JP2014170067A - 表示装置 - Google Patents

Abstract

【課題】表示装置の前後方向における厚みが大きくなるのを抑制しながら、導光板に専用の反射材を設けることなく、表示部の出光効率が低下するのを抑制する表示装置を提供する。
【解決手段】このＴＶ１００（表示装置）は、ＴＶ本体１００ａと、ＴＶ本体１００ａの前面側に配置され、画像を表示する表示部１０と、ＴＶ本体１００ａの背面側に配置されるとともに、略矩形形状に形成され、枠状の光反射率の高い内周面２２ａを含む白色樹脂フレーム２と、光を供給するＬＥＤ４２と、略矩形形状に形成され、ＬＥＤ４２から出射された光が入射するとともにＬＥＤ４２に対向する側面からなる光入射側面８１ａを有し、光入射側面８１ａ以外の３つの側面８２〜８４が白色樹脂フレーム２の内周面２２ａと当接または白色樹脂フレーム２の内周面２２ａの近傍に対向する状態で白色樹脂フレーム２に配置されている導光板８とを備える。
【選択図】図５

Description

この発明は、表示装置に関し、特に、導光板を備える表示装置に関する。

従来、導光板を備える表示装置が知られている（たとえば、特許文献１参照）。

上記特許文献１には、液晶表示装置本体（表示装置本体）と、液晶表示装置本体の前面側に配置され、画像を表示する液晶パネル（表示部）と、液晶表示装置本体の背面側に配置されるとともに、略矩形形状に形成され、枠状の光反射率の高い内側面を含むパネル支持体と、液晶表示装置本体の左右両側に設けられ、液晶パネルに光を供給する光源とを備える液晶表示装置（表示装置）が開示されている。この液晶表示装置は、略矩形形状に形成された導光板を備える。この導光板は、左右両端部に設けられているとともに左右両側の光源から出射された光がそれぞれ入射する外端面（左右の外側面）を有する。また、光源は、液晶表示装置本体の左右両側において、導光板の背面側に配置され、液晶表示装置本体の前面側に向かって光を出射するように構成されている。また、パネル支持体には、光源から前面側に向かって出射される光を導光板の外端面の方向に向けて略直角に反射させる表面部が導光板の外端面近傍に設けられている。

特開２０００−２８４２８２号公報

しかしながら、上記特許文献１の液晶表示装置では、導光板の背面側に光源が配置されているので、液晶表示装置の前後方向における厚みが大きくなるという問題点がある。

この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の１つの目的は、表示装置の前後方向における厚みが大きくなるのを抑制しながら、導光板に専用の反射材を設けることなく、表示部の出光効率が低下するのを抑制することが可能な表示装置を提供することである。

この発明の一の局面による表示装置は、表示装置本体と、表示装置本体の前面側に配置され、画像を表示する表示部と、表示装置本体の背面側に配置されるとともに、略矩形形状に形成され、枠状の光反射率の高い内側面を含む第１樹脂フレームと、表示部に光を供給する光源と、略矩形形状に形成され、光源から出射された光が入射するとともに光源に対向する側面からなる光入射側面を有し、光入射側面以外の３つの側面が第１樹脂フレームの内側面と当接または第１樹脂フレームの内側面の近傍に対向する状態で第１樹脂フレームに配置されている導光板とを備える。

この発明の一の局面による表示装置では、上記のように、略矩形形状に形成され、光源から出射された光が入射するとともに光源に対向する側面からなる光入射側面を有する導光板を設けることによって、光源を導光板の側方に配置することができるので、光源を導光板の背面側に配置する場合と異なり、表示装置本体の前後方向における厚みが大きくなるのを抑制することができる。また、光反射率の高い内側面を含む第１樹脂フレームと、光入射側面以外の３つの側面が第１樹脂フレームの内側面と当接または第１樹脂フレームの内側面の近傍に対向する状態で第１樹脂フレームに配置されている導光板とを設けることによって、第１樹脂フレームに含まれる光反射率の高い内側面が、導光板に入射した光が導光板の側面から漏れるのを抑制する反射材としても兼用されるので、導光板の側面から光が漏れるのを抑制する専用の反射材を別途設けることなく部品点数を削減しながら、表示部の出光効率が低下するのを抑制することができる。したがって、この表示装置では、表示装置の前後方向における厚みが大きくなるのを抑制しながら、導光板に専用の反射材を設けることなく部品点数を削減しながら、表示部の出光効率が低下するのを抑制することができる。また、導光板の光入射側面以外の３つ全ての側面が第１樹脂フレームの内側面と当接または第１樹脂フレームの内側面の近傍に対向する状態で導光板が第１樹脂フレームに配置されているので、２つまたは１つの側面だけが第１樹脂フレームの内側面と当接または第１樹脂フレームの内側面の近傍に対向する状態で第１樹脂フレームに導光板が配置されている場合と比べて、導光板の側面から光が漏れるのを効果的に抑制することができる。これにより、表示部の出光効率が低下するのを抑制することができるので、その分、光源の数を削減することができる。

上記一の局面による表示装置において、好ましくは、第１樹脂フレームは、表示装置本体の背面を覆う底面を有することにより、リアフレームを構成し、第１樹脂フレームの枠状の内側面は、底面の縁部に沿って前面側に突出するように形成されている。このように構成すれば、第１樹脂フレームが、表示装置本体の背面を覆うリアフレームとしても兼用されるので、表示装置本体の背面を覆う専用のリアフレームを別途設ける必要がなく、その分、部品点数をより削減することができる。

上記一の局面による表示装置において、好ましくは、導光板を表示装置本体に固定する光吸収率の高い第２樹脂フレームをさらに備え、第２樹脂フレームは、導光板の光入射側面以外の３つの側面のうちの少なくとも１つの側面が第１樹脂フレームの内側面と当接または第１樹脂フレームの内側面の近傍に対向する状態で配置されている位置を前面側から覆うように構成されている。このように構成すれば、導光板の側面から光が漏れた場合でも、第２樹脂フレームにより光を遮光することができるので、漏れた光が表示装置本体の正面側に漏れ出すのを抑制することができる。これにより、表示部の視認性が低下するのを抑制することができる。

この場合、好ましくは、第２樹脂フレームは、黒色または黒色に準じる色の材料により形成されている。このように構成すれば、黒色または黒色に準じる色の材料により形成された第２樹脂フレームにより、より効果的に、光を遮光することができるので、表示部の視認性が低下するのをより抑制することができる。

上記一の局面による表示装置において、好ましくは、導光板と、第１樹脂フレームとは、略同一の線膨張係数を有する材料により形成されており、第１樹脂フレームの内側面は、表示装置本体の前後方向において、導光板の厚みよりも大きい幅を有し、導光板は、光入射側面以外の３つの側面の略全域で第１樹脂フレームの内側面と当接または第１樹脂フレームの内側面の近傍に対向する状態で第１樹脂フレームに配置されている。このように構成すれば、導光板および第１樹脂フレームが熱の影響を受けた際に、導光板と第１樹脂フレームとが略同じ割合で膨張または収縮するので、導光板または第１樹脂フレームのいずれか一方だけが大きく膨張して他方を一方的に付勢するのを抑制することができるので、導光板と第１樹脂フレームとの位置ずれが生じるのを抑制することができる。また、光入射側面以外の３つの側面の略全域を第１樹脂フレームの内側面に接触または対向させて、導光板の光入射側面以外の３つの側面から光が漏れるのをより抑制することができる。

本発明によれば、上記のように、表示装置の前後方向における厚みが大きくなるのを抑制しながら、導光板に専用の反射材を設けることなく、表示部の出光効率が低下するのを抑制することができる。

本発明の一実施形態によるＴＶの全体構成を示した図である。 本発明の一実施形態によるＴＶの導光板および白色樹脂フレームの配置状態を示した図である。 本発明の一実施形態によるＴＶの導光板とＬＥＤとが対向する部分を拡大した図である。 本発明の一実施形態によるＴＶの白色樹脂フレームに黒色樹脂フレームを配置した図である。 図１の５００−５００線に沿った断面図である。 図１の６００−６００線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態の第１変形例によるＴＶの白色樹脂フレームに黒色樹脂フレームを配置した図である。 本発明の一実施形態の第２変形例によるＴＶの白色樹脂フレームに黒色樹脂フレームを配置した図である。 本発明の一実施形態の第３変形例によるＴＶの白色樹脂フレームを示した図である。

以下、図１〜図６を参照して、本発明の一実施形態によるＴＶ（テレビジョン装置）１００の構成について説明する。なお、ＴＶ１００は、本発明の「表示装置」の一例である。

本発明の一実施形態によるＴＶ１００は、図１に示すように、開口部１ａを有するベゼル１と、白色樹脂フレーム２（図２参照）とを備える。ベゼル１は、ＴＶ本体１００ａの前面側（Ｘ１方向側）を覆うように構成されている。また、ベゼル１は、ＳＥＣＣ（ｓｔｅｅｌ ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ ｃｈｒｏｍａｔｅ ｃｏａｔｅｄ：電気亜鉛メッキ鋼）により枠状に形成されている。また、ベゼル１の開口部１ａからは後述する表示部１０が露出されるように構成されている。また、白色樹脂フレーム２は、図５および図６に示すように、ＴＶ本体１００ａの背面側（Ｘ２方向側）に配置されている。なお、白色樹脂フレーム２については、後で詳細に説明する。また、ＴＶ１００は、受信部２０（図１参照）により放送信号を受信可能なように構成されている。なお、ＴＶ本体１００ａは、本発明の「表示装置本体」の一例である。また、白色樹脂フレーム２は、本発明の「第１樹脂フレーム」の一例である。

また、ＴＶ１００の内部には、図５に示すように、ヒートシンク３と、ＬＥＤ４２を含むＬＥＤモジュール４とが配置されている。また、ＴＶ１００の内部には、図５および図６に示すように、黒色樹脂フレーム５と、スペーサ６（図５参照）と、反射シート７と、導光板８と、光学シート９と、表示部１０とが配置されている。なお、ＬＥＤ４２は、本発明の「光源」の一例である。また、黒色樹脂フレーム５は、本発明の「第２樹脂フレーム」の一例である。

ヒートシンク３は、ＬＥＤ４２の熱を放熱する機能を有している。また、ヒートシンク３は、金属（板金）により構成されている。また、ヒートシンク３は、図３および図５に示すように、ヒートシンク本体部３１と、ＬＥＤ基板固定部３２とを含んでいる。また、図５に示すように、ヒートシンク３（ヒートシンク本体部３１）の背面側（Ｘ２方向側）には、白色樹脂フレーム２が配置されている。また、ヒートシンク本体部３１は、Ｙ方向に延びるように平坦面状に形成されている。また、ヒートシンク３は、図２に示すようにＴＶ本体１００ａのＹ１方向側の端部からＹ方向の中央部近傍まで延びるように形成されている。また、ＬＥＤ基板固定部３２は、ヒートシンク３のＹ１方向側の一部が前面側（Ｘ１方向側）に略垂直に折り曲げられて形成されている。

ＬＥＤモジュール４は、図２に示すように、ＴＶ本体１００ａ（図１参照）を正面から見た場合に、右側（Ｙ１方向側）に配置されるように構成されている。また、ＬＥＤモジュール４は、図２、図３および図５に示すように、ＬＥＤ基板４１と、ＬＥＤ基板４１に実装される複数のＬＥＤ４２とを主に含んでいる。また、ＬＥＤ４２は、表示部１０（図１参照）に光を供給するように構成されている。また、図２および図３に示すように、ＬＥＤ基板４１には、ＬＥＤ４２と導光板８の光入射側面８１ａとの間隔を一定に保つ基板用スペーサ４３が設けられている。また、基板用スペーサ４３は、ＬＥＤ基板４１のＺ方向の両端部近傍に設けられている。また、ＬＥＤ基板４１のＹ１方向側の表面には、図３および図５に示すように、ＬＥＤモジュール４（ＬＥＤ基板４１）をヒートシンク３に固定するための両面テープ４４が設けられている。

ここで、本実施形態では、図４〜図６に示すように、黒色樹脂フレーム５は、白色樹脂フレーム２の前面側（Ｘ１方向側）に配置されている。また、黒色樹脂フレーム５は、黒色の材料（樹脂）で形成されることにより、光吸収率が高くなるように構成されている。また、黒色樹脂フレーム５は、略長方形形状を有する枠状（図４参照）に形成されている。また、黒色樹脂フレーム５は、図５および図６に示すように、導光板８をＴＶ本体１００ａに固定するように構成されている。また、黒色樹脂フレーム５は、後述する白色樹脂フレーム２の凸部２２上に配置されている。

スペーサ６は、図５に示すように、導光板８の背面側（Ｘ２方向側）に配置されている。また、スペーサ６は、ＬＥＤモジュール４の近傍のヒートシンク３のＸ１方向側の表面に配置されている。また、スペーサ６は、導光板８を黒色樹脂フレーム５により固定する際に、導光板８を所定の位置に配置させるために設けられている。

反射シート７は、図５および図６に示すように、導光板８の背面側（Ｘ２方向側）に設けられている。反射シート７は、導光板８の背面に光が漏れるのを抑制する機能を有している。

導光板８は、表示部１０に光を導く機能を有している。また、図２および図４に示すように、導光板８は、略長方形形状に形成されている。また、導光板８は、図２、図３、図５および図６に示すように、ＬＥＤ４２から出射された光が入射するとともにＬＥＤ４２に対向する側面からなる光入射側面８１ａと、光が出射される光出射面８１ｂとを有している。また、光入射側面８１ａは、ＬＥＤ４２に対向するように構成されている。また、導光板８は、図５および図６に示すように、Ｘ方向において厚みｔを有している。また、導光板８の光入射側面８１ａおよび側面８２〜８４は、ＴＶ本体１００ａの前後方向（Ｘ方向）に対して平行になるように形成されている。また、導光板８は、アクリル樹脂により形成されている。

光学シート９は、図５および図６に示すように、導光板８の前面側（Ｘ１方向側）に配置されている。また、光学シート９は、導光板８の光出射面８１ｂから出射される光を効率よく表示部１０に伝達する機能を有している。

表示部１０は、図１、図５および図６に示すように、ＴＶ本体１００ａの前面側（Ｘ１方向側）に配置され、画像を表示するように構成されている。表示部１０は、主に液晶セルにより構成されている。

また、本実施形態では、白色樹脂フレーム２は、図５および図６に示すように、ＴＶ本体１００ａの背面（Ｘ２方向）を覆う底面２１を有することにより、リアフレームとしての機能を有している。また、白色樹脂フレーム２は、略長方形形状（図２参照）に形成され、枠状の光反射率の高い内周面２２ａを含む。また、内周面２２ａは、底面２１の縁部に沿って前面側（Ｘ１方向側）に突出するように形成されている。具体的には、白色樹脂フレーム２は、底面２１の縁部がＸ１方向側に凸状に突出する凸部２２を有するように形成されている。また、内周面２１は、凸部２２の内面側に形成されている。

また、凸部２２（内周面２２ａ）により囲まれた領域には、図２に示すように、導光板８が配置されるように構成されている。具体的には、図６に示すように、導光板８は、光入射側面８１ａ以外の側面８２の略全域で白色樹脂フレーム２の内周面２２ａと当接する状態で白色樹脂フレーム２に配置されている。また、側面８２と同様に、側面８３および８４の略全域が白色樹脂フレーム２の内周面２２ａと当接する状態で、導光板８が白色樹脂フレーム２に配置されている。

また、白色樹脂フレーム２は、光反射率の高い材料（たとえば、白色のアクリル樹脂）により形成されている。また、白色樹脂フレーム２は、導光板８と略同一の線膨張係数を有する材料によって形成されている。また、白色樹脂フレーム２の凸部２２（内周面２２ａ）は、図５および図６に示すように、ＴＶ本体１００ａの前後方向（Ｘ方向）において、導光板８の厚みｔよりも大きい幅を有している。具体的には、図５に示すように、凸部２２（内周面２２ａ）は、ヒートシンク３が配置されている領域では導光板８の厚みｔよりも大きい高さｈ１を有している。また、凸部２２（内周面２２ａ）は、図６に示すように、ヒートシンク３が配置されていない領域では導光板８の厚みｔよりも大きくかつ高さｈ１より小さい高さｈ２を有している。また、凸部２２（内周面２２ａ）は、図５および図６に示すように、Ｘ方向に対して、平行になるように形成されている。また、凸部２２（内周面２２ａ）は、導光板８の光入射側面８１ａおよび側面８２と平行になるように形成されている。また、側面８２と同様に、側面８３および８４は、凸部２２（内周面２２ａ）と平行になるように形成されている。

また、図６に示すように、白色樹脂フレーム２の凸部２２（内周面２２ａ）と、導光板８の側面８２とが当接する位置は、前面側（Ｘ１方向側）から黒色樹脂フレーム５により覆われるように構成されている。また、側面８２と同様に、導光板８の側面８３および８４が白色樹脂フレーム２の凸部２２（内周面２２ａ）と当接する位置は、前面側から黒色樹脂フレーム５により覆われるように構成されている。また、図５に示すように、白色樹脂フレーム２の凸部２２（内周面２２ａ）と、導光板８の光入射側面８１ａとが対向する部分は、前面側から黒色樹脂フレーム５により覆われるように構成されている。

本実施形態では、上記のように、略矩形形状に形成され、ＬＥＤ４２に対向する側面からなる光入射側面８１ａを有する導光板８を設ける。これにより、ＬＥＤ４２を導光板８の側方に配置することができるので、ＬＥＤ４２を導光板８の背面側に配置する場合と異なり、ＴＶ本体１００ａの前後方向における厚みが大きくなるのを抑制することができる。また、光反射率の高い内周面２２ａを含む白色樹脂フレーム２と、光入射側面８１ａ以外の３つの側面８２〜８４が白色樹脂フレーム２の内周面２２ａと当接する状態で白色樹脂フレーム２に配置されている導光板８とを設ける。これにより、内周面２２ａが、導光板８に入射した光が側面８２〜８４から漏れるのを抑制する反射材としても兼用されるので、導光板８の側面８２〜８４から光が漏れるのを抑制する専用の反射材を別途設けることなく部品点数を削減しながら、表示部１０の出光効率が低下するのを抑制することができる。したがって、このＴＶ１００では、ＴＶ１００の前後方向における厚みが大きくなるのを抑制しながら、専用の反射材を別途設けることなく部品点数を削減しながら、表示部１０の出光効率が低下するのを抑制することができる。部品点数の増加を抑制することができる。また、導光板８の側面８２〜８４が白色樹脂フレーム２の内周面２２ａと当接する状態で導光板８を白色樹脂フレーム２に配置するので、光入射側面８１ａ以外の２つまたは１つの側面だけが白色樹脂フレーム２の内周面２２ａと当接した状態で配置されている場合と比べて、導光板８の側面８２〜８４から光が漏れるのを効果的に抑制することができる。これにより、表示部１０の出光効率が低下するのを抑制することができるので、その分、ＬＥＤ４２の数を低減することができる。

本実施形態では、上記のように、ＴＶ本体１００ａの背面を覆う底面２１を有する白色樹脂フレーム２を形成するとともに、底面２１の縁部に沿って前面側に突出するように内周面２２ａを形成する。これにより、白色樹脂フレーム２が、ＴＶ本体１００ａの背面を覆うリアフレームとしても兼用されるので、専用のリアフレームを別途設ける必要がなく、その分、部品点数をより削減することができる。

本実施形態では、上記のように、導光板８を固定する光吸収率の高い黒色樹脂フレーム５を設けるとともに、導光板８の側面８２〜８４が白色樹脂フレーム２の内周面２２ａと当接する状態で配置されている位置を前面側から覆うように黒色樹脂フレーム５を構成する。これにより、導光板８の側面８２〜８４から光が漏れた場合でも、黒色樹脂フレーム５により光を遮光することができるので、漏れた光がＴＶ本体１００ａの正面側に漏れ出すのを抑制することができる。

本実施形態では、上記のように、黒色の材料により黒色樹脂フレーム５を形成する。これにより、黒色の材料により形成された黒色樹脂フレーム５により、より効果的に、光を遮光することができる。

本実施形態では、上記のように、略同一の線膨張係数を有する材料により導光板８と、白色樹脂フレーム２とを形成するとともに、導光板８の厚みよりも大きい幅を有するように内周面２２ａを形成し、側面８２〜８４の略全域で内周面２２ａと当接する状態で白色樹脂フレーム２に導光板８を配置する。これにより、導光板８と白色樹脂フレーム２とが熱の影響を受けた際に、導光板８と白色樹脂フレーム２とが略同じ割合で膨張または収縮するので、導光板８または白色樹脂フレーム２のいずれか一方だけが大きく膨張して他方を一方的に付勢するのを抑制することができるので、導光板８と白色樹脂フレーム２との位置ずれが生じるのを抑制することができる。また、側面８２〜８４の略全域を内周面２２ａに接触させて、側面８２〜８４から光が漏れるのをより抑制することができる。

なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。

たとえば、上記実施形態では、本発明を表示装置としてのＴＶ（テレビジョン装置）に適用する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、ＰＣ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）のモニタなどの他の表示装置にも適用可能である。

また、上記実施形態では、反射率の高い内側面を白色の樹脂により形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、白色に準じる色であれば、白色以外の色（たとえば、乳白色）の樹脂により、反射率の高い内側面を形成してもよい。また、第１樹脂フレームの表面（内側面）を白色または白色に準じる色により着色することにより、反射率の高い内側面を形成してもよい。また、第１樹脂フレームに鏡面仕上げを行うことにより、反射率の高い内側面を形成してもよい。

また、上記実施形態では、本発明の第２樹脂フレームを、黒色の樹脂により形成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、黒色に準じる色であれば、黒色以外の色（たとえば、濃灰色）の樹脂により、第２樹脂フレームを形成してもよい。また、表面を黒色または黒色に準じる色により着色することにより、第２樹脂フレームを形成してもよい。

また、上記実施形態では、光入射側面以外の側面が白色樹脂フレーム（第１樹脂フレーム）の内側面と当接する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光入射側面以外の側面が第１樹脂フレームの内側面の近傍に対向するように構成してもよい。この場合、光入射側面以外の側面と、第１樹脂フレームの内側面とは１ｍｍ以下の小さい間隔を隔てて対向するように構成するのが好ましい。これにより、第１樹脂フレームの内側面により光入射側面以外の側面から光が外部に漏れるのを抑制しながら、導光板の熱膨張に起因して、光入射側面以外の側面と、第１樹脂フレームの内側面とが接触して互いに付勢し合うのを抑制することができる。

また、上記実施形態では、光入射側面以外の３つ全ての側面８２〜８４が、白色樹脂フレーム（第１樹脂フレーム）の内側面と当接するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、光入射側面以外の３つの側面のうち一部の側面を第１樹脂フレームの内側面に当接させ、第１樹脂フレームに当接させた側面以外の側面を第１樹脂フレームに対向した状態で第１樹脂フレームの近傍に配置してもよい。

また、上記実施形態では、導光板の光入射側面以外の３つの側面が白色樹脂フレーム（第１樹脂フレーム）の内側面と当接する状態で配置されている位置の全てを覆う黒色樹脂フレーム（第２樹脂フレーム）を設ける例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、導光板の光入射側面以外の３つの側面が第１樹脂フレームの内側面と当接する状態で配置されている位置のうち一部を覆う第２樹脂フレームを設けてもよい。具体的には、図７に示す第１変形例のように、導光板の光入射側面以外の３つの側面が第１樹脂フレームの内側面と当接する状態で配置されている位置のうち、１つの側面に対応する部分を覆う第２樹脂フレーム１０５ａを設けてもよい。この場合、光入射側面と光源とが対向する位置を覆うフレーム１１０を設けてもよい。また、図８に示す第２変形例ように、導光板の光入射側面以外の３つの側面が第１樹脂フレームの内側面と当接する状態で配置されている位置のうち、３つの側面に対応するそれぞれの部分の一部を覆う第２樹脂フレーム２０５を設けてもよい。また、本発明では、図９に示す第３変形例のように、第２樹脂フレームを設けなくてもよい。

２、２０２ 白色樹脂フレーム（第１樹脂フレーム）
５、１０５ａ、２０５ 黒色樹脂フレーム（第２樹脂フレーム）
８ 導光板
１０ 表示部
２１ 底面
２２ａ 内周面
４２ ＬＥＤ（光源）
８１ａ 光入射側面
８２、８３、８４ 側面
１００ ＴＶ（表示装置）
１００ａ ＴＶ本体（表示装置本体）

Claims (5)

1. 表示装置本体と、
   前記表示装置本体の前面側に配置され、画像を表示する表示部と、
   前記表示装置本体の背面側に配置されるとともに、略矩形形状に形成され、枠状の光反射率の高い内側面を含む第１樹脂フレームと、
   前記表示部に光を供給する光源と、
   略矩形形状に形成され、前記光源から出射された光が入射するとともに前記光源に対向する側面からなる光入射側面を有し、前記光入射側面以外の３つの側面が前記第１樹脂フレームの内側面と当接または前記第１樹脂フレームの内側面の近傍に対向する状態で前記第１樹脂フレームに配置されている導光板とを備える、表示装置。
2. 前記第１樹脂フレームは、前記表示装置本体の背面を覆う底面を有することにより、リアフレームを構成し、
   前記第１樹脂フレームの枠状の内側面は、前記底面の縁部に沿って前面側に突出するように形成されている、請求項１に記載の表示装置。
3. 前記導光板を前記表示装置本体に固定する光吸収率の高い第２樹脂フレームをさらに備え、
   前記第２樹脂フレームは、前記導光板の前記光入射側面以外の３つの側面のうちの少なくとも１つの側面が前記第１樹脂フレームの内側面と当接または前記第１樹脂フレームの内側面の近傍に対向する状態で配置されている位置を前面側から覆うように構成されている、請求項１または２に記載の表示装置。
4. 前記第２樹脂フレームは、黒色または黒色に準じる色の材料により形成されている、請求項３に記載の表示装置。
5. 前記導光板と、前記第１樹脂フレームとは、略同一の線膨張係数を有する材料により形成されており、
   前記第１樹脂フレームの内側面は、前記表示装置本体の前後方向において、導光板の厚みよりも大きい幅を有し、
   前記導光板は、前記光入射側面以外の３つの側面の略全域で前記第１樹脂フレームの内側面と当接または前記第１樹脂フレームの内側面の近傍に対向する状態で前記第１樹脂フレームに配置されている、請求項１〜４のいずれか１項に記載の表示装置。

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