帯情報を外部に対して提供を許可するか否かの同意を利用者から取得するとともに、匿名化値等も利用者から取得することができる。
 匿名化部52は、取得した世帯情報を、その利用者の設定値に応じて匿名化して匿名化情報を生成し(ステップS56)、第2通信部55を介して第2サーバ60に返信する(ステップS57)。ここで、匿名化部52は、同意された属性情報の内容に基づいて世帯情報を抽出し、同意したk値に従って匿名加工し、匿名化情報を生成することができる。なお、ステップS55の取得の段階で設定値が示す、利用者が許可する属性情報のみを要求して取得しておき、ステップS56では設定値のうちk値等の匿名化値に応じて受信した世帯情報を匿名化してもよい。
 第2サーバ60は、第1通信部61を介して第1サーバ50から匿名化情報を受信し、生成部62がそれを匿名化情報DB62aに格納し、その匿名化情報に基づき素材DB62bを参照して提示情報(ここでは販売促進情報)を生成する(ステップS58)。第2サーバ60は、提供部63が第2通信部66を介し、この販売促進情報をステップS52で設定値等の送信を行った端末装置30に送信する(ステップS59)。
 端末装置30は、この販売促進情報を受信し(ステップS60)、評価の入力を受け付ける。端末装置30は、評価が所定期間内(例えば送信後1日以内)に入力されたか否かを判定し(ステップS61)、入力された場合、第2サーバ60にその評価を送信する。
 第2サーバ60では、第2通信部66を介しPT付与部65(又は図示しない評価受付部)がその評価を受信し、PT付与部65が追加ポイントを設定する(ステップS62)。そして、PT付与部65が、設定値に応じたポイントと追加ポイントとからポイントを付与して端末装置30の利用者に関連づけて格納する(ステップS63)。ステップS61でNOの場合、第2サーバ60はステップS62を経ずに追加ポイント無しでステップS63を実行することになる。また、追加ポイントの設定がなされた場合には、生成部62が販売促進情報の生成方法の変更を行うこと、或いは変更のための情報を変更実行時に利用できるように格納しておく処理とすることもできる。
 なお、ステップS61では、説明の簡略化のため、評価が送信後所定期間内(例えば送信してから1日以内)に受信できたか否かを判定するものとして説明した。但し、所定期間経過後に評価を受信した場合に対応させるために、PT付与部65は、販売促進情報の送信時に又は開封確認時に設定値に基づくポイントの付与を実行してもよい。所定期間経過後に評価を受信した場合には、追加ポイントをその受信時に追加すればよい。
 次に、図13及び図14を参照しながら、第2構成における第1サーバ50、第2サーバ60の処理例について説明する。図13は、本提供システムにおける処理の他の例を説明するためのフロー図である。また、図14は、図9の端末装置30における図13の処理例での設定時の表示画像の一例を示す図である。但し、図13の処理例は、図8のシステムにおいて、端末装置30が第2サーバ60だけでなく第1サーバ50にもネットワーク経由で接続可能になっていることを前提とする。
 さらに、第2構成では、設定部64に対応する設定部が第1サーバ50に備えられ、PT付与部65に対応するPT付与部も第1サーバ50に備えられる。この設定部は、世帯の一構成員である利用者が使用する端末装置から、匿名化値及び利用者が世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する。第1サーバ50の設定部は、設定値を選択するための設定画像を端末装置30に提供し、端末装置30において設定画像で選択された設定値を設定することができる。その設定画像は、設定値の選択肢のそれぞれに対応する、端末装置30で設定値に応じて第2サーバ60から受信可能な販売促進情報についての複数のサンプルを含むことができる。
 第1サーバ50のPT付与部は、この設定部で設定された設定値に応じて、利用者に商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付す。第1サーバ50は、様々な運営業者が運営する第2サーバ60に匿名化情報を提供するため、付与するポイントは様々な種類のポイントや電子マネーに変換できる汎用性のあるポイント(例えばマイナポイント)とすることが好ましい。
 また、第1サーバ50は、端末装置30から、PT付与部で付与されるポイントの種類を設定するポイント設定部を備えることもできる。また、第1サーバ50は、端末装置30から、端末装置30で設定値に応じて受信可能な販売促進情報を受信した場合における販売促進情報に対する評価を受け付けることができる。そして、第1サーバ50のPT付与部は、端末装置30で販売促進情報を受信して販売促進情報に対する評価を入力した場合、評価を入力しない場合に比べて、付与するポイントの値を増やすことができる。
 このような第2構成において、まず、情報入力部51が、例えば住民記録システム21又は利用者の端末装置30又は図示しない操作部から、提供先とする利用者についての世帯情報を入力する。この入力に関し、この例では端末装置30からの設定値の設定をトリガとして最終的に第1サーバ50で世帯情報の入力がなされる例を挙げるが、トリガはこれに限らない。
 端末装置30では、第1サーバ50にアクセスして、表示部31に例えば図11に示す画像36、或いは図14に示す画像40のうちポップアップ画像42を表示していない画像を表示させることができる。以下では、後者の例を挙げる。画像40は第1サーバ50の設定部が第2通信部55等の通信部を介して提供したものである。
 画像40は、画像36と同様に必要事項が入力可能な入力欄や選択ボタンとともに設定実行ボタン37に相当する設定実行ボタン41が設けられている。図14の例でも、画像36と同様に画像40の入力欄として氏名、マイナンバーの入力欄が設けられているとともに、利用者が提供を許可する属性情報の一覧及び各属性情報に対応する選択ボタン(ラジオボタン)が選択可能に設けられている。図14で説明する画像40は、図12の画像36と比較して、その文面が第1サーバ50の運用業者についてのものであり販売促進情報を提供するのが第2サーバ60の運用業者である点で異なるが、その他の点は基本的に同様であり、適宜その説明を省略する。
 また、画像40には、現在の設定内容で設定実行ボタン41を選択した場合にどのような販売促進情報が提供されるのかを表示(この例ではポップアップ表示)させるためのリンクも、k値についての各レベルに含まれている(不図示)。利用者がこのリンクを選択すると、或いはこのリンクの位置に操作ポインタを移動させると、ポップアップ画像42のような販売促進情報のサンプルが表示される。このサンプルのそれぞれは、設定値の選択肢のそれぞれに対応して過去に生成部62で生成された販売促進情報や生成部62で生成され得る販売促進情報の粒度を示す情報を含むこともでき、第2サーバ60から事前に取得しておくことができる。
 さらに、画像40には、現在の設定内容で設定実行ボタン41を選択した場合に付与されるポイントを表示(例えばポップアップ表示)させるためのリンクも含まれている。利用者がこのリンクを選択すると、或いはこのリンクの位置に操作ポインタを移動させると、図12のポップアップ画像39のような付与されるポイントが表示される。このように、第1サーバ50の設定部は、端末装置30で販売促進情報を受信した場合において付与され得るポイントの値を、端末装置30に予め提示した状態で設定値の設定を受け付けることが好ましい。また、第1サーバ50の設定部は、端末装置30で販売促進情報を受信して販売促進情報に対する評価を入力した場合において付与され得るポイントの値を、端末装置30に予め提示した状態で設定値の設定を受け付けることが好ましい。
 さらに、画像40は、画像36と同様に同意する際にチェックするチェックボックスを選択可能(チェックを入れることが可能)に設けられている。端末装置30は、このチェックボックスにチェックを入れ、設定実行ボタン41を選択する操作を受け付けることで、第1サーバ50に最終的な設定値とともに情報提供への同意の意思を示す同意情報を送信することができる。このように、第1サーバ50は、匿名化情報の提供の同意を示す同意情報を利用者から得る構成とすることができる。
 端末装置30は、画像40のような設定画像を表示し、利用者からの操作に従い入力欄への入力や選択ボタンの選択入力を行う(ステップS71)。そして、端末装置30は、設定実行ボタン41の選択操作を受けると、第1サーバ50に最終的な設定値と同意情報を送信する(ステップS72)。
 第1サーバ50では、これを第2通信部55等の通信部が受信し、設定部が設定値の設定を行い、設定値及び同意情報を記憶する(ステップS73)。第1サーバ50は、この設定値及び同意情報に基づき、情報入力部51でその利用者についての世帯情報を住民記録システム21に要求し、第1通信部54を介して取得する(ステップS74)。このように、第1サーバ50では、設定値及び同意情報を含む要求を利用者の端末装置30から直接受信することができる。このようにして、第1サーバ50は、世帯情報を外部に対して提供を許可するか否かの同意を利用者から取得するとともに、匿名化値等も利用者から取得することができる。
 匿名化部52は、取得した世帯情報を、その利用者の設定値に応じて匿名化して匿名化情報を生成し(ステップS75)、第2通信部55を介して第2サーバ60にその匿名化情報を送信する(ステップS76)。ここで、匿名化部52は、同意された属性情報の内容に基づいて世帯情報を抽出し、同意したk値に従って匿名加工し、匿名化情報を生成することができる。なお、ステップS74の取得の段階で設定値が示す、利用者が許可する属性情報のみを要求して取得しておき、ステップS75では設定値のうちk値等の匿名化値に応じて受信した世帯情報を匿名化してもよい。
 第2サーバ60は、第1通信部61を介して第1サーバ50から匿名化情報を受信し、生成部62がそれを匿名化情報DB62aに格納し、その匿名化情報に基づき素材DB62bを参照して提示情報(ここでは販売促進情報)を生成する(ステップS77)。第2サーバ60は、提供部63が第2通信部66を介し、この販売促進情報をステップS72で設定値等の送信を行った端末装置30に送信する(ステップS78)。送信先は、例えば、匿名化情報に含めるか、匿名化情報に付加して第1サーバ50から受信するようにしておけばよい。
 端末装置30は、この販売促進情報を受信し(ステップS79)、評価の入力を受け付ける。端末装置30は、評価が所定期間内(例えば送信後1日以内)に入力されたか否かを判定し(ステップS80)、入力された場合、第1サーバ50にその評価を送信する。ここでの所定期間は、販売促進情報の送信後の期間であればよく、その場合、第2サーバ60は第1サーバ50に送信した日時を知らせておけばよい。或いは、ここでの所定期間は、匿名化情報を第2サーバ60へ送信した後の期間であってもよい。
 第1サーバ50では、第2通信部55等の通信部を介しPT付与部又は評価受付部(図示せず)がその評価を受信し、PT付与部が追加ポイントを設定する(ステップS81)。そして、PT付与部が、設定値に応じたポイントと追加ポイントとからポイントを付与して端末装置30の利用者に関連づけて格納する(ステップS82)。ステップS80でNOの場合、第1サーバ50はステップS81を経ずに追加ポイント無しでステップS82を実行することになる。また、追加ポイントの設定がなされた場合(又は評価がなされた場合)には、匿名化部52での匿名化の方法を変更することもできる。この例に限らず、第1構成や実施形態2においても、匿名化部52等の匿名化部においても学習モデルを用いて匿名化を行い、評価に応じてそれを改良していくこともできる。
 また、追加ポイントの設定がなされた場合(又は評価がなされた場合)には、第2サーバ60にフィードバックすることもできる。これにより、第2サーバ60ではで販売促進情報の生成方法の変更を行うこと、或いは変更のための情報を変更実行時に利用できるように格納しておく処理とすることもできる。なお、ステップS80でYESの場合(評価が入力された場合)、第1サーバ50にその評価を送信する例を挙げたが、第2サーバ60にもその評価を送信してもよく、これにより第2サーバ60で販売促進情報へのフィードバックが可能となる。
 なお、ステップS80では、説明の簡略化のため、評価が送信後所定期間内(例えば送信してから1日以内)に受信できたか否かを判定するものとして説明した。但し、所定期間経過後に評価を受信した場合に対応させるために、PT付与部は、販売促進情報又は匿名化情報の送信時に又は開封確認時に設定値に基づくポイントの付与を実行してもよい。所定期間経過後に評価を受信した場合には、追加ポイントをその受信時に追加すればよい。
 以上において第1構成及び第2構成の本提供システムについて説明したように、設定値を設定する設定部は、第1サーバ50、第2サーバ60のいずれに設けてもよい。例えば第2サーバ60に設けるとともにそこでの設定値を第1サーバ50に送信するようにしてもよい。この場合、第1サーバ50には端末装置30からの操作により得た第2サーバ60からの設定要求に応じて、第1サーバ50で設定値が設定されることになる。一方で、設定部が第1サーバ50に設けられる場合には、第2サーバ60に設けなくてもよく、その場合、利用者は第1サーバ50に対して設定を行い、その設定値が反映された匿名化情報が第2サーバ60で利用されることになる。
 PT付与部も設定部と同様に第1サーバ50、第2サーバ60のいずれに設けることもできる。いずれに設けるかは、ポイントをどちらのサーバが(どちらのサーバ運営者が)主体となって付与するかに依る。よって、設定部とPT付与部とを、例えば一方を第1サーバ50に設け、他方を第2サーバ60に設けることもでき、必要な情報を第1サーバ50と第2サーバ60との間で通信するなどして共有できれば、匿名化、ポイント付与が可能である。但し、PT付与部は、第1サーバ50及び第2サーバ60のうち端末装置30が最初にアクセスする側のサーバに備えておくことが、利用者にとって分かり易い。
 以上、本実施形態によれば、実施形態1による効果に加えて、匿名化の度合いや許可する属性情報の設定が可能であるため、利用者が望む粒度の販売促進情報等の提供情報の生成や提供が可能となる。
 また、本実施形態によれば、利用者に提供するための販売促進情報として、その利用者の世帯の構成員(利用者本人も含む)全てについての属性情報に応じた情報を生成することや、その利用者にその販売促進情報を提供することができる。また、販売促進情報の生成元となる世帯情報は、世帯に含まれる構成員全てについての属性情報に基づき絞り込まれたものとすることができる。よって、本実施形態によれば、例えば利用者が親である場合と小学生の子供である場合とで異なる販売促進情報を生成することができる。このように、本実施形態によれば、各利用者の世帯内での続柄などの属性に合った販売促進情報(各利用者について異なる販売促進情報)が生成でき、結果として、販売促進情報を提供された利用者に対して情報過多になってしまうことを防止することもできる。
 また、本実施形態では、利用者自身の情報の提供度合いに応じて商品やサービスに利用できるポイントを付与されることができ、これにより、利用者は提供度合いを上げるようになり、結果として生成される販売促進情報は、さらに利用者に合ったものとなる。
 そして、本実施形態では、このような様々な効果を奏するところ、第2サーバ60の運営業者が各利用者に送信する販売促進情報の魅力を向上させることができる。
<他の実施形態>
 各実施形態において、提示情報生成システム、提示情報提供システム、各サーバ装置、各種方法について説明したが、そのシステム構成、装置構成、処理手順等は例示したものに限らず、装置の機能や方法のステップが含まれていればよい。また、各実施形態において使用した用語(特に法律用語)については国によって異なることがあるが、各国においてはここで使用した用語に対応して用いられる用語を指すことになる。また、各実施形態で説明した各装置は、次のようなハードウェア構成を有していてもよい。図15は、装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
 図15に示す装置100は、プロセッサ101、メモリ102、及びインタフェース(I/F)103を有することができる。プロセッサ101は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processor Unit)、又はCPUなどであってもよい。プロセッサ101は、複数のプロセッサを含んでもよい。メモリ102は、例えば、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。各実施形態で説明した各装置における機能は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより実現される。この際、例えば、他の装置との情報の送受はI/F103としての通信インタフェースを介して行うことができる。また、装置100への操作のための入出力はI/F103としての入出力インタフェースを介して行うことができる。
 上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)を含む。さらに、この例は、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/Wを含む。さらに、この例は、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
 さらに、上述した実施形態において、提示情報生成処理や提示情報提供処理等の処理の手順を例示したように、本開示は方法としての形態も採り得る。なお、その他の例については、各実施形態で説明した通りである。また、上述したような方法のそれぞれに対応するプログラムは、コンピュータにその方法を実行させるためのプログラムであると言える。
 なお、本開示は上記の各実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
 以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
 世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力する情報入力部と、
 前記世帯情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する情報生成部と、
 を備えた提示情報生成システム。
(付記2)
 前記情報生成部は、匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成する匿名化部と、前記匿名化情報に基づき前記提示情報を生成する生成部と、を有する、
 付記1に記載の提示情報生成システム。
(付記3)
 前記利用者が使用する端末装置から、前記匿名化値及び前記利用者が前記世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する設定部と、
 前記端末装置に前記提示情報を送信する送信部と、
 を備えた、付記2に記載の提示情報生成システム。
(付記4)
 前記設定部は、前記設定値を選択するための設定画像を前記端末装置に提供し、前記端末装置において前記設定画像で選択された前記設定値を設定し、
 前記設定画像は、前記設定値の選択肢のそれぞれに対応する、前記提示情報についての複数のサンプルを含む、
 付記3に記載の提示情報生成システム。
(付記5)
 前記情報生成部で生成された前記提示情報が掲載された電子広報を発行する発行部を備え、
 前記送信部は、前記電子広報を前記端末装置に送信する、
 付記3又は4に記載の提示情報生成システム。
(付記6)
 前記設定部で設定された前記設定値に応じて、前記利用者に商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付すポイント付与部を備えた、
 付記3~5のいずれか1項に記載の提示情報生成システム。
(付記7)
 前記情報生成部は、匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成する匿名化部と、前記匿名化情報に基づき前記提示情報を生成する生成部と、を有し、
 前記提示情報生成システムは、前記情報入力部と前記匿名化部と前記匿名化情報を外部に提供する提供部とを有する第1サーバ装置と、前記生成部と前記利用者が使用する端末装置に前記提示情報を送信する送信部とを有し、前記第1サーバ装置にネットワークを介して接続され前記匿名化情報の提供を受ける第2サーバ装置と、を含んで構成される、
 付記1に記載の提示情報生成システム。
(付記8)
 前記提示情報は、商品又はサービスの販売促進を行うための販売促進情報である、
 付記7に記載の提示情報生成システム。
(付記9)
 前記端末装置から、前記匿名化値及び前記利用者が前記世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する設定部と、
 前記端末装置に前記提示情報を送信する送信部と、
 を備えた付記7又は8に記載の提示情報生成システム。
(付記10)
 前記設定部は、前記設定値を選択するための設定画像を前記端末装置に提供し、前記端末装置において前記設定画像で選択された前記設定値を設定し、
 前記設定画像は、前記設定値の選択肢のそれぞれに対応する、前記提示情報についての複数のサンプルを含む、
 付記9に記載の提示情報生成システム。
(付記11)
 前記設定部で設定された前記設定値に応じて、前記利用者に商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付すポイント付与部を備えた、
 付記9又は10に記載の提示情報生成システム。
(付記12)
 前記端末装置から、前記ポイント付与部で付与されるポイントの種類を設定するポイント設定部を備え、
 前記生成部は、前記ポイント設定部で設定された種類に応じて、生成される前記提示情報を変更する、
 付記11に記載の提示情報生成システム。
(付記13)
 前記設定部は、前記端末装置で前記提示情報を受信した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
 付記11又は12に記載の提示情報生成システム。
(付記14)
 前記第2サーバ装置は、前記端末装置から、前記端末装置で受信された前記提示情報に対する評価を受け付け、
 前記ポイント付与部は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合、前記評価を入力しない場合に比べて、付与する前記ポイントの値を増やす、
 付記11~13のいずれか1項に記載の提示情報生成システム。
(付記15)
 前記設定部は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
 付記14に記載の提示情報生成システム。
(付記16)
 前記端末装置から、前記端末装置で受信された前記提示情報に対する評価を受け付ける、
 付記3~13のいずれか1項に記載の提示情報生成システム。
(付記17)
 前記情報生成部は、前記提示情報と前記提示情報に対して受け付けた前記評価との対応関係に基づき、生成される前記提示情報を変更する、
 付記16に記載の提示情報生成システム。
(付記18)
 前記情報入力部は、前記利用者についての前記世帯情報を住民記録システムから取得する、
 付記1~17のいずれか1項に記載の提示情報生成システム。
(付記19)
 世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力する情報入力部と、
 匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成する匿名化部と、
 前記匿名化情報を外部に提供する提供部と、
 を備えたサーバ装置。
(付記20)
 前記世帯の一構成員である利用者が使用する端末装置から、前記匿名化値及び前記利用者が前記世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する設定部を備えた、
 付記19に記載のサーバ装置。
(付記21)
 前記設定部は、前記設定値を選択するための設定画像を前記端末装置に提供し、前記端末装置において前記設定画像で選択された前記設定値を設定し、
 前記設定画像は、前記設定値の選択肢のそれぞれに対応する、前記端末装置で前記設定値に応じて受信可能な提示情報についての複数のサンプルを含む、
 付記20に記載のサーバ装置。
(付記22)
 前記設定部で設定された前記設定値に応じて、前記利用者に商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付すポイント付与部を備えた、
 付記20又は21に記載のサーバ装置。
(付記23)
 前記設定部は、前記端末装置で前記設定値に応じて受信可能な提示情報を受信した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
 付記22に記載のサーバ装置。
(付記24)
 前記端末装置から、前記端末装置で前記設定値に応じて受信可能な提示情報を受信した場合における前記提示情報に対する評価を受け付け、
 前記ポイント付与部は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合、前記評価を入力しない場合に比べて、付与する前記ポイントの値を増やす、
 付記22又は23に記載のサーバ装置。
(付記25)
 前記設定部は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
 付記24に記載のサーバ装置。
(付記26)
 世帯の構成員に関する情報である世帯情報を匿名化した匿名化情報を入力する入力部と、
 前記匿名化情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する生成部と、
 前記提示情報を前記利用者が使用する端末装置に送信する送信部と、
 を備えたサーバ装置。
(付記27)
 前記提示情報は、商品又はサービスの販売促進を行うための販売促進情報である、
 付記26に記載のサーバ装置。
(付記28)
 前記端末装置から、前記世帯情報から前記匿名化情報を生成する際に使用した、匿名化の度合いを示す値である匿名化値、及び前記利用者が前記世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する設定部と、
 前記端末装置に前記提示情報を送信する送信部と、
 を備えた付記26又は27に記載のサーバ装置。
(付記29)
 前記設定部は、前記設定値を選択するための設定画像を前記端末装置に提供し、前記端末装置において前記設定画像で選択された前記設定値を設定し、
 前記設定画像は、前記設定値の選択肢のそれぞれに対応する、前記提示情報についての複数のサンプルを含む、
 付記28に記載のサーバ装置。
(付記30)
 前記設定部で設定された前記設定値に応じて、前記利用者に商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付すポイント付与部を備えた、
 付記28又は29に記載のサーバ装置。
(付記31)
 前記端末装置から、前記ポイント付与部で付与されるポイントの種類を設定するポイント設定部を備え、
 前記生成部は、前記ポイント設定部で設定された種類に応じて、生成される前記提示情報を変更する、
 付記30に記載のサーバ装置。
(付記32)
 前記設定部は、前記端末装置で前記提示情報を受信した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
 付記30又は31に記載のサーバ装置。
(付記33)
 前記端末装置から、前記端末装置で受信された前記提示情報に対する評価を受け付け、
 前記ポイント付与部は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合、前記評価を入力しない場合に比べて、付与する前記ポイントの値を増やす、
 付記30~32のいずれか1項に記載のサーバ装置。
(付記34)
 前記設定部は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
 付記33に記載のサーバ装置。
(付記35)
 前記端末装置から、前記端末装置で受信された前記提示情報に対する評価を受け付ける、
 付記26~32のいずれか1項に記載のサーバ装置。
(付記36)
 前記生成部は、前記提示情報と前記提示情報に対して受け付けた前記評価との対応関係に基づき、生成される前記提示情報を変更する、
 付記35に記載のサーバ装置。
(付記37)
 コンピュータが、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、
 前記コンピュータが、前記世帯情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する、
 方法。
(付記38)
 コンピュータが、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、
 前記コンピュータが、匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成し、
 前記コンピュータが、前記匿名化情報を外部に提供する、
 方法。
(付記39)
 コンピュータが、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を匿名化した匿名化情報を入力し、
 前記コンピュータが、前記匿名化情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成し、
 前記コンピュータが、前記提示情報を前記利用者が使用する端末装置に送信する、
 方法。
(付記40)
 コンピュータに、
 世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、
 前記世帯情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する、
 処理を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記41)
 コンピュータに、
 世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、
 匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成し、
 前記匿名化情報を外部に提供する、
 処理を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
(付記42)
 コンピュータに、
 世帯の構成員に関する情報である世帯情報を匿名化した匿名化情報を入力し、
 前記匿名化情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成し、
 前記提示情報を前記利用者が使用する端末装置に送信する、
 処理を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
 1 提示情報生成システム
 1a 情報入力部
 1b 情報生成部
 10 自治体サーバ
 10a、62a 匿名化情報DB
 11、51 情報入力部
 12 情報生成部
 13、52 匿名化部
 14 生成部
 15 発行部
 16、54、61 第1通信部
 17、65 ポイント(PT)付与部
 18、64 設定部
 19、55、66 第2通信部
 21 住民記録システム
 22 税システム
 23 福祉システム
 24 国民健康保険システム
 30、30-1、30-n、30a-1、30b-1 端末装置
 50 第1サーバ
 50a 世帯DB
 53、63 提供部
 60、60-1、60-m 第2サーバ
 62b 素材DB
 100 装置
 101 プロセッサ
 102 メモリ
 103 インタフェース
 N1、N2、N3、N4 ネットワーク

Claims (42)

  1.  世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力する情報入力手段と、
     前記世帯情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する情報生成手段と、
     を備えた提示情報生成システム。
  2.  前記情報生成手段は、匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成する匿名化手段と、前記匿名化情報に基づき前記提示情報を生成する生成手段と、を有する、
     請求項1に記載の提示情報生成システム。
  3.  前記利用者が使用する端末装置から、前記匿名化値及び前記利用者が前記世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する設定手段と、
     前記端末装置に前記提示情報を送信する送信手段と、
     を備えた、請求項2に記載の提示情報生成システム。
  4.  前記設定手段は、前記設定値を選択するための設定画像を前記端末装置に提供し、前記端末装置において前記設定画像で選択された前記設定値を設定し、
     前記設定画像は、前記設定値の選択肢のそれぞれに対応する、前記提示情報についての複数のサンプルを含む、
     請求項3に記載の提示情報生成システム。
  5.  前記情報生成手段で生成された前記提示情報が掲載された電子広報を発行する発行手段を備え、
     前記送信手段は、前記電子広報を前記端末装置に送信する、
     請求項3又は4に記載の提示情報生成システム。
  6.  前記設定手段で設定された前記設定値に応じて、前記利用者に商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付すポイント付与手段を備えた、
     請求項3~5のいずれか1項に記載の提示情報生成システム。
  7.  前記情報生成手段は、匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成する匿名化手段と、前記匿名化情報に基づき前記提示情報を生成する生成手段と、を有し、
     前記提示情報生成システムは、前記情報入力手段と前記匿名化手段と前記匿名化情報を外部に提供する提供手段とを有する第1サーバ装置と、前記生成手段と前記利用者が使用する端末装置に前記提示情報を送信する送信手段とを有し、前記第1サーバ装置にネットワークを介して接続され前記匿名化情報の提供を受ける第2サーバ装置と、を含んで構成される、
     請求項1に記載の提示情報生成システム。
  8.  前記提示情報は、商品又はサービスの販売促進を行うための販売促進情報である、
     請求項7に記載の提示情報生成システム。
  9.  前記端末装置から、前記匿名化値及び前記利用者が前記世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する設定手段と、
     前記端末装置に前記提示情報を送信する送信手段と、
     を備えた請求項7又は8に記載の提示情報生成システム。
  10.  前記設定手段は、前記設定値を選択するための設定画像を前記端末装置に提供し、前記端末装置において前記設定画像で選択された前記設定値を設定し、
     前記設定画像は、前記設定値の選択肢のそれぞれに対応する、前記提示情報についての複数のサンプルを含む、
     請求項9に記載の提示情報生成システム。
  11.  前記設定手段で設定された前記設定値に応じて、前記利用者に商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付すポイント付与手段を備えた、
     請求項9又は10に記載の提示情報生成システム。
  12.  前記端末装置から、前記ポイント付与手段で付与されるポイントの種類を設定するポイント設定手段を備え、
     前記生成手段は、前記ポイント設定手段で設定された種類に応じて、生成される前記提示情報を変更する、
     請求項11に記載の提示情報生成システム。
  13.  前記設定手段は、前記端末装置で前記提示情報を受信した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
     請求項11又は12に記載の提示情報生成システム。
  14.  前記第2サーバ装置は、前記端末装置から、前記端末装置で受信された前記提示情報に対する評価を受け付け、
     前記ポイント付与手段は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合、前記評価を入力しない場合に比べて、付与する前記ポイントの値を増やす、
     請求項11~13のいずれか1項に記載の提示情報生成システム。
  15.  前記設定手段は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
     請求項14に記載の提示情報生成システム。
  16.  前記端末装置から、前記端末装置で受信された前記提示情報に対する評価を受け付ける、
     請求項3~13のいずれか1項に記載の提示情報生成システム。
  17.  前記情報生成手段は、前記提示情報と前記提示情報に対して受け付けた前記評価との対応関係に基づき、生成される前記提示情報を変更する、
     請求項16に記載の提示情報生成システム。
  18.  前記情報入力手段は、前記利用者についての前記世帯情報を住民記録システムから取得する、
     請求項1~17のいずれか1項に記載の提示情報生成システム。
  19.  世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力する情報入力手段と、
     匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成する匿名化手段と、
     前記匿名化情報を外部に提供する提供手段と、
     を備えたサーバ装置。
  20.  前記世帯の一構成員である利用者が使用する端末装置から、前記匿名化値及び前記利用者が前記世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する設定手段を備えた、
     請求項19に記載のサーバ装置。
  21.  前記設定手段は、前記設定値を選択するための設定画像を前記端末装置に提供し、前記端末装置において前記設定画像で選択された前記設定値を設定し、
     前記設定画像は、前記設定値の選択肢のそれぞれに対応する、前記端末装置で前記設定値に応じて受信可能な提示情報についての複数のサンプルを含む、
     請求項20に記載のサーバ装置。
  22.  前記設定手段で設定された前記設定値に応じて、前記利用者に商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付すポイント付与手段を備えた、
     請求項20又は21に記載のサーバ装置。
  23.  前記設定手段は、前記端末装置で前記設定値に応じて受信可能な提示情報を受信した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
     請求項22に記載のサーバ装置。
  24.  前記端末装置から、前記端末装置で前記設定値に応じて受信可能な提示情報を受信した場合における前記提示情報に対する評価を受け付け、
     前記ポイント付与手段は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合、前記評価を入力しない場合に比べて、付与する前記ポイントの値を増やす、
     請求項22又は23に記載のサーバ装置。
  25.  前記設定手段は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
     請求項24に記載のサーバ装置。
  26.  世帯の構成員に関する情報である世帯情報を匿名化した匿名化情報を入力する入力手段と、
     前記匿名化情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する生成手段と、
     前記提示情報を前記利用者が使用する端末装置に送信する送信手段と、
     を備えたサーバ装置。
  27.  前記提示情報は、商品又はサービスの販売促進を行うための販売促進情報である、
     請求項26に記載のサーバ装置。
  28.  前記端末装置から、前記世帯情報から前記匿名化情報を生成する際に使用した、匿名化の度合いを示す値である匿名化値、及び前記利用者が前記世帯情報中で提供を許可する属性情報の少なくとも一方を含む設定値を設定する設定手段と、
     前記端末装置に前記提示情報を送信する送信手段と、
     を備えた請求項26又は27に記載のサーバ装置。
  29.  前記設定手段は、前記設定値を選択するための設定画像を前記端末装置に提供し、前記端末装置において前記設定画像で選択された前記設定値を設定し、
     前記設定画像は、前記設定値の選択肢のそれぞれに対応する、前記提示情報についての複数のサンプルを含む、
     請求項28に記載のサーバ装置。
  30.  前記設定手段で設定された前記設定値に応じて、前記利用者に商品又はサービスの対価として利用できるポイントを付すポイント付与手段を備えた、
     請求項28又は29に記載のサーバ装置。
  31.  前記端末装置から、前記ポイント付与手段で付与されるポイントの種類を設定するポイント設定手段を備え、
     前記生成手段は、前記ポイント設定手段で設定された種類に応じて、生成される前記提示情報を変更する、
     請求項30に記載のサーバ装置。
  32.  前記設定手段は、前記端末装置で前記提示情報を受信した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
     請求項30又は31に記載のサーバ装置。
  33.  前記端末装置から、前記端末装置で受信された前記提示情報に対する評価を受け付け、
     前記ポイント付与手段は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合、前記評価を入力しない場合に比べて、付与する前記ポイントの値を増やす、
     請求項30~32のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  34.  前記設定手段は、前記端末装置で前記提示情報を受信して前記提示情報に対する評価を入力した場合において付与され得る前記ポイントの値を、前記端末装置に予め提示した状態で前記設定値の設定を受け付ける、
     請求項33に記載のサーバ装置。
  35.  前記端末装置から、前記端末装置で受信された前記提示情報に対する評価を受け付ける、
     請求項26~32のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  36.  前記生成手段は、前記提示情報と前記提示情報に対して受け付けた前記評価との対応関係に基づき、生成される前記提示情報を変更する、
     請求項35に記載のサーバ装置。
  37.  コンピュータが、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、
     前記コンピュータが、前記世帯情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する、
     方法。
  38.  コンピュータが、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、
     前記コンピュータが、匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成し、
     前記コンピュータが、前記匿名化情報を外部に提供する、
     方法。
  39.  コンピュータが、世帯の構成員に関する情報である世帯情報を匿名化した匿名化情報を入力し、
     前記コンピュータが、前記匿名化情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成し、
     前記コンピュータが、前記提示情報を前記利用者が使用する端末装置に送信する、
     方法。
  40.  コンピュータに、
     世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、
     前記世帯情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成する、
     処理を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
  41.  コンピュータに、
     世帯の構成員に関する情報である世帯情報を入力し、
     匿名化の度合いを示す値である匿名化値に応じて前記世帯情報を匿名化し、匿名化後の世帯情報である匿名化情報を生成し、
     前記匿名化情報を外部に提供する、
     処理を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
  42.  コンピュータに、
     世帯の構成員に関する情報である世帯情報を匿名化した匿名化情報を入力し、
     前記匿名化情報に基づき、前記世帯の一構成員である利用者が前記世帯の構成員について利用可能な提示情報を生成し、
     前記提示情報を前記利用者が使用する端末装置に送信する、
     処理を実行させるためのプログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
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