WO2014168061A1

WO2014168061A1 - 反射シート材、光源装置及び表示装置

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Publication number: WO2014168061A1
Application number: PCT/JP2014/059771
Authority: WO
Inventors: 寺川　大輔
Original assignee: 堺ディスプレイプロダクト株式会社
Priority date: 2013-04-08
Filing date: 2014-04-02
Publication date: 2014-10-16
Also published as: US20160170124A1; US10088619B2

Abstract

導光板の一側面側に光源等が配置された場合、反射シート材の一辺の中央部にて該反射シート材が該光源などに当たることを未然に防止できる反射シート材、光源装置及び表示装置を提供する。一側面から入射される光を一面から出射させる矩形の導光板の他面と対向配置され、該導光板に入射された光を前記導光板の一面側に反射する反射シート材６において、矩形の反射シート材６の４辺のうち、一辺の中央部に欠損部を設け、かかる一辺が前記導光板の一側面側に配置されるように反射シート材６を配設する。

Description

反射シート材、光源装置及び表示装置

　本発明は、一側面から入射される光を一面から出射させる導光板の他面と対向配置され、該導光板に入射された光を前記導光板の一面側に反射する反射シート材と、該反射シートを備える光源装置及び表示装置とに関する。

　液晶パネルの側面側から光を照射するいわゆるエッジライトの場合には液晶パネルの裏面側に、光源からの光を液晶パネルに導く導光板と、該光源から導光板に入射される光を液晶パネル側に反射する反射シートとを備えている。

　しかし、近年、液晶表示装置は大型化が進められており、それに伴って液晶表示装置を構成する各部品の寸法公差の絶対値も大きくなっている。このため、製品として組み立てたときに部品間に隙間が生じることがあり、この隙間が表示画面に輝度ムラを発生させるという問題が生じていた。

　このような問題に対して、特許文献１のバックライトユニットでは、導光板の側面側に配置される冷陰極蛍光ランプと、導光板の背面（非発光面）側に配置される反射シートと、該反射シートを背面から支持すると共に前記冷陰極蛍光ランプを覆い、該冷陰極蛍光ランプからの光を導光板に反射させるリフレクターとを備えるエッジライト方式のバックライトユニットにおいて、前記リフレクターに前記反射シート側に突出する凸形状部を設け、前記リフレクターと前記反射シートとの間にスペーサを配設し、又は前記反射シートの端部を導光板側に折り曲げるなどによって、導光板の稜線と前記反射シートとを強制的に接触させ、前記稜線における光の乱反射を抑制することについて開示している。

特開２００７－２６５８８２号公報

　一方、上述したように、導光板及び反射シートを用いる液晶表示装置の場合、導光板の非発光面からの光の入光及び該非発光面からの光の漏れを防止するため、反射シートが導光板の先端面より光源側にはみだすように構成されている。

　しかし、大型液晶表示装置であって、光源が導光板の下側に配設されたエッジライト式の場合は、前記反射シートが自重によりその中央部において下側にたるみ、また、組み立て時に何らかの原因により光源が部分的に導光板側に近づくようなことが重なることにより、はみ出した反射シートの先端が光源と当たる問題が生じていた。

　図１４及び図１５は従来の液晶表示装置にて発生する問題を説明する説明図である。図１４及び図１５においては、光源３と、下側の光源３からの光をその一面側の光学シート４に導く導光板５と、導光板５の他面側に配設され、光源３から導光板５に入射される光を光学シート４に反射する反射シート６とを備える液晶表示装置の一例を示している。

　斯かる従来の液晶表示装置においては、上述したように、反射シート６が自重によりその中央部において光源３側にたるみ、また、光源３が部分的に導光板５側に近づいてしまうような場合、光源３側にはみ出した反射シート６の先端が光源３と当たり、図１４及び図１５に示したように、曲がる問題が生じていた。このような場合、導光板５に係る当該箇所では、導光板５の他面からの光の入光、該他面からの光の漏れ等が発生し、黄色く光る問題が発生する。

　しかしながら、特許文献１のバックライトユニットにおいてはこのような問題を解決できない。

　本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、一側面から入射される光を一面から出射させる導光板の他面と対向配置され、該導光板に入射された光を前記導光板の一面側に反射する反射シート材において、前記反射シート材の一辺の中央部に欠損部を設け、かかる一辺が前記導光板の一側面側に配置されるように前記反射シート材を配設することにより、前記導光板の一側面側に光源等が配置された場合、前記反射シート材の一辺の中央部にて該反射シート材が該光源などに当たることを未然に防止できる反射シート材、光源装置及び表示装置を提供することにある。

　また、本発明の目的とするところは、一側面から入射される光を一面から出射させる導光板の他面と対向配置され、該導光板に入射された光を前記導光板の一面側に反射する反射シート材において、複数の反射シート片からなる反射シート材における、前記導光板の一側面側に配置される一枚の反射シート片の一辺の中央部に欠損部を設け、該一枚の反射シート片の一辺が前記導光板の一側面側に配置されるようにすることにより、前記導光板の一側面側に光源等が配置された場合、前記反射シート材（一枚の反射シート片）の一辺の中央部にて該反射シート材が該光源などに当たることを防止できる反射シート材、光源装置及び表示装置を提供することにある。

　本発明に係る反射シート材は、一側面から入射される光を一面から出射させる導光板の他面と対向配置され、該導光板に入射された光を前記導光板の一面側に反射する反射シート材において、前記導光板の一側面側に配置される一辺の中央部に欠損部を設けていることを特徴とする。

　本発明にあっては、前記反射シート材の一辺の中央部に欠損部を設け、前記反射シート材が前記導光板の他面と対向配置される場合、かかる一辺が前記導光板の一側面側に配置される。これにより、前記導光板の一側面側に光源等が配置された場合、前記反射シート材の中央部が自重によりたるんだ場合でも、前記反射シート材の一辺の中央部にて該反射シート材が該光源に当たることを防止する。

　本発明に係る反射シート材は、一側面から入射される光を一面から出射させる導光板の他面と対向配置され、該導光板に入射された光を前記導光板の一面側に反射する反射シート材において、前記導光板の一側面側に配置される一枚の反射シート片を含む複数枚の反射シート片からなり、前記一枚の反射シート片は、前記導光板の一側面に対応する一辺を有しており、前記一辺は中央部に欠損部を設けていることを特徴とする。

　本発明にあっては、複数の反射シート片からなる前記反射シート材において、前記一枚の反射シート片の一辺の中央部に欠損部を設け、前記反射シート材が前記導光板の他面と対向配置される場合、前記一枚の反射シート片の一辺が前記導光板の一側面側に配置される。これにより、前記導光板の一側面側に光源等が配置された場合、前記反射シート材の中央部が自重によりたるんだ場合でも、前記反射シート材（一枚の反射シート片）の一辺の中央部にて該反射シート材が該光源に当たることを防止する。

　本発明に係る反射シート材は、前記欠損部は、その長手方向が前記一辺に沿う短冊状であることを特徴とする。

　本発明にあっては、前記一辺の中央部には、その長手方向が該一辺に沿うように短冊状である欠損部が設けられる。

　本発明に係る反射シート材は、前記欠損部は円弧状であることを特徴とする。

　本発明にあっては、前記一辺の中央部には、その弦が該一辺に沿うように円弧状である欠損部が設けられる。

　本発明に係る反射シート材は、前記欠損部では、前記一辺から該一辺に対向する他辺側への最大深さが２～３ｍｍであることを特徴とする。

　本発明にあっては、前記一辺の中央部には、前記一辺から該一辺に対向する他辺側への最大深さが２～３ｍｍとなるようにして、短冊状又は円弧状である欠損部が設けられる。

　本発明に係る光源装置は、光源と、一側面から入射される前記光源からの光を一面から出射させる導光板と、前述の発明の何れかに記載の反射シート材とを備え、前記反射シート材の一辺の両端が、前記導光板の一側面より前記光源側にはみ出るように構成されていることを特徴とする。

　本発明にあっては、例えば、前記反射シート材の前記一辺の中央部に短冊状又は円弧状である欠損部を設け、前記反射シート材の一辺の両端が前記導光板の一側面より前記光源側にはみ出すように構成する。これにより、前記反射シート材の中央部が自重によりたるんだ場合でも、前記反射シート材の一辺の中央部では該反射シート材が該光源に当たることを防止すると共に、上述したようなたるみが発生しない前記反射シート材の一辺の両端では導光板の他面からの光の入光及び光の漏れを防止する。

　本発明に係る光源装置は、前記光源の出光面と、前記導光板の一側面とは、前記導光板の厚み方向の寸法が同一であり、少なくとも前記導光板の一側面の中央部では、前記光源の出光面及び前記導光板の一側面が対向整合するように配置されていることを特徴とする。

　本発明にあっては、前記光源の出光面及び前記導光板の一側面が前記導光板の厚み方向の寸法が同一であるので、少なくとも前記導光板の一側面の中央部で前記光源の出光面及び前記導光板の一側面が対向整合するように配置することにより、前記導光板の中央部では入射された光が全反射しながら伝播していき、前記反射シートの欠損部を介して光が漏れることを防ぐ。

　本発明に係る表示装置は、前述の発明の何れか一つに記載の光源装置と、該光源装置の導光板の一面側に設けられており、該導光板を介して入射される光を用いて画像を表示する表示パネルとを備えることを特徴とする。

　本発明にあっては、前記光源装置の光源から該光源装置の導光板に入射され、該光源装置の反射シート材によって前記導光板の一面側に反射される光は、該導光板の一面を介して前記表示パネルに出射される。該表示パネルはかかる光を用いて画像を表示する。

　本発明によれば、前記反射シート材の一辺の中央部に欠損部を設け、かかる一辺が前記導光板の一側面側に配置されるように前記反射シート材を配設することにより、前記導光板の一側面側に光源等が配置された場合、前記反射シート材の中央部が自重によりたるんだ場合でも、前記反射シート材の一辺の中央部にて該反射シート材が該光源等に当たることを未然に防止できる。

　本発明によれば、複数の反射シート片からなる反射シート材における、前記導光板の一側面側に配置される一枚の反射シート片の一辺の中央部に欠損部を設け、該一枚の反射シート片の一辺が前記導光板の一側面側に配置されるようにすることにより、前記導光板の一側面側に光源等が配置された場合、前記反射シート材の中央部が自重によりたるんだ場合でも、前記反射シート材（一枚の反射シート片）の一辺の中央部にて該反射シート材が該光源などに当たることを防止できる。

本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機の外観を示す正面図である。本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機の要部構成を概念的に説明する分解図である。図１のＡ―Ｂ線による横断面図である。本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機の反射シート材の形状を説明する説明図である。本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機における、光源部の端部及び中央部の付近での、光源部、導光板及び反射シート材の位置関係を説明する説明図である。本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機における、光源部の端部及び中央部の付近での、光源部、導光板及び反射シート材の位置関係を説明する説明図である。組み立て時に不具合が発生した場合における、光源部と、導光板と、反射シート材との位置関係を説明する説明図である。組み立て時に不具合が発生した場合に対する、本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機の対応を説明する説明図である。組み立て時に不具合が発生した場合に対する、本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機の対応を説明する説明図である。本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機の反射シート材の他の形状を説明する説明図である。本発明の実施の形態２に係るテレビジョン受像機の反射シート材の形状を説明する説明図である。組み立て時に不具合が発生した場合に対する、本発明の実施の形態２に係るテレビジョン受像機の対応を説明する説明図である。組み立て時に不具合が発生した場合に対する、本発明の実施の形態２に係るテレビジョン受像機の対応を説明する説明図である。従来の液晶表示装置にて発生する問題を説明する説明図である。従来の液晶表示装置にて発生する問題を説明する説明図である。

　以下に、本発明の実施の形態に係る反射シート材、光源装置及び表示装置を、いわゆる液晶表示パネルを備えるテレビジョン受像機に適用した場合を例として、図面に基づいて詳述する。

（実施の形態１）
　図１は本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機の外観を示す正面図である。図中符号１００は、本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機を示しており、本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機１００は、例えば、７０型のテレビジョン受像機である。以下、説明の便宜上、図面において、テレビジョン受像機の左右方向を横方向、上下方向を縦方向という。

　図２は本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機１００の要部構成を概念的に説明する分解図であり、図３は図１のＡ―Ｂ線による横断面図である。本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機１００は、図１に示したように、表側の一面に映像を表示する矩形の液晶表示パネル２を備えている。また、液晶表示パネル２の裏側には、本発明に係る光源装置１が配置されている。

　光源装置１は、光源部３と、光学シート４と、導光板５と、反射シート材６とを備えている。

　光学シート４は一面が液晶表示パネル２の他面と対向するように配置されており、また、導光板５は一面が光学シート４の他面と対向するように配置され、更に反射シート材６は一面が導光板５の他面と対向するように配置されている。

　液晶表示パネル２より表側には、フロントカバー７が配置されている。フロントカバー７は、ユーザによって視認される液晶表示パネル２の一面の形状に倣う矩形の底を有する筒状をなしており、断面示Ｌ字状をなしている。また、フロントカバー７の前記底には矩形の表示窓７１が開口している。ユーザは表示窓７１を介して液晶表示パネル２の前記一面に表示される画像を視認することができる。

　更に、フロントカバー７の前記底の縁から表示窓７１の縁までは所定の幅を有しており、換言すれば、フロントカバー７の前記底であって、表示窓７１を除く剰余部分は中空矩形の額縁部７２を形成している。液晶表示パネル２は、前記一面の周縁部が額縁部７２によって覆われている。

　額縁部７２の裏側には、表示窓７１側の縁に沿って、液晶表示パネル２をその周縁部と当接して抑えるパネル抑え部７３が、液晶表示パネル２の厚み方向に突設されている。すなわち、パネル抑え部７３は、液晶表示パネル２の周縁部を後述するＰシャーシ８に押し付けることにより、液晶表示パネル２を保持している。

　また、液晶表示パネル２は前記他面に偏光板（図示せず）を設けており、該偏光板を用いて入射される光をＰ波（水平偏向成分）とＳ波（垂直偏向成分）に分離し、Ｐ波だけが一面に向けて出て行き、Ｓ波は該偏光板に吸収されるように構成されている。液晶表示パネル２は、例えば電気泳動液晶パネルであっても良い。

　また、額縁部７２の裏側であってパネル抑え部７３と反対側には、Ｐシャーシ８と当接するよう、所定の段差を持って当接面７４が形成されている。液晶表示パネル２、Ｐシャーシ８、光源装置１はフロントカバー７内に収容される。

　液晶表示パネル２の前記他面側には、液晶表示パネル２の該他面の周縁部と当接して液晶表示パネル２を支持するＰシャーシ８が設けられている。上述したように、パネル抑え部７３が液晶表示パネル２の周縁部をＰシャーシ８側に押し付けており、液晶表示パネル２はパネル抑え部７３及びＰシャーシ８によって挟持されている。

　また、Ｐシャーシ８はフロントカバー７の前記底の形状に倣う矩形の底を有する筒状をなしており、断面示Ｌ字状をなしている。更に、Ｐシャーシ８の前記底には表示窓７１に倣う矩形の開口８１が形成されている。

　Ｐシャーシ８の前記底において、開口８１を除く剰余部分は、液晶表示パネル２の前記他面及びフロントカバー７の当接面７４と当接する当接部８２でおり、当接部８２は中空矩形をなしている。光源装置１はＰシャーシ８内に収容される。

　当接部８２の表側であって、開口８１側の一端部には、液晶表示パネル２の他面の周縁部に倣う形状の欠損部８４が形成されており、液晶表示パネル２の他面の周縁部が欠損部８４と当接される。

　また、当接部８２の前記一端部の裏側には、光学シート４の周縁部と当接して抑え、光学シート４、導光板５及び反射シート材６を保持するシート抑え部８３が、縁に沿って、光学シート４の厚み方向に突設されている。シート抑え部８３の端部には、光学シート４の一面の周縁部に倣う形状の欠損部８５が形成されており、光学シート４の一面の周縁部が欠損部８５と当接される。これにより、シート抑え部８３は、光学シート４の周縁部を後述するスペーサ１０に押し付けることにより、光学シート４、導光板５及び反射シート材６を保持している。

　光学シート４は、光源部３から発せられ、導光板５を介して入射される光に対して拡散、集光等を行ない、より均一な光を液晶表示パネル２に向けて出射させる、公知のものである。例えば、光学シート４は、２枚の拡散シートと、１枚のプリズムシートとからなり、該プリズムシートは２枚の拡散シートの間に介在している。

　前記２枚の拡散シートのうち導光板５側に配置された一の拡散シートは、導光板５を介して光源部３から入射される光を拡散させて前記プリズムシートに入射させる光学シートである。また、前記プリズムシートは、前記一の拡散シートを介して入射される光を集光して他の拡散シートに向けて出射させる光学シートである。前記プリズムシートを通過した光は、該プリズムシートに対して垂直に前記他の拡散シートへ入射される。

　液晶表示パネル２側に配置された前記他の拡散シートは、前記プリズムシートを介して入射される光を更に拡散させてより均一な輝度分布にして液晶表示パネル２に向けて出射させる光学シートである。

　光学シート４の他面側には、矩形の導光板５が配置されている。導光板５は光源部３が発する光を光学シート４（液晶表示パネル２）に導く。例えば、導光板５は、光学シート４の他面と対向する一面に、光源部３から入射された光が液晶表示パネル２方向に進行するようにパターンが形成された出射面を有するように構成してもよい。これによって、導光板５は、光源部３から入射される光を平面光に変えて前記出射面を通じて光学シート４に均一に伝達することができる。なお、導光板５は、いわゆる位置決めピンに対応する切り欠き部、又は穴をその縁部に形成する場合もあるが全体として略矩形をなしている。

　また、導光板５は、例えば透明度の高いアクリル樹脂からなり、導光板５の他面には、光源部３から入射される光を乱反射させて導光板５の出射面から出射させるための反射シート６が配置されている。

　縦方向における、導光板５の下側の一側面付近には、光源部３が設けられている。光源部３は、導光板５の一側面５１に対して対向配置された短冊状の基板３２と、基板３２の長手方向に沿ってその一面に実装された複数の光源３３，３３，・・・３３と、基板３２の他面側に配設され、基板３２を介して光源３３，３３，・・・３３が発する熱を冷却する角柱状の放熱ブロック３１とを有する。

　光源３３は、例えば、冷陰極蛍光ランプ（ＣＣＦＬ：ＣｏｌｄＣａｔｈｏｄｅＦｌｕｏｒｅｓｃｅｎｃｅＬａｍｐ）、外部電極蛍光ランプ（ＥＥＦＬ：ＥｘｔｅｒｎａｌＥｌｅｃｔｒｏｄｅＦｌｕｏｒｅｓｃｅｎｔＬａｍｐ）、熱陰極管（ＨＣＦＬ：Ｈｏｔ　Ｃａｔｈｏｄｅ　Ｆｌｕｏｒｅｓｃｅｎｔ　Ｌａｍｐ）又は発光ダイオード（ＬＥＤ：ＬｉｇｈｔＥｍｉｔｔｉｎｇＤｉｏｄｅ）等である。

　反射シート材６は、導光板５に倣う矩形であり、その一面が導光板５の他面と対向するように配置されている。反射シート材６は、例えば、反射性のよい白色樹脂からなり、光源３３から導光板５に入射した光を反射し、反射した光を導光板５の前記出射面側に戻す機能を有する。また、反射シート材６の一面には、反射性のよい塗料が塗布されていてもよい。なお、反射シート材６においても、導光板５と同様、いわゆる位置決めピンに対応する切り欠き部、又は穴をその縁部に形成する場合があるが全体として略矩形をなしている。

　一方、反射シート材６の他面側には、スペーサ１０，１０を挟んで放熱材９が配置されている。反射シート材６の他面と、放熱材９の一面とは対向している。スペーサ１０は、前記縦方向における、導光板５の両端側に設けられている。

　図４は本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機１００の反射シート材６の形状を説明する説明図である。

　本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機１００において、上述したような反射シート材６は矩形であり、光源部３側の一辺側の端部６１に欠損部６２が形成されている。欠損部６２はその長手方向が前記一辺に沿う短冊状である。

　より詳しくは、欠損部６２は、反射シート材６の前記一辺の両端から夫々７ｍｍ離れたところに形成されており、前記一辺から該一辺に対向する他辺側への深さが２～３ｍｍであるように形成されている。

　図５及び図６は本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機１００における、光源部３の端部及び中央部の付近での、光源部３、導光板５及び反射シート材６の位置関係を説明する説明図である。図５は、光源部３の一端部付近における、光源部３、導光板５及び反射シート材６の位置関係を説明する説明図であり、図６は、光源部３の中央部付近における、光源部３、導光板５及び反射シート材６の位置関係を説明する説明図である。

　図５に示したように、光源部３の一端部付近においては、反射シート材６の前記一辺側の端部６１の先端が、導光板５の一側面５１より、例えば１ｍｍ光源部３側にはみ出しながらも、光源３３，３３，・・・３３と当たらないように構成されている。

　また、図６に示したように、光源部３の中央部付近においては、反射シート材６に欠損部６２が形成されていることから、反射シート材６の前記一辺側の端部６１の先端が、導光板５の一側面５１から前記一辺に対向する他辺側へ、例えば該一片から２ｍｍのところに位置するように構成されている。

　一方、実際のテレビジョン受像機の製造においては、設計ミス、組み立て上の都合、寸法のばらつき等により、光源部３と導光板５との配設に不具合が生じる場合がある。例えば、組み立て時に光源部３がその長手方向における中央部にて導光板５側に反ってしまう場合、光源部３が導光板５の下側に配置されている場合、反射シート材６が自重により、中央部分が光源部３側にたるんでしまう場合が挙げられる。また、設計ミス等により光源部３の長手方向に沿う方向において、導光板５の中央部と、両端部とでの保持具合が異なる場合等が更に挙げられる。

　図７は組み立て時に不具合が発生した場合における、光源部３と、導光板５と、反射シート材６との位置関係を説明する説明図である。図７（Ａ）は図３においてＺ方向から見た場合の説明図であり、図７（Ｂ）は図３においてＸ方向から見た場合の説明図である。

　上述したように、光源部３がその長手方向における中央部にて導光板５側に反っており、反射シート材６が自重により、その中央部分が光源部３側にたるんでしまい、また、反射シート材６の中央部と、両端部とでの保持具合が異なるような場合は、導光板５及び反射シート材６と光源部３とが相互近寄ることとなるうえで、光源３３，３３，・・・３３と導光板５との位置が相互整合しなくなるという不具合が生じる。

　すなわち、光源部３がその長手方向における中央部にて導光板５側に反っているうえで、反射シート材６が自重により、その中央部分が光源部３側にたるんでいるので、導光板５及び反射シート材６と光源部３とが相互近寄ることとなり、導光板５より光源部３側にはみ出している反射シート材６の端部６１が光源３３，３３，・・・３３に当たって変形し、変色（例えば、黄色）の光が導光板５から出光してしまうという問題が生じる。

　また、図７（Ｂ）で示すように、導光板５の中央部と、両端部とでの保持具合が異なり、導光板５の端部では導光板５が液晶表示パネル２側に曲がった状態にて保持されたような場合は、光源３３，３３，・・・３３における後述の出光面３３１と、導光板５において光が入光される光源３３，３３，・・・３３側の一側面５１との向き合う位置が整合しなくなるという問題が生じる。

　図８及び図９は組み立て時に不具合が発生した場合に対する、本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機１００の対応を説明する説明図である。図８は、光源部３の一端部付近における、光源部３、導光板５及び反射シート材６の位置関係を説明する説明図であり、図９は、光源部３の中央部付近における、光源部３、導光板５及び反射シート材６の位置関係を説明する説明図である。

　本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機１００においては、上述したように、反射シート材６の前記一辺側の端部６１の先端が、光源部３の長手方向の両端部付近にて、光源３３，３３，・・・３３と当たらない範囲で、導光板５の一側面５１より光源部３側へはみ出すように構成されているので、光源部３の端部付近にて、光源３３，３３，・・・３３における、導光板５に向けて光が出射される出光面３３１と、導光板５の一側面５１との向き合う位置が整合しなくなる問題が生じる場合に対応できる。

　すなわち、図８に示すように、光源部３の一端部付近にて、導光板５の他面側に光源部３の位置が変更して光源３３，３３，・・・３３の出光面３３１と、導光板５の一側面５１との向き合う位置が整合しなくなっているが、光源部３の端部付近では、導光板５及び反射シート材６と光源部３とが相互近寄ることは生じないので、光源部３側へはみ出している反射シート材６の前記端部６１が光源３３，３３，・・・３３に当たることなく、導光板５の他面からの光の入光及び該他面からの光の漏れを防止する。

　本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機１００においては、反射シート材６の前記一辺の中央部に欠損部６２が形成されていることにより、光源部３の中央部付近で導光板５及び反射シート材６と光源部３とが相互近寄ることとなり、導光板５からはみ出している反射シート材６の端部６１が光源３３，３３，・・・３３に当たって変形する問題に対応できる。

　すなわち、図９に示すように、光源部３の中央部付近においては、反射シート材６の端部６１の先端が、導光板５の一側面５１から反射シート材６の前記一辺に対向する他辺側へ２ｍｍのところに位置するので、反射シート材６の端部６１の先端が光源３３，３３，・・・３３と当たって変更することを未然に防ぐ。

　さらに、本発明の実施の形態１に係るテレビジョン受像機１００においては、光源部３の中央部付近又は反射シート材６の前記一辺の中央部付近において、光源３３，３３，・・・３３の出光面３３１と、導光板５の一側面５１との向き合う位置が整合しており、かつ導光板５の厚み方向における、光源３３，３３，・・・３３の出光面３３１と、導光板５の一側面５１との寸法が同一であるように構成している。従って、導光板５の一側面５１から入射された光は全反射しながら伝播していくので、導光板５の他面及び欠損部６２を介して光が漏れることもない。

　以上の説明においては、その一辺の中央部付近で、反射シート材６の端部６１の先端が、導光板５の一側面５１から、前記一辺に対向する他辺側へ２ｍｍのところに位置する場合を例として説明したがこれに限るものでなく、例えば、導光板５の一側面５１から２ｍｍ以下であっても良い。

　また、以上の説明においては、端部６１の欠損部６２が短冊状である場合を例として説明したがこれに限るものでない。例えば、図１０に示すように、その弦が端部６１の前記一辺に沿うように形成された円弧状をなすようにしても良い。また、この場合においては、反射シート材６の欠損部６２の前記一辺の中央部付近で、端部６１の先端が、導光板５の一側面５１から前記一辺に対向する他辺側へ最大２ｍｍのところに位置するように形成すれば良い。

（実施の形態２）
　本発明の実施の形態２に係るテレビジョン受像機１００において、反射シート材６は、後述するように、第１反射シート片６Ａ（一枚の反射シート片）と、第２反射シート片６Ｂとを備えている。

　図１１は本発明の実施の形態２に係るテレビジョン受像機１００の反射シート材６の形状を説明する説明図である。第１反射シート片６Ａは短冊状をなしており、長手方向が電源３３，３３，・・・３３の並設方向と平行となるように、換言すれば、その長手方向を横方向として配置されている。第１反射シート片６Ａは、短手方向の一辺（下側）の端部６１Ａが電源３３，３３，・・・３３の付近に配置されており、短手方向の他辺（上側）の端部６３Ａが、例えばテープＴ，Ｔ，Ｔによって、放熱材９に固定されている。また、この際、上述したように、第１反射シート片６Ａの短手方向の前記一辺の端部６１Ａはシート抑え部８３及びスペーサ１０に挟持されている。

　第１反射シート片６Ａの前記一辺の端部６１Ａには欠損部６２が形成されている。欠損部６２は、実施の形態１の場合と同様、その長手方向が前記一辺に沿う短冊状である。より詳しくは、欠損部６２は、第１反射シート片６Ａの前記一辺の両端から夫々７ｍｍ離れたところに形成されており、前記一辺から該一辺に対向する他辺側への深さが２～３ｍｍであるように形成されている。

　一方、第２反射シート片６Ｂは表示窓７１により少し広い面積を有する矩形であり、導光板５の前記一面に対応し、該一面より少し小さい面積を有している。また、第２反射シート片６Ｂは、横方向に沿う下側一辺の端部６１Ｂの寸法が、第１反射シート片６Ａの長手方向の寸法と同一又は少し短くなるように構成されている。第２反射シート片６Ｂは、横方向に沿う上側の他辺の端部６３Ｂに、３つの穴Ｈ，Ｈ，Ｈを設けており、例えばスタッドにより放熱材９に保持されている。

　また、第２反射シート片６Ｂは、端部６１Ｂの所定範囲が第１反射シート片６Ａ及び導光板５の間に摺動可能に挟まれている。すなわち、第２反射シート片６Ｂの端部６１Ｂは、第１反射シート片６Ａ及び導光板５によって挟まれて保持されているのみであるので、挟まれた状態のまま導光板５の面に沿う方向への摺動が可能である。従って、第２反射シート片６Ｂはシワが生じることなく熱膨張できる。

　以上のような構成を有することから、本発明の実施の形態２に係るテレビジョン受像機１００においては、上述したように、導光板５及び反射シート材６と光源部３とが相互近寄ることとなり、導光板５からはみ出している第１反射シート片６Ａの端部６１Ａが光源３３，３３，・・・３３に当たって変形する問題と、導光板５の中央部と、両端部とでの保持具合が異なり、光源３３，３３，・・・３３の出光面３３１と、導光板５の一側面５１との向き合う位置が整合しなくなる問題（図７（Ｂ）参照）とに対応できる。

　図１２及び図１３は組み立て時に不具合が発生した場合に対する、本発明の実施の形態２に係るテレビジョン受像機１００の対応を説明する説明図である。図１２は、光源部３の一端部付近における、光源部３、導光板５及び反射シート材６の位置関係を説明する説明図であり、図１３は、光源部３の中央部付近における、光源部３、導光板５及び反射シート材６の位置関係を説明する説明図である。

　本発明の実施の形態２に係るテレビジョン受像機１００においては、上述したように、第１反射シート片６Ａの前記一辺側の端部６１Ａの先端が、光源部３の長手方向の両端部付近にて、光源３３，３３，・・・３３と当たらない範囲で、導光板５の一側面５１より光源部３側へはみ出すように構成されている。従って、光源部３の一端部付近にて、光源部３が導光板５の他面側に位置変更して光源３３，３３，・・・３３の出光面３３１と、導光板５の一側面５１との向き合う位置が整合しなくなった場合においても、光源部３の端部付近では、導光板５及び反射シート材６と光源部３とが相互近寄ることは生じないので、光源部３側へはみ出している反射シート材６（第１反射シート片６Ａ）の前記端部６１Ａが光源３３，３３，・・・３３に当たることなく、導光板５の前記他面からの光の入光及び該他面からの光の漏れを防止する。

　また、本発明の実施の形態２に係るテレビジョン受像機１００においては、第１反射シート片６Ａの前記一辺の中央部に欠損部６２が形成されていることにより、端部６１Ａの先端が、導光板５の一側面５１から、第１反射シート片６Ａの前記一辺に対向する他辺側へ２ｍｍのところに位置する。従って、光源部３の中央部付近で導光板５及び反射シート材６と光源部３とが相互近寄ることとなり、導光板５からはみ出している第１反射シート片６Ａの端部６１Ａが光源３３，３３，・・・３３に当たって変形することを未然に防ぐ。

　さらに、本発明の実施の形態２に係るテレビジョン受像機１００においても、光源部３の中央部付近又は第１反射シート片６Ａの前記一辺の中央部付近において、光源３３，３３，・・・３３の出光面３３１と、導光板５の一側面５１との向き合う位置が整合し、かつ導光板５の厚み方向における、光源３３，３３，・・・３３の出光面３３１と、導光板５の一側面５１との寸法が同一であるように構成している。従って、導光板５の一側面５１から入射された光は全反射しながら伝播していき、導光板５の他面及び欠損部６２を介して光が漏れることもない。

　実施の形態１と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。

　以上の記載において、テレビジョン受像機１００は、表示装置の一例である。なお、本実施形態が適用可能な電子機器は、テレビジョン受像機に限られず、ノートブック型パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、ＰＤＡ(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などを含む種々の電子機器に広く適用可能である。

　１　光源装置
　２　液晶表示パネル
　４　光学シート
　５　導光板
　６　反射シート材
　６Ａ　第１反射シート片（一枚の反射シート片）
　６Ｂ　第２反射シート片
　３３　光源
　５１　一側面
　６２　欠損部
　１００　テレビジョン受像機
　３３１　出光面

Claims

　一側面から入射される光を一面から出射させる導光板の他面と対向配置され、該導光板に入射された光を前記導光板の一面側に反射する反射シート材において、
　前記導光板の一側面側に配置される一辺の中央部に欠損部を設けていることを特徴とする反射シート材。
　一側面から入射される光を一面から出射させる導光板の他面と対向配置され、該導光板に入射された光を前記導光板の一面側に反射する反射シート材において、
　前記導光板の一側面側に配置される一枚の反射シート片を含む複数枚の反射シート片からなり、
　前記一枚の反射シート片は、
　前記導光板の一側面に対応する一辺を有しており、
　前記一辺は中央部に欠損部を設けていることを特徴とする反射シート材。　
　前記欠損部は、その長手方向が前記一辺に沿う短冊状であることを特徴とする請求項１又は２に記載の反射シート材。
　前記欠損部は円弧状であることを特徴とする請求項１又は２に記載の反射シート材。
　前記欠損部では、
　前記一辺から該一辺に対向する他辺側への最大深さが２～３ｍｍであることを特徴とする請求項３又は４に記載の反射シート材。
　光源と、
　一側面から入射される前記光源からの光を一面から出射させる導光板と、
　請求項１から５の何れかに記載の反射シート材とを備え、　
　前記反射シート材の一辺の両端が、前記導光板の一側面より前記光源側にはみ出るように構成されていることを特徴とする光源装置。
　前記光源の出光面と、前記導光板の一側面とは、前記導光板の厚み方向の寸法が同一であり、
　少なくとも前記導光板の一側面の中央部では、前記光源の出光面及び前記導光板の一側面が対向整合するように配置されていることを特徴とする請求項６に記載の光源装置。
　請求項６又は７に記載の光源装置と、
　該光源装置の導光板の一面側に設けられており、該導光板を介して入射される光を用いて画像を表示する表示パネルと
　を備えることを特徴とする表示装置。