WO2018230005A1

WO2018230005A1 - 組み合わせ高床家具

Info

Publication number: WO2018230005A1
Application number: PCT/JP2017/029675
Authority: WO
Inventors: 皐川西; 千里宮崎
Original assignee: 市場株式会社
Priority date: 2017-06-13
Filing date: 2017-08-18
Publication date: 2018-12-20

Abstract

ライフスタイルに合わせて容易に変化させて用いることができる家具を提供する。　主高床体１２と、副高床体１４及び踏台１６のうち少なくともいずれか一方とを組み合わせて形成される高床家具１０であって、主高床体１２は、第１床部２０と、主高床体支持部２２と、第１囲い部２４と、第２囲い部２６と、第３囲い部２８と、第１開放部３４を備え、副高床体１６は、第２床部４０と、副高床体支持部４２と、背板部４４と、昇降するための階段部５０を備え、踏台１６は、第１天板部８０と、第１天板部脚部８６と、第２天板部８２を備え、主高床体１２と副高床体１４を並設することにより、第１床部２０と第２床部４０が繋がって一平面を形成するように構成されたこと、又は、第１開放部３４の下に踏台１６を配置することにより、第１床部２０に昇降するための階段を形成するように構成されたことを特徴とする、組み合わせ高床家具である。

Description

組み合わせ高床家具

　本発明は、組み合わせて使用することができる高床家具に関し、特にライフスタイルに合わせてその構造を容易に変化させて使用することができる高床家具に関するものである。

　従来のベッドスペースとしては、眠る場としてベッドを置いただけやロフトベッドにして上部をベッド、下部を机または収納を付けたシステム家具やユニット家具がある（特許文献１及び特許文献２参照）。

特許第６１３７６５６号公報特開２００２－２０９６５２号公報

　しかしながら、特許文献１のロフトベッドは、家族構成が変化した際に対応することができない。また、特許文献２のベッドは、大掛かりな機構が必要となる。
　よって、ライフスタイルに合わせてその形態を容易に変化させて用いることができる家具が要望されている。

　主高床体と、副高床体及び踏台のうち少なくともいずれか一方と、を組み合わせて形成される高床家具であって、主高床体は、人が座れる面積を有する第１床部と、第１床部を高い位置で支持するための主高床体支持部と、第１床部の長手方向の一方端縁に形成された第１囲い部と、第１床部の奥行き方向の一方端縁に形成された第２囲い部と、第１囲い部と対向する面に形成された第３囲い部と、第２囲い部と対向する面に形成された第１開放部とを備え、副高床体は、主高床体より幅方向の長さが短い第２床部と、第２床部を高い位置で支持するための副高床体支持部と、第２床部と接続し、主高床体の第２囲い部に対向する背板部と、第２床部の長手方向の他方端縁に形成された第２開放部と、第２床部の第２開放部側に昇降するための階段部とを備え、踏台は、第１天板部脚部の上に形成された第１天板部と、第１天板部の上部に積み重ねた第２天板部とを備え、第１天板部と第２天板部を利用して昇降するための階段を形成するように構成され、主高床体の第１開放部の端縁と、副高床体の背板部に対向する端縁とを並設することにより、第１床部と第２床部とが繋がって一平面を形成するように構成されたこと、又は、主高床体の第１開放部の下に踏台を配置し、主高床体の第１床部に昇降するための階段を形成するように構成されたこと、を特徴とする、組み合わせ高床家具である。
　また、副高床体は、第２床部を連接させた背板部の一方端縁であって、第２床部の下方において、階段部が形成され、且つ、背板部の他方端縁であって、階段部と同一の高さ位置において、棚受け部が形成され、階段部と棚受け部との間に棚板が架け渡されるとともに、最も下部の棚板の下方と主高床体の第１床部の下方が繋がって連続するベッド空間が形成されていることが好ましい。
　また、踏台は、第１天板部脚部よりも長さが短い第３天板部脚部の上に形成された第３天板部を備え、第１天板部への昇降を容易にするための階段を形成されていることが好ましい。
　また、踏台は、第１天板部の下方に、主高床体の第１床部の下方のベッド空間と連続するベッド空間が形成されていることが好ましい。
　また、踏台の第２天板部は、第１天板部の一方端の近傍において、部分的に配設されていることが好ましい。

　主高床体と副高床体を並列に配置することにより、第１床部と第２床部が繋がって一平面が形成され、第１床部と第２床部にマットレスと布団を配置することができるため、子供が２人となったときに二段ベッドとして利用できる。また、主高床体の第１開口部の下方に踏台を配置することによって、子供が踏台を昇降して主高床体の第１床部で遊ぶことができる。
　また、副高床体の階段部及び階段部と同位置に形成された棚受け部に着脱自在な棚板を架け渡すことによって、副高床体の第２床部の下部の空間は、棚として利用することもできる。
　さらに、第１天板部と第１天板部脚部によって形成された第１踏台と、第１踏台の第１天板部脚部の高さよりも低い第３天板部脚部と第３天板部を設けた第２踏台を設けることにより、子供が昇降することを容易にし、且つ、第１天板部を机として、また第３天板部を椅子として利用することもできる。
　そして、踏台の第１天板部に部分的に第２天板部を設けることにより、第１天板部と第２天板部の高さ方向の段差の空間に本や小物等を配置することができる。

　そこで、本発明に係る組み合わせ高床家具は、ライフスタイルに合わせて、各構成物を組み合わせて家具を作ることができ、各構成物単体としても使用できる。

　本発明の上述の目的、そのほかの目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなるだろう。

本発明の実施の形態に係る高床家具について、主高床体と副高床体を並設した全体斜視図である。本発明の実施の形態に係る高床家具について、主高床体と踏台を並設した全体斜視図である。本発明の実施の形態に係る副高床体の全体斜視図である。本発明の実施の形態に係る踏台の全体斜視図である。本発明の実施の形態に係る主高床体の平面図である。本発明の実施の形態に係る主高床体の正面図である。本発明の実施の形態に係る主高床体の底面図である。本発明の実施の形態に係る主高床体の右側面図である。本発明の実施の形態に係る主高床体の左側面図である。本発明の実施の形態に係る副高床体の平面図である。本発明の実施の形態に係る副高床体の正面図である。本発明の実施の形態に係る副高床体の右側面図である。本発明の実施の形態に係る副高床体の左側面図である。本発明の実施の形態に係る第１踏台の平面図である。本発明の実施の形態に係る第１踏台の正面図である。本発明の実施の形態に係る第１踏台の右側面図である。本発明の実施の形態に係る第１踏台の底面図である。本発明の実施の形態に係る第２踏台の平面図である。本発明の実施の形態に係る第２踏台の正面図である。本発明の実施の形態に係る第２踏台の右側面図である。本発明の実施の形態に係る第２踏台の底面図である。

　以下、本発明の実施の形態について、図１ないし図２１に基づいて説明する。

　本発明の実施の形態に係る高床家具１０について説明する。高床家具１０は、主高床体１２と、副高床体１４及び踏台１６のうち少なくともいずれか一方を含む。
　なお、添付図面は、主高床体１２の長手方向を幅方向、幅方向に直交し、主高床体１２の設置した床と直交する方向を高さ方向、幅方向及び高さ方向に直交し、床と対向する方向を奥行き方向とする。また、添付図面は、主高床体１２を中心として高さ方向の上方向を上側、高さ方向の下方向を下側、幅方向の右側を右側、幅方向の左側を左側、奥行き方向の手前側を手前側、奥行き方向の奥側を向こう側とする。

　（主高床体１２）
　本発明の実施の形態に係る主高床体１２について、図５ないし図９に基づいて説明する。図５は、本発明の実施の形態に係る主高床体の平面図である。図６は、本発明の実施の形態に係る主高床体の正面図である。図７は、本発明の実施の形態に係る主高床体の底面図である。図８は、本発明の実施の形態に係る主高床体の右側面図である。図９は、本発明の実施の形態に係る主高床体の左側面図である。

　主高床体１２は、人が座れる面積を有する第１床部２０と、第１床部２０を高い位置で支持するための主高床体支持部２２と、第１床部２０の長手方向の一方端縁に形成された第１囲い部２４と、第１床部２０の奥行き方向の一方端縁に形成された第２囲い部２６と、第１囲い部２４と対向する面に形成された第３囲い部２８と、第２囲い部２６と対向する面に形成された第１開放部３４とを備える。

　主高床体１２は、第１床部２０の下の空間では潜り込むように寝ることができ、第１床部２０の上の空間では、お絵かき道具や玩具を広げて遊べるベッドを構成している。

　第１床部２０は、その平面及び側面が、略矩形であり、略長方体状である。
　第１床部２０は、向こう側の端縁において、第１床部２０の上面と直交ないしは交差する方向に延びるように第１囲い部２４が取り付けられている。
　第１床部２０は、手前側の端縁において、第１床部２０の上面と直交ないしは交差する方向に延びるように第３囲い部２８が取り付けられている。
　第１床部２０は、左側の端縁において、第１床部２０の上面と直交ないしは交差する方向に延びるように第２囲い部２６が取り付けられている。
　第１床部２０は、右側の端縁において、第１床部２０の上面と直交する方向に延びるように第１桟３０が取り付けられている。
　第１床部２０は、その上面が、第１囲い部２４と第２囲い部２６と第３囲い部２８とにより囲繞され、その右側の端縁の近傍において第１開放部３４が形成されている。

　第１床部２０は、後述する第１囲い部２４の内側に設けられた床部支持部２４ａと、第２囲い部２６の内側に設けられた床部支持部２６ａと、第３囲い部２８の内側に設けられた床部支持部２８ａと、第１桟３０の内側に設けられた床部支持部３０ａと、第２桟３２の上に配設される。第１囲い部２４の内側に設けられた床部支持部２４ａと、第２囲い部２６の内側に設けられた床部支持部２６ａと、第３囲い部２８の内側に設けられた床部支持部２８ａと、第１桟３０の内側に設けられた床部支持部３０ａとは、床から同じ高さに設けられ、主高床体の幅方向中央部に設けた第２桟３２とともに第１床部２０を支持することにより、第１床部２０を水平に保持し、人が座れる面積を有する床部を形成する。
　第１床部２０は、２枚のフラッシュ構造の木材の上面にフェルトを貼り付けて形成されていてもよい。

　主高床体支持部２２は、平面視略正方形であり、高さ方向に長い複数本（４本）の角柱材からなる主高床体支持部２２の支持棒２２ａ、支持棒２２ｂ、支持棒２２ｃ及び支持棒２２ｄで構成される。
　主高床体支持部２２の支持棒２２ａ、支持棒２２ｂ、支持棒２２ｃ及び支持棒２２ｄは、第１床部２０の上面と直交する方向に延びるように、取り付けられている。

　主高床体支持部２２を構成する支持棒２２ａは、第１囲い部２４の右端縁及び第１桟３０の向こう側端縁と連結されている。
　主高床体支持部２２を構成する支持棒２２ｂは、第１囲い部２４の左端縁及び第２囲い部２６の向こう側の端縁と連結されている。
　主高床体支持部２２を構成する支持棒２２ｃは、第２囲い部２６の手前側端縁及び第３囲い部２８の左側端縁と連結されている。
　主高床体支持部２２を構成する支持棒２２ｄは、第３囲い部２８の右端縁及び第１桟３０の手前側端縁と連結されている。

　主高床体支持部２２は、第１床部２０より下部が脚部となり、第１床部２０を水平になるように支持する。
　また、主高床体支持部２２には集積材が使用されている。

　第１囲い部２４は、正面視略矩形であり、右端縁に主高床体支持部２２の支持棒２２ａ及び左端縁に主高床体支持部２２の支持棒２２ｂが形成され、上端に第１フレーム２４ｂが形成されている。
　主高床体支持部２２の支持棒２２ａと第１フレーム２４ｂ、及び、主高床体支持部２２の支持棒２２ｂと第１フレーム２４ｂは、支持棒２２ａ及び支持棒２２ｂに凹部を設け、第１フレーム２４ｂに凸部を設け、第１フレーム２４ｂに設けた凸部を支持棒２２ａ及び２２ｂに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。また、主高床体支持部２２の支持棒２２ａと第１囲い部２４の下部、及び、主高床体支持部２２の支持棒２２ｂと第１囲い部２４の下部も同様に、支持棒２２ａ及び支持棒２２ｂに凹部を設け、第１囲い部２４の下部に凸部を設け、第１囲い部２４の下部に設けた凸部を支持棒２２ａ及び支持棒２２ｂに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。さらに、第１囲い部２４と、主高床体支持部２２の支持棒２２ａ及び支持棒２２ｂ並びに第１フレーム２４ｂは、だぼ固定されている。
　第１囲い部２４の第１床部２０側の面に、床部支持部２４ａが突設され、床部支持部２４ａは、第１囲い部２４に木ねじ等により固定されている。
　第１囲い部２４の奥行き方向の長さは、主高床体支持部２２の支持棒２２ａ及び支持棒２２ｂの奥行き方向の長さと同じ長さである。

　第２囲い部２６は、左右側面視略矩形であり、向こう側の端縁に主高床体支持部２２の支持棒２２ｂ及び手前側の端縁に主高床体支持部２２の支持棒２２ｃが形成され、上端に第２フレーム２６ｂが形成されている。
　主高床体支持部２２の支持棒２２ｂと第２フレーム２６ｂ、及び、主高床体支持部２２の支持棒２２ｃと第２フレーム２６ｂは、支持棒２２ｂ及び支持棒２２ｃに凹部を設け、第２フレーム２６ｂに凸部を設け、第２フレーム２６ｂに設けた凸部を支持棒２２ｂ及び支持棒２２ｃに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。また、主高床体支持部２２の支持棒２２ｂと第２囲い部２６の下部、及び、主高床体支持部２２の支持棒２２ｃと第２囲い部２６の下部も同様に、支持棒２２ｂ及び支持棒２２ｃに凹部を設け、第２囲い部２６の下部に凸部を設け、第２囲い部２６の下部に設けた凸部を支持棒２２ｂ及び支持棒２２ｃに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。さらに、第２囲い部２６と、主高床体支持部２２の支持棒２２ｂ及び支持棒２２ｃ並びに第２フレーム２６ｂは、だぼ固定されている。
　第２囲い部２６の第１床部２０側の面に、床部支持部２６ａが突設され、床部支持部２６ａは、第２囲い部２６に木ねじ等により固定されている。第２囲い部２６の床部支持部２６ａは、第１囲い部２４の床部支持部２４ａと同じ高さに設けられている。
　第２囲い部２６の幅方向の長さは、主高床体支持部２２の支持棒２２ｂ及び支持棒２２ｃの幅方向の長さと同じ長さである。

　第３囲い部２８は、第１囲い部２４と対称に構成され、左端縁に主高床体支持部２２の支持棒２２ｃ及び右端縁に主高床体支持部２２の支持棒２２ｄが形成され、上端に第３フレーム２８ｂが形成されている。
　主高床体支持部２２の支持棒２２ｃと第３フレーム２８ｂ、及び、主高床体支持部２２の支持棒２２ｄと第３フレーム２８ｂは、支持棒２２ｃ及び支持棒２２ｄに凹部を設け、第３フレーム２８ｂに凸部を設け、第３フレーム２８ｂに設けた凸部を支持棒２２ｃ及び支持棒２２ｄに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。また、主高床体支持部２２の支持棒２２ｃと第３囲い部２８の下部、及び、主高床体支持部２２の支持棒２２ｄと第３囲い部２８の下部も同様に、支持棒２２ｃ及び支持棒２２ｄに凹部を設け、第３囲い部２８の下部に凸部を設け、第３囲い部２８の下部に設けた凸部を支持棒２２ｃ及び支持棒２２ｄに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。さらに、第３囲い部２８と、主高床体支持部２２の支持棒２２ｃ及び支持棒２２ｄ並びに第３フレーム２８ｂは、だぼ固定されている。
　第３囲い部２８の第１床部２０側の面に、床部支持部２８ａが突設されている。床部支持部２８ａは、第３囲い部２８に木ねじ等により固定されている。第３囲い部２８の床部支持部２８ａは、第１囲い部２４の床部支持部２４ａと同じ高さに設けられている。
　第３囲い部２８の奥行き方向の長さは、主高床体支持部２２の支持棒２２ｃ及び２２ｄの奥行き方向の長さと同じ長さである。

　第１囲い部２４、第２囲い部２６及び第３囲い部２８は、フラッシュ構造の木材の両面にフェルトを貼り付けて形成されていてもよい。
　第１囲い部２４の第１フレーム２４ｂ、第２囲い部２６の第２フレーム２６ｂ及び第３囲い部２８の第３フレーム２８ｂには、集積材が使用されている。

　第１桟３０は、左右側面視略矩形であり、第２囲い部２６に対向し、手前側の端縁に主高床体支持部２２の支持棒２２ｄ及び向こう側の端縁に主高床体支持部２２の支持棒２２ａが形成されている。
　主高床体支持部２２の支持棒２２ｄと第１桟３０、及び、主高床体支持部２２の支持棒２２ａと第１桟３０は、支持棒２２ｄ及び支持棒２２ａに凹部を設け、第１桟３０に凸部を設け、第１桟３０に設けた凸部を支持棒２２ｄ及び支持棒２２ａに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。
　第１桟３０の第１床部２０側の面に、床部支持部３０ａが突設されている。床部支持部３０ａは、第１桟３０に木ねじ等により固定されている。第１桟３０の床部支持部３０ａは、第１囲い部２４の床部支持部２４ａと同じ高さに設けられている。
　第１桟３０の幅方向の長さは、主高床体支持部２２の支持棒２２ａ及び２２ｄの幅方向の長さと同じ長さである。

　第２桟３２は、左右側面視略矩形であり、第２囲い部２６及び第１桟３０に対向し、第１囲い部２４及び第３囲い部２８の長手方向略中央に設けられる。第２桟３２は、ほぞ固定又は、だぼ固定により、第１囲い部２４の床部支持部２４ａ及び第３囲い部２８の床部支持部２８ａの間に取り付けられる。第２桟３２は、第１床部２０を２つのパネル材で構成した場合に、パネル材の結合部の下に位置することが望ましい。

　第１開放部３４は、第２囲い部２６に対向する面であり、且つ、第１桟３０の上に設けられる。第１開放部３４は、第１床部２０への出入口として使用される。
　また、床と主高床体１２の第１床部２０との間にベッド空間Ｓ₁が形成される。

　輸送される際に、主高床体１２は、２枚に分割された第１床部２０と、主高床支持部２２の支持棒２２ａ及び支持棒２２ｂが接続された第１囲い部２４と、第２囲い部２６と、主高床支持部２２の支持棒２２ｃ及び支持棒２２ｄが接続された第３囲い部２８と、第１桟３０と、第２桟３２とに分けることができ、配置する場所で組み立てが可能である。

　（副高床体１４）
　本発明の実施の形態に係る副高床体１４について、図１０ないし図１３に基づいて説明する。図１０は、本発明の実施の形態に係る副高床体の平面図である。図１１は、本発明の実施の形態に係る副高床体の正面図である。図１２は、本発明の実施の形態に係る副高床体の右側面図である。図１３は、本発明の実施の形態に係る副高床体の左側面図である。

　副高床体１４は、主高床体１２の第１床部２０より幅方向の長さが短い第２床部４０と、第２床部４０を高い位置で支持するための副高床体支持部４２と、主高床体１２の第２囲い部２６に対向する背板部４４と、背板部４４の一方端縁と他方端縁を結ぶ方向における第２床部４０の一方端縁に形成された第２開放部４６と、背板部４４の一方端縁と他方端縁を結ぶ方向における第２床部４０の他方端縁に形成された第３開放部４８と、第２床部４０の第２開放部４６側に昇降するための階段部５０とを備える。第２開放部４６と第３開放部４８とは、対向している。

　副高床体１４は、第２床部４０が主高床体１２の第１床部２０と同一の高さにおいて、主高床体１２の第１床部２０と連結されるように、平板状に形成されている。
　第２床部４０は、四隅において、垂直方向に配設された副高床支持部４２により、主高床体１２の第１床部２０と同一の高さに支持されている。

　第２床部４０の平面及び側面は、略矩形である。また、第２床部４０は、主高床体１２の第１床部２０と高さ方向及び奥行き方向の長さは同寸であり、幅方向の長さは、第１床部２０より短い長さであることが望ましい。
　第２床部４０は、向こう側端縁において、第２床部フレーム４０ａが、だぼ固定により取付けられている。
　第２床部４０は、手前側端縁において、第２床部フレーム４０ｂが、だぼ固定により取付けられている。
　第２床部４０は、右側端縁において、背板部４４に、だぼ固定により接続されている。
　第２床部４０は、四隅に設けた複数本（４本）の副高床体支持部４２によって支持されることにより、棚状の床部を形成することができる。

　副高床支持部４２は、この実施の形態においては、角柱状の支持棒４２ａ、支持棒４２ｂ、支持棒４２ｃ及び支持棒４２ｄにより構成される。
　支持棒４２ａは、背板部４４の向こう側の端縁及び第２床部フレーム４０ａの右側端及び棚受け部５２の右側端と連結されている。
　支持棒４２ｂは、第２床部フレーム４０ａの左側端及び棚受け部５２の左側端と連結されている。
　支持棒４２ｃは、第２床部フレーム４０ｂの左側端及び階段部５０の左側端と連結されている。
　支持棒４２ｄは、背板部４４の手前側の端縁及び第２床部フレーム４０ｂの右側端及び階段部５０の右側端と連結されている。
　また、副高床体支持部４２には集積材が使用されている。

　第２床部フレーム４０ａは、副高床支持部４２の支持棒４２ａ及び支持棒４２ｂに凹部を設け、第２床部フレーム４０ａの左右端に設けた凸部を支持棒４２ａ及び支持棒４２ｂの凹部に差し込むことによって接続されている。
　第２床部フレーム４０ｂは、副高床支持部４２の支持棒４２ｃ及び支持棒４２ｄに凹部を設け、第２床部フレーム４０ｂの左右端に設けた凸部を支持棒４２ｃ及び支持棒４２ｄの凹部に差し込むことによって接続されている。
　第２床部フレーム４０ａ及び４０ｂは、集積材が使用されている。

　背板部４４は、主高床体１２を副高床体１４と並列して配置した際に、主高床体１２の第２囲い部２６を対向する面に配設され、向こう側の端縁に副高床体支持部４２の支持棒４２ａ及び手前側の端縁に副高床体支持部４２の支持棒４２ｄが形成され、上端に背板部フレーム４４ａが形成されている。背板部４４は、主高床体１２と高さ方向及び奥行き方向の長さが同寸であり、幅方向の長さが副高床体支持部４２と同寸であることが望ましい。
　副高床体支持部４２の支持棒４２ａと背板部フレーム４４ａ、及び、副高床体支持部４２の支持棒４２ｄと背板部フレーム４４ａは、支持棒４２ａ及び支持棒４２ｄに凹部を設け、背板部フレーム４４ａに凸部を設け、背板部フレーム４４ａに設けた凸部を支持棒４２ａ及び支持棒４２ｄに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。また、副高床体支持部４２の支持棒４２ａと背板部４４の下部、及び、副高床体支持部４２の支持棒４２ｄと背板部４４の下部も同様に、支持棒４２ａ及び支持棒４２ｄに凹部を設け、背板部４４の下部に凸部を設け、背板部４４の下部に設けた凸部を支持棒４２ａ及び支持棒４２ｄに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。さらに、背板部４４と、副高床体支持部４２の支持棒４２ａ及び支持棒４２ｄ並びに背板部フレーム４４ａは、だぼ固定されている。
　背板部フレーム部４４ａは、集積材が使用される。背板部４４は、フラッシュ構造の木材の両面にフェルトを貼り付けているパネルを使用することが望ましい。
　また、背板部４４の一方端縁であって、第２床部４０の下方において、階段部５０が形成され、且つ、背板部４４の他方端縁であって、階段部５０と同一の高さ位置において、棚受け部５２が形成されている。

　階段部５０は、第２床部４０の幅方向に設けられた第２床部フレーム４０ａ若しくは第２床部フレーム４０ｂのいずれか一方の下部に、平行に適宜な間隔をおいて、高さ方向に複数本、例えば、２本の階段棒５０ａ及び階段棒５０ｂが、支持棒４２ｃと支持棒４２ｄとの間に架け渡されるように構成されている。階段棒５０ａ及び階段棒５０ｂは、支持棒４２ｃ及び支持棒４２ｄに凹部を設け、階段棒５０ａ及び階段棒５０ｂの左右端に設けた凸部を支持棒４２ｃ及び支持棒４２ｄの凹部に差し込むことによって接続されている。
　階段部５０は、集積材が使用されている。

　棚受け部５２は、階段部５０に対向する面に設置され、第２床部４０の幅方向に設けられた階段部５０とは他方の第２床部フレーム４０ａ若しくは第２床部フレーム４０ｂの下部に、階段部５０と同位置に複数本、例えば、２本の棚受け棒５２ａ及び棚受け棒５２ｂが、支持棒４２ａと支持棒４２ｂとの間に架け渡されるように構成されている。棚受け棒５２ａ及び棚受け棒５２ｂは、支持棒４２ａ及び支持棒４２ｂに凹部を設け、棚受け棒５２ａ及び棚受け棒５２ｂの左右端に設けた凸部を支持棒４２ａ及び支持棒４２ｂの凹部に差し込むことによって接続されている。
　棚受け部５２は、集積材が使用されている。

　棚板５４は、平面視略矩形であり、奥行き方向の一方端縁は、丸みが付けられている。棚板５４は、棚板５４の幅方向両端の各２箇所に、棚板５４を階段部５０と棚受け部５２の間に着脱自在に架け渡たすための棚板取付部５６が設けられている。棚板５４の棚板取付部５６を、階段部５０の階段棒５０ａ及び５０ｂと、棚受け部５２の棚受け棒５２ａ及び５２ｂとの間に架け渡たすことにより、副高床体１４は、階段部５０を昇降するための階段として使用するだけでなく、着脱自在な棚板５４を有する棚としても使用することができる。

　棚板取付部５６は、棚板５４の幅方向両端に、例えば各２箇所設けられ、棚板取付部５６は棚板５４と螺子等により固定されている。棚板取付部５６は、階段部５０及び棚受け部５２に引っ掛けるための下向きコの字型の留具が設けられている。留具を階段部５０及び棚受け部５２に引っ掛けることにより、着脱自在に棚板５４を取り付けることができる。

　また、付属の洋服掛け用棒５８を第２床部４０に設けることにより、洋服を掛けることもできる。

　副高床体１４は、主高床体１２と組み合わせて、上下段ともに寝床として使用できる二段ベッドタイプとして展開できるように構成されている。
　副高床体１４は、主高床体１２と組み合わせることで、はしごに変化し、また、副高床体１４は、棚板を取り付けることで、収納ボックスとなり、単体でも収納棚として活用できるように構成されている。

　副高床体１４は、主高床体１２と組み合わせて使用するだけではなく、主高床体１２と組み合わせて使用しない場合であっても、副高床体１４の階段部５０と棚受け部５２の間に、棚板５４を架け渡たすことによって形成された棚のみでも使用することができる。

　（踏台１６）
　本発明の実施の形態に係る踏台１６について、図１４ないし図２１に基づいて説明する。踏台１６は、第１踏台７０のみから構成されてもよいし、第２踏台７２とあわせて使用してもよい。図１４は、本発明の実施の形態に係る第１踏台の平面図である。図１５は、本発明の実施の形態に係る第１踏台の正面図である。図１６は、本発明の実施の形態に係る第１踏台の右側面図である。図１７は、本発明の実施の形態に係る第１踏台の底面図である。図１８は、本発明の実施の形態に係る第２踏台の平面図である。図１９は、本発明の実施の形態に係る第２踏台の正面図である。図２０は、本発明の実施の形態に係る第２踏台の右側面図である。図２１は、本発明の実施の形態に係る第２踏台の底面図である。

　第１踏台７０は、第１天板部脚部８６の上に形成された第１天板部８０と、第１天板部８０の上部に積み重ね、第２天板部脚部８８の上に形成された第２天板部８２とを備え、第１天板部８０と第２天板部８２を利用して昇降するための階段を形成するように構成される。

　第１天板部８０の平面及び正面は、略矩形である。また、第１天板部８０の幅方向の長さは第１床部２０より短く、奥行き方向の長さは同じであることが望ましい。第１天板部８０は、四隅に設けた複数本（４本）の第１天板部脚部８６によって支持されることにより、平面状の第１天板部８０を形成することができる。

　第１天板部８０の四隅に、第１天板部脚部８６を構成する第１天板部支持棒８６ａ、第１天板部支持棒８６ｂ、第１天板部支持棒８６ｃ及び第１天板部支持棒８６ｄを取り付けられ、第１天板部８０を水平に支持するように構成されている。
　また、第１天板部支持部８６の高さ方向の長さは、主高床体１２の第１床部２０と床との間の距離の約２分の１であることが好ましい。
　第１天板部支持棒８６ａは、底面視において、第１天板部８０の向こう側の端縁且つ右端縁に設けられ、第１天板部８０と直交する方向に延びるように取り付けられている。
　第１天板部支持棒８６ｂは、底面視において、第１天板部８０の向こう側の端縁且つ左端縁に設けられ、第１天板部８０と直交する方向に延びるように取り付けられている。
　第１天板部支持棒８６ｃは、底面視において、第１天板部８０の手前側の端縁且つ左端縁に設けられ、第１天板部８０と直交する方向に延びるように取り付けられている。
　第１天板部支持棒８６ｄは、底面視において、第１天板部８０の手前側の端縁且つ右端縁に設けられ、第１天板部８０と直交する方向に延びるように取り付けられている。

　第１天板部８０の底面は、第１天板部脚部補強部９２として、４本の第１天板部脚部幕板９２ａ、第１天板部脚部幕板９２ｂ、第１天板部脚部幕板９２ｃ、第１天板部脚部幕板９２ｄと、四隅に第１天板部脚部隅木９２ｅ、第１天板部脚部隅木９２ｆ、第１天板部脚部隅木９２ｇ、第１天板部脚部隅木９２ｈと、１本の第１天板部脚部桟９２ｉが取り付けられている。
　第１天板部脚部幕板９２ａは、第１天板部支持棒８６ａと第１天板部支持棒８６ｄとの間に設けられ、第１天板部８０を支持している。
　第１天板部脚部幕板９２ｂは、第１天板部支持棒８６ｃと第１天板部支持棒８６ｄとの間に設けられ、第１天板部８０を支持している。
　第１天板部脚部幕板９２ｃは、第１天板部支持棒８６ｂと第１天板部支持棒８６ｃとの間に設けられ、第１天板部８０を支持している。
　第１天板部脚部幕板９２ｄは、第１天板部支持棒８６ａと第１天板部支持棒８６ｂとの間に設けられ、第１天板部８０を支持している。
　第１天板部脚部隅木９２ｅは、第１天板部脚部幕板９２ａと第１天板部脚部幕板９２ｄとの間に設けられ、第１天板部支持棒８６ａに対向し、第１天板部８０を支持している。
　第１天板部脚部隅木９２ｆは、第１天板部脚部幕板９２ａと第１天板部脚部幕板９２ｂとの間に設けられ、第１天板部支持棒８６ｄに対向し、第１天板部８０を支持している。
　第１天板部脚部隅木９２ｇは、第１天板部脚部幕板９２ｂと第１天板部脚部幕板９２ｃとの間に設けられ、第１天板部支持棒８６ｃに対向し、第１天板部８０を支持している。
　第１天板部脚部隅木９２ｈは、第１天板部脚部幕板９２ｃと第１天板部脚部幕板９２ｄとの間に設けられ、第１天板部支持棒８６ｂに対向し、第１天板部８０を支持している。
　第１天板部脚部桟９２ｉは、第１天板部脚部幕板９２ａの中央と第１天板部脚部幕板９２ｃの中央との間に設けられ、第１天板部８０を支持している。

　第１天板部支持棒８６ａ、８６ｂ、８６ｃ、８６ｄと、第１天板部脚部幕板９２ａ、９２ｂ、９２ｃ、９２ｄは、第１天板部支持棒８６ａ、８６ｂ、８６ｃ、８６ｄに凹部を設け、第１天板部脚部幕板９２ａ、９２ｂ、９２ｃ、９２ｄに凸部を設け、第１天板部脚部幕板９２ａ、９２ｂ、９２ｃ、９２ｄに設けた凸部を第１天板部支持棒８６ａ、８６ｂ、８６ｃ、８６ｄに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。そして、第１天板部８０と、第１天板部支持棒８６及び第１天板部脚部幕板９２とは、第１天板部８０の底面に、第１天板部脚部幕板９２ａ、９２ｂ、９２ｃ、９２ｄを螺子等によって固定することで、連結されている。
　第１天板部脚部隅木９２ｅ、９２ｆ、９２ｇ、９２ｈは、第１天板部脚部幕板９２ａ、９２ｂ、９２ｃ、９２ｄに対して直角に螺子等で固定し、第１天板部脚部８６を補強している。
　また、第１天板部８０の底面から延出する第１天板部支持棒８６ａと第１天板部支持棒８６ｂの間、及び、第１天板部支持棒８６ｃと第１天板部支持棒８６ｄの間は、フェルトが張られたフラッシュ構造の木材がはめ込まれていてもよい。

　第２天板部８２は、第１天板部８０の右端縁の一部に取り付けられた、第２天板部脚部８８を構成する第２天板支持板８８ａと、第１天板部８０の向こう側の端縁に取り付けられた、第２天板部脚部８８を構成する第２天板支持板８８ｂと、第１天板部８０の左端縁の一部に、第２天板支持板８８ａと対向するように取り付けられた、第２天板部脚部８８を構成する第２天板部支持板８８ｃによって支持されている。
　第２天板部８２の床からの距離は、主高床体１２の第１床部２０と床との間の距離と、第１天板部８０と床との間の距離の中間に位置することが好ましい。
　また、第２天板部８２と第２天板部脚部８８に囲まれた領域において、本や小物等を置くことができるスペースを形成することができる。

　第２踏台７２は、第１天板部脚部８６よりも高さ方向の長さが短い第３天板部脚部９０の上に形成された第３天板部８４を備える。

　第３天板部８４の平面及び正面は、略矩形である。また、第３天板部８４の幅方向の長さは、第１天板部８０より短く、奥行き方向の長さは、第１天板部８０より短いことが好ましい。第３天板部８４は、四隅に設けた複数本（４本）の第３天板部脚部９０によって支持されることにより、平面状の第３天板部８４を形成することができる。

　第３天板部８４は、第３天板部８４の四隅に、第３天板部脚部９０を構成する第３天板部支持棒９０ａ、第３天板部支持棒９０ｂ、第３天板部支持棒９０ｃ及び第３天板部支持棒９０ｄを取り付けられ、第３天板部８４を水平に支持するように構成されている。第３天板部脚部９０の高さ方向の長さは、第１天板部脚部８６の高さ方向の長さよりも短いことが好ましい。
　第３天板部支持棒９０ａは、底面視において、第３天板部８４の向こう側の端縁且つ右端縁に設けられ、第３天板部８４と直交する方向に延びるように取り付けられている。
　第３天板部支持棒９０ｂは、底面視において、第３天板部８４の向こう側の端縁且つ左端縁に設けられ、第３天板部８４と直交する方向に延びるように取り付けられている。
　第３天板部支持棒９０ｃは、底面視において、第３天板部８４の手前側の端縁且つ左端縁に設けられ、第３天板部８４と直交する方向に延びるように取り付けられている。
　第３天板部支持棒９０ｄは、底面視において、第３天板部８４の手前側の端縁且つ右端縁に設けられ、第３天板部８４と直交する方向に延びるように取り付けられている。

　第３天板部８４の底面は、第３天板部脚部補強部９４として、４本の第３天板部脚部幕板９４ａ、第３天板部脚部幕板９４ｂ、第３天板部脚部幕板９４ｃ、第３天板部脚部幕板９４ｄと、四隅に第３天板部脚部隅木９４ｅ、第３天板部脚部隅木９４ｆ、第３天板部脚部隅木９４ｇ、第３天板部脚部隅木９４ｈと、１本の第３天板部脚部桟９４ｉが取り付けられている。
　第３天板部脚部幕板９４ａは、第３天板部支持棒９０ａと第１天板部支持棒９０ｄとの間に設けられ、第３天板部８４を支持している。
　第３天板部脚部幕板９４ｂは、第３天板部支持棒９０ｃと第１天板部支持棒９０ｄとの間に設けられ、第３天板部８４を支持している。
　第３天板部脚部幕板９４ｃは、第３天板部支持棒９０ｂと第１天板部支持棒９０ｃとの間に設けられ、第３天板部８４を支持している。
　第３天板部脚部幕板９４ｄは、第３天板部支持棒９０ａと第１天板部支持棒９０ｂとの間に設けられ、第３天板部８４を支持している。
　第３天板部脚部隅木９４ｅは、第１天板部脚部幕板９４ａと第３天板部脚部幕板９４ｄとの間に設けられ、第３天板部支持棒９０ａに対向し、第３天板部８４を支持している。
　第３天板部脚部隅木９４ｆは、第１天板部脚部幕板９４ａと第３天板部脚部幕板９４ｂとの間に設けられ、第３天板部支持棒９０ｄに対向し、第３天板部８４を支持している。
　第３天板部脚部隅木９４ｇは、第１天板部脚部幕板９４ｂと第３天板部脚部幕板９４ｃとの間に設けられ、第３天板部支持棒９０ｃに対向し、第３天板部８４を支持している。
　第３天板部脚部隅木９４ｈは、第１天板部脚部幕板９４ｃと第３天板部脚部幕板９４ｄとの間に設けられ、第３天板部支持棒９０ｂに対向し、第３天板部８４を支持している。
　第３天板部脚部桟９４ｉは、第１天板部脚部幕板９４ａの中央と第１天板部脚部幕板９４ｃの中央との間に設けられ、第３天板部８４を支持している。

　第３天板部支持棒９０ａ、９０ｂ、９０ｃ、９０ｄと第３天板部脚部幕板９４ａ、９４ｂ、９４ｃ、９４ｄは、第３天板部支持棒９０ａ、９０ｂ、９０ｃ、９０ｄに凹部を設け、第３天板部脚部幕板９４ａ、９４ｂ、９４ｃ、９４ｄに凸部を設け、第３天板部脚部幕板９４ａ、９４ｂ、９４ｃ、９４ｄに設けた凸部を第３天板部支持棒９０ａ、９０ｂ、９０ｃ、９０ｄに設けた凹部に差し込むことによって接続されている。そして、第３天板部８４と、第３天板部支持部９０及び第３天板部脚部幕板９４とは、第３天板部８４の底面に、第３天板部脚部幕板９４ａ、９４ｂ、９４ｃ、９４ｄを螺子等によって固定することによって、連結されている。
　第３天板部脚部隅木９４ｅ、９４ｆ、９４ｇ、９４ｈは、第３天板部脚部幕板９４ａ、９４ｂ、９４ｃ、９４ｄに対して直角に螺子等で固定し、第３天板部脚部９０を補強している。

　（実施例１）
　主高床体１２と副高床体１４とを並設して、二段ベッド１００とすることについて、図１に基づいて説明する。図１は、本発明の実施の形態に係る高床家具について、主高床体と副高床体を並設した全体斜視図である。

　主高床体１２の第１床部２０の第１開放部３４側の端縁と、副高床体１４の第２床部４０の背板部４４を対向する奥行き方向の端縁を並設し、主高床体１２の主高床支持部２２の支持棒２２ａと副高床体１４の副高床支持部４２の支持棒４２ｂとが且つ、主高床体１２の主高床支持部２２の支持棒２２ｄと副高床体１４の副高床支持部４２の支持棒４２ｃとが、それぞれ幅方向に隣り合うように設置することで、主高床体１２の第１床部２０と副高床体１４の第２床部４０は、繋がって一平面を形成する。
　また、第１床部２０と第２床部４０が繋がった床部への昇降は、副高床体１４の階段部５０又は棚受け部５２を使用し、第２開放部４６又は第３開放部４８を出入口として使用する。

　主高床体１２の第１床部２０と副高床体１４の第２床部４０が繋がって一平面を形成することにより、第１床部２０と第２床部４０が繋がった床部の上に布団を敷くことができる。また、主高床体１２のベッド空間Ｓ₁と副高床体１４のベッド空間Ｓ₂が繋がって、主高床体支持部２２と副高床体支持部４２に囲われた領域に布団を敷くことができる。従って、主高床体１２と副高床体１４を組み合わせることにより、二段ベッド１００として使用することができる。
　また、副高床体１４の階段部５０及び棚受け部５２との間に、棚板５４を棚板取付部５６によって架け渡すことも可能である。

　（実施例２）
　主高床体１２と踏台１６とを並設して、ロフト付ベッド１２０とすることについて、図２に基づいて説明する。図２は、本発明の実施の形態に係る高床家具について、主高床体と踏台を並設した全体斜視図である。

　主高床体１２の第１開放部３４側の端縁の下に、踏台１６の第１踏台７０を並設し、主高床体１２の主高床支持部２２の支持棒２２ａと第１踏台７０の第１天板部脚部８６の第１天板部支持棒８６ｂとが且つ、主高床体１２の主高床支持部２２の支持棒２２ｄと第１踏台７０の第１天板部脚部８６の第１天板部支持棒８６ｃとが、それぞれ幅方向に隣り合うように設置する。このとき、第１踏台７０の第２天板部８２は、主高床体１２の第１開放部３４の近傍になる。

　従って、第１踏台７０の第１天板部８０及び第２天板部８２を利用して主高床体１２の第１開放部３４を出入口として、第１床部２０へ昇降することができる。
　また、第１踏台７０の第１天板部脚部８６の間は幅方向に空洞になっているため、主高床体１２のベッド空間Ｓ₁と踏台１６のベッド空間Ｓ₃が繋がって、主高床体支持部２２と第１天板部脚部８６に囲われた領域に布団を敷くことができる。
　また、第１天板部８０の下部に空間を形成されるため、第３天板部８４と第３天板部脚部９０からなる第２踏台７２を、第１天板部８０と第１天板部脚部８６からなる第１踏台７０の近傍に設置することによって、第１踏台７０の第１天板部８０を机の天板として、また、第２踏台７２の第３天板部８４を椅子の天板として利用されることも可能である。

　（効果）
　図１に示すように、主高床体１２と副高床体１４を組み合わせることによって、二段ベッドが形成できる。従って、子供が１人から２人に増えたときに、主高床体１２と副高床体１４を組み合わせて、二段ベッドとして使用できる。
　また、副高床体１４に階段部５０が設けられているため、階段部が別体となっている従来の二段ベッドよりも省スペース化を図ることができる。

　図２に示すように、主高床体１２と踏台１６を組み合わせることによって、ロフト及び机が形成できる。従って、子供が１人の場合や、二段ベッドとして使用していたが、部屋が分かれて１人が使用することとなったとき等に、主高床体１２と踏台１６を組み合わせて、上部をロフト、下部をベッド、踏台１６を机及び椅子として使用できる。

　図３に示すように、副高床体１４は、主高床体１２と組み合わせない場合、階段部５０と棚受け部５２との間に棚板５４を架け渡すことによって、着脱自在な棚板５４を有する棚として利用も可能である。

　図４に示すように、踏台１６は、主高床体１２と組み合わせない場合、第１踏台７０を机として、第２踏台７２を椅子として利用も可能である。

　主高床体１２、副高床体１４、踏台１６にフェルト地を使用することによって、防音に優れ、また、子供が遊んでいるうちに当該家具に衝突したときでも衝撃を和らげることができる。

　以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
　すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。

　１０　高床家具
　１２　主高床体
　１４　副高床体
　１６　踏台
　２０　第１床部
　２２　主高床体支持部
　２２ａ　支持棒
　２２ｂ　支持棒
　２２ｃ　支持棒
　２２ｄ　支持棒
　２４　第１囲い部
　２４ａ　第１フレーム
　２４ｂ　第１床部支持部
　２６　第２囲い部
　２６ａ　第２フレーム
　２６ｂ　第２床部支持部
　２８　第３囲い部
　２８ａ　第３フレーム
　２８ｂ　第３床部支持部
　３０　第１桟
　３０ａ　第４床部支持部
　３２　第２桟
　３４　第１開放部
　４０　第２床部
　４０ａ　第２床部フレーム
　４０ｂ　第２床部フレーム
　４２　副高床支持部
　４２ａ　支持棒
　４２ｂ　支持棒
　４２ｃ　支持棒
　４２ｄ　支持棒
　４４　背板部
　４４ａ　背板部フレーム
　４６　第２開放部
　４８　第３開放部
　５０　階段部
　５０ａ　階段棒
　５０ｂ　階段棒
　５２　棚受け部
　５２ａ　棚受け棒
　５２ｂ　棚受け棒
　５４　棚板
　５６　棚板取付部
　５８　洋服掛け棒
　７０　第１踏台
　７２　第２踏台
　８０　第１天板部
　８２　第２天板部
　８４　第３天板部
　８６　第１天板部脚部
　８６ａ　第１天板部支持棒
　８６ｂ　第１天板部支持棒
　８６ｃ　第１天板部支持棒
　８６ｄ　第１天板部支持棒
　８８　第２天板部脚部
　８８ａ　第２天板部支持板
　８８ｂ　第２天板部支持板
　８８ｃ　第２天板部支持板
　９０　第３天板部脚部
　９０ａ　第３天板部支持棒
　９０ｂ　第３天板部支持棒
　９０ｃ　第３天板部支持棒
　９０ｄ　第３天板部支持棒
　９２　第１天板部脚部補強部
　９２ａ　第１天板部脚部幕板
　９２ｂ　第１天板部脚部幕板
　９２ｃ　第１天板部脚部幕板
　９２ｄ　第１天板部脚部幕板
　９２ｅ　第１天板部脚部隅木
　９２ｆ　第１天板部脚部隅木
　９２ｇ　第１天板部脚部隅木
　９２ｈ　第１天板部脚部隅木
　９２ｉ　第１天板部脚部桟
　９４　第３天板部脚部補強部
　９４ａ　第３天板部脚部幕板
　９４ｂ　第３天板部脚部幕板
　９４ｃ　第３天板部脚部幕板
　９４ｄ　第３天板部脚部幕板
　９４ｅ　第３天板部脚部隅木
　９４ｆ　第３天板部脚部隅木
　９４ｇ　第３天板部脚部隅木
　９４ｈ　第３天板部脚部隅木
　９４ｉ　第３天板部脚部桟
　１００　二段ベッド
　１２０　ロフト付ベッド
　Ｓ₁　主高床体ベッド空間
　Ｓ₂　副高床体ベッド空間
　Ｓ₃　踏台ベッド空間

Claims

　主高床体と、
　副高床体及び踏台のうち少なくともいずれか一方と、
を組み合わせて形成される高床家具であって、
　前記主高床体は、人が座れる面積を有する第１床部と、前記第１床部を高い位置で支持するための主高床体支持部と、前記第１床部の長手方向の一方端縁に形成された第１囲い部と、前記第１床部の奥行き方向の一方端縁に形成された第２囲い部と、前記第１囲い部と対向する面に形成された第３囲い部と、前記第２囲い部と対向する面に形成された第１開放部とを備え、
　前記副高床体は、前記主高床体より幅方向の長さが短い第２床部と、前記第２床部を高い位置で支持するための副高床体支持部と、前記第２床部と接続し、前記主高床体の前記第２囲い部に対向する背板部と、前記第２床部の長手方向の他方端縁に形成された第２開放部と、前記第２床部の前記第２開放部側に昇降するための階段部とを備え、
　前記踏台は、第１天板部脚部の上に形成された第１天板部と、前記第１天板部の上部に積み重ねた第２天板部とを備え、前記第１天板部と前記第２天板部を利用して昇降するための階段を形成するように構成され、
　前記主高床体の前記第１開放部の端縁と、前記副高床体の前記背板部に対向する端縁とを並設することにより、前記第１床部と前記第２床部とが繋がって一平面を形成するように構成されたこと、
　又は、前記主高床体の前記第１開放部の下に前記踏台を配置し、前記主高床体の前記第１床部に昇降するための階段を形成するように構成されたこと、を特徴とする、組み合わせ高床家具。
　前記副高床体は、前記第２床部を連接させた前記背板部の一方端縁であって、前記第２床部の下方において、前記階段部が形成され、且つ、前記背板部の他方端縁であって、前記階段部と同一の高さ位置において、棚受け部が形成され、
　前記階段部と前記棚受け部との間に棚板が架け渡されるとともに、最も下部の前記棚板の下方と前記主高床体の前記第１床部の下方が繋がって連続するベッド空間が形成された、請求項１に記載の組み合わせ高床家具。
　前記踏台は、前記第１天板部脚部よりも長さが短い第３天板部脚部の上に形成された第３天板部を備え、前記第１天板部への昇降を容易にするための階段を形成したことを特徴とする、請求項１に記載の組み合わせ高床家具。
　前記踏台は、前記第１天板部の下方に、前記主高床体の前記第１床部の下方が繋がって連続するベッド空間が形成された、請求項１又は請求項３に記載の組み合わせ高床家具。
　前記踏台の前記第２天板部は、前記第１天板部の一方端の近傍において、部分的に配設された、請求項１又は請求項３又は請求項４に記載の組み合わせ高床家具。