WO2022018988A1 - 映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示方法 - Google Patents

映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示方法 Download PDF

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Abstract

個人情報又は機密情報の漏洩を防止し、かつ、ユーザの負担を低減する映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示方法を提供する。 本技術は、ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射する映像投射部を備える、映像表示装置を提供し、ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射する映像投射部と、前記映像光を集中させて前記ユーザの瞳孔に投射する光学素子を有する接眼光学部と、を含んでおり、前記映像投射部及び前記接眼光学部のそれぞれは、分離して配されている、映像表示システムを提供する。

Description

映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示方法
 本技術は、映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示方法に関する。
 従来、例えばディスプレイやプロジェクタなどによって映像(例えば画像や文字などを含む)を表示するデジタルサイネージ装置が利用されている。
 例えば特許文献1では、「表示画面上のウィンドウの位置を取得するアプリケーション情報取得部と、前記アプリケーション情報取得部により取得された前記ウィンドウの位置が所定の条件を満たすウィンドウのアプリケーションを終了させる制御部と、を備える情報処理装置」が、開示されている。この特許文献1では、機械学習手法によりユーザの嗜好を判断して、推薦されるコンテンツ等をユーザに提示する技術について説明されている。
 また、映像光をユーザの瞳孔に投射することによって当該ユーザに映像を視認させるヘッドマウントディスプレイ(HMD)なども利用されている。
 例えば特許文献2では、「光を画像情報に応じて変調した被変調光として出力する被変調光出力部と、該被変調光出力部から出力された被変調光を走査光として出力する走査部と、該走査部の後段に設けられて該走査光を観察者の瞳孔に導く転送光学系とを備えた画像表示装置であって、前記走査部と前記転送光学系のうちの少なくとも前記転送光学系の一部が設けられ、観察者の頭部に装着される頭部装着部と、前記被変調光出力部と前記走査部のうちの少なくとも前記被変調光出力部が設けられ、観察者の身体に携帯可能な身体携帯部とを備えたことを特徴とする画像表示装置」が、開示されている。
特開2015-114970号公報 特開2005-309264号公報
 特許文献1などで用いられているデジタルサイネージ装置がインフラとして施設などに提供されていれば、ユーザは映像表示装置を持ち歩かなくてよいため有益である。しかし、ユーザに関する個人情報又は機密情報などをデジタルサイネージ装置が表示すると、この個人情報が他人に盗み見られるおそれがある。
 特許文献2などで用いられているヘッドマウントディスプレイは、頭部装着部が駆動部を備えるため、ユーザにとって負担が大きいという問題がある。
 そこで、本技術は、個人情報又は機密情報の漏洩を防止し、かつ、ユーザの負担を低減する映像表示装置、映像表示システム、及び映像表示方法を提供することを主目的とする。
 本技術は、ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射する映像投射部を備える、映像表示装置を提供する。
 前記映像光は、前記ユーザの瞳孔に投射されてよい。
 前記映像光は、コヒーレント光であってよい。
 前記映像光は、レーザー光であってよい。
 前記映像投射部は、前記ユーザが含まれる撮像画像に基づいて、前記位置情報を得てよい。
 前記映像投射部は、前記ユーザに向かって送信された赤外線の送信時刻と、反射された前記赤外線の受信時刻と、の差分に基づいて、前記位置情報を得てよい。
 前記映像投射部は、前記位置情報に基づいて、前記映像光の光軸の傾きを調整して前記映像光を投射してよい。
 前記映像表示装置は、前記映像光を集中させて前記ユーザの瞳孔に投射する光学素子を有する接眼光学部を更に備えてよい。
 前記接眼光学部は、前記識別情報を含むタグを備えてよい。
 前記光学素子は、前記映像光を回折する回折格子を有してよい。
 前記光学素子は、前記映像光の光軸上に配されてよい。
 前記接眼光学部は、前記ユーザの頭部に装着されてよい。
 前記接眼光学部は、前記ユーザによって携帯されてよい。
 前記映像投射部は、前記光学素子が有する特有の情報に基づいて、前記映像光の光軸の傾きを調整して前記映像光を投射してよい。
 前記映像投射部は、映像を画面に表示する映像表示部を有しており、前記映像光が前記ユーザの瞳孔に投射されることによって再生される虚像が、前記画面に対して重畳表示されてよい。
 また、本技術は、ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射する映像投射部と、前記映像光を集中させて前記ユーザの瞳孔に投射する光学素子を有する接眼光学部と、を含んでおり、前記映像投射部及び前記接眼光学部のそれぞれは、分離して配されている、映像表示システムを提供する。
 複数の前記映像投射部のそれぞれは、情報通信ネットワークを介して接続されており、前記識別情報及び/又は前記映像光に関する情報が、前記情報通信ネットワークを介して通信されていてよい。
 また、本技術は、ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射することを含む、映像表示方法を提供する。
本技術の一実施形態に係る映像表示装置10の概念図である。 本技術の一実施形態に係る映像投射部1の構成を示すブロック図である。 本技術の一実施形態に係る制御部17の手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の一実施形態に係る映像表示装置10の概念図である。 本技術の一実施形態に係る接眼光学部2の概略図である。 本技術の一実施形態に係る映像投射部1の機能を説明する概略図である。 本技術の一実施形態に係る接眼光学部2の概略図である。 本技術の一実施形態に係る映像投射部1の手順の一例を示すフローチャートである。 本技術の一実施形態に係る映像表示装置10の概念図である。 本技術の一実施形態に係る映像表示システム1000の概念図である。 本技術の一実施形態に係る映像表示システム1000の構成を示すブロック図である。 本技術の一実施形態に係る映像表示方法の手順の一例を示すフローチャートである。
 以下、本技術を実施するための好適な形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。また、概念図及び概略図は必ずしも厳密に図示されたものではない。
 本技術の説明は以下の順序で行う。
 1.本技術の第1の実施形態(映像表示装置の例1)
 2.本技術の第2の実施形態(映像表示装置の例2)
 3.本技術の第3の実施形態(映像表示装置の例3)
 4.本技術の第4の実施形態(映像表示装置の例4)
 5.本技術の第5の実施形態(映像表示装置の例5)
 6.本技術の第6の実施形態(映像表示システムの例1)
 7.本技術の第7の実施形態(映像表示システムの例2)
 8.本技術の第8の実施形態(映像表示方法)
 9.本技術の実施例
[1.本技術の第1の実施形態(映像表示装置の例1)]
[(1)本実施形態の概要]
 本技術の一実施形態に係る映像表示装置10について図1を参照しつつ説明する。図1は、本技術の一実施形態に係る映像表示装置10の概念図である。図1に示されるとおり、本実施形態に係る映像表示装置10は、映像投射部1を備える。
 映像投射部1は、ユーザの視線方向よりも下方に位置されることができる。なお、ユーザの視線方向よりも上方に映像投射部1が位置されてもよい。
 映像投射部1は、映像光4をユーザ3の頭部に向かって投射する。この映像光4は、ユーザ3に関連付けられるため、ユーザ3ごとに異なっていてよい。映像投射部1は、ユーザ3を識別する識別情報を用いて、映像光4とユーザ3とを関連付けることができる。
 映像投射部1は、例えばカメラやフォトディテクタなどによってユーザの頭部の位置を含む位置情報を得る。これにより、映像投射部1は、映像光4をユーザ3の頭部に向かって投射することができる。
 より詳しく説明すると、映像光4は、ユーザ3の瞳孔に投射されてよい。瞳孔に投射された映像光4は、ユーザ3の網膜上にて結像する。これにより、虚像5が空間に浮かんで見える。
 映像を網膜上で結像させる技術として、例えばマクスウェル光学系、又はレーザー走査光学系などが用いられることができる。マクスウェル光学系は、映像光を瞳孔の中心に通して網膜上に結像させる方式である。レーザー走査光学系は、赤、緑、及び青の光を高速に走査して網膜上に映像を書き込む方式である。レーザー走査光学系は、映像の解像度に影響されず、映像を限りなく人間の視野に近づけることができる。
 レンズの役割を果たす水晶体のピント調節機能が低下すると、近視や遠視などが起こるという問題がある。しかし本技術では、網膜に直接映像が投影されるため、ユーザ3は鮮明な映像を視認できる。ユーザ3が視認する映像は、虚像5として表示される。ユーザ3は、虚像5及びその背景の両方に同時にピントを合わせて視認できる。
 近年、液晶や有機ELなどによるディスプレイを用いたデジタルサイネージ装置が広く普及してきている。このデジタルサイネージ装置は、例えば広告宣伝活動や情報提供などに用いられている。デジタルサイネージ装置は、例えばユーザに関する映像を当該ユーザに提要できる。
 このとき、ユーザに提供される映像に、ユーザに関する個人情報又は機密情報などが含まれる場合がある。例えばデジタルサイネージ装置が銀行に設置されている場合、ユーザに提供される映像に、口座番号の入力を促すための番号が含まれうる。また、例えばデジタルサイネージ装置が病院に設置されている場合、ユーザに提供される映像に、問診票への記載内容が含まれうる。そのため、このような個人情報又は機密情報が他人に盗み見られるおそれがあるという問題がある。
 この問題を解決するために、本実施形態に係る映像投射部1は、ユーザ3を識別する識別情報と、ユーザ3の頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光4を前記位置(ユーザ3の頭部)に向かって投射する。この映像光4による映像はユーザ3のみが視認できるため、映像表示装置10は、この映像がユーザ3ではない他人に盗み見みられることを防止できる。よって、ユーザ3に関する個人情報又は機密情報がこの映像に含まれている場合、映像表示装置10は、個人情報又は機密情報の漏洩を防止できる。
 映像投射部1は、例えばインフラとして提供され、施設などに配置されることができる。これにより、ユーザ3は、映像投射部1を持ち歩かなくてよいため、ユーザ3の負担が軽減される。ユーザ3は、映像投射部1の消費電力の心配から解放される。
 また、ユーザ3が映像投射部1を持ち歩く場合、映像投射部1は例えばWi-FiやLTE(Long Term Evolution)などの通信技術を利用して情報通信を行うことになる。このとき、電波が不安定になり通信できないおそれがある。一方で、映像投射部1がインフラとして施設などに配置されていれば、安定した情報通信ネットワークが構築されることができる。その結果、映像投射部1は、映像光4の元となる映像データに対する高速なアクセスが可能となり、鮮明かつ高解像度の映像が提供できる。
 このようにして、映像表示装置10は、従来にはない新しい映像体験をより安全かつ手軽にユーザに提供できる。
 また、ユーザ3に関する個人情報又は機密情報などが蓄積され、有効に活用されることができる。
 なお、上述した効果は、後述する他の実施形態によっても得られる。よって、他の実施形態においては、効果についての再度の記載を省略する。
[(2)映像投射部]
 本技術の一実施形態に係る映像投射部1の構成について図2を参照しつつ説明する。図2は、本技術の一実施形態に係る映像投射部1の構成を示すブロック図である。図2に示されるとおり、本技術の一実施形態に係る映像投射部1は、例えば、投射光学系11と、位置情報取得部12と、光軸調整部13と、識別情報取得部14と、記憶部15と、通信部16と、制御部17と、を備えることができる。
 映像光を投射する投射光学系11は、例えば、映像光を出力する光源部(図示省略)と、出力された映像光を二次元に走査する光走査部(図示省略)と、を含むことができる。光源部が出力する映像光は、例えば記憶部15などに記憶されている映像データに基づいて強度変調され、例えば赤、緑、及び青の光からなる光束として出力されることができる。光走査部は、例えばMEMSミラーを含んでいてよい。光走査部は、光源部が出力した映像光の方向を、網膜上に映像が形成されるように高速に移動させることができる。
 より詳しく説明すると、投射光学系11は、光走査部が含むMEMSミラーの角度を例えば1ドットずつ変化させながら、光源部が出力する映像光の色を1ドットずつ変化させることにより、2次元の画像を表示できる。
 投射光学系11が投射するする映像光は、コヒーレント光であってよい。コヒーレント光は、光線が平行であり広がりにくいという特徴を有する。これにより、虚像5がユーザ3の目からどの距離にあってもピントが合いやすいという効果が生じる。
 なお、光源部が出力する映像光は、理想的なコヒーレント光でなくてもよい。映像光は、例えばレーザー光であってもよい。レーザー光は、コヒーレント光に限りなく近く、光線が平行であり広がりにくいという特徴を有する。これにより、虚像5がユーザ3の目からどの距離にあってもピントが合いやすいという効果が生じる。光源部に半導体レーザ(LD:Laser Diode)が用いられることにより、これが実現できる。
 本技術の好ましい実施態様に従い、光源部に例えば発光ダイオード(LED:Light Emission Diode)などが用いられてもよい。
 本技術の好ましい実施態様に従い、投射光学系11は、ユーザ3の両目のそれぞれに異なる映像光を投射してもよい。例えば、ユーザ3の両眼の視差に基づいて、投射光学系11は、両目のそれぞれに異なる映像光を投射できる。これにより、例えばユーザが、例えば両眼視によって、提示される映像の三次元的な位置を認識できる。例えばユーザが見ている外界風景中に、三次元的な虚像5が浮かび上がって見える。
 位置情報取得部12は、ユーザ3の頭部の位置を含む位置情報を得る。これにより、映像光がユーザ3の頭部の位置に向かって投射されることができる。
 位置情報取得部12は、例えばイメージセンサなどを含むことができる。イメージセンサとして、例えばCMOS又はCCDなどが用いられてよい。イメージセンサによって、ユーザ3が含まれる撮像画像が取得される。すなわち、本技術において、位置情報取得部12が含むイメージセンサにより得られた撮像画像に基づいて、位置情報取得部12は、ユーザ3の頭部の位置情報を得ることができる。
 撮像画像には、ユーザ3の目の画像が含まれてよい。これにより、位置情報取得部12は、当該撮像画像を処理することによって、目の三次元的位置情報を得ることができる。なお、位置情報取得部12は、この三次元的位置情報を瞳認識技術により得ることができる。瞳認識技術として、当技術分野で既知の技術が用いられてよい。
 光軸調整部13は、位置情報取得部12が得た位置情報に基づいて、映像光の光軸の傾きを調整できる。これにより、ユーザ3の頭部の位置が変更されても、映像光がユーザ3の頭部の位置に追従して投射されることができる。なお、光軸調整部13は、投射光学系11に含まれていてもよい。
 光軸調整部13は、例えばガルバノスキャナを含むことができる。ガルバノスキャナは、映像光を特定の方向に反射させることができるガルバノミラーと、当該ガルバノミラーの傾きを調整するモーターと、モーターを制御するモーター制御部と、を含むことができる。当該モーターは、例えばボイスコイルモーター、DCモーター、又はステッピングモーターなどにより構成されることができる。当該モーター制御部は、例えばファームウェアが搭載されているマイクロコンピュータなどにより構成されることができる。
 識別情報取得部14は、ユーザを識別する識別情報を得る。これにより、ユーザは、自己に関連付けられる映像を視認できる。
 識別情報取得部14は、例えばタッチパネルを含むことができる。タッチパネルは、識別番号の入力をユーザに促すことができる。
 記憶部15は、ユーザが視認する映像に関する映像データを記憶できる。さらに、この映像データは、ユーザを識別する識別情報と関連付けられて記憶される。具体的には、例えば映像データのファイル名に識別情報が含まれていてもよいし、データベース管理システム(DBMS:Database Management System)などが用いられてもよい。
 記憶部15は、例えばHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などが用いられることにより実現できる。
 通信部16は、例えばWi-Fi、Bluetooth(登録商標)、LTE(Long Term Evolution)等の通信技術を利用して、情報通信ネットワークを介して通信する機能を有する。これにより、映像投射部1は、例えば映像投射部1ではないコンピュータ装置に記憶されている映像データや識別情報などを、情報通信ネットワークを介して取得できる。
 制御部17は、映像投射部1が備える構成要素の動作を制御できる。制御部17は、例えばマイクロコンピュータなどが用いられることにより実現できる。
 制御部17の手順について図3を参照しつつ説明する。図3は、本技術の一実施形態に係る制御部17の手順の一例を示すフローチャートである。
 図3に示されるとおり、まず、ステップS11において、制御部17は、識別情報取得部14が得た識別情報に基づいて、記憶部15などに記憶されている、当該識別情報に関連付けられる映像データを参照する。
 次に、ステップS12において、制御部17は、前記映像データを映像光に変換するように投射光学系11に指示する。
 最後に、ステップS13において、制御部17は、前記映像光を、位置情報取得部12が得た位置に向かって投射するように投射光学系11に指示する。
[2.本技術の第2の実施形態(映像表示装置の例2)]
 本技術の一実施形態に係る映像表示装置10について図4を参照しつつ説明する。図4は、本技術の一実施形態に係る映像表示装置10の概念図である。図4に示されるとおり、本実施形態に係る映像表示装置10は、映像光を集中させてユーザ3の瞳孔に投射する光学素子21を有する接眼光学部2を更に備えることができる。
 接眼光学部2は、ユーザ3の頭部に装着されることができる。接眼光学部2の実施形態は、例えば眼鏡、ゴーグル、ヘルメットなどであってよい。
 接眼光学部2が有する光学素子21は、映像投射部1と分離されており、かつ、ユーザ3の目の前に配される。すなわち、光学素子21は、映像光の光軸上に配される。映像投射部1から投射された映像光は、光学素子21を通ってユーザ3の目に到達する。映像光は、ユーザ3の瞳孔を通り、網膜上で結像する。これにより、虚像5が空間に浮かんで見える。映像光が網膜上で結像するため、瞳孔又は光学素子21がずれた場合であっても、視野が確保されやすく、画像が消えにくい。
 光学素子21は、例えばホログラムレンズなどであってよい。光学素子21は、映像投射部1から投射された映像光を回折する回折格子を有していてよい。当該回折格子は、映像投射部1から投射された映像光を回折して、ユーザ3の目に到達させるために用いられる。
 より詳しく説明すると、映像投射部1から投射された映像光の進行方向が、光学素子21により変更されて、ユーザ3の目に導かれる。これにより、ユーザ3の視線方向に映像投射部1が無い状態で、映像投射部1からの映像光による映像をユーザが視認できる。
 なお、本技術の他の実施態様に従い、映像投射部1は、ユーザ3の視線方向と同じ高さ付近に位置されていてもよい。この場合、例えば映像が表示される位置などをユーザ3の視野内の一部(例えば上半分、下半分、左半分、又は右半分など)に限定することなどによって、映像投射部1と外界風景との重なりをユーザが気にならなくすることができる。
 好ましくは、光学素子21は、映像光の波長範囲の光に対してはレンズとして働き、且つ、当該波長範囲外の波長の光は透過させる光学特性を有すことができる。当該光学特性によって、ユーザ3は、光学素子21を介して例えば視線方向の先の風景を視認し、且つ、当該映像光による映像を視認できる。また、光学素子21が当該光学特性を有することにより、接眼光学部2は、映像投射が行われていない場合は、例えば眼鏡としての用途など、当該接眼光学部2自体の用途のために利用できる。
 前記光学特性を有する光学素子21として、例えばホログラムレンズ、好ましくはフィルム状のホログラムレンズ、より好ましくは透明なフィルム状ホログラムレンズを挙げることができる。当技術分野で既知の技法により、ホログラムレンズに所望の光学特性を付与することができる。ホログラムレンズとして、市販入手可能なホログラムレンズが用いられてよく、又は、ホログラムレンズは、当技術分野において公知の技法により製造されてもよい。
 例えば、接眼光学部2が有するレンズの一方の面に、光学素子21としてホログラムレンズが積層されることができる。当該面は、外界風景側の面でもよいし、眼球側の面でもよい。光学素子21が、ユーザ又は当業者により適宜選択された接眼光学部2に貼り付けられることで、本技術に係る映像表示装置10が利用できる。そのため、本技術において採用可能な接眼光学部2の選択の幅は非常に広い。
 なお、光学素子21は映像光を屈曲すればよいため、例えば一般的に用いられている凸レンズなどが光学素子21に用いられてもよい。ただし、凸レンズはユーザ3の視線方向の先にある風景の視認が困難になるため、ホログラムレンズが用いられることがより好ましい。
 なお、光学素子21は、図4において映像光を屈曲させているが、本技術において映像光は、光学素子21を介することなく、ユーザ3の目に直接到達されてもよい。例えば、映像投射部1が、Fの長いレンズ部を有することにより、これが実現されうる。
 接眼光学部2を用いて、映像表示装置10はユーザを識別できる。このことについて図5を参照しつつ説明する。図5は、本技術の一実施形態に係る接眼光学部2の概略図である。図5に示されるとおり、接眼光学部2は、映像光を集中させてユーザの瞳孔に投射する光学素子21と、ユーザを識別する識別情報を含むタグ22と、を備えることができる。接眼光学部2がタグ22を備えることにより、映像投射部1は、ユーザに関連付けられる映像光を当該ユーザに投射できる。
 タグ22の様態は、映像表示装置10のコンセプトに応じて自由に選択されることができる。タグ22は、例えばコードであってもよいし、ICタグ(RFタグ)でもよい。コードは、例えばバーコード、2次元コード、3次元コード、色で表現されたコードなどであってよい。ICタグは、例えば電池が内蔵されておらず、受信した電波を電力に変換して作動するパッシブタグ型、電池が内蔵されており、自ら電波を送信して情報を得るアクティブタグ型、パッシブタグ型とアクティブタグ型のハイブリッドであるセミアクティブタグ型などが挙げられる。さらには、ICタグを接眼光学部2に印刷するプリンテッドICタグが用いられてもよい。これにより、接眼光学部2のデザイン性を高めることができる。
 映像投射部1は、タグ22を読み取るための識別情報取得部14を備えることができる。識別情報取得部14は、例えばPOS(Point Of Sale)システムで用いられているような、コードやICタグなどを読み取るリーダーであってよい。
 なお、ICタグは、コードの場合と比べて、リーダーとの距離がより離れていても通信が成立する。そのため、ユーザ3は、映像投射部1にある程度近づけばよい。
 ユーザの位置を取得する位置情報取得部12は、例えば接眼光学部2を含む撮像画像を取得することができる。接眼光学部2の形状が例えば眼鏡であるとき、前記撮像画像には、例えば前記眼鏡のフレームや、前記眼鏡に付されているマーク(図示省略)などが含まれてよい。これにより、位置情報取得部12は、前記撮像画像を処理することによって、ユーザ3の目の三次元的位置情報を取得できる。
 前記マークの数は、例えば1つ、2つ、3つ、若しくは4つ、又はそれより多くてもよい。複数のマークが用いられることにより、より正確な三次元的位置情報が取得される。マークの位置は、目立たないように選択されうる。これにより、接眼光学部2のデザイン性を高めることができる。
 あるいは、位置情報取得部12は、TOF(Time-of-Flight)技術を用いて、接眼光学部2の三次元的位置情報を取得してもよい。このことについて図6を参照しつつ説明する。図6は、本技術の一実施形態に係る映像投射部1の機能を説明する概略図である。
 図6に示されるとおり、位置情報取得部12は、送信部121及び受信部122を更に備えることができる。まず、光源である送信部121から例えば赤外線がユーザに向かって投射される。この赤外線は、ユーザが装着している接眼光学部2などに当たって反射され、受信部122によって受信される。位置情報取得部12は、前記ユーザに向かって送信された赤外線の送信時刻と、反射された赤外線の受信時刻と、の差分に基づいて、接眼光学部2の三次元的位置情報を得る。この三次元的位置情報は、前記差分と、赤外線の速度と、に基づいて、算出されることができる。
 光軸調整部13は、接眼光学部2の三次元的位置情報に基づいて、映像光4の光軸の傾きを調整できる。これにより、映像光4がユーザの瞳孔に投射されることができる。
 接眼光学部2には、投射光学系が含まれていなくてよい。さらには、接眼光学部2には、映像光を投射するために必要な構成要素である、例えば前記投射光学系、電源、及び電力により駆動する装置などが含まれなくてよい。これにより、接眼光学部2が小型化及び/又は軽量化されることができる。その結果、ユーザの負担が軽減される。
 また、映像光を投射するために必要な構成要素が含まれなくてよいため、接眼光学部2の製造コストの低減が可能となり、接眼光学部2のデザインの自由度が高まる。さらに、製造コストが高価な映像投射部1がインフラとして提供され、製造コストが安価な接眼光学部2が購入又は配布されることにより、映像表示装置10全体のコストが低減される。その結果、映像表示装置10は広く普及されることができる。
[3.本技術の第3の実施形態(映像表示装置の例3)]
 接眼光学部2の他の実施形態について図7を参照しつつ説明する。図7は、本技術の一実施形態に係る接眼光学部2の概略図である。
 図7に示されるとおり、本実施形態に係る接眼光学部2は、例えばクレジットカードに近い大きさ及び形状であってよい。接眼光学部2は、映像光を集中させてユーザの瞳孔に投射する光学素子21と、ユーザを識別する識別情報を含むタグ22と、を備えることができる。光学素子21及びタグ22は、第2の実施形態において説明したものを用いることができる。
 本実施形態に係る接眼光学部2は、ユーザによって携帯されることができる。ユーザは、光学素子21が目の前に配されるように接眼光学部2をかざすことができる。これにより、ユーザは、映像光による映像を視認できる。
 上述したように、接眼光学部2が有するレンズの一方の面に、光学素子21としてホログラムレンズが積層されることができる。光学素子21が、ユーザ又は当業者により適宜選択された接眼光学部2に貼り付けられるため、本技術において採用可能な接眼光学部2の選択の幅は非常に広い。接眼光学部2は、本実施形態のようなクレジットカードに近い大きさ及び形状であってもよいし、例えばうちわに近い大きさ及び形状であってもよい。接眼光学部2の形態は特に限られず、適宜選択されることができる。製造コストが安価な接眼光学部2は、ユーザに購入又は配布されることができる。
[4.本技術の第4の実施形態(映像表示装置の例4)]
 接眼光学部2が有する光学素子21には、製造時又は使用時などにおいて特有のばらつきが生じるおそれがある。接眼光学部2の製造時に生じるばらつきを抑えるためには、大きな制約が生じ、結果として高価なものになってしまう。また、接眼光学部2の使用時には、例えば目の位置はユーザによってばらつきがあるため、光学素子21の位置と目の位置にばらつきが生じてしまう。これらのばらつきによって、映像光が瞳孔に正確に投射されないという問題が生じる。
 この問題を解決するために、映像投射部1は、光学素子21が有する特有の情報(ばらつきに関する情報)に基づいて、映像光の光軸の傾きを調整してもよい。このことについて図8を参照しつつ説明する。図8は、本技術の一実施形態に係る映像投射部1の手順の一例を示すフローチャートである。
 図8に示されるとおり、まず、ステップS21において、映像投射部1が備える識別情報取得部14は、光学素子21が有する特有の情報を取得する。当該特有の情報には、例えば焦点距離や、赤、緑、及び青のそれぞれの光の屈曲の度合いなどに関する情報が含まれる。
 本技術に係る映像表示装置10は、ユーザの水晶体のピント調節機能に影響されないように焦点距離を調整する必要がある。また、赤、緑、及び青のそれぞれの光は、正確に屈曲される必要がある。
 映像投射部1は、当該焦点距離や、光の屈曲の度合いなどに関する特有の情報に基づいて、映像光の光軸の傾きを調整できる。前記特有の情報は、接眼光学部2が備えるタグ22に含まれることができる。映像投射部1が備える識別情報取得部14は、タグ22を読み取ることにより、前記特有の情報を取得できる。
 次に、ステップS22において、映像投射部1が備える位置情報取得部12は、光学素子21が有する特有の情報を取得する。当該特有の情報には、例えば光学素子21の位置と目の位置とのずれの度合いなどに関する情報が含まれる。
 例えば複数のユーザに対して一律の接眼光学部2が配布されるとき、例えば目の位置はユーザによってばらつきがあるため、光学素子21の位置と目の位置とのばらつきを調整が生じてしまう。
 映像投射部1は、光学素子21の位置と目の位置に関する情報に基づいて、映像光の光軸の傾きを調整できる。前記特有の情報は、例えば撮像画像を処理することによって得られる。
 最後に、ステップS23において、映像投射部1が備える光軸調整部13は、光学素子21が有する特有の情報に基づいて、映像光の光軸の傾きを調整して映像光を投射する。
 このように、光学素子21が有するばらつきに関する情報を映像投射部1にフィードバックすることにより、映像光の光軸の傾きが補正される。その結果、映像表示装置10の性能が向上する。
[5.本技術の第5の実施形態(映像表示装置の例5)]
 映像投射部1は、映像を画面に表示する映像表示部を有することができる。このことについて図9を参照しつつ説明する。図9は、本技術の一実施形態に係る映像表示装置10の概念図である。
 図9に示されるとおり、本実施形態に係る映像投射部1は、映像を画面に表示する映像表示部18を有している。映像投射部1は、映像光4をユーザ3に向かって投射する。映像光4がユーザ3の瞳孔に投射されることによって再生される虚像5が、映像表示部18の画面に対して重畳表示される。
 なお、本技術の好ましい実施態様に従い、映像表示装置10は、他の実施形態において説明した接眼光学部(図示省略)を更に備えていてもよい。
 また、映像表示部18は、映像投射部1とは分離して配されてもよい。
 虚像5には、ユーザに関連付けられている映像が含まれる。映像表示部18には、ユーザに関連付けられていない共通の映像が表示される。ユーザに関連付けられる映像と、ユーザに関連付けられていない映像とが重畳表示される。これにより、映像表示装置10は、ユーザに対応して映像を柔軟に変化させることができる。また、映像表示装置10は、その映像が他人に盗み見られることを防止できる。
 例えば、映像表示部18には、ある場所の地図が表示されている。ユーザに関連付けられる虚像には、当該ユーザの目的地が表示されている。ある場所の地図と、前記ユーザの目的地と、が重畳表示される。これにより、前記ユーザは、前記目的地を他人に知られることなく、前記目的地に到達できる。
[6.本技術の第6の実施形態(映像表示システムの例1)]
 本技術の一実施形態に係る映像表示システムについて図10を参照しつつ説明する。図10は、本技術の一実施形態に係る映像表示システム1000の概念図である。なお、本技術の一実施形態に係る映像表示システム1000は、上述した他の実施形態に係る技術を利用できる。したがって、他の実施形態と同様の機能を有する構成要素については同様の名称及び符号を付して、詳細な説明は省略する。
 図10に示されるとおり、本技術の一実施形態に係る映像表示システム1000は、映像投射部1と、接眼光学部2と、を含んでいる。映像投射部1は、ユーザ3を識別する識別情報と、ユーザ3の頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射する。接眼光学部2は、前記映像光を集中させてユーザ3の瞳孔に投射する光学素子を有する。映像投射部1及び接眼光学部2のそれぞれは、分離して配されている。
[7.本技術の第7の実施形態(映像表示システムの例2)]
 本技術の一実施形態に係る複数の映像投射部のそれぞれは、情報通信ネットワークを介して接続されていてよい。このことについて図11を参照しつつ説明する。図11は、本技術の一実施形態に係る映像表示システム1000の構成を示すブロック図である。
 図11に示されるとおり、複数の映像投射部1が、情報通信ネットワーク100を介して接続されている。映像投射部1は、例えばインフラとして提供され、例えば公共施設などに配置されることができる。
 情報通信ネットワーク100は、例えば、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)等の有線ネットワーク、無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)又は基地局を介した無線WAN(WWAN:Wireless Wide Area Network)等の無線ネットワーク、あるいはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信プロトコルを用いたインターネット等により実現できる。
 情報通信ネットワーク100を介して、前記識別情報及び/又は前記映像光に関する情報が通信されることができる。前記映像光に関する情報とは、例えば映像データであってよい。これにより、ユーザは、映像投射部1が配置されているあらゆる場所で映像を視認できる。また、この映像は必要に応じて更新されることができる。
 なお、映像投射部1の数は特に限定されない。また、情報通信ネットワーク100に接続されていない映像投射部1があってもよい。
 なお、本実施形態に係る映像表示システム1000は、例えばサーバなどのコンピュータ装置(図示省略)を含んでいてもよい。コンピュータ装置は、前記識別情報及び/又は前記映像光に関する情報を記憶でき、情報通信ネットワーク100を介して映像投射部1に提供できる。
 コンピュータ装置は、例えばカメラ、プロジェクタ、スマートフォン端末、タブレット端末、携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PC(Personal Computer)、携帯用音楽プレーヤー、携帯用ゲーム機、POSシステム、又はウェアラブル端末(例えばHMD:Head Mounted Display、メガネ型HMD、時計型端末、バンド型端末など)であってよい。
[8.本技術の第8の実施形態(映像表示方法)]
 本技術の一実施形態に係る映像表示方法は、コンピュータ装置が用いられることにより実現される。本技術の一実施形態に係る映像表示方法について図12を参照しつつ説明する。図12は、本技術の一実施形態に係る映像表示方法の手順の一例を示すフローチャートである。
 図12に示されるとおり、まずステップS1において、前記コンピュータ装置は、ユーザを識別する識別情報を得る。
 次に、ステップS2において、前記コンピュータ装置は、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報を得る。
 最後に、ステップS3において、前記コンピュータ装置は、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射する。
 本実施形態に係る映像表示方法は、上述した他の実施形態に係る技術を利用してもよい。そのため、上記の実施形態において説明した技術については、再度の説明を省略する。
[9.本技術の実施例]
 本技術の実施例について説明する。なお、以下に説明する内容は一例であり、これ以外の実施例があってよい。
[(1)デジタルサイネージ]
 本技術の一実施形態に係る映像表示装置10(映像表示システム1000を含む。以下同様)は、例えばデジタルサイネージとして用いられることができる。
 例えば駅などにおいて、映像表示装置10は、ユーザに関連付けられる運行情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。映像表示装置10は、例えばユーザの通勤経路に関する運行情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。前記映像は、路線図に重畳表示されてよい。さらに、映像表示装置10は、ユーザが用いる言語(例えば英語、中国語、又は韓国語など)で運行情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。
 例えば野外フェスティバルなどにおいて、映像表示装置10は、ユーザに関連付けられるアーティストに関する情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。映像表示装置10は、例えばユーザが興味あるアーティストが演奏するスケジュール情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。前記映像は、野外フェスティバルが開催される場所の地図に重畳表示されてよい。または、映像表示装置10は、特定のユーザに対して特別な映像を提供できる。
 例えば店舗などにおいて、映像表示装置10は、ユーザに関連付けられる商品情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。映像表示装置10は、例えばユーザが購入する商品の配置場所に関する情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。前記映像は、店舗のフロアマップに重畳表示されてよい。
 例えば飲食店などにおいて、映像表示装置10は、ユーザに関連付けられる食べ物情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。映像表示装置10は、例えばユーザが有する食物アレルギーに関する食べ物情報や、ユーザが好む食べ物情報などを含む映像を当該ユーザに提供できる。前記映像は、メニューに重畳表示されてよい。
[(2)エージェント]
 本技術の一実施形態に係る映像表示装置10は、例えばエージェントとして用いられることができる。
 例えばロボットなどに設けられている映像表示装置10は、ユーザに関連付けられる情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。映像表示装置10は、前記映像が他人に盗み見られることを防止できる。
 例えばカフェなどにおいて、映像表示装置10は、ユーザに関するチャット画面やメール画面などを含む映像を当該ユーザに提供できる。
 例えば企業の受付スペースなどにおいて、映像表示装置10は、ユーザの訪問相手に関する情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。
 例えば商用展示スペースなどにおいて、映像表示装置10は、ユーザに応じた情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。
 例えば自転車の運転中やトレーニングジムなどにおいて、映像表示装置10は、ユーザの視界をさえぎることなく映像を当該ユーザに提供できる。
 例えばスマートフォン端末やPCなどの使用中に、映像表示装置10は、サブスクリーンとして映像をユーザに提供できる。
 その他、映像表示装置10は、例えばインテリジェントスピーカーなどに用いられることができる。
[(3)セキュリティ]
 本技術の一実施形態に係る映像表示装置10は、例えば高度なセキュリティ要件が求められるシステムなどに用いられることができる。
 映像表示装置10は、例えば個人情報の入力をユーザに促すために用いられることができる。映像表示装置10は、個人情報の入力に必要な情報を含む映像を当該ユーザに提供できる。具体的な例を挙げると、市役所における書類への記入、病院における問診票への記入、宅配物を受領したことを証明する署名、店舗のレジにおけるクレジットカードの署名、カフェにおける商談、及び営業職の業務記録などに映像表示装置10が用いられることができる。
 映像表示装置10は、例えば暗証番号の入力をユーザに促すために用いられることができる。映像表示装置10は、例えば暗証番号の入力に必要な番号がランダムに配置されている映像を当該ユーザに提供できる。具体的な例を挙げると、銀行における現金自動預け払い機(ATM:Automated Teller Machine)、店舗のレジにおけるクレジットカード決済、駅などにおけるコインロッカー、スマートフォン端末などのロック解除などに映像表示装置10が用いられることができる。
 映像表示装置10は、例えば利用料金の精算に必要な情報などの入力をユーザに促すために用いられることができる。映像表示装置10は、ユーザに関する個人情報を含む映像と、暗証番号の入力に必要な番号がランダムに配置されている映像と、が重畳表示されるように当該ユーザに映像を提供できる。具体的な例を挙げると、医療機関における受付機や精算機、店舗における情報端末や精算機、レジャー施設における精算機などに映像表示装置10が用いられることができる。
 これ以外にも、本技術の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりできる。
 なお、本明細書中に記載した効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
 なお、本技術は、以下のような構成をとることもできる。
[1]
 ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射する映像投射部を備える、映像表示装置。
[2]
 前記映像光は、前記ユーザの瞳孔に投射される、
 [1]に記載の映像表示装置。
[3]
 前記映像光は、コヒーレント光である、
 [1]又は[2]に記載の映像表示装置。
[4]
 前記映像光は、レーザー光である、
 [1]~[3]のいずれか一つに記載の映像表示装置。
[5]
 前記映像投射部は、前記ユーザが含まれる撮像画像に基づいて、前記位置情報を得る、
 [1]~[4]のいずれか一つに記載の映像表示装置。
[6]
 前記映像投射部は、前記ユーザに向かって送信された赤外線の送信時刻と、反射された前記赤外線の受信時刻と、の差分に基づいて、前記位置情報を得る、
 [1]~[5]のいずれか一つに記載の映像表示装置。
[7]
 前記映像投射部は、前記位置情報に基づいて、前記映像光の光軸の傾きを調整して前記映像光を投射する、
 [1]~[6]のいずれか一つに記載の映像表示装置。
[8]
 前記映像光を集中させて前記ユーザの瞳孔に投射する光学素子を有する接眼光学部を更に備える、
 [1]~[7]のいずれか一つに記載の映像表示装置。
[9]
 前記接眼光学部は、前記識別情報を含むタグを備える、
 [8]に記載の映像表示装置。
[10]
 前記光学素子は、前記映像光を回折する回折格子を有する、
 [8]又は[9]に記載の映像表示装置。
[11]
 前記光学素子は、前記映像光の光軸上に配される、
 [8]~[10]のいずれか一つに記載の映像表示装置。
[12]
 前記接眼光学部は、前記ユーザの頭部に装着される、
 [8]~[11]のいずれか一つに記載の映像表示装置。
[13]
 前記接眼光学部は、前記ユーザによって携帯される、
 [8]~[12]のいずれか一つに記載の映像表示装置。
[14]
 前記映像投射部は、前記光学素子が有する特有の情報に基づいて、前記映像光の光軸の傾きを調整して前記映像光を投射する、
 [8]~[13]のいずれか一つに記載の映像表示装置。
[15]
 前記映像投射部は、映像を画面に表示する映像表示部を有しており、
 前記映像光が前記ユーザの瞳孔に投射されることによって再生される虚像が、前記画面に対して重畳表示される、
 [1]~[14]のいずれか一つに記載の映像表示装置。
[16]
 ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射する映像投射部と、
 前記映像光を集中させて前記ユーザの瞳孔に投射する光学素子を有する接眼光学部と、を含んでおり、
 前記映像投射部及び前記接眼光学部のそれぞれは、分離して配されている、映像表示システム。
[17]
 複数の前記映像投射部のそれぞれは、情報通信ネットワークを介して接続されており、
 前記識別情報及び/又は前記映像光に関する情報が、前記情報通信ネットワークを介して通信されている、
 [16]に記載の映像表示システム。
[18]
 ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射することを含む、映像表示方法。
10 映像表示装置
1  映像投射部
11 投射光学系
12 位置情報取得部
13 光軸調整部
14 識別情報取得部
15 記憶部
16 通信部
17 制御部
18 映像表示部
2  接眼光学部
21 光学素子
22 タグ
3  ユーザ
4  映像光
5  虚像
100 情報通信ネットワーク
1000 映像表示システム
S3 識別情報に関連付けられる映像光を投射すること

Claims (18)

  1.  ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射する映像投射部を備える、映像表示装置。
  2.  前記映像光は、前記ユーザの瞳孔に投射される、
     請求項1に記載の映像表示装置。
  3.  前記映像光は、コヒーレント光である、
     請求項1に記載の映像表示装置。
  4.  前記映像光は、レーザー光である、
     請求項1に記載の映像表示装置。
  5.  前記映像投射部は、前記ユーザが含まれる撮像画像に基づいて、前記位置情報を得る、
     請求項1に記載の映像表示装置。
  6.  前記映像投射部は、前記ユーザに向かって送信された赤外線の送信時刻と、反射された前記赤外線の受信時刻と、の差分に基づいて、前記位置情報を得る、
     請求項1に記載の映像表示装置。
  7.  前記映像投射部は、前記位置情報に基づいて、前記映像光の光軸の傾きを調整して前記映像光を投射する、
     請求項1に記載の映像表示装置。
  8.  前記映像光を集中させて前記ユーザの瞳孔に投射する光学素子を有する接眼光学部を更に備える、
     請求項1に記載の映像表示装置。
  9.  前記接眼光学部は、前記識別情報を含むタグを備える、
     請求項8に記載の映像表示装置。
  10.  前記光学素子は、前記映像光を回折する回折格子を有する、
     請求項8に記載の映像表示装置。
  11.  前記光学素子は、前記映像光の光軸上に配される、
     請求項8に記載の映像表示装置。
  12.  前記接眼光学部は、前記ユーザの頭部に装着される、
     請求項8に記載の映像表示装置。
  13.  前記接眼光学部は、前記ユーザによって携帯される、
     請求項8に記載の映像表示装置。
  14.  前記映像投射部は、前記光学素子が有する特有の情報に基づいて、前記映像光の光軸の傾きを調整して前記映像光を投射する、
     請求項8に記載の映像表示装置。
  15.  前記映像投射部は、映像を画面に表示する映像表示部を有しており、
     前記映像光が前記ユーザの瞳孔に投射されることによって再生される虚像が、前記画面に対して重畳表示される、
     請求項1に記載の映像表示装置。
  16.  ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射する映像投射部と、
     前記映像光を集中させて前記ユーザの瞳孔に投射する光学素子を有する接眼光学部と、を含んでおり、
     前記映像投射部及び前記接眼光学部のそれぞれは、分離して配されている、映像表示システム。
  17.  複数の前記映像投射部のそれぞれは、情報通信ネットワークを介して接続されており、
     前記識別情報及び/又は前記映像光に関する情報が、前記情報通信ネットワークを介して通信されている、
     請求項16に記載の映像表示システム。
  18.  ユーザを識別する識別情報と、前記ユーザの頭部の位置を含む位置情報と、を得て、前記識別情報に関連付けられる映像光を前記位置に向かって投射することを含む、映像表示方法。
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