WO2019022205A1 - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

第1導電型のドリフト層(13)と、ドリフト層(13)上に配置された第1導電型のチャネル層(14)と、チャネル層(14)の表層部に形成された第1導電型のソース層(15)と、チャネル層(15)に形成された第2導電型のゲート層(16)と、チャネル層(15)に形成された第2導電型のボディ層(17)と、ドリフト層(13)を挟んでソース層(15)と反対側に配置されるドレイン層(11)と、ゲート層(16)と電気的に接続されるゲート配線(19)と、ソース層(15)およびボディ層(17)と電気的に接続される第1電極(21)と、ドレイン層(11)と電気的に接続される第2電極(22)とを備える。そして、ボディ層(17)の底部側では、ゲート層(16)の底部側より電界強度が高くなるようにする。

Description

半導体装置 関連出願への相互参照
 本出願は、2017年7月26日に出願された日本特許出願番号2017-144726号と、2018年6月20日に出願された日本特許出願番号2018-117316号とに基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
 本開示は、接合型FET(Field Effect Transistor:以下では、JFETともいう)が形成された半導体装置に関する。
 従来より、JFETが形成された半導体装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、このような半導体装置は、N型のドレイン層、N型のドリフト層、N型のチャネル層が順に積層された半導体基板を有している。そして、チャネル層の表層部には、N型のソース層が形成されている。また、チャネル層には、ソース層を貫通するように、P型のゲート層と、P型のボディ層とが離間して形成されている。なお、ゲート層およびボディ層は、同じ幅とされていると共に同じ深さとされており、さらに同じ不純物濃度とされている。つまり、ゲート層およびボディ層は、同じ構造とされている。
 また、半導体基板におけるチャネル層側の一面上には、ゲート層と電気的に接続されるゲート配線が形成されていると共に、ソース層およびボディ層と電気的に接続される上部電極が形成されている。なお、上部電極は、半導体基板の一面の大部分に形成されており、ゲート配線より十分に大きくされている。半導体基板における一面と反対側の他面側には、ドレイン層と電気的に接続される下部電極が形成されている。
 このような半導体装置では、半導体装置にサージ電流が発生した際、当該サージ電流はゲート層およびボディ層を介して排出される。このため、ボディ層が形成されていない場合と比較して、ゲート層を介してゲート配線を流れるサージ電流を低減できる。
米国特許出願公開第2014/231883号明細書
 しかしながら、上記半導体装置では、ゲート層とボディ層とが同じ構成とされている。このため、サージ電流が発生した際、当該サージ電流は、ゲート層およびボディ層にほぼ均等に流れる。この場合、ゲート層と接続されるゲート配線は、細い(すなわち、小さい)ため、サージ電流が流れることによって溶断してしまう可能性がある。つまり、上記半導体装置は、サージ電流によって破壊されてしまう可能性がある。
 本開示は、半導体装置が破壊されることを抑制できる半導体装置を提供することを目的とする。
 本開示の1つの観点によれば、JFETが形成された半導体装置では、第1導電型のドリフト層と、ドリフト層上に配置された第1導電型のチャネル層と、チャネル層の表層部に形成され、チャネル層よりも高不純物濃度とされた第1導電型のソース層と、チャネル層にソース層よりも深くまで形成された第2導電型のゲート層と、チャネル層にソース層よりも深くまで形成された第2導電型のボディ層と、ドリフト層を挟んでソース層と反対側に配置されるドレイン層と、ゲート層と電気的に接続されるゲート配線と、ソース層およびボディ層と電気的に接続される第1電極と、ドレイン層と電気的に接続される第2電極と、を備えている。
 そして、本開示の1つの観点によれば、ボディ層の底部側では、ゲート層の底部側よりも電界強度が高くなるようにしている。
 本開示の別の観点によれば、ボディ層は、ゲート層と不純物濃度が等しくされていると共に同じ幅とされており、ゲート層よりも深くまで形成されている。
 本開示の別の観点によれば、ボディ層は、ゲート層と不純物濃度が等しくされていると共に同じ幅とされ、かつ深さが等しくされており、さらに底部が先細り形状とされている。
 本開示の別の観点によれば、ボディ層は、ゲート層と不純物濃度が等しくされていると共に同じ幅とされ、かつ深さが等しくされており、さらに底面がゲート層の底面が繋がる第1導電型の不純物領域より高不純物濃度とされた第1導電型の不純物領域と繋がっている。
 本開示の別の観点によれば、ボディ層は、ゲート層と不純物濃度が等しくされていると共に深さが等しくされており、ゲート層よりも幅が狭くされている。
 これらの半導体装置では、ボディ層の底部側では、ゲート層の底部側より電界強度が高くなる。このため、サージが発生した際、ボディ層の底部側でブレークダウンが発生し易くなり、サージ電流は、ボディ層へと流れ込み易くなる。したがって、ゲート層を介してゲート配線にサージ電流が流れ込み難くなり、ゲート配線が溶断することで半導体装置が破壊されることを抑制できる。
 なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態における半導体装置の平面図である。 第1実施形態における半導体装置を示す断面図であり、セル領域を示す断面図である。 図2とは別の半導体装置の断面図であり、セル領域、外周領域、中間領域を示す断面図である。 図2および図3とは別の半導体装置の断面図であり、セル領域、外周領域、中間領域を示す断面図である。 図1中の領域Vの拡大図であり、ゲート層、ボディ層、およびガードリングの配置構成を示す平面模式図である。 サージ電流が流れる経路を示す模式図である。 チャネル長さと飽和電流との関係に関するシミュレーション結果を示す図である。 相対突出量と相対電圧差との関係に関するシミュレーション結果を示す図である。 第2実施形態における半導体装置の断面図である。 第3実施形態における半導体装置の断面図である。 第3実施形態の変形例における半導体装置の断面図である。 第4実施形態における半導体装置の断面図である。 第5実施形態における半導体装置の断面図である。 第6実施形態における半導体装置の断面図である。 図14中のゲート層、ボディ層、およびシールド層の斜視図である。 図14に示す半導体装置の製造工程を示す図である。 図16Aに続く半導体装置の製造工程を示す図である。 図16Bに続く半導体装置の製造工程を示す図である。 図16Cに続く半導体装置の製造工程を示す図である。 図16Dに続く半導体装置の製造工程を示す図である。 図16Eに続く半導体装置の製造工程を示す図である。 図16Fに続く半導体装置の製造工程を示す図である。 図14に示す半導体装置の各容量を示す図である。
 以下、本開示の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
 (第1実施形態)
 第1実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、図1に示されるように、セル領域1と、当該セル領域1を囲む外周領域2と、セル領域1と外周領域2との間の領域である中間領域3を有している。
 また、半導体装置は、図2~図4に示されるように、N++型の炭化珪素(以下では、SiCともいう)基板で構成されるドレイン層11を有する半導体基板10を備えている。そして、ドレイン層11上には、ドレイン層11よりも低不純物濃度とされたN型のバッファ層12が配置され、バッファ層12上には、バッファ層12よりも低不純物濃度とされたN型のドリフト層13が配置されている。なお、バッファ層12は、半導体装置におけるスイッチング時の電圧振動を抑制するために備えられているが、備えられていなくてもよい。また、バッファ層12およびドリフト層13は、例えば、ドレイン層11を構成するSiC基板上にSiCのエピタキシャル膜を成長させることで構成される。
 そして、セル領域1では、半導体基板10の一面10a側に、チャネル層14、ソース層15、ゲート層16、およびボディ層17が形成されている。具体的には、セル領域1では、ドリフト層13上に、ドリフト層13と同じ不純物濃度とされたN型のチャネル層14が配置され、チャネル層14の表層部にチャネル層14よりも高不純物濃度とされたN型のソース層15が形成されている。なお、チャネル層14は、例えば、SiCのエピタキシャル膜を成長させることで構成され、ソース層15は、例えば、N型の不純物がイオン注入されて熱処理されることで構成される。
 さらに、ソース層15を貫通するように、チャネル層14よりも高不純物濃度とされたP型のゲート層16およびP型のボディ層17が形成されている。これらゲート層16およびボディ層17は、例えば、ソース層15を貫通するようにトレンチが形成され、当該トレンチ内が埋め込まれるようにSiCのエピタキシャル膜を成長させることで構成される。
 本実施形態では、ゲート層16およびボディ層17は、半導体基板10の面方向における一方向に延設されており、当該面方向であって延設方向と直交する方向に交互に配置されている。つまり、図2中では、ゲート層16およびボディ層17は、紙面垂直方向に延設されている。また、ゲート層16よびボディ層17は、紙面左右方向に交互に配置されている。
 ゲート層16およびボディ層17は、本実施形態では、不純物濃度が互いに等しくされていると共に、配列方向に沿った幅が互いに等しくされている。しかしながら、ボディ層17は、ゲート層16よりも深い位置まで形成されている。つまり、ボディ層17は、ゲート層16よりもドレイン層11側に突出した構成とされている。
 また、本実施形態では、図3~図5に示されるように、ゲート層16は中間領域3まで延設されている。そして、ゲート層16は、中間領域3に位置する延設方向の両端部が引き回されることで環状構造とされており、環状構造とされたものが互いに接続されている。このため、図2中のボディ層17は、環状構造とされたゲート層16の内縁側の領域に配置されているともいえる。
 なお、本実施形態では、図3および図4に示されるように、ボディ層17は、中間領域3にも形成されており、後述するように、外周領域2に形成された複数のガードリング32のうちの1つと接続されている。また、図2は、図5中のII-II線に沿った断面図であり、図3は、図5中のIII-III線に沿った断面図であり、図4は、図5中のIV-IV線に沿った断面図である。
 そして、図1、図3および図4に示されるように、半導体基板10上には、中間領域3に、ゲートパッド18と、当該ゲートパッド18とゲート層16とを電気的に接続するゲート配線19が形成されている。なお、半導体装置内には、特に図示しないが、温度センスや電流センス等も形成されている。そして、中間領域3には、これらの各種センスと電気的に接続されるパッドおよび図示しない配線も形成されている。
 また、図2~図4に示されるように、半導体基板10の一面10a上には、ゲート配線19を覆うように層間絶縁膜20が形成されている。そして、セル領域1および中間領域3では、層間絶縁膜20には、ソース層15およびボディ層17を露出させるコンタクトホール20aが形成されている。層間絶縁膜20上には、コンタクトホール20aを通じてソース層15およびボディ層17と電気的に接続される上部電極21が形成されている。
 なお、本実施形態では、上部電極21が第1電極に相当している。また、上部電極21は、セル領域1の全面および中間領域3の一部に形成されている。つまり、上部電極21は、いわゆるベタ状に形成されている。このため、上部電極21は、ゲート配線19と比較して、断面積が十分に大きくされているといえる。言い換えると、上部電極21は、ゲート配線19より電流容量が十分に大きくされているといえる。
 また、半導体基板10の他面10b側には、ドレイン層11と電気的に接続される下部電極22が形成されている。なお、本実施形態では、下部電極22が第2電極に相当している。
 外周領域2は、図3および図4に示されるように、セル領域1および中間領域3のチャネル層14に相当する部分を除去する凹部31が形成されることでメサ構造とされている。そして、外周領域2には、セル領域1を囲む多重リング構造とされた複数のガードリング32が形成されている。なお、本実施形態では、複数のガードリング32のうちの最もセル領域1側の1つは、中間領域3に形成されたボディ層17と電気的に接続されているが、電気的に接続されていなくてもよい。また、セル領域1に形成された層間絶縁膜20は、外周領域2にも形成されている。
 以上が本実施形態における半導体装置の構成である。なお、本実施形態では、N型、N型、N型、N++型が第1導電型に相当し、P型が第2導電型に相当している。また、本実施形態では、上記のように、ドレイン層11、バッファ層12、ドリフト層13、チャネル層14、ソース層15、ゲート層16、およびボディ層17を含んで半導体基板10が構成されている。そして、本実施形態では、上記のように、ドレイン層11は、SiC基板で構成されており、バッファ層12、ドリフト層13、チャネル層14等は、SiCのエピタキシャル膜を成長させることで構成されている。このため、本実施形態の半導体装置は、SiC半導体装置であるともいえる。
 このような半導体装置は、ゲート層16に所定のゲート電圧が印加されていない場合には、ゲート層16から延びる空乏層によってチャネル層14がピンチオフされている。そして、この状態からゲート層16に対してゲート電圧が印加されると、ゲート層16から延びる空乏層が縮小される。これにより、チャネル層14内にチャネル領域が形成され、チャネル領域を介して電流が流れる。
 また、本実施形態では、ボディ層17は、ゲート層16よりも深くまで形成されている。つまり、ボディ層17は、半導体基板10の一面10aから底面までの長さが、半導体基板10の一面10aからゲート層16の底面までの長さより長くされている。すなわち、ボディ層17は、ゲート層16よりもドレイン層11側に突出した状態となっている。このため、電界強度は、ゲート層16の底部側よりもボディ層17の底部側の方が高くなり易い。したがって、サージが発生した際、図6に示されるように、ボディ層17の底部側の領域でブレークダウンが発生し易くなり、サージ電流はボディ層17へと流れ込み易くなる。つまり、ゲート層16にサージ電流が流れ込み難くなり、ゲート配線19を流れるサージ電流を低減できる。このため、ゲート配線19が溶断することで半導体装置が破壊されることを抑制できる。
 なお、サージ電流は、ボディ層17へと流れ込んだ後に上部電極21へと流れ込む。しかしながら、上部電極21は、ベタ状に形成されており、ゲート配線19に比べて十分に大きくされている。このため、上部電極21にサージ電流が多く流れ込んだとしても当該上部電極21が溶断してしまう可能性は低く、半導体装置は破壊され難い。
 ここで、上記のようなJFETを備える半導体装置は、ゲート層16の深さによって飽和電流が変化する。より詳しくは、チャネル長さLchによって飽和電流が変化する。そして、サージ電流は、飽和電流が大きくなるほど大きくなる。
 なお、ここでのチャネル長さLchとは、図2に示されるように、ソース層15とゲート層16の底面との間の長さのことである。言い換えると、チャネル長さLchとは、ゲート層16の側面と接するチャネル層14の長さのことである。このため、本発明者らは、チャネル長さLchと飽和電流との関係について検討を行い、以下の結果を得た。
 すなわち、図7に示されるように、飽和電流は、チャネル長さLchに依存し、チャネル長さLchが長くなるほど小さくなる。具体的には、飽和電流は、チャネル長さLchが1μmに達するまでは、チャネル長さLchが大きくなるにつれて急峻に小さくなる。これに対し、飽和電流は、チャネル長さLchが1μm以上の場合には、チャネル長さLchが大きくなってもあまり小さくならない。このため、本実施形態では、チャネル長さLchを1μm以上とし、飽和電流が十分に小さくなるようにしている。これにより、本実施形態では、サージ電流の大きさ自体を十分に低減することもできる。
 また、本実施形態の半導体装置は、ボディ層17を備えているため、ボディ層17を備えていない場合の半導体装置に対して耐圧が変化する。このため、本発明者らは、ゲート層16およびボディ層17の深さと耐圧との関係についても検討を行い、以下の結果を得た。なお、ここでは、図2に示されるように、ゲート層16の深さをYg、ボディ層17の深さをYbとする。また、ボディ層17におけるゲート層16より深い部分の長さ(すなわち、突出長さ)がYb-Ygとなるため、ゲート層16の深さに対するボディ層17の突出長さで示される相対突出量をdy=(Yb-Yg)/Ygとする。そして、飽和電流となる際に要求される規定電圧(すなわち、耐圧)をA(例えば、1200V)とし、相対突出量を変化させて飽和電流となる際の電圧をBVとし、相対電圧差をdBV=(BV-A)/Aとする。なお、相対電圧差が正の値である場合、耐圧が高くなったことを示し、相対電圧差が負の値である場合、耐圧が低くなったことを示している。
 図8に示されるように、相対電圧差は、相対突出量が0.1~0.73の際に正の値となる。このため、本実施形態では、相対突出量が0.1~0.73の値となるように、ゲート層16およびボディ層17の深さが設定されている。これにより、耐圧が低下することを抑制しつつ、ボディ層17へとサージ電流が流れ易い構造とできる。
 以上説明したように、本実施形態では、ボディ層17は、ゲート層16よりも深くまで形成されている。このため、サージ電流は、ボディ層17へと流れ込み易くなり、ゲート層16に流れ込み難くなる。したがって、ゲート配線19が溶断することで半導体装置が破壊されることを抑制できる。
 また、本実施形態では、チャネル長さLchは、1μm以上とされている。これにより、飽和電流を小さくでき、サージ電流の大きさ自体の低減を図ることができる。
 さらに、ボディ層17は、相対突出量が0.1~0.73とされている。このため、耐圧が低下することも抑制できる。
 (第2実施形態)
 第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してボディ層17の構造を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
 本実施形態では、図9に示されるように、ボディ層17は、ゲート層16と同じ深さとされている。しかしながら、ボディ層17は、底部が先細り形状とされている。具体的には、本実施形態では、ボディ層17は、底部が凸形状とされている。つまり、ボディ層17は、底部が鋭角を有する尖った形状とされている。
 このように、ボディ層17を先細り形状とすることにより、ボディ層17の底部側での電界強度が高くなり易くなり、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、ここでは、ボディ層17は、底部が尖った形状とされている例を説明したが、底部が先細り形状とされていれば、先端部は丸められていてもよい。
 (第3実施形態)
 第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、チャネル層14の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
 本実施形態では、図10に示されるように、ボディ層17は、ゲート層16と同じ深さとされている。そして、ゲート層16の下部には、チャネル層14が配置されていない。つまり、ゲート層16の底面は、ドリフト層13と繋がる状態とされている。
 また、本実施形態では、チャネル層14は、ドリフト層13よりも高不純物濃度とされている。つまり、本実施形態では、チャネル層14はドリフト層13より高不純物濃度とされているため、ボディ層17の底面は、ゲート層16の底面より高不純物濃度である不純物領域とPN接合された状態となっている。
 これによれば、チャネル層14はドリフト層13よりも高不純物濃度されているため、ボディ層17とチャネル層14との間に構成される空乏層は、ゲート層16とドリフト層13との間に構成される空乏層よりドレイン層11側に延び難くなっている。言い換えると、ゲート層16とドリフト層13との間に構成される空乏層は、ボディ層17とチャネル層14との間に構成される空乏層よりドレイン層11側に延び易くなっている。このため、相対的にボディ層17の底部側の電界強度が高くなり易くなり、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
 (第3実施形態の変形例)
 第3実施形態の変形例について説明する。図11に示されるように、ボディ層17よりドリフト層13側のチャネル層14は、ボディ層17の底面のみと繋がるように形成されていてもよい。つまり、ゲート層16とボディ層17との間に位置するチャネル層14は、これらゲート層16およびボディ層17の深さと等しくされていてもよい。このような構成としても、上記第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
 (第4実施形態)
 第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してボディ層17の底面と繋がるようにN型のチャネル層を形成したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
 本実施形態では、図12に示されるように、ボディ層17は、ゲート層16と同じ深さとされている。そして、チャネル層14には、ボディ層17の底面と繋がるように、当該チャネル層14よりも高不純物濃度とされたN型のチャネル層23が形成されている。つまり、本実施形態では、N型のチャネル層23はチャネル層14より高不純物濃度とされているため、P型のボディ層17の底面は、ゲート層16の底面より高不純物濃度である不純物領域とPN接合された状態となっている。
 これによれば、N型のチャネル層23はチャネル層14よりも高不純物濃度とされている。このため、P型のボディ層17とN型のチャネル層23との間に構成される空乏層は、ゲート層16とチャネル層14との間に構成される空乏層よりドレイン層11側に延び難くなっている。言い換えると、ゲート層16とチャネル層14との間に構成される空乏層は、ボディ層17とチャネル層23との間に構成される空乏層よりドレイン層11側に延び易くなっている。このため、相対的にボディ層17の底部側の電界強度が高くなり易くなり、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
 (第5実施形態)
 第5実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してボディ層17の幅を狭くしたものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
 本実施形態では、図13に示されるように、ボディ層17は、ゲート層16と同じ深さとされているが、幅がゲート層16より狭くされている。このような半導体装置としても、ボディ層17の幅がゲート層16の幅より狭くされていることにより、ボディ層17の底部側の電界強度が高くなり易くなり、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
 (第6実施形態)
 第6実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してシールド層を追加したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
 本実施形態では、図14および図15に示されるように、チャネル層14には、ゲート層16の下方に、ボディ層17と同等の不純物濃度とされたP型のシールド層24が形成されている。
 具体的には、シールド層24は、ゲート層16およびボディ層17の延設方向に沿って延設された主部24aを有している。また、シールド層24は、主部24aから当該主部24aの延設方向と交差する方向であって、半導体基板10の面方向に沿って延設された突出部24bを有している。そして、シールド層24は、突出部24bがボディ層17と接続されている。
 本実施形態では、突出部24bは、主部24aの両側から突出するように備えられ、かつ延設方向に沿って周期的に複数形成されている。つまり、シールド層24は、複数の突出部24bを通じて隣合うボディ層17と接続されている。
 以上が本実施形態における半導体装置の構成である。次に、本実施形態の半導体装置の製造方法について、図16A~図16Gを参照しつつ説明する。
 まず、図16Aに示されるように、ドレイン層11、バッファ層12、ドリフト層13が形成された基板を用意する。なお、図16Aでは、ドリフト層13の下方に位置するドレイン層11およびバッファ層12を省略して示してある。また、後述の図16B~図16Gにおいても、ドリフト層13の下方に位置するドレイン層11およびバッファ層12を省略して示してある。
 そして、図16Bに示されるように、ドリフト層13上に、例えば、SiCのエピタキシャル膜を成長させることでチャネル層14の下層側を構成する下層チャネル層14aを形成する。本実施形態では、下層チャネル層14aの厚さは、ドリフト層13とゲート層16の底面との間の間隔とされている。
 続いて、図16Cに示されるように、下層チャネル層14a上に図示しないマスクを形成し、下層チャネル層14aにP型の不純物をイオン注入する。そして、下層チャネル層14aに、下層側のボディ層注入領域17aおよびシールド層注入領域24cを形成する。この際、ボディ層注入領域17aが下層チャネル層14aの表面側まで形成されると共に、シールド層注入領域24cが下層チャネル層14aの表面から離れるように、イオン注入時のマスクや加速電圧を適宜変更する。
 なお、下層側のボディ層注入領域17aは、熱処理されて不純物が活性化することでボディ層17における下層側の部分を形成する領域である。シールド層注入領域24cは、熱処理されて不純物が活性化することでシールド層24を形成する領域である。また、シールド層注入領域24cは、シールド層24が形成された際に主部24aおよび突出部24bが構成されるように形成される。
 次に、図16Dに示されるように、下層チャネル層14a上に、再びSiCのエピタキシャル膜を成長させることで上層チャネル層14bを形成する。これにより、チャネル層14が構成される。
 続いて、図16Eに示されるように、チャネル層14上に図示しないマスクを形成し、チャネル層14にP型の不純物をイオン注入する。そして、下層側のボディ層注入領域17a上に上層側のボディ層注入領域17bを形成すると共に、シールド層注入領域24c上にゲート層注入領域16aを形成する。本実施形態では、上層側のボディ層注入領域17bおよびゲート層注入領域16aを同じ深さとしており、これらを同時に形成する。なお、上層側のボディ層注入領域17bは、熱処理されて不純物が活性化することでボディ層17における上層側の部分を形成する領域である。ゲート層注入領域16aは、熱処理されて不純物が活性化することでゲート層16を形成する領域である。
 その後、図16Fに示されるように、チャネル層14上のマスクを変更し、チャネル層14にN型の不純物をイオン注入してソース層注入領域15aを形成する。なお、ソース層注入領域15aは、熱処理されて不純物が活性化することでソース層15を形成する領域である。
 続いて、図16Gに示されるように、熱処理を行って不純物の活性化を行うことにより、ソース層15、ゲート層16、ボディ層17、およびシールド層24を形成する。その後は、特に図示しないが、上部電極21および下部電極22等を適宜形成することにより、図14に示される半導体装置が製造される。
 以上説明したように、本実施形態では、ゲート層16の下方にボディ層17と接続されたシールド層24が形成されている。このため、半導体装置では、さらにサージ電流がゲート層16に流れ込むことを抑制できる。
 また、本実施形態では、ゲート層16の下方にボディ層17と接続されたシールド層24が配置される。このため、ゲート-ドレイン間の容量Cgdを低減でき、スイッチング損失の低減を図ることもできる。具体的には、図17に示されるように、シールド層24を形成することにより、シールド層24を形成しない場合のゲート-ドレイン間の容量Cgdaと比較して、ゲート-ドレイン間の容量Cgdを一桁以上下げることができる。なお、図17中のCgsは、ゲート-ソース間の容量を示し、Cdsは、ドレイン-ソース間の容量を示している。
 さらに、本実施形態では、シールド層24は、主部24aの延設方向に沿って突出部24bが周期的に形成されている。そして、シールド層24は、各突出部24bがボディ層17と接続されている。このため、例えば、シールド層24がボディ層17と一部分のみで接続される場合と比較して、シールド層24の電位が不安定となることを抑制できる。
 (他の実施形態)
 本開示は、実施形態に準拠して記述されたが、本開示は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
 例えば、上記各実施形態では、第1導電型をN型とし、第2導電型をP型とした例について説明したが、第1導電型をP型とし、第2導電型をN型とすることもできる。
 また、上記各実施形態を組み合わせることもできる。例えば、上記第1実施形態を上記第2~第5実施形態に組み合わせ、ボディ層17をゲート層16より深くするようにしてもよい。また、上記第2実施形態を第3~第6実施形態に組み合わせ、ボディ層17の底部を先細り形状としてもよい。さらに、上記第3実施形態を上記第4~第6実施形態に組み合わせ、チャネル層14をドリフト層13よりも高不純物濃度で構成し、ゲート層16の下部にチャネル層14を配置しないようにしてもよい。この場合、上記第3実施形態を上記第6実施形態に組み合わせた場合には、シールド層24は、ドリフト層13に形成される。また、上記第4実施形態を上記第5、第6実施形態に組み合わせ、P型のボディ層17の下部にN型のチャネル層23を備えるようにしてもよい。さらに、上記第5実施形態を上記第6実施形態に組み合わせ、ボディ層17の幅がゲート層16の幅より狭くされていてもよい。そして、上記各実施形態を組み合わせたもの同士をさらに組み合わせてもよい。
 さらに、上記各実施形態において、ゲート層16とボディ層17とは、延設方向と直交する方向において交互に形成されていなくてもよい。例えば、複数のゲート層16の間にボディ層17が形成されていてもよいし、複数のボディ層17の間にゲート層16が形成されていてもよい。また、ゲート層16とボディ層17とは、それぞれ複数ずつ纏められて配置されていてもよい。さらには、ボディ層17は、1つのみ備えられていてもよい。このような構成としても、ボディ層17の底部側の方がゲート層16の底部側より電界強度が高くなるようにすることにより、ボディ層17へサージ電流が流れ込み易くできる。但し、ゲート層16およびボディ層17は、交互に配置されている方がゲート層16にサージ電流が流れ込み難くなるため好ましい。なお、このような構成とする場合には、上記第6実施形態では、ゲート層16の下方のうち、隣合うボディ層17と接続されるようにシールド層24が形成される。
 そして、上記各実施形態において、ゲート層16およびボディ層17は、異なる不純物濃度とされていてもよい。このような構成としても、ボディ層17の底部側の方がゲート層16の底部側より電界強度が高くなるようにすることにより、ボディ層17へサージ電流が流れ込み易くできる。
 また、上記各実施形態では、半導体基板10の厚さ方向に電流を流す縦型の半導体装置について説明した。しかしながら、半導体基板10の平面方向に電流を流す横型の半導体装置に上記各実施形態を適用してもよい。
 さらに、上記各実施形態では、ノーマリオフ型のJFETを備える半導体装置について説明した。しかしながら、上記各実施形態の構成は、ノーマリオン型のJFETを備える半導体装置に適用することもできる。
 また、上記各実施形態では、SiC半導体装置を例に挙げて説明したが、他の化合物半導体装置、若しくは、シリコン基板にヘテロエピタキシー成長させた半導体装置としてもよい。
 さらに、上記6実施形態では、シールド層24がボディ層17と接続されるのであれば、例えば、突出部24bは、主部24aの片側にのみ配置されていてもよし、主部24aの延設方向に沿って周期的に形成されていなくてもよい。
 また、上記第6実施形態において、シールド層24は、ボディ層17の深さと同等とされていてもよいし、ボディ層17より深くされていてもよい。シールド層24は、ボディ層17と接続されることでゲート層16を保護する機能が維持されるためである。さらに、シールド層24は、ボディ層17と同等の不純物濃度とされていなくてもよい。

Claims (16)

  1.  接合型FETが形成された半導体装置であって、
     第1導電型のドリフト層(13)と、
     前記ドリフト層上に配置された第1導電型のチャネル層(14)と、
     前記チャネル層の表層部に形成され、前記チャネル層よりも高不純物濃度とされた第1導電型のソース層(15)と、
     前記チャネル層に前記ソース層よりも深くまで形成された第2導電型のゲート層(16)と、
     前記チャネル層に前記ソース層よりも深くまで形成された第2導電型のボディ層(17)と、
     前記ドリフト層を挟んで前記ソース層と反対側に配置されるドレイン層(11)と、
     前記ゲート層と電気的に接続されるゲート配線(19)と、
     前記ソース層および前記ボディ層と電気的に接続される第1電極(21)と、
     前記ドレイン層と電気的に接続される第2電極(22)と、を備え、
     前記ボディ層の底部側では、前記ゲート層の底部側よりも電界強度が高くなる半導体装置。
  2.  前記ボディ層は、前記ゲート層よりも深くまで形成されている請求項1に記載の半導体装置。
  3.  前記ボディ層は、前記ゲート層の深さをYg、前記ボディ層の深さをYb、前記ゲート層の深さに対する前記ボディ層における前記ゲート層より深い部分の長さで示される相対突出量を(Yb-Yg)/Ygとすると、相対突出量が0.1~0.73とされている請求項2に記載の半導体装置。
  4.  前記ゲート層の下方には、第2導電型とされ、前記ゲート層と離れつつ、前記ボディ層と接続されたシールド層(24)が形成されている請求項2または3に記載の半導体装置。
  5.  前記ゲート層および前記ボディ層は、一方向に沿って延設され、
     前記シールド層は、前記一方向に沿って延設された主部(24a)と、前記主部と交差する方向に突出し、前記一方向に沿って周期的に形成された複数の突出部(24b)とを有し、前記複数の突出部が前記ボディ層と接続されている請求項4に記載の半導体装置。
  6.  前記ボディ層は、底部が先細り形状とされている請求項1ないし5のいずれか1つに記載の半導体装置。
  7.  前記ボディ層の底面は、前記ゲート層の底面が繋がる第1導電型の不純物領域(13、14)より高不純物濃度とされた第1導電型の不純物領域(14、23)と繋がっている請求項1ないし6のいずれか1つに記載の半導体装置。
  8.  前記チャネル層は、前記ドリフト層よりも高不純物濃度とされ、
     前記ゲート層は、底面が前記ドリフト層と繋がっており、
     前記ボディ層は、底面が前記チャネル層と繋がっている請求項7に記載の半導体装置。
  9.  前記チャネル層には、前記ボディ層の底面と繋がる状態で、前記チャネル層よりも高不純物濃度とされた第1導電型のチャネル層(23)が形成されている請求項7に記載の半導体装置。
  10.  前記ボディ層は、前記ゲート層よりも幅が狭くされている請求項1ないし9のいずれか1つに記載の半導体装置。
  11.  前記チャネル層は、前記ソース層と前記ゲート層の底面との間の長さをチャネル長さ(Lch)とすると、前記チャネル長さが1μm以上とされている請求項1ないし10のいずれか1つに記載の半導体装置。
  12.  接合型FETが形成された半導体装置であって、
     第1導電型のドリフト層(13)と、
     前記ドリフト層上に配置された第1導電型のチャネル層(14)と、
     前記チャネル層の表層部に形成され、前記チャネル層よりも高不純物濃度とされた第1導電型のソース層(15)と、
     前記チャネル層に前記ソース層よりも深くまで形成された第2導電型のゲート層(16)と、
     前記チャネル層に前記ソース層よりも深くまで形成された第2導電型のボディ層(17)と、
     前記ドリフト層を挟んで前記ソース層と反対側に配置されるドレイン層(11)と、
     前記ゲート層と電気的に接続されるゲート配線(19)と、
     前記ソース層および前記ボディ層と電気的に接続される第1電極(21)と、
     前記ドレイン層と電気的に接続される第2電極(22)と、を備え、
     前記ボディ層は、前記ゲート層と不純物濃度が等しくされていると共に同じ幅とされており、前記ゲート層よりも深くまで形成されている半導体装置。
  13.  接合型FETが形成された半導体装置であって、
     第1導電型のドリフト層(13)と、
     前記ドリフト層上に配置された第1導電型のチャネル層(14)と、
     前記チャネル層の表層部に形成され、前記チャネル層よりも高不純物濃度とされた第1導電型のソース層(15)と、
     前記チャネル層に前記ソース層よりも深くまで形成された第2導電型のゲート層(16)と、
     前記チャネル層に前記ソース層よりも深くまで形成された第2導電型のボディ層(17)と、
     前記ドリフト層を挟んで前記ソース層と反対側に配置されるドレイン層(11)と、
     前記ゲート層と電気的に接続されるゲート配線(19)と、
     前記ソース層および前記ボディ層と電気的に接続される第1電極(21)と、
     前記ドレイン層と電気的に接続される第2電極(22)と、を備え、
     前記ボディ層は、前記ゲート層と不純物濃度が等しくされていると共に同じ幅とされ、かつ深さが等しくされており、さらに底部が先細り形状とされている半導体装置。
  14.  接合型FETが形成された半導体装置であって、
     第1導電型のドリフト層(13)と、
     前記ドリフト層上に配置された第1導電型のチャネル層(14)と、
     前記チャネル層の表層部に形成され、前記チャネル層よりも高不純物濃度とされた第1導電型のソース層(15)と、
     前記チャネル層に前記ソース層よりも深くまで形成された第2導電型のゲート層(16)と、
     前記チャネル層に前記ソース層よりも深くまで形成された第2導電型のボディ層(17)と、
     前記ドリフト層を挟んで前記ソース層と反対側に配置されるドレイン層(11)と、
     前記ゲート層と電気的に接続されるゲート配線(19)と、
     前記ソース層および前記ボディ層と電気的に接続される第1電極(21)と、
     前記ドレイン層と電気的に接続される第2電極(22)と、を備え、
     前記ボディ層は、前記ゲート層と不純物濃度が等しくされていると共に同じ幅とされ、かつ深さが等しくされており、さらに底面が前記ゲート層の底面が繋がる第1導電型の不純物領域(13、14)より高不純物濃度とされた第1導電型の不純物領域(14、23)と繋がっている半導体装置。
  15.  接合型FETが形成された半導体装置であって、
     第1導電型のドリフト層(13)と、
     前記ドリフト層上に配置された第1導電型のチャネル層(14)と、
     前記チャネル層の表層部に形成され、前記チャネル層よりも高不純物濃度とされた第1導電型のソース層(15)と、
     前記チャネル層に前記ソース層よりも深くまで形成された第2導電型のゲート層(16)と、
     前記チャネル層に前記ソース層よりも深くまで形成された第2導電型のボディ層(17)と、
     前記ドリフト層を挟んで前記ソース層と反対側に配置されるドレイン層(11)と、
     前記ゲート層と電気的に接続されるゲート配線(19)と、
     前記ソース層および前記ボディ層と電気的に接続される第1電極(21)と、
     前記ドレイン層と電気的に接続される第2電極(22)と、を備え、
     前記ボディ層は、前記ゲート層と不純物濃度が等しくされていると共に深さが等しくされており、前記ゲート層よりも幅が狭くされている半導体装置。
  16.  前記ドレイン層、前記ドリフト層、前記チャネル層、前記ソース層、前記ゲート層、および前記ボディ層は、炭化珪素で構成されている請求項1ないし15のいずれか1つに記載の半導体装置。
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