WO2013140568A1

WO2013140568A1 - 端末装置、表示装置、操作規制方法及び操作規制プログラム

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Publication number: WO2013140568A1
Application number: PCT/JP2012/057315
Authority: WO
Inventors: 洋三竹原; 廣瀬　智博
Original assignee: パイオニア株式会社
Priority date: 2012-03-22
Filing date: 2012-03-22
Publication date: 2013-09-26

Abstract

　端末装置は、移動体に搭載された表示装置と通信可能に接続される。表示装置の第１操作部に入力された操作と、端末装置自身の第２操作部に入力された操作との類似性が判定される。そして、移動体の走行状態と、操作の類似性の判定結果とに基づいて、第１操作部に対して入力された操作が規制される。例えば２つの操作が同時に行われた場合に、それらの操作が類似すると判断される。これにより、移動体の走行中には、表示装置と端末装置に入力された操作が類似する場合のみ、その操作を有効とすることができる。

Description

端末装置、表示装置、操作規制方法及び操作規制プログラム

　本発明は、車載装置の操作規制手法に関する。

　カーナビゲーション装置に代表される車載装置では走行中における操作が制限されており、走行中に運転者が操作入力を行うことを規制する手法が提案されている。特許文献１には、走行中に運転者が操作できない位置に同乗者操作キーを設け、車両の走行中に同乗者が操作を行う場合には、同乗者操作キーを操作しながら操作パネルの操作を行うようにした装置が記載されている。

特開２０００－１２７８６８号公報

　特許文献１の手法では同乗者操作キーが車両に備え付けである必要がある。これは、同乗者操作キーが移動可能であると、運転者が同乗者操作キーを操作できてしまうからである。また、同乗者操作キーを同乗者に操作してもらえば、運転者による操作が可能となってしまう。よって、走行中の操作規制を確実に実現することができない。

　本発明が解決しようとする課題としては、上記のものが例として挙げられる。本発明は、車両の走行中において、端末装置を利用することにより運転者による操作を確実に規制することを目的とする。

　請求項１に記載の発明は、端末装置であって、自装置と通信接続され、移動体に搭載された表示装置の第１操作部に入力された操作と、自装置の第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段と、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段と、を備えることを特徴とする。

　請求項５に記載の発明は、移動体に搭載される表示装置であって、自装置の第１操作部に入力された操作と、前記第１操作部に対して片手で同時に操作できない位置に配置された第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段と、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段と、を備えることを特徴とする。

　請求項６に記載の発明は、端末装置により実行される操作規制方法であって、自装置と通信接続され、移動体に搭載された表示装置の第１操作部に入力された操作と、自装置の第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定工程と、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制工程と、を有することを特徴とする。

　請求項７に記載の発明は、移動体に搭載される表示装置により実行される操作規制方法であって、自装置の第１操作部に入力された操作と、前記第１操作部に対して片手で同時に操作できない位置に配置された第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定工程と、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制工程と、を有することを特徴とする。

　請求項８に記載の発明は、コンピュータを備える端末装置により実行される操作規制プログラムであって、自装置と通信接続され、移動体に搭載された表示装置の第１操作部に入力された操作と、自装置の第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。

　請求項９に記載の発明は、コンピュータを備え、移動体に搭載される表示装置により実行される操作規制プログラムであって、自装置の第１操作部に入力された操作と、前記第１操作部に対して片手で同時に操作できない位置に配置された第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段、として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。

第１実施例による端末装置と車載機の構成を示すブロック図である。タッチ操作の方法を説明する図である。移動操作の方法を説明する図である。タッチ操作判定処理のフローチャートである。移動操作判定処理のフローチャートである。第２実施例による端末装置と車載機の構成を示すブロック図である。

　本発明の好適な実施形態では、端末装置は、自装置と通信接続され、移動体に搭載された表示装置の第１操作部に入力された操作と、自装置の第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段と、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段と、を備える。

　上記の端末装置は、移動体に搭載された表示装置と通信可能に接続される。表示装置の第１操作部に入力された操作と、端末装置自身の第２操作部に入力された操作との類似性が判定される。そして、移動体の走行状態と、操作の類似性の判定結果とに基づいて、第１操作部に対して入力された操作が規制される。これにより、移動体の走行中には、表示装置と端末装置に入力された操作が類似する場合のみ、その操作を有効とすることができる。移動体の走行中に運転者が端末装置と表示装置に類似した操作を行うことはできないうえに、仮に同乗者の協力を得ても、２人の人物が類似性のある操作を同時に行うことは非常に困難なため、実質的に走行中の運転者による操作を禁止することが可能となる。

　上記の端末装置の一態様では、前記規制手段は、前記移動体が走行中であり、かつ、前記判定手段が類似性なしと判定した場合に、前記第１操作部に入力された操作を規制する。これにより、運転者が端末装置及び表示装置の一方のみを操作したような場合は、その操作を無効とすることができる。

　上記の端末装置の他の一態様では、前記第１操作部と前記第２操作部はいずれも接触感知式であり、前記判定手段は、前記第１操作部に入力された操作と前記第２操作部に入力された操作の接触開始又は接触終了のタイミングの類似性を判定する。この態様では、タッチ操作において、端末装置と表示装置に対する接触が同時に行われたときのみ、その操作が有効とされる。なお、「同時」とは、人間が操作する上で避けられない程度の許容時間差を含む。

　上記の端末装置の他の一態様では、前記第１操作部と前記第２操作部はいずれも接触感知式であり、前記判定手段は、前記第１操作部に入力された操作と前記第２操作部に入力された操作の接触点の移動方向の類似性を判定する。この態様では、移動操作において、端末装置と表示装置における移動方向が同一である場合のみ、その操作が有効とされる。

　本発明の他の好適な実施形態では、移動体に搭載される表示装置は、自装置の第１操作部に入力された操作と、前記第１操作部に対して片手で同時に操作できない位置に配置された第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段と、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段と、を備える。なお、「同一方向」とは、人間が操作する上で避けられない程度の許容角度差を含む。

　上記の表示装置は、自身の第１操作部に対する操作と、片手で第１操作部と同時に操作不能な第２操作部に対する操作との類似性を判定する。そして、その判定結果と、移動体の走行状態とに基づいて、第１操作部に対する操作を規制する。これにより、移動体の走行中には、第１及び第２操作部に入力された操作が類似する場合のみ、その操作を有効とすることができる。移動体の走行中に運転者が第１及び第２操作部に類似した操作を行うことはできないうえに、仮に同乗者の協力を得ても、２人の人物が類似性のある操作を同時に行うことは非常に困難なため、実質的に走行中の運転者による操作を禁止することが可能となる。

　本発明の他の好適な実施形態では、端末装置により実行される操作規制方法は、自装置と通信接続され、移動体に搭載された表示装置の第１操作部に入力された操作と、自装置の第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定工程と、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制工程と、を有する。

　この方法では、移動体の走行中には、表示装置と端末装置に入力された操作が類似する場合のみ、その操作を有効とすることができる。移動体の走行中に運転者が端末装置と表示装置に類似した操作を行うことはできないうえに、仮に同乗者の協力を得ても、２人の人物が類似性のある操作を同時に行うことは非常に困難なため、実質的に走行中の運転者による操作を禁止することが可能となる。

　本発明の他の好適な実施形態では、移動体に搭載される表示装置により実行される操作規制方法は、自装置の第１操作部に入力された操作と、前記第１操作部に対して片手で同時に操作できない位置に配置された第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定工程と、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制工程と、を有する。

　この方法では、移動体の走行中には、第１及び第２操作部に入力された操作が類似する場合のみ、その操作を有効とすることができる。移動体の走行中に運転者が第１及び第２操作部に類似した操作を行うことはできないうえに、仮に同乗者の協力を得ても、２人の人物が類似性のある操作を同時に行うことは非常に困難なため、実質的に走行中の運転者による操作を禁止することが可能となる。

　本発明の他の好適な実施形態では、コンピュータを備える端末装置により実行される操作規制プログラムは、自装置と通信接続され、移動体に搭載された表示装置の第１操作部に入力された操作と、自装置の第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段、として前記コンピュータを機能させる。このプログラムを端末装置のコンピュータで実行することにより、上述の端末装置を実現することができる。

　本発明の他の好適な実施形態では、コンピュータを備え、移動体に搭載される表示装置により実行される操作規制プログラムは、自装置の第１操作部に入力された操作と、前記第１操作部に対して片手で同時に操作できない位置に配置された第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段、前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段、として前記コンピュータを機能させる。このプログラムを表示装置のコンピュータで実行することにより、上述の表示装置を実現することができる。

　上記の操作規制プログラムは、記憶媒体に記憶して取り扱うことができる。

　以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。

　[第１実施例]
　図１は、第１実施例における端末装置と車載機の構成を示す。端末装置１０と車載機２０とは、通信インターフェースにより相互に通信可能に接続されている。

　車載機２０においては、車両の走行中に運転者が操作入力を行うことを規制する必要がある。本実施例では、車両の走行中に車載機２０への操作入力を行う際には、利用者は端末装置１０と車載機２０の両方に対して類似した操作入力を行う必要があるようにする。なお、端末装置１０に対する操作入力は、車載機２０に対して行われた操作入力に対する規制を解除するための作業としての意味を有する。

　具体的には、利用者は、左右の手を同時に使い、一方の手で端末装置１０に対する操作入力を行うとともに、他方の手で車載機２０に対する操作入力を行う。そして、端末装置１０に対する操作入力と車載機２０に対する操作入力が類似することを条件に、その操作入力を有効とする。これにより、車両の走行中に運転者が操作入力を行うことを実質的に禁止することができる。車両の走行中、運転者は車両のステアリングを握っており、両手を同時に離すことはない。よって、車両の走行中には、上記のように端末装置１０と車載機２０に対して類似する操作入力がされたことを条件にその操作入力を有効とすることにすれば、運転者は両手を同時にステアリングから離さない限りそのような操作入力はできないので、実質的に運転者は走行中に操作入力を行うことができなくなる。一方、運転者以外の同乗者は両手を同時に使うことができるので、端末装置１０と車載機２０とに対して同時に操作入力を行うことができ、自由に端末装置１０及び車載機２０に対する操作入力を行うことができる。

　（装置構成）
　以下、端末装置１０及び車載機２０の構成について説明する。なお、端末装置１０及び車載機２０の構成要素のうち、本実施例に特に関連しない要素については図示及び説明を省略する。

　端末装置１０と車載機２０は、例えばＵＳＢケーブルなどの通信インターフェースにより、相互に通信可能に接続される。説明の便宜上、図１においては、端末装置１０と車載機２０との信号の授受を信号線により示す。なお、端末装置１０と車載機２０とは、利用者が片手で同時に操作できない位置に配置されることが好ましい。

　車載機２０は、車両に搭載される装置、例えばカーナビゲーション装置やカーオーディオなどであり、タッチパネル２１と、走行状態検出部２２と、制御部２３とを備える。

　タッチパネル２１は接触感知式の入力装置である。利用者による車載機２０への操作入力は、タッチパネル２１に対して行われる。

　走行状態検出部２２は、車載機２０が搭載された車両が走行中であるか否かを検出する。例えば、走行状態検出部２２は、車両のパーキング信号に基づいて、車両が走行中であるか否かを検出することができる。

　制御部２３は、車載機２０に対して行われた操作入力に基づいて、その操作入力に対応する処理を行う。例えば、車載機２０がナビゲーション装置である場合には、制御部２３は利用者の操作入力に応じて、地図の表示方法の変更、ルート案内、施設の検索などの各種の処理を実行する。

　一方、端末装置１０は、例えばスマートフォンなどの携帯端末であり、タッチパネル１１と、判定部１２と、規制部１３とを備える。

　タッチパネル１１は接触感知式の入力装置である。利用者による端末装置１０への操作入力は、タッチパネル１１に対して行われる。

　判定部１２は、利用者が端末装置１０のタッチパネル１１に対して行った操作入力を示す信号を受け取る。また、判定部１２は、利用者が車載機２０のタッチパネル２１に対して行った操作入力を示す信号を受け取る。そして、判定部１２は、端末装置１０のタッチパネル１１に対する操作入力と、車載機２０のタッチパネル２１に対する操作入力との類似性を判定する。なお、操作入力の類似性については後述する。判定部１２は、判定結果を規制部１３に出力する。

　規制部１３は、判定部１２による判定結果を受け取るとともに、利用者が車載機２０に対して行った操作入力を示す信号を車載機２０のタッチパネル２１から受け取る。また、規制部１３は、車載機２０の走行状態検出部２２から、車載機２０が搭載された車両の走行状態、即ち、車両が走行中であるか否かを示す情報を受け取る。そして、規制部１３は、車両の走行状態、及び、判定部１２による判定結果に基づいて、利用者が行った操作入力を有効とするか、無効とするかを決定する。なお、操作入力を規制するとは、操作入力の一部又は全部を無効とすることをいう。

　なお、上記の構成において、車載機２０の操作部２１は第１の操作部に相当し、端末装置の操作部１１は第２の操作部に相当する。

　（規制方法）
　次に、規制部１３による操作入力の規制方法について詳しく説明する。規制部１３は、車両の走行状態、及び、判定部１２による判定結果に基づいて、操作入力を規制するか否かを決定する。

　まず、車両が走行していない場合、規制部１３は操作入力を規制しない。よって、車両の走行状態が停止中である場合、規制部１３は判定部１２による判定結果に拘わらず、車載機２０に対する操作入力を有効とする。

　車両が走行中である場合、規制部１３は、判定部１２による判定結果に基づいて、操作入力を規制する。具体的には、端末装置１０のタッチパネル１１に対する操作入力と、車載機２０のタッチパネル２１に対する操作入力が類似する場合、規制部１３は車載機２０に対して行われた操作入力を有効とし、その操作入力を車載機２０の制御部２３に送る。これに応じて、車載機２０の制御部２３は、操作入力に対応する処理を実行する。

　一方、端末装置１０のタッチパネル１１に対する操作入力と、車載機２０のタッチパネル２１に対する操作入力とが類似しない場合、規制部１３はその操作入力を無効とする。よって、その操作入力が車載機２０の制御部２３により実行されることはない。

　次に、操作入力の方法について詳しく説明する。車載機２０に対する操作入力は、タッチ操作と移動操作とに分類できる。

　「タッチ操作」とは、利用者が指でタッチパネル上のある位置にタッチし、タッチパネル上の接触点を移動させずに指を離す操作を言う。なお、タッチパネルに対する接触点が多少移動する場合でも、それが人間の操作上の誤差の範囲内であれば、その操作はタッチ操作と判断される。タッチ操作は、通常、タッチパネル上に表示されたアイコンやボタンなどを選択する際に行われる。

　タッチ操作の場合、車載器２０のタッチパネル２１に対するタッチ操作と、端末装置１０のタッチパネル１１に対するタッチ操作が同時であるときに、操作入力が類似すると判定される。ここで、「同時」とは、一定の許容時間を含む概念である。この許容時間は、人間が意識して同時に操作を行った場合に通常発生しうるタイミングのずれ分に相当する時間（例えば数ミリ秒）とする。よって、各タッチパネル１１、２１に対するタッチ操作の時間差が許容時間以内であれば、それらのタッチ操作は同時であると判定される。

　「移動操作」とは、接触点の移動を伴う操作である。即ち、移動操作とは、利用者がタッチパネル上のある位置にタッチし、さらにタッチパネルに対する接触を維持したまま接触点を任意の方向に移動し、任意の位置で指を離す操作を言う。移動操作は、いわゆるドラッグ、ドラッグ＆ドロップなどを含む概念であり、表示されているアイコンなどを任意の位置に移動させたり、表示された地図などをスクロールしたりする場合に行われる。

　移動操作の場合、車載器２０のタッチパネル２１に対する移動操作の方向と、端末装置１０のタッチパネル１１に対する移動操作の方向とが同一であるときに、操作入力が類似すると判定される。なお、「移動方向が同一」とは、一定の許容角度を含む概念である。この許容角度は、人間の操作において通常生じうる誤差程度の角度（例えば数度）とする。よって、各タッチパネル１１、２１上の接触点の移動方向の差が許容角度以内であれば、移動方向は同一であると判定される。

　図２は、操作入力が類似すると判定される場合のタッチ操作を示す。端末装置１０と車載機２０とが通信ケーブルにより接続されている。車載機２０のタッチパネル２１は複数の選択肢がリスト表示されている。なお、前述のように、端末装置１０に対する操作入力は車載機２０に対して行われた操作入力に対する規制を解除するための作業としての意味を有するので、利用者がタッチパネル１１にタッチしたことが検出できればよく、端末装置１０のタッチパネル１１には何が表示されていてもよい。

　利用者は、タッチパネル２１に表示されたリスト中の１つの選択肢を選択する場合、右手５Ｒの指で車載機２０のタッチパネル２１の１つの選択肢にタッチすると同時に、左手５Ｌの指で端末装置１０のタッチパネル１１の任意の位置にタッチし、その後、右手５Ｒ及び左手５Ｌをそれぞれタッチパネル２１、１１から離す。

　この場合、判定部１２は、端末装置１０のタッチパネル１１に対するタッチ操作の接触開始時刻と、車載機２０のタッチパネル２１に対するタッチ操作の接触開始時刻との時間差が前述の許容時間内である場合、これらのタッチ操作が同時になされた、つまり操作入力が類似すると判定する。一方、判定部１２は、端末装置１０のタッチパネル１１に対するタッチ操作の接触開始時刻と、車載機２０のタッチパネル２１に対するタッチ操作の接触開始時刻との時間差が許容時間内でない場合、これらのタッチ操作は同時になされていない、つまり操作入力は類似しないと判定する。

　なお、多くの操作入力は接触開始のタイミングでタッチ操作が有効とされるが、操作入力の種類によっては、接触終了（解除）、即ち、指を離すタイミングでタッチ操作を有効とすることもある。その場合には、判定部１２は、端末装置１０のタッチパネル１１に対するタッチ操作の接触終了時刻と、車載機２０のタッチパネル２１に対するタッチ操作の接触終了時刻との時間差が許容時間内にある場合に、そのタッチ操作を有効とすればよい。さらには、タッチ操作の接触開始タイミングと接触終了タイミングの両方が意味を持つような操作入力が要求される場合には、判定部１２はタッチ操作の接触開始時刻の時間差と接触終了時刻の時間差との両方がそれぞれ許容時間内である場合に、そのタッチ操作を有効としてもよい。

　なお、端末装置１０と車載機２０とを接続する通信インターフェースの種類によって、データの通信にある程度の遅延が発生する場合には、その遅延量を予め測定しておき、判定部１２はその遅延量を考慮して２つのタッチパネルに対するタッチ操作の時間差が許容時間内であるか否かを判定すればよい。

　このように、タッチ操作においては、端末装置１０のタッチパネル１１に対するタッチ操作と車載機２０のタッチパネル２１に対するタッチ操作が同時である場合に、そのタッチ操作が有効と判定される。

　図３は、操作入力が類似すると判定される場合の移動操作を示す。図２の場合と同様に、端末装置１０と車載機２０とが通信ケーブルにより接続されている。車載機２０のタッチパネル２１は複数の選択肢がリスト表示されている。なお、端末装置１０のタッチパネル１１には何が表示されていてもよい。

　利用者は、タッチパネル２１に表示されたリスト中の１つの選択肢を選択して移動する場合、まず、右手５Ｒの指で車載機２０のタッチパネル２１の１つの選択肢にタッチするとともに左手５Ｌの指で端末装置１０のタッチパネル１１の任意の位置にタッチする。次に、利用者は、車載機２０のタッチパネル２１と端末装置１０のタッチパネル１１に対する接触を維持しながら、右手５Ｒの指と左手５Ｌの指を動かし、それぞれの接触点を同一方向に移動させる。そして、利用者は、右手５Ｒの接触点がタッチパネル２１の希望の位置に至ると、右手５Ｒ及び左手５Ｌをそれぞれタッチパネル２１、１１から離す。

　この場合、判定部１２は、各タッチパネル１１、２１上の接触点の移動方向の角度差が上述の許容角度以内である場合にその操作入力が類似すると判定し、許容角度を超える場合に操作入力は類似しないと判定する。

　このように、移動操作においては、端末装置１０のタッチパネル１１と車載機２０のタッチパネル２１に対する移動方向が同一である場合に、その移動操作が有効と判定される。

　（タッチ操作判定処理）
　次に、タッチ操作判定処理について説明する。タッチ操作判定処理は、利用者が操作入力として上述のタッチ操作を行った場合に行われる処理である。図４は、タッチ操作判定処理のフローチャートを示す。なお、タッチ操作判定処理は、端末装置１０のＣＰＵなどのコンピュータが予め用意されたプログラムを実行し、判定部１２、規制部１３などとして機能することにより実現される。このタッチ操作判定処理は、所定のサイクルで繰り返し実行される。

　まず、端末装置１０は、車載機２０のタッチパネル２１からの信号に基づき、車載機２０へのタッチ操作を検出し（ステップＳ１１）、車載機２０へのタッチ操作がない場合、処理を終了する。

　一方、車載機２０へのタッチ操作があった場合（ステップＳ１１；Ｙｅｓ）、端末装置１０は、車載機２０の走行状態検出部２２から車両の走行状態を取得し、車両が走行中であるか否かを判定する（ステップＳ１２）。車両が走行中でない場合（ステップＳ１２；Ｎｏ）、操作入力を規制する必要はないので、規制部１３はその操作入力を有効とする（ステップＳ１３）。即ち、規制部１３は、そのタッチ操作を車載機２０の制御部２３に送り、制御部２３はそのタッチ操作に対応する処理を行う。

　車両が走行中である場合（ステップＳ１２；Ｙｅｓ）、端末装置１０は既に端末装置１０のタッチパネル１１にタッチ操作がされているか否かを判定する（ステップＳ１４）。タッチパネル１１に既にタッチ操作がされている場合（ステップＳ１４；Ｙｅｓ）、車載機２０と端末装置１０の両方がタッチ操作されていることになるので、判定部１２は端末装置１０へのタッチ操作から車載機２０へのタッチ操作までの経過時間、即ち時間差を算出する（ステップＳ１５）。

　次に、判定部１２は、算出された経過時間が許容時間内であるか否かを判定する（ステップＳ１６）。経過時間が許容時間内である場合（ステップＳ１６；Ｙｅｓ）、判定部１２はそのタッチ操作を有効とする（ステップＳ１３）。一方、経過時間が許容時間内でない場合（ステップＳ１６；Ｎｏ）、判定部１２はそのタッチ操作を無効とする（ステップＳ１７）。

　ステップＳ１４において、未だ端末装置１０へのタッチ操作が行われていない場合（ステップＳ１４；Ｎｏ）、判定部１２は、端末装置１０へのタッチ操作を検出する（ステップＳ１８）。端末装置１０へのタッチ操作が検出されると（ステップＳ１８；Ｙｅｓ）、車載機２０と端末装置１０の両方がタッチ操作されていることになるので、判定部１２は車載機２０へのタッチ操作から端末装置１０へのタッチ操作までの経過時間を算出する（ステップＳ１９）。

　なお、ステップＳ１５及びＳ１９においては、判定部１２は、前述のようにタッチ操作の接触開始時刻を基準に経過時間を算出してもよいし、タッチ操作の接触終了時刻を基準に経過時間を算出してもよい。また、判定部１２は、タッチ操作の接触開始時刻と接触終了時刻の両方を算出し、それぞれが許容時間内である場合にステップＳ１６を「Ｙｅｓ」と判定してもよい。

　以上のように、タッチ操作判定処理では、車両の走行中においては、車載機２０及び端末装置１０に対するタッチ操作を検出し、その時間差が許容時間内である場合にそのタッチ操作を有効とする。

　（移動操作判定処理）
　次に、移動操作判定処理について説明する。移動操作判定処理は、利用者が操作入力として上述の移動操作を行った場合に行われる処理である。図５は、移動操作判定処理のフローチャートを示す。なお、移動操作判定処理は、端末装置１０のＣＰＵなどのコンピュータが予め用意されたプログラムを実行し、判定部１２、規制部１３などとして機能することにより実現される。この移動操作判定処理は、所定のサイクルで繰り返し実行される。

　まず、端末装置１０は、車載機２０のタッチパネル２１からの信号に基づき、車載機２０への移動操作を検出し（ステップＳ２１）、車載機２０への移動操作がない場合、処理を終了する。なお、タッチパネル２１は、利用者の指などの接触点が所定距離以上移動した場合にその操作入力を移動操作であると判定する。

　車載機２０への移動操作があった場合（ステップＳ２１；Ｙｅｓ）、端末装置１０は、車載機２０の走行状態検出部２２から車両の走行状態を取得し、車両が走行中であるか否かを判定する（ステップＳ２２）。車両が走行中でない場合（ステップＳ２２；Ｎｏ）、操作入力を規制する必要はないので、規制部１３はその操作入力を有効とする（ステップＳ２３）。即ち、規制部１３は、その移動操作を車載機２０の制御部２３に送り、制御部２３はその移動操作に対応する処理を行う。

　車両が走行中である場合（ステップＳ２２；Ｙｅｓ）、端末装置１０は端末装置１０のタッチパネル１１に移動操作がされているか否かを判定する（ステップＳ２４）。タッチパネル１１に移動操作がされている場合（ステップＳ２４；Ｙｅｓ）、車載機２０と端末装置１０の両方が移動操作されていることになるので、判定部１２は端末装置１０への移動操作と車載機２０への移動操作の移動方向の角度差を算出する（ステップＳ２５）。

　次に、判定部１２は、算出された角度差が許容角度内であるか否かを判定する（ステップＳ２６）。角度差が許容角度内である場合（ステップＳ２６；Ｙｅｓ）、判定部１２はその移動操作を有効とする（ステップＳ２３）。一方、角度差が許容時間内でない場合（ステップＳ２６；Ｎｏ）、判定部１２はその移動操作を無効とする（ステップＳ２７）。

　また、ステップＳ２４において、端末装置１０への移動操作が行われていない場合（ステップＳ２４；Ｎｏ）、判定部１２は、その移動操作を無効とする（ステップＳ２７）。

　以上のように、移動操作判定処理は、車両の走行中においては、車載機２０及び端末装置１０に対する移動操作を検出し、その移動方向の角度差が許容角度内である場合にその移動操作を有効とする。

　[第２実施例]
　次に、本発明の第２実施例について説明する。上記の第１実施例では、端末装置１０に判定部１２及び規制部１３を設け、操作入力を規制する処理を端末装置１０側で行った。これに対して、第２実施例では、操作入力を規制するか処理を車載機側で行う。

　図６は、第２実施例における端末装置１０ａ及び車載機２０ａの構成を示す。図示のように、端末装置１０ａは、タッチパネル１１を備える。一方、車載機２０ａは、タッチパネル２１と、走行状態検出部２２と、制御部２３と、判定部２４と、規制部２５とを備える。

　端末装置１０ａのタッチパネル１１は第１実施例と同様である。また、車載機２０ａのタッチパネル２１、走行状態検出部２２及び制御部２３も第１実施例と同様である。

　判定部２４は、利用者が端末装置１０に対して行った操作入力を示す信号をタッチパネル１１から受け取る。また、判定部２４は、車載機２０ａのタッチパネル２１から、利用者が車載機２０ａに対して行った操作入力を示す信号を受け取る。そして、判定部２４は、端末装置１０のタッチパネル１１に対する操作入力と、車載機２０ａのタッチパネル２１に対する操作入力との類似性を判定する。なお、類似性の判断方法自体は、第１実施例と同様である。

　規制部２５は、判定部２４による判定結果を受け取るとともに、利用者が車載機２０ａに対して行った操作入力を示す信号を車載機２０ａのタッチパネル２１から受け取る。また、規制部２５は、走行状態検出部２２から、車載機２０ａが搭載された車両の走行状態を受け取る。そして、規制部２５は、車両の走行状態、及び、判定部１２による判定結果に基づいて、利用者が行った操作入力を有効とするか、無効とするかを決定する。規制部２５の処理自体は、第１実施例と同様である。

　このように、第２実施例では、車載機２０ａ側において、操作入力の類似性を判定し、その判定結果に応じて操作入力を規制することができる。

　[変形例]
　（変形例１）
　上記の実施例では、タッチ操作判定処理と移動操作判定処理を分けて説明しているが、実際の装置では、両方の機能を搭載することが好ましい。即ち、判定部はタッチパネル１１及び２１からの信号に基づいて、まず、利用者による操作入力がタッチ操作であるか移動操作であるかを判定する。そして、利用者による操作入力がタッチ操作である場合には上述のタッチ操作判定処理を行い、移動操作である場合には移動操作判定処理を行う。これにより、タッチ操作と移動操作のいずれが行われた場合でも、適切に操作入力を規制することができる。なお、タッチ操作と移動操作とは、利用者がタッチパネル１１、２１にタッチした際の接触点の移動量が所定量以上であるか否かにより区別することができる。

　（変形例２）
　上記の実施例では、移動操作判定処理は、端末装置１０に対する移動操作と車載機２０に対する移動操作の移動方向が同一である場合に操作入力が類似すると判定し、その移動操作を有効としている。その代わりに、移動方向が同一であるか否かに加えて、移動操作におけるタッチのタイミングが同一か否かも判定することとしてもよい。即ち、移動操作の移動方向の角度差が許容角度以内であり、かつ、移動操作によるタッチパネル１１、２１へのタッチ開始又はタッチ終了の時間差が許容時間以内である場合に、操作入力が類似すると判定し、その移動操作を有効としてもよい。

　（変形例３）
　上記の実施例では、端末装置１０側の表示内容は問わないこととしている。その代わりに、車載機２０のタッチパネル２１に表示されている画像と同一の画像を、端末装置１０のタッチパネル１１に表示することとしてもよい。その場合には、操作入力が類似すると判定する条件として、さらに、２つのタッチパネル１１、２１上における接触点の位置が同一であることを加えてもよい。即ち、車載機２０のタッチパネル２１上における接触点の当該タッチパネル２１内における相対的な位置（座標）と、端末装置１０のタッチパネル１１上における接触点の当該タッチパネル１１内における相対的な位置（座標）とが、同一（所定の許容範囲を含む）であることを追加の条件としてもよい。この場合、タッチ操作判定処理においては、判定部は、２つのタッチパネルに対するタッチ操作が同時であり、かつ、タッチ開始位置が同一である場合に、操作入力が類似すると判定し、そのタッチ操作を有効とする。また、移動操作判定処理においては、判定部は、２つのタッチパネルに対する移動操作の移動方向が同一であり、かつ、タッチ開始位置が同一である場合に、操作入力が類似すると判定し、その移動操作を有効とする。

　（変形例４）
　上記の移動操作判定処理では、判定部は、２つのタッチパネルに対する移動操作の操作方向が同一である場合に、操作入力が類似すると判定している。しかし、人間は左右の指を同時に移動させる場合、同一方向へ移動させるよりも、左右対称な方向へ移動させる方が自然と感じることも多い。そこで、判定部は、移動操作の方向が同一である場合に加えて、左右対称の関係にある場合にも、操作入力が類似すると判定することとしてもよい。具体的には、判定部は、２つのタッチパネル１１、２１に対する移動操作の方向を検出し、いずれか一項を左右反転させた移動方向と、他方の移動方向とが同一であるかを判定すればよい。

　（変形例５）
　上記の実施例では、端末装置１０と車載機２０とを接続する際の車載機２０側のコネクタの位置については言及していないが、コネクタの位置に応じて処理を変えてもよい。一例として、車載機２０は、運転席側コネクタと、中央コネクタと、助手席側コネクタとを備えるものとする。ここで、運転席側コネクタは、端末装置１０を接続した場合に、端末装置１０を運転者のみが操作可能となるような位置にあるものとする。中央コネクタは、端末装置１０を接続した場合に、端末装置１０を運転者と同乗者のいずれもが操作可能となるような位置にあるものとする。助手席側コネクタは、端末装置１０を接続した場合に、端末装置１０を助手席の同乗者のみが操作可能な位置にあるものとする。

　この場合、車載機２０は端末装置１０がどのコネクタに接続されているかを電気的に検出し、規制部へ送信する。端末装置１０が運転席側コネクタに接続されている場合には、運転者のみが操作可能な状況であるので、実施例の処理と関係なく、全ての操作入力を無効とする。端末装置１０が中央コネクタに接続されている場合には、運転者と同乗者のいずれかが操作入力を行うことになるので、上記の実施例による処理を実行し、運転者による操作入力を禁止する。また、端末装置１０が助手席側コネクタに接続されている場合には、運転者が操作入力を行うことはないので、実施例の処理を実行しない。

　（変形例６）
　上記の実施例では、端末装置１０と車載機２０に対する操作入力が類似すると判定された場合、その操作入力のみを有効としている。よって、例えば複数ステップの操作入力が必要な場合には、すぐ後に行う操作入力についても、別途操作入力の類似性が要求される。よって、利用者は走行中に行う全ての操作入力について操作の類似性が要求されることとなり煩雑となる。

　よって、一度操作入力が類似すると判定された場合には、その後しばらくの間は類似性のない操作入力も有効とする、即ち規制部による規制を解除することとしてもよい。これにより、利用者は一度類似性のある操作入力を行った後は、しばらくは片手のみで操作入力を行うことが可能となる。

　この場合、再び規制部による規制を再開する、即ち、２つの操作入力が類似である場合のみその操作入力を有効とする状態に戻るタイミングとしては、一定時間の経過後、現在表示中の画面が終了するまで、車両が停車するまで、などが考えられる。

　また、一度操作入力が類似するとしてその操作入力が有効とされた後は、端末装置１０に対する操作入力（タッチパネル１１に対する接触）が継続している間は、操作入力の類似性を要求せずに、車載機２０に対する操作入力を全て有効とするようにしてもよい。この場合、端末装置１０に対する接触が解除された場合は、端末装置１０が同乗者から運転者に手渡しされたと考えることができるので、その後は再度操作入力が類似することを条件に操作入力を有効とするのが好ましい。

　本発明は、カーナビゲーション装置などの車載機と、スマートフォンなどの端末装置に利用することができる。

　１０、１０ａ　端末装置
　１１、２１　タッチパネル
　１２、２４　判定部
　１３、２５　規制部
　２０、２０ａ　車載機
　２２　走行状態検出部
　２３　制御部

Claims

　自装置と通信接続され、移動体に搭載された表示装置の第１操作部に入力された操作と、自装置の第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段と、
　前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段と、
　を備えることを特徴とする端末装置。
　前記規制手段は、前記移動体が走行中であり、かつ、前記判定手段が類似性なしと判定した場合に、前記第１操作部に入力された操作を規制することを特徴とする請求項１に記載の端末装置。
　前記第１操作部と前記第２操作部はいずれも接触感知式であり、
　前記判定手段は、前記第１操作部に入力された操作と前記第２操作部に入力された操作の接触開始又は接触終了のタイミングの類似性を判定することを特徴とする請求項２に記載の端末装置。
　前記第１操作部と前記第２操作部はいずれも接触感知式であり、
　前記判定手段は、前記第１操作部に入力された操作と前記第２操作部に入力された操作の接触点の移動方向の類似性を判定することを特徴とする請求項２又は３に記載の端末装置。
　移動体に搭載される表示装置であって、
　自装置の第１操作部に入力された操作と、前記第１操作部に対して片手で同時に操作できない位置に配置された第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段と、
　前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段と、
　を備えることを特徴とする表示装置。
　端末装置により実行される操作規制方法であって、
　自装置と通信接続され、移動体に搭載された表示装置の第１操作部に入力された操作と、自装置の第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定工程と、
　前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制工程と、
　を有することを特徴とする操作規制方法。
　移動体に搭載される表示装置により実行される操作規制方法であって、
　自装置の第１操作部に入力された操作と、前記第１操作部に対して片手で同時に操作できない位置に配置された第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定工程と、
　前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制工程と、
　を有することを特徴とする操作規制方法。
　コンピュータを備える端末装置により実行される操作規制プログラムであって、
　自装置と通信接続され、移動体に搭載された表示装置の第１操作部に入力された操作と、自装置の第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段、
　前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段、
　として前記コンピュータを機能させることを特徴とする操作規制プログラム。
　コンピュータを備え、移動体に搭載される表示装置により実行される操作規制プログラムであって、
　自装置の第１操作部に入力された操作と、前記第１操作部に対して片手で同時に操作できない位置に配置された第２操作部に入力された操作との類似性を判定する判定手段、
　前記移動体の走行状態及び前記判定手段の判定結果に基づき、前記第１操作部に入力された操作を規制する規制手段、
　として前記コンピュータを機能させることを特徴とする操作規制プログラム。
　請求項８又は９に記載の操作規制プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。