WO2013001785A1 - Dc-dc変換器 - Google Patents

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Abstract

 DC-DC変換器(1)は、第1及び第2の端子対の一方から入力された直流電力を変換して当該第1及び第2の端子対の他方へ出力し、コレクタが第1の端子対の高電位側端子に接続されコレクタ-エミッタ電流の導通を切り替えるスイッチトランジスタ(11S)と、スイッチトランジスタ(11S)に直列接続されたインダクタ(121)と、インダクタ(121)のスイッチトランジスタ(11S)が接続されていない端子にインダクタ(121)と磁気結合するように直列接続されたインダクタ(122)と、インダクタ(121)及びインダクタ(122)の接続点と低電位側端子との間に接続されたコンデンサ(124)と、第2の端子対の高電位側端子とインダクタ(122)との間に接続されたインダクタ(123)と、インダクタ(122及び123)の接続点と低電位側端子との間に接続されたダイオード(13D)とを備える。

Description

DC-DC変換器
 本発明は、DC(直流)-DC変換器に関する。
 近年、パワー半導体デバイスを用いた直流電力変換器(DC-DC変換器)が、発電システム、蓄電池システム、電気自動車、またはスイッチング電源などの分野で利用されている。
 上記分野へDC-DC変換器を適用するにあたり、当該変換器の低損失化は必須の課題である。DC-DC変換器で生じる損失の原因として、主に導通損失及びスイッチング損失が知られている。
 スイッチング損失を低減する一方式としてソフトスイッチングと称される技術が注目されている。この技術は、パワー半導体デバイスのスイッチング時に共振現象を利用し、電圧または電流がゼロとなった状態でスイッチングを行なうものである。このため、原理的には電圧、電流の過渡交差は発生せず、スイッチング損失は発生しない。
 特に、電流がゼロの状態で行なうスイッチングをZCS(Zero Current Switching)と言う。このようなソフトスイッチング動作により、直流電源電圧を直接遮断及び導通させるようなスイッチング方式(ハードスイッチング方式)とは異なり、パワー半導体デバイスで生じるスイッチング損失を抑制できる。
 特許文献1では、共振用インダクタ及びコンデンサからなる共振回路と、半導体スイッチング素子をオンおよびオフさせる駆動手段とを備え、当該半導体スイッチング素子をオフするタイミングを制御することで、ZCSを実行するDC-DCコンバータが開示されている。
 図7Aは、特許文献1に記載されたDC-DCコンバータの回路ブロック図である。同図に記載されたDC-DCコンバータは、コンバータ回路部と、駆動回路部と、制御回路部とを備えている。
 コンバータ回路部は、入力端子504-505間に印加される直流入力電圧Viより低い直流出力電圧Voを生成し、生成された直流出力電圧Voを出力端子506-507間に接続される負荷508に印加するもので、上述したZCS方式による降圧型コンバータを構成する。
 具体的には、コンバータ回路部は、直流入力電圧ViをチョッピングするスイッチトランジスタQ1と、スイッチトランジスタQ1と逆並列に接続され電流を逆方向に流すためのダイオードD1と、スイッチトランジスタQ1に直列接続されたインダクタL1と、コンデンサC1と、インダクタL2と、コンデンサC2と、ダイオードD2と、電流検出回路510とで構成される。
 インダクタL1に直列接続された電流検出回路510は、例えばカレントトランスからなり、インダクタL1に流れる共振電流iを検出し、共振電流iに比例する検出値を比較回路511に送出する。
 インダクタL1及びコンデンサC1は、共振回路を構成する。インダクタL2及びコンデンサC2は、直流出力電圧Voの脈動を抑制し安定化するための低域通過フィルタを構成する。ダイオードD2は、スイッチトランジスタQ1がオフしたときにインダクタL2に蓄積されたエネルギーを放出させる還流用ダイオードである。
 次に、駆動回路部及び制御回路部の構成について説明する。
 比較回路511は、電流検出回路510により検出される共振電流iと、電流閾値回路512で生成される閾値I1(I1>0)とを比較して、共振電流iが低下してi≦I1になると、その旨の検出信号を遅延回路513に送出する。
 制御回路530は、直流出力電圧Voと設定値回路514で生成される設定値とを比較して、直流出力電圧Voが一定値に維持されるようなスイッチング周波数で、駆動回路502にオン信号Sonを送出する。また、制御回路530は、クロック同期信号を遅延回路513に送出する。
 遅延回路513は、制御回路530から送られるクロック同期信号に基づき、比較回路511による検出信号の出力時点からの経過時間をカウントし、所定時間が経過すると、駆動回路502にオフ信号Soffを送出する。
 図7Bは、特許文献1に記載されたDC-DCコンバータの動作の一例を示すタイミングチャートである。
 制御回路530は、直流出力電圧Voと設定値回路514で設定された設定値との電圧差V1に基づくスイッチング周波数で決まるタイミングで、オン信号Sonを駆動回路502に送出する(図7BのA)。また、制御回路530は、オン信号Sonを送出した時点から計時のためのクロック同期信号を遅延回路513に送出する。オン信号SonによりスイッチトランジスタQ1がオンになると、共振電流iが比較回路511に取り込まれる(図7BのB)。
 遅延回路513は、スイッチトランジスタQ1のオン時点から経過時間をカウントし、比較回路511は、所定時間T11が経過した時点の共振電流iの瞬時値を閾値I2として保持する(図7BのC)。そして、比較回路511は、変化する共振電流iと閾値I2とを比較し、i≧I2の間、オン(ハイレベル)信号を出力する(図7BのD)。
 次に、遅延回路513は、比較回路511からの出力信号を所定時間T12だけ遅延させる(図7BのE)。なお、T12>T11に設定されている。また、遅延回路513は、所定時間T12だけ遅延させた信号を、さらに所定時間T13だけ遅延されるとともに(図7BのF)、反転する(図7BのG)。上記所定時間T13だけ遅延させた信号と上記反転信号との論理積が合成され、パルス信号が生成される(図7BのH)。
 次に、上記パルス信号により、遅延回路513は、駆動回路502にオフ信号Soffを送出する(図7BのA)。
 最後に、上記パルス信号が所定時間T14だけ遅延されたタイミングで比較回路511に保持されていた閾値I2がリセットされる(図7BのJ)。
 上述した動作タイミングによれば、オフ信号Soffは、図7BのEにおいて所定時間T12だけ遅延させた信号の立ち下がり時点に同期して出力されるが、この時点は、図7BのDにおけるオン信号の立ち下がり時点から所定時間T12後、i≦I2になった時点から所定時間T12後になる。ここで、T12は、T12>T11であって、オフ信号Soffがi<0の間に出力されるような値に設定されているので、確実にゼロ電流スイッチングが行われることとなる。
 このように、特許文献1に記載されたDC-DCコンバータによれば、スイッチトランジスタQ1のオン時点から所定時間T11が経過した時点の共振電流iの瞬時値を閾値とし、共振電流iが閾値以下になった時点から所定時間T12(>T11)の経過後にスイッチトランジスタQ1をオンからオフに切り替えるようにしているので、確実にゼロ電流スイッチングを行うことができる。その結果、スイッチング損失の増大を未然に防止することができる。
特開2002-58240号公報
 しかしながら、特許文献1では、前述したZCS方式によるソフトスイッチング動作により、スイッチング損失の増大を防止することはできるが、図7BのBに示すスイッチトランジスタQ1に流れる電流振幅の大きさに対応して導通損失が大きくなる。特許文献1では、導通損失を低減することについては考慮されていない。
 前述したように、DC-DC変換器の損失の主要因としては、導通損失及びスイッチング損失が挙げられる。特許文献1に記載されたDC-DCコンバータのように、スイッチング損失のみを低減させるだけではDC-DCコンバータの低損失化という観点からは十分とは言えない。
 そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、スイッチング損失及び導通損失の双方が低減された、DC-DC変換器を提供することを目的とする。
 上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るDC-DC変換器は、高電位側端子及び低電位側端子を有する第1の端子対及び第2の端子対を備え、当該第1及び第2の端子対の一方から入力された直流電力を変換して前記第1及び第2の端子対の他方へ出力するDC-DC変換器であって、コレクタ端子が前記第1の端子対の高電位側端子に接続され、前記コレクタ端子からエミッタ端子へ流れる電流の導通および非導通を切り替える第1スイッチ素子と、前記スイッチ素子のエミッタ端子に前記スイッチ素子と直列接続された第1インダクタと、前記第1インダクタの前記第1スイッチ素子が接続されていない端子に、前記第1インダクタと磁気結合するように前記第1インダクタと直列接続された第2インダクタと、一方の端子が、前記第1インダクタと前記第2インダクタとの接続点に接続され、他方の端子が前記第1及び前記第2の端子対の低電位側端子に接続されたコンデンサと、前記第2の端子対の高電位側端子と前記第2インダクタとの間であって、前記第2インダクタと直列接続された第3インダクタと、カソードが前記第2インダクタと前記第3インダクタとの接続点に接続され、アノードが前記第1及び前記第2の端子対の低電位側端子に接続された第1ダイオードと、を備えることを特徴とする。
 本発明のDC-DC変換器によれば、共振回路に結合インダクタが配置されるので、ZCS方式によるソフトスイッチング動作における導通損失及びスイッチング損失の双方を低減することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態に係るDC-DC変換器の回路構成図である。 図2Aは、相互に磁気結合を生じさせるインダクタの構成の第1の例を示す図である。 図2Bは、相互に磁気結合を生じさせるインダクタの構成の第2の例を示す図である。 図3Aは、本発明及び従来のDC-DC変換器におけるスイッチトランジスタに流れる電流の比較を示す図である。 図3Bは、導通損失を説明するためのスイッチトランジスタの電圧-電流特性を表すグラフである。 図4Aは、本発明の実施の形態に係るDC-DC変換器の動作波形を表すグラフである。 図4Bは、従来のDC-DC変換器の動作波形を表すグラフである。 図5Aは、本発明の実施の形態に係るDC-DC変換器の動作波形を拡大したグラフである。 図5Bは、本発明の実施の形態に係るDC-DC変換器の状態遷移図である。 図6は、本発明及び従来のDC-DC変換器により得られる効果を比較する図である。 図7Aは、特許文献1に記載されたDC-DCコンバータの回路ブロック図である。 図7Bは、特許文献1に記載されたDC-DCコンバータの動作の一例を示すタイミングチャートである。
 本発明の一態様に係るDC-DC変換器は、高電位側端子及び低電位側端子を有する第1の端子対及び第2の端子対を備え、当該第1及び第2の端子対の一方から入力された直流電力を変換して前記第1及び第2の端子対の他方へ出力するDC-DC変換器であって、コレクタ端子が前記第1の端子対の高電位側端子に接続され、前記コレクタ端子からエミッタ端子へ流れる電流の導通および非導通を切り替える第1スイッチ素子と、前記スイッチ素子のエミッタ端子に前記スイッチ素子と直列接続された第1インダクタと、前記第1インダクタの前記第1スイッチ素子が接続されていない端子に、前記第1インダクタと磁気結合するように前記第1インダクタと直列接続された第2インダクタと、一方の端子が、前記第1インダクタと前記第2インダクタとの接続点に接続され、他方の端子が前記第1及び前記第2の端子対の低電位側端子に接続されたコンデンサと、前記第2の端子対の高電位側端子と前記第2インダクタとの間であって、前記第2インダクタと直列接続された第3インダクタと、カソードが前記第2インダクタと前記第3インダクタとの接続点に接続され、アノードが前記第1及び前記第2の端子対の低電位側端子に接続された第1ダイオードと、前記第1スイッチ素子をオン状態とすることにより前記第1インダクタに電流を流し始めた後、前記第1スイッチ素子に電流が流れなくなってから前記第1スイッチ素子をオフ状態とするように、前記第1スイッチ素子のオン期間及びオフ期間を制御するスイッチ制御部と、を備えることを特徴とする。
 本態様によれば、第1インダクタとの間で磁気結合するように第1インダクタに直列に第2インダクタが設けられている。これにより、第1インダクタ、第2インダクタ、第3インダクタ及びコンデンサで構成された共振回路に結合インダクタが配置されるので、ZCS方式によるソフトスイッチング動作における導通損失及びスイッチング損失の双方を低減することが可能となる。
 また、さらに、前記第1スイッチ素子をオン状態とすることにより前記第1インダクタに電流を流し始めた後、前記第1スイッチ素子に電流が流れなくなってから前記第1スイッチ素子をオフ状態とするスイッチ制御部を備えてもよい。
 これにより、第1スイッチ素子のオフ期間では、第2インダクタからコンデンサに電流を供給することにより当該コンデンサを充電し、第1スイッチ素子のオン期間では、充電されたコンデンサから第2インダクタに電流を流すことにより第1スイッチ素子に流す電流を制御する。よって、第1スイッチ素子に流れる電流の振幅を、従来のソフトスイッチング方式よりも低減できる。その結果、DC-DC変換器の導通損失を低減できる。
 また、前記第1スイッチ素子のオフ期間では、前記第2インダクタから前記コンデンサに電流を供給することにより前記コンデンサが充電され、前記第1スイッチ素子のオン期間では、前記コンデンサの充電電圧を用いて前記コンデンサから前記第2のインダクタに向かって電流が流れることが好ましい。
 第1スイッチ素子を流れる共振電流は、LC共振回路を構成するインダクタンス成分が大きい程小さくなる。よって、第1インダクタ、第2インダクタ、第3インダクタ及びコンデンサで構成された本発明のLC共振回路は、従来のLC共振回路と比較して、当該共振電流のピーク値を低減させることが可能である。
 これにより、第1スイッチ素子のオン期間においては、共振電流の振幅を、従来のDC-DC変換器に比較して低減できるので、第1スイッチ素子で発生する導通損失を低減することが可能となる。
 また、オフ期間においてもコンデンサにエネルギーを供給しているので、高効率なDC-DC変換器が実現される。
 また、前記第1スイッチ素子のオン期間では、前記コンデンサから前記第2インダクタに電流が流れることにより前記コンデンサの電圧が減少し、前記コンデンサの電圧が減少してから前記コンデンサの電圧極性が反転するまでの間は前記第1スイッチ素子に流れる電流が増加し、前記コンデンサの電圧極性が反転した後は前記第1スイッチ素子に流れる電流が所定の変化率で減少してもよい。
 第1スイッチ素子の通流期間において、磁気結合された第1インダクタ及び第2インダクタの構成により、第1インダクタ、第2インダクタ、第3インダクタ及びコンデンサで構成された本発明のLC共振回路を介して電力授受が行われる。
 また、前記コンデンサの電圧極性が反転した後、前記第1ダイオードに順バイアス電流が流れ始め、その後、前記第1スイッチ素子に流れる電流が減少して前記第1スイッチ素子がオフ状態となるまで前記順バイアス電流が増加し、前記順バイアス電流が増加している間、前記第1スイッチ素子に流れる電流は、前記所定の変化率よりも大きな変化率で減少してもよい。
 コンデンサの電圧極性が反転し、第1ダイオードが順バイアスされることにより、第1スイッチ素子に流れていた電流が転流され、第1スイッチ素子はZCSによりオフ状態とされる。
 また、前記第1スイッチ素子がオフ状態となった後、前記第3インダクタに流れる電流の減少に応じて前記順バイアス電流が減少し、前記第1スイッチ素子のオフ期間では、前記順バイアス電流が減少してから前記順バイアス電流が流れなくなるまで前記第2インダクタンスに蓄積されたエネルギーが放出されることにより、前記コンデンサに電圧が充電されることが好ましい。
 これにより、前記順バイアス電流が減少してから前記バイアス電流が流れなくなるまでの変化量を従来よりも緩やかにできるのでリカバリ時に生じる前記ダイオードの電流量を低減できる。
 また、前記スイッチ制御部は、前記第1スイッチ素子がオフしている期間であって前記順バイアス電流が流れなくなってから所定の時間が経過した後に、前記第1スイッチ素子をオン状態にして前記第1スイッチ素子に電流を流してもよい。
 本態様によると、順バイアス電流が流れなくなった後、所定の時間経過してから第1スイッチ素子をオンして第1スイッチ素子に電流を流す。これにより、第1ダイオードによるリカバリ電流が第1スイッチ素子の電流に重畳されることを確実に防止できる。
 また、前記スイッチ制御部は、前記第1スイッチ素子をオン状態にして前記第1スイッチ素子に電流を流させた後、前記第1スイッチ素子のオン期間及びオフ期間を繰り返すように前記第1スイッチ素子を制御することが好ましい。
 スイッチ制御部が、ZCS方式によるソフトスイッチングを所定の周期で切り返すことにより、スイッチング損失及び導通損失が低減された高効率の電力変換が実現される。
 また、前記第1インダクタ及び前記第2インダクタは、それぞれのコイルが同一部材に巻きつけられ、且つ、前記コイルの巻き方向がそれぞれ逆向きになるように設けられていてもよい。
 本態様によると、第1インダクタ及び第2インダクタは、それぞれのコイルが同一部材に巻きつけられ、且つ、前記コイルの巻き方向がそれぞれ逆向きになるように設けられる。これにより、第1インダクタの磁気エネルギーを第2インダクタに伝達できる。
 よって、第1スイッチ素子のオン期間において、第1スイッチ素子により形成される電流径路とは独立に第2インダクタ及びコンデンサにより形成される電流径路が形成されるので、第1スイッチ素子を流れる電流を低減できる。
 なお、コイルの巻き方向がそれぞれ同じとなるように磁気結合する構成は、本態様の適用外である。
 また、前記第2の端子対には、前記第2の端子対から出力された、変換された電力を貯蔵する蓄電池が接続されていてもよい。
 本態様によれば、第2端子対に接続される装置として、例えば、エアコン、テレビ、冷蔵庫などの家電機器に限られず、電力を充電する蓄電池であってもよい。
 また、さらに、前記第1スイッチ素子と並列に設けられ、且つ、アノードが前記第1スイッチ素子のエミッタ端子に接続され、カソードが前記第1スイッチ素子のコレクタ端子に接続された第2ダイオードと、前記第1ダイオードと並列に設けられ、且つ、エミッタ端子が前記第1ダイオードのアノードに接続され、コレクタ端子が前記第1ダイオードのカソードに接続された第2スイッチ素子と、を備え、前記DC-DC変換器は、前記蓄電池が放電することにより、前記第2端子対から入力される直流電力を変換して前記第1端子対に当該直流電力を出力してもよい。
 第2端子対に接続される装置を家電機器とした場合には、一般的に、配電盤、PV、蓄電池などの電力源から家電機器に電力が供給され、家電機器から配電盤に電力が供給されることはない。したがって、電力の供給方向は片方向となる。
 しかし、上記装置を蓄電池とした場合には、配電盤、PVから蓄電池に充電するだけでなく、蓄電池から外部に電力を放電する。従って、電力の供給方向は双方向となる。この場合、DC-DC変換器は、第2ダイオード及び第2スイッチ素子を備え、第2スイッチ素子及び第2ダイオードを用いて、第1の端子対から外部に所望の変換電力を供給できる。
 また、さらに、一方の端子が前記第3インダクタと前記第2の端子対の高電位側端子との間に接続され、他方の端子が前記第1及び前記第2の端子対の低電位側端子に接続され、前記第2の端子対から出力される直流電力を平滑化する平滑化コンデンサを備えてもよい。
 これにより、第3インダクタに流れる電流が、平滑化される。
 以下、本発明の実施の形態におけるDC-DC変換器について、図面を参照しながら説明する。また、以下の図面において同一の構成要素には同一の符号を用いている。
 なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
 図1は、本発明の実施の形態に係るDC-DC変換器の回路構成図である。
 同図に記載されたDC-DC変換器1は、高電位側端子及び低電位側端子を有する第1の端子対及び第2の端子対を有する。
 第1の端子対は、コンデンサ21を介して、例えば、発電システム(図示せず)に接続される。
 第2の端子対は、コンデンサ22を介して、例えば、蓄電池23に接続される。DC-DC変換器1は、発電システムと蓄電池23との間で送受される電力の電圧変換を行う。
 蓄電池23は、DC-DC変換器1で変換された電力を貯蔵する装置である。なお、第1端子対及び第2端子対に接続される装置は、発電システム及び蓄電池23に限定されず、例えば、エアコン、テレビ、冷蔵庫などの家電機器、或いは電気自動車などの電気機器であってもよい。
 コンデンサ22は、一方の端子がインダクタ123と第2の端子対の高電位側端子との間に接続され、他方の端子が第2の端子対の低電位側端子に接続され、第2の端子対から出力される直流電力を平滑化する平滑化コンデンサである。
 DC-DC変換器1は、スイッチトランジスタ11Sと、ダイオード11Dと、共振回路部12と、スイッチトランジスタ13Sと、ダイオード13Dと、制御回路14とを備える。また、共振回路部12は、インダクタ121、122及び123と、コンデンサ124とを備える。
 スイッチトランジスタ11Sは、コレクタ端子からエミッタ端子へ流れる電流の導通及び非導通を切り替える第1スイッチ素子である。
 ダイオード11Dは、スイッチトランジスタ11Sと逆並列に接続され、電流をスイッチトランジスタ11Sと逆方向に流す第2ダイオードである。
 インダクタ121は、スイッチトランジスタ11Sのエミッタ端子に直列接続された第1インダクタである。
 インダクタ122は、インダクタ121と磁気結合するように、インダクタ121と直列接続された第2インダクタである。これにより、インダクタ121の磁気エネルギーをインダクタ122に伝達できる。
 よって、スイッチトランジスタ11Sのオン期間において、スイッチトランジスタ11Sにより形成される電流径路とは独立に、インダクタ122及びコンデンサ124により形成される電流径路が形成されるので、スイッチトランジスタ11Sを流れる共振電流を低減できる。
 図2A及び図2Bは、それぞれ、相互に磁気結合を生じさせるインダクタの構成の第1の例を示す図、及び、第2の例を示す図である。図2A及び図2Bに示すように、一例として、インダクタ121およびインダクタ122には、それぞれのコイルの巻き方向がそれぞれ逆向きになるように同一コア材にコイルを巻きつけることにより、磁気結合が生じる。
 なお、インダクタ121およびインダクタ122に磁気結合を生成する方法がこれに限られないことは言うまでもなく、一般的に知られている方法であればどのような構成であってもよい。
 インダクタ123は、蓄電池23の正極側とインダクタ122との間にあってインダクタ122と直列接続された第3インダクタである。
 コンデンサ124は、一方の端子がインダクタ121及びインダクタ122の接続点に接続され、他方の端子が蓄電池23の負極側に接続され、インダクタ121、122及び123とともにLC共振回路を構成する。
 ダイオード13Dは、カソードがインダクタ122及びインダクタ123の接続点に接続され、アノードが蓄電池23の負極側に接続されている。
 スイッチトランジスタ13Sは、ダイオード13Dと逆並列に接続され、オン状態となることによりダイオード13Dを短絡する。
 制御回路14は、スイッチトランジスタ11Sをオンすることによりインダクタ121に電流を流し始めた後、スイッチトランジスタ11Sに電流が流れなくなってからスイッチトランジスタ11Sをオフするように、スイッチトランジスタ11Sのオン期間及びオフ期間を制御するスイッチ制御部である。
 なお、制御回路14は、DC-DC変換器を構成する回路素子の各パラメータ値から予め設定されたオン期間及びオフ期間に従って、スイッチトランジスタ11Sをオン状態及びオフ状態に切り換える。
 または、制御回路14は、スイッチトランジスタ11S及びダイオード13D流れる電流をモニタしながら、例えば、スイッチトランジスタ11Sを流れる電流が0となったタイミングでスイッチトランジスタ11Sをオフ状態とし、ダイオード13D流れる電流が0となったタイミングでスイッチトランジスタ11Sをオン状態としてもよい。
 なお、制御回路14がスイッチトランジスタ11Sをオン状態及びオフ状態とするタイミングについては、図5A及び図5Bを用いて後述する。
 インダクタ121、122及び123、ならびに、コンデンサ124はLC共振回路を形成し、制御回路14は、スイッチトランジスタ11Sのオン期間及びオフ期間を制御することによりLC共振回路に含まれる各インダクタの電流が規定される。これにより、DC-DC変換器に接続された装置に所望の電流が流れ、電力が供給される。
 図3Aは、本発明及び従来のDC-DC変換器におけるスイッチトランジスタに流れる電流の比較を示す図である。従来のDC-DC変換器における共振電流の波形に対し、本発明のDC-DC変換器1における共振電流の波形は、スイッチトランジスタ11Sを流れるピーク電流ISWが低く抑えられ、周期が長くなっており、ZCSのタイミングが遅くなっている。これにより、スイッチトランジスタ11Sの導通損失を低減できる。
 図3Bは、導通損失を説明するためのスイッチトランジスタの電圧-電流特性を表すグラフである。本発明のDC-DC変換器1のスイッチトランジスタ11Sに適用されるパワー半導体デバイスのオン導通電圧vSWは、流れる電流iSWによって決まり、導通損失Pcはオン導通電圧vSWと電流iSWとの積の時間積分として、以下のように計算される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000001
 上記式1のように、オン導通電圧vSWを電流iSWの1次関数で近似すると、式1の右辺を積分することにより、導通損失は電流変化の2乗で変化することになる。従って、本発明のDC-DC変換器1によれば、スイッチトランジスタ11Sに流れる電流の振幅を従来のソフトスイッチング方式よりも低減できるので、ZCS方式によるソフトスイッチングによりスイッチング損失を低減しつつ、スイッチトランジスタの導通損失を大幅に低減できる。
 以下、本発明のDC-DC変換器の回路構成により実現される各構成要素での動作波形の一例を説明する。
 図4Aは、本発明の実施の形態に係るDC-DC変換器の動作波形を表すグラフであり、図4Bは、従来のDC-DC変換器の動作波形を表すグラフである。
 図4Aの上段に記載された回路は、本実施の形態に係るDC-DC変換器1の回路である。一方、図4Bの上段に記載された回路は、従来のDC-DC変換器の回路である。
 図4Bに記載された従来のDC-DC変換器は、本実施の形態に係るDC-DC変換器1と比較して、インダクタ521及びコンデンサ524がLC共振回路を構成し、インダクタ521と磁気結合されるインダクタが存在しない点が回路構成として異なる。
 また、図4A及び図4Bにおいて、第2段目のグラフは、スイッチトランジスタ及びダイオードを流れる電流波形を表し、第3段目のグラフは、インダクタ及びコンデンサを流れる電流波形を表し、第4段目のグラフは、コンデンサを流れる電圧波形を表している。
 以下、図4Aの各時刻におけるDC-DC変換器の動作を説明する。
 図4Aの時刻t1~時刻t2(及び時刻t5~時刻t6)は、スイッチトランジスタ11Sがオン状態とされ、スイッチトランジスタ11Sの通流期間である。このとき、磁気結合されたインダクタ121及び122により、インダクタ121、122及び123とコンデンサ124とで構成されるLC共振回路を介して電力授受が行われる。
 図4Aの時刻t2~時刻t3(及び時刻t6~時刻t7)では、コンデンサ124の電圧極性が反転し、ダイオード13Dが順バイアスされることにより、スイッチトランジスタ11Sに流れていた電流が転流され、スイッチトランジスタ11SはZCSによりオフ状態とされる。
 図4Aの時刻t3~時刻t4は、インダクタ122に蓄えられていたエネルギーが放出され、コンデンサ124が充電されている期間である。
 図4Aの時刻t4~時刻t5(及び時刻t0~時刻t1)では、共振電流によりダイオード13Dのターンオフ時にソフトリカバリ化されてリカバリ損失が低減され、また、リカバリ電流がスイッチトランジスタ11Sに流れないため、スイッチトランジスタ11Sのターンオン損失が低減される。
 図4Aに記載された本実施の形態に係るDC-DC変換器1の動作波形と比較して、図4Bに記載された従来のDC-DC変換器の動作波形は、以下の2つの点で異なる。
 即ち、従来のDC-DC変換器は、第1に、スイッチトランジスタ51Sの通流期間において共振電流I51の振幅が大きい(第2段目のグラフの破線領域)。そして、第2に、従来のDC-DC変換器は、スイッチトランジスタ51Sの遮断期間ではコンデンサ524にエネルギーを供給していない(第3段目のグラフの破線領域)。
 上記第1及び第2の相違点は、従来のDC-DC変換器には、LC共振回路の構成要素であるインダクタ521に磁気結合されたインダクタが存在しないことによるものである。
 さらに、時刻t3~時刻t4では、スイッチトランジスタ11Sがオフ状態となった後、インダクタ123に流れる電流i123の減少に応じてダイオード13Dの電流i13が減少し、電流i13が減少してから流れなくなるまでインダクタンス123に蓄積されたエネルギーが放出されることにより、コンデンサ124に電圧が充電されている。
 一方、従来のDC-DC変換器では、スイッチトランジスタ51Sがオフ状態となった後、ダイオード53Dの電流i53は減少せず、次にスイッチトランジスタ51Sがオン状態となるタイミングから急激に減少している。
 これにより、上記オン状態の開始時に、電流i53の急降下に対するダイオード特有の不要なリカバリ電流が発生し、これが、スイッチトランジスタ51Sのターンオン電流に重畳され、スイッチング損失を増大させてしまう。
 これに対し、本発明のDC-DC変換器1では、ダイオード13Dの電流i13が減少してから流れなくなるまでの変化量を、従来のDC-DC変換器よりも緩やかにできるので、リカバリ時に生じるダイオード13Dの電流量を低減でき、スイッチング損失を低減できる。
 以上の比較より、本発明のDC-DC変換器1は、スイッチトランジスタ11Sのオン期間においては、共振電流I11の振幅を、従来のDC-DC変換器に比較して低減できるので、スイッチトランジスタ11Sで発生する導通損失を低減することが可能となる。また、オフ期間においてもコンデンサ124にエネルギーを供給しているので、高効率なDC-DC変換器が実現される。
 図5Aは、本発明の実施の形態に係るDC-DC変換器の動作波形を拡大したグラフである。同図は、図1における右側の第1の端子対に接続されたユニットから左側の第2の端子対に接続された蓄電池23へ直流電力が供給される場合について、DC-DC変換器1の各点における1周期分の電流及び電圧波形を表している。また、図5Bは、本発明の実施の形態に係るDC-DC変換器の状態遷移図である。以下、1周期を10期間に分割し、各期間におけるDC-DC変換器1の動作を詳細に説明する。
 まず、期間1において、制御回路14は、スイッチトランジスタ11Sをオン状態にする。これにより、スイッチトランジスタ11Sの通流期間が開始する。このとき、スイッチトランジスタ11Sに電流i11が流れる。また、共振回路部12では、インダクタ121と122との磁気的結合によりインダクタ121に流れる電流がインダクタ122に伝達される。この期間では、コンデンサ124は、電流i11と、インダクタ122を流れる電流i122とが加算された電流i124により充電される。
 次に、期間2において、制御回路14は、スイッチトランジスタ11Sをオン状態に維持している。コンデンサ124の充電が進行すると、インダクタ122に流れる電流i122が極性反転する。
 次に、期間3において、制御回路14は、スイッチトランジスタ11Sをオン状態に維持している。このとき、コンデンサ124は飽和状態となり、充電モードから放電モードへと変化し、電流i124が極性反転する。
 次に、期間4において、制御回路14は、スイッチトランジスタ11Sをオン状態に維持している。このとき、期間3におけるコンデンサ124の放電進行により、コンデンサ124の電圧V124が反転し、コンデンサ124への逆極性の充電が開始される。
 期間3及び期間4では、コンデンサ124からインダクタ122に電流が流れることによりコンデンサ124の電圧が減少し、コンデンサ124の電圧が減少してからコンデンサ124の電圧極性が反転するまでの間は、スイッチトランジスタ11Sに流れる電流が増加し(期間3)、コンデンサ124の電圧極性が反転した後はスイッチトランジスタ11Sに流れる電流が所定の変化率で減少する(期間4)。
 つまり、期間1及び期間2では、スイッチトランジスタ11Sがオフ状態からオン状態になった後、一定期間継続してコンデンサ124が充電され、当該一定期間の経過後、期間3及び期間4では、コンデンサ124が放電を開始することによりインダクタ122に向かって電流を流す。
 上述した期間1~期間4においては、共振回路部12では、インダクタ121と122との磁気的結合によりインダクタ121に流れる電流がインダクタ122に伝達されるとともに、インダクタ121、122及び123とコンデンサ124とのLC共振により共振電流である電流i11の波形が生成される。期間1~期間4における、電流i11のピーク電流値i11maxは、以下のように表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000002
 一方、従来のDC-DCコンバータでは、磁気的結合するインダクタ122が存在しないため、インダクタ121とコンデンサ124とのLC共振によりスイッチトランジスタを流れる共振電流の波形が形成される。上記式2によれば、スイッチトランジスタ11Sを流れる共振電流i11maxは、LC共振回路を構成するインダクタンス成分が大きい程小さくなることから、本発明のDC-DC変換器1のほうが、スイッチトランジスタ11Sを流れる共振ピーク電流を低減させることが可能であることが解る。
 次に、期間5において、コンデンサ124の電圧極性が反転していることから、ダイオード13Dを順バイアスすることとなり、スイッチトランジスタ11Sに流れていた電流i11及びインダクタ122に流れる電流i122は急激に減少していく。
 次に、期間6において、コンデンサ124は逆極性で飽和状態となり、逆極性の充電モードから逆極性の放電モードへと変化し、電流i124が極性反転する。これに伴い、インダクタ122に流れる電流i122も極性反転する。
 ここで、期間1~期間4における共振電流iLC1及び周期TLC1は、インダクタ121、122及び123とコンデンサ124とのLC共振により、以下のように表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000003
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000004
 一方、期間5~期間6における共振電流iLC2及び周期TLC2は、インダクタ121及び122とコンデンサ124とのLC共振により、以下のように表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000005
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000006
 上記式4及び式6から、期間1~期間4における周期TLC1と期間5~期間6におけるTLC2とが異なることから、インダクタ123のインダクタンスを適切に設定することにより、期間5~期間6における電流i11を、急峻に減少させることができる。
 上述したように、期間5及び期間6では、コンデンサ124の電圧極性が反転した後、ダイオード13Dに順バイアス電流が流れ始め(期間5)、その後、スイッチトランジスタ11Sに流れる電流が減少してスイッチトランジスタ11Sがオフ状態となるまで上記順バイアス電流が増加し(期間5及び期間6)、上記順バイアス電流が増加している間、スイッチトランジスタ11Sに流れる電流は、期間4における所定の変化率よりも大きな変化率で減少する。
 次に、期間7において、ついに電流i11は転流する。このとき、制御回路14は、スイッチトランジスタ11Sを、ZCSによりオフ状態とする。
 次に、期間8において、制御回路14は、スイッチトランジスタ11Sのオフ状態を維持している。期間7及び期間8では、インダクタ122に蓄えられていたエネルギーが放出され、これによりコンデンサ124が充電される。
 次に、期間9において、制御回路14は、スイッチトランジスタ11Sのオフ状態を維持している。このとき、インダクタ123に流れる電流i123が極性反転する。また、上記コンデンサ124の充電により、ダイオード13Dの順バイアス状態が弱くなり、ダイオード13Dに流れる電流i13が減少していく。
 つまり、期間7~期間9では、スイッチトランジスタ11Sがオフ状態となった後、インダクタ123に流れる電流の減少に応じて上記順バイアス電流が減少し、スイッチトランジスタ11Sのオフ期間では、上記順バイアス電流が減少してから上記順バイアス電流が流れなくなるまでインダクタンス122に蓄積されたエネルギーが放出されることにより、コンデンサ124に電圧が充電される(期間8及び期間9)。
 次に、期間10において、制御回路14は、スイッチトランジスタ11Sのオフ状態を維持している。このとき、ダイオード13Dがターンオフされ、電流i13が0となる。そして、制御回路14は、電流i13が0となってから(期間10)所定の時間が経過した後に、スイッチトランジスタ11Sをオン状態にしてスイッチトランジスタ11Sに電流を流す(期間10~期間1)。これにより、ダイオード13Dによるリカバリ電流がスイッチトランジスタ11Sの電流に重畳されることを確実に防止できる。
 また、期間10では、上記順バイアス電流が減少してから上記バイアス電流が流れなくなるまでの変化量は、従来のDC-DC変換器における順バイアス電流i53が次のオン期間において急降下する変化量よりも緩やかにできるので、ソフトリカバリ時に生じるダイオード13Dの電流量を低減できる。
 つまり、上記期間9及び期間10では、共振電流によりダイオード13Dのターンオフ時にソフトリカバリ化されてリカバリ損失が低減され、また、リカバリ電流がスイッチトランジスタ11Sに流れないため、次の期間1におけるスイッチトランジスタ11Sのターンオン損失が低減される。
 制御回路14は、上述した期間1~期間10を繰り返すように、スイッチトランジスタ11Sのオン状態及びオフ状態を制御する。これにより、スイッチング損失及び導通損失が低減された高効率の電力変換が実現される。
 以上、本実施の形態に係るDC-DC変換器によれば、インダクタ121との間で磁気結合するようにインダクタ121に直列にインダクタ122を設けている。そして、スイッチトランジスタ11Sのオフ期間に相当する期間8~期間10では、インダクタ122からコンデンサ124に電流を供給することによりコンデンサ124を充電する。一方、スイッチトランジスタ11Sのオン期間に相当する期間3~期間5では、充電されたコンデンサ124からインダクタ122に電流を流すことによりスイッチトランジスタ11Sに流す電流を制御する。
 これにより、スイッチトランジスタ11Sに流れる電流の振幅を、従来のソフトスイッチング方式よりも低減できる。その結果、DC-DC変換器1の導通損失を低減できる。
 図6は、本発明及び従来のDC-DC変換器により得られる効果を比較する図である。同図には、本発明及び従来のDC-DC変換器の構成要素の具体的数値、及び、MATLABシミュレーションにより得られた結果が表されている。
 上記シミュレーションにあたり、VDCからVSBへの降圧率は、本発明及び従来のいずれのDC-DC変換器においても同様とし、平滑化用及びノイズ除去用のコンデンサ21及び22の静電容量CDC及びCSBの具体的数値は、本発明及び従来のいずれのDC-DC変換器においても、それぞれ、5mF及び2mFとした。また、スイッチトランジスタのオンオフ周期をTSW、オン期間をTON、通流率をD、スイッチング周波数をfSWとすると、スイッチトランジスタのオン期間TONは以下のように表される。
Figure JPOXMLDOC01-appb-M000007
 これより、上記降圧率を一定にした場合には、スイッチング周波数fSWとオン期間TONとが調整可能なパラメータとなる。スイッチング周波数fSW及びオン期間TONは、式3~式6に示されるように、各インダクタ及びコンデンサの数値を最適化することにより調整可能である。上記最適化により、本シミュレーションでは、本発明及び従来の共振部のパラメータは、図6に記載された数値を設定した。
 以上のように設定された具体的数値により得られたシミュレーション結果を比較する。スイッチトランジスタを流れる電流ピーク値は、従来のDC-DC変換器ではISWP=25Aであるのに対し、本発明のDC-DC変換器ではISW=10Aとなっている。これにより、従来のDC-DC変換器の導通損失は4.3Wであるのに対し、本発明のDC-DC変換器の導通損失は3.5Wと低減されている。
 また、双方とも、ZCS方式によるソフトスイッチングであるため、ターンオフ損失は共に0である。一方、ターンオン損失については、具体的な比較はしていないが、従来のDC-DC変換器では、スイッチトランジスタ51Sのターンオン時には、ダイオード53Dの順バイアス電圧が急激に減少するため、スイッチトランジスタ51Sの通流期間における電流ピーク値ISWPが大きいほど、ターンオン損失は増大する。
 上記比較を総合すると、従来のDC-DC変換器におけるスイッチトランジスタ51Sの損失は8.9+αW(導通損失4.3W+ターンオン損失(4.6+α)W)であるのに対し、本発明のDC-DC変換器1におけるスイッチトランジスタ11Sの損失は8.1W(導通損失3.5W+ターンオン損失4.6W)であり、損失削減率は8%以上となる。
 以上のように、本発明のDC-DC変換器1は、LC共振回路に結合インダクタを利用してソフトスイッチングを行うことで、スイッチング損失を低減しつつ、電流振幅を低減することで導通損失をも低減できる。
 また、スイッチトランジスタの通流時間を可変にして双方向で同一のLC共振回路を利用してソフトスイッチングを行うことにより、双方向でパワー半導体デバイス損失を低減できる。
 さらに、パワー半導体デバイス損失を低減して高周波化することにより、受動部品を小型化し、DC-DC変換器全体を小型化できる。
 なお、本実施の形態におけるDC-DC変換器1のソフトスイッチング動作では、図4A及び図5Aに記載されたように、第1の端子対である右側から供給された電力(電圧VDC)から第2の端子対である左側へ変換電力(電圧VSB)を供給する例を説明したが、本発明のDC-DC変換器1は、これに限られない。
 つまり、DC-DC変換器1は、アノードがスイッチトランジスタ11Sのエミッタ端子に接続されカソードがスイッチトランジスタ11Sのコレクタ端子に接続されたダイオード11Dと、エミッタ端子がダイオード13Dのアノードに接続されコレクタ端子がダイオード13Dのカソードに接続されたスイッチトランジスタ13Sとを備えることにより、上記第2の端子対から入力される直流電力を変換して上記第1の端子対に当該直流電力を出力でき、双方向でZCS方式によるソフトスイッチング動作を実行できる。
 第2端子対に接続される装置を家電機器とした場合には、一般的に、配電盤、PV、蓄電池などの電力源から家電機器に電力が供給され、家電機器から配電盤に電力が供給されることはない。したがって、電力の供給方向は片方向となる。
 しかし、第2端子対に接続される装置を蓄電池とした場合には、配電盤、PVから蓄電池に充電するだけでなく、蓄電池から外部に電力を放電する。従って、電力の供給方向は双方向となる。この場合、DC-DC変換器1は、ダイオード11D及びスイッチングトランジスタ13Sを備え、これらを用いて、第1の端子対から外部に所望の変換電力を供給できる。
 以上、本発明のDC-DC変換器について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
 また、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、複数の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
 本発明のDC-DC変換器は、低損失及び小型化が要求される家庭用蓄電池及び電気自動車に適用可能な電力変換器として利用できる。
 1  DC-DC変換器
 11D、13D、51D、53D、D1、D2  ダイオード
 11S、13S、51S、53S、Q1  スイッチトランジスタ
 12  共振回路部
 14、530  制御回路
 21、22、61、62、124、524、C1、C2  コンデンサ
 23  蓄電池
 101  第1の端子対
 102  第2の端子対
 121、122、123、521、523、L1、L2  インダクタ
 502  駆動回路
 504、505  入力端子
 506、507  出力端子
 508  負荷
 510  電流検出回路
 511  比較回路
 512  電流閾値回路
 513  遅延回路
 514  設定値回路

Claims (13)

  1.  高電位側端子及び低電位側端子を有する第1の端子対及び第2の端子対を備え、当該第1及び第2の端子対の一方から入力された直流電力を変換して前記第1及び第2の端子対の他方へ出力するDC-DC変換器であって、
     コレクタ端子が前記第1の端子対の高電位側端子に接続され、前記コレクタ端子からエミッタ端子へ流れる電流の導通および非導通を切り替える第1スイッチ素子と、
     前記スイッチ素子のエミッタ端子に前記スイッチ素子と直列接続された第1インダクタと、
     前記第1インダクタの前記第1スイッチ素子が接続されていない端子に、前記第1インダクタと磁気結合するように前記第1インダクタと直列接続された第2インダクタと、
     一方の端子が、前記第1インダクタと前記第2インダクタとの接続点に接続され、他方の端子が前記第1及び前記第2の端子対の低電位側端子に接続されたコンデンサと、
     前記第2の端子対の高電位側端子と前記第2インダクタとの間であって、前記第2インダクタと直列接続された第3インダクタと、
     カソードが前記第2インダクタと前記第3インダクタとの接続点に接続され、アノードが前記第1及び前記第2の端子対の低電位側端子に接続された第1ダイオードとを備える
     DC-DC変換器。
  2.  さらに、前記第1スイッチ素子をオン状態とすることにより前記第1インダクタに電流を流し始めた後、前記第1スイッチ素子に電流が流れなくなってから前記第1スイッチ素子をオフ状態とするスイッチ制御部を備える
     請求項1に記載のDC-DC変換器。
  3.  前記第1スイッチ素子のオフ期間では、前記第2インダクタから前記コンデンサに電流を供給することにより前記コンデンサが充電され、
     前記第1スイッチ素子のオン期間では、前記コンデンサの充電電圧を用いて前記コンデンサから前記第2インダクタに向かって電流が流れる
     請求項2に記載のDC-DC変換器。
  4.  前記第1スイッチ素子のオン期間では、
     前記コンデンサから前記第2インダクタに電流が流れることにより前記コンデンサの電圧が減少し、
     前記コンデンサの電圧が減少してから前記コンデンサの電圧極性が反転するまでの間は前記第1スイッチ素子に流れる電流が増加し、前記コンデンサの電圧極性が反転した後は前記第1スイッチ素子に流れる電流が所定の変化率で減少する
     請求項2または3に記載のDC-DC変換器。
  5.  前記第1スイッチ素子がオフ状態からオン状態になった後、一定期間継続して前記コンデンサが充電され、前記一定期間の経過後、前記コンデンサが放電を開始することにより前記第2インダクタに向かって電流を流す
     請求項3に記載のDC-DC変換器。
  6.  前記コンデンサの電圧極性が反転した後、前記第1ダイオードに順バイアス電流が流れ始め、その後、前記第1スイッチ素子に流れる電流が減少して前記第1スイッチ素子がオフ状態となるまで前記順バイアス電流が増加し、
     前記順バイアス電流が増加している間、前記第1スイッチ素子に流れる電流は、前記所定の変化率よりも大きな変化率で減少する
     請求項4に記載のDC-DC変換器。
  7.  前記第1スイッチ素子がオフ状態となった後、前記第3インダクタに流れる電流の減少に応じて前記順バイアス電流が減少し、
     前記第1スイッチ素子のオフ期間では、前記順バイアス電流が減少してから前記順バイアス電流が流れなくなるまで前記第2インダクタに蓄積されたエネルギーが放出されることにより、前記コンデンサに電圧が充電される
     請求項6に記載のDC-DC変換器。
  8.  前記スイッチ制御部は、前記第1スイッチ素子がオフしている期間であって前記順バイアス電流が流れなくなってから所定の時間が経過した後に、前記第1スイッチ素子をオン状態にして前記第1スイッチ素子に電流を流す
     請求項7に記載のDC-DC変換器。
  9.  前記スイッチ制御部は、
     前記第1スイッチ素子をオン状態にして前記第1スイッチ素子に電流を流させた後、前記第1スイッチ素子のオン期間及びオフ期間を繰り返すように前記第1スイッチ素子を制御する
     請求項8に記載のDC-DC変換器。
  10.  さらに、
     前記第1スイッチ素子と並列に設けられ、且つ、アノードが前記第1スイッチ素子のエミッタ端子に接続され、カソードが前記第1スイッチ素子のコレクタ端子に接続された第2ダイオードと、
     前記第1ダイオードと並列に設けられ、且つ、エミッタ端子が前記第1ダイオードのアノードに接続され、コレクタ端子が前記第1ダイオードのカソードに接続された第2スイッチ素子と、を備え、
     前記DC-DC変換器は、
     前記第2の端子対から出力された、変換された電力を貯蔵する蓄電池が放電することにより、前記第2の端子対から入力される直流電力を変換して前記第1の端子対に当該直流電力を出力する
     請求項9に記載のDC-DC変換器。
  11.  前記第1インダクタ及び前記第2インダクタは、それぞれのコイルが同一部材に巻きつけられ、且つ、前記コイルの巻き方向がそれぞれ逆向きになるように設けられている
     請求項1~10のいずれか1項に記載のDC-DC変換器。
  12.  前記第2の端子対には、前記第2の端子対から出力された、変換された電力を貯蔵する蓄電池が接続されている
     請求項1~11のいずれか1項に記載のDC-DC変換器。
  13.  さらに、
     一方の端子が前記第3インダクタと前記第2の端子対の高電位側端子との間に接続され、他方の端子が前記第1及び前記第2の端子対の低電位側端子に接続され、前記第2の端子対から出力される直流電力を平滑化する平滑化コンデンサを備える
     請求項1~12のいずれか1項に記載のDC-DC変換器。
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