WO2014132944A1 - 切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法 - Google Patents

切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法 Download PDF

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Abstract

 一態様の切削インサートは、上面、下面および側面を有し、上面と側面とが交差する稜線に切刃が形成された多角板形状の切削インサートであって、上面が、平坦な上端面を有する主部と、主部から上面の角部に向かって突出した第1の突出部と、第1の突出部から角部に向かって突出した第2の突出部と、第2の突出部と切刃との間に位置する一対の突起とを有し、第1の突出部の上端の下面からの高さが、主部の上端面の高さよりも低く、かつ、切刃の高さよりも高く、第2の突出部の上端の下面からの高さが、切刃の高さと等しく、一対の突起の上端の下面からの高さが、第2の突出部の高さよりも低い。

Description

切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法
 本発明は、切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法に関する。
 従来、切削加工などに用いられる切削工具として、ホルダに切削インサートが装着されたスローアウェイ式の切削工具が用いられている。このような切削工具に用いられる切削インサートは、一般的に、上面、下面および側面を有し、上面と側面との交線部に切刃が形成された構成となっている。この切刃を金属部材のような回転する被削材に接触させることによって、被削材を切削することができる。
 切削インサートとしては、特開2009-208216号公報(特許文献1)に記載の切削チップのように、被削材の切屑が当接する突起を上面に設けた構成が提案されている。特許文献1に記載の切削インサートにおいては、被削材の切屑を第1リッジ、および第1リッジから延びた第2リッジに当接させることによって切屑を湾曲させることができる。
 送り量の小さい低送り加工において、切屑は上面に沿って進行する。そのため、特許文献1に記載の切削インサートを用いた場合においては、切屑を第1リッジおよび第2リッジに当接させることができる。しかしながら、送り量が大きい高送り加工においては、切屑が立ち上がり、切刃から下面に対してほぼ水平な方向に切屑が進行するため、切屑が上面から離れて進行する。そのため、第2リッジに接触せずに第1リッジのみに接触する場合がある。このような場合には、第1リッジの先端の一点のみが切屑に当接するので、切屑の流れが不安定になり切屑処理の安定性が低下する。
 本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、低送り加工および高送り加工のいずれにおいても安定した切屑処理が可能な切削インサート、切削工具および切削加工物の製造方法を提供することにある。
 本発明の一態様に基づく切削インサートは、多角板形状であって、上面、下面、ならびに前記上面および前記下面の間に位置する側面を有し、前記上面と前記側面とが交差する稜線に切刃が形成されている。前記上面は、平坦な上端面を有する凸形状の主部と、該主部から前記上面の角部に向かって突出した第1の突出部と、該第1の突出部から前記角部に向かって突出した第2の突出部と、該第2の突出部の先端と前記角部との間の領域を間に挟むように前記第2の突出部と前記切刃との間に位置する一対の突起とを有している。そして、前記第1の突出部の上端の高さが、前記主部の上端面の高さよりも低く、かつ、前記切刃の高さよりも高く、前記第2の突出部の上端の高さが、前記切刃の高さと等しく、前記一対の突起の上端の高さが、前記第2の突出部の高さよりも低いことを特徴としている。
本発明の一実施形態の切削インサートを示す斜視図である。 図1に示す切削インサートにおける領域Aを拡大した斜視図である。 図1に示す切削インサートの上面図である。 図3に示す切削インサートにおける領域Bを拡大した上面図である。 図4に示す切削インサートにおけるD1-D1断面の断面図である。 図4に示す切削インサートにおけるD2-D2断面の断面図である。 図4に示す切削インサートにおけるD3-D3断面の断面図である。 図4に示す切削インサートにおけるD4-D4断面の断面図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の切削加工物の製造方法の一工程を示す斜視図である。
 <切削インサート>
 以下、一実施形態の切削インサート1について、図面を用いて詳細に説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。従って、本発明の切削インサートは、以下で参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
 図1~8に示すように、本実施形態の切削インサート1は、上面視した場合の形状が四角形、具体的には菱形である上面3および下面5を備えている。より具体的には、上面3および下面5は、厳密な四角形ではない。四角形を成す各辺の交点である角部がそれぞれ曲線形状であるコーナ部となっている。
 また、上面3と下面5との間には、これらの面にそれぞれ接続された側面7を備えている。側面7は、上面3および下面5における四角形を成す各辺の間に位置する4つの平坦な部分と、上面3および下面5における曲線形状となっている部分の間に位置する4つの曲面形状の部分とを有している。本実施形態において、側面7のうち曲面形状の部分の1つをコーナ側面7aとする。また、このコーナ側面7aを間に挟んで位置する、側面7の平坦な部分の一方を第1側面7b、他方を第2側面7cとする。
 上面3と下面5とは、上面視した場合に互いに重なり合うように略同一の形状である。そのため、上面3と下面5との間に位置する側面7は、それぞれ上面3および下面5に対して垂直に形成されている。これらの上面3、下面5および側面7によって、切削インサート1は多角板の形状、具体的には、四角板の形状に構成されている。
 なお、上面3および下面5の形状としては、上記の形態に限定されるものではない。例えば、上面視した場合の上面3の形状が三角形、五角形、六角形または八角形のような多角形の形状であってもよい。また、上面3の形状が四角形である場合であっても、本実施形態のように菱形に限られるものではない。例えば、上面3の形状が正方形であってもよい。
 また、上面3と側面7とが交差する稜線、および下面5と側面7とが交差する稜線にはそれぞれ切刃が形成されている。すなわち、本実施形態の切削インサート1は、上面3と側面7とが交差する稜線に加えて、下面5と側面7とが交差する稜線にも切刃が形成された、いわゆる両面型の切削インサート1である。なお、切削インサート1としては、上面3と側面7とが交差する稜線のみに切刃9が形成された、いわゆる片面型の切削インサート1であっても何ら問題ない。
 本実施形態の切削インサート1は両面型であり、特に図示しないが、本実施形態の切削インサート1における下面5は上面3と同様の構成を有している。両面型の切削インサート1は、上下反転させて用いることができる。すなわち、切削インサート1の下面5を載置面としてホルダに装着している場合には、切削インサート1の上面3と側面7とが交差する稜線に形成された切刃9を切削加工に用いることができる。また、上下反転させて、切削インサート1の上面3を載置面としてホルダに装着している場合には、切削インサート1の下面5と側面7とが交差する稜線に形成された切刃を切削加工に用いることができる。
 切刃9は、上面3と第1側面7bとが交差する稜線に形成された第1切刃9bと、上面3とコーナ側面7aとが交差する稜線に形成されたコーナ切刃9aと、上面3と第2側面7cとが交差する稜線に形成された第2切刃9cとを有している。本実施形態における切刃9は下面5からの高さが一定である。すなわち、第1切刃9b、コーナ切刃9aおよび第2切刃9cの下面5からの高さが一定である。
 本実施形態の切削インサート1における菱形の上面3における長手方向の幅は、例えば15~25mm程度に設定される。また、長手方向に垂直な方向の幅は、10~22mm程度に設定される。菱形の下面5の大きさは、上記する上面3の大きさに合わせて設定される。切削インサート1の厚みは、例えば3~8mm程度に設定される。
 このとき、厚みとは、切削インサート1を側面視した場合に、上面3のうち最も上方に位置する部分から下面5のうち最も下方に位置する部分までの上下方向の幅を意味している。例えば、本実施形態の切削インサート1においては、上面3の上端および下面5の下端にそれぞれ、ホルダに装着される際に載置面となる平坦面が形成されている。これらの平坦面における上下方向の幅が切削インサート1の厚みである。
 切削インサート1の材質としては、例えば、超硬合金あるいはサーメットなどが挙げられる。超硬合金の組成としては、例えば、炭化タングステン(WC)にコバルト(Co)の粉末を加えて焼結して生成されるWC-Co、WC-Coに炭化チタン(TiC)を添加したWC-TiC-Co、あるいはWC-TiC-Coに炭化タンタル(TaC)を添加したWC-TiC-TaC-Coがある。また、サーメットは、セラミック成分に金属を複合させた焼結複合材料であり、具体的には、炭化チタン(TiC)、または窒化チタン(TiN)を主成分としたチタン化合物が挙げられる。
 切削インサート1の表面は、化学蒸着(CVD)法または物理蒸着(PVD)法を用いて被膜でコーティングされていてもよい。被膜の組成としては、炭化チタン(TiC)、窒化チタン(TiN)、炭窒化チタン(TiCN)またはアルミナ(Al)などが挙げられる。
 本実施形態の切削インサート1には、上面3の中央から下面5の中央にかけて貫通する貫通孔11が形成されている。貫通孔11は、切削インサート1を図9に示す切削工具101のホルダ103にネジ止め固定する際にネジ105を挿入するために設けられている。なお、切削インサート1をホルダ103に固定する方法としては、上記のネジ止め固定による方法に代えて、クランプ構造を採用してもよい。
 貫通孔11は、上面3の中央から下面5の中央にかけて形成されている。そのため、貫通孔11の貫通方向は、上面3および下面5に対してそれぞれ直交している。貫通孔11の貫通方向に直交する仮想平面を設定した場合には、この仮想平面は上面3および下面5に対して平行となる。
 本実施形態の切削インサート1における上面3は、主部13、ランド部15およびブレーカ溝17を有している。主部13は、上方に凸の形状であって、平坦な上端面を有している。また、主部13は、貫通孔11を囲むように位置している。切削インサート1を上下反転させて、切削インサート1の上面3を載置面としてホルダに装着する場合に、主部13の上端面が載置面として機能する。
 上面3の周縁には、主部13を囲むように上面3の外縁にランド部15が形成されている。すなわち、ランド部15と側面7との交線部に切刃9が形成されている。また、主部13とランド部15との間にはブレーカ溝17が形成されている。主部13およびランド部15の下面5からの高さは、ブレーカ溝17の底面17aの下面5からの高さよりも高い位置にある。また、主部13の上端面の下面5からの高さは、ランド部15の下面5からの高さよりも高い。
 ブレーカ溝17は、ランド部15に沿って位置して切刃9から離れるにしたがって下面5に近付く傾斜面17bと、この傾斜面17bと主部13との間に位置して下面5からの高さが一定である底面17aとを有している、傾斜面17bはすくい面として用いられる。
 なお、上記した「下面5からの高さ」とは、下面5が平坦面である場合には、この平坦面からの上下方向の幅を意味する。また、本実施形態の切削インサート1のように下面5が凹凸を有する場合には、「下面5からの高さ」とは、ホルダに装着される際に載置面として機能する、平坦な下端面からの上下方向の幅を意味する。さらに、切削インサート1の厚みが大きいために下面5からの高さの評価が難しい場合には、ブレーカ溝17の底面17aの高さを基準として、この底面17aからの下面5に垂直な方向の高さを評価することで置き換えてもよい。
 また、上面3は、上記の主部13に加えて、第1の突出部19、第2の突出部21および一対の突起23を有している。第1の突出部19は、主部13から上面3の角部に向かって突出している。第2の突出部21は、第1の突出部19から角部に向かって突出している。一対の突起23は、第2の突出部21の先端と角部との間の領域を間に挟むように第2の突出部21と切刃9との間に位置している。第1の突出部19、第2の突出部21および一対の突起23は、それぞれ切屑のいわゆるブレーカとして機能する。
 そして、第1の突出部19の上端の下面5からの高さは、主部13の上端面の高さよりも低く、かつ、切刃9の高さよりも高い。第2の突出部21の上端の下面5からの高さは、第1の突出部19の上端の高さよりも低く、切刃9の高さと等しい。一対の突起23の上端の下面5からの高さは、第2の突出部21および切刃9の高さよりも低い。
 本実施形態の切削インサート1は、このような第1の突出部19、第2の突出部21および一対の突起23を有している。送り量の小さい低送り加工においては、切屑がすくい面に沿って進行するため、切屑が第2の突出部21および突起23の少なくとも2点に当接する。そのため、送り量の小さい低送り加工において切屑の流れを安定させることができる。
 また、送り量が大きくなり、切屑がすくい面から離れて立ち上がってきた場合には、第1の突出部19および第2の突出部21の2点に切屑を当接させることができる。そのため、送り量の大きい高送り加工においても切屑の流れを安定させることができる。このように、低送り加工および高送り加工のいずれにおいても切屑の流れを安定させることができる。
 より具体的には、本実施形態における一対の突起23を有していない場合であっても、高送り加工においては切屑の流れを安定させることができる。しかしながら、低送り加工においては、第2の突出部21のみで切屑を保持することになるので切屑の流れが不安定になる。
 また、第1の突出部19を有していない場合には、低送り加工においては切屑の流れを安定させることができるが、高送り加工においては、第2の突出部21のみで切屑を保持することになるので切屑の流れが不安定になる。
 さらに、第2の突出部21を有していない場合には、高送り加工において第1の突出部19のみで切屑を保持することになるので切屑の流れが不安定になる。また、第1の突出部19の先端面で面接触させることによって切屑の排出される方向は安定するが、第1の突出部19と切屑との間での抵抗が増える。そのため、第1の突出部19の耐久性が低下する。
 このように、第1の突出部19、第2の突出部21および突起23のいずれかを備えていない場合には、低送り加工または高送り加工の加工条件に応じて異なる切削インサートを選択する必要がある。一方、本実施形態の切削インサート1は、上記した第1の突出部19、第2の突出部21および一対の突起23を有していることから、低送り加工および高送り加工のいずれにも用いることができる。結果として、切削条件の自由度が大きくなる。また、切削条件に応じた切削インサートの交換が不要であるので、加工時間の短縮を図ることができる。
 第1の突出部19は、主部13から上面3の角部に向かって突出している。第1の突出部19の上端の下面5からの高さは、図5に示すように、主部13の上端面の高さよりも低く、かつ、切刃9の高さよりも高い。そのため、第1の突出部19と主部13との間には主部13の先端面によって段差が形成されている。
 第1の突出部19の先端は凸形状の傾斜面である。具体的には、第1の突出部19は、先端面が凸曲面形状である。そのため、高送り加工時に切屑が第1の突出部19の先端に当接した場合であっても、切屑が第1の突出部19に点接触する。すなわち、切屑が第1の突出部19に面接触することが避けられる。このように、切屑と第1の突出部19との接触面積を小さくして、切削抵抗を小さくすることができる。
 一方、さらに送り量が大きくなった場合には、切屑が第1の突出部19の上端に接しながら進行する可能性がある。このような場合において、切屑が主部13の上端面に接しながら進行すると、主部13の上端面が損傷する可能性がある。主部13の上端面は切削インサート1を上下反転させた場合に載置面として用いられるが、上端面が損傷するとこの面を載置面として用いることが困難になるおそれがある。
 本実施形態の切削インサート1においては、第1の突出部19の上端が平坦な面形状であるとともに、主部13の先端、すなわち主部13における第1の突出部19の上端に連続する面が平坦な傾斜面となっている。そのため、過度に送り量が大きくなった場合においては、上記した第1の突出部19の平坦な上端および主部13の平坦な傾斜面に切屑を面接触させることによって、主部13の上端面が損傷することを防止できる。
 また、第1の突出部19の上端が平坦な面形状であることによって、第1の突出部19の耐久性を高めることができる。送り量が過度に大きい場合でなくても、高送り加工時に第1の突出部19に切屑から加わる力は第2の突出部21に加わる力よりも大きい。第1の突出部19の上端が平坦な面形状であることによって、第1の突出部19の下面5からの高さを過度に高くする必要なく、第1の突出部19の体積を大きくすることができる。そのため、第1の突出部19の強度を高めることができる。結果として、安定して高送り加工を行なうことができる。
 第1の突出部19の例示的な大きさとしては以下の通りである。第1の突出部19の突出する方向(図3,4における上下方向)で示される第1の突出部19の長さは0.5~2mm、上記方向に直交する方向で示される第1の突出部19の幅は1~2mmに設定できる。なお、第1の突出部19の側面が傾斜している場合には、あるいは、角部に向かうにつれて幅が小さくなっている場合のように幅が一定でない場合には、第1の突出部19の突出する方向に直交する方向の幅のうち最大となる値を上記の第1の突出部19の幅とする。
 本実施形態の切削インサート1におけるブレーカ溝17の底面17aからの切刃9の高さは、0.13mmである。そして、図5に示すように、第1の突出部19の上端の、ブレーカ溝17の底面17aからの高さh1は、0.16mmである。
 第2の突出部21は、第1の突出部19から角部に向かって突出している。第2の突出部21の上端の下面5からの高さは、図5に示すように切刃9と等しい。そのため、第2の突出部21の上端の高さは、第1の突出部19の上端の高さよりも低くなっている。このように主部13から角部に向かって突出する部分が第1の突出部19および第2の突出部21を有していることから、高送り加工において切屑を第1の突出部19および第2の突出部21の2点で当接させることができる。
 第2の突出部21は、第1の突出部19につながっていて上端の高さが一定である部分と、この部分よりも先端側に位置して先端面が凸曲面である部分とによって構成されている。このように第2の突出部21の先端が凸形状の傾斜面であることによって、切屑が第2の突出部21の先端に当接した場合であっても、切屑が第2の突出部21に点接触するので面接触することが避けられる。これにより、切屑と第2の突出部21との接触面積が大きくなり、切削抵抗が局所的に大きくなることが抑制される。また、上端の高さが一定である部分を有していることによって、第2の突出部21の強度を向上させるとともに、第1の突出部19の先端と第2の突出部21の先端との間隔を確保できる。
 第2の突出部21の上端の下面5からの高さは、切刃9と等しい。そのため、傾斜面17bに沿って切屑が進む低送り加工時においては、突起23とともに第2の突出部21を切屑に当接させることができる。また、切屑が傾斜面17bから離れて立ち上がり、切刃9から下面5に平行な方向に切屑が進む高送り加工時においては、第1の突出部19とともに第2の突出部21を切屑に当接させることができる。そのため、低送り加工および高送り加工のいずれにおいても安定して切削加工を行なうことができる。
 第2の突出部21の例示的な大きさとしては以下の通りである。第2の突出部21の突出する方向(図3,4における上下方向)で示される第2の突出部21の長さは0.2~0.8mm、上記方向に直交する方向で示される第2の突出部21の幅は0.5~1.5mmに設定できる。
 そして、第2の突出部21の上端の、ブレーカ溝17の底面17aからの高さh2は、図5に示すように切刃9の高さと同等であって具体的には0.13mmである。なお、第2の突出部21の上端の下面5からの高さが切刃9の高さと等しいとは、厳密に両者が等しい値であることを要求するものではない。製造工程上で不可避な程度のずれ、具体的には、10μm以下のずれを含む。
 図4に示すように、第2の突出部21の先端と角部との間の領域を間に挟むように、第2の突出部21と切刃9との間には一対の突起23が位置している。突起23の上端の高さは、図6に示すように第2の突出部21および切刃9の高さよりも低い。そのため、傾斜面17bに沿って切屑が進む低送り加工時においては、第2の突出部21とともに突起23を切屑に当接させることができる。
 本実施形態の切削インサート11においては、第2の突出部21の先端と角部とを結ぶ直線を間に挟むように一対の突起23が位置している。一対の突起23は上記の直線を中心軸として線対称となるように位置している。
 本実施形態の切削インサート1を用いて切削加工を行なう場合においては、例えば、低送り低切込み加工を行なう場合においては、コーナ切刃9aにおける第1切刃9bに近い部分、またはコーナ切刃9aにおける第2切刃9cに近い部分が主として用いられる。コーナ切刃9aにおける第1切刃9bに近い部分、またはコーナ切刃9aにおける第2切刃9cに近い部分のいずれが用いられるかは、被削材を接触させる方向によって決定される。
 被削材を第1側面7bの側(図4における左側)から切削インサート1に接触させる場合においては、コーナ切刃9aにおける第1切刃9bに近い部分が主として切削加工に用いられる。また、被削材を第2側面7cの側(図4における右側)から切削インサート1に接触させる場合においては、コーナ切刃9aにおける第2切刃9cに近い部分が主として切削加工に用いられる。
 コーナ切刃9aにおける第1切刃9bに近い部分が主として切削加工に用いられる場合においては、この部分で切削された被削材の切屑は、一対の突起23のうち、第1切刃9bから相対的に離れた突起23(図4における右側の突起23)に接触することによって変形、分断される。
 低送り高切込み加工を行なう場合には、切屑の幅が大きくなる。しかしながら、このような場合であっても一対の突起23のうち、第1切刃9bから相対的に離れた突起23だけでなく第1切刃9bに相対的に近い突起23(図4における左側の突起23)にも切屑が当接するので、安定して切屑を流れさせることができる。
 一対の突起23は第2の突出部21と切刃9との間に位置しているが、これら一対の突起23が第2の突出部21から離れていることが好ましい。このように突起23が第2の突出部21から離れている場合には、第2の突出部21と突起23との間に窪みである凹部25が形成される。この凹部25によって、例えば高切込み加工において、第2の突出部21に乗り上げた切屑が窪みに引き込まれてから第2の突出部21に当たるため、切屑を容易に湾曲させることができる。そのため、切屑が分断され易くなるので、切屑が過度に長くなることを抑制でき、切屑の排出性を良好なものにできる。
 突起23は、例えば図2,4に示すように先端側と後端側との間の中央部分の幅の広い楕円球、あるいは水滴のような形状に設定される。本実施形態の切削インサート1における突起23は、それぞれ突起23における上端に近い側が凸曲面の形状であるとともに、下面5に近い下端の側が凹曲面の形状である。そのため、下面5に垂直、かつ突起23を含む断面において、図6~8に示すように突起23の上端側の表面が凸曲線にて示され、ブレーカ溝17に連続する突起23の下端側の表面が凹曲線にて示される。
 また、突起23は被削材の切削の障害とならないように切刃9から離れている必要があるが、上面視した場合において、すくい面すなわちブレーカ溝17における傾斜面17bに一対の突起23の少なくとも一部が位置していることが好ましい。特に、上面視した場合において、一対の突起23の上端が傾斜面17bの上に位置していることが好ましい。
 低送り加工時においては切屑が傾斜面17bの上を進む。突起23の全体が傾斜面17bよりも内側に位置している場合であっても、突起23が切屑の進行方向に位置しているので、突起23によって切屑を支持することができる。しかしながら、このような場合には、突起23に当接するまでに切屑が長い距離を進むことになるので、切屑の流れが不安定になる場合がある。
 一方、上面視した場合において、傾斜面17bの上に突起23の少なくとも一部、特に突起23の上端が位置していることによって、切屑が切刃9から過度に長い距離を流れることが抑制される。そのため、安定して切屑を突起23に当接させることができる。すなわち、低送り加工時において、切屑の流れを突起23で安定してコントロールすることができる。
 突起23の例示的な大きさとしては以下の通りである。上面視における第1の突出部19の突出する方向(図3,4における上下方向)で示される突起23の長さは、0.4~1mmに、上記方向に直交する方向で示される突起23の幅は、0.4~1mmに設定できる。本実施形態の切削インサート1における突起23の上端のブレーカ溝17の底面17aからの高さh3は0.13mmである。
 <切削工具>
 次に、本発明の一実施形態の切削工具101について図面を用いて説明する。
 本実施形態の切削工具101は、図9~11に示すように、上記実施形態に代表される切削インサート1と、切削インサート1が装着されたホルダ103とを具備している。本実施形態のホルダ103は棒形状であって、一方の端部に切削インサート1が装着されるインサートポケット(不図示)を有している。切削インサート1は、切刃9がホルダ103の先端から外側に突出するようにインサートポケットに装着される。
 本実施形態においては、切削インサート1は、ネジ105によって、インサートポケットに固定されている。すなわち、切削インサート1の貫通孔11にネジ105を挿入し、このネジ105の先端をインサートポケットに形成されたネジ孔(不図示)に挿入してネジ部同士を螺合させることによって、切削インサート1がホルダ103に装着されている。
 ホルダ103としては、鋼、鋳鉄などを用いることができる。特に、これらの部材の中で靱性の高い鋼を用いることが好ましい。
 <切削加工物の製造方法>
 次に、本発明の一実施形態の被削材201を切削することによる切削加工物の製造方法について図面を用いて説明する。
 本実施形態の製造方法は、以下の工程を備えている。すなわち、
(1)図9に示すように、被削材201を回転させた状態で上記実施形態に代表される切削工具101を被削材201に近付ける工程と、
(2)図10に示すように、回転している被削材201に切削工具101の切刃9を接触させる工程と、
(3)図11に示すように、切削工具101を被削材201から離す工程と、
を備えている。
 本実施形態の切削加工物の製造方法においては、切削インサート1が、上記の特徴的構成を備えた第1の突出部、第2の突出部および突起を有していることから、幅広い送り量の切削加工に対応することが可能となる。
 なお、図9においては、回転軸Y1を固定した状態で被削材201をY2方向に回転させるとともに、切削工具101を近付けている。また、図10においては、被削材201をY2方向に回転させた状態で、切削工具101を被削材201に接触させて切削加工を行なっている。このとき、切削工具101の切刃9のうち少なくともコーナ切刃9aを被削材201に接触させている。また、図11においては、回転軸Y1を固定した状態で被削材201をY2方向に回転させるとともに、切削工具101を遠ざけている。なお、本実施形態の切削方法においては、それぞれの工程において、回転軸Y1を固定した状態で被削材201をY2方向に回転させるとともに切削工具101を動かしているが、当然ながらこのような形態に限定されるものではない。
 例えば、(1)の工程において、切削工具101を固定して、被削材201を切削工具101に近付けてもよい。また、(3)の工程において、切削工具101を固定して、被削材201を切削工具101から遠ざけてもよい。切削加工を継続する場合には、被削材201を回転させた状態を保持して、被削材201の異なる箇所に切削インサート1の切刃9を接触させる工程を繰り返せばよい。使用している切刃9が摩耗した際には、切削インサート1を貫通孔11の中心軸に対して180度回転させる、あるいは上下反転させて、未使用の切刃9を用いることができる。
 なお、被削材201の材質の代表例としては、炭素鋼、合金鋼、ステンレス、鋳鉄、または非鉄金属などが挙げられる。
1・・・切削インサート
3・・・上面
5・・・下面
7・・・側面
7a・・・コーナ側面
7b・・・第1側面
7c・・・第2側面
9・・・切刃
9a・・・コーナ切刃
9b・・・第1切刃
9c・・・第2切刃
11・・・貫通孔
13・・・主部
15・・・ランド部
17・・・ブレーカ溝
17a・・・底面
17b・・・傾斜面
19・・・第1の突出部
21・・・第2の突出部
23・・・突起
25・・・凹部
101・・・切削工具
103・・・ホルダ
105・・・ネジ
201・・・被削材

Claims (7)

  1.  上面、下面、ならびに前記上面および前記下面の間に位置する側面を有し、前記上面と前記側面とが交差する稜線に切刃が形成された多角板形状の切削インサートであって、
     前記上面が、平坦な上端面を有する凸形状の主部と、該主部から前記上面の角部に向かって突出した第1の突出部と、該第1の突出部から前記角部に向かって突出した第2の突出部と、該第2の突出部の先端と前記角部との間の領域を間に挟むように前記第2の突出部と前記切刃との間に位置する一対の突起とを有し、
     前記第1の突出部の上端の高さが、前記主部の上端面の高さよりも低く、かつ、前記切刃の高さよりも高く、
     前記第2の突出部の上端の高さが、前記切刃の高さと等しく、
     前記一対の突起の上端の高さが、前記第2の突出部の高さよりも低いことを特徴とする切削インサート。
  2.  前記主部の先端が平坦な傾斜面であるとともに、前記第1の突出部の先端および前記第2の突出部の先端がそれぞれ凸形状の傾斜面であることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
  3.  前記第1の突出部の上端が、平坦な面形状であることを特徴とする請求項2に記載の切削工具。
  4.  前記一対の突起が、前記第2の突出部から離れていることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
  5.  前記上面は、前記切刃に沿って位置し、前記切刃から離れるにしたがって前記下面に近付く傾斜面を有し、
     上面視した場合において、前記一対の突起の上端が、前記傾斜面上に位置していることを特徴とする請求項1に記載の切削工具。
  6.  先端側に複数のインサートポケットを有するホルダと、
    前記切刃が前記ホルダの先端から突出するように前記インサートポケットに装着された、請求項1~5のいずれか1つに記載の切削インサートとを具備した切削工具。
  7.  被削材を回転させる工程と、
    回転している前記被削材に請求項6に記載の切削工具の前記切刃を接触させる工程と、
    前記切削工具を前記被削材から離す工程とを備えた切削加工物の製造方法。
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