WO2017179667A1 - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

高い清浄度を有する洗浄液を得ることのできる洗浄装置を提供する。 洗浄装置10は、気体を液体に溶解させるための溶解タンク20と、溶解タンク20に気体とともに液体を送り込むための移送ポンプ30と、溶解タンク20内に貯留されている液体を対象物Wに噴射するための噴射ノズル40を備えている。移送ポンプ30は、容積式ポンプである。溶解タンク20、移送ポンプ30、及び噴射ノズル40の液体と接触する部分が、フッ素樹脂で形成されている。洗浄装置10は、液体を加温する加温装置27を備える。

Description

洗浄装置
 本発明は、例えば半導体の洗浄工程に用いられる洗浄装置に関する。
 半導体の製造工程では、シリコンウェハや薄膜に付着したパーティクルや有機物等を除去するための洗浄が行われる。半導体洗浄技術の代表的なものとしては、RCA洗浄法がある。RCA洗浄法とは、アンモニア・過酸化水素水による洗浄(SC1)と、塩酸・過酸化水素水による洗浄(SC2)を基本とするSi基板のウェット洗浄法である。
 また、オゾン水に含まれるOHラジカルによる有機物の分解能力を利用した半導体の洗浄方法も知られている。例えば、特許文献1には、半導体ウェハをオゾン水で洗浄する洗浄装置と、洗浄装置へオゾン水を供給するオゾン水製造装置を含む半導体ウェハ洗浄システムが開示されている。
特開2010-177535号公報
 水中に溶解しているオゾンの濃度を長期間にわたって高く維持することは困難であると言われている。その理由は、水中に溶解しているオゾンがすぐに分解されて酸素になってしまうためである。また、水中に溶解しているオゾンが、大気中にすぐに放出されてしまうためである。
 本発明者らは、オゾンを溶解させた水中にマイクロバブルを発生させることによって、オゾン水のオゾン濃度を長期間にわたって高く維持できることを発見し、オゾン水の製造装置に関する発明をこれまでに出願している(例えば、特開2012-101222号公報参照)。
 オゾンが溶解している水中にマイクロバブルを発生させて得られた水(以下、このような水を、「マイクロバブルオゾン水」と呼ぶ場合がある)を半導体の洗浄に用いた場合、極めて高い洗浄効果が得られることを本発明者らは確認している。
 しかし、従来のオゾン水製造装置を半導体の洗浄工程に適用した場合には、以下のような問題があった。
 従来のオゾン水製造装置では、配管、タンク、バルブ、あるいはポンプ等の接液部に金属材料が用いられており、水中に金属イオンが溶出することがある。また、摺動部で発生した金属カスや、金属の腐食により発生した異物等が水中に混入することもある。そのため、従来のオゾン水製造装置を用いて製造されたオゾン水は、極めて高い清浄度が要求される半導体の洗浄工程に適用することが困難であった。
 また、従来のオゾン水製造装置では、遠心ポンプ(例えば渦巻きポンプ)によって水とともにオゾンを吸引し、羽根車の攪拌力によって水とオゾンを混合している。しかし、遠心ポンプの羽根車の軸部には金属材料が使われているため、金属イオンの溶出や異物等の混入による洗浄水の汚染の問題を回避することが困難であった。
 本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、高い清浄度を有する洗浄液を得ることのできる洗浄装置を提供することを目的とする。
 課題を解決するための手段は、以下の発明である。
 気体を液体に溶解させるための溶解タンクと、
 前記溶解タンクに気体とともに液体を送り込むための移送ポンプと、
 前記溶解タンク内に貯留されている液体を対象物に噴射するための噴射ノズルと、を備え、
 前記移送ポンプが容積式ポンプであり、
 前記溶解タンク、前記移送ポンプ、及び前記噴射ノズルの液体と接触する部分がフッ素樹脂で形成されており、
 前記液体を加温する加温装置を備える、洗浄装置。
 前記加温装置は、前記液体を40℃以上50℃以下に加温することが好ましい。
 前記噴射ノズルの吐出圧力が大気圧よりも高いことが好ましい。
 前記噴射ノズルは、マイクロバブル発生ノズルであることが好ましい。
 前記気体は、オゾンであることが好ましい。
 前記液体は、水であることが好ましい。
 前記移送ポンプは、ダイヤフラムポンプであり、
 前記ダイヤフラムポンプのダイヤフラムがフッ素樹脂で形成されていることが好ましい。
 前記溶解タンクの内部には、噴射パイプが設置されており、
 前記噴射パイプの外周には、前記容積式ポンプによって送られる液体を前記溶解タンクの内壁に向けて噴射する噴射孔が設けられていることが好ましい。
 前記噴射パイプの外周には、前記噴射孔が2つ設けられており、
 前記2つの噴射孔は、前記噴射パイプの外周において互いに略90度離れた位置に設けられていることが好ましい。
 前記溶解タンクの上部には、前記溶解タンクの内部に蓄積した気体を外部に放出するための気体放出バルブが設置されていることが好ましい。
 前記溶解タンク内に貯留されている液体の液面の高さを計測するための液面計を備え、
 前記液面計によって計測される液面の高さが一定となるように、前記気体放出バルブを制御する制御手段を備えることが好ましい。
 前記制御手段は、前記液面計によって計測される液面の高さが、前記溶解タンクの上底から1mm以上20mm以下となるように前記気体放出バルブを制御することが好ましい。
 前記対象物は、半導体ウェハ、液晶基板、または太陽電池基板であることが好ましい。
 本発明によれば、高い清浄度を有する洗浄液を得ることのできる洗浄装置を提供することができる。
洗浄装置のフロー図である。 洗浄装置の平面図である。 洗浄装置の正面図である。 洗浄装置の側面図である。 図1に示す溶解タンクのA-A線断面図である。 噴射ノズルの断面図である。 別の実施形態に係る洗浄装置のフロー図である。 噴射ノズルの別の例を示す断面図である。
 以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
 図1は、本実施形態に係る洗浄装置のフロー図である。図2は、洗浄装置の平面図である。図3は、洗浄装置の正面図である。図4は、洗浄装置の側面図である。
 図1~図4に示すように、洗浄装置10は、オゾン(O)を水に溶解させるための溶解タンク20と、溶解タンク20に水とともにオゾン(O)を送り込むための移送ポンプ30と、溶解タンク20内に貯留されている水を対象物Wに噴射するための噴射ノズル40を備えている。溶解タンク20、移送ポンプ30、及び噴射ノズル40の水と接触する部分は、フッ素樹脂で形成されている。
 溶解タンク20は、ステンレス等の鋼材によって形成された円柱状の密閉タンクであり、その内部を高圧に保持できるようになっている。溶解タンク20の水と接触する部分のすべては、フッ素樹脂によって形成されている。具体的には、溶解タンク20の内面のすべてがフッ素樹脂によって形成されるか、フッ素樹脂によってライニングされている。フッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP)、エチレン・四フッ化エチレン共重合体(ETFE)、エチレン・クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)等を用いることができる。この中では、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が好ましい。
 移送ポンプ30は、遠心ポンプなどの非容積式ポンプではなく、容積式ポンプである。容積式ポンプとは、空間の容積を変化させることでその空間内の液体の圧力を上昇させるポンプである。容積式ポンプには、往復式と回転式とがあり、例えば、ダイヤフラムポンプ、ギヤポンプ、ピストンポンプ、及びプランジャポンプがある。本発明の移送ポンプ30としては、いずれの容積式ポンプを用いることもできるが、ダイヤフラムポンプを用いることが好ましい。
 移送ポンプ30の水と接触する部分は、フッ素樹脂で形成されている。具体的には、移送ポンプ30の少なくともケーシングの内面が、フッ素樹脂によってライニングされている。または、ケーシング自体がフッ素樹脂によって形成されている。ケーシングの内部に配置される作動部材も、フッ素樹脂で形成されている。例えば、移送ポンプ30がダイヤフラムポンプである場合、ダイヤフラムがフッ素樹脂によって形成される。移送ポンプ30がギヤポンプである場合、ギヤがフッ素樹脂によって形成される。移送ポンプ30がピストンポンプである場合、ピストンがフッ素樹脂によって形成される。移送ポンプ30がプランジャポンプである場合、プランジャがフッ素樹脂によって形成される。フッ素樹脂としては、上述したフッ素樹脂のいずれを用いることもできるが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を用いることが好ましい。
 噴射ノズル40は、溶解タンク20に貯留されている洗浄水を対象物Wに噴射するためのノズルである。本実施形態では、噴射ノズル40として、マイクロバブル発生ノズルを用いている。マイクロバブル発生ノズルを用いることによって、粒径が例えば1~50μmの気泡(マイクロバブル)を、オゾンが溶解している洗浄水中に発生させることができる。噴射ノズル40の詳細については後述する。
 噴射ノズル40を用いることによって、オゾンが溶解している洗浄水中にマイクロバブルを発生させることができる。本明細書において、マイクロバブルとは、例えば、粒径が1μm以上50μm以下の気泡を意味する。液中におけるマイクロバブルの個数は、例えば、Particle Measuring Systems社製液中パーティクルカウンタ「LiQuilaz-E20」によって計測することができる。液中におけるマイクロバブルの個数の計測には、光遮蔽式の液中パーティクルカウンタを用いることが好ましい。
 噴射ノズル40によって発生した気泡のすべてが、マイクロバブルである必要はない。噴射ノズル40によって発生した気泡の、好ましくは30%以上、より好ましくは50%以上、さらに好ましくは70%以上、最も好ましくは90%以上が、マイクロバブルであればよい。
 つぎに、洗浄装置10の全体の構成について詳細に説明する。
 図1~4に示すように、移送ポンプ30の吸引口は、配管14を介して純水タンク12に接続されている。移送ポンプ30は、純水タンク12に貯留されている純水を吸引して溶解タンク20に送り込むことができる。
 移送ポンプ30の吸引口は、配管14から分岐した配管15を介してオゾン発生装置(図示せず)にも接続されている。移送ポンプ30は、配管15を介してオゾン発生装置で発生したオゾンを吸引することができる。つまり、移送ポンプ30は、配管14及び配管15を介して、純水とともにオゾンを吸引することができる。吸引された純水及びオゾンは、移送ポンプ30の内部において混合された後、溶解タンク20に送り込まれる。
 配管14の両端部のうち、移送ポンプ30に接続されている側と反対側の端部は、純水タンク12の純水中に差し込まれている。この純水中に差し込まれている側の配管14の端部には、一方がラッパ形状に大きく開口したカップ16が取り付けられている。このカップ16によって、純水中に吹き込まれたオゾンガスを収集することが可能である。つまり、移送ポンプ30は、配管15を介してオゾンガスを吸引できるだけでなく、配管17を介して純水タンク12内に吹き込まれたオゾンガスを吸引することができる。カップ16は、フッ素樹脂で形成されていることが好ましい。
 溶解タンク20の内部には、移送ポンプ30によって送り込まれる水を溶解タンク20の内壁に向けて噴射するための噴射パイプ21が設置されている。噴射パイプ21は、ほぼ垂直に設置されており、溶解タンク20の下底部から上底部までほぼ全体にわたって伸びている。噴射パイプ21の上端部は閉塞されている。噴射パイプ21の上端からやや下方の部分には、2つの噴射孔22a、22bが設けられている。この2つの噴射孔22a、22bの詳細については後述する。噴射パイプ21は、フッ素樹脂で形成されていることが好ましい。
 移送ポンプ30の吐出口は、配管18を介して噴射パイプ21の下端部に接続されている。移送ポンプ30によって昇圧された純水及びオゾンガスは、噴射パイプ21の下端部に供給された後、噴射パイプ21の上部に形成された2つの噴射孔22a、22bから溶解タンク20の内壁に向けて噴射される。なお、洗浄装置10の通常運転時においては、2つの噴射孔22a、22bは、溶解タンク20の液面20aよりも下方に位置している。
 また、溶解タンク20の内部には、溶解タンクに貯留されている水の液面20aの高さを計測することのできる液面計23が設置されている。液面計23には、どのような形式のものを用いてもよいが、本実施形態ではガイドパルス式の液面計を用いている。液面計23の水と接触する部分は、フッ素樹脂によって形成されるか、フッ素樹脂によってライニングされていることが好ましい。具体的には、液面計23の水と接触する接触子(プローブ)が、フッ素樹脂によって覆われていることが好ましい。
 図5は、図1に示す溶解タンク20のA-A線断面図である。
 図5に示すように、溶解タンク20の中心部には液面計23が設置されており、溶解タンク20の壁面に近い位置には噴射パイプ21が設置されている。噴射パイプ21の外周には、2つの噴射孔22a、22bが周方向に略90度離れた位置に設けられている。2つの噴射孔22a、22bからは、水及びオゾンガスが略90度異なる方向に噴射される。水及びオゾンガスがこのように略90度異なる方向に噴射されることによって、溶解タンク20の内部には逆方向に回転する少なくとも2つの旋回流が生じる。これにより、水及びオゾンガスの接触及び攪拌が促進されるため、より多くのオゾンガスを水に溶解させることができる。
 また、水及びオゾンガスが噴射パイプ21から液面計23と反対の方向に噴射されることによって、水及びオゾンガスが液面計23にぶつかって液面計23の計測値に影響を与えることが防止されている。
 溶解タンク20の上部には、溶解タンク20内の液面20aの上方に蓄積したオゾンガスを外部に放出するための気体放出バルブ24が設置されている。気体放出バルブ24としては、エア作動弁を用いることが好ましい。電磁弁を用いた場合、電磁弁の金属部が腐食して溶解タンク20内の洗浄水中に異物等が混入するおそれがあるためである。
 気体放出バルブ24としては、気体の流量を調節することのできる調節弁を用いてもよく、開度を100%と0%の間でのみ切り替えることのできる開閉弁を用いてもよい。
 気体放出バルブ24としては、例えば、ボール弁、玉形弁、ダイヤフラム弁等を用いることができるが、この中ではダイヤフラム弁を用いることが好ましい。また、気体放出バルブ24としては、配管部分がフッ素樹脂によって形成されたバルブを用いることが好ましい。
 図1に示すように、洗浄装置10は、制御手段60を備えている。制御手段60は、気体放出バルブ24及び液面計23に電気的に接続されている。制御手段60は、液面計23によって計測される液面20aの高さが一定となるように、気体放出バルブ24を制御することができる。具体的には、制御手段60は、液面計23によって計測された液面20aの高さと、あらかじめ設定された目標値とを比較し、比較結果に基づいて気体放出バルブ24を制御する。制御手段60としては、バルブ等のアクチュエータを制御することのできる公知の制御装置を用いることが可能であり、例えばシーケンサを用いることができる。
 例えば、液面計23によって計測された液面20aの高さが目標値よりも大幅に高い場合(HH)には、気体放出バルブ24が完全に閉じられる(開度0%)。液面計23によって計測された液面20aの高さが目標値よりも高い場合(H)には、気体放出バルブ24がある程度閉じられる(開度30%)。液面計23によって計測された液面20aの高さが目標値よりも低い場合(L)には、気体放出バルブ24がある程度開けられる(開度70%)。液面計23によって計測された液面20aの高さが目標値よりも大幅に低い場合(LL)には、気体放出バルブ24が完全に開けられる(開度100%)。
 なお、気体放出バルブ24の制御方法の一例を示したが、他の方法によって気体放出バルブ24を制御してもよい。
 図1に示すように、溶解タンク20は、配管25を介して噴射ノズル40と接続されている。溶解タンク20の内部は移送ポンプ30によって高圧(例えば0.4MPa)となっているため、噴射ノズル40からは洗浄水が勢いよく噴射される。溶解タンク20の内部の圧力は、移送ポンプ30の吐出圧力によって調節することができる。あるいは、溶解タンク20の内部の圧力は、気体放出バルブ24の開閉動作によって調節することもできる。
 洗浄装置10に含まれる複数の機器を接続するための配管14、15、17、18、25は、フッ素樹脂によって形成されている。フッ素樹脂としては、上述したフッ素樹脂のいずれを用いることもできるが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を用いることが好ましい。
 図6は、噴射ノズル40の断面図である。
 図6に示すように、噴射ノズル40は、一端が壁部42aによって閉じられるとともに他端が開口した円筒状の外側部材42、及び、一端が壁部44aによって閉じられるとともに他端が開口した円筒状の内側部材44を備えている。外側部材42の内径は、内側部材44の外径よりも大きい。内側部材44は、外側部材42の内部にその軸心が一致するように配置されている。
 噴射ノズル40は、略円筒状に形成されたコネクタ46を備えている。コネクタ46の一方の端部46aは、溶解タンク20にその一端が接続された配管25に連結している。コネクタ46の他方の端部46bには、円柱状の凹部46cが形成されている。この凹部46cには、内側部材44の開口している側の端部が嵌め込まれている。コネクタ46の端部46bの外周部には、外側部材42の開口している側の端部が嵌め込まれている。外側部材42、内側部材44,及びコネクタ46は、ねじ込み等によって互いに一体的に組み付けられている。
 内側部材44の内部には、オリフィス48、3枚の多孔板50a~50c、及び7枚のスペーサ52a~52gが配置されている。これらの部材は、上流側から、オリフィス48、スペーサ52a、スペーサ52b、スペーサ52c、スペーサ52d、多孔板50a、スペーサ52e、多孔板50b、スペーサ52f、多孔板50c、スペーサ52gの順番で配置されている。
 なお、3枚の多孔板50a~50cが配置されている例を示しているが、多孔板の数は3枚に限定されない。例えば、水質等に合わせて、多孔板の数を1~6枚の範囲で調整してもよい。多孔板の数を調整することにより、目的とする作業に適した気泡を発生させることができる。
 オリフィス48は、所定の厚みを有する円板であり、その中心には孔が開けられている。
 スペーサ52a、52e、52fは、所定の厚み(例えば2.0mm)を有する円板である。
 スペーサ52b、52c、52d、52gは、所定の厚み(例えば1.0mm)を有する円板である。
 多孔板50a、50cは、複数の小孔(例えばφ1.0mm)が開けられた円板である。
 多孔板50bは、複数の小孔(例えばφ0.5mm)が開けられた円板である。
 スペーサは、多孔板と多孔板の間に設置するのが好ましい。多孔板と多孔板の間には、少なくとも0.5mmの空間を設けることが好ましい。多孔板と多孔板の間には、3mm~5mmの空間を設けることもできる。多孔板と多孔板の間に空間を設けることによって、気泡を効率よく発生させることができる。
 噴射ノズル40を構成するこれらの部品は、好ましくはフッ素樹脂で形成される。すなわち、外側部材42、内側部材44、コネクタ46、オリフィス48、3枚の多孔板50a~50c、及び7枚のスペーサ52a~52gは、好ましくはフッ素樹脂で形成される。フッ素樹脂としては、上述したフッ素樹脂のいずれを用いることもできるが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を用いることが好ましい。
 内側部材44の壁部44aとスペーサ52gとの間には、第1圧力開放室54が形成されており、この第1圧力開放室54の周壁には複数の貫通孔56が形成されている。外側部材42の内壁面と内側部材44の外壁面との間には、第2圧力開放室57が形成されている。外側部材42の壁部42aには、マイクロバブルを含む水を噴射するための略円形のノズル孔58が開けられている。
 以下、噴射ノズル40によってマイクロバブルが発生するメカニズムについて説明する。
 溶解タンク20から配管25を介して送られてくる水は、コネクタ46の内部を通過した後、オリフィス48を通過する。このオリフィス48の上流と下流の圧力差によって、水中に溶解していたオゾンの一部が気泡となってバブルが発生する。
 水は、オリフィス48を通過した後、多孔板50a、多孔板50b、及び多孔板50cを通過する。これらの多孔板には、複数の小孔が開けられている。小孔の大きさは、上流側から順番に、φ1.0mm、φ0.5mm、φ1.0mmとなっている。すなわち、隣り合う多孔板の小孔の大きさが、互いに異なっている。
 水が3枚の多孔板50a~50cを通過することによって、水中には極めて複雑な乱流が発生する。この乱流によって、バブルが細かく剪断されるため、バブルの粒径が小さくなる。
 水は、3枚の多孔板50a~50cを通過した後、第1圧力開放室54に流入する。第1圧力開放室54に流入した水は、次に、第1圧力開放室54の側壁に形成された貫通孔56を通過する。このとき、水の進行方向が90度変化するため、バブルが乱流によってさらに剪断される。
 水は、貫通孔56を通過して外側部材42の内壁面にぶつかる。水が外側部材42の内壁面にぶつかることによって、バブルの粒径がさらに小さくなる。
 水は、外側部材42の内壁面にぶつかった後、第2圧力開放室57に流入する。このとき、水の進行方向が90度変化するため、バブルが乱流によってさらに剪断される。
 第2圧力開放室57に流入した水は、ノズル孔58から対象物Wに向けて噴射される。ノズル孔58から噴射される水には、上述したメカニズムによって粒径が1~50μmまで小さくなった気泡(マイクロバブル)が含まれている。
 つぎに、洗浄装置10の作用及び効果について説明する。
 従来の半導体洗浄装置では、タンク、配管、バルブ、及びポンプ等の水と接触する部分に金属材料が用いられていた。このため、純水中に金属イオンが溶出する、あるいは、金属の腐食により発生した異物が洗浄水中に混入することがあった。
 本実施形態の洗浄装置10によれば、溶解タンク20、移送ポンプ30、及び噴射ノズル40の水と接触する部分が、フッ素樹脂によって形成されている。これにより、金属イオンの溶出や異物の混入が防止されるため、より清浄度の高い洗浄水を得ることができる。
 さらに、配管14,15,17,18,25、カップ16、噴射パイプ21、及び液面計23の水と接触する部分も、フッ素樹脂によって形成されている。これにより、洗浄水が金属によって汚染されることがより効果的に防止される。
 さらに、移送ポンプ30がダイヤフラムポンプである場合、ダイヤフラムがフッ素樹脂によって形成される。これにより、洗浄水が金属によって汚染されることがさらに効果的に防止される。
 移送ポンプ30によって純水タンク12から吸引された純水は、溶解タンク20に送り込まれる。溶解タンク20の内部は、高圧に維持されている。具体的には、溶解タンク20の液面20aの上方の空間20bの圧力が、0.2~0.6MPa、好ましくは0.3~0.5MPa、より好ましくは0.4MPaに維持されている。これにより、溶解タンク20の内部において、より多くの量のオゾンガスを水中に溶解させることができる。また、噴射ノズル40においてより多くの量のマイクロバブルを発生させることができる。
 洗浄水のオゾン濃度を高めるためには、移送ポンプ30によって過剰の量のオゾンガスを溶解タンク20に送り込む必要がある。このため、溶解タンク20の液面20aの上方の空間20bには、水中から放出されたオゾンガスが蓄積している。
 移送ポンプ30が例えばダイヤフラムポンプである場合、ダイヤフラムポンプによって移送される水の圧力に変動(脈動)が生じてしまう。この場合、噴射ノズル40から噴射される洗浄水の量が一定とならないため、洗浄水を半導体ウェハ等の洗浄に用いた場合に、洗浄ムラが発生してしまうという問題があった。このため、従来のオゾン水の製造装置では、水及びオゾンをタンクに送り込むためのポンプとして、容積式ポンプ(ダイヤフラムポンプ)を用いることはできないと考えられていた。
 本実施形態の洗浄装置10によれば、溶解タンク20の液面20aの上方には空間20bが確保されており、この空間20bによって移送ポンプ30による圧力変動を吸収することができる。したがって、水及びオゾンを送り込むためのポンプとして容積式ポンプを用いた場合であっても、噴射ノズル40から噴射される洗浄水の量が一定に保たれる。
 溶解タンク20の液面20aの高さは、溶解タンク20の上底20cから、1mm以上100mm以下、好ましくは1mm以上70mm以下、より好ましくは1mm以上50mm以下、さらに好ましくは1mm以上30mm以下、最も好ましくは1mm以上20mm以下に維持される。液面20aの高さが上底20cから1mmよりも上の位置にある場合、空間20bの容積が小さすぎるため、移送ポンプ30による圧力変動を十分に吸収できなくなる。液面20aの高さが上底20cから100mmよりも下の位置にある場合、空間20bの容積が大きすぎるため、噴射ノズル40から噴射される洗浄水の流量を一定に制御することが困難になる。
 したがって、制御手段60は、液面計23によって計測される液面20aの高さが、溶解タンク20の上底20cから1mm以上100mm以下、好ましくは1mm以上70mm以下、より好ましくは1mm以上50mm以下、さらに好ましくは1mm以上30mm以下、最も好ましくは1mm以上20mm以下となるように、気体放出バルブ24を制御することが好ましい。液面20aの高さが一定となるように気体放出バルブ24を制御する方法は、上述した通りである。
 本実施形態の洗浄装置10によれば、極めて清浄度の高い洗浄水を対象物Wに噴射することができる。洗浄水中にはマイクロバブルが含まれており、このマイクロバブルは洗浄水中に長期間にわたって残存する。オゾン及びマイクロバブルによる洗浄効果は絶大であり、対象物Wを極めて高度に洗浄することができる。
 図7は、本発明の別の実施形態に係る洗浄装置のフロー図である。
 図7に示す洗浄装置11は、溶解タンク20に貯留されている洗浄水を純水タンク12に返流するための返流配管26を備えている。返流配管26の端部は、純水タンク12に貯留されている純水中に差し込まれている。この純水中に差し込まれている側の返流配管26の端部には、マイクロバブルを発生させるための噴射ノズル41が取り付けられている。返流配管26及び噴射ノズル41は、フッ素樹脂で形成されている。
 図7に示す洗浄装置11によれば、返流配管26を介して、溶解タンク20に貯留されている洗浄水を、純水タンク12に返流することができる。これにより、洗浄水中の気体の濃度やマイクロバブルの濃度が所定の値に到達するまでの間、溶解タンク20と純水タンク12の間で洗浄水を循環させることが可能になる。
 図7に示すように、洗浄水を加温するための加温装置27を配管25の途中に設置してもよい。加温装置27によって、噴射ノズル40に送り込まれる洗浄水を、任意の温度に加温することができる。加温装置27は、例えば、電気ヒータによって構成することができる。加温装置27は、オゾンを含む洗浄水を、例えば30℃~60℃、好ましくは40℃~50℃に加温することができる。オゾンを含む洗浄水を加温することによって、洗浄水の洗浄力をより高めることができる。
 図8は、噴射ノズルの他の例を示す断面図である。図8に示す噴射ノズル100を、上述の噴射ノズル40の代わりに用いてもよい。
 図8に示す噴射ノズル100は、円筒状の本体部102を備えている。本体部102は、上述のフッ素樹脂によって形成することができるが、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)によって形成することが好ましい。
 円筒状の本体部102の内部には、オリフィス104、フィルタ106a~106c、分離スペーサ108a~108c、及び、固定スペーサ110が配置されている。これらの部品は、本体部102に洗浄水が流入する側から順番に、オリフィス104、分離スペーサ108a、フィルタ106a、分離スペーサ108b、フィルタ106b、分離スペーサ108c、フィルタ106c、固定スペーサ110の順番で配置されている。これらの部品は、本体部102から取り外して交換することも可能である。
 オリフィス104は、所定の厚みを有する円板であり、その中心には円形の孔が開けられている。オリフィス104の厚みは、例えば3mmである。オリフィス104の中心に開けられた孔の直径は、例えば0.5mmである。オリフィス104は、上述のフッ素樹脂によって形成することができるが、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)によって形成することが好ましい。
 フィルタ106a~106cは、複数の小孔が開けられた円板である。複数の小孔の直径は、例えば0.5mmである。複数の小孔のピッチは、例えば1.5mmである。フィルタ106a~106cの厚みは、例えば3mmである。フィルタ106a~106cは、上述のフッ素樹脂によって形成することができるが、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)によって形成することが好ましい。
 分離スペーサ108a~108cは、所定の厚みを有する円板であり、その中心には円形の孔が開けられている。分離スペーサ108a~108cの厚みは、例えば0.4mmである。分離スペーサ108a~108cの中心に開けられた孔の直径は、例えば8.0mmである。分離スペーサ108a~108cは、上述のフッ素樹脂によって形成することができるが、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)によって形成することが好ましい。
 固定スペーサ110は、所定の厚みを有する円板であり、その中心には円形の孔が開けられている。固定スペーサ110の厚みは、例えば3.2mmである。固定スペーサ110の中心に開けられた孔の直径は、例えば8.0mmである。固定スペーサ110は、上述のフッ素樹脂によって形成することができるが、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン)によって形成することが好ましい。
 洗浄水を噴射する噴射ノズル100の吐出圧力は、例えば約0.1MPaである。噴射ノズル100の吐出圧力は、大気圧よりもやや高い圧力であることが好ましい。噴射ノズル100を用いることによって、オゾンを含む洗浄水中により多くのマイクロバブルを発生させることが可能であり、洗浄水の洗浄力をより高めることが可能である。
 洗浄装置10は、マイクロバブルオゾン水によって対象物Wを洗浄する装置である。対象物Wの例としては、高度の洗浄が要求される半導体ウェハ、液晶基板、太陽電池基板、ガラス基板、マスクブランクなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
 本発明の洗浄装置10は、半導体ウェハ等の洗浄以外にも、例えば、医療分野(内臓洗浄等)に適用し得る。また、本発明の洗浄装置10は、極めて高度な洗浄度が要求される電子産業向けの洗浄装置に適用し得る。
 上述の例では、水に溶解させる気体がオゾンである例を示したが、それ以外の気体を水に溶解させる場合であっても、本発明を適用することができる。例えば、水に溶解させる気体は、酸素(O)、アルゴン(Ar)、窒素(N)、水素(H)等であっても、本発明を適用することができる。
 上述の例では、気体を溶解させる液体が水である例を示したが、本発明はその他の液体に適用することも可能である。例えば、気体を溶解させる液体が有機溶媒、硫酸水溶液、過酸化水素水(H)、アンモニア水溶液、スラリー等である場合であっても、本発明を適用することができる。
 上述の例では、洗浄装置10に設けられた噴射ノズル40が1つである例を示したが、噴射ノズル40は2つ以上であってもよい。
 上述の例では、1台の洗浄装置10を単独で設置する例を示したが、複数台の洗浄装置10を並列に設置してもよい。
10、11  洗浄装置
12  純水タンク
14,15,17,18,25  配管
20a  液面
20b  空間
20c  上底
20  溶解タンク
21  噴射パイプ
22a,22b  噴射孔
23  液面計
24  気体放出バルブ
26  返流配管
27  加温装置
30  移送ポンプ
40、41  噴射ノズル
60  制御手段
100  噴射ノズル
W  対象物

Claims (13)

  1.  気体を液体に溶解させるための溶解タンクと、
     前記溶解タンクに気体とともに液体を送り込むための移送ポンプと、
     前記溶解タンク内に貯留されている液体を対象物に噴射するための噴射ノズルと、を備え、
     前記移送ポンプが容積式ポンプであり、
     前記溶解タンク、前記移送ポンプ、及び前記噴射ノズルの前記液体と接触する部分がフッ素樹脂で形成されており、
     前記液体を加温する加温装置を備える、洗浄装置。
  2.  前記加温装置は、前記液体を40℃以上50℃以下に加温する、請求項1に記載の洗浄装置。
  3.  前記噴射ノズルの吐出圧力が大気圧よりも高い、請求項1または請求項2に記載の洗浄装置。
  4.  前記噴射ノズルは、マイクロバブル発生ノズルである、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の洗浄装置。
  5.  前記気体は、オゾンである、請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の洗浄装置。
  6.  前記液体は、水である、請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の洗浄装置。
  7.  前記移送ポンプは、ダイヤフラムポンプであり、
     前記ダイヤフラムポンプのダイヤフラムがフッ素樹脂で形成されている、請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の洗浄装置。
  8.  前記溶解タンクの内部には、噴射パイプが設置されており、
     前記噴射パイプの外周には、前記移送ポンプによって送られる液体を前記溶解タンクの内壁に向けて噴射する噴射孔が設けられている、請求項1から請求項7のうちいずれか1項に記載の洗浄装置。
  9.  前記噴射パイプの外周には、前記噴射孔が2つ設けられており、
     前記2つの噴射孔は、前記噴射パイプの外周において互いに略90度離れた位置に設けられている、請求項8に記載の洗浄装置。
  10.  前記溶解タンクの上部には、前記溶解タンクの内部に蓄積した気体を外部に放出するための気体放出バルブが設置されている、請求項1から請求項9のうちいずれか1項に記載の洗浄装置。
  11.  前記溶解タンク内に貯留されている液体の液面の高さを計測するための液面計を備え、
     前記液面計によって計測される液面の高さが一定となるように、前記気体放出バルブを制御する制御手段を備える、請求項10に記載の洗浄装置。
  12.  前記制御手段は、前記液面計によって計測される液面の高さが、前記溶解タンクの上底から1mm以上20mm以下となるように前記気体放出バルブを制御する、請求項11に記載の洗浄装置。
  13.  前記対象物は、半導体ウェハ、液晶基板、または太陽電池基板である、請求項1から請求項12のうちいずれか1項に記載の洗浄装置。
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