WO2018117097A1 - 椅子及び椅子のカバー部材 - Google Patents

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木下 洋二郎
濱口 秀司
一平 岩原
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  • the “through-hole” is provided by penetrating the material constituting the cover member, and can be recognized to some extent on the other side and can recognize light from the other side. If it does not specifically limit.
  • the cover member 7 relatively moves while the left and right cover members 71 and the front and rear cover members 72 are close to each other through a gap.

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Abstract

本発明は座や背凭れの動作の際に座の下方において動作する動作機構が着座者に触れてしまうことを回避しつつ、外観も良好に保ち得るカバーを具備した椅子及び椅子のカバー部材を提供する。本発明に係る椅子は、座(2)を前後左右の少なくとも一の方向に動作可能に支持する動作機構(5)をカバーするためのカバー部材(71、72)を有する椅子であって、カバー部材(71、72)が、縦横に配される複数の貫通孔(71x、72x)を有しているように構成したものである。

Description

椅子及び椅子のカバー部材
 本発明は、オフィス等において好適に利用される椅子及び椅子のカバー部材に関するものである。
 従来、オフィスや家庭等にて着座者が長時間快適な着座姿勢を維持することを目的とした事務用回転椅子をはじめとした椅子が多く考案されている(例えば、特許文献1参照)。
 これらの事務用回転椅子は、着座者が作業を進める上で心地良いと感じた動作が可能なように、着座者の主に後傾、前傾動作に応じて座や背凭れが動作し得るように構成されている。
 また、このような椅子において、座や背凭れの動作を担うための機構部分をカバーすることで、座や背凭れの動作中に使用者の体や衣服等が触れてしまうことを有効に回避すべく、座の下方における機構部分を被覆するためのカバー部材が設けられた椅子も提案されている。斯かる椅子によれば、機構部分に着座者が触れてしまうという不具合を回避するのみならず、外観上も機構部分を隠蔽するとともに使用者となる需用者の嗜好に応じた外形とすることができ、着座者の安心感を得ることと、外観をスマートにするとともに着座者の嗜好を満たすこととを併せて実現し得るものとなっている。
特許第5187738号公報
 ところで現在、着座者の着座感を従来よりもさらに向上させることを目的として、座や背凭れが種々の動作をし得るように構成された椅子も提案されている。斯かる構成を有する椅子においては、座や背凭れの動作に応じて、座や背凭れを動作可能に支持し得る動作機構の外形も大きく変化することが考えられる。
 しかしながら、動作機構を外方から着座者に触れ得ないようにすべくカバー部材を設けるとすると、動作機能の全ての動作軌跡を加味した上でカバー部材の形状を設定しなければならず、座や背凭れの動作が多様である椅子ほど、いきおいカバー部材の外形が大きくなってしまい、外観上、重々しさや閉塞感が増して、需用者の嗜好に沿わない外観となってしまう可能性が招来してしまう。
 本発明は、上記のような課題を解消することを目的としており、座や背凭れの動作の際に座の下方において動作する動作機構が着座者に触れてしまうことを回避しつつ、外観も良好に保ち得るカバーを具備した椅子及び椅子のカバー部材を提供することを目的とするものである。
 本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
 すなわち、本発明に係る椅子は、座を前後左右の少なくとも一の方向に動作可能に支持する動作機構をカバーするための一又は複数のカバー部材を有する椅子であって、前記カバー部材が、縦横に配される複数の貫通孔を有し、前記貫通孔が、前記動作機構を囲む面に配されたものであり、一の前記貫通孔を外面側から見たときに他の前記貫通孔を内面側から視認可能なように配されていることを特徴とする。
 ここで、「貫通孔」とは、カバー部材を構成する素材を貫通することによって設けられたものであり、向こう側がある程度視認可能であり、向こう側からの光を認識し得る程度のものであれば特に限定されない。
 このようなものであれば、動作機構が着座者に触れることを防止しつつ、たとえカバー部材の外形が大きくなり、或いは複数のカバー部材が重なっても、貫通孔を通して座の下方にすっきりした抜け感、軽量感を確保して、需要者の嗜好に応じて椅子に与えられている椅子本来の外観を毀損しないようにすることができる。特に、動作機構を囲む面が存在する場合、広い範囲での重々しさや閉塞感につながり易いが、上記のように貫通孔を設ければ、他の貫通孔から差込む光が視認できるため、抜け感や軽量感の実効を図ることができる。
 また前記貫通孔が、前記動作機構を外方から視認可能なように配されているものとすれば、動作機構のシルエットを利用してメカニカルな意匠的外観を構成することもできるし、動作機構の位置が視認し易いために動作状態の確認や貫通孔を通して動作機構に注油を行える設計もし易いものとなる。
 また、貫通孔に誤って手指や異物を進入させてしまわないための具体的な構成として、前記貫通孔が、直径8mmの円柱を挿通し得ない大きさ及び形状をなすものと挙げることができる。すなわち、指が入りにくい大きさとして直径8mmの円柱が入らない孔の大きさが最適と考えられる。
 カバー部材をよりコンパクトに構成するためには、前記カバー部材を、前記座の動作に応じて左右方向に動作する左右カバー部材と、前記座の動作に応じて前後方向に動作する前後カバー部材とを有するものとし、前記左右カバー部材及び前記前後カバー部材が組み合わされて構成され、少なくとも一方のカバー部材に貫通孔が設けられるようにすることが望ましい。
 カバー部材同士の干渉を有効に防止するためには、前記左右カバー部材及び前後カバー部材が互いに隙間を介して近接しながら相対動作するものとすることが望ましい。すなわち隙間があることで、カバー部材同士の干渉を防止するとともに、隙間を適切に設定することでカバー部材間に異物が進入することを有効に防止することができる。
 カバー部材並びにカバー部材を介して視認し得る椅子の一部分の見た目を有効に向上させるためには、前記貫通孔を、前記カバー部材の少なくとも対向2面、または隣接2面に配することが望ましい。すなわち、対向2面または隣接2面に貫通孔を設けると、特に透光性が向上して、高い抜け感や軽量感を期待することができる。
 特に前記貫通孔を、前記カバー部材の全面に配置するようにすれば、多様な角度に抜け感や軽量感を出すことができる。
 そして本発明に係るカバー部材は、上述した椅子を構成することを特徴とする。すなわち、このようなカバー部材を用意するだけで、椅子の安全性の確保と良好な外観を効果的に実現することができる。
 以上説明した本発明によれば、座や背凭れの動作の際に座の下方において動作する動作機構が着座者に触れてしまうことを回避しつつ、外観も良好に保ち得るカバーを具備した椅子及び椅子のカバー部材を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る椅子の斜視図。 同正面図。 同右側面図。 同斜め下方斜視図。 本実施形態に係る椅子を座から上の要素部品を取り除いた状態で示す斜視図。 同正面図。 同右側面図。 同平面図。 図5の一部分解斜視図。 図9の更なる分解斜視図。 本実施形態に係る動作説明図。 同上 本発明の第二実施形態に係る椅子の斜視図。 同正面図。 同右側面図。 同斜め下方斜視図。 本実施形態に係る要部の分解斜視図。 本実施形態に係る動作説明図。 同上。 同上。 本発明の変形例に係る説明図。
 <第一実施形態>
 以下、本発明の第一実施形態を、図面を参照して説明する。
 図1は本実施形態に係る椅子の斜視図、図2は同正面図、図3は同右側面図、図4は同斜め下方斜視図である。また、図5は本実施形態に係る椅子を座から上の要素部品を取り除いた状態で示す斜視図、図6は同正面図、図7は同右側面図、図8は同平面図である。図9は図5の一部分解斜視図、図10は図9の更なる分解斜視図である。図11及び図12は椅子全体の動作説明図である。
 これらの図面に示されるように、この椅子は、床面から立設される脚1と、この脚1の上方に配された座2および背3と、座2を昇降かつ回転自在に支持するために脚1に取付けられた脚支柱13と、脚支柱13の上端に固定され、脚支柱13と一体的に水平回転はするが座2の動作に追従して前後左右には動作しないように構成された支持基部4と、この支持基部4と座2との間に介在して座2を前後方向及び左右方向に動作可能に支持する動作機構5と、支持基部4に支持された肘取付部6と、動作機構5をカバーするための可動のカバー部材7とを具備する。
 座2及び背3はこの実施形態では一体をなすもので、図5に示すように背座一体形のアウターシェル20の座対応部22に座構成要素2aが取り付けられ、背対応部23に背構成要素3aが取り付けられている。勿論、背3の前後傾動動作に対して座2が一定の比率で同方向に連動する背座シンクロロッキング構造のものであっても、座2の支持に本実施形態の支持機構5が適用できることは言うまでもない。
 脚1は、キャスタ11に支持された脚羽根12を有し、その中心孔に脚支柱13をはめ込んだもので、この脚支柱13は下部外筒に対して上部支柱が相対回転可能に構成されているもので、図10等に示すように支持基部4が回転可能な上部支柱に取り付けられている。脚支柱13は昇降機構を構成する昇降機構本体であるガススプリング14であり、支持基部4を貫通した位置にガススプリング14の操作端14aが配置されている。
 支持基部4は、底壁41、一対の前後壁42、一対の側壁43を舟形状をなすように一体的に設けた強度部材よりなるもので、底壁41が脚支柱に取り付けられている。
 動作機構5は、座2および背3を一定範囲内で一定の軌跡に沿って各々複数の方向に移動可能に支持するもので、具体的には、前後方向及び左右方向に移動させることが可能な前後方向の動作部分5A及び左右方向の動作部分5Bからなる。動作機構5は単に座2および背3を移動させるだけでなく、座2を前後および左右に移動させながら荷重を支持する支持機構でもあり、以下、動作機構5は必要に応じて支持機構5とも称する。
 支持機構5は、座2を左右方向に動作可能に支持する左右支持部51及び座2を前後方向に支持する前後支持部52を有する。
 左右支持部51は、支持部材である支持基部4から下方に被支持部材である左右支持部分すなわち一対の軸51aを左右支持部材であるリンク部材51bを介して懸吊支持させたもので、一対の軸51aは左右方向へ揺動可能に支持される。この軸51aは支持基部4の下方に配置されている。すなわち、左右支持部分である一対の軸51aは左右支持部材であるリンク部材51bと連動し得るように接続している。
 前後支持部52は、左右支持部分である一対の軸51aに接続部材53を介して取り付けられている。接続部材53は、前記一対の軸51aを取り付けた前後対をなすブラケット53aと、このブラケット53aの上方に支持基部4にオーバーハングするように取り付けた下向きに開口する箱体状の揺動体53bとを備える。そして、この揺動体53bの前端部に前後支持部材であるカム面52aとカムフォロア52bを介して前後支持部分である座支持壁52cの前端部が支持され、後端部が前後支持部材であるリンク部材52dを介して前後支持部分である座支持壁52cの後端部が支持されている。すなわち、前後支持部分である座支持壁52cは支持基部4の上方に配置されている。また本実施形態では揺動体53bにカムフォロア52bを間接的に設ける一例として、揺動体53bの前端に固定された前側のブラケット53aの上端部分の板金素材を前方へ屈曲させ、当該屈曲部分にカムフォロア52bを軸着する態様を適用している。すなわち、前後支持部分である座支持壁52cは前後支持部材であるカム面52a、カムフォロア52b及びリンク部材52dと連動するように接続している。
 そして、この座支持壁52cの上端に座2を取り付けている。
 左右支持部51のリンク部材51bは、基準位置で上方に向けて拡開した形状をなしていることにより、基準位置から左右支持部分である軸51aが揺動するに伴って図6に基づいて後述するカバー部材72の中で図中矢印で示すように移動方向先端を下向きに傾斜させ、且つ、基準位置から変位するにつれて軸51a、51aの間の中心位置が高くなるように移動する。
 また、前後支持部分である座支持壁52cは、基準位置で前下方に傾斜するカム面52aの中間位置をカムフォロア52bに前端部が支持され、基準位置で前下方に垂下するリンク部材52dに後端部が支持されるように設定されている。このため、図7に基づいて後述する前後カバー部材72の中で、基準位置から前後支持部分である座支持壁52cが前方に移動すると前端が下がって後端が上がり、後方に移動すると前端が上がって後端が下がり、且つ、基準位置から変位するにつれて座支持壁52cの中心位置が高くなるように移動する。
 これにより、座2は前後方向に移動しながら左右方向にも移動でき、移動先端側から下方に傾斜し、基準位置から変位するにつれて座2の中心位置が高くなるように支持される。
 肘取付部6は、支持基部4に一体に設けられたもので、先端6aを左右側方に引き出されている。
 具体的には、脚支柱13の上部に取り付けられた支持基部4の上部より前後支持部52が位置し、支持基部4の上部より下方に左右支持部51が配置されているので、前後支持部52と左右支持部51の間には肘取付部6を引き出す空間が存在している。このため、肘取付部6は、前後支持部52及び左右支持部51と干渉しない状態で側方に引き出すことが可能となっている。
 より具体的には、支持基部4に左右一対の支持部材であるリンク部材51bが垂下するように枢着され、このリンク部材51bに支持される左右支持部分である軸51aからブラケット53aを介して前後一対の支持部材であるカム面52a、カムフォロア52bおよびリンク軸52eが配置されている。そしてこれらカム面52a、カムフォロア52bおよびリンク部材52dに前後支持部分である座支持壁52cが取り付けられている。更にこの座支持壁52cには座2が取り付けてある。すなわち、リンク部材51bが支持基部4から垂下されることによってリンク部材51bの下端に位置付けられる左右支持部分である軸51aは支持基部4から下方に離れた位置に配置される。加えて、カム面52a、カムフォロア52bおよびリンク部材52dにより座支持壁52cは前後方向の動作時に揺動しながら略水平方向に動くことにより大きく上下動を行わないため、肘取付部6を引き出す空間と、座2を取り付けるための取付場所とが適切に確保されたものとなっている。
 支持基部4には、固定カバー44が取り付けてある。この固定カバー44は、左右の固定側壁44aと、固定前壁44bと、固定後壁44cとを平面視枠体状に一体化して設けるとともに、固定側壁44a及び固定前壁44bの交差部と、固定側壁44a及び固定後壁44cの交差部とに亘って、側方に延出するように肘固定部44dが一体的に設けてある。具体的な取付手順は種々とり得るが、支持基部4が前固定カバー44の前記枠体状の空間内に配置され、肘取付部6が固定カバー44の側壁44aに設けた開口44a1を介して側方、かつ肘固定部44dの下方に密接する位置に突出して設けられる。
 そして、この肘固定部44dの下面側に、前記ガススプリング14の操作端14aを操作するための図2に示す操作レバー14bが配してある。
 そして、図6並びに図11に示すように、この肘取付部6に肘掛け8を着脱可能に取り付け得るようにしている。なお、肘掛け8は、肘取付部6の下方又は側方からボルト等の締結部材により固定される。
 一方、可動のカバー部材7は、図10に示すように左右支持部51に取り付けられた左右カバー部材71と、前後支持部52に取り付けられた前後カバー部材72と、これら左右カバー部材71及び前後カバー部材72間に介在する補間カバー部材74とを有するものであり、これら前後カバー部材72、左右カバー部材71及び補間カバー部材74の組み合わせによって構成されている。そして、カバー部材71、72の各々が前記複数の動作部分5A、5Bの動作に応じて一定範囲内で互いに一定の軌跡に沿って相対的に異なる方向に移動する。
 具体的には、左右カバー部材71は、略L字型をなす左右一対の起立壁71aを備えるもので、カバー取付部材73に取り付けられている。このカバー取付部材73は、前後一対の支持板73aと、支持板73a、73a間を接続する蓋板73bとを備え、支持板73aが前記左右支持部分たる軸51aとともにリンク部材51bの揺動端に揺動可能に取り付けられている。取付状態において、前後支持部分である座支持壁52cは前後カバー部材72の内側に配置され、座支持壁52cは前後カバー部材72とともに左右に揺動動作を行う。
 そして図11に示すように、座支持壁52cの左右方向の揺動動作に伴い座支持壁52cに固定されている座2は背3とともに左右に揺動動作を行う。図11では座2が同図左側へ揺動動作を行った動作を図示しているが、同様に同図右側へも座2が動作し得ることはいうまでもない。
 ここで、支持基部4に設けられた肘取付部6に着脱可能に取り付けられた肘掛け8は、座2の揺動動作に応じて動作することはない。また肘掛け8は、座2の左右方向への揺動動作の動作端においても座2に接触することがない形状に設定されている。
 一方、前後カバー部材72は、起立する左右の側壁72aと、前壁72bと、後方に傾斜する後壁72cとを平面枠体状に接続した構造のもので、内側に左右カバー部材71を収容し得る空間を有している。この前後カバー部材72は、前記前後支持部分である座支持壁52cに取り付けられ、座支持壁52cとともに左右揺動および前後揺動を行いつつ、側壁72a及び前壁72bで前後支持部材であるカム面52a及びカムフォロア52bを目隠しし、側壁72a及び後壁72cで前後支持部材であるリンク部材52dを目隠しする。このために、側壁72aは逆L字形をなしている。そして図4に示すように、前壁72bの下端部分には、略水平に配された前底壁72b1が設けられている。この前底壁72b1が、常に補間カバー部材74の一部に接し得る。
 他方、補間カバー部材74は、左右カバー部材71及び前後カバー部材72の間に介在するものである。具体的に説明すると、補間カバー部材74は、前側のカバー取付部材73の上端部に軸74aによって回転可能に係合することにより、前後方向に回動可能に取り付けられるものである。
 左右カバー部材71の対向する側壁71a、71a間の開口及び前後カバー部材72の対向する側壁72a、72a間の開口が連なるところは、左右支持部51と前後支持部52を接続するための既述の接続部材53を配置する空間となっている。
 図5及び図8において、前後カバー部材72の側壁72aは左右カバー部材71の側壁71aに近接しているが、前後カバー部材72は左右カバー部材71とともに左右に揺動するため、この隙間は維持される。一方、左右カバー部材71は前後揺動せず、前後カバー部材72が前後揺動するため、前後カバー部材72の前壁72bと左右カバー部材71の側壁71aの前端との間、及び、前後カバー部材72の後壁72cと左右カバー部材71の側壁71aの後端との間には、それぞれ相対動作によって干渉しない程度の隙間が設けてある。
 これによりカバー部材7は、左右カバー部材71及び前後カバー部材72が互いに隙間を介して近接しながら相対動作する。
 このように、カバー部材71、72は座2の動作に追従して動作しつつ、支持機構5をカバーすることができる。すなわち、座2の左右方向の移動に対しては、支持機構5を構成する左右支持部51が左右方向に揺動するに伴い、カバー部材71、72が図6に矢印で示すように同じく左右方向に揺動しながら、支持機構5をカバーする。このとき、前後カバー部材72は、側壁72aの下方に凹部72a1が設けてあり、前後カバー部材72が左右に揺動しても支持基部4の構成要素との干渉が回避されている。また、図10に示すように、左右カバー部材71を取り付けたカバー取付部材73の蓋板73bにはスリット73b1が設けてあり、揺動時にこのスリット73b1内に支持基部4の前後壁42を受け入れることで、カバー取付部材73を支持基部4に密接に配置しても両者の干渉を回避しつつ、支持基部4と左右支持部52の間の隙間に常に挿入されている当該隙間を閉止する隙間挿入板の役割を果たしている。
 ここで、図12に示すように、前後支持部分である座支持壁52cは前後支持部材であるカム面52a、カムフォロア52b及びリンク部材52dと連動するように接続しているため、座支持壁52cに固定された座2は前後方向へ揺動する。同図では座2が後方すなわち図示右側へ揺動動作したときを図示しているが勿論、座2は図3に示した状態よりも前方へも揺動し得るものとなっている。
 このような座2の前後方向の移動に対しては、支持機構5を構成する前後支持部52が前後方向に揺動するに伴い、前後カバー部材72は図7に示すように同じく前後方向に揺動するが、左右支持部51は前後方向へは揺動しない。したがって、左右カバー部材71の側壁71aの逆L字をなす下方突出部分71z、及び、前後カバー部材72の側壁72aの逆L字をなす下方突出部分72zが、リンク部材52dの動作範囲を共同して目隠し、左右カバー部材71は前後カバー部材72の前記凹部72a1と支持基部4との隙間を閉止するものとなっている。
 したがって、カバー部材71、72同士が複雑な動きをしてもカバー部材71、72間や支持基部4とカバー部材71、72との間に異物が挟みこまれるおそれが解消される。
 他方図12に示すような座2の前後方向の揺動動作時においても、支持基部4に設けられた肘取付部6に着脱可能に取り付けられた肘掛け8は、座2の揺動動作に応じて動作することはない。また、図11に示すように肘掛け8は、座2の左右方向への前後動作の動作端においても座2に接触することがない。
 併せて座2の前後方向の移動の際、カバー取付部材73の前端に回動可能に取り付けられている補間カバー部材74は、前後カバー部材72の内部において左右カバー部材に対し軸74aを中心とする回動動作を行う。換言すれば、補間カバー部材74は基端側の軸74aを中心としつつ先端側において前後カバー部材72の前底壁72b1に凭れるように接しながら回動動作を行う。これにより、左右カバー部材71の前端部分と前後カバー部材72との間に隙間が出来ることが有効に回避されている。
 また本実施形態では、何れのカバー部材71、72にも、丸孔からなる貫通孔7xが設けられている。貫通孔7xは、本実施形態では両カバー部材71、72にそれぞれ設けられた貫通孔71x、72xからなる。これらの貫通孔71x、72xは、縦横に等間隔で複数個、さらに言えば前後左右に略等ピッチで、各面の全体に配されている。カバー部材の縁部付近では孔径を小さくしている。また、一の前記貫通孔71x、72xを外面側から見たときに他の前記貫通孔71x、72xを内面側から視認可能なように、貫通孔71x、72xは動作機構5を囲む面に配されている。貫通孔71x、72xが、カバー部材71、72の対向2面、または隣接2面に設けられている箇所では、特に一の貫通孔を外面側から見たときに他の前記貫通孔を内面側から視認し易い状態となり、投光性が確保され易い。さらには、貫通孔71x、72xが立面の全面に配されていることから、何れの方向に対しても投光性が確保されたものとなっている。この実施形態の貫通孔は、直径8mmの円柱を挿通し得ない大きさ及び形状をなす。このような貫通孔71x、72xの開口率は、当該貫通孔71x、72xを有する各面において10%以上、更に好ましくは15%以上であることが望ましい。なお、貫通孔7xの形状は円形に限らず、スリット状の貫通孔や十字型の貫通孔等、種々の形状が採用される。また貫通孔7xは両カバー部材71、72ともに設けられる態様に限られることはなく、何れか一方のカバー部材71(72)のみに配される態様としてもよい。
 <第二実施形態>
 以下、本発明の第二実施形態について図面を参照して説明する。同実施形態において上記実施形態における構成要素に相当するものに対しては同じ符号を付すとともに、その詳細な説明を省略する。
 図13は本実施形態に係る椅子の斜視図、図14は同正面図、図15は同右側面図、図16は同斜め下方斜視図である。また、図17は本実施形態に係る椅子を座から上の要素部品を取り除いた分解斜視図である。図18~図20は椅子全体の動作説明図である。
 これらの図面に示されるように、この椅子は上記第一実施形態同様、床面から立設される脚1と、この脚1の上方に配された座2および背3と、座2を昇降かつ回転自在に支持するために脚1に取付けられた脚支柱13と、脚支柱13の上端に設けられ、脚支柱13と一体的に水平回転はするが座2の動作に追従して前後左右には動作しないように構成された支持基部4と、この支持基部4と座2との間に介在して座2を前後方向及び左右方向に動作可能に支持する動作機構5と、支持基部4に支持された肘取付部6と、動作機構5をカバーするための可動のカバー部材7とを具備する。
 ここで本実施形態では、肘取付部6に肘掛け8を取り付けた状態を図示しているとともに、可動のカバー部材7として、形状を上記実施形態とは異ならせたものを適用している。本実施形態に係る可動のカバー部材7は、上記実施形態のものに比べ、特に後方部分をよりコンパクトな形状としている。
 以下、本実施形態について、可動のカバー部材7の形状並びに椅子の揺動動作に伴う可動のカバー部材7の挙動を主に説明していく。なお本実施形態においても、何れのカバー部材71、72にも、上記実施形態同様の丸孔からなる貫通孔7xである貫通孔71x、72xが設けられているが、本実施形態では当該貫通孔7xの図示を省略している。
 可動のカバー部材7は、図17に示すように左右支持部51に取り付けられた左右カバー部材71と、前後支持部52に取り付けられた前後カバー部材72と、これら左右カバー部材71の前端側及び前後カバー部材72間に介在する補間カバー部材74と、左右カバー部材71の後端側及び前後カバー部材72間に介在する上記実施形態では設けられていなかった後カバー部材75とを有するものである。つまり可動のカバー部材7は、前後カバー部材72、左右カバー部材71、補間カバー部材74及び後カバー部材75の組み合わせによって構成されている。そして、カバー部材71、72の各々が前記複数の動作部分5A、5Bの動作に応じて一定範囲内で互いに一定の軌跡に沿って相対的に異なる方向に移動する。
 具体的には、左右カバー部材71は、本実施形態では略L字型をなす左右一対の起立壁71aを備えるもので、カバー取付部材73に取り付けられている。このカバー取付部材73は、前後一対の支持板73aと、支持板73a、73a間を接続する接続板73cとを備え、支持板73aが前記左右支持部分たる軸51aとともにリンク部材51bの揺動端に揺動可能に取り付けられている。
 ここで本実施形態では、左右カバー部材71側に、肘取付部6を挿通させ得る肘挿通孔76が形成されている。具体的にこの肘挿通孔76は、左右一対の起立壁71aと接続板73cとの間に設けられた概略矩形状をなす開口であり、斜め上方に面するように形成されている。
 そして図18に示すように、座支持壁52cの左右方向の揺動動作に伴い座支持壁52cに固定されている座2は背3とともに左右に揺動動作を行う。図18では座2が同図左側へ揺動動作を行った動作を図示しているが、同様に同図右側へも座2が動作し得ることはいうまでもない。
 ここで、支持基部4に設けられた肘取付部6に着脱可能に取り付けられた肘掛け8は、座2の揺動動作に応じて動作することはなく、左右カバー部材71は左右支持部51の動作とともに左右に揺動動作を行うが、上述した肘挿通孔76が設けられることにより、左右カバー部材71と肘取付部6とは不要に大きな隙間も形成されず且つ接触しないようになっている。
 前後カバー部材72は、起立する左右の側壁72aと、前壁72bと、後方に起立する後壁72cとを平面枠体状に接続した構造のもので、内側に左右カバー部材71を収容し得る空間を有している。この前後カバー部材72は、座支持壁52cに取り付けられ、座支持壁52とともに左右揺動および前後揺動を行いつつ、側壁72a及び前壁72bで前後支持部材であるカム面52a及びカムフォロア52bを目隠しする。そして図16、図19及び図20に示すように、前壁72bの下端部分には、略水平に配された前底壁72b1が設けられている。この前底壁72b1が、常に補間カバー部材74の一部に接し得る。
 本実施形態ではこの左右の側壁72aの形状が上記実施形態のような逆L字形をなしておらず、略矩形状をなしているため、後壁72cと左右カバー部材71との間には若干の隙間が形成されることとなる。
 補間カバー部材74は、左右カバー部材71及び前後カバー部材72の間に介在するものである。具体的に説明すると、補間カバー部材74は図16、図19及び図20に示すように、前側のカバー取付部材73の上端部に軸74aによって回転可能に係合することにより、前後方向に回動可能に取り付けられるものである。
 そして本実施形態では、前後カバー部材72の後端部分に湾曲形状をなした板状の後カバー部材75が取り付けられる。この後カバー部材75が、後壁72cと左右カバー部材71との間に形成される隙間を埋める役割を果たしている。
 左右カバー部材71は前後揺動せず、前後カバー部材72が前後揺動するため、前後カバー部材72の前壁72bと左右カバー部材71の側壁71aの前端との間、及び、前後カバー部材72の後壁72c近傍に設けられた後カバー部材75と左右カバー部材71の側壁71a及び後壁71cの後端との間には、それぞれ相対動作によって干渉しない程度の隙間が設けてある。
 これによりカバー部材7は、左右カバー部材71及び前後カバー部材72が互いに隙間を介して近接しながら相対動作する。
 このように、カバー部材71、72は座2の動作に追従して動作しつつ、支持機構5をカバーすることができる。
 ここで、図19及び図20に示すように、上記実施形態同様に座2は前後方向へ揺動する。このような座2の前後方向の移動に対しては、支持機構5を構成する前後支持部52が前後方向に揺動するに伴い、前後カバー部材72は図7に示すように同じく前後方向に揺動するが、左右カバー部材71は前後方向へは揺動しない。しかしながら本実施形態では、左右カバー部材71の前端側には上記実施形態同様の補間カバー部材74が設けられ、後端側には後カバー部材75が設けられている。これにより、左右カバー部材71の前端部分並びに後端部分と前後カバー部材72との間に大きく隙間が出来ることが有効に回避されている。
 併せて座2の前後方向の移動の際、カバー取付部材73の前端に回動可能に取り付けられている補間カバー部材74は、前後カバー部材72の内部において左右カバー部材に対し軸74aを中心とする回動動作を行う。換言すれば、補間カバー部材74は基端側の軸74aを中心としつつ先端側において前後カバー部材72の前底壁72b1に凭れるように接しながら回動動作を行う。これにより、左右カバー部材71の前端部分と前後カバー部材72との間に隙間が出来ることが有効に回避されている。
 特に本実施形態では図17では実線で、図19及び図20にて破線で示すように、前後カバー部材72の内部後端付近において後カバー部材75が前後カバー部材72に固定されている。そして座2の前後方向での揺動の際、後カバー部材75は左右カバー部材71の後壁71cの上端部分に対し僅かながらの隙間を確保しつつ前後カバー部材72とともに揺動動作を行い得るようになっている。
 したがって、カバー部材71、72同士が複雑な動きをしてもカバー部材71、72間や支持基部4とカバー部材71、72との間に異物が挟みこまれるおそれが解消される。
 以上のように、本発明の椅子は、座2を前後左右の少なくとも一の方向に動作可能に支持する動作機構5をカバーするための複数のカバー部材71、72を有する椅子であって、カバー部材71、72が、縦横に配される複数の貫通孔7xを有しているように構成したものである。
 このように構成すれば、動作機構5が着座者に触れることを防止しつつ、たとえカバー部材71、72の外形が大きくなり、複数のカバー部材71、72が重なっても、貫通孔貫通孔7xを通して座2の下方にすっきりした抜け感、軽量感を確保して、需要者の嗜好に応じて椅子に与えられている椅子本来の外観を毀損しないようにすることができる。また、異音を早期に検知して機械的な損傷を未然に防止することにもつながる。
 加えて、貫通孔7xが、動作機構5を囲む面に配されたものであり、一の貫通孔7xを外面側から見たときに他の貫通孔7xを内面側から視認可能なように配されている。
 本実施形態のように、動作機構5を囲む面が存在する場合、広い範囲での重々しさや閉塞感につながり易いが、図示のような貫通孔7xを設ければ、他の貫通孔7xから差込む光が視認できるため、抜け感や軽量感の実効を図ることができる。
 また、貫通孔7xが、動作機構5を外方から視認可能なように配されている。
 このようにすれば、動作機構5のシルエットを利用してメカニカルな意匠的外観を構成することもできるし、動作機構5の位置が視認し易いために動作状態の確認や貫通孔7xを通して動作機構5に注油を行える設計もし易いものとなる。
 また、貫通孔7xが、直径8mmの円柱を挿通し得ない大きさ及び形状をなすように構成されている。
 すなわち、指が入りにくい大きさとして直径8mmの円柱が入らない孔の大きさが最適と考えられる。
 また、カバー部材71、72が、座2の動作に応じて左右方向に動作する左右カバー部材71と、座2の動作に応じて前後方向に動作する前後カバー部材72とを有するものであり、左右カバー部材71及び前後カバー部材72が組み合わされて構成され、少なくとも一方のカバー部材に貫通孔7x(貫通孔71x、72x)が設けられている。
 このようなカバー部材71、72の組み合わせ構造とすると、全体を覆うカバーに比べてカバー部材71、72の小型化を図ることができる。
 なお、何れのカバー部材にも貫通孔7xすなわち71x、72xを設けても良い。ただしこの場合、カバー部材が重なり易いため、重畳的な重々しさや閉塞感につながり易い。これに対して、各カバー部材71、72に貫通孔71x、72xを設けておくことにより、貫通孔71x、72xが連通したところで抜け感や軽量感が期待できるうえに、動作に応じて貫通孔71x、72xの重なり具合が変化するように構成すれば、動的意匠としても利用し易いものとなる。
 また、左右カバー部材71及び前後カバー部材72が互いに隙間を介して近接しながら相対動作するように構成されている。
 このような隙間があることで、カバー部材71、72同士の干渉を防止するとともに、隙間を適切に設定することでカバー部材71、72間に異物が進入することを有効に防止することができる。
 また、貫通孔71x、72xが、カバー部材71、72の少なくとも対向2面、隣接2面に配されている。
 このように、対向2面や隣接2面に貫通孔7x(貫通孔71x、72x)を設けると、特に透光性が向上して、高い抜け感や軽量感を期待することができる。
 また、貫通孔71x、72xが、前記カバー部材71、72の全面に配置されている。
 このように、カバー部材71、72の全面に貫通孔71x、72xを設けると、多様な角度に抜け感や軽量感を出すことができる。
 そして、このような椅子を構成するカバー部材71、72を用意するだけで、椅子の安全性の確保と良好な外観を効果的に実現することができる。
 なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
 例えば、上記実施形態では複数のカバー部材71、72に貫通孔7x(貫通孔71x、72x)を設けた態様について説明したが、図21に示すように、座2を前後左右の少なくとも一方向に動作可能に支持する動作機構5をカバーすべく、単一のカバー部材107を設け、このカバー部材107に縦横に等間隔で配される複数の貫通孔7xすなわち貫通孔107xを設けるようにしてもよい。すなわち本変形例では、貫通孔7xは貫通孔107xのみからなる構成をなす。
 このようにしても、動作機構5が着座者に触れることを防止しつつ、たとえカバー部材107の外形が大きくなっても貫通孔107xを通して座2の下方にすっきりした抜け感、軽量感を確保して、需要者の嗜好に応じて椅子に与えられている椅子本来の外観を毀損しないようにすることができる。
 この場合も貫通孔107xを、動作機構5を囲む面に配することによる効果、一の前記貫通孔107xを外面側から見たときに他の前記貫通孔107xを内面側から視認可能なように配されることによる効果、貫通孔107xが、前記動作機構5を外方から視認可能なように配されることによる効果、貫通孔107xが、前記単一のカバー部材107の全面に配置されることによる効果は、上記実施形態と同様である。
 本発明は、オフィス等において好適に利用される椅子及び椅子のカバー部材に適用することができる。
2・・・座
5・・・動作機構
7・・・カバー部材
71・・・左右カバー部材
72・・・前後カバー部材
107・・・カバー部材
7x・・・貫通孔
71x・・・貫通孔
72x・・・貫通孔
107x・・・貫通孔

Claims (8)

  1. 座を前後左右の少なくとも一の方向に動作可能に支持する動作機構をカバーするための一又は複数のカバー部材を有する椅子であって、
    前記カバー部材が、縦横に配される複数の貫通孔を有し、前記貫通孔が、前記動作機構を囲む面に配されたものであり、一の前記貫通孔を外面側から見たときに他の前記貫通孔を内面側から視認可能なように配されていることを特徴とする椅子。
  2. 前記貫通孔が、前記動作機構を外方から視認可能なように配されている請求項1記載の椅子。
  3. 前記貫通孔が、直径8mmの円柱を挿通し得ない大きさ及び形状をなす請求項1又は2記載の椅子。
  4. 前記カバー部材が、前記座の動作に応じて左右方向に動作する左右カバー部材と、前記座の動作に応じて前後方向に動作する前後カバー部材とを有するものであり、
    前記左右カバー部材及び前記前後カバー部材が組み合わされて構成され、少なくとも一方のカバー部材に貫通孔が設けられている請求項1~3の何れかに記載の椅子。
  5. 前記左右カバー部材及び前後カバー部材が互いに隙間を介して近接しながら相対動作するものである請求項4記載の椅子。
  6. 前記貫通孔が、前記カバー部材の少なくとも対向2面、または隣接2面に配されている請求項1~5の何れかに記載の椅子。
  7. 前記貫通孔が、前記カバー部材の全面に配置されている請求項6記載の椅子。
  8. 請求項1~7の何れかに記載の椅子を構成することを特徴とするカバー部材。
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