WO2020049676A1 - 処理装置、システム、方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体 - Google Patents

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Abstract

異物を検出する際に、誤検出を低減することが可能な処理装置、システム、方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供する。対象物(51)の表面の所定点(pp)と対象物(51)の外部の第1測定位置(p1)との間の第1距離データ(d1)を取得し、所定点(pp)と対象物(51)の外部の第2測定位置(p2)との間の第2距離データ(d2)を取得する取得手段(111)と、第1距離データ(d1)と第2距離データ(d2)との差分データ(dd)を計算する差分計算手段(112)と、差分データ(dd)に基づいて、第1距離データ(d1)又は第2距離データ(d2)の一部を削除する差分削除手段(113)と、を備える。取得手段(111)は、所定点(pp)と第2測定位置(p2)とを結ぶ直線(L1)と対象物(51)の表面との交点(x1)所定点(pp)として第2距離データ(d2)を取得する。

Description

処理装置、システム、方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体
 本開示は、処理装置、システム、方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関するものであり、特に、異物を検出する際に、誤検出を低減することが可能な処理装置、システム、方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
 変電所などの電力施設において、鳥が巣を作ることがある。電力施設の電線の上に鳥の巣が作られると、電線同士がショートし、大規模な停電が発生する恐れがある。そこで、レーザ測距(LiDAR:Light Detection and Ranging)装置を使用して対象物までの距離データを3次元的に取得し、営巣前の観測結果と比較してそれらの差分を求めることにより異物を検出している。
 特許文献1には、第1の視点から建物のレーザースキャンを行い、三次元点群位置データを得て、他方で第2の視点から第1の視点でオクルージョンとなる建物の部分のステレオペア画像の撮影を行い、第2の視点で得たステレオ画像と第1の視点で得た三次元点群位置データとの対応関係を求めることで、当該三次元点群位置データを利用してのステレオペア画像撮影装置のキャリブレーションを行なう方法が記載されている。また、特許文献1には、三次元点群位置データの中から、非面領域の三次元点群位置データを除去する方法が記載されている。具体的には、特許文献1には、局所曲率を予め設定しておいた閾値と比較し、閾値を超える局所曲率の局所領域を非面領域と判定する方法と、局所領域の各点と対応する局所平面との距離を計算し、これらの距離の平均が予め設定した閾値よりも大きい場合、当該局所領域を非面領域と判定する方法と、隣接する局所領域において、対応する局所平面同士の向きを比較し、この局所平面の向きの違いが閾値を超えている場合、比較の対象となった局所領域が非面領域に属していると判定する方法と、が記載されている。しかしながら、特許文献1には、対象物と第1測定位置との間の第1距離データを取得し、対象物と第2測定位置との間の第2距離データを取得し、第1距離データと第2距離データとの差分データに基づいて、第1距離データ又は第2距離データの一部を削除することは、記載されていない。
 特許文献2には、路面領域点群検出部が、3次元点群のうちの平面近似誤差が小さい3次元点からなる点群に対して、3次元点の法線方向の類似度を用いたクラスタリングを行い、3次元点群クラスタを、路面領域点群として検出する。窪み量推定部が、路面領域点群のうちの3次元点について局所的に求めた平面候補と、近傍の3次元点について局所的に求めた平面候補とを連結する滑らかさと、平面候補の尤度とを評価する評価関数を最適化するように、3次元点の各々における平面を推定し、推定された平面より鉛直下側にある3次元点からなる点群をクラスタリングし、クラスタに属する3次元点における、推定された平面との法線方向の距離の最大値を、窪み量として推定する方法が記載されている。また、特許文献2には、並走する車や対向車の影響により分割された道路領域、すなわち別のクラスタになった点群については、その高さ情報を用いて統合を行うことが記載されている。また、特許文献2には、路面領域点群の周辺に存在する陥没点群を統合処理することが記載されている。しかしながら、特許文献2には、対象物と第1測定位置との間の第1距離データを取得し、対象物と第2測定位置との間の第2距離データを取得し、第1距離データと第2距離データとの差分データに基づいて、第1距離データ又は第2距離データの一部を削除することは、記載されていない。
特開2012-88114号公報 特開2018-71973号公報
 上記のように、レーザ測距装置を使用して鳥の巣などの異物を検出していた。しかしながら、営巣前のレーザ測距装置の測定位置と営巣後のレーザ測距装置の測定位置とでは測定位置が異なり、これに起因する誤検出が発生するという問題があった。
 本開示の目的は、上述した課題のいずれかを解決する処理装置、システム、方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することにある。
 本開示に係る処理装置は、
 対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを取得し、前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを取得する取得手段と、
 前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算する差分計算手段と、
 前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除する差分削除手段と、
 を備え、
 前記取得手段は、前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得する。
 本開示に係るシステムは、
 距離測定装置と処理装置と異物検出装置とを備え、
 前記距離測定装置は、
 対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを測定し、前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを測定し、
 前記処理装置は、
 前記第1距離データと前記第2距離データとを取得する取得手段と、
 前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算する差分計算手段と、
 前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除する差分削除手段と、を有し、
 前記取得手段は、前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得し、
 前記異物検出装置は、
 前記削除後の前記第1距離データと前記削除後の前記第2距離データとに基づいて、異物を検出する。
 本開示に係る方法は、
 対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを取得することと、
 前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを取得することと、
 前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算することと、
 前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除することと、
 前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得すること、
 を備える。
 本開示に係る非一時的なコンピュータ可読媒体には、
 対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを取得することと、
 前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを取得することと、
 前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算することと、
 前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除することと、
 前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得すること、
 をコンピュータに実行させるプログラムが格納される。
 本開示によれば、異物を検出する際に、誤検出を低減することが可能な処理装置、システム、方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することができる。
実施の形態に係る処理装置を例示するブロック図である。 実施の形態に係るシステムを例示するブロック図である。 実施の形態に係る距離測定装置による距離データの測定を例示する図である。 実施の形態に係るシステムの動作を例示するフローチャートである。 実施の形態に係る差分削除手段の動作を例示するフローチャートである。 対象物と距離測定装置とを上方(方向Z)から見た図である。 実施の形態に係る差分削除手段の動作を例示するフローチャートである。 実施の形態に係る距離測定装置による第2距離データを例示する図である。 対象物と距離測定装置とを上方(方向Z)から見た図である。 対象物に対する距離データを重ね合わせた場合を模式的に例示した図である。 第2距離データと差分データとを例示するグラフである。 図11に示す差分データの割合を例示するグラフである。 実施の形態に係る差分削除手段の動作を例示するフローチャートである。
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明を省略する。
 [実施の形態]
 図1は、実施の形態に係る処理装置を例示するブロック図である。
 図2は、実施の形態に係るシステムを例示するブロック図である。
 図3は、実施の形態に係る距離測定装置による距離データの測定を例示する図である。
 図3は、対象物と距離測定装置とを上方(方向Z)から見た図である。
 図1に示すように、実施の形態に係る処理装置11は、取得手段111と差分計算手段112と差分削除手段113とを備える。
 図2に示すように、実施の形態に係るシステム10は、距離測定装置12と処理装置11と異物検出装置13とを備える。
 先ず、距離測定装置12で距離データを測定した際の影について説明する。
 図3に示すように、営巣前における距離測定装置12が設置された位置を第1測定位置p1とする。営巣後における距離測定装置12が設置された位置を第2測定位置p2とする。第1測定位置p1と第2測定位置p2とは、営巣前後の距離測定装置12が設置された測定位置であり、それらは必ずしも同じ位置ではなく多少のずれが生じる。また、図3に示す例では、対象物51は、分離した対象物51aと対象物51bとからなるものとする。
 距離測定装置12は、対象物51の表面の所定点ppと対象物51の外部の第1測定位置p1との間の距離である第1距離データd1を測定する。距離測定装置12は、所定点ppと対象物51の外部の第2測定位置p2との間の距離である第2距離データd2を測定する。具体的には、対象物51の表面に複数の点ppnが存在しており、距離測定装置12は、複数の点ppnのうちの第1所定点pp1と第1測定位置p1との間の第1距離データd11を測定する。また、距離測定装置12は、第1所定点pp1と、第2測定位置p2との間の第2距離データd21を測定する。複数の点ppnのnは整数とする。距離測定装置12は、第1距離データd11を測定するときも、第2距離データd21を測定するときも、どちらも同じ第1所定点pp1からの距離を測定する。
 処理装置11は、第1距離データd1又は第2距離データd2に対応する対象物51の表面の所定点ppを、対象物51と共に表示する表示部をさらに備えてもよい。
 尚、対象物51の表面の複数の点ppnのそれぞれと第1測定位置p1との間を測定した結果、取得された複数の第1距離データd1を第1点群と称することもある。また、対象物51の表面の複数の点ppnのそれぞれと第2測定位置p2との間を測定した結果、取得された複数の第2距離データd2を第2点群と称することもある。
 対象物51の表面の複数の所定点ppは、等間隔で配列されてもよい。
 対象物51の表面の複数の所定点ppは、方向Yに沿って並び、方向Yと交差する方向Zに沿って並ぶようにしてもよい。方向Yを第1方向と称し、方向Zを第2方向と称することもある。
 複数の点ppnからの距離を測定するとき、対象物51の一部である対象物51aに遮られることにより、第2距離データd2を測定できない場合がある。例えば、距離測定装置12が、対象物51bの表面の第1所定点pp1と第2測定位置p2との間の第2距離データd2を測定する場合である。距離測定装置12が第2距離データd2を測定できない対象物51の部分を影S1と称する。影S1は、第1測定位置p1と第2測定位置p2とが異なることに起因して生じる。影S1は、距離測定装置12の測定位置の違いにより生じる。
 距離測定装置12は、第2距離データd2を対象物51aに遮られることにより測定できない場合、第1所定点pp1と第2測定位置p2とを結ぶ直線L1と対象物51の表面との交点x1を所定点ppとして第2距離データd2を測定する。交点x1は、直線L1において、対象物51と第2測定位置p2との間の距離が最短となる点である。
 対象物51b上の表面の第1所定点pp1と第1測定位置p1との間の第1距離データd1は、正しく測定できる。しかしながら、対象物51b上の表面の第1所定点pp1と第2測定位置p2との間の第2距離データd2は、対象物51aに遮られることにより正しく測定できない。その結果、第1距離データd1と第2距離データd2との間に必要以上に大きな差分が生じる。第1距離データd1と第2距離データd2との差分が所定差分閾値以上の場合、異物があると判断される。すなわち、距離測定装置12の測定位置の違いから生じた影S1の影響により、異物が無い場合でも異物があると誤って判断される。異物が無い場合に異物があるとの誤検出を低減するため、影S1に対応する第1距離データd1又は第2距離データd2の一部を削除する必要がある。
 そこで、実施の形態に係る処理装置11は、以下のようにして、影S1に対応する第1距離データd1又は第2距離データd2の一部を削除して、異物を検出する際の誤検出を低減する。
 実施の形態に係るシステムの動作を説明する。
 図4は、実施の形態に係るシステムの動作を例示するフローチャートである。
 図4に示すように、取得手段111は、対象物51の表面の所定点ppと対象物51の外部の第1測定位置p1との間の距離である第1距離データd1を取得する(ステップS101)。
 取得手段111は、所定点ppと対象物51の外部の第2測定位置p2との間の距離である第2距離データd2を取得する(ステップS102)。取得手段111は、距離測定装置12が測定した第1距離データd1と第2距離データd2とを取得する。
 取得手段111は、図3に示すように、第2距離データd2を対象物51aに遮られることにより測定できない場合、第1所定点pp1と第2測定位置p2とを結ぶ直線L1と対象物51の表面との交点x1を所定点ppとして第2距離データd2を取得する。交点x1は、直線L1において、対象物51と第2測定位置p2との間の距離が最短となる点である。取得手段111は、距離測定装置12が測定した第2距離データd2を取得する。
 差分計算手段112は、第1距離データd1と第2距離データd2との差分である差分データddを計算するため、それらを重ね合わせる(ステップS103)。
 差分計算手段112は、第1距離データd1と第2距離データd2との差分データddを計算する(ステップS104)。
 第1距離データd1は、複数の点ppnのそれぞれと第1測定位置p1との間の距離である。よって、第1距離データd1は複数個が存在する。第2距離データd2は、複数の点ppnのそれぞれと第2測定位置p2との間の距離である。よって、第2距離データd2は複数個が存在する。差分データddは、第1距離データd1と第2距離データd2との差分である。よって、差分データddは複数個が存在する。差分データddの1つは、複数の点ppnのうちの第1所定点pp1に対応する第1距離データd11と、複数の点ppnのうちの第1所定点pp1に対応する第2距離データd21と、の間の差分である。差分データddを計算する場合、同じ所定点ppに対応する第1距離データd1と第2距離データd2との差分を計算する。差分データddは複数個が存在し、これを差分点群と称することもある。
 差分削除手段113は、差分データddに基づいて、第1測定位置p1と第2測定位置p2との違いにより生じた影S1に対応する第1距離データd1又は第2距離データd2の一部を削除する(ステップS105)。尚、第1距離データd1と第2距離データd2とを総称して、単に、距離データと称することもある。
 ここで、ステップS105の詳細を説明する。
 図5は、実施の形態に係る差分削除手段の動作を例示するフローチャートである。
 図6は、対象物と距離測定装置とを上方(方向Z)から見た図である。
 図5に示すように、差分削除手段113は、差分計算手段112から差分データddを取得する(ステップS1051)。
 差分削除手段113は、取得手段111から第2距離データd2を取得する(ステップS1052)。
 差分削除手段113は、差分データddが差分閾値以上となる第1距離データd1を第1差分距離データdd1として特定する。図6に示すように、差分削除手段113は、第1差分距離データdd1に対応する対象物51の表面の所定点ppを第1特定点pps1として特定する。差分削除手段113は、第1特定点pps1と第2測定位置p2とを結ぶ直線L2を計算する(ステップS1053)。
 差分削除手段113は、直線L2と対象物51の表面の所定点ppとの間の最短距離を計算する(ステップS1054)。
 差分削除手段113は、計算した最短距離が所定距離Rよりも長いか否かを判断する(ステップS1055)。
 差分削除手段113は、計算した最短距離が所定距離Rよりも長くない場合(ステップS1055:No)、最短距離に対応する対象物51の表面の所定点ppを第1所定特定点ppss1として特定する。すなわち、差分削除手段113は、計算した直線L2から所定距離R以内に含まれる対象物51の表面の所定点ppを第1所定特定点ppss1として特定する。
 差分削除手段113は、ステップS1055がNoの場合、第1所定特定点ppss1に対応する第1距離データd1を第1所定距離データd1rとして特定する。差分削除手段113は、第1所定距離データd1rを削除する(ステップS1056)。
 差分削除手段113は、計算した最短距離が所定距離Rよりも長い場合(ステップS1055:Yes)、第1所定距離データd1rをそのまま残す(ステップS1057)。
 これにより、影S1に対応する第1距離データd1である第1所定距離データd1rが削除されるので、異物を検出する際に誤検出を低減することが可能となる。
 次に、ステップS105の別の方法を説明する。
 図7は、実施の形態に係る差分削除手段の動作を例示するフローチャートである。
 図8は、実施の形態に係る距離測定装置による第2距離データを例示する図である。
 図8は、対象物と距離測定装置との間の距離を画像の濃淡で示す。濃い色は距離が長いことを示し、淡い色は距離が短いことを示す。
 図8は、距離の画像Aと距離の画像Bとを重ねて表示する。
 図8は、第1差分距離データに対応する対象物51の表面の所定点ppである差分点ppdの画像Dも伴わせて示す。
 図8は、対象物を前方(方向X)から見た図である。
 図7に示すように、差分削除手段113は、差分計算手段112から差分データddを取得する(ステップS2051)。差分削除手段113は、差分データddが差分閾値以上である第1距離データd1を第1差分距離データdd1として特定する。
 差分削除手段113は、取得手段111から第2距離データd2を取得する(ステップS2052)。
 図8に示すように、差分削除手段113は、第1差分距離データdd1を第2測定位置p2からの距離の画像Aにする(ステップS2053)。
 差分削除手段113は、第2距離データd2を第2測定位置p2からの距離の画像Bにする(ステップS2054)。
 差分削除手段113は、画像Aの距離データが画像Bの距離データよりも短いか否かを判断する(ステップS2055)。すなわち、差分削除手段113は、第1差分距離データdd1が第2距離データd2よりも短いか否かを判断する。
 差分削除手段113は、画像Aの距離データが画像Bの距離データよりも短い場合(ステップS2055:Yes)、第1差分距離データdd1を残す(ステップS2057)。すなわち、差分削除手段113は、第1差分距離データdd1が第2距離データd2よりも短い場合、第1差分距離データdd1を残す。
 差分削除手段113は、画像Aの距離データが画像Bの距離データよりも短くない場合(ステップS2055:No)、第1差分距離データdd1を削除する(ステップS2056)。すなわち、差分削除手段113は、第2距離データd2以上の第1差分距離データdd1を削除する。
 尚、差分閾値を0よりも大きな値としてよい。
 これにより、影S1に対応する第1距離データd1である第1差分距離データdd1が削除されるので、異物を検出する際に誤検出を低減することが可能となる。
 次に、図4に示すステップS105の後、差分削除手段113は、重ね合わせによる誤差を削除する(ステップS106)。
 ここで、重ね合わせ時の誤差を説明する。
 図9は、対象物と距離測定装置とを上方(方向Z)から見た図である。
 図10は、対象物に対する距離データを重ね合わせた場合を模式的に例示した図である。
 図9に示すように、第1距離データd1aと第2距離データd2aとの差分データは、他の差分データと比べて大きくなる。同様に、第1距離データd1bと第2距離データd2bとの差分データは、他の差分データと比べて大きくなる。この様子を模式的に示したものが図10である。図10に示すように、対象物51aの端部51a1、端部51a2、対象物51bの端部51b1及び端部51b2では、距離データの誤差が大きくなる。
 ただし、第1距離データd1aとは、所定点ppaと第1測定位置p1との間の距離であり、第2距離データd2aとは、所定点ppaと第2測定位置p2との間の距離である。また、第1距離データd1bとは、所定点ppbと第1測定位置p1との間の距離であり、第2距離データd2bとは、所定点ppbと第2測定位置p2との間の距離である。
 異物の検出においては、例えば、第1距離データd1と第2距離データd2との差分が所定差分閾値以上の場合、異物があると判断される。距離データを重ね合わせたことにより生じた距離データの誤差の影響により、異物が無い場合でも異物があると判断される。よって、距離データの誤差の影響を低減するため、第1距離データd1又は第2距離データd2の一部を削除する必要がある。
 ここで、重ね合わせ時の距離データの誤差を検討する。
 図11は、第2距離データと差分データとを例示するグラフである。
 図11の縦軸は距離を示し、縦軸は距離を示す。
 図11では、第2距離データを基準にして差分データを示す。
 図11では、重ね合わせ誤差の差分データと、ランダム誤差の差分データと、を示す。
 図12は、図11に示す差分データの割合を例示するグラフである。
 図12の縦軸は差分データの距離に対する割合を示し、横軸は距離を示す。
 図11に示すように、第2距離データは自データを基準にしているので、距離が0となる。図11に示す第1差分距離データdd1は、例えば、図9に示す第1距離データd1aと第2距離データd2aとの差分である。尚、重ね合わせ時の誤差を、重ね合わせ誤差と称する。
 図11及び図12に示すように、重ね合わせ誤差の差分データは、バラツキが小さく、対象物(構造物)に対して「面的」に分布する。一方、営巣前後の差分データは、バラツキが大きく、対象物に対して「ランダム」に分布する。これをランダム誤差と称する。すなわち、重ね合わせ誤差の差分データのバラツキは、ランダム誤差の差分データのバラツキよりも小さい。
 そこで、実施の形態に係る処理装置11の差分削除手段113は、距離データの重ね合わせ時の誤差の影響を低減するため、以下のようにして、第1距離データd1又は第2距離データd2の一部を削除する。
 差分削除手段113は、図4に示すステップS106を行う。
 図13は、実施の形態に係る差分削除手段の動作を例示するフローチャートである。
 図13に示すように、差分削除手段113は、差分計算手段112から差分データddを取得する(ステップS1061)。差分削除手段113は、差分データddが差分閾値以上である第1距離データd1を第1差分距離データdd1として特定する。
 差分削除手段113は、取得手段111から第2距離データd2を取得する(ステップS1062)。
 差分削除手段113は、第1差分距離データdd1に対応する対象物51の表面の所定点から、第2距離データd2に対応する対象物51の表面の所定点までの最短距離を計算する(ステップS1063)。
 具体的には、図11に示すように、差分削除手段113は、第1差分距離データdd1に対応する対象物51の表面の所定点ppを第1差分点ppd1として特定する。差分削除手段113は、差分データddが差分閾値以上となる第2距離データd2を第2差分距離データdd2として特定する。差分削除手段113は、第2差分距離データdd2に対応する対象物51の表面の所定点ppを第2差分点ppd2として特定する。
 差分削除手段113は、第1差分点ppd1の隣の対象物51の表面の所定点ppを隣接第1差分点ppd1aとして特定する。差分削除手段113は、第2差分点の隣の対象物51の表面の所定点ppを隣接第2差分点ppd2aとして特定する。
 差分削除手段113は、第1差分点ppd1と第2差分点ppd2との間の第1所定差分距離データdd1rを計算する。すなわち、第1差分距離データdd1の1つに対応する対象物51の表面の第1差分点ppd1から、第2距離データd2の1つに対応する対象物51の表面の第2差分点ppd2までの最短距離である第1所定差分距離データdd1rを計算する。これを全ての第1差分距離データdd1に対して行う(ステップS1063)。
 差分削除手段113は、解析用ボクセルサイズに基づいて、対象物51を所定サイズのボクセルに分割する(ステップS1064)。
 差分削除手段113は、計算した最短距離が距離閾値よりも短い第1差分距離データdd1を削除する(ステップS1065)。
 差分削除手段113は、図11に示す差分データdd(第1差分距離データdd1)のグラフの勾配を計算する(ステップS1066)。
 具体的には、図11に示すように、差分削除手段113は、隣接第1差分点ppd1aと隣接第2差分点ppd2aとの間の第2所定差分距離データdd2rを計算する。差分削除手段113は、第2差分点ppd2と隣接第2差分点ppd2aとの間の隣接差分距離データddjを計算する。差分削除手段113は、隣接差分距離データddjを、第2所定差分距離データdd2rから第1所定差分距離データdd1rを差し引いた距離で除算して第1勾配を計算する。
 差分削除手段113は、第1勾配が勾配閾値よりも大きいか否かを判断する(ステップS1067)。尚、第1勾配を、単に勾配と称することもある。
 差分削除手段113は、第1勾配が勾配閾値以下の場合(ステップS1067:No)、第1差分距離データdd1を残す(ステップS1068)。
 差分削除手段113は、第1勾配が勾配閾値よりも大きい場合(ステップS1067:Yes)、第1差分距離データdd1を削除する(ステップS1069)。
 これにより、距離データの重ね合わせ時の誤差の影響を低減できるので、異物を検出する際に誤検出を低減することが可能となる。
 次に、図4に示すステップS106の後、異物検出装置13は、削除後の第1距離データd1と削除後の第2距離データd2とに基づいて、異物を検出する(ステップS107)。具体的には、削除後の第1距離データd1と削除後の第2距離データd2との差分を計算し、計算した差分が所定差分閾値以上の場合、異物があると判断して異物を検出(抽出)する。
 以上、説明したように、実施の形態によれば、異物を検出する際に、誤検出を低減することが可能な処理装置、システム、方法及び非一時的なコンピュータ可読媒体を提供することができる。
 尚、上記の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、各構成要素の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
 上記の実施の形態において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実態のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(具体的にはフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(具体的には光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(具体的には、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM))、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
 以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
 尚、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
 上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
 (付記1)
 対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを取得し、前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを取得する取得手段と、
 前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算する差分計算手段と、
 前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除する差分削除手段と、
 を備え、
 前記取得手段は、前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得する、
 処理装置。
 (付記2)
 前記差分削除手段は、
 前記差分データが差分閾値以上となる前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
 前記第1差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第1特定点として特定し、
 前記第1特定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線から所定距離以内に含まれる前記対象物の表面の前記所定点を第1所定特定点として特定し、
 前記第1所定特定点に対応する前記第1距離データを第1所定距離データとして特定し、
 前記第1所定距離データを削除する、
 付記1に記載の処理装置。
 (付記3)
 前記差分削除手段は、
 前記差分データが差分閾値以上である前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
 前記第2距離データ以上の前記第1差分距離データを削除する、
 付記1に記載の処理装置。
 (付記4)
 前記差分閾値は、0よりも大きな値である、
 付記3に記載の処理装置。
 (付記5)
 前記差分削除手段は、
 前記差分データが差分閾値以上となる前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
 前記第1差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第1差分点として特定し、
 前記差分データが前記差分閾値以上となる前記第2距離データを第2差分距離データとして特定し、
 前記第2差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第2差分点として特定し、
 前記第1差分点の隣の前記対象物の表面の前記所定点を隣接第1差分点として特定し、
 前記第2差分点の隣の前記対象物の表面の前記所定点を隣接第2差分点として特定し、
 前記第1差分点と前記第2差分点との間の第1所定差分距離データを計算し、
 前記隣接第1差分点と前記隣接第2差分点との間の第2所定差分距離データを計算し、
 前記第2差分点と前記隣接第2差分点との間の隣接差分距離データを計算し、
 前記隣接差分距離データを、前記第2所定差分距離データから前記第1所定差分距離データを差し引いた距離で除算して第1勾配を計算し、
 前記第1勾配が勾配閾値よりも大きい場合、前記第1差分距離データを削除する、
 付記1乃至4のいずれか1つに記載の処理装置。
 (付記6)
 前記対象物の表面の複数の前記所定点は、等間隔で配列される、
 付記1乃至5のいずれか1つに記載の処理装置。
 (付記7)
 前記対象物の表面の複数の前記所定点は、第1方向に沿って並び、前記第1方向と交差する第2方向に沿って並ぶ、
 付記1乃至6のいずれか1つに記載の処理装置。
 (付記8)
 前記第1距離データ又は前記第2距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を、前記対象物と共に表示する表示部をさらに備えた、
 付記1乃至7のいずれか1つに記載の処理装置。
 (付記9)
 距離測定装置と処理装置と異物検出装置とを備え、
 前記距離測定装置は、
 対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを測定し、前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを測定し、
 前記処理装置は、
 前記第1距離データと前記第2距離データとを取得する取得手段と、
 前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算する差分計算手段と、
 前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除する差分削除手段と、を有し、
 前記取得手段は、前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得し、
 前記異物検出装置は、
 前記削除後の前記第1距離データと前記削除後の前記第2距離データとに基づいて、異物を検出する、
 システム。
 (付記10)
 前記差分削除手段は、
 前記差分データが差分閾値以上となる前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
 前記第1差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第1特定点として特定し、
 前記第1特定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線から所定距離以内に含まれる前記対象物の表面の前記所定点を第1所定特定点として特定し、
 前記第1所定特定点に対応する前記第1距離データを第1所定距離データとして特定し、
 前記第1所定距離データを削除する、
 付記9に記載のシステム。
 (付記11)
 前記差分削除手段は、
 前記差分データが差分閾値以上である前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
 前記第2距離データ以上の前記第1差分距離データを削除する、
 付記9に記載のシステム。
 (付記12)
 前記差分削除手段は、
 前記差分データが差分閾値以上となる前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
 前記第1差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第1差分点として特定し、
 前記差分データが前記差分閾値以上となる前記第2距離データを第2差分距離データとして特定し、
 前記第2差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第2差分点として特定し、
 前記第1差分点の隣の前記対象物の表面の前記所定点を隣接第1差分点として特定し、
 前記第2差分点の隣の前記対象物の表面の前記所定点を隣接第2差分点として特定し、
 前記第1差分点と前記第2差分点との間の第1所定差分距離データを計算し、
 前記隣接第1差分点と前記隣接第2差分点との間の第2所定差分距離データを計算し、
 前記第2差分点と前記隣接第2差分点との間の隣接差分距離データを計算し、
 前記隣接差分距離データを、前記第2所定差分距離データから前記第1所定差分距離データを差し引いた距離で除算して第1勾配を計算し、
 前記第1勾配が勾配閾値よりも大きい場合、前記第1差分距離データを削除する、
 付記9乃至11のいずれか1つに記載のシステム。
 (付記13)
 対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを取得することと、
 前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを取得することと、
 前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算することと、
 前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除することと、
 前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得すること、
 を備える方法。
 (付記14)
 対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを取得することと、
 前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを取得することと、
 前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算することと、
 前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除することと、
 前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得すること、
 をコンピュータに実行させるプログラムが格納される非一時的なコンピュータ可読媒体。
10:システム
11:処理装置
111:取得手段
112:差分計算手段
113:差分削除手段
12:距離測定装置
13:異物検出装置
51、51a、51b:対象物
51a1、51a2、51b1、51b2:端部
p1:第1測定位置
p2:第2測定位置
x1:交点
pp、ppa、ppb:所定点
pp1:第1所定点
pps1:第1特定点
ppss1:第1所定特定点
ppd:差分点
ppd1:第1差分点
ppd2:第2差分点
ppd1a:隣接第1差分点
ppd2a:隣接第2差分点
ppn:複数の点
d1、d11、d1a、d1b:第1距離データ
d2、d21、d2a、d2b:第2距離データ
d1r:第1所定距離データ
dd:差分データ
dd1:第1差分距離データ
dd2:第2差分距離データ
dd1r:第1所定差分距離データ
dd2r:第2所定差分距離データ
ddj:隣接差分距離データ
A、B、D:画像
R:所定距離
L1、L2:直線
S1:影

Claims (14)

  1.  対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを取得し、前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを取得する取得手段と、
     前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算する差分計算手段と、
     前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除する差分削除手段と、
     を備え、
     前記取得手段は、前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得する、
     処理装置。
  2.  前記差分削除手段は、
     前記差分データが差分閾値以上となる前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
     前記第1差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第1特定点として特定し、
     前記第1特定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線から所定距離以内に含まれる前記対象物の表面の前記所定点を第1所定特定点として特定し、
     前記第1所定特定点に対応する前記第1距離データを第1所定距離データとして特定し、
     前記第1所定距離データを削除する、
     請求項1に記載の処理装置。
  3.  前記差分削除手段は、
     前記差分データが差分閾値以上である前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
     前記第2距離データ以上の前記第1差分距離データを削除する、
     請求項1に記載の処理装置。
  4.  前記差分閾値は、0よりも大きな値である、
     請求項3に記載の処理装置。
  5.  前記差分削除手段は、
     前記差分データが差分閾値以上となる前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
     前記第1差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第1差分点として特定し、
     前記差分データが前記差分閾値以上となる前記第2距離データを第2差分距離データとして特定し、
     前記第2差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第2差分点として特定し、
     前記第1差分点の隣の前記対象物の表面の前記所定点を隣接第1差分点として特定し、
     前記第2差分点の隣の前記対象物の表面の前記所定点を隣接第2差分点として特定し、
     前記第1差分点と前記第2差分点との間の第1所定差分距離データを計算し、
     前記隣接第1差分点と前記隣接第2差分点との間の第2所定差分距離データを計算し、
     前記第2差分点と前記隣接第2差分点との間の隣接差分距離データを計算し、
     前記隣接差分距離データを、前記第2所定差分距離データから前記第1所定差分距離データを差し引いた距離で除算して第1勾配を計算し、
     前記第1勾配が勾配閾値よりも大きい場合、前記第1差分距離データを削除する、
     請求項1乃至4のいずれか1つに記載の処理装置。
  6.  前記対象物の表面の複数の前記所定点は、等間隔で配列される、
     請求項1乃至5のいずれか1つに記載の処理装置。
  7.  前記対象物の表面の複数の前記所定点は、第1方向に沿って並び、前記第1方向と交差する第2方向に沿って並ぶ、
     請求項1乃至6のいずれか1つに記載の処理装置。
  8.  前記第1距離データ又は前記第2距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を、前記対象物と共に表示する表示部をさらに備えた、
     請求項1乃至7のいずれか1つに記載の処理装置。
  9.  距離測定装置と処理装置と異物検出装置とを備え、
     前記距離測定装置は、
     対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを測定し、前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを測定し、
     前記処理装置は、
     前記第1距離データと前記第2距離データとを取得する取得手段と、
     前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算する差分計算手段と、
     前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除する差分削除手段と、を有し、
     前記取得手段は、前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得し、
     前記異物検出装置は、
     前記削除後の前記第1距離データと前記削除後の前記第2距離データとに基づいて、異物を検出する、
     システム。
  10.  前記差分削除手段は、
     前記差分データが差分閾値以上となる前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
     前記第1差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第1特定点として特定し、
     前記第1特定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線から所定距離以内に含まれる前記対象物の表面の前記所定点を第1所定特定点として特定し、
     前記第1所定特定点に対応する前記第1距離データを第1所定距離データとして特定し、
     前記第1所定距離データを削除する、
     請求項9に記載のシステム。
  11.  前記差分削除手段は、
     前記差分データが差分閾値以上である前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
     前記第2距離データ以上の前記第1差分距離データを削除する、
     請求項9に記載のシステム。
  12.  前記差分削除手段は、
     前記差分データが差分閾値以上となる前記第1距離データを第1差分距離データとして特定し、
     前記第1差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第1差分点として特定し、
     前記差分データが前記差分閾値以上となる前記第2距離データを第2差分距離データとして特定し、
     前記第2差分距離データに対応する前記対象物の表面の前記所定点を第2差分点として特定し、
     前記第1差分点の隣の前記対象物の表面の前記所定点を隣接第1差分点として特定し、
     前記第2差分点の隣の前記対象物の表面の前記所定点を隣接第2差分点として特定し、
     前記第1差分点と前記第2差分点との間の第1所定差分距離データを計算し、
     前記隣接第1差分点と前記隣接第2差分点との間の第2所定差分距離データを計算し、
     前記第2差分点と前記隣接第2差分点との間の隣接差分距離データを計算し、
     前記隣接差分距離データを、前記第2所定差分距離データから前記第1所定差分距離データを差し引いた距離で除算して第1勾配を計算し、
     前記第1勾配が勾配閾値よりも大きい場合、前記第1差分距離データを削除する、
     請求項9乃至11のいずれか1つに記載のシステム。
  13.  対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを取得することと、
     前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを取得することと、
     前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算することと、
     前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除することと、
     前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得すること、
     を備える方法。
  14.  対象物の表面の所定点と前記対象物の外部の第1測定位置との間の第1距離データを取得することと、
     前記所定点と前記対象物の外部の第2測定位置との間の第2距離データを取得することと、
     前記第1距離データと前記第2距離データとの差分データを計算することと、
     前記差分データに基づいて、前記第1距離データ又は前記第2距離データの一部を削除することと、
     前記第2距離データを前記対象物の一部に遮られることにより測定できない場合、前記所定点と前記第2測定位置とを結ぶ直線と前記対象物の表面との交点であって前記対象物と前記第2測定位置との間の距離が最短となる前記交点を前記所定点として前記第2距離データを取得すること、
     をコンピュータに実行させるプログラムが格納される非一時的なコンピュータ可読媒体。
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