WO2015173980A1 - 吸引ボトル - Google Patents

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Abstract

 保管場所を小さくでき、リユース型とディスポーザブル型の交換作業を省力化できる吸引ボトルを提供する。容器本体と、容器本体に脱着自在な蓋体と、蓋体に貫通形成され容器本体内部のエアを吸引するエア吸引チューブが接続されるエア吸引口とを備え、蓋体として、廃棄物吸引チューブを接続する廃棄物吸引口、及びエア吸引口が貫通形成された、液状廃棄物を容器本体内に直接収容する際に使用されるリユース型の蓋体と、廃棄物吸引チューブ接続端部が設けられた気密袋状の廃棄物収容バッグが脱着可能に形成されているとともに、廃棄物吸引チューブ接続端部が挿通する廃棄物吸引チューブ接続端部挿通部が形設され、かつエア吸引口が貫通形成された、液状廃棄物を廃棄物収容バッグ内に収容する際に使用されるディスポーザブル型の蓋体との交換可能な2種の蓋体を備え、各蓋体は、容器本体に固定が可能な共通の固定構造を備えた。

Description

吸引ボトル
 本発明は、医療用吸引システムにおいて使用される、吸引された痰などの液状の廃棄物を捕獲し貯留するための吸引ボトルに関する。
 医療現場においては、患者が痰を詰まらせた場合などにそれを吸引除去するための吸引システムが備えられている。吸引システムにおいては、真空ポンプなどによって負圧に保たれた負圧管の末端にレギュレータが備えられており、レギュレータは、病床の枕元付近の壁に配設される。そして、このレギュレータ(吸引圧力調整器)に吸引チューブを接続し、吸引チューブの先端から痰などの液状の廃棄物を吸引する。吸引チューブの途中には、吸引ボトルが配設され、吸引チューブに吸引された液状廃棄物はこの吸引ボトルで捕獲され貯留される。
 従来の吸引ボトルとしては、例えば、特許文献1-8,非特許文献1-4に記載のものが公知である。これら従来の吸引ボトルは、大別すると、吸引ボトルの円筒状容器内に直接液状廃棄物を貯留するリユース型(特許文献1-4,非特許文献1-2)と、吸引ボトルの円筒状容器内に使い捨てバッグ(以下「廃棄物収容バッグ」)を収容し、廃棄物収容バッグ内に液状廃棄物を貯留するディスポーザブル型(特許文献5-8,非特許文献3-4)に分類される。
 リユース型(特許文献1-4,非特許文献1-2)は、下端が盲端となった円筒形の貯留容器の上部開口端に、エア吸引ポート及び廃棄物吸引ポートを備えた蓋体が密嵌されており、エア吸引ポートはレギュレータにエアチューブで接続され、廃棄物吸引ポートには廃棄物吸引チューブが接続される。廃棄物吸引ポートの貯留容器内側出口には、フロート弁が備えられており、貯留容器内に一定量の液状廃棄物が溜まると、それ以上吸引できないようにされている。貯留容器内に液状廃棄物が溜まると、蓋体を取り外して貯留容器内の液状廃棄物を捨てて内部を洗浄した後、再び蓋体を取り付けて再使用する。
 一方、ディスポーザブル型(特許文献5-8,非特許文献3-4)は、有底筒状の真空容器内に、廃棄物吸引ポートとエア抜き弁を備えた廃棄物収容バッグを収容し、廃棄物吸引ポート先端の管継手(廃棄物吸引チューブ接続端部)部分が真空容器外に出るようにして、真空容器の上部開口端に、エア吸引ポートを備えた蓋体が密嵌される。このとき、廃棄物収容バッグのエア抜き弁は、真空容器内に連通するように設置される。エア吸引ポートはレギュレータにエアチューブで接続され、廃棄物吸引ポートには廃棄物吸引チューブが接続される。エアチューブから真空容器内の空気を真空吸引すると、真空容器内が負圧となり、エア抜き弁を介して廃棄物収容バッグ内の空気が排出される。これにより、廃棄物吸引チューブの先端から液状廃棄物が吸引されて廃棄物収容バッグ内に貯留される。廃棄物収容バッグ内が液状廃棄物で一杯になると、廃棄物収容バッグを新しいものに交換し、使い終わった廃棄物収容バッグはそのまま廃棄する。
特開昭57-86357号公報 特開昭58-1458号公報 特開2011-147477号公報 実用新案登録第3067905号明細書 国際公開WO2004/110522号パンフレット 特開平8-112344号公報 特開昭58-109061号公報 意匠登録第1212706号公報
「壁掛式吸引器 FA型」(JMDMコード:36778000),[online],2009年8月1日,独立行政法人医薬品医療機器総合機構,医薬品医療機器情報提供HP,[平成26年5月1日検索],インターネット、<URL:http://www.info.pmda.go.jp/ygo/pack/40B2X00001000010_A_01_06/> 株式会社AMC,「減圧器付吸引器(AV-5)」,[online],[平成26年3月10日検索],インターネット,<URL:http://www.amc-svc.jp/product/product23.html> エア・ウォーター防災株式会社,「ディスポーザブル壁掛式吸引器」(医療機器届出番号:27B1X00056014002)[online],[平成26年3月10日検索],インターネット,<URL:http://www.awb.co.jp/medical/machine/index.html> 大研医器株式会社,「クーデックキューインポット」(JMDNコード:36778000)[online],2011年12月19日,独立行政法人医薬品医療機器総合機構,医薬品医療機器情報提供HP,[平成26年5月1日検索],インターネット,<URL:http://www.daiken-iki.co.jp/iryo/trs/20130306_KYUIN.pdf>
 上記従来の吸引ボトルは、リユース型とディスポーザブル型はそれぞれ別々の製品として製造され提供されていた。そのため、医療現場において、患者によってリユース型とディスポーザブル型とを使い分ける必要がある場合には、リユース型とディスポーザブル型の双方の吸引ボトルを、必要となる可能性のある数だけ購入し備蓄しておく必要があり、保管に必要な場所が大きくなり不便であった。
 また、リユース型からディスポーザブル型へ切り替える場合、又はその逆の場合には、吸引ボトル全体を交換する必要があるため、交換作業に手間がかかり不便であった。
 そこで、本発明の目的は、従来よりも保管に必要な場所を小さくすることができ、また従来と比べリユース型からディスポーザブル型への交換及びその逆の交換に要する作業と費用を削減できる吸引ボトルを提供することにある。
 本発明に係る吸引ボトルの第1の構成は、上端部が開口した有底筒状に形成された、液状廃棄物を収容する容器本体と、
 前記容器本体の上端部に脱着自在に設けられ、前記容器本体の上端部開口を密閉することが可能な蓋体と、
 前記蓋体に貫通形成されており、容器本体内部のエアを吸引するエア吸引チューブが接続されるエア吸引口と、を備えた、液状廃棄物を吸引し収容するための医療用吸引ボトルであって、
 前記蓋体として、
 廃棄物吸引チューブを接続する廃棄物吸引口、及び前記エア吸引口が貫通形成された、液状廃棄物を前記容器本体内に直接収容する際に使用されるリユース型の蓋体と、
 廃棄物吸引口を有する廃棄物吸引チューブ接続端部が設けられた気密袋状の廃棄物収容バッグが脱着可能に形成されているとともに、前記廃棄物吸引チューブ接続端部が挿通する廃棄物吸引チューブ接続端部挿通部が形設され、かつ前記エア吸引口が貫通形成された、液状廃棄物を前記廃棄物収容バッグ内に収容する際に使用されるディスポーザブル型の蓋体と、の交換可能な2種の蓋体を備え、
 前記各蓋体は、前記容器本体に固定が可能な共通の固定構造を備えていることを特徴とする。
 この構成によれば、リユース型とディスポーザブル型とで容器本体は共通化されているため、容器本体にリユース型の蓋体を取り付けた場合には、リユース型の吸引ボトルとして使用することができ、一方、容器本体にディスポーザブル型の蓋体を取り付けた場合には、ディスポーザブル型の吸引ボトルとして使用することができる。従って、リユース型とディスポーザブル型の双方の蓋体のみを、必要となる可能性のある数だけ購入・備蓄し、容器本体はその半数だけ購入・備蓄しておけばよい。吸引ボトルにおいて、容器本体が最も体積が大きく保管場所の多くとるため、容器本体の備蓄数を半数とすることができることによって、全体の保管場所の容積を大幅に削減することが可能となる。
 また、リユース型とディスポーザブル型とで容器本体は共通化されているため、ディスポーザブル型への交換及びその逆の交換をする場合には、蓋体のみ交換すればよく、交換に要する作業を省力化できる。
 本発明に係る吸引ボトルの第2の構成は、前記第1の構成に於いて、前記固定構造は、前記蓋体が前記容器本体に対して特定の方向を向いた状態でのみ嵌合固定される形状に形成されていることを特徴とする。
 この構成により、容器本体に蓋体を取り付ける際に、誤って反対向きに取り付けるといった作業ミスを防止することができる。
 本発明に係る吸引ボトルの第3の構成は、前記第1又は2の構成に於いて、前記廃棄物吸引チューブ接続端部に着脱可能に取り付けられた可撓性の廃棄物吸引チューブと、
 前記廃棄物吸引チューブに着脱可能に取り付けられ、前記廃棄物吸引チューブを挟持する湾曲した弾性部材からなる第1及び第2の挟持片が接合されてなるチューブクリップと、を備え、
 リユース型の蓋体は、
 前記容器本体に嵌合固定される冠着部と、
 前記天板に開口された装着部に着脱自在に取り付けられ、前記廃棄物吸引口及び前記エア吸引口が貫通形成されたリユースアダプタと、
 前記リユースアダプタの裏面に突設されたリユースアダプタ壁掛用フック部材と、
 前記リユースアダプタの表面に突設されたチューブ巻掛用フック部材と、を備えたことを特徴とする。
 この構成によれば、リユース型の吸引ボトルとして使用する場合において、容器本体内の液状廃棄物を捨てて内部を洗浄する作業を行う際、廃棄物吸引チューブをリユース型の蓋体の廃棄物吸引口から取り外す必要があるが、廃棄物吸引口から取り外した廃棄物吸引チューブの端部をチューブクリップにより廃棄物吸引チューブの他の部分に止めて、ゆるく捲いた状態で壁のフックなどに掛けておくことができる。この際に、廃棄物吸引チューブの端が上向きとなるようにチューブクリップにより止めておけば、廃棄物吸引チューブの端から液状廃棄物が床に垂れ落ちることを防止することができる。
 ここで、「チューブクリップ」は、第1の挟持片及び第2の挟持片が開放部を互いに逆向きとして背合わせに接合されたもの、第1の挟持片及び第2の挟持片が開放部を互いに同じ向きとして並べて接合されたものなどを使用することができる。
 本発明に係る吸引ボトルの第4の構成は、前記第1又は2の構成に於いて、前記ディスポーザブル型の蓋体の側面に、前記廃棄物吸引チューブを垂直向きに掛止するチューブクリップを、少なくとも2つ備えていることを特徴とする。
 この構成によれば、ディスポーザブル型の吸引ボトルとして使用する場合において、容器本体内の廃棄物収容バッグを交換する作業を行う際、廃棄物吸引チューブを廃棄物収容バッグの廃棄物吸引チューブ接続端部から取り外す必要があるが、廃棄物吸引チューブ接続端部から取り外した廃棄物吸引チューブの端部を一方のチューブクリップによりディスポーザブル型の蓋体の側面に止め、もう一方の廃棄物吸引チューブの端部を他方のチューブクリップによりディスポーザブル型の蓋体の側面に止めて作業を行うことができる。この際に、廃棄物吸引チューブの端が上向きとなるようにチューブクリップにより止めておけば、廃棄物吸引チューブの端から液状廃棄物が床に垂れ落ちることを防止することができる。
 本発明に係る吸引ボトルの第5の構成は、前記第1乃至4の何れか一の構成に於いて、前記容器本体の背面に突設された容器壁掛用フック部材を備え、
 前記容器本体は、上部は円筒状に形成され、中部から下部にかけては、左右側面が平面状且つ前後側面が円弧面状の両欠円筒状に形成されていることを特徴とする。
 この構成によれば、吸引ボトルの容器本体を壁から取り外したり持ち運んだりする際に持ちやすく、作業中に取り落とす事故を抑止することができる。
 以上のように、本発明によれば、リユース型とディスポーザブル型とで容器本体は共通化したことで、リユース型とディスポーザブル型の双方の蓋体のみを、必要となる可能性のある数だけ購入・備蓄し、容器本体はその半数だけ購入・備蓄しておけばよい。吸引ボトルにおいて、容器本体が最も体積が大きく保管場所の多くとるため、容器本体の備蓄数を半数とすることができることによって、全体の保管場所の容積を大幅に削減することが可能となる。
 また、蓋体を容器本体に固定する固定構造を、蓋体が容器本体に対して特定の方向を向いた状態でのみ嵌合固定される形状に形成したことで、容器本体に蓋体を取り付ける際に、誤って反対向きに取り付けるといった作業ミスを防止することができる。
 また、上述のチューブクリップを設けることで、容器本体内の廃棄物を捨てて洗浄する作業や、廃棄物収容バッグを交換する作業の際に、廃棄物吸引チューブの端をチューブクリップで止め、廃棄物吸引チューブの端から液状廃棄物が床に垂れ落ちることを防止することができる。
ディスポーザブル型の蓋体を装着した状態における本発明の実施例1に係る吸引ボトルの外観斜視図であり、図1(a)は背面側、図1(b)は正面側の外観斜視図である。 図2(a)は図1の吸引ボトルの正面図、図2(b)はその背面図である。 図3(a)は図1の吸引ボトルの左側面図、図3(b)はその右側面図である。 図4(a)は図1の吸引ボトルの平面図、図4(b)はその底面図である。 リユース型の蓋体を装着した状態における本発明の実施例1に係る吸引ボトルの外観斜視図であり、図5(a)は背面側、図5(b)は正面側の外観斜視図である。 図6(a)は図5の吸引ボトルの正面図、図6(b)はその背面図である。 図7(a)は図5の吸引ボトルの左側面図、図7(b)はその右側面図である。 図8(a)は図5の吸引ボトルの平面図、図8(b)はその底面図である。 容器本体2単体を表す図であり、図9(a)は背面側斜視図、図9(b)は正面側斜視図、図9(c)は平面図である。 図10(a)は図1のディスポーザブル型の蓋体3aの斜視図であり、図10(b)はその底面図である。 図1のディスポーザブル型の蓋体3aの分解斜視図である。 廃棄物収容バッグ30の斜視図である。 廃棄物収容バッグ30のバッグポート部31を蓋体3aに装着した状態における断面図である。 廃棄物収容バッグ30を蓋体3aに装着した状態を示す斜視図である。 図15(a)は図5の蓋体3bの背面側斜視図、図15(b)はその正面側斜視図、図15(c)はその底面斜視図である。 図16(a)は図5の蓋体3bの分解斜視図、図16(b)はリユースアダプタ41の底面斜視図である。 容器本体2にディスポーザブル型の蓋体3aを装着した状態においてエア吸引チューブ及び廃棄物吸引チューブを接続した状態の吸引ボトルを表す図である。(a)全体図、(b)容器本体2付近の拡大図。 容器本体2にリユース型の蓋体3bを装着した状態においてエア吸引チューブ及び廃棄物吸引チューブを接続した状態の吸引ボトルを表す図であり、図18(a)は全体図、図18(b)は容器本体2付近の拡大図である。 図19は、リユースアダプタ41のチューブ巻掛用フック部材41e及び壁掛用フック部材41fの使用方法を説明する図であり、図19(a)は壁面に設けられた壁側スライド掛止具70、図19(b)は壁側スライド掛止具70に容器本体2のスライド掛止具4を嵌合させた状態、図19(c)は壁側スライド掛止具70にリユースアダプタ41の壁掛用フック部材41fを嵌合させた状態,図19(d)は壁面に固定したリユースアダプタ41に廃棄物吸引チューブ61を巻掛した状態を示す図である。
 以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施例1)
 図1は、ディスポーザブル型の蓋体を装着した状態における本発明の実施例1に係る吸引ボトルの外観斜視図である。図1(a)は背面側、図1(b)は正面側である。図2は図1の吸引ボトルの(a)正面図、図2(b)は背面図である。図3(a)は図1の吸引ボトルの左側面図、図3(b)は右側面図である。図4(a)は図1の吸引ボトルの平面図、図4(b)は底面図である。
 図5は、リユース型の蓋体を装着した状態における本発明の実施例1に係る吸引ボトルの外観斜視図である。図5(a)は背面側、図5(b)は正面側である。図6(a)は図5の吸引ボトルの正面図、図6(b)はその背面図である。図7(a)は図5の吸引ボトルの左側面図、図7(b)はその右側面図である。図8(a)は図5の吸引ボトルの平面図、図8(b)はその底面図である。
 図1~図8において、実施例1の吸引ボトル1は、上端部が開口した有底筒状に形成された容器本体2と、容器本体2の上端部に脱着自在に設けられ容器本体2の上端部開口を密閉することが可能な蓋体3a,3bを備えている。蓋体3a(図1~図4参照)がディスポーザブル型の蓋体、蓋体3b(図5~図8参照)がリユース型の蓋体であり、両者は容器本体に固定が可能な共通の固定構造(後述)を備えており、容器本体2に対して両者を自由に交換することが可能である。
 容器本体2単体を図9に示す。容器本体2は、内部に貯留される液状廃棄物の量が目視できるようにするために、半透明のプラスチックで形成されている。容器本体2は、上端部付近が円筒状に形成され、下端部付近は断面が平行欠円(両欠円)の筒状(両欠円筒状)に形成され、その中央付近において断面が両欠円から円へと滑らかに変化する形状に形成されている。尚、現在市販の吸引ボトルは、医療従事者が吸引物の量や色や状態を確認しやすくする為に、容器本体を透明としたものが殆どである。しかし、透明では容器本体内部の吸引物が丸見えになる為、患者本人だけではなくお見舞いの家族や同室の他の入院患者にも不快感を与えてしまうことが問題であった。そこで、本実施例の吸引ボトル1では、容器本体2を半透明として内容物を見えにくくすると同時に、医療従事者が吸引物の量や色や状態を確認することができるようにもしている。
 容器本体2の上部の背面側の外側面には、容器本体2を室内の壁面などに固定するためのスライド掛止具4(容器壁掛用フック部材)が突設されている。スライド掛止具4は、容器本体2の上部の背面側の外側面から突設する2枚の平行な突板4a,4aと、左右の突板4a,4aの外側側辺に架け渡して取り付けられた垂直平板状の掛止平面板4bを備えている。左右の突板4a,4aと掛止平面板4bとの間には、左右外側に向かって開口するコの字状のスライド溝4cが垂直に直線状に形成されている。この掛止平面板4bを壁に設けられる壁側スライド掛止具70(図19参照)にスライド嵌合させることにより、容器本体2を壁面に掛止することができる。また、掛止平面板4bの中央部よりやや上部に、壁に設けられた掛ピンにも掛止できるように掛止孔4dが形成されている。
 容器本体2の上縁部には、蓋体3a,3bを嵌合固定するための固定構造が形成されている。この固定構造は、容器本体2の上端部に形成された、外側面が段差状に縮径した縮径縁部5と、縮径縁部5の左右の互いに向かい合った位置の外側面に形成されたフック掛止溝6a,6bとにより構成されている。フック掛止溝6a,6bは、容器本体2の中心軸に対して完全に対称な位置に形成されているのではなく、若干軸対称位置からずれた位置に形成されている。そのため、蓋体3a,3bは、一つの向き(特定の方向を向いた状態)でしか、このフック掛止溝6a,6bと嵌合することはできず、これにより容器本体2に蓋体3a,3bを取り付ける際に、誤って蓋体3a,3bを反対向きに取り付けるといった作業ミスを防止することができる。
 また、容器本体2の下部は、左右面が平行平板で前後面が円弧板状の両欠円筒状に形成されている。これにより、単純な円筒形の場合に比べ、この両欠円筒状の部分は掴んで持つのが容易であり、吸引ボトル1の容器本体2を壁から取り外したり持ち運んだりする作業中に、容器本体2を誤って取り落とす事故を抑止することができる。特に、左右の平板間の間隔が60~80mmとするのが好適である。平均的な大人の手の大きさの場合に、最も持ちやすいからである。
 図10、図11にディスポーザブル型の蓋体3a単体を示す。図10は、図1の蓋体3aの(a)斜視図及び(b)底面図である。図11は、図1の蓋体3aの分解斜視図である。
 ディスポーザブル型の蓋体3aは、中空円筒状の冠着部10と、ヒンジ式に揺動自在に往復動し冠着部10の上端を開閉蓋するヒンジ蓋部11とを備えている。また、ヒンジ蓋部11には、廃棄物収容バッグ30のバッグポート部31が脱着自在に挟着されている(図1、図13)。
 冠着部10の外側面は、上半部10bが下半部10aに対し段差状に縮径した2段円筒状に形成されている。冠着部10の右側の外側面には、ヒンジ蓋部11を枢着するためのヒンジベース12が突設されている。ヒンジベース12は左右平行な2枚の平板状部材で構成されており、左右外向きの側面には、短円柱状のヒンジ軸12aが突出形成されている(図11参照)。
 一方、ヒンジ蓋部11は、右側側面にヒンジ受部13が突出形成されている。ヒンジ受部13は、ヒンジ蓋部11の上面円板11aと面一に外側に突出して延設された矩形板状の上板部13aと、上板部13aの両側辺から下向き垂直に延設された平板状の側板部13b,13b(図10(b))と、上板部13aの外端辺から下向き垂直に延設された平板状のストッパ板13c(図10(b))により構成されている。両側の側板部13b,13bには、ヒンジ軸12a,12aが嵌合する軸受孔13d,13dが貫設されている。これにより、ヒンジ蓋部11は、軸受孔13d,13dを中心に回動して冠着部10の上端を開閉蓋する。また、ヒンジ蓋部11が一定の角度だけ開くと、ストッパ板13cの下端辺が冠着部10の側面に突設されたストッパ片14(図1(a),図3(b)参照)に当たり、これによりヒンジ蓋部11の回動範囲が規制される。
 冠着部10の正面側には、廃棄物収容バッグ30のバッグポート部31を挟着するためのポート嵌合部15が形成されている。ポート嵌合部15は、冠着部10の上端縁に形成された半円形状の凹み(廃棄物吸引チューブ接続端部挿通部)と、その凹み周囲の冠着部10側面に、バッグポート部31と嵌合可能な形状に突出形成されたソケット部15bとから構成されている。
 ポート嵌合部15のソケット部15b下側の冠着部10の下半部10aの外側面には、蓋体3aの容器本体2への取り付け向きを示すマーカ16が突設されている。マーカ16は、冠着部10外側面に沿って垂直向きの半円柱状に突出形成されている。なお、図1~図9では図示を省略しているが、容器本体2の外側面には、容器本体2内の内容物の両の目安となる目盛りと、マーカ16の位置あわせのためのマーク(図17(b)、図18(b)における目盛りの上方(容器本体2の上縁付近)に印刷された黒点)とが印刷されている(図17、図18参照)。
 冠着部10の中心軸に対してマーカ16から約45度離れた位置のマーカ16の左右側には、廃棄物吸引チューブを垂直向きに掛止するためのチューブクリップ17a,17bが突設されている。チューブクリップ17a,17bは、U字状に弯曲された溝板状部材を備え、この溝板状部材は溝軸が垂直向きとなるように、冠着部10の下半部10a外側面に着設されている。
 冠着部10の背面側には、容器本体2の内部のエアを吸引するエア吸引チューブを接続するためのエア吸引口18が貫通形成されている。エア吸引口18は、冠着部10の上半部10bの側板を貫通し、さらに冠着部10の上半部10bの外側面から円筒状に突出した形状に形成されている。このエア吸引口18には、外端からエア吸引チューブ接続継手19が挿着されている。エア吸引チューブ接続継手19は、エア吸引チューブとエア吸引口18とを接続するための管継手である。エア吸引チューブ接続継手19は、垂直に曲折した折管状に形成されており(図1(b),図3,図11)、エア吸引チューブに挿入する側の端のエア吸引チューブ接続端部19aは、先細りの筒状に形成されていると共に、外側面にエア吸引チューブが容易に抜脱しないようにするための返しとして機能する傘状の突条が3段に形成されている。また、エア吸引口18に挿入する側の端の嵌入部19bには、エア漏れ防止のため、外側面に2つのOリング20a,20bが環装され(図11)、嵌入部19bの基端には、エア吸引口18への挿入深さを規制するためのフランジ19cが形成されている。
 冠着部10の左側面の上半部10b外側面には、ヒンジ蓋部11の係留鈎部22を掛止するための掛止片21が突出形成されている(図11)。
 また、ヒンジ蓋部11の左側面には、前記掛止片21に係合する係留鈎部22が配設されている(図10)。係留鈎部22はバネによって付勢されたフックであり(図11参照)、中央部付近がヒンジ蓋部11の左側面に軸着され、上部がスプリング22aによってヒンジ蓋部11左側面から離れる方向に付勢されている。従って、係留鈎部22は中央の回転軸を中心として下端側がヒンジ蓋部11の内側向きに付勢されている。係留鈎部22の下端側が掛止片21と係合し、ヒンジ蓋部11の左端を冠着部10の左上端に掛止する。
 冠着部10の内側面は、中央部に段差状に縮径した段差部23が形成されている(図11)。この段差部23の下向き底面には、円環状のパッキン溝23a(図14参照)が形成されており、このパッキン溝にパッキン24が嵌着されている(図10(b)、図11)。容器本体2の上端開口部に蓋体3aを嵌め込んだ際に、容器本体2の上端縁がこのパッキン24に密着し、これにより気密性が保たれる。パッキン24の下端内周面には、3カ所に逆付防止用ミミ24a,24b,24c(図10(b)参照)が突出形成されており、パッキン溝23aのこれら逆付防止用ミミ24a,24b,24cに対応する位置に切り欠きが形成されている。この逆付防止用ミミ24a,24b,24cを設けたことにより、パッキン24を誤って上下逆向きに取り付けて気密性が低下するといった製造上のミスを未然に防止することができる。
 また、ヒンジ蓋部11の上面円板11aの裏面にも同様のパッキン溝(図示せず)が形成されており、このパッキン溝にパッキン26(図11参照)が嵌着されている。ヒンジ蓋部11で冠着部10上端開口を閉蓋した際に、パッキン26がヒンジ蓋部11の上端縁に密着して、これにより気密性が保たれる。また、高い気密性を得るため、冠着部10の上端縁には、円周中央線に沿って断面三角状の突条10c(図11参照)が設けられている。ヒンジ蓋部11で冠着部10上端開口を閉蓋した際に、この突条10cがパッキン26に食い込んで気密性が高められる。
 冠着部10の内側面の下端には、前述した容器本体2上縁のフック掛止溝6a,6bに嵌合するフック突片25a,25b(図10(b)参照)が突出形成されている。2つのフック突片25a,25bは、蓋体3aの円筒中心軸に対して軸対称位置からずれた場所に位置しており、前述のフック掛止溝6a,6bに対応する位置に形成されている。これにより、蓋体3aは、特定の方向を向いた状態でしか、フック掛止溝6a,6bと嵌合することはできず、これにより容器本体2に蓋体3aを取り付ける際に、誤って蓋体3aを前後反対向きに取り付けるといった作業ミスを防止することができる。
 図12は、廃棄物収容バッグ30の斜視図である。廃棄物収容バッグ30は、バッグポート部31と袋体部32とからなる。廃棄物収容バッグ30は硬質樹脂製であり、袋体部32は撓曲自在な半透明の軟質樹脂製である。半透明としたのは、袋体部32内にどの程度液状廃棄物が溜まっているかを、外部から容易に視認できるようにするためである。
 バッグポート部31は、袋体部32の上端に取り付けられており、バッグポート部31を通して袋体部32へ液状廃棄物が流入する。袋体部32は、バッグポート部31以外においては外界と通じていない。
 バッグポート部31は、ベース部33、把手部34、廃棄物吸引管部35、及びキャップ部36を備えている。
 ベース部33は、上部に水平天板33aを有し、水平天板33aの中央部にエア抜き孔33bが貫設されている。水平天板33aは、平面視で左右に細長い眼形(菱形の上下頂点を円弧状に面取りした形状)をなし、その長軸方向の一端に帯状板が延設され、その帯状板の端部が垂直上方に起立して曲折され、起立した帯状板の上端部が半円弧状に形成されている。この帯状板の起立した部分が内フランジ33cとなっている。また水平天板33aの中央部下面には、眼形短柱状の接着部33d(図13参照)が形成されている。袋体部32の上端は、この接着部33dに気密に接着されている。エア抜き孔33bは接着部33d中央を垂直に貫通して袋体部32の袋内に連通しており、エア抜き孔33bの袋体部32袋内側出口には、空気のみを通し液状廃棄物を通さないフィルタ33e(図13参照)が設けられている。
 把手部34はベース部33の水平天板33aの上面に突出形成されている。把手部34は垂直に立てられた板状部材で形成されており、中央に把持部となる開口部が貫通形成されている。
 廃棄物吸引管部35は、L字状に曲折した管状部材で構成されており、基端側は水平天板33aの上面に垂直に連結し、L字状に水平に折れた先端側の管は内フランジ33cを連結貫通し、さらにその先端側は先細りに形成されている。この先端側の先細り部分が、廃棄物吸引チューブを接続する廃棄物吸引チューブ接続端部35aとなっている。廃棄物吸引チューブ接続端部35aの先端には廃棄物吸引口が開口している。また、内フランジ33cよりも先端側で且つ廃棄物吸引チューブ接続端部35aの基端側には、垂直板状の外フランジ35bが形成されている。外フランジ35bと内フランジ33cの間隙の間隔は、ちょうど冠着部10の上半部10bの壁厚と略同一とされている。そして、この間隙部分にシリコンゴム製のパッキン37が冠着されている。廃棄物収容バッグ30を蓋体3aに挿着する際に、この外フランジ35bをポート嵌合部15(図10参照)に嵌め込み、外フランジ35bと内フランジ33cで冠着部10の上縁壁を挟み込むことにより、廃棄物収容バッグ30が蓋体3aに位置決めされ固定される。また、パッキン37によって気密性が保たれる。また、廃棄物吸引管部35の基端側は、水平天板33a及びその下部の接着部33dを貫通して袋体部32の袋内に連通している。
 尚、使用者がエア吸引チューブ接続継手19と廃棄物吸引チューブ接続端部35aを取り間違えてチューブを接続することを防止するため、廃棄物吸引チューブ接続端部35aの色は、エア吸引チューブ接続継手19とは別の色とされている。また、ディスポーザブル型とリユース型(後述)とで、廃棄物吸引チューブ接続端部の色は統一されている。
 廃棄物吸引管部35の基端は、水平天板33aの底面から下方に向けて突出し、開口している。その基端開口部には、逆止弁35cが設けられており、袋体部32内に吸引された液状廃棄物が廃棄物吸引管部35へ逆流しないようにされている。
 キャップ部36は、廃棄物吸引チューブ接続端部35aに嵌着可能な形状に形成されたキャップである。キャップ部36は、撓曲自在なキャップアーム36aにより、外フランジ35bの上端に連結されている。未使用時や持ち運び時にはこのキャップ部36を廃棄物吸引チューブ接続端部35aに嵌着しておくことで、バッグ内の内容物が廃棄物吸引チューブ接続端部35aから飛び出すことが防止される。
 図13は、廃棄物収容バッグ30のバッグポート部31を蓋体3aに装着した状態における断面図、図14は、廃棄物収容バッグ30を蓋体3aに装着した状態を示す斜視図である。なお、図13は、蓋体3aのヒンジ蓋部11を閉蓋した状態を示しており、図14は、ヒンジ蓋部11を開蓋した状態を示している。図13及び図14において、図1~図12の各部分に対応する部分には同符号を付している。
 廃棄物収容バッグ30を脱着する際には、図14に示すように蓋体3aの係留鈎部22を外してヒンジ蓋部11を開蓋する。装着の際には、廃棄物収容バッグ30の外フランジ35bをポート嵌合部15に嵌め込み、その後ヒンジ蓋部11を閉蓋し、係留鈎部22を冠着部10の掛止片21に係合させる。これにより容器本体2内は密閉された状態となる。その後、エア吸引チューブ接続継手19をエア吸引チューブ60(図17参照)によって、室内に備え付けのアウトレット62や真空ポンプと接続する。また、廃棄物吸引チューブ接続端部35aに廃棄物吸引チューブ61(図17参照)を接続する。エア吸引チューブから容器本体2内のエアを吸引すると、容器本体2内は負圧となる。容器本体2内と廃棄物収容バッグ30内は、エア抜き孔33b及びフィルタ33eを介して連通しているため、廃棄物収容バッグ30内も負圧となり、これによりエア吸引チューブ60から液状廃棄物を吸引することができる。
 図15,図16にリユース型の蓋体3b単体を示す。図15(a)は、図5の蓋体3bの背面側斜視図、図15(b)はその正面側斜視図、及び図15(c)はその底面斜視図である。図16(a)は、図5の蓋体3bの分解斜視図、図16(b)はリユースアダプタ41の底面斜視図である。
 蓋体3bは、冠着部40、リユースアダプタ41、廃棄物吸引チューブ接続継手42、パッキン付廃棄物排出口部43、及びフロート弁部44を備えている。
 冠着部40は、蓋本体となる部品であり、上端部が天板で閉塞された短円筒状に形成され、その円筒部の径は、容器本体2の上端開口部に外側から嵌合可能な径に形成されている。冠着部40の天板の中心には、円形のエア吸引ポート装着孔40aが貫通形成されている(図16(a))。また、冠着部40の天板の中心よりも正面側に偏倚した位置には、円形の廃棄物吸引ポート装着孔40bが貫通形成されている(図16(a))。エア吸引ポート装着孔40a及び廃棄物吸引ポート装着孔40bによって、リユースアダプタ41の装着部が構成されている。
 冠着部40の天板は、中央部に円形の盆地状の凹み(盆凹部40c)が形成されており、エア吸引ポート装着孔40a周囲から廃棄物吸引ポート装着孔40b周囲にかけての部分に台地状に隆起した台座部40dが形成されている。台座部40dの上面は水平とされ、冠着部40の天板の周囲の高さよりも、リユースアダプタ41のベース基板41a(後述)の厚さ程度だけ低い高さとされている。
 冠着部40の外側面には、蓋体3bの容器本体2への取り付け向きを示すマーカ45が突設されている(図15(b))。マーカ45は、冠着部40外側面に沿って垂直向きの半円柱状に突出形成されている。
 また、冠着部40の内側面の下端には、蓋体3aのフック突片25a,25bと同様のフック突片46a,46bが突出形成されている(図15(c))。2つのフック突片46a,46bは、蓋体3bの円筒中心軸に対して軸対称位置からずれた場所に位置しており、前述のフック掛止溝6a,6bに対応する位置に形成されている。これにより、蓋体3bは、特定の方向を向いた状態でしか、フック掛止溝6a,6bと嵌合することはできず、これにより容器本体2に蓋体3bを取り付ける際に、誤って蓋体3bを反対向きに取り付けるといった作業ミスを防止することができる。
 また、冠着部40の天板底面には、その周辺に沿って、パッキン付廃棄物排出口部43が嵌合するパッキン溝が円環状に形成されており、パッキン付廃棄物排出口部43はこのパッキン溝に嵌合することで天板底面に装着固定される(図15(c))。
 リユースアダプタ41は、エア吸引ポート及び廃棄物吸引ポートを構成する部品であり、冠着部40の天板上に装着される。リユースアダプタ41は、縦長の平板状のベース基板41aを備え、このベース基板41aの中央部にエア吸引ポート部41bが基板を貫いて設けられている。
 エア吸引ポート部41bは、上端が閉塞され下端が開口する垂直円筒状の垂直管部がベース基板41aの上下に突出するように形成され、ベース基板41aの上面から突き出た垂直管部の背面側の側面に、斜め上方に向けて突出してエア吸引チューブ接続端部41cが突設されている。このエア吸引チューブ接続端部41cは、エア吸引チューブを接続するためのホース・チューブ接続端部(管継手)であり、先端にエア吸引口が開口している。エア吸引チューブ接続端部41cは先細りの中空管状であり、垂直管部の管内に連通している。また、エア吸引チューブ接続端部41cは、先細りの筒状に形成されていると共に、外側面にはエア吸引チューブが容易に抜脱しないようにするための返しとして機能する傘状の突条が3段に形成されている。また、エア吸引ポート部41bの垂直管部の下半部は、ベース基板41aの下面から突出しており、その下端付近の外側面に環状のOリング溝が刻設され、該Oリング溝にOリング47が嵌着されている(図16(b))。この垂直管部の下半部は、ベース基板41a中央のエア吸引ポート装着孔40aに挿入され、エア吸引チューブ接続端部41cと容器本体2内部とが連通される。
 ベース基板41aの中央部から正面側に偏倚した位置には、廃棄物吸引管ソケット41dが基板を貫いて設けられている。廃棄物吸引管ソケット41dは、上下に貫通した垂直円筒状に形成されており、先端に廃棄物吸引口が開口している。廃棄物吸引管ソケット41dの上部はベース基板41aの上面から突出し、廃棄物吸引管ソケット41dの下部はベース基板41aの底面から突出している。この廃棄物吸引管ソケット41dの下部の下端部付近の外側面には、環状のOリング溝が刻設され、該Oリング溝にOリング48が嵌着されている(図16(b))。この廃棄物吸引管ソケット41dの下部は、ベース基板41aの廃棄物吸引ポート装着孔40bに挿入される。
 ベース基板41a上面の、エア吸引ポート部41bと廃棄物吸引管ソケット41dとの間には、チューブ巻掛用フック部材41eが設けられている。チューブ巻掛用フック部材41eは、エア吸引ポート部41bの中心軸と廃棄物吸引管ソケット41dの中心軸とを結ぶ平面に対して垂直な向きに配設された板状部材で構成され、ベース基板41a上面から垂直に立設されている。チューブ巻掛用フック部材41eの上端部は、中央に向かって45度程度に曲折されており、円弧板状に形成されている。
 ベース基板41a下面の背後側に偏倚した位置には、L字板状の壁掛用フック部材41f(リユースアダプタ壁掛用フック部材)が下方に向けて突設されている(図16(a))。壁掛用フック部材41fは、冠着部40天板の盆凹部40cに嵌め込まれる。この壁掛用フック部材41fにより、ベース基板41aに対するリユースアダプタ41の位置決めをし易くなる。
 なお、実際に吸引ボトル1を使用する際に、容器本体2内に液状廃棄物が溜まると、容器本体2の内容物を捨てて容器本体2や蓋体3bを洗浄する必要が生じる。チューブ巻掛用フック部材41e及び壁掛用フック部材41fは、その際に、リユースアダプタ41を蓋体3bの本体(冠着部40)から取り外して、リユースアダプタ41を壁に掛け、さらに廃棄物吸引口に接続された廃棄物吸引チューブ61を巻き掛けておくために設けられている。具体的なチューブ巻掛用フック部材41e及び壁掛用フック部材41fの使用方法については後述する。
 廃棄物吸引チューブ接続継手42は、廃棄物吸引チューブを接続するための管継手である。廃棄物吸引チューブ接続継手42は、上端部が盲端で下端部が開口する垂直管部42aと、垂直管部42aの上端付近の側面に水平に突出形成された廃棄物吸引チューブ接続端部42bとを備えている。垂直管部42aは、リユースアダプタ41の廃棄物吸引管ソケット41dに差し込まれる部分である。垂直管部42aの中央部には、差し込みの深さを規制するフランジ42cが形成されており、このフランジ42cより下側の垂直管部42aの外側面には、2つのOリング溝が刻設され、各Oリング溝にOリング49,50が環装されている(図16(a))。これにより、垂直管部42aを廃棄物吸引管ソケット41dに差し込んだ際に気密性が保持される。廃棄物吸引チューブ接続端部42bは、廃棄物吸引チューブ61が接続される部分である(図18参照)。廃棄物吸引チューブ接続端部42bは、先細りの中空管状であり、垂直管部42aの管内に連通している。また、廃棄物吸引チューブ接続端部42bは、先細りの筒状に形成されていると共に、外側面には廃棄物吸引チューブ61が容易に抜脱しないようにするための返しとして機能する傘状の突条が3段に形成されている。
 パッキン付廃棄物排出口部43は、全体がゴムにより一体成型されており、円環状のパッキン部43aと、パッキン部43aの管内に連設された有底短円筒状のキャップ部43bと、キャップ部43bの底面に連設されたエルボ管状の排出チューブ部43cとから構成されている(図16(a),図15(c))。パッキン部43aは、上述した通り、冠着部40の天板底面のパッキン溝に嵌合固定され、冠着部40を容器本体2の上端開口に嵌着した際に、パッキン部43aが容器本体2の上端縁に密着して、これにより気密性が保たれる。キャップ部43bは、丁度、冠着部40の天板下面の廃棄物吸引ポート装着孔40bの真下に位置する。このキャップ部43bは、廃棄物吸引ポート装着孔40bの下側出口に密嵌し、廃棄物吸引チューブ接続継手42から流入する液状廃棄物を排出チューブ部43cへ漏れなく導くために設けられている。排出チューブ部43cは、90度程度にエルボ状に弯曲した管であり、上端がキャップ部43bの筒内に連通し下端が横方向に向かって開口している。蓋体3bを容器本体2に装着した状態では、排出チューブ部43cの下端出口は、容器本体2の内壁に向いた状態となる。これは、吸入される液状廃棄物が直接フロート弁部44(後述)に吹き当たり、エア吸引チューブへ液状廃棄物が吸引されることを防止するために設けられている。
 なお、本実施例においては、パッキン部43aとキャップ部43b及び排出チューブ部43cとが一体成型されている。実際に吸引ボトル1を使用する場合、これらの部分を冠着部40から取り外して洗浄する必要が生じるが、その際に、これらの部分が一体成型されていると取り外しや洗浄作業が簡単となる。また、パッキン部43aとキャップ部43b及び排出チューブ部43cとが個別に成型されていた場合には、取り外した際に、何れか一方の部品(特に、キャップ部43b及び排出チューブ部43c)を紛失する場合が多いため、一体成型することで部品の紛失防止の効果も期待される。
 フロート弁部44は、装着ソケット51、フロートカバー52、フロート53、及びフトート受け54から構成されている(図16(a)参照)。装着ソケット51は、冠着部40の天板下面のエア吸引ポート装着孔40a内にインサート成形されている(尚、図16(a)では説明の便宜上、装着ソケット51をエア吸引ポート装着孔40a内から切り離して表示している)。装着ソケット51はフロートカバー52を冠着部40の天板下面に装着するソケットである。また、装着ソケット51の管内には、前記エア吸引ポート部41bが挿入され、Oリング47により気密性が維持される。フロートカバー52は、装着ソケット51の下端に装着される。装着ソケット51は有底筒状に形成され、筒側面の中心軸に対し3回対称な位置に、縦長の帯直円状の開口部が形成され、筒底面にも帯直円状の開口部が形成されている。これら開口部を通して、容器本体2内の空気がエア吸引チューブへ吸引される。フロート53は、フロートカバー52の筒内に漂遊自在に設けられた中空浮体である。フロート53の外殻は回転帯直円体状に形成されており、その径はフロートカバー52の筒内径よりも小さめとされている。フトート受け54は、装着ソケット51の下端出口に密嵌されたゴム製の部材である。フトート受け54は、中央に上下に貫通する開口が形成されている。またフトート受け54の下端側は、下向き湾曲面状に形成されており、フロート53がこの湾曲面に嵌ると中央の開口が閉塞される構造とされている。容器本体2内に液状廃棄物が満杯に溜まると、浮力によってフロート53が浮上してフトート受け54の下端の湾曲面に嵌り中央の開口が閉塞される。これにより、吸引が停止され、液状廃棄物がエア吸引チューブに吸い込まれることが防止される。
 以上の通り、蓋体3aのフック突片25a,25bと、蓋体3bのフック突片46a,46bは、ともに容器本体2のフック掛止溝6a,6bに係合することが可能であり、共通の容器本体2に対してディスポーザブル型の蓋体3aとリユース型の蓋体3bとを自由に交換して使用することができる。
 次に、蓋体3a,3bにエア吸引チューブ及び廃棄物吸引チューブを接続した状態について説明する。
 図17は、容器本体2にディスポーザブル型の蓋体3aを装着した状態においてエア吸引チューブ及び廃棄物吸引チューブを接続した状態の吸引ボトルを表す図である。図17(a)は全体図、図17(b)は容器本体2付近の拡大図である。
 容器本体2は、スライド掛止具4により壁面に設けた壁側スライド掛止具70(図19(b)参照)に掛止されている。蓋体3aの背面のエア吸引チューブ接続継手19にはエア吸引チューブ60の先端を接続し、エア吸引チューブ60の基端は吸引圧力調整器63(レギュレータ)を介して壁面に設置されたアウトレット62(配管端末接続口)に接続されている。尚、吸引圧力調整器63はアウトレット62からの吸引圧を適宜調節するために設けられている。
 蓋体3aに装着された廃棄物収容バッグ30の廃棄物吸引チューブ接続端部35aには、廃棄物吸引チューブ61の基端を接続する。そして、廃棄物吸引チューブ61の先端は、未使用状態においてはチューブクリップ17a,17bの何れか一方に係止しておく。このとき、図17に示した様に、廃棄物吸引チューブ61の先端部が上向きとなるように係止する。これにより、廃棄物吸引チューブ61内に残留している液状廃棄物が床面に垂れ落ちることを防止できる。
 廃棄物収容バッグ30を交換する際には、廃棄物吸引チューブ61の基端を廃棄物収容バッグ30の廃棄物吸引チューブ接続端部35aから抜脱する必要があるが、その際には抜脱した廃棄物吸引チューブ61の基端を、チューブクリップ17a,17bの空いた側に係止しておく。このとき、先端と同様に、廃棄物吸引チューブ61の基端部が上向きとなるように係止する。これにより、廃棄物吸引チューブ61内に残留している液状廃棄物が床面に垂れ落ちることを防止できるとともに、廃棄物収容バッグ30の交換作業が容易となる。
 図18は、容器本体2にリユース型の蓋体3bを装着した状態においてエア吸引チューブ及び廃棄物吸引チューブを接続した状態の吸引ボトルを表す図である。図18(a)は全体図、図18(b)は容器本体2付近の拡大図である。
 容器本体2は、スライド掛止具4により壁面に設けた壁側スライド掛止具70(図19(b)参照)に掛止されている。蓋体3bの上面中央部のエア吸引チューブ接続端部41cにはエア吸引チューブ60の先端を接続し、エア吸引チューブ60の基端は吸引圧力調整器63を介して壁面に設置されたアウトレット62に接続されている。
 蓋体3bの廃棄物吸引チューブ接続端部42bに、廃棄物吸引チューブ61の基端を接続する。そして、廃棄物吸引チューブ61の先端は、未使用状態においては、図18に示した様に、廃棄物吸引チューブ61を緩く2巻きに捲いた状態とし、チューブクリップ64により廃棄物吸引チューブ61の先端付近を廃棄物吸引チューブ61の中央付近に係止し、この捲いた廃棄物吸引チューブ61を吸引ボトル1に掛けておく。このとき、図18に示した様に、廃棄物吸引チューブ61の先端部が上向きとなるように係止する。これにより、廃棄物吸引チューブ61内に残留している液状廃棄物が床面に垂れ落ちることを防止できる。
 尚、チューブクリップ64は、廃棄物吸引チューブ61に着脱可能に取り付けられており、廃棄物吸引チューブ61を挟持する湾曲した弾性部材からなる第1及び第2の挟持片が背中合わせに接合された構成を有する。
 最後に、前述したリユースアダプタ41のチューブ巻掛用フック部材41e及び壁掛用フック部材41fの使用方法と機能について説明する。図19は、リユースアダプタ41の使用方法を説明する図である。図19(a)は、壁面に設けられた壁側スライド掛止具70を示す図、図19(b)は、壁側スライド掛止具70に容器本体2のスライド掛止具4を嵌合させた状態を示す図、図19(c)は、壁側スライド掛止具70にリユースアダプタ41の壁掛用フック部材41fを嵌合させた状態を示す図、図19(d)は、壁面に固定したリユースアダプタ41に廃棄物吸引チューブ61を巻掛した状態を示す図である。
 壁側スライド掛止具70は、図19(a)に示すように、室内の壁面にビスなどにより固定設置されている。吸引ボトル1を使用する際には、図19(b)に示すように、容器本体2の背面に設けられたスライド掛止具4を、壁面に設けられた壁側スライド掛止具70に嵌合させることによって、吸引ボトル1を壁面に固定する。
 容器本体2にリユース型の蓋体3bを取り付けて吸引ボトル1を使用する場合には、容器本体2内に液状廃棄物が溜まると、容器本体2の内容物を捨てて容器本体2や蓋体3bを洗浄する必要が生じる。
 かかる場合、まずリユースアダプタ41を蓋体3bの本体(冠着部40)から引き抜いて取り外す。リユースアダプタ41は、図16に示した通り、エア吸引ポート部41bの下端部(Oリング47が嵌着された部分)を蓋体3bの本体(冠着部40)のエア吸引ポート装着孔40aに密嵌されており、リユースアダプタ41を上方に引き抜いて外すことが可能である。
 次に、容器本体2を壁側スライド掛止具70から取り外した後、先に抜脱したリユースアダプタ41を、図19(c)に示した様に、壁掛用フック部材41fを壁側スライド掛止具70に嵌合させることによって、壁面に固定する。この際、チューブ巻掛用フック部材41eは、基部の平板状部分が水平で、先端の曲折した円弧板状の部分が上方に向けて傾斜した状態となる。
 そして、図19(d)に示すように、壁面に固定したリユースアダプタ41のチューブ巻掛用フック部材41eに、廃棄物吸引チューブ61を巻掛して、廃棄物吸引チューブ61の先端は、チューブクリップ64によって廃棄物吸引チューブ61の中央付近の何れかに位置に係止する。このとき、図19(d)に示した様に、廃棄物吸引チューブ61の先端部が上向きとなるように係止する。これにより、廃棄物吸引チューブ61内に残留している液状廃棄物が床面に垂れ落ちることを防止できる。
 このようにして、リユースアダプタ41を壁側スライド掛止具70に掛止し、廃棄物吸引チューブ61をリユースアダプタ41に巻掛しておくことで、取り外したリユースアダプタ41や廃棄物吸引チューブ61の置き場に困ることなく、取り外した容器本体2を手早く持ち運び、内容物の廃棄、容器の洗浄等の作業を行うことが可能となる。
 1  吸引ボトル
 2  容器本体
 3a,3b  蓋体
 4  スライド掛止具(容器壁掛用フック部材)
 4a  突板
 4b  掛止平面板
 4c  スライド溝
 4d  掛止孔
 5  縮径縁部
 6a,6b  フック掛止溝
 10  冠着部
 10a  下半部
 10b  上半部
 10c  突条
 11  ヒンジ蓋部
 11a  上面円板
 12  ヒンジベース
 12a  ヒンジ軸
 13  ヒンジ受部
 13a  上板部
 13c  ストッパ板
 14  ストッパ片
 15  ポート嵌合部
 15a  凹み(廃棄物吸引チューブ接続端部挿通部)
 15b  ソケット部
 16  マーカ
 17a,17b  チューブクリップ
 18  エア吸引口
 19  エア吸引チューブ接続継手
 19a  エア吸引チューブ接続端部
 19b  嵌入部
 19c  フランジ
 20a,20b  Oリング
 21  掛止片
 22  係留鈎部
 22a  スプリング
 22b  枢軸ピン
 22c  ビス
 22d  内部ブロック
 22e  外殻ブロック
 23  段差部
 23a  パッキン溝
 24  パッキン
 24a,24b,24c  逆付防止用ミミ
 25a,25b  フック突片
 26  パッキン
 30  廃棄物収容バッグ
 31  バッグポート部
 32  袋体部
 33  ベース部
 33a  水平天板
 33b  エア抜き孔
 33c  内フランジ
 33d  接着部
 33e  フィルタ
 34  把手部
 35  廃棄物吸引管部
 35a  廃棄物吸引チューブ接続端部
 35b  外フランジ
 35c  逆止弁
 36  キャップ部
 36a  キャップアーム
 37  パッキン
 40  冠着部
 40a  エア吸引ポート装着孔
 40b  廃棄物吸引ポート装着孔
 40c  盆凹部
 40d  台座部
 41  リユースアダプタ
 41a  ベース基板
 41b  エア吸引ポート部
 41c  エア吸引チューブ接続端部
 41d  廃棄物吸引管ソケット
 41e  チューブ巻掛用フック部材
 41f  壁掛用フック部材
 42  廃棄物吸引チューブ接続継手
 42a  垂直管部
 42b  廃棄物吸引チューブ接続端部
 42c  フランジ
 43  パッキン付廃棄物排出口部
 43a  パッキン部
 43b  キャップ部
 43c  排出チューブ部
 44  フロート弁部
 45  マーカ
 46a,46b  フック突片
 47,48,49,50  Oリング
 51  装着ソケット
 52  フロートカバー
 53  フロート
 54  フトート受け
 60  エア吸引チューブ
 61  廃棄物吸引チューブ
 62  アウトレット(配管端末接続口)
 63  吸引圧力調整器(レギュレータ)
 64  チューブクリップ
 70  スライド掛止具

Claims (5)

  1.  上端部が開口した有底筒状に形成された、液状廃棄物を収容する容器本体と、
     前記容器本体の上端部に脱着自在に設けられ、前記容器本体の上端部開口を密閉することが可能な蓋体と、
     前記蓋体に貫通形成されており、容器本体内部のエアを吸引するエア吸引チューブが接続されるエア吸引口と、を備えた、液状廃棄物を吸引し収容するための医療用の吸引ボトルであって、
     前記蓋体として、
     廃棄物吸引チューブを接続する廃棄物吸引口、及び前記エア吸引口が貫通形成された、液状廃棄物を前記容器本体内に直接収容する際に使用されるリユース型の蓋体と、
     廃棄物吸引口を有する廃棄物吸引チューブ接続端部が設けられた気密袋状の廃棄物収容バッグが脱着可能に形成されているとともに、前記廃棄物吸引チューブ接続端部が挿通する廃棄物吸引チューブ接続端部挿通部が形設され、かつ前記エア吸引口が貫通形成された、液状廃棄物を前記廃棄物収容バッグ内に収容する際に使用されるディスポーザブル型の蓋体と、の交換可能な2種の蓋体を備え、
     前記各蓋体は、前記容器本体に固定が可能な共通の固定構造を備えていることを特徴とする吸引ボトル。
  2.  前記固定構造は、前記蓋体が前記容器本体に対して特定の方向を向いた状態でのみ嵌合固定される形状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の医療用吸引ボトル。
  3.  前記廃棄物吸引チューブ接続端部に着脱可能に取り付けられた可撓性の廃棄物吸引チューブと、
     前記廃棄物吸引チューブに着脱可能に取り付けられ、前記廃棄物吸引チューブを挟持する湾曲した弾性部材からなる第1及び第2の挟持片が接合されてなるチューブクリップと、を備え、
     リユース型の蓋体は、
     前記容器本体に嵌合固定される冠着部と、
     前記冠着部の天板に開口された装着部に着脱自在に取り付けられ、前記廃棄物吸引口及び前記エア吸引口が貫通形成されたリユースアダプタと、
     前記リユースアダプタの裏面に突設されたリユースアダプタ壁掛用フック部材と、
     前記リユースアダプタの表面に突設されたチューブ巻掛用フック部材と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の医療用吸引ボトル。
  4.  前記ディスポーザブル型の蓋体の側面に、前記廃棄物吸引チューブを垂直向きに掛止するチューブクリップを、少なくとも2つ備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の医療用吸引ボトル。
  5.  前記容器本体の背面に突設された容器壁掛用フック部材を備え、
     前記容器本体は、上部は円筒状に形成され、中部から下部にかけては、左右側面が平面状且つ前後側面が円弧面状の両欠円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一記載の医療用吸引ボトル。
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