JP7483876B2 - 通信制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、セルラ通信システムで用いる通信制御方法に関する。
セルラ通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、IAB(Integrated Access and Backhaul)ノードと呼ばれる新たな中継ノードの導入が検討されている。1又は複数の中継ノードが基地局とユーザ装置との間の通信に介在し、この通信に対する中継を行う。
第1の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムにおいて中継ノードが在圏する候補セルを選択するための方法である。前記通信制御方法は、セルを管理するノードが、前記セルの選択が禁止されるか否かを示す第1情報要素と、前記セルの選択が禁止される場合において前記セルと同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かに関する第2情報要素と、を送信することと、前記中継ノードが、前記第1情報要素及び前記第2情報要素を無視することと、を有する。
第2の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムにおいて中継ノードが在圏する候補セルを選択するための方法である。前記通信制御方法は、セルを管理するノードが、前記セルの選択が禁止されるか否かを示す第1情報要素と、前記セルの選択が禁止される場合において前記セルと同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かに関する第2情報要素と、を送信することを有する。前記送信することは、前記ユーザ装置向けの前記第2情報要素とは別の情報要素として、前記中継ノード向けの前記第2情報要素を送信することを含む。
第3の態様に係る通信制御方法は、セルラ通信システムにおいて中継ノードが在圏する候補セルを選択するための方法である。前記通信制御方法は、前記中継ノードが、セルの選択が禁止されるか否かを示す第1情報要素と、前記セルの選択が禁止される場合において前記セルと同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かに関する第2情報要素と、を前記セルから受信することと、前記セルの選択が禁止されることを前記第1情報要素が示すことに応じて、前記他セルの選択が許可されるか否かを前記第2情報要素に基づいて判定することと、前記セルの選択が禁止されないことを前記第1情報要素が示すことに応じて、前記第2情報要素を無視することとを有する。
一実施形態に係るセルラ通信システムの構成を示す図である。 IABノードと親ノードと子ノードとの関係を示す図である。 一実施形態に係る基地局(gNB)の構成を示す図である。 一実施形態に係る中継ノード(IABノード)の構成を示す図である。 一実施形態に係るユーザ装置(UE)の構成を示す図である。 IAB-MTのRRC接続及びNAS接続に関するプロトコルスタックを示す図である。 F1-Uプロトコルに関するプロトコルスタックを示す図である。 F1-Cプロトコルに関するプロトコルスタックを示す図である。 一実施形態に係る通信制御方法を示す図である。 一実施形態に係るMIBを示す図である。 一実施形態に係るセル選択制御を示す図である。 変更例に係る通信制御方法を示す図である。 変更例に係るセル選択制御を示す図である。 IABノード向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)の構成例A乃至Cを示す図である。 gNB間の協調制御を示す図である。 gNBとIABノード(IAB-DU)との間の協調制御を示す図である。 IABノードがcellReservedForFutureUseを無視する場合における仕様変更の例を示す図である。 「intraFreqReselection-IAB」が導入される場合における仕様変更の例を示す図である。 「intraFreqReselection-IAB」が導入される場合における仕様変更の例を示す図である。
図面を参照しながら、一実施形態に係るセルラ通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(セルラ通信システムの構成)
まず、一実施形態に係るセルラ通信システムの構成について説明する。図1は、一実施形態に係るセルラ通信システム1の構成を示す図である。
セルラ通信システム1は、3GPP規格に基づく第5世代(5G)セルラ通信システムである。具体的には、セルラ通信システム1における無線アクセス方式は、5Gの無線アクセス方式であるNR(New Radio)である。但し、セルラ通信システム1には、LTE(Long Term Evolution)が少なくとも部分的に適用されてもよい。
図1に示すように、セルラ通信システム1は、5Gコアネットワーク(5GC)10と、ユーザ装置(UE:User Equipment)100と、基地局(gNBと呼ばれる)200と、IABノード300とを有する。IABノード300は、中継ノードの一例である。
以下において、基地局がNR基地局である一例について主として説明するが、基地局がLTE基地局(すなわち、eNB)であってもよい。
5GC10は、AMF(Access and Mobility Management Function)11及びUPF(User Plane Function)12を有する。AMF11は、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う装置である。AMF11は、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100が在圏するエリアの情報を管理する。UPF12は、ユーザデータの転送制御等を行う装置である。
各gNB200は、固定の無線通信ノードであって、1又は複数のセルを管理する。セルは、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。セルは、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語として用いられることがある。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
各gNB200は、NGインターフェイスと呼ばれるインターフェイスを介して5GC10と相互に接続される。図1において、5GC10に接続された2つのgNB200-1及びgNB200-2を例示している。
各gNB200は、Xnインターフェイスと呼ばれる基地局間インターフェイスを介して、隣接関係にある他のgNB200と相互に接続される。図1において、gNB200-1がgNB200-2と接続される一例を示している。
各gNB200は、集約ユニット(CU:Central Unit)と分散ユニット(DU:Distributed Unit)とに分割されていてもよい。CU及びDUは、F1インターフェイスと呼ばれるインターフェイスを介して相互に接続される。F1プロトコルは、CUとDUとの間の通信プロトコルであって、制御プレーンのプロトコルであるF1-CプロトコルとユーザプレーンのプロトコルであるF1-Uプロトコルとがある。
セルラ通信システム1は、バックホールにNRを用いて、NRアクセスの無線中継を可能とするIABをサポートする。ドナーgNB200-1は、ネットワーク側のNRバックホールの終端ノードであり、IABをサポートする追加機能を備えたgNB200である。バックホールは、複数のホップ(すなわち、複数のIABノード300)を介するマルチホップが可能である。
図1において、IABノード300-1がドナーgNB200-1と無線で接続し、IABノード300-2がIABノード300-1と無線で接続し、F1プロトコルが2つのバックホールホップで伝送される一例を示している。
UE100は、セルとの無線通信を行う移動可能な無線通信装置である。UE100は、gNB200又はIABノード300との無線通信を行う装置であればどのような装置であっても構わない。例えば、UE100は、携帯電話端末、タブレット端末、ノートPC、センサ若しくはセンサに設けられる装置、及び/又は車両若しくは車両に設けられる装置である。UE100は、アクセスリンクを介してIABノード300又はgNB200に無線で接続する。図1において、UE100がIABノード300-2と無線で接続される一例を示している。UE100は、IABノード300-2及びIABノード300-1を介してドナーgNB200-1と間接的に通信する。
図2は、IABノード300と親ノード(Parent nodes)と子ノード(Child nodes)との関係を示す図である。
図2に示すように、各IABノード300は、基地局機能部に相当するIAB-DUとユーザ装置機能部に相当するIAB-MT(Mobile Termination)とを有する。
IAB-MTのNR Uu無線インターフェイス上の隣接ノード(すなわち、上位ノード)は、親ノードと呼ばれる。親ノードは、親IABノード又はドナーgNB200のDUである。IAB-MTと親ノードとの間の無線リンクは、バックホールリンクと呼ばれる。図2において、IABノード300の親ノードがIABノード300P1及び300P2である一例を示している。なお、親ノードへ向かう方向は、アップストリーム(upstream)と呼ばれる。
IAB-DUのNRアクセスインターフェイス上の隣接ノード(すなわち、下位ノード)は、子ノードと呼ばれる。IAB-DUは、gNB200と同様に、セルを管理する。IAB-DUは、UE100及び下位のIABノードへのNR Uu無線インターフェイスを終端する。IAB-DUは、ドナーgNB200-1のCUへのF1プロトコルをサポートする。図2において、IABノード300の子ノードがIABノード300C1乃至300C3である一例を示している。なお、子ノードへ向かう方向は、ダウンストリーム(downstream)と呼ばれる。
(基地局の構成)
次に、一実施形態に係る基地局であるgNB200の構成について説明する。図3は、gNB200の構成を示す図である。図3に示すように、gNB200は、無線通信部210と、ネットワーク通信部220と、制御部230とを有する。
無線通信部210は、UE100との無線通信及びIABノード300との無線通信を行う。無線通信部210は、受信部211及び送信部212を有する。受信部211は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部211はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。送信部212は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部212はアンテナを含み、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
ネットワーク通信部220は、5GC10との有線通信(又は無線通信)及び隣接する他のgNB200との有線通信(又は無線通信)を行う。ネットワーク通信部220は、受信部221及び送信部222を有する。受信部221は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部221は、外部から信号を受信して受信信号を制御部230に出力する。送信部222は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部222は、制御部230が出力する送信信号を外部に送信する。
制御部230は、gNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサとCPU(Central Processing Unit)とを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各レイヤの処理を行う。
(中継ノードの構成)
次に、一実施形態に係る中継ノードであるIABノード300の構成について説明する。図4は、IABノード300の構成を示す図である。図4に示すように、IABノード300は、無線通信部310と、制御部320とを有する。IABノード300は、無線通信部310を複数有していてもよい。
無線通信部310は、gNB200との無線通信(BHリンク)及びUE100との無線通信(アクセスリンク)を行う。BHリンク通信用の無線通信部310とアクセスリンク通信用の無線通信部310とが別々に設けられていてもよい。
無線通信部310は、受信部311及び送信部312を有する。受信部311は、制御部320の制御下で各種の受信を行う。受信部311はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部320に出力する。送信部312は、制御部320の制御下で各種の送信を行う。送信部312はアンテナを含み、制御部320が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部320は、IABノード300における各種の制御を行う。制御部320は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサ及びCPUを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各レイヤの処理を行う。
(ユーザ装置の構成)
次に、一実施形態に係るユーザ装置であるUE100の構成について説明する。図5は、UE100の構成を示す図である。図5に示すように、UE100は、無線通信部110と、制御部120とを有する。
無線通信部110は、アクセスリンクにおける無線通信、すなわち、gNB200との無線通信及びIABノード300との無線通信を行う。また、無線通信部110は、サイドリンクにおける無線通信、すなわち、他のUE100との無線通信を行ってもよい。無線通信部110は、受信部111及び送信部112を有する。受信部111は、制御部120の制御下で各種の受信を行う。受信部111はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部120に出力する。送信部112は、制御部120の制御下で各種の送信を行う。送信部112はアンテナを含み、制御部120が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部120は、UE100における各種の制御を行う。制御部120は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサ及びCPUを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各レイヤの処理を行う。
(プロトコルスタックの構成)
次に、一実施形態に係るプロトコルスタックの構成について説明する。図6は、IAB-MTのRRC接続及びNAS接続に関するプロトコルスタックを示す図である。
図6に示すように、IABノード300-2のIAB-MTは、物理(PHY)レイヤと、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、RRC(Radio Resource Control)レイヤと、NAS(Non-Access Stratum)レイヤとを有する。
PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。IABノード300-2のIAB-MTのPHYレイヤとIABノード300-1のIAB-DUのPHYレイヤとの間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセスプロシージャ等を行う。IABノード300-2のIAB-MTのMACレイヤとIABノード300-1のIAB-DUのMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。IAB-DUのMACレイヤはスケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及び割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。IABノード300-2のIAB-MTのRLCレイヤとIABノード300-1のIAB-DUのRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。IABノード300-2のIAB-MTのPDCPレイヤとドナーgNB200-1のPDCPレイヤとの間では、無線ベアラを介してデータ及び制御情報が伝送される。
RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。IABノード300-2のIAB-MTのRRCレイヤとドナーgNB200-1のRRCレイヤとの間では、各種設定のためのRRCシグナリングが伝送される。ドナーgNB200-1とのRRC接続がある場合、IAB-MTはRRCコネクティッド状態にある。ドナーgNB200-1とのRRC接続がない場合、IAB-MTはRRCアイドル状態にある。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。IABノード300-2のIAB-MTのNASレイヤとAMF11との間では、NASシグナリングが伝送される。
図7は、F1-Uプロトコルに関するプロトコルスタックを示す図である。図8は、F1-Cプロトコルに関するプロトコルスタックを示す図である。ここでは、ドナーgNB200-1がCU及びDUに分割されている一例を示す。
図7に示すように、IABノード300-2のIAB-MT、IABノード300-1のIAB-DU、IABノード300-1のIAB-MT、及びドナーgNB200-1のDUのそれぞれは、RLCレイヤの上位レイヤとしてBAP(Backhaul Adaptation Protocol)レイヤを有する。BAPレイヤは、ルーティング処理及びベアラマッピング・デマッピング処理を行うレイヤである。バックホールでは、IPレイヤがBAPレイヤを介して伝送されることにより、複数のホップでのルーティングが可能になる。
各バックホールリンクにおいて、BAPレイヤのPDU(Protocol Data Unit)は、バックホールRLCチャネル(BH NR RLCチャネル)によって伝送される。各BHリンクで複数のバックホールRLCチャネルを構成することにより、トラフィックの優先順位付け及びQoS制御が可能である。BAP PDUとバックホールRLCチャネルとの対応付けは、各IABノード300のBAPレイヤ及びドナーgNB200-1のBAPレイヤによって実行される。
図8に示すように、F1-Cプロトコルのプロトコルスタックは、図7に示すGTP-Uレイヤ及びUDPレイヤに代えて、F1APレイヤ及びSCTPレイヤを有する。
(通信制御方法)
次に、一実施形態に係るセルラ通信システム1における通信制御方法について説明する。一実施形態に係る通信制御方法は、セルラ通信システム1においてIABノード300が在圏(camp on)する候補セルを選択するための方法である。以下において、「セルの選択」とは、「セルの再選択」を含む概念であるものとする。
図9は、一実施形態に係る通信制御方法を示す図である。ここで、IABノード300のIAB-MTは、RRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態にある。RRCインアクティブ状態とは、RRC接続がサスペンドされた状態をいう。また、図9において、ノード500は、セルを管理するノードであればよく、例えばgNB200(DU)又はIABノード300である。ノード500が管理するセルを「セル#1」と呼ぶ。
図9に示すように、ステップS11において、ノード500(セル#1)は、セル#1の選択が禁止されるか否かを示す第1情報要素(cellBarred)と、セル#1の選択が禁止される場合においてセル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かに関する第2情報要素(intraFreqReselection)とをブロードキャストする。
ここで、ノード500(セル#1)は、第1情報要素(cellBarred)及び第2情報要素(intraFreqReselection)を含むマスタ情報ブロック(MIB)をブロードキャストする。MIBは、セル#1の禁止ステータス情報と、システム情報を受信するために必要なセル#1の重要なPHYレイヤ情報を含む。MIBは、BCH(Broadcast channel)で周期的にブロードキャストされる。
図10は、一実施形態に係るMIBを示す図である。図10に示すように、MIBは、第1情報要素(cellBarred)と第2情報要素(intraFreqReselection)とを含む。
第1情報要素(cellBarred)は、セル#1の選択が禁止されることを示す情報(barred)、及びセル#1の選択が禁止されないことを示す情報(notBarred)のいずれか一方が設定される。
第2情報要素(intraFreqReselection)は、セル#1の選択が禁止される場合(具体的には、最高ランクのセルの選択が禁止される場合)においてセル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されることを示す情報(allowed)、及び当該同じ周波数に属する他セルの選択が許可されないことを示す情報(notAllowed)のいずれか一方が設定される。
IABノード300のIAB-MTは、第1情報要素(cellBarred)と第2情報要素(intraFreqReselection)とを含むMIBをノード500(セル#1)から受信する。
図9に戻り、ステップS12において、ノード500(セル#1)は、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)をブロードキャストする。SIB1は、システム情報ブロックの一例である。SIB1は、他のシステム情報ブロックのスケジューリングを定義し、初期アクセスに必要な情報を含む。SIB1は、MIBとは異なり、DL-SCH(downlink shared channel)で周期的にブロードキャストされる。
ノード500(セル#1)がIABノード300をサポートする場合、SIB1は、セル#1がIABノード300をサポートしていることを示す第3情報要素(iab-Support)を含む。「セル#1がIABノード300をサポートしている」とは、セル#1がIABノード300を取り扱う機能を有し、IABノード300のための候補セルとしてセル#1を選択することが許可されることをいう。
IABノード300のIAB-MTは、SIB1をノード500(セル#1)から受信する。
ステップS13において、IABノード300のIAB-MTは、ステップS11で受信したMIBと、ステップS12で受信したSIB1とに基づいて、セル選択制御(セル再選択制御)を行う。
図11は、一実施形態に係るセル選択制御を示す図である。
図11に示すように、IABノード300のIAB-MTは、セル#1から第3情報要素(iab-Support)を受信したか否かを判定する。IABノード300のIAB-MTは、セル#1から第3情報要素(iab-Support)を受信した場合、セル#1を候補セルとして選択することが許可されると判定する。この場合、IABノード300のIAB-MTは、セル#1に対してRRC接続を確立又は再確立してもよい。一方、IABノード300のIAB-MTは、セル#1から第3情報要素(iab-Support)を受信しない場合、セル#1を候補セルとして選択することが禁止されると判定する。この場合、IABノード300のIAB-MTは、セル#1に対してRRC接続を確立又は再確立しない。
一実施形態において、IABノード300のIAB-MTは、セル#1から第3情報要素(iab-Support)を受信しない場合であっても、セル#1から第1情報要素(cellBarred)を受信したか否かを判定する。ここで、IABノード300についてセル#1の選択可否は第3情報要素(iab-Support)によって定められる。このため、第1情報要素(cellBarred)は、UE100のための情報要素であるとみなすことができる。一実施形態においては、このような第1情報要素(cellBarred)をIABノード300(のIAB-MT)が考慮する。
IABノード300のIAB-MTは、セル#1の選択が禁止されないことを第1情報要素(cellBarred)が示すこと、すなわち、第1情報要素(cellBarred)がnotBarredであることに応じて、第2情報要素(intraFreqReselection)を無視する。IABノード300のIAB-MTは、第2情報要素(intraFreqReselection)を無視することにより、第2情報要素(intraFreqReselection)による制約が適用されない。このため、IABノード300のIAB-MTは、第2情報要素(intraFreqReselection)がnotAllowedである場合であっても、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可される。
一方、IABノード300のIAB-MTは、セル#1の選択が禁止されることを第1情報要素(cellBarred)が示すこと、すなわち、第1情報要素(cellBarred)がBarredであることに応じて、第2情報要素(intraFreqReselection)を無視せずに考慮する。具体的には、IABノード300のIAB-MTは、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かを第2情報要素(intraFreqReselection)に基づいて判定する。このため、IABノード300のIAB-MTは、第2情報要素(intraFreqReselection)がallowedである場合、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されると判定する。IABノード300のIAB-MTは、第2情報要素(intraFreqReselection)がnotAllowedである場合、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が禁止されると判定する。
このように、一実施形態に係る通信制御方法において、IABノード300のIAB-MTは、第1情報要素(cellBarred)がnotBarredである場合のみ、第2情報要素(intraFreqReselection)を無視できる。一方、IABノード300のIAB-MTは、第1情報要素(cellBarred)がbarredである場合、第2情報要素(intraFreqReselection)の設定に従う。
第1情報要素(cellBarred)がbarredである場合、セル#1の選択が規制されていることから、セル#1の負荷が高い状態にある可能性が高い。さらに、第1情報要素(cellBarred)がbarredであって、且つ、第2情報要素(intraFreqReselection)がnotAllowedに設定されている場合、UE100による同一周波数の他セル選択が規制されており、当該周波数におけるネットワーク負荷が高い状態にある可能性が高い。このような状況下において、IABノード300のIAB-MTが第2情報要素(intraFreqReselection)を無視できると仮定すると、同一周波数の他セルを選択することに起因して干渉が発生し、状況がさらに悪化してしまう問題がある。
一実施形態に係る通信制御方法においては、IABノード300のIAB-MTは、第1情報要素(cellBarred)がnotBarredである場合のみ、第2情報要素(intraFreqReselection)を無視できるとしている。これにより、上述したような問題を解決できる。
(変更例)
次に、変更例に係る通信制御方法について、上述した実施形態に係る通信制御方法との相違点を主として説明する。
変更例に係る通信制御方法は、セルラ通信システム1においてIABノード300が在圏する候補セルを選択するための方法である。
変更例に係る通信制御方法は、セル#1を管理するノード500が、セル#1の選択が禁止されるか否かを示す第1情報要素(cellBarred)と、セル#1の選択が禁止される場合においてセル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かに関する第2情報要素とを送信するステップを有する。ここで、第1情報要素(cellBarred)は、IABノード300及びUE100の両方に適用されてもよい。
送信するステップは、UE100向けの第2情報要素(intraFreqReselection)とは別の情報要素として、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)を送信するステップを含む。言い換えると、intraFreq Reselection_IABは、IABノード300に専用の第2情報要素である。これにより、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かを、UE100及びIABノード300で別々に制御可能になる。
変更例において、ノード500は、UE100向けの第2情報要素(intraFreqReselection)を含むマスタ情報ブロック(MIB)を送信する。一方、ノード500は、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)を含むシステム情報ブロックを送信する。ここで、システム情報ブロックは、SIB1であってもよい。IABノード300のIAB-MTは、SIB1おける第3情報要素(iab-Support)の有無を確認する。このため、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)をSIB1に含めることにより、IABノード300のIAB-MTは、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)を効率的に確認できる。以下において、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)をSIB1に含める一例について説明するが、SIB1以外のシステム情報ブロックにintraFreq Reselection_IABを含めてもよいし、MIBにintraFreq Reselection_IABを含めてもよい。
図12は、変更例に係る通信制御方法を示す図である。ここで、IABノード300のIAB-MTは、RRCアイドル状態又はRRCインアクティブ状態にある。また、図12において、ノード500は、セルを管理するノードであればよく、例えばgNB200(DU)又はIABノード300である。
図12に示すように、ステップS21において、ノード500(セル#1)は、セル#1の選択が禁止されるか否かを示す第1情報要素(cellBarred)と、セル#1の選択が禁止される場合においてセル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かに関する第2情報要素(intraFreqReselection)とを含むMIBをブロードキャストする。IABノード300のIAB-MTは、第1情報要素(cellBarred)と第2情報要素(intraFreqReselection)とを含むMIBをノード500(セル#1)から受信する。
ステップS22において、ノード500(セル#1)は、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)をブロードキャストする。ノード500(セル#1)がIABノード300をサポートする場合、SIB1は、セル#1がIABノード300をサポートしていることを示す第3情報要素(iab-Support)を含む。SIB1は、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)を含み得る。
詳細については後述するが、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)は、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が禁止されることを示す情報要素であってもよい。このため、ノード500(セル#1)は、IABノード300について、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択を禁止する場合にのみ、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)をSIB1に含めて送信する。一方、ノード500(セル#1)は、IABノード300について、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択を許可する場合、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)の送信を省略する。
IABノード300のIAB-MTは、SIB1をノード500(セル#1)から受信する。
ステップS23において、IABノード300のIAB-MTは、ステップS1で受信したMIBと、ステップS22で受信したSIB1とに基づいて、セル選択制御(セル再選択制御)を行う。ここで、IABノード300のIAB-MTは、UE100向けの第2情報要素(intraFreqReselection)に基づくことなく、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)に基づいて、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かを判定する。
図13は、変更例に係るセル選択制御を示す図である。ここでは、MIBに含まれる第1情報要素(cellBarred)がbarred、すなわち、UE100によるセル#1の選択が禁止されていると仮定している。また、SIB1に第3情報要素(iab-Support)が含まれていない、すなわち、IABノード300によるセル#1の選択が禁止されていると仮定している。このため、UE100及びIABノード300のいずれもセル#1を選択不可である。
図13に示すように、UE100は、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)に基づくことなく、UE100向けの第2情報要素(intraFreqReselection)に基づいて、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かを判定する。
一方、IABノード300のIAB-MTは、UE100向けの第2情報要素(intraFreqReselection)に基づくことなく、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)に基づいて、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かを判定する。
これにより、例えば、UE100向けの第2情報要素(intraFreqReselection)がnotAllowedである場合であっても、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)により、IABノード300についてはセル#1と同じ周波数に属する他セルの選択を許可できる。また、UE100向けの第2情報要素(intraFreqReselection)がAllowedである場合であっても、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)により、IABノード300についてはセル#1と同じ周波数に属する他セルの選択を禁止できる。
次に、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)の構成例について説明する。図14は、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)の構成例A乃至Cを示す図である。
図14に示すように、構成例Aにおいて、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)は、SIB1における必須(mandatory)の情報要素である。構成例Aにおける第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)は、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されることを示す情報(allowed)、及び当該同じ周波数に属する他セルの選択が許可されないことを示す情報(notAllowed)のいずれか一方が設定される。構成例Aによれば、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)が必須の情報要素であるため、IABノード300をサポートしていないネットワークであっても、当該第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)を常にSIB1に含める必要があり、非効率になり得る。
構成例Bにおいて、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)は、SIB1における任意(optional)の情報要素である。構成例Bにおける第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)は、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されることを示す情報(allowed)のみが設定される。一方、SIB1にIABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)が含まれない場合、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が禁止されることが暗示的に示される。
構成例Cにおいて、IABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)は、SIB1における任意(optional)の情報要素である。構成例Cにおける第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)は、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が禁止されることを示す情報(notAllowed)のみが設定される。一方、SIB1にIABノード300向けの第2情報要素(intraFreq Reselection_IAB)が含まれない場合、セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されることが暗示的に示される。
(その他の実施形態)
セル#1と同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かをUE100及びIABノード300で別々に制御するための方法として、隣接セルにおける第3情報要素(iab-Support)のブロードキャストのオン・オフを制御する方法も考えられる。例えば、同一周波数の全ての隣接セルが第3情報要素(iab-Support)をブロードキャストしない場合、IAB-MTが同一周波数の他セルを選択できなくなる。このような方法を採用する場合、gNB200間の協調制御や、gNB200とIABノード300(IAB-DU)との間の協調制御が必要になる。
図15は、gNB200間の協調制御を示す図である。図15に示すように、gNB200-1(CU)は、IABノード300のサポートオン・オフを示す情報要素を含む基地局間メッセージ(Xnメッセージ)を基地局間インターフェイス(Xnインターフェイス)上でgNB200-2(CU)に送信する。
ここで、基地局間メッセージ(Xnメッセージ)は、Xnインターフェイスのセットアップを要求するメッセージ(XN SETUP REQUEST)、gNB200-1の設定の更新のためのメッセージ(NG-RAN NODE CONFIGURATION UPDATE)、又はセルのオンを要求するメッセージ(CELL ACTIVATION)であってもよい。
IABノード300のサポートオン・オフを示す情報要素は、gNB200-1のセル及び/又はその配下のIABノード300のセルのサポートオン・オフを通知するものであってもよい。或いは、IABノード300のサポートオン・オフを示す情報要素は、gNB200-2のセル及び/又はその配下のIABノード300のセルのサポートオン・オフを要求するものであってもよい。IABノード300のサポートオン・オフを示す情報要素は、対象のセルの識別子のリスト及び/又は対象のノードの識別子のリストを含んでもよい。
図16は、gNB200とIABノード300(IAB-DU)との間の協調制御を示す図である。図16に示すように、gNB200(CU)は、IABノード300のサポートオン・オフを示す情報要素を含むフロントホールメッセージ(F1メッセージ)をフロントホールインターフェイス(F1インターフェイス)上でIABノード300(IAB-DU)に送信する。これとは逆に、IABノード300(IAB-DU)は、IABノード300のサポートオン・オフを示す情報要素を含むフロントホールメッセージ(F1メッセージ)をフロントホールインターフェイス(F1インターフェイス)上でgNB200(CU)に送信してもよい。
ここで、フロントホールメッセージ(F1メッセージ)は、DUの設定の更新のためのメッセージ(GNB-DU CONFIGURATION UPDATE)、又はF1インターフェイスのセットアップのためのメッセージ(F1 SETUP RESPONSE)であってもよい。
IABノード300のサポートオン・オフを示す情報要素は、gNB200のセル及び/又はその配下のIABノード300のセルのサポートオン・オフを通知するものであってもよい。或いは、IABノード300のサポートオン・オフを示す情報要素は、gNB200のセル及び/又はその配下のIABノード300のセルのサポートオン・オフを要求するものであってもよい。IABノード300のサポートオン・オフを示す情報要素は、対象のセルの識別子のリスト及び/又は対象のノードの識別子のリストを含んでもよい。
上述した実施形態及び変更例において、セルラ通信システム1が5Gセルラ通信システムである一例について主として説明した。しかしながら、セルラ通信システム1における基地局はLTE基地局であるeNBであってもよい。また、セルラ通信システム1におけるコアネットワークはEPC(Evolved Packet Core)であってもよい。さらに、gNBがEPCに接続することもでき、eNBが5GCに接続することもでき、gNBとeNBとが基地局間インターフェイス(Xnインターフェイス、X2インターフェイス)を介して接続されてもよい。
上述した実施形態及び変更例に係る各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。UE100、gNB200、又はIABノード300が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップセットが提供されてもよい。
本願は、米国仮出願第63/026242号(2020年5月18日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。
(付記)
(導入)
IAB(Integrated Access and Backhaul)に関するワークアイテムは、NRのマルチホップ及びトポロジカルネットワーキングを可能にするために、新しいエンティティであるIABドナー及びIABノードを定義した。これらのエンティティはネットワークノードと見なされるため、次のようにアクセス制限における特別な処理が合意された。
-IABノードのサポート及びIABノードのセル状態の両方が単一のIEに統合される。即ち、当該IEが存在する場合、セルはIABをサポートし、セルはIABに対する候補と見なされ、当該IEがない場合、セルはIABをサポートしていない及び/又はセルはIABに対して禁止されている。
-このIEは、PLMNごとに提供され得る。
-IAB-MTは、IEのcellBarred、cellReservedForOtherUse、及びcellReservedForOperatorUseを無視する。問題が特定された場合は、次のミーティングで議論すべきである。
-IAB-MTはUACの制御下にない。
さらに、次のようにRRCアイドルのIAB-MTの合意に達した。
-IAB-MTは、現在の仕様のように、300秒間、セル選択/再選択の候補から禁止されたセルを除外するものとする。
-IAB-MTはintraFreqReselectionを無視する。
-R2は、非公衆ネットワーク展開でIAB機能をサポートしようと試みる。ASN.1がフリーズする前に、合意できるCRを達する場合は、それがサポートされる。それ以外の場合、R16ではサポートされない。
この付記では、IAB-MTのアイドルモード手順の残りの問題について議論する。
(議論)
(cellReservedForFutureUse IE)
RAN2は、「cellReservedForOtherUseは、Rel-15 UEがセルにアクセスするのを防ぐために使用される」、及び「Rel-15 UEのcellReservedForOtherUseの役割と同様の役割を持つ新しいRel-16 IEは、セル固有である」に合意した。その結果、RAN2は、次のようにTS 38.331のCellAccessRelatedInfoに新しいIEのcellReservedForFutureUseを作成し、その定義をTS 38.304に次のように作成した。
TS 38.331
CellAccessRelatedInfo ::= SEQUENCE {
plmn-IdentityList PLMN-IdentityInfoList,
cellReservedForOtherUse ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
...,
[[
cellReservedForFutureUse-r16 ENUMERATED {true} OPTIONAL, -- Need R
npn-IdentityInfoList-r16 NPN-IdentityInfoList-r16 OPTIONAL -- Need R
]]
TS 38.304
-cellReservedForOtherUse (IE type: “true”)
SIB1メッセージで示される。複数のPLMNがSIB1で示される場合、このフィールドは全てのPLMNに共通である。
-cellReservedForFutureUse (IE type: “true”)
SIB1メッセージで示される。複数のPLMN又はNPNがSIB1で示される場合、このフィールドは全てのPLMN及びNPNに共通である。
NPNセル、さらにはPLMNセルも、ネットワークメンテナンスなどの何らかの理由で、cellReservedForFutureUse =“true”をブロードキャストする可能性がある。この場合、IAB-MTがどのように動作するかは明確ではない。次のように、いくつかの解釈の選択肢がある。
-選択肢1:IAB-MTは、セルを禁止されていると見なす。これは、Rel-16 UEの場合と同じ動作である。
-選択肢2:IAB-MTは、cellReservedForFutureUseも無視すべきである。これは、IABノードをネットワークノードと見なすと、「IAB-MTは、IEのcellBarred、cellReservedForOtherUse、及びcellReservedForOperatorUseを無視する」、及び「IAB-MTはUACの制御下にない」という、RANの合意と一致するようである。
私たちの所見からは、どのような動作も許容できるが、このリリース及び将来の校正のために明確にすべきである。
提案1:NPNでのIABのサポートに関係なく、RAN2は、IAB-MTがcellReservedForFutureUseを無視するかどうかを明確にすべきである。
提案1が選択肢2で合意される場合、即ち、IABノードがcellReservedForFutureUseを無視する場合、仕様変更の例を図17に示す。それ以外の場合(即ち、選択肢1の場合)、仕様を変更する必要はない。
(intraFreqReselection IE)
Eメールディスカッションの結果、「IAB-MTはintraFreqReselectionを無視する」ことが合意された。intraFreqReselectionを無視するIABノードの動機は、オペレータにUE及びIAB-MTの個別制御を提供することであった。これにより、合意は実際にこの動機を満した。
所見1:intraFreqReselectionを無視することに合意した動機は、オペレータにUE及びIAB-MTの個別制御を提供することであった。
しかしながら、Eメールディスカッションの要約によると、「わずかに過半数(6:4)は、IAB-MTがレガシーUEとしてintraFreqReselectionに従うことを好むだろう。」とされている。これは、2つのオペレータを含む6社がintraFreqReselectionを無視するリスクを懸念していたことを意味する。合意は、確かにIAB-MTがintraFreqReselectionに関してネットワークから制御できないことを意味した。
所見2:intraFreqReselectionを無視するという合意は、IAB-MTがintraFreqReselectionのネットワーク制御下にないことを意味した。
所見1の個別制御に照らすと、所見2のように、UEが制御可能であり、IAB-MTが制御不可能であるというのは準最適である。なぜなら、最良のセルがUE及びIAB-MTの両方を禁止する場合において、即ち、cellBarred=“barred”であり、iab-supportがない場合において、intraFreqReselection=“notAllowed”の場合、UEは他の周波数内セルを再選択できないが、IAB-MTはIEを無視するため、他の周波数内セルの再選択を実行でき、これは、確かに一種の個別制御であるからである。
重大な干渉などを引き起こすなど、企業がまだ合意に懸念を抱いている場合は、IAB-MTに固有の個別のintraFreqReselection、即ち、“intraFreqReselection-IAB”を導入することが検討され得る。新しいIEはIAB-MTによって考慮されるが、UEによって無視される。いずれにしても、IAB-MTはSIB1でiab―Support IEを確認する必要があるため、必要に応じて“intraFreqReselection-IAB”が(MIBではなく)SIB1でブロードキャストされ得る。さらに、“intraFreqReselection-IAB”はセル間のネットワーク調整を少なくするであろう。例えば、サービングセルは、隣接セルがSIB1からiab-Support IEを削除したかどうかを知らなくても、新しいIEを設定できるが、レガシーのintraFreqReselectionでは同じではない。
なお、これは、上記の合意を再検討することを意図するものではなく、intraFreqReselectionの制御に関連するEメールディスカッションで提起された全ての懸念を排除するために、合意に加えて単純に追加することを意図する。
提案2:IAB-MTをネットワーク制御下に置く必要がある場合、RAN2は、SIB1に個別の「intraFreqReselection-IAB」を導入するかどうかを検討すべきである。これは、IAB-MTにのみ適用される。
提案2が合意される場合、仕様変更の例を図18及び図19に示す。

Claims (7)

  1. セルラ通信システムにおいてユーザ装置とは異なる所定ノードが在圏する候補セルを選択するための通信制御方法であって、
    セルを管理するノードが、前記セルの選択が禁止されるか否かを示す第1情報要素と、前記セルの選択が禁止される場合において前記セルと同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かに関する第2情報要素と、を送信することを有し、
    前記送信することは、前記ユーザ装置向けの前記第2情報要素とは別の情報要素として、前記所定ノード向けの前記第2情報要素を送信することを含む
    通信制御方法。
  2. 前記送信することは、
    前記ユーザ装置向けの前記第2情報要素を含むマスタ情報ブロックを送信することと、
    前記所定ノード向けの前記第2情報要素を含むシステム情報ブロックを送信することと、を含む
    請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記所定ノードが、前記ユーザ装置向けの前記第2情報要素に基づくことなく、前記所定ノード向けの前記第2情報要素に基づいて、前記セルと同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かを判定することをさらに有する
    請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 前記所定ノード向けの前記第2情報要素は、前記セルと同じ周波数に属する他セルの選択が禁止されることを示す情報要素である
    請求項1に記載の通信制御方法。
  5. 前記セルと同じ周波数に属する他セルの選択が許可される場合、前記所定ノード向けの前記第2情報要素の送信を省略することをさらに有する
    請求項3に記載の通信制御方法。
  6. セルを管理するネットワークノードであって、
    前記セルの選択が禁止されるか否かを示す第1情報要素と、前記セルの選択が禁止される場合において前記セルと同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かに関する第2情報要素と、を送信する送信部を備え、
    前記送信部は、ユーザ装置向けの前記第2情報要素とは別の情報要素として、前記ユーザ装置とは異なる所定ノード向けの前記第2情報要素を送信する
    ネットワークノード。
  7. セルを管理するネットワークノードを制御するプロセッサであって、
    前記セルの選択が禁止されるか否かを示す第1情報要素と、前記セルの選択が禁止される場合において前記セルと同じ周波数に属する他セルの選択が許可されるか否かに関する第2情報要素と、を送信する処理を実行し、
    前記送信する処理は、ユーザ装置向けの前記第2情報要素とは別の情報要素として、前記ユーザ装置とは異なる所定ノード向けの前記第2情報要素を送信する処理を含む
    プロセッサ。
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