WO2022085758A1 - 通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

第1の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、第1のドナー基地局配下の第1の中継ノードが、前記第1のドナー基地局とは異なる第2のドナー基地局へ、第1のパケットを送信することを有する。また、前記通信制御方法は、前記第2のドナー基地局が、前記第1のドナー基地局へ、データフォワーディング用のパスを利用して、前記第1のパケットを転送することと、前記第1のドナー基地局が、前記第1のパケットをネットワークへ送信することとを有する。

Description

通信制御方法
 本発明は、セルラ通信システムに用いる通信制御方法に関する。
 セルラ通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)において、IAB(Integrated Access and Backhaul)ノードと呼ばれる新たな中継ノードの導入が検討されている(例えば、「3GPP TS 38.300 V16.2.0(2020-07)」参照)。1又は複数の中継ノードが、基地局とユーザ装置との間の通信に介在し、この通信に対する中継を行う。
 第1の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、第1のドナー基地局配下の第1の中継ノードが、前記第1のドナー基地局とは異なる第2のドナー基地局へ、第1のパケットを送信することを有する。また、前記通信制御方法は、前記第2のドナー基地局が、前記第1のドナー基地局へ、データフォワーディング用のパスを利用して、前記第1のパケットを転送することと、前記第1のドナー基地局が、前記パケットをネットワークへ送信することとを有する。
 第2の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、第1のドナー基地局配下の第1の中継ノードが、前記第1のドナー基地局とは異なる第2のドナー基地局配下の第2の中継ノードへ、前記第1のドナー基地局へのパスを有しているか否かを問い合わせることを有する。また、前記通信制御方法は、前記第2の中継ノードが、前記第1のドナー基地局へのパスを有している場合、前記問い合わせに対する応答を、前記第1の中継ノードへ送信することを有する。
 第3の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、第1のドナー基地局によって第1のBAPアドレスが設定された、中継ノードの第1のユーザ装置機能部が、第2のドナー基地局によって前記中継ノードの第2のユーザ装置機能部に設定された第2のBAPアドレスを、前記第1のドナー基地局へ送信することを有する。また、前記通信制御方法は、前記第2のユーザ装置機能部が、前記第1のBAPアドレスを、前記第2のドナー基地局へ送信することを有する。
 第4の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法である。前記通信制御方法は、第1のユーザ装置機能部を有する中継ノードが、第1のドナー基地局から前記第1のユーザ装置機能部に対して第1のBAPアドレスが設定されることを有する。また、前記通信制御方法は、前記中継ノードが、第2のドナー基地局への接続確立の際に、前記第2のBAPアドレスを前記第2のドナー基地局へ送信することを有する。
図1は、一実施形態に係るセルラ通信システムの構成例を示す図である。 図2は、IABノードと親ノード(Parent nodes)と子ノード(Child nodes)との関係を示す図である。 図3は、一実施形態に係るgNB(基地局)の構成例を示す図である。 図4は、一実施形態に係るIABノード(中継ノード)の構成例を示す図である。 図5は、一実施形態に係るUE(ユーザ装置)の構成例を示す図である。 図6は、IAB-MTのRRC接続及びNAS接続に関するプロトコルスタックの例を示す図である。 図7は、F1-Uプロトコルに関するプロトコルスタックの例を示す図である。 図8は、F1-Cプロトコルに関するプロトコルスタックの例を示す図である。 図9は、第1実施形態に係るセルラ通信システムの構成例を示す図である。 図10は、第1実施形態の動作例を示す図である。 図11は、第3実施形態に係るセルラ通信システムの構成例を示す図である。 図12は、第3実施形態の動作例を示す図である。 図13は、第4実施形態に係るセルラ通信システムの構成例を示す図である。 図14は、第4実施形態の動作例を示す図である。 図15は、第5実施形態の動作例を示す図である。
 図面を参照しながら、実施形態に係るセルラ通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
 (セルラ通信システムの構成)
 一実施形態に係るセルラ通信システムの構成例について説明する。一実施形態に係るセルラ通信システム1は3GPPの5Gシステムである。具体的には、セルラ通信システム1における無線アクセス方式は、5Gの無線アクセス方式であるNR(New Radio)である。但し、セルラ通信システム1には、LTE(Long Term Evolution)が少なくとも部分的に適用されてもよい。また、セルラ通信システム1は、6Gなど、将来のセルラ通信システムも適用されてよい。
 図1は、一実施形態に係るセルラ通信システム1の構成例を示す図である。
 図1に示すように、セルラ通信システム1は、5Gコアネットワーク(5GC)10と、ユーザ装置(UE:User Equipment)100、基地局装置(以下、「基地局」と称する場合がある。)200-1,200-2、及びIABノード300-1,300-2を有する。基地局200は、gNBと呼ばれる場合がある。
 以下において、基地局200がNR基地局である一例について主として説明するが、基地局200がLTE基地局(すなわち、eNB)であってもよい。
 なお、以下において、基地局200-1,200-2をgNB200(又は基地局200)、IABノード300-1,300-2をIABノード300とそれぞれ称する場合がある。
 5GC10は、AMF(Access and Mobility Management Function)11及びUPF(User Plane Function)12を有する。AMF11は、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う装置である。AMF11は、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100が在圏するエリアの情報を管理する。UPF12は、ユーザデータの転送制御等を行う装置である。
 各gNB200は、固定の無線通信ノードであって、1又は複数のセルを管理する。セルは、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。セルは、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語として用いられることがある。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。以下では、セルと基地局とを区別しないで用いる場合がある。
 各gNB200は、NGインターフェイスと呼ばれるインターフェイスを介して5GC10と相互に接続される。図1において、5GC10に接続された2つのgNB200-1及びgNB200-2を例示している。
 各gNB200は、集約ユニット(CU:Central Unit)と分散ユニット(DU:Distributed Unit)とに分割されていてもよい。CU及びDUは、F1インターフェイスと呼ばれるインターフェイスを介して相互に接続される。F1プロトコルは、CUとDUとの間の通信プロトコルであって、制御プレーンのプロトコルであるF1-CプロトコルとユーザプレーンのプロトコルであるF1-Uプロトコルとがある。
 セルラ通信システム1は、バックホールにNRを用いてNRアクセスの無線中継を可能とするIABをサポートする。ドナーgNB200-1は、ネットワーク側のNRバックホールの終端ノードであり、IABをサポートする追加機能を備えたドナー基地局である。バックホールは、複数のホップ(すなわち、複数のIABノード300)を介するマルチホップが可能である。
 図1において、IABノード300-1がドナーgNB200-1と無線で接続し、IABノード300-2がIABノード300-1と無線で接続し、F1プロトコルが2つのバックホールホップで伝送される一例を示している。
 UE100は、セルとの無線通信を行う移動可能な無線通信装置である。UE100は、gNB200又はIABノード300との無線通信を行う装置であればどのような装置であってもよい。例えば、UE100は、携帯電話端末やタブレット端末、ノートPC、センサ若しくはセンサに設けられる装置、車両若しくは車両に設けられる装置、飛行体若しくは飛行体に設けられる装置である。UE100は、アクセスリンクを介してIABノード300又はgNB200に無線で接続する。図1において、UE100がIABノード300-2と無線で接続される一例を示している。UE100は、IABノード300-2及びIABノード300-1を介してドナーgNB200-1と間接的に通信する。
 図2は、IABノード300と親ノード(Parent nodes)と子ノード(Child nodes)との関係を示す図である。
 図2に示すように、各IABノード300は、基地局機能部に相当するIAB-DUとユーザ装置機能部に相当するIAB-MT(Mobile Termination)とを有する。
 IAB-MTのNR Uu無線インターフェイス上の隣接ノード(すなわち、上位ノード)は、親ノードと呼ばれる。親ノードは、親IABノード又はドナーgNB200のDUである。IAB-MTと親ノードとの間の無線リンクは、バックホールリンク(BHリンク)と呼ばれる。図2において、IABノード300の親ノードがIABノード300P1及び300P2である一例を示している。なお、親ノードへ向かう方向は、アップストリーム(upstream)と呼ばれる。UE100から見て、UE100の上位ノードは親ノードに該当し得る。
 IAB-DUのNRアクセスインターフェイス上の隣接ノード(すなわち、下位ノード)は、子ノードと呼ばれる。IAB-DUは、gNB200と同様に、セルを管理する。IAB-DUは、UE100及び下位のIABノードへのNR Uu無線インターフェイスを終端する。IAB-DUは、ドナーgNB200-1のCUへのF1プロトコルをサポートする。図2において、IABノード300の子ノードがIABノード300C1-300C3である一例を示しているが、IABノード300の子ノードにUE100が含まれてもよい。なお、子ノードへ向かう方向は、ダウンストリーム(downstream)と呼ばれる。
 (基地局の構成)
 次に、実施形態に係る基地局であるgNB200の構成について説明する。図3は、gNB200の構成例を示す図である。図3に示すように、gNB200は、無線通信部210と、ネットワーク通信部220と、制御部230とを有する。
 無線通信部210は、UE100との無線通信及びIABノード300との無線通信を行う。無線通信部210は、受信部211及び送信部212を有する。受信部211は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部211はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換(ダウンコンバート)して制御部230に出力する。送信部212は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部212はアンテナを含み、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換(アップコンバート)してアンテナから送信する。
 ネットワーク通信部220は、5GC10との有線通信(又は無線通信)及び隣接する他のgNB200との有線通信(又は無線通信)を行う。ネットワーク通信部220は、受信部221及び送信部222を有する。受信部221は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部221は、外部から信号を受信して受信信号を制御部230に出力する。送信部222は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部222は、制御部230が出力する送信信号を外部に送信する。
 制御部230は、gNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサとCPUとを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各レイヤの処理を行う。また、制御部230は、以下に示す各実施形態において、gNB200における各処理を行うようにしてもよい。
 (中継ノードの構成)
 次に、実施形態に係る中継ノード(又は中継ノード装置。以下、「中継ノード」と称する場合がある。)であるIABノード300の構成について説明する。図4は、IABノード300の構成例を示す図である。図4に示すように、IABノード300は、無線通信部310と、制御部320とを有する。IABノード300は、無線通信部310を複数有していてもよい。
 無線通信部310は、gNB200との無線通信(BHリンク)及びUE100との無線通信(アクセスリンク)を行う。BHリンク通信用の無線通信部310とアクセスリンク通信用の無線通信部310とが別々に設けられていてもよい。
 無線通信部310は、受信部311及び送信部312を有する。受信部311は、制御部320の制御下で各種の受信を行う。受信部311はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換(ダウンコンバート)して制御部320に出力する。送信部312は、制御部320の制御下で各種の送信を行う。送信部312はアンテナを含み、制御部320が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換(アップコンバート)してアンテナから送信する。
 制御部320は、IABノード300における各種の制御を行う。制御部320は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサ及びCPUを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各レイヤの処理を行う。また、制御部320は、以下に示す各実施形態において、IABノード300における各処理を行うようにしてもよい。
 (ユーザ装置の構成)
 次に、実施形態に係るユーザ装置であるUE100の構成について説明する。図5は、UE100の構成を示す図である。図5に示すように、UE100は、無線通信部110と、制御部120とを有する。
 無線通信部110は、アクセスリンクにおける無線通信、すなわち、gNB200との無線通信及びIABノード300との無線通信を行う。また、無線通信部110は、サイドリンクにおける無線通信、すなわち、他のUE100との無線通信を行ってもよい。無線通信部110は、受信部111及び送信部112を有する。受信部111は、制御部120の制御下で各種の受信を行う。受信部111はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換(ダウンコンバート)して制御部120に出力する。送信部112は、制御部120の制御下で各種の送信を行う。送信部112はアンテナを含み、制御部120が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換(アップコンバート)してアンテナから送信する。
 制御部120は、UE100における各種の制御を行う。制御部120は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサ及びCPUを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各レイヤの処理を行う。また、制御部120は、以下に示す各実施形態において、UE100における各処理を行うようにしてもよい。
 (プロトコルスタックの構成)
 次に、実施形態に係るプロトコルスタックの構成について説明する。図6は、IAB-MTのRRC接続及びNAS接続に関するプロトコルスタックの例を示す図である。
 図6に示すように、IABノード300-2のIAB-MTは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、RRC(Radio Resource Control)レイヤと、NAS(Non-Access Stratum)レイヤとを有する。
 PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。IABノード300-2のIAB-MTのPHYレイヤとIABノード300-1のIAB-DUのPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
 MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ:Hybrid Automatic Repeat reQuest)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。IABノード300-2のIAB-MTのMACレイヤとIABノード300-1のIAB-DUのMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。IAB-DUのMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及び割当リソースブロックを決定する。
 RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。IABノード300-2のIAB-MTのRLCレイヤとIABノード300-1のIAB-DUのRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
 PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。IABノード300-2のIAB-MTのPDCPレイヤとドナーgNB200のPDCPレイヤとの間では、無線ベアラを介してデータ及び制御情報が伝送される。
 RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。IABノード300-2のIAB-MTのRRCレイヤとドナーgNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。ドナーgNB200とのRRC接続がある場合、IAB-MTはRRCコネクティッド状態である。ドナーgNB200とのRRC接続がない場合、IAB-MTはRRCアイドル状態である。
 RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。IABノード300-2のIAB-MTのNASレイヤとAMF11との間では、NASシグナリングが伝送される。
 図7は、F1-Uプロトコルに関するプロトコルスタックを示す図である。図8は、F1-Cプロトコルに関するプロトコルスタックを示す図である。ここでは、ドナーgNB200がCU及びDUに分割されている一例を示す。
 図7に示すように、IABノード300-2のIAB-MT、IABノード300-1のIAB-DU、IABノード300-1のIAB-MT、及びドナーgNB200のDUの各々は、RLCレイヤの上位レイヤとしてBAP(Backhaul Adaptation Protocol)レイヤを有する。BAPレイヤは、ルーティング処理及びベアラマッピング・デマッピング処理を行うレイヤである。バックホールでは、IPレイヤがBAPレイヤを介して伝送されることにより、複数のホップでのルーティングが可能になる。
 各バックホールリンクにおいて、BAPレイヤのPDU(Protocol Data Unit)は、バックホールRLCチャネル(BH NR RLCチャネル)によって伝送される。各BHリンクで複数のバックホールRLCチャネルを構成することにより、トラフィックの優先順位付け及びQoS制御が可能である。BAP PDUとバックホールRLCチャネルとの対応付けは、各IABノード300のBAPレイヤ及びドナーgNB200のBAPレイヤによって実行される。
 図8に示すように、F1-Cプロトコルのプロトコルスタックは、図7に示すGTP-Uレイヤ及びUDPレイヤに代えて、F1APレイヤ及びSCTPレイヤを有する。
(第1実施形態)
 IABノード300とドナーgNB(以下、「IABドナー」と称する場合がある。)200-1との間のBHリンクに障害が発生した場合、IABノード300は、IABドナー200-1へ、ULパケットを送信することができなくなる。
 このような場合、IABノード300が、IABドナー200-1とは別のIABドナー200-2へ、ULパケットを転送すると、IABドナー200-2は、当該パケットを受信しても解読(de-ciphering)することができない。当該ULパケットは、本来、UE100からIABドナー200-1へ転送されるパケットであり、UE100とIABドナー200-1との間では、PDCP接続により、暗号化(ciphering)されているからである。
 第1実施形態では、IABノード300は、re-routingにより、ULパケットをIABドナー200-2へ送信する。そして、IABドナー200-2とIABドナー200-1間で設定したデータフォワーディングパスにより、IABドナー200-2は、IABドナー200-1へ、当該ULパケットを転送する。
 これにより、IABドナー200-2へ転送されたULパケットが本来のIABドナー200-1へ送信されることになり、IABドナー200-1ではULパケットを解読して、UPF12への送信が可能となる。
 なお、このようにIABドナー200-1,200-2間を介して、re-routingが行われることを、Inter-donor-DU re-routing(又は、Inter-donor re-routing)と称する場合がある。Inter-donor-DU re-routingを、以下では、「re-routing」と称する場合がある。
 図9は、第1実施形態の動作例を示す図である。図9に示すセルラ通信システム1は、IABノード300と、2つのIABドナー200-1,200-2、及びUPF12を含む例である。
 ステップS100において、IABノード300とIABドナー200-1との間は、RRCコネクティッド状態となっている。IABノード300は、IABドナー200-1の配下となっている。
 ステップS101において、IABドナー200-1は、IABドナー200-2へ、二重ドナー要求(Dual donor request)を送信する。例えば、IABドナー200-1は、Xnインターフェイスを利用して、二重ドナー要求をIABドナー200-2へ送信する。
 二重ドナー要求には、少なくとも、以下3つのいずれかの情報が含まれる。
1)re-routingを許可するIABノードのBAPアドレス
2)ドナー間のデータフォワーディング用の終端情報(TNL(Transport Network Layer)アドレス等)
3)現状のルーティング設定(少なくともre-routingを行うIABノードを含む)
 上記1)は、図9の例では、IABノード300のIAB-MTのBAPアドレスとなる。上記2)は、図9の例では、IABドナー200-1のTNLアドレスなどが含まれる。上記3)は、図9の例では、IABノード300とIABドナー200-1との間のルーティングに関する情報が含まれる。
 二重ドナー要求を受信したIABドナー200-2は、二重ドナー要求に含まれる上記1)から上記3)のうち、少なくともいずれかの情報に基づいて、re-routingのためのルーティング設定を生成してもよい。図9の例では、このようなルーティング設定として、IABノード300とIABドナー200-2との間のパスに関する設定が含まれてもよい。
 ステップS102において、IABドナー200-2は、IABドナー200-1へ、二重ドナー要求に対する肯定応答(Dual donor request ack)を送信する。
 肯定応答には、少なくとも、以下3つのいずれかの情報が含まれる。
4)IABドナー(自身)のDUのBAPアドレス
5)ドナー間のデータフォワーディング用の終端情報(TNLアドレス等)
6)IABドナーが生成したre-routingのためのルーティング設定
 上記4)は、図9の例では、IABドナー200-2のDUのBAPアドレスとなる。上記5)は、図9の例では、IABドナー200-2のTNLアドレスが含まれる。上記6)は、図9の例では、IABドナー200-2が生成した、IABノード300とIABドナー200-2との間のパスに関する設定などが含まれる。
 IABドナー200-1は、二重ドナー要求に対する肯定応答を受信することで、IABドナー200-2の終端情報として、IABドナー200-2のTNLアドレスを取得できる。また、IABドナー200-2も、ステップS101の二重ドナー要求に含まれるIABドナー200-1の終端情報として、IABドナー200-1のTNLアドレスを取得できる。なお、ステップS101及びステップS102において、IABドナー200-1が二重ドナー要求を送信し、IABドナー200-2が肯定応答を送信する例を示したが、これに限定されない。ステップS101において、IABドナー200-2が二重ドナー要求を送信してもよく、ステップS102において、IABドナー200-1が肯定応答を送信してもよい。また、ステップS102において、IABドナー200-1が否定応答を送信してもよい。否定応答は、二重ドナー要求の受け入れを行わない場合に送信する。
 このため、ステップS103において、IABドナー200-1,200-2は、IABドナー200-1,200-2間において、データフォワーディング用の接続(トンネル)を形成することができる。IABドナー200-1,200-2は、IABドナー200-1,200-2のTNLアドレスに基づいて、データフォワーディング用のパスを設定する。
 ステップS104において、IABドナー200-1は、IABノード300に対して、RRC再設定(RRC Reconfiguration)メッセージを送信し、RRC再設定を行う。
 RRC再設定メッセージには、少なくとも以下の3つの情報が含まれてもよい。
7)更新されたルーティング情報(re-routing用のパスを含む)
8)inter-donor re-routingを許可する旨の指示子
9)別ドナーのDUのBAPアドレス
 ただし、上記9)は、オプションであって、このようなBAPアドレスを通知してもよい、という情報である。
 上記7)は、図9の例では、IABドナー200-1とIABドナー200-2との間のパスの情報と、IABドナー200-2を含むルーティング設定に関する情報などが含まれる。上記8)については、BH RLCチャネル毎にre-routingの許可がなされてもよい。上記9)については、後段の第3実施形態において用いられることも可能である。
 ステップS105において、IABドナー200-1は、IABノード300に対して、F1設定更新(F1 configuration update)メッセージを送信して、F1インターフェイスの再設定を行う。F1再設定更新メッセージには、少なくとも、上記7)から上記9)が含まれてもよい。
 なお、ステップS104のRRC再設定とステップS105のF1設定更新の処理は、いずれか一方でもよいし、図9に示すように双方とも行われてもよい。いずれか一方の処理が行われる際は、上記7)から上記9)までの情報は、処理が行われる方のメッセージに含まれる。双方の処理が行われる際は、双方のメッセージに上記7)から上記9)までの情報が含まれてもよいし、上記7)から上記9)までの情報の一部の情報が一方のメッセージに含まれ、残りの情報が他方のメッセージに含まれてもよい。
 ステップS106において、IABノード300は、IABドナー200-1へ、RRC再設定完了(RRC Reconfiguration complete)メッセージを送信する。
 re-routingが行われないULパケット(又はデータ)の通常のルートは、ステップS107からステップS109となる。
 すなわち、ステップS107において、IABノード300は、下位IABノード又はUE100から送信されたパケットを受信する。ステップS108において、IABノード300は、受信したパケットを、IABドナー200-1へ送信する。IABドナー200-1は、ステップS108において、受信したパケットを解読し、ステップS109において、解読したパケットを、UPF12(又はネットワーク)へ送信する。
 一方、re-routingを行う場合は、以下となる。すなわち、ステップS110において、IABノード300は、下位IABノード又はUE100から送信されたパケットを受信する。
 ステップS111において、IABノード300は、re-routingを行う。例えば、IABノード300は、上位ノード(上位に位置するIABノードもしくはIABドナー200)からのType1 Indication(バックホールリンク障害検出通知)、Type2 Indication(バックホールリンク障害復旧中通知)、又はType1/2 Indicationの受信に応じて、re-routingを行う。また、IABノード300は、ステップS104及び/又はステップS105により、IABドナー200-2を含むルーティング設定に関する情報に基づいて、IABドナー200-2へのre-routingを行うことを決定してもよい。
 ステップS112において、IABノード300は、re-routingにより、パケットを、IABドナー200-2へ送信する。例えば、IABノード300は、re-routingを行うパケットに、マーキングを付加して、IABドナー200-2へ送信してもよい。
 ステップS113とステップS114において、IABドナー200-2は、受信した(re-routingされた)パケットを、PDCP PDUの状態で、IABドナー200-1へ、データフォワーディングする。IABドナー200-2は、前記マーキングが行われているパケットをデータフォワーディングしてもよい。
 ステップS115において、IABドナー200-1は、受信したパケット(PDCP PDU)を解読する。
 ステップS116において、IABドナー200-1は、解読したパケットを、UPF12へ転送する。
 以上のようなre-routingによって、ULパケットが、IABノード300からIABドナー200-2を経由して、IABドナー200-1へ転送される。例えば、IABノード300とIABドナー200-1との間で障害などが発生した場合でも、ULパケットをIABノード300からIABドナー200-1へ転送させることが可能となる。
(第2実施形態)
 第1実施形態では、パケットのUL方向におけるinter-donor re-routingの例を説明した。第2実施形態では、DL(Downlink)方向におけるinter-donor re-routingの例について説明する。
 図10は、第2実施形態の動作例を示す図である。
 図10に示すように、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、S100からS106までの処理が行われる。ただし、第2の実施形態におけるIABノード300は、IABドナー200-2とRRCコネクティッド状態であり、IABドナー200-2配下のIABノードとなっている。
 re-routingが行われないDLパケット(データ)の通常のルートは、ステップS120からステップS123となる。
 すなわち、ステップS120において、IABドナー200-2は、UPF12から送信されたパケットを受信する。ステップS121において、IABドナー200-2は、受信したパケットを暗号化する。ステップS122において、IABドナー200-2は、暗号化したパケットを、IABノード300へ送信する。ステップS123において、IABノード300は、受信したパケットを、下位IABノード又はUE100へ送信する。
 一方、何らかの理由でDLパケットをIABドナー200-2からIABノード300へ直接送信できないためにre-routingを行う場合の手順は、以下となる。すなわち、ステップS125において、IABドナー200-2は、destination宛て(IABノード300の下位ノード又はUE100)のパケットを受信する。
 ステップS126において、IABドナー200-2は、パケットを暗号化する。
 ステップS127において、IABドナー200-2は、暗号化したパケットを、データフォワーディング用のパスを利用して、IABドナー200-1へ送信する。
 ステップS128において、IABドナー200-1は、IABドナー200-2から受信したパケットを、IABノード300へ送信する。そして、IABノード300は、パケットを、下位ノード又はUE100へ送信する。
 なお、IABドナー200-1とIABドナー200-2は、IABノード300のBAPアドレスの情報を共有してもよい。
 このように、第2実施形態においても、IABドナー200-2に送信されたDLパケットが、IABドナー200-2からIABノード300へ直接送信できない場合に、IABドナー200-1を経由して、destinationへ送信できる。
(第3実施形態)
 第1実施形態では、IABノード300からIABドナー200-2を経由してIABドナー200-1へ至るルートへのルーティング設定が新たに行われる例について説明した。第3実施形態は、新たなルーティング設定が行われず(又はルーティング設定が変更されず)に、re-routing可能なパスが探索される。
 図11は、第3実施形態におけるセルラ通信システム1の構成例を示す図である。
 図11に示すように、IABドナー200-1の配下にIABノード300-1、さらにその下位ノードとして、IABノード300-2が存在する。また、IABドナー200-2の配下にIABノード300-3が存在する。
 図12は、第3実施形態における動作例を示す図である。図11の構成例を参照しながら、図12の動作例を説明する。
 図12に示すように、ステップS140において、セルラ通信システム1は、処理を開始する。
 ステップS141において、IABドナー200は、IABノード300へ、re-routing可能な別のIABドナーのBAPアドレスを通知する。図11の例では、IABドナー200-2が、IABノード300-3へ、re-routing可能なIABドナー200-1のDUのBAPアドレスを通知する。ステップ141は、例えば、第1実施形態のステップS104及び/又はステップS105において、IABドナー200-1が、IABノード300へ、IABドナー200-2のDUのBAPアドレスを送信している処理と同じである。なお、図12に示すステップ141に代えて、他の方法により、IABノード300が、他のIABドナーのDUのBAPアドレスを把握できるようにしてもよい。
 ステップS142において、IABノード300は、re-routingを行うと判断する。図11の例では、IABノード300-1がType1 Indication、Type2 Indication、又はType1/2 Indicationを受信することで、re-routingを行うと判断してもよい。
 なお、Type1 Indicationは、BH RLF(Radio Link Failure)を検知したことを示す障害発生通知の一例である。また、Type2 Indicationは、BH RLFからの回復を試行中であることを示す障害発生通知の一例である。さらに、Type1/2 Indicationは、Type1 IndicationとType2 Indicationの2つを区別しない場合の障害発生通知の一例である。
 図12に戻り、ステップS143において、IABノード300は、周囲のIABノードに対して、自IABノード300に接続しているIABドナー200へのパスを有しているか否かを問い合わせる。図11の例では、IABノード300-1は、周囲のIABノード300-2,300-3へ、IABノード300-1に接続するIABドナー200-1へのパスを有しているか否かを問い合わせる。問い合わせのメッセージは、例えば、BAP Control PDU、MAC CEであってもよい。又は、問い合わせのメッセージは、例えば、SIB1を利用してもよい。IABノード300-1が複数のIABドナー200に接続する場合は、問い合わせのメッセージには、リスト形式となっている複数のBAPアドレスが含まれてもよい。
 図12に戻り、ステップS144において、周囲のIABノードは、re-routing可能なパスを有している場合、応答を送信する。図11の例では、問い合わせを受けたIABノード300-3は、IABドナー200-1へのパスを有している。つまり、問い合わせを受けたIABノード300-3は、事前にre-routing可能なIABドナー200-1のDUのBAPアドレスが通知されている。IABノード300-3は、このBAPアドレスと、問い合わせのメッセージに含まれるIABドナー200-1のDUのBAPアドレスとが一致することを確認する。これにより、IABノード300-3は、re-routing可能と判断する。IABノード300-3は、応答メッセージを、IABノード300-1へ送信する。応答メッセージには、パスを有しているドナー識別子が含まれてもよい。ドナー識別子は、destination BAPアドレス(図11の例では、IABドナー200-1のDUのBAPアドレス)でもよいし、複数のdestination BAPアドレスがあればこれらがリスト形式で表されてもよい。なお、応答メッセージは、問い合わせのメッセージと同様に、BAP Control PDU、MAC CE、又はSIB1により送信されてもよい。
 一方、図11の例において、IABノード300-2も、IABノード300-1から問い合わせを受信する。IABノード300-2は、IABノード300-1と同一トポロジ内に存在する。IABノード300-2も、IABドナー200-1へのパスを有している。そのため、IABノード300-2も、問い合わせのメッセージに含まれるIABドナー200-1のBAPアドレスと、自身がパスを有しているIABドナー200-2のBAPアドレスとは一致する。そのため、IABノード300-2も、re-routing可能と判断し、応答メッセージを、IABノード300-1へ送信する。
 図12に戻り、ステップS145において、IABノード300は、応答メッセージを送信したIABノードに対して、パケットをre-routingする。図11の例では、IABノード300-1は、他のノード又はUE100から受信したパケットを、IABノード300-3へ送信する。IABノード300-3は、受信したパケットをIABドナー200-1へ送信する。これにより、例えば、IABノード300-1から直接IABドナー200-1へパケットが転送されるのではなく、IABノード300-3を経由して、IABドナー200-1へパケットが転送される。IABドナー200-1とIABノード300-1との間のBHリンクで障害が発生した場合でも、IABノード300-3を経由して、destinationであるIABドナー200-1へパケットを転送することが可能となる。
(第4実施形態)
 3GPPでは、マルチMT(Multi MT)が議論されている。マルチMTは、例えば、同一のIABノード300において、複数のIAB-MTを有し、各IAB-MTが異なるIABドナー200と接続する技術である。マルチMTにより、1つのIABノードから複数のIABドナー200へのルートを確保することが可能である。このため、ルートのリダンダンシ(冗長性)を確保又は増加させることが可能となる。
 Downstreamの場合、ルートリダンダンシを確保するには、第1のIABドナー200-1から第2のIABドナー200-2を経由して、IABノード300へ至るパスと、第1のIABドナー200-1からIABノード300へ直接至るパスとを持つ場合がある。複数IAB-MTが1つのIABノードで独立に動作している場合、BAPアドレス空間上、複数のIAB-MTが同一のIABノード300に存在するのか、別々のIABノード300に存在するのか分からない。複数のIAB-MTが同一のIABノード300に存在すると、第2実施形態と同様な動作でパケットをルーティングすることが可能となる。
 図13は、第4実施形態におけるセルラ通信システム1の構成例を示す図である。
 図13の例では、IABノード300は、2つのIAB-MT350-1,350-2を有する。また、IABノード300は、IAB-DU360を有する。IAB-MT350-1は、IABドナー200-1と接続される。一方、IAB-MT350-2は、IABドナー200-2と接続される。
 図14は、第4実施形態の動作例を示す図である。図13の構成例を用いて、図14に示す動作例を説明する。
 図14に示すように、ステップS150において、セルラ通信システム1は、処理を開始する。
 ステップS151において、複数のIAB-MTを有するIABノード300は、それぞれ接続するIABドナー200からBAPアドレスが設定される。図13の例では、IAB-MT350-1は、IABドナー200-1のDUから、BAPアドレス#1が設定される。また、IAB-MT350-2は、IABドナー200-2のDUから、BAPアドレス#2が設定される。なお、以下の説明において、「設定」と「割り当て」とを区別しないで用いる場合がある。
 図14に戻り、ステップS152において、IABノード300は、各ドナー200に対して、設定元が異なるBAPアドレスを送信する。図13の例では、IAB-MT350-1は、IAB-MT350-2に設定されたBAPアドレス#2を、IABドナー200-1へ送信する。また、IAB-MT350-2は、IAB-MT350-1に設定されたBAPアドレス#1を、IABドナー200-2へ送信する。なお、IABノード300は、BAPアドレスの初期設定時、又はBAPアドレスの設定変更時に、設定元が異なるBAPアドレスを送信してもよい。
 図14に戻り、ステップS153において、各ドナー200は、受信したBAPアドレスと、自ら設定したBAPアドレスとを紐づける。図13の例では、IABドナー200-1は、IAB-MT350-1から受信したBAPアドレス#2と、自らIABノード300に設定したBAPアドレス#1とを紐づける。また、IABドナー200-2は、IAB-MT350-2から受信したBAPアドレス#1と、自らIABノード300に設定したBAPアドレス#2とを紐づける。IABドナー200-1,200-2は、受信したBAPアドレスと、自ら設定したBAPアドレスとが同一のIABノードであると判定して、このような紐づけを行ってよい。
 図14に戻り、ステップS154において、各ドナー200は、必要に応じて、re-routingを行う。そして、ステップS155において、セルラ通信システム1は一連の処理を終了する。
(第5実施形態)
 第4実施形態においては、Downstreamの場合についての課題を説明した。マルチMTに関して、Upstreamの場合の課題も存在する。すなわち、IABノード300内の各IAB-MTに設定されたBAPアドレス間で、パケットのルーティングが行われる必要がある。このことは、Downstreamの場合でも、起こり得る。
 第5実施形態では、マルチMTのIABノード300が、IABドナー200に対して、同一のBAPアドレスの設定を要求する。1つのIABノード300に対して、複数のIAB-MTに対して同一のBAPアドレスが設定されることで、1つのIABノードである、と複数のIABドナー200から認識可能である。複数のIABドナー200から同一のIABノード300に対して、それぞれルートを確保することも可能となり、ルートリダンダンシを確保することが可能となる。また、BAPアドレス間でのパケットのルーティングも行われなくてもよい場合もあり得る。
 図15は、第5実施形態における動作例を示す図である。適宜、図13の構成例を利用して、図15に示す動作例を説明する。
 図15に示すように、ステップS160において、セルラ通信システム1は処理を開始する。
 ステップS161において、複数IAB-MTを有するIABノード300は、IABドナー#1からBAPアドレス#1が設定される。図13の例では、IABノード300のIAB-MT350-1は、IABドナー200-1からBAPアドレス#1が設定される。
 図15に戻り、ステップS162において、IABノード300は、IABドナー#2への接続確立時に、設定済のBAPアドレス#1を、IABドナー#2へ送信する。図13の例では、IABノード300のIAB-MT350-2は、IABドナー200-2への接続確立時に、BAPアドレス#1を、IABドナー200-2へ送信する。設定済のBAPアドレスの送信は、例えば、少なくとも、以下の各メッセージのいずれかを利用して送信される。
10)RRCセットアップ要求(RRC Setup Request)、RRC再開要求(RRC Resume Request)、
11)RRCセットアップ完了(RRC Setup Complete)、RRC再開完了(RRC Resume Complete)、
12)F1セットアップ要求(F1 Setup Request)、F1設定更新(F1 Configuration Update)
 なお、各メッセージの中に、IABノード300が複数IAB-MTを有していること(又はマルチMTであること)を示す識別子が含まれてもよい。
 図15に戻り、ステップS163において、IABドナー#2は、ステップS162で受信した、割当済のBAPアドレス#1と同一のBAPアドレス#1を、IABノード300に設定してもよい。なお、IABノード300には、ステップS161により、BAPアドレス#1が設定されているため、ステップS163はなくてもよい。
 ステップS164において、IABノード300は、IABドナー#1へ、複数IAB-MTに対して同一のBAPアドレス#1が設定されていることを示す通知を送信してもよい。ステップS164は、IABドナー#1において、不用意にBAPアドレス#1の変更を阻止するために行われてよい。ステップS164もなくてもよい。
 ステップS165において、各IABドナー#1,#2は、当該BAPアドレス#1を用いて、ルーティング設定を行う。
 そして、ステップS166において、セルラ通信システム1は、一連の処理を終了する。
 (その他の実施形態)
 UE100又はgNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
 また、UE100又はgNB200が行う各処理を実行する回路を集積化し、UE100又はgNB200の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC)として構成してもよい。
 以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。また、矛盾しない範囲で、各実施形態の全部又は一部を組み合わせることも可能である。
 本願は、米国仮出願第63/104034号(2020年10月22日)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。
1    :移動通信システム
10   :5GC
11   :AMF
12   :UPF
100(100-1~100-3):UE
110  :無線通信部
111  :受信部
112  :送信部
120  :制御部
200(200-1,200-2):IABドナー
210  :無線通信部
211  :受信部
212  :送信部
220  :ネットワーク通信部
221  :受信部
222  :送信部
300(300-1,300-2,300-3):IABノード
310  :無線通信部
311  :受信部
312  :送信部
320  :制御部

Claims (9)

  1.  セルラ通信システムで用いる通信制御方法であって、
     第1のドナー基地局配下の第1の中継ノードが、前記第1のドナー基地局とは異なる第2のドナー基地局へ、第1のパケットを送信することと、
     前記第2のドナー基地局が、前記第1のドナー基地局へ、データフォワーディング用のパスを利用して、前記第1のパケットを転送することと、
     前記第1のドナー基地局が、前記第1のパケットをネットワークへ送信することと
     を有する通信制御方法。
  2.  前記第1のドナー基地局が、前記第1の中継ノードのBAP(Backhaul Adaptation Protocol)アドレスを含む二重ドナー要求を前記第2のドナー基地局へ送信することと、
     前記第2のドナー基地局が、前記第2のドナー基地局のBAPアドレスを含む、前記二重ドナー要求に対する肯定応答を前記第1のドナー基地局へ送信することと、
     前記第1のドナー基地局が、前記第2のドナー基地局を含むルーティング設定に関する情報を前記第1の中継ノードへ送信することと、をさらに有し、
     前記第1の中継ノードが前記第1のパケットを送信することは、前記ルーティング設定に関する情報に基づいて、前記第1のパケットを前記第2のドナー基地局へ送信することを含む、請求項1記載の通信制御方法。
  3.  前記第1のドナー基地局が、前記第1のドナー基地局のTNL(Transport Network Layer)アドレスを含む二重ドナー要求を前記第2のドナー基地局へ送信することと、
     前記第2のドナー基地局が、前記第2のドナー基地局のTNLアドレスを含む、前記二重ドナー要求に対する肯定応答を前記第1のドナー基地局へ送信することと、
     前記第1のドナー基地局及び前記第2のドナー基地局は、前記第1のドナー基地局及び前記第2のドナー基地局のTNLアドレスに基づいて、前記データフォワーディング用のパスを設定することと、
     をさらに有する請求項1記載の通信制御方法。
  4.  前記第2のドナー基地局が、前記ネットワークから受信した第2のパケットを、前記データフォワーディング用のパスを利用して、前記第1のドナー基地局へ送信することと、
     前記第1のドナー基地局が、前記第2のドナー基地局配下の第2の中継ノードへ、前記第2のパケットを送信することと、をさらに有する請求項1記載の通信制御方法。
  5.  セルラ通信システムで用いる通信制御方法であって、
     第1のドナー基地局配下の第1の中継ノードが、前記第1のドナー基地局とは異なる第2のドナー基地局配下の第2の中継ノードへ、前記第1のドナー基地局へのパスを有しているか否かを問い合わせることと、
     前記第2の中継ノードが、前記第1のドナー基地局へのパスを有している場合、前記問い合わせに対する応答を、前記第1の中継ノードへ送信することと、
     を有する通信制御方法。
  6.  前記第1の中継ノードが、前記応答を送信した前記第2の中継ノードへ、パケットを送信することと、
     前記第2の中継ノードが、前記第1のドナー基地局へ、前記パケットを送信することと、をさらに有する請求項5記載の通信制御方法。
  7.  前記第2のドナー基地局が、前記第2の中継ノードへ、前記第1のドナー基地局のBAPアドレスを送信すること、をさらに有する請求項5記載の通信制御方法。
  8.  セルラ通信システムで用いる通信制御方法であって、
     第1のドナー基地局によって第1のBAPアドレスが設定された、中継ノードの第1のユーザ装置機能部が、第2のドナー基地局によって前記中継ノードの第2のユーザ装置機能部に設定された第2のBAPアドレスを、前記第1のドナー基地局へ送信することと、
     前記第2のユーザ装置機能部が、前記第1のBAPアドレスを、前記第2のドナー基地局へ送信することと、
     を有する通信制御方法。
  9.  セルラ通信システムで用いる通信制御方法であって、
     第1のユーザ装置機能部を有する中継ノードが、第1のドナー基地局から前記第1のユーザ装置機能部に対して第1のBAPアドレスが設定されることと、
     前記中継ノードが、第2のドナー基地局への接続確立の際に、第2のBAPアドレスを前記第2のドナー基地局へ送信することと、
     を有する通信制御方法。
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