WO2015136973A1 - 制御装置及び制御システム - Google Patents

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Abstract

制御装置において、プログラムの修正が生じても装置の動作が安定している状態を続けられるようにする。制御装置(11)は、タスクA,タスクBを周期的に繰り返し実行する装置である。制御装置(11)は、RAM(113)と、タスク制御プログラム(43)とを有している。RAM(113)には、タスクAの実行時間としてタスクAの実際の実行時間より長く設定された固定化時間が格納されている。タスク制御プログラム(43)は、タスクA,タスクBを実行するものであり、固定化時間を適用してタスクAを実行する。

Description

制御装置及び制御システム
 本発明は、制御装置及び制御システムに関する。
 従来、工場の生産ラインに設置される産業用機械などを制御するPLC(Programmable Logic Controller:プログラマブル・ロジック・コントローラ)が知られている。
 PLCは、PLCを制御するCPUユニットと、センサからの信号が入力される入力ユニットと、産業用機械などに制御信号を出力する出力ユニットとを備えている。CPUユニットは、ユーザプログラムを記憶するメモリを有する。このユーザプログラムは、CPUユニットに接続されるツール装置により編集可能に構成されている。
 PLCでは、入力ユニットに入力された信号をCPUユニットのメモリに取り込む処理と、ユーザプログラムを実行する処理と、ユーザプログラムの実行結果(演算結果)をメモリに書き込んで出力ユニットに送り出す処理と、ツール装置との間でデータの送受信を行うなどの周辺処理とが繰り返し行われる。これにより、PLCは、センサからの入力に基づいて産業用機械などを制御する。
 また、従来では、パーソナルコンピュータの高度なソフトウェア機能と、PLCの信頼性とを備えるPAC(Programmable Automation Controller:プログラマブルオートメーションコントローラ)も知られている(たとえば、特許文献1参照)。
 上記特許文献1のPACは、時分割により複数のタスクを並行して実行するとともに、各タスクを各タスクに応じた周期で実行するように構成されている。すなわち、このPACでは、マルチタスクで処理が行われる。なお、タスクには、各タスクに応じたユーザプログラムの実行が割り当てられている。
特開2012-194681号公報
 一般に、PLCで用いられるプログラムは、不具合の修正及び装置のバージョンアップに伴い、修正(バージョンアップ)が行われる。そして、プログラムの修正に起因してプログラムのコード量が増えるので、修正前に比べて修正後のプログラムの実行単位の実行時間(例えば、タスクの実行時間)が延びてしまう。
 その場合、前述のようなPLCにおいては、当該プログラムが割り当てられたタスクの負荷が増大するのみならず、それに伴いシステム全体の負荷も増大する。以上の結果、CPUユニットと入力ユニット及び出力ユニットとの通信のタイミング及び他のタスクで動作させているプログラムの動作タイミングが変更されてしまい、それにより装置の動作に悪影響が生じることが心配される。
 本発明の課題は、制御装置において、プログラムの修正が生じても装置の動作が安定している状態を続けられるようにすることにある。
 以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
 本発明の一見地に係る制御装置は、少なくとも2種類のタスクを周期的に繰り返し実行する装置である。制御装置は、格納部と、タスク制御部とを有している。格納部には、少なくとも2種類のタスクのうち少なくとも1種類のタスクの実行時間として当該タスクの実際の実行時間より長く設定された固定化時間が格納されている。タスク制御部は、少なくとも2種類のタスクを実行するものであり、固定化時間を適用して少なくとも1種類のタスクを実行する。
 この装置では、タスク制御部が少なくとも1種類のタスクを実行する際には、固定化時間を適用する。したがって、最初の設定後にタスクの処理が変更されても、タスクの実際の実行時間が固定化時間を超えることはない。したがって、処理が変更された一方のタスクが他方のタスクの実行タイミングに影響を与えない。この結果、タスクに割り付けられた処理が変更されたとしても、制御装置の動作が安定している。
 少なくとも2種類のタスクは互いに異なる実行周期を有していてもよい。
 この装置では、一方のタスク実行された後に他方のタスクが実行される。この場合、固定化時間が設定されたタスクは決まった時間に終了するので、後に実行されるタスクに影響を与えない。
 タスク制御部は、少なくとも1種類のタスクを実行する毎に、当該タスクの実際の実行時間を格納部に格納してもよい。
 この装置では、タスクが実行される毎に、実際の実行時間がリアルタイムの情報として格納部に格納される。したがって、例えばユーザが上記の内容を他の装置等で読み出して、確認することができる。
 本発明の他の見地に係る制御システムは、上記の制御装置と、固定化時間設定装置とを有している。固定化時間設定装置は、受付部と、設定部とを有する。受付部は、少なくとも1種類のタスクの実際の実行時間より長い設定実行時間の入力を受け付け可能である。設定部は、当該タスクを設定するときに、受け付けられた設定実行時間を固定化時間として設定する。
 このシステムでは、固定化時間設定装置において、設定部が、受付部が受け付けた設定実行時間をタスクを設定するときに固定化時間として設定する。
 固定化時間設定装置は、取得部と、表示部とをさらに有している。取得部は、制御装置において実行されている少なくとも1種類のタスクの実際の実行時間及び固定化時間を、制御装置から取得する。表示部は、取得された少なくとも1種類のタスクの実際の実行時間及び固定化時間を表示する。
 このシステムでは、固定化時間設定装置において、取得部がタスクの実際の実行時間及び固定化時間を取得し、表示部がそれら内容を表示する。これにより、ユーザは、固定化時間設定装置を用いて、タスクの実際の実行時間と固定化時間との関係をリアルタイムで知ることができる。
 本発明のさらに他の見地に係る制御装置は、タスクを繰り返し実行する制御装置である。制御装置は、格納部と、タスク制御部とを備えている。格納部には、タスクに割り付けられる少なくとも1種類の処理の実行時間として当該処理の実際の実行時間より長く設定された固定化時間が格納されている。タスク制御部は、タスクを実行するものであり、固定化時間を適用して少なくとも1種類の処理を実行する。
 この装置では、タスク制御部がタスクを実行する際には、少なくとも1種類の処理に固定化時間を適用する。したがって、最初の設定後に変更が行われても、処理の実際の実行時間が固定化時間を超えることはない。したがって、変更された処理が含まれるタスクが他のタスクの実行タイミングに影響を与えない。この結果、処理が変更されたとしても、制御装置の動作が安定している。
 少なくとも1種類の処理は、プログラム部品の実行であってもよい。
 少なくとも1種類の処理は、外部データの入力処理及び出力処理の一方又は両方であってもよい。
 タスク制御部は、少なくとも1種類の処理の実行毎に、当該処理の実際の実行時間を格納部に格納してもよい。
 この装置では、処理が実行される毎に、実際の実行時間がリアルタイムの情報として格納部に格納される。したがって、例えばユーザが上記の内容を他の装置等で読み出して、確認することができる。
 本発明のさらに他の見地に係る制御システムは、上記の制御装置と、固定化時間設定装置とを備えている。固定化時間設定装置は、受付部と、設定部とを有する。受付部は、少なくとも1種類の処理の実際の実行時間より長い設定実行時間の入力を受け付け可能である。設定部は、当該処理を設定するときに、受け付けられた設定実行時間を固定化時間として設定する。
 このシステムでは、固定化時間設定装置において、受付部が受け付けた設定実行時間に基づいて、設定部が処理を設定するときに固定化時間として設定する。これにより、タスクの固定時間が設定される。
 固定化時間設定装置は、取得部と、表示部とをさらに有している。取得部は、制御装置において実行されている少なくとも1種類の処理の実際の実行時間及び固定化時間を、制御装置から取得する。表示部は、取得された少なくとも1種類の処理の実際の実行時間及び固定化時間を表示する。
 このシステムでは、固定化時間設定装置において、取得部が処理の実際の実行時間及び固定化時間を取得し、表示部がそれら内容を表示する。これにより、ユーザは、固定化時間設定装置を用いて、処理の実際の実行時間と固定化時間との関係をリアルタイムで知ることができる。
 本発明に係る制御装置及び制御システムでは、タスク又はタスクに割り付けられた処理の実行時間が実際の実行時間より長い固定化時間に設定されているので、処理の修正が生じても制御装置の動作が安定している。
制御システムの全体構成を示すブロック図。 制御装置及び開発支援装置の構成を示すブロック図。 制御装置及び開発支援装置の機能及びデータの配置を示すブロック図。 タスク設定データの内容を示す表。 タスク設定制御を示すフローチャート。 タスク実行のタイミングを示すタイミングチャート。 本発明の実施形態とは異なる場合のタスク実行のタイミングを示すタイミングチャート。 本発明の実施形態とは異なる場合のタスク実行のタイミングを示すタイミングチャート。 タスクの実際の実行時間を取得する制御を説明するためのフローチャート。 タスクの実際の実行時間と固定化時間の関係を示す表。 第2実施形態におけるタスクのタイミングチャート。 POUの構造を示す図。 POUの構造を示す図。 第2実施形態の変形例におけるタスクのタイミングチャート。 第3実施形態におけるタスク設定データの内容を示す表。
1.第1実施形態
(1)制御システムの全体構成
 まず、第1実施形態に係る制御システムの全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、制御システムの全体構成を示すブロック図である。制御システム100は、PLCシステム1と開発支援装置3とを備える。
 PLCシステム1は、例えば、センサ又はスイッチにより構成される信号入力部5から信号を入力する。また、PLCシステム1は、信号入力部5からの入力信号を必要に応じて用いプログラムを実行して、制御対象機器7を制御する出力信号を算出する。
 開発支援装置3は、制御装置11において実行されるユーザプログラム(後述)を作成するための各種機能を実現する。また、PLCシステム1に接続可能な開発支援装置3の数は1に限られず、例えば、開発支援装置3に割当可能なアドレス数などが許す限り、任意の数の開発支援装置3を接続できる。
(2)PLCシステムの構成
 次に、PLCシステム1の詳細な構成について図1を用いて説明する。PLCシステム1は、制御装置11と、入力ユニット13と、出力ユニット15と、電源ユニット17と、を有する。
 制御装置11は、プログラマブル・ロジック・コントローラ(Programmable Logic Controller、PLC)のCPUユニットである。
 制御装置11においては、所定のタスクが所定の周期にて繰り返し実行される。タスクは、POUが割り当てられて実行される単位である。タスクの一例としては、入力ユニット13からの入力信号に基づいて入力変数を更新し、出力変数に基づいて出力ユニット15へ出力する出力信号を更新するI/Oリフレッシュ処理と、ユーザプログラム及び/又はシステムプログラムを実行する処理とを含むものがある。なお、タスクには、モーションコントロール処理などの他の処理がさらに含まれたものもある。
 入力ユニット13は、センサ又はスイッチといった信号入力部5から入力信号を入力し、制御装置11に当該入力信号を出力する。入力ユニット13としては、信号入力部5から入力される信号種類に応じた入力ユニットを使用できる。具体的には、例えば、信号入力部5が温度を測定する熱電対により構成されている場合には、熱電対において発生する電圧を入力信号とする入力ユニットを入力ユニット13として用いることができる。また、例えば、信号入力部5が電気スイッチにより構成されている場合には、当該スイッチのON/OFF状態を入力信号とする入力ユニットを入力ユニット13として用いることができる。
 出力ユニット15は、出力信号を対応する制御対象機器7に出力する。これにより、制御装置11は制御対象機器7を制御できる。出力ユニット15としては、出力信号の種類に応じた出力ユニットを使用できる。例えば、制御対象機器7がモータであり、モータの位置制御などを行う場合には、モーションコントローラ機能を有した出力ユニットを用いることができる。また、例えば、制御対象機器7が電気炉である場合には、電気炉を制御するリレーを制御する信号(例えば、ON/OFFデューティ比を制御する信号)を出力する出力ユニットを用いることができる。
 電源ユニット17は、制御装置11、入力ユニット13、及び出力ユニット15に電力を供給する。
 なお、PLCシステム1は、上記の構成要素の全てを1の筐体内に組み込んだシステムであってもよいし、各構成要素を個別の筐体に組み込んで当該構成要素を接続してPLCシステムとしてもよい。特に、入力ユニット13及び出力ユニット15を個別の構成要素とすることにより、PLCシステム1は、所望する制御対象機器及び信号入力部を所望の数接続できる。
(3)制御装置の構成
 次に、制御装置11の構成の詳細について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、制御装置及び開発支援装置の構成を示すブロック図である。図3は、制御装置及び開発支援装置の機能及びデータの配置を示すブロック図である。
 図2において、制御装置11は、CPU111と、RAM113と、ROM115と、通信インターフェース117とを有している。通信インターフェース117は、開発支援装置3に接続されており、制御装置11が開発支援装置3と通信するのに用いられる。
 制御装置11では、システムプログラム115aがROM115にインストールされており、CPU111は、システムプログラム115aを実行することで、制御装置11の動作を制御するように構成されている。なお、システムプログラム115aには、入力ユニット13に入力された信号をRAM113に取り込む処理を実行するためのプログラムや、CPU111によって演算されさらにRAM113に格納された演算結果を出力ユニット15に送り出す処理を実行するためのプログラムなどが含まれている。
 RAM113には、図3に示すように、ユーザプログラム41が格納されている。ユーザプログラム41は、複数のPOUが組み合わされて構成されている。
 POUは、IEC61131-3におけるユーザプログラムの実行モデルの単位である。POUは、プログラムと、ファンクションと、ファンクションブロックとを含んでいる。ファンクションおよびファンクションブロックは、再利用することが可能である。すなわち、ファンクションおよびファンクションブロックは、複数のユーザプログラムで共用することが可能である。なお、ファンクションは、所定の入力値が入力された場合に、所定の入力値に対応する一定の出力値を出力する関数であり、ファンクションブロックは、内部状態を持てることにより、入力値に対する出力値が一定ではない関数である。
 また、RAM113には、図3に示すように、タスク制御プログラム43が格納されている。タスク制御プログラム43は、タスク設定データ45に基づいて、タスクの実行を制御するものである。なお、タスク制御プログラム43は、次に述べるタスク設定データ45の内容を変更することができる。
 また、RAM113には、図3に示すように、制御装置11において実行されるタスクを指定するためのタスク設定データ45が記憶されている。
 図4を用いて、タスク設定データ45を説明する。図4は、タスク設定データの内容を示す表である。タスク設定データ45には、各タスクの名称、優先度と、実行周期と、固定実行時間(後述)と、タスクに割り付けられたプログラムの名称と、が記載されている。
 なお、タスクは、一例として、優先度の値が小さいタスクが優先的に実行される。また、制御装置11では、予め設定された時間間隔(たとえば、1ms)の制御サイクルを処理全体の共通サイクルとして採用している。
 図4の例では、タスクAは、タスクBよりも優先的に実行されるとともに、1msの周期で実行される。すなわち、タスクAは、1回分の制御サイクル(1msの時間間隔)を実行サイクルとしている。また、タスクAには、POUとしてのプログラムP1、プログラムP2、プログラムP3が割り付けられている。また、タスクAには、プログラム1で利用されるファンクションブロックFB1が含まれている。
 タスクBは、2msの周期で実行される。すなわち、タスクBは、2回分の制御サイクル(2msの時間間隔)を実行サイクルとしている。また、タスクBの周期は、タスクAの周期の整数倍(2倍)に設定されている。また、タスクBは、POUとしてのプログラム4、プログラム5が割り付けられている。また、タスクBには、プログラム4で利用されるファンクションブロックFB2が含まれている。
 制御装置11は、ユーザプログラムの更新を行うことが可能なように構成されている。すなわち、制御装置11は、オンラインエディットを行うことが可能なように構成されている。なお、オンラインエディットとは、制御装置11の運転(タスクの実行)を停止させることなく、開発支援装置3を用いてユーザプログラム41の一部を変更・追加することをいう。
 オンラインエディット中には、制御装置11は、最初に、開発支援装置3からアップロードされたユーザプログラム41を通信インターフェース117により受信する。その後、制御装置11は、実行されている複数のタスクが完了してから複数のタスクが再び実行されるまでの間に、ユーザプログラム41を更新する。つまり、制御装置11は、例えば、ユーザプログラムのPOU(例えば、ファンクションブロック)を通信インターフェース117により受信した後、ユーザプログラムのPOUを受信したPOUに置き換える。
(4)開発支援装置の構成
 次に、開発支援装置3の構成の詳細について、図2及び図3を用いて説明する。
 開発支援装置3は、図2に示すように、CPU31と、記憶部33と、通信インターフェース35と、入力部37と、表示部39とを有している。記憶部33は、開発支援プログラム33aを格納している。開発支援装置3の機能は、CPU31において、開発支援プログラム33aを実行することにより実現されている。入力部37は、キーボード、マウス、タッチパネルなどの入力手段である。表示部39は、LCD、有機ELを用いたディスプレイからなる表示手段である。
 表示部39は入力内容および処理内容を表示できる。入力部37は、タスク設定データ、及びソースプログラムとしてのユーザプログラムを入力できる。
 通信インターフェース35は、開発支援装置3の記憶部33に記憶されているタスク制御プログラム、タスク設定指示及びユーザプログラムを制御装置11にダウンロードするためのインターフェースである。
 図3を用いて、開発支援装置3の開発支援プログラム3a(図2)の機能を説明する。開発支援プログラム3aは、タスク設定データ生成部63と、プログラム生成部65とを有している。
 タスク設定データ生成部63は、入力部37から入力されたタスク設定データを基にして、タスク設定データ45を生成する。
 プログラム生成部65は、入力部37から入力されたソースプログラムをコンパイルし、ユーザプログラム41を生成する。
 次に、入力部37よりソースプログラムからなるユーザプログラムが入力されると、プログラム生成部65が、入力されたソースプログラムのユーザプログラムをコンパイルし、オブジェクトモジュールのユーザプログラム41を生成する。
 続いて、入力部37からタスク設定データが入力されると、タスク設定データ生成部63が、入力されたタスク設定データを用いてPLC1が利用可能なタスク設定データ45を生成する。
 その後、開発支援装置3は、メモリ中のユーザプログラム41及びタスク設定データ45を、制御装置11のRAM113にダウンロードする。
 図5を用いて、開発支援装置3におけるタスク設定すなわちタスク設定データ45の作成を説明する。図5は、タスク設定制御を示すフローチャートである。なお、以下の制御動作は、主に、入力部37を用いた操作に従って、タスク設定データ生成部63が実行する。
 最初に、タスク構成の設計を行う。タスク構成の設計は、制御対象装置の必要な入出力応答性能に基づいて行われる(ステップS1)。
 次に、どのデバイスを2つのタスクのどちらでI/Oリフレッシュするかを決定する(ステップS2)。
 次に、各プログラムを割り付けるタスクを決定し、さらにタスクにプログラムを割り付けていく(ステップS3)。
 次に、タスクの固定化時間を設定する(ステップS4)。タスクの固定化時間とは、タスクの実際の実行時間より長い時間が、タスクの固定された実行時間として設定されたものである。つまり、タスクが実行された後に、固定時間と実際の実行時間との差分である非実行時間が確保される。なお、固定化時間は、予測される実際の実行時間の最大値を超えていることが好ましい。また、タスクの固定化時間の設定は、図4のタスク設定データ45が表示部39に表示されることにより、ユーザは設定を容易に行うことができる。より具体的には、ユーザは入力部37を介してタスクの固定化時間を開発支援装置3に入力し、次にタスク設定データ生成部63が記憶部33に格納されているタスクの固定化時間を用いて、タスク設定データ45を更新する。以上に述べたように、タスク設定データ生成部63が、タスクの固定化時間を設定する。なお、タスクの固定時間とは、後述する変更が行われない限りは、基本的には一定である。
 以上に述べたように、開発支援装置3において、入力部37及び記憶部33が、タスクの実際の実行時間より長い設定実行時間の入力を受け付け可能な受付部として機能する。また、タスク設定データ生成部63が、タスクを設定するときに、受け付けられた設定実行時間を固定化された固定化時間として設定する設定部として機能する。また、タスク設定データ生成部63は、後述するように、制御装置11においてユーザプログラム41の実行中にタスクの固定化時間を変更可能である。
 最後に、その他の設定が行われる(ステップS5)。
 図4を用いて、固定化時間をさらに説明する。この実施形態では、タスクAに固定化時間が設定されているが、タスクBには設定されていない。タスクAの固定化時間は具体的には550μsである。固定化時間は、タスクAにおけるプログラムの実際の実行時間より長く設定されていることが好ましい。
(5)制御動作
 図6を用いて、タスク実行動作を説明する。図6は、タスク実行のタイミングを示すタイミングチャートである。
 制御装置11では、電源が投入されると、所定の初期処理が実行される。
 そして、制御サイクルと同時にタスクA、Bの実行サイクルが開始される。なお、タスクAは1msの周期で実行され、タスクBは2msの周期で実行される。このように、本実施形態では、実行周期が異なる2種類のタスクの例を用いる。ただし、タスクの種類の数は限定されない。
 また、この実施形態では、タスクAは、実行時間として固定化時間が設定されており、実行の際には固定化時間が適用されるタスクである。タスクBは、実行時間として固定化時間が設定されていないタスクである。
 以下の説明において、タスクA及びタスクBを実行するのは、タスク制御プログラム43は、タスクA及びタスクBを実行する際には、RAM113に格納されたタスク設定データ45を利用する。
 具体的には、まず、最も優先度の高いタスクAの処理が開始される。このとき、タスクBは、タスクAよりも優先度が低いことから、実際の処理が開始されることなく待機状態になる。
 そして、タスクAに割り付けられたプログラムP1、プログラムP2、プログラムP3が実行される。タスクAの処理が完了すると、タスクBの処理が開始される。つまり、タスクBに割り付けられたプログラムP4、プログラムP5が実行される。
 次に、タスクA、Bの実行サイクルが同時に開始されてから1ms経過すると、タスクAの実行サイクルが経過することから、タスクBに割り付けられたプログラムP5が中断され、タスクAの実行が開始される。このとき、タスクBは待機状態である。
 そして、タスクAに割り付けられたプログラムP1、プログラムP2、プログラムP31が実行されタスクAの処理が完了すると、タスクBにおいて中断されていたプログラムP5の処理が再開される。これにより、プログラムP5の残りが実行される。
 次に、タスクA、Bの実行サイクルが同時に開始されてから2ms、3ms経過すると、タスクAの実行サイクルが経過することから、タスクAの実行が開始される。
 そして、タスクA、Bの実行サイクルが同時に開始されてから2ms経過すると、タスクAの実行サイクルが経過することから、タスクAの実行が開始される。このとき、タスクBの実行サイクルも経過することから、タスクBは待機状態である。すなわち、タスクA、Bの実行サイクルが同時に開始されてから2ms経過すると、タスクA、Bの実行サイクルが再び同時に開始される。その後、上記した動作が繰り返し行われる。
 タスク制御プログラム43は、タスクAを実行する際には、タスク設定データ45に記述された固定化時間を実行時間として適用する。図6から明らかなように、タスクAの固定化時間は、タスクAに割り付けられたプログラムが実際に実行される時間(実コードが実行されている時間)より長く設定されているので、実際の処理が終了してから、タスクBに割り付けられたプログラムが開始されるまでの間には非実行時間Sが確保されている。非実行時間Sは、変化すなわち将来の修正・拡張に対応するために確保されている時間である。図6に示す例では、タスクAの固定化時間が550μsであり、タスクAの実際の実行時間が500μsであるので、非実行時間Sは50μsである。非実行時間Sには、処理は何も行わないことが好ましく、例えば、空ループを処理したり、プログラム実行を一時休止したりする。また、非実行時間Sでは、タスク及びプログラムの実行順序に影響しない処理である、外部通信又はイベントとして発生する処理を実行してもよい。
 この装置では、タスクAに固定化時間が設定されるので、タスクAに割り当てられた処理の実行時間が長くなる修正が行われたとしても、実際の実行時間が固定化時間を超えない。つまり、タスクAの処理の変更がタスクBの実行に影響を与えない。より具体的には、タスクAの実際の実行時間が長くなったとしても、タスクBの開始タイミングは変わらないので、タスクBの実行を設定通りに正しく行うことができる。
 次に、図7及び図8を用いて、本発明の実施形態と異なる場合に生じる問題を説明する。図7及び図8は、本発明の実施形態とは異なる場合のタスク実行のタイミングを示すタイミングチャートである。
 この例では、本発明の実施形態とは異なり、タスクAに固定化時間が設定されていない。したがって、図7ではタスクAの実際の実行時間は500μsであるが、例えば割り当てられたPOUの変更によって、長くなることがある。図7の状態から変化して、図8のようにタスクAの実行時間が長くなると(例えば、変更後のタスクAの実際の実行時間は540μs)であり、タスクBの実行開始時が遅くなる。つまり、上記の場合には、タスクBの開始タイミングが変更されてしまい、さらにはタスクBの終了時が後ろにずれてしまう。その結果、図7の状態では2msの周期内に収まっていたタスクBが、図8の状態では2msの周期を超えてしまい(斜線部分)、その結果、タスクBのプログラムP5が実行できなくなる。
 本発明の実施形態の説明に戻って、次に、図9を用いて、タスクAの実際の実行時間を取得して表示する制御を説明する。図9は、タスクの実際の実行時間を取得する制御を説明するためのフローチャートである。なお、以下の制御動作は、主に、タスク制御プログラム43によって実行される。
 最初に、タスク実行が開始されるのを待つ(ステップS11)。
 タスク実行が開始されると(ステップS11でYes)、タスク制御プログラム43は、タイマ(図示せず)からタスクAの開始時刻を取得する(ステップS12)。
 次に、タスク制御プログラム43は、タスクAの実行が終了するのを待つ(ステップS13)。
 終了すると、タスク制御プログラム43は、タイマ(図示せず)からタスクAの実行終了時刻を取得する(ステップS14)。
 次に、タスク制御プログラム43は、タスクAの実際の実行時間を算出する(ステップS15)。
 次に、タスク制御プログラム43は、固定化時間と実際の実行時間の差分を演算する(ステップS16)。
 次に、タスク制御プログラム43は、タスクAの実際の実行時間と、差分とをRAM113に格納する(ステップS17)。なお、タスク制御プログラム43は、タスクAの実際の実行時間のみをRAM113に格納してもよい。このように、タスクAが実行される毎に、実際の実行時間がリアルタイムの情報としてRAM113に格納される。
 最後に、タスク制御プログラム43は、差分の時間が経過して固定化時間が終了すると(ステップS17でYes)、プロセスはステップS11に戻る。
 開発支援装置3は、定期的に又はユーザからの指示によって、制御装置11からタスクAの実際の実行時間、固定化時間及び差分を取得する。より具体的には、タスク設定データ生成部63が、制御装置11のRAM113に格納されているタスクの実際の実行時間、固定化時間及び差分を制御装置11に要求し、その結果制御装置11から送られてくるタスクの実際の実行時間、固定化時間及び差分を受信する。タスク設定データ生成部63は、上記データを記憶部33に保存する。
 その結果、開発支援装置3の表示部39が、図10の表52を表示可能になる。図10は、タスクAの実際の実行時間と固定化時間の関係を示す表である。図10では、実行時間(最小)、実行時間(最大)、固定化時間、差分が示されている。差分は、固定化時間と実行時間(最大)との差である。これにより、ユーザは、タスクAの実際の実行時間と固定化時間との関係をリアルタイムで知ることができる。なお、タスクAの実際の実行時間と固定化時間との関係の判断結果としては、固定化時間に対する実行時間(最大)の割合を表示してもよい。差分と割合はいずれか一方でもよいし、両方でもよい。上記のように、開発支援装置3のタスク設定データ生成部63が、制御装置11において実行されているタスクAの実際の実行時間及び固定化時間を、制御装置11から取得する取得部として機能している。
 上記実施形態では、固定化時間と実際の実行時間との差分の演算は、制御装置11で行われていたが、開発支援装置3で行われてもよい。
 ユーザは、開発支援装置3の表示部39に表示された図10の表52を見ながら、入力部37から変更内容を開発支援装置3に入力する。例えば、実行時間(最大)と固定化時間を比較して、差分が充分であると判断すれば固定化時間を短くするように変更し、差分が不足であると判断すれば固定化時間を長くなるように変更する。
 その結果、開発支援装置3のタスク設定データ生成部63が、タスク設定データ45の修正を行い、その修正内容を制御装置11に送信する。それにより、制御装置11のタスク制御プログラム43がタスク設定データ45を変更する。具体的には、図4におけるタスク設定データ45におけるタスクAの固定化時間の値が変更される。以上に述べたように、タスク設定データ生成部63は、ユーザプログラム41の実行中にタスクの固定化時間を変更する設定部として機能している。
 この結果、固定化時間の値が変更された後に開始されるタスクAについては、変更後の固定化時間が適用される。
 以上に述べたように、タスク制御プログラム43がタスクを実行する毎に、タスクの実際の実行時間と固定化時間との関係(具体的には、差分又は割合)が判断される。そして、その判断結果に基づいて、開発支援装置3のタスク設定データ生成部63が固定化時間を再設定できる。
 前記実施形態ではタスクAのみに固定化時間が設定されていたが、タスクBのみに固定化時間が設定されていてもよいし、タスクA及びタスクBの両方に固定化時間が設定されていてもよい。
 上記実施形態は、入力ユニット及び出力ユニットが増減するようなフレキシブルなPLCにおいて、構成変更による影響を抑制する効果がある。
2.第2実施形態
 第1実施形態では、固定化時間を設定する対象としてタスクを選んだが、本発明はそのような実施形態に限定されない。タスクに割り付けられる各種処理(例えば、プログラム、I/Oリフレッシュ)の実行時間に固定化時間を適用してもよい。
 図11を用いて、POUに本発明を適用した実施形態を説明する。図11は、第2実施形態におけるタスクのタイミングチャートである。なお、この実施形態では、第1実施形態の制御システム100の構成を前提としている。ただし、本実施形態では、第1実施形態とは異なり、タスクに固定化時間を設定することは行われない。
 図11において、タスクAに割り付けられたユーザプログラムUPG1は、POUであるプログラムP1、POUであるプログラムP2、POUであるプログラムP3から構成されている。ここで、プログラムP2は、実際の実行時間が150μsであるのに対して、固定化時間が200μsに設定されている。この場合、プログラムP2が実際の処理を終了しても、プログラムP3が実行を開始するまでには非実行時間S(この場合は50μs)が確保されている。これにより、プログラムP2が変更されたとしても、実際の実行時間が固定化時間を超えないので、タスクAの実行時間が延びることがなく、さらにはタスクBの実行に影響を与えることがない。
 この実施形態において、POUの実際の実行時間の取得、POUの実際の時間と固定化時間との関係の判断、POUの実際の時間と固定化時間との表示は、第1実施形態と同様に行われる。
 この装置では、タスクAに割り付けられた処理であるプログラムP2に固定化時間が設定されるので、プログラムP2の実行時間が長くなる修正が行われたとしても、実際の実行時間が固定化時間を超えない。つまり、プログラムP1の変更がタスクAの実行時間に影響を与えない。この結果、第1実施形態と同様に、タスクAの処理の変更がタスクBの実行に影響を与えない。より具体的には、タスクAの実際の実行時間が長くなったとしても、タスクBの開始タイミングは変わらないので、タスクBの実行を設定通りに正しく行うことができる。
 この実施形態では、プログラムP2のみに固定化時間が設定されている例を説明したが、プログラムP1及びプログラムP3にも固定化時間を設定してもよい。
 次に、図12を用いて、POUの固定化時間の設定について説明する。図12は、POUの構造を示す図である。POU_A71は、固定化時間情報73が内部に埋め込まれている。この場合、制御装置11のCPU111は、POU_A71の固定化時間情報73を読み出し、固定化時間の設定に基づいてPOUPOU_A71を実行する。
 図13を用いて、第2実施形態の変形例を説明する。図13は、POUの構造を示す図である。POU_B75は、固定化時間情報が埋め込まれていない。代わりに、テーブル77にPOU_B75の固定化時間情報が記述されている。この場合、制御装置11のCPU111は、テーブル77の固定化時間情報を読み出し、固定化時間の設定に基づいてPOUPOU_A71を実行する。
 ここで、POUの中でもファンクションブロックについての固定化時間の設定を説明する。ファンクションブロックは、定義とインスタンスとから構成されている。インスタンスは、変数であり、複数の属性(例えば、定数、初期値)を有している。そこで、この実施形態では、固定化時間を変数の属性とすることで、ライブラリのユーザ側で定義の固定化時間の設定を変更できるようになる。この場合、例えば、変数名、型、固定化時間設定からなる変数テーブル使用する。その結果、制御装置11のCPU111は、定義の設定ではなく、インスタンスの属性を優先することで、ファンクションブロックの実行時間を固定化する。また、別の例として、インスタンスの設定値を定義の設定値に上書きしてもよい。
 上記のPOUの固定化時間設定は、開発支援装置3のプログラム生成部65が、ユーザプログラム41を作成するときに実行される。また、開発支援装置3によるオンラインエディット機能(前述)によって変数の属性を書き換えることができれば、制御装置11の動作中にユーザプログラム41のPOUの固定化時間を変更できる。
 オンラインエディットでは、通常時の動作が行われている際に、開発支援装置3からユーザプログラム41がアップロードされることで、POUの固定化時間の設定を変更する。この場合、次に当該POUが実行されるときに、変更後の固定化時間がPOUの実行に適用される。
 図14を用いて、本実施形態の変形例を説明する。図14は、第2実施形態の変形例におけるタスクのタイミングチャートである。
 この変形例では、タスクAのI/リフレッシュに固定化時間が設定されている。この場合、I/Oリフレッシュ全体に固定化時間が設定されていてもよいし、入力データ処理及び出力データ処理の一方に固定化時間が設定されていてもよい。
 I/Oリフレッシュに固定化時間を設定については、設定条件、設定方法、設定による効果は前記実施形態と同様である。
3.第3実施形態
 第1実施形態ではタスクに固定化時間が設定され、第2実施形態ではタスクに割り付けられる処理に固定化時間が設定されていたが、両方の設定が行われてもよい。
 図15を用いて、第3実施形態を説明する。図15は、第3実施形態におけるタスク設定データの内容を示す表である。
 本実施形態では、第1実施形態の制御システム100の構成を前提としており、第1実施形態の機能(タスクの固定化時間設定)及び前記第2実施形態の機能(タスクに割り付けられる処理の固定化時間設定)の両方が、制御装置11及び開発支援装置3によって実現されている。
 この実施形態では、図15に示す表54が、開発支援装置3の表示部39に表示される。表54においては、プライマリタスクに固定化時間が設定され、さらに、プログラムP1のファンクションブロックFBI1及びプログラムP2のファンクションブロックFBI3に固定化時間が設定されている。
 この結果、ユーザは開発支援装置3の表示部39を見ることによって、実際の動作に従って変化していく実行時間(最大)と固定化時間との関係を確認することができる。また、ユーザは、開発支援装置3の入力部37を操作することで、プライマリタスクの固定化時間、及びプログラムP1のファンクションブロックFBI1及びプログラムP2のファンクションブロックFBI3の固定化時間を変更できる。以上に述べたように、タスクの実行中に固定化時間が変更されるので、固定化時間の設定を容易に最適化できる。
4.他の実施形態
 以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
 本発明は、制御装置及び制御システムに広く適用できる。
1    :PLCシステム
3    :開発支援装置
5    :信号入力部
7    :制御対象機器
11   :制御装置
13   :入力ユニット
15   :出力ユニット
17   :電源ユニット
31   :CPU
33   :記憶部
33a  :開発支援プログラム
35   :通信インターフェース
37   :入力部
39   :表示部
41   :ユーザプログラム
43   :タスク制御プログラム
45   :タスク設定データ
63   :タスク設定データ生成部
65   :プログラム生成部
71   :POU_A
73   :固定化時間情報
75   :POU_B
79   :固定化時間情報
100  :制御システム
111  :CPU
113  :RAM
115  :ROM
115a :システムプログラム
117  :通信インターフェース
 

Claims (11)

  1.  少なくとも2種類のタスクを周期的に繰り返し実行する制御装置であって、
     前記少なくとも2種類のタスクのうち少なくとも1種類のタスクの実行時間として当該タスクの実際の実行時間より長く設定された固定化時間が格納された格納部と、
     前記少なくとも2種類のタスクを実行する制御部であり、前記固定化時間を適用して前記少なくとも1種類のタスクを実行するタスク制御部と、
    を備えた制御装置。
  2.  前記少なくとも2種類のタスクは互いに異なる実行周期を有する、請求項1に記載の制御装置。
  3.  前記タスク制御部は、前記少なくとも1種類のタスクを実行する毎に、当該タスクの実際の実行時間を前記格納部に格納する、請求項1又は2に記載の制御装置。
  4.  請求項1~3のいずれかに記載の制御装置と、
     前記少なくとも1種類のタスクの実際の実行時間より長い設定実行時間の入力を受け付け可能な受付部と、当該タスクを設定するときに、受け付けられた前記設定実行時間を前記固定化時間として設定する設定部と、を有する固定化時間設定装置と、
    を備えた制御システム。
  5.  前記固定化時間設定装置は、
     前記制御装置において実行されている前記少なくとも1種類のタスクの前記実際の実行時間及び前記固定化時間を、前記制御装置から取得する取得部と、
     取得された前記少なくとも1種類のタスクの前記実際の実行時間及び前記固定化時間を表示する表示部をさらに有している、請求項4に記載の制御システム。
  6.  タスクを繰り返し実行する制御装置であって、
     前記タスクに割り付けられる少なくとも1種類の処理の実行時間として当該処理の実際の実行時間より長く設定された固定化時間が格納された格納部と、
     前記タスクを実行する制御部であり、前記固定化時間を適用して前記少なくとも1種類の処理を実行するタスク制御部と、
    を備えた制御装置。
  7.  前記少なくとも1種類の処理は、プログラム部品の実行である、請求項6に記載の制御装置。
  8.  前記少なくとも1種類の処理は、外部データの入力処理及び出力処理の一方又は両方である、請求項6に記載の制御装置。
  9.  前記タスク制御部は、前記少なくとも1種類の処理の実行毎に、当該処理の実際の実行時間を前記格納部に格納する、請求項6~8のいずれかに記載の制御装置。
  10.  請求項6~9のいずれかに記載の制御装置と、
     前記少なくとも1種類の処理の実際の実行時間より長い設定実行時間の入力を受け付け可能な受付部と、当該処理を設定するときに、受け付けられた前記設定実行時間を前記固定化時間として設定する設定部と、を有する固定化時間設定装置と、
    を備えた制御システム。
  11.  前記固定化時間設定装置は、
     前記制御装置において実行されている前記少なくとも1種類の処理の前記実際の実行時間及び前記固定化時間を、前記制御装置から取得する取得部と、
     取得された前記少なくとも1種類の処理の前記実際の実行時間及び前記固定化時間を表示する表示部をさらに有している、請求項10に記載の制御システム。
     
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