WO2021224991A1

WO2021224991A1 - 表示装置

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Publication number: WO2021224991A1
Application number: PCT/JP2020/018684
Authority: WO
Inventors: 一新楊; 猶基植竹
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2020-05-08
Filing date: 2020-05-08
Publication date: 2021-11-11
Also published as: US20230179694A1

Abstract

表示装置は、画像を表示する表示面を有し、少なくとも一部が曲げ変形可能な表示部と、前記表示部の背面側に設けられた本体部と、検知面が前記表示部または前記本体部によって遮蔽される位置に設けられたセンサと、を備え、前記検知面が遮蔽された遮蔽状態と、前記表示部の曲げ変形によって前記遮蔽状態から前記検知面が露出した露出状態とを切替え可能とする。

Description

表示装置

　本発明は、表示装置に関する。

　特許文献１には、液晶ディスプレイ画素、有機発光ダイオード画素等から形成された表示装置を備える電子デバイスが開示されている。

特表２０１８－５３６１８３号公報

　しかしながら、上述した特許文献１は、可撓性を有する基材を用いた曲げ変形可能な表示部を備える表示装置について十分に検討がなされていなかった。

　本開示の目的は、表示部の曲げ変形を利用して適切に機能を実行できる表示装置を提供することにある。

　本開示の一態様に係る表示装置は、画像を表示する表示面を有し、少なくとも一部が曲げ変形可能な表示部と、前記表示部の背面側に設けられた本体部と、検知面が前記表示部または前記本体部によって遮蔽される位置に設けられたセンサと、を備え、前記検知面が遮蔽された遮蔽状態と、前記表示部の曲げ変形によって前記遮蔽状態から前記検知面が露出した露出状態とを切替え可能とする。

図１は、実施形態１に係る表示装置の外観形状を模式的に示す平面図である。図２は、実施形態１に係る表示装置の露出状態における概略構成を模式的に示す平面図である。図３は、実施形態１に係る表示装置の遮蔽状態における表示部と本体部に備えられた撮像装置との配置関係の一例を模式的に示す断面図である。図４は、実施形態１に係る表示装置の露出状態における表示部と本体部に備えられた撮像装置との配置関係の一例を模式的に示す断面図である。図５は、実施形態１に係る表示装置が備える接続部の一例を示す部分拡大図である。図６は、図３に示す表示装置が備える駆動部の一例を模式的に示す断面図である。図７は、図３に示す表示装置が備える駆動部の一例を模式的に示す断面図である。図８は、本開示の実施形態１の変形例１に係る表示装置が露出状態にあるときの外観形状の一例を示す平面図である。図９は、本開示の実施形態１の変形例１に係る表示装置が備える駆動部の一例を模式的に示す断面図である。図１０は、本開示の実施形態１の変形例１に係る表示装置が備える駆動部の一例を模式的に示す断面図である。図１１は、本開示の実施形態２に係る表示装置が展開状態にあるときの外観形状の一例を模式的に示す平面図である。図１２は、図１１に示す表示装置の外観形状の一例を模式的に示す側面図である。図１３は、本開示の実施形態２に係る表示装置が折り畳み状態にあるときの外観形状の一例を模式的に示す平面図である。図１４は、図１３に示す表示装置の外観形状の一例を模式的に示す側面図である。図１５は、本開示の実施形態３に係る表示装置が露出状態にあるときの外観形状の一例を模式的に示す平面図である。図１６は、本開示の実施形態４に係る表示装置が展開状態にあるときの外観形状の一例を模式的に示す側面図である。図１７は、本開示の実施形態４に係る表示装置が折り畳み状態にあるときの外観形状の一例を模式的に示す側面図である。

　以下、本開示の実施形態および変形例を、図面を参照しながら説明する。なお、以下ではすべての図を通じて同一または相当する部材には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態および変形例に限定されない。この実施形態および変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。

　（実施形態１）
　実施形態１に係る表示装置１００について、図１および図２を参照して説明する。図１は、実施形態１に係る表示装置１００の外観形状を模式的に示す平面図である。図２は、実施形態１に係る表示装置１００の露出状態における概略構成を模式的に示す平面図である。

　実施形態１では、一例として、携帯型端末装置が備える表示装置について説明するが、これに限定されるものではない。例えば、現金自動預け払い機が備える表示装置、自動販売機が備える表示装置、またはパーソナルコンピュータが備える表示装置等であってもよい。

　実施形態１に係る表示装置１００は、静止画または動画等の画像を表示する表示面１１を含む表示部１０を備える。なお、表示面１１は、表示部１０において画像が表示される側の面であり、後述するがこの表示面１１はカバー部３（図３および図４参照）に覆われている。表示部１０は、有機発光素子（ＯＬＥＤ：Organic Light Emitting Diode）等の発光素子を用いた表示装置、液晶表示装置、または量子ドットディスプレイ等が挙げられる。表示部１０は、少なくとも一部に可撓性を有する基材を用いており、曲げ変形可能となっている。表示部１０には、指またはスタイラスペン（タッチペン）などによって情報の入力が可能なタッチパネルが入力手段として設けられていてもよい。

　図１に示すように、表示装置１００は、縦長の矩形形状となっている。そして、表示面１１の背面側に本体部６が設けられている。また、図２に示すように、本体部６は、撮像装置１（センサ）を備えている。撮像装置１は、撮影レンズ２と、撮影レンズ２を介して受光した光により画像を形成する撮像素子（不図示）とを有する。なお、撮像装置１の撮影レンズ面２ａ（検知面）は、表示部１０によって遮蔽される位置に設けられている。

　表示装置１００は、撮影レンズ面２ａが遮蔽された遮蔽状態と、表示部１０の曲げ変形によって遮蔽状態から撮影レンズ面２ａが露出した露出状態とを切替えることができるように構成されている。図２に示すように、表示部１０は、撮影レンズ面２ａを遮蔽する遮蔽領域１２を含んでいる。そして、この遮蔽領域１２が表示面１１の面内方向に沿って移動することで遮蔽状態から露出状態へと切替えることができる。ここで表示面１１の面内方向とは、表示部１０が変形状態にないときの表示面１１に水平な方向を意味する。

　具体的には、図２に示すように、撮像装置１は、矩形形状の本体部６における隅部（図２における紙面の左上の隅部）に設けられている。この場合、表示部１０の遮蔽領域１２は、撮像装置１の撮影レンズ面２ａと対向する位置であり、矩形形状の表示部１０の隅部（図２における紙面の左上の隅部）の領域となる。そして、表示装置１００において遮蔽状態から露出状態へと切替える場合、遮蔽領域１２が表示面１１の背面側に折り返され、表示面１１の面内方向に沿って第１方向に向かって移動する。なお、第１方向とは、遮蔽領域１２が撮像装置１から離れる方向である。実施形態１に係る表示装置１００では、第１方向は、図２に示すように紙面の左上の隅から右下に向かう方向となっている。

　（露出状態への切替え構造）
　図３から図５を参照して、表示装置１００における遮蔽状態から露出状態への切替え構造について説明する。図３は、実施形態１に係る表示装置１００の遮蔽状態における表示部１０と本体部６に備えられた撮像装置１との配置関係の一例を模式的に示す断面図である。図４は、実施形態１に係る表示装置１００の露出状態における表示部１０と本体部６に備えられた撮像装置１との配置関係の一例を模式的に示す断面図である。図５は、実施形態１に係る表示装置１００が備える接続部１４の一例を示す部分拡大図である。

　図３および図４に示すように、遮蔽状態から露出状態への切替え構造として、表示装置１００は、ガイド部４および駆動部５を備える。

　ガイド部４は、表示部１０の遮蔽領域１２を表示面１１の背面側に折り返すようにガイドする。ガイド部４は、当接部４ａおよび弾性部材４ｂを備える。

　当接部４ａは、遮蔽領域１２と当接する曲面である当接曲面を有した円柱体または半円柱体である。表示部１１の厚みを２００μｍとしたとき、当接部４ａの曲率半径Ｒを１ｍｍから２ｍｍとすることができる。当接部４ａは、当接曲面を有した円柱形状または半円柱形状となるため、当接部４ａと当接する表示部１０に作用する応力の影響を抑制しつつ遮蔽領域１２を表示面１１の背面側に折り返すことができる。また、当接部４ａは、当接曲面の反対側で弾性部材４ｂと接続されており、この弾性部材４ｂによって支持される。このため、当接部４ａが第１方向に押圧されると弾性部材４ｂが圧縮されて当接部４ａは第１方向に移動する。一方、当接部４ａを押圧する力が解放されると弾性部材４ｂの復元力により当接部４ａは元の位置に戻るように構成されている。なお、弾性部材４ｂとしては、例えば、圧縮ばね、またはウレタンフォーム等が例示できる。

　駆動部５は、リード線５ａを備え、このリード線５ａを介して表示部１０と接続されている。このため、駆動部５は、リード線５ａを第１方向に向かって引っ張ることで表示部１０、特には表示部１０の遮蔽領域１２に対して第１方向に張力を及ぼすことができる。

　また、図５に示すように、表示部１０は、画像を表示する表示領域１３ａと表示領域１３ａの外周に枠状に設けられた非表示領域である額縁領域１３ｂとを含んでいる。この額縁領域１３ｂの隅部に額縁領域１３ｂの外方に突出した余白部分である接続部１４が設けられている。表示装置１００では、この接続部１４を介して、表示部１０の遮蔽領域１２とリード線５ａとを接続することができる。このように、表示装置１００は、額縁領域１３ｂに接続部１４を備える構成であるため、表示部１０の視認性を損なうことなく、遮蔽領域１２とリード線５ａとの接続を行うことができる。

　表示装置１００において遮蔽状態から露出状態へと切替える場合、駆動部５が表示部１０に対して第１方向に張力を及ぼす。駆動部５によって及ぼされた張力によって、図４に示すように、遮蔽領域１２がガイド部４の当接部４ａに当接して屈曲する。そして遮蔽領域１２が表示面１１の背面側に折り返される。

　また、表示部１０は当接部４ａを第１方向に向かって押圧する。この押圧力によって弾性部材４ｂが第１方向に圧縮されるため、当接部４ａとともに表示部１０が、表示面１１の面内方向に沿って、第１方向に移動する。このように、表示装置１００では、表示部１０の曲げ変形および面内方向に沿った第１方向への移動によって、遮蔽領域１２によって遮蔽されていた撮像装置１を露出させることができる。なお、表示装置１００における遮蔽状態から露出状態への切替えは、例えば、ユーザによって入力された、撮像装置１の起動指示をトリガとしてもよい。

　逆に、表示装置１００において露出状態から遮蔽状態へと切替える場合は、駆動部５が表示部１０に対して及ぼしている張力を解放する。このように張力を解放させることで、弾性部材４ｂはもとの位置に復元するように変形する。これによって折り返された遮蔽領域１２は遮蔽状態のときの位置（初期位置）に戻る。この露出状態から遮蔽状態への切替えは、例えば、ユーザによって入力された、撮像装置１の停止指示をトリガとしてもよい。なお、表示装置１００がタッチパネルを備える構成の場合、ユーザによる撮像装置１の起動指示および撮像装置１の停止指示を、このタッチパネルによって実行してもよい。

　また、表示装置１００は、図３、４に示すように、表示部１０を覆うようにカバー部３が設けられている。カバー部３はガラス製または光透過性の高いプラスチック製とすることができる。カバー部３は、本体部６と少なくとも防塵性を有するように接合されている。なお、ここでいう防塵性を有するとは、表示装置１００の内部に埃が入りにくい構造を有することを意味する。例えば、表示装置１００の内部に収容される表示部１０、撮像装置１、駆動部５、およびリード線５ａ等に埃が付着したり侵入したりすることを抑制するよう、カバー部３によって本体部６を覆う構造を有する。このため、露出状態において撮像装置１に埃が入り込むことを防ぐことができる。また、カバー部３は、本体部６と気密に接合されていてもよい。このようにカバー部３と本体部６との接合が気密性を有する場合、外部からの気体の流通を妨げ、気圧の変化の影響を防いだり、水蒸気の流通を妨げたりすることができる。さらにカバー部３は本体部６と水密に接合されていてもよい。このようにカバー部３と本体部６との接合が水密性を有する場合、外部からの水の侵入を防ぐことができる。

　また、表示装置１００では、表示部１０が変形した場合であっても、表示部１０が所望の位置に維持されるようにカバー部３によって位置決めできる構成となっている。

　（駆動部）
　次に、駆動部５の詳細な構成について図６を参照して説明する。図６は、図３に示す表示装置１００が備える駆動部５の一例を模式的に示す断面図である。

　駆動部５は、上記したリード線５ａに加え、回動自在に設けられており、リード線５ａを巻取る巻取軸５ｂと、巻取軸５ｂの回転を制御する回転制御部（不図示）とをさらに備えている。巻取軸５ｂは、表示面１１の面内方向において第１方向に対して垂直となる方向に延伸する円柱状の棒状部材である。

　表示装置１００において遮蔽状態から露出状態へ切替える場合、駆動部５は、回転制御部の制御によって巻取軸５ｂを回転させてリード線５ａを巻取る。これによって、遮蔽領域１２を表示面１１の背面側に折り返し、さらに第１方向に引っ張ることができる。

　このように遮蔽領域１２が第１方向に引っ張られると、表示部１０と当接する当接部４ａが第１方向に押圧される。当接部４ａが第１方向に押圧されると、当接部４ａを支持する弾性部材４ｂが圧縮する。このため、表示面１１の背面側に折り返された遮蔽領域１２は、表示面１１の面内方向に沿って第１方向に移動し、撮像装置１の撮影レンズ面２ａを露出させることができる。

　なお、駆動部５は、上記した巻取軸５ｂと回転制御部とを備えた構成に限定されるものではない。例えば、駆動部５は、図７に示すように、巻取軸５ｂと回転制御部との代わりに、可動軸５ｃと移動制御部（不図示）とを備えた構成であってもよい。図７は、図３に示す表示装置１００が備える駆動部５の一例を模式的に示す断面図である。

　すなわち、図７に示すように、駆動部５は、表示面１１の面内方向に沿って第１方向に移動可能な可動軸５ｃと、可動軸５ｃを移動させる移動制御部とを備える。なお、可動軸５ｃは、表示面１１の面内方向において第１方向に対して垂直となる方向に延伸する棒状部材である。

　また、リード線５ａは、一方の端部が表示部１０の遮蔽領域１２と接続され、他方の端部が本体部６に固定されている。つまり、遮蔽領域１２との接続部分から表示面１１の面内方向に沿って伸びたリード線５ａは、可動軸５ｃの周面と当接して、本体部６側に折り返されている。そして、折り返されたリード線５ａの他方の端部が、本体部６に固定されている。すなわち、リード線５ａの一方の端部は自由端となっており、他方の端部が固定端となっている。そして、リード線５ａは、一方の端部と他方の端部との間の領域で可動軸５ｃの周面に当接して折り返されている。

　表示装置１００において遮蔽状態から露出状態へ切替える場合、駆動部５は、移動制御部の制御により可動軸５ｃを第１方向に移動させる。この可動軸５ｃの移動に伴って、自由端となっているリード線５ａの一方の端部が可動軸５ｃの移動方向（第１方向）に引っ張られる。これにより、リード線５ａと接続された遮蔽領域１２が第１方向に引っ張られる。

　あるいは、駆動部５は、小口径の円形歯車（ピニオン）と歯切りされた平板状の棒部材（ラック）とを組み合わせて構成される駆動機構（ラック・アンド・ピニオン）としてもよい。このように、駆動部５の駆動機構をラック・アンド・ピニオンとする場合、リード線５ａの一方の端部を表示部１０と接続させ、他方の端部をラックの端部と接続させる。そして、ピニオンの回転に応じたラックの移動によりリード線５ａを介して表示部１０の遮蔽領域１２を引っ張ることで、撮像装置１の撮影レンズ面２ａを露出させる構成としてもよい。このように構成した場合、表示装置１００において遮蔽状態と露出状態との切替えを高速に行うことができる。

　撮影レンズ面２ａが露出すると、撮像装置１が撮影を開始する。撮影完了後、表示装置１００では、折り返された遮蔽領域１２が弾性部材４ｂの復元力により元の位置に戻され、表示部１０においてフルスクリーンで画像を表示することができる。

　以上のように表示装置１００では撮像装置１の撮影レンズ面２ａ（検知面）が、表示部１０によって遮蔽される位置に設けられている。つまり、撮像装置１を用いて撮影を行わない場合、撮像装置１は表示部１０の背面側に隠れた状態とすることができる。それゆえ、表示装置１００は、表示部１０において撮像装置１を配置するためのノッチ部分を設ける必要がなくフルスクリーンで画像を表示することができる。したがって、表示装置１００は、表示部１０の曲げ変形を利用して適切に撮像装置１の機能を実行できる。

　（変形例１）
　次に、実施形態１の変形例１に係る表示装置１００について図８－１０を参照して説明する。図８は、本開示の実施形態１の変形例１に係る表示装置１００が露出状態にあるときの外観形状の一例を示す平面図である。図９および図１０は、本開示の実施形態１の変形例１に係る表示装置１００が備える駆動部５の一例を模式的に示す断面図である。

　実施形態１に係る表示装置１００は、表示部１０の遮蔽領域１２を表示面１１の背面側に折り返して第１方向に引っ張ることで撮像装置１を露出させる構成であった。しかしながら、実施形態１の変形例１に係る表示装置１００では、図８に示すように、本体部６の表示部１０が配置される側の面内で、表示部１０全体を移動させて撮像装置１の撮影レンズ面２ａを露出させる構成となっている点で相違する。

　すなわち、表示装置１００において遮蔽状態から露出状態へと切り替える場合、実施形態１の変形例１に係る表示装置１００は、少なくとも撮像装置１の撮影レンズ面２ａが露出する位置まで、表示部１０全体が撮像装置１から離れる方向（第１方向）に移動する構成となっている。なお、実施形態１の変形例１に係る表示装置１００では、第１方向は、表示部１０において遮蔽領域１２が設けられる側の一方の端部からその反対側となる他方の端部に向かう方向となる。表示部１０の一方の端部を上方とし、その反対側となる他方の端部を下方としたとき、図８に示す紙面において第１方向は上から下に向かう方向となる。

　実施形態１の変形例１に係る表示装置１００では、図９に示すように、表示部１０は、一方の端部側に遮蔽領域１２を含み、他方の端部側に巻取領域１５を含んでいる。そして、駆動部５は、回動自在に設けられ巻取領域１５を巻き取る巻取軸５ｂと、巻取軸５ｂの回転を制御する回転制御部（不図示）とを有する。なお、巻取軸５ｂは、表示面１１の面内方向において第１方向に対して垂直となる方向に延伸する円柱状の棒状部材である。

　表示装置１００において遮蔽状態から露出状態へ切替える場合、図９に示すように、駆動部５は、回転制御部の制御によって巻取軸５ｂを回転させて巻取領域１５を巻き取る。これによって、実施形態１の変形例１に係る表示装置１００は、遮蔽領域１２が撮像装置１から離れるように表示部１０全体を移動させて、撮影レンズ面２ａを露出させることができる。

　なお、駆動部５は上記した巻取軸５ｂと回転制御部とを備えた構成に限定されるものではない。例えば、図１０に示すように可動軸５ｃと移動制御部（不図示）を備えた構成としてもよい。

　すなわち、表示部１０は遮蔽領域１２が配置される側の一方の端部が自由端となっており、他方の端部（固定端部１６）が表示面１１の背面側に折り返されて本体部６に固定されている。

　また、駆動部５は、表示面１１の面内方向に沿って第１方向に移動可能な可動軸５ｃを有している。なお、可動軸５ｃは、表示面１１の面内方向において第１方向に対して垂直となる方向に延伸する棒状部材である。可動軸５ｃは、表示部１０の一方の端部と他方の端部との間の領域と当接して表示部１０を表示面１１の背面側に折り返すようにガイドする周面を含む。

　このような構成において、表示装置１００において遮蔽状態から露出状態へ切替える場合、駆動部５では、移動制御部が表示面１１の面内方向に沿って、撮像装置１から離れる方向（第１方向）に可動軸５ｃを移動させる。このように、可動軸５ｃを移動させることで、自由端となる端部側に配置された遮蔽領域１２を撮像装置１から離れる方向（第１方向）に移動させることができる。これによって、実施形態１の変形例１に係る表示装置１００は、遮蔽領域１２により遮蔽されていた撮像装置１の撮影レンズ面２ａを露出させることができる。

　ところで上記した実施形態１に係る表示装置１００および実施形態１の変形例１に係る表示装置１００では、ユーザによる撮像装置１の起動指示をトリガとして、遮蔽状態から露出状態へと切替えることができる構成であった。また、ユーザによる撮像装置１の停止指示をトリガとして、露出状態から遮蔽状態へと切替える構成であったがこれに限定されるものではない。

　実施形態１に係る表示装置１００および実施形態１の変形例１に係る表示装置１００では、駆動部５が、遮蔽状態から露出状態へ切替え、露出状態を再び遮蔽状態に戻す一連の処理を高速で実行してもよい。特には、駆動部５は、この一連の処理を撮像装置１のフレームレートに同期させて実行するように駆動させてもよい。

　上記構成によれば、遮蔽状態から露出状態へ切替え、この露出状態から再び遮蔽状態へと切替える一連の処理を高速で行うためユーザによる撮像装置１の視認を困難とすることができる。また、この一連の処理を実行させる周期を、撮像装置１のフレームレートに同期させている。このため、撮像装置１により画像の撮影は可能となる。したがって、表示装置１００は、ユーザが撮像装置１を視認することなく撮影を行うことができる。

　また、上記したように一連の処理を、撮像装置１のフレームレートに同期させて行う場合、表示部１１で撮影対象の画像をフルスクリーンで表示させながら撮影を行うことができる。例えば、表示装置１００によって自撮り撮影を行う場合、フルスクリーンで自分の顔を映しながら撮影を行うことができる。このため良好な自撮り撮影を行うことができる。

　（実施形態２）
　次に図１１－図１４を参照して実施形態２に係る表示装置２００の構成について説明する。図１１は、本開示の実施形態２に係る表示装置２００が展開状態にあるときの外観形状の一例を模式的に示す平面図である。図１２は、図１１に示す表示装置２００の外観形状を模式的に示す側面図である。図１３は、本開示の実施形態２に係る表示装置２００が折り畳み状態にあるときの外観形状の一例を模式的に示す平面図である。図１４は、図１３に示す表示装置２００の外観形状の一例を模式的に示す側面図である。

　実施形態１に係る表示装置１００は、駆動部５から及ぼされた張力によって遮蔽領域１２を移動させることで、遮蔽状態から露出状態へ切り替える構成であった。これに対して、実施形態２に係る表示装置２００は、本体部６を構成する第１筐体２０と第２筐体２１との相対的な姿勢変化に応じて、遮蔽状態から露出状態へ切り替える構成となっている点で相違する。

　つまり、図１１および図１２に示すように、実施形態２に係る表示装置２００は、実施形態１に係る表示装置１００の構成と比較して、本体部６が、第１筐体２０と、第２筐体２１と、筐体連結部２２と、固定部２３とを備える点で相違する。また、実施形態２に係る表示装置２００は、遮蔽状態から露出状態へと切替えるための駆動部５を備えない点でも相違する。それ以外の構成については実施形態２に係る表示装置２００は実施形態１に係る表示装置１００と同様となるため、同様な部材には同じ符号を付し、その説明は省略する。

　具体的には、第１筐体２０は、表示部１０を載置する第１載置面２０ａを含んでおり、撮像装置１がこの第１載置面２０ａに設けられている。第２筐体２１は、第１筐体２０と隣接して配置され、かつ表示部１０を載置する第２載置面２１ａを含んでいる。つまり、隣接して配置された第１筐体２０の第１載置面２０ａと第２筐体２１の第２載置面２１ａとによって表示部１０を載置する載置面を形成する構成となっている。

　筐体連結部２２は、隣接する第１筐体２０の端部と第２筐体２１の端部とを軸周りに回動自在に連結するヒンジ機構を有する。このため、表示装置２００は、第１載置面２０ａと第２載置面２１ａとによって水平面を形成するように第１筐体２０および第２筐体２１を配置した展開状態とすることができる。

　また、表示装置２００は、図１３および図１４に示すように、この展開状態から、第１筐体２０と第２筐体２１とを筐体連結部２２で折り畳んだ折り畳み状態とすることができる。なお、この折り畳み状態では、第１載置面２０ａと第２載置面２１ａとが外側となるように折り畳まれている。このような折り畳み状態では、筐体連結部２２によって連結されている連結部分の外側の面が伸び、内側の面が縮むように変形する。

　また、表示装置２００では、固定部２３が第２載置面２１ａと表示部１０とを固定する一方、第１載置面２０ａに載置された表示部１０は移動可能となっている。このため、折り畳み状態では、第１載置面２０ａおよび第２載置面２１ａ上に載置された表示部１０は、連結部分における変形により、第２筐体２１の方へと引っ張られる。それゆえ、第１筐体２０の第１載置面２０ａ上に表示部１０が載置されない露出領域が出現する。表示装置２００は、この露出領域に撮像装置１を設けた構成となっている。それゆえ、表示装置２００は、第１筐体２０と第２筐体２１とを筐体連結部２２で折り畳むことで撮像装置１の撮影レンズ面２ａを露出させることができる。

　撮像装置１の撮影レンズ面２ａが露出すると、表示装置１では、撮像装置１が撮影を行う。撮影完了後は、表示装置２００を展開状態とする。これにより、移動した遮蔽領域１２が元の位置に戻り、表示装置２００は、表示部１０においてフルスクリーンで画像を表示することができる。

　なお、図１１－図１４において図示するように、実施形態２に係る表示装置２００は、実施形態１に係る表示装置１００と同様に、表示部１０がカバー部３によって覆われている。つまり、実施形態２に係る表示装置２００では、カバー部３が、防塵性を有するよう本体部６に取り付けられている。例えば、カバー部３は、防塵性を維持しながら、本体部６に対してスライド可能となるように取り付けられている。そして、カバー部３は、本体部６の形状変化に対応できるように表示部１１と同様に筐体連結部２２に対応する位置で折り曲げ可能な構成となっている。

　さらにまた、折り畳み状態においてカバー部３は、表示部１１と同様に外側に配置される。このため、筐体連結部２２によって連結されている連結部分の形状変化により伸びる方向に引っ張られる。そこで、カバー部３は、連結部分における形状変化に応じて移動可能な構成ともなっている。このため、カバー部３は、本体部６の形状変化の影響によりずれたり外れたりすることなく防塵性を維持することができる。

　具体的には、カバー部３は、例えば、透明アラミドフィルムなどのフレキシブル透明フィルム、または極薄板化学強化ガラスなどのフレキシブルガラスから構成されている。そして、表示装置１００は、カバー部３を図１４に示すように備えることで、カバー部３が連結部分の形状変化に追随して移動できるように構成されている。すなわち、図１４に示すように、カバー部３は、透明性シール部材２４により表示部１０の表示面１１に固定されている。このため、カバー部３は、表示部１０とともに移動可能となっている。また、カバー部３の第１筐体２０側の端部は、表示面１１の背面側（折り畳み状態における内側）に折り曲げられている。すなわち、第２筐体２１と連結される側とは反対側となる第１筐体２０の端部には、カバー部３と当接する当接曲面を有した回転可能な円柱形状のローラ２５が設けられている。ローラ２５は、当接曲面によって、カバー部３の端部が表示面１１の背面側に折り返されるようにガイドすることができる。さらに、ローラ２５は、回転運動によって表示面１１の背面側に折り返されているカバー部３を円滑に移動させることができる。このため、表示装置２００が折り畳み状態となると、連結部分の形状変化に応じて、カバー部３は表示部１０とともに第１方向に引っ張られる。このとき、表示面１１の背面側に折り返されているカバー部３部分も引っ張られて、表示面１１の背面側から正面側に移動する。以上のようにして、カバー部３は、連結部分の形状変化に追随して移動できる。

　（実施形態３）
　図１５を参照して、実施形態３に係る表示装置３００について説明する。図１５は、本開示の実施形態３に係る表示装置３００が露出状態にあるときの外観形状の一例を模式的に示す平面図である。

　実施形態１に係る表示装置１００および実施形態２に係る表示装置２００では、撮像装置１の撮影レンズ面２ａを覆う遮蔽領域１２が表示部１０に含まれる構成であった。これに対して、実施形態３に係る表示装置３００は、遮蔽領域１２が本体部６に含まれる点で相違する。また、表示部１０が、撮像装置１を支持する支持領域３１を含んでいる点でも相違する。

　図１５に示すように、表示部１０は、表示面１１の背面側において撮像装置１を支持するとともに、曲げ変形可能な支持領域３１を含む。表示部１０では、この支持領域３１を除く領域は、曲げ変形可能となっておらず本体部６に固定されている。また、表示部１０を覆うカバー部３は、フレキシブル透明フィルムまたはフレキシブルガラスによって構成されており、支持領域３１を覆う範囲で曲げ変更可能となっている。

　一方、本体部６は、表示装置３００が遮蔽状態にあるとき、撮像装置１の撮影レンズ面２ａを遮蔽する遮蔽領域１２を含んでいる。

　表示装置３００において遮蔽状態から露出状態へと切替える場合、支持領域３１および支持領域３１を覆うカバー部３部分を表示面１１の正面側に折り返すように手動により力を及ぼす。なお、表示面１１の正面側とは、表示面１１が形成される側である。換言すると、表示面１１の正面側とは、表示面１１に表示された画像をユーザが視認する側である。

　以上のように実施形態３に係る表示装置３００は、表示部１０およびカバー部３の曲げ変形によって支持領域３１を表示面１１の正面側に折り返すことで撮像装置１の撮影レンズ面２ａを露出させることができる。そして、撮像装置１は撮影を行うことができる。撮像装置１による撮影完了後、折り返された支持領域３１をもとの位置に戻す。その後、表示装置３００は、表示部１１においてフルスクリーンで画像を表示させることができる。また、表示装置３００は、本体部６の遮蔽領域１２に撮影用の窓が設けられていてもよい。このように遮蔽領域１２に撮影用の窓が設けられた構成の場合、表示部１１においてフルスクリーンで画像を表示させた状態で、本体部６の背面側の風景を撮影することができる。

　なお、実施形態３に係る表示装置３００は、図１５において図示していないが、実施形態１に係る表示装置１００と同様にカバー部３を備えている。すなわち、表示装置３００では、カバー部３が本体部６と少なくとも防塵性を有するように接合され、表示部１１を覆うように設けられている。

　（実施形態４）
　図１６および図１７を参照して、実施形態４に係る表示装置４００について説明する。図１６は、本開示の実施形態４に係る表示装置４００が展開状態にあるときの外観形状の一例を模式的に示す側面図である。図１７は、本開示の実施形態４に係る表示装置４００が折り畳み状態にあるときの外観形状の一例を模式的に示す側面図である。

　実施形態１に係る表示装置１００、実施形態２に係る表示装置２００、および実施形態３に係る表示装置３００それぞれは、撮影レンズ面２ａが表示部１０または本体部６によって遮蔽される位置に設けられ、表示部１０の曲げ変形によって遮蔽状態から露出状態へ切替えることができる構成であった。これに対して実施形態４に係る表示装置４００は、第１筐体２０と第２筐体２１との姿勢を変更することによって、撮影レンズ面２ａが設けられる位置を切り替えることができる構成となっている点で相違する。

　具体的には、図１６および図１７に示すように、実施形態４に係る表示装置４００は、実施形態２に係る表示装置２００の構成と比較して、撮像装置１の撮影レンズ面２ａが表示部１０によって遮蔽されていない点で相違する。また、折り畳み状態において、重ね合わせる第１筐体２０の面と第２筐体２１の面とが異なっている。それ以外の構成については実施形態４に係る表示装置４００は実施形態２に係る表示装置２００と同様となるため、同様な部材には同じ符号を付し、その説明は省略する。

　図１６に示すように、表示装置４００は、第１筐体２０および第２筐体２１から構成される本体部６を備えている。第１筐体２０は、表示部１０を載置する第１載置面２０ａを含む。また、第１筐体２０は、第１載置面２０ａの反対側に外側面２０ｂを含んでおり、この外側面２０ｂに撮像装置１が設けられている。第２筐体２１は、表示部１０を載置する第２載置面２１ａを含み、第１筐体２０と隣接して配置されている。

　つまり、隣接して配置された第１筐体２０の第１載置面２０ａと第２筐体２１の第２載置面２１ａとによって表示部１０を載置する載置面を形成する構成となっている。

　筐体連結部２２は、隣接する第１筐体２０の端部と第２筐体２１の端部とを軸周りに回動自在に連結するヒンジ機構を有する。このため、表示装置４００は、第１載置面２０ａと第２載置面２１ａとによって水平面を形成するように第１筐体２０および第２筐体２１を配置した展開状態とすることができる。また、表示装置４００は、この展開状態から、第１筐体２０と第２筐体２１とを筐体連結部２２で折り畳んだ折り畳み状態とすることができる。なお、この折り畳み状態では、第１載置面２０ａと第２載置面２１ａとが重なるように折り畳まれる。

　表示装置４００が展開状態となるとき、図１６に示すように、本体部６の外側面２０ｂ側に撮像装置１の撮影レンズ面２ａが配置される。このため、表示装置４００は、本体部６の外側面２０ｂ側（表示面１１の背面側）の風景を撮影することができる。

　一方、表示装置４００が折り畳み状態となるとき、図１７に示すように、表示部１０の表示面１１の正面側に撮像装置１の撮影レンズ面２ａが配置される。このため、表示装置４００は、表示面１１の正面側の風景を撮影することができる。

　したがって、表示装置４００は、本体部６の外側面２０ｂ側の風景を撮影するための撮像装置と表示面１１の正面側の風景を撮影するための撮像装置とをそれぞれ個別に設けることなく、共用することができる。それゆえ、表示装置４００は製造コストを抑制することができる。

　また、実施形態４に係る表示装置４００は、図１６および図１７に示されるように、実施形態２に係る表示装置２００と同様に可撓性を有したカバー部３を備えている。そして、カバー部３は、本体部６と少なくとも防塵性を有するように接合され、表示部１０を覆う構成となっている。

　なお、上記した実施形態１～３では、撮像装置１を備えた表示装置１００～３００の構成について説明したが、撮像装置１の代わりに照明器具、指紋センサ等のセンサを備えた表示装置であってもよい。

　例えば、撮像装置１の代わりに照明器具を備えた構成の場合、表示装置１００～３００は、遮蔽状態で照明器具の発光面を遮蔽し、露出状態で照明器具の発光面を露出させる。このように、発光面に関して表示部１０の曲げ変形によって遮蔽状態と露出状態とを切替えることができる構成の場合、遮蔽状態で照明器具の発光をオフとし、露出状態で照明器具の発光をオンとすることができる。

　また、撮像装置１の代わりに指紋センサ等のセンサを備えた構成の場合、表示装置１００～３００は、遮蔽状態で指紋センサの検知面を遮蔽し、露出状態で指紋センサの検知面を露出させる。このように、指紋センサの検知面に関して表示部１０の曲げ変形によって遮蔽状態と露出状態とを切替えることができる構成の場合、遮蔽状態で指紋センサによる検知を無効（オフ）とし、露出状態で指紋センサによる検知を有効（オン）とすることができる。

Claims

　画像を表示する表示面を有し、少なくとも一部が曲げ変形可能な表示部と、
　前記表示部の背面側に設けられた本体部と、
　検知面が前記表示部または前記本体部によって遮蔽される位置に設けられたセンサと、を備え、
　前記検知面が遮蔽された遮蔽状態と、前記表示部の曲げ変形によって前記遮蔽状態から前記検知面が露出した露出状態とを切替え可能とする、表示装置。
　前記本体部と少なくとも防塵性を有するように接合され、前記表示部を覆うように設けられたカバー部を備える、
　請求項１に記載の表示装置。
　前記センサは、前記検知面が前記表示部によって遮蔽される、前記本体部の位置に設けられており、
　前記表示部は、前記遮蔽状態で前記検知面を遮蔽する遮蔽領域を含み、
　前記遮蔽状態から前記露出状態へと切替える場合、前記遮蔽領域が前記表示面の面内方向に沿って移動することによって、前記検知面を露出させる、請求項２に記載の表示装置。
　前記表示面は矩形形状を有しており、
　前記遮蔽領域は、前記表示面の隅部に設けられる請求項３に記載の表示装置。
　前記遮蔽領域を前記表示部の背面側に折り返すようにガイドするガイド部と、
　前記遮蔽状態から前記露出状態へと切替える場合、前記ガイド部によって折り返された前記遮蔽領域に対して、前記検知面から離れる方向である第１方向に張力を及ぼす駆動部と、を備える請求項３または４に記載の表示装置。
　前記遮蔽領域と前記駆動部とを接続する接続部を備え、
　前記表示部は、表示領域と前記表示領域の外周に配置された非表示領域である額縁領域とを含んでおり、
　前記接続部は、前記額縁領域に設けられている請求項５に記載の表示装置。
　前記ガイド部は、
　　前記表示部と当接する曲面である当接曲面を有する当接部と、
　　前記当接部を支持する弾性部材と、を備え、
　　前記遮蔽状態から前記露出状態へと切替える場合、前記表示部は、前記駆動部によって及ぼされた張力によって、前記遮蔽領域が前記当接曲面で前記表示部の背面側に折り返されるとともに、前記当接曲面と当接する前記表示部の当接領域が前記当接部を押圧して前記第１方向に移動する請求項５または６に記載の表示装置。
　前記表示部は、一方の端部側に前記遮蔽領域を含み、他方の端部側に巻取領域を含んでおり、
　回動自在に設けられ、前記巻取領域を巻き取る巻取軸を有した駆動部を備え、
　前記遮蔽状態から前記露出状態へ切替える場合、前記駆動部は、前記巻取軸を回転させて前記巻取領域を巻き取る、請求項３に記載の表示装置。
　前記表示部は、前記遮蔽領域が配置される側の一方の端部が自由端となっており、他方の端部が前記表示部の背面側に折り返されて前記本体部に固定されており、
　前記一方の端部と前記他方の端部との間の前記表示部の領域と当接して前記表示部を前記表示部の背面側に折り返すようにガイドする周面を含み、前記表示面の面内方向に沿って移動可能な可動軸を有する駆動部を備え、
　前記遮蔽状態から前記露出状態へ切替える場合、前記駆動部は、前記センサから離れる方向に前記可動軸を移動させる、請求項３に記載の表示装置。
　前記遮蔽状態から前記露出状態へと切り替える場合、少なくとも前記センサが露出する位置まで、前記表示部全体が前記センサから離れる方向に移動する請求項８または９に記載の表示装置。
　前記センサは、レンズと、前記レンズを介して受光した光により画像を形成する撮像素子と、を有する撮像装置であり、
　前記駆動部は、前記遮蔽状態から前記露出状態へ切替え、前記露出状態を再び前記遮蔽状態に戻すまでの一連の処理を、前記撮像装置のフレームレートに同期させて実行するように駆動する、請求項６から１０のいずれか１項に記載の表示装置。
　前記本体部は、
　前記表示部を載置する第１載置面を含み、前記第１載置面に前記センサが設けられた第１筐体と、
　前記表示部を載置する第２載置面を含み、前記第１筐体と隣接して配置される第２筐体と、
　前記第１筐体の端部と前記第２筐体の端部とを軸周りに回動自在に連結する筐体連結部と、
　前記第２載置面と前記表示部とを固定する固定部と、を備え、
　前記第１載置面と前記第２載置面とによって水平面を形成するように前記第１筐体および前記第２筐体が配置された展開状態のときに前記遮蔽状態となり、
　前記第１筐体と前記第２筐体とを前記筐体連結部で、前記第１載置面および前記第２載置面が外側となるように折り畳んだ折り畳み状態のときに前記露出状態となる、
　請求項２に記載の表示装置。
　前記カバー部は、曲げ変形可能となっており、
　前記第２筐体と連結される側とは反対側となる前記第１筐体の端部に設けられ、前記カバー部を前記表示部の背面側に折り返すようにガイドするとともに回転可能に構成されたローラ部と、
　前記表示部と前記カバー部との間に設けられ、前記カバー部を前記表示部に固定する透明性シール部材と、を備え、
　前記展開状態から前記折り畳み状態となるとき、
　　前記カバー部は、前記表示部とともに前記検知面から離れる方向である第１方向に移動し、前記ローラ部によって折り返された前記カバー部の折り返し部分が表示部の背面側から正面側に移動する、
　請求項１２に記載の表示装置。
　前記表示部は、前記表示部の背面側において前記センサを支持するとともに、曲げ変形可能なセンサ支持領域を含み、
　前記本体部は、前記遮蔽状態において前記検知面を遮蔽する遮蔽領域を含んでおり、
　前記遮蔽状態から前記露出状態へと切替える場合、前記センサ支持領域を前記表示面の正面側に折り返すように力を及ぼす駆動部、を備える、請求項２に記載の表示装置。
　少なくとも一部が曲げ変形可能な表示部と、
　前記表示部を載置する載置面を有した本体部と、
　センサと、を備え、
　前記本体部は、
　　前記表示部を載置する第１載置面を含み、前記第１載置面とは反対側となる外側面に前記センサが設けられた第１筐体と、
　　前記表示部を載置する第２載置面を含み、前記第１筐体と隣接して配置される第２筐体と、
　　前記第１筐体の端部と前記第２筐体の端部とを軸周りに回動自在に連結する筐体連結部と、
　　前記第１載置面と前記第２載置面とによって水平面を形成するように前記第１筐体および前記第２筐体が配置された展開状態のときに、前記本体部の外側面側に前記検知面が設けられ、
　　前記第１筐体と前記第２筐体とを前記筐体連結部で、前記第１載置面および前記第２載置面が重なるように折り畳んだ折り畳み状態のときに、前記表示部の表示面側に前記検知面が設けられる、表示装置。
　前記表示部は、フレキシブル透明フィルムまたはフレキシブルガラスにより構成される請求項１２から１５のいずれか１項に記載の表示装置。