WO2013024719A1

WO2013024719A1 - 照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

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Publication number: WO2013024719A1
Application number: PCT/JP2012/069822
Authority: WO
Inventors: 良武石元
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2011-08-12
Filing date: 2012-08-03
Publication date: 2013-02-21

Abstract

本発明に係るバックライト装置２４は、底板２２ａと、底板２２ａの板面から底板２２ａの表面側に立ち上がる側板２２ｂとを有するシャーシ２２と、底板２２ａの表面側であって、指向性を有する光を出射するとともに、その光の光軸Ｌが底板２２ａ側に指向するように側板２２ｂ側に取り付けられたＬＥＤ光源２８と、底板２２ａの表面側に配され、その一部が表側方向に向かって突出する凸状とされるとともに、ＬＥＤ光源２８からの光を表側方向に反射する反射シート２６とを備える。

Description

照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置

　本発明は、照明装置、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。

　近年、テレビ受信装置をはじめとする画像表示装置の表示素子は、従来のブラウン管から液晶パネルやプラズマディスプレイパネルなどの薄型表示素子を適用した薄型表示装置に移行しつつあり、画像表示装置の薄型化を可能としている。液晶表示装置は、これに用いる液晶パネルが自発光しないため、別途に照明装置としてバックライト装置を必要としている。このようなバックライト装置の一例として、筺体としてのシャーシの側板側にＬＥＤ等の光源が配されたエッジライト型のバックライト装置が知られている。

　特許文献１に、エッジライト型のバックライト装置が開示されている。このバックライト装置は、導光板を備えておらず、シャーシの底板の表側に表示面側に向かって凸状をなす立体形状の反射シートが配されている。この反射シートによって、光源から出射された光は、表示面側へと反射される。このような反射シートを適用することにより、光源からの光を導光板等を介さずに直接表示面側へと導光するエッジライト型のバックライト装置が実現されている。

特開２００６－１０６２１２号公報

（発明が解決しようとする課題）
　ところで、導光板を備えないバックライト装置の場合、光源から出射される光のうち光源の直上（表示面側、底板とは反対側）に向かう光は、直接表示面に入射するものとなる。このため、表示面のうち、光源の直上に相当する部位が過度に明るくなってしまい、表示面との他の部位との間で明暗が生じ、表示面において輝度ムラが生じることがある。

　ここで、特許文献１のバックライト装置では、光源から当該光源の直上に出射された光を反射するためのリフレクタを備えており、光源の直上に相当する部位が過度に明るくならない構成とされている。しかしながら、このようなリフレクタ等の部材を配するために、シャーシ内の側板方向にスペースが必要となるため、バックライト装置の狭額化を実現することが困難となる。

　本明細書で開示される技術は、上記の課題に鑑みて創作されたものである。本明細書で開示される技術は、光源からの光を導光板等を介さずに直接表示面方向へ反射させるタイプの照明装置において、狭額縁化を可能としながら、表示面における輝度ムラを防止ないし抑制することができる技術を提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）
　本明細書で開示される技術は、板状部と、該板状部の板面から該板状部の一方の面側に立ち上がる側板部とを有するシャーシと、前記板状部の前記一方の面側であって、指向性を有する光を出射するとともに、その光の光軸が前記板状部側に指向するように前記側板部側に取り付けられた光源と、前記板状部の前記一方の面側に配され、その一部が前記側板部の立ち上がる方向に向かって突出する凸状とされるとともに、前記光源からの光を前記側板部の立ち上がる方向に反射する反射シートとを備える照明装置に関する。

　上記の照明装置によると、光源から出射される光の光軸が板状部側に指向しているため、光源の周りにリフレクタ等の他の部材を設けなくても、光軸が板状部の板面と平行とされている場合に比して、光源の板状部とは反対側が過度に明るくなることがない。このため、光源からの光を導光板等を介さずに直接表示面方向へ反射させるタイプの照明装置において、狭額縁化を可能としながら、表示面における輝度ムラを防止ないし抑制することができる。

　一方の板面に前記光源が配された光源基板と、一方の板面に該光源基板が配された取付板と、をさらに備え、前記取付板は、前記光源基板が配された板面が前記板状部の板面との間に鋭角をなすように傾いていてもよい。
　この構成によると、取付板上に光源基板が配され、光源からの光の光軸が板状部側に指向した具体的な構成を実現することができる。

　一方の板面に前記光源が配された光源基板と、一方の板面に該光源基板が配された取付板と、をさらに備え、前記光源基板は、前記光源が配された板面が前記板状部の板面との間に鋭角をなすように傾いていてもよい。
　この構成によると、取付板上に光源基板が配され、光源からの光の光軸が板状部側に指向する具体的な構成を実現することができる。

　一方の板面に前記光源が配された光源基板と、一方の板面に該光源基板が配された取付板と、をさらに備え、前記光源は、その出光面が前記板状部の板面との間に鋭角をなすように傾いていてもよい。
　この構成によると、取付板上に光源基板が配され、光源からの光の光軸が板状部側に傾けられた具体的な構成を実現することができる。

　一方の板面に該光源が配された取付板をさらに備え、前記取付板は、前記光源基板が配された板面が前記板状部の板面との間に鋭角をなすように傾いていてもよい。
　この構成によると、取付板上に光源が配され、光源からの光の光軸が板状部側に指向する具体的な構成を実現することができる。

　一方の板面に該光源が配された取付板をさらに備え、前記光源は、その出光面が前記板状部の板面との間に鋭角をなすように傾いていてもよい。
　この構成によると、取付板上に光源が配され、光源からの光の出光軸が板状部側に指向する具体的な構成を実現することができる。

　前記取付板が前記板状部よりも放熱性が高い放熱板であってもよい。
　この構成によると、光源から発生する熱を取付板によって外部に効果的に放熱させることができる。

　対向する２つの前記側板側に前記光源がそれぞれ配され、前記反射シートの前記凸状とされた部位が前記対向する２つの側板の中心位置に設けられていてもよい。
　この構成によると、両側の光源から出射された光を反射シートによって略均一に表示面側に反射させることができ、表示面の輝度ムラを一層防止ないし抑制することができる。

　前記側板の立ち上がり先端側に配された拡散板をさらに備えてもよい。
　この構成によると、拡散板によって反射光のムラを軽減することができる。

　前記反射シートの前記凸状部と前記シャーシの前記板状部とを貫通するとともに、その先端が前記拡散板と当接して該拡散板を支持する支持ピンをさらに備えてもよい。
　この構成によると、支持ピンの先端によって拡散板を効果的に支持することができる。

　前記反射シートの前記反射面が白色であってもよい。
　この構成によると、反射シートの反射効率を高めることができる。

　本明細書で開示される技術は、上記の照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルと、を備える表示装置として表現することもできる。また、当該表示パネルを、液晶を用いた液晶パネルとする表示装置も、新規で有用である。また、上記の表示装置を備えるテレビ受信装置も、新規で有用である。

（発明の効果）
　本明細書で開示される技術によれば、光源からの光を導光板等を介さずに直接表示面方向へ反射させるタイプの照明装置において、狭額縁化を可能としながら、表示面における輝度ムラを防止ないし抑制することができる。

実施形態１に係るテレビ受信装置ＴＶの分解斜視図を示す。液晶表示装置１０の分解斜視図を示す。液晶表示装置１０の断面図を示す。実施形態２に係る液晶表示装置１１０の断面図を示す。実施形態３に係る液晶表示装置２１０の断面図を示す。実施形態４に係る液晶表示装置３１０の断面図を示す。実施形態５に係る液晶表示装置４１０の断面図を示す。実施形態６に係る液晶表示装置５１０の断面図を示す。実施形態７に係る液晶表示装置６１０の断面図を示す。実施形態８に係る液晶表示装置７１０の断面図を示す。

　＜実施形態１＞
　図面を参照して実施形態１を説明する。なお、各図面の一部にはＸ軸、Ｙ軸およびＺ軸を示しており、各軸方向が各図面で共通した方向となるように描かれている。このうちＹ軸方向は、鉛直方向と一致し、Ｘ軸方向は、水平方向と一致している。また、特に断りがない限りは、上下の記載については鉛直方向を基準とする。

　図１は、実施形態１に係るテレビ受信装置ＴＶの分解斜視図を示している。テレビ受信装置ＴＶは、液晶表示装置１０と、当該液晶表示装置１０を挟むようにして収容する表裏両キャビネットＣａ、Ｃｂと、電源Ｐと、チューナーＴと、スタンドＳと、を備えている。

　図２は、液晶表示装置１０の分解斜視図を示している。ここで、図２に示す上側を表側とし、同図下側を裏側とする。図２に示すように、液晶表示装置１０は、全体として横長の方形を成し、表示パネルである液晶パネル１６と、外部光源であるバックライト装置２４とを備え、これらが枠状を成すベゼル１２などにより一体的に保持されるようになっている。

　続いて、液晶パネル１６について説明する。液晶パネル１６は、透明な（高い透光性を有する）一対のガラス基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合わせられるとともに、両ガラス基板間に液晶層（図示しない）が封入された構成とされる。一方のガラス基板には、互いに直交するソース配線とゲート配線とに接続されたスイッチング素子（例えばＴＦＴ）と、そのスイッチング素子に接続された画素電極、さらには配向膜等が設けられ、他方のガラス基板には、Ｒ（赤色），Ｇ（緑色），Ｂ（青色）等の各着色部が所定配列で配置されたカラーフィルタや対向電極、さらには配向膜等が設けられている。このうち、ソース配線、ゲート配線および対向電極などには、図示しない駆動回路基板から画像を表示するのに必要な画像データや各種制御信号が供給されるようになっている。なお、両ガラス基板の外側には偏光板（図示しない）が配されている。

　続いて、バックライト装置２４について説明する。図３は、液晶表示装置１０を鉛直方向（Ｙ軸方向）に沿って切断した断面の断面図を示している。図２及び図３に示すように、バックライト装置２４は、フレーム１４と、光学シート群１８と、拡散板２０と、一対の支持部材３４，３４と、シャーシ２２とを備えている。光学シート群１８は拡散板２０の表側に配されている。フレーム１４は、枠状を成しており、内縁に沿って液晶パネル１６を支持している。一対の支持部材３４，３４は、それぞれシャーシ２２の長辺方向に延びる平板状をなしており、シャーシ２２と拡散板２０との間に配され、当該拡散板２０及び光学シート群１８を支持している。シャーシ２２は、表側（光出射側、液晶パネル１６側）に開口した略箱型を成している。

　シャーシ２２内には、一対の取付板３６，３６と、一対のＬＥＤ（Light Emitting Diode）ユニット３２，３２と、反射シート２６とが収容されている。一対の取付板３６，３６は、それぞれシャーシ２２の長辺方向に延びると共に断面略Ｌ字状をなしており、その一部がシャーシ２２の長辺側の両側板２２ｂと当接して配されている。一対のＬＥＤユニット３２，３２は、それぞれシャーシ２２の長辺方向に延びており、シャーシ２２の長辺側であって取付板３６の内側に当接して配されており、光を出射する。本実施形態に係るバックライト装置２４では、光源であるＬＥＤユニット３２がシャーシ２２内の側端部に配されてなる、いわゆるエッジライト方式（サイドライト方式）を採用している。

　シャーシ２２は、例えばアルミ系材料などの金属製とされ、平面視矩形状を成す底板２２ａと、底板２２ａの両長辺の各外縁から立ち上がる側板２２ｂと、底板２２ａの両短辺の各外縁から立ち上がる側板とから構成されている。拡散板２０と一対のＬＥＤユニット３２，３２との間には空間が形成されており、この空間がＬＥＤユニット３２からの光を導光するための導光空間となっている。また、底板２２ａの表側には、反射シート２６が載置されている。この反射シート２６は、その反射面２６ａが拡散板２０の一方の板面２０ａと対向しており、ＬＥＤユニット３２，３２から出射された光を反射させることで光を拡散板２０の板面に入射させる役割を果たしている。底板２２ａの裏側には、ＬＥＤユニット３２に電力を供給する電源回路基板（図示しない）等が取り付けられている。

　光学シート群１８は、拡散板２０側から順に、拡散シート１８ａ、レンズシート１８ｂ、反射型偏光板１８ｃが積層されたものである。拡散シート１８ａ、レンズシート１８ｂ、反射型偏光板１８ｃは、ＬＥＤユニット３２から出射され、拡散板２０を通過した光を面状の光とする機能を有している。反射型偏光板１８ｃの上面側には液晶パネル１６が配されており、光学シート群１８は拡散板２０と液晶パネル１６との間に配されている。

　ＬＥＤユニット３２は、樹脂製の矩形状を成すＬＥＤ基板３０に、指向性を有し、白色発光するＬＥＤ光源２８が一列に並んだ構成となっている。ＬＥＤ基板３０は、ＬＥＤ光源２８が配された面とは反対側の面が取付板３６と当接した状態で配されている。なお、ＬＥＤ光源２８は、青色発光素子に、黄色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、青色発光素子に、緑色と赤色の領域にそれぞれ発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、青色発光素子に、緑色の領域に発光ピークを持つ蛍光体を塗布すると共に、赤色発光素子を組み合わせることにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、ＬＥＤ光源２８は、青色発光素子と、緑色発光素子と、赤色発光素子と、を組み合わせることにより白色発光するものとしたものであってもよい。また、紫外光発光素子と、蛍光体と、を組み合わせたものであってもよい。特に、紫外光発光素子に、青色と緑色と赤色にそれぞれ発光ピークを持つ蛍光体を塗布することにより白色発光するものとしたものであってもよい。

　一対の取付板３６，３６は、ＬＥＤ基板３０やシャーシ２２の底板２２ａよりも放熱性が高い放熱板とされ、底面部３６ａと、当該底面部３６ａの外側の端縁から立ち上がる側面部３６ｂとから構成され、断面視において略Ｌ字状をなしている。なお、側面部３６ｂは底面部３６ａに対して直交するように立設する方向よりも底板２２ａ方向に傾いて設けられている。換言すれば、側面部３６ｂのＬＥＤ光源２８が配された板面はシャーシ２２の底板２２ａの板面との間で鋭角をなしている。そして、底面部３６ａがシャーシ２２の底板２２ａの板面に取り付けられ、側面部３４ｂの一方の板面にＬＥＤユニット３２が取り付けられている。

　反射シート２６は、長方形状を成し、合成樹脂製とされると共にその表面が反射面２６ａとされて光反射性に優れた白色とされており、シャーシ２２の底板２２ａの表側に載置されている。また、反射シート２６は、図３に示す断面構成の断面視において、その一部が表側方向に向かって突出する凸状をなすような立体形状とされている。この凸状の部位２６ｂは、断面視曲面状とされ、拡散板２０側（シャーシ２２の表側）に向かうにつれてその勾配が急になっている。また、凸状の部位２６ｂは、対向する２つの側板２２ｂの中心位置２０ａ１に設けられている。反射シート２６は、このような立体形状をなすことで、ＬＥＤ光源２８から出射された光をその反射面２６ａによって拡散板２０側へ反射させることが可能となっている（図３の一点鎖線参照）。なお、反射シート２６は、賦形反射シートで構成されており、凸状の部位２６ｂを支持ピン等の他の部材で支持しなくてもその立体形状が維持される構成となっている。

　ここで、一対のＬＥＤユニット３２，３２は上述したように、取付板３６の側面部３６ｂにおける内側の板面に取り付けられている。そして、当該側面部３６ｂは底板２２ａ方向に傾いているから、ＬＥＤ光源２８の出光面は、取付板３６の側面部３６ｂが底面部３６ａに対して直交するように立設されている場合に比して、底板２２ａ側に傾いたものとなっている。従って、ＬＥＤ光源２８から出射される光も、その光軸Ｌが、底板２２ａの板面と平行とはなっておらず、底板２２ａ側に指向したものとなっている（図３参照）。このため、ＬＥＤ光源２８から出射される光の光軸Ｌが底板２２ａの板面と平行に指向する場合に比して、ＬＥＤ光源２８の直上（底板２２ａとは反対側、表側）に向かう光の光量が少ないものとなる。従って、ＬＥＤ光源２８から出射される光の光軸Ｌが底板２２ａの板面と平行に指向する場合に比して、ＬＥＤ光源２８の直上が過度に明るくなることがなく、液晶パネル１６の表示面における輝度ムラが防止ないし抑制される。

　以上のように本実施形態に係るバックライト装置２４では、ＬＥＤ光源２８から出射される光の光軸Ｌがシャーシ２２の底板２２ａ側に指向しているため、ＬＥＤ光源２８の周りにリフレクタ等の他の部材を設けなくても、光軸Ｌが底板２２ａの板面と平行とされている場合に比して、ＬＥＤ光源２８の底板２２ａとは反対側（ＬＥＤ光源２８の上側）が過度に明るくなることがない。このため、ＬＥＤ光源２８からの光を導光板２０等を介さずに直接液晶パネル１６の表示面方向へ反射させるタイプのバックライト装置２４において、狭額縁化を可能としながら、当該表示面における輝度ムラを防止ないし抑制することができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４では、リフレクタ等の大型の部材を用いる必要がないため、リフレクタ等の大型の部材を用いてＬＥＤ光源の直上に向かう光を反射又は遮蔽するような従来の構成に比して、製造コストの低減を図ることができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４では、取付板３６が底板２２ａよりも放熱性が高い放熱板となっている。このため、ＬＥＤ光源２８から発生する熱を取付板３４によって外部に効果的に放熱させることができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４では、対向する２つの側板２２ｂ側にＬＥＤ光源２８がそれぞれ配され、反射シート２６の凸状とされた部位２６ｂが対向する２つの側板２２ｂの中心位置２０ａ１に設けられている。このため、両側のＬＥＤ光源２８ａから出射された光を反射シート２６によって略均一に液晶パネル１６の表示面側に反射させることができ、当該表示面の輝度ムラを一層防止ないし抑制することができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４は、側板２２ｂの立ち上がり先端側に配された拡散板２０をさらに備えている。このため、拡散板２０によって反射光のムラを軽減することができる。

　また、本実施形態に係るバックライト装置２４では、反射シート２６の反射面２６ａが白色とされている。このため、反射シート２６の反射効率を高めることができる。
　＜実施形態２＞
　図面を参照して実施形態２を説明する。図４は、実施形態２に係る液晶表示装置１１０の断面図であって、実施形態１の図３に対応する断面の断面構成を示している。実施形態２は、取付板１３６の側面部１３６ｂの構成が実施形態１のものと異なっている。その他の構成については実施形態１のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図４において、図３の参照符号に数字１００を加えた部位は、実施形態１で説明した部位と同一である。

　実施形態２に係る液晶表示装置１１０では、図４に示すように、取付板１３６の側面部１３６ｂにおけるＬＥＤ基板１３０と当接する面とは反対側の面が、シャーシ１２２の側板１２２ｂと当接するような厚み及び形状となっている。このような構成とされていると、側面部１３６ｂの側板１２２ｂと当接する部位を接着等により当該側板１２２ｂに貼り付けることができるので、取付板１３６をシャーシ１２２に対して安定して取り付けることができる。また、ＬＥＤ光源１２８から出射される光の光軸Ｌがシャーシ１２２の底板１２２ａ側に指向しているため、ＬＥＤ光源１２８の上側が過度に明るくなることがなく、狭額縁化を可能としながら、液晶パネル１１６の表示面における輝度ムラを防止ないし抑制することができる。

　＜実施形態３＞
　図面を参照して実施形態３を説明する。図５は、実施形態３に係る液晶表示装置２１０の断面図であって、実施形態１の図３に対応する断面の断面構成を示している。実施形態３は、バックライト装置２２４がＬＥＤ基板２３０を備えない点で実施形態１のものと異なっている。その他の構成については実施形態１のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図５において、図３の参照符号に数字２００を加えた部位は、実施形態１で説明した部位と同一である。

　実施形態３に係る液晶表示装置２１０は、図５に示すように、ＬＥＤ基板２３０を備えておらず、取付板２３６の側面部２３６ｂにＬＥＤ光源２２８が直接取り付けられている。このような構成とされていると、ＬＥＤ基板を備えない点において部材コスト等を削減することができる。また、ＬＥＤ光源２２８から出射される光の光軸Ｌがシャーシ２２２の底板２２２ａ側に指向しているため、ＬＥＤ光源２２８の上側が過度に明るくなることがなく、狭額縁化を可能としながら、液晶パネル２１６の表示面における輝度ムラを防止ないし抑制することができる。

　＜実施形態４＞
　図面を参照して実施形態４を説明する。図６は、実施形態４に係る液晶表示装置３１０の断面図であって、実施形態１の図３に対応する断面の断面構成を示している。実施形態４は、取付板３３６の側面部３３６ｂの形状及びＬＥＤ基板３３０の形状が実施形態１のものと異なっている。その他の構成については実施形態１のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図６において、図３の参照符号に数字３００を加えた部位は、実施形態１で説明した部位と同一である。

　実施形態４に係る液晶表示装置３１０では、図６に示すように、取付板３３６の側面部３３６ｂが底面部３３６ａの板面に対して垂直に立ち上がるように設けられている。従って、当該側面部３３６ｂのＬＥＤ基板３３０と当接する側とが反対側の面がシャーシ３２２の側板３２２ｂと当接するような構成となっている。そして、ＬＥＤ基板３３０は、その側面部３３６ｂと当接する側とは反対側の面が底板３２２ａの板面に対して垂直となっている場合に比して、底板３２２ａ側に傾いたものとなっている。換言すれば、ＬＥＤ基板３３０のＬＥＤ光源３２８が配された板面はシャーシ３２２の底板３２２ａの板面との間で鋭角をなしている。このような構成とされている場合であっても、ＬＥＤ光源３２８から出射される光の光軸Ｌがシャーシ３２２の底板３２２ａ側に指向されることとなるので、ＬＥＤ光源３２８の上側が過度に明るくなることがなく、狭額縁化を可能としながら、液晶パネル３１６の表示面における輝度ムラを防止ないし抑制することができる。

　＜実施形態５＞
　図面を参照して実施形態５を説明する。図７は、実施形態５に係る液晶表示装置４１０の断面図であって、実施形態１の図３に対応する断面の断面構成を示している。実施形態５は、取付板３３６の側面部４３６ｂの形状及びＬＥＤ光源４２８の形状が実施形態１のものと異なっている。その他の構成については実施形態１のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図７において、図３の参照符号に数字４００を加えた部位は、実施形態１で説明した部位と同一である。

　実施形態５に係る液晶表示装置４１０では、図７に示すように、取付板４３６の側面部４３６ｂが、実施形態４と同様に、底面部４３６ａの板面に対して垂直に立ち上がるように設けられている。さらに、ＬＥＤ光源４２８は、そのＬＥＤ基板４３０と当接する側とは反対側の面（出光面）が、底板４２２ａの板面に対して垂直となっている場合に比して、底板４２２ａ側に傾いたものとなっている。換言すれば、ＬＥＤ光源４２８の出光面はシャーシ３２２の底板３２２ａの板面との間で鋭角をなしている。このような構成とされている場合であっても、ＬＥＤ光源４２８から出射される光の光軸Ｌがシャーシ４２２の底板４２２ａ側に指向されることとなるので、ＬＥＤ光源４２８の上側が過度に明るくなることがなく、狭額縁化を可能としながら、液晶パネル４１６の表示面における輝度ムラを防止ないし抑制することができる。

　＜実施形態６＞
　図面を参照して実施形態６を説明する。図８は、実施形態６に係る液晶表示装置５１０の断面図であって、実施形態１の図３に対応する断面の断面構成を示している。実施形態６は、取付板３３６の側面部４３６ｂの形状が異なる点及びＬＥＤ基板を備えない点が実施形態１のものと異なっている。その他の構成については実施形態１のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図８において、図３の参照符号に数字５００を加えた部位は、実施形態１で説明した部位と同一である。

　実施形態６に係る液晶表示装置５１０は、図８に示すように、実施形態３と同様に、ＬＥＤ基板５３０を備えておらず、取付板５３６の側面部５３６ｂにＬＥＤ光源５２８が直接取り付けられている。そして、取付板５３６の側面部５３６ｂが、実施形態４と同様に、底面部５３６ａの板面に対して垂直に立ち上がるように設けられている。また、ＬＥＤ光源５２８は、実施形態５と同様に、そのＬＥＤ基板５３０と当接する側とは反対側の面（出光面）が、底板５２２ａの板面に対して垂直となっている場合に比して、底板５２２ａ側に傾いたものとなっている。このような構成とされている場合であっても、ＬＥＤ光源５２８から出射される光の光軸Ｌがシャーシ５２２の底板５２２ａ側に指向されることとなるので、ＬＥＤ光源５２８の上側が過度に明るくなることがなく、狭額縁化を可能としながら、液晶パネル５１６の表示面における輝度ムラを防止ないし抑制することができる。

　＜実施形態７＞
　図面を参照して実施形態７を説明する。図９は、実施形態７に係る液晶表示装置６１０の断面図であって、実施形態１の図３に対応する断面の断面構成を示している。実施形態７は、反射シート６２６の反射面６２６ａの形状が実施形態１のものと異なっている。その他の構成については実施形態１のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図９において、図３の参照符号に数字６００を加えた部位は、実施形態１で説明した部位と同一である。

　実施形態７に係る液晶表示装置６１０では、図９に示すように、反射シート６２６の反射面６２６ａが、平面状とされており、図９における断面視において山型となっている。そして、そして、山型をなす反射面６２６ａの頂点が凸状の部位６２６ｂとなっている。このような構成であっても、ＬＥＤユニット５３２から出射された光を反射シート６２６の反射面６２６ａによって拡散板６２０側へ効果的に反射させることができる。そして、ＬＥＤユニット６３２および取付板６３６は実施形態１と同様の構成とされているので、液晶表示装置６１０では、狭額縁化を可能としながら、液晶パネル６１６の表示面における輝度ムラを防止ないし抑制することができる。

　＜実施形態８＞
　図面を参照して実施形態８を説明する。図１０は、実施形態８に係る液晶表示装置７１０の断面図であって、実施形態１の図３に対応する断面の断面構成を示している。実施形態８は、支持ピン７４０が配されている点が実施形態１のものと異なっている。その他の構成については実施形態１のものと同様であるため、構造、作用、及び効果の説明は省略する。なお、図１０において、図３の参照符号に数字７００を加えた部位は、実施形態１で説明した部位と同一である。

　実施形態８に係る液晶表示装置７１０では、図１０に示すように、反射シート７２６の凸状とされた部位に当該部位を貫通するように支持ピン７４０が配されている。支持ピン７４０は、円錐状の当接部７４０ａと軸状の貫通部７４０ｂとから構成されている。このうち当接部７４０ａは、反射シート７２６の凸状とされた部位７２６ｂの表側に配され、その先端が拡散板７２０の裏面７２０ａと当接して拡散板７２０の一部を支持するとともに、その底面が反射シート７２６の凸状の部位７２６ｂと当接している。そして貫通部７４０ｂは、その一端側が当接部７４０ａと接続されるとともに、他端側がシャーシ７２２を貫通してその先端がシャーシ７２２の底板７２２ａの裏面に留められることで当該底板７２２ａに固定されている。液晶表示装置７１０では、このような支持ピン７４０を設けることにより、反射シート７２６の凸状の部位７２６ｂを支持できるとともに、拡散板７２０を効果的に支持することができる。

　各実施形態の構成と本発明の構成との対応関係を記載しておく。底板２２ａ、１２２ａ、２２２ａ、３２２ａ、４２２ａ、５２２ａ、６２２ａ、７２２ａが「板状部」の一例である。また、ＬＥＤ光源２８、１２８、２２８、３２８、４２８、５２８、６２８、７２８が「光源」の一例である。また、バックライト装置２４、１２４、２２４、３２４、４２４、５２４、６２４、７２４が「照明装置」の一例である。また、ＬＥＤ基板３０、１３０、２３０、３３０、４３０、５３０、６３０、７３０が「光源基板」の一例である。また、液晶表示装置１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０、７１０が「表示装置」の一例である。

　上記の各実施形態の変形例を以下に列挙する。
（１）上記の各実施形態では、ＬＥＤ光源がＬＥＤ基板又は取付板のいずれかに取り付けられた構成を例示したが、ＬＥＤ光源が他の部材に取り付けられた構成であってもよい。例えば、ＬＥＤ光源がシャーシの側板に直接取り付けられた構成であってもよい。

（２）上記の各実施形態では、ＬＥＤ光源の光出射面が平面状とされた構成を例示したが、光出射面が曲面状とされた構成であってもよい。

（３）上記の各実施形態では、光学シートの裏側に拡散板が配され、反射シートによって反射された光が拡散板に入光する構成を例示したが、拡散板を備えない構成であってもよい。この場合、反射シートによって反射された光が光学シート群に直接入光する構成であってもよい。

（４）上記の各実施形態では、反射シートの凸状とされた部位が対向する側板の中心位置に設けられた構成を例示したが、凸状とされた部位の位置は限定されない。

（５）上記の各実施形態では、シャーシの底板の両長辺方向にＬＥＤユニットが配された構成を例示したが、ＬＥＤユニットの配置、設ける数は限定されない。例えば、シャーシの底板の一辺側にのみＬＥＤユニットが配された構成であってもよいし、４つのＬＥＤユニットがシャーシの底板の全ての辺側にそれぞれ配された構成であってもよい。

（６）上記の各実施形態以外にも、ＬＥＤ光源、ＬＥＤ基板、取付板、反射シートの形状、配置等については、適宜に変更可能である。

（７）上記の各実施形態以外にも、反射シートの形状等については、適宜に変更可能である。

（８）上記の各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。

（９）上記の各実施形態では、チューナーを備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナーを備えない表示装置にも本発明は適用可能である。

　以上、本発明の各実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。

　また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。

　ＴＶ：テレビ受信装置、Ｃａ、Ｃｂ：キャビネット、Ｔ：チューナー、Ｓ：スタンド、１０、１１０、２１０、３１０、４１０、５１０、６１０、７１０：液晶表示装置、１２、１１２、２１２、３１２、４１２、５１２、６１２、７１２：ベゼル、１４、１１４、２１４、３１４、４１４、５１４、６１４、７１４：フレーム、１６、１１６、２１６、３１６、４１６、５１６、６１６、７１６：液晶パネル、１８、１１８、２１８、３１８、４１８、５１８、６１８、７２８：光学シート群、２０、１２０、２２０、３２０、４２０、５２０、６２０、７２０：拡散板、２２、１２２、２２２、３２２、４２２、５２２、６２２、７２２：シャーシ、２４、１２４、２２４、３２４、４２４、５２４、６２４、７２４：バックライト装置、２６、１２６、２２６、３２６、４２６、５２６、６２６、７２６：反射シート、２８、１２８、２２８、３２８、４２８、５２８、６２８、７２８：ＬＥＤ光源、３０、１３０、２３０、３３０、４３０、５３０、６３０、７３０：ＬＥＤ基板、３２、１３２、２３２、３３２、４３２、５３２、６３２、７３２：ＬＥＤユニット、３４、１３４、２３４、３３４、４３４、５３４、６３４、７３４：支持部材、３６、１３６、２３６、３３６、４３６、５３６、６３６、７３６：取付板、Ｌ：光軸

Claims

　板状部と、該板状部の板面から該板状部の一方の面側に立ち上がる側板部とを有するシャーシと、
　前記板状部の前記一方の面側であって、指向性を有する光を出射するとともに、その光の光軸が前記板状部側に指向するように前記側板部側に取り付けられた光源と、
　前記板状部の前記一方の面側に配され、その一部が前記側板部の立ち上がる方向に向かって突出する凸状とされるとともに、前記光源からの光を前記側板部の立ち上がる方向に反射する反射シートと、
　を備えることを特徴とする照明装置。
　一方の板面に前記光源が配された光源基板と、
　一方の板面に該光源基板が配された取付板と、をさらに備え、
　前記取付板は、前記光源基板が配された板面が前記板状部の板面との間に鋭角をなすように傾いていることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
　一方の板面に前記光源が配された光源基板と、
　一方の板面に該光源基板が配された取付板と、をさらに備え、
　前記光源基板は、前記光源が配された板面が前記板状部の板面との間に鋭角をなすように傾いていることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
　一方の板面に前記光源が配された光源基板と、
　一方の板面に該光源基板が配された取付板と、をさらに備え、
　前記光源は、その出光面が前記板状部の板面との間に鋭角をなすように傾いていることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
　一方の板面に該光源が配された取付板をさらに備え、
　前記取付板は、前記光源基板が配された板面が前記板状部の板面との間に鋭角をなすように傾いていることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
　一方の板面に該光源が配された取付板をさらに備え、
　前記光源は、その出光面が前記板状部の板面との間に鋭角をなすように傾いていることを特徴とする請求項１に記載の照明装置。
　前記取付板が前記板状部よりも放熱性が高い放熱板であることを特徴とする請求項２から請求項６のいずれか１項に記載の照明装置。
　対向する２つの前記側板側に前記光源がそれぞれ配され、
　前記反射シートの前記凸状とされた部位が前記対向する２つの側板の中心位置に設けられていることを特徴とする請求項１から請求項７のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記側板の立ち上がり先端側に配された拡散板をさらに備えることを特徴とする請求項１から請求項８のいずれか１項に記載の照明装置。
　前記反射シートの前記凸状部と前記シャーシの前記板状部とを貫通するとともに、その先端が前記拡散板と当接して該拡散板を支持する支持ピンをさらに備えることを特徴とする請求項９に記載の照明装置。
　前記反射シートの前記反射面が白色であることを特徴とする請求項１から請求項１０のいずれか１項に記載の照明装置。
　請求項１から請求項１１のいずれか１項に記載の照明装置からの光を利用して表示を行う表示パネルを備えることを特徴とする表示装置。
　前記表示パネルが液晶を用いた液晶パネルであることを特徴とする請求項１２に記載の表示装置。
　請求項１２又は請求項１３に記載の表示装置を備えることを特徴とするテレビ受信装置。