WO2016098292A1 - 無線基地局、無線通信システム、及び基地局割当方法 - Google Patents

無線基地局、無線通信システム、及び基地局割当方法 Download PDF

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Abstract

 無線基地局は、無線通信端末の位置情報、無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報、他の無線基地局の通信可能範囲の情報、及び他の無線基地局が採用可能な無線通信方式の情報に基づいて、複数の他の無線基地局のうち、無線通信端末との間でユーザデータを通信する無線基地局の候補としての接続基地局を導出する。

Description

無線基地局、無線通信システム、及び基地局割当方法
 本開示は、無線基地局、無線通信システム、及び基地局割当方法に関する。
 近年、端末と無線基地局とがネットワークに接続された無線通信システムにおいて、ヘテロジニアスネットワークの検討がなされている(例えば、非特許文献1~3参照)。非特許文献1~3には、ヘテロジニアスネットワークでは、制御信号(C-plane)を扱う基地局と、データ信号(U-plane)を扱う基地局と、を分離(C/U分離)することが述べられている。
中尾正悟、山本哲矢、岡坂昌蔵、鈴木秀俊、「5Gに向けたヘテロジニアスネットワークに関する取組―C-plane/U-plane分離型ヘテロジニアスネットワーク―」、信学技報、電子情報通信学会、2014年10月、P83-88 三瓶政一、「第5世代セルラシステムにおける無線アクセスネットワークの方向性に関する一検討」、信学技報、電子情報通信学会、2014年10月、P153-P158 「ドコモ5Gホワイトペーパー 2020年以降の5G無線アクセスにおける要求条件と技術コンセプト」、株式会社NTTドコモ、2014年9月、P1-14
 非特許文献1~3に記載された技術では、端末に接続される無線基地局装置を探索する際の端末の消費電力を削減することが困難であった。
 本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、無線通信端末に接続される無線基地局を探索する際の無線通信端末の消費電力を削減できる無線基地局、無線通信システム、及び基地局割当方法を提供する。
 本開示の無線基地局は、無線通信端末との間で制御データを通信し、複数の他の無線基地局の位置情報を保有する無線基地局であって、前記無線通信端末の位置情報及び前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報を受信する受信部と、前記無線通信端末の位置情報、前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報、前記他の無線基地局の通信可能範囲の情報、及び前記他の無線基地局が採用可能な無線通信方式の情報に基づいて、前記複数の他の無線基地局から、前記無線通信端末との間でユーザデータを通信する接続基地局を導出する導出部と、前記接続基地局の情報を、前記無線通信端末へ送信する送信部と、を備える。
 本開示の無線通信システムは、無線通信端末と、前記無線通信端末との間で制御データを通信可能な第1の無線基地局と、前記無線通信端末との間でユーザデータを通信可能な複数の第2の無線基地局と、を備える無線通信システムであって、前記無線通信端末は、前記第1の無線基地局を検出する第1の検出部と、前記無線通信端末の位置情報を検出する第2の検出部と、前記無線通信端末の位置情報及び前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報を送信し、前記無線通信端末との間でユーザデータを通信する接続基地局の情報を受信し、前記接続基地局との間で前記ユーザデータを通信する通信部と、を備え、前記第1の無線基地局は、前記無線通信端末の位置情報及び前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報を受信する受信部と、前記無線通信端末の位置情報、前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報、前記第2の無線基地局の通信可能範囲の情報、及び前記第2の無線基地局が採用可能な無線通信方式の情報に基づいて、前記複数の第2の無線基地局から、前記接続基地局を導出する導出部と、前記接続基地局の情報を、前記無線通信端末へ送信する送信部と、を備え、前記接続基地局は、前記無線通信端末との間で前記ユーザデータを通信する通信部を備える。
 本開示の基地局割当方法は、無線通信端末との間で制御データを通信し、複数の他の無線基地局の位置情報を保有する無線基地局における基地局割当方法であって、前記無線通信端末の位置情報及び前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報を受信し、前記無線通信端末の位置情報、前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報、前記他の無線基地局の通信可能範囲の情報、及び前記他の無線基地局が採用可能な無線通信方式の情報に基づいて、前記複数の他の無線基地局のうち、前記無線通信端末との間でユーザデータを通信する接続基地局を導出し、前記接続基地局の情報を、前記無線通信端末へ送信する。
 本開示によれば、無線通信端末に接続される無線基地局装置を探索する際の無線通信端末の消費電力を削減できる。
図1は、第1の実施形態における無線通信システムの構成例を示す模式図である。 図2は、第1の実施形態における端末の構成例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態におけるマクロセル基地局の構成例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態におけるスモールセル基地局の構成例を示すブロック図である。 図5は、第1の実施形態における接続基地局の導出例を示す模式図である。 図6は、第1の実施形態における無線通信システムによる動作例を示すシーケンス図である。 図7は、第2の実施形態における端末の構成例を示すブロック図である。 図8は、第2の実施形態におけるマクロセル基地局の構成例を示すブロック図である。 図9は、第2の実施形態におけるスモールセル基地局の構成例を示すブロック図である。 図10は、第2の実施形態における無線通信システムのマクロセル基地局による動作例を示すシーケンス図である。 図11は、第2の実施形態における無線通信システムのスモールセル基地局による動作例を示すシーケンス図である。 図12は、第2の実施形態におけるスモールセル基地局と端末との位置関係の一例を示す模式図である。
 以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
 (本発明の一形態を得るに至った経緯)
 従来のC/U分離型のヘテロジニアスネットワークでは、例えば、端末がU-planeを扱う無線基地局装置を探索する場合、端末は、複数種類の無線通信方式を用いて無線基地局装置を探索する必要がある。そのため、端末の消費電力を削減することが困難であった。
 以下、無線通信端末に接続される無線基地局を探索する際の無線通信端末の消費電力を削減できる無線基地局、無線通信システム、及び基地局割当方法について説明する。
 (第1の実施形態)
 図1は、第1の実施形態における無線通信システム10の構成例を示すブロック図である。無線通信システム10は、1台以上の端末100及び1台以上の基地局200を備える。端末100及び基地局200は、無線回線を介して接続される。端末100は無線通信端末の一例であり、基地局200は無線基地局の一例である。
 無線通信システム10は、端末100が接続すべき基地局200が様々な無線規格を有するヘテロジニアスネットワークであり、端末100は、基地局200との間で通信する。ヘテロジニアスネットワークでは、異なる無線通信方式(例えば無線アクセス技術(RAT:Radio Access Technology)や異なるセル半径の基地局200が混在する。ヘテロジニアスネットワークでは、例えば、複数種類の無線規格が混在することを含め、セル半径の異なる基地局200が面的に重畳している。RATは、例えば、無線通信規格、無線周波数、の情報を含む。
 このヘテロジニアスネットワークは、C/U分離型のネットワークである。つまり、無線通信システム10では、制御データに係る通信とユーザデータに係る通信とが異なる基地局200により実施される。
 基地局200は、端末100との間では制御データ(例えばC(Control)-planeに係るデータ)を主に扱うマクロセル基地局200Aと、端末100との間ではユーザデータ(例えばU(User)-planeに係るデータ)を主に扱うスモールセル基地局200Bと、を含む。ユーザデータは、例えば、画像データ(例えば動画、静止画)、音声データ、を含み、データ量の多いデータを含み得る。マクロセル基地局200Aは、第1の無線基地局の一例であり、スモールセル基地局200Bは、第2の無線基地局の一例である。
 C-planeは、無線通信における呼接続や無線資源割り当ての制御データを通信するための通信プロトコルである。U-planeは、端末100と基地局200との間で、割り当てられた無線資源を使用して実際に通信(例えば、映像通信、音声通信、データ通信)するための通信プロトコルである。
 マクロセル基地局200Aのセル半径は、例えば1km~数kmであり、比較的大きい。マクロセル基地局200Aが採用可能なRATは、例えば1種類(例えばLTE)である。セル半径は、基地局200の最大伝送距離に相当する。
 スモールセル基地局200Bのセル半径は、例えば10m~100mであり、比較的小さい。スモールセル基地局200Bが採用可能なRATは、多様であり、複数種類存在する。尚、例えば、山間部、砂漠地帯、森林地帯においてセル半径が100m以上であってもよいし、マクロセル基地局200Aのセル半径よりも大きいことも考えられる。つまり、ここでは、マクロセル基地局200A,スモールセル基地局200Bの区別は、セル半径の大きさを意識していない。
 図1では、「MBS」がマクロセル基地局200Aを示し、「SBS」がスモールセル基地局200Bを示し、「T」が端末100を示す。マクロセル基地局200Aを囲む線が、そのマクロセル基地局200Aによる通信可能範囲のイメージを示している。スモールセル基地局200Bを囲む線が、そのスモールセル基地局200Bによる通信可能範囲のイメージを示している。基地局200の通信可能範囲は、例えば基地局200の位置とセル半径に応じて定まる。
 端末100及び基地局200は、各装置が採用可能なRAT(例えば、無線通信規格、無線周波数)から通信に用いるRATを設定し、設定されたRATに従って、無線通信する。各端末100及び各基地局200は、1つ以上のRATを採用可能である。
 無線通信規格は、例えば、LTE(Long Term Evolution)、無線LAN(Local Area Network)、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunication)、3G(第3世代移動通信システム)、4G(第4世代移動通信システム)、5G(第5世代移動通信システム)、を含む。
 図2は、端末100の構成例を示すブロック図である。端末100は、C-planeに係る構成部とU-planeに係る構成部とに分かれている。
 端末100は、C-planeに係る構成部として、GPS(Global Positioning System)信号受信アンテナ101、GPS受信部102、位置情報生成部103、送信パケット生成部104、無線送信部105、送信アンテナ106、受信アンテナ107、無線受信部108、及び受信パケット復号部109を備える。
 端末100は、U-planeに係る構成部として、無線資源割当管理部110、送信パケット生成部111、無線送信部112、送信アンテナ113、受信アンテナ114、無線受信部115、及び受信パケット復号部116を備える。
 GPS受信部102は、GPS信号受信アンテナ101を介して、GPS衛星50から端末100の位置情報(例えば、緯度、経度、高度の情報)を受信する。GPS受信部102は、第2の検出部の一例である。
 位置情報生成部103は、GPS衛星50からの位置情報などを基に、端末100の位置情報を生成する。
 送信パケット生成部104は、マクロセル基地局200Aへ送信されるパケット(第1の送信パケット)を生成する。第1の送信パケットは、例えば、位置情報生成部103からの位置情報、つまり端末100の位置情報、端末100が採用可能な又は採用するRATの情報、上り回線21の各種制御データ、を含む。上り回線21の制御データは、例えば、端末100の内部の記憶部(不図示)、記憶装置等の外部装置(不図示)、各種ソフトウェアの処理部(不図示)から得られる。上り回線21は、端末100からマクロセル基地局200Aに向かう無線回線である。無線回線は、様々な公衆回線、携帯電話回線、広域無線回線等を広く含む。
 無線送信部105は、上り回線21及び送信アンテナ106を介して、第1の送信パケットをマクロセル基地局200Aへ送信する。
 無線受信部108は、下り回線22及び受信アンテナ107を介して、マクロセル基地局200Aからのパケット(第1の受信パケット)を受信する。下り回線22は、マクロセル基地局200Aから端末100に向かう無線回線である。
 受信パケット復号部109は、第1の受信パケットを復号して、第1の復号データを得る。第1の復号データは、例えば、下り回線22の各種制御データ、端末100が接続される対象となる候補のスモールセル基地局200B(以下、「接続基地局」とも称する)の情報を含む。下り回線22の制御データは、例えば、端末100の内部の記憶部(不図示)、記憶装置等の外部装置(不図示)、各種ソフトウェアの処理部(不図示)に渡される。接続基地局の情報は、U-planeの構成部側へ送られる。
 また、受信パケット復号部109は、マクロセル基地局200Aからの同期チャネルを検出することで、マクロセル基地局200Aを検出する。例えば、隣接するマクロセル基地局200Aは、各々のマクロセル基地局が識別可能になるように、送信される同期チャネルのパターンが異なる。
 無線資源割当管理部110は、C-planeの構成部側から得られた接続基地局の情報を取得し、ユーザデータの通信(U-plane)に割り当てられる無線資源を管理する。この無線資源は、例えば、通信に使用される無線周波数、無線周波数におけるリソースブロック(RB:Resource Block)を含む。RBは、例えば、無線周波数(例えばサブキャリア周波数)の周波数軸及び時間軸(例えばタイムスロット)で分割された、無線周波数割り当ての単位を指す。
 つまり、無線資源割当管理部110は、U-planeの各ユーザパケットが利用すべき無線資源を管理するRRC(Radio Resource Control)及びスケジューリングの機能を有する。
 無線資源割当管理部110は、上り回線23を介した通信において、接続基地局の中から接続先のスモールセル基地局200Bを指定し、未割当の無線資源を割り当てる。この無線資源は、例えば、接続基地局の情報に含まれるRATの情報に応じて割り当てられる。
 無線資源割当管理部110は、下り回線24を介した通信において、接続基地局の中から接続先のスモールセル基地局200Bを指定し、未割当の無線資源を割り当てる。この無線資源は、例えば、接続基地局の情報に含まれるRATの情報に応じて割り当てられる。
 送信パケット生成部111は、スモールセル基地局200Bへ送信されるパケット(第2の送信パケット)を生成する。第2の送信パケットは、例えば、上り回線23のユーザデータ、を含む。上り回線23のユーザデータは、例えば、端末100の内部の記憶部(不図示)、記憶装置等の外部装置(不図示)、各種ソフトウェアの処理部(不図示)から得られる。上り回線23は、端末100からスモールセル基地局200Bに向かう無線回線である。これにより、端末100は、例えば各種映像の報告やTV(テレビ)会議の実施が可能となる。
 無線送信部112は、上り回線23及び送信アンテナ113を介して、無線資源割当管理部110から指示された接続基地局へ、割り当てられた無線資源を用いて、第2の送信パケットを送信する。
 無線受信部115は、下り回線24及び受信アンテナ114を介して、無線資源割当管理部110により割り当てられた無線資源を用いて、接続基地局からのパケット(第2の受信パケット)を受信する。下り回線24は、スモールセル基地局200Bから端末100に向かう無線回線である。
 受信パケット復号部116は、第2の受信パケットを復号して、第2の復号データを得る。第2の復号データは、例えば、下り回線24の各種ユーザデータを含む。下り回線24のユーザデータは、例えば、端末100の内部の記憶部(不図示)、記憶装置や表示装置等の外部装置(不図示)、各種ソフトウェアの処理部(不図示)に渡される。これにより、端末100は、例えば各種映像の視聴やTV(テレビ)会議の実施が可能となる。
 図3は、マクロセル基地局200Aの構成例を示すブロック図である。マクロセル基地局200Aが有する基本的な基地局200としての機能は、説明を省略するが、スモールセル基地局200Bが有する基本的な基地局200としての機能と同様である。
 マクロセル基地局200Aは、受信アンテナ201、無線受信部202、受信パケット復号部203、接続基地局導出部204、送信パケット生成部205、無線送信部206、及び送信アンテナ207を備える。
 無線受信部202は、上り回線21及び受信アンテナ201を介して、端末100からのパケット(第3の受信パケット)を受信する。無線受信部202は、受信部の一例である。
 受信パケット復号部203は、第3の受信パケットを復号して、第3の復号データを得る。第3の復号データは、例えば、上り回線21の各種制御データ、端末100の位置情報、端末100のRATの情報を含む。上り回線21の制御データは、例えば、マクロセル基地局200Aの内部の記憶部(不図示)、各種ソフトウェアの実行部(不図示)、マクロセル基地局200Aの上位に位置するコアネットワーク内の制御信号処理装置(不図示)へ渡される。
 接続基地局導出部204は、スモールセル情報データベース204aを参照し、端末100と接続する候補となる接続基地局を導出(例えば算出)する。接続基地局導出部204は、導出部の一例である。
 スモールセル情報データベース204aは、例えば、無線通信システム10に含まれる各スモールセル基地局200Bが採用可能なRATの情報を保持する(図5参照)。スモールセル情報データベース204aは、例えば、スモールセル基地局200Bの識別情報(例えば識別番号)、スモールセル基地局200Bが採用するRATの識別情報(例えば識別番号)、RATの具体的な情報、を含む。また、スモールセル情報データベース204aは、例えば、スモールセル基地局200Bの位置情報(例えば経度、緯度の情報)、スモールセル基地局200Bのセル半径の情報を含む。
 尚、このセル半径の情報は、スモールセル基地局200Bが保持する規定値でもよいし、スモールセル基地局200Bの通信可能範囲の実測値に基づく基地局カバーエリア情報でもよい。通信可能範囲の実測値を用いると、スモールセル基地局200Bが置かれた実際の通信環境をより反映できる。
 RATの具体的な情報として、例えば以下のRAT1~RAT5を含む。RAT1は、例えば、無線周波数帯が700MHz~3GHzのLTEである。RAT2は、例えば、無線周波数帯が15GHzのLTE-Advancedである。RAT3は、例えば、無線周波数帯が5GHzの無線LAN通信である。RAT4は、例えば、無線周波数帯が28GHz帯の無線通信方式である。RAT5は、例えば、無線周波数帯が60GHz帯の無線通信方式(例えばミリ波通信)である。
 接続基地局導出部204は、例えば、スモールセル情報データベース204aに保持された情報、受信パケット復号部203からの端末100の位置情報及びRATの情報に基づいて、接続基地局を導出する。
 図5は、接続基地局の導出例を示す模式図である。例えば、接続基地局導出部204は、スモールセル基地局200Bの位置情報及び端末100の位置情報から、スモールセル基地局200Bと端末100との距離を算出する。
 そして、接続基地局導出部204は、算出された距離がセル半径以下であるスモールセル基地局200Bのうち、端末100が採用可能なRATと一致するRATを採用可能なスモールセル基地局200Bを、接続基地局として決定する。
 図5では、基地局番号1,3,4の3つのスモールセル基地局200Bが、接続基地局として導出されることを例示している。
 送信パケット生成部205は、端末100へ送信されるパケット(第3の送信パケット)を生成する。第3の送信パケットは、例えば、下り回線22の各種制御データ、接続基地局の情報を含む。下り回線22の制御データは、例えば、マクロセル基地局200Aの内部の記憶部(不図示)、記憶装置等の外部装置(不図示)、各種ソフトウェアの処理部(不図示)、マクロセル基地局200Aの上位に位置するコアネットワーク内の制御信号処理装置(不図示)から得られる。
 接続基地局の情報は、例えば、その接続基地局と端末100の間で使われている無線通信規格が何であるかという情報や周波数帯域に関する情報を含む。端末100は、C-Planeにより接続基地局の情報を知ることが出来るために、自ら複数種類の無線規格の近傍基地局の存在を知るための基地局検出処理(基地局発見処理)をする必要が無くなる。
 無線送信部206は、下り回線22及び送信アンテナ207を介して、端末100へ第3の送信パケットを送信する。無線送信部206は、送信部の一例である。
 図4は、スモールセル基地局200Bの構成例を示すブロック図である。スモールセル基地局200Bが有する基本的な基地局200としての機能は、説明を省略するが、マクロセル基地局200Aが有する基本的な基地局200としての機能と同様である。
 スモールセル基地局200Bは、無線資源割当管理部251、受信アンテナ252、無線受信部253、受信パケット復号部254、送信パケット生成部255、無線送信部256、及び送信アンテナ257を備える。
 無線資源割当管理部251は、端末100との間のユーザデータの通信(U-plane)に割り当てられる無線資源を管理する。つまり、無線資源割当管理部251は、U-planeの各ユーザパケットが利用すべき無線資源を管理するRRC及びスケジューリングの機能を有する。
 無線資源割当管理部251は、上り回線23を介した通信において、未割当の無線資源を割り当てる。この無線資源は、例えば、スモールセル基地局200Bが採用可能なRATの情報に応じて割り当てられる。
 無線資源割当管理部251は、下り回線24を介した通信において、未割当の無線資源を割り当てる。この無線資源は、例えば、スモールセル基地局200Bが採用可能なRATの情報に応じて割り当てられる。
 無線受信部253は、上り回線23及び受信アンテナ252を介して、無線資源割当管理部251により割り当てられた無線資源を用いて、端末100からのパケット(第4の受信パケット)を受信する。
 受信パケット復号部254は、第4の受信パケットを復号して、第4の復号データを得る。第4の復号データは、例えば、上り回線23の各種ユーザデータを含む。上り回線23のユーザデータは、例えば、スモールセル基地局200Bの内部の記憶部(不図示)、記憶装置等の外部装置(不図示)、各種ソフトウェアの処理部(不図示)、外部のサーバ(不図示)、スモールセル基地局200Bの上位に位置するコアネットワーク内のユーザデータ信号処理装置(不図示)へ渡される。
 送信パケット生成部255は、端末100へ送信されるパケット(第4の送信パケット)を生成する。第4の送信パケットは、例えば、下り回線24の各種ユーザデータを含む。下り回線24のユーザデータは、例えば、スモールセル基地局200Bの内部の記憶部(不図示)、記憶装置等の外部装置(不図示)、各種ソフトウェアの処理部(不図示)、外部のサーバ(不図示)、スモールセル基地局200Bの上位に位置するコアネットワーク内のユーザデータ信号処理装置(不図示)から得られる。
 無線送信部256は、下り回線24及び送信アンテナ257を介して、無線資源割当管理部251により割り当てられた無線資源を用いて、端末100へ第4の送信パケットを送信する。
 次に、無線通信システム10の動作例について説明する。
 図6は、無線通信システム10による動作例を示すシーケンス図である。
 まず、端末100では、受信パケット復号部109が、マクロセル基地局200Aの同期チャネル(下り回線22の制御チャネルの1つ)の基地局識別パターンを判定することで、自己が所属するマクロセル基地局200Aを検出する(S11)。例えば、端末100から遠いマクロセル基地局200Aからの同期チャネルは、その受信レベルが小さいために基地局識別パターン判定ができない。これにより、端末100は、端末100の近傍の(例えば最も近い)マクロセル基地局200Aを検出できる。尚、受信パケット復号部109は、第1の検出部の一例である。
 GPS受信部102は、例えばGPS衛星50から端末100の位置情報を検出(取得)する(S12)。送信パケット生成部104は、検出された端末100の位置情報と端末100が採用可能なRATの情報を含むパケット(第1の送信パケット)を生成する。無線送信部105は、このパケットをマクロセル基地局200Aへ送信する(S13)。
 マクロセル基地局200Aでは、無線受信部202は、端末100からのパケット(第3の受信パケット)を受信し、受信パケット復号部203によりこのパケットを復号し、端末100の位置情報と端末100が採用可能なRATの情報を得る。
 接続基地局導出部204は、マクロセル基地局200Aの配下のスモールセル基地局200Bのうち、端末100と通信可能な接続基地局を判定する(S14)。この場合、接続基地局導出部204は、例えば、スモールセル情報データベース204aを参照し、得られた端末100の位置情報と端末100が採用可能な無線通信方式の情報に基づいて、接続基地局を決定する。
 尚、マクロセル基地局200Aの配下のスモールセル基地局200Bとは、例えば、スモールセル情報データベース204aに情報が登録されているスモールセル基地局200Bを指す。
 無線送信部206は、決定された接続基地局の情報を、第3の送信パケットに含めて端末100へ送信する。
 このように、端末100は、マクロセル基地局200Aの探索を実施すればよく、端末100が採用可能な無線通信方式(RAT)を順次スキャンし、端末100の近傍に位置するスモールセル基地局200Bやその他の基地局200を検索(セルサーチ、Discovery)する必要がない。
 つまり、無線通信システム10では、マクロセル基地局200Aが、端末100の位置情報と端末100が採用可能な無線通信方式に応じて、端末100によるセルサーチの目的である接続先のスモールセル基地局200Bの候補選定作業を代行する。従って、端末100は、ヘテロジニアスネットワークに存在するRATの数(例えばスモールセル情報データベース204aに保持されたRATの数に相当)と同数分のセルサーチを行う必要がない。そのため、端末100は、接続先のスモールセル基地局200Bを探索するための処理負荷及び処理時間を低減できる。
 尚、マクロセル基地局200Aは、C-plane機能とともに、U-plane機能を担ってもよい。これにより、例えば端末100が頻繁に移動する場合、端末100に接続されるスモールセル基地局200Bが頻繁に切り替わる、つまりハンドオーバーが頻発することを抑制できる。また、ユーザデータのデータ量が所定データ量以下である場合に、端末100がマクロセル基地局200Aへ接続されるようにしてもよい。
 尚、マクロセル基地局200Aよりも更に上位の装置が、本実施形態のマクロセル基地局200Aの機能を有してもよい。
 尚、端末100は、端末100の種類(例えば端末100が搭載している無線規格)や通信内容(例えば高速伝送の必要性の有無)に関する制御データを、C-Planeによりマクロセル基地局200Aに伝達してもよい。マクロセル基地局200Aは、これらの制御データに基づいて、接続基地局を判定してもよい。
 尚、マクロセル基地局200Aは、端末100の移動速度や端末100が要求するユーザデータの種類(例えば画像データであるか、音声データであるか)等を検出して、接続基地局を導出してもよい。これにより、例えば、端末100が頻繁に移動する場合でも、スモールセル基地局200Bのハンドオーバーの発生回数を低減できる。
 以上のように、無線通信システム10は、端末100と、端末100との間で制御データを通信可能なマクロセル基地局200Aと、端末100との間でユーザデータを通信可能な複数のスモールセル基地局200Bと、を備える。
 端末100は、端末100の位置情報を検出するGPS受信部102と、通信部と、を備える。通信部は、端末100の位置情報及び端末100が採用可能なRATの情報を送信し、接続基地局の情報を受信し、接続基地局との間でユーザデータを通信する。また、通信部は、マクロセル基地局が送信する同期チャネルを受信して、端末100が所属するマクロセル基地局200Aを検出する。この通信部は、例えば無線送信部105、無線受信部108、無線送信部112、無線受信部115、及び受信パケット復号部109である。
 マクロセル基地局200Aは、端末100との間で制御データを通信する。そして、マクロセル基地局200Aは、端末100がどのスモールセル基地局200Bと接続すべきかの判定の機能を一手に担う。マクロセル基地局200Aは、無線受信部202、接続基地局導出部204、及び無線送信部206を備える。無線受信部202は、端末100の位置情報及び端末100が採用可能なRATの情報を受信する。接続基地局導出部204は、所定情報に基づいて、複数のスモールセル基地局200Bのうち、接続基地局を導出する。無線送信部206は、接続基地局の情報を、端末100へ送信する。この所定情報とは、端末100の位置情報、端末100が採用可能なRATの情報、スモールセル基地局200Bの通信可能範囲の情報、及びスモールセル基地局200Bが採用可能なRATの情報、を含む。
 接続基地局としてのスモールセル基地局200Bは、端末100との間でユーザデータを通信する。
 これにより、無線通信システム10及びマクロセル基地局200Aは、異なる無線通信方式や異なる基地局200の特性を有するヘテロジニアスネットワークにおいて、各端末100のユーザデータの通信先としてのスモールセル基地局200Bを効率的に選択できる。そのため、無線通信システム10及びマクロセル基地局200Aは、当該スモールセル基地局200Bの選択に要する煩雑性を低減できる。従って、無線通信システム10及びマクロセル基地局200Aは、端末100に接続されるスモールセル基地局200Bを探索する際の端末100の消費電力を削減できる。
 (第2の実施形態)
 第2の実施形態では、端末とスモールセル基地局との間のユーザデータの通信において、使用される無線周波数をマクロセル基地局が決定する。尚、本実施形態では、第1の実施形態における接続基地局の導出が完了していることを前提としてもよい。
 本実施形態の無線通信システム10Bは、端末100B、マクロセル基地局200A2、及びスモールセル基地局200B2を備える。本実施形態の無線通信システム10Bでは、各装置(端末100B、マクロセル基地局200A2、スモールセル基地局200B2)の配置例は、図1と同様であるので、図示及び説明を省略する。
 図7は、端末100Bの構成例を示すブロック図である。端末100Bは、C-plane用の構成部とU-plane用の構成部とに分かれている。図7の端末100Bにおいて、図2に示した端末100の構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
 端末100Bは、送信パケット生成部104、無線送信部105、送信アンテナ106、受信アンテナ107、無線受信部108、受信パケット復号部109B、無線資源割当管理部110B、送信パケット生成部111B、無線送信部112B、送信アンテナ113、受信アンテナ114、無線受信部115、及び受信パケット復号部116Bを備える。
 受信パケット復号部109Bは、第1の受信パケットを復号して、第1の復号データを得る。第1の復号データは、例えば、下り回線22の各種制御データ、端末100Bに接続されるスモールセル基地局200B2としての接続基地局の情報、上り回線23における無線周波数の割当候補の情報、下り回線24における無線周波数の割当候補の情報、を含む。接続基地局の情報は、U-planeの構成部側へ送られる。
 無線資源割当管理部110Bは、C-planeの構成部側から得られた接続基地局の情報と無線周波数の割当候補の情報を取得する。また、無線資源割当管理部110Bは、スモールセル基地局200B2からの上り回線23の無線資源の割当情報を、例えば受信パケット復号部116Bから取得する。
 無線資源割当管理部110Bは、上記取得された情報に基づいて、ユーザデータの通信(U-plane)に割り当てられる無線資源を管理する。例えば、無線資源割当管理部110Bは、無線周波数の割当候補の情報及び上り回線23の無線資源の割当情報に基づいて、上り回線23の通知に用いる無線周波数及び無線周波数におけるRBを割り当てる。例えば、無線資源割当管理部110Bは、無線周波数の割当候補の情報に基づいて、下り回線24の通信に用いる無線周波数及び無線周波数におけるRBを割り当てる。
 受信パケット復号部116Bは、無線受信部115により受信された第2の受信パケットを復号して、第2の復号データを得る。第2の復号データは、例えば、下り回線24の各種ユーザデータ、上り回線23の無線資源割当情報を含む。上り回線23の無線資源割当情報は、例えば、スモールセル基地局200B2により割り当てられた無線周波数における無線資源の情報を含む。
 受信パケット復号部116Bは、上り回線23の無線資源割当情報を、無線資源割当管理部110Bを介して、送信パケット生成部111B及び無線送信部112Bへ送る。
 送信パケット生成部111Bは、上り回線23の無線資源割当情報に基づいて、スモールセル基地局200B2へ送信されるパケット(第2の送信パケット)を生成する。
 無線送信部112Bは、上り回線23及び送信アンテナ113を介して、無線資源割当管理部110Bから指示された接続基地局としてのスモールセル基地局200B2へ、上り回線23の無線資源割当情報に基づいて、割り当てられた無線資源を用いて、第2の送信パケットを送信する。
 図8は、マクロセル基地局200A2の構成例を示すブロック図である。図8のマクロセル基地局200A2において、図3に示したマクロセル基地局200Aの構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
 マクロセル基地局200A2は、受信アンテナ201、無線受信部202、受信パケット復号部203、送信パケット生成部205B、無線送信部206、及び送信アンテナ207を備える。また、マクロセル基地局200A2は、接続基地局判定部211、データ分配部212、第1履歴管理部213、第1周波数候補決定部214、第2履歴管理部215、第2周波数候補決定部216、及び有線通信部217を備える。
 接続基地局判定部211は、端末100Bとの間でユーザデータを通信するスモールセル基地局200B2を判定する。例えば、接続基地局判定部211は、接続基地局導出部204と同様の機能を有し、接続基地局を導出する。従って、接続基地局判定部211は、上述したスモールセル情報データベース204aを保持してもよい。また、接続基地局判定部211は、第1の実施形態で説明した接続基地局の導出方法とは異なる公知の方法で、接続基地局を導出してもよい。
 接続基地局判定部211は、接続基地局を複数導出してもよい。接続基地局判定部211は、導出された接続基地局が1つである場合、このスモールセル基地局200B2を、端末100Bに接続される接続基地局に選定する。
 また、接続基地局判定部211は、導出された接続基地局が複数存在する場合、複数の接続基地局のうちの1つを選定する。例えば、RAT1~3を実施するスモールセル基地局200B2が接続基地局であり、RAT1~3の通信速度のうち、RAT3の通信速度が最速であることが予め知られているとする。この場合、接続基地局判定部211は、RAT3を採用するスモールセル基地局200B2を接続基地局に選定してもよい。
 また、接続基地局判定部211は、例えばスモールセル情報データベース204aを参照し、選定された接続基地局が採用可能なRATを導出する。接続基地局判定部211は、第1の導出部の一例である。
 データ分配部212は、下り回線24のユーザデータを、各ユーザデータの送信先である各スモールセル基地局200B2に分配する。この下り回線24のユーザデータは、例えば、基地局の上位に位置するコアネットワーク内のユーザデータ信号処理装置(不図示)から得られる。
 データ分配部212は、例えば、ユーザデータの送信先の情報を、ユーザデータを含むパケットのヘッダから取得する。この送信先の情報には、例えばスモールセル基地局200B2配下の端末100Bが記載されている。データ分配部212は、この端末100Bとの間でU-Planeの接続を行う接続基地局としてのスモールセル基地局200B2へ、ユーザデータを送信する。
 第1履歴管理部213は、上り回線23における無線周波数の過去の使用実績の情報を保持する使用履歴データベース213aを有する。使用履歴データベース213aには、例えば、無線周波数毎に、過去に通信された通信データ量の情報が蓄積される。使用履歴データベース213aは、例えばスモールセル基地局200B2毎に用意される。この蓄積は、一定期間の蓄積でもよいし、期間に関係なく蓄積が継続されてもよい。
 第1履歴管理部213は、有線通信部217から上り回線23の使用実績情報を取得する。この使用実績情報は、例えば、端末100Bと接続基地局との通信に使用された無線周波数の情報、この無線周波数を用いて通信された通信データ量の情報を含む。第1履歴管理部213は、例えば、取得された使用実績情報に含まれる無線周波数と一致する使用履歴データベース213aの無線周波数に対して、取得された使用実績情報に含まれる通信データ量を加算し、使用履歴データベース213aに保持された情報を更新する。
 第1周波数候補決定部214は、使用履歴データベース213aを参照し、使用実績の高い(多い)無線周波数を、上り回線23での通信に割り当てられる無線周波数の候補として決定する。使用実績の高い無線周波数は、例えば、使用履歴データベース213aにおいて蓄積された通信データ量が最多である無線周波数でもよいし、最多でなくても、通信データ量が所定量以上である無線周波数でもよい。尚、無線周波数の候補として、優先順位の高い候補から低い候補まで複数含んでもよい。第1周波数候補決定部214は、第2の導出部の一例である。
 従って、過去に頻繁に使用された無線周波数では、蓄積されるデータ量が多くなるため、この無線周波数が候補として選択される可能性が高くなる。過去に頻繁に使用されている無線周波数は、将来的にも接続基地局と端末100Bとの通信が成功する可能性が高い。従って、マクロセル基地局200A2は、上り回線23を介した通信の通信精度を向上できる。
 第2履歴管理部215は、下り回線24における無線周波数の過去の使用実績の情報を保持する使用履歴データベース215aを有する。使用履歴データベース215aには、例えば、無線周波数毎に、過去に通信された通信データ量の情報が蓄積される。使用履歴データベース215aは、例えばスモールセル基地局200B2毎に用意される。この蓄積は、一定期間の蓄積でもよいし、期間に関係なく蓄積が継続されてもよい。
 第2履歴管理部215は、有線通信部217から下り回線24の使用実績情報を取得する。第2履歴管理部215は、例えば、取得された使用実績情報に含まれる無線周波数と一致する使用履歴データベース215aの無線周波数に対して、取得された使用実績情報に含まれる通信データ量を加算し、使用履歴データベース215aに保持された情報を更新する。
 第2周波数候補決定部216は、使用履歴データベース215aを参照し、使用実績の高い(多い)無線周波数を、下り回線24での通信に割り当てられる無線周波数の候補として決定する。使用実績の高い無線周波数は、例えば、使用履歴データベース215aにおいて蓄積された通信データ量が最多である無線周波数でもよいし、最多でなくても、通信データ量が所定量以上である無線周波数でもよい。尚、無線周波数の候補として、優先順位の高い候補から低い候補まで複数含んでもよい。第2周波数候補決定部216は、第2の導出部の一例である。
 従って、過去に頻繁に使用された無線周波数では、蓄積されるデータ量が多くなるため、この無線周波数が候補として選択される可能性が高くなる。過去に頻繁に使用されている無線周波数は、将来的にも接続基地局と端末100Bとの通信が成功する可能性が高い。従って、マクロセル基地局200A2は、下り回線24を介した通信の通信精度を向上できる。
 有線通信部217は、有線回線(例えば光回線)を介して、スモールセル基地局200B2との間でデータを通信する。スモールセル基地局200B2からマクロセル基地局200A2へのデータには、例えば、上り回線23のユーザデータ、上り回線23の使用実績の情報、及び下り回線24の使用実績の情報が含まれる。マクロセル基地局200A2からスモールセル基地局200B2へのデータには、例えば、下り回線24のユーザデータ、上り回線23の無線周波数の割当候補の情報、及び下り回線24の無線周波数の割当候補の情報が含まれる。尚、無線周波数の割当候補の情報は、複数の割当候補の優先順位(例えば、周波数f7、f1、f4の順に割り当てるべき)の情報を含んでもよい。有線通信部217は、受信部の一例である。
 尚、マクロセル基地局200A2とスモールセル基地局200B2との間が、無線回線により接続されてもよい。つまり、有線通信部217の代わりに無線通信部を有してもよい。
 送信パケット生成部205Bは、端末100Bへ送信されるパケット(第3の送信パケット)を生成する。この第3の送信パケットは、例えば、下り回線22の各種制御データ、接続基地局の情報、上り回線23における無線周波数の割当候補の情報、下り回線24における無線周波数の割当候補の情報、を含む。尚、第3の送信パケットには、接続基地局の情報の代わりに、候補となる接続基地局の情報が含まれてもよい。この場合、候補となる接続基地局の情報を受け取った端末100Bは、例えば、無線資源の割当状況に応じて、候補となる接続基地局の中から接続基地局を選択してもよい。
 図9は、スモールセル基地局200B2の構成例を示すブロック図である。図9のスモールセル基地局200B2において、図4に示したスモールセル基地局200Bの構成要素と同様の構成要素については、同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
 スモールセル基地局200B2は、受信アンテナ252、無線受信部253B、受信パケット復号部254B、送信パケット生成部255B、無線送信部256B、送信アンテナ257、無線資源割当スケジューラ261、及び有線通信部262を備える。
 無線受信部253Bは、上り回線23及び受信アンテナ252を介して、無線資源割当スケジューラ261により割り当てられた無線資源を用いて、端末100Bからのパケット(第4の受信パケット)を受信する。無線受信部253Bは、通信部の一例である。
 受信パケット復号部254Bは、第4の受信パケットを復号して、第4の復号データを得る。また、受信パケット復号部254Bは、無線受信部253Bによる受信結果を解析し、上り回線23の使用実績情報を得る。また、受信パケット復号部254Bは、上り回線23の使用実績情報と、上り回線23の各種ユーザデータと、を有線通信部262へ送る。
 送信パケット生成部255Bは、端末100Bへ送信されるパケット(第4の送信パケット)を生成する。また、送信パケット生成部255Bは、無線送信部256Bによる送信結果を解析し、下り回線24の使用実績情報を得る。また、送信パケット生成部255Bは、下り回線24の使用実績情報を有線通信部262へ送る。
 無線送信部256Bは、下り回線24及び送信アンテナ257を介して、無線資源割当スケジューラ261により割り当てられた無線資源を用いて、端末100Bへ第4の送信パケットを送信する。無線送信部256Bは、通信部の一例である。
 無線資源割当スケジューラ261は、上り回線23における無線周波数の割当候補の情報と、下り回線24における無線周波数の割当候補の情報と、を有線通信部262から取得する。
 無線資源割当スケジューラ261は、マクロセル基地局200A2からの上り回線23における無線周波数の割当候補の情報に基づいて、例えば、割当候補の無線周波数におけるRBの割当状況を検索する。同様に、無線資源割当スケジューラ261は、マクロセル基地局200A2からの下り回線24における無線周波数の割当候補の情報に基づいて、例えば、割当候補の無線周波数におけるRBの割当状況を検索する。
 無線資源割当スケジューラ261は、上り回線23における無線周波数のRBの割当状況の検索結果に基づいて、未割当のRBを上り回線23の通信に割り当てる。下り回線24における無線周波数のRBの割当状況の検索結果に基づいて、未割当のRBを下り回線24の通信に割り当てる。また、無線資源割当スケジューラ261は、RBの割り当てとともに、AMC(Adaptive Modulation and Coding)を指定してもよい。尚、RBの割り当ては、U-planeの機能の1つである。無線資源割当スケジューラ261は、判定部の一例である。
 尚、無線資源割当スケジューラ261は、割当候補の無線周波数において未割当のRBが存在しない場合、他の割当候補の無線周波数(例えば優先順位が次の無線周波数)の割当状況を確認し、この無線周波数のRBの割当を試みてもよい。
 また、無線資源割当スケジューラ261は、マクロセル基地局200A2から複数の無線周波数の割当候補の情報を取得し、これらの無線周波数におけるRBの割当状況を確認し、未割当のRBを割り当ててもよい。
 無線資源割当スケジューラ261は、上り回線23に対して割り当てられた無線資源割当情報を無線受信部253Bに送り、下り回線24に対して割り当てられた無線資源割当情報を無線送信部256Bに送る。無線資源割当情報は、例えば、ユーザデータの通信に使用される無線周波数の情報と、この無線周波数において割り当てられたRBの情報と、を含む。
 また、無線資源割当スケジューラ261は、上り回線23に対する無線資源割当情報を端末100Bへ通知するべく、上り回線23に対する無線資源割当情報を、第4の送信パケットに含める。これにより、端末100Bにおいても、マクロセル基地局200A2又はスモールセル基地局200B2により割り当てられた無線周波数と、スモールセル基地局200B2により割り当てられたRBと、を用いてユーザデータを通信できる。
 このように、無線資源割当スケジューラ261が上り回線23の通信に用いる無線周波数のRBを決定することで、スモールセル基地局200B2は、配下に端末100Bが多数存在する場合でも、無線資源の割当を一元管理できる。スモールセル基地局200B2が使用するべき無線周波数は、過去の使用実績に基づきマクロセル基地局200A2から通知される。この無線周波数は、隣接するスモールセル基地局では頻繁に使用されていない確率が高いため、無線資源が比較的空いていることが期待できる。そのため、例えば、スモールセル基地局200B2による配下の多数の端末100Bへの無線資源割当が効率的に実行できることが期待できる。
 有線通信部262は、有線回線(例えば光回線)を介して、マクロセル基地局200A2との間でデータを通信する。スモールセル基地局200B2からマクロセル基地局200A2へのデータには、例えば、上り回線23のユーザデータ、上り回線23の使用実績の情報、及び下り回線24の使用実績の情報が含まれる。マクロセル基地局200A2からスモールセル基地局200B2へのデータには、例えば、下り回線24のユーザデータ、上り回線23の無線周波数の割当候補の情報、及び下り回線24の無線周波数の割当候補の情報が含まれる。有線通信部262は、受信部及び送信部の一例である。
 尚、マクロセル基地局200A2とスモールセル基地局200B2との間が、無線回線により接続されてもよい。つまり、有線通信部262の代わりに無線通信部を有してもよい。
 尚、使用実績の情報として、無線周波数毎の通信データ量の蓄積値を用いることを例示したが、他の使用実績の情報を用いてもよい。他の使用実績の情報は、例えば、無線周波数を用いた端末100Bとスモールセル基地局200B2との延べ接続時間、無線周波数を用いた端末100Bとスモールセル基地局200B2との接続回数、を含む。例えば、上記延べ接続時間が長い程、上記接続回数が多い程、その無線周波数が選択される優先順位が高くなる。尚、通信データ量はデータ通信量の一例であり、延べ接続時間はデータ通信時間の一例であり、接続回数はデータ通信回数の一例である。
 尚、使用実績を利用した無線資源の割り当て方法の一例は、例えば、以下の参考特許文献に記載されている。また、無線資源を割り当てる時間帯やスモールセル基地局200B2の送信電力毎に、使用履歴データベース213a,215aが区別して設けられてもよい。また、上り回線23及び下り回線24毎に、使用履歴データベース213a,215aが区別して設けられてもよい。また、その他の公知の方法により、使用履歴データベース213a,215aが区別して設けられてもよい。これにより、各種傾向を考慮した使用実績に応じて、無線周波数の割当候補を決定できる。
 (参考特許文献:特開2013-232815号公報)
 このように、マクロセル基地局200A2は、上記の使用実績の情報を利用して、指標(例えば通信データ量)が例えば最多である無線周波数を優先して、端末100Bとスモールセル基地局200B2との通信に割り当てる。これにより、マクロセル基地局200A2は、各スモールセル基地局200B2が使用する候補の無線周波数を自律分散的に棲み分けできる。
 次に、無線通信システム10Bの動作例について説明する。
 図10は、マクロセル基地局200A2による動作例を示すシーケンス図である。図11は、スモールセル基地局200B2による動作例を示すシーケンス図である。図10及び図11では、無線周波数やRBの割当、割当候補の選択、ユーザデータの通信は、上り回線23及び下り回線24の少なくとも一方で実施されることを想定している。
 図10,図11では、マクロセル基地局200A2の動作例とスモールセル基地局200B2の動作例とに分けて説明する。ここでは、主に、マクロセル基地局200A2又はスモールセル基地局200B2の動作を時系列に並行して説明する。
 まず、マクロセル基地局200A2では、無線受信部202又は無線送信部206は、接続要求があるか否かを判定する(S21)。この接続要求は、例えば、端末100Bから他の装置(例えば、マクロセル基地局200A2、スモールセル基地局200B2)への接続要求、または他の装置から端末100Bへの接続要求、を含む。例えば、端末100Bによりコンテンツサーバ上の動画を取得して再生する場合、端末100Bから他の装置への接続要求が発生する。例えば、他の端末から端末100Bへ電話する場合、他の装置から端末100Bへの接続要求が発生する。
 接続基地局判定部211は、接続要求のある端末100Bと接続される接続基地局としてのスモールセル基地局200B2と、この接続基地局が採用するRATを指定する(S22)。
 第1周波数候補決定部214は、選定された接続基地局の使用履歴データベース213aを参照し、データ量が最多である等の使用頻度の高い無線周波数を、無線周波数の割当候補として選択する(S23)。又は、第2周波数候補決定部216は、選定された接続基地局の使用履歴データベース215aを参照し、データ量が最多である等の使用頻度の高い無線周波数を、無線周波数の割当候補として選択する(S23)。
 有線通信部217は、無線周波数の割当候補の情報を、接続基地局へ通知する(S24)。無線送信部206は、無線周波数の割当候補の情報を、端末100Bへ通知する。
 接続基地局としてのスモールセル基地局200B2では、マクロセル基地局200A2からの無線周波数の割当候補の情報を受信する(S31)。無線資源割当スケジューラ261は、マクロセル基地局200A2から取得された無線周波数の割当候補の情報に基づいて、この無線周波数におけるRBの割当状況を検索し、RBを割当可能か否かを判定する(S32)。
 S32においてRBが割当不可能である場合、無線資源割当スケジューラ261は、S22において指定されたRATにおいて、割当候補とされた無線周波数の優先順位が最下位であるか否かを判定する(S33)。
 尚、例えば、S33の処理が1回目である場合、例えば割当候補の無線周波数の優先順位は最上位であり、S33の処理回数が増える度に、割当候補の無線周波数の優先順位が低くされる。尚、ここでは、無線周波数の割当候補の情報は、複数の無線周波数の優先順位の情報を含むことを想定する。
 S33において、割当候補とされた無線周波数の優先順位が最下位でない場合、無線資源割当スケジューラ261は、この無線周波数よりも1段階優先順位が低い無線周波数、つまり次の優先順位の無線周波数を、割当候補として選択する(S34)。そして、スモールセル基地局200B2は、S32の処理に進む。
 無線資源割当スケジューラ261は、S33において、割当候補とされた無線周波数の優先順位が最下位である場合、例えば、他に接続する候補となる接続基地局が存在するか否かを判定するよう、マクロセル基地局200A2に通知する。つまり、有線通信部262は、マクロセル基地局200A2に対し、接続基地局の変更要求を送信してもよい(S35)。
 マクロセル基地局200A2は、スモールセル基地局200B2からのS35の通知を受けると、接続基地局判定部211により他に候補となる接続基地局が存在するか否かを判定する(S27)。他に候補となる接続基地局が存在する場合には、S22の処理に戻る。
 一方、指定済みの接続基地局の他に候補となる接続基地局が存在しない場合、指定済みの接続基地局の無線資源割当スケジューラ261は、上記の接続要求に対して無線資源を割り当てできず、上記の接続要求は呼損又は待機となる。そして、無線通信システム10Bは、図10の処理を終了する。
 S32において、無線周波数のRBを割当可能である場合、無線資源割当スケジューラ261は、当該割当可能な無線周波数のRBを割り当てる(S36)。割り当てられた無線周波数のRBの情報、つまり無線資源割当情報は、接続基地局から端末100Bへ通知される。
 無線送信部256B又は無線受信部253Bは、割り当てられた無線周波数のRBを用いて、端末100Bとの間でユーザデータを通信する(S37)。
 ユーザデータが通信されると、有線通信部262は、例えば、この通信に使用された無線周波数及び通信データ量の情報を含む使用実績情報を、マクロセル基地局200A2へ送信する(S38)。S38の処理後、スモールセル基地局200B2側の処理が終了する。
 マクロセル基地局200A2では、有線通信部217が、接続基地局からの使用実績情報を受信する(S25)。第1履歴管理部213は、この使用実績情報(上り回線23の使用実績情報)に基づいて、使用履歴データベース213aを更新する(S26)。又は、第2履歴管理部215は、この使用実績情報(下り回線24の使用実績情報)に基づいて、使用履歴データベース215aを更新する(S26)。S26の処理後、マクロセル基地局200A2側の処理が終了する。
 このように、マクロセル基地局200A2は、ユーザデータの通信に係る過去の使用実績の情報を利用して、通信干渉の可能性が低い無線周波数を割り当てることができる。また、接続基地局において割当候補の無線周波数のRBを割当不可である場合、例えば、他の無線周波数のRBを割り当て、又は、接続基地局の変更要求を行うので、端末100Bがユーザデータを通信するための無線周波数を発見できる可能性が高くなる。つまり、マクロセル基地局200A2が選択した無線周波数の割り当てを、スモールセル基地局200B2が補助でき、無線資源の割当効率や利用効率を向上できる。
 次に、無線通信システム10Bの通信環境について説明する。
 ここでは、接続基地局が、RAT5を採用するスモールセル基地局200B2であることを想定する。端末100Bも、RAT5を採用するものとする。また、RAT5には、使用可能な無線周波数が8本存在することを想定する。RAT5における8本の無線周波数を、f5,1、f5,2、f5,3、f5,4、f5,5、f5,6、f5,7、f5,8、と記す。例えば、f5,1は、RAT5の第1の無線周波数を示す。
 図12は、スモールセル基地局200B2と端末100Bとの位置関係の一例を示す模式図である。図12に示されたスモールセル基地局200B2は、端末100Bの近傍に存在し、RAT5を採用可能であることを想定する。
 図12において、実線で囲まれたスモールセル基地局200B2(SBS1~SBS6)は、端末100Bが加入している通信事業者の基地局である。点線で囲まれたスモールセル基地局200B2(SBS7~SBS9)は、端末100Bが加入している通信事業者とは異なる通信事業者の基地局である。
 図12では、接続基地局としてのスモールセル基地局200B2は、SBS4である。しかし、端末100Bは、8本の無線周波数f5,1~f5,8を、近傍に存在するスモールセル基地局200B2のみを考慮しても、SBS1~SBS9と共用している。従って、端末100BがSBS4と通信する際、他の基地局であるSBS1~SBS3、SBS5~SBS9が使用中の無線周波数と重なり、相互に干渉して通信品質が劣化する可能性がある。
 比較例として、この通信品質の劣化を改善するために、各端末が、各端末が使用する無線回線(例えば、使用するRAT5が採用する無線周波数)の回線品質を検出して、上位装置(例えば、スモールセル基地局、マクロセル基地局)へ通知するとする。この場合、端末は、RAT5の8本の無線周波数f5,1~f5,8に対して、回線品質をモニタする必要がある。そして、回線品質の検出結果が、スモールセル基地局に通知され、更にマクロセル基地局へ通知される必要がある。
 比較例では、マクロセル基地局が、同一の通信事業者のスモールセル基地局が利用する無線回線の回線品質を検出して集約することも考えられる。しかし、マクロセル基地局が、異なる通信事業者のスモールセル基地局が利用する無線回線の回線品質の情報も含めて集約することは、困難である。将来的に、異なる複数の通信事業者が同一の無線周波数帯を割当可能となった場合、上記干渉に対する対策は一層必要となる。
 これに対し、本実施形態では、マクロセル基地局200A2が各無線周波数を用いた過去の使用実績に応じて無線周波数の割当候補を導出することで、他のスモールセル基地局200B2に対してどの無線周波数が割り当てられているかを意識する必要がない。そのため、マクロセル基地局200A2は、スモールセル基地局200B2をどの通信事業者が所有しているかを意識する必要がなく、接続基地局に対して、容易かつ高精度に干渉の少ない無線周波数を割り当てできる。
 このように、マクロセル基地局200A2は、配下の端末100Bとスモールセル基地局200B2との通信の無線周波数の割り当てをまとめて実施するので、端末100Bが、各RATが使用可能な無線周波数の回線品質情報を検出する必要がない。この回線品質情報は、例えば、SINR(Signal to Interference Noise Ratio)を含む。従って、端末100Bは、スモールセル基地局200B2に上記の回線品質情報を通知することが不要であり、スモールセル基地局200B2は、マクロセル基地局200A2に上記の回線品質情報を通知することが不要である。
 つまり、端末100Bは、ヘテロジニアスネットワークに存在するRATが採用する無線周波数と同数分の無線周波数の回線品質の検出を行う必要がない。そのため、端末100Bは、各無線周波数の回線品質を検出するための処理負荷及び処理時間を低減できる。また、接続基地局は、端末100Bとマクロセル基地局200A2との間で、各無線周波数の回線品質情報の受け渡しを頻繁に行う必要がなくなり、各無線周波数の回線品質の通知に係る処理負荷及び処理時間を低減できる。
 また、マクロセル基地局200A2が、端末100Bと接続基地局との間の無線周波数の割り当てを一元管理することで、端末100Bが個々に自装置が使用する無線周波数を決定する場合と比較すると、他の端末や他の基地局との通信の干渉を低減できる。また、マクロセル基地局200A2が無線周波数の割り当てを一元管理することで、接続基地局が、無線周波数におけるRB等の無線資源を容易に割り当てできる。
 以上のように、無線通信システム10Bは、端末100Bと、端末100Bとの間で制御データを通信可能なマクロセル基地局200A2と、端末100Bとの間でユーザデータを通信可能な複数のスモールセル基地局200B2と、を備える。
 マクロセル基地局200A2は、接続基地局判定部211と、第1周波数候補決定部214又は第2周波数候補決定部216と、無線送信部206及び有線通信部217と、を備える。接続基地局判定部211は、複数のスモールセル基地局200B2のうち、接続基地局を導出する。第1周波数候補決定部214又は第2周波数候補決定部216は、スモールセル基地局200B2毎のユーザデータの通信に係る無線周波数の使用実績の情報に基づいて、接続基地局と端末100Bとの間のユーザデータの通信に係る無線周波数の割当候補を導出する。有線通信部217は、無線周波数の割当候補の情報を接続基地局へ送信する。無線送信部206は、無線周波数の割当候補の情報及び無線基地局の情報を端末100Bへ送信する。
 接続基地局としてのスモールセル基地局200B2は、有線通信部262と、無線資源割当スケジューラ261と、無線受信部253B又は無線送信部256Bと、を備える。有線通信部262は、マクロセル基地局200A2から無線周波数の割当候補(RB等)の情報を受信する。無線資源割当スケジューラ261は、割当候補の無線周波数における無線資源が割当可能か否かを判定する。無線受信部253B又は無線送信部256Bは、割当候補の無線周波数が割当可能である場合、無線資源の割当情報を端末100Bへ送信する。また、無線受信部253B又は無線送信部256Bは、無線周波数の無線資源を用いてユーザデータを通信する。
 端末100Bは、無線受信部108及び無線受信部115Bを備える。無線受信部108は、マクロセル基地局200A2から無線周波数の割当候補の情報及び接続基地局の情報を受信する。無線受信部115Bは、スモールセル基地局200B2から無線資源の割当情報を受信する。また、無線送信部112B又は無線受信部115Bは、無線周波数の無線資源を用いてユーザデータを通信する。
 これにより、無線通信システム10B及びマクロセル基地局200A2によれば、マクロセル基地局200A2が、配下の端末100Bとスモールセル基地局200B2との通信の無線周波数の割り当てをまとめて行う。従って、異なる無線通信方式や異なる基地局200の特性を有するヘテロジニアスネットワークにおいて、各端末100B及び各スモールセル基地局200B2への無線周波数の割り当てを効率的に実施でき、当該無線周波数の割り当てに要する煩雑性を低減できる。
 また、無線通信システム10B及びマクロセル基地局200A2は、周辺の基地局200との間での通信干渉の発生を低減できる。そのため、無線資源割り当て動作の繰り返し回数を低減することで、端末100Bやスモールセル基地局200B2の無線資源割り当てに要する時間を短縮化できる。つまり、無線資源の割当効率を向上できる。
 また、無線通信システム10B及びマクロセル基地局200A2は、予め基地局200間で周波数を分割することなく、無線資源の利用効率を向上できる。
 尚、本実施形態の基地局200は、同一の通信事業者の基地局200のみで構成される場合と、同じ無線資源を異なる複数の通信事業者の基地局200が共有して構成される場合と、があり得る。どちらの構成でも、複数のスモールセル基地局200B2は、相互に情報共有することなく、自律分散的に無線資源の割り当てを実施できる。
 また、マクロセル基地局200A2は、使用履歴データベース213a,215aと、有線通信部217と、第1履歴管理部213又は第2履歴管理部215を備える。使用履歴データベース213a,215aは、スモールセル基地局200B2毎に、ユーザデータの通信に係る無線周波数の使用実績の情報を蓄積する。有線通信部217は、接続基地局から、ユーザデータの通信に使用された無線周波数と、無線周波数における無線資源の使用量と、を含む使用実績の情報を受信する。第1履歴管理部213又は第2履歴管理部215は、受信された使用実績の情報に基づいて、使用履歴データベース213a,215aに蓄積された使用実績の情報を更新する。
 これにより、例えば、スモールセル基地局200B2が端末100Bとの間でユーザデータを通信する度に、最新の使用実績を反映できる。これにより、無線資源の割当効率や利用効率を向上できる。
 また、マクロセル基地局200A2は、第1周波数候補決定部214又は第2周波数候補決定部216は、使用実績が所定基準よりも高い無線周波数を優先して、無線周波数の割当候補を導出する。
 これにより、端末100Bがユーザデータの通信に成功する可能性の高い無線資源を割当可能であるので、ユーザデータの通信精度を向上できる。
 尚、無線周波数の使用実績は、無線周波数を用いたデータ通信量、無線周波数を用いたデータ通信時間、又は無線周波数を用いたデータ通信回数を含む。
 また、マクロセル基地局200A2は、有線通信部217が、接続基地局からの接続基地局の変更要求を受信する。接続基地局判定部211が、変更要求に応じて、端末100Bとの間でユーザデータを通信するスモールセル基地局200B2として、他の接続基地局を導出する。
 これにより、マクロセル基地局200A2は、指定した無線周波数に空きがない場合でも、他の接続基地局を再指定し、端末100Bと接続基地局とがユーザデータを通信可能な確率を向上できる。
 また、スモールセル基地局200B2は、無線資源割当スケジューラ261が、割当候補の無線周波数における無線資源が割当不可能な場合、他の無線周波数における無線資源が割当可能か否かを判定する。無線受信部253B又は無線送信部256Bは、他の無線周波数が割当可能である場合、他の無線周波数の無線資源を用いて、ユーザデータを通信する。
 これにより、スモールセル基地局200B2は、マクロセル基地局200A2により指定された無線周波数に空きがない場合でも、他の無線周波数を再指定し、端末100Bと接続基地局とがユーザデータを通信可能な確率を向上できる。
 また、スモールセル基地局200B2は、有線通信部262が、他の無線周波数における無線資源が割当不可能な場合、接続基地局の変更要求をマクロセル基地局200A2へ送信する。
 これにより、スモールセル基地局200B2は、マクロセル基地局200A2により指定された無線周波数に空きがない場合でも、他の接続基地局が再指定され、端末100Bと接続基地局とがユーザデータを通信可能な確率を向上できる。
 このように、第1の実施形態及び第2の実施形態によれば、マクロセル基地局200A,200A2が、端末100,100Bに対して、どのスモールセル基地局200B,200B2のどの無線周波数(U-Plane用)を割り当てるべきかを的確に判定できる。
 なお、本開示は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
 本開示は、無線通信端末に接続される無線基地局を探索する際の無線通信端末の消費電力を削減できる無線基地局、無線通信システム、及び基地局割当方法等に有用である。
10,10B 無線通信システム
21 上り回線
22 下り回線
23 上り回線
24 下り回線
50 GPS衛星
100,100B 端末
101 GPS信号受信アンテナ
102 GPS受信部
103 位置情報生成部
104,111,111B 送信パケット生成部
105,112,112B 無線送信部
106,113 送信アンテナ
107,114 受信アンテナ
108,115 無線受信部
109,109B,116,116B 受信パケット復号部
110,110B 無線資源割当管理部
200 基地局
200A,200A2 マクロセル基地局
200B,200B2 スモールセル基地局
201 受信アンテナ
202 無線受信部
203 受信パケット復号部
204 接続基地局導出部
204a スモールセル情報データベース
205,205B 送信パケット生成部
206 無線送信部
207 送信アンテナ
211 接続基地局判定部
212 データ分配部
213 第1履歴管理部
213a 使用履歴データベース
214 第1周波数候補決定部
215 第2履歴管理部
215a 使用履歴データベース
216 第2周波数候補決定部
217 有線通信部
251 無線資源割当管理部
252 受信アンテナ
253,253B 無線受信部
254,254B 受信パケット復号部
255,255B 送信パケット生成部
256,256B 無線送信部
257 送信アンテナ
261 無線資源割当スケジューラ
262 有線通信部

Claims (11)

  1.  無線通信端末との間で制御データを通信し、複数の他の無線基地局の位置情報を保有する無線基地局であって、
     前記無線通信端末の位置情報及び前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報を受信する受信部と、
     前記無線通信端末の位置情報、前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報、前記他の無線基地局の通信可能範囲の情報、及び前記他の無線基地局が採用可能な無線通信方式の情報に基づいて、前記複数の他の無線基地局から、前記無線通信端末との間でユーザデータを通信する接続基地局を導出する導出部と、
     前記接続基地局の情報を、前記無線通信端末へ送信する送信部と、
     を備える無線基地局。
  2.  請求項1に記載の無線基地局であって、
     前記他の無線基地局の通信可能範囲は、前記他の無線基地局の位置情報及び前記他の無線基地局の最大伝送距離に応じて定まる、無線基地局。
  3.  請求項1または2に記載の無線基地局であって、
     前記導出部は、前記受信部が前記無線通信端末から高速伝送を要求する情報を受信した場合、前記情報に基づいて、前記複数の他の無線基地局から前記接続基地局を導出する、無線基地局。
  4.  請求項1~3のいずれか一項に記載の無線基地局であって、
     前記導出部は、前記ユーザデータの種類に応じて前記複数の他の無線基地局から前記接続基地局を導出する、無線基地局。
  5.  請求項1~4のいずれか一項に記載の無線基地局であって、
     前記導出部は、前記複数の他の無線基地局から通信速度が最速となるものを前記接続基地局として導出する、無線基地局。
  6.  無線通信端末と、前記無線通信端末との間で制御データを通信可能な第1の無線基地局と、前記無線通信端末との間でユーザデータを通信可能な複数の第2の無線基地局と、を備える無線通信システムであって、
     前記無線通信端末は、
     前記第1の無線基地局を検出する第1の検出部と、
     前記無線通信端末の位置情報を検出する第2の検出部と、
     前記無線通信端末の位置情報及び前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報を送信し、前記無線通信端末との間でユーザデータを通信する接続基地局の情報を受信し、前記接続基地局との間で前記ユーザデータを通信する通信部と、
     を備え、
     前記第1の無線基地局は、
     前記無線通信端末の位置情報及び前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報を受信する受信部と、
     前記無線通信端末の位置情報、前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報、前記第2の無線基地局の通信可能範囲の情報、及び前記第2の無線基地局が採用可能な無線通信方式の情報に基づいて、前記複数の第2の無線基地局から、前記接続基地局を導出する導出部と、
     前記接続基地局の情報を、前記無線通信端末へ送信する送信部と、
     を備え、
     前記接続基地局は、
     前記無線通信端末との間で前記ユーザデータを通信する通信部を備える、無線通信システム。
  7.  無線通信端末との間で制御データを通信し、複数の他の無線基地局の位置情報を保有する無線基地局における基地局割当方法であって、
     前記無線通信端末の位置情報及び前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報を受信し、
     前記無線通信端末の位置情報、前記無線通信端末が採用可能な無線通信方式の情報、前記他の無線基地局の通信可能範囲の情報、及び前記他の無線基地局が採用可能な無線通信方式の情報に基づいて、前記複数の他の無線基地局から、前記無線通信端末との間でユーザデータを通信する接続基地局を導出し、
     前記接続基地局の情報を、前記無線通信端末へ送信する、
     基地局割当方法。
  8.  請求項7に記載の基地局割当方法であって、
     前記他の無線基地局の通信可能範囲は、前記他の無線基地局の位置情報及び前記他の無線基地局の最大伝送距離に応じて定まる、基地局割当方法。
  9.  請求項7または8に記載の基地局割当方法であって、
     前記無線基地局が前記無線通信端末から高速伝送を要求する情報を受信した場合、前記情報に基づいて、前記複数の他の無線基地局から前記接続基地局を導出する、基地局割当方法。
  10.  請求項7~9のいずれか一項に記載の基地局割当方法であって、
     前記無線基地局は、前記ユーザデータの種類に応じて前記複数の他の無線基地局から前記接続基地局を導出する、基地局割当方法。
  11.  請求項7~10のいずれか一項に記載の無線基地局であって、
    前記無線基地局は、前記複数の他の無線基地局から通信速度が最速となるものを前記接続基地局として導出する、基地局割当方法。
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