WO2018043417A1 - 配管評価装置、配管評価方法及び配管評価プログラム - Google Patents

配管評価装置、配管評価方法及び配管評価プログラム Download PDF

Info

Publication number
WO2018043417A1
WO2018043417A1 PCT/JP2017/030769 JP2017030769W WO2018043417A1 WO 2018043417 A1 WO2018043417 A1 WO 2018043417A1 JP 2017030769 W JP2017030769 W JP 2017030769W WO 2018043417 A1 WO2018043417 A1 WO 2018043417A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
pipe
gas
gas leakage
evaluation
infrared image
Prior art date
Application number
PCT/JP2017/030769
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
都築 斉一
清貴 村上
久典 川島
亮 峯岸
Original Assignee
コニカミノルタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コニカミノルタ株式会社 filed Critical コニカミノルタ株式会社
Publication of WO2018043417A1 publication Critical patent/WO2018043417A1/ja

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M3/00Investigating fluid-tightness of structures
    • G01M3/02Investigating fluid-tightness of structures by using fluid or vacuum

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Abstract

配管評価装置は、プラントの断熱配管を含む監視領域を撮影した赤外線画像を取得する赤外線画像取得部と、赤外線画像取得部によって取得された赤外線画像に基づいて、ガスの漏えい箇所を特定するとともに、ガス漏れ量を算出するガス漏れ検出部と、漏えい箇所におけるガス漏れ量の推移を管理するガス漏れ管理部と、ガス漏れ量の推移に基づいて、断熱配管の健全性を評価する健全性評価部と、赤外線画像とともに、健全性評価部による評価結果を表示する表示制御部と、を備える。

Description

配管評価装置、配管評価方法及び配管評価プログラム
 本発明は、配管からのガス漏れの状況を把握するための配管評価装置、配管評価方法及び配管評価プログラムに関する。
 従来、ガス漏れを検出するガス漏れ検出装置として、赤外線を利用したものが知られている(例えば、特許文献1~3)。特許文献1に開示のガス漏れ検出装置は、監視対象領域に向けて検出対象ガス(例えば、メタンガス)に吸収される特定波長の赤外線を照射し、対象物で反射した当該特定波長の赤外線の強度に基づいて、検出対象ガスの漏れを検出する。特許文献2に開示のガス漏れ検出装置は、特許文献1に開示される検出対象ガスの検出に加えて、対象物が放射する赤外線のエネルギーに基づく熱画像を利用して、様々なガスの漏れを検出することができる。また、特許文献3には、パターンマッチングにより漏えいガスの位置を特定するとともに、漏えいガス雲の濃度厚み積によりガス漏れ量を推定することが開示されている。
 一方で、プラントの配管においては、継手部やバルブ部からのガス漏れは構造上避けられない。長時間継続して稼動する大型のプラントにおいては、環境に与える影響が小さく問題にならないガス漏れであれば、これを許容し、経過観察をしながら稼動が継続される。そして、定期補修又は臨時補修で稼動が停止される際に、必要に応じて部品交換などの対応が実施される。これは、過剰な設備投資を抑えながら、合理的に事故をなくすALARP(As Low As Reasonably Practicable)という考え方に基づいており、非特許文献1にも記載されている。
特開平5-99778号公報 特開2003-130752号公報 特開2016-114500号公報
平成18年3月、厚生労働省安全衛生部安全課「危険性又は有毒性等の調査等に関する指針(通称:リスクアセスメント指針)同解説」p.24
 上述したように、特許文献1~3に開示のガス漏れ検出装置を利用することにより、配管からのガス漏れを検出することはできるが、ガス漏れの程度が軽ければ、経過観察をしながら稼動が継続される。現状では、ガス漏れの状況を定量的、連続的に一元管理する手段がないため、保守作業者が見回りを実施する必要がある。また、修繕計画は、保守作業者の経験という不確実な情報に基づいたものとなるため、過剰なマージンが必要になるなど合理的な予知保全とは言いがたい。
 本発明の目的は、配管からのガス漏れの状況を定量的、連続的に一括管理でき、合理的な予知保全を実現できる配管評価装置、配管評価方法及び配管評価プログラムを提供することである。
 本発明の一態様に係る配管評価装置は、プラントの断熱配管を含む監視領域を撮影した赤外線画像を取得する赤外線画像取得部と、
 前記赤外線画像取得部によって取得された赤外線画像に基づいて、ガスの漏えい箇所を特定するとともに、ガス漏れ量を算出するガス漏れ検出部と、
 前記漏えい箇所における前記ガス漏れ量の推移を管理するガス漏れ管理部と、
 前記ガス漏れ量の推移に基づいて、前記断熱配管の健全性を評価する健全性評価部と、
 前記赤外線画像とともに、前記健全性評価部による評価結果を表示する表示制御部と、を備えることを特徴とする。
 本発明の一態様に係る配管評価方法は、プラントの断熱配管を含む監視領域を撮影した赤外線画像を取得する第1工程と、
 前記第1工程によって取得された赤外線画像に基づいて、ガスの漏えい箇所を特定するとともに、ガス漏れ量を算出する第2工程と、
 前記漏えい箇所における前記ガス漏れ量の推移を管理する第3工程と、
 前記ガス漏れ量の推移に基づいて、前記断熱配管の健全性を評価する第4工程と、
 前記赤外線画像とともに、前記第4工程による評価結果を表示する第5工程と、を備えることを特徴とする。
 本発明の一態様に係る配管評価プログラムは、プラントの断熱配管の健全性を評価するための配管評価装置のコンピューターに、
 プラントの断熱配管を含む監視領域を撮影した赤外線画像を取得する第1処理と、
 前記第1処理によって取得された赤外線画像に基づいて、ガスの漏えい箇所を特定するとともに、ガス漏れ量を算出する第2処理と、
 前記漏えい箇所における前記ガス漏れ量の推移を管理する第3処理と、
 前記ガス漏れ量の推移に基づいて、前記断熱配管の健全性を評価する第4処理と、
 前記赤外線画像とともに、前記第4処理による評価結果を表示する第5処理と、を実行させる。
 本発明によれば、ガスの漏えい箇所ごとにガス漏れ量の推移を監視し、健全性の評価結果を提示するので、ガス漏れ状況を定量的、連続的に一括管理でき、合理的な予知保全を実現することができる。
実施の形態に係る配管評価装置を示す図である。 配管評価装置の設置態様を示す図である。 制御部のハードウェア構成を示す図である。 漏えいガスを含む赤外線画像の一例を示す図である。 配管管理データの一例を示す図である。 ガス漏れ量の推移の一例を示すグラフである。 配管評価処理の一例を示すフローチャートである。 表示部における表示例を示す図である。 表示部における表示例を示す図である。
 以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
 図1は、本発明の一実施の形態に係る配管評価装置1を示す図である。図2は、配管評価装置1の設置態様を示す図である。図3は、制御部のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、配管評価装置1は、プラントの断熱配管Pを含む広域の監視領域を撮像できるように設置される。現実的には、一つのプラントに対して複数の配管評価装置1が設置される。
 配管評価装置1は、プラントに敷設された断熱配管の健全性を評価するためのものであり、具体的には断熱配管からの漏えいガスを検出するとともに、断熱配管の健全性を判断する。配管評価装置1は、パン・チルト機能を有し、撮像範囲を変更可能に構成されている。
 図1に示すように、配管評価装置1は、制御部10、赤外線撮像部20、入力部31、表示部32、通信部33、記憶部34、及びパン・チルト駆動部35等を備える。
 図3に示すように、制御部10は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103を備えたコンピューターである(いずれも図示略)。CPU101は、例えばROM102から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM103に展開し、展開したプログラムと協働して、配管評価装置1の各ブロックの動作を集中制御する。後述する配管評価プログラムやガス種類ごとの管理上限値は、例えばROM102に記憶されている。
 制御部10は、ROM102に記憶されているプログラムを実行することにより、赤外線画像取得部11、ガス漏れ検出部12、ガス漏れ管理部13、健全性評価部14、パン・チルト制御部15、及び表示制御部16として機能する。これらの機能については、後述する。なお、赤外線画像取得部11、ガス漏れ検出部12、ガス漏れ管理部13、健全性評価部14、パン・チルト制御部15、及び表示制御部16は、それぞれハードウェア回路によって実現させてもよい。
 赤外線撮像部20は、プラントの断熱配管を含む監視領域を撮像し、赤外線画像の一例として赤外線動画像Virを制御部10に順次出力する。赤外線撮像部20は、特定波長の赤外線を吸収するというガスの性質を利用して漏えいガスを視覚化する。断熱配管からガス漏れがある場合、漏えいガスの背後にある物体から放射された赤外線は、漏えいガスによって吸収されるため、監視領域を示す赤外線画像では、漏えいガスが白煙又は黒煙のように表示される(図4参照)。
 図4は、断熱配管P2の継手部から漏えいガスGが噴出している状態を示す赤外線画像である。図4では、断熱配管P1~P3の表面温度を濃淡で示している。なお、図4では、断熱配管P1~P3における温度分布をわかりやすくするため、赤外線画像に可視画像の輪郭情報が合成されている。後述する赤外線画像を示す図においても同様である。
 赤外線撮像部20は、光学系21、光学フィルター22、エリアイメージセンサー23(二次元イメージセンサー)、及び信号処理部24を備えたカメラである。
 光学系21は、被写体となる監視領域から入射した赤外線IRを、エリアイメージセンサー23に結像させる。
 光学フィルター22は、光学系21とエリアイメージセンサー23を結ぶ光路上に配置され、光学系21を通過した赤外線IRのうち、所定波長帯に含まれる赤外線IRのみを通過させる。光学フィルター21の通過波長帯は、実質的に、被検出ガスの吸収波長帯域に設定される。例えば、通過波長帯を3.2~3.4μmの中波長域にした場合、メタンガス等を検出することができる。
 エリアイメージセンサー23は光学フィルター22を通過した赤外線IRに対して光電変換を行い、監視領域の赤外線画像(熱画像)を示すアナログの電気信号を生成し、出力する。エリアイメージセンサー23の動作原理及び素子素材は、光学フィルター22の通過波長帯により、適宜選択される。例えば、通過波長帯が3.2~3.4μmである場合、エリアイメージセンサー23として、冷却型アンチモン化インジウムイメージセンサー等が使用される。
 信号処理部24は、エリアイメージセンサー23からのアナログ信号を、デジタル信号に変換して赤外線動画像Virを生成する。信号処理部24は、必要に応じて周知の画像処理を行うようにしてもよい。信号処理部24は、生成した赤外線動画像Virを、所定のフレームレートで制御部10に順次出力する。赤外線動画像Virは、フレームメモリ(図示略)に、フレーム単位で格納される。
 入力部31は、文字入力可能なキーボードやマウス等のポインティングデバイス又は表示部32と一体的に設けられるタッチパネルを含む。入力部31は、例えば配管部品(バルブ、継手、フランジ等)の修理履歴や、配管内を流通するガス種類(メタンガス、プロパンガス等)を登録する際に使用される。表示部32は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどのディスプレイであり、赤外線撮像部20で撮像された赤外線画像等を表示する。通信部33は、例えば無線通信又は有線通信により外部機器と情報の送受信を行うためのインターフェースである。
 記憶部34は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。記憶部34は、配管の管理情報が登録された配管管理データ341を記憶する。配管管理データ341の詳細については後述する。
 配管評価装置1では、赤外線撮像部20からの赤外線動画像Virに所定の画像処理が施されて、監視領域の赤外線画像が表示部32に表示される(表示制御部16としての処理)。図4に示すように、赤外線動画像Vir(赤外線画像)から断熱配管P1~P3における漏えいガスGを検出することができる。
 図5は、配管管理データ341の一例を示す図である。図5に示すように、配管管理データ341は、配管ごとに付与された識別情報である「配管No.」、配管に流通するガスの種別を示す「ガス種類」、配管の構成部品を示す「配管部品」、配管部品ごとの修理(交換)した日付を示す「修理履歴」、それぞれの配管部品が配置されている部位からのガスのガス漏れ量を示す「ガス漏れ量」などを含む。「ガス漏れ量」は、配管評価装置1によって定期的に検出されるガス漏れ量の経時データであり、ガス漏れ量の推移を示す。以下において、配管No.が「N」の配管を配管Nと表記する。
 配管管理データの構成要素のうち、ガス漏れ量は、後述の配管評価処理によって定期的に更新される。ガス漏れ量以外の構成要素については、例えば入力部31を通じて、保守作業者が情報を入力することにより登録される。
 図5に示す配管管理データ341においては、例えば、配管P1にはメタンガスが流通していること、配管P1は配管部品として、バルブ1-1、継手1-1、フランジ1-1等を有していること、継手1-1は平成28年8月8日に部品交換が行われ、現在、ガスが流出していることが登録されている。
 図6は、ガス漏れ量の一例を示すグラフである。図6に示すように、ガス漏れ量は、ガス漏れが検出されたときを基準として、定期的(例えば1時間間隔)に測定され、配管管理データ341に登録される。ガス漏れ量は、経時的に増加する傾向にある。ガス漏れ量が管理上限値Vより小さい場合、ALARPの考え方に基づいてガス漏れは許容される。管理上限値とは、環境に与える影響が小さく問題にならないガス漏れ量の上限値である。ガス漏れ量の管理上限値は、ガスの種類に応じて予め設定される。具体的には、毒性ガスの管理上限値は、非毒性ガスの管理上限値よりも低く設定される。例えば、毒性ガスであるCOの管理上限値は50ppm、非毒性ガスであるメタンの管理上限値は12500ppmに設定される。
 図7は、配管評価処理を示すフローチャートである。この処理は、例えば、入力部31を通じて配管評価処理を開始させる操作が行われることに伴い、CPU101がROM102に格納されている配管評価プログラムを読み出して実行することにより実現される。
 図7のステップS101において、制御部10は、フレームメモリ(図示略)から1フレームの赤外線動画像Virを読み出す(赤外線画像取得部11としての処理)。
 ステップS102において、制御部10は、赤外線動画像Virを元に、ガスの漏えい箇所を特定する(ガス漏れ検出部12としての処理)。漏えい箇所の特定には、例えば特許文献3に開示の公知技術(パターンマッチング)を用いることができる。
 ステップS103において、制御部10は、赤外線動画像Virを元に、漏えいガスのガス漏れ量を算出する(ガス漏れ検出部12としての処理)。ガス漏れ量の算出には、例えば特許文献3に開示の公知技術(濃度厚み積)を用いることができる。
 ステップS104において、制御部10は、配管管理データ341のガス漏れ量を更新し、ガス漏れ量の推移を管理する(ガス漏れ管理部13としての処理)。具体的には、制御部10は、ステップS102で特定されたガスの漏えい箇所を、断熱配管を構成する配管部品に関連付けるとともに、ステップS103で算出された当該漏えい箇所におけるガス漏れ量を、関連付けられた配管部品におけるガス漏れ量として登録する(図5参照)。
 ステップS105において、制御部10は、漏えいガスが発生している配管部品ごとに、健全性を評価する(健全性評価部14としての処理)。具体的には、ガス漏れ量の推移と、当該断熱配管内を流通するガスの種類に対して設定された管理上限値とに基づいて、配管の健全性を評価する。例えば、図6に示すように、外挿により今後のガス漏れ量の推移を予測し、ガス漏れ量の推移と管理上限値を比較して、配管部品の交換時期を算出する。そして、交換時期までの期間が90日以上であれば「安全」、交換時期までの期間が90日未満であれば「警告」、ガス漏れ量が管理上限値をすでに超えている場合は「危険」と判断する。
 予測された部品交換時期は、ガス漏れ状況を定量的、連続的に一括管理することにより求められるものであり、保守作業者の経験に基づく交換時期に比較して、交換までのマージン(余裕)は少なくなる。
 ここで、制御部10(健全性評価部14)は、断熱配管の健全性を評価するに際し、漏えいガスが発生している配管部品の修理履歴、すなわち配管部品の経時劣化を考慮するようにしてもよい。これにより、断熱配管の評価精度(交換時期の予測精度を含む)を高めることができる。
 ステップS106において、制御部10は、表示部32に表示される赤外線画像とともに、漏えいガスが発生している配管部品ごとに、健全性を表示する(表示制御部16としての処理)。図8A及び図8Bは、配管の健全性を示す表示の一例を示す図である。図8Aに示すように、漏えいガスが発生していてもガス漏れ量が少ない場合は、深刻度は低く安全である旨が表示される。一方、図8Bに示すように、漏えいガスのガス漏れ量が多く管理上限値を超えている場合は、深刻度が高く当該配管部品を早急に交換する必要がある旨が表示される。保守作業者は、表示部32に表示される情報を元に、ガスの漏えい状況(漏えい箇所及びガス漏れ量)とともに、漏えいの深刻度を知得することができる。さらに、表示部32に、配管の健全性(漏えいガスの深刻度)とともに、予想される交換時期を表示することにより、保守作業者に対して日頃から交換時期を意識させることもできる。
 ステップS107において、制御部10は、配管部品ごとの健全性に基づいて、赤外線撮像部20のパン・チルト動作を制御する(パン・チルト制御部15としての処理)。例えば、漏えいガスが発生している箇所、特に深刻度の高い箇所が重点的に撮像されるように、パン・チルト駆動部35を制御する。これにより、深刻度が高い箇所ほど重点的に撮像されて、ガス漏れ量の推移を細かく監視することができるので、断熱配管の評価制度がさらに高まる。
 このように、本実施の形態に係る配管評価装置1は、プラントの断熱配管Pを含む監視領域を撮影した赤外線画像Virを取得する赤外線画像取得部11と、赤外線画像取得部11によって取得された赤外線画像Virに基づいて、ガスの漏えい箇所を特定するとともに、ガス漏れ量を算出するガス漏れ検出部12と、漏えい箇所におけるガス漏れ量の推移を管理するガス漏れ管理部13と、ガス漏れ量の推移に基づいて、断熱配管Pの健全性を評価する健全性評価部14と、赤外線画像Virとともに健全性評価部14による評価結果を表示する表示制御部16と、を備える。
 配管評価装置1によれば、ガスの漏えい箇所ごとにガス漏れ量の推移を監視し、健全性の評価結果を提示するので、ガス漏れ状況を定量的、連続的に一括管理でき、合理的な予知保全を実現することができる。
 以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
 例えば、実施の形態では、断熱配管の評価結果を、赤外線画像に重畳して表示しているが(図8A及び図8B参照)、赤外線画像とは別に設けられた表示領域に表示するなど、その他の態様で評価結果の表示を行うようにしてもよい。また、ガスの漏えい箇所が複数ある場合、評価結果を順次表示するようにしてもよい。さらには、断熱配管の評価結果として、図6に示すようなガス漏れ量の推移を示すグラフを表示するようにしてもよい。
 また例えば、配管の評価結果と配管の情報を紐付けた結果として、例えば類似の配管が何処にどれだけあるという表示や交換に必要な部材の情報も併せて表示してもよい。
 今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 2016年8月30日出願の特願2016-168424の日本出願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
 1 配管評価装置
 10 制御部
 101 CPU
 102 ROM
 103 RAM
 11 赤外線画像取得部
 12 ガス漏れ検出部
 13 ガス漏れ管理部
 14 健全性評価部
 15 パン・チルト制御部
 16 表示制御部
 20 赤外線撮像部
 31 入力部
 32 表示部
 33 通信部
 34 記憶部
 341 配管管理データ
 35 パン・チルト駆動部

Claims (8)

  1.  プラントの断熱配管を含む監視領域を撮影した赤外線画像を取得する赤外線画像取得部と、
     前記赤外線画像取得部によって取得された赤外線画像に基づいて、ガスの漏えい箇所を特定するとともに、ガス漏れ量を算出するガス漏れ検出部と、
     前記漏えい箇所における前記ガス漏れ量の推移を管理するガス漏れ管理部と、
     前記ガス漏れ量の推移に基づいて、前記断熱配管の健全性を評価する健全性評価部と、
     前記赤外線画像とともに、前記健全性評価部による評価結果を表示する表示制御部と、を備える配管評価装置。
  2.  前記健全性評価部は、前記断熱配管における前記ガス漏れ量の推移と、当該断熱配管内を流通するガスの種類に対して設定された管理上限値とに基づいて、当該断熱配管の健全性を評価する請求項1に記載の配管評価装置。
  3.  前記健全性評価部は、前記断熱配管における前記ガス漏れ量の推移と、当該断熱配管内を流通するガスの種類に対して設定された管理上限値とを比較して、当該断熱配管の修理時期を予測する請求項2に記載の配管評価装置。
  4.  前記ガス漏れ管理部は、前記漏えい箇所を、前記断熱配管を構成する配管部品に関連付け、前記ガス漏れ量の推移を、前記配管部品ごとに管理する請求項1から3のいずれか一項に記載の配管評価装置。
  5.  前記ガス漏れ管理部は、前記配管部品ごとに、当該配管部品の修理履歴を管理し、
     前記健全性評価部は、前記ガス漏れ量の推移及び前記修理履歴に基づいて、前記断熱配管の健全性を評価する請求項4に記載の配管評価装置。
  6.  前記赤外線画像を撮影する赤外線撮像部の撮像範囲を、前記健全性評価部による評価結果に基づいて制御するパン・チルト制御部を備える請求項1から5に記載の配管評価装置。
  7.  プラントの断熱配管を含む監視領域を撮影した赤外線画像を取得する第1工程と、
     前記第1工程によって取得された赤外線画像に基づいて、ガスの漏えい箇所を特定するとともに、ガス漏れ量を算出する第2工程と、
     前記漏えい箇所における前記ガス漏れ量の推移を管理する第3工程と、
     前記ガス漏れ量の推移に基づいて、前記断熱配管の健全性を評価する第4工程と、
     前記赤外線画像とともに、前記第4工程による評価結果を表示する第5工程と、を備える配管評価方法。
  8.  プラントの断熱配管の健全性を評価するための配管評価装置のコンピューターに、
     プラントの断熱配管を含む監視領域を撮影した赤外線画像を取得する第1処理と、
     前記第1処理によって取得された赤外線画像に基づいて、ガスの漏えい箇所を特定するとともに、ガス漏れ量を算出する第2処理と、
     前記漏えい箇所における前記ガス漏れ量の推移を管理する第3処理と、
     前記ガス漏れ量の推移に基づいて、前記断熱配管の健全性を評価する第4処理と、
     前記赤外線画像とともに、前記第4処理による評価結果を表示する第5処理と、を実行させるための配管評価プログラム。
PCT/JP2017/030769 2016-08-30 2017-08-28 配管評価装置、配管評価方法及び配管評価プログラム WO2018043417A1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016-168424 2016-08-30
JP2016168424 2016-08-30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2018043417A1 true WO2018043417A1 (ja) 2018-03-08

Family

ID=61300677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2017/030769 WO2018043417A1 (ja) 2016-08-30 2017-08-28 配管評価装置、配管評価方法及び配管評価プログラム

Country Status (1)

Country Link
WO (1) WO2018043417A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020003644A1 (ja) * 2018-06-26 2020-01-02 コニカミノルタ株式会社 漏洩ガス検出装置および漏洩ガス検出方法
JP6693609B1 (ja) * 2018-11-28 2020-05-13 コニカミノルタ株式会社 ガス流量推定装置、ガス流量推定方法、及び、ガス流量推定プログラム
WO2020110411A1 (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 ガス流量推定装置、ガス流量推定方法、及び、ガス流量推定プログラム
WO2021181675A1 (ja) * 2020-03-13 2021-09-16 コニカミノルタ株式会社 ガス検査管理システム、ガス検査管理方法、及びプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0954841A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Tlv Co Ltd 弁の保守管理装置
JP2000320461A (ja) * 1999-05-07 2000-11-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ドライガスシールの健全性管理方法及びその装置
JP2002214063A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Tokyo Electric Power Co Inc:The 非接触型流体漏洩計測方法および装置
JP2005241089A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Mitsubishi Electric Corp 機器診断装置、冷凍サイクル装置、機器診断方法、機器監視システム、冷凍サイクル監視システム
JP2015094665A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 株式会社日立製作所 漏水調査計画立案装置、漏水調査計画立案システム、及び漏水調査計画立案方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0954841A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Tlv Co Ltd 弁の保守管理装置
JP2000320461A (ja) * 1999-05-07 2000-11-21 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ドライガスシールの健全性管理方法及びその装置
JP2002214063A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Tokyo Electric Power Co Inc:The 非接触型流体漏洩計測方法および装置
JP2005241089A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Mitsubishi Electric Corp 機器診断装置、冷凍サイクル装置、機器診断方法、機器監視システム、冷凍サイクル監視システム
JP2015094665A (ja) * 2013-11-12 2015-05-18 株式会社日立製作所 漏水調査計画立案装置、漏水調査計画立案システム、及び漏水調査計画立案方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020003644A1 (ja) * 2018-06-26 2020-01-02 コニカミノルタ株式会社 漏洩ガス検出装置および漏洩ガス検出方法
JP6693609B1 (ja) * 2018-11-28 2020-05-13 コニカミノルタ株式会社 ガス流量推定装置、ガス流量推定方法、及び、ガス流量推定プログラム
WO2020110411A1 (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 ガス流量推定装置、ガス流量推定方法、及び、ガス流量推定プログラム
WO2021181675A1 (ja) * 2020-03-13 2021-09-16 コニカミノルタ株式会社 ガス検査管理システム、ガス検査管理方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018043417A1 (ja) 配管評価装置、配管評価方法及び配管評価プログラム
JP6848965B2 (ja) ガス監視プログラム、システム、記録媒体及び方法
US11461901B2 (en) Methods and systems for hotspot detection
US7528372B2 (en) Apparatus and method for infrared imaging with performance algorithm
EP3392635B1 (en) Image processing device for gas detection, image processing method for gas detection, image processing program for gas detection, computer-readable recording medium having image processing program for gas detection recorded thereon, and gas detection system
US11519852B2 (en) Gas detection-use image processing device, and gas detection-use image processing method
CA3099168A1 (en) Infrared imaging systems and methods for oil leak detection
US9025817B2 (en) System and method for leak detection
Liu et al. Study of dynamic risk management system for flammable and explosive dangerous chemicals storage area
US11519602B2 (en) Processes and systems for analyzing images of a flare burner
CN107170205B (zh) 一种检维修预警方法及其预警系统
EP3538874B1 (en) Systems and methods for quantifying a gas leak
Soldan et al. Towards autonomous robotic systems for remote gas leak detection and localization in industrial environments
Chakraborty et al. Process-integrated steel ladle monitoring, based on infrared imaging–a robust approach to avoid ladle breakout
EP3912146A1 (en) Apparatus for detecting symptoms of thermal and/or mechanical anomalies that can lead to the ignition of a fire
CN104122039A (zh) 烯烃气体泄漏的监控系统及方法
JP7348025B2 (ja) 検査システム及び検査方法
KR20200030317A (ko) 열화상카메라 및 iot센서를 활용한 송배전설비 현장점검 증강현실 플랫폼
JP2010218301A (ja) 異常診断装置、異常診断方法及び異常診断プログラム
WO2018207526A1 (ja) 構造物異常検知装置
Lee et al. A system to detect potential fires using a thermographic camera
RU2007110727A (ru) Способ диагностики эксплуатационного состояния фурменной или опасной зоны пирометаллургического агрегата
KR102457492B1 (ko) 열화상 카메라를 이용한 재난 발생 감지 및 분석 시스템
JP5451716B2 (ja) 構造物の赤外線調査方法及び赤外線調査用演算装置
KR20100043976A (ko) 영상 감시 시스템 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application

Ref document number: 17846422

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 17846422

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: JP