WO2018092220A1

WO2018092220A1 - 記録再生装置、記録再生システムおよび記録再生方法

Info

Publication number: WO2018092220A1
Application number: PCT/JP2016/083997
Authority: WO
Inventors: 清水　宏; 吉澤　和彦; 具徳野村; 奥　万寿男
Original assignee: マクセル株式会社
Priority date: 2016-11-16
Filing date: 2016-11-16
Publication date: 2018-05-24

Abstract

放送コンテンツ放送時以外であっても、放送コンテンツとその放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツを、相互の対応を維持しながら視聴可能とする。放送コンテンツを取得する放送コンテンツ取得部６１０と、放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツである関連コンテンツを取得する関連コンテンツ取得部６２０と、放送コンテンツと関連コンテンツとを対応づけるための対応付情報を用いて、取得した放送コンテンツと取得した関連コンテンツとを対応付けて記録装置５００に記録するコンテンツ記録部６３０と、記録装置５００に記録された放送コンテンツおよび関連コンテンツを、対応付情報に従って対応づけを維持しながら再生するコンテンツ再生部６４０と、を備えることを特徴とする記録再生装置を提供する。

Description

記録再生装置、記録再生システムおよび記録再生方法

　本発明は、放送コンテンツとネットワークコンテンツとを対応づけて記録および再生する技術に関する。

　インターネット上には、テレビで視聴する放送コンテンツに関連したネットワークコンテンツが多数提供されている。ネットワークコンテンツは、放送コンテンツのみからは得られない情報や、放送コンテンツとは別の観点からの情報等が含まれていることも多く、情報量が多い。このため、放送コンテンツと、それに関連したネットワークコンテンツとを同時に楽しみたいという要望がある。

　上記要望に応える技術として、例えば、特開２０１１－１１９９９２号公報（特許文献１）に開示された技術がある。特許文献１には、「ＰＣ内蔵テレビは、ＴＶユニットとＰＣユニットとを備えている。ＴＶユニットは、ＴＶ映像を生成するコンテンツ処理部、ディスプレイの表示領域においてＴＶ映像の表示される部分を除く領域にＰＣ映像を表示するようにレイアウトを指定する第２のレイアウト情報表示を送信する制御情報通信部、ＴＶ映像とＰＣ映像とを合成して合成映像を生成するコンテンツ合成部、および、合成映像をディスプレイに出力する映像出力部を含み、ＰＣユニットは、第２のレイアウト情報に基づいてＰＣ映像を生成するコンテンツ処理部、および、生成したＰＣ映像をＴＶユニットに送信するコンテンツ送信部を含む。（要約抜粋）」技術が開示されている。

特開２０１１－１１９９９２号公報

　一般に、ネットワークコンテンツは、情報量は多いが、その所在も含め、一過性のものが多い。例えば、放送コンテンツに関連して作成される各種のネットワークコンテンツは、その放送コンテンツの放送時のみ閲覧可能なものが多く、永続的に特定の場所に保持される保証はない。このため、特許文献１に開示の技術は、放送コンテンツ放送時には有用である。

　しかしながら、昨今、放送コンテンツを録画し、所望のタイミングで再生する、いわゆるタイムシフト視聴を楽しむことが多くなっている。このような場合、特許文献１に開示の技術では対応できない。

　本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、放送コンテンツ放送時以外であっても、放送コンテンツとその放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツを、相互の対応を維持しながら視聴可能な技術を提供することを目的とする。

　本発明は、放送コンテンツを取得する放送コンテンツ取得部と、前記放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツである関連コンテンツを取得する関連コンテンツ取得部と、前記放送コンテンツと前記関連コンテンツとを対応づけるための対応付情報を用いて、取得した前記放送コンテンツと取得した前記関連コンテンツとを対応付けて記録装置に記録するコンテンツ記録部と、前記記録装置に記録された前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを、前記対応付情報に従って対応づけを維持しながら再生するコンテンツ再生部と、を備えることを特徴とする記録再生装置を提供する。

　本発明によれば、放送コンテンツ放送時以外であっても、放送コンテンツとその放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツを、相互の対応を維持しながら視聴可能となる。上記に記載した以外の目的、構成、効果は以下の説明で明らかにされる。

本発明の第一の実施形態に係る記録再生システムの構成図である。第一の実施形態の記録再生システムの機能ブロック図である。第一の実施形態の管理テーブル例を説明するための説明図である。第一の実施形態のコンテンツストレージのディレクトリ構成例を説明するための説明図である。第一の実施形態の受付画面例を説明するための説明図である。（ａ）は、第一の実施形態の、ネットワークコンテンツがＨＴＭＬデータの場合の重畳表示例を、（ｂ）は、第一の実施形態の、ネットワークコンテンツが動画である場合の重畳表示例を、それぞれ、説明するための説明図である。（ａ）は、第一の実施形態の録画処理のフローチャートであり、（ｂ）は、第一の実施形態の再生処理のフローチャートである。（ａ）は、本発明の第二の実施形態に係る記録再生システムの構成図であり、（ｂ）は、第二の実施形態の記録再生システムの機能ブロック図である。（ａ）は、第二の実施形態の録画時の動作シーケンスであり、（ｂ）は、第二の実施形態の再生時の動作シーケンスである。（ａ）は、第二の実施形態のテレビ側のディスプレイへの表示例を、（ｂ）は、第二の実施形態のＰＣ側のディスプレイへの表示例を、それぞれ、説明するための説明図である。第二の実施形態の予約録画時の動作シーケンスである。第二の実施形態の再生処理の変形例のフローチャートである。（ａ）は、本発明の第三の実施形態に係る記録再生システムの構成図であり、（ｂ）は、第三の実施形態の記録再生システムの機能ブロック図である。（ａ）は、第三の実施形態の録画時の動作シーケンスであり、（ｂ）は、第三の実施形態の再生時の動作シーケンスである。第三の実施形態の変形例の再生時の動作シーケンスである。本発明の第四の実施形態に係る記録再生システムの構成図である。第四の実施形態の記録再生システムの機能ブロック図である。（ａ）は、第四の実施形態の録画時の動作シーケンスであり、（ｂ）は、第四の実施形態の再生時の動作シーケンスである。

　以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。以下、本明細書において、同一機能を有するものは、特に断らない限り同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。

　＜＜第一の実施形態＞＞
　本発明の第一の実施形態を説明する。本実施形態は、ＴＶ（テレビ；映像表示装置）の機能と、ＰＣ（パソコン；情報処理装置）の機能との両方を有するＴＶ・ＰＣ統合装置を用い、放送コンテンツと、当該放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツ（以下、関連コンテンツと呼ぶ）とを、関連付けて記録し、タイムシフト視聴を実現する。

　図１は、本実施形態に係る放送コンテンツおよび関連コンテンツの記録再生システム１００の構成図である。

　本図に示すように、本実施形態の記録再生システム１００は、映像表示装置（以下、ＴＶ（Ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ）と呼ぶ。）の機能と、情報処理装置（以下、ＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ　Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）と呼ぶ。）の機能と、を備えるＴＶ・ＰＣ統合装置１０１を備える。

　ＴＶ・ＰＣ統合装置１０１は、ワイドエリアネットワーク（以下、単にネットワークと呼ぶ。）２００に接続される。なお、ネットワーク２００は、ＴＶ・ＰＣ統合装置１０１がＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ　Ａｒｅａ　Ｎｅｔｗｏｒｋ）に接続され、該ＬＡＮから周知のルータ装置等によってインターネットに接続する構成全体を指すものである。

　ＴＶ・ＰＣ統合装置１０１は、ＴＶユニット３００と、ＰＣユニット４００と、ディスプレイ１１１と、スピーカ１１２と、コンテンツストレージ５００と、を備える。

　ＴＶユニット３００は、受信選局部３０１、ユーザ入力部３０２、ネットワーク通信部３０３、信号分離部３０４、映像処理部３０５、音声処理部３０６、グラフィックス部３０７、表示出力部３０８、音声出力部３０９、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｕｎｉｔ）３１０、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ　Ａｃｃｅｓｓ　Ｍｅｍｏｒｙ）３１１、内部ストレージ３１２、およびストレージＩＦ（Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）３１３を備える。

　また、ＰＣユニット４００は、ユーザ入力部４０１、ネットワーク通信部４０２、ＣＰＵ４０３，ＲＡＭ４０４、内部ストレージ４０５、ストレージＩＦ４０６、音声プロセッサ４０７、およびグラフィックプロセッサ４０８を備える。

　ＴＶ・ＰＣ統合装置１０１内では、ＴＶユニット３００のＣＰＵ３１０とＰＣユニット４００のＣＰＵ４０３とは、拡張バス４１０で接続される。拡張バス４１０を介して、ネットワークコンテンツの映像データは、グラフィックプロセッサ４０８から表示出力部３０８へ、ネットワークコンテンツの音声データは、音声プロセッサ４０７から音声出力部３０９へ、それぞれ送信される。

　ユーザ入力部３０２は、ユーザとのインタフェースである。例えば、キーボード、マウス、リモコン機器等の入力装置を介してユーザの入力操作を受け付ける。本実施形態では、例えば、受信する放送チャンネルの指定、録画の指定等を受け付ける。

　受信選局部３０１は、放送信号を受信する。受信選局部３０１は、ＲＦ（Ｒａｄｉｏ　Ｆｒｅｃｕｅｎｃｙ）チューナ等を含み、ユーザ入力部３０２で受け付けたチャンネルの放送信号を選局し、復調して放送コンテンツの受信データ（以後、単に放送コンテンツと呼ぶ。）として、信号分離部３０４に送る。

　なお、放送コンテンツは、例えば、圧縮符号化されたＭＰＥＧ（Ｍｏｔｉｏｎ　Ｐｉｃｔｕｒｅ　Ｅｘｐｅｒｔｓ　Ｇｒｏｕｐ）のＴＳ（Ｔｒａｎｓｐｏｒｔ　Ｓｔｒｅａｍ）データである。このＴＳデータは、映像ＥＳ（Ｅｌｅｍｅｎｔａｒｙ　Ｓｔｒｅａｍ）データ、音声ＥＳデータ、ＰＳＩ（Ｐｒｏｇｒａｍ　Ｓｐｅｃｉｆｉｃ　Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）データなどが多重されたものである。

　信号分離部３０４は、ＴＳデータから映像ＥＳデータと音声ＥＳデータとを分離し、それぞれ映像処理部３０５、音声処理部３０６に送る。

　映像処理部３０５および音声処理部３０６では、それぞれ、映像ＥＳデータおよび音声ＥＳデータに対し、伸張・復号処理を行い、放送コンテンツの映像データ、音声データを得る。得られた映像データおよび音声データは、それぞれグラフィックス部３０７、音声出力部３０９に送られる。

　グラフィックス部３０７では、表示する映像をレイヤ単位で管理する。例えばＯＳＤ（Ｏｎ　Ｓｃｒｅｅｎ　Ｄｉｓｐｌａｙ）レイヤを前記放送コンテンツの映像データに重畳して、表示出力部３０８に送る。

　表示出力部３０８は、ＯＳＤレイヤ等が重畳された映像データを、ディスプレイ１１１に表示する。音声出力部は、音声データを、音として、スピーカ１１２を介して出力する。なお、ディスプレイ１１１やスピーカ１１２は、ＴＶユニット３００に内蔵される構成であっても良い。

　ＣＰＵ３１０は、内部ストレージ３１２に予め保持されるプログラムを、ＲＡＭ３１１にロードして実行することにより、ＴＶユニット３００の各部の動作を制御する。プログラムのひとつとして、前記ＨＴＭＬ等のデータを処理するＷＥＢブラウザを含む。

　ネットワーク通信部３０３は、ネットワーク２００からネットワークコンテンツを受信するインタフェースである。本図では、説明を簡潔にするため、ネットワーク通信部３０３とネットワーク２００とを直接接続しているが、実際には、ルータ装置等が存在する。また通信手段としては、有線でも無線でも良い。

　なお、ネットワーク通信部３０３で受信したネットワークコンテンツがＨＴＭＬ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ　Ｍａｒｋｕｐ　Ｌａｎｇｕａｇｅ）等のデータである場合、当該データは、ＣＰＵ３１０で処理され、グラフィックス部３０７に送られる。

　一方、受信したネットワークコンテンツが動画像データである場合、その動画像データは、ネットワーク通信部３０３から、信号分離部３０４に直接転送される。以降、当該データは、放送コンテンツの受信データとリソースシェアリングして処理され、映像データおよび音声データとされ、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２から、それぞれ出力される。

　この場合、グラフィックス部３０７は、処理されたＨＴＭＬ等のデータを、ひとつの映像レイヤとして、放送コンテンツの映像データと重畳し、表示出力部３０８を介し、ディスプレイ１１１に表示する。

　ネットワーク通信部４０２は、ネットワーク２００とのインタフェースである。なお、本実施形態では、ＴＶユニット３００のネットワーク通信部３０３およびＰＣユニット４００のネットワーク通信部４０２が、それぞれ、直接、ネットワーク２００に接続するよう構成してもよい。また、ネットワーク２００への接続ポートは１つとして、ＴＶ・ＰＣ統合装置１０１内部で２つに分岐し、ネットワーク通信部３０３とネットワーク通信部４０２に接続するよう構成してもよい。

　ＣＰＵ４０３は、内部ストレージ４０５に記憶されたプログラムをＲＡＭ４０４に展開して実行し、ＰＣユニット４００の各種の機能を実現する。例えば、受信したネットワークコンテンツを処理する。プログラムには、ＨＴＭＬ等のデータを処理するＷＥＢブラウザ、圧縮符号化されている映像データおよび音声データをそれぞれ復号するプログラムを含む。映像データを復号する際は、グラフィックプロセッサ４０８を補助プロセッサとして活用し、音声データを復号する際は、音声プロセッサ４０７を補助プロセッサとして活用する。

　グラフィックプロセッサ４０８は、ＣＰＵ４０３の処理により得られた映像データを出力データにする。本実施形態では、出力データは、ＴＶユニット３００側の表示出力部３０８に送られ、ディスプレイ１１１に表示される。映像データには、ネットワークコンテンツ以外に、ユーザの操作に従ってＣＰＵ４０３が作成したデータ、コンテンツストレージ５００からストレージＩＦ４０６を介して読み出したデータ等を含む。

　音声プロセッサ４０７は、ＣＰＵ４０３の処理により得られた音声データを出力データにする。出力データは、ＴＶユニットの音声出力部３０９に送られ、スピーカ１１２に出力される。音声データは、ネットワークコンテンツ以外に、ユーザの操作に従ってＣＰＵ４０３が作成したデータ、コンテンツストレージ５００からストレージＩＦ４０６を介して読み出したデータ等を含む。

　ユーザ入力部４０１は、上記ユーザ入力部３０２同様、例えば、キーボード、マウス、リモコン機器等の入力装置を介して、ユーザによる入力を受け付ける。本実施形態では、例えば、取得するネットワークコンテンツのＵＲＩの指定を受け付ける。ＵＲＩ（Ｕｎｉｆｏｒｍ　Ｒｅｓｏｕｒｃｅ　Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）を受け付ける。なお、ＵＲＩは、当該ネットワークコンテンツの、ネットワーク２００上の所在を示す識別子である。例えば、ＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ　Ｒｅｓｏｕｒｃｅ　Ｌｏｃａｔｏｒ）、ＵＲＮ（Ｕｎｉｆｏｒｍ　Ｒｅｓｏｕｒｃｅ　Ｎａｍｅ）等である。なお、ユーザ入力部３０２はリモコン機器を介して、ユーザ入力部４０１は、キーボード、マウス等を介して受け付けるよう構成してもよい。

　受け付けたＵＲＩは、ＣＰＵ４０３により、拡張バス４１０を介して、ＴＶユニット３００に送信される。受け取ったＴＶユニット３００では、ＣＰＵ３１０が、そのＵＲＩをネットワーク通信部３０３に設定する。ネットワーク通信部３０３は、ネットワーク２００を介して、当該ＵＲＩで特定されるネットワークコンテンツを取得し、コンテンツストレージ５００に記録保存する。

　ストレージＩＦ３１３は、コンテンツストレージ５００とのインタフェースである。ユーザの指示に従って、放送コンテンツおよびネットワークコンテンツをコンテンツストレージ５００に保存（録画、記録）する。また、ユーザの指示に従って、これらのコンテンツをコンテンツストレージ５００から読み出す（再生する）。

　コンテンツストレージ５００は、ＴＶ・ＰＣ統合装置１０１が処理したデータを記録する。なお、記録する放送コンテンツは、受信選局部３０１で受信したＭＰＥＧのＴＳの形式であっても良いし、ＴＳデータを信号分離部３０４で分離した映像ＥＳデータおよび音声ＥＳデータの形式であっても良い。また、ＴＳデータや映像ＥＳデータおよび音声ＥＳデータの情報量をさらに小さくするために再符号化を行ったデータであっても良い。このとき、ストレージＩＦ３１３が、再符号化の処理を行うよう構成してもよい。

　また、取得したネットワークコンテンツがＨＴＭＬデータの場合、記録保存をＨＴＭＬデータの更新が行われる毎に、あるいは更新を行うタイミングで行うことで、記録保存するデータ量を低減できる。

　なお、本実施形態では、コンテンツストレージ５００から読み出した後のネットワークコンテンツの処理は、ＴＶユニット３００で行うことも、ＰＣユニット４００で行うことも可能である。

　ＴＶユニット３００で行う場合は、ストレージＩＦ３１３を介して、ＴＶユニット３００のＣＰＵ３１０がネットワークコンテンツのデータを処理する。

　ネットワークコンテンツがＨＴＭＬ等のデータである場合、当該データは、ＣＰＵ３１０で処理され、グラフィックス部３０７に送られる。グラフィックス部３０７は、処理したＨＴＭＬ等のデータを、放送コンテンツの映像データと重畳し、ひとつの映像レイヤとして、表示出力部３０８を介してディスプレイ１１１に表示する。

　ネットワークコンテンツが動画像データである場合、その動画像データは、信号分離部３０４に転送される。そして、放送コンテンツの受信および再生データと同様に信号分離部３０４、映像処理部３０５、音声処理部３０６、グラフィックス部３０７で処理され、映像データおよび音声データとされ、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２から出力される。

　ＰＣユニット４００で行う場合、ＣＰＵ３１０から、拡張バス４１０を介して、ＣＰＵ４０３にデータを送り、ＣＰＵ４０３で処理する。ＣＰＵ４０３が処理して得た映像データは、グラフィックプロセッサ４０８に送られる。同様に、ＣＰＵ４０３が処理して得た音声データは、音声プロセッサ４０７に送られる。

　なお、ＴＶ・ＰＣ統合装置１０１は、ＰＣユニット４００側に、ＰＣディスプレイ１１３およびＰＣスピーカ１１４をさらに備えてもよい。この場合、グラフィックプロセッサ４０８および音声プロセッサ４０７で得た映像データおよび音声データは、これらの装置から出力するよう構成してもよい。

　なお、コンテンツストレージ５００以外に、ＰＣユニット４００専用のストレージとしてＰＣストレージ１１５を備えてもよい。コンテンツストレージ５００またはＰＣストレージ１１５には、ネットワークコンテンツを含めてＣＰＵ４０３が処理する全てのデータを、一時的にあるいは長期間、記録保存することができる。

　上述のように、本実施形態では、ユーザは、ＴＶユニット３００が放送コンテンツを録画している時、あるいは録画しようとしている時に、関連コンテンツのＵＲＩを指定する。関連コンテンツには放送コンテンツにはない詳細なデータや補助データが含まれる。このため、両コンテンツを同時に観ることにより、臨場感の高い視聴が可能となる。本実施形態では、これを、録画再生時にも実現可能とする。

　これを実現するため、本実施形態では、放送コンテンツを録画する際、関連コンテンツを、同時にコンテンツストレージ５００に記録する。このとき、放送コンテンツと関連コンテンツとを対応づけて記録する。そして、再生時にその関連性を維持しながら再生する。なお、以下、放送コンテンツおよび関連コンテンツを特に区別する必要が無い場合は、両者をコンテンツと総称する。

　［機能構成］
　これを実現する、本実施形態のＴＶ・ＰＣ統合装置１０１の、機能ブロック図を図２に示す。本図に示すように、本実施形態のＴＶ・ＰＣ統合装置１０１は、放送コンテンツ取得部６１０と、関連コンテンツ取得部６２０と、コンテンツ記録部６３０と、コンテンツ再生部６４０と、選局受付部６５０と、識別子取得部６６０と、再生指示受付部６７０と、出力制御部６９０と、複製部６８０と、を備える。コンテンツ記録部６３０は、管理テーブル作成部６３１を備える。

　選局受付部６５０は、ユーザから、受信する放送コンテンツのチャンネルの指定（選局）を受け付ける。本実施形態では、ＣＰＵ３１０が、予め保持するプログラムを実行し、当該プログラムに従って、ユーザ入力部３０２を動作させることにより、選局受付部６５０を実現する。以下、同様の動作を、単にＣＰＵ３１０の制御によりユーザ入力部３０２が実現すると表現する。

　放送コンテンツ取得部６１０は、選局受付部６５０で受け付けたチャンネルの放送コンテンツを受信（取得）する。本実施形態では、ＣＰＵ３１０の制御により受信選局部３０１が実現する。なお、コンテンツストレージ５００に記録する際のデータ形式に応じて、信号分離部３０４、映像処理部３０５、音声処理部３０６も、放送コンテンツ取得部６１０を実現する構成に含まれる。

　識別子取得部６６０は、取得する関連コンテンツの、ネットワーク上の所在を特定する識別子（ＵＲＩ）の指定をユーザから受け付ける。本実施形態では、ＣＰＵ４０３の制御により、ユーザ入力部４０１が実現する。本実施形態では、例えば、ユーザ入力部４０１が、ユーザから、直接ＵＲＩの入力を受け付ける。

　関連コンテンツ取得部６２０は、識別子取得部６６０で指定された識別子に従って、関連コンテンツを取得する。本実施形態では、ＴＶユニット３００側で、関連コンテンツを取得する。従って、ＣＰＵ３１０の制御により、ネットワーク通信部３０３が実現する。関連コンテンツ取得部６２０は、放送コンテンツ取得部６１０と同様に、コンテンツストレージ５００に記録するデータ形式によって、他の構成も含めて実現されてもよい。

　コンテンツ記録部６３０は、取得した放送コンテンツと取得した関連コンテンツとを対応付けてコンテンツストレージ５００に記憶する。本実施形態では、ＣＰＵ３１０の制御により、ストレージＩＦ３１３が実現する。本実施形態では、放送コンテンツと関連コンテンツとを取得する毎に、コンテンツストレージ５００に記録する。このとき、両コンテンツを対応づけるため、予め定めた対応付情報を付して記録する。なお、本実施形態では、対応付情報として、時刻を用いる。

　管理テーブル作成部６３１は、記録したコンテンツを管理するための管理テーブル５１０を生成する。本実施形態では、放送コンテンツを特定する情報または関連コンテンツを特定する情報と対応付情報とを対応づけたレコードを作成し、コンテンツストレージ５００に記録する。レコードは、コンテンツストレージ５００に記録する際に作成される。また、レコードは、予め定めたイベント毎に作成され、登録される。また、管理テーブルは、コンテンツストレージ５００に作成される。管理テーブル５１０の詳細は、後述する。

　再生指示受付部６７０は、ユーザから再生の指示を受け付ける。本実施形態の再生指示受付部６７０は、ＣＰＵ４０３の制御により、ユーザ入力部４０１が実現する。再生指示受付部６７０は、例えば、管理テーブル５１０に記録されているレコードを用いて、受付画面を生成してディスプレイ１１１に表示し、ユーザ入力部４０１を介してユーザからの選択を受け付ける。受付画面例は、後述する。

　コンテンツ再生部６４０は、コンテンツストレージ５００に記憶されたコンテンツの中から、再生指示を受け付けた放送コンテンツおよび関連コンテンツを、対応付けを維持しながら再生する。本実施形態では、管理テーブル５１０に保持される対応付情報（時刻）に従って、時系列に再生する。本実施形態のコンテンツ再生部６４０は、ＣＰＵ３１０の制御により、ストレージＩＦ３１３が実現する。

　出力制御部６９０は、コンテンツ再生部６４０が再生したコンテンツを出力装置に出力する。本実施形態では、映像データをディスプレイ１１１から出力し、音声データをスピーカ１１２から出力する。本実施形態では、出力制御部６９０は、ＣＰＵ３１０の制御により、信号分離部３０４、映像処理部３０５、音声処理部３０６、グラフィックス部３０７、表示出力部３０８、音声出力部３０９等の全部または一部により実現される。

　本実施形態では、放送コンテンツの映像データと関連コンテンツの映像データとを１つのディスプレイ１１１に重畳して出力する。また、音声データについても、放送コンテンツの音声データと関連コンテンツの音声データとを１つのスピーカ１１２から重畳出力する。重畳表示例は、後述する。

　複製部６８０は、コンテンツストレージ５００に記録された放送コンテンツおよび関連コンテンツを、その対応付けを維持した状態で、外部記録媒体に複製する。本実施形態では、複製時、コンテンツに加え、管理テーブル５１０の、複製対象コンテンツに対応する情報を併せて複製する。なお、以下の各実施形態においても、図示はしないが、複製部６８０は備えるものとする。

　［管理テーブル］
　次に、管理テーブル５１０を、図３を用いて説明する。管理テーブル５１０は、コンテンツをコンテンツストレージ５００に記録する際、イベント発生毎に作成されたレコードを保持する。管理テーブル５１０は、例えばＲＤＢ（Ｒｅｌａｔｉｏｎａｌ　Ｄａｔａ　Ｂａｓｅ）形式とする。

　管理テーブル５１０は、対応付情報記録部５２０と、放送コンテンツ情報記録部５３０と、関連コンテンツ情報記録部５４０とを備える。

　対応付情報記録部（ＵＴＣ）５２０は、放送コンテンツおよび関連コンテンツの、各イベントの発生時刻が記録される。なお、本実施形態において、イベントは、放送コンテンツの受信（記録）開始（Ｓｔａｒｔ）、受信（記録）終了（Ｓｔｏｐ）、関連コンテンツの取得（記録）開始、取得（記録）終了のいずれかである。各時刻は、例えば、ＵＴＣ（Ｃｏｏｒｄｉｎａｔｅｄ　Ｕｎｖｅｒｓａｌ　Ｔｉｍｅ）で記録される。

　なお、時刻情報として、放送コンテンツについては、例えば、放送コンテンツに付随する情報内の放送開始時刻、放送終了時刻を用いてもよい。また、例えば、実際に、ＴＶ・ＰＣ統合装置１０１で受信を開始した時刻、受信を終了した時刻を用いてもよい。関連コンテンツについては、例えば、ＴＶ・ＰＣ統合装置１０１が、当該コンテンツの取得を開始した時刻、取得を終了した時刻を、それぞれ用いてもよい。なお、登録される時刻は、これに限定されない。放送コンテンツと関連コンテンツとが、再生時に同期再生可能な時刻であればよい。

　放送コンテンツ情報記録部５３０には、放送コンテンツを特定する情報が、イベント毎に記録される。例えば、当該イベントを特定する情報であるイベント（Ｓｔａｒｔ／Ｓｔｏｐ）５３１と、放送チャンネルを特定する情報である放送チャンネル（放送ＣＨ）５３２と、番組名を特定する情報である番組名５３３とが、記録される。放送コンテンツの各イベントは、当該イベントの発生時刻に対応づけて記録される。発生時刻は、対応付情報記録部５２０に記録される。

　関連コンテンツ情報記録部５４０には、関連コンテンツを特定する情報が、イベント毎に記録される。例えば、当該イベントを特定する情報であるイベント（Ｓｔａｒｔ／Ｓｔｏｐ）５４１と、関連コンテンツの取得元を特定するＵＲＩ５４２と、関連コンテンツのネットワーク上でのタイトルであるＷＥＢタイトル５４３とが、記録される。関連コンテンツの各イベントは、当該イベントの発生時刻に対応づけて記録される。発生時刻は、対応付情報記録部５２０に記録される。

　また、イベント５３１または５４１が開始（Ｓｔａｒｔ）のレコードには、さらに、コンテンツストレージ５００における、同コンテンツの格納場所を特定する情報である格納場所（ｐａｔｈ）５３４、５４４をそれぞれ記録してもよい。なお、格納場所を示す情報は、後述するコンテンツライブラリに別途記録するよう構成してもよい。

　また、各レコードは、管理テーブル５１０において、対応付情報記録部５２０に記録される時刻に従って、時系列に管理される。

　例えば、図３の管理テーブル５１０において、時刻２０１６０５３０Ｔ０２３０００＋０９００において、チャンネル５３２が「ＣＳ１０８ＣＨ」、番組名５３３が「ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ」である放送コンテンツの受信を開始したことが記録される。また、同時刻に、ＵＲＩ５４２が「ＭｏｔｏｒＣｙｃｌｅ　Ｄａｔａ．ｃｏｍ」で、ＷＥＢタイトル５４３が「Ｆ１Ｌｉｖｅ　Ｄａｔａ」という関連コンテンツが、開始されたことが記録される。

　また、時刻２０１６０５３０Ｔ０２５５００＋０９００において、ＵＲＩ５４２が「ＳｈｏｒｔＴａｌｋｓ　＃Ｆ１Ｄａｔａ．ｃｏｍ」で、ＷＥＢタイトル５４３が「Ｆ１Ｌｉｖｅ　Ｔａｌｋ」という関連コンテンツが、開始されたことが記録される。そして、時刻２０１６０５３０Ｔ０３１５１２＋０９００において、同関連コンテンツが終了したことが記録される。

　また、時刻２０１６０５３０Ｔ０５２０３０＋０９００において、上記の、ＵＲＩ５４２が「ＭｏｔｏｒＣｙｃｌｅ　Ｄａｔａ．ｃｏｍ」で、ＷＥＢタイトル５４３が「Ｆ１Ｌｉｖｅ　Ｄａｔａ」という関連コンテンツが終了したことが記録される。継いで、時刻２０１６０５３０Ｔ０５２１００＋０９００において、チャンネル５３２が「ＣＳ１０８ＣＨ」、番組名５３３が「ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ」である放送コンテンツが終了したことが記録される。

　このように、管理テーブル５１０により、番組名５３３が「ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ」である放送コンテンツに関連して、ＷＥＢタイトル５４３が「Ｆ１ＬｉｖｅＤａｔａ」と「Ｆ１ＬｉｖｅＴａｌｋ」である関連コンテンツが記録されたことがわかる。また、各コンテンツの開始時刻および終了時刻がわかる。

　コンテンツ再生部６４０は、管理テーブル５１０の対応付情報（時刻；ＵＴＣ）に従って、各放送コンテンツおよび関連コンテンツを再生する。例えば、ユーザが、「ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ」の放送コンテンツの再生を指示したとき、放送コンテンツ記録開始時刻と記録停止時刻との間に含まれる関連コンテンツである「Ｆ１ＬｉｖｅＤａｔａ」と「Ｆ１ＬｉｖｅＴａｌｋ」とが、放送コンテンツと同じ相対的時間関係で再生される。ここでは、「Ｆ１ＬｉｖｅＤａｔａ」は「ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ」と同時に再生が開始され、「Ｆ１ＬｉｖｅＴａｌｋ」は、２５分後に再生が開始される。

　［格納例］
　次に、各放送コンテンツおよび関連コンテンツの、コンテンツストレージ５００内の格納例を説明する。図４は、本実施形態のコンテンツストレージ５００が、階層型ストレージの場合のディレクトリ構成例を示す図である。本実施形態では、放送コンテンツと、その関連コンテンツとを関連付けて、例えば、仮想的に階層化して記録する。

　コンテンツストレージ５００の第一階層に、例えば、コンテンツデータベース５５０とコンテンツライブラリ５６０とが格納される。コンテンツデータベース５５０には、コンテンツライブラリ５６０に格納されるデータの情報が格納される。例えば、管理テーブル５１０が格納される。

　また、コンテンツライブラリ５６０の第二階層に、放送コンテンツ毎に、当該放送コンテンツとその関連コンテンツとが格納される。

　例えば、コンテンツライブラリ５６０の下の階層に、放送コンテンツ「ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ１」フォルダ５７０と「全Ｅオープン」フォルダ５８０とが格納される。

　さらに、「ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ」フォルダ５７０の下の階層に、放送コンテンツの映像データである「ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ．ｖｉｄｅｏ」５７１と、同音声データである「ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ．ａｕｄｏ」５７２と、関連コンテンツフォルダ５７３とが、格納される。

　また、同様に、「全Ｅオープン」フォルダ５８０の下の階層に、放送コンテンツの映像データである「全Ｅオープン．ｖｉｄｅｏ」５８１と、同音声データである「全Ｅオープン．ａｕｄｏ」５８２と、関連コンテンツフォルダ５８３とが、格納される。

　関連コンテンツフォルダ５７３および５８３の下の階層には、それぞれ、当該関連コンテンツのデータが格納される。関連コンテンツフォルダ５７３を例に説明すると、同フォルダの下の階層には、ＨＴＭＬデータである「Ｆ１ＬｉｖｅＤａｔａ」５７４と「Ｆ１ＬｉｖｅＴａｌｋ」５７６とが格納される。また、それぞれに、「Ｆ１ＬｉｖｅＤａｔａ」５７５と「Ｆ１ＬｉｖｅＴａｌｋ」５７６とのフォルダが格納される。これらのフォルダ５７５、５７６には、それぞれ、ＨＴＭＬデータとリンクするＣＳＳ（Ｃａｓｃａｄｉｎｇ　Ｓｔｙｌｅ　Ｓｈｅｅｔ）、ＪａｖａＳｃｒｉｐｔ（登録商標）、ＪＰＥＧ（Ｊｏｉｎｔ　Ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｉｃ　Ｅｘｐｅｒｔｓ　Ｇｒｏｕｐ）などのデータが格納される。

　なお、本実施形態では、放送コンテンツと関連コンテンツとが、上記のように関連付けて、階層化されて格納される。このため、コンテンツストレージ５００に記録された放送コンテンツおよび関連コンテンツは、一連のコンテンツデータとして、パッケージメディアへの複製もしくは移動が可能である。

　例えば、「ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ」という放送コンテンツを外部記録媒体に複製したい場合、複製部６８０は、ＣａｒＦ１＠Ｉｔａｌｙ５７０以下の階層の全てのデータと、これらのデータに対応する管理テーブル５１０の部分と、を複製すればよい。

　なお、図３および図４では、関連コンテンツは、ＵＲＩ単位で記録と管理とを行っている。しかし、これに限定されない。例えば、所定のデータ群ごとに記録、管理するよう構成してもよい。

　例えば、カーレースを視聴している場合、関連コンテンツは、各自動車の順位、ドライバー名、チーム名、コースの周回数などのリアルタイム情報である。内容は、時系列で変化し、それに伴い、その表示内容も変化する。このような情報は、内容が変化する毎に異なるＵＲＩ単位で送られてくるのではない。特定のＵＲＩで特定されるＷＥＢサーバ上でプログラムにより動的に例えばページ単位で情報を生成し、生成される毎にページ単位で送信される。このような場合、送信される毎に、例えばページ単位で記録する。

　［受付画面］
　次に、図５を用いて、再生指示受付部６７０が、ユーザから再生の指示を受け付ける際に表示される受付画面を説明する。受付画面７５０の例を図５に示す。本図に示すように、コンテンツストレージ５００に保持される放送コンテンツの一覧が再生コンテンツリストとして表示され、ユーザがその中から選択する。なお、選択は、放送コンテンツのみ受け付け、当該放送コンテンツに関連付けて保持される関連コンテンツを全て再生する。ただし、対応づけて保持される関連コンテンツについても、再生するコンテンツを選択可能なように構成してもよい。

　［表示画面］
　次に、出力制御部６９０による、映像データの重畳出力、すなわち、ディスプレイ１１１への重畳表示例を説明する。重畳表示される画面例を図６（ａ）および図６（ｂ）に示す。

　図６（ａ）に、関連コンテンツがＨＴＭＬデータである場合の表示画面例７１０を示す。表示画面例７１０は、放送コンテンツ表示領域７１１と、関連コンテンツ表示領域７１２と、サイズ変更受付領域７１３、７１４と、透明度調整受付領域７１５と、を備える。なお、７１６は、放送コンテンツと関連コンテンツとのオーバラップ領域である。

　図６（ａ）では、放送コンテンツ表示領域７１１と関連コンテンツ表示領域７１２とは、一部オーバラップしている。出力制御部６９０は、サイズ変更受付領域７１３を介して、放送コンテンツ表示領域７１１のサイズの変更を受け付ける。また、サイズ変更受付領域７１４を介して、関連コンテンツ表示領域７１２のサイズの変更を受け付ける。これにより、オーバラップ領域７１６のサイズの変更が可能となる。

　また、出力制御部６９０は、例えば、パーシャルアルファブレンディング法等を用いて、オーバラップ領域７１６に放送コンテンツと関連コンテンツとを重畳表示する。このとき、透明度調整受付領域７１５を介して、透明度の調整を受け付ける。これにより、ユーザは、関連コンテンツが見やすくなるように、あるいは、放送コンテンツが見やすくなるように、表示を調整できる。

　図６（ａ）に、関連コンテンツ表示領域７１２を、ディスプレイ１１１の左端に揃えて配置し、放送コンテンツ表示領域７１１を、ディスプレイ１１１の右上に揃えて配置する例を示す。この場合、放送コンテンツ表示領域７１１の左側の一部がオーバラップ領域７１６となる。この結果、オーバラップ領域７１６が、放送コンテンツ表示領域７１１内の比較的情報の少ない部分に配置される。これにより、ユーザの視聴の妨害を最小限に抑えながら、放送コンテンツおよび関連コンテンツの表示領域７１１、７１２を可能な限り大きくできる。

　なお、表示画面例７１０には、再生コンテンツがカーレースの場合を示す。表示画面例７１０では、関連コンテンツとして、各車の順位、ドライバー名、チーム名、コースの周回数などがリアルタイムに表示される。

　図６（ｂ）に、関連コンテンツが動画像データの場合の表示画面例７２０を示す。ここでは、関連コンテンツ表示領域７１２を、ディスプレイ１１１の左下に揃えて配置する。表示画面例７２０では、関連コンテンツ表示領域７１２には、コースレイアウト図が示され、各車のコース上の位置が示される。これらの車の位置は刻々と変化するものであり、このような関連コンテンツは動画像データとして配信される。

　［処理の流れ］
　次に、本実施形態のＴＶ・ＰＣ統合装置１０１による、録画処理および再生処理の流れを、図７（ａ）および図７（ｂ）を用いて説明する。まず、録画時の処理の流れを、図７（ａ）を用いて説明する。

　まず、選局受付部６５０は、ユーザからの選局および録画の指示を受け付け（ステップＳ１１０１）、放送コンテンツ取得部６１０に通知する。また、識別子取得部６６０は、ユーザから識別子（ＵＲＩ）の入力を受け付け（ステップＳ１１０２）、関連コンテンツ取得部６２０に通知する。

　放送コンテンツ取得部６１０では、通知を受け、放送コンテンツの受信を開始する（ステップＳ１１０３）。また、コンテンツ記録部６３０は、受信した放送コンテンツの記録を開始する（ステップＳ１１０４）。そして、管理テーブル作成部６３１は、管理テーブル５１０に、放送コンテンツ取得開始のレコードを、時刻に対応づけて記録する（ステップＳ１１０５）。

　一方、関連コンテンツ取得部６２０は、通知を受け、関連コンテンツの取得を開始する（ステップＳ１１０６）。コンテンツ記録部６３０は、取得した関連コンテンツの記録を開始する（ステップＳ１１０７）。そして、管理テーブル作成部６３１は、管理テーブル５１０に、関連コンテンツ取得開始のレコードを、時刻に対応づけて記録する（ステップＳ１１０８）。なお、関連コンテンツが複数指定された場合は、指定されたコンテンツ数、ステップＳ１１０６からＳ１１０８の処理を繰り返す。

　その後、放送コンテンツ取得部６１０および関連コンテンツ取得部６２０のいずれかから取得終了の通知を受け取ると（ステップＳ１１０９）、管理テーブル作成部６３１は、管理テーブル５１０を更新する（ステップＳ１１１０）。取得しているコンテンツ全てが終了するまで、ステップＳ１１０９に戻り、処理を繰り返す（ステップＳ１１１１）。

　以上の処理により、本実施形態のコンテンツ記録部６３０は、コンテンツストレージ５００に放送コンテンツおよび関連コンテンツを保存するとともに、両コンテンツのイベントを対応付情報に従って記録した管理テーブル５１０を作成する。

　次に、再生時の処理の流れを、図７（ｂ）を用いて説明する。まず、再生指示受付部６７０は、ユーザから再生する放送コンテンツの指示を受け付ける（ステップＳ１２０１）。例えば、再生指示受付部６７０は、ユーザから再生したいとの意思を受け付けると、管理テーブル５１０を読み出し、受付画面７５０を生成し、ユーザに提示する。そして、当該受付画面７５０を介して、ユーザから再生指示を受け付ける。

　再生指示を受け付けると、コンテンツ再生部６４０は、まず、管理テーブル５１０を参照する（ステップＳ１２０２）。そして、管理テーブル５１０の対応情報に従って、指示された放送コンテンツおよび関連コンテンツをコンテンツストレージから読み出し、再生する（ステップＳ１２０３）。そして、出力制御部６９０が、再生された放送コンテンツおよび関連コンテンツを処理し、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２に重畳出力する（ステップＳ１２０４）。

　以上説明したように、本実施形態によれば、放送コンテンツを取得する放送コンテンツ取得部６１０と、前記放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツである関連コンテンツを取得する関連コンテンツ取得部６２０と、前記放送コンテンツと前記関連コンテンツとを対応づけるための対応付情報を用いて、取得した前記放送コンテンツと取得した前記関連コンテンツとを対応付けてコンテンツストレージ５００に記録するコンテンツ記録部６３０と、コンテンツストレージ５００に記録された放送コンテンツおよび関連コンテンツを、前記対応付情報に従って対応づけを維持しながら同期させて再生するコンテンツ再生部６４０と、を備える。

　放送コンテンツと、関連コンテンツとを、対応づけて記録し、再生時に、対応づけた情報に従って、その対応関係を維持しながら、再生する。このため、ユーザは、放送コンテンツのタイムシフト視聴において、より情報量が多い関連コンテンツを同時に視聴可能となる。すなわち、放送コンテンツ放送時以外であっても、放送コンテンツと関連コンテンツとを、相互の対応を維持しながら、視聴することができる。録画した放送コンテンツの再生時に、関連コンテンツも同時に観ることができるため、臨場感の高いタイムシフト視聴が可能となる。特に、放送コンテンツの送信元のエリアと視聴エリアとのタイムゾーンが異なる場合など、特に有効である。

　本実施形態では、管理テーブル５１０を有し、放送コンテンツと関連コンテンツとは、対応付情報で対応づけて記録される。これにより、再生時に容易にその関連性を把握でき、その関連性を維持しながら再生できる。特に、対応付情報に時刻を用いる場合、再生時に時間関係を容易に再現可能である。このため、記録した放送コンテンツの再生時に、例えば、一時停止や逆再生などの特殊再生を行う場合でも、関連コンテンツはその時間関係に従って、再生される。従って、特殊再生においても、放送コンテンツと関連コンテンツとを、相互の対応を維持しながら、視聴できる。

　また、本実施形態では、放送コンテンツおよび関連コンテンツを、同一のディスプレイ１１１および同一のスピーカ１１２に、重畳出力する。重畳表示された画面は、サイズ変更受付領域７１３、７１４および透明度調整受付領域７１５を備える。このため、それぞれの表示領域を好適な大きさ、透明度に調整が可能である。

　なお、ＴＶユニット３００は、拡張バス４１０経由で指定されたＵＲＩから、ネットワーク通信部３０３で関連コンテンツを受信する。すなわち、関連コンテンツ取得時にＰＣユニット４００のリソースを使用しない。このため、関連コンテンツ取得時に、ＰＣユニット４００は、他のジョブを制約なく行うことができる。

　なお、本実施形態では、図７（ａ）で説明した録画処理の処理フローにおいて、選局、録画指示や識別子の受け付けと、実際のコンテンツの取得との間は、時間的に連続していなくてもよい。すなわち、予約録画も可能である。

　＜＜第二の実施形態＞＞
　次に、本発明の第二の実施形態を説明する。本実施形態の記録再生システムは、ＴＶ装置と、ＴＶ装置とは独立したＰＣ装置とにより、第一の実施形態同様のタイムシフト視聴を実現する。以下、本実施形態の記録再生システム１００について、第一の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。

　図８（ａ）は、本実施形態の記録再生システム１００ａの構成図である。本実施形態の記録再生システム１００ａは、ＴＶ装置３００ａと、ＴＶ装置３００ａとは独立した装置であるＰＣ装置４００ａとを備える。ＴＶ装置３００ａとＰＣ装置４００ａとは、それぞれ、ネットワーク２００に接続される。

　ＴＶ装置３００ａは、第一の実施形態のＴＶユニット３００と同様に、受信選局部３０１、ユーザ入力部３０２、ネットワーク通信部３０３、信号分離部３０４、映像処理部３０５、音声処理部３０６、グラフィックス部３０７、表示出力部３０８、音声出力部３０９、ＣＰＵ３１０、ＲＡＭ３１１、内部ストレージ３１２、およびストレージＩＦ３１３を備える。

　また、ＴＶ装置３００ａは、記録装置として、コンテンツストレージ５００を備える。さらに出力装置として、ＴＶ装置３００ａには、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２が接続される。

　本実施形態においても、図８（ｂ）に示すように、上記各構成が、放送コンテンツ取得部６１０と、関連コンテンツ取得部６２０と、コンテンツ記録部６３０と、コンテンツ再生部６４０と、選局受付部６５０と、識別子取得部６６０と、再生指示受付部６７０と、管理テーブル作成部６３１と、出力制御部６９０と、の各機能を実現する。

　本実施形態では、放送コンテンツ取得部６１０と、関連コンテンツ取得部６２０と、コンテンツ記録部６３０と、コンテンツ再生部６４０と、選局受付部６５０とは、ＴＶ装置３００ａが備える。また、識別子取得部６６０と、再生指示受付部６７０とは、ＰＣ装置４００ａが備える。そして、管理テーブル作成部６３１および出力制御部６９０は、ＴＶ装置３００ａと、ＰＣ装置４００ａの両方が備える。

　各機能を実現する構成は、基本的に第一の実施形態と同様である。ただし、ＰＣ装置４００ａ側の出力制御部６９０は、ＣＰＵ４０３の制御により音声プロセッサ４０７およびグラフィックプロセッサ４０８により実現される。また、ＰＣ装置４００ａ側の管理テーブル作成部６３１は、ＣＰＵ４０３が予め定めたプログラムを実行することにより実現される。また、作成した管理テーブル５１０は、例えば、内部ストレージ４０５に保持される。

　各部が実現する機能は、基本的に第一の実施形態と同様である。しかし、本実施形態では、ＴＶ装置３００ａとＰＣ装置４００ａとが独立している。このため、各機能の処理内容が一部、異なる。以下、本実施形態の各機能の詳細について、録画時および再生時の処理の流れに沿って、第一の実施形態と異なる処理に主眼をおいて説明する。

　図９（ａ）は、本実施形態の録画時の動作シーケンスである。

　まず、選局受付部６５０は、ユーザから選局および録画の指示を受け付ける（ステップＳ２１０１）。そして、放送コンテンツ取得部６１０は、受け付けた放送コンテンツの受信（取得）を開始する（ステップＳ２１０２）。そして、コンテンツ記録部６３０は、取得した放送コンテンツのコンテンツストレージ５００への記録を開始する（ステップＳ２１０３）。このとき、管理テーブル作成部６３１は、第一の実施形態同様、管理テーブル５１０のレコードを追加する。第二の実施形態の管理テーブル５１０も、基本的に第一の実施形態と同様の項目を保持する。

　一方、ＰＣ装置４００ａでは、識別子取得部６６０は、ユーザから関連コンテンツの識別子（ＵＲＩ）の指定を受け付け（ステップＳ２２０１）、ネットワーク２００を介してＴＶ装置３００ａに送信する（ステップＳ２２０２）。なお、このとき、送信先のＴＶ装置３００ａのＩＰアドレスは、ネットワークを構成するルータによって予め指定された値を用いる。また、ＴＶ装置３００ａとＰＣ装置４００ａとの間の通信は、それぞれのネットワーク通信部３０３、４０２によって、周知のＩＰ（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ　Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）ベースの通信が行われる。

　ＴＶ装置３００ａにおいて、識別子を受信すると、関連コンテンツ取得部６２０は、受信した識別子を用いて、ネットワーク２００を介して、関連コンテンツの取得を開始する（ステップＳ２１０４）。そして、ＰＣ装置４００ａにレスポンス（応答ＯＫ）を返す（ステップＳ２１０５）。そして、コンテンツ記録部６３０は、取得した関連コンテンツをコンテンツストレージ５００に記録する（ステップＳ２１０６）。

　このとき、管理テーブル作成部６３１は、第一の実施形態同様、管理テーブル５１０に新たなレコードを追加する。さらに、本実施形態では、管理テーブル５１０に当該関連コンテンツに対応づけて再生ＵＲＩを追加する（ステップＳ２１０７）。再生ＵＲＩは、コンテンツストレージ５００における関連コンテンツの所在を示す情報である。例えば、ＴＶ装置３００ａに割り当てられたＩＰアドレスと、コンテンツストレージ５００内の当該コンテンツへのアクセス経路とを合成した情報（アクセス情報）である。

　本実施形態では、放送コンテンツおよび関連コンテンツを、ＴＶ装置３００ａの外部記録装置であるコンテンツストレージ５００に記録する。そして、後述のように、再生時、関連コンテンツは、ＰＣ装置４００ａ側に出力される。従って、再生時に、ＰＣ装置４００ａは、このコンテンツストレージ５００に、ネットワーク２００を経由してアクセスし、関連コンテンツを取得する。再生ＵＲＩは、このとき、用いられる。

　管理テーブル作成部６３１は、関連コンテンツが記録され、管理テーブル５１０に再生ＵＲＩが新たに登録されると、新たに登録された再生ＵＲＩを、ＰＣ装置４００ａに送信する（ステップＳ２１０８）。ＰＣ装置４００ａ側の管理テーブル作成部６３１は、受信した再生ＵＲＩを、例えば、ステップＳ２２０１で受け付けたＵＲＩに対応づけて保持する（ステップＳ２２０３）。このようにして、ＰＣ装置４００ａは、常に最新の再生ＵＲＩを保持する。そして、レスポンスを送信元のＴＶ装置３００ａに返す（ステップＳ２２０４）。

　なお、放送コンテンツおよび関連コンテンツの記録時、コンテンツ記録部６３０は、第一の実施形態同様、仮想的に階層化し、これらを記録する。また、ステップＳ２１０８において、ＴＶ装置３００ａ側の管理テーブル作成部６３１は、追加された再生ＵＲＩのみ送信しているが、これに限定されない。ＴＶ装置３００ａ側で管理テーブル５１０が更新される毎に、管理テーブル５１０全体をＰＣ装置４００ａに送信するよう構成してもよい。

　次に、再生開始時の処理を説明する。図９（ｂ）は、本実施形態の再生時の動作シーケンスである。

　ＰＣ装置４００ａにおいて、再生指示受付部６７０は、ユーザから再生したいとの意思を受け付けると、受付画面７５０を生成し、再生指示を受け付ける（ステップＳ２４０１）。再生指示受付部６７０は、管理テーブル５１０を保持していない場合、例えば、ＴＶ装置３００ａにアクセスし、ＴＶ装置３００ａ側の管理テーブル５１０の情報を取得し、受付画面７５０を作成する。そして、受け付けた再生対象をＴＶ装置３００ａに通知する（ステップＳ２４０２）。

　なお、再生受付時、再生指示受付部６７０は、保持している再生ＵＲＩの一覧から受付画面を生成し、当該受付画面を介して再生指示を受け付けてもよい。この場合、関連コンテンツのみの一覧となる。また、この場合、ＴＶ装置３００ａに送信するのは、例えば、選択された関連コンテンツの再生ＵＲＩとしてもよい。ＴＶ装置３００ａ側では、管理テーブル５１０を用いて、当該再生ＵＲＩが付された関連コンテンツを特定する。

　ＴＶ装置３００ａにおいて、コンテンツ再生部６４０は、受信した通知が適切な場合、送信元にレスポンスを返す（ステップＳ２３０１）。そして、通知で特定されるコンテンツ（放送コンテンツおよび関連コンテンツ）の再生を開始する（ステップＳ２３０２、Ｓ２３０３）。

　そして、コンテンツ再生部６４０は、差分時刻を送信元のＰＣ４００ａに送信し（ステップＳ２３０４）、ＰＣ装置４００ａからレスポンスを受け取る（ステップＳ２４０３）。そして、再生した関連コンテンツをＰＣ装置４００ａに送信する（ステップＳ２３０５）。そして、ＰＣ装置４００ａからレスポンスを受け取る（ステップＳ２４０４）。なお、差分時刻は、放送コンテンツの再生時刻と、管理テーブル５１０の対応付情報記録部５２０に対応付情報として記録されている時刻（ＵＴＣ）との差分である。なお、ＰＣ装置４００ａ側で管理テーブル５１０を保持していない場合、管理テーブル５１０の、対応付情報記録部５２０の情報も、併せて送信する。

　その後、ＴＶ装置３００ａ側の出力制御部６９０は、再生した放送コンテンツを復号（処理）し（ステップＳ２３０５）、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２に出力する（ステップＳ２３０６）。また、ＰＣ装置４００ａ側の出力制御部６９０は、差分時刻に従って、受信した関連コンテンツを処理し（ステップＳ２４０５）、ＰＣディスプレイ１１３およびＰＣスピーカ１１４に出力する（ステップＳ２４０６）。

　ＰＣ装置４００ａ側では、管理テーブル５１０の対応付情報の時刻（ＵＴＣ）に差分時刻を加えて関連コンテンツを表示させる。このため、ディスプレイ１１１に表示される放送コンテンツと同期して、ＰＣディスプレイ１１３に関連コンテンツが表示される。

　なお、この場合の表示例を図１０（ａ）および図１０（ｂ）に示す。図１０（ａ）は、ディスプレイ１１１の表示例であり、図１０（ｂ）は、ＰＣディスプレイ１１３の表示例である。

　ところで、本実施形態においては、録画したコンテンツの再生指示を、ＰＣ装置４００ａ側から行う。これは、再生ＵＲＩあるいは管理テーブル５１０をＰＣ装置４００ａ側でも保存していることにより実現可能となる。しかしながら、本実施形態では、本構成に限定されない。例えば、再生指示は、ＴＶ装置３００ａ側で行うよう構成してもよい。この場合、例えば、管理テーブル５１０は、録画したコンテンツとともに、コンテンツストレージ５００に記録し、ＰＣ装置４００ａ側には保存しなくてもよい。再生時は、予めＰＣ装置４００ａとＴＶ装置３００ａとの間で、接続および再生動作を指定する処理を行う。本処理は、例えば、ＰＣ装置４００ａにおいて、所定のアプリケーションを実行する等の処理により実現される。そして、差分時刻とともに、関連コンテンツをＴＶ装置３００ａからＰＣ装置４００ａに送信する。これにより、放送コンテンツと関連コンテンツとを、それぞれ、ＴＶ装置３００ａおよびＰＣ装置４００ａにおいて同期させて再生することを実現する。

　本実施形態においても、予約録画が可能である。本実施形態において、予約録画を行う場合の、処理の流れを説明する。図１１は、予約録画時の動作シーケンスである。

　ユーザから予約録画の指示を受け付けると（ステップＳ２６０１）、選局受付部６５０は、予約リストに登録することにより、当該予約リストを更新する（ステップＳ２６０２）。そして、更新後の予約リストをＰＣ装置４００ａに送信する（ステップＳ２６０３）。なお、送信先のＰＣ装置４００ａのＩＰアドレスは、前述したように、ネットワークを構成するルータによって予め指定された値を用いる。

　ＰＣ装置４００ａでは、識別子取得部６６０は、予約リストを受信すると（ステップＳ２７０１）、レスポンスを送信する（ステップＳ２７０２）。そして、新たに予約リストに追加された放送コンテンツの関連コンテンツの識別子（ＵＲＩ）を取得する（ステップＳ２７０３）。そして、予約リストの当該放送コンテンツに対応づけてそのＵＲＩを記録することにより、予約リストを更新する（ステップＳ２７０４）。

　なお、ステップＳ２７０３において、識別子は、ユーザが設定するよう構成してもよい。予約した放送コンテンツ（予約放送コンテンツ）のタイトル等をキーワードに検索し、ネットワーク２００上から取得するよう構成してもよい。また、予約リストに予約放送コンテンツの番組内容等の情報（予約コンテンツ情報）を付帯させ、当該情報をキーワードに検索して、ネットワーク２００上から取得するよう構成してもよい。なお、付帯情報が画像情報の場合、テキストを抽出し、それをキーワードに用いて検索するよう構成してもよい。また、予約放送コンテンツに予め関連づけられている識別子を用いるよう構成してもよい。

　予約リストを更新すると、識別子取得部６６０は、更新後の予約リストをＴＶ装置３００ａに送信する（ステップＳ２７０５）。受信したＴＶ装置３００ａでは、選局受付部６５０が、予約リストを更新し（ステップＳ２６０４）、送信元にレスポンスを返す（ステップＳ２６０５）。以上が予約シーケンスである。

　なお、予約リストは、それぞれ、内部ストレージ３１２、４０５等に保存される。保存先は、限定されない。また、ＴＶ装置３００ａとＰＣ装置４００ａとの間の予約リストの送受信は、差分データのみとしてもよい。

　また、その後、予約した放送コンテンツの放送時間となった際、放送コンテンツ取得部６１０、関連コンテンツ取得部６２０、および、コンテンツ記録部６３０は、予約リストを参照し、図９（ａ）で説明した手順で、放送コンテンツの受信および録画、関連コンテンツの受信および録画を開始する。そして、管理テーブル作成部６３１は、管理テーブル５１０を更新する。

　なお、上記処理フローでは、放送コンテンツをディスプレイ１１１およびスピーカ１１２に、関連コンテンツをＰＣディスプレイ１１３およびＰＣスピーカ１１４に出力する場合を例にあげて説明した。しかし、第一の実施形態同様、両コンテンツをディスプレイ１１１およびスピーカ１１２に重畳出力するよう構成してもよい。

　この場合、再生指示を受け付ける再生指示受付部６７０は、ＴＶ装置３００ａ側が備えるものとする。この場合の再生時の処理フローを図１２に示す。以下の処理は、全てＴＶ装置３００ａ側で行われる。

　再生指示受付部６７０が、再生指示を受け付ける（ステップＳ２５０１）と、コンテンツ再生部６４０は、指示された放送コンテンツおよび関連コンテンツの再生を開始する（ステップＳ２５０２、Ｓ２５０３）。

　その後、出力制御部６９０は、放送コンテンツを、映像系統で復号（処理）し（ステップＳ２５０４）、映像データおよび音声データを生成（出力）する（ステップＳ２５０５）。なお、映像系統とは、信号分離部３０４、映像処理部３０５、音声処理部３０６、グラフィックス部３０７である。

　一方、出力制御部６９０は、関連コンテンツがＨＴＭＬ等のデータである場合、当該コンテンツをＣＰＵ３１０において処理し（ステップＳ２５０６）、表示映像を生成する（ステップＳ２５０７）。なお、関連コンテンツが動画像データである場合、当該コンテンツを、リソースシェアリングにより、映像系統で復号（処理）し（ステップＳ２５０６）、映像データおよび音声データを生成（出力）する（ステップＳ２５０７）。

　そして、出力制御部６９０は、得られた各映像データおよび音声データを、それぞれ、重畳し、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２から、それぞれ出力する（ステップＳ２５０８）。

　なお、この時も、関連コンテンツは、差分時刻に従って再生、出力される。これにより、放送コンテンツと関連コンテンツとは、記録時の時間関係を維持した状態で再生される。

　なお、本例では、放送コンテンツの録画が先にスタートする場合を示しているが、関連コンテンツの記録保存が先にスタートしてもよいし、同時であっても良い。

　また、上記実施形態では、コンテンツ記録時に用いたＰＣ装置４００ａを用いて、再生指示を受け付け、コンテンツの出力を行っている。しかし、これに限定されない。記録時に用いたＰＣ装置４００ａとは別のＰＣ装置４００ａを用いて、再生指示、関連コンテンツの出力を行うよう構成してもよい。

　この場合、当該ＰＣ装置４００ａで再生の意思を受け付けた際、再生指示受付部６７０は、ＴＶ装置３００ａに再生の意思を通知し、折り返し、管理テーブル５１０の情報を受領する。そして、受領した管理テーブル５１０の情報を用いて、受付画面７５０を生成し、ユーザから再生コンテンツの選択および再生の指示を受け付ける。

　本実施形態では、ＴＶ装置３００ａにおいて、放送コンテンツと関連コンテンツとを対応づけて記録する。そして、ＴＶ装置３００ａで記録した関連コンテンツを、ネットワーク２００を介してＰＣ装置４００ａで再生出力する。このとき、対応付情報が時刻の場合、再生時に対応付情報に加えて差分時刻をＰＣ装置４００ａに送信する。従って、ＴＶ装置３００ａとは独立したＰＣ装置４００ａであっても、第一の実施形態同様、対応付けを維持した状態で再生することができる。

　また、前述したように、例えば、管理テーブル５１０も録画したコンテンツと一緒に保存してもよい。いずれの場合も、再生を行う際、予めＰＣ装置４００ａと、ＴＶ装置３００ａとの間で、接続および再生動作を指定する処理を行う。これは、前述のように、例えば、ＰＣ装置４００ａにおいて所定のアプリケーションを実行する等の処理により、実現される。これにより、ＴＶ装置３００ａ側の操作により、ＴＶ装置３００ａにおいて放送コンテンツを再生し、それに同期して、ＰＣ装置４００ａにおいて関連コンテンツが再生される。

　このように、本実施形態では、再生時、放送コンテンツの時間軸に従って、関連コンテンツを送信するとともに、差分時刻を併せて送信する。このため、放送コンテンツの再生において、一時停止や逆再生などの特殊再生を行った場合でも、ＰＣ装置４００ａ側で、同様に、関連コンテンツの再生において一時停止や逆再生を行うことができる。

　以上、説明したように、本実施形態によれば、第一の実施形態同様、関連する放送コンテンツと関連コンテンツとを、対応付けて録画し、対応付を維持した状態で、再生することができる。よって、本実施形態によれば、放送コンテンツと関連コンテンツとの記録時の時間関係が再現可能なタイムシフト視聴を提供することができる。

　さらに、本実施形態によれば、記録保存した関連コンテンツをＴＶ装置３００ａからでも、ＰＣ装置４００ａからでも再生できる。また、予約録画も可能である。

　本実施形態では、ＴＶ装置３００ａとＰＣ装置４００ａとは、それぞれが独立した装置である。このため、第一の実施形態とは異なり、ＣＰＵ３１０とＣＰＵ４０３とを接続する拡張バスはない。また、グラフィックプロセッサ４０８、音声プロセッサ４０７から映像データ、および音声データをＴＶ装置３００ａに送出する経路もない。

　この結果、第二の実施形態では、ＰＣ装置４００ａは、汎用のパーソナルコンピュータで実現でき、システムの実現を容易化させることができる。さらにＰＣ装置４００ａは、ＰＣディスプレイ１１３、ＰＣスピーカ１１４を一体化し、ＰＣストレージ１１５の機能を内部ストレージ４０５に統合すれば、汎用のタブレット端末、あるいはスマートフォンで実現できる。

　＜＜第三の実施形態＞＞
　次に、本発明の第三の実施形態を説明する。本実施形態の記録再生システムは、ＴＶ装置およびＰＣ装置とは独立したコンテンツストレージを備え、当該コンテンツストレージに放送コンテンツおよび関連コンテンツを記録し、第一の実施形態同様のタイムシフト視聴を実現する。これにより、本実施形態では、録画時に用いた装置とは異なる装置で再生可能となる。以下、本実施形態の記録再生システム１００ｂについて、他の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。

　図１３（ａ）は、本実施形態の記録再生システム１００ｂの構成図である。本実施形態の記録再生システムは、ＴＶ装置３００ｂと、ＴＶ装置３００ｂとは独立した装置であるＰＣ装置４００ｂと、両装置とは独立した装置であり、かつ、ネットワーク２００に直接接続可能なコンテンツストレージ５００ｂとを備える。各装置は、それぞれ、ネットワーク２００に接続される。

　ＴＶ装置３００ｂは、第一の実施形態のＴＶユニット３００と同様に、受信選局部３０１、ユーザ入力部３０２、ネットワーク通信部３０３、信号分離部３０４、映像処理部３０５、音声処理部３０６、グラフィックス部３０７、表示出力部３０８、音声出力部３０９、ＣＰＵ３１０、ＲＡＭ３１１、および、内部ストレージ３１２を備える。

　また、ＴＶ装置３００ｂには、出力装置として、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２が接続される。なお、本実施形態では、ＴＶ装置３００ｂは、直接接続されるストレージを有しなくてもよい。このため、ストレージＩＦは備えなくてもよい。

　また、ＰＣ装置４００ｂは、第一の実施形態のＰＣユニット４００と同様に、ユーザ入力部４０１、ネットワーク通信部４０２、ＣＰＵ４０３、ＲＡＭ４０４、内部ストレージ４０５、音声プロセッサ４０７、およびグラフィックプロセッサ４０８を備える。

　ＰＣ装置４００ｂは、ストレージＩＦ４０６を備え、外部記録装置として、ＰＣストレージ１１５を備えてもよい。また、出力装置として、ＰＣディスプレイ１１３およびＰＣスピーカ１１４が接続されてもよい。

　コンテンツストレージ５００ｂは、ネットワーク２００に直接接続可能な記録装置である。当該ネットワーク２００に接続される各デバイスから直接アクセス可能とする。アクセス、すなわち、記録、消去、共有等の各処理は、ファイル単位で行われる。コンテンツストレージ５００ｂには、例えば、ＮＡＳ（Ｎｅｔｗｏｒｋ　Ａｔｔａｃｈｅｄ　Ｓｔｏｒａｇｅ）等が用いられる。これにより、スケールアウトによりシステム拡張が容易な汎用のストレージ装置で実現できる。ＴＶ装置３００ｂやＰＣ装置４００ｂは、電源ＯＮ等の初期化動作時に、コンテンツストレージ５００ｂをマウントする。

　コンテンツストレージ５００ｂには、管理テーブル５１０ｂが保持される。本実施形態においても、管理テーブル５１０ｂには、基本的に第一の実施形態と同様の項目が保持される。

　各部が実現する機能は、基本的に第一の実施形態と同様である。しかし、本実施形態では、ＴＶ装置３００ｂとＰＣ装置４００ｂとコンテンツストレージ５００ｂとが独立している。このため、各機能が実現する処理内容が一部異なる。

　本実施形態では、図１３（ｂ）に示すように、ＴＶ装置３００ｂが、選局受付部６５０と、放送コンテンツ取得部６１０と、を備える。また、ＰＣ装置４００ｂが、識別子取得部６６０と、関連コンテンツ取得部６２０と、再生指示受付部６７０と、を備える。また、ＴＶ装置３００ｂと、ＰＣ装置４００ｂとが、ともに、コンテンツ記録部６３０と、コンテンツ再生部６４０と、管理テーブル作成部６３１と、出力制御部６９０とを備える。

　各機能を実現する構成は、基本的に第一の実施形態と同様である。ただし、ＰＣ装置４００ｂ側の関連コンテンツ取得部６２０、コンテンツ記録部６３０、管理テーブル作成部６３１、およびコンテンツ再生部６４０は、それぞれ、ＣＰＵ４０３が予め内部ストレージ４０５に格納されたプログラムを、ＲＡＭ４０４に展開して実行することにより実現する。また、出力制御部６９０は、ＣＰＵ４０３の制御により音声プロセッサ４０７およびグラフィックプロセッサ４０８により実現される。

　また、本実施形態のコンテンツ記録部６３０、管理テーブル作成部６３１およびコンテンツ再生部６４０は、それぞれ、ネットワーク通信部３０３および４０２を介してコンテンツストレージ５００ｂにアクセスし、ファイルコマンドを送信することにより、コンテンツの記録、管理テーブル５１０ｂの作成、コンテンツの再生を行う。

　また、本実施形態では、ＴＶ装置３００ｂと、ＰＣ装置４００ｂと、コンテンツストレージ５００ｂとが、それぞれ、管理テーブル５１０ｂを保持する。ＴＶ装置３００ｂおよびＰＣ装置４００ｂで、それぞれ、放送コンテンツおよび関連コンテンツを新たに取得する毎に、コンテンツストレージ５００ｂの管理テーブル５１０ｂも更新する。

　以下、本実施形態の各機能の詳細について、録画時および再生時の処理の流れに沿って、説明する。

　図１４（ａ）は、本実施形態の録画時の動作シーケンスである。本図に示すように本実施形態では、ＴＶ装置３００ｂと、ＰＣ装置４００ｂとの間で、それぞれ独立に、指定されたコンテンツの記録を行う。

　まず、ＴＶ装置３００ｂにおいて、選局受付部６５０は、選局および録画の指示を受け付ける（ステップＳ３１０１）。そして、放送コンテンツ取得部６１０は、指示を受け付けた、放送コンテンツの受信（取得）を開始する（ステップＳ３１０２）。そして、コンテンツ記録部６３０は、受信した放送コンテンツの、コンテンツストレージ５００ｂへの記録を開始する（ステップＳ３１０３）。具体的には、コンテンツ記録部６３０は、コンテンツストレージ５００ｂにファイル生成コマンドを送信する。そして、新たに記録する放送コンテンツのファイルを生成する。そして、生成したファイルに放送コンテンツを記録する（ステップＳ３１０４）。

　録画を終えると、コンテンツ記録部６３０は、コンテンツストレージ５００ｂの、当該放送コンテンツのファイルをクローズするコマンドを送信する（ステップＳ３１０５）。そして、管理テーブル５１０ｂに新たに録画した放送ファイルの情報を追記して更新し、（ステップＳ３１０６）、追記内容をコンテンツストレージ５００ｂの管理テーブル５１０ｂにも追記する。

　また、ＰＣ装置４００ｂでは、識別子取得部６６０は、識別子（ＵＲＩ）を受け付け（ステップＳ３２０１）、関連コンテンツ取得部６２０は、受け付けた識別子を用いて、ネットワーク２００にアクセスし、関連コンテンツを取得する（ステップＳ３２０２）。

　次に、コンテンツ記録部６３０は、ＴＶ装置３００ｂが取得し、コンテンツストレージ５００ｂに記録している放送コンテンツとの対応づけを行う（ステップＳ３２０３）。ここでは、例えば、コンテンツストレージ５００ｂにアクセスし、既に録画指定されている放送コンテンツの一覧を受け取る。そして、その中のどれに対応づけて保存すべきかユーザの指定を受け付ける。例えば、一覧をユーザに提示し、指定を受け付ける。そして、指定された放送コンテンツに対応づけるよう、コンテンツストレージ５００ｂの管理テーブル５１０に追記するコマンドを送信する。なお、対応付手法は、これに限定されない。

　その後、コンテンツ記録部６３０は、取得した関連コンテンツの、コンテンツストレージ５００ｂへの記録を開始する（ステップＳ３２０４）。具体的には、コンテンツ記録部６３０は、コンテンツストレージ５００ｂにファイル生成コマンドを送信する。そして、新たに記録する関連コンテンツのファイルを生成する。そして、生成したファイルに関連コンテンツを記録する（ステップＳ３２０５）。

　録画を終えると、コンテンツ記録部６３０は、コンテンツストレージ５００ｂの、当該関連コンテンツのファイルをクローズするコマンドを送信する（ステップＳ３２０６）。そして、管理テーブル５１０ｂに新たに録画した放送ファイルの情報を追記して更新し、（ステップＳ３２０７）、追記内容をコンテンツストレージ５００ｂの管理テーブル５１０ｂにも追記する。

　なお、管理テーブル５１０ｂは、ＴＶ装置３００ｂからとＰＣ装置４００ｂとから、それぞれ独立に更新される。従って、管理テーブル５１０ｂを更新するコマンドを送信する際、コンテンツストレージ５００ｂに保持される管理テーブル５１０ｂの内容と、自身が保持する管理テーブル５１０ｂとの内容が異なる場合がある。このような不整合を防ぐため、例えば、管理テーブル作成部６３１は、更新日時等の情報を用い、適宜、自身が保持する管理テーブル５１０ｂとコンテンツストレージ５００ｂの管理テーブル５１０ｂとの同期をとっておくよう構成してもよい。

　なお、本実施形態のコンテンツストレージ５００ｂに保持される管理テーブル５１０に、放送コンテンツおよび関連コンテンツそれぞれが記録されるファイルの所在情報を含む。所在情報は、例えば、コンテンツストレージ５００ｂのネットワーク２００上のアドレス、当該ファイルが保存されるディレクトリへのパス等である。

　また、コンテンツストレージ５００ｂへの録画に際しては、ひとつのファイルを一度に作成してもよいが、所定の時間間隔、あるいは、所定のデータ量毎に、データを追記するよう構成してもよい。このように構成することで、ファイルのサイズが大きい場合の送受信の負荷を抑えることができる。

　次に、本実施形態の再生処理の流れを、図１４（ｂ）を用いて説明する。なお、ここで用いるＴＶ装置３００ｂおよびＰＣ装置４００ｂは、録画処理時の各装置と同一である必要はない。

　本実施形態においても、再生処理は、ＰＣ装置４００ｂにおいて受け付ける（ステップＳ３４０１）。ここでは、再生指示受付部６７０は、再生したいとの意思をユーザから受け付けると、管理テーブル５１０ｂの情報を用いて、受付画面７５０を生成し、ユーザからの指示を受け付ける。

　その後、ＰＣ装置４００ｂは、放送コンテンツの再生を行うＴＶ装置３００ｂを選択し、当該ＴＶ装置３００ｂに対し、再生する放送コンテンツを特定する情報を再生ファイル通知として送信する（ステップＳ３４０２）。受信したＴＶ装置３００ｂ側では、放送コンテンツ取得部６１０が、レスポンスを送信元に送信する（ステップＳ３３０１）。なお、再生ファイル通知は、再生する放送コンテンツの所在情報を含む。

　その後、ＴＶ装置３００ｂ側で、コンテンツ再生部６４０は、受け取った再生ファイル通知に基づいて、コンテンツストレージ５００ｂにアクセスし、放送コンテンツの再生を開始する（ステップＳ３３０２）。ここでは、コンテンツストレージ５００ｂにファイルオープンコマンドを送信し、該当するファイルをオープンする。そして、データを読み出し、当該ファイルを再生する（ステップＳ３３０３）。

　また、ＰＣ装置４００ｂ側では、ユーザによる再生指示に従って、コンテンツ再生部６４０は、コンテンツストレージ５００ｂにアクセスし、関連コンテンツの再生を開始する（ステップＳ３４０３）。ここでは、ＴＶ装置３００ｂ同様、コンテンツストレージ５００ｂのファイルをオープンし、データを読み出し、当該ファイルを再生する（ステップＳ３４０４）。

　その後、出力処理前に、上記各実施形態同様、ＴＶ装置３００ｂのコンテンツ再生部６４０から、送信元のＰＣ装置４００ｂに向けて、差分時刻を通知する（ステップＳ３３０３）。受信したＰＣ装置４００ｂは、送信元のＴＶ装置３００ｂにレスポンスを返す（ステップＳ３４０５）。

　その後、ＴＶ装置３００ｂ側の出力制御部６９０は、再生した放送コンテンツを復号（処理）し（ステップＳ３４０４）、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２に出力する（ステップＳ３３０５）。また、ＰＣ装置４００ｂ側の出力制御部６９０は、差分時刻に従って、再生した関連コンテンツを処理し（ステップＳ３４０６）、ＰＣディスプレイ１１３およびＰＣスピーカ１１４に出力する（ステップＳ３４０７）。これにより、最終的に放送コンテンツと関連コンテンツとを、タイミングを合致させて出力できる。

　なお、本実施形態においても、放送コンテンツおよび関連コンテンツを、ＴＶ装置３００ｂ側のディスプレイ１１１、スピーカ１１２に重畳出力するよう構成してもよい。

　この場合、再生指示を受け付ける再生指示受付部６７０は、ＴＶ装置３００ａ側が備えるものとする。この場合の再生時の動作シーケンスを図１５に示す。

　再生指示受付部６７０は、ユーザから再生の意思を受け付けると、管理テーブル５１０ｂの情報を用いて、受付画面７５０を生成し、ユーザから再生するコンテンツの指定を受け付ける（ステップＳ３５０１）。

　そして、コンテンツ再生部６４０は、ユーザが指定した放送コンテンツおよび関連コンテンツの再生を行う（ステップＳ３５０２～Ｓ３５０５）。ここでは、上記同様、コンテンツストレージ５００ｂの該当ファイルをオープンし、データを読み出し、当該ファイルを再生する。

　出力制御部６９０は、コンテンツストレージ５００ｂから取得した放送コンテンツを、映像系統で復号（処理）する（ステップＳ３５０６）。そして、映像データおよび音声データを、出力データとして得る　（ステップＳ３５０７）。なお、映像系統とは、信号分離部３０４、映像処理部３０５、音声処理部３０６、グラフィックス部３０７である。

　また、出力制御部６９０は、関連コンテンツがＨＴＭＬ等のデータである場合、ＣＰＵ３１０において処理し（ステップＳ３５０８）、表示映像を出力データとして得る（ステップＳ３５０９）。また、関連コンテンツが動画像データである場合、リソースシェアリングにて映像系統で復号（処理）し（ステップＳ３５０８）、映像データおよび音声データを出力データとして得る（ステップＳ３５０９）。

　そして、出力制御部６９０は、得られた各映像データおよび音声データを、それぞれ、重畳し、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２に、それぞれ出力する（ステップＳ３５１０）。

　なお、この時も、関連コンテンツは、差分時刻に従って再生、出力する。これにより、放送コンテンツと関連コンテンツとは、記録時の時間関係を維持した状態で再生される。

　また、本実施形態においても、予約録画は可能である。通常、放送コンテンツと関連コンテンツとの記録指示は、同一のユーザが行う。例えば、ＴＶ装置３００ｂにおいて、録画予約し、予約リストをコンテンツストレージ５００ｂに登録する。そして、ＰＣ装置４００ｂにおいて、当該予約リストをコンテンツストレージ５００ｂから受け取り、対応づけて、関連コンテンツの取得予約を登録する。これらの処理は、それぞれ、選局受付部６５０および識別子取得部６６０が処理を担う。なお、このとき、ＴＶ装置３００ｂとＰＣ装置４００ｂとの間の予約リストの授受は、コンテンツストレージ５００ｂを介さなくてもよい。

　そして、放送コンテンツ取得部６１０および関連コンテンツ取得部６２０は、所定の時間間隔で予約リストを確認し、登録された録画時刻になると、それぞれコンテンツを取得する。そして、コンテンツ記録部６３０が、コンテンツストレージ５００ｂに記録する。また、管理テーブル作成部６３１は、予約リストの関連付に従って、両コンテンツの情報を関連付けて管理テーブル５１０ｂに記録する。

　以上説明したように、本実施形態の記録再生システムにおいても、第一の実施形態同様、関連する放送コンテンツと関連コンテンツとを、対応付けて録画し、対応付を維持した状態で、再生することができる。放送コンテンツと関連コンテンツとの記録時の時間関係が再現可能なタイムシフト視聴を提供することができる。

　さらに、本実施形態によれば、放送コンテンツおよび関連コンテンツを記録保存するコンテンツストレージ５００ｂが、ネットワーク２００に直接接続される。このため、このネットワーク２００に接続可能な装置であれば、放送コンテンツを受信可能な機能を有する限り、どの装置においても、放送コンテンツを記録可能である。また、放送コンテンツを復号可能な機能を有する限り、どの装置においても、放送コンテンツを再生可能である。また、関連コンテンツを処理可能な機能を有する限り、どの装置においても、関連コンテンツを記録および／または再生可能である。従って、時間的のみならず、使用する装置に関しても、自由度が増大する。

　また、本実施形態においても、ＰＣ装置４００ｂとして汎用のパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンを利用できる。

　＜＜第四の実施形態＞＞
　次に、本発明の第四の実施形態を説明する。本実施形態の記録再生システムは、コンテンツ処理装置を用い、第一の実施形態同様のタイムシフト視聴を実現する。コンテンツ処理装置は、例えば、ＴＶ装置に接続して、ネットワーク接続機能を含むＰＣの機能を実現する装置である。本実施形態では、ＴＶ装置は、コンテンツ処理装置を介してネットワーク２００に接続される。

　以下、本実施形態の記録再生システム１００について、他の実施形態と異なる構成に主眼をおいて説明する。

　図１６は、本実施形態の記録再生システム１００の構成図である。本実施形態の記録再生システムは、ＴＶ装置３００ｃと、ＴＶ装置３００ｃとは独立した装置であるＰＣ装置４００ｃと、ＴＶ装置３００ｃをネットワーク２００に接続するコンテンツ処理装置８００とを備える。ＰＣ装置４００ｃと、コンテンツ処理装置８００とは、ネットワーク２００に接続される。

　ＴＶ装置３００ｃは、第一の実施形態のＴＶユニット３００と同様に、受信選局部３０１、ユーザ入力部３０２、信号分離部３０４、映像処理部３０５、音声処理部３０６、グラフィックス部３０７、表示出力部３０８、音声出力部３０９、ＣＰＵ３１０、ＲＡＭ３１１、および、内部ストレージ３１２を備える。また、ＴＶ装置３００ａには、出力装置として、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２が接続される。また、外部記録装置として、コンテンツストレージ５００が接続される。

　ただし、本実施形態のＴＶ装置３００ｃは、ネットワーク２００に直接接続されないため、ネットワーク通信部３０３は備えなくてもよい。一方、ＴＶ装置３００ｃは、コンテンツ処理装置８００からネットワーク２００を介したデータを受け取る。このため、デジタル入力部３１５および映像音声符号化部３１４を備える。

　コンテンツ処理装置８００は、例えば、ＴＶ装置等に接続され、ネットワーク接続機能を含めたＰＣの機能を実現する、いわゆるスティック型ＰＣ装置である。本実施形態では、ネットワーク通信部８０２、ＣＰＵ８０３、ＲＡＭ８０４、内部ストレージ８０５、音声プロセッサ８０７、映像処理部を内部に備えるグラフィックプロセッサ８０６、およびデジタル出力部８０８を備える。

　ネットワーク通信部８０２は、ネットワーク２００に接続し、ＰＣ装置４００ｃから、ネットワークコンテンツ（本実施形態では、関連コンテンツ）のＵＲＩを受信する。さらに、そのＵＲＩに対応する関連コンテンツを受信する。

　ＣＰＵ８０３は、内部ストレージ８０５に記憶したプログラムをＲＡＭ８０４に展開して、実行する。なお、内部ストレージ８０５が記憶するプログラムには、ＨＴＭＬ等のデータを処理するＷＥＢブラウザ、圧縮符号化されている映像データの復号を行うプログラム、圧縮符号化されている音声データを復号するプログラム等を含む。映像データ復号時は、グラフィックプロセッサ８０６を補助プロセッサとして用いる。また、音声データ復号時は、音声プロセッサ８０７を補助プロセッサとして用いる。

　ＣＰＵ８０３は、ネットワーク通信部８０２で受信するネットワークコンテンツを処理し、得られた映像データを、グラフィックプロセッサ８０６に送信する。また、同様に処理して得られた音声データを、音声プロセッサ８０７に送信する。

　なお、内部ストレージ８０５には、前述したプログラムのほか、ＣＰＵ８０３が処理するデータ、あるいは処理したデータを、一時的に、あるいは長期間保存する。

　グラフィックプロセッサ８０６は、ＣＰＵ８０３が処理して得た映像データをデジタル出力部８０８に出力する。音声プロセッサ８０７は、ＣＰＵ８０３が処理して得た音声データをデジタル出力部８０８に出力する。

　デジタル出力部８０８は、グラフィックプロセッサ８０６からの映像データ、音声プロセッサ８０７からの音声データ、および、制御データを、マルチプレクスして、デジタルデータとして出力する。デジタル出力部８０８には、例えば、ＨＤＭＩ（登録商標）（Ｈｉｇｈ－Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ　Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）を用いることができる。ＨＤＭＩは、ＴＶ装置３００ｃでは、外部デジタル信号を入力する端子として、広く用いられ、系全体の制御系統には、ＣＥＣ（Ｃｏｎｓｕｍｅｒ　Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｓ　Ｃｏｎｔｒｏｌ）が採用されている。

　なお、出力されたデジタルデータは、ＴＶ装置３００ｃのデジタル入力部３１５に入力される。デジタル入力部３１５では、入力されたデジタルデータをデマルチプレクスし、映像データ、音声データ、および制御データを得る。さらに、映像データと音声データとは、それぞれ、表示出力部３０８、音声出力部３０９に送られるとともに、映像音声符号化部３１４にも送られる。また、制御データは、ＣＰＵ３１０で処理される。

　なお、ネットワーク通信部８０２で受信したコンテンツが、ＨＴＭＬなどのデータそのものである場合、当該データは、このＨＤＭＩのＨＥＣ（ＨＤＭＩ　Ｅｔｈｅｒｎｅｔ　Ｃｈａｎｎｅｌ）機能により、ＴＶ装置３００ｃのデジタル入力部３１５に送出され、ストレージＩＦ３１３を介して、コンテンツストレージ５００に記録保存される。

　また、ＰＣ装置４００ｃは、詳細は図示しないが、第二および第三の実施形態のＰＣ装置４００ｂおよび４００ｃと同様の構成を備える。なお、本実施形態においては、ＰＣ装置４００ｃは、ＴＶ装置３００ｃのリモコン装置として機能する。

　本実施形態においても、上記各構成が、放送コンテンツ取得部６１０と、関連コンテンツ取得部６２０と、コンテンツ記録部６３０と、コンテンツ再生部６４０と、選局受付部６５０と、識別子取得部６６０と、再生指示受付部６７０と、管理テーブル作成部６３１と、出力制御部６９０と、の各機能を実現する。

　本実施形態では、図１７に示すように、ＰＣ装置４００ｃが、識別子取得部６６０、選局受付部６５０および再生指示受付部６７０を実現する。選局受付部６５０は、例えば、装置をリモコン端末として機能させるアプリケーションプログラムなどにより実現されてもよい。

　また、ＴＶ装置３００ｃは、放送コンテンツ取得部６１０と、コンテンツ記録部６３０と、コンテンツ再生部６４０と、出力制御部６９０とを実現する。

　また、コンテンツ処理装置８００は、関連コンテンツ取得部６２０と、管理テーブル作成部６３１と、を実現する。なお、コンテンツ処理装置８００は、さらに、ＰＣ装置４００ｃからネットワーク２００を介して受信したデータを、ＴＶ装置３００ｃに中継する中継部８２０の機能も実現する。

　中継部８２０は、ネットワーク通信部８０２を介して受信したデータを処理し、デジタル出力部８０８を介してＴＶ装置３００ｃに出力する。中継部８２０のこの機能は、ＣＰＵ８０３が予め内部ストレージ８０５に保持するプログラムを、ＲＡＭ８０４に展開して実行することにより実現される。処理時、上述のように、データが映像データであれば、グラフィックプロセッサ８０６も併せて用いる。また、音声データであれば、音声プロセッサ８０７も併せて用いる。

　以下、本実施形態の録画時の処理の流れおよび再生時の処理の流れを説明する。図１８（ａ）は、本実施形態の録画時の動作シーケンスである。

　まず、ＰＣ装置４００ｃの選局受付部６５０を介して、選局および録画の指示を受け付ける（ステップＳ４１０１）。選局受付部６５０は、ネットワーク２００を介して受け付けた選局および録画の指示をコンテンツ処理装置８００に送信する（ステップＳ４１０２）。このとき、選局および録画の指示は、選局指示と録画指示とに分けて送信してもよいし、同時に送信してもよい。コンテンツ処理装置８００の中継部８２０は、受信した選局および録画の指示をＴＶ装置３００ｃに送信する（ステップＳ４１０３）。

　ＴＶ装置３００ｃでは、放送コンテンツ取得部６１０が、選局指示に従って選局し、放送コンテンツの受信（取得）を開始し（ステップＳ４１０４）、また、コンテンツ記録部６３０が、当該放送コンテンツの録画を開始する（ステップＳ４１０５）。放送コンテンツは、コンテンツストレージ５００に記録される。

　また、コンテンツ処理装置８００では、ＰＣ装置４００ｃから選局および録画の指示を受け付けると、その情報を用いて、管理テーブル作成部６３１が管理テーブル５１０を更新する（ステップＳ４１０６）。そして、管理テーブル作成部６３１は、送信元のＰＣ装置４００ｃにレスポンスを返す（ステップＳ４１０７）。なお、管理テーブル５１０は、内部ストレージ８０５に保持される。なお、コンテンツストレージ５００に保持されてもよい。

　また、ＰＣ装置の識別子取得部６６０は、識別子（ＵＲＩ）の指定を受け付ける（ステップＳ４１０８）。識別子取得部６６０は、受け付けた識別子を、ネットワーク２００を介してコンテンツ処理装置８００に送信する（ステップＳ４１０９）。

　コンテンツ処理装置８００では、関連コンテンツ取得部６２０が、受信した識別子に従って、関連コンテンツを取得し（ステップＳ４１１０）、処理を行い（ステップＳ４１１１）、ＴＶ装置３００ｃに録画指示とともに送信する。また、管理テーブル作成部６３１は、受信した識別子を用いて、管理テーブル５１０を更新し（ステップＳ４１１４）、送信元のＰＣ４００ｃにレスポンスを返す（ステップＳ４１１５）。

　ＴＶ装置３００ｃでは、コンテンツ記録部６３０が、受信した関連コンテンツをコンテンツストレージ５００に記録する（ステップＳ４１１３）。

　なお、ＴＶ装置３００ｃのコンテンツ記録部６３０は、放送コンテンツおよび関連コンテンツを、コンテンツストレージ５００に記録する際、例えば、図４に示すように、仮想的に階層化して記録する。なお、管理テーブル５１０に、基本的に第一の実施形態の管理テーブル５１０と同様の項目が保持される。さらに、コンテンツストレージ５００内の各コンテンツへのアクセスパスを登録してもよい。

　以上の処理により、本実施形態の記録再生システムでは、放送コンテンツと関連コンテンツとを録画する。なお、放送コンテンツと関連コンテンツとは、いずれを先に録画してもよい。また、同時であってもよい。

　次に、本実施形態の再生時の処理の流れを説明する。図１８（ｂ）は、本実施形態の再生時の動作シーケンスである。本実施形態では、リモコン端末として機能するＰＣ装置４００ｃから再生の指示がなされ、それに従って、ＴＶ装置３００ｃ側で再生を行い、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２に、重畳出力する。

　ＰＣ装置４００ｃにおいて、再生指示受付部６７０は、再生の指示を受け付ける（ステップＳ４２０１）。ここでは、ユーザから再生の意思を受け付けると、再生指示受付部６７０は、再生先のＴＶ装置３００ｃに接続されたコンテンツ処理装置８００にアクセスし、管理テーブル５１０のデータを受け取る。そして、受け取ったデータを用いて受付画面７５０を生成し、当該画面を介してユーザから再生の指示を受け付ける。なお、このとき、送受信されるデータは、管理テーブル５１０の全データでなくてもよい。再生するコンテンツを選択可能なリストをユーザに提示可能なデータのみでよい。

　選択を受け付けると、再生指示受付部６７０は、選択された内容を、コンテンツ処理装置８００に送信する（ステップＳ４２０２）。コンテンツ処理装置８００の中継部８２０は、選択された放送コンテンツおよび関連コンテンツを特定する情報を再生指示としてＴＶ装置３００ｃに送信する（ステップＳ４２０３）。また、送信元のＰＣ装置４００ｃに、レスポンスを返す（ステップＳ４２０４）。

　再生指示を受信したＴＶ装置３００ｃでは、コンテンツ再生部６４０が、コンテンツストレージ５００にアクセスし、再生指示で指定された放送コンテンツおよび関連コンテンツの再生を開始する（ステップＳ４２０５）。

　そして、出力制御部６９０は、コンテンツストレージ５００から取得された放送コンテンツを、映像系統で復号（処理）し（ステップＳ４２０６）、映像データおよび音声データを、出力データとして得る（ステップＳ４２０７）。

　また、出力制御部６９０は、関連コンテンツがＨＴＭＬ等のデータである場合、ＣＰＵ３１０において処理し（ステップＳ４２０８）、表示映像を出力データとして得る（ステップＳ４２０９）。なお、関連コンテンツが動画像データである場合、リソースシェアリングにより映像系統で復号（処理）し（ステップＳ４２０８）、映像データおよび音声データを出力データとして得る（ステップＳ４２０９）。

　本実施形態においても、関連コンテンツと放送コンテンツとの再生時刻の関係は、第一の実施形態で説明した、差分時刻を用いてＣＰＵ３１０で補正することにより、記録時の時間関係を再現する。

　そして、出力制御部６９０は、得られた各映像データおよび音声データを、それぞれ、重畳し、ディスプレイ１１１およびスピーカ１１２に、それぞれ出力する（ステップＳ４２１０）。

　なお、本実施形態においても、上記各実施形態同様、予約録画が可能なように構成してもよい。本実施形態では、ＰＣ装置４００ｃにおいて、受け付けた録画予約の、録画予約リストを、コンテンツ処理装置８００で保持させる。そして、予約時刻になると、コンテンツ処理装置８００の中継部８２０は、放送コンテンツの受信および録画を開始するようＴＶ装置３００ｃに指示をする。また、関連コンテンツ取得部６２０は、関連コンテンツを取得し、ＴＶ装置３００ｃに送信する。

　以上説明したように、本実施形態によれば、上記各実施形態同様、関連する放送コンテンツと関連コンテンツとを、対応付けて録画し、対応付を維持した状態で、再生することができる。放送コンテンツと関連コンテンツとの記録時の時間関係が再現可能なタイムシフト視聴を提供することができる。

　また、ＰＣ装置４００ｃとして汎用のパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォンを利用できる。さらにコンテンツ処理装置８００を備えるため、ＴＶ装置３００ｃは、ＨＤＭＩ端子を有しさえすれば、ネットワーク接続機能がなくてもよい。

　以上、本発明の各実施形態を、図面を用いて説明したが、本発明は、これらに限られるものでない。例えば、ある実施形態の構成の一部を、他の実施形態に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成を加えることも可能である。これらは全て本発明の範疇に属するものである。さらに、文中や図中に現れる数値やメッセージ等もあくまで一例であり、異なるものを用いても本発明の効果を損なうものではない。

　また、本発明の実施形態では、主に放送コンテンツがカーレースであり、関連ネットワークコンテンツがカーレースに関連する時々刻々変化するデータである場合の例を中心に説明した。しかし、コンテンツはこれに限定されない。例えば、野球やサッカーなどの他のスポーツ番組中継、あるいは音楽コンサートなどの数々イベントのコンテンツにも適用可能である。また、ネットワークコンテンツとして、データのみならず、例えばサブカメラの映像であっても良い。

　さらに、各実施形態で説明した機能等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、マイクロプロセッサユニット、ＣＰＵ等がそれぞれの機能等を実現する動作プログラムを解釈して実行することによりソフトウェアで実現してもよい。さらに、ハードウェアとソフトウェアを併用しても良い。

　１００：記録再生システム、１００ａ：記録再生システム、１００ｂ：記録再生システム、１０１：ＴＶ・ＰＣ統合装置、１１１：ディスプレイ、１１２：スピーカ、１１３：ＰＣディスプレイ、１１４：ＰＣスピーカ、１１５：ＰＣストレージ、２００：ネットワーク、
　３００：ＴＶユニット、３００ａ：ＴＶ装置、３００ｂ：ＴＶ装置、３００ｃ：ＴＶ装置、３０１：受信選局部、３０２：ユーザ入力部、３０３：ネットワーク通信部、３０４：信号分離部、３０５：映像処理部、３０６：音声処理部、３０７：グラフィックス部、３０８：表示出力部、３０９：音声出力部、３１０：ＣＰＵ、３１１：ＲＡＭ、３１２：内部ストレージ、３１３：ストレージＩＦ、３１４：映像音声符号化部、３１５：デジタル入力部、
　４００：ＰＣユニット、４００ａ：ＰＣ装置、４００ｂ：ＰＣ装置、４００ｃ：ＰＣ装置、４０１：ユーザ入力部、４０２：ネットワーク通信部、４０３：ＣＰＵ、４０４：ＲＡＭ、４０５：内部ストレージ、４０６：ストレージＩＦ、４０７：音声プロセッサ、４０８：グラフィックプロセッサ、４１０：拡張バス、
　５００：コンテンツストレージ、５００ｂ：コンテンツストレージ、５１０：管理テーブル、５１０ｂ：管理テーブル、５２０：対応付情報記録部、５３０：放送コンテンツ情報記録部、５３１：イベント、５３２：チャンネル、５３３：番組名、５４０：関連コンテンツ情報記録部、５４２：ＵＲＩ、５４３：ＷＥＢタイトル、５５０：コンテンツデータベース、５６０：コンテンツライブラリ、５７０：フォルダ、５７１：データ、５７２：データ、５７３：関連コンテンツフォルダ、５７４：データ、５７５：フォルダ、５７６：フォルダ、５７７：データ、５８０：フォルダ、５８１：データ、５８２：データ、５８３：関連コンテンツフォルダ、５８４：データ、５８５：フォルダ、
　６１０：放送コンテンツ取得部、６２０：関連コンテンツ取得部、６３０：コンテンツ記録部、６３１：管理テーブル作成部、６４０：コンテンツ再生部、６５０：選局受付部、６６０：識別子取得部、６７０：再生指示受付部、６８０：複製部、６９０：出力制御部、
　７１１：放送コンテンツ表示領域、７１２：関連コンテンツ表示領域、７１３：サイズ変更受付領域、７１４：サイズ変更受付領域、７１５：透明度調整受付領域、７１６：オーバラップ領域、７５０：受付画面、
　８００：コンテンツ処理装置、８０２：ネットワーク通信部、８０３：ＣＰＵ、８０４：ＲＡＭ、８０５：内部ストレージ、８０６：グラフィックプロセッサ、８０７：音声プロセッサ、８０８：デジタル出力部、８２０：中継部

Claims

　放送コンテンツを取得する放送コンテンツ取得部と、
　前記放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツである関連コンテンツを取得する関連コンテンツ取得部と、
　前記放送コンテンツと前記関連コンテンツとを対応づけるための対応付情報を用いて、取得した前記放送コンテンツと取得した前記関連コンテンツとを対応付けて記録装置に記録するコンテンツ記録部と、
　前記記録装置に記録された前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを、前記対応付情報に従って対応づけを維持しながら再生するコンテンツ再生部と、を備えること
　を特徴とする記録再生装置。
　請求項１記載の記録再生装置であって、
　再生された前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを出力装置に重畳出力する出力制御部をさらに備えること
　を特徴とする記録再生装置。
　放送コンテンツと、当該放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツである関連コンテンツとを対応づけて記録し、ユーザからの再生指示に応じて、当該対応づけを維持した状態で前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツをそれぞれ再生する記録再生システムであって、
　情報処理装置と、
　前記情報処理装置にネットワークを介して接続する映像表示装置と、を備え、
　前記情報処理装置は、
　前記関連コンテンツのネットワーク上の識別子を取得して前記映像表示装置に通知する識別子取得部と、
　前記再生指示を受け付け、当該再生指示を前記映像表示装置に送信する再生指示受付部と、
　再生された前記関連コンテンツを第一の出力装置に出力する第一の出力制御部と、備え、
　前記映像表示装置は、
　放送チャンネルの選局を受け付ける選局受付部と、
　前記選局に従って前記放送コンテンツを取得する放送コンテンツ取得部と、
　前記識別子を用いて前記関連コンテンツを取得する関連コンテンツ取得部と、
　前記放送コンテンツと前記関連コンテンツとを対応づけるための対応付情報を用いて、取得した前記放送コンテンツと取得した前記関連コンテンツとを対応づけて記録装置に記録するコンテンツ記録部と、
　前記再生指示に従って、前記記録装置に記録された前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを、前記対応付情報を用いて対応づけを維持しながら再生するとともに、再生された前記関連コンテンツを前記情報処理装置に送信するコンテンツ再生部と、
　再生された前記放送コンテンツを第二の出力装置に出力する第二の出力制御部と、を備えること
　を特徴とする記録再生システム。
　放送コンテンツと、当該放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツである関連コンテンツとを対応づけて記録し、ユーザからの再生指示に応じて、当該対応づけを維持した状態で前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツをそれぞれ再生する記録再生システムであって、
　情報処理装置と、
　前記情報処理装置にネットワークを介して接続する映像表示装置と、
　前記情報処理装置および前記映像表示装置に前記ネットワークを介して接続する記録装置と、を備え、
　前記情報処理装置は、
　前記関連コンテンツの前記ネットワーク上の識別子を取得する識別子取得部と、
　前記識別子を用いて前記関連コンテンツを取得する関連コンテンツ取得部と、
　取得した前記関連コンテンツを、前記放送コンテンツと当該関連コンテンツとを対応づけるための対応付情報とともに前記記録装置に記録する第一のコンテンツ記録部と、
　前記再生指示を受け付け、前記映像表示装置に送信する再生指示受付部と、
　前記再生指示に応じて、前記記録装置に記録されている前記関連コンテンツを、前記対応付情報に従って対応づけを維持しながら再生する第一のコンテンツ再生部と、
　再生された前記関連コンテンツを第一の出力装置に出力する第一の出力制御部と、を備え、
　前記映像表示装置は、
　放送チャンネルの選局を受け付ける選局受付部と、
　前記選局に従って前記放送コンテンツを取得する放送コンテンツ取得部と、
　取得した前記放送コンテンツを、前記対応付情報とともに前記記録装置に記録する第二のコンテンツ記録部と、
　前記再生指示に応じて、前記記録装置に記録されている前記放送コンテンツを、前記対応付情報に従って対応づけを維持しながら再生する第二のコンテンツ再生部と、
　再生された前記放送コンテンツを第二の出力装置に出力する第二の出力制御部と、を備えること
　を特徴とする記録再生システム。
　放送コンテンツと、当該放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツである関連コンテンツとを対応づけて記録し、ユーザからの再生指示に応じて、当該対応づけを維持した状態で前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツをそれぞれ再生する記録再生システムであって、
　ネットワークに接続する情報処理装置と、
　映像表示装置と、
　前記映像表示装置に接続し、当該映像表示装置を前記ネットワークに接続するコンテンツ処理装置と、を備え、
　前記情報処理装置は、
　前記関連コンテンツの前記ネットワーク上の識別子を取得して前記コンテンツ処理装置に通知する識別子取得部と、
　放送チャンネルの選局を受け付け、前記コンテンツ処理装置に通知する選局受付部と、
　再生指示を受け付け、前記コンテンツ処理装置に通知する再生指示受付部と、を備え、
　前記コンテンツ処理装置は、
　前記識別子を用いて前記関連コンテンツを取得し、前記映像表示装置に送信する関連コンテンツ取得部と、
　前記選局および前記再生指示を前記映像表示装置に送信する中継部と、を備え、
　前記映像表示装置は、
　前記選局に従って前記放送コンテンツを取得する放送コンテンツ取得部と、
　前記放送コンテンツと前記関連コンテンツとを対応づけるための対応付情報を用いて、取得した前記放送コンテンツと受信した前記関連コンテンツとを対応づけて記録装置に記録するコンテンツ記録部と、
　前記再生指示に従って、前記記録装置に記録された前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを、前記対応付情報を用いて対応づけを維持しながら再生するコンテンツ再生部と、
　再生された前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを出力装置に重畳出力する出力制御部と、を備えること
　を特徴とする記録再生システム。
　請求項１または２記載の記録再生装置であって、
　前記対応付情報は、前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツそれぞれの記録開始時刻であること
　を特徴とする記録再生装置。
　請求項１または２記載の記録再生装置であって、
　前記コンテンツ記録部は、記録する前記放送コンテンツを特定する情報または記録する前記関連コンテンツを特定する情報と前記対応付情報とを対応づけたレコードを登録する管理テーブルを作成し、前記記録装置に記録する管理テーブル作成部を備え、
　前記コンテンツ再生部は、前記管理テーブルから前記対応付情報を得ること
　を特徴とする記録再生装置。
　請求項７記載の記録再生装置であって、
　前記記録装置に記録された前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを、外部記録媒体に複製する複製部をさらに備え、
　前記コンテンツ記録部は、前記関連コンテンツを、前記放送コンテンツの下に仮想的に階層化して記録し、
　前記複製部は、複製する際、前記階層化を維持して複製するとともに、前記管理テーブルの、複製する前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツに対応する部分をさらに前記外部記録媒体に複製すること
　を特徴とする記録再生装置。
　放送コンテンツと、当該放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツである関連コンテンツとを対応づけて記録し、
　ユーザからの再生指示に応じて、記録時の対応付けを維持した状態で、前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを、それぞれ、再生する記録再生方法。
　請求項３に記載の記録再生システムであって、
　前記コンテンツ記録部は、前記関連コンテンツを前記記録装置に記録する毎に、当該関連コンテンツにアクセスする経路を示すアクセス情報を更新し、前記情報処理装置に送信し、
　前記情報処理装置は、最新の前記アクセス情報を保持し、
　前記再生指示は、前記アクセス情報とともに、当該アクセス情報に従って送信されること
　を特徴とする記録再生システム。
　請求項３記載の記録再生システムであって、
　前記選局受付部は、予め定めた放送コンテンツの録画予約を受け付けるとともに、前記録画予約を受け付けた放送コンテンツである予約放送コンテンツを特定する情報として予約コンテンツ情報を前記情報処理装置に送信し、
　前記識別子取得部は、受信した前記予約コンテンツ情報を用いて検索することにより、前記予約放送コンテンツの関連コンテンツの前記識別子を取得し、得られた前記識別子を前記予約放送コンテンツに関連付けて予約リストとして保持するとともに、前記予約リストを前記映像表示装置に送信し、
　前記放送コンテンツ取得部および前記関連コンテンツ取得部は、前記予約リストに従って、それぞれ、前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを取得すること
　を特徴とする記録再生システム。
　放送コンテンツと、当該放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツである関連コンテンツとを対応づけて記録し、ユーザからの再生指示に応じて、当該対応づけを維持した状態で前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツをそれぞれ再生する記録再生システムであって、
　情報処理装置と、
　前記情報処理装置にネットワークを介して接続する映像表示装置と、を備え、
　前記情報処理装置は、
　前記関連コンテンツのネットワーク上の識別子を取得して前記映像表示装置に通知する識別子取得部と、
　前記再生指示を受け付け、前記映像表示装置に送信する再生指示受付部と、を備え、
　前記映像表示装置は、
　放送チャンネルの選局を受け付ける選局受付部と、
　前記選局に従って前記放送コンテンツを取得する放送コンテンツ取得部と、
　前記識別子を用いて前記関連コンテンツを取得する関連コンテンツ取得部と、
　前記放送コンテンツと前記関連コンテンツとを対応づけるための対応付情報を用いて、取得した前記放送コンテンツと取得した前記関連コンテンツとを対応づけて記録装置に記録するコンテンツ記録部と、
　前記再生指示に従って、前記記録装置に記録された前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを、前記対応付情報を用いて対応づけを維持しながら再生するコンテンツ再生部と、
　再生された前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを出力装置に重畳出力する出力制御部と、を備えること
　を特徴とする記録再生システム。
　放送コンテンツと、当該放送コンテンツに関連するネットワークコンテンツである関連コンテンツとを対応づけて記録し、ユーザからの再生指示に応じて、当該対応づけを維持した状態で前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツをそれぞれ再生する記録再生システムであって、
　情報処理装置と、
　前記情報処理装置にネットワークを介して接続する映像表示装置と、
　前記情報処理装置および前記映像表示装置に前記ネットワークを介して接続する記録装置と、を備え、
　前記情報処理装置は、
　前記関連コンテンツの前記ネットワーク上の識別子を取得する識別子取得部と、
　前記識別子を用いて前記関連コンテンツを取得する関連コンテンツ取得部と、
　取得した前記関連コンテンツを、前記放送コンテンツと当該関連コンテンツとを対応づけるための対応付情報とともに前記記録装置に記録する第一のコンテンツ記録部と、
　前記再生指示を受け付け、前記映像表示装置に送信する再生指示受付部と、を備え、
　前記映像表示装置は、
　放送チャンネルの選局を受け付ける選局受付部と、
　前記選局に従って前記放送コンテンツを取得する放送コンテンツ取得部と、
　取得した前記放送コンテンツを、前記対応付情報とともに前記記録装置に記録する第二のコンテンツ記録部と、
　前記再生指示に応じて、前記記録装置に記録されている前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを、前記対応付情報に従って対応づけを維持しながら再生するコンテンツ再生部と、
　再生された前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツを出力装置に重畳出力する出力制御部と、を備えること
　を特徴とする記録再生システム。
　請求項３、４、５、１０、１１、１２、１３のいずれか１項に記載の記録再生システムであって、
　前記対応付情報は、前記放送コンテンツおよび前記関連コンテンツそれぞれの記録開始時刻であること
　を特徴とする記録再生システム。