一例として示すバーチャルマシン提供システム10の構成概念図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係るバーチャルマシン提供システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、このシステム10は、それを管理する管理事業者のデータセンターに設置され、後記する物理サーバ13上に仮想されたバーチャルマシン161~16nを各利用者(ユーザー)に提供する。
図1に示すバーチャルマシン提供システム10は、物理的に存在(実在)するハードウェアと仮想されたハードウェアとから構成されている。物理的なハードウェアは、1台の物理セキュリティールーター11と、1台の物理ファイアーフォール12と、1台の物理サーバ13とから形成されている。図1のシステム10では、1台の物理ファイアーフォール12に1台の物理サーバ13が接続されている。仮想されたハードウェアは、1台の物理セキュリティールーター11上に仮想された第1~第nバーチャルルーター141~14n(第1~第n仮想ルーター)と、1台の物理ファイアーフォール12上に仮想された第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15n(第1~第n仮想ファイアーフォール)と、1台の物理サーバ13上に仮想された複数のバーチャルマシン161~16n(仮想サーバ)とから形成されている。
物理セキュリティールーター11と物理ファイアーフォール12とは、グローバルネットワークを介して接続されている。物理ファイアーフォール12と物理サーバ13とは、プライベートネットワークを介して接続されている。第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nは、グローバルネットワーク171~17nを介して第1~第nバーチャルルーター141~14nに個別に接続されている。図1のシステム10では、第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nからそれぞれ1本のプライベートネットワーク181~18nが延出し、そのプライベートネットワーク181~18nによって第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nと各バーチャルマシン161~16nとが個別に接続されている。システム10では、各1つのバーチャルファイアーフォールに複数のバーチャルマシン(クローンを含む)がつながってマシングループ(クローングループを含む)を形成している。
各利用者は、自己が保有するユーザーサーバ191~19nを介してこのシステム10が提供するバーチャルマシン161~16nを利用することができる。利用者は、ユーザーサーバ191~19nを使用してインターネット20からこのシステム10にログインし、自己が利用するバーチャルマシン161~16nを設定することができる。利用者は、バーチャルマシン161~16nを利用し、インターネット20を介して各種サービスを提供することができるとともに、インターネット20を介して各種サービスを受け取ることができる。
物理ファイアーフォール12や物理サーバ13、ユーザーサーバ191~19nは、中央処理装置(CPUまたはMPU)と記憶装置(メモリ)とを備えたコンピュータであり、大容量ハードディスクが内蔵されている。ユーザーサーバ191~19nには、入力装置やディスプレイ23が実装されている。物理サーバ13やユーザーサーバ191~19nは、ホスト名とそのホスト名に割り当てるIPアドレスとの対応付けを設定するDNSサーバ機能、ホームページを公開するために必要なWebサーバ機能、他のコンピュータや他のサーバからの要求を受け付けて各種情報を読み書きする機能を提供するデータベースサーバ機能、電子メールの送受信用のメールサーバ機能、作成された文章や画像等のデータをすべて保存してそれらのデータを検索可能にするドキュメントサーバ機能等の各種サーバ機能を有する。
物理サーバ13やユーザーサーバ191~19nは、インターネット20に接続可能であり、インターネット20を利用することで、不特定多数の他のサーバ(コンピュータ)にアクセスかつログインすることができる。物理サーバ13やユーザーサーバ191~19nは、各種情報(各種サービス)をインターネット20を介して提供することができ、各種情報(各種サービス)をインターネット20を介して受け取ることができる。
各バーチャルマシン161~16nは、物理サーバ13と同様に、中央処理装置(CPUまたはMPU)と記憶装置(メモリ)とハードディスクとを備えたコンピュータであり、DNSサーバ機能、Webサーバ機能、データベースサーバ機能、メールサーバ機能、ドキュメントサーバ機能等の各種サーバ機能を有する。なお、それらバーチャルマシン161~16nは、独立したオペレーティングシステム(OS)によって動作する論理的なコンピュータである。バーチャルマシン161~16nは、インターネット20に接続可能であり、インターネット20を利用することで、不特定多数の他のサーバ(コンピュータ)にアクセスかつログインすることができる。各バーチャルマシン161~16nは、各種情報(各種サービス)をインターネット20を介して提供することができ、各種情報(各種サービス)をインターネット20を介して受け取ることができる。
このシステム10では、それらバーチャルマシン161~16nのうちの1台または数台が管理用マシン21(管理用仮想マシン)として使用されている。管理用マシン21には、キーボードやマウス等の入力装置(図示せず)、ディスプレイ22やプリンタ(図示せず)等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。なお、バーチャルマシン161~16nを管理用マシン21として使用せず、物理的に存在する物理管理用サーバ(管理用コンピュータ)をインターフェイスを介して物理ファイアーフォール12に接続し、その物理管理用サーバを管理用マシン21として使用することもできる。管理用マシン21は、このシステム10の管理者が操作し、システム10が実行する各種手段を監視するとともに、各利用者に提供されたバーチャルマシン161~16nを監視する。
それらバーチャルマシン161~16nやユーザーサーバ191~19nのハードディスクには、ログインIDおよびパスワードと、ログインIDおよびパスワードに対応する利用者番号、利用者名(法人名(代表者名を含む)、個人名)、所属部課、役職、住所(法人住所、個人住所)、電話番号、FAX番号、メールアドレス等の利用者データが格納されている。管理用マシン21には、ログインIDおよびパスワードと、ログインIDおよびパスワードに対応する管理事業者番号、管理法人名(代表者名を含む)、法人住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等の管理事業者データが格納されている。
図2は、他の一例として示すバーチャルマシン提供システム10の構成概念図である。図2では、管理事業者がデータセンターに物理サーバ13を増設した場合を示す。図2に示すバーチャルマシン提供システム10において、物理的なハードウェアは、1台の物理セキュリティールーター11と、1台の物理ファイアーフォール12と、複数台の物理サーバ131~13nとから形成されている。図2のシステム10では、各1台の物理ファイアーフォール12に複数台の物理サーバ131~13nが接続されている。仮想されたハードウェアは、1台の物理セキュリティールーター11上に仮想された第1~第nバーチャルルーター141~14nと、1台の物理ファイアーフォール12上に仮想された第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nと、複数台の物理サーバ131~13n上に仮想された複数のバーチャルマシン161~16nとから形成されている。
物理セキュリティールーター11と物理ファイアーフォール12とは、グローバルネットワークを介して接続されている。物理ファイアーフォール12とそれら物理サーバ131~13nとは、プライベートネットワークを介して接続されている。図2のシステム10において、物理ファイアーフォール12上に仮想された第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nは、グローバルネットワーク171~17nを介して物理セキュリティールーター11上に仮想された第1~第nバーチャルルーター141~14nに個別に接続されている。図2のシステム10では、第1~第nバーチャルファイアーフォールそれら物理サーバ151~15nから複数本(2本以上)のプライベートネットワーク181~18nが延出し、それらプライベートネットワーク181~18nによって第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nと各バーチャルマシン161~16nとが接続されている。システム10では、各1つのバーチャルファイアーフォールに複数のバーチャルマシン(クローンを含む)がつながってマシングループ(クローングループを含む)を形成している。物理セキュリティールーター11や物理ファイアーフォール12、物理サーバ131~13n、バーチャルマシン161~16n、ユーザーサーバ191~19nは、図1のシステム10のそれらと同一である。
図3は、他の一例として示すバーチャルマシン提供システム10の構成概念図である。図3では、管理事業者がデータセンターに物理セキュリティールーター11や物理ファイアーフォール12、物理サーバ13を増設した場合を示す。図3に示すバーチャルマシン提供システム10において、物理的に存在するハードウェアは、複数台の物理セキュリティールーター111~11nと、各物理セキュリティールーター111~11nに対応する複数台の物理ファイアーフォール121~12nと、各物理ファイアーフォール121~12nに対応する複数台の物理サーバ131~13nとから形成されている。図3のシステム10では、各1台の物理ファイアーフォール121~12nに各1台の物理サーバ131~13nが接続されている。仮想されたハードウェアは、それら各物理セキュリティールーター111~11n上に仮想された第1~第nバーチャルルーター141~14nと、それら各物理ファイアーフォール121~12n上に仮想された第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nと、それら各物理サーバ131~13n上に仮想された複数のバーチャルマシン161~16nとから形成されている。
物理セキュリティールーター111~11nと物理ファイアーフォール121~12nとは、グローバルネットワークを介して接続されている。物理ファイアーフォール121~12nとそれら物理サーバ131~13nとは、プライベートネットワークを介して接続されている。図3のシステム10において、各物理ファイアーフォール121~12n上に仮想された第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nは、グローバルネットワーク171~17nを介して各物理セキュリティールーター111~11n上に仮想された第1~第nバーチャルルーター141~14nに個別に接続されている。図3のシステム10では、第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nからそれぞれ1本のプライベートネットワーク181~18nが延出し、そのプライベートネットワーク181~18nによって第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nと各バーチャルマシン161~16nとが個別に接続されている。システム10では、各1つのバーチャルファイアーフォールに複数のバーチャルマシン(クローンを含む)がつながってマシングループ(クローングループを含む)を形成している。物理セキュリティールーター111~11nや物理ファイアーフォール121~12n、物理サーバ131~13n、バーチャルマシン161~16n、ユーザーサーバ191~19nは、図1のシステム10のそれらと同一である。
図4は、他の一例として示すバーチャルマシン提供システム10の構成概念図である。図4では、管理事業者がデータセンターに物理セキュリティールーター11や物理ファイアーフォール12、物理サーバ13を増設した場合を示す。図4に示すバーチャルマシン提供システム10において、物理的に存在するハードウェアは、複数台の物理セキュリティールーター111~11nと、各物理セキュリティールーター111~11nに対応する複数台の物理ファイアーフォール121~12nと、各物理ファイアーフォール121~12nに対応する複数台の物理サーバ131~13nとから形成されている。図4のシステム10では、各1台の物理ファイアーフォール121~12nに複数台の物理サーバ131~13nが接続されている。仮想されたハードウェアは、それら各物理セキュリティールーター111~11n上に仮想された第1~第nバーチャルルーター141~14nと、それら各物理ファイアーフォール121~12n上に仮想された第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nと、それら各物理サーバ131~13n上に仮想された複数のバーチャルマシン161~16nとから形成されている。
物理セキュリティールーター111~11nと物理ファイアーフォール121~12nとは、グローバルネットワークを介して接続されている。物理ファイアーフォール121~12nとそれら物理サーバ131~13nとは、プライベートネットワークを介して接続されている。図4のシステムにおいて、各物理ファイアーフォール121~12n上に仮想された第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nは、グローバルネットワーク171~17nを介して各物理セキュリティールーター111~11n上に仮想された第1~第nバーチャルルーター141~14nに個別に接続されている。図4のシステム10では、第1~第nバーチャルファイアーフォール121~12nから複数本(2本以上)のプライベートネットワーク181~18nが延出し、それらプライベートネットワーク181~18nによって第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nと各バーチャルマシン161~16nとが接続されている。システム10では、各1つのバーチャルファイアーフォールに複数のバーチャルマシン(クローンを含む)がつながってマシングループ(クローングループを含む)を形成している。物理セキュリティールーター111~11nや物理ファイアーフォール121~12n、物理サーバ131~13n、バーチャルマシン161~16n、ユーザーサーバ191~19nは、図1のシステム10のそれらと同一である。
バーチャルマシン提供システム10(管理用サーバ21)は、オペレーティングシステム(OS)による制御に基づいて、メモリに格納されたアプリケーションを起動し、そのアプリケーションに従って以下の各手段を実行する。システム10は、利用者の要求により、物理サーバ13,131~13n上にバーチャルマシン161~16nを生成するバーチャルマシン生成手段を実行し、生成したバーチャルマシン161~16nのキャパシティーを各バーチャルマシン161~16n毎に設定するキャパシティー設定手段を実行するとともに、生成したバーチャルマシン161~16nを利用者に割り当てるバーチャルマシン第1割当手段を実行する。システム10は、バーチャルマシン第1割当手段によって割り当てた各バーチャルマシン161~16n毎に所定のIPアドレスを生成し、生成したIPアドレスを各バーチャルマシン161~16nに設定するIPアドレス第1設定手段を実行する。バーチャルマシン第1割当手段は、第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nにつながるマシングループのうちの最も処理効率が高いマシングループに属するバーチャルマシン161~16nを利用者に割り当てる。
バーチャルマシン提供システム10は、バーチャルマシン第1割当手段によって割り当てたバーチャルマシン161~16nのキャパシティーを各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にするキャパシティー第1可視化手段を実行する。なお、管理事業者(データセンター)には、すべての利用者のバーチャルマシン161~16nのキャパシティーが表示される。システム10は、バーチャルマシン第1割当手段によって割り当てたバーチャルマシン161~16nの中から、利用者の要求によって不要なバーチャルマシン161~16nを削除するバーチャルマシン第1削除手段を実行する。
バーチャルマシン提供システム10は、利用者の要求により、すでに生成したバーチャルマシン161~16nと同一のバーチャルマシン161~16nのクローンを生成するクローン生成手段を実行し、生成したバーチャルマシン161~16nのクローンを利用者に割り当てるバーチャルマシン第2割当手段を実行する。システム10は、バーチャルマシン第2割当手段によって割り当てたバーチャルマシン161~16nの各クローン毎に所定のIPアドレスを生成し、生成したIPアドレスをバーチャルマシン161~16nのクローンに個別に設定するIPアドレス第2設定手段を実行する。バーチャルマシン161~16nのクローンとは、すでに仮想されたバーチャルマシン161~16nと全く同一のバーチャルマシン161~16nの複製である。バーチャルマシン第2割当手段は、第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nにつながるクローングループのうちの最も処理効率が高いクローングループに属するクローンを利用者に割り当てる。
バーチャルマシン提供システム10は、バーチャルマシン第2割当手段によって割り当てたバーチャルマシン161~16nのクローンのキャパシティーを各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にするキャパシティー第2可視化手段を実行する。なお、管理事業者(データセンター)には、すべての利用者のバーチャルマシン161~16nのクローンのキャパシティーが表示される。システム10は、バーチャルマシン第2割当手段によって割り当てたバーチャルマシン161~16nのクローンの中から、利用者の要求によって不要なバーチャルマシン161~16nのクローンを削除するバーチャルマシン第2削除手段を実行する。
バーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)のキャパシティーには、各バーチャルマシン161~16nにおいて使用する中央処理装置(CPUまたはMPU)の数、各バーチャルマシン161~16nのメモリサイズ、各バーチャルマシン161~16nにおいて使用するハードディスクの数、各バーチャルマシン161~16nにおいて使用するハードディスク容量、使用するオペレーティングシステム(OS)がある。キャパシティー第1可視化手段やキャパシティー第2可視化手段においてキャパシティーを各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にするとは、特定の利用者に提供されたバーチャルマシン161~16nやクローンのキャパシティーはその利用者のみが見ることが可能であるとともに把握することが可能であり、他の利用者はそのバーチャルマシン161~16nやクローンのキャパシティーを見ることができず、把握することができないことを意味する。
バーチャルマシン提供システム10は、バーチャルルーター141~14nとバーチャルファイアーフォール151~15nとを接続するグローバルネットワーク171~17nを利用者の要求によって設定するグローバルネットワーク設定手段を実行し、バーチャルファイアーフォール151~15nとバーチャルマシン161~16nとを接続するプライベートネットワーク181~18nを利用者の要求によって設定するプライベートネットワーク設定手段を実行する。なお、プライベートネットワーク設定手段では、利用者の要求によって特定のバーチャルファイアーフォール151~15nに接続された各バーチャルマシン161~16nを2つ以上のグループに区分しつつ、バーチャルファイアーフォール151~15nとグループとを接続する複数のプライベートネットワーク181~18nを設定する。システム10は、各ネットワーク設定手段によって設定したバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)のネットワーク171~17n,181~18nを各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にするネットワーク可視化手段を実行する。なお、管理事業者(データセンター)には、すべての利用者のバーチャルマシン161~16nのネットワーク171~17n,181~18nが表示される。
バーチャルマシン提供システム10は、バーチャルルーター141~14nとバーチャルファイアーフォール151~15nとを接続するグローバルネットワーク171~17nを利用者の要求によって事後(グローバルネットワーク171~17nの初期設定後)に追加、変更、削除するグローバルネットワーク改変手段を実行し、バーチャルファイアーフォール151~15nとバーチャルマシン161~16nとを接続するプライベートネットワーク181~18nを利用者の要求によって事後(プライベートネットワーク181~18nの初期設定後)に追加、変更、削除するプライベートネットワーク改変手段を実行する。システム10は、各ネットワーク改変手段によって改変したバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)のネットワーク171~17n,181~18nを各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にするネットワーク改変可視化手段を実行する。なお、管理事業者(データセンター)には、すべての利用者のバーチャルマシン161~16nの改変されたネットワーク171~17n,181~18nが表示される。システム10は、利用者の要求によってバーチャルマシン161~16nにコンソール機能を設定するコンソール機能設定手段を実行する。
バーチャルマシン提供システム10は、利用者の要求によってバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)のキャパシティーを事後(キャパシティーの初期設定後)に改変するキャパシティー改変手段を実行し、キャパシティー改変手段によって改変したバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)のキャパシティーを各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にするキャパシティー改変可視化手段を実行する。なお、管理事業者(データセンター)には、すべての利用者の改変したバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)のキャパシティーが表示される。
キャパシティー改変可視化手段において改変したキャパシティーを各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にするとは、特定の利用者に提供されたバーチャルマシン161~16nやクローンの改変されたキャパシティーはその利用者のみが見ることが可能であるとともに把握することが可能であり、他の利用者はバーチャルマシン161~16nやクローンの改変されたキャパシティーを見ることができず、把握することができないことを意味する。
バーチャルマシン161~16nやクローンのキャパシティーの改変には、利用者の要求によってバーチャルマシン161~16nやクローンの中央処理装置の数を事後に増減する場合、利用者の要求によってバーチャルマシン161~16nやクローンのメモリサイズを事後に増減する場合、利用者の要求によってバーチャルマシン161~16nやクローンのハードディスクの数を事後に増減する場合、利用者の要求によってバーチャルマシン161~16nやクローンのハードディスク容量を事後に増減する場合、使用するオペレーティングシステムを変更する場合がある。キャパシティー改変可視化手段では、キャパシティー改変手段によって増減した中央処理装置の数を各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にする。また、キャパシティー改変手段によって増減したメモリサイズを各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にする。さらに、キャパシティー改変手段によって増減したハードディスクの数を各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にし、キャパシティー改変手段によって増減したハードディスク容量を各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にする。キャパシティー改変手段によって変更したオペレーティングシステムを各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にする。
バーチャルマシン提供システム10は、利用者に割り当てたバーチャルマシン161~16nやクローンの稼働状況を各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にする稼働状況可視化手段を実行する。なお、管理事業者(データセンター)には、すべての利用者のバーチャルマシン161~16nやクローンの稼働状況が表示される。稼働状況可視化手段においてバーチャルマシン161~16nやクローンの稼働状況を各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にするとは、特定の利用者に提供されたバーチャルマシン161~16nやクローンの稼働状況はその利用者のみが見ることが可能であるとともに把握することが可能であり、他の利用者はそのバーチャルマシン161~16nやクローンの稼働状況を見ることができず、把握することができないことを意味する。
バーチャルマシン161~16nおよびクローンの稼働状況には、各バーチャルマシン161~16nやクローンの過去または現在のメモリ利用率があり、稼働状況可視化手段では、メモリ利用率を各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にする。なお、稼働状況可視化手段では、メモリ利用率を時系列に可視化する。バーチャルマシン161~16nおよびクローンの稼働状況には、各バーチャルマシン161~16nやクローンの過去または現在の中央処理装置(CPUまたはMPU)利用率があり、稼働状況可視化手段では、中央処理装置利用率を各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にする。なお、稼働状況可視化手段では、中央処理装置利用率を時系列に可視化する。
バーチャルマシン161~16nおよびクローンの稼働状況には、各バーチャルマシン161~16nやクローンの過去または現在のプライベートネットワーク利用率があり、稼働状況可視化手段では、プライベートネットワーク利用率を各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にする。なお、稼働状況可視化手段では、プライベートネットワーク利用率を時系列に可視化する。バーチャルマシン161~16nおよびクローンの稼働状況には、各バーチャルマシン161~16nやクローンの稼動時間、各バーチャルマシン161~16nやクローンの最後の電源ON日時、各バーチャルマシン161~16nやクローンの最後の電源OFF日時があり、稼働状況可視化手段では、稼動時間、電源ON日時、電源OFF日時を各利用者毎に個別に可視化するとともに他の利用者に不可視にする。
図5は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたログイン画面の一例を示す図であり、図6は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示された初期画面の一例を示す図である。図7は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示された新規ユーザー登録画面の一例を示す図であり、図8は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示された登録済ユーザー情報一覧画面の一例を示す図である。なお、それら図および以下に示す各図では、各入力エリアや各表示エリアに表示されるデータの記載を省略している。
利用者が新規にこのシステム10によって提供されるバーチャルマシン161~16nの利用を希望する場合、最初にシステム10を管理する管理事業者のデータセンターに連絡する。利用者は、ユーザー名、代表者名、電話番号、FAX番号、郵便番号、住所、メールアドレス等のユーザー情報を担当者に伝える。連絡を受けたデータセンターの担当者は、利用者が使用を希望するグローバルネットワーク171~17nの数およびプライベートネットワーク181~18nの数を聞き、管理用マシン21において新規ユーザー登録を行う。
管理用サーバ21のディスプレイに表示されたバーチャルマシン提供システム10のアイコンをクリックし、システム10を起動させると、図5に示すログイン画面が管理用マシン21のディスプレイ22に表示される。図5のログイン画面には、管理者ID入力エリア5a、パスワード入力エリア5b、ログインボタン5cが表示される。管理事業者(担当者)は、管理者ID入力エリア5aに管理者IDを入力し、パスワード入力エリア5bにパスワードを入力した後、ログインボタン5cをクリックする。
ログインボタン5cをクリックすると、図6に示す初期画面が管理用マシン21のディスプレイ22に表示される。図6の初期画面には、新規ユーザー登録ボタン6a、登録済ユーザー情報一覧ボタン6b、ネットワーク一覧ボタン6c、イベント一覧ボタン6d、ログアウトボタン6eが表示される。管理事業者(担当者)は、新規ユーザー登録ボタン6aをクリックし、新規ユーザー登録を行う。新規ユーザー登録ボタン6aをクリックすると、管理用マシン21は、図7に示す新規ユーザー登録画面をディスプレイ22に表示する。
図7の新規ユーザー登録画面には、ユーザー名入力エリア7a、収容クラスタ表示エリア7b、代表者入力エリア7c、パスワード入力エリア7d、電話番号入力エリア7e、FAX番号入力エリア7f、郵便番号入力エリア7g、住所入力エリア7h、メールアドレス入力エリア7i、開通予定日表示エリア7jが表示され、実行ボタン7k、クリアボタン7l、キャンセルボタン7mが表示される。収容クラスタ表示エリア7bには、自動的に設定された収容クラスタ(最もバーチャルマシン数の少ないクラスタ)が表示される。開通予定日表示エリア7jには、ユーザー登録を行ったユーザーのバーチャルマシン使用可能日が表示される。
管理事業者(担当者)が図7の新規ユーザー登録画面の各入力エリアに必要なデータ(情報)を入力し、実行ボタン7kをクリックすると、管理用マシン21は、ユーザーを特定するユーザー識別子を生成するとともに、ユーザーNOおよびユーザーIDを生成し、そのユーザー識別子と各入力エリアに入力されたデータおよび各表示エリアに表示されたデータ(登録日時または最新編集日時、ユーザーNO、ユーザーIDを含む)とを関連付けた状態でハードディスクに格納する。管理用マシン21は、それらを格納すると、ユーザーが使用するユーザーパスワードおよびユーザーIDを表示したメールを利用者のユーザーサーバ191~19nに送信するとともに、再び図6の初期画面をディスプレイ22に表示する。なお、クリアボタン7lをクリックすると、各入力エリアに入力されたデータが消去され、データの入力を初めからやり直す。キャンセルボタン7mをクリックすると、図6の初期画面に戻る。管理事業者は、新規ユーザー登録によって複数の利用者をこのシステム10に登録する。
次に、管理事業者は、図6の初期画面において登録済ユーザー情報一覧ボタン6bをクリックする。登録済ユーザー情報一覧ボタン6bをクリックすると、管理用マシン21は、図8に示す登録済ユーザー情報一覧画面をディスプレイ22に表示する。図8の登録済ユーザー情報一覧画面には、収容クラスタが表示されたクラスタ表示エリア8a、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア8b、バーチャルマシン数が表示されたバーチャルマシン数表示エリア8c、グローバルネットワークアドレスが表示されたグローバルアドレス表示エリア8d、登録日時が表示された登録日時表示エリア8e、最終編集日時が表示された最終編集日時表示エリア8f、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア8g、ユーザーのパスワードが表示されたユーザーパスワード表示エリア8h、ユーザーのIDが表示されたユーザーID表示エリア8iが表示される。さらに、ユーザー情報編集ボタン8j、ネットワーク情報設定ボタン8k、バーチャルマシン設定ボタン8l、バーチャルマシン一覧ボタン8m、イベントログ一覧ボタン8n、稼働状況表示ボタン8o、閉じるボタン8pが表示される。閉じるボタン8pをクリックすると、図6の初期画面に戻る。
登録済のユーザー情報を追加、変更、削除する場合(改変する場合)、管理事業者は、図8の登録済ユーザー情報一覧画面のユーザー名表示エリア8bに表示されたユーザー名のうち、ユーザー情報の改変対象のユーザー名を反転させた後、ユーザー情報編集ボタン8jをクリックする。ユーザー情報編集ボタン8jをクリックすると、図示はしていないが、管理用マシン21は、ユーザー情報編集画面をディスプレイ22に表示する。ユーザー情報編集画面は、図7の新規ユーザー登録画面と同様の画面であり、登録済ユーザーの各データが各表示エリアに表示された状態にある。管理事業者は、ユーザー情報を改変する場合、各エリアに表示されたデータを改変した後、実行ボタンをクリックする。管理用マシン21は、ユーザー識別子と各表示エリアに表示されたデータ(最新編集日時、ユーザーNOを含む)とを関連付けた状態でハードディスクに格納する。管理用マシン21は、それらを格納すると、再び図8の登録済ユーザー情報一覧画面をディスプレイ22に表示する。
図9は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたネットワーク情報設定画面の一例を示す図である。登録済ユーザーのネットワーク情報を設定する場合、管理事業者は、図8の登録済ユーザー情報一覧画面のユーザー名表示エリア8bに表示されたユーザー名のうち、ネットワーク情報を設定するユーザー名を反転させた後、ネットワーク情報設定ボタン8kをクリックする。ネットワーク情報設定ボタン8kをクリックすると、管理用マシン21は、図9に示すネットワーク情報設定画面をディスプレイ22に表示する。
図9のネットワーク情報設定画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア9a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア9b、グローバルネットワーク入力エリア、プライベートネットワーク入力エリアが表示され、実行ボタン9f、クリアボタン9g、キャンセルボタン9hが表示される。管理事業者は、ユーザー名表示エリア9aやユーザーNO表示エリア9bに表示されたユーザー名およびユーザーNOを確認した後、利用者が希望する数のグローバルネットワーク171~17nを設定する。具体的には、グローバルネットワーク入力エリアのうちのグローバルネットワークアドレス入力エリア9cにグローバルネットワークアドレスを入力(グローバルネットワーク入力エリア9cのプルダウンリストからグローバルネットワークアドレスを選択)する。
さらに、利用者が希望する数のプライベートネットワーク181~18nを設定する。具体的には、プライベートネットワーク入力エリアのうちのプライベートネットワークアドレス入力エリア9dにプライベートネットワークアドレスを入力(プライベートネットワーク入力エリア9dのプルダウンリストからプライベートネットワークアドレスを選択)するとともに、プライベートネットワーク入力エリアのうちのプライベートネットワークID入力エリア9eにプライベートネットワークIDを入力(プライベートネットワーク入力エリア9eのプルダウンリストからプライベートネットワークIDを選択)する。
各入力エリアにアドレスやIDを入力した後、実行ボタン9fをクリックすると、管理用マシン21は、図示はしてないが、ネットワーク設定確認画面をディスプレイ22に表示する。ネットワーク設定確認画面には、ネットワーク設定対象のユーザー名、グローバルネットワーク171~17nを表示したグローバルネットワーク表示エリア、プライベートネットワーク181~18nを表示したプライベートネットワーク表示エリア、設定確認ボタン、キャンセルボタンが表示される。キャンセルボタンをクリックすると、図8の登録済ユーザー情報一覧画面に戻る。設定確認ボタンをクリックすると、管理用マシン21は、ユーザー識別子とグローバルネットワークアドレスとを関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(グローバルネットワーク設定手段)、ユーザー識別子とプライベートネットワークアドレスおよびプライベートネットワークIDとを関連付けた状態でハードディスクに格納する(プライベートネットワーク設定手段)。管理用マシン21は、それらを格納すると、再び図8の登録済ユーザー情報一覧画面をディスプレイ22に表示する。なお、図9のネットワーク情報設定画面においてクリアボタン9gをクリックすると、各入力エリアに入力されたデータが消去され、データの入力を初めからやり直す。キャンセルボタン9hをクリックすると、図8の登録済ユーザー情報一覧画面に戻る。
システム10では、図1~図4に示すように、利用者の要求により、グローバルネットワーク171~17nを介して接続された複数のバーチャルルーター141~14nおよびバーチャルファイアーフォール151~15nを利用者に使用させることができる。また、このシステム10では、図2~図4に示すように、1つのバーチャルファイアーフォール151~15nから利用者が希望する数の複数のプライベートネットワーク181~18nが延出し、それらプライベートネットワーク181~18nにバーチャルマシン161~16nが接続され、それらプライベートネットワーク181~18nに接続されたバーチャルマシン161~16nを利用者に使用させることができる。
図10は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたバーチャルマシン設定画面の一例を示す図である。利用者に利用させるバーチャルマシン161~16nを設定する場合、管理事業者は、図8の登録済ユーザー情報一覧画面のユーザー名表示エリア8bに表示されたユーザー名のうち、バーチャルマシン161~16nを設定するユーザー名を反転させた後、バーチャルマシン設定ボタン8lをクリックする。バーチャルマシン設定ボタン8lをクリックすると、管理用マシン21は、図10に示すバーチャルマシン設定画面をディスプレイ22に表示する。なお、管理事業者は、利用者から事前にバーチャルマシン161~16nの数およびバーチャルマシン161~16nのキャパシティー(性能)の希望を受け付けている。
図10のバーチャルマシン設定画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア10a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア10b、マシン名入力エリア10c、CPU数(中央処理装置数)入力エリア10d、メモリサイズ入力エリア10e、ディスク数入力エリア10f、各ディスクのディスク容量入力エリア10g、OSテンプレート入力エリア10h、グローバルネットワークアドレスが表示されたグローバルネットワークアドレス表示エリア10i、プライベートネットワークアドレスが表示されたプライベートネットワークアドレス表示エリア10jが表示され、実行ボタン10k、クリアボタン10l、キャンセルボタン10mが表示される。
管理事業者は、ユーザー名表示エリア10aやユーザーNO表示エリア10bに表示されたユーザー名およびユーザーNOを確認した後、利用者が希望する数のバーチャルマシン161~16nを設定する。具体的には、マシン名入力エリア10cに1または2以上のバーチャルマシン名を入力(マシン名入力エリア10cのプルダウンリストからバーチャルマシン名を選択)し、CPU数入力エリア10dにバーチャルマシン161~16nのCPU数を入力(CPU数入力エリア10dのプルダウンリストからCPU数を選択)するとともに、メモリサイズ入力エリア10eにバーチャルマシン161~16nのメモリサイズを入力(メモリサイズ入力エリア10eのプルダウンリストからメモリサイズを選択)する。さらに、ディスク数入力エリア10fにバーチャルマシン161~16nのディスク数を入力(ディスク数入力エリア10fのプルダウンリストからディスク数を選択)し、ディスク容量入力エリア10gにバーチャルマシン161~16nのディスク容量を入力(ディスク容量入力エリア10gのプルダウンリストからディスク容量を選択)するとともに、OSテンプレート入力エリア10hにバーチャルマシン161~16nに使用するOSテンプレートを入力(OSテンプレート入力エリア10hのプルダウンリストからOSテンプレートを選択)する。
図10のバーチャルマシン設定画面において各入力エリアに必要なデータを入力した後、実行ボタン10kをクリックすると、管理用マシン21は、物理サーバ13,131~13n上にバーチャルマシン161~16nを生成し(バーチャルマシン生成手段)、生成したバーチャルマシン161~16nのキャパシティーを各バーチャルマシン161~16n毎に設定するとともに(キャパシティー設定手段)、生成したバーチャルマシン161~16nを利用者に割り当てる(バーチャルマシン第1割当手段)。管理用マシン21は、バーチャルマシン第1割当手段によって割り当てた各バーチャルマシン161~16n毎に所定のIPアドレスを生成し、生成したIPアドレスを各バーチャルマシン161~16nに設定する(IPアドレス第1設定手段)。
バーチャルマシン161~16nの設定が終了すると、図1~図4に示すように、物理セキュリティールーター111~11n上に仮想された第1~第nバーチャルルーター141~14nと物理セキュリティールーター121~12n上に仮想された第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nとがグローバルネットワーク171~17nを介してつながるとともに、第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nと各バーチャルマシン161~16nとがプライベートネットワーク181~18nを介してつながる。
管理用マシン21は、ユーザー識別子と入力されたマシン名やCPU数、メモリサイズ、ディスク数、ディスク容量、OSテンプレート、IPアドレスとを関連付けた状態でハードディスクに格納する。管理用マシン21は、それらを格納すると、再び図8の登録済ユーザー情報一覧画面をディスプレイ22に表示する。なお、図10のバーチャルマシン設定画面においてクリアボタン10lをクリックすると、各入力エリアに入力されたデータが消去され、データの入力を初めからやり直す。キャンセルボタン10mをクリックすると、図8の登録済ユーザー情報一覧画面に戻る。
バーチャルマシン提供システム10は、バーチャルマシン161~16nを利用する利用者のその利用態様や利用頻度、利用方法等に応じて各バーチャルマシン161~16nを自由に割り当てることができ、利用者にとって不必要なバーチャルマシン161~16nが割り当てられることはなく、それら利用者がバーチャルマシン161~16nを最適な環境で無駄なく有効に利用することができる。システム10は、各バーチャルマシン161~16n毎に異なるキャパシティーを設定することができるから、バーチャルマシン161~16nを利用する利用者のその利用態様や利用頻度、利用方法等に応じてキャパシティーが異なるバーチャルマシン161~16nを自由に割り当てることができ、利用者にとって不必要な性能を有するバーチャルマシン161~16nや性能が不備なバーチャルマシン161~16nが割り当てられることはなく、最適なキャパシティーを有するバーチャルマシン161~16nをそれら利用者が利用することができる。
図11は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたバーチャルマシン一覧画面の一例を示す図である。利用者に割り当てられたバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)を削除する場合、管理事業者は、図8の登録済ユーザー情報一覧画面のユーザー名表示エリア8bに表示されたユーザー名のうち、特定のユーザー名を反転させた後、バーチャルマシン一覧8mをクリックする。バーチャルマシン一覧8mをクリックすると、管理用マシン21は、図11に示すバーチャルマシン一覧画面(バーチャルマシン161~16nのキャパシティーおよびバーチャルマシン161~16nのクローンのキャパシティー、バーチャルマシン161~16nの改変されたキャパシティーおよびバーチャルマシン161~16nのクローンの改変されたキャパシティーを含む)をディスプレイ22に表示する(キャパシティー第1可視化手段、キャパシティー第2可視化手段、キャパシティー改変可視化手段)。なお、管理事業者は、利用者から事前にバーチャルマシン161~16nの削除の要求を受け付けている。
図11のバーチャルマシン一覧画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア11a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア11b、設定済みのバーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア11c、設定日時が表示された設定日時表示エリア11d、バーチャルマシン名表示エリア11cのバーチャルマシン161~16nのCPU数が表示されたCPU数表示エリア11e、メモリサイズが表示されたメモリサイズ表示エリア11f、ディスク数が表示されたディスク数表示エリア11g、ディスク容量が表示されたディスク容量表示エリア11h、OSテンプレートが表示されたOSテンプレート表示エリア11i、バーチャルマシン161~16nがクローンであるかを示すクローン表示エリア11jが表示される。さらに、バーチャルマシン削除ボタン11k、キャパシティー改変ボタン11l、クローン作成ボタン11m、コンソール機能設定ボタン11n、キャンセルボタン11oが表示される。キャンセルボタン11oをクリックすると、図8の登録済ユーザー情報一覧画面に戻る。
設定済みのバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローン)を削除する場合、管理事業者は、図11のバーチャルマシン一覧画面のバーチャルマシン名表示エリア11dに表示されたバーチャルマシン名のうち、削除する1または2以上のバーチャルマシン名を反転させた後、バーチャルマシン削除ボタン11kをクリックする。削除ボタン11kをクリックすると、管理用マシン21は、図示はしてないが、削除確認画面をディスプレイ22に表示する。削除確認画面には、削除対象のバーチャルマシン名、削除確認ボタン、キャンセルボタンが表示される。キャンセルボタンをクリックすると、図11のバーチャルマシン一覧画面に戻る。削除確認ボタンをクリックすると、管理用マシン21は、削除対象のバーチャルマシン161~16nやクローン(IPアドレスを含む)をハードディスクから削除する(バーチャルマシン第1削除手段、バーチャルマシン第2削除手段)。管理用マシン21は、バーチャルマシン161~16nやクローンをハードディスクから削除した後、再び図11のバーチャルマシン一覧画面をディスプレイ22に表示する。バーチャルマシン161~16nやクローンを削除した後のバーチャルマシン一覧画面には、削除されたバーチャルマシン161~16nやクローンが消去されている。
バーチャルマシン提供システム10は、割り当てられたバーチャルマシン161~16nやバーチャルマシン161~16nのクローンの中から、不要になったバーチャルマシン161~16nやクローンを利用者がその要求によって自由に削除することができるから、バーチャルマシン161~16nやクローンの利用態様や利用頻度、利用方法等を考慮しつつバーチャルマシン161~16nやクローンの無駄を省くことができ、最適な環境においてバーチャルマシン161~16nやクローンを無駄なく有効に利用することができる。
図12は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたバーチャルマシンキャパシティー改変画面の一例を示す図である。利用者に割り当てられたバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)のキャパシティーを改変する場合、管理事業者は、図11のバーチャルマシン一覧画面のバーチャルマシン名表示エリア11dに表示されたバーチャルマシン名のうち、キャパシティーを改変するバーチャルマシン名を反転させた後、キャパシティー改変ボタン11lをクリックする。改変ボタン11lをクリックすると、管理用マシン21は、図12に示すバーチャルマシンキャパシティー改変画面をディスプレイ22に表示する。なお、管理事業者は、利用者から事前にバーチャルマシン161~16nのキャパシティー改変の要求を受け付けている。
図12のバーチャルマシンキャパシティー改変画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア12a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア12b、設定済みのバーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア12c、あらたなバーチャルマシン名を入力するバーチャルマシン名入力エリア12d、CPU数が表示されたCPU数表示エリア12e、メモリサイズが表示されたメモリサイズ表示エリア12f、ディスク容量が表示されたディスク容量表示エリア12g、OSテンプレートが表示されたOSテンプレート表示エリア12hが表示される。さらに、ディスク数追加入力エリア12i、追加ディスクのディスク容量入力エリア12j、ディスク削除エリア12k、改変実行ボタン12l、クリアボタン12m、キャンセルボタン12nが表示される。キャンセルボタン12nをクリックすると、図11のバーチャルマシン一覧画面に戻る。キャパシティー改変では、CPU数、メモリサイズ、ディスク数、ディスク容量、OSテンプレートのうちの少なくとも1つを変更することができる。
設定済みのバーチャルマシン161~16nやクローンのキャパシティーを改変する場合、管理事業者は、図12のバーチャルマシンキャパシティー改変画面において、ユーザー名やユーザーNO、バーチャルマシン名を確認した後、各キャパシティーを改変する。バーチャルマシン名を変更する場合、バーチャルマシン名入力エリア12dにあらたなマシン名を入力する。CPU数を増減する場合、CPU数が表示されたCPU数表示エリア12eにおいてCPU数を増減し、メモリサイズを増減する場合、メモリサイズが表示されたメモリサイズ表示エリア12fにおいてメモリサイズを増減する。ディスク容量を増減する場合、ディスク容量が表示されたディスク容量表示エリア12gにおいてディスク容量を増減し、OSテンプレートを変更する場合、OSテンプレートが表示されたOSテンプレート表示エリア12hにおいてOSテンプレートを変更する。
ディスク数を追加する場合、ディスク数追加入力エリア12iにおいて追加ディスク数を指定(ディスク数追加入力エリア12iのプルダウンリストから追加ディスク数を選択)し、ディスク容量入力エリア12jに追加したディスクのディスク容量を入力(ディスク容量入力エリア12jのプルダウンリストからディスク容量を選択)する。ディスクを削除する場合、ディスク削除エリア12kにおいて削除するディスクを指定(ディスク削除エリア12kのプルダウンリストから削除するディスクを選択)する。
それらキャパシティーを改変した後、改変実行ボタン12lをクリックする。改変実行ボタン12lをクリックすると、管理用マシン21は、図示はしてないが、改変確認画面をディスプレイ22に表示する。改変確認画面には、改変対象のバーチャルマシン名(マシン名を変更した場合はそのマシン名)を表示したバーチャルマシン名表示エリア、改変後のCPU数、メモリサイズ、ディスク数、ディスク容量、OSテンプレートを表示したキャパシティー表示エリア、改変確認ボタン、キャンセルボタンが表示される。キャンセルボタンをクリックすると、図11のバーチャルマシン一覧画面に戻る。改変確認ボタンをクリックすると、管理用マシン21は、ユーザー識別子と変更されたマシン名、増減されたCPU数、増減されたメモリサイズ、増減されたディスク数、増減されたディスク容量、変更されたOSテンプレートとを関連付けた状態でハードディスクに格納する(キャパシティー改変手段)。管理用マシン21は、それらを格納すると、再び図11のバーチャルマシン一覧画面をディスプレイ22に表示する。
図13は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたクローン作成画面の一例を示す図である。利用者に割り当てられたバーチャルマシン161~16nと同一のバーチャルマシン161~16nのクローン(複製)を作成する場合、管理事業者は、図11のバーチャルマシン一覧画面のバーチャルマシン名表示エリア11dに表示されたバーチャルマシン名のうち、クローンを作成するバーチャルマシン名を反転させた後、クローン作成ボタン11mをクリックする。クローン作成ボタン11mをクリックすると、管理用マシン21は、図13に示すクローン作成画面をディスプレイ22に表示する。なお、管理事業者は、利用者から事前にバーチャルマシン161~16nのクローンの作成要求を受け付けている。
図13のクローン作成画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア13a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア13b、設定済みのバーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア13c、CPU数が表示されたCPU数表示エリア13d、メモリサイズが表示されたメモリサイズ表示エリア13e、ディスク数が表示されたディスク数表示エリア13f、ディスク容量が表示されたディスク容量表示エリア13g、OSテンプレートが表示されたOSテンプレート表示エリア13h、バーチャルマシン161~16nのグローバルネットワークアドレスが表示されたグローバルネットワークアドレス表示エリア13i、バーチャルマシン161~16nのプライベートネットワークアドレスが表示されたプライベートネットワークアドレス表示エリア13jが表示される。さらに、クローン数入力エリア13k、クローン実行ボタン13l、クリアボタン13m、キャンセルボタン13nが表示される。キャンセルボタン13nをクリックすると、図11のバーチャルマシン一覧画面に戻る。
設定済みのバーチャルマシン161~16nのクローンを作成する場合、管理事業者は、図13のクローン作成画面において、ユーザー名やユーザーNO、バーチャルマシン名、CPU数、メモリサイズ、ディスク数、ディスク容量、OSテンプレート、グローバルネットワークアドレス、プライベートネットワークを確認した後、クローン数入力エリアに作成するクローンの数を入力(クローン数入力エリアのプルダウンリストからクローンの数を選択)し、クローン実行ボタン13lをクリックする。
クローン実行ボタン13lをクリックすると、管理用マシン21は、図示はしてないが、クローン確認画面をディスプレイ22に表示する。クローン確認画面には、クローン元のバーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア、クローンのCPU数、メモリサイズ、ディスク容量、OSテンプレートを表示したキャパシティー表示エリア、クローン確認ボタン、キャンセルボタンが表示される。キャンセルボタンをクリックすると、図11のバーチャルマシン一覧画面に戻る。
クローン確認ボタンをクリックすると、管理用マシン21は、物理サーバ13,131~13n上にバーチャルマシン161~16nのクローンを生成し(クローン生成手段)、生成したバーチャルマシン161~16nのクローンを利用者に割り当てる(バーチャルマシン第2割当手段)。管理用マシン21は、バーチャルマシン第2割当手段によって割り当てたバーチャルマシン161~16nの各クローン毎に所定のIPアドレスを生成し、生成したIPアドレスを各バーチャルマシン161~16nに設定する(IPアドレス第2設定手段)。
物理サーバ13,131~13n上にクローンが作成されると、図1~図4に示すように、物理セキュリティールーター111~11n上に仮想された第1~第nバーチャルルーター141~14nと物理セキュリティールーター121~12n上に仮想された第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nとがグローバルネットワーク171~17nを介してつながるとともに、第1~第nバーチャルファイアーフォール151~15nとバーチャルマシン161~16nの各クローンとがプライベートネットワーク181~18nを介してつながる。
管理用マシン21は、ユーザー識別子とクローン元のバーチャルマシン名およびクローンのバーチャルマシン名(たとえば、マシン名+クローン1やマシン名+クローン2等)とを関連付けた状態でハードディスクに格納し、ユーザー識別子とクローンのCPU数やメモリサイズ、ディスク数、ディスク容量、OSテンプレート、IPアドレスとを関連付けた状態でハードディスクに格納する。さらに、ユーザー識別子とグローバルネットワークアドレスとを関連付けた状態でハードディスクに格納し(グローバルネットワーク設定手段)、プライベートネットワークアドレス(ネットワークIDを含む)とを関連付けた状態でハードディスクに格納する(プライベートネットワーク設定手段)。管理用マシン21は、それらを格納すると、再び図11のバーチャルマシン一覧画面をディスプレイ22に表示する。
バーチャルマシン提供システム10は、すでに存在するバーチャルマシン161~16nと同一のクローンを作ることができ、同一の機能を有するバーチャルマシン161~16nを自由にコピー(複製)することで、同一の機能を有する複数のバーチャルマシン161~16n(クローン)を速やかに作成することができる。バーチャルマシン提供システム10は、利用者の要求に応じて同一の機能を有する複数のバーチャルマシン161~16n(クローン)を作成することで、利用者のバーチャルマシン161~16nの利用態様や利用頻度、利用方法等に応じたバーチャルマシン161~16nの必要性に速やかに対応することができる。
次に、利用者に割り当てられたバーチャルマシン利用態様にコンソール機能を設定する場合、管理事業者は、図11のバーチャルマシン一覧画面のバーチャルマシン名表示エリア11dに表示されたバーチャルマシン名のうち、コンソール機能を設定するバーチャルマシン名を反転させた後、コンソール機能設定ボタン11nをクリックする。コンソール機能設定ボタン11nをクリックすると、管理用マシン21は、コンソール機能設定対象のバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)にコンソール機能を設定する(コンソール機能設定手段)。なお、管理事業者は、利用者から事前にバーチャルマシン161~16nにコンソール機能の設定要求を受け付けている。バーチャルマシン提供システム10は、バーチャルマシン161~16nやクローンに仮想的なコンソール機能を実現することができ、プライベートネットワーク181~18nを介して各バーチャルマシン161~16nや各クローンに接続された他の機器をコンソールとして利用することができる。
図14は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたネットワーク一覧画面の一例を示す図である。すでに設定されたネットワークの一覧を表示する場合、管理事業者は、図6の初期画面においてネットワーク一覧ボタン6cをクリックする。ネットワーク一覧ボタン6cをクリックすると、管理用マシン21は、図14に示すネットワークの一覧(改変されたネットワークの一覧を含む)をディスプレイ22に表示する(ネットワーク可視化手段)。
図14のネットワーク一覧画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア14a、グローバルネットワークが表示されたグローバルネットワーク表示エリア14b、プライベートネットワークが表示されたプライベートネットワーク表示エリア14c、インターフェイス名が表示されたインターフェイス名表示エリア14d、クラスタが表示されたクラスタ表示エリア14e、変更日時が表示された変更日時表示エリア14fが表示される。さらに、ネットワーク詳細ボタン14g、ネットワーク追加ボタン14h、ネットワーク変更ボタン14i、ネットワーク削除ボタン14j、印刷ボタン14k、閉じるボタン14lが表示される。印刷ボタン14kをクリックすると、ネットワーク一覧画面におけるネットワーク一覧がプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン14lをクリックすると、図6の初期画面に戻る。管理事業者は、図14のネットワーク一覧画面を確認することで、このシステム10におけるネットワークの利用状況を把握することができる。
図15は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたネットワーク詳細画面の一例を示す図である。ネットワーク一覧に表示された利用者のうち、特定の利用者のネットワークの詳細を確認する場合、管理事業者は、図14のネットワーク一覧画面のユーザー名表示エリア14aに表示されたユーザー名のうち、ネットワーク詳細を確認するユーザー名を反転させた後、ネットワーク詳細ボタン14gをクリックする。ネットワーク詳細ボタン14gをクリックすると、管理用マシン21は、図15に示す各ユーザーのネットワークの詳細(改変された各ユーザーのネットワークの詳細を含む)をディスプレイ22に表示する(ネットワーク可視化手段)。
図15のネットワーク詳細画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア15a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア15b、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア15c、バーチャルマシン161~16nがクローンであるかを示すクローン表示エリア15d、グローバルネットワークアドレスが表示されたグローバルネットワークアドレスエリア15e、プライベートネットワークアドレスが表示されたプライベートネットワークアドレス表示エリア15f、プライベートネットワークIDが表示されたプライベートネットワークID表示エリア15g、印刷ボタン15h、閉じるボタン15iが表示される。印刷ボタン15hをクリックすると、ネットワーク詳細画面におけるネットワーク詳細がプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン15iをクリックすると、図14のネットワーク一覧画面に戻る。管理事業者は、図15のネットワーク詳細画面を確認することで、各利用者毎におけるネットワークの利用状況を把握することができる。
図16は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたネットワーク追加画面の一例を示す図である。ネットワーク一覧に表示された利用者のうち、特定の利用者についてネットワークを追加する場合、管理事業者は、図14のネットワーク一覧画面のユーザー名表示エリア14aに表示されたユーザー名のうち、ネットワークを追加するユーザー名を反転させた後、ネットワーク追加ボタン14hをクリックする。ネットワーク追加ボタン14hをクリックすると、管理用マシン21は、図16に示す各ユーザー毎のネットワーク追加画面をディスプレイ22に表示する。なお、管理事業者は、利用者から事前にネットワークの追加の要求を受け付けている。
図16のネットワーク追加画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア16a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア16b、グローバルネットワーク入力エリア、プライベートネットワーク入力エリア、追加ボタン16f、クリアボタン16g、キャンセルボタン16hが表示される。管理事業者は、ユーザー名表示エリア16aやユーザーNO表示エリア16bに表示されたユーザー名およびユーザーNOを確認した後、利用者が追加を希望する数のグローバルネットワーク171~17nを設定する。具体的には、グローバルネットワーク入力エリアのうちのグローバルネットワークアドレス入力エリア16cにグローバルネットワークアドレスを入力(グローバルネットワーク入力エリア16cのプルダウンリストからグローバルネットワークアドレスを選択)する。
さらに、利用者が追加を希望する数のプライベートネットワーク181~18nを設定する。具体的には、プライベートネットワーク入力エリアのうちのプライベートネットワークアドレス入力エリア16dにプライベートネットワークアドレスを入力(プライベートネットワーク入力エリア16dのプルダウンリストからプライベートネットワークアドレスを選択)するとともに、プライベートネットワーク入力エリアのうちのプライベートネットワークID入力エリア16eにプライベートネットワークIDを入力(プライベートネットワーク入力エリア16eのプルダウンリストからプライベートネットワークIDを選択)する。
各入力エリアにアドレスやIDを入力した後、管理事業者は、追加ボタン16fをクリックする。追加ボタン16fをクリックすると、管理用マシン21は、図示はしてないが、追加確認画面をディスプレイ22に表示する。追加確認画面には、ユーザー名を表示したユーザー名表示エリア、グローバルネットワークアドレスを表示したグローバルネットワークアドレス表示エリア、プライベートネットワークアドレスを表示したプライベートネットワークアドレス表示エリア、追加確認ボタン、キャンセルボタンが表示される。
追加確認ボタンをクリックすると、管理用マシン21は、ユーザー識別子と追加されたグローバルネットワークアドレスとを関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(グローバルネットワーク改変手段)、ユーザー識別子と追加されたプライベートネットワークアドレスおよびプライベートネットワークIDとを関連付けた状態でハードディスクに格納する(プライベートネットワーク改変手段)。管理用マシン21は、それらを格納すると、再び図14のネットワーク一覧画面をディスプレイ22に表示する。なお、図16のネットワーク追加画面においてクリアボタン16gをクリックすると、各入力エリアに入力されたデータが消去され、データの入力を初めからやり直す。キャンセルボタン16hをクリックすると、図14のネットワーク一覧画面に戻る。
図17は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたネットワーク変更画面の一例を示す図である。ネットワーク一覧に表示された利用者のうち、特定の利用者についてネットワークを変更する場合、管理事業者は、図14のネットワーク一覧画面のユーザー名表示エリア14aに表示されたユーザー名のうち、ネットワークを変更するユーザー名を反転させた後、ネットワーク変更ボタン14iをクリックする。ネットワーク変更ボタン14iをクリックすると、管理用マシン21は、図17に示す各ユーザー毎のネットワーク変更画面をディスプレイ22に表示する。なお、管理事業者は、利用者から事前にネットワークの変更の要求を受け付けている。
図17のネットワーク変更画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア17a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア17b、グローバルネットワーク表示エリア、プライベートネットワーク表示エリア、変更ボタン17f、キャンセルボタン17gが表示される。管理事業者は、ユーザー名表示エリア17aやユーザーNO表示エリア17bに表示されたユーザー名およびユーザーNOを確認した後、変更対象のグローバルネットワーク171~17nを変更する。具体的には、グローバルネットワーク表示エリアのうちのグローバルネットワークアドレス表示エリア17cに表示された変更対象のグローバルネットワークアドレスを変更する。
さらに、変更対象のプライベートネットワーク181~18nを変更する。具体的には、プライベートネットワーク表示エリアのうちのプライベートネットワークアドレス表示エリア17dに表示された変更対象のプライベートネットワークアドレスを変更するとともに、プライベートネットワーク表示エリアのうちのプライベートネットワークID表示エリア17eに表示された変更対象のプライベートネットワークIDを変更する。
変更対象のネットワークアドレスやネットワークIDを変更した後、変更ボタン17fをクリックする。変更ボタン17fをクリックすると、管理用マシン21は、図示はしてないが、変更確認画面をディスプレイ22に表示する。変更確認画面には、ユーザー名を表示したユーザー名表示エリア、変更されたグローバルネットワークアドレスを表示したグローバルネットワークアドレス表示エリア、変更されたプライベートネットワークアドレスを表示したプライベートネットワークアドレス表示エリア、変更されたプライベートネットワークIDを表示したプライベートネットワークID表示エリア、変更確認ボタン、キャンセルボタンが表示される。
変更確認ボタンをクリックすると、管理用マシン21は、ユーザー識別子と変更されたグローバルネットワークアドレスとを関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに(グローバルネットワーク改変手段)、ユーザー識別子と変更されたプライベートネットワークアドレスおよびプライベートネットワークIDとを関連付けた状態でハードディスクに格納する(プライベートネットワーク改変手段)。なお、変更前のグローバルネットワークアドレスやプライベートネットワークアドレス、プライベートネットワークIDは、ハードディスクから削除される。管理用マシン21は、変更後のネットワークアドレスやネットワークIDを格納すると、再び図14のネットワーク一覧画面をディスプレイ22に表示する。なお、図17のネットワーク追加画面や追加確認画面においてキャンセルボタンをクリックすると、図14のネットワーク一覧画面に戻る。
図18は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたネットワーク削除画面の一例を示す図である。ネットワーク一覧に表示された利用者のうち、特定の利用者のネットワークを削除する場合、管理事業者は、図14のネットワーク一覧画面のユーザー名表示エリア14aに表示されたユーザー名のうち、ネットワークを削除するユーザー名を反転させた後、ネットワーク削除ボタン14jをクリックする。ネットワーク削除ボタン14jをクリックすると、管理用マシン21は、図18に示す各ユーザー毎のネットワーク削除画面をディスプレイ22に表示する。なお、管理事業者は、利用者から事前にネットワークの削除の要求を受け付けている。
図18のネットワーク削除画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア18a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア18b、グローバルネットワーク表示エリア、プライベートネットワーク表示エリア、削除ボタン18f、キャンセルボタン18gが表示される。管理事業者は、ユーザー名表示エリア18aやユーザーNO表示エリア18bに表示されたユーザー名およびユーザーNOを確認した後、グローバルネットワーク表示エリアのうちのグローバルネットワークアドレス表示エリア18cに表示された削除対象のグローバルネットワークアドレスを反転させる。さらに、プライベートネットワーク入力エリアのうちのプライベートネットワークアドレス入力エリア18dに表示された削除対象のプライベートネットワークアドレスを反転させるとともに、プライベートネットワーク入力エリアのうちのプライベートネットワークID入力エリア18eに表示された削除対象のプライベートネットワークIDを反転させる。
削除対象のネットワークアドレスやネットワークIDを反転させた後、削除ボタン18fをクリックする。削除ボタン18fをクリックすると、管理用マシン21は、図示はしてないが、削除確認画面をディスプレイ22に表示する。削除確認画面には、ユーザー名を表示したユーザー名表示エリア、削除対象のグローバルネットワークアドレスを表示したグローバルネットワークアドレス表示エリア、削除対象のプライベートネットワークアドレスを表示したプライベートネットワークアドレス表示エリア、削除対象のプライベートネットワークIDを表示したプライベートネットワークID表示エリア、削除確認ボタン、キャンセルボタンが表示される。
削除確認ボタンをクリックすると、管理用マシン21は、削除対象のグローバルネットワークアドレスやプライベートネットワークアドレス、プライベートネットワークIDをハードディスクから消去する(グローバルネットワーク改変手段、プライベートネットワーク改変手段)。管理用マシン21は、ネットワークアドレスおよびネットワークIDを削除すると、再び図14のネットワーク一覧画面をディスプレイ22に表示する。なお、図18のネットワーク追加画面や削除確認画面においてキャンセルボタンをクリックすると、図14のネットワーク一覧画面に戻る。
図19は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたイベントログ表示画面の一例を示す図である。各利用者のバーチャルマシン161~16nのイベントログを表示する場合、管理事業者は、図6の初期画面においてイベントログ一覧6dをクリックする。イベントログ一覧6dをクリックすると、管理用サーバ21は、図19に示すイベントログ表示画面をディスプレイ22に表示する。なお、イベントログとは、バーチャルマシン161~16nにおいて実施されたイベント(マシン形態やマシン状態、マシン稼働状況等)の記録である。
図19のイベントログ表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア19a、イベント発生日時が表示された発生日時表示エリア19b、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア19c、イベント名が表示されたイベント名表示エリア19d、CPU数が表示されたCPU数表示エリア19e、メモリサイズが表示されたメモリサイズ表示エリア19f、ディスク数が表示されたディスク数表示エリア19g、ディスク容量が表示されたディスク容量表示エリア19h、OSテンプレートが表示されたOSテンプレート表示エリア10i、備考表示エリア19jが表示される。さらに、印刷ボタン19k、ユーザー別イベントログ表示ボタン19l、閉じるボタン19mが表示される。印刷ボタン19kをクリックすると、イベントログ表示画面におけるイベントログがプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン19mをクリックすると、図6の初期画面に戻る。管理事業者は、図19のイベントログ表示画面を確認することで、すべて利用者のバーチャルマシン161~16nにおけるイベントを把握することができる。
イベント名表示エリア19dに表示されるイベント名には、新規バーチャルマシン、バーチャルマシンクローン、バーチャルマシン削除、バーチャルマシンクローン削除、バーチャルマシン名変更、CPU数増減、メモリサイズ増減、ディスク数増減、ディスク容量増減、ディスク削除、グローバルネットワークアドレス追加、グローバルネットワークアドレス変更、グローバルネットワークアドレス削除、プライベートネットワークアドレス追加、プライベートネットワークアドレス変更、プライベートネットワークアドレス削除、電源ON、電源OFFがある。備考表示エリアに表示される備考には、クローン元のバーチャルマシン名、変更前のバーチャルマシン名、増減内容がある。
図20は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたユーザー別イベントログ表示画面の一例を示す図である。図19のイベントログ表示画面のユーザー名表示エリア19aに表示されたユーザー名のうち、イベントログの表示対象のユーザー名を反転させた後、ユーザー別イベントログ表示ボタン19lをクリックし、または、図8の登録済ユーザー情報一覧画面のユーザー名表示エリア8bに表示されたユーザー名のうち、イベントログの表示対象のユーザー名を反転させた後、イベントログ表示ボタン8nをクリックすると、管理用サーバ21は、図20に示すユーザー別イベントログ表示画面をディスプレイ22に表示する。
図20のユーザー別イベントログ表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア20a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア20b、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア20c、イベント発生日時が表示された発生日時表示エリア20d、イベント名が表示されたイベント名表示エリア20e、CPU数が表示されたCPU数表示エリア20f、メモリサイズが表示されたメモリサイズ表示エリア20g、ディスク数が表示されたディスク数表示エリア20h、ディスク容量が表示されたディスク容量表示エリア20i、OSテンプレートが表示されたOSテンプレート表示エリア20j、備考表示エリア20kが表示され、さらに、印刷ボタン20l、閉じるボタン20mが表示される。印刷ボタン20lクリックすると、ユーザー別イベントログ表示画面におけるイベントログがプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン20mをクリックすると、図19のイベントログ表示画面に戻る。管理事業者は、図20のユーザー別イベントログ表示画面を確認することで、各利用者毎のバーチャルマシン161~16nにおけるイベントを把握することができる。
図21は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示された稼働状況表示画面の一例を示す図である。管理用サーバ21は、ユーザー識別子とバーチャルマシン名とそのバーチャルマシン名のバーチャルマシンの稼働状況(メモリ利用率、CPU利用率、プライベートネットワーク利用率、年月日および時間を含む)とを関連付けた状態でハードディスクに格納する。また、ユーザー識別子とクローンのバーチャルマシン名とそのバーチャルマシン名のクローンの稼働状況(メモリ利用率、CPU利用率、プライベートネットワーク利用率、年月日および時間を含む)とを関連付けた状態でハードディスクに格納する。図8の登録済ユーザー情報一覧画面のユーザー名表示エリア8bに表示されたユーザー名のうち、稼働状況の表示対象のユーザー名を反転させた後、稼働状況表示ボタン8oをクリックすると、管理用サーバ21は、図21に示すユーザー別の稼働状況表示画面をディスプレイ22に表示する(稼働状況可視化手段)。
図21の稼働状況表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア21a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア21b、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア21c、マシンの状態が表示された状態表示エリア21d、メモリ利用状況が表示されたメモリ利用状況表示エリア21e、CPU利用状況が表示されたCPU利用状況表示エリア21f、プライベートネットワークアドレスが表示されたプライベートネットワークアドレス表示エリア21g、最終電源ON日時が表示された最終電源ON日時表示エリア21h、最終電源OFF日時が表示された最終電源OFF日時表示エリア21iが表示され、さらに、バーチャルマシン別稼働状況表示ボタン21j、バーチャルマシン別メモリ利用率時系列表示ボタン21k、バーチャルマシン別CPU利用率時系列表示ボタン21l、プライベートネットワーク利用率時系列表示ボタン21m、印刷ボタン21n、閉じるボタン21oが表示される。印刷ボタン21nクリックすると、稼働状況表示画面における各バーチャルマシンの稼働状況がプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン21oをクリックすると、図8の登録済ユーザー情報一覧画面に戻る。管理事業者は、図21の稼働状況表示画面を確認することで、すべて利用者のバーチャルマシン161~16nにおける稼働状況を把握することができる。
状態表示エリア21dにはバーチャルマシン161~16nの状態が表示され、状態表示エリア21dの○は状態が良好、状態表示エリア21dの△は状態が注意、状態表示エリア21dの×は状態が不良を意味する。なお、信号機と同様に、状態が良好な場合は青色表示、状態が注意の場合は黄色表示、状態が不良の場合は赤色表示にすることもできる。メモリ利用状況表示エリア21eには各バーチャルマシン161~16nにおける現在のメモリ利用率が表示され、CPU利用状況表示エリア21fには各バーチャルマシン161~16nにおける現在のCPU利用率が表示される。最終電源ON日時表示エリア21hには、各バーチャルマシン161~16nにおける電源ONの最終日時が表示され、最終電源OFF日時表示エリア21iには、各バーチャルマシン161~16nにおける電源OFFの最終日時が表示される。
図22は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたマシン別稼働状況表示画面の一例を示す図である。図21の稼働状況表示画面のバーチャルマシン名表示エリア21cに表示されたマシン名のうち、稼働状況の表示対象のマシン名を反転させた後、マシン別稼働状況表示ボタン21jをクリックすると、管理用サーバ21は、図22に示すマシン別稼働状況表示画面をディスプレイ22に表示する(稼働状況可視化手段)。
図22のマシン別稼働状況表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア22a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア22b、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア22c、マシンの状態が表示された状態表示エリア22d、メモリ利用状況が表示されたメモリ利用状況表示エリア22e、CPU利用状況が表示されたCPU利用状況表示エリア22f、バーチャルマシンの稼働時間が表示された稼働時間表示エリア22g、プライベートネットワーク利用率が表示されたプライベートネットワーク利用率表示エリア22h、表示日時が表示された表示日時表示エリア22i、表示日時入力エリア22j、再表示ボタン22kが表示される。さらに、メモリサイズが表示されたメモリサイズ表示エリア22l、CPU数が表示されたCPU数表示エリア22m、ディスク数が表示されたディスク数表示エリア22n、ディスク容量が表示されたディスク容量表示エリア22o、印刷ボタン22p、閉じるボタン22qが表示される。
印刷ボタン22pをクリックすると、マシン別稼働状況表示画面におけるマシン別稼働状況がプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン22qをクリックすると、図21の稼働状況表示画面に戻る。稼働時間表示エリア22gには、バーチャルマシン161~16nの過去から現在までの稼働時間が表示される。プライベートネットワーク利用率表示エリア22hには、バーチャルマシン名表示エリアに表示されたバーチャルマシン161~16nが接続されたプライベートネットワーク181~18nの利用率が表示される。表示日時入力エリア22jにあらたな表示日時を入力し、再表示ボタン22kをクリックすると、管理用サーバ21は、入力された日時におけるマシン別稼働状況をディスプレイ22に表示する(稼働状況可視化手段)。管理事業者は、図22のマシン別稼働状況表示画面を確認することで、各バーチャルマシン161~16n毎における稼働状況を把握することができる。
図23は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたマシン別メモリ利用率時系列表示画面の一例を示す図である。図21の稼働状況表示画面のバーチャルマシン名表示エリア21cに表示されたマシン名のうち、メモリ利用率の時系列表示対象のマシン名を反転させた後、マシン別メモリ利用率時系列表示ボタン21kをクリックすると、管理用サーバ21は、図23に示すマシン別メモリ利用率時系列表示画面をディスプレイ22に表示する(稼働状況可視化手段)。
図23のマシン別メモリ利用率時系列表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア23a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア23b、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア23c、そのバーチャルマシンのメモリ利用率を時系列に表示したメモリ利用率グラフ23d、印刷ボタン23e、閉じるボタン23fが表示される。印刷ボタン23eをクリックすると、メモリ利用率時系列表示画面におけるメモリ利用率がプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン23fをクリックすると、図21の稼働状況表示画面に戻る。メモリ利用率グラフ23dでは、縦軸にメモリ利用率(%)が表示され、横軸に経過時間が表示される。なお、経過時間として月毎、日毎、時間毎のいずれかの表示をすることができる。管理事業者は、図23のマシン別メモリ利用率時系列表示画面を確認することで、各バーチャルマシン161~16n毎における過去から現在までのメモリ利用率を時系列に把握することができる。
図24は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたマシン別CPU利用率時系列表示画面の一例を示す図である。図21の稼働状況表示画面のバーチャルマシン名表示エリア21cに表示されたマシン名のうち、CPU利用率の表示対象のマシン名を反転させた後、マシン別CPU利用率時系列表示ボタン21lをクリックすると、管理用サーバ21は、図24に示すマシン別CPU利用率時系列表示画面をディスプレイ22に表示する(稼働状況可視化手段)。
図24のマシン別CPU利用率時系列表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア24a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア24b、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア24c、そのバーチャルマシンのCPU利用率を時系列に表示したCPU利用率グラフ24d、印刷ボタン24e、閉じるボタン24fが表示される。印刷ボタン24eをクリックすると、CPU利用率時系列表示画面におけるCPU利用率がプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン24fをクリックすると、図21の稼働状況表示画面に戻る。CPU利用率グラフ24dでは、縦軸にCPU利用率(%)が表示され、横軸に経過時間が表示される。なお、経過時間として月毎、日毎、時間毎のいずれかの表示をすることができる。管理事業者は、図24のマシン別CPU利用率時系列表示画面を確認することで、各バーチャルマシン161~16n毎における過去から現在までのCPU利用率を時系列に把握することができる。
図25は、管理用マシン21のディスプレイ22に表示されたプライベートネットワーク利用率時系列表示画面の一例を示す図である。図21の稼働状況表示画面のプライベートネットワークアドレス名表示エリア21g(またはバーチャルマシン名表示エリア21c)に表示されたプライベートネットワークアドレス(またはマシン名)のうち、プライベートネットワーク利用率の表示対象のプライベートネットワークアドレス(またはマシン名)を反転させた後、プライベートネットワーク利用率時系列表示ボタン21mをクリックすると、管理用サーバ21は、図25に示すプライベートネットワーク利用率時系列表示画面をディスプレイ22に表示する(稼働状況可視化手段)。
図25のプライベートネットワーク利用率時系列表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア25a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア25b、プライベートネットワークアドレスが表示されたプライベートネットワークアドレス表示エリア25c、そのプライベートネットワークのプライベートネットワーク利用率を時系列に表示したプライベートネットワーク利用率グラフ25d、印刷ボタン25e、閉じるボタン26fが表示される。印刷ボタン25eをクリックすると、プライベートネットワーク利用率時系列表示画面におけるプライベートネットワーク利用率がプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン25fをクリックすると、図21の稼働状況表示画面に戻る。プライベートネットワーク利用率グラフ25dでは、縦軸にプライベートネットワーク利用率(%)が表示され、横軸に経過時間が表示される。なお、経過時間として月毎、日毎、時間毎のいずれかの表示をすることができる。管理事業者は、図25のプライベートネットワーク利用率時系列表示画面を確認することで、各バーチャルマシン161~16n毎における過去から現在までのプライベートネットワーク利用率を時系列に把握することができる。
図26は、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示されたログイン画面の一例を示す図であり、図27は、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示されたユーザー初期画面の一例を示す図である。図28は、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示されたユーザーバーチャルマシン一覧画面の一例を示す図である。利用者(ユーザー)がこのシステム10を利用する場合、管理事業者からメール送信されたユーザーパスワードおよびユーザーIDを使用してシステム10にログインする。ユーザーサーバ191~19nを起動させ、このシステム10を表すアイコン(図示せず)をクリックすると、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に図26に示すログイン画面が表示される。図26のログイン画面には、ユーザーID入力エリア26a、ユーザーパスワード入力エリア26b、ログインボタン26cが表示される。
利用者は、ユーザーID入力エリア26aにユーザーIDを入力し、パスワード入力エリア26bにパスワードを入力した後、ログインボタン26cをクリックする。ログインボタン26cをクリックすると、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に図27に示すユーザー初期画面が表示される。図27のユーザー初期画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア27a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア27b、バーチャルマシン一覧ボタン27c、ネットワーク詳細ボタン27d、イベント表示ボタン27e、稼働状況表示ボタン27f、ログアウトボタン27gが表示される。
利用者がバーチャルマシン一覧ボタン27cをクリックすると、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、図28に示すユーザーバーチャルマシン一覧画面が表示される(バーチャルマシン161~16nのキャパシティーおよびバーチャルマシン161~16nのクローンのキャパシティー、バーチャルマシン161~16nの改変されたキャパシティーおよびバーチャルマシン161~16nのクローンの改変されたキャパシティーを含む)(キャパシティー第1可視化手段、キャパシティー第2可視化手段、キャパシティー改変可視化手段)。なお、ユーザーサーバ191~19nには、そのユーザーサーバ191~19nを保有する利用者が利用するバーチャルマシン161~16nの各データのみが表示(可視化)され、他のユーザーが利用するバーチャルマシン161~16nのデータは表示(不可視)されない。
図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア28a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア28b、設定済みのバーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア28c、設定日時が表示された設定日時表示エリア28d、CPU数が表示されたCPU数表示エリア28e、メモリサイズが表示されたメモリサイズ表示エリア28f、ディスク数が表示されたディスク数表示エリア28g、ディスク容量が表示されたディスク容量表示エリア28h、OSテンプレートが表示されたOSテンプレート表示エリア28i、バーチャルマシンがクローンであるかを示すクローン表示エリア28jが表示される。さらに、バーチャルマシン使用ボタン28k、バーチャルマシン新規設定ボタン28l、バーチャルマシン削除ボタン28m、キャパシティー改変ボタン28n、クローン作成ボタン28o、コンソール機能設定ボタン28p、閉じるボタンqが表示される。閉じるボタンqをクリックすると、図27のユーザー初期画面に戻る。利用者は、図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面を確認することで、自己が利用しているバーチャルマシン161~16nやそのバーチャルマシン161~16nのキャパシティーを把握することができる。
割り当てられたバーチャルマシン161~16nを利用者が利用するには、図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面に表示されたバーチャルマシン名のうち、使用をするバーチャルマシン名(複数可)を反転させた後、バーチャルマシン使用ボタン28kをクリックする。バーチャルマシン使用ボタン28kをクリックすると、反転させたバーチャルマシンが使用可能となる。利用者は、バーチャルマシン161~16nを利用し、インターネット20を介して各種サービスを提供することができるとともに、インターネット20を介して各種サービスを受けることができる。
利用者が新規のバーチャルマシン161~16nを設定するには、図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面においてバーチャルマシン新規設定ボタン28lをクリックする。バーチャルマシン新規設定ボタン28lをクリックすると、図10と同様のバーチャルマシン設定画面がユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示される(図10援用)。利用者は、図10のバーチャルマシン設定画面において説明したと同様に各入力エリアに必要なデータを入力し、実行ボタンをクリックする。
実行ボタンをクリックすると、システム10(管理用サーバ21)は、物理サーバ13,131~13n上にバーチャルマシン161~16nを生成し(バーチャルマシン生成手段)、生成したバーチャルマシン161~16nのキャパシティーを各バーチャルマシン161~16n毎に設定するとともに(キャパシティー設定手段)、生成したバーチャルマシン161~16nを利用者に割り当てる(バーチャルマシン第1割当手段)。管理用マシン21は、バーチャルマシン第1割当手段によって割り当てた各バーチャルマシン161~16n毎に所定のIPアドレスを生成し、生成したIPアドレスを各バーチャルマシン161~16nに設定する(IPアドレス第1設定手段)。システム10は、ユーザー識別子と入力されたマシン名やCPU数、メモリサイズ、ディスク数、ディスク容量、OSテンプレート、IPアドレスとを関連付けた状態で管理用サーバ21のハードディスクに格納する。ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、再び図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面が表示される。利用者は、バーチャルマシン161~16nの利用態様や利用頻度、利用方法等にしたがって自己が利用するバーチャルマシン161~16nの台数を自由に増やすことができる。
利用者がバーチャルマシン161~16nを削除するには、図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面のバーチャルマシン名表示エリア28cに表示されたバーチャルマシン名のうち、削除するバーチャルマシン名(複数可)を反転させた後、バーチャルマシン削除ボタン28mをクリックする。削除ボタン28mをクリックすると、図示はしてないが、削除確認画面がユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示される。削除確認画面には、削除対象のバーチャルマシン名、削除確認ボタン、キャンセルボタンが表示される。削除確認ボタンをクリックすると、システム10(管理用サーバ21)は、削除対象のバーチャルマシン161~16n(IPアドレスを含む)をハードディスクから削除する(バーチャルマシン第1削除手段、バーチャルマシン第2削除手段)。ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、再び図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面が表示される。利用者は、バーチャルマシン161~16nの利用態様や利用頻度、利用方法等にしたがって自己が利用するバーチャルマシン161~16nを自由に削除することができる。
利用者がバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)のキャパシティーを改変するには、図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面のバーチャルマシン名表示エリア28cに表示されたバーチャルマシン名のうち、キャパシティーを改変するバーチャルマシン名を反転させた後、キャパシティー改変ボタン28nをクリックする。キャパシティー改変ボタン28nをクリックすると、図12と同様のバーチャルマシンキャパシティー改変画面がユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示される(図12援用)。利用者は、図12のバーチャルマシンキャパシティー改変画面において説明したと同様の手順によってキャパシティーを改変した後、改変実行ボタンをクリックする。
改変実行ボタンをクリックすると、図示はしてないが、改変確認画面がユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示される。改変確認画面には、改変対象のバーチャルマシン名(マシン名を変更した場合はそのマシン名)を表示したバーチャルマシン名表示エリア、改変後のCPU数、メモリサイズ、ディスク容量、OSテンプレートを表示したキャパシティー表示エリア、改変確認ボタン、キャンセルボタンが表示される。改変確認ボタンをクリックすると、システム(管理用サーバ21)は、ユーザー識別子と変更されたマシン名、増減されたCPU数、増減されたメモリサイズ、増減されたディスク容量、変更されたOSテンプレートとを関連付けた状態で管理用サーバ21のハードディスクに格納する(キャパシティー改変手段)。ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、再び図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面が表示される。利用者は、バーチャルマシン161~16nの利用態様や利用頻度、利用方法等にしたがって自己が利用するバーチャルマシン161~16n(バーチャルマシン161~16nのクローンを含む)のキャパシティーを自由に改変することができる。
利用者がバーチャルマシン161~16nと同一のバーチャルマシン161~16nのクローン(複製)を作成するには、図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面のバーチャルマシン名表示エリア28cに表示されたバーチャルマシン名のうち、クローンを作成するバーチャルマシン名を反転させた後、クローン作成ボタン28oをクリックする。クローン作成ボタン28oをクリックすると、図13と同様のクローン作成画面がユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示される(図13援用)。利用者は、図13のクローン作成画面において説明したと同様にクローン数を入力した後、クローン実行ボタンをクリックする。
クローン実行ボタンをクリックすると、図示はしてないが、クローン確認画面がユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示される。クローン確認画面には、クローン元のバーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア、クローンのCPU数、メモリサイズ、ディスク容量、OSテンプレートを表示したキャパシティー表示エリア、クローン確認ボタン、キャンセルボタンが表示される。
クローン確認ボタンをクリックすると、システム10(管理用サーバ21)は、物理サーバ上にバーチャルマシン161~16nのクローンを生成し(クローン生成手段)、生成したバーチャルマシン161~16nのクローンを利用者に割り当てる(バーチャルマシン第2割当手段)。管理用マシン21は、バーチャルマシン第2割当手段によって割り当てたバーチャルマシン161~16nの各クローン毎に所定のIPアドレスを生成し、生成したIPアドレスを各バーチャルマシン161~16nに設定する(IPアドレス第2設定手段)。
管理用マシン21は、ユーザー識別子とクローン元のバーチャルマシン名およびクローンのバーチャルマシン名(たとえば、マシン名+クローン1やマシン名+クローン2等)とを関連付けた状態でハードディスクに格納するとともに、ユーザー識別子とクローンのCPU数やメモリサイズ、ディスク容量、OSテンプレート、グローバルネットワークアドレス、プライベートネットワークアドレス、IPアドレスとを関連付けた状態でハードディスクに格納する。ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、再び図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面が表示される。利用者は、バーチャルマシン161~16nの利用態様や利用頻度、利用方法等にしたがって自己が利用するバーチャルマシン161~16nのクローンを自由に設定することができる。
利用者が、割り当てられたバーチャルマシン161~16nやクローンにコンソール機能を設定する場合、図28のユーザーバーチャルマシン一覧画面のバーチャルマシン名表示エリア28cに表示されたバーチャルマシン名のうち、コンソール機能を設定するバーチャルマシン名を反転させた後、コンソール機能ボタン28pをクリックする。コンソール機能ボタン28pをクリックすると、システム10(管理用マシン21)は、コンソール機能設定対象のバーチャルマシン161~16nやクローンにコンソール機能を設定する(コンソール機能設定手段)。
図29は、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示されたユーザーネットワーク詳細画面の一例を示す図である。ユーザーネットワークの詳細を表示する場合、利用者は、図27のユーザー初期画面においてネットワーク詳細ボタン27dをクリックする。ネットワーク詳細ボタン27dをクリックすると、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、図29に示すユーザーネットワーク詳細画面(改変された各ユーザーのネットワークの詳細を含む)が表示される(ネットワーク可視化手段)。なお、ユーザーサーバ191~19nには、そのユーザーサーバ191~19nを保有する利用者に割り当てられたバーチャルマシン161~16nが接続されたネットワークの詳細のみが表示(可視化)され、他の利用者のネットワークの詳細は表示(不可視)されない。
図29のユーザーネットワーク詳細画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア29a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア29b、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア29c、バーチャルマシンがクローンであるかを示すクローン表示エリア29d、グローバルネットワークアドレスが表示されたグローバルネットワークアドレスエリア29e、プライベートネットワークアドレスが表示されたプライベートネットワークアドレス表示エリア29f、プライベートネットワークIDが表示されたプライベートネットワークID表示エリア29g、印刷ボタン29h、閉じるボタン29iが表示される。印刷ボタン29hをクリックすると、ユーザーネットワーク詳細画面におけるネットワーク詳細がプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン29iをクリックすると、図27のユーザー初期画面に戻る。利用者は、図29のユーザーネットワーク詳細画面を確認することで、自己が利用しているバーチャルマシン161~16nのネットワーク詳細を把握することができる。
図30は、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示されたユーザー別イベントログ表示画面の一例を示す図である。ユーザー別イベントログを表示する場合、利用者は、図27のユーザー初期画面においてイベントログ表示ボタン27eをクリックする。イベントログ表示ボタン27eをクリックすると、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、図30に示すユーザー別イベントログ表示画面が表示される。なお、ユーザーサーバ191~19nには、そのユーザーサーバ191~19nを保有する利用者に割り当てられたバーチャルマシン161~16nのイベントログのみが表示(可視化)され、他の利用者のバーチャルマシン161~16nのイベントログは表示(不可視)されない。
図30のユーザー別イベントログ表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア30a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア30b、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア30c、イベント発生日時が表示された発生日時表示エリア30d、イベント名が表示されたイベント名表示エリア30e、CPU数が表示されたCPU数表示エリア30f、メモリサイズが表示されたメモリサイズ表示エリア30g、ディスク数が表示されたディスク数表示エリア30h、ディスク容量が表示されたディスク容量表示エリア30i、OSテンプレートが表示されたOSテンプレート表示エリア30j、備考表示エリア30k、印刷ボタン30l、閉じるボタン30mが表示される。印刷ボタン30lをクリックすると、ユーザー別イベントログ表示画面におけるイベントログがプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン30mをクリックすると、図27のユーザー初期画面に戻る。利用者は、図30のユーザー別イベントログ表示画面を確認することで、自己が利用しているバーチャルマシン161~16nのイベントを把握することができる。
図31は、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23に表示されたユーザー稼働状況表示画面の一例を示す図である。ユーザー稼働状況を表示する場合、利用者は、図27のユーザー初期画面において稼働状況表示ボタン27fをクリックする。稼働状況表示ボタン27fをクリックすると、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、図31に示すユーザー稼働状況表示画面が表示される。なお、ユーザーサーバ191~19nには、そのユーザーサーバ191~19nを保有する利用者に割り当てられたバーチャルマシン161~16nの稼働状況のみが表示(可視化)され、他の利用者のバーチャルマシン161~16nの稼働状況は表示(不可視)されない。
図31のユーザー稼働状況表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア31a、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア31b、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア31c、マシンの状態が表示された状態表示エリア31d、メモリ利用状況が表示されたメモリ利用状況表示エリア31e、CPU利用状況が表示されたCPU利用状況表示エリア31f、プライベートネットワークアドレスが表示されたプライベートネットワークアドレス表示エリア31g、最終電源ON日時が表示された最終電源ON日時表示エリア31h、最終電源OFF日時が表示された最終電源OFF日時表示エリア31iが表示される。さらに、バーチャルマシン別稼働状況表示ボタン31j、バーチャルマシン別メモリ利用率時系列表示ボタン31k、バーチャルマシン別CPU利用率時系列表示ボタン31l、プライベートネットワーク利用率時系列表示ボタン31m、印刷ボタン31n、閉じるボタン31oが表示される。印刷ボタン31nをクリックすると、ユーザー稼働状況表示画面におけるバーチャルマシン161~16nの稼働状況がプリンタを介してプリントされる。閉じるボタン31oをクリックすると、図27のユーザー初期画面に戻る。利用者は、図31のユーザー稼働状況表示画面を確認することで、自己が利用しているバーチャルマシン161~16nの稼働状況を把握することができる。
状態表示エリア31dには、バーチャルマシン161~16nの状態が表示される。状態表示エリア31dの○は状態が良好、状態表示エリア31dの△は状態が注意、状態表示エリア31dの×は状態が不良を意味する。なお、信号機と同様に、状態が良好な場合は青色表示、状態が注意の場合は黄色表示、状態が不良の場合は赤色表示にすることもできる。メモリ利用状況表示エリア31eには各バーチャルマシン161~16nにおける現在のメモリ利用率が表示され、CPU利用状況表示エリア31fには各バーチャルマシン161~16nにおける現在のCPU利用率が表示される。最終電源ON日時表示エリア31hには、各バーチャルマシン161~16nにおける電源ONの最終日時が表示され、最終電源OFF日時表示エリア31iには、各バーチャルマシン161~16nにおける電源OFFの最終日時が表示される。
各バーチャルマシン161~16n毎のマシン別稼働状況を表示させる場合、利用者は、図31のユーザー稼働状況表示画面のバーチャルマシン名表示エリア31cに表示されたマシン名のうち、稼働状況の表示対象のマシン名を反転させた後、マシン別稼働状況表示ボタン31jをクリックする。マシン別稼働状況表示ボタン31jをクリックすると、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、図22と同様のマシン別稼働状況表示画面が表示される(稼働状況可視化手段)。
マシン別稼働状況表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア、マシンの状態が表示された状態表示エリア、メモリ利用状況が表示されたメモリ利用状況表示エリア、CPU利用状況が表示されたCPU利用状況表示エリア、バーチャルマシンの稼働時間が表示された稼働時間表示エリア、プライベートネットワーク利用率が表示されたプライベートネットワーク利用率表示エリア、表示日時が表示された表示日時表示エリア、表示日時入力エリア、再表示ボタンが表示される。さらに、メモリサイズが表示されたメモリサイズ表示エリア、CPU数が表示されたCPU数表示エリア、ディスク数が表示されたディスク数表示エリア、ディスク容量が表示されたディスク容量表示エリア、印刷ボタン、閉じるボタンが表示される(図22援用)。利用者は、マシン別稼働状況表示画面を確認することで、各バーチャルマシン161~16n毎における稼働状況を把握することができる。
各バーチャルマシン161~16n毎のマシン別メモリ利用率を時系列に表示させる場合、利用者は、図31のユーザー稼働状況表示画面のバーチャルマシン名表示エリア31cに表示されたマシン名のうち、メモリ利用率の表示対象のマシン名を反転させた後、マシン別メモリ利用率時系列表示ボタン31kをクリックする。マシン別メモリ利用率時系列表示ボタン31kをクリックすると、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、図23と同様のマシン別メモリ利用率時系列表示画面が表示される(稼働状況可視化手段)。マシン別メモリ利用率時系列表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア、そのバーチャルマシンのメモリ利用率を時系列に表示したメモリ利用率グラフが表示され、印刷ボタン、閉じるボタンが表示される(図23援用)。利用者は、マシン別メモリ利用率時系列表示画面を確認することで、各バーチャルマシン161~16n毎における過去から現在までのメモリ利用率を時系列に把握することができる。
各バーチャルマシン161~16n毎のマシン別CPU利用率を時系列に表示させる場合、利用者は、図31のユーザー稼働状況表示画面のバーチャルマシン名表示エリア31cに表示されたマシン名のうち、CPU利用率の表示対象のマシン名を反転させた後、マシン別CPU利用率時系列表示ボタン31lをクリックする。マシン別CPU利用率時系列表示ボタン31lをクリックすると、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、図24と同様のマシン別CPU利用率時系列表示画面が表示される(稼働状況可視化手段)。マシン別CPU利用率時系列表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア、バーチャルマシン名が表示されたバーチャルマシン名表示エリア、そのバーチャルマシンのCPU利用率を時系列に表示したCPU利用率グラフが表示され、印刷ボタン、閉じるボタンが表示される(図24援用)。利用者は、マシン別CPU利用率時系列表示画面を確認することで、各バーチャルマシン161~16n毎における過去から現在までのCPU利用率を時系列に把握することができる。
プライベートネットワーク利用率を時系列に表示させる場合、利用者は、図31のユーザー稼働状況表示画面のプライベートネットワークアドレス名表示エリア31g(またはバーチャルマシン名表示エリア31c)に表示されたプライベートネットワークアドレス(またはマシン名)のうち、プライベートネットワーク利用率の表示対象のプライベートネットワークアドレス(またはマシン名)を反転させた後、プライベートネットワーク利用率時系列表示ボタン31mをクリックする。プライベートネットワーク利用率時系列表示ボタン31mをクリックすると、ユーザーサーバ191~19nのディスプレイ23には、図25と同様のプライベートネットワーク利用率時系列表示画面が表示される(稼働状況可視化手段)。
プライベートネットワーク利用率時系列表示画面には、ユーザー名が表示されたユーザー名表示エリア、ユーザーNOが表示されたユーザーNO表示エリア、プライベートネットワークアドレスが表示されたプライベートネットワークアドレス表示エリア、そのプライベートネットワークのプライベートネットワーク利用率を時系列に表示したプライベートネットワーク利用率グラフが表示され、印刷ボタン、閉じるボタンが表示される。利用者は、プライベートネットワーク利用率時系列表示画面を確認することで、各バーチャルマシン161~16n毎における過去から現在までのプライベートネットワーク利用率を時系列に把握することができる。
バーチャルマシン提供システム10は、バーチャルマシン161~16nのメモリ利用率が各利用者毎に個別に表示されるから、各利用者が各バーチャルマシン161~16nのメモリ利用率を把握することができ、バーチャルマシン161~16nのメモリの維持やメモリの増減を的確に判断することができる。システム10は、バーチャルマシン161~16nのメモリ利用率を他の利用者に不可視にするから、他の利用者にバーチャルマシン161~16nのメモリ利用率が把握されることはなく、各利用者のメモリ利用状況を秘密にすることができ、他の利用者におけるバーチャルマシン161~16nのメモリの勝手な増減を防ぐことができる。
バーチャルマシン提供システム10は、バーチャルマシン161~16nのCPU利用率が各利用者毎に個別に表示されるから、各利用者が各バーチャルマシン161~16nのCPU利用率を把握することができ、バーチャルマシン161~16nのCPU数の維持やCPU数の増減を的確に判断することができる。システム10は、バーチャルマシン161~16nのCPU利用率を他の利用者に不可視にするから、他の利用者にバーチャルマシン161~16nのCPU利用率が把握されることはなく、各利用者のCPU利用状況を秘密にすることができ、他の利用者におけるバーチャルマシン161~16nのCPU数の勝手な増減を防ぐことができる。
バーチャルマシン提供システム10は、バーチャルマシン161~16nのプライベートネットワーク利用率が各利用者毎に個別に表示されるから、各利用者が各バーチャルマシン161~16nのプライベートネットワーク利用率を把握することができ、バーチャルマシン161~16nのプライベートネットワークの維持やプライベートネットワークの追加、削除を的確に判断することができる。システム10は、バーチャルマシン161~16nのプライベートネットワーク利用率を他の利用者に不可視にするから、他の利用者にバーチャルマシン161~16nのプライベートネットワーク利用率が把握されることはなく、各利用者のプライベートネットワーク利用状況を秘密にすることができ、他の利用者におけるプライベートネットワークの勝手な追加や削除を防ぐことができる。
バーチャルマシン提供システム10は、バーチャルマシン161~16nの稼動時間やON/OFF日時が各利用者毎に個別に表示されるから、各利用者が各バーチャルマシン161~16nの稼動時間やON/OFF日時を把握することができ、バーチャルマシン161~16nの追加、削除、または、バーチャルマシン161~16nのキャパシティーの追加、変更、削除を的確に判断することができる。システム10は、バーチャルマシン161~16nの稼動時間やON/OFF日時を他の利用者に不可視にするから、他の利用者にバーチャルマシン161~16nの稼動時間やON/OFF日時が把握されることはなく、各利用者のバーチャルマシン161~16nの利用状況を秘密にすることができ、他の利用者におけるバーチャルマシン161~16nの追加、削除、または、バーチャルマシン161~16nのキャパシティーの追加、変更、削除を防ぐことができる。