WO2021049407A1 - カテーテルシステム、カテーテル組立体及びカテーテル把持具 - Google Patents

カテーテルシステム、カテーテル組立体及びカテーテル把持具 Download PDF

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Abstract

カテーテルシステム(10)は、カテーテル組立体(12)とカテーテル把持具(14)とを備える。カテーテル組立体(12)は、内針(28)と、針ハブ(30)と、カテーテルシャフト(22)と、カテーテルハブ(24)とを有する。カテーテル把持具(14)は、把持部材(50)と、把持部材(50)の一端部に対して針ハブ(30)の基端部を着脱するための着脱機構(52)とを有する。

Description

カテーテルシステム、カテーテル組立体及びカテーテル把持具
 本発明は、カテーテルシステム、カテーテル組立体及びカテーテル把持具に関する。
 特開2012-71052号公報には、患者に対して輸液を行うためのカテーテル組立体が開示されている。このカテーテル組立体は、先端に針先を有する内針と、内針の基端部に固定された針ハブと、内針が挿通されるカテーテルシャフトと、内針が挿通され、且つカテーテルシャフトの基端部に固定されたカテーテルハブとを備える。
 上述したカテーテル組立体において、針ハブは、操作者が把持することができる程度に長く形成されている。そのため、カテーテル組立体の全長が長くなり、保管スペースが増大するとともに使用済みのカテーテル組立体(廃棄物)についても大型化するという問題がある。
 本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、保管スペースの縮小化を図ることができるとともに廃棄物の小型化を図ることができるカテーテルシステム、カテーテル組立体及びカテーテル把持具を提供することを目的とする。
 本発明の第1の態様は、先端に針先を有する内針と、前記内針の基端部に固定された中空状の針ハブと、前記内針が挿通されるカテーテルシャフトと、前記内針が挿通され且つ前記カテーテルシャフトの基端部に固定されたカテーテルハブと、を有するカテーテル組立体と、前記カテーテル組立体に着脱可能なカテーテル把持具と、を備え、前記カテーテル把持具は、一方向に延在した把持部材と、前記把持部材の一端部に対して前記針ハブの基端部を着脱するための着脱機構と、を有する、カテーテルシステムである。
 本発明の第2の態様は、先端に針先を有する内針と、前記内針の基端部に固定された中空状の針ハブと、前記内針が挿通されるカテーテルシャフトと、前記内針が挿通され、且つ前記カテーテルシャフトの基端部に固定されたカテーテルハブと、を有するカテーテル組立体であって、前記針ハブの基端部には、カテーテル把持具に装着するための装着部が設けられている、カテーテル組立体である。
 本発明の第3の態様は、先端に針先を有する内針と、前記内針の基端部に固定された中空状の針ハブと、前記内針が挿通されるカテーテルシャフトと、前記内針が挿通され、且つ前記カテーテルシャフトの基端部に固定されたカテーテルハブと、を有するカテーテル組立体に着脱可能なカテーテル把持具であって、一方向に延在した把持部材と、前記把持部材の一端部に対して前記針ハブの基端部を着脱するための着脱機構と、を有する、カテーテル把持具である。
 本発明によれば、カテーテル組立体がカテーテル把持具に着脱可能であるため、カテーテル組立体を使い捨て品(ディスポーザブル品)として構成するとともにカテーテル把持具をリユース品として構成することができる。これにより、一度の使用で廃棄されるカテーテル組立体に把持部分を設ける必要がなくなるため、カテーテル組立体の全長を比較的短くすることができる。よって、廃棄物(カテーテル組立体)の小型化を図ることができる。また、通常、リユース品であるカテーテル把持具の数は使い捨て品であるカテーテル組立体の数よりも少なくて済むため、保管スペースの縮小化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るカテーテルシステムの斜視図である。 図1のカテーテルシステムの分解斜視図である。 図2のカテーテル組立体の縦断面図である。 図2のカテーテル把持具の縦断面図である。 図5Aは、カテーテル把持具へのカテーテル組立体の装着動作を説明するための第1断面説明図であり、図5Bは、カテーテル把持具に対するカテーテル組立体の装着動作を説明するための第2断面説明図である。 カテーテル把持具に対するカテーテル組立体の装着動作を説明するための第3断面説明図である。 カテーテル把持具に対するカテーテル組立体の取り外し動作を説明するための第1断面説明図である。 カテーテル把持具に対するカテーテル組立体の取り外し動作を説明するための第2断面説明図である。
 以下、本発明に係るカテーテルシステム、カテーテル組立体及びカテーテル把持具について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
 本発明の一実施形態に係るカテーテルシステム10は、患者(生体)の血管内に輸液(薬液)を投与するための留置針として構成されている。図1及び図2に示すように、カテーテルシステム10は、使い捨てのディスポーザブル品であるカテーテル組立体12と、繰り返し利用可能なリユース品であるカテーテル把持具14とを備える。
 図2において、カテーテル組立体12は、カテーテル把持具14に対して着脱可能である。カテーテル組立体12は、カテーテル本体16、針部材18及びプロテクタ20を有する。図3に示すように、カテーテル本体16は、カテーテルシャフト22と、カテーテルシャフト22の基端部に固定されたカテーテルハブ24とを有する。
 カテーテルシャフト22は、可撓性を有し患者の血管内に持続的に挿入可能な管状部材である。カテーテルシャフト22は、その全長に亘って軸線方向に沿って延在した内腔22aを有する。
 カテーテルシャフト22の構成材料は、特に限定されるものではないが、透明性を有する樹脂材料、特に軟質樹脂材料が好適であり、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)等のフッ素系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂又はこれらの混合物、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテルナイロン樹脂、オレフィン系樹脂とエチレン-酢酸ビニル共重合体との混合物等が挙げられる。
 カテーテルハブ24は、中空状(円筒状)に形成されている。カテーテルハブ24の先端部には、カテーテルシャフト22の基端部が取り付けられる第1取付孔26が形成されている。第1取付孔26を形成する壁面には、カテーテルシャフト22の基端部の外周面がかしめ、融着、接着等の適宜の固着手段によって固着される。
 カテーテルハブ24のうち第1取付孔26よりも基端側には、カテーテルシャフト22の内腔22aに連通する内腔24aが形成されている。カテーテルハブ24の内腔24aは、カテーテルハブ24の基端に開口している。カテーテルハブ24の内腔24aには、図示を省略するが、止血弁、シール部材及びプラグが配設されてもよい。
 カテーテルハブ24は、カテーテルシャフト22よりも硬い材料によって構成されることが好ましい。カテーテルハブ24の構成材料は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリレート、メタクリレート-ブチレン-スチレン共重合体、ポリウレタン、アクリル樹脂、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂を好適に用いることができる。
 針部材18は、内針28と、内針28の基端部に固定された針ハブ30とを備える。内針28は、患者の皮膚を穿刺可能な剛性を有する管状部材である。内針28は、その全長に亘って軸線方向に沿って延在した内腔28aを有する。内針28は、カテーテル組立体12の組立状態で、カテーテルシャフト22の内腔22a及びカテーテルハブ24の内腔24aに挿通される。
 内針28の構成材料としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金のような金属材料が挙げられる。内針28は、カテーテルシャフト22に比べて充分に長く形成され、カテーテル組立体12の組立状態においてカテーテルシャフト22の先端開口から鋭利な針先28b(内針28の先端)を突出させている。
 針ハブ30は、中空状(円筒状)に形成されている。針ハブ30の構成材料は、上述したカテーテルハブ24の構成材料と同様のものが挙げられる。針ハブ30は、その先端部を構成する内針支持部32と、内針支持部32から基端側に延出した針ハブ本体34と、針ハブ本体34の基端部に設けられた装着部36とを有する。
 内針支持部32には、内針28の基端部が取り付けられる第2取付孔38が形成されている。第2取付孔38を形成する壁面には、内針28の基端部の外周面が融着、接着、嵌合等の適宜の固定手段によって固定される。内針支持部32は、カテーテル組立体12の組立状態で、カテーテルハブ24の基端部の内側に挿入されている。
 針ハブ本体34には、内針28の内腔28aに連通して内針28から導かれた血液が流入するチャンバ40が形成されている。チャンバ40は、針ハブ30の内腔30aの一部を形成する。針ハブ30の少なくとも一部(針ハブ本体34)は、チャンバ40に流入した血液を針ハブ30の外側から視認可能なように透明性を有している。つまり、針ハブ30は、透明又は半透明な材料で構成されている。
 チャンバ40には、エアの流通を許可する一方で血液の流通を阻止するフィルタ部材42が配設されている。フィルタ部材42は、針ハブ本体34の基端部の内面に固着されている。
 装着部36は、カテーテル把持具14(図2参照)に装着される円環状の部位であって、針ハブ本体34の基端から基端方向に延出している。針部材18の軸線方向に沿った装着部36の全長は、針ハブ本体34の全長よりも短い。装着部36の内径は、装着部36の先端側に隣接する針ハブ本体34の内径よりも大きい。すなわち、針ハブ本体34の内面と装着部36の内面との間には段差が形成されている。装着部36の内周面には、装着部36の周方向に沿って延在した円環状の係止溝44が形成されている。係止溝44は、横断面が円弧状の溝壁面によって形成されている。係止溝44は、装着部36の基端よりも先端側に位置している。
 プロテクタ20は、カテーテル組立体12の使用前の状態(初期状態)で、内針28の針先28bを覆う筒状の保護部材である。カテーテル組立体12の初期状態で、プロテクタ20の内腔の先端側には、内針28及びカテーテルシャフト22が収容されている。カテーテル組立体12の初期状態で、プロテクタ20の基端側は、カテーテルハブ24及び針ハブ30に嵌合している。なお、カテーテル組立体12の初期状態で、プロテクタ20の基端は、装着部36よりも先端側(針ハブ本体34の外周側)に位置している。
 カテーテル組立体12の全長L1は、6cm以上10cm以下に設定されるのが好ましく、7cm以上9cm以下に設定されるのがより好ましく、約8cmに設定するのが一層好ましい。カテーテルハブ24の全長L2に対する針ハブ30の全長L3の割合は、150%以下が好ましく、120%以下がさらに好ましく、約100%が一層好ましい。本実施形態において、針ハブ30の全長L3は、カテーテルハブ24の全長L2と略同じ長さである。具体的に、針ハブ30の全長L3とカテーテルハブ24とのそれぞれは、2cm以上4cm以下に設定されるのが好ましく、約2.5cmに設定するのがより好ましい。
 図2に示すように、カテーテル把持具14は、カテーテル組立体12と一緒に使用される。カテーテル把持具14は、カテーテル組立体12を着脱可能に形成されている。図4において、カテーテル把持具14は、一方向に延在した把持部材50と、把持部材50に設けられた着脱機構52とを備える。把持部材50は、ユーザが把持して操作し易いように適度の大きさ(太さ、長さ)に形成されている。
 把持部材50は、先端側に位置する第1筒部材54と、第1筒部材54の基端側に連結された第2筒部材56とを有する。第1筒部材54及び第2筒部材56のそれぞれは、金属材料又は硬質な樹脂材料等によって構成される。硬質な樹脂材料としては、上述したカテーテルハブ24と同様の材料が挙げられる。
 第1筒部材54は、内筒部58、外筒部60、連結部62、中間筒部64、基端筒部66を有する。内筒部58は、カテーテル組立体12の装着部36の内側に挿入される(図6参照)。図2及び図4において、内筒部58の先端面には、2つのエア排出溝68が形成されている。各エア排出溝68は、内筒部58の内周面から外周面まで径方向に沿って延在している。2つのエア排出溝68は、内筒部58の周方向に180°位置をずらして設けられている。ただし、エア排出溝68の大きさ、位置、数、形状は、適宜変更可能である。
 図4において、内筒部58の軸線方向の中間部には、内筒部58の内周面から外周面まで貫通した孔70が形成されている。孔70のうち内筒部58の内周面に開口する内側開口部70aは、円形状に形成されている。孔70のうち内筒部58の外周面に開口する外側開口部70bは、円形状に形成されている。外側開口部70bの直径は、内側開口部70aの直径よりも小さい。つまり、孔70は、内筒部58の内周面から外周面に向かって徐々に縮径している。
 外筒部60は、内筒部58の外周側に設けられている。内筒部58と外筒部60との間には、装着部36(図6参照)が挿入される隙間Sが形成されている。外筒部60の先端は、内筒部58の先端よりも先端方向に位置している。外筒部60の内側には、先端に開口してカテーテル組立体12の装着部36(図6参照)が挿入される装着穴72が形成されている。つまり、把持部材50の先端部(一端部)には、装着穴72が形成されている。外筒部60の外面は、先端方向に向かって縮径している。
 連結部62は、内筒部58の基端部と外筒部60の基端部とを互いに連結する。中間筒部64は、連結部62から基端方向に延出している。中間筒部64の外径は、連結部62の外径よりも小さい。中間筒部64の内径は、内筒部58の内径よりも大きい。
 基端筒部66は、中間筒部64の基端部から基端方向に延出している。基端筒部66の外径は、中間筒部64の外径よりも大きい。換言すれば、基端筒部66の外径は、連結部62の外径と略同じ大きさである。すなわち、連結部62と基端筒部66との間には、中間筒部64の外周面を底面とする環状溝74が形成されている。
 環状溝74には、円環状の滑り止め部材76が配設されている。滑り止め部材76は、例えば、ゴム等の樹脂材料によって構成されている。滑り止め部材76の外周面は、連結部62の外周面と基端筒部66の外周面とに段差なく滑らかに連なっている。基端筒部66の内周面には、雌ねじ部78が形成されている。
 図6に示すように、第1筒部材54(把持部材50)には、カテーテル組立体12の装着部36が装着穴72に装着された状態で、針ハブ30の内腔30a(チャンバ40)から把持部材50側に導出されたエアを外部に排出するためのエア抜き流路73が設けられている。エア抜き流路73は、エア排出溝68と、内筒部58と装着部36との間の第1隙間S1と、装着部36と連結部62との間の第2隙間S2と、装着部36と外筒部60との間の第3隙間S3とを含む。
 図4において、第2筒部材56は、挿入筒部80、段差部82、把持部本体84及び基端縮径部86を有する。挿入筒部80は、基端筒部66の内側に挿入される。挿入筒部80の外周面には、雌ねじ部78に螺合する雄ねじ部88が形成されている。
 段差部82は、挿入筒部80の基端部から径方向外方に突出するとともに周方向に環状に延在している。段差部82は、雌ねじ部78と雄ねじ部88とを完全に螺合させた状態で基端筒部66の基端面に当接する。段差部82における挿入筒部80から径方向外方への突出長は、挿入筒部80の肉厚よりも小さい。
 把持部本体84は、筒状に形成されるとともに段差部82から基端方向に延出している。把持部本体84と基端筒部66との間に位置する段差部82には、雌ねじ部78と雄ねじ部88との間への異物の進入を阻止するための環状のシール部材90が配設されている。
 基端縮径部86は、把持部本体84の基端部に設けられている。基端縮径部86は、把持部本体84の基端の内径よりも小さい内径を有するとともに把持部本体84の基端の外径よりも小さい外径を有する。基端縮径部86には、ゴム等の樹脂材料によって構成された円筒状のカバー部材92が嵌合されている。
 着脱機構52は、把持部材50にカテーテル組立体12を着脱するためのものである。着脱機構52は、保持部材94、係止部材96、付勢部材98及び押圧部材100を有する。保持部材94、係止部材96及び押圧部材100のそれぞれは、上述した把持部材50と同様の材料によって構成することができる。
 保持部材94は、係止部材96を所定位置に保持するためのものである。保持部材94は、内筒部58の内側に挿入された円柱状の軸部102と、軸部102の基端部に設けられたフランジ部104とを有する。軸部102の外周面の先端側には、軸部102の軸線方向と直交する方向に切り欠かれた凹部106が形成されている。軸部102の全長は、内筒部58の全長よりも長い。
 凹部106は、底面106aと、底面106aに対しての先端側に連結した第1側面106bと、底面106aに対して基端側に連結した第2側面106cとによって形成されている。第1側面106bは、底面106aから軸部102の外周面に向かって先端方向に傾斜している。第2側面106cは、底面106aから軸部102の外周面に向かって基端方向に傾斜している。フランジ部104は、軸部102の基端部から径方向外方に突出するとともに周方向に環状に延在している。
 係止部材96は、保持部材94の凹部106内に配設された状態で内筒部58の孔70に挿入されるボール(球体)である。係止部材96は、凹部106を形成する第1側面106bに接触した状態(凹部106を形成する底面106aから離間した図4の状態)で、孔70の外側開口部70bから径方向外方(内筒部58と外筒部60との間の隙間S)に突出する。係止部材96は、凹部106を形成する底面106aに接触した状態(図8の状態)で凹部106の外側開口部70bから隙間Sに突出しない。
 付勢部材98は、保持部材94を基端方向に付勢する。付勢部材98は、連結部62とフランジ部104との間に介設されている。付勢部材98としては、例えば、圧縮コイルばねが用いられる。
 押圧部材100は、把持部材50に対して軸線方向に移動可能に把持部材50の内側に配設されている。押圧部材100は、フランジ部104の基端面に当接するロッド部108と、ロッド部108の基端部に設けられたストッパ部110と、ストッパ部110から基端方向に延出した操作部112とを含む。
 ストッパ部110は、ロッド部108の基端部から径方向外方に突出するとともに周方向に環状に延在している。ストッパ部110は、基端縮径部86に接触することにより、押圧部材100の把持部材50に対する基端方向の移動を制限する。
 操作部112は、基端縮径部86の内孔を介して把持部材50よりも基端方向に突出している。換言すれば、操作部112は、把持部材50の基端部(他端部)に位置している。
 カテーテル把持具14では、初期状態において、保持部材94が付勢部材98によって基端方向に付勢されるとともにストッパ部110が基端縮径部86に接触している。この状態で、保持部材94(軸部102)の先端面は、内筒部58の先端よりも基端側に位置する。また、係止部材96は、第1側面106bに接触するとともに内筒部58の孔70を介して隙間Sに突出している。
 次に、このようにして構成されたカテーテルシステム10の使用について説明する。ユーザは、リユース部品であるカテーテル把持具14と使い捨て部品であるカテーテル組立体12とを用意する。そして、ユーザは、カテーテル組立体12をカテーテル把持具14に装着する。
 具体的に、図5Aに示すように、カテーテル組立体12の装着部36を把持部材50の装着穴72に押し込む。そうすると、内筒部58と外筒部60との間の隙間Sに装着部36が挿入される。そして、装着部36が係止部材96に接触すると、係止部材96が凹部106を形成する底面106a側に押圧される。
 この際、係止部材96が第1側面106bに接触しているため、保持部材94は、係止部材96によって先端方向に押される。これにより、図5Bに示すように、保持部材94が付勢部材98の付勢力に抗して把持部材50に対して先端方向に移動するとともに係止部材96が凹部106を形成する底面106a側に移送する。
 装着部36を把持部材50に対してさらに基端方向に押し込むと、装着部36の係止溝44が内筒部58の孔70に対向する。そうすると、装着部36による係止部材96への押圧が解除されるため、保持部材94は、付勢部材98の付勢力によって基端方向に押される。
 これにより、図6に示すように、係止部材96は、凹部106を形成する第1側面106bによって基端方向に押されて内筒部58の孔70から隙間Sに突出し、装着部36の係止溝44を形成する壁面に押し付けられる。よって、装着部36のカテーテル把持具14に対する軸線方向の移動が阻止される。すなわち、カテーテル組立体12のカテーテル把持具14に対する装着が完了する。
 続いて、ユーザは、プロテクタ20を取り外し、把持部材50を把持した状態で内針28及びカテーテルシャフト22を血管に穿刺する。そうすると、血管内の血液が内針28の内腔28aを介して針ハブ30のチャンバ40に流入する。この際、チャンバ40内のエア(空気)は、血液によってチャンバ40からフィルタ部材42を介して基端側に押し出される。フィルタ部材42の基端側に押し出されたエアは、エア抜き流路73(エア排出溝68、第1隙間S1、第2隙間S2、第3隙間S3)を介して外筒部60の外部に排出される。よって、チャンバ40内には、血液が円滑に流入する。
 ユーザは、チャンバ40内に血液が流入したこと(フラッシュバック)を針ハブ30を介して視認することにより、内針28の先端開口が血管内に確実に位置していることを知ることができる。
 その後、ユーザは、カテーテルシャフト22を血管内に留置した状態でカテーテル把持具14を後退させることによりカテーテル組立体12に対して針部材18を抜去する。この状態で、カテーテル把持具14には、針部材18のみが装着されている。
 続いて、図7に示すように、ユーザは、針先28bを下方(重力方向)に向けるとともに廃棄箱200内に入れた状態で操作部112を先端方向に押圧する。そうすると、図8に示すように、付勢部材98(圧縮コイルばね)が圧縮するとともに保持部材94が把持部材50に対して先端方向に移動する。保持部材94が先端方向に移動すると、係止部材96が凹部106を形成する底面106aに接触するように引っ込むため、装着部36の係止溝44を形成する壁面に対する係止部材96の押し付け力が解除される。
 そして、保持部材94の先端面が内筒部58よりも先端側に突出して針ハブ本体34の基端部を先端方向に押圧するため、針部材18が先端方向に押し出される。よって、ユーザは、針部材18を触ることなくカテーテル把持具14から針部材18を安全に取り外し、廃棄箱200に廃棄することができる。
 この場合、本実施形態は、以下の効果を奏する。
 カテーテルシステム10は、カテーテル組立体12と、カテーテル組立体12に着脱可能なカテーテル把持具14とを備える。カテーテル把持具14は、一方向に延在した把持部材50と、把持部材50の一端部(先端部)に対して針ハブ30の基端部を着脱するための着脱機構52と、を有する。
 このような構成によれば、カテーテル組立体12がカテーテル把持具14に着脱可能であるため、カテーテル組立体12を使い捨て品(ディスポーザブル品)として構成するとともにカテーテル把持具14をリユース品として構成することができる。これにより、一度の使用で廃棄されるカテーテル組立体12に把持部分を設ける必要がなくなるため、カテーテル組立体12の全長L1を比較的短くすることができる。よって、廃棄物(カテーテル組立体12)の小型化を図ることができる。また、通常、リユース品であるカテーテル把持具14の数は使い捨て品であるカテーテル組立体12の数よりも少なくて済むため、保管スペースの縮小化を図ることができる。
 カテーテル把持具14は、把持部材50に対する針ハブ30の取り外し操作をするための操作部112を有する。
 このような構成によれば、ユーザは、操作部112を操作することによりカテーテル組立体12を直接触れることなくカテーテル把持具14から取り外すことができる。
 操作部112は、把持部材50の他端部(基端部)に位置する。
 このような構成によれば、ユーザは、操作部112を操作する際にカテーテル組立体12に触れてしまうことを一層抑えることができる。
 把持部材50の一端部(先端部)には、装着穴72が形成され、着脱機構52は、針ハブ30の基端部(装着部36)を装着穴72に押し込むことにより針ハブ30が把持部材50に装着されるように形成されている。
 このような構成によれば、針ハブ30を把持部材50に簡単に装着することができる。
 着脱機構52は、把持部材50に装着された針ハブ30の基端部を針ハブ30の先端方向に押圧するための押圧部材100を有し、針ハブ30は、押圧部材100によって針ハブ30の先端方向に押圧されることにより把持部材50から取り外される。
 このような構成によれば、押圧部材100を押圧するという簡単な操作によって、針ハブ30を把持部材50から取り外すことができる。
 把持部材50には、針ハブ30の基端部が把持部材50に装着された状態で針ハブ30の内腔30aから把持部材50側に導出されたエアを外部に排出するためのエア抜き流路73が設けられている。
 このような構成によれば、針ハブ30の内腔30aのエアをエア抜き流路73を介して外部に排出させることができるため、針ハブ30の内腔30aに生体液(血液)を効率的に導入させることができる。
 針ハブ30の内腔30aには、エアの流通を許可する一方で血液の流通を阻止するフィルタ部材42が配設されている。
 このような構成によれば、針ハブ30の内腔30aに導入された血液が外部に漏出することをフィルタ部材42によって防止することができる。
 針ハブ30には、内針28から導かれた血液が流入するチャンバ40が形成され、針ハブ30の少なくとも一部は、チャンバ40に流入した血液を針ハブ30の外側から視認可能なように透明性を有している。
 このような構成によれば、針ハブ30のチャンバ40に流入した血液を視認することにより、内針28の先端開口が血管内に位置したことを容易に知ることができる。
 カテーテルハブ24の全長L2に対する針ハブ30の全長L3の割合は、150%以下である。
 このような構成によれば、カテーテル組立体12の全長を比較的短くすることができる。
 装着部36には、カテーテル把持具14の係止部材96が係止可能な係止溝44が形成されている。
 このような構成によれば、簡易な構成により、カテーテル組立体12をカテーテル把持具14に装着することができる。
 装着部36は、環状に形成され、係止溝44は、装着部36の内周面に設けられている。
 このような構成によれば、カテーテル把持具14の係止部材96を装着部36の内側に配置させることができるため、カテーテル把持具14の構成を簡素化することができる。
 針ハブ30は、装着部36の先端側に隣接する環状の針ハブ本体34を有し、針ハブ本体34の内径は、装着部36の内径よりも小さい。
 このような構成によれば、カテーテル把持具14の着脱機構52を針ハブ本体34の基端面に押し付けることにより、針ハブ30をカテーテル把持具14から簡単に取り外すことができる。
 本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
 カテーテル把持具14において、把持部材50に対する操作部112の設けられる位置は、適宜変更可能である。すなわち、操作部112は、把持部材50の中間部又は先端部(一端部)に位置してもよい。
 以上の実施形態をまとめると、以下のようになる。
 上記実施形態は、先端に針先(28b)を有する内針(28)と、前記内針の基端部に固定された中空状の針ハブ(30)と、前記内針が挿通されるカテーテルシャフト(22)と、前記内針が挿通され且つ前記カテーテルシャフトの基端部に固定されたカテーテルハブ(24)と、を有するカテーテル組立体(12)と、前記カテーテル組立体に着脱可能なカテーテル把持具(14)と、を備え、前記カテーテル把持具は、一方向に延在した把持部材(50)と、前記把持部材の一端部に対して前記針ハブの基端部を着脱するための着脱機構(52)と、を有する、カテーテルシステム(10)を開示している。
 上記のカテーテルシステムにおいて、前記着脱機構は、前記把持部材に対する前記針ハブの取り外し操作をするための操作部(112)を有してもよい。
 上記のカテーテルシステムにおいて、前記操作部は、前記把持部材の他端部に位置してもよい。
 上記のカテーテルシステムにおいて、前記把持部材の一端部には、装着穴(72)が形成され、前記着脱機構は、前記針ハブの基端部を前記装着穴に押し込むことにより前記針ハブが前記把持部材に装着されるように形成されてもよい。
 上記のカテーテルシステムにおいて、前記着脱機構は、前記把持部材に装着された前記針ハブの基端部を前記針ハブの先端方向に押圧するための押圧部材(100)を有し、前記針ハブは、前記押圧部材によって前記針ハブの先端方向に押圧されることにより前記把持部材から取り外されてもよい。
 上記のカテーテルシステムにおいて、前記把持部材には、前記針ハブの基端部が前記把持部材に装着された状態で前記針ハブの内腔(30a)から前記把持部材側に導出されたエアを外部に排出するためのエア抜き流路(73)が設けられてもよい。
 上記のカテーテルシステムにおいて、前記針ハブの内腔には、前記エアの流通を許可する一方で血液の流通を阻止するフィルタ部材(42)が配設されてもよい。
 上記のカテーテルシステムにおいて、前記針ハブには、前記内針から導かれた血液が流入するチャンバ(40)が形成され、前記針ハブの少なくとも一部は、前記チャンバに流入した血液を前記針ハブの外側から視認可能なように透明性を有してもよい。
 上記実施形態は、先端に針先を有する内針と、前記内針の基端部に固定された中空状の針ハブと、前記内針が挿通されるカテーテルシャフトと、前記内針が挿通され、且つ前記カテーテルシャフトの基端部に固定されたカテーテルハブと、を有するカテーテル組立体であって、前記針ハブの基端部には、カテーテル把持具に装着するための装着部(36)が設けられている、カテーテル組立体を開示している。
 上記のカテーテル組立体において、前記カテーテルハブの全長(L2)に対する前記針ハブの全長(L3)の割合は、150%以下であってもよい。
 上記のカテーテル組立体において、前記装着部には、前記カテーテル把持具の係止部材(96)が係止可能な係止溝(44)が形成されてもよい。
 上記のカテーテル組立体において、前記装着部は、環状に形成され、前記係止溝は、前記装着部の内周面に設けられてもよい。
 上記のカテーテル組立体において、前記針ハブは、前記装着部の先端側に隣接する環状の針ハブ本体(34)を有し、前記針ハブ本体の内径は、前記装着部の内径よりも小さくてもよい。
 上記実施形態は、先端に針先を有する内針と、前記内針の基端部に固定された中空状の針ハブと、前記内針が挿通されるカテーテルシャフトと、前記内針が挿通され、且つ前記カテーテルシャフトの基端部に固定されたカテーテルハブと、を有するカテーテル組立体に着脱可能なカテーテル把持具であって、一方向に延在した把持部材と、前記把持部材の一端部に対して前記針ハブの基端部を着脱するための着脱機構と、を有する、カテーテル把持具を開示している。

Claims (14)

  1.  先端に針先を有する内針と、前記内針の基端部に固定された中空状の針ハブと、前記内針が挿通されるカテーテルシャフトと、前記内針が挿通され且つ前記カテーテルシャフトの基端部に固定されたカテーテルハブと、を有するカテーテル組立体と、
     前記カテーテル組立体に着脱可能なカテーテル把持具と、を備え、
     前記カテーテル把持具は、
     一方向に延在した把持部材と、
     前記把持部材の一端部に対して前記針ハブの基端部を着脱するための着脱機構と、を有する、カテーテルシステム。
  2.  請求項1記載のカテーテルシステムであって、
     前記着脱機構は、前記把持部材に対する前記針ハブの取り外し操作をするための操作部を有する、カテーテルシステム。
  3.  請求項2記載のカテーテルシステムであって、
     前記操作部は、前記把持部材の他端部に位置する、カテーテルシステム。
  4.  請求項1~3のいずれか1項に記載のカテーテルシステムであって、
     前記把持部材の一端部には、装着穴が形成され、
     前記着脱機構は、前記針ハブの基端部を前記装着穴に押し込むことにより前記針ハブが前記把持部材に装着されるように形成されている、カテーテルシステム。
  5.  請求項1~4のいずれか1項に記載のカテーテルシステムであって、
     前記着脱機構は、前記把持部材に装着された前記針ハブの基端部を前記針ハブの先端方向に押圧するための押圧部材を有し、
     前記針ハブは、前記押圧部材によって前記針ハブの先端方向に押圧されることにより前記把持部材から取り外される、カテーテルシステム。
  6.  請求項1~5のいずれか1項に記載のカテーテルシステムであって、
     前記把持部材には、前記針ハブの基端部が前記把持部材に装着された状態で前記針ハブの内腔から前記把持部材側に導出されたエアを外部に排出するためのエア抜き流路が設けられている、カテーテルシステム。
  7.  請求項6記載のカテーテルシステムであって、
     前記針ハブの内腔には、前記エアの流通を許可する一方で血液の流通を阻止するフィルタ部材が配設されている、カテーテルシステム。
  8.  請求項1~7のいずれか1項に記載のカテーテルシステムであって、
     前記針ハブには、前記内針から導かれた血液が流入するチャンバが形成され、
     前記針ハブの少なくとも一部は、前記チャンバに流入した血液を前記針ハブの外側から視認可能なように透明性を有している、カテーテルシステム。
  9.  先端に針先を有する内針と、前記内針の基端部に固定された中空状の針ハブと、前記内針が挿通されるカテーテルシャフトと、前記内針が挿通され、且つ前記カテーテルシャフトの基端部に固定されたカテーテルハブと、を有するカテーテル組立体であって、
     前記針ハブの基端部には、カテーテル把持具に装着するための装着部が設けられている、カテーテル組立体。
  10.  請求項9記載のカテーテル組立体であって、
     前記カテーテルハブの全長に対する前記針ハブの全長の割合は、150%以下である、カテーテル組立体。
  11.  請求項9又は10に記載のカテーテル組立体であって、
     前記装着部には、前記カテーテル把持具の係止部材が係止可能な係止溝が形成されている、カテーテル組立体。
  12.  請求項11記載のカテーテル組立体であって、
     前記装着部は、環状に形成され、
     前記係止溝は、前記装着部の内周面に設けられている、カテーテル組立体。
  13.  請求項9~11のいずれか1項に記載のカテーテル組立体であって、
     前記針ハブは、前記装着部の先端側に隣接する環状の針ハブ本体を有し、
     前記針ハブ本体の内径は、前記装着部の内径よりも小さい、カテーテル組立体。
  14.  先端に針先を有する内針と、前記内針の基端部に固定された中空状の針ハブと、前記内針が挿通されるカテーテルシャフトと、前記内針が挿通され、且つ前記カテーテルシャフトの基端部に固定されたカテーテルハブと、を有するカテーテル組立体に着脱可能なカテーテル把持具であって、
     一方向に延在した把持部材と、
     前記把持部材の一端部に対して前記針ハブの基端部を着脱するための着脱機構と、を有する、カテーテル把持具。
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