WO2017126424A1

WO2017126424A1 - 照明装置及び表示装置

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Publication number: WO2017126424A1
Application number: PCT/JP2017/000984
Authority: WO
Inventors: 杉山　良介
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2016-01-21
Filing date: 2017-01-13
Publication date: 2017-07-27
Also published as: US20190025651A1

Abstract

バックライト装置（照明装置）（１２）は、平面形状が多角形で光を出射する出光面（１２ＬＳ）を有する面状発光部（１２ＰＥ）と、面状発光部（１２ＰＥ）の出光面（１２ＬＳ）を取り囲む枠状部（１４ｂ）と、面状発光部（１２ＰＥ）の出光面（１２ＬＳ）を取り囲むよう角部（２１Ｃ）を有する形で枠状に配され、枠状部（１４ｂ）に対して出光側に重ねられるスペーサ材（２１）と、スペーサ材（２１）に対して枠状部（１４ｂ）側に重ねられて枠状部（１４ｂ）に固着される枠状部側固着部（２２）と、スペーサ材（２１）に対して出光側に重ねられる出光側固着部（２３）であって、スペーサ材（２１）のうち少なくとも角部（２１Ｃ）を除いた部分に配される出光側固着部（２３）と、を備える。

Description

照明装置及び表示装置

　本発明は、照明装置及び表示装置に関する。

　従来の液晶表示装置の一例として下記特許文献１に記載されたものが知られている。この特許文献１に記載された液晶表示装置は、矩形の液晶パネルをフレームで挟持して保持したものであって、液晶パネルの四隅部分を避けた他の部分でフレームが液晶パネルを挟持し、四隅部分はフレームで挟持されないことを特徴とする。このようにして作製された液晶表示装置では、四隅部分における光抜けを軽減でき、ムラを抑えた表示が可能になる。

特開２０１３－１６４４６６号公報

（発明が解決しようとする課題）
　上記した特許文献１に記載された液晶表示装置では、液晶パネルの四隅部分がフレームで挟持されないことから、液晶パネルの四隅部分とフレームとの間には隙間が空けられており、この隙間を通して外部の塵埃などの異物がバックライト内に侵入するおそれがあった。

　本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、異物の侵入を抑制することを目的とする。

（課題を解決するための手段）
　本発明の照明装置は、平面形状が多角形で光を出射する出光面を有する面状発光部と、前記面状発光部の前記出光面を取り囲む枠状部と、前記面状発光部の前記出光面を取り囲むよう角部を有する形で枠状に配され、前記枠状部に対して出光側に重ねられるスペーサ材と、前記スペーサ材に対して前記枠状部側に重ねられて前記枠状部に固着される枠状部側固着部と、前記スペーサ材に対して出光側に重ねられる出光側固着部であって、前記スペーサ材のうち少なくとも前記角部を除いた部分に配される出光側固着部と、を備える。

　このような構成によれば、出光側固着部は、その出光側に部材が重ねられると、その部材に対して固着される。出光側固着部に固着された部材は、枠状部に対してスペーサ材を介して固定されることになる。ここで、例えば当該照明装置を捻るような外力が作用した場合には、平面形状が多角形とされる面状発光部の出光面を取り囲む形で配される枠状部の角部付近に応力集中が発生し易くなる。これに対し、出光側固着部は、スペーサ材のうち少なくとも角部を除いた部分に配されているので、枠状部の角部付近に作用する応力が、出光側固着部の出光側に重ねられる部材に作用し難いものとなっている。

　そして、スペーサ材は、面状発光部の出光面を取り囲むよう角部を有する形で枠状に配されていて、出光側固着部が非形成とされる領域においても、出光側固着部の出光側に重ねられる部材と枠状部との間に介在する形で存在しているので、上記部材と枠状部との間に生じ得る隙間が閉塞される、または狭められる。これにより、上記部材と枠状部との間から異物が当該照明装置内に侵入し難いものとなる。

　本発明の実施態様として、次の構成が好ましい。
（１）前記スペーサ材は、前記面状発光部の各辺毎に分割された複数の分割スペーサ材からなり、前記出光側固着部は、複数の前記分割スペーサ材のうち、少なくともいずれか一方の端側部分を除いた部分に配される。このようにすれば、仮にスペーサ材を非分割構造とし、母材から枠状のスペーサ材を打ち抜いて製造した場合に比べると、スペーサ材の製造に係る歩留まりに優れ、スペーサ材の製造コストを低下させることができる。

（２）前記スペーサ材のうち前記出光側固着部が配されない部分に対して出光側に重ねられて前記スペーサ材側の面に選択的に固着層を有する片面固着部を備える。このようにすれば、片面固着部は、スペーサ材側の面に選択的に固着層を有しているので、スペーサ材には固着されるものの、出光側固着部の出光側に重ねられる部材に対しては固着されることがない。これにより、上記部材に対して応力が作用し難い状態に保つことができる。そして、スペーサ材のうち出光側固着部が配されない部分と、出光側固着部の出光側に重ねられる部材と、の間に片面固着部が介在して配されることになるので、これらの間に生じ得る隙間が閉塞される、または狭められる。これにより、当該照明装置内への異物の侵入がより生じ難くなる。

（３）前記出光側固着部は、前記スペーサ材のうち前記面状発光部の外形に倣う複数の辺部における長さ方向について両端側部分を除いた中央側部分に選択的に配される。このようにすれば、出光側固着部の出光側に部材を重ねたとき、その部材を出光側固着部によってより安定的に保持することができる。

（４）前記出光側固着部は、前記スペーサ材のうち前記面状発光部の外形に倣う複数の辺部における長さ方向についていずれか一方の端側部分を除いた部分に配される。このようにすれば、スペーサ材のうち面状発光部の外形に倣う各辺における長さ方向についていずれか一方の端側部分は、出光側固着部が配されない部分とされるので、それにより出光側固着部の出光側に重ねられる部材への応力の作用を好適に抑制することができる。

（５）前記出光側固着部は、複数の前記辺部における前記長さ方向についての両端側部分のうち、前記角部を介して隣り合う前記端側部分のいずれか一方に選択的に配される。このようにすれば、枠状に配されるスペーサ材において出光側固着部が適切に分散して配されるので、出光側固着部の出光側に重ねられる部材を好適に保持しつつ、同部材への応力の作用を好適に抑制することができる。

　次に、上記課題を解決するために、本発明の表示装置は、上記記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルであって、前記出光側固着部に固着される表示パネルと、を備える。このような表示装置によれば、表示パネルが出光側固着部に固着されることで、表示パネルの保持が図られる。照明装置を捻るような外力が作用した場合でも、出光側固着部に固着される表示パネルには、応力が作用し難いものとなっているので、表示パネルに表示される画像にムラが生じ難くなっており、もって高い表示品位が得られる。

（発明の効果）
　本発明によれば、異物の侵入を抑制することができる。

本発明の実施形態１に係る液晶表示装置を構成する液晶パネルとバックライト装置とを示す斜視図液晶表示装置を構成する液晶パネルと分解したバックライト装置とを示す斜視図バックライト装置の平面図図３のiv-iv線断面図図３のv-v線断面図図３のvi-vi線断面図本発明の実施形態２に係るバックライト装置の平面図図７のviii-viii線断面図本発明の実施形態３に係るバックライト装置の平面図図９のx-x線断面図本発明の実施形態４に係るバックライト装置の平面図図１１のxii-xii線断面図本発明の実施形態５に係るバックライト装置の平面図本発明の実施形態６に係るバックライト装置の平面図

　＜実施形態１＞
　本発明の実施形態１を図１から図６によって説明する。本実施形態では、液晶表示装置１０について例示する。なお、各図面の一部にはＸ軸、Ｙ軸及びＺ軸を示しており、各軸方向が各図面で示した方向となるように描かれている。また、上下方向については、図４から図６などを基準とし、且つ同図上側を表側とするとともに同図下側を裏側とする。

　液晶表示装置１０は、図１に示すように、画像を表示するための液晶パネル（表示パネル）１１と、液晶パネル１１に対して表示に利用する光を照射する外部光源であるバックライト装置（照明装置）１２と、を少なくとも備える。このうちの液晶パネル１１には、外部の信号供給源から各種信号や駆動電力を供給するためのフレキシブル基板１３が接続されている。液晶パネル１１は、平面に視て横長の方形（矩形状、長手状）をなしており、図５に示すように、ほぼ透明な一対のガラス製の基板１１ａ，１１ｂが所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられ両基板１１ａ，１１ｂ間に液晶が封入された構成とされる。一対の基板１１ａ，１１ｂのうち、裏側に配されるアレイ基板１１ａには、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子（例えばＴＦＴ）と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、表側に配されるＣＦ基板１１ｂには、Ｒ（赤色），Ｇ（緑色），Ｂ（青色）等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。なお、一対の基板１１ａ，１１ｂの外面側には、表裏一対の偏光板１１ｃがそれぞれ貼り付けられている。

　続いて、バックライト装置１２について詳しく説明する。バックライト装置１２は、図２に示すように、表側（出光側、液晶パネル１１側）に向けて開口する略箱型のケーシング１４と、ケーシング１４の開口を覆うようにして配される光学部材（光学シート）１５と、光源であるＬＥＤ１６と、複数のＬＥＤ１６が実装されたＬＥＤ基板１７と、ＬＥＤ１６からの光を導光して光学部材１５（液晶パネル１１）へと導く導光板１８と、導光板１８の裏側に配されて光を反射する反射シート１９と、液晶パネル１１をケーシング１４に固定するためのパネル固定部材２０と、を少なくとも備える。バックライト装置１２のうち、導光板１８及び光学部材１５は、ＬＥＤ１６から発せられた点状の光を面状の光に変換して液晶パネル１１に照射する機能を有しており、これらが面状発光部１２ＰＥを構成している。このバックライト装置１２は、一方の長辺側の端部にＬＥＤ基板１７及びＬＥＤ１６が配されていることから、片側入光タイプのエッジライト型（サイドライト型）とされている。以下では、バックライト装置１２の各構成部品について詳しく説明する。

　ケーシング１４は、図２及び図３に示すように、平面形状が液晶パネル１１と同様に横長の方形状をなす底部１４ａと、底部１４ａにおける４辺の各外端から立ち上がって面状発光部１２ＰＥ（導光板１８及び光学部材１５）の出光面１２ＬＳを取り囲む枠状部１４ｂと、からなる。枠状部１４ｂは、面状発光部１２ＰＥの平面形状に倣って平面に視て横長の方形の枠状をなしており、一対の長辺部と一対の短辺部とを角位置にて繋いだ構成とされる。枠状部１４ｂのうち、一方の長辺部には、後述するＬＥＤ基板１７が取り付けられている。

　光学部材１５は、図２に示すように、液晶パネル１１及びケーシング１４と同様に平面に視て横長の方形状（多角形状）をなしており、導光板１８の表側（光出射側）に載せられていて液晶パネル１１と導光板１８との間に介在して配されることで、導光板１８からの出射光を透過するとともにその透過光に所定の光学作用を付与しつつ液晶パネル１１に向けて出射させる。光学部材１５は、シート状をなしており、複数枚（本実施形態では３枚）が互いに重なり合う形で配されている。このうち、最も表側に配される光学部材１５における表側の面が、面状発光部１２ＰＥの出光面１２ＬＳを構成している。具体的な光学部材１５の種類としては、例えば拡散シート、レンズシート、反射型偏光シートなどがあり、これらの中から適宜に選択して使用することが可能である。

　ＬＥＤ１６は、図２に示すように、ＬＥＤ基板１７に固着される基板部上にＬＥＤチップを樹脂材により封止した構成とされる。基板部に実装されるＬＥＤチップは、主発光波長が１種類とされ、具体的には、青色を単色発光するものが用いられている。その一方、ＬＥＤチップを封止する樹脂材には、ＬＥＤチップから発せられた青色の光により励起されて所定の色を発光する蛍光体が分散配合されており、全体として概ね白色光を発するものとされる。ＬＥＤ基板１７は、ケーシング１４の長辺方向に沿って延在する細長い板状をなすとともに、その板面をＸ軸方向及びＺ軸方向に並行した姿勢でケーシング１４内に収容されている。ＬＥＤ基板１７は、導光板１８と枠状部１４ｂの一方の長辺部との間に介在するよう、同長辺部に取り付けられている。従って、ＬＥＤ基板１７に実装された各ＬＥＤ１６の発光面は、後述する導光板１８の長辺側の端面（光入射面１８ｂ）と対向状をなしている。ＬＥＤ基板１７の実装面には、複数のＬＥＤ１６がＸ軸方向に沿ってほぼ等間隔に並んで配されるとともに、給電のための配線パターン（図示せず）が形成されている。

　導光板１８は、屈折率が空気よりも十分に高く且つほぼ透明な合成樹脂材料からなる。導光板１８は、図２に示すように、液晶パネル１１及びケーシング１４と同様に平面に視て横長の方形状（多角形状）で且つ光学部材１５よりも厚みが大きな平板状をなすとともに、ケーシング１４内において液晶パネル１１及び光学部材１５の直下位置に配されており、表側を向いた板面（光学部材１５との対向面）が内部の光を光学部材１５及び液晶パネル１１に向けて出射させる光出射面（出光面）１８ａとなっている。導光板１８は、その外周端面のうちの一方の長辺側の端面がＬＥＤ基板１７の各ＬＥＤ１６と対向状をなしており、ここがＬＥＤ１６から発せられた光が入射される光入射面（入光面）１８ｂとなっている。そして、導光板１８は、ＬＥＤ１６からＹ軸方向に向けて発せられた光を光入射面１８ｂから導入し、その光を内部で伝播させつつ光学部材１５側（表側）へ向くよう立ち上げて光出射面１８ａから面状の光として出射させる機能を有する。導光板１８における裏側、つまり光出射面１８ａとは反対側の反対板面１８ｃには、その反対板面１８ｃから裏側外部に出射した光を反射して表側へ立ち上げる反射シート１９がそのほぼ全域を覆う形で設けられている。また、導光板１８における反対板面１８ｃには、導光板１８内の光を光出射面１８ａに向けて反射させることで光出射面１８ａからの出射を促す光反射パターン（本実施形態では図示を省略する）が形成されている。

　パネル固定部材２０は、図１及び図４に示すように、液晶パネル１１の外周端部と、ケーシング１４の枠状部１４ｂと、の間に介在する形で配されている。パネル固定部材２０は、スペーサ材２１と、スペーサ材２１に対して裏側、つまり枠状部１４ｂ側に重ねられる枠状部側固着部２２と、スペーサ材２１に対して表側、つまり出光側（液晶パネル１１側）に重ねられる出光側固着部２３と、から構成される。このように、パネル固定部材２０は、スペーサ材２１の表裏両面にそれぞれ枠状部側固着部２２及び出光側固着部２３を有する構成であり、枠状部側固着部２２がケーシング１４の枠状部１４ｂに、出光側固着部２３が液晶パネル１１の外周端部に、それぞれ固着されることで、液晶パネル１１の外周端部と、ケーシング１４の枠状部１４ｂと、を固定するものとされる。なお、図１から図３では、出光側固着部２３を網掛け状にして図示している。

　スペーサ材２１は、図２及び図３に示すように、全体としてはケーシング１４の枠状部１４ｂに並行する枠状をなしており、枠状部１４ｂと共に面状発光部１２ＰＥの出光面１２ＬＳを外周側から取り囲んでいる。枠状のスペーサ材２１は、四隅にそれぞれ角部２１Ｃを有しており、各角部２１Ｃが液晶パネル１１の外周端部における四隅の各角部１１Ｃに対して平面に視て重畳する配置となっている。また、スペーサ材２１のうち、４つの角部２１Ｃを除いた４つの辺部（一対ずつの長辺部及び短辺部）は、液晶パネル１１の外周端部における各辺部に対して平面に視て重畳する配置とされる。スペーサ材２１は、緩衝材料（例えばスポンジなどの多孔質材料や発泡ウレタンなどの発泡性材料など）からなる緩衝材であり、図４に示すように、各固着部２２，２３よりも厚く、例えば数倍から数十倍程度の厚みとなるよう形成されている。このスペーサ材２１によって液晶パネル１１やケーシング１４に作用する衝撃を弾性的に吸収することができるので、ガラス製の基板１１ａ，１１ｂを有する液晶パネル１１に損傷などが生じ難いものとされる。スペーサ材２１は、図２及び図３に示すように、面状発光部１２ＰＥの各辺毎に分割された４つの分割スペーサ材２４からなる。４つの分割スペーサ材２４は、スペーサ材２１を構成する４つの角部２１Ｃと４つの辺部とのうち、１つの角部２１Ｃと１つの辺部とをそれぞれ有している。具体的には、各分割スペーサ材２４は、それぞれの長さ方向（Ｘ軸方向またはＹ軸方向）についての一方の端部が角部２１Ｃを構成するとともに、長さ方向についての他方の端部が、隣り合う分割スペーサ材２４における一方の端部（角部２１Ｃ）に対して隣接する配置とされる。

　枠状部側固着部２２は、図４から図６に示すように、合成樹脂製でフィルム状の基材２２ａと、基材２２ａの表裏両面にそれぞれ塗布される一対の固着層（粘着層）２２ｂと、を有している。つまり、枠状部側固着部２２は、いわゆる両面テープとされる。なお、図４から図６では、固着層２２ｂを太線にて図示している。枠状部側固着部２２は、スペーサ材２１の全長にわたって並行する形で延在し、全体として平面に視て横長の枠状をなしている。枠状部側固着部２２は、スペーサ材２１の裏側の面においてほぼ全周にわたって敷設されている。言い換えると、枠状部側固着部２２は、ケーシング１４の枠状部１４ｂの表側の面においてほぼ全周にわたって敷設されている。このような構成の枠状部側固着部２２により、ケーシング１４の枠状部１４ｂとスペーサ材２１とは、互いに全周にわたって強固に固定される。また、枠状部側固着部２２は、全体の厚みが例えば０．１ｍｍ程度とされる。

　出光側固着部２３は、図４及び図６に示すように、枠状部側固着部２２と同様に、合成樹脂製でフィルム状の基材２３ａと、基材２３ａの表裏両面にそれぞれ塗布される一対の固着層（粘着層）２３ｂと、を有しており、いわゆる両面テープとされ、全体の厚みが例えば０．１ｍｍ程度とされる。なお、図４及び図６では、固着層２３ｂを太線にて図示している。そして、出光側固着部２３は、図３に示すように、枠状のスペーサ材２１において部分的に配置されており、スペーサ材２１のうち少なくとも角部２１Ｃを除いた部分に選択的に配されている。詳しくは、出光側固着部２３は、方形の枠状をなすスペーサ材２１のうち、各辺部における長さ方向の中央側部分に選択的に形成され、各角部２１Ｃと各辺部における長さ方向の両端側部分とには形成されないものとされる。つまり、スペーサ材２１のうち、各辺部における長さ方向の中央側部分は、出光側固着部２３の形成領域とされるのに対し、各角部２１Ｃと各辺部における長さ方向の両端側部分とは、出光側固着部２３の非形成領域とされる。このような構成の出光側固着部２３は、図２，図４及び図６に示すように、液晶パネル１１の外周端部のうち、各辺部における長さ方向の中央側部分に対して重畳して固着されるものの、各角部１１Ｃと各辺部における長さ方向の両端側部分とは非重畳となって固着されることがないものとされる。つまり、液晶パネル１１の外周端部のうち、各辺部における長さ方向の中央側部分は、出光側固着部２３が固着される固着領域とされるのに対し、各角部１１Ｃと各辺部における長さ方向の両端側部分とは、出光側固着部２３が固着されない非固着領域とされる。液晶パネル１１の外周端部における非固着領域とケーシング１４の枠状部１４ｂとの間には、スペーサ材２１における非形成領域と枠状部側固着部２２とが介在する形で配されている。

　ここで、例えばバックライト装置１２を捻るような外力が作用した場合には、平面形状が方形とされる面状発光部１２ＰＥの出光面１２ＬＳを取り囲む形で配されるケーシング１４の枠状部１４ｂの角部付近に応力集中が発生し易くなる。これに対し、上記したように出光側固着部２３は、図３，図４及び図６に示すように、スペーサ材２１のうち少なくとも角部２１Ｃを除いた部分に配されているので、枠状部１４ｂの角部付近に作用する応力が、出光側固着部２３の出光側に重ねられる液晶パネル１１に作用し難いものとなっている。これにより、液晶パネル１１に不用意な変形が生じ難くなるので、液晶パネル１１において表示不良が生じ難くなる。そして、既述した通りスペーサ材２１は、面状発光部１２ＰＥの出光面１２ＬＳを取り囲むよう角部２１Ｃを有する形で枠状に配されていて、出光側固着部２３が非形成とされる非形成領域においても、出光側固着部２３の出光側に重ねられる液晶パネル１１と枠状部１４ｂとの間に介在する形で存在しているので、液晶パネル１１と枠状部１４ｂとの間に生じ得る隙間が、スペーサ材２１及び枠状部側固着部２２の厚み分だけ狭められ、ごく僅かなもの（出光側固着部２３の厚み分程度）となる。これにより、液晶パネル１１と枠状部１４ｂとの間から塵埃などの異物がバックライト装置１２内に侵入し難いものとなる。バックライト装置１２内に異物が侵入し難くなれば、内部の光学部品（光学部材１５、ＬＥＤ１６、導光板１８など）への異物の付着が抑制されるので、それら光学部品の光学性能が適切に発揮され易くなり、もって面状発光部１２ＰＥの出光面１２ＬＳからの出射光に輝度ムラなどが生じ難いものとなる。

　しかも、スペーサ材２１は、図２に示すように、面状発光部１２ＰＥの各辺毎に分割された複数の分割スペーサ材２４からなり、出光側固着部２３は、複数の分割スペーサ材２４のうち、両端側部分を除いた中央側部分に選択的に配されている。仮にスペーサ材を非分割構造とし、母材から枠状のスペーサ材を打ち抜いて製造するようにした場合に比べると、スペーサ材２１の製造に係る歩留まりに優れ、スペーサ材２１の製造コストを低下させることができる。しかも、出光側固着部２３の出光側に液晶パネル１１を重ねたとき、その液晶パネル１１の外周端部のうち各辺部の中央側部分に対して各出光側固着部２３が固着されるので、液晶パネル１１をより安定的に保持することができる。

　以上説明したように本実施形態のバックライト装置（照明装置）１２は、平面形状が多角形で光を出射する出光面１２ＬＳを有する面状発光部１２ＰＥと、面状発光部１２ＰＥの出光面１２ＬＳを取り囲む枠状部１４ｂと、面状発光部１２ＰＥの出光面１２ＬＳを取り囲むよう角部２１Ｃを有する形で枠状に配され、枠状部１４ｂに対して出光側に重ねられるスペーサ材２１と、スペーサ材２１に対して枠状部１４ｂ側に重ねられて枠状部１４ｂに固着される枠状部側固着部２２と、スペーサ材２１に対して出光側に重ねられる出光側固着部２３であって、スペーサ材２１のうち少なくとも角部２１Ｃを除いた部分に配される出光側固着部２３と、を備える。

　このような構成によれば、出光側固着部２３は、その出光側に液晶パネル（部材）１１が重ねられると、その液晶パネル１１に対して固着される。出光側固着部２３に固着された液晶パネル１１は、枠状部１４ｂに対してスペーサ材２１を介して固定されることになる。ここで、例えば当該バックライト装置１２を捻るような外力が作用した場合には、平面形状が多角形とされる面状発光部１２ＰＥの出光面１２ＬＳを取り囲む形で配される枠状部１４ｂの角部付近に応力集中が発生し易くなる。これに対し、出光側固着部２３は、スペーサ材２１のうち少なくとも角部２１Ｃを除いた部分に配されているので、枠状部１４ｂの角部付近に作用する応力が、出光側固着部２３の出光側に重ねられる部材である液晶パネル１１に作用し難いものとなっている。

　そして、スペーサ材２１は、面状発光部１２ＰＥの出光面１２ＬＳを取り囲むよう角部２１Ｃを有する形で枠状に配されていて、出光側固着部２３が非形成とされる領域においても、出光側固着部２３の出光側に重ねられる部材である液晶パネル１１と枠状部１４ｂとの間に介在する形で存在しているので、上記液晶パネル１１と枠状部１４ｂとの間に生じ得る隙間が閉塞される、または狭められる。これにより、上記液晶パネル１１と枠状部１４ｂとの間から異物が当該バックライト装置１２内に侵入し難いものとなる。

　また、スペーサ材２１は、面状発光部１２ＰＥの各辺毎に分割された複数の分割スペーサ材２４からなり、出光側固着部２３は、複数の分割スペーサ材２４のうち、少なくともいずれか一方の端側部分を除いた部分に配される。このようにすれば、仮にスペーサ材２１を非分割構造とし、母材から枠状のスペーサ材２１を打ち抜いて製造した場合に比べると、スペーサ材２１の製造に係る歩留まりに優れ、スペーサ材２１の製造コストを低下させることができる。

　また、出光側固着部２３は、スペーサ材２１のうち面状発光部１２ＰＥの外形に倣う複数の辺部における長さ方向について両端側部分を除いた中央側部分に選択的に配される。このようにすれば、出光側固着部２３の出光側に液晶パネル１１を重ねたとき、その液晶パネル１１を出光側固着部２３によってより安定的に保持することができる。

　また、本実施形態に係る液晶表示装置（表示装置）１０は、上記記載のバックライト装置１２と、バックライト装置１２からの光を利用して表示を行う液晶パネル（表示パネル）１１であって、出光側固着部２３に固着される液晶パネル１１と、を備える。このような液晶表示装置１０によれば、液晶パネル１１が出光側固着部２３に固着されることで、液晶パネル１１の保持が図られる。バックライト装置１２を捻るような外力が作用した場合でも、出光側固着部２３に固着される液晶パネル１１には、応力が作用し難いものとなっているので、液晶パネル１１に表示される画像にムラが生じ難くなっており、もって高い表示品位が得られる。

　＜実施形態２＞
　本発明の実施形態２を図７または図８によって説明する。この実施形態２では、パネル固定部材１２０の構成を変更したものを示す。なお、上記した実施形態１と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本実施形態に係るパネル固定部材１２０は、図７及び図８に示すように、出光側固着部１２３が、スペーサ材１２１のうち、面状発光部１１２ＰＥの外形に倣う４つの辺部における長さ方向についていずれか一方の端側部分を除いた部分に配される構成となっている。詳しくは、出光側固着部１２３は、スペーサ材１２１を構成する４つの分割スペーサ材１２４のうち、角部１２１Ｃを有する側の約半分の領域には形成されず、角部１２１Ｃを有さない側の約半分の領域に形成されている。つまり、各分割スペーサ材１２４は、枠状のスペーサ材１２１における角位置に配されて角部１２１Ｃを構成する一方の端部を含む約半分の領域が出光側固着部１２３の非形成領域とされるのに対し、枠状のスペーサ材１２１における角部１２１Ｃに対して隣接する他方の端部を含む約半分の領域が出光側固着部１２３の形成領域とされる。このように、出光側固着部１２３は、スペーサ材１２１のうち、面状発光部１１２ＰＥの外形に倣う４つの辺部における長さ方向についての両端側部分のうち、角部１２１Ｃを介して隣り合う端側部分のいずれか一方に選択的に配されている、と言える。

　このような構成のパネル固定部材１２０における出光側固着部１２３は、液晶パネル１１１の外周端部のうち、各角部１１１Ｃと各辺部における長さ方向の約半分の領域とに対して非重畳となって固着されないものの、各辺部における長さ方向の残りの約半分の領域に対して重畳して固着される。つまり、液晶パネル１１１の外周端部のうち、角部１１１Ｃと各辺部における長さ方向の約半分の領域とは、出光側固着部１２３が固着されない非固着領域とされるのに対し、各辺部における長さ方向の残りの約半分の領域は、出光側固着部１２３が固着される固着領域とされる。このような構成によれば、バックライト装置１１２を捻るような外力が作用した場合にケーシング１１４の枠状部１１４ｂの角部付近に応力が作用しても、その応力が出光側固着部１２３の出光側に重ねられる液晶パネル１１１に作用し難いものとなっている。しかも、枠状に配されるスペーサ材１２１において出光側固着部１２３が適切に分散して配されているので、出光側固着部１２３の出光側に重ねられる液晶パネル１１１を好適に保持しつつ、液晶パネル１１１への応力の作用を好適に抑制することができる。

　以上説明したように本実施形態によれば、出光側固着部１２３は、スペーサ材１２１のうち面状発光部１１２ＰＥの外形に倣う複数の辺部における長さ方向についていずれか一方の端側部分を除いた部分に配される。このようにすれば、スペーサ材１２１のうち面状発光部１１２ＰＥの外形に倣う各辺における長さ方向についていずれか一方の端側部分は、出光側固着部１２３が配されない部分とされるので、それにより出光側固着部１２３の出光側に重ねられる部材である液晶パネル１１１への応力の作用を好適に抑制することができる。

　また、出光側固着部１２３は、複数の辺部における長さ方向についての両端側部分のうち、角部１２１Ｃを介して隣り合う端側部分のいずれか一方に選択的に配される。このようにすれば、枠状に配されるスペーサ材１２１において出光側固着部１２３が適切に分散して配されるので、出光側固着部１２３の出光側に重ねられる部材である液晶パネル１１１を好適に保持しつつ、同液晶パネル１１１への応力の作用を好適に抑制することができる。

　＜実施形態３＞
　本発明の実施形態３を図９または図１０によって説明する。この実施形態３では、上記した実施形態１からパネル固定部材２２０の構成を変更したものを示す。なお、上記した実施形態１と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本実施形態に係るパネル固定部材２２０は、図９及び図１０に示すように、スペーサ材２２１のうち、出光側固着部２２３が配されない部分に対して表側（出光側）に重ねられる片面固着部２５を備えている。なお、図９では、片面固着部２５を、出光側固着部２２３とは異なる網掛け状にして図示している。片面固着部２５は、合成樹脂製でフィルム状の基材２５ａと、基材２５ａの表裏両面のうち裏側（スペーサ材２２１側）の面に選択的に塗布される固着層（粘着層）２５ｂと、を有している。つまり、片面固着部２５は、いわゆる片面テープとされる。なお、図１０では、固着層２５ｂを太線にて図示している。片面固着部２５は、全体の厚みが、枠状部側固着部２２２及び出光側固着部２２３のそれぞれとほぼ同じで、例えば０．１ｍｍ程度とされる。スペーサ材２２１のうち、各角部２２１Ｃと各辺部における長さ方向の両端側部分とは、出光側固着部２２３の非形成領域で且つ片面固着部２５の形成領域とされる。片面固着部２５は、スペーサ材２２１を構成する各分割スペーサ材２２４における長さ方向の中央側部分を除いた両端側部分（角部２２１Ｃを含む）にそれぞれ設けられている。

　このように、片面固着部２５は、スペーサ材２２１側の面に選択的に固着層２５ｂを有しているので、スペーサ材２２１には固着されるものの、出光側固着部２２３の出光側に重ねられる液晶パネル２１１に対しては固着されることがない。つまり、片面固着部２５は、液晶パネル２１１の外周端部のうち、各角部２１１Ｃと各辺部における長さ方向の両端側部分と重畳する配置となるものの、固着はされることがないものとされる。これにより、バックライト装置２１２を捻るような外力が作用した場合にケーシング２１４の枠状部２１４ｂの角部付近に応力が作用しても、その応力が液晶パネル２１１に対して作用し難い状態に保たれる。そして、スペーサ材２２１のうち出光側固着部２２３が配されない部分と、出光側固着部２２３の出光側に重ねられる液晶パネル２１１と、の間に片面固着部２５が介在して配されることになるので、これらの間に生じ得る隙間がほぼ閉塞されることになる。これにより、バックライト装置２１２内への異物の侵入がより生じ難くなる。

　以上説明したように本実施形態によれば、スペーサ材２２１のうち出光側固着部２２３が配されない部分に対して出光側に重ねられてスペーサ材２２１側の面に選択的に固着層２５ｂを有する片面固着部２５を備える。このようにすれば、片面固着部２５は、スペーサ材２２１側の面に選択的に固着層２５ｂを有しているので、スペーサ材２２１には固着されるものの、出光側固着部２２３の出光側に重ねられる部材である液晶パネル２１１に対しては固着されることがない。これにより、上記液晶パネル２１１に対して応力が作用し難い状態に保つことができる。そして、スペーサ材２２１のうち出光側固着部２２３が配されない部分と、出光側固着部２２３の出光側に重ねられる部材である液晶パネル２１１と、の間に片面固着部２５が介在して配されることになるので、これらの間に生じ得る隙間が閉塞される、または狭められる。これにより、当該バックライト装置２１２内への異物の侵入がより生じ難くなる。

　＜実施形態４＞
　本発明の実施形態４を図１１または図１２によって説明する。この実施形態４では、上記した実施形態２からパネル固定部材３２０の構成を変更したものを示す。なお、上記した実施形態２と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本実施形態に係るパネル固定部材３２０は、図１１及び図１２に示すように、上記した実施形態３に記載されたものと同様の構成の片面固着部３２５を備えている。なお、図１１では、片面固着部３２５を、出光側固着部３２３とは異なる網掛け状にして図示している。片面固着部３２５は、スペーサ材３２１を構成する各分割スペーサ材３２４のうち、出光側固着部３２３の非形成領域、つまり角部３２１Ｃを含む約半分の領域に対して表側に重ねられる形で設けられている。このような構成の片面固着部３２５によって上記した実施形態３と同様の作用及び効果を得ることができる。

　＜実施形態５＞
　本発明の実施形態５を図１３によって説明する。この実施形態５では、上記した実施形態１からパネル固定部材４２０の構成を変更したものを示す。なお、上記した実施形態１と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本実施形態に係るパネル固定部材４２０は、図１３に示すように、スペーサ材４２１を構成する４つの分割スペーサ材４２４のうち、一対の長辺側の分割スペーサ材４２４と、一対の短辺側の分割スペーサ材４２４と、で出光側固着部４２３の形成範囲が異なるものとされる。具体的には、出光側固着部４２３は、一対の長辺側の分割スペーサ材４２４においては、長さ方向の中央側部分に選択的に形成され、長さ方向の両端側部分（角部４２１Ｃを含む）には形成されないものとされる。一方、出光側固着部４２３は、一対の短辺側の分割スペーサ材４２４においては、角部４２１Ｃを有する側の約半分の領域には形成されず、角部４２１Ｃを有さない側の約半分の領域に形成されている。つまり、このスペーサ材４２１は、一対の長辺側の分割スペーサ材４２４が上記した実施形態１に記載されたものと同様の構成であるのに対し、一対の短辺側の分割スペーサ材４２４が上記した実施形態２に記載されたものと同様の構成となっている。

　＜実施形態６＞
　本発明の実施形態６を図１４によって説明する。この実施形態６では、上記した実施形態１からパネル固定部材５２０の構成を変更したものを示す。なお、上記した実施形態１と同様の構造、作用及び効果について重複する説明は省略する。

　本実施形態に係るパネル固定部材５２０は、図１４に示すように、スペーサ材５２１が非分割の構造とされる。このような構成によれば、ケーシング５１４の枠状部５１４ｂに対するパネル固定部材５２０の組み付け作業が容易なものとなる。なお、本実施形態は、バックライト装置５１２が小型化されるほど、スペーサ材５２１の歩留まりが損なわれ難くなることから、小型のバックライト装置５１２に好適とされる。

　＜他の実施形態＞
　本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
　（１）上記した実施形態１では、出光側固着部が分割スペーサ材における長さ方向の中央に配された場合を示したが、出光側固着部が分割スペーサ材における長さ方向の端寄りの位置に片寄った配置とされていても構わない。

　（２）上記した実施形態２では、出光側固着部が分割スペーサ材における長さ方向の約半分の領域に配された場合を示したが、出光側固着部が分割スペーサ材における長さ方向の半分以上の領域または半分以下の領域に配されていても構わない。

　（３）上記した実施形態３，４では、片面固着部がスペーサ材における出光側固着部の非形成部分の全域に設けられる場合を示したが、片面固着部がスペーサ材における出光側固着部の非形成部分の一部に設けられる構成であっても構わない。その場合であっても、片面固着部は、スペーサ材における角部に配置されるのが隙間の閉塞を図る上で好ましい。

　（４）上記した実施形態５以外にも、例えば、実施形態１に記載した一対の短辺側の分割スペーサ材と、実施形態２に記載した一対の長辺側の分割スペーサ材と、を組み合わせて用いることも可能である。それ以外にも、実施形態１に記載した分割スペーサ材と、実施形態２に記載した分割スペーサ材と、の具体的な組み合わせは適宜に変更可能である。

　（５）上記した実施形態５に記載した構成に、実施形態３，４に記載した片面固着部を組み合わせて用いることも可能である。

　（６）上記した実施形態６に記載した構成に、実施形態２～５に記載した構成を適宜に組み合わせることも可能である。

　（７）上記した各実施形態以外にも、スペーサ材における出光側固着部の具体的な形成範囲は適宜に変更可能である。

　（８）上記した各実施形態では、枠状部側固着部がスペーサ材の全周にわたって設けられる場合を示したが、枠状部側固着部がスペーサ材において周方向について部分的に設けられていても構わない。

　（９）上記した各実施形態では、スペーサ材の緩衝材料として多孔質材料や発泡性材料を例示したが、それ以外にもゴム材料やゲル化材などをスペーサ材の緩衝材料として用いることが可能である。

　（１０）上記した各実施形態では、スペーサ材の材料として緩衝材料を用いた場合を示したが、それ以外の材料を用いることも可能である。

　（１１）上記した各実施形態では、液晶パネル及び面状発光部の平面形状が横長の方形とされる場合を示したが、それ以外にも液晶パネル及び面状発光部の平面形状が縦長の方形や正方形であっても構わない。さらには、液晶パネル及び面状発光部の平面形状が三角形や五角形以上の多角形や台形などであっても構わない。

　（１２）上記した各実施形態では、底部と枠状部とが一体に連なってなるケーシングを用いた場合を示したが、ケーシングにおける底部と枠状部とが互いに分割された別部品とされる構成であっても構わない。

　（１３）上記した各実施形態以外にも、光学部材の具体的な使用枚数は適宜に変更可能である。

　（１４）上記した各実施形態では、面状発光部が光学部材と導光板とから構成される場合を示したが、光学部材を省略し、導光板によって面状発光部を構成することも可能である。

　（１５）上記した各実施形態では、面状発光部が光学部材と導光板とから構成される場合を示したが、例えば面状の発光面を有する有機ＥＬパネルを面状発光部として用いることも可能であり、その場合はＬＥＤ及びＬＥＤ基板が省略される。それ以外にも、上記のような面状の発光面を有する有機ＥＬパネルと、有機ＥＬパネルに対して出光側に重ねられる光学部材と、によって面状発光部を構成することも可能である。

　（１６）上記した各実施形態では、液晶パネルのカラーフィルタが赤色、緑色及び青色の３色構成とされたものを例示したが、赤色、緑色及び青色の各着色部に、黄色の着色部を加えて４色構成としたカラーフィルタを備えたものにも本発明は適用可能である。

　（１７）上記した各実施形態では、一対の基板間に液晶層が挟持された構成とされる液晶パネルについて例示したが、一対の基板間に液晶材料以外の機能性有機分子を挟持した表示パネルについても本発明は適用可能である。

　（１８）上記した各実施形態では、液晶パネルのスイッチング素子としてＴＦＴを用いたが、ＴＦＴ以外のスイッチング素子（例えば薄膜ダイオード（ＴＦＤ））を用いた液晶パネルにも適用可能であり、カラー表示する液晶パネル以外にも、白黒表示する液晶パネルにも適用可能である。

　（１９）上記した各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを例示したが、他の種類の表示パネル（ＭＥＭＳ（Micro Electro Mechanical Systems）表示パネルなど）を備えるものにも本発明は適用可能である。

　１０...液晶表示装置（表示装置）、１１，１１１，２１１...液晶パネル（部材、表示パネル）、１２，１１２，２１２，５１２...バックライト装置（照明装置）、１２ＬＳ...出光面、１２ＰＥ，１１２ＰＥ...面状発光部、１４ｂ，１１４ｂ，２１４ｂ，５１４ｂ...枠状部、１５...光学部材（面状発光部）、１８...導光板（面状発光部）、２１，１２１，２２１，３２１，４２１，５２１...スペーサ材、２１Ｃ，１２１Ｃ，２２１Ｃ，３２１Ｃ，４２１Ｃ...角部、２２，１２２，２２２...枠状部側固着部、２３，１２３，２２３，３２３，４２３...出光部側固着部、２４，１２４，２２４，３２４，４２４...分割スペーサ材、２５，３２５...片面固着部、２５ｂ...固着層

Claims

　平面形状が多角形で光を出射する出光面を有する面状発光部と、
　前記面状発光部の前記出光面を取り囲む枠状部と、
　前記面状発光部の前記出光面を取り囲むよう角部を有する形で枠状に配され、前記枠状部に対して出光側に重ねられるスペーサ材と、
　前記スペーサ材に対して前記枠状部側に重ねられて前記枠状部に固着される枠状部側固着部と、
　前記スペーサ材に対して出光側に重ねられる出光側固着部であって、前記スペーサ材のうち少なくとも前記角部を除いた部分に配される出光側固着部と、を備える照明装置。
　前記スペーサ材は、前記面状発光部の各辺毎に分割された複数の分割スペーサ材からなり、前記出光側固着部は、複数の前記分割スペーサ材のうち、少なくともいずれか一方の端側部分を除いた部分に配される請求項１記載の照明装置。
　前記スペーサ材のうち前記出光側固着部が配されない部分に対して出光側に重ねられて前記スペーサ材側の面に選択的に固着層を有する片面固着部を備える請求項１または請求項２記載の照明装置。
　前記出光側固着部は、前記スペーサ材のうち前記面状発光部の外形に倣う複数の辺部における長さ方向について両端側部分を除いた中央側部分に選択的に配される請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記出光側固着部は、前記スペーサ材のうち前記面状発光部の外形に倣う複数の辺部における長さ方向についていずれか一方の端側部分を除いた部分に配される請求項１から請求項３のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記出光側固着部は、複数の前記辺部における前記長さ方向についての両端側部分のうち、前記角部を介して隣り合う前記端側部分のいずれか一方に選択的に配される請求項５記載の照明装置。
　請求項１から請求項６のいずれか１項に記載の照明装置と、前記照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルであって、前記出光側固着部に固着される表示パネルと、を備える表示装置。