WO2013002391A1 - 給電路切替装置、光海底分岐装置、海底ケーブルシステムおよび給電路切替方法 - Google Patents

給電路切替装置、光海底分岐装置、海底ケーブルシステムおよび給電路切替方法 Download PDF

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Abstract

給電路切替装置において、給電路が所定の接続関係に至って当該給電路切替装置が動作しなくなってしまう事態を回避する。給電路切替装置は、給電路の接続関係を指定する給電路切替指令を取得する指令取得部と、前記指令取得部が取得した前記給電路切替指令に従って、前記給電路の前記接続関係を切り替える切替実行部と、所定の給電路切替指令について、前記切替実行部における前記給電路の前記接続関係の切替を抑制する切替制御部とを具備する。

Description

給電路切替装置、光海底分岐装置、海底ケーブルシステムおよび給電路切替方法
 本発明は、給電路切替装置、光海底分岐装置、海底ケーブルシステムおよび給電路切替方法に関する。
 複数の給電路の接続関係を切り替える給電路切替装置ないし給電路切替回路は、例えば、海底ケーブルシステムに用いられる光海底分岐装置に用いられ、当該光海底分岐装置への給電路に障害が発生した際に他の給電路への切替を行う。
 例えば、コマンド信号に従って給電路を切り替える光海底分岐装置は、遠隔制御型海底分岐装置と呼ばれている。ここで、海底ケーブルシステムにおいて、ネットワークのメッシュ化の高まりや建設費の抑制への要請などから、複数の分岐装置および端局装置からなるネットワークの構築が求められている。ネットワークが複雑化されるにつれて電流切替型の分岐装置では給電路の制御が困難になっており、遠隔制御型海底分岐装置が用いられるようになってきた。遠隔制御型海底分岐装置では、端局装置からのコマンド信号に従って給電路を切替えることが可能である。
 給電路切替装置ないし給電路切替回路に関連して、特許文献1に記載の海中分岐装置の給電切替え回路では、3方向に分岐した電気路の第1、第2、第3の枝にその分岐点からみて動作電流の方向が同じになるようにして第1、第2、第3の切替えリレーをそれぞれ配置し、第1、第2、第3の切替えリレーはそれぞれ第2、第3、第1の枝電気路を常閉しかつその地絡路を常開する接点を有するようにし、少なくとも第2の枝の地絡路にはその地絡路を自己保持するための接点を有する自己保持リレーが設けられ、自己保持用リレーは第1の枝の常閉接点をバイパスする経路となる常開接点を更に有するように構成する。
日本特開平7-264105号公報
 給電路切替装置ないし給電路切替回路が設置された給電路の状態次第では、所定の接続関係に至った場合に、電力供給が途絶えて当該給電路切替装置が動作しなくなってしまうおそれがある。例えば、給電路切替装置の具備する複数の受電端子にそれぞれ給電路(電力ケーブル)が接続され、これらのうち、ある給電路が端局と未接続のまま当該給電路切替装置が使用されている場合(初期ブランチが未接続の状態の場合)、この未接続の給電路と他の給電路とを接続しても、接続された給電路から電力を得ることはできない。ここで、給電路切替装置自らが、給電路から得られる電力で動作している場合、当該給電路切替装置は、電力供給を受けられなくなり動作しなくなってしまう(復旧不可能な状況に陥ってしまう)おそれがある。例えば、海底分岐装置に用いられている給電路切替装置が動作しなくなると、当該海底分岐装置を引き揚げてメンテナンスする必要があり、多大な労力および費用がかかってしまう。
 本発明は、上述の課題を解決することのできる給電路切替装置、光海底分岐装置、海底ケーブルシステムおよび給電路切替方法を提供することを目的としている。
 この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様に係る給電路切替装置は、給電路の接続関係を指定する給電路切替指令を取得する指令取得部と、前記指令取得部が取得した前記給電路切替指令に従って、前記給電路の前記接続関係を切り替える切替実行部と、所定の給電路切替指令について、前記切替実行部における前記給電路の前記接続関係の切替を抑制する切替制御部と、を具備する。
 また、本発明の一態様に係る光海底分岐装置は、上述の給電路切替装置を具備する。
 また、本発明の一態様に係る海底ケーブルシステムは、上述の光海底分岐装置を具備する。
 また、本発明の一態様に係る給電路切替方法は、給電路切替装置の給電路切替方法であって、給電路の接続関係を指定する給電路切替指令を取得し、取得した前記給電路切替指令に従って、前記給電路の前記接続関係を切り替え、所定の給電路切替指令について、前記給電路の前記接続関係の切替を抑制する。
 本発明は、給電路が所定の接続関係に至って給電路切替装置が動作しなくなってしまう事態を回避し得る。
本発明の一実施形態における給電路切替装置の概略構成を示す構成図である。 同実施形態における給電路切替装置を具備する光海底分岐装置の概略構成を示す構成図である。 同実施形態における光海底分岐装置を具備する海底ケーブルシステムの概略構成を示す構成図である。 同実施形態において、光海底分岐装置が切り替える給電路の接続関係の例を示す説明図である。 同実施形態において、光海底分岐装置が切り替える給電路の接続関係の例を示す説明図である。 同実施形態において、光海底分岐装置が切り替える給電路の接続関係の例を示す説明図である。 同実施形態における光海底分岐装置が給電路の接続関係を切り替える手段の構成例を示す構成図である。 同実施形態の海底ケーブルシステムにおける給電路切替の例を示す説明図である。 同実施形態の海底ケーブルシステムにおける給電路切替のもう1つの例を示す説明図である。 同実施形態における給電路切替装置の、より詳細な構成例を示す構成図である。 同実施形態におけるライン切替部の回路構成例を示す回路図である。 同実施形態の変形例における給電路切替装置の概略構成を示す構成図である。 同変形例におけるライン切替部の回路構成例を示す回路図である。
 以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
 図1は、本発明の一実施形態における給電路切替装置の概略構成を示す構成図である。同図において、給電路切替装置11は、指令取得部100と、指令実行部200とを具備する。指令実行部200は、切替制御部210と、切替実行部220とを具備する。
 給電路切替装置11は、複数の給電路の接続関係を切り替える。ここでいう給電路は、給電路切替装置11(切替実行部220の具備する受電端子)に接続された個々の電源ケーブルである。なお、以下では、給電路の接続関係の切替を「給電路切替」と称する。
 指令取得部100は、給電路切替指令を取得する。ここでいう給電切替指令は、給電路の接続関係を指定して当該接続関係への切替を指示する指令である。
 切替実行部220は、指令取得部100が取得した給電路切替指令に従って、給電路の接続関係を切り替える。
 切替制御部210は、所定の給電路切替指令について、切替実行部220における給電路の接続関係の切替(給電路切替)を抑制する。この所定の給電路切替指令は、例えば切替制御部210が予め(給電路切替装置11が給電路切替を行う前に)記憶しておく。
 これら切替実行部220および切替制御部210を具備する指令実行部200は、指令取得部100が取得した給電路切替指令のうち、所定の給電路切替指令については切替を抑制し(切替を実行せず)、他の給電路切替指令については切替を実行する。指令実行部200が、所定の給電路切替指令について切替を抑制することで、給電路が所定の接続関係に至って給電路切替装置が動作しなくなってしまう事態を回避し得る。
 次に、図2~図7を参照して、本発明を光海底分岐装置に適用した場合を例に、本実施形態についてさらに具体的に説明する。
 図2は、給電路切替装置11(図1)を具備する光海底分岐装置の概略構成を示す構成図である。同図において、光海底分岐装置21は、図1で説明した指令取得部100と、指令実行部200とを具備し、指令実行部200は、切替制御部210と、切替実行部220とを具備する。さらに、光海底分岐装置21は、光分岐回路300と、電源回路400と、光カプラ500とを具備する。
 光海底分岐装置21は、海底ケーブルシステムに用いられる分岐装置であり、端局から光ケーブル(光ファイバ)を介して送信される光信号を受信して複数経路に分岐し、経路毎に設けられた光ケーブルを介して、分岐先の各端局に光信号を送信(伝送)する。
 また、光海底分岐装置21は、給電路を介して端局から供給される電力(以下、単に「給電路から供給される電力」と称する)を用いて動作する。給電路に障害が発生した場合、光海底分岐装置21は、給電路の接続関係を切り替えて電力の受給を確保する。
 光分岐回路300は、経路W111~116を介して送信される光信号を伝送する。なお、光分岐回路300として様々なタイプのものを用いることが出来る。例えば、光分岐回路300は、光信号を光ファイバ単位で分岐するファイバ分岐タイプの光分岐回路であってもよいし、波長単位で分岐するOADM(Optical Add Drop Multiplexer)タイプの光分岐回路であってもよい。また、光分岐回路300は、図2に示す光信号を3方向に伝送するものに限らず、4方向以上に伝送するものであってもよい。
 光カプラ500は、経路W112を流れる光信号および経路W113を流れる光信号を分岐して、指令取得部100に出力する。
 電源回路400は、切替実行部220が行う給電路切替の結果、電源回路400自らに接続される給電路から受電して、光海底分岐装置21の各部に電力を供給する。
 指令取得部100は、上記のように、給電路切替指令を取得する。図2の例では、経路W112を流れる光信号および経路W113を流れる光信号に給電路切替指令が含まれて送信される。そして、指令取得部100は、光カプラ500を用いて分岐された光信号をデコードして給電路切替指令を取り出し(取得し)、取り出した給電路切替指令を指令実行部200に出力する。この給電路切替指令は、例えば、光海底分岐装置21が用いられている海底ケーブルシステムの端局から送信される。
 ここで、指令取得部100が、経路W112と経路W113との何れからも給電路切替指令を取得可能であるのは、耐障害性を高めるためである。例えば、経路W112の光ケーブルに障害が発生した場合、指令取得部100は、経路113を用いて給電路切替指令を取得可能である。ただし、指令取得部100が給電路切替指令を取得可能な経路の数は、同図に示す2つに限らず、1つ以上であればよい。
 切替実行部220は、上記のように、指令取得部100が取得した給電路切替指令に従って、給電路の接続関係を切り替える。図2の例では、切替実行部220は、給電路W121~W123と接続され、これらの給電路のうち給電路W121とW122とを電源回路に接続し、残りの給電路W123を、海中アース(Sea Earth)SEに接続している。
 切替制御部210は、上記のように、所定の給電路切替指令について、切替実行部220における給電路切替を抑制する。この所定の給電路切替指令は、例えば、光海底分岐装置21が海底に設置される前に切替制御部210が予め記憶しておく。すなわち、所定の給電路切替指令に基づく切替を確実に抑制するために、光海底分岐装置21が海底に設置される前に、光海底分岐装置21のユーザは、所定の給電路切替指令に基づく切替を抑制する設定を行っておく。
 図3は、光海底分岐装置21(図2)を具備する海底ケーブルシステムの概略構成を示す構成図である。同図において、海底ケーブルシステム1は、4つの端局31と、2つの光海底分岐装置21とを具備する。これら端局31および光海底分岐装置21は、光ケーブルW211~W215、および、電源ケーブルW221~W225で接続されている。この電源ケーブルW221~W225の各々が、給電路に該当する。
 端局31の各々は、光ケーブルおよび光海底分岐装置21を介して他の端局と通信を行う。また、端局31は、電源ケーブルを介して光海底分岐装置21に電力を供給する。また、端局31は、光海底分岐装置21に対して、給電路切替指令を送信する。
 光海底分岐装置21は、電源ケーブルを介して端局から供給される電力で動作して、端局間で通信される光信号を分岐する。また、光海底分岐装置21は、端局31から送信される給電路切替指令に従って給電路の接続関係を切り替える。
 図4A~図4Cは、光海底分岐装置21が切り替える給電路の接続関係の例を示す説明図である。同図において、光海底分岐装置21は、受電端子A~Cを具備し、各受電端子に接続された給電路のうち2つを電源回路400に接続し、他の給電路を海中アースSEに接続する。
 図4Aでは、光海底分岐装置21は、受電端子Aに接続された給電路と、受電端子Bに接続された給電路とを電源回路400に接続し、受電端子Cに接続された給電路を海中アースSEに接続している。また、図4Bでは、光海底分岐装置21は、受電端子Bに接続された給電路と、受電端子Cに接続された給電路とを電源回路400に接続し、受電端子Aに接続された給電路を海中アースSEに接続している。また、図4Cでは、光海底分岐装置21は、受電端子Aに接続された給電路と、受電端子Cに接続された給電路とを電源回路400に接続し、受電端子Bに接続された給電路を海中アースSEに接続している。
 このように、光海底分岐装置21が、給電路の接続関係を切り替えることで、何れかの給電路に障害が発生した際にも給電路からの電力供給を継続させ、光海底分岐装置21自らも、引き続き電力を受給して動作することができる。
 図5は、光海底分岐装置21が給電路の接続関係を切り替える手段の構成例を示す構成図である。同図において、光海底分岐装置21は、切替制御部210と、ライン切替部221a~221cと、電源回路400と、受電端子A~Cとを具備する。同図において図2の各部と同一の部分には同一の符号(210、400)を付し、説明を省略する。
 なお、以下では、ライン切替部221a~221cを総称して「ライン切替部221」と表記する。
 ライン切替部221aは、受電端子Aを介して給電路に接続され、当該給電路を電源回路400または海中アースSEに接続する。同様に、ライン切替部221bは、受電端子Bを介して給電路に接続され、当該給電路を電源回路400または海中アースSEに接続する。ライン切替部221cは、受電端子Cを介して給電路に接続され、当該給電路を電源回路400または海中アースSEに接続する。
 ライン切替部221は、電力経路の切替機能を有し、切替制御部210の制御に従って、給電路の接続先を電源回路400または海中アースSEに切り替える。例えば、ライン切替部221は、双安定リレー(ラッチングリレー、Latching Relay)を具備し、切替制御部210からセットコイルに電流が流されると給電路を電源回路400に接続し、リセットコイルに電流が流されると給電路を海中アースSEに接続する。
 図6は、海底ケーブルシステム1における給電路切替の例を示す説明図である。同図では、光海底分岐装置21に符号21aまたは21bを付して、光海底分岐装置21の各々を区別している。また、端局31に符号31a~31dを付して、端局31の各々を区別している。後述する図7も同様である。
 同図(a)では、端局31aと端局31bとが、給電路W311、W312およびW313と、光海底分岐装置21aおよび21bとを介して接続されており、端局31bから端局31aへの向きで電力が供給されている。光海底分岐装置21aおよび21bは、この電力を用いて動作する。また、端局31cは、給電路W314と光海底分岐装置21aとを介して海中アースSEに接続されている。また、端局31dは、給電路W315と光海底分岐装置21bとを介して海中アースSEに接続されている。
 この同図(a)の状態から、光海底分岐装置21bが給電路切替を行って、給電路W312を海中アースSEに接続し、給電路W313を給電路W315に接続することで、同図(b)の状態となる。同図(b)では、端局31bと端局31dとが、給電路W313およびW315と光海底分岐装置21bとを介して接続されており、端局31bから端局31dへの向きで電力が供給されている。光海底分岐装置21bは、この電力を用いて動作する。
 この図6(a)から図6(b)への給電路切替の結果、例えば給電路W312に障害が発生した場合に、端局31bと端局31dとの間で電力供給を行いつつ、給電路W312における電力供給を停止することが可能となり、比較的容易に復旧作業を行うことができる。
 図7は、海底ケーブルシステム1における給電路切替のもう1つの例を示す説明図である。同図では、例えば端局31d(図6)が建設途中であるなどの理由で、給電路W315の一端が端局31dに接続されない未接続の状態となっている。
 図7(a)において、給電路W315の一端が未接続の状態である他は、図6(a)における接続関係と同様である。
 この図7(a)の状態から、図6における給電路切替と同様に、光海底分岐装置21bが給電路切替を行って、給電路W312を海中アースSEに接続し、給電路W313を給電路W315に接続することで、図7(b)の状態となる。
 この図7(b)の状態では、給電路W315の一端が未接続の状態となっているため、給電路W313および光海底分岐装置21bを介して当該給電路W315に接続されている端局31bからの電力の供給は行われない。このように、給電路が図7(b)の接続関係に至ると、光海底分岐装置21bは、電力の供給を受けられず、動作しなくなってしまう。すなわち、図7(b)の状態において、端局31bが、光海底分岐装置21bに対して、図7(a)の接続関係に戻すよう指示する給電路切替指令(具体的には、給電路W312とW313とを接続するよう指示する給電路切替指令)を送信しても、光海底分岐装置21bは、当該指令を実行できず、受電可能な状態に回復することができない。
 そこで、図1および図2で説明したように、切替制御部210が、所定の給電路切替指令について切替を抑制することで、給電路が所定の接続関係に至って給電路切替装置が動作しなくなってしまう事態を回避する。例えば、図7(a)の状態において、端局31bが、光海底分岐装置21bに対して、図7(b)に示される給電路の接続に切り替えるよう指示する給電路切替指令を送信した場合、光海底分岐装置21bの切替制御部210が、当該給電路切替指令の実行を抑制するよう切替実行部220を制御することで、図7(b)の状態になってしまうことを回避する。
 切替制御部210が給電路切替を抑制する具体的方法については、図8~図11を用いて後述する。
 次に、図8および図9を参照して、給電路切替装置11について、より詳細に説明する。
 図8は、給電路切替装置11の、より詳細な構成例を示す構成図である。同図において、給電路切替装置11は、指令取得部100と、指令実行部200とを具備する。指令取得部100は、受信部110と、デコード部120と、指令出力部130とを具備する。指令実行部200は、切替制御部210と、切替実行部220と、選択設定部230とを具備する。切替実行部220は、ライン切替部221a~221cを具備する。ライン切替部221aは、アース側切替部222aと、電源回路側切替部223aとを具備する。ライン切替部221bは、アース側切替部222bと、電源回路側切替部223bとを具備する。ライン切替部221cは、アース側切替部222cと、電源回路側切替部223cとを具備する。
 同図において、図1の各部と同一の部分には同一の符号(11、100、200、210、220)を付して説明を省略する。また、ライン切替部221a~221cは、図5のライン切替部221a~221と同一であり、説明を省略する。
 また、図5で述べたように、ライン切替部221a~221cを総称して「ライン切替部221」と表記する。同様に、アース側切替部222a~222cを総称して「アース側切替部222」と表記し、電源回路側切替部223a~223cを総称して「電源回路側切替部223」と表記する。
 受信部110は、光信号を受信して、デコード部120に出力する。この受信部110が受信する光信号には、給電路切替指令が含まれ得る。すなわち、端局が給電路切替指令を送信する場合、この光信号に給電路切替指令を含めて送信する。
 また、給電路切替装置11に対する初期設定を行う際、受信部110は、初期設定指令を受信して、デコード部120に出力する。ここでいう初期設定指令は、所定の給電路切替指令(指令実行部200が実行を抑制する給電路切替指令)を設定する指令である。
 デコード部120は、受信部110が受信した信号をデコードして、給電路切替指令および初期設定指令を取り出し、指令出力部130に出力する。
 指令出力部130は、デコード部120から出力された給電路切替指令を、給電路切替指令の種類毎に設けられた経路W411~W413を用いて切替制御部210に出力する。
 本実施形態では、指令取得部100は、3種類の給電路切替指令(以下、「コマンドA」、「コマンドB」、「コマンドC」と称する)と、1種類の初期設定指令(以下、「初期設定コマンド」と称する)を受信する。
 コマンドAは、給電路切替装置11が具備する受電端子Aに接続された給電路を海中アースに接続し、給電路切替装置11が具備する受電端子Bに接続された給電路と、給電路切替装置11が具備する受電端子Cに接続された給電路とを接続するように指示する指令である。コマンドBは、受電端子Bに接続された給電路を海中アースに接続し、受電端子Aに接続された給電路と、受電端子Cに接続された給電路とを接続するように指示する指令である。コマンドCは、受電端子Cに接続された給電路を海中アースに接続し、受電端子Aに接続された給電路と、受電端子Bに接続された給電路とを接続するように指示する指令である。
 初期設定コマンドは、コマンドCを所定の給電路切替指令に設定する指令である。なお、図7の例では、所定の給電路切替指令はコマンドAに相当するが、以下では、所定の給電路切替指令がコマンドCであるとして説明を行う。
 経路W411は、コマンドAを指令取得部100から切替実行部220に伝送する経路である。経路W412は、コマンドBを指令取得部100から切替実行部220に伝送する経路である。経路W413は、コマンドCを指令取得部100から切替実行部220に伝送する経路である。経路W414は、初期設定コマンドを指令出力部130から選択設定部230に伝送する経路である。
 アース側切替部222aは、受電端子Aに接続された給電路を海中アースに接続する。電源回路側切替部223aは、受電端子Aに接続された給電路を、給電路切替装置11に電力を供給する電源回路(例えば図2の電源回路400)に接続する。アース側切替部222bは、受電端子Bに接続された給電路を海中アースに接続する。電源回路側切替部223bは、受電端子Bに接続された給電路を、給電路切替装置11に電力を供給する電源回路に接続する。アース側切替部222cは、受電端子Cに接続された給電路を海中アースに接続する。電源回路側切替部223cは、受電端子Cに接続された給電路を、給電路切替装置11に電力を供給する電源回路に接続する。
 切替制御部210は、所定の経路W413を用いて出力される所定の給電路切替指令の出力を抑制し、他の経路W411またはW412を用いて出力される給電路切替指令を切替実行部220に出力する。
 具体的には、切替制御部210は、経路W413に設けられたスイッチSW41を具備する。このスイッチSW41は、その閉状態(接続された状態)において、指令出力部130から出力されるコマンドCを切替実行部220に伝送し、その開状態(切断された状態)において、指令出力部130から出力されるコマンドCの切替実行部220への伝送を抑制する。また、切替制御部210は、指令出力部130から出力されるコマンドAを、経路W411を用いて切替実行部220に出力し、指令出力部130から出力されるコマンドBを、経路W412を用いて切替実行部220に出力する。
 選択設定部230は、指令取得部100から出力される初期設定コマンドに従って、スイッチSW41の状態(開状態または閉状態)を設定する。選択設定部230がスイッチSW41を開状態に設定することで、切替制御部210は、所定の給電路切替指令としてのコマンドCを、スイッチSW41の状態にて記憶する。そして、切替制御部210は、記憶したコマンドCの切替実行部220への伝送を抑制することで、指令実行部200におけるコマンドCの実行を抑制する。
 スイッチSW41は、双安定リレーを用いて構成され、初期設定コマンドに応じて選択設定部230から出力される電流に従って、当該双安定リレーを開状態または閉状態に設定する。スイッチSW41として双安定リレーを用いることで、スイッチSW41の状態を保持するためにエネルギーを必要としない。すなわち、スイッチSW41を構成する双安定リレーは、選択設定部230から出力される電流に応じて開状態または閉状態に設定されると、以後は電流の供給を受けずとも、設定された状態を維持する。
 なお、図2で説明したように、給電路切替装置11が光海底分岐装置21に用いられる場合、スイッチSW41の状態設定は、例えば光海底分岐装置21が海底に設置される前に行われる。これは、設定ミスを防止して、所定の給電路切替指令に基づく切替を確実に抑制するためである。
 なお、スイッチSW41は、双安定リレーに限らず様々なスイッチング素子を用いて構成可能である。例えば、サイリスタを用いてスイッチSW41を構成するようにしてもよい。
 なお、指令取得部100が、コマンドA~C以外の給電路切替指令を取得するようにしてもよい。例えば、指令取得部100が、ライン切替部221aのみを動作させるコマンドを取得して、当該コマンドをライン切替部221aに取得するようにしてもよい。
 また、指令取得部100が取得する給電路切替指令の種類は2種類以上であればよい。
 また、切替制御部210が、複数のコマンドについてスイッチを具備するようにしてもよい。
 図9は、ライン切替部221の回路構成例を示す回路図である。同図に示すスイッチSW51は、図5で説明した双安定リレーのスイッチ部分に該当し、受電端子を介して給電路に接続された経路W521を、海中アース(例えば図5の海中アースSE)に接続された経路W522と、給電路切替装置11に電力を供給する電源回路(例えば図5の電源回路400)に接続された経路W523との何れかに接続する。
 コイルL51は、図5で説明したリセットコイルに該当する。コイルL51の一端に接続された経路W511は、図8の経路W411~W413の何れかに接続されている。また、コイルL51の他端は、給電路切替装置11における電圧の基準点であるグランドGNDに接続されている。そして、給電路切替指令としての電流が、経路W511からコイルL51を通ってグランドGNDへと流れると、コイルL51が磁界を発生させて、スイッチSW51を経路W522側に接続させる。
 コイルL52は、図5で説明したセットコイルに該当する。コイルL52の一端に、ダイオードD51ないしD52を介して接続された経路W512ないしW513は、どちらも図8の経路W411~W413の何れかに接続されている。また、コイルL52の他端は、コイルL51と同様、グランドGNDに接続されている。そして、給電路切替指令としての電流が、経路W512ないし経路W513からコイルL52を通ってグランドGNDへと流れると、コイルL52が磁界を発生させて、スイッチSW51を経路W523側に接続させる。
 なお、ダイオードD51およびD52は、給電路切替指令としての電流が別の経路に流入するのを防止する。
 ここで、図9のライン切替部221が、図8のライン切替部221aである場合を例に、図9の回路の動作例について説明する。
 この場合、指令出力部130が、コマンドAとしての電流を出力すると、当該電流のためにスイッチSW51が海中アース側(経路W522)に接続される。その結果、受電端子Aに接続された給電路が、海中アースに接続される。
 一方、指令出力部130が、コマンドBとしての電流を出力すると、当該電流のためにスイッチSW51が電源回路側(経路W523)に接続される。その結果、受電端子Aに接続された給電路が、電源回路に接続される。
 また、指令出力部130が、コマンドCを出力しようとした場合、スイッチSW41(図8)が閉じていれば、コマンドBの場合と同様に、受電端子Aに接続された給電路が、電源回路に接続される。一方、スイッチSW41が開いていれば、コマンドCとしての電流は流れず、給電路切替は抑制される。
 以上のように、切替制御部210が、所定の給電路切替指令について、切替実行部220における給電路切替を抑制することで、給電路が所定の接続関係に至って給電路切替装置11が動作しなくなってしまう事態を回避し得る。
 また、指令取得部100は、取得した給電路切替指令を、給電路切替指令の種類毎に設けられた経路W411~413を用いて切替制御部210に出力し、切替制御部210は、所定の経路(例えば経路W413)を用いて出力される所定の給電路切替指令(例えばコマンドC)の出力を抑制する。その結果、給電路切替の抑制において、給電路切替指令不通時のフェイルセーフ(Fail Safe)を実現できる。すなわち、経路W413の断線など、コマンドCとしての電流が切替実行部220に流れない状態において、抑制されるべき切替が実行されてしまう事態を回避できる。
 なお、給電路切替装置11の構成は、図8および図9で説明したものに限らない。以下では、図10および図11を参照して、本実施形態における給電路切替装置11の一変形例について説明する。
 図10は、本変形例における給電路切替装置の概略構成を示す構成図である。同図において、給電路切替装置12は、指令取得部100と、指令実行部800とを具備する。指令取得部100は、受信部110と、デコード部120と、指令出力部130とを具備する。指令実行部800は、切替制御部810と、切替実行部820と、選択設定部230とを具備する。切替実行部820は、ライン切替部821a~821cを具備する。ライン切替部821aは、アース側切替部822aと、電源回路側切替部823aとを具備する。ライン切替部821bは、アース側切替部822bと、電源回路側切替部823bとを具備する。ライン切替部821cは、アース側切替部822cと、電源回路側切替部823cとを具備する。同図において、図8の各部と同様の部分には同一の符号(100、110、120、130、230)を付して説明を省略する。
 ライン切替部821a~821cと、アース側切替部822a~822cと、電源回路側切替部823a~823cとは、それぞれ図8のライン切替部221a~221cと、アース側切替部222a~222cと、電源回路側切替部223a~223cと同様の機能を有する。これらライン切替部821a~821cと、アース側切替部822a~822cと、電源回路側切替部823a~823cとは、図11を用いて後述する、切替制御部810からの制御の受け方において、ライン切替部221a~221cと、アース側切替部222a~222cと、電源回路側切替部223a~223cと異なる。なお、経路W621,W623,W625には、切替制御部810がアース側切替部822a~822cをそれぞれ制御するための信号が伝送される。経路W622,W624,W626には、切替制御部810が電源回路側切替部823a~823cをそれぞれ制御するための信号が伝送される。
 指令出力部130は、図8で説明したように、デコード部120から出力された給電路切替指令を、給電路切替指令の種類毎に設けられた経路を用いて出力する。図10の例では、指令出力部130は、デコード部120から出力された給電路切替指令を、経路W611~W613を用いて切替実行部820に出力する。また、指令出力部130は、経路W614を通じて、初期設定コマンドを選択設定部230に出力する。
 切替制御部810は、指令取得部100(指令出力部130)が切替実行部820に出力した給電路切替指令のうち所定の給電路切替指令をバイパスすることで、当該所定の給電路切替指令について、切替実行部820における給電路切替を抑制する。
 ここで、図11を用いて、切替制御部810が行う給電路切替指令のバイパスについて説明する。
 図11は、ライン切替部821の回路構成例を示す回路図である。同図において、図9の各部と同様の部分には同一の符号(SW51、L51、L52、D51、D52、W511~W513、W521~W523、GND)を付して説明を省略する。なお、経路W511~W513は、それぞれ経路W611~W613の何れかに接続されて、図9の場合と同様、給電路切替指令としての電流を流す。
 スイッチSW61は、その閉状態において、経路W511を流れる電流をバイパスする。すなわち、スイッチSW61が閉じている状態で、給電路切替指令としての電流が経路W511に流れた場合、当該電流は、スイッチSW61を経由してグランドGNDに流れるため、コイルL51への電流が抑制される。その結果、スイッチSW51が経路W521を経路W523に接続された状態から経路W522に接続された状態へ切り替えることが抑制される。
 同様に、スイッチSW62は、その閉状態において、経路W512を流れる電流をバイパスする。その結果、スイッチSW51が経路W521を経路W522に接続された状態から経路W523に接続された状態へ切り替えることが抑制される。同様に、スイッチSW63は、その閉状態において、経路W513を流れる電流をバイパスする。その結果、スイッチSW51が経路W521を経路W522に接続された状態から経路W523に接続された状態へ切り替えることが抑制される。
 これらスイッチSW61~SW63の開閉は、選択設定部230(図10)から予め(給電路切替装置12が給電路切替指令を取得する前に)設定される。
 例えば、選択設定部230は、コマンドCを所定の給電路切替指令に設定する初期設定コマンドを取得すると、コマンドCとしての電流が流れる各経路をバイパスする。具体的には、選択設定部230は、電源回路側切替部823aのコイルL52をバイパスするスイッチSW63を閉じ、電源回路側切替部823bのコイルL52をバイパスするスイッチSW63を閉じ、アース側切替部822cのコイルL51をバイパスするスイッチSW61を閉じる。ここで、電源回路側切替部823aの経路W513と、電源回路側切替部823bの経路W513とは、いずれも経路W613に接続されている経路である。
 その結果、コマンドCに基づく給電路切替が抑制される。
 スイッチSW61~SW63は、図8のスイッチSW41と同様、双安定リレーを用いて構成される。そして、スイッチSW61~SW63は、初期設定コマンドに応じて選択設定部230から出力される電流に従って、当該双安定リレーを開状態または閉状態に設定する。スイッチSW61~SW63として双安定リレーを用いることで、スイッチSW61~SW63の状態を保持するためにエネルギーを必要としない。
 なお、図2で説明したように、給電路切替装置12が光海底分岐装置21に用いられる場合、スイッチSW61~SW63の状態設定は、例えば光海底分岐装置21が海底に設置される前に行われる。これは、設定ミスを防止して、所定の給電路切替指令に基づく切替を確実に抑制するためである。
 なお、スイッチSW41の場合と同様、スイッチSW61~SW63は、双安定リレーに限らず様々なスイッチング素子を用いて構成可能である。例えば、サイリスタを用いてスイッチSW61~SW63を構成するようにしてもよい。
 以上のように、切替制御部810が、所定の給電路切替指令について、切替実行部820における給電路切替を抑制することで、給電路が所定の接続関係に至って給電路切替装置12が動作しなくなってしまう事態を回避し得る。
 また、指令取得部100は、取得した給電路切替指令を切替実行部820に出力し、切替制御部810は、指令取得部100が切替実行部820に出力した給電路切替指令のうち所定の給電路切替指令をバイパスする。その結果、給電路切替の抑制において、バイパス導通時のフェイルセーフを実現できる。すなわち、バイパス用スイッチ(図11のスイッチSW61~SW63)の故障などのために、リレー動作用コイル(図11のコイルL51またはL52)がバイパスされた状態において、抑制されるべき切替が実行されてしまう事態を回避できる。
 以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の範囲に限定されるものではない。上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能であることが、当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
 この出願は、2011年6月30日に出願された日本出願特願2011-145089号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
 本発明は、例えば、海底における給電路の接続関係の切り替えに利用可能である。本発明では、給電路が所定の接続関係に至って給電路切替装置が動作しなくなってしまう事態を回避し得る。
 1 海底ケーブルシステム
 11 給電路切替装置
 21 光海底分岐装置
 31 端局
 100 指令取得部
 110 受信部
 120 デコード部
 130 指令出力部
 200 指令実行部
 210 切替制御部
 220 切替実行部
 221a~221c ライン切替部
 222a~222c アース側切替部
 223a~223c 電源回路側切替部
 300 光分岐回路
 400 電源回路
 500 光カプラ

Claims (9)

  1.  給電路の接続関係を指定する給電路切替指令を取得する指令取得部と、
     前記指令取得部が取得した前記給電路切替指令に従って、前記給電路の前記接続関係を切り替える切替実行部と、
     所定の給電路切替指令について、前記切替実行部における前記給電路の前記接続関係の切替を抑制する切替制御部と、
     を具備する給電路切替装置。
  2.  前記指令取得部は、取得した前記給電路切替指令を、給電路切替指令の種類毎に設けられた経路を用いて前記切替制御部に出力し、
     前記切替制御部は、所定の経路を用いて出力される前記所定の給電路切替指令の出力を抑制し、他の経路を用いて出力される前記給電路切替指令を前記切替実行部に出力する、
     請求項1に記載の給電路切替装置。
  3.  前記指令取得部は、取得した前記給電路切替指令を前記切替実行部に出力し、
     前記切替制御部は、前記指令取得部が前記切替実行部に出力した前記給電路切替指令のうち前記所定の給電路切替指令をバイパスすることで、当該所定の給電路切替指令について、前記切替実行部における前記給電路の前記接続関係の切替を抑制する、
     請求項1に記載の給電路切替装置。
  4.  前記給電路切替装置は、前記給電路を介して供給される電力を用いて動作する請求項1から3の何れか一項に記載の給電路切替装置。
  5.  前記所定の給電路切替指令は、前記所定の給電路切替指令に従って前記給電路の前記接続関係を切り替えると前記給電路切替装置へ前記電力が供給されなくなる指令である請求項4に記載の給電路切替装置。
  6.  請求項1から5の何れか一項に記載の給電路切替装置を具備する光海底分岐装置。
  7.  前記所定の給電路切替指令に基づく前記接続関係の切り替えを抑制する設定は、前記光海底分岐装置が海底に設置される前に行われる請求項6に記載の光海底分岐装置。
  8.  請求項6または7に記載の光海底分岐装置を具備する海底ケーブルシステム。
  9.  給電路切替装置の給電路切替方法であって、
     給電路の接続関係を指定する給電路切替指令を取得し、
     取得した前記給電路切替指令に従って、前記給電路の前記接続関係を切り替え、
     所定の給電路切替指令について前記給電路の前記接続関係の切替を抑制する給電路切替方法。
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