WO2013150908A1 - 導光デバイスおよび照明装置 - Google Patents

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Abstract

 反射特性を有する反射面1001(第1の光学面)とこれに対向する発光面1002(第2の光学面)を有し、反射面1001に点光源201を収容する凹部101を設け、点光源201の最大光度が得られる照射方向が第1の面および第2の面の間の領域を向くように点光源201を凹部101内に配置する。凹部101の底部には反射加工103を反射面1001には反射加工104を設け、凹部101近傍の領域には反射加工104の無い部位105を配置する。

Description

導光デバイスおよび照明装置
 本発明はLEDなどの光源の照明光を導光する導光デバイス、および該導光デバイスを用いた照明装置に関する。
 近年、LEDのような光源デバイスを用いた照明装置が急速に普及している。LEDは小型軽量で消費電力が小さい特徴があるが、近年ではさらにLEDの高輝度化が進んでおり、LEDを照明光源に用いることにより照明効率を向上でき、しかも同じ照明光量の白熱灯や蛍光灯に比して消費電力を低減できるため注目を集めている。
 一方で、LEDは点光源であるため、照明装置において単に点光源の照明光をそのまま対象物に照射するような構造を採用すると、対象物の周囲に鮮鋭に過ぎる影が生じたり、また照明装置がユーザ視野に入った時に眩しすぎたりして、良好な照明品質を得るのが難しい。
 このため、従来より、LEDのような点光源を室内照明に用いる場合、あるいは表示装置のバックライトなどに用いる場合でも、導光部材や拡散部材を用いてLEDの照明光を面発光に変換してグレア(不快なまぶしさ、眩惑感)を低減させる工夫がなされている。
 下記の特許文献1では、液晶パネルのバックライト装置として、点光源からの出射光を拡散するレンズを用いて輝度ムラや色ムラを低減する技術が開示されている。
 特許文献2では、光源を被覆するシリンドリカルレンズを用い垂直方向に凹レンズ機能を付与し、また少なくとも水平方向の一部の方向に凸レンズ機能を付与することにより均一な面状照射を可能とする技術が開示されている。
 特許文献3では、アレイ光源用光学素子を用い、コリメータレンズを用いた面状の薄型の発光装置が開示されている。
 また、特許文献4では、LED基板を覆うレンズ部を有し、このレンズ部は上部の中央部分に溝が形成されたドーム形状または半円筒形状になっており、光の指向性を側方向に広げるようになっている。
 特許文献5には、LEDの発光面の向きが設置される道路面と垂直になるように配置された自発光式道路鋲が開示されている。
特開2009-192915号公報 特開2006-286608号公報 特開2010-040296号公報 特開2011-155262号公報 特開2001-176317号公報
 上述の従来技術では、LEDのような点光源からの出射光を拡散したり反射させたりする光学部材を導光材料として用い、輝度ムラ・色ムラのないバックライトや照明装置、道路表示装置などを実現している。
 しかしながら、近年では、LEDやCCFL(冷陰極線蛍光管)のような光源デバイスの輝度は極めて大きくなりつつあり、特に面発光の照明装置では、光源の位置が粒状に透けて見えたり、それがギラつき感を生じさせたりする問題が起きやすくなっており、均一な面発光の照明光を照射するのが困難な場合があり、均一な面発光の必要な用途では特に問題となることがある。また、コリメータレンズを用いた照明装置の場合には、たとえば製造の過程でLED光源と光学部材の位置関係が設計上の設定位置からずれてしまうとLEDの直射光が容易に漏れ光となり、グレアとなってしまうような問題を生じる。
 本発明の課題は、導光材料の形状、およびその拡散、反射特性を適切に組合せることにより、均一で高品質な面発光照明光を照射でき、特に室内照明装置などに好適に利用できる導光デバイス、および該導光デバイスを利用した照明装置を提供することにある。
 上記課題を解決するため、本発明においては、
 反射特性を付与された第1の光学面と、
 第1の光学面にほぼ対向し、透過特性を付与された第2の光学面と、
 内部に光源を収容するよう前記第1の光学面に形成された凹部を有し、
 前記光源の光度がほぼ最大となる照射方向が第1の光学面および第2の光学面の間の領域を向くよう前記凹部内に前記光源が配置される構成を採用した。
 上記構成によれば、光源の照射光の主たる照射方向が、反射特性を付与された第1の光学面と、第1の光学面にほぼ対向し透過特性を付与された第2の光学面との間の領域を向くよう、第1の光学面に設けた凹部内に前記光源を配置するようにしているため、光源近傍のグレアを低減し、また光源が粒状に透けて見えるような現象を軽減し、均一で高品質な面発光の照明光を照射でき、特に室内照明装置などに好適に利用できる導光デバイス、および該導光デバイスを利用した照明装置を提供することができる。
本発明を採用した導光デバイスの構造を示した説明図である。 本発明を採用した導光デバイスの光学特性を示した説明図である。 本発明を採用した導光デバイスの光学特性を示した説明図である。 本発明を採用した導光デバイスの光学特性を示した説明図である。 本発明を採用した照明装置の主要部の構造を示した分解斜視図である。 本発明を採用した導光デバイスの異なる構造を示した斜視図である。 図4の導光デバイスに対して光源を実装した回路基板を装着する構造の一例を示した分解斜視図である。
 以下、図面に示す一実施例に基づいて本発明を実施するに好適な形態につき説明する。
 図1~図3に本発明を採用した導光デバイスおよびその導光デバイスを用いた照明装置の実施例を示す。
 本実施例の導光デバイス100は、透明アクリルなどの材料を射出成型、塑性加工(押出成型)、あるいは削り出しおよび研磨のような手法を用いて、平面ないしは曲面の組合せで構成された全体としてはほぼ板状の形状を有し、その1面(図1下部では紙面の手前側の面、図1上部の各拡大図示においては左側に図示した面1001)の中央部に光源(後述の201)を収容するための凹部101を形成したものである。
 本実施例の導光デバイス100は、上記の凹部101が形成された光学面1001と、この面に対向する光学面1002の2つの光学面を有する。
 このうち、凹部101が形成された光学面1001は、後述の発光面1002に対向し、主に光反射特性が強くなるように構成する。以後、導光デバイス100の面1001は、便宜上、反射面1001として言及する。また、第2の光学面である発光面1002は、その機能から当然ながら、主に透過特性が強くなるように構成する。
 ここで、光源201はたとえばLEDのような点光源であり、本実施例では光源201は回路基板200、200に平面実装されるLEDデバイスであるものとし、以下光源201については「点光源」として言及するが、この点光源(201)は必ずしもLEDを意味するものではない。たとえば、本実施例において用いることができる光源(201)は、CCFLなどのように発光部が(その断面においては)「点」に近いと考えて差しつかえない小さな体積(断面においては面積)の範囲に集中しており、その発光部から放射状に強い照明光を照射する光源デバイスであれば該当する。
 また、平面実装LEDデバイスのような点光源(201)の場合には、その主たる照射方向、すなわち、設計/仕様上、あるいは実測上、光源の照射光によって得られる光度がほぼ最大となる照射方向が決まっている場合が多く、そして、この方向(最大光度方向)は平面実装LEDの場合、基板実装状態ではデバイス中心を通り回路基板200に垂直な方向となる場合が多い。
 あるいは、設計/仕様上、最大光度が得られる照射方向が保証されていないか、発光部を中心に半球状(あるいは球状)に同一照明光強度の範囲が均一に分布するような理想的な点光源特性に近い配光特性を有するような光源デバイスであっても、図示のように回路基板200に平面実装した場合には、背面の回路基板200の反射などの条件を考慮すると、便宜上、光源デバイスの最大光度が得られる「主たる照射方向」はデバイス中心を通り回路基板200に垂直な方向にほぼ一致する、と考えてよい。
 そして、本実施例では、点光源201の実装状態において、その主たる照射方向、すなわち、点光源201の最大光度が得られる照射方向が導光デバイス100の第1の光学面(1001)と第2の光学面(1002)の間の領域を向くよう、導光デバイス100が構成される。
 すなわち、光源201を保持する保持部材としての回路基板200、200は、図3および図2に示すように本実施例では溝状に形成された凹部101内に2枚配置される。そして、回路基板200、200には、ほぼ等距離で点光源201、201…を多数配置されており、各基板の点光源201の最大光度が得られる照射方向(たとえば、上記の点光源201、201…の中心を通り回路基板200、200と垂直な方向:以下「主たる照射方向」として言及する)がそれぞれ凹部101の壁面を向くように回路基板200、200が配置される。
 本実施例の導光デバイス100の発光面(1002)は図1下部では紙面の奥側の面に相当し、図1上部の各拡大図示においては右側に図示した面1002であり、上記のような光源配置によって点光源201、201…の主たる照射方向は反射面1001と発光面1002の中間の領域を向いており、導光デバイス100の発光面1002の照射方向(発光面1002の面発光方向、図1上部の拡大図で拡散板110の面に垂直な直線方向)に対してはほぼ90°の角度をなすものとなる。
 上記のような光源配置によって、本実施例の導光デバイス100は、全体としては点光源201、201…の照明光を拡散して発光面1002から照射する。
 なお、設計/仕様上、あるいは実測において、光源201の主たる照射方向、すなわち最大光度が得られる照射方向が、上記の点光源201の中心を通り回路基板200と垂直な方向とは異なる場合には、最大光度が得られる照射方向が反射面1001と発光面1002の中間領域を向くように導光デバイス100に対する回路基板200の向きや点光源201の実装姿勢などが調整されるのはもちろんである。
 導光デバイス100全体の断面形状は任意であり、たとえば図1の上部に拡大状態で符号A、B、Cにより示すような断面形状が考えられる。断面形状A~Cはそれぞれ溝状の凹部101の片側のみを示しているが、もちろん不図示の側(図の下側)も凹部101の中心に対して対称な形状となっているものとする。
 このうち、断面形状Aは導光デバイス100を最も単純な平板状に構成した構造である。この断面構造では、反射面1001と発光面1002は平行になっている。
 また、断面形状Bは反射面1001とそれに対向する発光面1002を曲面(円筒面)とし、特に発光面1002よりも反射面1001の曲率を大きくとった構造である。
 断面形状Cの場合は、反射面1001および発光面1002を曲面とし、逆に反射面1001よりも発光面1002の曲率を大きくとり、しかも凹部101の両側においてそれぞれが互いに不連続な異なる円筒面形状を有する、いわゆるガルウィング形状としたものである。
 ここまで導光デバイス100の2面は、便宜上、反射面1001および発光面1002として言及してきたが、導光デバイス100を構成する特定の形状を有するアクリルなどの材料の空気との界面においては、材料内部を進行してきた光線は該界面となす角度によって屈折、透過、拡散、(全)反射などのように異なる光学作用を生じる。
 この点を考慮し、導光デバイス100の反射面1001は、好ましくは発光面1002への反射効率を向上させるため、前記のように反射特性が強くなるように構成する。このため反射面1001には反射加工104を行なう。
 この反射加工104は、反射面1001に対する塗装、反射面1001に対する印刷、または反射面1001に対する表面加工などにより行ない、これにより反射面1001の反射特性を向上させる。そしてこの反射加工104は、図1に符号104aによりそれぞれ示すように、反射面1001のみならず導光デバイス100の側面にまで及ぶのが望ましく、これによって、導光デバイス100中央に反射する光量を増やし、導光デバイス100の端部で発光量が低下しがちになるのを防止することができる。
 なお、この反射加工104は、必ずしも反射面1001の全体に渡り施す必要はなく、むしろ点光源201を収容する凹部101の近傍においては反射加工の無い部位(105、105)を形成する方が好ましい。この点については後で詳述する。
 また、凹部101の底部には、反射加工104と同等の反射加工103を施すのが好ましい場合がある(特に後述の拡散板110を配置した構成が該当する)。この点についても後で詳述する。
 一方、発光面1002は、透過特性が強い光学面とするため、たとえばアクリルなどの材質を(鏡面)研磨するなどの加工を行ない、透明度が高くなるよう構成する。
 図2a、図2b、図2cは、点光源201の代表的な照射光線の振舞いを模式的に示している。なお、ここでは図1の断面形状Bの場合の例のみを示しているが、断面形状Bよりも各面1001、1002の曲率の小さい(曲率のない)断面形状Aおよび曲率の大きい断面形状Cにおいても、点光源201の照射光線の振舞いは反射や屈折の角度が異なるのみでほぼ同等と考えてよい。
 図2a、図2b、図2cに示すように、導光デバイス100内部において、点光源201を出射した光線は反射p、全反射q、透過r、屈折(および透過)sのような光学作用を生じ、最終的に発光面1002から照射される。
 図2a、図2b、図2cでは、ごく少ない代表的な光線の行跡のみを、しかも導光デバイス100の1断面のみに限定して示したが、点光源201から出射した光線は凹部101の壁面から導光デバイス100に入射してあらゆる方向に進み、各界面において複雑かつランダムな反射p、全反射q、透過r、屈折(および透過)sのような光学作用を生じるため、導光デバイス100全体としてはいわゆる照明光の拡散作用を生じ、これにより発光面1002からほぼ均一な面発光の照明光を照射することができる。
 そして、本実施例では、点光源201の主たる照射方向が発光面1002とそれに対向する反射面1001の間の領域に向くように点光源201を配置している。あるいは、この点光源201の主たる照射方向は、発光面1002と平行である(ないしは発光面1002の照射方向とは交差する)ということもできる。
 要するに、本実施例の特徴は、導光デバイス100の中央の凹部101内に配置した点光源201の主たる照射方向が発光面1002の最終的な照射方向とは一致していない(あるいは交差している)、という点にある。
 このような構成によると、近年の発光量の大きいLEDのような点光源であっても、各点光源201、201…の近傍で眩しいグレアを生じたり、発光面1002から点光源が粒状に透けて見えるような不体裁を生じる可能性が低くなり、発光面1002から均一で高品質な面発光の照明光を照射することができる。
 なお、図3は導光デバイス100を用いて照明装置を構成する際の基本構造例を示しており、導光デバイス100の下部に導光デバイス100に面して拡散板110を配置してある。
 拡散板110は、たとえば乳白色アクリル板などの拡散特性の強い材料から構成するもので、拡散板110を配置することによって、各点光源201、201…の近傍で眩しいグレアを生じたり、点光源が粒状に透けて見えるような現象をより確実に防止することができる。
 拡散板110が平板状のものである場合、発光面1002に密着させて配置してもよいが、図1の断面形状Aのように発光面1002が平面である場合には図3に示すように少し離して配置することが考えられる。
 このように拡散板110を発光面1002からわずかに離間させて配置すると、両者の間の空気層によって拡散板110と発光面1002を密着させるよりも拡散効果が高くなり、発光面1002において点光源201、201…の近傍で眩しいグレアを生じたり、発光面1002から点光源が粒状に透けて見えるような現象をより効果的に軽減することができる。
 また、図1の断面形状B、Cのように発光面1002が曲面である場合にも平板状の拡散板110を用いることができ、その場合は図1にそれぞれ示すように導光デバイス100の端縁において発光面1002と接し、点光源201、201…の配置された中央部においてはわずかに離間するような配置にするとよい。この構成では、全体に渡り一様な拡散特性を有する平板状の拡散板110を用いたとしても、導光デバイス100の中央部では発光面1002と拡散板110の間に空気層によって、この領域では発光面1002と拡散板110が接する両端縁の領域よりも拡散性を強く作用させることができるため発光面1002全体に渡って均一な発光特性を得たい場合に都合がよい。
 ここで、導光デバイス100の凹部101底部の反射加工103、反射面1001の反射加工104の無い部位105(無反射加工部)につき説明する。
 これらはいずれも各点光源201、201…の近傍で眩しいグレアを生じたり、発光面1002から点光源が粒状に透けて見えるような現象を軽減するためのものである。
 特に、凹部101底部の反射加工103は反射加工104と同等の塗装や表面加工によって形成することができる。
 この反射加工103が無く、たとえば凹部101の底部が透明な場合、点光源201、201…の照射光は凹部101の底部付近から下方に照射される(あるいは漏光する)ことになるが、凹部101底部の反射加工103を設けて点光源201、201…の照射光を上方に反射することにより発光面1002の下部方向に向かうのを防ぐことができる。これにより、各点光源201、201…の近傍で眩しいグレアを生じたり、発光面1002から点光源が粒状に透けて見えるような現象を軽減することができる。
 なお、導光デバイス100内部で拡散することによって点光源201の照明光は導光デバイス100の凹部101の下部領域にも廻り込むため、反射加工103によって凹部101底部を(いわば)遮光してしまっても、この部位の発光量はそれほど小さくはならない。反射加工103は、特に上述のように拡散板110を配置する場合に、発光面1002の中心部の光源の配置領域の下の光量分布を均一化するのに役立つ。
 また、反射面1001の反射加工104の無い部位105(無反射加工部)を溝状の凹部101の両側に併設するのも同じ理由で、点光源201、201…に近接した部位においては反射面1001の反射特性を小さくして、発光面1002の下部方向に向かう光量を減少させる。これにより、点光源201、201…の照射光が点光源201、201…を配置した凹部101近傍で大きくなりすぎるのを防ぐことができ、各点光源201、201…の近傍で眩しいグレアを生じたり、発光面1002から点光源が粒状に透けて見えるような現象を軽減することができる。
 ここで、点光源201、201…を多数配置した回路基板200の実装構造につき詳細に説明しておく。
 先に触れたように、点光源201、201…は回路基板200、200に多数、周期的に配列し、回路基板200、200を導光デバイス100の凹部の内部側壁に面するように立設する(回路基板200、200の固定方法の一例については後述する)。
 このとき、回路基板200、200と点光源201、201…が形成する段差に沿った形状で凹部101の側壁の下端に段差を設けておくと、回路基板200、200(したがって点光源201、201…)を設計上の位置に正確に位置決めすることができる。
 また、回路基板200、200を導光デバイス100に固定するには、たとえば図4および図5に示すような構造を用いることができる。
 図4および図5に示す導光デバイス100は、点光源201を収容する溝状の凹部101の縁部を壁状に延長した形状に成型(射出、押出または削り出し成型による)してあり、この部分を点光源201を保持する回路基板200、200を固定するための保持部106、106としたものである。
 このような保持部106、106を設けておくことにより、図5に示すように回路基板200、200をビス302、ナット303などを用いて固定することができる。ビス302、ナット303は、回路基板200、200の上方への抜け止めとして機能するが、回路基板200、200の間隔は、回路基板200、200の間にスペーサ部材(不図示)などを配置することなどにより、規制することができる。このスペーサ部材は、基板の放熱部材を兼ねていてもよい。
 なお、図4においては、ビス302、ナット303、ないしはそのための透孔などは不図示であるが、たとえば保持部106、106の端部の2点、あるいはそれに中央を加えた3点に透孔を設け、回路基板200、200の対応する位置にそれぞれ設けた透孔を貫通するようビス302、ナット303によるねじ止めを行なうことができる。
 また、保持部106、106は、導光デバイス100と、該デバイスが実装される照明装置の筐体などを相互に結合するためにも利用することができる。たとえば、上記のビス302、ナット303を用いて照明装置の筐体に設けたブラケット(不図示)を共締めする、といった構造によって、導光デバイス100と照明装置筐体を相互に結合することができる。
 なお、図4、図5に示したように壁状の保持部106、106は、反射加工104、104の無い部位105、105(無反射加工部)、好ましくは溝状の凹部101に最も近い位置が好ましい。保持部106、106のような構造を有する部位には反射加工を行なうのは困難であるから、このような位置に保持部106、106を配置することにより、反射加工104、104の無い部位105、105を有効利用することができる。
 また、壁状の保持部106、106を凹部101の縁部に(近い位置に)立設すれば、図5のような固定方式で回路基板200、200を固定するのに壁状の保持部106、106どうしの距離が近くなり、たとえば充分な固定強度を容易に確保することができる。
 以上のようにして、本実施例によれば、導光材料の形状、およびその拡散、反射特性を適切に組合せることにより、均斉度の高い高品質な面発光の照明光を照射でき、特に室内照明装置などに好適に利用できる導光デバイスを提供することができ、また該導光デバイスを利用することにより、高品質な面発光による照明光を照射できる照明装置を提供することができる。
 特に、反射特性を有する反射面1001(第1の光学面)とこれに対向する発光面1002(第2の光学面)を有し、反射面1001に点光源201を収容する凹部101を設け、点光源201の主たる照射方向が第1の面および第2の面の間の領域を向くように点光源201を凹部101内に配置するようにしたため、たとえば点光源201の主たる照射方向を発光面1002に向けるような従来構成において生じがちな点光源201、201…の近傍のグレアを低減し、また発光面1002から点光源が粒状に透けて見えるような現象を軽減することができる。
 また、導光デバイス100を用いて照明装置を構成する場合、発光面1002下部に拡散板110を配置することによって、点光源201、201…の近傍のグレアを低減し、また発光面1002から点光源が粒状に透けて見えるような現象をより確実に軽減することができる。
 また、反射面1001(第1の光学面)の反射特性は、反射加工104、すなわち、反射面1001に対する塗装、反射面1001に対する印刷、または反射面1001に対する表面加工などによって容易に付与、あるいは増強することができる。発光面1002(第2の光学面)は、基本的には研磨加工(鏡面研磨)などによって透過面としておけばよい。
 また、反射加工104の無い部位105を点光源201を収容する凹部101の近傍に配置することによって、点光源201、201…の近傍のグレアを低減し、また発光面1002から点光源が粒状に透けて見えるような現象を軽減することができる。
 また、反射加工104の無い部位105を利用して、点光源の保持部材ないし導光デバイスが実装される照明装置筐体を固定するための保持部を設けることができる。
 なお、反射面1001(第1の光学面)も発光面1002(第2の光学面)と同等の研磨加工(鏡面研磨)とし、導光デバイス100全体を鏡面に仕上げ、導光デバイス100内の(ランダムな)全反射を利用して発光面1002からの均一な照射を行なう構成も考えられる。特に、このような構造では、図1の断面形状B、Cのように反射面1001(第1の光学面)と発光面1002(第2の光学面)を曲面で構成し、これらの鏡面の形状を種々設定することにより、所望の配光特性を実現することができる。
 また、反射面1001(第1の光学面)と発光面1002(第2の光学面)の双方に同等の研磨加工(鏡面研磨)を行なう構成においては、図3に示した拡散板110を配置することが点光源201近傍でのグレアを防止する上で重要な構造となる。ただし意図的に導光デバイス100の中央から周辺にかけての光量分布が均等ではない配光特性を狙う、といった用途では拡散板110は必ずしも必須な構造ではない。
 本実施例の導光デバイス100は点光源201の主たる照射方向と発光面1002の照射方向とが一致しないよう配慮されており、導光デバイス100の(全)反射、透過、あるいは屈折といったランダムな事象により全体として生じる拡散効果により面発光の照明光を生成するよう構成されており、たとえば点光源201、ないし点光源201を実装した回路基板200が、組立工程において多少の位置ずれがあっても、完成品の照明装置はグレアを発生させることなく均斉度の高い面発光照明装置を実現することができる。
 また、本実施例の導光デバイス100は、全体を任意のサイズの概略板状の部材に構成することができ、たとえば旧来の直管型蛍光灯を設置しているスペースに置き換えて取り付け可能な照明器具に用いることができるような寸法、形状に構成することは容易であり、また、たとえばその長手方向に直列に連続的に配置することが可能で、照明装置の長さの変更も容易である。
 なお、上述の導光デバイス100において、反射加工103や、反射加工104およびそれが無い部位105の配置、あるいは拡散板の配置などは、発光面1002から均一な面発光を行なうために有効なものであるが、たとえば点光源201の存在を知覚できるように照明を行なう、などといった特別な照明効果を狙う場合においては必ずしも必須の構成ではなく、当業者において必要な所期の照明効果に応じて取捨選択することができるものである。
 また、以上では、導光デバイス100を概ね板状の部材とし、点光源201を収容する凹部101を溝状の構造とした実施例を示したが、導光デバイス100を回転体形状とする、たとえば図1に示した断面形状A、BまたはCを回転させて得られるような全体がほぼ円盤状の形状においてもほぼ上述と同様の効果を期待できる。
 このような回転体形状の導光デバイスでは、点光源(201)を収容する凹部(101)はたとえば有底の丸穴形状となるが、点光源(201)は少なくとも2ないし3個、あるいはそれ以上の数、導光デバイスの円周を等角度で分割するような方向に主たる照射方向が向くように配置すると良い。
 100 導光デバイス
 101 凹部
 103 反射加工
 104 反射加工
 106 保持部
 110 拡散板
 200 回路基板
 201 点光源
 302 ビス
 303 ナット
 1001 反射面
 1002 発光面

Claims (9)

  1.  反射特性を付与された第1の光学面と、
     第1の光学面にほぼ対向し、透過特性を付与された第2の光学面と、
     内部に光源を収容するよう前記第1の光学面に形成された凹部を有し、
     前記光源の光度がほぼ最大となる照射方向が第1の光学面および第2の光学面の間の領域を向くよう前記凹部内に前記光源が配置されることを特徴とする導光デバイス。
  2.  請求項1に記載の導光デバイスにおいて、前記第1の光学面または第2の光学面が曲面をなすよう形成されることを特徴とする導光デバイス。
  3.  請求項1または2に記載の導光デバイスにおいて、前記第1の光学面の反射特性を付与された部位が前記凹部近傍を除いて設けられることを特徴とする導光デバイス。
  4.  請求項1~3のいずれか1項に記載の導光デバイスにおいて、前記第1の光学面の反射特性が第1の光学面に対する塗装、第1の光学面に対する印刷、または第1の光学面に対する表面加工により付与されることを特徴とする導光デバイス。
  5.  請求項1~4のいずれか1項に記載の導光デバイスにおいて、透過特性を付与された前記第2の光学面の表面が鏡面加工され、前記第2の光学面に対して臨界角以下の光線が前記第2の光学面から出射することを特徴とする導光デバイス。
  6.  請求項1~5のいずれか1項に記載の導光デバイスにおいて、前記光源の保持部材ないし導光デバイスが実装される照明装置筐体を固定するための保持部が前記凹部の縁部から突出するよう形成されていることを特徴とする導光デバイス。
  7.  請求項1~6のいずれか1項に記載の導光デバイスを含み、前記光源の照射光を前記第2の光学面から面発光により照射することを特徴とする照明装置。
  8.  請求項7に記載の照明装置において、前記第2の光学面を覆うよう配置された拡散板を有することを特徴とする照明装置。
  9.  請求項8に記載の照明装置において、前記凹部の底部に反射特性が付与されていることを特徴とする照明装置。
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