WO2019097785A1 - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの状態に適したタイミングでより有益な推薦情報を提示する。 【解決手段】コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御する提示制御部、を備え、前記提示制御部は、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアにさらに基づいて、前記推薦情報の提示を制御する、情報処理装置が提供される。また、プロセッサが、コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御すること、を含み、前記提示を制御することは、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアに基づいて、前記推薦情報の提示を制御すること、をさらに含む、情報処理方法が提供される。

Description

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
 本開示は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
 近年、ユーザの嗜好などに基づいて、当該ユーザに対し推薦情報を提示する種々の装置が普及している。例えば、特許文献1には、サービスに対するユーザの利用履歴に基づいて、当該ユーザに対しコンテンツの推薦を行う技術が開示されている。
特開2015-35140号公報
 ところで、上記のような推薦技術においては、ユーザに対し推薦情報を提示するタイミングが重要となる。しかし、特許文献1に記載の技術は、上記のタイミングを考慮していないため、推薦情報が十分に活用されない場合も想定される。
 そこで、本開示では、ユーザの状態に適したタイミングでより有益な推薦情報を提示することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提案する。
 本開示によれば、コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御する提示制御部、を備え、前記提示制御部は、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアにさらに基づいて、前記推薦情報の提示を制御する、情報処理装置が提供される。
 また、本開示によれば、プロセッサが、コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御すること、を含み、前記提示を制御することは、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアに基づいて、前記推薦情報の提示を制御すること、をさらに含む、情報処理方法が提供される。
 また、本開示によれば、コンピュータを、コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御する提示制御部、を備え、前記提示制御部は、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアにさらに基づいて、前記推薦情報の提示を制御する、情報処理装置、として機能させるためのプログラムが提供される。
 以上説明したように本開示によれば、ユーザの状態に適したタイミングでより有益な推薦情報を提示することが可能となる。
 なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態の概要について説明するための図である。 同実施形態に係る情報処理システムのシステム構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る情報処理端末の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る情報処理サーバの機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る提示制御部の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係るスポット解析情報のデータ構造の一例を示す図である。 同実施形態に係るスポット解析情報のデータ構造の一例を示す図である。 同実施形態に係る状況属性ごとの受容度の計算について説明するための図である。 同実施形態に係る状況理由について説明するための図である。 同実施形態に係るユーザ履歴のデータ構造の一例を示す図である。 同実施形態に係る推薦スコアの算出の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係るウィッシュリストに基づく推薦結果の取得の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る受容度スコアの算出の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る受容度スコア算出の具体例を示す図である。 同実施形態に係る受容度スコア算出の具体例を示す図である。 同実施形態に係る推薦情報の提示と状況理由に係るユーザ履歴の取得の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る推薦情報の一例である。 同実施形態に係るユーザ個人またはユーザグループに対する推薦情報の提示について説明するための図である。 本開示の一実施形態に係るハードウェア構成例を示す図である。
 以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
 なお、説明は以下の順序で行うものとする。
 1.第1の実施形態
  1.1.概要
  1.2.システム構成例
  1.3.情報処理端末10の機能構成例
  1.4.情報処理サーバ20の機能構成例
  1.5.動作の流れ
  1.6.ユーザ個人またはユーザグループへの推薦
 2.ハードウェア構成例
 3.まとめ
 <1.第1の実施形態>
 <<1.1.概要>>
 まず、本開示の一実施形態の概要について説明する。上述したように、近年においては、ユーザに対し推薦情報を提示する種々の装置が普及している。上記のような装置は、例えば、ユーザの嗜好などに基づいて、商品やサービス、イベント、行楽スポットなどに係る推薦を行うことができる。
 一方、推薦情報の提示においては、ユーザに対して推薦を行うタイミングが非常に重要である。例えば、ユーザに対する行楽スポットの推薦において、ユーザの旅行中または帰宅直後に別途の行楽スポットを推薦する場合、当該行楽スポットがユーザの嗜好に適合していても、直近の旅行で満足しているユーザにとっては、推薦の効果が芳しくない可能性が想定される。
 他方、例えば、長期休暇や、ユーザが毎年行っている家族旅行の時期に予約が間に合うタイミングで行楽スポットの推薦を行う場合、ユーザに対する推薦情報の訴求効果が著しく高まることが予測される。
 また、推薦情報の内容や提示タイミングを決定する際には、行楽スポットやユーザの状況、また当該状況の変化なども重要な要素となる。
 本開示に係る技術思想は、上記の点に着目して発想されたものであり、ユーザの状態に適したタイミングでより有益な推薦情報を提示することを可能とする。このために、本開示の一実施形態に係る情報処理方法を実現する情報処理装置は、コンテンツに係る推薦スコアに基づいて、ユーザに対する推薦情報の提示を制御すること、を特徴の一つとする。また、本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、コンテンツ状況とユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアにさらに基づいて推薦情報の提示を制御すること、を特徴の一つとする。
 図1は、本開示の一実施形態の概要について説明するための図である。図1には、本実施形態に係る情報処理端末10が情報処理サーバ20による制御に基づいて、ユーザU1に対し行楽スポットに係る推薦情報を提示する場合の一例が示されている。
 上述したように、本実施形態に係る情報処理方法は、行楽スポットなどのコンテンツに係る推薦の度合いを示す指標である推薦スコアに加え、コンテンツ状況とユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアに基づいて推薦情報の提示を制御することができる。
 例えば、図1に示す一例の場合、情報処理サーバ20は、コンテンツ状況やユーザ状況の一種である対象年齢のマッチングから算出した受容度スコアに基づいて、X遊園地に係る推薦情報を視覚情報VI1および音声発話SO1を用いて情報処理端末10に提示させている。
 より具体的には、情報処理サーバ20は、ユーザU1の子供が小学生になったこと(ユーザ状況)により、X遊園地が既定する対象年齢(コンテンツ状況)に適合する結果に至ったことに基づいて、X遊園地に係る推薦提示を情報処理端末10に実行させている。
 また、情報処理サーバ20は、過去にユーザU1が、子供が対象年齢に達していないために、X遊園地への訪問を断念していた事実に基づいて、上記の提示制御を行ってもよい。この際、本実施形態に係る情報処理サーバ20は、例えば、音声発話SO1などにより、子供が対象年齢に達したことを強調した推薦情報の提示を情報処理端末10に実行させることができる。
 このように、本実施形態に係る情報処理サーバ20によれば、日々変化するユーザの状況を考慮することで、より適したタイミングでより有益な推薦情報をユーザに提供することが可能となる。
 以上、本実施形態の概要について説明した。以下、本実施形態に係る情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムが有する特徴と、当該特徴により奏される効果について詳細に説明する。
 <<1.2.システム構成例>>
 次に、本実施形態に係る情報処理システムのシステム構成例について説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理システムのシステム構成例を示すブロック図である。図2を参照すると、本実施形態に係る情報処理システムは、情報処理端末10および情報処理サーバ20を含む。また、本実施形態に係る情報処理端末10および情報処理サーバ20は、互いに通信が行えるようにネットワーク30を介して接続される。
 (情報処理端末10)
 本実施形態に係る情報処理端末10は、情報処理サーバ20による制御に基づいて、ユーザに対し推薦情報の提示を行う情報処理装置である。本実施形態に係る情報処理端末10は、収集した音情報や画像情報、センサ情報を情報処理端末10に送信し、情報処理端末10から推薦情報の提示に係る制御信号を受信する。
 本実施形態に係る情報処理端末10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット、種々の家電機器、据え置き型または自律移動型の専用装置であってもよい。
 (情報処理サーバ20)
 本実施形態に係る情報処理サーバ20は、情報処理端末10によるユーザへの推薦情報の提示を制御する情報処理装置である。上述したように、本実施形態に係る情報処理サーバ20は、コンテンツに係る推薦スコアに加え、コンテンツ状況とユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアに基づいて推薦情報の提示を制御すること、を特徴の一つとする。
 (ネットワーク30)
 ネットワーク30は、情報処理端末10と情報処理サーバ20とを接続する機能を有する。ネットワーク30は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、ネットワーク30は、IP-VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。また、ネットワーク30は、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など無線通信網を含んでもよい。
 以上、本実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明した。なお、図2を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る情報処理システムの構成は係る例に限定されない。例えば、本実施形態に係る情報処理端末10および情報処理サーバ20が有する機能は、単一の装置により実現されてもよい。本実施形態に係る情報処理システムの構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
 <<1.3.情報処理端末10の機能構成例>>
 次に、本実施形態に係る情報処理端末10の機能構成例について説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理端末10の機能構成例を示すブロック図である。図3を参照すると、本実施形態に係る情報処理端末10は、表示部110、音声出力部120、音声入力部130、撮像部140、センサ部150、制御部160、およびサーバ通信部170を備える。
 (表示部110)
 本実施形態に係る表示部110は、画像やテキストなどの視覚情報を出力する機能を有する。本実施形態に係る表示部110は、例えば、情報処理サーバ20による制御に基づいて、推薦情報に対応するテキストや画像を表示する。表示部110は、本実施形態に係る提示部の一つといえる。
 このために、本実施形態に係る表示部110は、視覚情報を提示する表示デバイスなどを備える。上記の表示デバイスには、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、タッチパネルなどが挙げられる。また、本実施形態に係る表示部110は、プロジェクション機能により視覚情報を出力してもよい。
 (音声出力部120)
 本実施形態に係る音声出力部120は、音声発話を含む種々の音を出力する機能を有する。本実施形態に係る音声出力部120は、例えば、情報処理サーバ20による制御に基づいて、推薦情報に対応する音声発話を出力する。このために、本実施形態に係る音声出力部120は、スピーカやアンプなどの音声出力装置を備える。音声出力部120は、本実施形態に係る提示部の一つといえる。
 (音声入力部130)
 本実施形態に係る音声入力部130は、ユーザによる発話や、情報処理端末10の周囲で発生する周囲音などの音情報を収集する機能を有する。音声入力部130が収集する音情報は、情報処理サーバ20による音声認識や状況分析などに用いられる。本実施形態に係る音声入力部130は、音情報を収集するためのマイクロフォンを備える。
 (撮像部140)
 本実施形態に係る撮像部140は、ユーザや周囲環境の画像を撮像する機能を有する。撮像部140が撮像した画像情報は、情報処理サーバ20によるユーザの状況分析などに用いられる。本実施形態に係る撮像部140は、画像を撮像することが可能な撮像装置を備える。なお、上記の画像には、静止画像のほか動画像が含まれる。
 (センサ部150)
 本実施形態に係るセンサ部150は、周囲環境やユーザの行動、状態に関する種々のセンサ情報を収集する機能を有する。センサ部150が収集したセンサ情報は、情報処理サーバ20によるユーザの状況解析などに用いられる。センサ部150は、例えば、赤外線センサを含む光センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、熱センサ、振動センサ、GNSS(Global Navigation Satellite System)信号受信装置などを備える。
 (制御部160)
 本実施形態に係る制御部160は、情報処理端末10が備える各構成を制御する機能を有する。制御部160は、例えば、各構成の起動や停止を制御する。また、制御部160は、情報処理サーバ20により生成される制御信号を表示部110や音声出力部120に入力する。また、本実施形態に係る制御部160は、後述する情報処理サーバ20の提示制御部230と同等の機能を有してもよい。
 (サーバ通信部170)
 本実施形態に係るサーバ通信部170は、ネットワーク30を介して情報処理サーバ20との情報通信を行う機能を有する。具体的には、サーバ通信部170は、音声入力部130が収集した音情報や、撮像部140が撮像した画像情報、センサ部150が収集したセンサ情報を情報処理サーバ20に送信する。また、サーバ通信部170は、情報処理サーバ20から推薦情報の提示に係る制御信号などを受信する。
 以上、本実施形態に係る情報処理端末10の機能構成例について説明した。なお、図3を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る情報処理端末10の機能構成は係る例に限定されない。例えば、本実施形態に係る情報処理端末10は、図3に示す構成のすべてを必ずしも備えなくてもよい。例えば、情報処理端末10は、センサ部150などを備えない構成をとることもできる。また、上述したように、本実施形態に係る制御部160は、情報処理サーバ20の提示制御部230と同等の機能を有してもよい。本実施形態に係る情報処理端末10の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
 <<1.4.情報処理サーバ20の機能構成例>>
 次に、本実施形態に係る情報処理サーバ20の機能構成例について詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理サーバ20の機能構成例を示すブロック図である。図4を参照すると、本実施形態に係る情報処理サーバ20は、端末通信部210、記憶部220、および提示制御部230を備える。
 (端末通信部210)
 本実施形態に係る端末通信部210は、ネットワーク30を介して情報処理端末10との情報通信を行う機能を有する。具体的には、端末通信部210は、情報処理端末10から音情報、画像情報、およびセンサ情報などを受信する。また、端末通信部210は、提示制御部230による制御に基づいて推薦情報の提示に係る制御信号を情報処理端末10に送信する。
 (記憶部220)
 本実施形態に係る記憶部220は、提示制御部230の処理に用いられるプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)により実現される。
 (提示制御部230)
 本実施形態に係る提示制御部230は、コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御する機能を有する。また、本実施形態に係る提示制御部230は、コンテンツに係るコンテンツ状況とユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアにさらに基づいて、情報処理端末10による推薦情報の提示を制御すること、を特徴の一つとする。
 本実施形態に係る提示制御部230が有する上記の特徴によれば、推薦時におけるユーザ状況や、時間経過に伴うユーザ状況の変化などに応じた、より適切なタイミングでより有益な推薦情報をユーザに提供することが可能となる。
 なお、本実施形態に係るコンテンツには、商品、サービス、イベント、行楽スポット、行動などが広く含まれる。以下においては、本実施形態に係るコンテンツが行楽スポットであり、提示制御部230が行楽スポット(以下、単に、スポット、とも称する)に係る推薦情報の提示を制御する場合の例を説明するが、本実施形態に係る提示制御部230は、種々のコンテンツに係る推薦情報の提示を制御することが可能である。
 続いて、本実施形態に係る提示制御部230の機能構成例について詳細に説明する。図5は、本実施形態に係る提示制御部230の機能構成例を示すブロック図である。図5を参照すると、本実施形態に係る提示制御部230は、情報収集部240、情報解析部250、推薦部260、履歴管理部270、反応解析部280、状況解析部290、および情報統合部300を備える。
 (情報収集部240)
 本実施形態に係る情報収集部240は、行楽スポットなどに係るメタデータを、ネットワーク上のWebサイトや、お出かけ情報サイトなどから収集し(いわゆるWebクローリングを行い)、収集したメタデータを記憶部220が備えるスポット情報記憶部に蓄積する機能を有する。なお、上記のメタデータには、行楽スポットの対象年齢、住所、営業時間、料金、アクセス、駐車場情報、ジャンル、詳細メタ(情報サイト利用者が任意に付けたタグ情報など)、周辺天気予報、口コミ(体験談)などが含まれる。
 (情報解析部250)
 本実施形態に係る情報解析部250は、情報収集部240により収集されたメタデータの解析を行う。具体的には、情報解析部250は、特開2005-176404号公報で開示される手法などを用いて、メタデータの属性値ごとにスコアを持つベクトル(コンテンツプロファイル)をスポット(コンテンツ)毎に生成する。
 ここで、図6および図7に、スポット解析情報のデータ構造の一例を示す。図6および図7に示すように、スポット解析情報のデータ構造は、「ID」、「Content Vector」、および「Content Info」から成る。
 「Content Vector」は、スポット間の類似性や、スポットとユーザの嗜好との関連性を測る際に用いるメタデータである。「Content Vector」には、例えば、スポットの説明(紹介文クラスタ)、一般カテゴリ、サービスが提供する専門ジャンル、タグ、対象年齢、施設の有無、口コミのタイトル、口コミの内容(口コミクラスタ)が挙げられる。
 また、「Content Info」は、スポットの詳細情報に関するメタデータである。「Content Info」には、例えば、エリア、電話番号、営業時間、住所、料金、緯度経度、評価などが挙げられる。
 なお、「Content Vector」と「Content Info」の区別はあくまで一例である。「Content Vector」と「Content Info」とは、一部重複していてもよいし、用途に応じて適宜定義してもよい。また、string型のテキストは形態素解析され(対象品詞を指定可能)、キーワードのベクトル「(キーワード,頻度)」として表現される。例えば、(水族館,2)、(アトラクション,3)、(レストラン,2)、(ショッピング,1)、(ホテル,1)、(アミューズメント、1)のように変換される。
 また、紹介文や口コミに対するクラスタリングにおいては、潜在トピックモデルの手法としてテキスト分類で広く用いられるPLSA(Probabilistic Latent Semantic Analysis)やLDA(Latent Dirichlet Allocation)を利用してもよい。PLSAの詳細に関しては、非特許文献1:Thomas Hofmann,“Probabilistic latent semantic indexing”,1999,Proceedings of the 22nd annual international ACM SIGIR conference ON Research and development in information retrievalが参照される。また、LDAの詳細に関しては、非特許文献2:David M. Blei, Andrew Y.Ng, Michael I. Jordan, “Latent Dirichlet Allocation”, 2003, Journal of Machine Learning Research, Volume 3が参照される。
 PLSAにおいては、例えば紹介文dにおける単語wの生起確率p(w|d)を潜在トピックzを用いて下記式のように表現する。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 つまり、潜在トピックzを紹介文および単語が生起する潜在トピックと考えて、紹介文における単語の生起確率を「潜在トピックごとの単語生起確率」と「紹介文のトピック帰属確率」に分解することができる。トピックzの次元数を5とした場合、あるスポットの紹介に関するトピックの帰属確率は{0.4,0.1,0.7,0.2,0.5}のように表現され、これがクラスタリングの結果となる。
 また、上記メタデータのうち、「nudge Category Id」は、システムで定義した一般カテゴリであって、「service Category Id」は、サービスが提供する専門ジャンルである。「nudge Category」としては、例えば、CAMP、BBQ、GUEST RANCH(観光牧場)、OUTDOOR LEISURE、PARK、DOGRUN、AMUSEMENT PARK、THEME PARK、AQUARIUM、ZOO、FOOD THEMEPARK、SCIENCE MUSEUM、MUSEUM、ART MUSEUM、SHRINE、TEMPLEなどが挙げられる。また、「service Category」としては、INDOOR AMUSEMENT PARK(屋内遊園地)、SAFARIPARK、BOTANICAL GARDEN、FISHING、HIKING、FRUIT PICKING(果物狩り)、FARMING ACTIVITY(農業体験)、SOCIAL STUDY(社会見学)、EXPERIENCE FACILITY(体験施設)などが挙げられる。
 (推薦部260)
 本実施形態に係る推薦部260は、ユーザの嗜好や習慣に基づいて、コンテンツに係る推薦情報を生成する。
 まず、推薦部260は、ユーザの嗜好情報および情報解析部250が解析したスポット解析情報(ベクトル化されたコンテンツプロファイル)に基づいて、ユーザの嗜好に応じた推薦情報を生成する。具体的には、推薦部260は、履歴管理部270で管理されているユーザ履歴に含まれるユーザの行動履歴を分析して得たユーザプリファレンスと、上記のコンテンツプロファイルとをマッチングし、条件ごとの推薦情報を生成する。ユーザプリファレンスは、ユーザ履歴におけるユーザ行動のメタデータあるいはコンテンツプロファイルの重み付け和から生成されるベクトルとして表現されてもよい。
 推薦部260は、ユーザ履歴に基づいて属性値をベクトル化したユーザプリファレンスを生成することも可能である。この場合、推薦部260は、例えば特開2005-176404号公報に記載の手法によって、ユーザプリファレンスとコンテンツプロファイルとのマッチングを行い(項目ごとにそれぞれ内積を演算)算出した推薦スコア(ベクトル間の内積の総和など)に基づいて、推薦情報の生成を行う。
 例えば、推薦部260は、季節別(春、夏、秋、冬)、期間別(日帰り、一泊、二泊以上)、および目的別に(家族旅行、夫婦で外食、親子でお出かけ、親子で買い物)、ユーザの嗜好に応じた行楽スポットの推薦情報を生成する。具体的には、例えば下記のように推薦条件と合わせた推薦結果が生成される。この際、推薦部260は、既にユーザが訪れたことのあるスポットを推薦結果に含まないなど、所定のフィルタを設定してもよい。
 ((スポット推薦結果の例))
 推薦条件a:春、一泊、家族で旅行
   第1位 ABC旅館
   第2位 ABCテーマパーク
   第3位 ABC牧場
 推薦b:夏、二泊以上、家族で旅行
   第1位 ABCホテル
   第2位 ABC旅館
   第3位 ABC遊園地
 推薦c:冬、日帰り、親子でお出かけ
   第1位 ABCコンサート
   第2位 ABC水族館
   第3位 ABC博物館
 なお、推薦部260は、複数のユーザプリファレンスに基づいて、同様にユーザグループ(家族、友達グループ等)に対する推薦情報の生成を行うことも可能である。
 また、推薦部260は、ユーザ履歴に基づいて将来発生するイベントを予測する機能を有する。具体的には、推薦部260は、ユーザ履歴から過去のイベントを抽出し、次に発生するタイミングを予測する。例えば、ユーザが特定の時期の連休に毎年海外旅行に行っている場合、次の同じ時期の連休にも海外旅行イベントが発生すると予測する。このように、推薦部260は、ユーザ履歴に基づいてユーザの習慣を把握し、イベントの発生予測を行うことができる。
 次いで、推薦部260は、予測したイベントを推薦条件とする推薦結果を取得し、する。なお、推薦部260は、予測したイベントを推薦条件とする複数の推薦結果(上位5つの行楽スポットなど)を取得してもよい。
 次に、推薦部260は、ユーザへの推薦情報の通知タイミングを決定する。上述したように、行動を決定するタイミングはユーザによって異なるため、推薦部260は、ユーザ履歴に基づいて適切な通知タイミングを決定する。具体的には、推薦部260は、例えば、過去の同目的のイベントの時間情報(実際にイベントが実行された日付)と、当該イベントがスケジュール情報に登録された日付との差分(または過去の複数のイベントにおける同差分の平均値)を、当該イベントの準備期間と推定し、予測したイベントの発生日時から準備期間を指し引いた日時を、当該予測したイベントのスケジュール登録を促す最適なタイミングと判断してもよい。
 ここでは一例として、イベントの準備、計画を始めた時期を、スケジュール情報への登録日時としているが、本実施形態は係る例に限定されず、例えば同目的のイベントに関する検索(Webの検索サイトでの検索、音声エージェントを利用した検索等)をユーザが行った日時としてもよいし、同目的のイベントに関するする会話(メールやチャットによる他ユーザとの会話や、音声エージェントとの会話等)をユーザが行った日時としてもよい。
 また、推薦部260は、上記準備期間を、推薦するイベントにおける行楽スポットなどのジャンルに応じて算出してもよい。例えば、ホテルであれば30日前、テーマパークであれば3日前、牧場であれば7日前等と算出する。また、推薦部260は、上記準備期間を、さらに季節や時期、人気によって変化させてもよい。これにより、例えばホテルの場合は宿泊予約が必要であるが、季節や時期によっては混雑するため、満室になってしまうリスクを考慮して早めにユーザに推薦するようにすることを可能とする。
 また、本実施形態に係る推薦部260は、上記で説明した推薦スコアに加え、コンテンツ状況とユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアに基づいて、推薦情報の生成を行うこと、を特徴の一つとする。
 より具体的には、本実施形態に係る推薦部260は、コンテンツ状況およびユーザ状況が含む状況属性ごとの受容度を算出し、当該状況属性ごとの受容度に基づいて最終的な受容度スコアを算出してよい。
 図8は、本実施形態に係る状況属性ごとの受容度の計算について説明するための図である。図8に示すように、本実施形態に係る状況属性は、例えば、場所、日時、気候、年齢、費用、注目度、混雑、カテゴリ、およびキーワードなどの属性を含んでもよい。本実施形態に係る状況属性とは、行楽スポットやユーザの状況を表す属性である。
 例えば、状況属性:場所の場合、スポット状況(コンテンツ状況)には、行楽スポットの位置情報が挙げられ、ユーザ状況には、ユーザの自宅の住所や車の所有有無などが挙げられる。この際、推薦部260は、ユーザの自宅から行楽スポットまでの交通手段を加味した移動時間を正規化することで、状況属性:場所に係る受容度を算出してもよい。
 また、例えば、状況属性:日時の場合、スポット状況には、行楽スポットの営業時間や定休日が挙げられ、ユーザ状況には、当該行楽スポットへユーザが訪問を予定する日時が挙げられる。この際、推薦部260は、お出かけ日時に行楽スポットが営業しているか否かを判定し、状況属性:日時に係る受容度として1または0を設定してもよい。
 また、例えば、状況属性:気候の場合、スポット状況には、行楽スポットが屋内施設である、などの気候の影響に対する状況が挙げられ、ユーザ状況には、ユーザのお出かけ日時における当該行楽スポット周辺の天気が挙げられる。このように、本実施形態に係るユーザ状況とは、ユーザが享受し得る種々の状況が広く含まれてよい。この際、推薦部260は、気温や天候から屋内または屋外における行動の許容度合いを正規化することで、状況属性:気候に係る受容度を算出してもよい。
 また、例えば、状況属性:年齢の場合、スポット状況には、行楽スポットの対象年齢が挙げられ、ユーザ状況には、行楽スポットに出かける対象ユーザ(家族、同伴者を含む)の年齢が挙げられる。この際、推薦部260は、対象ユーザ全員の年齢が対象年齢を満たしているか否かを判定し、状況属性:年齢に係る受容度として1または0を設定してもよい。また、推薦部260は、対象ユーザのうち対象年齢を満たすユーザの割合に基づいて受容度を計算してもよい。
 また、例えば、状況属性:費用の場合、スポット状況には、行楽スポットの料金(入場料、宿泊料、割引などを含む)が挙げられ、ユーザ状況には、ユーザの予算が挙げられる。この際、推薦部260は、行楽スポットの料金がユーザの予算内に収まっているか否かを判定し、状況属性:費用に係る受容度として1または0を設定してもよい。
 また、例えば、状況属性:注目度の場合、スポット状況には、行楽スポットの人気、ランキング、新規オープンまたは新施設などの目新しさに係る状況が挙げられる。この際、推薦部260は、人気度やランキング順位、目新しさの度合いに係る線形和を正規化することで、状況属性:注目度に係る受容度を算出してもよい。
 また、例えば、状況属性:混雑の場合、スポット状況には、お出かけ日時における行楽スポットの混雑度が挙げられる。この際、推薦部260は、上記の混雑度を正規化することで、状況属性:混雑に係る受容度を算出してもよい。
 また、例えば、状況属性:カテゴリの場合、スポット状況には、行楽スポットが、海水浴場、観光農園球場など、季節に応じて注目度が変化するカテゴリであるか否かの状況が挙げられ、ユーザ状況にはお出かけ日時が挙げられる。この際、推薦部260は、季節に応じて注目度を正規化することで、状況属性:カテゴリに係る受容度を算出してもよい。
 また、例えば、状況属性:キーワードの場合、スポット状況には、桜、花火、紅葉、クリスマスなど、季節に応じて季節に応じて注目度が変化するキーワードに行楽スポットが関連しているか否かの状況が挙げられ、ユーザ状況にはお出かけ日時が挙げられる。この際、推薦部260は、季節に応じて注目度を正規化することで、状況属性:キーワードに係る受容度を算出してもよい。
 以上、本実施形態に係る状況属性について具体例を挙げて説明した。上述したように、本実施形態に係る推薦部260は、状況属性ごとのマッチング結果に基づく受容度に基づいて、行楽スポットに係る推薦結果を取得することが可能である。推薦部260が有する上記の機能によれば、行楽スポットに係る単純な推薦スコアに加え、日々変化するユーザの状況に応じたより柔軟かつ効果的な推薦情報をユーザに提示することが可能となる。
 一方、ユーザの嗜好などによっては、重視する状況属性が異なる場合も想定される。このために、本実施形態に係る推薦部260は、ユーザが重視する状況属性(状況理由、とも称する)に基づいて、当該状況属性に適用する重みを動的に設定することで、より精度の高い受容度スコアを算出することを可能とする。
 ここで、上記の重みとは、状況属性に対するユーザの重視度を示す値であり、受容度スコアの算出に用いられる。また、上記の状況理由とは、重みの増減に影響する理由、すなわちユーザの嗜好に該当する。
 本実施形態に係る推薦部260は、例えば、問い合わせに対するユーザの回答、ユーザの発話、また個人傾向などに基づいて、上記の状況理由を取得することが可能である。
 図9は、本実施形態に係る状況理由について説明するための図である。
 推薦部260は、例えば、ユーザに対するポジティブまたはネガティブな問い合わせに対するユーザの反応に基づいて、状況理由を取得することが可能である。具体的には、例えば、状況属性:場所に係る状況理由を取得する場合、推薦部260は、「車で30分で行けますよ」(ポジティブ)や、「草津は遠いですか?」(ネガティブ)な問い合わせに対するユーザの反応結果に基づいて状況理由を取得してもよい。例えば、上記のポジティブな問い合わせに対しユーザが「いいね」と反応した場合や、上記のネガティブな問い合わせに対し、ユーザが「そうだね」と反応した場合、ユーザは状況属性:場所に係る重みに+1.0を加算してもよい。
 また、例えば、推薦部260は、推薦情報を見たユーザが、「電車とバスで3時間は遠いな」とネガティブな発話を行ったことに基づいて、ユーザが状況属性:場所を重視することを把握することができる。この場合、推薦部260は、状況属性:場所に係る重みに+1.0を加算してもよい。一方、ユーザが「近くていいね」などのポジティブな発話を行った場合、推薦部260は、状況属性:場所に係る重みに+1.0を加算してもよい。
 また、例えば、推薦部260は、一般モデルとの差分に基づくユーザの個人傾向に基づいて状況理由を取得してもよい。推薦部260は、全ユーザの平均(一般モデル)から外れている状況属性をユーザの個人傾向とみなし、状況属性ごとに定められたルールに基づいて重みを加減算することができる。例えば、ユーザの自宅から行楽スポットまでの所要時間が一般モデルの平均より30分以上短い場合、推薦部260は、状況属性:場所に係る重みに+1.0を加算してもよい。
 以上説明したように、本実施形態に係る推薦部260によれば、日々変化するユーザの重視属性に基づいて重みを動的に設定することで、ユーザの状況や嗜好に応じたより精度の高い受容度スコアを算出することが可能となる。
 (履歴管理部270)
 本実施形態に係る履歴管理部270は、記憶部220が備えるユーザ履歴記憶部へのユーザ履歴の登録および更新などのデータ管理を行う。ユーザ履歴には、行動履歴として、スケジュール履歴情報、イベント発生履歴情報(モバイル機器と連携したユーザ行動の認識結果を反映してもよい)、操作履歴(検索履歴、閲覧履歴など)、ユーザ反応履歴などが含まれる。なお、上記のイベント発生履歴情報には、例えば、モバイル機器などと連携したユーザ行動の認識結果が反映されてもよい。例えば、モバイル機器から取得した位置情報やユーザがSNSやメッセージアプリケーションで入力した文章や画像などから、スケジュールに登録した行楽スポットにユーザが実際に訪問したか否かを判定することが可能である。
 また、ユーザ反応履歴は、反応解析部280で解析された推薦情報に対するユーザ反応(詳細情報の閲覧、ブックマーク、予約、スケジュール登録、削除などの操作履歴、ユーザ発話)や、イベント体験に対するユーザ反応(評価など)であって、状況解析部290により解析されたユーザ状況やコンテンツ状況と共に蓄積されてもよい。
 ここで、図10に、本実施形態に係るユーザ履歴(フィードバック)のデータ構造の一例を示す。図10に示すように、ユーザ履歴は、ユーザID、フィードバックタイプ、アイテムID(行楽スポットIDなど)、属性IDおよび属性IDに対応する属性値などを含む。
 また、本実施形態に係るユーザ履歴には、上述した問い合わせや、当該問い合わせに対するユーザの回答、ユーザによる自発的な発話に対応するテキスト情報が含まれてよい。
 なお、フィードバックタイプには、図10に示すように、お出かけ先(行楽スポット)のスケジュールへの登録(スケジュール履歴情報)、お出かけ先のウィッシュリストへの追加、お出かけ先へ実際に訪問したこと(イベント発生履歴情報)、お出かけ先の一覧画面や詳細画面の閲覧(ユーザ反応履歴)が挙げられる。
 また、本実施形態に係るフィードバックタイプには、問い合わせに対してユーザが回答したこと、状況理由に係るユーザの発話が検出されたこと、などが含まれてよい。
 (反応解析部280)
 反応解析部280は、例えば情報配信時(具体的には、例えばイベント推薦時)や行動認識時(具体的には、例えばイベント体験時)におけるユーザ反応(操作入力・選択、テキスト入力、発話、表情、生体反応など)を解析する。イベント体験時におけるユーザ反応は、例えば音声エージェント等によりユーザに評価を促す質問を行うことで取得してもよい。
 (状況解析部290)
 本実施形態に係る状況解析部290は、コンテンツ状況やユーザ状況を解析する機能を有する。上述したように、状況解析部290が解析する状況属性には、場所、日時、気候、年齢、費用、注目度、混雑、カテゴリ、キーワードなどが含まれてよい。一方、上記はあくまで一例であり、本実施形態に係る状況属性は係る例に限定されない。本実施形態に状況解析部290は、上記以外に係る状況属性を解析してもよいし、上記のすべてを解析しなくてもよい。
 (情報統合部300)
 情報統合部300は、各項絵師から得られる情報の受け渡しや、情報処理端末10との情報通信を制御する。情報統合部300は、例えば、情報収集部240が収集したスポット情報を情報解析部250に出力したり、情報解析部250が解析したスポット解析情報(コンテンツプロファイル)を推薦部260に出力する。また、情報統合部300は、履歴管理部270が管理するユーザ履歴を推薦部260に出力する。また、情報統合部300は、反応解析部280が得たユーザ反応および状況解析部290が得たスポット状況およびユーザ状況を、推薦部260に出力する。
 <<1.5.動作の流れ>>
 次に、本実施形態に係る情報処理サーバ20の動作の流れについて詳細に説明する。
 まず、本実施形態に係る推薦スコアの算出の流れについて詳細に説明する。図11は、本実施形態に係る推薦スコアの算出の流れを示すフローチャートである。
 図11を参照すると、まず、情報解析部250が行楽スポットなどに係るスポット解析を実行するか否かを判定する(S1101)。
 ここで、解析を実行する場合(S1101:Yes)、情報解析部250は、情報収集部240が収集したスポットのメタデータやテキスト情報に基づいてコンテンツプロファイルを生成する(S1102)。
 次に、推薦部260が、推薦情報の提示を実行するか否かを判定する(S1103)。ここで、推薦情報の提示を行わない場合(S1103:No)、提示制御部230は、処理を終了する。
 一方、推薦情報の提示を実行する場合(S1103:Yes)、推薦部260は、履歴管理部270からユーザ履歴を取得する(S1104)。この際、ユーザ履歴に含まれる対象フィードバックタイプの対象スポットに係るコンテンツプロファイルが取得され、当該コンテンツプロファイルに基づいてユーザプリファレンスが取得される。なお、上記の対象フィードバックタイプは、複数選択されてもよく、また重み付けがなされてもよい。
 次に、推薦部260は、推薦条件の設定を行う(S1105)。上記の推薦条件には、例えば、上述したように、日時、期間、目的などが含まれる。
 次に、推薦部260は、ステップS1105において設定した推薦条件に基づいて、推薦スコアの算出を行う(S1106)。
 次に、推薦部260は、ステップS1106において算出した推薦スコア付きの推薦結果Rを保存する(S1107)。
 続いて、本実施形態に係る推薦スコアの算出について具体例を挙げて説明する。
 例えば、情報解析部250は、ステップS1102において下記のようなコンテンツプロファイルを生成する。
 スポット-A:
{温泉=1.0, 草津=1.0, 露天風呂=0.6, バイキング=0.4, マッサージ=0.2} [緯度=xxx, 経度=xxx, 人気=4.1, 大人料金=15,000円, 子供料金=10,000円]
 スポット-B:
{テーマパーク=1.0, 富士=1.0, サファリ=0.8, 体験=0.5, バス=0.3} [緯度=xxx, 経度=xxx, 人気=4.4, 大人料金=27,000円, 子供料金=1,500円]
 スポット-C:
{キャンプ場=1.0, 丹沢=1.0, ドッグラン=0.7, コテージ=0.5, パン=0.4} [緯度=xxx, 経度=xxx, 人気=3.6, 料金=4,000円]
 また、推薦部260は、ステップS1104において、下記のようなユーザ履歴を取得する。なお、ここでは、フィードバックタイプとしてスケジュール登録が行われたスポットに対する操作履歴を取得している。
 2015/05 「家族で旅行」-> 一泊, スポット-X:
{温泉=1.0, 熱海=1.0, 露天風呂=0.6, イタリアン=0.4, エステ=0.1} [緯度=xxx, 経度=xxx, 人気=3.8, 大人料金=12,000円, 子供料金=8,000]
 2016/05 「家族で旅行」-> 一泊, スポット-Y:
{温泉=1.0, 那須高原=1.0, コテージ=0.5, 和食=0.3, マッサージ=0.2} [緯度=xxx, 経度=xxx, 人気=4.2, 大人料金=16,000円, 子供料金=10,000]
 2016/11 「親子でお出かけ」-> 一泊, スポット-Z:
{キャンプ場=1.0, 南房総=1.0, 釣り=0.7, テント=0.3, ハイキング=0.2} [緯度=xxx, 経度=xxx, 人気=3.7, 料金=5,000円]
 また、推薦部260は、ステップS1105において、下記のような推薦条件を設定する。
 日時:2017/05/01=[春],  期間:[一泊], 目的:[家族で旅行]
 また、推薦部260は、ステップS1106において、下記のように推薦スコアを算出する。なお、下記におけるUPとは、ユーザプリファレンスを示す。
 UP [春] = スポット-X + スポット-Y:
{温泉=2.0, 熱海=1.0, 那須高原=1.0, 露天風呂=0.6, イタリアン=0.4, エステ=0.1, コテージ=0.5, 和食=0.3, マッサージ=0.2}
 UP[春]とスポット-A,B,C間でベクトルcos演算:
・UP-A:{1.0*2.0(温泉)+ 0.6*0.6(露天風呂)+ 0.2*0.2(マッサージ)} /{√(2.0^2+1.0^2+1.0^2+ 0.6^2+0.4^2+0.1^2+0.5^2+0.3^2+0.2^2)(UPノルム)*√(1.0^2+1.0^2+0.6^2+0.4^2+0.2^2)(Aノルム)} = 2.4 / {√6.91*√2.56} = 0.570
・UP-B:0.00 (共通メタデータなし)
・UP-C:{0.5*0.5(コテージ)/{√(2.0^2+1.0^2+1.0^2+ 0.6^2+0.4^2+0.1^2+0.5^2+0.3^2+0.2^2)(UPノルム)* √(1.0^2+1.0^2+0.7^2+0.5^2+0.4^2)(Cノルム)} = 0.25 / {√6.91*√2.9} = 0.055
 UP [一泊] = スポット-X + スポット-Y + スポットZ:
{温泉=2.0, キャンプ場=1.0, 熱海=1,0, 那須高原=1.0, 南房総=1.0, 露天風呂=0.6, イタリアン=0.4, エステ=0.1, コテージ=0.5, 和食=0.3, マッサージ=0.2, 釣り=0.7, テント=0.3, ハイキング=0.2}
UP[一泊]とスポットA,B,C間でベクトルcos演算:
・UP-A:{1.0*2.0(温泉)+ 0.6*0.6(露天風呂)+ 0.2*0.2(マッサージ)} /{√(2.0^2+1.0^2+1.0^2+1.0^2+1.0^2+
0.6^2+0.4^2+0.1^2+0.5^2+0.3^2+0.2^2+0.7^2+0.3^2+0.2^2)(UPノルム)*√(1.0^2+1.0^2+0.6^2+0.4^2+0.2^2)(Aノルム)} = 2.4 / {√9.53*√2.56} = 0.485
・UP-B:0.00 (共通メタデータなし)
・UP-C:{1.0*1.0(キャンプ場)+0.5*0.5(コテージ)/{√(2.0^2+1.0^2+1.0^2+1.0^2+1.0^2+ 0.6^2+0.4^2+0.1^2+0.5^2+0.3^2+0.2^2+0.7^2+0.3^2+0.2^2)(UPノルム)* √(1.0^2+1.0^2+0.7^2+0.5^2+0.4^2)(Cノルム)} =1.25 / {√9.53*√2.9} = 0.237
 UP [家族で旅行] = スポット-X + スポット-Y:
{温泉=2.0, 熱海=1.0, 那須高原=1.0, 露天風呂=0.6, イタリアン=0.4, エステ=0.1, コテージ=0.5, 和食=0.3, マッサージ=0.2}
UP[春]とスポットA,B,C間でベクトルcos演算:
・UP-A:{1.0*2.0(温泉)+ 0.6*0.6(露天風呂)+ 0.2*0.2(マッサージ)} /{√(2.0^2+1.0^2+1.0^2+ 0.6^2+0.4^2+0.1^2+0.5^2+0.3^2+0.2^2)(UPノルム)*√(1.0^2+1.0^2+0.6^2+0.4^2+0.2^2)(Aノルム)} = 2.4 / {√6.91*√2.56} = 0.570
・UP-B:0.00 (共通メタデータなし)
・UP-C:{0.5*0.5(コテージ)/{√(2.0^2+1.0^2+1.0^2+ 0.6^2+0.4^2+0.1^2+0.5^2+0.3^2+0.2^2)(UPノルム)* √(1.0^2+1.0^2+0.7^2+0.5^2+0.4^2)(Cノルム)} = 0.25 / {√6.91*√2.9} = 0.055
 以上の演算により、下記のような推薦スコアが算出される。
 UP-A[総合] = UP-A[春] + UP-A[一泊] + UP-A[家族で旅行] = 0.570+0.485+0.570 = 1.625
 UP-B[総合] = UP-B[春] + UP-B[一泊] + UP-B[家族で旅行] = 0.000+0.000+0.000 = 0.000
 UP-C[総合] = UP-C[春] + UP-C[一泊] + UP-C[家族で旅行] = 0.055+0.237+0.055 = 0.347
 なお、推薦部260は、算出した推薦スコアに基づいて対象スポットの絞り込みを行ってもよい。推薦部260は、例えば、人気=3.5未満のものは推薦結果から除外するなどの条件フィルタリングを行うことができる。
 次に、本実施形態に係るウィッシュリストに基づく推薦結果の取得の流れについて説明する。図12は、本実施形態に係るウィッシュリストに基づく推薦結果の取得の流れを示すフローチャートである。
 図12を参照すると、まず、推薦部260がユーザ履歴からウィッシュリストへの追加操作に係る履歴情報を取得する(S1201)。
 次に、推薦部260は、ステップS1201において取得した履歴情報に基づき、アイテムIDに該当するスポットを推薦結果Wに追加する(S1202)。
 次に、推薦部260は、ステップS1201において取得した履歴情報に基づき、カテゴリが一致するスポットを検索し、推薦結果Wに追加する(S1203)。
 次に、推薦部260は、ステップS1201において取得した履歴情報に基づき、キーワードが一致するスポットを検索し、推薦結果Wに追加する(S1204)。
 次に、推薦部260は、情報統合部300にステップS1202~1204において生成した推薦結果Wを送信する(S1205)。
 続いて、本実施形態に係る受容度スコアの算出の流れについて詳細に説明する。本実施形態に係る推薦部260は、上述した属性状況ごとの受容度および重みを用いて、最終的な受容度スコアを算出することが可能である。
 この際、本実施形態に係る推薦部260は、上記受容度および重みを用いて算出した総合受容度、または過去に算出した総合受容度と新たに算出した総合受容度との差分を示す総合受容度差分のいずれかを最終的な受容度スコアとして用いてもよい。
 例えば、本実施形態に係る推薦部260は、受容度が変化した状況属性の数が閾値以上である場合、総合受容度差分を最終的な受容度スコアとして採用してもよい。推薦部260が有する上記の機能によれば、時間経過に伴い変化したユーザ状況により則した推薦情報をユーザに提示することが可能となる。
 図13は、本実施形態に係る受容度スコアの算出の流れを示すフローチャートである。
 図13を参照すると、まず、状況解析部290がユーザ状況を解析する(S1301)。
 次に、推薦部260が、上述した推薦結果RおよびWを取得する(S1302)。
 続いて、推薦部260は、ユーザ履歴に基づいて状況理由を取得し、受容度スコアの算出に用いる状況属性ごとの重みを更新する(S1303)。上述したように、推薦部260は、問い合わせに対する回答、ユーザの発話、個人傾向などから状況理由を取得することが可能である。
 続いて、推薦部260は、状況属性ごとの受容度を算出する(S1304)。この際、推薦部260は、算出した新たな受容度の値と、前回に算出した受容度と差分の値とを保存する。
 次に、推薦部260は、前回と比較して受容度が変化した状況属性の数が閾値未満であるか否かを判定する(S1305)。なお、ユーザ状況に応じて受容度が変化する例としては、引っ越した、車を購入した、子供が産まれた、子供が対象年齢に達した、予算が増減した、などの種々の要因が想定される。
 ここで、受容度が変化した状況属性の数が閾値未満である場合(S1305:Yes)、推薦部260は、最終的な受容度スコアとして総合受容度を推薦結果RおよびWに付与する(S1306)。
 一方、受容度が変化した状況属性の数が閾値以上である場合(S1305:No)、推薦部260は、最終的な受容度スコアとして総合受容度差分を推薦結果RおよびWに付与する(S1307)。
 続いて、推薦部260は、推薦スコア、およびステップS1306またはS1307において採用した受容度スコア付きの推薦結果RおよびWを情報統合部300に送信する(1308)。
 以上、本実施形態に係る受容度スコアの算出の流れについて詳細に説明した。続いて、本実施形態に係る受容度スコア算出について具体例を挙げて説明する。図14および図15は、本実施形態に係る受容度スコア算出の具体例を示す図である。
 図14には、前回の算出時におけるスポット状況とユーザ状況、および状況属性ごとの受容度の一例が示されている。ここで、すべての状況属性に係る重みを1.0とした場合、前回における総合受容度は、下記のように算出することができる。
 総合受容度= 0.4 * 1.0 + 1.0 * 1.0 + 1.0 * 1.0 + 0.0 * 1.0 + 1.0 * 1.0 + 0.82 *
1.0 + 0.3 * 1.0 +0.0 * 1.0 + 1.0 * 1.0 = +5.52
また、図15には、今回の算出時におけるスポット状況とユーザ状況、および状況属性ごとの受容度の一例が示されている。ここで、すべての状況属性に係る重みを1.0とした場合、今回における総合受容度は、下記のように算出することができる。
 総合受容度 = 0.6 * 3.0 + 1.0 * 1.0 + 0.0 * 2.0 + 1.0 * 2.0 + 1.0 * 2.0 + 0.88
* 2.0 + 0.15 * 1.0 + 0.0 * 1.0 + 0.0 * 1.0 = +8.71
 ここで、図14および図15を比較すると、ユーザ状況における状況属性:場所および状況属性:年齢が変化したことにより、該当する受容度が変化していることがわかる。
 具体的には、ユーザXが車を所有したことにより、状況属性:場所に係る受容度が0.6(+0.2)に変化し、また、ユーザの子供が小学生になったことにより、状況属性:年齢に係る受容度が1.0(+1.0)に変化している。
 ここで、受容度スコアの採用における変化属性数の閾値が2である場合、状況属性:場所および状況属性:年齢の2つが変化していること、すなわち変化属性数が閾値以上であることから、推薦部260は、最終的な受容度スコアとして総合受容度差分(8.71 - 5.52 = 3.19)を採用してよい。
 このように、本実施形態に係る推薦部260によれば、変化した状況属性の影響度をより反映した受容度スコアを算出することができ、ユーザの状況変化に対応した柔軟かつ効果的な推薦情報の提示を実現することが可能となる。
 次に、本実施形態に係る推薦情報の提示と状況理由に係るユーザ履歴の取得の流れについて詳細に説明する。図16は、本実施形態に係る推薦情報の提示と状況理由に係るユーザ履歴の取得の流れを示すフローチャートである。
 図16を参照すると、まず推薦部260が、推薦情報を提示するか否かを判定する(S1401)。この際、推薦部260は、例えば、ユーザセッションやシステム時間、およびユーザ状況の変化に基づいて提示要否を判定してもよい。
 ここで、上記のユーザセッションには、例えば、ユーザのシステムログイン、ユーザによるシステムへの問い合わせ、システムによるユーザの認識などが含まれる。推薦部260は、例えば、上記のいずれかが検出された場合、推薦情報を提示すると判定してもよい。
 また、上記のシステム時間には、定時配信やスポット情報の更新、キャンペーンの開始検出などが含まれる。
 また、上記のユーザ状況の変化には、例えば、家族の追加(出産、結婚など)、子供の成長(就学、成人、習い事の開始など)、移動手段の変化(車の所有、鉄道の開通など)、が含まれる。この際、本実施形態に係る推薦部260は、特に受容度スコアの低下要因である状況属性の変化に基づいて、推薦情報の提示要否を判定してよい。
 より具体的には、本実施形態に係る推薦部260は、低下要因であった状況属性の変化により、当該状況属性に係る受容度が改善したことに基づいて、推薦情報を提示すると判定してもよい。上記の状況には、例えば、前回は子供が対象年齢に達していなかった、前回はまだ車を所有していなかった、などの例が想定される。
 このように、本実施形態に係る推薦部260によれば、低下要因が解消されたタイミングでユーザに推薦情報を提示することで、より効果的な推薦を実現することが可能となる。
 ステップS1401において、推薦情報の提示を行うと判定した場合(S1401:Yes)、推薦部260は、推薦情報の提示に係る提示ロジックを選択する(S1402)。推薦部260は、例えば、推薦結果RまたはWのいずれか、あるいは両方を提示するか、などの提示ロジックを選択してもよい。
 続いて、情報統合部300は、ステップS1401において選択された提示ロジックに基づいて、対象スポットの上位N件を情報処理端末10に提示させる(S1403)。
 続いて、システム発話による状況取得を行う場合(S1404:Yes)、推薦部260が提示スポットに対するユーザ履歴を取得し(S1405)、上述したようなユーザに対するポジティブまたはネガティブな問い合わせが実行される(S1406)。
 続いて、推薦部260が、ステップS1406において実行された問い合わせに対するユーザの回答から状況理由を取得する(S1407)。
 また、ユーザの発話に基づく状況理由を取得する場合(S1408:Yes)、推薦部260は、反応解析部280が行った音声認識の結果に基づいて、ユーザの発話意図から状況理由を抽出する(S1408)。
 以上、本実施形態に係る情報処理サーバ20の動作の流れについて説明した。図17は、上記の流れにより提示される推薦情報の一例である。図17には、情報処理端末10の表示部110に表示されるユーザインタフェースUIの一例である。
 図17に示すように、本実施形態に係るユーザインタフェースUIは、推薦スコアおよびユーザ状況に係る受容度スコアに基づいて決定された推薦スポットがランキング形式で表示されてもよい。この際、情報統合部300は、例えば、解消された低下要因である属性状況に係る情報を強調して表示部110に表示させてもよい。
 図17に示す一例の場合、情報統合部300は、「小学生もOK」、「車で2時間以内」などの文言を含む視覚情報を表示部110に表示させている。上記の制御によれば、状況が変化したことにより、過去には採用できなかった選択肢が広がったことを明確に伝えることができ、より効果の高い推薦情報の提示を実現することが可能となる。
 <<1.6.ユーザ個人またはユーザグループへの推薦>>
 次に、本実施形態に係るユーザの定義について今一度説明する。上述したように、本実施形態に係るユーザには、ユーザ個人および当該ユーザが属するユーザグループの両方が含まれてよい。
 例えば、ユーザ個人が家庭における妻である場合、ユーザ個人が自身のために望む情報と、ユーザグループすなわち家族のために望む情報とには、差異があることが想定される。このため、本実施形態に係る推薦部260は、ユーザ個人またはユーザグループのいずれかを対象に受容度スコアの算出を行い推薦スポットを順位を決定してよい。
 図18は、本実施形態に係るユーザ個人またはユーザグループに対する推薦情報の提示について説明するための図である。
 図18の上段には、情報処理サーバ20が情報処理端末10を介してユーザグループG1に対する推薦情報の提示を行う場合の一例が示されている。図18の上段に示す一例では、情報処理サーバ20は、家族全体を含むユーザグループG1に対し、音声発話SO2によりABCモールに係る推薦情報を提示している。ここで、ユーザグループG1は、妻であるユーザU1、夫であるユーザU2、および子供であるユーザU3から構成される家族であってもよい。
 この際、本実施形態に係る推薦部260は、ユーザ個人と同様に、ユーザグループG1に対し個別のIDを付与し、家族単位のユーザとしてユーザプリファレンスやユーザ履歴、重みなどを管理してもよい。
 一方、本実施形態に係る推薦部260は、ユーザグループG1に係るユーザプリファレンスやユーザ履歴、重みなどをユーザグループG1を構成するユーザ個人(ユーザU1~U3)の組み合わせにより計算することも可能である。
 推薦部260は、例えば、ユーザU1~U3に係るユーザ履歴の和からユーザプリファレンスや状況属性に係る重みなどを算出し、最終的な受容度スコアや推薦スコアを算出することが可能である。
 推薦部260が有する上記の機能によれば、家族内においても複数のユーザグループを柔軟に定義することができ、例えば、家族全体、夫婦、母子、父子などで異なる推薦情報を提示することが可能となる。
 一方、図18の下段には、情報処理サーバ20が情報処理端末10を介してユーザU1個人に対する推薦情報の提示を行う場合の一例が示されている。図18の下段に示す一例では、情報処理サーバ20は、ユーザU1個人に対し、音声発話SO3によりスパに係る推薦情報を提示している。
 情報処理サーバ20は、例えば、周囲にユーザU1のみが存在することを認識した場合や、ユーザU2およびU3には他のスケジュールが登録されていることなどに基づいて、ユーザU1個人に対する推薦情報の提示を制御してもよい。
 このように、本実施形態に係る情報処理サーバ20によれば、ユーザ個人およびユーザグループの両方に対応した多様の推薦情報の提示を実現することが可能である。
 <2.ハードウェア構成例>
 次に、本開示の一実施形態に係る情報処理端末10および情報処理サーバ20に共通するハードウェア構成例について説明する。図19は、本開示の一実施形態に係る情報処理端末10および情報処理サーバ20のハードウェア構成例を示すブロック図である。図19を参照すると、情報処理端末10および情報処理サーバ20は、例えば、CPU871と、ROM872と、RAM873と、ホストバス874と、ブリッジ875と、外部バス876と、インターフェース877と、入力装置878と、出力装置879と、ストレージ880と、ドライブ881と、接続ポート882と、通信装置883と、を有する。なお、ここで示すハードウェア構成は一例であり、構成要素の一部が省略されてもよい。また、ここで示される構成要素以外の構成要素をさらに含んでもよい。
 (CPU871)
 CPU871は、例えば、演算処理装置又は制御装置として機能し、ROM872、RAM873、ストレージ880、又はリムーバブル記録媒体901に記録された各種プログラムに基づいて各構成要素の動作全般又はその一部を制御する。
 (ROM872、RAM873)
 ROM872は、CPU871に読み込まれるプログラムや演算に用いるデータ等を格納する手段である。RAM873には、例えば、CPU871に読み込まれるプログラムや、そのプログラムを実行する際に適宜変化する各種パラメータ等が一時的又は永続的に格納される。
 (ホストバス874、ブリッジ875、外部バス876、インターフェース877)
 CPU871、ROM872、RAM873は、例えば、高速なデータ伝送が可能なホストバス874を介して相互に接続される。一方、ホストバス874は、例えば、ブリッジ875を介して比較的データ伝送速度が低速な外部バス876に接続される。また、外部バス876は、インターフェース877を介して種々の構成要素と接続される。
 (入力装置878)
 入力装置878には、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、及びレバー等が用いられる。さらに、入力装置878としては、赤外線やその他の電波を利用して制御信号を送信することが可能なリモートコントローラ(以下、リモコン)が用いられることもある。また、入力装置878には、マイクロフォンなどの音声入力装置が含まれる。
 (出力装置879)
 出力装置879は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD、又は有機EL等のディスプレイ装置、スピーカ、ヘッドホン等のオーディオ出力装置、プリンタ、携帯電話、又はファクシミリ等、取得した情報を利用者に対して視覚的又は聴覚的に通知することが可能な装置である。また、本開示に係る出力装置879は、触覚刺激を出力することが可能な種々の振動デバイスを含む。
 (ストレージ880)
 ストレージ880は、各種のデータを格納するための装置である。ストレージ880としては、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)等の磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、又は光磁気記憶デバイス等が用いられる。
 (ドライブ881)
 ドライブ881は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体901に記録された情報を読み出し、又はリムーバブル記録媒体901に情報を書き込む装置である。
 (リムーバブル記録媒体901)
リムーバブル記録媒体901は、例えば、DVDメディア、Blu-ray(登録商標)メディア、HD DVDメディア、各種の半導体記憶メディア等である。もちろん、リムーバブル記録媒体901は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード、又は電子機器等であってもよい。
 (接続ポート882)
 接続ポート882は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)、RS-232Cポート、又は光オーディオ端子等のような外部接続機器902を接続するためのポートである。
 (外部接続機器902)
 外部接続機器902は、例えば、プリンタ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、又はICレコーダ等である。
 (通信装置883)
 通信装置883は、ネットワークに接続するための通信デバイスであり、例えば、有線又は無線LAN、Bluetooth(登録商標)、又はWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、又は各種通信用のモデム等である。
 <3.まとめ>
 以上説明したように、本開示の一実施形態に係る情報処理サーバ20は、コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御する提示制御部230を備える。また、提示制御部230は、コンテンツに係るコンテンツ状況とユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアにさらに基づいて、推薦情報の提示を制御すること、を特徴の一つとする。係る構成によれば、ユーザの状態に適したタイミングでより有益な推薦情報を提示することが可能となる。
 以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
 また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
 また、本明細書の情報処理サーバ20の処理に係る各ステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に処理される必要はない。例えば、情報処理サーバ20の処理に係る各ステップは、フローチャートに記載された順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
 なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
 コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御する提示制御部、
 を備え、
 前記提示制御部は、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアにさらに基づいて、前記推薦情報の提示を制御する、
情報処理装置。
(2)
 前記提示制御部は、前記コンテンツ状況および前記ユーザ状況が含む状況属性ごとの受容度を算出し、前記状況属性ごとの受容度に基づいて前記受容度スコアを算出する、
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
 前記提示制御部は、前記状況属性ごとの受容度、およびユーザ履歴から得た状況理由に基づいて動的に設定した重みを用いて、前記受容度スコアを算出する、
前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
 前記提示制御部は、前記受容度および前記重みを用いて算出した総合受容度、または過去に算出した前記総合受容度と新たに算出した前記総合受容度との差分を示す総合受容度差分のいずれかを前記受容度スコアとして用いる、
前記(3)に記載の情報処理装置。
(5)
 前記提示制御部は、前記受容度が変化した前記状況属性に基づいて、前記総合受容度または前記総合受容度差分のいずれかを前記受容度スコアとして選択する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
 前記提示制御部は、前記受容度が変化した前記状況属性の数が閾値以上である場合、前記総合受容度差分を前記受容度スコアとして採用する、
前記(4)または(5)に記載の情報処理装置。
(7)
 前記提示制御部は、前記受容度スコアの低下要因である前記状況属性の変化に基づいて、前記推薦情報を提示させる、
前記(2)~(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(8)
 前記提示制御部は、前記低下要因である前記状況属性の変化により当該状況属性に係る前記受容度が改善したことに基づいて、前記推薦情報を提示させる、
前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
 前記提示制御部は、前記ユーザの発話に基づいて前記状況理由を取得する、
前記(3)~(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)
 前記提示制御部は、問い合わせに対する前記ユーザの回答に基づいて前記状況理由を取得する、
前記(3)~(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11)
 前記提示制御部は、一般モデルとの差分に基づく前記ユーザの個人傾向に基づいて、前記状況理由を取得する、
前記(3)~(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
(12)
 前記ユーザは、ユーザ個人および当該ユーザが属するユーザグループを含み、
 前記提示制御部は、前記ユーザ個人または前記ユーザグループのいずれかを対象に前記受容度スコアを算出する、
前記(1)~(11)のいずれかに記載の情報処理装置。
(13)
 前記提示制御部は、前記ユーザグループを構成する前記ユーザ個人に係るユーザ履歴に基づいて、前記前記受容度スコアを算出する、
前記(12)に記載の情報処理装置。
情報処理装置。
(14)
 前記コンテンツは、行楽スポットを含む、
前記(1)~(13)のいずれかに記載の情報処理装置。
(15)
 前記提示制御部は、分析したユーザプリファレンスとコンテンツプロファイルとに基づいて、前記推薦スコアを算出する、
前記(1)~(14)のいずれかに記載の情報処理装置。
(16)
 前記提示制御部による制御に基づいて前記ユーザに対し前記推薦情報を提示する提示部、
 をさらに備える、
前記(1)~(15)のいずれかに記載の情報処理装置。
(17)
 プロセッサが、コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御すること、
 を含み、
 前記提示を制御することは、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアに基づいて、前記推薦情報の提示を制御すること、
 をさらに含む、
情報処理方法。
(18)
 コンピュータを、
 コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御する提示制御部、
 を備え、
 前記提示制御部は、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアにさらに基づいて、前記推薦情報の提示を制御する、
 情報処理装置、
として機能させるためのプログラム。
 20   情報処理サーバ
 210  端末通信部
 220  記憶部
 230  提示制御部
 240  情報収集部
 250  情報解析部
 260  推薦部
 270  履歴管理部
 280  反応解析部
 290  状況解析部
 300  情報統合部

Claims (18)

  1.  コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御する提示制御部、
     を備え、
     前記提示制御部は、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアにさらに基づいて、前記推薦情報の提示を制御する、
    情報処理装置。
  2.  前記提示制御部は、前記コンテンツ状況および前記ユーザ状況が含む状況属性ごとの受容度を算出し、前記状況属性ごとの受容度に基づいて前記受容度スコアを算出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3.  前記提示制御部は、前記状況属性ごとの受容度、およびユーザ履歴から得た状況理由に基づいて動的に設定した重みを用いて、前記受容度スコアを算出する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4.  前記提示制御部は、前記受容度および前記重みを用いて算出した総合受容度、または過去に算出した前記総合受容度と新たに算出した前記総合受容度との差分を示す総合受容度差分のいずれかを前記受容度スコアとして用いる、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5.  前記提示制御部は、前記受容度が変化した前記状況属性に基づいて、前記総合受容度または前記総合受容度差分のいずれかを前記受容度スコアとして選択する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6.  前記提示制御部は、前記受容度が変化した前記状況属性の数が閾値以上である場合、前記総合受容度差分を前記受容度スコアとして採用する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  7.  前記提示制御部は、前記受容度スコアの低下要因である前記状況属性の変化に基づいて、前記推薦情報を提示させる、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  8.  前記提示制御部は、前記低下要因である前記状況属性の変化により当該状況属性に係る前記受容度が改善したことに基づいて、前記推薦情報を提示させる、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9.  前記提示制御部は、前記ユーザの発話に基づいて前記状況理由を取得する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  10.  前記提示制御部は、問い合わせに対する前記ユーザの回答に基づいて前記状況理由を取得する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  11.  前記提示制御部は、一般モデルとの差分に基づく前記ユーザの個人傾向に基づいて、前記状況理由を取得する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  12.  前記ユーザは、ユーザ個人および当該ユーザが属するユーザグループを含み、
     前記提示制御部は、前記ユーザ個人または前記ユーザグループのいずれかを対象に前記受容度スコアを算出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  13.  前記提示制御部は、前記ユーザグループを構成する前記ユーザ個人に係るユーザ履歴に基づいて、前記前記受容度スコアを算出する、
    請求項12に記載の情報処理装置。
    情報処理装置。
  14.  前記コンテンツは、行楽スポットを含む、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  15.  前記提示制御部は、分析したユーザプリファレンスとコンテンツプロファイルとに基づいて、前記推薦スコアを算出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  16.  前記提示制御部による制御に基づいて前記ユーザに対し前記推薦情報を提示する提示部、
     をさらに備える、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  17.  プロセッサが、コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御すること、
     を含み、
     前記提示を制御することは、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアに基づいて、前記推薦情報の提示を制御すること、
     をさらに含む、
    情報処理方法。
  18.  コンピュータを、
     コンテンツに係る推薦スコアに基づいてユーザに対する推薦情報の提示を制御する提示制御部、
     を備え、
     前記提示制御部は、前記コンテンツに係るコンテンツ状況と前記ユーザに係るユーザ状況とのマッチングにより算出した受容度スコアにさらに基づいて、前記推薦情報の提示を制御する、
     情報処理装置、
    として機能させるためのプログラム。
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