JP7483864B2 - 通信制御方法、中継ノード、移動通信システム、チップセット及びプログラム - Google Patents

通信制御方法、中継ノード、移動通信システム、チップセット及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、移動通信システムにおいて用いる通信制御方法及び中継ノードに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、IAB(Integrated Access and Backhaul)ノードと呼ばれる新たな中継ノードが検討されている。ユーザ装置とドナー基地局との間に、1つ又は複数の中継ノードが介在される。中継ノードは、上位ノードとの無線バックホールリンクを確立し、当該無線バックホールリンクを介して、ユーザ装置とドナー基地局との間の通信に対する中継を行う(例えば、非特許文献1参照)。
また、このような中継ノードは、ドナー基地局とのRRC(Radio Resource Control)接続を有するRRC接続状態において中継を行う。
3GPP技術報告書 「TR38.874 V16.0.0」 2018年12月
第1の態様に係る通信制御方法は、ユーザ装置とドナー基地局との間の通信を中継する中継ノードが、前記ドナー基地局とのRRC(Radio Resource Control)接続を有するRRC接続状態において、前記ドナー基地局からのRRCメッセージに応じてBAP(Backhaul Adaptation Protocol)エンティティを確立することと、前記中継ノードが、前記RRC接続状態からRRCインアクティブ状態に遷移することと、前記中継ノードが、前記RRCインアクティブ状態に遷移した場合であっても、前記BAPエンティティを解放せずに維持する制御を行うことと、を有する。
第2の態様に係る中継ノードは、ユーザ装置とドナー基地局との間の通信を中継する中継ノードである。前記中継ノードは、前記ドナー基地局とのRRC(Radio Resource Control)接続を有するRRC接続状態において、前記ドナー基地局からのRRCメッセージに応じてBAP(Backhaul Adaptation Protocol)エンティティを確立する制御部を備える。前記制御部は、前記中継ノードを、前記RRC接続状態からRRCインアクティブ状態に遷移させる。前記制御部は、前記中継ノードを前記RRCインアクティブ状態に遷移させた場合であっても、前記BAPエンティティを解放せずに維持する。
第3の態様に係る通信制御方法は、中継ノードが、ユーザ装置とドナー基地局との間の通信を中継するための無線バックホールリンクを、上位ノードが管理するセルに対して確立することと、前記中継ノードが、前記上位ノードに関する障害を検知することに応じて、前記無線バックホールリンクを再確立するためにRRC(Radio Resource Control)再確立処理を行うことと、有し、前記RRC再確立処理を行うことは、前記ドナー基地局又は前記中継ノードの下位ノードから取得するセル情報を使用して非選択セルを特定することと、前記非選択セルを前記無線バックホールリンクの再確立の対象から除外するための除外処理を行うことを含む。
第4の態様に係る中継ノードは、ユーザ装置とドナー基地局との間の通信を中継するための無線バックホールリンクを、上位ノードが管理するセルに対して確立する制御部を備える。前記制御部は、前記上位ノードに関する障害が発生することに応じて、前記無線バックホールリンクを再確立するためにRRC(Radio Resource Control)再確立処理を行う。前記RRC再確立処理において、前記制御部は、前記ドナー基地局又は前記中継ノードの下位ノードから取得されるセル情報を使用して非選択セルを特定し、前記非選択セルを前記無線バックホールリンクの再確立の対象から除外するための除外処理を行う。
図1は、一実施形態に係る移動通信システム1の構成を示す図である。 図2は、gNB200の構成を示す図である。 図3は、IABノード300の構成を示す図である。 図4は、UE100の構成を示す図である。 図5は、ユーザプレーンのプロトコルスタックの一例を示す図である。 図6は、制御プレーンのプロトコルスタックの一例を示す図である。 図7は、制御プレーンのプロトコルスタックの一例を示す図である。 図8は、一実施形態に係るIABトポロジを示す図である。 図9は、第1実施形態の動作例1の動作を示す図である。 図10は、第1実施形態の動作例2の動作を示す図である。 図11は、第1実施形態の動作例3の動作を示す図である。 図12は、第1実施形態の動作例4の動作を示す図である。 図13は、第2実施形態に係るBH RLCチャネルを示す図である。 図14は、第2実施形態の動作を示す図である。
中継ノードの上位ノードに関する障害が生じる場合、又は中継ノードのRRC状態変化する場合、中継ノードが中継を適切に実行できない恐れがある。
そこで、本開示は、中継を適切に実行可能とすることを目的とする。
図面を参照しながら、一実施形態に係る移動通信システムについて説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(移動通信システムの構成)
まず、一実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。図1は、一実施形態に係る移動通信システム1の構成を示す図である。
移動通信システム1は、3GPP規格に基づく第5世代(5G)移動通信システムである。具体的には、移動通信システム1における無線アクセス方式は、5Gの無線アクセス方式であるNR(New Radio)である。但し、移動通信システム1には、LTE(Long Term Evolution)が少なくとも部分的に適用されてもよい。
図1に示すように、移動通信システム1は、5Gコアネットワーク(5GC)10と、ユーザ装置(UE:User Equipment)100と、基地局(gNBと呼ばれる)200と、IABノード300とを有する。IABノード300は、中継ノードの一例である。一実施形態において、基地局がNR基地局である一例について主として説明するが、基地局がLTE基地局(すなわち、eNB)であってもよい。
5GC10は、AMF(Access and Mobility Management Function)11及びUPF(User Plane Function)12を有する。AMF11は、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う装置である。AMF11は、NAS(Non-Access Stratum)シグナリングを用いてUE100と通信することにより、UE100が在圏するエリアの情報を管理する。UPF12は、ユーザデータの転送制御等を行う装置である。
各gNB200は、固定の無線通信ノードであって、1又は複数のセルを管理する。セルは、無線通信エリアの最小単位を示す用語として用いられる。セルは、UE100との無線通信を行う機能又はリソースを示す用語として用いられることがある。1つのセルは1つのキャリア周波数に属する。
各gNB200は、NGインターフェイスと呼ばれるインターフェイスを介して5GC10と相互に接続される。図1において、5GC10に接続された2つのgNB200-1及びgNB200-2を例示している。
各gNB200は、Xnインターフェイスと呼ばれる基地局間インターフェイスを介して、隣接関係にある他のgNB200と相互に接続される。図1において、gNB200-1がgNB200-2と接続される一例を示している。
各gNB200は、集約ユニット(CU:Central Unit)と分散ユニット(DU:Distributed Unit)とに分割されていてもよい。CU及びDUは、F1インターフェイスと呼ばれるインターフェイスを介して相互に接続される。F1プロトコルは、CUとDUとの間の通信プロトコルであって、制御プレーンのプロトコルであるF1-CプロトコルとユーザプレーンのプロトコルであるF1-Uプロトコルとがある。
移動通信システム1は、バックホールにNRを用いて、NRアクセスの無線中継を可能とするIABをサポートする。ドナーgNB200-1は、ネットワーク側のNRバックホールの終端ノードであり、IABをサポートする追加機能を備えたgNB200である。バックホールは、複数のホップ(すなわち、複数のIABノード300)を介するマルチホップが可能である。
各IABノード300は、DU機能部とMT(Mobile Termination)機能部とを有する。
MTは、上位ノード(上位のIABノード300又はドナーgNB200-1)のDUに接続する。MTは、RRCを用いてドナーgNB200-1のCUに接続し、RRCメッセージ及びNASメッセージを運ぶシグナリング無線ベアラ(SRB)をドナーgNB200-1と確立する。MTのNR Uu無線インターフェイス上の隣接ノード(すなわち、上位ノード)は、「親ノード」と呼ばれることがある。
DUは、gNB200と同様に、セルを管理する。DUは、UE100及び下位のIABノード300へのNR Uu無線インターフェイスを終端する。DUは、ドナーgNB200-1のCUへのF1プロトコルをサポートする。DUのNRアクセスインターフェイス上の隣接ノード(すなわち、下位ノード)は、「子ノード」と呼ばれることがある。
1つ又は複数のホップを介してドナーgNB200-1に接続されるすべてのIABノード300は、ドナーgNB200-1をルート(root)に持つIABトポロジを形成する。このようなIABトポロジは、DAG(Directed Acyclic Graph)と呼ばれることもある。IABトポロジにおいて、親ノードの方向をアップストリーム又は上位と呼び、子ノードの方向をダウンストリーム又は下位と呼ぶことがある。
IABトポロジにおける各IABノード300のMTは、親ノード(IABノード300又はドナーgNB200-1)のDUに対して無線バックホールリンクを確立している。IABノード300のMTは、1つの親ノードに対して1つの無線バックホールリンクを確立している。
IABノード300のDUは、自ノードとの無線バックホールリンクを確立している子ノードのMTに対して、DUが管理するセルの1つを当該MTのサービングセルとして設定する。サービングセルは、当該無線バックホールリンク上に使用される無線リソースを提供するセルである。IABノード300のDUは、子ノードのMTに対して複数のサービングセルからなるセルグループ(CG)を設定してもよい。
IABノード300は、複数の親ノードを有してもよい。言い換えると、1つのIABノード300は、親ノードとする複数のIABノード300のそれぞれとの間に無線バックホールリンクを確立していてもよい。例えば、IABノード300は、2つ親ノードとの二重接続を有していてもよい。2つの親ノードのうち一方がマスタノード(MN)であり、他方がセカンダリノード(SN)である。MN及びSNのそれぞれのDUは、子ノードであるIABノード300のMTに対してサービングセル(又はCG)を設定する。IABノード300とMNとの間の無線バックホールリンクはMCG(Master Cell Group)リンクと呼ばれることがあり、IABノード300とSNとの間の無線バックホールリンクはSCG(Secondary Cell Group)リンクと呼ばれることがある。
図1において、IABノード300-1がドナーgNB200-1と無線で接続し、IABノード300-2がIABノード300-1と無線で接続し、IABノード300-3がIABノード300-2と無線で接続し、IABノード300-4がIABノード300-3と無線で接続し、F1プロトコルが4つのバックホールホップで伝送される一例を示している。
UE100は、セルとの無線通信を行う移動可能な無線通信装置である。UE100は、gNB200又はIABノード300との無線通信を行う装置であればどのような装置であっても構わない。例えば、UE100は、携帯電話端末、タブレット端末、ノートPC、センサ若しくはセンサに設けられる装置、及び/又は車両若しくは車両に設けられる装置である。UE100は、無線アクセスリンクを介して上位ノード(IABノード300又はgNB200)と無線で接続される。UE100との無線アクセスリンクを有するIABノード300は、当該UE100の通信を中継する場合、当該UE100のアクセスIABノード300として動作する。
図1において、UE100がIABノード300-4と無線で接続される一例を示している。UE100は、IABノード300-4、IABノード300-3、IABノード300-2、及びIABノード300-1を介してドナーgNB200-1と間接的に通信する。具体的には、IABノード300-4、IABノード300-3、IABノード300-2、及びIABノード300-1は、UE100からの上りリンクデータをドナーgNB200-1に中継し、gNB200-1からの下りリンクデータをUE100に中継する。
次に、一実施形態に係る基地局であるgNB200の構成について説明する。図2は、gNB200の構成を示す図である。図2に示すように、gNB200は、無線通信部210と、ネットワーク通信部220と、制御部230とを有する。
無線通信部210は、UE100との無線通信及びIABノード300との無線通信を行う。無線通信部210は、受信部211及び送信部212を有する。受信部211は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部211はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。送信部212は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部212はアンテナを含み、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
ネットワーク通信部220は、5GC10との有線通信(又は無線通信)及び隣接する他のgNB200との有線通信(又は無線通信)を行う。ネットワーク通信部220は、受信部221及び送信部222を有する。受信部221は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部221は、外部から信号を受信して受信信号を制御部230に出力する。送信部222は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部222は、制御部230が出力する送信信号を外部に送信する。
制御部230は、gNB200における各種の制御を行う。制御部230は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサとCPU(Central Processing Unit)とを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各レイヤの処理を行う。
次に、一実施形態に係る中継ノードであるIABノード300の構成について説明する。図3は、IABノード300の構成を示す図である。図3に示すように、IABノード300は、無線通信部310と、制御部320とを有する。IABノード300は、無線通信部310を複数有していてもよい。
無線通信部310は、gNB200又は他のIABノード300との無線通信(無線バックホールリンク)及びUE100との無線通信(無線アクセスリンク)を行う。無線バックホールリンク通信用の無線通信部310と無線アクセスリンク通信用の無線通信部310とが別々に設けられていてもよい。
無線通信部310は、受信部311及び送信部312を有する。受信部311は、制御部320の制御下で各種の受信を行う。受信部311はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部320に出力する。送信部312は、制御部320の制御下で各種の送信を行う。送信部312はアンテナを含み、制御部320が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部320は、IABノード300における各種の制御を行う。制御部320は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサ及びCPUを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各レイヤの処理を行う。
なお、図3において図示を省略するが、IABノード300は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機を有してもよい。IABノード300は、GNSS受信機を有しなくてもよい。
次に、一実施形態に係るユーザ装置であるUE100の構成について説明する。図4は、UE100の構成を示す図である。図4に示すように、UE100は、無線通信部110と、制御部120とを有する。
無線通信部110は、無線アクセスリンクにおける無線通信、すなわち、gNB200との無線通信及びIABノード300との無線通信を行う。無線通信部110は、受信部111及び送信部112を有する。受信部111は、制御部120の制御下で各種の受信を行う。受信部111はアンテナを含み、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部120に出力する。送信部112は、制御部120の制御下で各種の送信を行う。送信部112はアンテナを含み、制御部120が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部120は、UE100における各種の制御を行う。制御部120は、少なくとも1つのメモリと、メモリと電気的に接続された少なくとも1つのプロセッサとを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に用いられる情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンドプロセッサ及びCPUを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行う。CPUは、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサは、後述する各レイヤの処理を行う。
なお、図4において図示を省略するが、UE100は、GNSS受信機を有してもよい。UE100は、GNSS受信機を有しなくてもよい。
(プロトコルスタック)
次に、一実施形態に係る移動通信システム1におけるプロトコルスタック構成の一例について説明する。図5は、ユーザプレーンのプロトコルスタックの一例を示す図である。
図5に示すように、IABノード300-4のDUと、ドナーgNB200-1のCUとは、ユーザプレーンの上位レイヤ(以下、「UP上位レイヤ」と呼ぶ。)を有する。IABノード300-4のDUのUP上位レイヤ及びドナーgNB200-1のCUのUP上位レイヤは、IABノード300-1~IABノード300-3を介して互いに通信する。UP上位レイヤは、IP(Internet Protocol)と、UDP(User Datagram Protocol)と、GTP-U(GPRS Tunnelling Protocol for User Plane)との各レイヤを有する。
IABノード300-1~IABノード300-3のそれぞれは、MT及びDUの各機能部を有する。MTは、BAP(Backhaul Adaptation Protocol)と、RLC(Radio Link Control)と、MAC(Medium Access Control)との各レイヤを有する。DUは、BAPと、RLCと、MACとの各レイヤを有する。図5において、DUのBAPレイヤとMTのBAPレイヤとが別々に設けられる一例を示しているが、DUのBAPレイヤとMTのBAPレイヤとが一体化されていてもよい。
IABノード300-4のDUのUP上位レイヤと、ドナーgNB200-1のCUのUP上位レイヤとの間に送受信されるデータパケットは、IABノード300-1~IABノード300-3のBAPレイヤを介して中継される。
図6は、制御プレーンのプロトコルスタックの一例を示す図である。図6に示すように、CUのF1-AP(Application Protocol)レイヤ及びIABノード300-2のDUのF1-APレイヤは、IABノード300-1を介して互いに通信する。また、ドナーgNB200-1及びIABノード300-2は、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)とIPとの各レイヤを有する。
なお、図6において図示を省略しているが、CUのF1-APレイヤ及びIABノード300-1のDUのF1-APレイヤは互いに通信する。CUのF1-APレイヤ及びIABノード300-2のDUのF1-APレイヤは互いに通信する。
図7は、制御プレーンのプロトコルスタックの一例を示す図である。図7に示すように、CUのRRCレイヤ及びIABノード300-2のMTのRRCレイヤは、IABノード300-1を介して互いに通信する。
なお、図7において図示を省略しているが、CUのRRCレイヤ及びIABノード300-1のMTのRRCレイヤは互いに通信する。CUのRRCレイヤ及びIABノード300-2のMTのRRCレイヤは互いに通信する。
なお、図5~図7において図示を省略しているが、各ノードのMACレイヤの下にPHYレイヤが設置されている。
ここで、各プロトコルについて説明する。PHYレイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。PHYレイヤ間では、物理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理等を行う。MACレイヤ間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。ドナーgNB200-1のMACレイヤ及びDUのMACレイヤは、スケジューラを含む。スケジューラは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLCレイヤは、MACレイヤ及びPHYレイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。RLCレイヤ間では、論理チャネルを介してデータ及び制御情報が伝送される。
図5に示すように、各IABノード300のRLCレイヤと、当該IABノード300の親ノード及び子ノードのそれぞれのRLCレイヤとの間に、バックホールRLCチャネル(BH RLCチャネル)が確立される。BH RLCチャネルの詳細について後述する。
BAPレイヤは、ユーザプレーンにおいて、ルーティング処理と、ベアラマッピング・デマッピング処理とを行う。BAPレイヤにおける処理の詳細を後述する。
RRCレイヤは、各種設定のためのRRCシグナリングを伝送する。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。RRCレイヤ間にRRC接続がある場合、IABノード300は、RRC接続状態にある。RRCレイヤ間にRRC接続がない場合、IABノード300はRRCアイドル状態にある。
RRC接続がインアクティブである場合、IABノード300は、RRCインアクティブ状態にある。RRCインアクティブ状態は、RRCアイドル状態及びRRC接続状態と異なる状態である。RRCインアクティブ状態は、RRC接続状態と同じように、IABノード300及びドナーgNB200-1(5GC10)においてIABノード300のコンテキストが記憶されている状態である。
コンテキストは、IABノード300のASコンテキストであってもよい。ASコンテキストは、RRC再確立用の情報を含んでもよい。ASコンテキストは、IABノード300の無線アクセス能力を含んでもよい。コンテキストは、セキュリティコンテキストを含んでもよい。セキュリティコンテキストは、KeNB、トークン、NCC、EPSセキュリティケイパビリティ及びセキュリティアルゴリズムを含んでもよい。
(IABトポロジ)
次に、一実施形態に係るIABトポロジについて説明する。図8は、一実施形態に係るIABトポロジを示す図である。図8に示すように、IABトポロジは、IABノード300-1、IABノード300-2(a)、IABノード300-2(b)、IABノード300-3(a)、IABノード300-3(b)、IABノード300-4(a)、及びIABノード300-4(b)を含む。各IABノード300のMTは、親ノードのDUとの無線バックホールリンクを確立している。図8において、無線バックホールリンクが破線で示されている。なお、図8において図示を省略するが、各IABノード300のDUには、UE100が接続されていてもよい。
IABノード300-3(b)は、IABノード300-2(a)及びIABノード300-2(b)との二重接続を有する。つまり、IABノード300-3(b)の親ノードは、IABノード300-2(a)及びIABノード300-2(b)である。IABノード300-3(b)以外のIABノード300は、1つのみの親ノードを有する。
ドナーgNB200-1は、自ドナーgNB200-1と各IABノード300との間において、中継ルート(route)を設定する。IABノード300に設定した中継ルートは、当該IABノード300がサービングする通信装置とドナーgNB200-1との間の通信を可能にするルートである。IABノード300がサービングする通信装置は、当該IABノード300のDUとの無線バックホールリンクを有する子ノードのMTと、IABノード300のDUとの無線アクセスリンクを有するUE100とを含む。
ドナーgNB200-1は、複数の親ノードを有するIABノード300に対して、複数の中継ルートを設定してもよい。
図8において、ドナーgNB200-1は、IABトポロジにおいて以下の4つの中継ルートを設定してもよい。
中継ルート#1:ドナーgNB200-1←→IABノード300-1←→IABノード300-2(a)←→IABノード300-3(b)
中継ルート#2:ドナーgNB200-1←→IABノード300-1←→IABノード300-2(a)←→IABノード300-3(a)←→IABノード300-4(a)
中継ルート#3:ドナーgNB200-1←→IABノード300-1←→IABノード300-2(a)←→IABノード300-3(a)←→IABノード300-4(b)
中継ルート#4:ドナーgNB200-1←→IABノード300-1←→IABノード300-2(b)←→IABノード300-3(b)
ドナーgNB200-1は、IABトポロジにおける各中継ルートに対して当該中継ルートを識別するルート識別子を割り当てる。また、ドナーgNB200-1は、IABトポロジ内の各IABノード300に対して、IABトポロジにおいて当該IABノード300を識別するIAB識別子を割り当てる。IAB識別子は、BAPレイヤ(BAPエンティティ)に割り当てられるBAPアドレスであってもよい。
ドナーgNB200-1は、IABトポロジにおける各IABノード300に対して、当該IABノード300を通る中継ルートに関するルーティング設定情報を送信する。各IABノード300は、ルーティング設定情報を記憶する。ルーティング設定情報は、RRCメッセージ又はF1APメッセージにより送信される。
IABノード300に対して送信されるルーティング設定情報は、当該IABノード300を通る中継ルート(1つ又は複数の中継ルート)のルート識別子と、当該IABノード300を通る中継ルートにおける当該IABノード300の次のノード(すなわち、子ノード及び/又は親ノード)のIAB識別子と、を含む。中継ルートにおけるIABノード300の次のノードは、当該IABノードの「NEXT HOP」と呼ばれてもよい。
例えば、図8において、ドナーgNB200-1は、IABノード300-2(a)に対して、IABノード300-2(a)を通る中継ルート#1~中継ルート#3に関するルーティング設定情報を送信する。ルーティング設定情報は、中継ルート#1~中継ルート#3のそれぞれに対応する情報セット#1~情報セット#3を含む。
情報セット#1は、中継ルート#1のルート識別子と、中継ルート#1におけるIABノード300-2(a)のNEXT HOP(IABノード300-1とIABノード300-3(b))のIAB識別子と、を含む。
情報セット#2は、中継ルート#2のルート識別子と、中継ルート#2におけるIABノード300-2(a)のNEXT HOP(IABノード300-1とIABノード300-3(a))のIAB識別子と、を含む。
情報セット#3は、中継ルート#3のルート識別子と、中継ルート#3におけるIABノード300-2(a)のNEXT HOP(IABノード300-1とIABノード300-3(a))のIAB識別子と、を含む。
ドナーgNB200-1は、所定の通信装置(IABノード300のMT又はUE100)宛のデータパケットを送信する場合、当該通信装置をサービングするIABノード300への中継ルートを1つ指定する。ドナーgNB200-1は、指定した中継ルートにおける子ノードを特定し、当該子ノードに対して、データパケットと、指定した中継ルートのルート識別子とを一緒に送信する。
IABノード300は、ルーティング設定情報に基づくルーティング処理を行う。
ルーティング設定情報に基づくルーティング処理において、IABノード300は、自ノードがサービングする通信装置からのドナーgNB200-1宛のデータパケットを送信する場合、ルーティング設定情報を参照し、複数の中継ルートから1つの中継ルートを指定する。IABノード300は、指定した中継ルートにおける親ノード(すなわち、「NEXT HOP」)を特定し、当該親ノードに対して、データパケットと、指定した中継ルートのルート識別子とを一緒に送信する。
ルーティング設定情報に基づくルーティング処理において、IABノード300は、アップストリーム方向のルーティングを行う。アップストリーム方向のルーティングにおいて、IABノード300は、子ノードから、ドナーgNB200-1宛のデータパケットと、当該データパケットについて指定した中継ルートのルート識別子とを受信する。IABノード300は、ルート識別子とルーティング設定情報とに基づいて、指定した中継ルートにおける親ノード(すなわち、「NEXT HOP」)を特定し、当該親ノードに対して、データパケットとルート識別子とを一緒に送信する。
ルーティング設定情報に基づくルーティング処理において、IABノード300は、ダウンストリーム方向のルーティングを行う。ダウンストリーム方向のルーティングにおいて、IABノード300は、親ノードから、自ノード以外の通信装置宛のデータパケットと、当該データパケットについて指定した中継ルートのルート識別子とを受信する。IABノード300は、ルート識別子とルーティング設定情報とに基づいて、指定した中継ルートにおける子ノード(すなわち、「NEXT HOP」)を特定し、当該子ノードに対して、データパケットとルート識別子とを一緒に送信する。
IABノード300のDUは、ドナーgNB200-1のCUとのF1-AP接続を確立する際に、自ノードのDUが管理するセルのセル識別子をドナーgNB200-1に通知してもよい。これにより、ドナーgNB200-1は、IABトポロジにおける各IABノード300のDUが管理するセルのセル識別子を把握できる。
ドナーgNB200-1は、ルーティング設定情報を各IABノード300に送信する際に、「NEXT HOP」に対応するするIABノード300のDUが管理するセル(以下において、「NEXT HOPセル」と呼ぶ。)のセル識別子を、当該「NEXT HOP」のIAB識別子と対応付けて送信してもよい。NEXT HOPセルのセル識別子を含むルーティング設定情報を受信するIABノード300は、自ノードの親ノード及び/又は子ノードのDUが管理するセルのセル識別子を把握できる。
(第1実施形態)
以下において、第1実施形態を説明する。第1実施形態は、上述のIABトポロジにおける無線バックホールリンクの障害(RLF:Radio Link Failure)に関する実施形態である。このようなRLFをBH RLFと呼ぶ。
第1実施形態に係るIABノード300のMTは、例えば次のようにしてBH RLFを検知し、BH RLFから復旧する処理を行う。
第1に、MTは、N310回連続して同期外れ状態(out-of-sync)を検知した場合、無線問題(radio problem)を検知し、タイマT310を始動する。MTは、タイマT310を開始させた後、N311回連続して同期状態(in-sync)を検知した場合、タイマT310を停止させる。
第2に、MTは、タイマT310を停止せずにタイマT310が満了すると、RLFを検知するとともにタイマT311を始動し(すなわち、RRC再確立処理を開始し)、無線バックホールリンクを再確立するためにセル選択処理を行う。MTは、セル選択処理により適切なセルを選択し、選択したセルに対して無線バックホールリンクを再確立した場合、タイマT311を停止させる。適切なセルとは、少なくとも最低限の無線品質基準を満たすセルをいう。
第3に、MTは、無線バックホールリンクの再確立に成功せずにタイマT311が満了すると、RRCアイドル状態に遷移する。以下において、BH RLFを検知した後、BH RLFからの復旧に失敗したこと(すなわち、タイマT311が満了したこと)を、無線バックホールリンクの再確立(復旧)の失敗と呼ぶ。
IABノード300のBAPエンティティは、自ノードのMTが無線バックホールリンクの再確立に失敗した場合、下位のIABノード300のBAPエンティティに対して障害通知メッセージを送信する。障害通知メッセージは、BAPレイヤのメッセージである。以下において、このような障害通知メッセージを「BH RLF通知メッセージ」と呼ぶ。障害通知メッセージは、「復旧失敗(recovery failure)メッセージ」と呼ばれてもよい。
下位のIABノード300のBAPエンティティは、自ノードの上位のIABノード300のBAPエンティティからBH RLF通知メッセージを受信すると、その旨を自ノードのMTに通知し、無線バックホールリンクを復旧させる処理、例えばRRC再確立処理をMTが開始する。RRC再確立処理を開始すると、MTは、タイマT311を始動するとともに、無線バックホールリンクを再確立するためにセル選択処理を行う。
図8において、IABノード300-2(a)の上位ノード(IABノード300-1)に関する障害が発生することを想定する。IABノード300-2(a)の上位ノードに関する障害が発生することは、IABノード300-2(a)が、上位ノードとのBH RLFを検知することと、IABノード300-2(a)が、上位ノードからBH RLF通知メッセージを受信することとの少なくとも1つを含む。
この場合、IABノード300-2(a)のMTは、無線バックホールリンクを再確立する処理(RRC再確立処理)においてセル選択処理を開始する。この時点(セル選択処理を開始する時点)において、IABノード300-2(a)の子ノード(例えば、IABノード300-3(a))は、通常通りに動作する。例えば、IABノード300-3(a)のDUは、セルの検知及び測定に用いる下りリンク信号であるSSB(Synchronization Signal and PBCH block)の送信を継続する。
このため、IABノード300-2(a)のMTがRRC再確立処理においてセル選択処理を行うと、IABノード300-2(a)のMTは、自ノードの子ノードのDUが管理するセルを適切なセルとして検知し得る。しかしながら、IABノード300-2(a)が利用可能な無線バックホールリンクを有しないため、子ノードはドナーgNB200-1と通信できない。
その結果、IABノード300-2(a)は、子ノードのDUが管理するセルを選択すると、ドナーgNB200-1とのRRC接続を再確立できず、IABによる中継機能を提供できないという問題点がある。特に、IABノード300-2(a)が子ノードに物理的に近い位置に居る(無線状況が良い)場合に、このような問題が顕著になる。
なお、以下において、IABノード300の子ノードのDUが管理するセルを、IABノード300の「子ノードDUセル」と呼ぶ。また、IABノード300の親ノードのDUが管理するセルを、IABノード300の「親ノードDUセル」と呼ぶ。
第1実施形態は、上述した問題点を解決するための実施形態である。第1実施形態に係るIABノード300は、上位ノードに関する障害が発生することに応じて、無線バックホールリンクを再確立するためにRRC再確立処理を行う。RRC再確立処理において、IABノード300は、ドナーgNB200-1又はIABノード300の下位ノードから取得されるセル情報を使用して非選択セルを特定する処理を行う。IABノード300は、非選択セルを無線バックホールリンクの再確立の対象から除外するための除外処理を行う。セル情報は、少なくとも、IABノード300の子ノードDUセルを特定するための情報を含む。非選択セルは、IABノード300がRRC再確立を行う際に、再確立の対象から除外すべきセルである。
以下において、第1実施形態の動作例1~4を説明する。
(動作例1)
動作例1は、IABノード300が、ドナーgNB200-1から取得する所定情報をセル情報として使用して非選択セルを特定する動作例である。所定情報は、禁止セルリストであってもよい。
禁止セルリストは、ドナーgNB200-1がIABノード300に設定した禁止セルのセル識別子を含むリストである。禁止セルは、IABノード300がRRC再確立を行う際に選択してはいけないセルである。
ドナーgNB200-1は、IABノード300がRRC再確立を行う可能性を見込んだ上で、IABノード300に対して禁止セルを設定し、禁止セルリストをIABノード300に送信する。禁止セルリストは、RRCメッセージ又はF1-APメッセージにより送信される。
ドナーgNB200-1は、IABノード300の子ノードのDUが管理するセル(以下、「子ノードDUセル」と呼ぶ。)を禁止セルとしてIABノード300に設定する。ドナーgNB200-1は、IABノード300の孫ノード(子ノードの子ノード)のDUが管理するセル(以下、「孫ノードDUセル」と呼ぶ。)を禁止セルとしてさらに設定してもよい。ドナーgNB200-1は、IABノード300の曾孫ノード(孫ノードの子ノード)のDUが管理するセル(以下、「曾孫ノードDUセル」と呼ぶ。)を禁止セルとしてさらに設定してもよい。同様にして、ドナーgNB200-1は、IABノード300のダウンストリーム方向の全てのIABノード300について、当該ダウンストリーム方向のIABノード300のDUが管理するセルを禁止セルとして設定してもよい。
ドナーgNB200-1は、IABノード300の子ノードのうち、複数の無線バックホールリンクを有するIABノード300(すなわち、複数の親ノードを有するIABノード300)を特定し、当該IABノード300が管理するセルを選択禁止セルとして設定しなくてもよい。IABノード300が複数の無線バックホールリンクを有する場合、1つの無線バックホールリンクが利用不能であっても、IABノード300は他の無線バックホールリンクを介してドナーgNB200-1と通信できる。よって、IABノード300は、RRC再確立処理においてセル選択処理を行う際に、複数の無線バックホールリンクを有する子ノードが管理するセルを選択してもよい。
IABノード300は、セル選択処理において検知したセルのうち、禁止セルリストに含まれるセルを非選択セルとして特定する。
所定情報は、上述のNEXT HOPセルのセル識別子を含むルーティング設定情報であってもよい。この場合、IABノード300は、このようなルーティング設定情報に含まれるNEXT HOPセルのセル識別子に基づいて、自ノードの子ノード(すなわち、ダウンストリーム方向のNEXT HOP)のDUが管理するセル(子ノードDUセル)のセル識別子を非選択セルとして特定する。
図9は、動作例1の動作を示す図である。図9において、所定情報が禁止セルリストである動作例1について説明するが、動作例1において、所定情報がルーティング設定情報であってもよい。
図9に示すように、IABノード300-2(a)は、ドナーgNB200-1とのRRC接続を有するRRC接続状態において処理を開始する。
ステップS101において、IABノード300-2(a)は、ドナーgNB200-1から禁止セルリストを受信する。IABノード300-2(a)は、禁止セルリストに含まれるセル識別子を記憶する。
ステップS102において、IABノード300-2(a)は、上位ノード(IABノード300-1)に関する障害を検知する。ここで、上位ノード(IABノード300-1)に関する障害を検知することは、IABノード300-2(a)が、IABノード300-1とのBH RLFを検知することと、IABノード300-2(a)が、IABノード300-1からBH RLF通知メッセージを受信することとの少なくとも1つを含む。
ステップS103において、IABノード300-2(a)のMTは、上位ノード(IABノード300-1)に関する障害の検知に応じて、IABノード300-2(a)の無線バックホールリンクを再確立するためにRRC再確立処理を開始する。MTは、タイマT311を始動するとともに、セル選択処理を開始する(ステップS104)。
ステップS104において、IABノード300-2(a)のMTは、セルサーチを行い、サーチした複数のセルのうち、ステップS101において記憶したセル識別子(すなわち、禁止セルリストに含まれるセル識別子)によって識別されるセルを非選択セルとして特定する。MTは、非選択セルをIABノード300-2(a)の無線バックホールリンクの再確立の対象から除外するための除外処理を行う。MTは、このような除外処理を行った上で、無線バックホールリンクの再確立の対象とする適切なセルを選択する。
ステップS105において、IABノード300-2(a)のMTは、セル選択処理により選択したセルにてRRC再確立処理に成功(すなわち、無線バックホールリンクの復旧に成功)したか否かを判定する。無線バックホールリンクの復旧に成功した場合(ステップS105:YES)、MTがタイマT311を停止し、本フローが終了する。
無線バックホールリンクの復旧に成功していない場合(ステップS105:NO)、ステップS106において、IABノード300-2(a)のMTは、タイマT311が満了したか否かを判定する。タイマT311が満了していない場合(ステップS106:NO)、処理がステップS104に戻る。
タイマT311が満了した場合(ステップS106:YES)、ステップS107において、IABノード300-2(a)のMTがその旨を自ノードのBAPエンティティに通知し、BAPエンティティは、BH RLF通知メッセージをIABノード300-3(a)のBAPエンティティに送信する。
ステップS108において、IABノード300-2(a)のMTは、タイマT311の満了に応じて、RRC接続状態からRRCアイドル状態に遷移する。
(動作例2)
動作例2は、IABノード300が、子ノードがブロードキャストするシステム情報をセル情報として使用して非選択セルを特定する動作例である。
次に、IABノード300が、子ノードがブロードキャストするシステム情報を使用して非選択セルを特定する方法を説明する。
第1に、IABノード300(例えば、図8におけるIABノード300-3(a))は、親ノードDUセル(すなわち、MTのサービングセル)のセル識別子を含むリスト(以下、「親ノードDUセルリスト」と呼ぶ。)を、自ノードのDUが管理するセルがブロードキャストするシステム情報に含める。MTのサービングセルが1つのみである場合、親ノードDUセルリストが当該1つのみのセルのセル識別子を含む。親ノードDUセルリストを含むシステム情報は、例えば、システム情報ブロックのタイプ1(SIB1)に含まれる情報である。以下において、このようなシステム情報を「IABシステム情報」と呼ぶ。
IABシステム情報は、少なくとも、当該IABシステム情報を送信(ブロードキャスト)するセルのセル識別子(以下、「送信元セル識別子」と呼ぶ)と、親ノードDUセルリストとを含む。
第2に、IABノード300(例えば、図8におけるIABノード300-2(a))のMTは、隣接セル(例えば、図8におけるIABノード300-3(a))のDUが管理するセル)においてブロードキャストされるIABシステム情報を受信する。MTは、当該IABシステム情報に含まれる親ノードDUセルリストに、自ノードのDUが管理するセルのセル識別子が含まれる場合、当該隣接セルが、自ノードの子ノードDUセルであると決定する。MTは、当該隣接セルを非選択セルとして特定する。
IABノード300のMTは、定期的に隣接セルのIABシステム情報を確認し、非選択セルとして特定したセルのセル識別子を記憶・更新してもよい。IABノード300のMTは、上位ノードに関する障害の検知に応じてRRC再確立処理を行う際に、記憶している非選択セルを再確立の対象から除外する。
IABノード300が複数の親ノードを有する場合、IABノード300のMTは、これら複数の親ノードのそれぞれに対応するMTサービングセルリストを個別の情報要素としてIABシステム情報に含めてもよい。このようなIABシステム情報を受信したIABノード300は、当該IABシステム情報の送信元セルが子ノードDUセルであると決定していても、当該セルを非選択セルとして特定しなくてもよい。
例えば、図8に示すように、IABノード300-3(b)は、IABノード300-2(a)をMNとし、IABノード300-2(b)をSNとする二重接続を行う。この場合、IABノード300-3(b)のDUは、MNに対応するMTサービングセルリスト(MCGリスト)と、SNに対応するMTサービングセルリスト(SCGリスト)とのそれぞれを、個別の情報要素としてIABシステム情報に含める。このような場合、IABノード300-2(a)は、IABノード300-3(b)から受信したIABシステム情報に基づいて、IABノード300-3(b)を子ノードとして判断する。しかしながら、IABノード300-3(b)がSCGリンクを持っており、ドナーgNB200-1と通信できる可能性があるので、IABノード300-2(a)は、IABノード300-3(b)のDUが管理するセルを非選択セルとして特定しない。
IABノード300のMTは、上述のように決定した子ノードDUセルのセル識別子を含むリスト(以下、子ノードDUセルリスト)を、自ノードのDUがブロードキャストするIABシステム情報に含めてもよい。このようなIABシステム情報(親ノードDUセルリストと、子ノードDUセルリストとを含むIABシステム情報)を受信するIABノード300のMTは、自ノードの子ノードだけでなく、自ノードの孫ノードのDUが管理するセルも把握し、これらのセルを非選択セルとして特定してもよい。さらに、IABノード300のMTは、自ノードの孫ノードのDUが管理するセルのセルリストを自ノードのDUがブロードキャストするIABシステム情報に含めてもよい。このようなIABシステム情報(親ノードDUセルリストと、子ノードDUセルリストと、孫ノードDUセルリストとを含むIABシステム情報)を受信するIABノード300のMTは、自ノードの子ノード、孫ノード、曾孫ノードのDUが管理するセルも把握し、これらのセルを非選択セルとして特定してもよい。同様に、IABノード300のDUは、親ノードDUセルリスト、子ノードDUセルリスト、孫ノードDUセルリスト、曾孫ノードDUセルリスト等を含むIABシステム情報をブロードキャストしてもよい。
図10は、動作例2の動作を示す図である。図10に示すように、IABノード300-2(a)は、ドナーgNB200-1とのRRC接続を有するRRC接続状態において処理を開始する。
ステップS201において、IABノード300-2(a)のMTは、IABノード300-3(a)~300-3(b)のDUが管理するセルからIABシステム情報を受信する。
ステップS202において、IABノード300-2(a)のMTは、上述の方法で、IABシステム情報を使用して非選択セルとして特定する。MTは、特定したセルのセル識別子を記憶する。
ステップS203~ステップS204における処理は、ステップS102~ステップS103における処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS205において、IABノード300-2(a)のMTは、セルサーチを行い、サーチした複数のセルのうち、ステップS202において記憶したセル識別子(すなわち、非選択セルのセル識別子)が識別するセルを除外するための除外処理を行う。MTは、このような除外処理を行った上で、無線バックホールリンクの再確立の対象とする適切なセルを選択する。
ステップS206~S209における処理は、動作例1のステップS105~S108における処理と同様であるため、説明を省略する。
動作例2に係るIABシステム情報(親ノードDUセルリスト、子ノードDUセルリスト、孫ノードDUセルリスト、及び/又は曾孫ノードDUセルリスト等を含むIABシステム情報)は、IABトポロジに新規加入したいIABノード300によっても有用である。
IABトポロジに新規加入したいIABノード300は、このようなIABシステム情報を隣接セルから受信すると、IABトポロジにおける比較的に上位に位置するIABノード300のDUのセル(すなわち、ドナーgNB200-1へのホップ数の少ないIABノード300のDUのセル)を特定できる。このようなセルは、例えば、IABシステム情報に含まれる親ノードDUセルリストによって特定されるセルである。IABノード300のMTは、このようなセルを管理するIABノード300に対して、無線バックホールリンクを確立する。これにより、IABノード300のMTは、ドナーgNB200-1へのホップ数の少ないIABノード300を自ノードの親ノードとするため、遅延の少ない中継通信を行うことができる。
(動作例3)
動作例3は、IABノード300が、子ノードから取得する、当該子ノードのDUが管理するセルのセル識別子を含むリスト(以下において、「DUセルリスト」と呼ぶ。)を使用して非選択セルを特定する動作例である。
図11は、動作例3の動作を示す図である。図11に示すように、IABノード300-2(a)は、ドナーgNB200-1とのRRC接続を有するRRC接続状態において処理を開始する。
ステップS301において、IABノード300-2(a)は、ドナーgNB200-1から受信したルーティング設定情報に基づいて、自ノードの子ノードのIAB識別子を特定する。ここで、IABノード300-2(a)のBAPエンティティは、ルーティング設定情報に基づいて、IABノード300-3(a)のBAPアドレスとIABノード300-3(b)のBAPアドレスとを特定する。
ステップS302において、IABノード300-2(a)は、各子ノードに対して、当該子ノードのDUセルリストを要求する。ここで、IABノード300-2(a)のBAPエンティティは、IABノード300-3(a)のBAPエンティティと、IABノード300-3(b)のBAPエンティティとのそれぞれに対して、このような要求を送信する。
ステップS303において、IABノード300-2(a)は、各子ノードから、DUセルリストの要求への応答として、当該子ノードのDUセルリストを受信する。ここで、IABノード300-2(a)のBAPエンティティは、IABノード300-3(a)のBAPエンティティから、IABノード300-3(a)のDUセルリストを受信し、IABノード300-3(b)のBAPエンティティから、IABノード300-3(b)のDUセルリストを受信する。
上述のDUセルリストの要求と、DUセルリストとは、BAP Control PDU(Protocol Data Unit)により送受信されてもよい。
ステップS304において、IABノード300-2(a)のMTは、DUセルリストに含まれるセルを非選択セルとして特定する。MTは、特定したセルのセル識別子を記憶する。
ステップS305~S311における処理は、動作例2のステップS203~S209における処理と同様であるため、説明を省略する。
動作例3に係るIABノード300は、DUセルリストの要求を親ノードから受信すると、子ノードにDUセルリストを要求し、子ノードのDUセルリストを受信してもよい。そして、IABノード300は、親ノードからのDUセルリストの要求への応答として、自ノードのDUセルリストと、自ノードの子ノードのDUセルリストとを一緒に親ノードに送信してもよい。これによって、IABノード300の親ノードは、自ノードの子ノードと孫ノードのDUが管理するセルを把握し、これらのセルを非選択セルとして特定してもよい。
動作例2と比べて、動作例3では、セルリストはIABノード300間の専用BAPシグナリング(BAP Control PDU)で送受信されるため、IABトポロジの構成が外部に漏れることを回避できる。
(動作例4)
動作例4では、IABノード300は、上位ノードとのBH RLFを検知した後において、子ノードからDUセルリストを取得する。すなわち、IABノード300は、BH RLF検知の前に、非選択セルの特定及び記憶を行わずに、BH RLF検知に応じて即座的に非選択セルの特定を行う。
図12は、動作例4の動作を示す図である。図12に示すように、IABノード300-2(a)は、ドナーgNB200-1とのRRC接続を有するRRC接続状態において処理を開始する。
ステップS401における処理は、動作例3のステップS301における処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS402において、IABノード300-2(a)は、上位ノード(IABノード300-1)とのBH RLFを検知する。
ステップS403において、IABノード300-2(a)は、上位ノードとのBH RLFを検知したことを示すindicationを各子ノードに送信する。ここで、IABノード300-2(a)のBAPエンティティは、IABノード300-3(a)のBAPエンティティと、IABノード300-3(b)のBAPエンティティとのそれぞれに対して、このようなindicationを送信する。このようなindicationを親ノードから受信したIABノード300は、自ノードのDUセルリストを親ノードに送信する。
ステップS404において、IABノード300-2(a)は、各子ノードから、当該子ノードのDUセルリストを受信する。ここで、IABノード300-2(a)のBAPエンティティは、IABノード300-3(a)のBAPエンティティから、IABノード300-3(a)のDUセルリストを受信し、IABノード300-3(b)のBAPエンティティから、IABノード300-3(b)のDUセルリストを受信する。
ステップS405において、IABノード300-2(a)のMTは、IABノード300-2(a)の無線バックホールリンクを再確立するためにRRC再確立処理を開始する。MTは、タイマT311を始動するとともに、セル選択処理を開始する(ステップS406)。
ステップS406において、IABノード300-2(a)のMTは、セルサーチを行い、サーチした複数のセルのうち、ステップS404において受信したDUセルリストに含まれるセルを非選択セルとして特定する。MTは、非選択セルをIABノード300-2(a)の無線バックホールリンクの再確立の対象から除外するための除外処理を行う。MTは、このような除外処理を行った上で、無線バックホールリンクの再確立の対象とする適切なセルを選択する。
ステップS407~ステップS410における処理は、ステップS306~ステップS311における処理と同様であるため、説明を省略する。
動作例4に係るIABノード300は、indicationを親ノードから受信すると、子ノードにDUセルリストを要求し、子ノードのDUセルリストを受信してもよい。そして、IABノード300は、自ノードのDUセルリストと、自ノードの子ノードのDUセルリストとを一緒に親ノードに送信してもよい。これによって、IABノード300の親ノードは、自ノードの子ノードと孫ノードのDUが管理するセルを把握し、これらのセルを非選択セルとして特定してもよい。
第1実施形態に係るドナーgNB200-1は、IABノード300に対して、無線バックホールリンクの再確立の対象として許可されるセルである許可セルのセル識別子を含むリスト(許可セルリスト)を送信してもよい。例えば、ドナーgNB200-1は、IABノード300-2(a)に対して、IABノード300-2(b)のDUが管理するセルを許可セルとして設定する。IABノード300-2(b)は、IABノード300-2(a)に物理的に近い、かつ、ドナーgNB200-1への中継ルートを有するので、IABノード300-2(a)の親ノードとして適切である。
第1実施形態に係るドナーgNB200-1は、子孫ノード(子ノード、孫ノード、曾孫ノード等)の数の多いIABノード300(すなわち、ドナーgNB200-1に近いIABノード300)に対して、禁止セルリストを設定せず、許可セルリストのみを設定してもよい。ドナーgNB200-1は、子孫ノードの数の少ないIABノード300(すなわち、ドナーgNB200-1から遠いIABノード300)に対して、許可セルリストを設定せず、禁止セルリストのみを設定してもよい。これにより、リスト(禁止セルリスト又は許可セルリスト)のサイズが大きくならないようにすることができる。
第1実施形態に係るIABノード300は、自ノードが特定した非選択セルのセル識別子が、自ノードに設定した許可セルのセル識別子と一致する場合であっても、当該セル識別子を有するセルを無線バックホールリンクの再確立の対象から除外する。
第1実施形態に係るIABノード300は、親ノードからのDUセルリストの要求がなくても、DUセルリストを親ノードに送信してもよい。例えば、IABノード300は自身のDUが管理するセルが追加された場合、変更された場合もしくは削除された場合にDUセルリストを送信し、親ノードは当該DUセルリストを受信する。なお、このようなセルの追加、変更及び削除は、F1APメッセージを用いて、ドナーgNB200-1との間で設定が行われる。
(第2実施形態)
以下において、第2実施形態を説明する。第2実施形態は、上述のIABトポロジにおけるIABノード300がRRC接続状態からRRCインアクティブ状態に遷移することに関する実施形態である。
第2実施形態に係るIABノード300は、ドナーgNB200-1とのRRC接続を有するRRC接続状態において、ドナーgNB200-1からのRRCメッセージに応じてBAPエンティティを確立する。IABノード300は、RRC接続状態からRRCインアクティブ状態に遷移した場合であっても、BAPエンティティを解放せずに維持する制御を行う。なお、IABノード300は、RRC接続状態からRRCアイドル状態に遷移した場合、BAPエンティティを解放することを留意すべきである。
BAPエンティティを解放せずに維持する制御において、IABノード300のBAPエンティティは、BH RLCチャネルを選択するルーティング処理を継続的に行う。
BH RLCチャネルは、無線バックホールリンクにマッピングされる。1つの無線バックホールリンクに複数のBH RLCチャネルがマッピングされる。これらの複数のBH RLCチャネルのそれぞれには、異なる優先度が割り当てられる。BH RLC チャネルの選択により、無線バックホールリンク上のトラフィック固有の優先順位付けが可能となる。
以下において、図13を用いてBH RLCチャネルの選択について説明する。図13は、第2実施形態に係るBH RLCチャネルを示す図である。
図13に示すように、IABノード300-2(a)とIABノード300-1との間の無線バックホールリンク上に、3つのBH RLC チャネル(BH RLC チャネル#1~#3)がマッピングされる。BH RLC チャネル#1~#3のそれぞれには、異なる優先度が割り当てられる。IABノード300-2(a)とIABノード300-3(b)との間の無線バックホールリンク上に、2つのBH RLC チャネル(BH RLC チャネル#4~#5)がマッピングされる。BH RLC チャネル#4~#5のそれぞれには、異なる優先度が割り当てられる。IABノード300-2(a)とIABノード300-3(a)との間の無線バックホールリンク上に、3つのBH RLC チャネル(BH RLC チャネル#6~#8)がマッピングされる。BH RLC チャネル#6~#8のそれぞれには、異なる優先度が割り当てられる。
IABノード300-2(a)は、BH RLCチャネル設定情報に基づいてBH RLCチャネル#1~#8を確立する。BH RLCチャネル設定情報は、RRCメッセージ又はF1APメッセージにより、ドナーgNB200-1からIABノード300-2(a)に送信される。BH RLCチャネル設定情報は、各BH RLCチャネルのチャネル識別子を示す情報と、各BH RLCチャネルと無線バックホールリンクとのマッピングを示す情報と、各BH RLCチャネルの優先度を示す情報と、を含む。
第2実施形態に係るIABノード300のBAPエンティティは、隣接のIABノード300(親ノード又は子ノード)から受信したデータパケットに対して、BH RLCチャネル設定情報とルーティング設定情報とに基づくルーティング処理を行う。
このようなルーティング処理を説明する。
第1に、IABノード300のBAPエンティティは、データパケットの指定される中継ルートのルート識別子と、ルーティング設定情報とに基づいてNEXT HOPを特定し、データパケットを出力する無線バックホールリンクを特定する。
第2に、IABノード300のBAPエンティティは、データパケットの優先度と、BH RLCチャネル設定情報とに基づいて、データパケットを出力するBH RLCチャネルを選択する。
第3に、IABノード300のBAPエンティティは、選択したBH RLCチャネルに、データパケットを出力する。
図14は、第2実施形態の動作を示す図である。図14に示すように、IABノード300-2(a)は、ドナーgNB200-1とのRRC接続を有するRRC接続状態において処理を開始する。IABノード300-2(a)は、RRCエンティティと、ドナーgNB200-1からのRRCメッセージに応じて確立しているBAPエンティティと、を有する。
ステップS501において、IABノード300-2(a)のBAPエンティティは、BH RLCチャネル設定情報とルーティング設定情報とに基づくルーティング処理を行う。
ステップS502において、IABノード300-2(a)のRRCエンティティは、ドナーgNB200-1から、RRCインアクティブ状態への遷移を指示するメッセージを受信する。このようなメッセージは、例えば、Suspended indication(Suspend Config)を含むRRC Releaseメッセージである。
ステップS503において、IABノード300-2(a)がRRCインアクティブ状態に遷移する。ここで、IABノード300-2(a)がRRCインアクティブ状態に遷移することに応じて、IABノード300-2(a)のアップストリーム方向のBH RLCチャネル(BH RLCチャネル#1~#3)はサスペンドされる。
BH RLCチャネルがサスペンドされることとは、BH RLCチャネルの設定情報(チャネル識別子、無線バックホールリンクとのマッピング、優先度等)が維持されたまま、BH RLCチャネルが一時的に利用不能になっていることである。
ステップS504において、IABノード300-2(a)のRRCエンティティは、IABノード300-2(a)のBAPエンティティに対して、サスペンドされているBH RLCチャネル(BH RLCチャネル#1~#3)の識別子を通知する。RRCエンティティは、IABノード300-2(a)がRRCインアクティブ状態に遷移したことをBAPエンティティに通知してもよい。
ステップS505において、IABノード300-2(a)のBAPエンティティは、ルーティング処理を継続する。
BAPエンティティは、IABノード300-2(a)の子ノード(IABノード300-3(a)、IABノード300-3(b))からのデータパケットを受信し、当該データパケットに対するルーティング処理を継続する。ルーティング処理において、BAPエンティティは、サスペンドされているBH RLCチャネル(例えば、BH RLCチャネル#1)を選択した場合、当該BH RLCチャネルへ出力する予定のデータパケットを、BAPエンティティのバッファに格納する。
BAPエンティティは、IABノード300-2(a)がRRCインアクティブ状態に遷移する前に親ノードから受信したデータパケットについて、ルーティング処理を継続的に行う。BAPエンティティは、このようなデータパケットについて、サスペンドされていないBH RLCチャネル(BH RLCチャネル#4~#8)を選択し、選択したBH RLCチャネルに当該データパケットを出力する。
ステップS506において、IABノード300-2(a)のRRCエンティティは、RRC接続状態への遷移を要求するメッセージを、ドナーgNB200-1に送信する。このようなメッセージは、例えば、RRC Resume Requestメッセージである。RRCエンティティは、BAPエンティティのバッファに格納されるデータパケットの量が閾値以上の場合に、RRC接続状態への遷移を要求するメッセージを、ドナーgNB200-1に送信してもよい。
ステップS507において、IABノード300-2(a)は、RRC接続状態に遷移する。ここで、IABノード300-2(a)がRRC接続状態に遷移することに応じて、サスペンドされているBH RLCチャネル(BH RLCチャネル#1~#3)はレジュームされる。
ステップS508において、IABノード300-2(a)のRRCエンティティは、IABノード300-2(a)のBAPエンティティに対して、レジュームされたBH RLCチャネル(BH RLCチャネル#1~#3)の識別子を通知する。RRCエンティティは、IABノード300-2(a)がRRC接続状態に遷移したことをBAPエンティティに通知してもよい。
ステップS509において、IABノード300-2(a)のBAPエンティティは、IABノード300-2(a)がRRCインアクティブ状態である期間中においてサスペンドされているBH RLCチャネル(BH RLCチャネル#1~#3)へ出力する予定のデータパケットをバッファから取り出して、対応するBH RLCチャネルに出力する。
ここで、BAPエンティティは、取り出したデータパケットに対して再度ルーティング処理を行ってもよい。
(その他実施形態)
IABノード300又はドナーgNB200-1が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD-ROMやDVD-ROM等の記録媒体であってもよい。
また、IABノード300又はドナーgNB200-1が行う各処理を実行する回路を集積化し、IABノード300又はドナーgNB200-1の少なくとも一部を半導体集積回路(チップセット、SoC)として構成してもよい。
以上、図面を参照して実施形態について詳しく説明したが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本願は、日本国特許出願第2020-070656号(2020年4月9日出願)の優先権を主張し、その内容の全てが本願明細書に組み込まれている。

Claims (7)

  1. ユーザ装置とドナー基地局との間の通信を中継する中継ノードが、前記ドナー基地局とのRRC接続を有するRRC(Radio Resource Control)接続状態において、前記ドナー基地局からのRRCメッセージに応じてBAP(Backhaul Adaptation Protocol)エンティティを確立することと、
    前記中継ノードが、前記RRC接続状態からRRCインアクティブ状態に遷移することと、
    前記中継ノードが、前記RRCインアクティブ状態に遷移した場合であっても、前記BAPエンティティを解放せずに維持する制御を行うことと、
    前記中継ノードが、前記通信を中継するための複数のRLC(Radio Link Control)チャネルを確立することと、
    前記BAPエンティティが、前記通信におけるデータパケットを出力するRLCチャネルとして、前記複数のRLCチャネルのうちの1つを選択するルーティング処理を行うことと、
    前記ルーティング処理において前記BAPエンティティが選択したRLCチャネルが利用不能になっている場合、前記BAPエンティティが、前記選択したRLCチャネルに出力するデータパケットを、前記BAPエンティティのバッファに格納することと、を有する
    通信制御方法。
  2. 前記中継ノードが、前記RRCインアクティブ状態から前記RRC接続状態に遷移することと、
    前記BAPエンティティが、前記利用不能になっているRLCチャネルが再度利用可能になる場合、前記バッファに格納されるデータパケットを前記RLCチャネルに出力することと、をさらに有する
    請求項に記載の通信制御方法。
  3. 前記制御を行うことは、
    前記複数のRLCチャネルのうち、前記利用不能になっているRLCチャネルを特定する情報を、前記中継ノードのRRCエンティティから前記BAPエンティティに通知することを含む
    請求項に記載の通信制御方法。
  4. ユーザ装置とドナー基地局との間の通信を中継する中継ノードであって、
    前記ドナー基地局とのRRC(Radio Resource Control)接続を有するRRC接続状態において、前記ドナー基地局からのRRCメッセージに応じてBAP(Backhaul Adaptation Protocol)エンティティを確立する制御部を備え、
    前記制御部は、前記中継ノードを、前記RRC接続状態からRRCインアクティブ状態に遷移させ、
    前記制御部は、前記中継ノードを前記RRCインアクティブ状態に遷移させた場合であっても、前記BAPエンティティを解放せずに維持し、
    前記制御部は、前記通信を中継するための複数のRLC(Radio Link Control)チャネルを確立し、
    前記BAPエンティティは、前記通信におけるデータパケットを出力するRLCチャネルとして、前記複数のRLCチャネルのうちの1つを選択するルーティング処理を行い、
    前記ルーティング処理において前記BAPエンティティが選択したRLCチャネルが利用不能になっている場合、前記BAPエンティティは、前記選択したRLCチャネルに出力するデータパケットを、前記BAPエンティティのバッファに格納する
    中継ノード。
  5. ユーザ装置とドナー基地局との間の通信を中継する中継ノードを含む移動通信システムであって、
    前記中継ノードは、前記ドナー基地局とのRRC(Radio Resource Control)接続を有するRRC接続状態において、前記ドナー基地局からのRRCメッセージに応じてBAP(Backhaul Adaptation Protocol)エンティティを確立し、
    前記中継ノードは、前記中継ノードを、前記RRC接続状態からRRCインアクティブ状態に遷移させ、
    前記中継ノードは、前記中継ノードを前記RRCインアクティブ状態に遷移させた場合であっても、前記BAPエンティティを解放せずに維持し、
    前記中継ノードは、前記通信を中継するための複数のRLC(Radio Link Control)チャネルを確立し、
    前記中継ノードの前記BAPエンティティは、前記通信におけるデータパケットを出力するRLCチャネルとして、前記複数のRLCチャネルのうちの1つを選択するルーティング処理を行い、
    前記ルーティング処理において前記BAPエンティティが選択したRLCチャネルが利用不能になっている場合、前記BAPエンティティは、前記選択したRLCチャネルに出力するデータパケットを、前記BAPエンティティのバッファに格納する
    移動通信システム。
  6. ユーザ装置とドナー基地局との間の通信を中継する中継ノードを制御するためのチップセットであって、
    前記ドナー基地局とのRRC(Radio Resource Control)接続を有するRRC接続状態において、前記ドナー基地局からのRRCメッセージに応じてBAP(Backhaul Adaptation Protocol)エンティティを確立する処理と、
    前記中継ノードを、前記RRC接続状態からRRCインアクティブ状態に遷移させる処理と、
    前記中継ノードを前記RRCインアクティブ状態に遷移させた場合であっても、前記BAPエンティティを解放せずに維持する処理と、
    前記通信を中継するための複数のRLC(Radio Link Control)チャネルを確立する処理と、
    前記通信におけるデータパケットを出力するRLCチャネルとして、前記複数のRLCチャネルのうちの1つを選択するルーティング処理を行う処理と、
    前記ルーティング処理において前記BAPエンティティが選択したRLCチャネルが利用不能になっている場合、前記選択したRLCチャネルに出力するデータパケットを、前記BAPエンティティのバッファに格納する処理と、を実行する
    チップセット。
  7. ユーザ装置とドナー基地局との間の通信を中継する中継ノードを制御するためのプログラムであって、
    前記ドナー基地局とのRRC(Radio Resource Control)接続を有するRRC接続状態において、前記ドナー基地局からのRRCメッセージに応じてBAP(Backhaul Adaptation Protocol)エンティティを確立する処理と、
    前記中継ノードを、前記RRC接続状態からRRCインアクティブ状態に遷移させる処理と、
    前記中継ノードを前記RRCインアクティブ状態に遷移させた場合であっても、前記BAPエンティティを解放せずに維持する処理と、
    前記通信を中継するための複数のRLC(Radio Link Control)チャネルを確立する処理と、
    前記通信におけるデータパケットを出力するRLCチャネルとして、前記複数のRLCチャネルのうちの1つを選択するルーティング処理を行う処理と、
    前記ルーティング処理において前記BAPエンティティが選択したRLCチャネルが利用不能になっている場合、前記選択したRLCチャネルに出力するデータパケットを、前記BAPエンティティのバッファに格納する処理と、を前記中継ノードに実行させる
    プログラム。
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