WO2018142812A1 - 弾性波装置、デュプレクサ及びフィルタ装置 - Google Patents

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Abstract

IMDの発生を抑制することができ、かつ小型化を図り得る、弾性波装置を提供することにある。 圧電性を有する基板2上に、アンテナ端子3と、信号端子と、複数の共振子S1,S2,P1,P2とが設けられており、アンテナ端子3に最も近い共振子S1のIDT電極の電極膜の厚みが、全ての共振子のIDT電極の電極膜の厚みのうち最も薄く、またはアンテナ端子3に最も近い共振子S1のIDT電極の単位面積あたりの重さが、全ての共振子におけるIDT電極の単位面積あたりの重さの中で最も軽い、弾性波装置1。

Description

弾性波装置、デュプレクサ及びフィルタ装置
 本発明は、圧電性を有する基板の同一平面上にIDT電極を有する複数の共振子が構成されている弾性波装置、該弾性波装置を有するデュプレクサ及びフィルタ装置に関する。
 従来、スマートフォンや携帯電話機などにおいて、弾性波を利用したデュプレクサなどが広く用いられている。弾性波を利用したデュプレクサは、非線形デバイスである。従って、相互変調歪み(IMD:Inter Moduration Distortion)が発生しやすいという問題があった。
 下記の特許文献1に記載の弾性波フィルタを有するデュプレクサでは、アンテナ端子に最も近い直列腕共振子または並列腕共振子が、静電容量を変えることなく分割されている。それによって、直列腕共振子または並列腕共振子の面積を大きくし、単位面積あたりの消費電力を低めている。そのため、IMDの発生が抑制されている。
特開2007-74698号公報
 しかしながら、特許文献1に記載のように、直列腕共振子や並列腕共振子を分割すると、直列腕共振子や並列腕共振子が大面積となる。従って、小型化が困難になるという問題があった。
 本発明の目的は、IMDの発生を抑制することができ、かつ小型化を図り得る、弾性波装置を提供することにある。本発明の他の目的は、本発明の弾性波装置を有するデュプレクサ及びフィルタ装置を提供することにある。
 本願の第1の発明に係る弾性波装置は、圧電性を有する基板と、前記圧電性を有する基板上に設けられており、アンテナに接続されるアンテナ端子と、前記圧電性を有する基板上に設けられており、信号が入出力される信号端子と、前記圧電性を有する基板上に構成されている複数の共振子とを備え、前記複数の共振子が、それぞれ、IDT電極を有し、前記各IDT電極が電極膜を有し、前記電極膜が、単一金属もしくは単一合金からなる金属膜または複数の金属膜を積層してなる積層金属膜であり、前記複数の共振子が、前記アンテナ端子と前記信号端子との間に接続されている共振子を有し、前記複数の共振子のうち、前記アンテナ端子に最も近い前記共振子の前記IDT電極の前記電極膜の厚みが、全ての前記共振子の前記IDT電極の前記電極膜の厚みのうち、最も薄い。
 本願の第2の発明に係る弾性波装置は、圧電性を有する基板と、前記圧電性を有する基板上に設けられており、アンテナに接続されるアンテナ端子と、前記圧電性を有する基板上に設けられており、信号が入出力される信号端子と、前記圧電性を有する基板上に構成されている複数の共振子とを備え、前記複数の共振子が、それぞれ、IDT電極を有し、前記各IDT電極が電極膜を有し、前記電極膜が、単一金属もしくは単一合金からなる金属膜または複数の金属膜を積層してなる積層金属膜であり、前記複数の共振子が、前記アンテナ端子と前記信号端子との間に接続された共振子を有し、前記アンテナ端子に最も近い前記共振子の前記IDT電極の単位面積あたりの重さが、全ての前記共振子における前記IDT電極の単位面積あたりの重さの中で最も軽い。
 以下、第1,第2の発明を総称して本発明と略す。
 本発明に係る弾性波装置のある特定の局面では、前記アンテナ端子に最も近い前記共振子の前記IDT電極を構成している前記電極膜中の最も密度の高い金属膜の膜厚が、他の前記共振子の前記IDT電極における前記電極膜中の最も密度の高い金属膜の膜厚よりも薄い。
 本発明に係る弾性波装置の他の特定の局面では、前記アンテナ端子に最も近い前記共振子の弾性波伝搬方向に沿う寸法が、全ての前記共振子における弾性波伝搬方向に沿う寸法の中で最大ではない。この場合には、より一層の小型化を図ることができる。
 本発明に係る弾性波装置の他の特定の局面では、前記複数の共振子のうち、弾性波伝搬方向に沿う寸法が最大である共振子が、縦結合共振子型弾性波フィルタである。この場合には、縦結合共振子型弾性波フィルタを有する弾性波装置において、より一層の小型化を図ることができる。
 本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、前記電極膜において、最も密度の高い金属膜が、Pt、Mo、及びWからなる群から選択された一種である。
 本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、前記複数の共振子が、前記アンテナ端子と前記信号端子とを接続している直列腕に設けられた直列腕共振子と、前記直列腕とグラウンド電位とを接続している並列腕に設けられた並列腕共振子とを有する。このように、直列腕共振子及び並列腕共振子を有する弾性波装置は、ラダー型フィルタであってもよい。
 本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、前記複数の共振子が、前記アンテナ端子と前記信号端子とを接続している直列腕に設けられた縦結合共振子型弾性波フィルタを前記共振子として有する。
 本発明に係るデュプレクサは、第1の帯域通過型フィルタと、前記アンテナ端子に共通接続されており、前記第1の帯域通過型フィルタと通過帯域が異なる第2の帯域通過型フィルタとを備え、前記第1の帯域通過型フィルタと前記第2の帯域通過型フィルタの少なくとも一方が本発明に従って構成されている弾性波装置を有する。
 本発明に係るフィルタ装置は、本発明に従って構成された弾性波装置からなる第1の帯域通過型フィルタと、前記第1の帯域通過型フィルタの前記アンテナ端子に共通接続されている少なくとも1個の帯域通過型フィルタとを備える。
 本発明に係る弾性波装置、デュプレクサ及びフィルタ装置によれば、IMDの発生を抑制しつつ、小型化を図ることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の電極構造を示す平面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の回路図である。 図は3、本発明の第1の実施形態で用いられている、アンテナ端子に最も近い直列腕共振子の電極構造を示す平面図である。 図4は、本発明の第1の実施形態で用いられている直列腕共振子のIDT電極の電極指における積層構造を説明するための部分正面断面図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置が用いられているフィルタ装置の回路図である。 図6は、アンテナ端子に最も近い直列腕共振子において、IDT電極の総厚みが600nm、490nmまたは348nmの場合のIMD特性を示す図である。 図7は、アンテナ端子に最も近い弾性波共振子のIDT電極の規格化された重さが1.00または0.90の場合のIMD特性を示す図である。 図8は、本発明の第3の実施形態の弾性波装置の回路図である。 図9は、本発明の第4の実施形態の弾性波装置の電極構造を示す平面図である。 図10は、本発明の第4の実施形態の弾性波装置の回路図である。 図11は、本発明の第5の実施形態としてのデュプレクサを説明するための回路図である。
 以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
 なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
 (第1の実施形態)
 図1は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の電極構造を示す平面図であり、図2は、本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の回路図である。
 弾性波装置1は、Band5の受信フィルタである。
 弾性波装置1は、圧電性を有する基板2を有する。圧電性を有する基板2はLiTaOからなる。もっとも、圧電性を有する基板2は、LiNbOなどの他の圧電単結晶からなるものであってもよい。また、圧電性を有する基板2は、支持基板上に圧電単結晶膜を積層した構造を有していてもよい。さらに、圧電単結晶に代えて、圧電セラミックスが用いられてもよい。
 圧電性を有する基板2上に、アンテナ端子3と、信号端子としての受信端子4と、グラウンド電位に接続されるグラウンド端子5~8とが設けられている。
 図2に示すように、弾性波装置1では、アンテナ端子3と受信端子4とを結ぶ直列腕において、複数の直列腕共振子S1,S2と、縦結合共振子型弾性波フィルタである縦結合型の共振子9とがお互いに直列に接続されている。また直列腕共振子S1,S2間の接続点と、グラウンド電位との間に並列腕共振子P1が接続されている。直列腕共振子S2と、縦結合型の共振子9との間の接続点とグラウンド電位との間に、並列腕共振子P2が接続されている。すなわち、弾性波装置1は、圧電性を有する基板2上に設けられた複数の共振子として、直列腕共振子S1,S2、縦結合型の共振子9及び並列腕共振子P1,P2を有する。
 ところで、図1及び図2に示すように、アンテナ端子3に電気的に最も近い共振子は、直列腕共振子S1である。直列腕共振子S1は、1ポート型弾性波共振子からなる。図3は、直列腕共振子S1としての1ポート型弾性波共振子11の電極構造を示す平面図である。1ポート型弾性波共振子11では、IDT電極12の弾性波伝搬方向両側に反射器13,14が設けられている。IDT電極12は、互いに間挿し合う複数本の第1の電極指12a及び複数本の第2の電極指12bを有する。
 上記アンテナ端子3、受信端子4、グラウンド端子5~8、直列腕共振子S1,S2、縦結合型の共振子9及び並列腕共振子P1,P2を構成するための電極材料は特に限定されない。例えば、Pt、Mo、W、Al、Cu、Au、Tiなどの金属または、AlCuもしくはNiCrなどのこれらの金属を主体とする合金が用いられる。本発明では、IDT電極は電極膜を有し、この電極膜は、単一の金属もしくは単一の合金からなる金属膜であってもよく、複数の金属膜が積層されている積層金属膜であってもよい。本実施形態では、直列腕共振子S1のIDT電極12の電極膜は、複数の金属膜を積層してなる積層金属膜からなる。図4は、直列腕共振子S1としての1ポート型弾性波共振子におけるIDT電極12の積層構造を説明するための部分正面断面図である。ここでは、IDT電極12の1本の電極指の横断面を含む部分が図示されている。
 圧電性を有する基板2上において、IDT電極12の電極膜では、圧電性を有する基板2側から、Pt膜12c、Ti膜12d、Al膜12e及びTi膜12fがこの順序で積層されている。
 また、図1及び図2では、電極構造を模式的に示したが、図4に示すように、電極構造を覆うように、第1の誘電体膜16が積層されている。第1の誘電体膜16は、SiOからなる。SiO膜のように、周波数温度係数が正の誘電体膜を積層することにより、周波数温度特性を改善することができる。また、Siからなる第2の誘電体膜17が、第1の誘電体膜16上に積層されている。第2の誘電体膜17は、保護膜または周波数調整膜として設けられている。もっとも、本発明においては、第1,第2の誘電体膜16,17は設けられずともよい。
 図5は弾性波装置1が用いられているフィルタ装置の回路図である。フィルタ装置15では、弾性波装置1のアンテナ端子3が、アンテナ18に接続される。そして、受信端子4の後段に、増幅器19が接続されている。
 弾性波装置1の特徴は、全ての共振子のうち、アンテナ端子3に最も近い共振子である、直列腕共振子S1のIDT電極の電極膜すなわち積層金属膜の厚みが、全ての共振子のIDT電極の電極膜すなわち積層金属膜の厚みのうち、最も薄いことにある。それによって、IMDの発生を抑制することができ、かつ小型化を図ることができる。
 (第2の実施形態)
 本発明の第2の実施形態に係る弾性波装置は、第1の実施形態の弾性波装置1と同様の構造を有する。第2の実施形態では、複数の共振子のうち、アンテナ端子に最も近い共振子のIDT電極の電極膜すなわち積層金属膜の厚みは特に限定していない。第2の実施形態は、アンテナ端子に最も近い共振子である直列腕共振子のIDT電極の単位面積あたりの重さが、全ての共振子におけるIDT電極の単位面積あたりの重さの中で最も軽いことを特徴とする。その他の構成は、第2の実施形態は第1の実施形態と同様である。
 なお、第2の実施形態では、アンテナ端子に最も近い直列腕共振子のIDT電極の単位面積あたりの重さが、全ての共振子のIDT電極における単位面積あたりの重さの中で最も軽くされているが、第1の実施形態の特徴的構成、すなわち、アンテナ端子に最も近い直列腕共振子のIDT電極の電極膜すなわち積層金属膜の厚みが、全ての共振子のIDT電極の電極膜すなわち積層金属膜の厚みのうち、最も薄い構成がさらに備えられていてもよく、その場合にはIMDの発生をより一層効果的に抑制することができる。
 第1及び第2の実施形態の弾性波装置において、小型化を図ることをでき、IMDの発生を抑制することができることを、具体的な実験例に基づき説明する。図6を参照して、第1の実験例を説明する。図6は、弾性波装置において、アンテナ端子に最も近い直列腕共振子のIDT電極の総厚みを、600nm、490nmまたは348nmとした場合のBand5のIMD特性、すなわち2Tx-Rx帯におけるIMD特性を示す図である。なお、図6の共振子A、共振子B及び共振子Cの設計パラメータは下記の表1に示す通りである、共振子A、共振子B及び共振子CにおけるIDT電極の膜厚は下記の表2に示す通りである。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000001
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000002
 なお、表1におけるλは、IDT電極の電極指ピッチで定まる波長である。
 また、対数は、IDT電極における電極指の対数であり、デューティは、IDT電極のデューティである。
 また、表2に示すように、共振子A~Cのいずれにおいても、圧電性を有する基板側から順に、Pt膜、Ti膜、Al膜、Ti膜がこの順序で積層されている。
 表2に示すように、Ti膜、Al膜、Ti膜の厚みは全て同一とした。Pt膜の厚みを変化させ、IDT電極の総厚みを600nm、490nmまたは348nmとした。従って、共振子Aを基準として、IDT電極の重さを規格化すると、共振子Bでは、IDT電極の規格化重さは0.70、共振子CのIDT電極の規格化重さは0.32となる。共振子A、共振子B及び共振子CのIDT電極の面積は等しい、従って、共振子A、共振子B及び共振子CのIDT電極の単位面積あたりの重さは、上記規格化重さで表される。よって、単位面積あたりの重さが最も軽いIDT電極を有するのは、共振子A、共振子B及び共振子Cのうち、共振子Cとなる。
 下記の表3は、図6に示したIMD(dBm)を示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000003
 図6及び表3から明らかなように、共振子A~Cにおいて、869MHz、881.5MHz、894MHzのいずれの周波数においても、共振子Cによれば、共振子A及び共振子Bに比べ、IMD特性を改善し得ることがわかる。
 一般に、複数の共振子が、アンテナ端子と、信号端子との間に接続されているフィルタ装置では、アンテナ端子に電気的に最も近い共振子が、IMD特性に最も大きく影響する。
 第1の実施形態の弾性波装置では、全ての共振子のうち、アンテナ端子に最も近い共振子である直列腕共振子S1のIDT電極の積層金属膜の厚みが、全ての共振子のIDT電極の積層金属膜の厚みのうち最も薄くされている。従って、IMDの発生を効果的に抑制することができる。
 加えて、第1の実施形態の弾性波装置では、直列腕共振子のIDT電極の積層金属膜の厚みを工夫することにより、IMDの発生が抑制されている。特許文献1に記載のデュプレクサでは、アンテナ端子に最も近い直列腕共振子または並列腕共振子を、静電容量を変えることなく分割した構造を用いていた。そのため、アンテナ端子に最も近い直列腕共振子または並列腕共振子の面積が大きくなり、小型化が困難であった。これに対して、弾性波装置では、直列腕共振子のIDT電極の電極膜の厚みを調整することにより、IMDの発生が抑制されている。従って、アンテナ端子3に最も近い直列腕共振子の大型化を避けることができ、弾性波装置1では、小型化を進めることができる。
 なお、好ましくは、直列腕共振子のIDT電極を構成している電極膜すなわち積層金属膜のうち、最も密度が高い金属膜の膜厚であるPt膜である膜厚が、他の共振子のIDT電極における電極膜すなわち積層金属膜のうち最も密度の高い金属膜であるPt膜の膜厚よりも薄いことが望ましい。それによって、直列腕共振子S1におけるIMDの発生をより一層効果的に抑制することができる。
 第1の実施形態では、全ての共振子において、同じ種類の金属膜を同じ順序で積層された積層金属膜を有する。より具体的には、最も密度の高い金属膜の膜厚を除いては、他の金属膜の膜厚は全て等しくされている。
 上記実施形態では、全ての共振子における積層金属膜の積層構造を、最も密度の高い金属膜の膜厚を除いては等しくしていた。しかしながら、本発明においては、電極膜が積層金属膜である場合、積層構造はこれに限定されるものではない。すなわち、全ての共振子のIDT電極の積層金属膜の厚みのうち、アンテナ端子に最も近い共振子におけるIDT電極における積層金属膜の厚みが最も薄ければ、上記のように、IMDの発生を効果的に抑制することができる。
 また、アンテナ端子に最も近い共振子におけるIDT電極を構成している電極膜すなわち積層金属膜のうち、最も密度の高い金属膜の膜厚が、他の共振子のIDT電極における電極膜すなわち積層金属膜中の最も密度の高い金属膜の膜厚より薄いことが好ましい。この場合、アンテナ端子に最も近い共振子における最も密度の高い金属膜と、他の共振子における最も密度の高い金属膜は、異なる金属からなるものであってもよい。
 IDT電極の厚みが共振子A~Cにおいて、最も薄い共振子Cにおいて、IMDの発生を効果的に抑制し得ることを説明した。表2において、共振子A~CのIDT電極の規格化重さの比較からも明らかなように、共振子Cでは、IDT電極の単位面積あたりの重さが最も軽いことによっても、IMDの発生が抑制されている。
 なお、アンテナ端子に最も近い直列腕共振子において、IDT電極を構成している電極膜の厚みを最も薄くすることにより、あるいは単位面積あたりの重さを最も軽くすることにより、IMD特性の改善をされ得る理由は明確ではない。本願発明者は、実験的に、上記アンテナ端子に最も近い共振子の電極膜の厚みを最も薄く、あるいは最も単位面積あたりの重さを軽くすれば、IMD特性の改善を図り得ることを、実験的に見出したものである。
 次に、図7を参照して、第2の実験例を説明する。図7は、直列腕共振子S1として、下記の表4に示す共振子D及び共振子EのBand5の2Tx-Rx帯のIMD特性を示す図である。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000004
 表4において、λは、IDT電極の電極指ピッチで定まる波長である。
 また、共振子Dでは、電極膜として、10nmの厚みのTi膜上に、372nmの厚みのAl膜を積層してなる積層金属膜を用いた。共振子Eでは、電極膜として、10nmの厚みのTi膜上に332nmの厚みのAl膜を積層した積層金属膜を用いた。従って、共振子DのIDT電極における積層金属膜の厚みに比べて、共振子EにおけるIDT電極の積層金属膜の厚みが薄くされている。また、表4から明らかなように、共振子DにおけるIDT電極の重さを1.00とした場合、共振子EのIDT電極の規格化重さは0.90となる。よって、IDT電極の単位面積あたりの重さは、共振子Dに比べて共振子Eが軽くなっている。
 下記の表5は図7に示した869MHz、881.5MHz及び894MHzにおける共振子D及び共振子EのIMD(dBm)を示す。
Figure JPOXMLDOC01-appb-T000005
 表5及び図7から明らかなように、共振子Eでは、共振子Dに比べてIMDの発生を効果的に抑制し得ることがわかる。
 図8は、本発明の第3の実施形態に係る弾性波装置の回路図である。弾性波装置21では、アンテナ端子3と、信号端子としての受信端子4との間を接続している直列腕に、直列腕共振子S11,S12が配置されている。アンテナ端子3とグラウンド電位との間に並列腕共振子P11が接続されている。直列腕共振子S11,S12の間の接続点とグラウンド電位との間に、並列腕共振子P12が接続されている。複数の共振子としての直列腕共振子S11,S12及び並列腕共振子P11,P12のうち、アンテナ端子3に最も近い共振子は、並列腕共振子P11である。このように、アンテナ端子3に最も近い共振子は、直列腕共振子S11ではなく、並列腕共振子P11であってもよい。
 この場合においては、複数の直列腕共振子S11,S12及び複数の並列腕共振子P11,P12のうち、アンテナ端子3に最も近い並列腕共振子P11のIDT電極の電極膜の厚みが、残りの直列腕共振子S11,S12及び並列腕共振子P12のIDT電極を構成している電極膜の厚みより薄ければよい。また、前述したように、アンテナ端子3に最も近い並列腕共振子P11のIDT電極の単位面積あたりの重さが、全ての共振子におけるIDT電極の単位面積あたりの重さの中で最も軽くてもよい。それによって、第1,第2の実施形態と同様に、IMD特性を改善することができ、かつ小型化を図り得る。なお、アンテナ端子3に最も近い並列腕共振子P11以外の残りの直列腕共振子は1つであってもよく、アンテナ端子3に最も近い並列腕共振子P11以外の残りの並列腕共振子は1つであってもよい。
 図9は、第4の実施形態の弾性波装置の電極構造を示す平面図であり、図10は、第4の実施形態の弾性波装置の回路図である。
 第4の実施形態の弾性波装置31では、第1の実施形態における縦結合型の共振子9に代えて、直列腕共振子S3が設けられている。すなわち、アンテナ端子3と信号端子としての受信端子4とを結ぶ直列腕において、複数の直列腕共振子S1,S2,S3が互いに直列に接続されている。本実施形態では、弾性波装置31は、複数の共振子として、直列腕共振子S1,S2,S3及び並列腕共振子P1,P2を有する。それによって、ラダー型フィルタが構成されている。
 直列腕共振子S1,S2,S3のうち、アンテナ端子3に最も近い直列腕共振子S1のIDT電極の電極膜の厚みが、残りの直列腕共振子S2,S3のIDT電極を構成している電極膜の厚みより薄ければよい。また、前述したように、アンテナ端子3に最も近い直列腕共振子S1のIDT電極の単位面積あたりの重さが、全ての共振子におけるIDT電極の単位面積あたりの重さの中で最も軽くてもよい。それによって、第1,第2の実施形態と同様に、IMD特性を改善することができ、かつ小型化を図り得る。
 図11は、本発明の第5の実施形態としてのデュプレクサを説明するための回路図である。デュプレクサ41は、アンテナ42に接続される共通端子43を有する。共通端子43に第1の帯域通過型フィルタとして、第1の実施形態に係る弾性波装置1が接続されている。すなわち、アンテナ端子3が、共通端子43に接続されている。また、共通端子43に第2の帯域通過型フィルタ44も接続されている。第2の帯域通過型フィルタ44は、送信端子45と、出力端子46とを有する送信フィルタである。出力端子46は共通端子43に接続されている。このように、デュプレクサ41は、弾性波装置1からなる第1の帯域通過型フィルタである受信フィルタと、第2の帯域通過型フィルタ44である送信フィルタとを備えている。
 第5の実施形態のデュプレクサ41では、第1の帯域通過型フィルタである受信フィルタが本発明の実施形態である弾性波装置1により構成されていた。もっとも、本発明に係るデュプレクサでは、第1の帯域通過型フィルタではなく、第2の帯域通過型フィルタが本発明に係る弾性波装置により構成されていてもよく、第1及び第2の帯域通過型フィルタの双方が、本発明に従って構成された弾性波装置からなるものであってもよい。
 また、図5に破線で示すように、共通端子51に、第1の帯域通過型フィルタとしての弾性波装置1だけでなく、通過帯域が異なる2以上の帯域通過型フィルタ52,53が共通接続されていてもよい。その場合には、キャリアアグリゲーション(CA)に適した束ね型のフィルタ装置を構成することができる。なお、キャリアアグリゲーション(CA)などに用いる場合には、共通端子51に、弾性波装置1と、通過帯域が異なる少なくとも1個以上の帯域通過型フィルタとが共通接続されていればよい。
 なお、第1~第3の実施形態では、受信フィルタについての実施形態を説明したが、本発明に係る弾性波装置は、送信フィルタに適用されていてもよい。すなわち、送信フィルタにおいても、IMD特性に最も影響するのは、アンテナ端子に最も近い共振子である。従って、直列腕に複数の直列腕共振子を有する送信フィルタにも、本発明を適用することができる。
1…弾性波装置
2…圧電性を有する基板
3…アンテナ端子
4…受信端子
5~8…グラウンド端子
9…共振子
11…1ポート型弾性波共振子
12…IDT電極
12a…第1の電極指
12b…第2の電極指
12c…Pt膜
12d…Ti膜
12e…Al膜
12f…Ti膜
13,14…反射器
15…フィルタ装置
16…第1の誘電体膜
17…第2の誘電体膜
18…アンテナ
19…増幅器
21,31…弾性波装置
41…デュプレクサ
42…アンテナ
43…共通端子
44…第2の帯域通過型フィルタ
45…送信端子
46…出力端子
51…共通端子
52,53…帯域通過型フィルタ
P1,P2,P11,P12…並列腕共振子
S1,S2,S3,S11,S12…直列腕共振子

Claims (11)

  1.  圧電性を有する基板と、前記圧電性を有する基板上に設けられており、アンテナに接続されるアンテナ端子と、
     前記圧電性を有する基板上に設けられており、信号が入出力される信号端子と、
     前記圧電性を有する基板上に構成されている複数の共振子とを備え、
     前記複数の共振子が、それぞれ、IDT電極を有し、前記各IDT電極が電極膜を有し、前記電極膜が、単一金属もしくは単一合金からなる金属膜または複数の金属膜を積層してなる積層金属膜であり、
     前記複数の共振子が前記アンテナ端子と前記信号端子との間に接続されている共振子を有し、
     前記複数の共振子のうち、前記アンテナ端子に最も近い前記共振子の前記IDT電極の前記電極膜の厚みが、全ての前記共振子の前記IDT電極の前記電極膜の厚みのうち、最も薄い、弾性波装置。
  2.  圧電性を有する基板と、前記圧電性を有する基板上に設けられており、アンテナに接続されるアンテナ端子と、
     前記圧電性を有する基板上に設けられており、信号が入出力される信号端子と、
     前記圧電性を有する基板上に構成されている複数の共振子とを備え、
     前記複数の共振子が、それぞれ、IDT電極を有し、前記各IDT電極が電極膜を有し、前記電極膜が、単一金属もしくは単一合金からなる金属膜または複数の金属膜を積層してなる積層金属膜であり、
     前記複数の共振子が、前記アンテナ端子と前記信号端子との間に接続された共振子を有し、
     前記アンテナ端子に最も近い前記共振子の前記IDT電極の単位面積あたりの重さが、全ての前記共振子における前記IDT電極の単位面積あたりの重さの中で最も軽い、弾性波装置。
  3.  前記アンテナ端子に最も近い前記共振子の前記IDT電極を構成している前記電極膜中の最も密度の高い金属膜の膜厚が、他の前記共振子の前記IDT電極における前記電極膜中の最も密度の高い金属膜の膜厚よりも薄い、請求項1または2に記載の弾性波装置。
  4.  前記アンテナ端子に最も近い前記共振子の弾性波伝搬方向に沿う寸法が、全ての前記共振子における弾性波伝搬方向に沿う寸法の中で最大ではない、請求項1~3のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  5.  前記複数の共振子のうち、弾性波伝搬方向に沿う寸法が最大である共振子が、縦結合共振子型弾性波フィルタである、請求項1~4のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  6.  前記電極膜において、最も密度の高い金属膜が、Pt、Mo、及びWからなる群から選択された一種である、請求項1~5のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  7.  前記複数の共振子が、前記アンテナ端子と前記信号端子とを接続している直列腕に設けられた直列腕共振子と、
     前記直列腕とグラウンド電位とを接続している並列腕に設けられた並列腕共振子とを有する、請求項1~6のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  8.  ラダー型フィルタである、請求項7に記載の弾性波装置。
  9.  前記複数の共振子が、前記アンテナ端子と前記信号端子とを接続している直列腕に設けられた縦結合共振子型弾性波フィルタを前記共振子として有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  10.  第1の帯域通過型フィルタと、前記アンテナ端子に共通接続されており、前記第1の帯域通過型フィルタと通過帯域が異なる第2の帯域通過型フィルタとを備え、
     前記第1の帯域通過型フィルタと前記第2の帯域通過型フィルタの少なくとも一方が請求項1~9のいずれか1項に記載の弾性波装置を有する、デュプレクサ。
  11.  請求項1~9のいずれか1項に記載の弾性波装置からなる第1の帯域通過型フィルタと、
     前記第1の帯域通過型フィルタの前記アンテナ端子に共通接続されている少なくとも1個の帯域通過型フィルタとを備える、フィルタ装置。
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