WO2014076854A1

WO2014076854A1 - 端末装置及び端末装置における投稿方法

Info

Publication number: WO2014076854A1
Application number: PCT/JP2013/004009
Authority: WO
Inventors: 聖裕門
Original assignee: Ｎｅｃカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社
Priority date: 2012-11-19
Filing date: 2013-06-26
Publication date: 2014-05-22

Abstract

　端末装置（１００）に、ネットワーク上のＷｅｂサイトに投稿する投稿情報を取得する投稿情報取得部（１０１）と、投稿情報を送信用データとして記憶部に保存するか否かを保存判定情報に基づいて判定する保存判定部（１０２）と、保存判定部（１０２）により保存すると判定された投稿情報を送信用データとして記憶部に保存する保存部（１０４）と、記憶部に保存された送信用データをＷｅｂサイトに投稿する投稿部（１０５）と、を備える。

Description

端末装置及び端末装置における投稿方法

　本発明は、端末装置及び端末装置における投稿方法に関する。

　従来、ソーシャルネットワークサービス（コミュニティ型のＷｅｂサイト）の利用に際し、ユーザは、端末装置を介して、写真データや位置データ等の投稿情報を当該ソーシャルネットワークサービスに投稿している。例えば、ユーザ自身が投稿情報を取得したタイミングにおいて、もしくは、投稿情報の取得時よりも後のタイミングにおいて、ユーザは、投稿情報を投稿している。具体的には、ユーザは、端末装置に投稿用アプリケーションを起動させ、投稿情報を選択させることにより、当該投稿情報を投稿している。
　しかし、ユーザが投稿情報を取得してすぐ投稿したくても投稿できない場合がある。例えば、ユーザが投稿情報を取得したタイミングにおいて、ユーザが投稿コメントを書く時間が無い場合や端末装置が圏外にある場合等である。
　また、ユーザが投稿情報の取得時よりも後のタイミングにおいて投稿しようと判断した場合には、ユーザが投稿しようと思ったことを忘れてしまうという場合がある。
　以上のような理由により、ユーザが投稿機会を逃してしまう可能性がある。

　また、ソーシャルネットワークサービスのＷｅｂサイトへの投稿頻度は、ユーザの情報活用能力に依存する場合が多い。特に、ユーザが情報投稿初心者である場合、端末装置が投稿のきっかけとなる情報を取得していることにユーザが気づいていないという可能性もある。

　特許文献１には、クライアントから送信された電子メールを保管し、当該電子メールの一覧情報をクライアントに表示し、クライアントにより当該一覧情報から選択された電子メールに基づいて投稿情報を作成するＷｅｂ投稿管理サーバが記載されている。

特開２００６－１１３９６９号公報

　しかし、特許文献１に記載の技術では、クライアントが電子メールをＷｅｂ投稿管理サーバに送信しないと、投稿情報が作成されない。そのため、上述のようにユーザが投稿機会を逃してしまう場合、投稿情報が作成できないという問題点を解決するには十分ではない。

　本発明の第１の態様にかかる端末装置は、投稿情報取得手段と、保存判定手段と、保存手段と、投稿手段と、を備える。前記投稿情報取得手段は、ネットワーク上のＷｅｂサイトに投稿する投稿情報を取得する。また、前記保存判定手段は、前記投稿情報を送信用データとして記憶部に保存するか否かを保存判定情報に基づいて判定する。また、前記保存手段は、前記保存判定手段が保存すると判定した前記投稿情報を前記送信用データとして前記記憶部に保存する。また、前記投稿手段は、前記記憶部に保存された前記送信用データを前記Ｗｅｂサイトに投稿する。

　本発明の第２の態様にかかる投稿方法は、端末装置が、ネットワーク上のＷｅｂサイトに投稿する投稿情報を取得し、前記投稿情報を送信用データとして記憶部に保存するか否かを保存判定情報に基づいて判定し、保存すると判定された前記投稿情報を前記送信用データとして前記記憶部に保存し、前記記憶部に保存された前記送信用データを前記Ｗｅｂサイトに投稿する方法である。

　本発明により、ユーザが投稿機会を逃してしまうことを防ぐことができる。

本発明にかかる端末装置の構成を示すブロック図である。実施の形態１にかかる端末装置の構成を示すブロック図である。実施の形態１にかかる保存判定情報のデータ構造を示す図である。実施の形態１にかかる投稿方法を説明するフローチャートである。実施の形態２にかかる端末装置の構成を示すブロック図である。実施の形態２にかかる送信用データ管理方法を説明するフローチャートである。実施の形態３にかかる端末装置の構成を示すブロック図である。実施の形態３にかかる保存判定情報の変更前と変更後のデータ構造を示す図である。実施の形態３にかかる保存判定情報の管理方法を説明するフローチャートである。

　以下、本発明を適用可能な実施の形態について説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではない。
　図１に本発明にかかる端末装置１００の構成を示す。図１に示す端末装置１００は、本発明の概念を説明するための図である。図１に示すように、本発明にかかる端末装置１００は、投稿情報取得部１０１（投稿情報取得手段）、保存判定部１０２（保存判定手段）、保存判定情報記憶部１０３、保存部１０４（保存手段）、投稿部１０５（投稿手段）、アプリケーション部１０６、実行制御部１０７、通信部１０８等を備える。

　投稿情報取得部１０１は、インターネット（ネットワーク）上のＷｅｂサイトに投稿する投稿情報を取得する。
　ここで、投稿情報とは、端末装置１００において取得された写真データ、動画データ、位置データ等であって、インターネット上のＷｅｂサイトに投稿可能なデータである。また、端末装置１００において取得されるデータであれば、投稿情報となりうる。

　保存判定部１０２は、投稿情報を送信用データとして記憶部（図示省略）に保存するか否かを保存判定情報Ｄ１（後述）に基づいて判定する。
　保存判定情報記憶部１０３は、保存判定情報Ｄ１を格納している。なお、保存判定情報Ｄ１の格納場所は、保存判定情報記憶部１０３に限定されるものではなく、例えば、アプリケーション部１０６内や、投稿用アプリケーション１６１内に格納されていてもよい。

　保存部１０４は、保存判定部１０２が保存すると判定した投稿情報を送信用データとして記憶部に保存する。なお、本発明にかかる端末装置１００において、「保存」には、「一時保存」も含まれる。
　ここで、記憶部は、保存部１０４が送信用データを保存可能な記憶領域であれば、どのようなものであってもよい。例えば、記憶部は、端末装置１００の本体メモリや、端末装置１００に使用可能なメモリカードや、端末装置１００に有線又は無線接続可能な外部メモリ、端末装置１００とインターネットを介して接続されるサーバ等であってもよい。端末装置１００では、例えば、アプリケーション部１０６に格納されている投稿用アプリケーション１６１（投稿プログラム）内に、保存部１０４が送信用データを保存する。

　投稿部１０５は、記憶部に保存された送信用データをＷｅｂサイトに投稿する。

　アプリケーション部１０６は、端末装置１００において実行制御部１０７が実行する各種処理アプリケーション（処理プログラム）を格納する。また、アプリケーション部１０６は、実行制御部１０７が各種処理アプリケーションを実行するのに必要なデータ、実行制御部１０７が各種処理アプリケーションを実行することにより展開される各種データ等を格納する。
　特に、アプリケーション部１０６は、投稿用アプリケーション１６１を格納している。

　実行制御部１０７は、アプリケーション部１０６に格納された各種処理アプリケーションを実行可能なＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｕｎｉｔ）等である。実行制御部１０７が各種処理アプリケーションを実行することにより、端末装置１００の各種機能が実現する。特に、実行制御部１０７が投稿用アプリケーション１６１を実行することにより、投稿情報取得部１０１、保存判定部１０２、保存部１０４、投稿部１０５等の機能が実現される。

　通信部１０８は、インターネットを介して、端末装置１００とインターネット上のＷｅｂサイトとを接続する。例えば、投稿部１０５が通信部１０８を制御して、投稿用アプリケーション１６１内に保存された送信用データを、インターネット上のＷｅｂサイトに投稿する。

　以上説明したように、本発明にかかる端末装置１００によれば、端末装置１００において、投稿情報取得部１０１が取得した投稿情報を、保存判定部１０２が投稿用アプリケーション１６１内に保存するか否かを判定する。また、保存判定部１０２が保存すると判定した場合、保存部１０４が、送信用データとして、投稿用アプリケーション１６１内に当該投稿情報を保存する。そして、投稿部１０５が、投稿用アプリケーション１６１内に保存されている送信用データを、インターネット上のＷｅｂサイトに投稿する。

　これにより、端末装置１００が取得した投稿情報を送信用データとして、自動で、投稿用アプリケーション１６１内に保存することができる。そのため、端末装置１００のユーザが投稿情報を取得してすぐ投稿したくても投稿できない場合や、ユーザが投稿情報の取得時よりも後のタイミングにおいて投稿しようと判断した後でユーザが投稿しようと思ったことを忘れてしまった場合や、ユーザが情報投稿初心者である場合で端末装置１００が投稿のきっかけとなる情報を取得していることにユーザが気づいていない場合であっても、送信用データが投稿用アプリケーション１６１内に自動で保存され、ユーザが端末装置１００において投稿用アプリケーション１６１を立ち上げることにより、送信用データが保存されていることに気が付くことができ、投稿機会を逃すことを防ぐことができる。

　以下、実施の形態の説明において、本発明にかかる端末装置をより詳細に説明する。
実施の形態１
　実施の形態１にかかる端末装置２００は、インターネット上のＷｅｂサイトに接続可能な端末装置であって、携帯電話機等の携帯型情報機器等である。
　図２に、実施の形態１にかかる端末装置２００の構成を示す。図２に示すように、実施の形態１にかかる端末装置２００は、投稿情報取得部１（投稿情報取得手段）、保存判定部２（保存判定手段）、保存判定情報記憶部３、保存部４（保存手段）、投稿部５（投稿手段）、送信用定型文記憶部６、アプリケーション部７、実行制御部８、通信部９、ユーザインターフェース部１０等を備える。

　投稿情報取得部１は、インターネット上のＷｅｂサイトに投稿する投稿情報を取得する。
　ここで、投稿情報とは、端末装置２００において取得された写真データ、動画データ、位置データ等であって、インターネット上のＷｅｂサイトに投稿可能なデータである。
　したがって、投稿情報取得部１は、端末装置２００に備えられたカメラ、ビデオカメラ、測位装置等である。

　保存判定部２は、投稿情報を送信用データとして記憶部（図示省略）に保存するか否かを保存判定情報Ｄ１に基づいて判定する。
　保存判定情報Ｄ１は、投稿情報の種類と、投稿情報を送信用データとして保存するか否かと、が対応付けられた情報である。保存判定情報Ｄ１の一例を図３に示す。図３に示すように、保存判定情報Ｄ１は、投稿情報の取得成立条件Ｄ１１と、当該投稿情報を送信用データとして保存するか否かＤ１２と、が対応付けられた情報である。ここで、投稿情報の取得成立条件Ｄ１１は、図３に示すように、「写真を撮影した」、「スケジューラに登録された内容が完了した」、「位置データから外出を検出した」等であり、投稿情報の種類応じて予め定められた成立条件である。

　換言すれば、保存判定部２は、投稿情報の種類に応じて、当該投稿情報を送信用データとして記憶部に保存するか否かを判定する。
　なお、保存判定情報Ｄ１は、ユーザによって予め定められる情報であってもよいし、端末装置２００において製造出荷時に既に定められている情報であってもよい。また、保存判定情報Ｄ１は、ユーザによって変更可能な情報であってもよい。

　保存判定情報記憶部３は、保存判定情報Ｄ１を格納している。なお、保存判定情報Ｄ１の格納場所は、保存判定情報記憶部３に限定されるものではなく、例えば、アプリケーション部７内や、投稿用アプリケーション７１内に格納されていてもよい。

　保存部４は、保存判定部２が保存すると判定した投稿情報を送信用データとして記憶部に保存する。
　具体的には、保存部４は、当該投稿情報と、送信用定型文記憶部６が記憶している送信用定型文とを、送信用データとして、記憶部に保存する。

　ここで、記憶部は、保存部４が送信用データを保存可能な記憶領域であれば、どのようなものであってもよい。例えば、記憶部は、端末装置２００の本体メモリや、端末装置２００に使用可能なメモリカードや、端末装置２００に有線又は無線接続可能な外部メモリ、端末装置２００とインターネットを介して接続されるサーバ等であってもよい。本実施の形態では、例えば、アプリケーション部７に格納されている投稿用アプリケーション７１（投稿プログラム）内に、保存部４が送信用データを保存する。

　投稿部５は、記憶部に保存された送信用データをＷｅｂサイトに投稿する。
　具体的には、投稿部５は、通信部９を制御することにより、送信用データをＷｅｂサイトに投稿する。より具体的には、投稿部５は、ユーザがユーザインターフェース部１０を介して選択した送信用データをＷｅｂサイトに投稿する。なお、投稿部５は、ユーザによる選択を待たずに、送信用データをＷｅｂサイトに自動で投稿してもよい。

　送信用定型文記憶部６は、送信用定型文を記憶している。送信用定型文は、投稿情報の種類に応じて予め定められる定型文であり、例えば、投稿情報が位置データの場合、「今日は○○に出かけた。楽しかった。」等である。送信用定型文は、ユーザによって予め定められてもよいし、端末装置２００において製造出荷時に既に定められていてもよい。また、送信用定型文は、ユーザによって変更可能であってもよい。
　また、送信用定型文の格納場所は、送信用定型文記憶部６に限定されるものではなく、例えば、アプリケーション部７内や、投稿用アプリケーション７１内に格納されていてもよい。

　アプリケーション部７は、端末装置２００において実行制御部８が実行する各種処理アプリケーション（処理プログラム）を格納する。また、アプリケーション部７は、実行制御部８が各種処理アプリケーションを実行するのに必要なデータ、実行制御部８が各種処理アプリケーションを実行することにより展開される各種データ等を格納する。
　特に、アプリケーション部７は、投稿用アプリケーション７１を格納している。

　実行制御部８は、アプリケーション部７に格納された各種処理アプリケーションを実行可能なＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｕｎｉｔ）等である。実行制御部８が各種処理アプリケーションを実行することにより、端末装置２００の各種機能が実現する。特に、実行制御部８が投稿用アプリケーション７１を実行することにより、投稿情報取得部１、保存判定部２、保存部４、投稿部５等の機能が実現される。

　通信部９は、インターネットを介して、端末装置２００とインターネット上のＷｅｂサイトとを接続する。例えば、投稿部５が通信部９を制御して、投稿用アプリケーション７１内に保存された送信用データを、インターネット上のＷｅｂサイトに投稿する。

　ユーザインターフェース部１０は、タッチパネルやＧＵＩ（Ｇｒａｐｈｉｃａｌ　Ｕｓｅｒ　Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）等であり、ユーザからの入力を受け付けるとともに、ユーザに対して画面表示を行う。
　例えば、ユーザが端末装置２００において、投稿用アプリケーション７１を立ち上げた際に、ユーザインターフェース部１０は、投稿用アプリケーション７１内に保存されている送信用データを表示する。また、ユーザから、いずれかの送信用データを選択した旨の入力を受け付ける。

　次に、図４を参照しながら、本発明の実施の形態１にかかる端末装置２００における投稿方法を説明する。
　まず、端末装置２００の実行制御部８は、投稿情報取得部１が投稿情報を取得したか否かを判断する（ステップＳ１）。
　ステップＳ１において、投稿情報取得部１が投稿情報を取得していないと実行制御部８が判断した場合（ステップＳ１；Ｎｏ）、本投稿処理を終了する。
　ステップＳ１において、投稿情報取得部１が投稿情報を取得したと実行制御部８が判断した場合（ステップＳ１；Ｙｅｓ）、保存判定部２は、保存判定情報Ｄ１を取得する（ステップＳ２）。

　次に、保存判定部２は、保存判定情報Ｄ１に基づいて、当該投稿情報を保存するか否かを判定する（ステップＳ３）。
　ステップＳ３において、保存判定部２が当該投稿情報を保存しないと判定した場合（ステップＳ３；Ｎｏ）、本投稿処理を終了する。
　ステップＳ３において、保存判定部２が当該投稿情報を保存すると判定した場合（ステップＳ３；Ｙｅｓ）、保存部４は、送信用定型文を取得する（ステップＳ４）。具体的には、保存部４は、当該投稿情報の種類に対応する送信用定型文を取得する。

　次に、保存部４は、送信用データとして、当該投稿情報とステップＳ４で取得した送信用定型文とを記憶部（本実施形態では投稿用アプリケーション７１内）に保存する（ステップＳ５）。

　そして、ユーザが端末装置２００の投稿用アプリケーション７１を立ち上げて、インターフェース部１０に表示された送信用データからユーザが選択した送信用データをＷｅｂサイトに投稿する。なお、投稿部５は、ユーザによる選択を待たずに、送信用データをＷｅｂサイトに自動で投稿してもよい。換言すれば、ステップＳ５の後、投稿部５は、自動で、送信用データをＷｅｂサイトに投稿してもよい。自動で送信用データをＷｅｂサイトに投稿するか否かをユーザが設定できるように、端末装置２００が構成されていてもよい。

　以上説明したように、本発明の実施の形態１にかかる端末装置２００によれば、端末装置２００において、投稿情報取得部１が取得した投稿情報を、保存判定部２が投稿用アプリケーション７１内に保存するか否かを判定する。また、保存判定部２が保存すると判定した場合、保存部４が、送信用データとして、投稿用アプリケーション７１内に当該投稿情報を保存する。そして、投稿部５が、投稿用アプリケーション７１内に保存されている送信用データを、インターネット上のＷｅｂサイトに投稿する。

　これにより、端末装置２００が取得した投稿情報を送信用データとして、自動で、投稿用アプリケーション７１内に保存することができる。そのため、端末装置２００のユーザが投稿情報を取得してすぐ投稿したくても投稿できない場合や、ユーザが投稿情報の取得時よりも後のタイミングにおいて投稿しようと判断した後でユーザが投稿しようと思ったことを忘れてしまった場合や、ユーザが情報投稿初心者である場合で端末装置２００が投稿のきっかけとなる情報を取得していることにユーザが気づいていない場合であっても、送信用データが投稿用アプリケーション７１内に自動で保存され、ユーザが端末装置２００において投稿用アプリケーション７１を立ち上げることにより、送信用データが保存されていることに気が付くことができ、投稿機会を逃すことを防ぐことができる。

　また、保存判定情報Ｄ１は、投稿情報の種類と、投稿情報を送信用データとして保存するか否かと、が対応付けられた情報である。これにより、保存判定部２は、投稿情報の種類に応じて、投稿情報を保存するか否かを判定することができる。そのため、保存部４は、投稿に適した種類の投稿情報を的確に保存することができる。

　また、保存部４は、送信用データとして、投稿情報と送信用定型文とを保存する。そのため、投稿情報取得部１が投稿情報を取得した際や、ユーザが投稿を行う際に、ユーザが投稿コメントを書く時間が無い場合であっても、投稿コメントとして自動で当該送信用定型文を送信用データとして保存することができる。

　実施の形態２．
　図５に、実施の形態２にかかる端末装置３００の構成を示す。図５に示すように、実施の形態２にかかる端末装置３００は、送信用データ管理部１１を備える点が、実施の形態１にかかる端末装置２００と異なる。よって、同様の構成については、同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。

　送信用データ管理部１１は、投稿用アプリケーション７１内に保存された送信用データを管理する。具体的には、送信用データ管理部１１は、自動消去条件に基づいて、投稿用アプリケーション７１から送信用データを削除するか否かを判定する。また、送信用データ管理部１１は、自動消去条件に基づいて削除すると判定した送信用データを投稿用アプリケーション７１から削除する。
　なお、実行制御部８が投稿用アプリケーション７１を実行することにより、送信用データ管理部１１の機能が実現される。

　自動消去条件は、少なくとも、投稿用アプリケーション７１に保存された送信用データの数、又は、投稿用アプリケーション７１に送信用データが保存された時点からの経過時間の何れかと、投稿用アプリケーション７１から送信用データを削除するか否かと、が対応付けられた情報である。
　例えば、自動消去条件は、「投稿用アプリケーション７１に送信用データが保存された時点からの経過時間が３日以上」と、「送信用データを削除する」とが対応付けられた情報である。
　また、自動消去条件において、投稿用アプリケーション７１に保存された送信用データの数は、当該送信用データの種類ごとにカウントされていてもよい。

　次に、図６を参照しながら、本発明の投稿方法に含まれる送信用データ管理方法を説明する。
　まず、送信用データ管理部１１は、投稿用アプリケーション７１に保存された送信用データが自動消去条件を満たすか否かを判断する（ステップＳ１０１）。
　例えば、送信用データ管理部１１は、送信用データが保存された時点からの経過時間を取得し、当該経過時間に基づいて、当該送信用データが自動消去条件を満たすか否かを判断する。

　ステップＳ１０１において、送信用データが自動消去条件を満たさないと送信用データ管理部１１が判断した場合には（ステップＳ１０１；Ｎｏ）、本送信用データ管理処理を終了する。
　ステップＳ１０１において、送信用データが自動消去条件を満たすと送信用データ管理部１１が判断した場合には（ステップＳ１０１；Ｙｅｓ）、送信用データ管理部１１は、当該送信用データを投稿用アプリケーション７１から消去する（ステップＳ１０２）。

　以上に説明した本発明の実施の形態２に係る端末装置３００によれば、実施の形態１と同様の効果が得られることは勿論である。さらに、本発明の実施の形態２に係る端末装置３００によれば、送信用データ管理部１１が、送信用データが保存された時点からの経過時間や、投稿用アプリケーション７１に保存された送信用データの数に基づいて、投稿用アプリケーション７１内に保存された送信用データを自動で消去する。これにより、投稿用アプリケーション７１内に無制限に送信用データが蓄積されることを防ぐことができ、投稿用アプリケーション７１の使用データ容量の適正化を図ることができる。

　図７に、実施の形態３にかかる端末装置４００の構成を示す。図７に示すように、実施の形態３にかかる端末装置４００は、保存判定情報管理部１２を備える点が、実施の形態２にかかる端末装置３００と異なる。よって、同様の構成については、同一の符号を付すとともに、その説明を省略する。

　保存判定情報管理部１２は、保存判定情報記憶部３に記憶されている保存判定情報Ｄ１を管理する。
　具体的には、保存判定情報管理部１２は、判定情報変更条件に基づいて、保存判定情報Ｄ１を変更する。
　なお、実行制御部８が投稿用アプリケーション７１を実行することにより、保存判定情報管理部１２の機能が実現される。

　ここで、判定情報変更条件は、投稿用アプリケーション７１（記憶部）に保存された送信用データの投稿状況に基づいて、保存判定情報Ｄ１を変更するか否かが定められた情報である。
　例えば、判定情報変更条件は、送信用データ管理部１１が投稿用アプリケーション７１から削除した送信用データに含まれる投稿情報の種類と、当該送信用データを連続で削除した回数とが対応付けられた情報である。送信用データ管理部１１が投稿用アプリケーション７１から送信用データを削除した回数が、判定情報変更条件の回数を満たす場合、保存判定情報管理部１２が保存判定情報Ｄ１を変更する。

　具体的には、保存判定情報管理部１２は、送信用データ管理部１１が送信用データを自動で削除した場合に、当該送信用データに含まれる投稿情報と同じ種類の投稿情報を含む他の送信用データを送信用データ管理部１１が過去に何回連続して自動削除したかをカウントする。
　次に、保存判定情報管理部１２は、当該カウント数が判定情報変更条件を満たすか否かを判断する。
　次に、保存判定情報管理部１２は、当該カウント数が判定情報変更条件を満たす場合、保存判定情報Ｄ１を変更する。具体的には、保存判定情報管理部１２は、送信用データ管理部１１が自動削除した送信用データに含まれる投稿情報の種類である「投稿情報の取得成立条件Ｄ１１」に対応する「保存するか否かＤ１２」を「する」から「しない」に変更する。

　図８に、保存判定情報Ｄ１の変更前と変更後のデータ構造を示す。図８において、変更後の判定情報「保存するか否か」をＤ１３として示す。
　例えば、送信用データ管理部１１が、「電子書籍を読み終えた」という投稿情報の取得成立条件Ｄ１を満たす投稿情報を含む送信用データを投稿用アプリケーション７１から自動削除する。
　次に、保存判定情報管理部１２は、当該送信用データに含まれる投稿情報と同じ種類（投稿情報の成立条件）の投稿情報を含む他の送信用データを送信用データ管理部１１が過去に何回連続して自動削除したかをカウントする。この時のカウント数が６であるとする。
　このとき、判定情報変更条件において、送信用データに含まれる投稿情報の種類「電子書籍を読み終えた」に対応する、当該送信用データを連続で削除した回数が「５」であるとする。
　この場合、保存判定情報管理部１２は、図８に示すように、送信用データに含まれる投稿情報の種類「電子書籍を読み終えた」に対応する「保存するか否かＤ１２」を「する」から「しない」に変更する。

　次に、図９を参照して、本発明の投稿方法に含まれる保存判定情報の管理方法を説明する。図９において、ステップＳ２０１及びステップＳ２０２の処理は、図６に示すステップＳ１０１及びステップＳ１０２と同様であるため、その説明を省略する。

　次に、保存判定情報管理部１２は、送信用データ管理部１１が自動削除した送信用データに含まれる投稿情報と同じ種類（投稿情報の成立条件）の投稿情報を含む他の送信用データを送信用データ管理部１１が過去に何回連続して自動削除したかをカウントする。次に、保存判定情報管理部１２は、当該カウント数が判定情報変更条件を満たすか否かを判断する（ステップＳ２０３）。

　ステップＳ２０３において、当該カウント数が判定情報変更条件を満たさない場合（ステップＳ２０３；Ｎｏ）、本保存判定情報の管理処理を終了する。
　ステップＳ２０３において、当該カウント数が判定情報変更条件を満たす場合（ステップＳ２０３；Ｙｅｓ）、保存判定情報管理部１２は、保存判定情報Ｄ１を変更する。具体的には、保存判定情報管理部１２は、送信用データ管理部１１が自動削除した送信用データに含まれる投稿情報の種類である「投稿情報の取得成立条件Ｄ１１」に対応する「保存するか否かＤ１２」を「する」から「しない」に変更する。

　以上に説明した本発明の実施の形態３に係る端末装置４００によれば、実施の形態１及び実施形態２と同様の効果が得られることは勿論である。さらに、本発明の実施の形態３に係る端末装置４００によれば、保存判定情報管理部１２が、判定情報変更条件に基づいて、保存判定情報Ｄ１を変更する。また、判定情報変更条件は、送信用データの投稿状況に基づいて、保存判定情報Ｄ１を変更するか否かが定められた情報である。換言すれば、保存判定情報管理部１２は、送信用データの投稿状況に応じて、保存判定情報Ｄ１を変更する。これにより、送信用データに含まれる投稿情報の種類毎に、当該送信用データの投稿状況に合わせて、保存判定部２は、当該送信用データを保存するか否かを判定できる。そのため、ユーザの嗜好による投稿傾向に合わせて、保存部４が送信用データを保存することができ、ユーザの投稿に対する利便性の向上、及び投稿用アプリケーション７１の使用データ容量の適正化を図ることができる。

　なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、投稿情報の種類は上述に限定されるものではなく、インターネット上のＷｅｂサイトに投稿可能な情報であれば何であってもよい。
　また、自動消去条件、判定情報変更条件の格納場所は、投稿用アプリケーション７１内、端末装置３００、４００の本体メモリや、端末装置３００、４００に使用可能なメモリカードや、端末装置３００、４００に有線又は無線接続可能な外部メモリ等であってもよい。また、自動消去条件、判定情報変更条件は、ユーザによって予め定められる情報であってもよいし、端末装置３００、４００において製造出荷時に既に定められている情報であってもよい。また、自動消去条件、判定情報変更条件は、ユーザによって変更可能な情報であってもよい。

　上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｕｎｉｔ）にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。）

　プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体（ｎｏｎ－ｔｒａｎｓｉｔｏｒｙ　ｃｏｍｐｕｔｅｒ　ｒｅａｄａｂｌｅ　ｍｅｄｉｕｍ）を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体（ｔａｎｇｉｂｌｅ　ｓｔｏｒａｇｅ　ｍｅｄｉｕｍ）を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体（例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ）、光磁気記録媒体（例えば光磁気ディスク）、ＣＤ－ＲＯＭ（Ｒｅａｄ　Ｏｎｌｙ　Ｍｅｍｏｒｙ）、ＣＤ－Ｒ、ＣＤ－Ｒ／Ｗ、半導体メモリ（例えば、マスクＲＯＭ、ＰＲＯＭ（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ　ＲＯＭ）、ＥＰＲＯＭ（Ｅｒａｓａｂｌｅ　ＰＲＯＭ）、フラッシュＲＯＭ、ＲＡＭ（ｒａｎｄｏｍ　ａｃｃｅｓｓ　ｍｅｍｏｒｙ））を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体（ｔｒａｎｓｉｔｏｒｙ　ｃｏｍｐｕｔｅｒ　ｒｅａｄａｂｌｅ　ｍｅｄｉｕｍ）によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。

　以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。

　この出願は、２０１２年１１月１９日に出願された日本出願特願２０１２－２５３４００を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

（付記）
　（付記１）
　ネットワーク上のＷｅｂサイトに投稿する投稿情報を取得する投稿情報取得手段と、
　前記投稿情報を送信用データとして記憶部に保存するか否かを保存判定情報に基づいて判定する保存判定手段と、
　前記保存判定手段が保存すると判定した前記投稿情報を前記送信用データとして前記記憶部に保存する保存手段と、
　前記記憶部に保存された前記送信用データを前記Ｗｅｂサイトに投稿する投稿手段と、
　を備える端末装置。
　（付記２）
　前記保存判定情報は、前記投稿情報の種類と、前記投稿情報を前記送信用データとして保存するか否かと、が対応付けられた情報である付記１に記載の端末装置。
　（付記３）
　前記記憶部に保存された前記送信用データを管理する送信用データ管理手段を備え、
　前記送信用データ管理手段は、
　自動消去条件に基づいて、前記記憶部から前記送信用データを削除するか否かを判定し、
　前記自動消去条件に基づいて、前記記憶部から前記送信用データを削除すると判定した場合に、前記記憶部から前記送信用データを削除する付記１又は２に記載の端末装置。
　（付記４）
　前記自動消去条件は、少なくとも、前記記憶部に保存された前記送信用データの数、又は、前記記憶部に前記送信用データが保存された時点からの経過時間の何れかと、前記記憶部から前記送信用データを削除するか否かと、が対応付けられた情報である付記３に記載の端末装置。
　（付記５）
　前記保存判定情報を管理する保存判定情報管理手段を備え、
　前記保存判定情報管理手段は、判定情報変更条件に基づいて、前記保存判定情報を変更する付記１乃至４の何れか一項に記載の端末装置。
　（付記６）
　前記判定情報変更条件は、前記記憶部に保存された送信用データの投稿状況に基づいて、前記保存判定情報を変更するか否かが定められた情報である付記５に記載の端末装置。
　（付記７）
　端末装置が、
　ネットワーク上のＷｅｂサイトに投稿する投稿情報を取得し、
　前記投稿情報を送信用データとして記憶部に保存するか否かを保存判定情報に基づいて判定し、
　保存すると判定した前記投稿情報を前記送信用データとして前記記憶部に保存し、
　前記記憶部に保存された前記送信用データを前記Ｗｅｂサイトに投稿する投稿方法。
　（付記８）
　前記保存判定情報は、前記投稿情報の種類と、前記投稿情報を前記送信用データとして保存するか否かと、が対応付けられた情報である付記７に記載の投稿方法。
　（付記９）
　端末装置が、
　自動消去条件に基づいて、前記記憶部から前記送信用データを削除するか否かを判定し、
　前記自動消去条件に基づいて、前記記憶部から前記送信用データを削除すると判定した場合に、前記記憶部から前記送信用データを削除する付記７又は８に記載の投稿方法。
　（付記１０）
　前記自動消去条件は、少なくとも、前記記憶部に保存された前記送信用データの数、又は、前記記憶部に前記送信用データが保存された時点からの経過時間の何れかと、前記記憶部から前記送信用データを削除するか否かと、が対応付けられた情報である付記９に記載の投稿方法。
　（付記１１）
　端末装置が、判定情報変更条件に基づいて、前記保存判定情報を変更する付記７乃至１０の何れか一項に記載の投稿方法。
　（付記１２）
　前記判定情報変更条件は、前記記憶部に保存された送信用データの投稿状況に基づいて、前記保存判定情報を変更するか否かが定められた情報である付記１１に記載の投稿方法。
　（付記１３）
　端末装置に、
　ネットワーク上のＷｅｂサイトに投稿する投稿情報を取得させ、
　前記投稿情報を送信用データとして記憶部に保存するか否かを保存判定情報に基づいて判定させ、
　保存すると判定した前記投稿情報を前記送信用データとして前記記憶部に保存させ、
　前記記憶部に保存された前記送信用データを前記Ｗｅｂサイトに投稿させるための投稿ブログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
　（付記１４）
　前記保存判定情報は、前記投稿情報の種類と、前記投稿情報を前記送信用データとして保存するか否かと、が対応付けられた情報である付記１３に記載の投稿プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
　（付記１５）
　前記端末装置に、
　自動消去条件に基づいて、前記記憶部から前記送信用データを削除するか否かを判定させ、
　前記自動消去条件に基づいて、前記記憶部から前記送信用データを削除すると判定した場合に、前記記憶部から前記送信用データを削除させるための付記１３又は１４に記載の投稿プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
　（付記１６）
　前記自動消去条件は、少なくとも、前記記憶部に保存された前記送信用データの数、又は、前記記憶部に前記送信用データが保存された時点からの経過時間の何れかと、前記記憶部から前記送信用データを削除するか否かと、が対応付けられた情報である付記１５に記載の投稿プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
　（付記１７）
　前記端末装置に、
　判定情報変更条件に基づいて、前記保存判定情報を変更させるための付記１３乃至１６の何れか一項に記載の投稿プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。
　（付記１８）
　前記判定情報変更条件は、前記記憶部に保存された送信用データの投稿状況に基づいて、前記保存判定情報を変更するか否かが定められた情報である付記１７に記載の投稿プログラムが格納された非一時的なコンピュータ可読媒体。

　ユーザが投稿機会を逃してしまうことを防ぐことができる。

１、１０１　投稿情報取得部（投稿情報取得手段）
２、１０２　保存判定部（保存判定手段）
３、１０３　保存判定情報記憶部
４、１０４　保存部（保存手段）
５、１０５　投稿部（投稿手段）
６　送信用定型文記憶部
７、１０６　アプリケーション部
７１、１６１　投稿用アプリケーション（投稿プログラム）
８、１０７　実行制御部
９、１０８　通信部
１０　ユーザインターフェース部
１１　送信用データ管理部（送信用データ管理手段）
１２　保存判定情報管理部（保存判定情報管理手段）
１００、２００、３００、４００　端末装置
Ｄ１　保存判定情報

Claims

　ネットワーク上のＷｅｂサイトに投稿する投稿情報を取得する投稿情報取得手段と、
　前記投稿情報を送信用データとして記憶部に保存するか否かを保存判定情報に基づいて判定する保存判定手段と、
　前記保存判定手段が保存すると判定した前記投稿情報を前記送信用データとして前記記憶部に保存する保存手段と、
　前記記憶部に保存された前記送信用データを前記Ｗｅｂサイトに投稿する投稿手段と、
　を備える端末装置。
　前記保存判定情報は、前記投稿情報の種類と、前記投稿情報を前記送信用データとして保存するか否かと、が対応付けられた情報である請求項１に記載の端末装置。
　前記記憶部に保存された前記送信用データを管理する送信用データ管理手段を備え、
　前記送信用データ管理手段は、
　自動消去条件に基づいて、前記記憶部から前記送信用データを削除するか否かを判定し、
　前記自動消去条件に基づいて、前記記憶部から前記送信用データを削除すると判定した場合に、前記記憶部から前記送信用データを削除する請求項１又は２に記載の端末装置。
　前記自動消去条件は、少なくとも、前記記憶部に保存された前記送信用データの数、又は、前記記憶部に前記送信用データが保存された時点からの経過時間の何れかと、前記記憶部から前記送信用データを削除するか否かと、が対応付けられた情報である請求項３に記載の端末装置。
　前記保存判定情報を管理する保存判定情報管理手段を備え、
　前記保存判定情報管理手段は、判定情報変更条件に基づいて、前記保存判定情報を変更する請求項１乃至４の何れか一項に記載の端末装置。
　前記判定情報変更条件は、前記記憶部に保存された送信用データの投稿状況に基づいて、前記保存判定情報を変更するか否かが定められた情報である請求項５に記載の端末装置。
　端末装置が、
　ネットワーク上のＷｅｂサイトに投稿する投稿情報を取得し、
　前記投稿情報を送信用データとして記憶部に保存するか否かを保存判定情報に基づいて判定し、
　保存すると判定した前記投稿情報を前記送信用データとして前記記憶部に保存し、
　前記記憶部に保存された前記送信用データを前記Ｗｅｂサイトに投稿する投稿方法。
　前記保存判定情報は、前記投稿情報の種類と、前記投稿情報を前記送信用データとして保存するか否かと、が対応付けられた情報である請求項７に記載の投稿方法。
　端末装置が、
　自動消去条件に基づいて、前記記憶部から前記送信用データを削除するか否かを判定し、
　前記自動消去条件に基づいて、前記記憶部から前記送信用データを削除すると判定した場合に、前記記憶部から前記送信用データを削除する請求項７又は８に記載の投稿方法。
　前記自動消去条件は、少なくとも、前記記憶部に保存された前記送信用データの数、又は、前記記憶部に前記送信用データが保存された時点からの経過時間の何れかと、前記記憶部から前記送信用データを削除するか否かと、が対応付けられた情報である請求項９に記載の投稿方法。