WO2012101870A1 - 宅側装置、光トランシーバ、通信システムおよび電力供給方法 - Google Patents

宅側装置、光トランシーバ、通信システムおよび電力供給方法 Download PDF

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秀逸 湯田
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Abstract

 宅側装置202は、局側装置201と光信号を送信または受信するための複数の電気回路74,75,83~85に対応して設けられ、対応の電気回路に電力を供給するための複数の電源64~66,68,88~90と、宅側装置202が省電力動作を行なうべき省電力期間の通知を局側装置201から受けるための省電力要求受信部29と、対応の電源の電力供給の開始および停止に対する各電気回路の応答時間、および省電力期間に基づいて、各電源の電力供給の開始および停止のシーケンスを計画するための電源制御部29とを備える。各電源64~66,68,88~90は、電源制御部29によって計画されたシーケンスに基づいて対応の電気回路への電力供給を行なう。このようにして、省電力化を図るとともに、スループットの向上を図る。

Description

宅側装置、光トランシーバ、通信システムおよび電力供給方法
 本発明は、宅側装置、光トランシーバ、通信システムおよび電力供給方法に関し、特に、省電力化を図る宅側装置、光トランシーバ、通信システムおよび電力供給方法に関する。
  近年、インターネットが広く普及しており、利用者は世界各地で運営されているサイトの様々な情報にアクセスし、その情報を入手することが可能である。これに伴って、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)およびFTTH(Fiber To The Home)等のブロードバンドアクセスが可能な装置も急速に普及してきている。
 IEEE Std 802.3ah(登録商標)-2004(非特許文献1)には、複数の宅側装置(ONU:Optical Network Unit)が光通信回線を共有して局側装置(OLT:Optical Line Terminal)とのデータ伝送を行なう媒体共有形通信である受動的光ネットワーク(PON:Passive Optical Network)の1つの方式が開示されている。すなわち、PONを通過するユーザ情報およびPONを管理運用するための制御情報を含め、すべての情報がイーサネット(登録商標)フレームの形式で通信されるEPON(Ethernet(登録商標) PON)と、EPONのアクセス制御プロトコル(MPCP(Multi-Point Control Protocol))およびOAM(Operations Administration and Maintenance)プロトコルとが規定されている。局側装置と宅側装置との間でMPCPフレームをやりとりすることによって、宅側装置の加入、離脱、および上りアクセス多重制御などが行なわれる。また、非特許文献1では、MPCPメッセージによる、新規宅側装置の登録方法、帯域割り当て要求を示すレポート、および送信指示を示すゲートについて記載されている。
 なお、1ギガビット/秒の通信速度を実現するEPONであるGE-PON(Giga Bit Ethernet(登録商標) Passive Optical Network)の次世代の技術として、IEEE802.3av(登録商標)-2009として標準化が行なわれた10G-EPONすなわち通信速度が10ギガビット/秒相当のEPONにおいても、アクセス制御プロトコルはMPCPが前提となっている。
 ところで、PONシステムにおける省電力化のために、局側装置との通信を行なう必要のない期間、ONUに省電力動作をさせる種々の方法が検討されている。
 PONシステムにおいて省電力化を図る方法の一例として、たとえば、特開2010―213259号公報(特許文献1)には、以下のような構成が開示されている。すなわち、ユーザ装置およびネットワーク装置によりパワーセービングを開始するために、ユーザ装置およびネットワーク装置からの情報を用いて、リンク上のたとえば光学ネットワーク上のパワーセービングを実行する。ユーザ装置またはネットワーク装置のいずれかが、ユーザ装置に対しスリープモードを開始する。ユーザ装置でスリープモードを実行することにより、ユーザ装置の送信機および受信機が、所定の時間(スリープ時間)の間パワーを切ることができる。このスリープ時間の間、送信機および受信機は、電力を消費しない。
 また、光通信の送信機に用いられ、省電力化を図るレーザ駆動回路が、特開2010―267924号公報(特許文献2)に開示されている。すなわち、レーザ駆動回路は、入力するバーストデータに応じてレーザダイオードに変調電流を供給する変調回路と、レーザダイオードにバイアス電流を与えるバイアス回路と、レーザダイオードに所望の発光強度と消光比が得られるように上記変調電流および上記バイアス電流を制御するAPC回路とを備える。送信イネーブル信号がオンのときレーザダイオードが入力するバーストデータに応じてバースト駆動され、送信イネーブル信号がオフのときレーザダイオードが消光する。変調回路は、送信イネーブル信号がオフのとき上記変調電流を遮断する変調電流カットオフ回路を含み、バイアス回路は、送信イネーブル信号がオフのとき上記バイアス電流を遮断するバイアス電流カットオフ回路を含む。
特開2010―213259号公報 特開2010―267924号公報
 一般的に、電気回路に電力供給を開始してから当該電気回路が動作を開始するまでの立ち上がり時間は各電気回路で異なる。特許文献2に記載のレーザ駆動回路のように、バースト信号を送信するためのバースト送信部においては、たとえば、変調回路内の初段のゲート回路においてACカップリング(容量性カップリング)を利用したデータ信号の伝達が行われる。このため、ACカップリング回路の時定数により、当該ゲート回路の立ち上がり時間が最も長くなる。
 そして、特許文献2に記載のレーザ駆動回路では、共通の送信イネーブル信号によって各電気回路への電流供給が制御されている。このため、たとえばこのレーザ駆動回路をONUが備える場合、当該ONU全体の立ち上がり時間は、レーザ駆動回路における各電気回路の中で最も立ち上がりの遅い上記ゲート回路によって決まることになる。
 すなわち、ONUにおいて、一部の電気回路の立ち上がり時間が長くなると、局側装置から要求される省電力期間の長さによっては省電力動作を行なえなくなってしまうか、あるいは、省電力状態から通常状態への復帰が遅れ、PONシステムのスループットが低下してしまう。
 この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、省電力化を図るとともに、スループットの向上を図ることが可能な宅側装置、光トランシーバ、通信システムおよび電力供給方法を提供することである。
 上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる宅側装置は、局側装置と光信号を送受信するための宅側装置であって、上記光信号を送信または受信するための複数の電気回路と、上記電気回路に対応して設けられ、対応の上記電気回路に電力を供給し、電力供給の開始および停止を制御することが可能な複数の電源と、上記宅側装置が省電力動作を行なうべき省電力期間の通知を上記局側装置から受けるための省電力要求受信部と、対応の上記電源の電力供給の開始および停止に対する各上記電気回路の応答時間、および上記省電力期間に基づいて、各上記電源の電力供給の開始および停止のシーケンスを計画するための電源制御部とを備え、上記各電源は、上記電源制御部によって計画された上記シーケンスに基づいて対応の上記電気回路への電力供給を行なう。
 これにより、局側装置から要求される省電力期間の長さに応じて、電力供給を停止する回路と電力供給を継続する回路とを選択することができるため、より短い期間の省電力動作も可能となることから、省電力化およびスループットの向上を両立することが可能となる。
 上記電源制御部は、上記各電気回路の上記応答時間と、上記省電力期間とを比較し、比較結果に基づいて上記省電力期間に伴う上記各電気回路への電力供給の停止の有無を決定する。
 このような構成により、簡易な処理で各電気回路への電力供給の停止の有無を適切に判断することができる。
 上記宅側装置は、さらに、上記宅側装置に対して脱着可能であり、上記各電気回路のうちの少なくともいずれか1つを有する光トランシーバを備え、上記光トランシーバは、上記少なくともいずれか1つの各電気回路の上記応答時間を記憶し、上記電源制御部は、上記光トランシーバが記憶する上記応答時間を読み出す。
 このように、宅側装置に対して脱着可能な光トランシーバに各電気回路の応答時間が記憶され、各応答時間を電源制御部が読み出す構成により、各電気回路の応答時間が異なる新たな光トランシーバへの交換が行われても、省電力動作を適切に行なうことができる。
 上記電源制御部は、上記宅側装置が上記光信号の送信を再開すべきタイミングまでに上記各電気回路が動作できるような上記シーケンスを計画する。
 このような構成により、通信システムにおける各宅側装置の省電力処理のタイミングを共通化することができるため、上位装置たとえば局側装置において各宅側装置の制御および管理が容易になる。
 上記宅側装置は、上記各電気回路として、発光素子を含む電気回路と、上記発光素子に変調電流を供給するための電気回路とを備える。
 このように、消費電力が大きく、かつ応答時間の差が比較的大きい電気回路を省電力処理の対象とすることにより、適切な電力供給制御による省電力化およびスループットの向上の効果をより顕著に得ることができる。
 上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる光トランシーバは、局側装置と光信号を送受信するための宅側装置に対して脱着可能な光トランシーバであって、上記光信号を送信または受信するための複数の電気回路と、上記電気回路に対応して設けられ、対応の上記電気回路に電力を供給し、電力供給の開始および停止を制御することが可能な複数の電源と、対応の上記電源の電力供給の開始および停止に対する各上記電気回路の応答時間を記憶し、各上記応答時間が上記宅側装置から読み出し可能な記憶部とを備え、上記各電源は、上記宅側装置によって計画された上記各電源の電力供給の開始および停止のシーケンスに基づいて対応の上記電気回路への電力供給を行なう。
 このように、宅側装置において、光トランシーバ内の記憶部に書き込まれた各電気回路の立ち上がり時間を光トランシーバ外から参照可能とする構成により、宅側装置において、どの部分をパワーセーブさせるかを選択する自律的な省電力制御を行なうことが可能となる。
 上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる通信システムは、1または複数の宅側装置と、各上記宅側装置と光信号を送受信するための局側装置とを備える通信システムであって、各上記宅側装置は、上記光信号を送信または受信するための複数の電気回路と、上記電気回路に対応して設けられ、対応の上記電気回路に電力を供給し、電力供給の開始および停止を制御することが可能な複数の電源とを含み、上記通信システムは、対応の上記電源の電力供給の開始および停止に対する各上記電気回路の応答時間、および上記宅側装置が省電力動作を行なうべき省電力期間に基づいて、各上記電源の電力供給の開始および停止のシーケンスを計画するための電源制御部を備え、上記各電源は、上記電源制御部によって計画された上記シーケンスに基づいて対応の上記電気回路への電力供給を行なう。
 これにより、局側装置から要求される省電力期間の長さに応じて、電力供給を停止する回路と電力供給を継続する回路とを選択することができるため、より短い期間の省電力動作も可能となることから、省電力化およびスループットの向上を両立することが可能となる。
 上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる電力供給方法は、局側装置と光信号を送信または受信するための複数の電気回路と、上記電気回路に対応して設けられ、対応の上記電気回路に電力を供給し、電力供給の開始および停止を制御することが可能な複数の電源とを備える宅側装置における電力供給方法であって、上記宅側装置が省電力動作を行なうべき省電力期間の通知を上記局側装置から受けるステップと、対応の上記電源の電力供給の開始および停止に対する各上記電気回路の応答時間、および上記省電力期間に基づいて、各上記電源の電力供給の開始および停止のシーケンスを計画するステップと、計画した上記シーケンスに基づいて、上記各電源から上記各電気回路への電力供給を行なうステップとを含む。
 これにより、局側装置から要求される省電力期間の長さに応じて、電力供給を停止する回路と電力供給を継続する回路とを選択することができるため、より短い期間の省電力動作も可能となることから、省電力化およびスループットの向上を両立することが可能となる。
 本発明によれば、省電力化を図るとともに、スループットの向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るPONシステムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るPONシステムにおける宅側装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る宅側装置における光トランシーバの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るPONシステムにおける局側装置および宅側装置間のデータの流れ、ならびに宅側装置の動作モードを示す図である。 本発明の実施の形態に係るPONシステムにおける宅側装置が省電力処理を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る宅側装置による省電力処理の適用例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る宅側装置における光出力およびバースト送信部における各制御信号の切り替えタイミングを示す図である。 本発明の実施の形態に係る宅側装置における光出力およびバースト送信部における各制御信号の切り替えタイミングを示す図である。 本発明の実施の形態に係るPONシステムにおける宅側装置が省電力処理を行なう際の動作手順の他の例を定めたフローチャートである。
  以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
 図1は、本発明の実施の形態に係るPONシステムの構成を示す図である。
 図1を参照して、PONシステム301は、たとえば10G-EPONであり、宅側装置202A,202B,202C,202Dと、局側装置201と、スプリッタSP1,SP2とを備える。宅側装置202A,202B,202Cと局側装置201とは、スプリッタSP1およびSP2ならびに光ファイバOPTFを介して接続され、互いに光信号を送受信する。宅側装置202Dと局側装置201とは、スプリッタSP2および光ファイバOPTFを介して接続され、互いに光信号を送受信する。
 図2は、本発明の実施の形態に係るPONシステムにおける宅側装置の構成を示す図である。
 図2を参照して、宅側装置202(宅側装置202A,202B,202C,202Dの総称)は、光トランシーバ21と、PON受信処理部22と、バッファメモリ23と、UN送信処理部24と、UNI(User Network Interface)ポート25と、UN受信処理部26と、バッファメモリ27と、PON送信処理部28と、制御部(省電力要求受信部および電源制御部)29とを備える。
 光トランシーバ21は、宅側装置202に対して脱着可能である。光トランシーバ21は、局側装置201から送信される下り光信号を受信し、電気信号に変換して出力する。
 PON受信処理部22は、光トランシーバ21から受けた電気信号からフレームを再構成するとともに、フレームの種別に応じて制御部29またはUN送信処理部24にフレームを振り分ける。具体的には、PON受信処理部22は、データフレームをバッファメモリ23経由でUN送信処理部24へ出力し、制御フレームを制御部29へ出力する。
 制御部29は、各種制御情報を含む制御フレームを生成し、UN送信処理部24へ出力する。
 UN送信処理部24は、PON受信処理部22から受けたデータフレームおよび制御部29から受けた制御フレームをUNIポート25経由で図示しないパーソナルコンピュータ等のユーザ端末へ送信する。
 UN受信処理部26は、UNIポート25経由でユーザ端末から受信したデータフレームをバッファメモリ27経由でPON送信処理部28へ出力し、UNIポート25経由でユーザ端末から受信した制御フレームを制御部29へ出力する。
 制御部29は、MPCPおよびOAM等、局側装置201および宅側装置202間のPON回線の制御および管理に関する宅側処理を行なう。すなわち、PON回線に接続されている局側装置201とMPCPメッセージおよびOAMメッセージをやりとりすることによって、アクセス制御等の各種制御を行なう。制御部29は、各種制御情報を含む制御フレームを生成し、PON送信処理部28へ出力する。また、制御部29は、宅側装置202における各ユニットの各種設定処理を行なう。
 PON送信処理部28は、UN受信処理部26から受けたデータフレームおよび制御部29から受けた制御フレームを光トランシーバ21へ出力する。
 光トランシーバ21は、PON送信処理部28から受けたデータフレームおよび制御フレームを光信号に変換し、局側装置201へ送信する。
 図3は、本発明の実施の形態に係る宅側装置における光トランシーバの構成を示す図である。
 図3を参照して、光トランシーバ21は、光信号を送信または受信するための複数の電気回路を有する。
 より詳細には、光トランシーバ21は、バースト送信部31と、バースト受信部32と、マスタI/F(インタフェース)69と、CPU(Central Processing Unit)70と、スレイブI/F71と、制御レジスタ72とを含む。バースト送信部31は、光信号を送信するための電気回路として、送信変調回路74と、発光回路75とを含む。また、バースト送信部31は、電源64~66と、タイミング回路67と、バイアス回路68とを含む。CPU70は、たとえばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である記憶部73を含む。送信変調回路74は、プリバッファ回路61と、イコライザ回路62と、出力バッファ回路63と、キャパシタC1,C2とを含む。プリバッファ回路61は、抵抗Rを含む。発光回路75は、発光素子LDと、インダクタL1,L2とを含む。
 また、バースト受信部32は、光信号を受信するための電気回路として、受光素子PDと、TIA(トランスインピーダンスアンプ)81と、LIA(制限アンプ)82と、CDR(Clock and Data Recovery)83と、イコライザ回路84と、出力バッファ85と、キャパシタC3~C6とを含む。また、バースト受信部32は、電源86~90を含む。
 バースト送信部31において、プリバッファ回路61は、UN受信処理部26からのデータフレームおよび制御部29からの制御フレームである送信データをキャパシタC1およびC2を介して受け、当該送信データを増幅して出力する。たとえば、プリバッファ回路61は、当該送信データを、信号線INP,INNからバランス信号として受ける。
 イコライザ回路62は、プリバッファ回路61から受けた送信データの波形整形たとえば位相歪みの補正を行なって出力する。
 出力バッファ回路63は、イコライザ回路62から受けた送信データに基づいて、発光回路75に変調電流を供給する。
 発光回路75は、上り光信号を局側装置201へ送信する。発光回路75において、発光素子LDは、電源電圧Vdd1の供給される電源ノードにインダクタL1を介して接続され、また、バイアス回路68にインダクタL2を介して接続されている。発光素子LDは、バイアス回路68から供給されたバイアス電流、および出力バッファ回路63から供給された変調電流に基づいて発光し、かつ発光強度を変更する。
 電源64~66は、プリバッファ回路61、イコライザ回路62および出力バッファ回路63にそれぞれ電力としてたとえば電流を供給し、電力供給の開始および停止を制御することが可能である。より詳細には、電源64~66は、制御部29から受けた送信ディスエーブル信号に基づいて、プリバッファ回路61、イコライザ回路62および出力バッファ回路63に電流を供給するか否かをそれぞれ切り替える。
 バイアス回路68は、発光回路75に電力としてたとえばバイアス電流を供給する。また、バイアス回路68は、制御部29から受けた送信ディスエーブル信号およびバーストイネーブル信号に基づいて、発光回路75にバイアス電流を供給するか否かを切り替える。
 具体的には、電源64~66は、送信ディスエーブル信号が非活性化されている場合にプリバッファ回路61、イコライザ回路62および出力バッファ回路63への電力供給をそれぞれ行ない、送信ディスエーブル信号が活性化されている場合に当該電力供給を停止する。
 また、バイアス回路68は、送信ディスエーブル信号が非活性化され、かつバーストイネーブル信号が活性化されている場合に発光回路75への電力供給を行ない、それ以外の場合には発光回路75への電力供給を停止する。
 CPU70は、たとえば、信号線SCLおよび信号線SDAからなるI2Cバス経由で制御部29との間で各種データをやりとりする。
 マスタI/F69は、CPU70およびI2Cバス間のインタフェース機能を提供する。
 スレイブI/F71は、CPU70および制御レジスタ72間のインタフェース機能を提供する。
 CPU70は、スレイブI/F71を介して種々の制御データを制御レジスタ72に書き込む。
 また、CPU70における記憶部73は、プリバッファ回路61、イコライザ回路62、出力バッファ回路63および発光回路75の、電力供給の開始および停止に対する応答時間をそれぞれ記憶する。たとえば、この応答時間は、プリバッファ回路61、イコライザ回路62、出力バッファ回路63および発光回路75が、対応の電源またはバイアス回路からの電力供給を受けてから動作を開始するまでの立ち上がり時間、および電力供給が停止されてから動作を停止するまでの立ち下がり時間の和である。
 バースト送信部31では、プリバッファ回路61、イコライザ回路62、出力バッファ回路63および発光回路75のうち、プリバッファ回路61の応答が最も遅く、プリバッファ回路61の立ち上がり時間は、ACカップリング用のキャパシタC1,C2および終端抵抗Rによる時定数τとなる。
 電源66は、制御レジスタ72に書き込まれた制御データAPC1に基づいて、出力バッファ回路63への供給電流量を変更する。
 バイアス回路68は、制御レジスタ72に書き込まれた制御データAPC2に基づいて、発光回路75への供給電流量を変更する。
 タイミング回路67は、制御部29から受けたバーストイネーブル信号に基づいて、送信ディスエーブル信号による電源66の電流供給制御よりも優先的に、電源66の電流供給の停止を行なう。
 バースト受信部32において、受光素子PDは、局側装置201から受信した光信号を電流に変換して出力する。
 TIA81は、受光素子PDから受けた電流を電圧に変換し、キャパシタC3およびC4経由でLIA82へ出力する。
 LIA82は、TIA81から受けた電圧のレベルを2値化し、受信データとして出力する。
 CDR83は、LIA82から受けた受信データのリシェーピングを行なうとともに、当該受信データからタイミングを抽出し、抽出したタイミングに基づいて受信データのリタイミングを行なうことにより、局側装置201との同期を確立する。
 イコライザ回路84は、CDR83から受けた受信データの波形整形たとえば位相歪みの補正を行なって出力する。
 出力バッファ85は、イコライザ回路84から受けた受信データを増幅し、キャパシタC5およびC6を介してPON受信処理部22へ出力する。たとえば、出力バッファ85は、当該受信データを、バランス信号として信号線OUTP,OUTNから出力する。
 電源86~90は、TIA81、LIA82、CDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85にそれぞれ電力としてたとえば電流を供給する。また、電源88~90は、電力供給の開始および停止を制御することが可能である。より詳細には、電源88~90は、制御部29から受けた受信ディスエーブル信号に基づいて、CDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85に電流を供給するか否かをそれぞれ切り替える。
 具体的には、電源88~90は、受信ディスエーブル信号が非活性化されている場合にCDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85への電力供給をそれぞれ行ない、受信ディスエーブル信号が活性化されている場合に当該電力供給を停止する。
 以下、電源64,65,66、バイアス回路68および電源88,89,90の各々を単に「電源」と称する場合がある。
 また、CPU70における記憶部73は、CDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85の、電力供給の開始および停止に対する応答時間をそれぞれ記憶する。たとえば、この応答時間は、CDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85が、対応の電源からの電力供給を受けてから動作を開始するまでの立ち上がり時間、および電力供給が停止されてから動作を停止するまでの立ち下がり時間の和である。
 バースト受信部32では、CDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85のうち、CDR83の応答が最も遅く、CDR83の立ち上がり時間は、CDR83におけるPLL(Phase Locked Loop)回路のロック時間となる。
 また、光トランシーバ21では、CDR83におけるPLL回路のロック時間を早めるために、電源86および87からそれぞれTIA81およびLIA82への電力供給停止制御は行われていない。しかしながら、たとえば光トランシーバ21においてCDR83を設けない場合には、電源86および87へ受信ディスエーブル信号を出力することにより、それぞれTIA81およびLIA82への電力供給の開始および停止を制御することも可能である。
 [動作]
 次に、本発明の実施の形態に係るPONシステムが省電力制御を行なう際の動作について図面を用いて説明する。本発明の実施の形態では、宅側装置202を動作させることによって、本発明の実施の形態に係る電力供給方法が実施される。よって、本発明の実施の形態に係る電力供給方法の説明は、以下の宅側装置202の動作説明に代える。なお、以下の説明においては、適宜図1~図3を参照する。
 図4は、本発明の実施の形態に係るPONシステムにおける局側装置および宅側装置間のデータの流れ、ならびに宅側装置の動作モードを示す図である。図4では、局側装置と1つの宅側装置との間の処理について説明するが、局側装置に複数の宅側装置が接続される場合も同様である。
 図4を参照して、まず、宅側装置202が通常モードで動作している状態において、局側装置201は、ゲートフレームを宅側装置202へ送信し(ステップS1)、また、省電力モード設定フレームを宅側装置202へ送信する。この省電力モード設定フレームには、たとえば、パワーセーブ期間TSおよびその開始タイミングtaが含まれる(ステップS2)。
 次に、宅側装置202は、パワーセーブ期間TSの開始タイミングtaにおいて、省電力モードへ遷移する(ステップS3)。
 また、宅側装置202は、省電力モード設定フレームに対する省電力ACKフレームを局側装置201へ送信する(ステップS4)。
 なお、宅側装置202は、パワーセーブ期間TSの長さと光トランシーバ21における各電気回路の応答時間との関係から、省電力モードへ遷移できないと判断した場合には、引き続き通常モードで動作し(ステップS3)、要求エラーフレームを局側装置201へ送信する(ステップS4)。
 次に、宅側装置202は、パワーセーブ期間TSの終了タイミングtbにおいて、省電力モードから通常モードへ遷移する(ステップS5)。
 また、局側装置201は、宅側装置202が通常モードで動作中であるか省電力モードで動作中であるかに関わらず、ゲートフレームを宅側装置202へ送信する(ステップS6)。
 次に、宅側装置202における省電力処理について詳細に説明する。
 制御部29は、宅側装置202が省電力動作を行なうべき省電力期間(パワーセーブ期間)の通知を局側装置201から受ける。
 制御部29は、対応の電源の電力供給の開始および停止に対する光トランシーバ21における各電気回路の応答時間、および局側装置201から通知された省電力期間に基づいて、各電源の電力供給の開始および停止のシーケンスを計画する。
 たとえば、制御部29は、各電気回路の応答時間と、省電力期間とを比較し、比較結果に基づいて省電力期間に伴う各電気回路への電力供給の停止の有無を決定する。
 また、制御部29は、パワーセーブ期間TSの終了に際し、宅側装置202が光信号の送信を再開すべきタイミングを基準として、当該タイミングまでに各電気回路が動作できるようなシーケンスを計画する。
 すなわち、光トランシーバ21における各電気回路への電力供給を停止するタイミングは、パワーセーブ期間TSの終了タイミングまでに各電気回路が動作を再開できるようなタイミングに設定される。このため、パワーセーブ期間TSが短い場合には、応答時間の長い電気回路への電力供給停止は行なわない。
 そして、光トランシーバ21における各電源は、制御部29によって計画されたシーケンスに基づいて対応の電気回路への電力供給を行なう。
 具体的な省電力処理の一例として、まず、光トランシーバ21における各電気回路の応答時間が単にパワーセーブ期間TSに収まればよい場合、すなわちパワーセーブ期間TSにおける各電気回路の応答時間の重なりが許容される場合について説明する。
 図5は、本発明の実施の形態に係るPONシステムにおける宅側装置が省電力処理を行なう際の動作手順を定めたフローチャートである。
 図5において、時間T1は、発光回路75の応答時間である。時間T2は、送信変調回路74の応答時間である。この応答時間は、プリバッファ回路61、イコライザ回路62および出力バッファ回路63の各応答時間のうち、最大の応答時間となる。時間T3は、CDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85の各応答時間のうち、最大の応答時間である。
 ここでは、たとえば、時間T1<時間T2<時間T3であると仮定する。また、時間T1~T3は、前述のように光トランシーバ21における記憶部73に保存されており、制御部29は、I2Cバス経由で記憶部73から時間T1~T3を読み出すことが可能である。
 図5を参照して、まず、通常モードにおいて、制御部29は、局側装置201からのゲートフレームおよび省電力モード設定フレームを受信する。そして、制御部29は、省電力モード設定フレームに含まれるパワーセーブ期間TSを取得する(ステップS11)。
 次に、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T3以上である場合には(ステップS12でNO)、省電力ACKフレームを局側装置201へ送信し、省電力モードへ遷移する。より詳細には、制御部29は、バーストイネーブル信号を非活性化(オフ)し、送信ディスエーブル信号を活性化(オン)し、受信ディスエーブル信号を活性化(オン)する。すなわち、制御部29は、光トランシーバ21において、プリバッファ回路61、イコライザ回路62、出力バッファ回路63、発光回路75、CDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85への電力供給を停止する制御を行なう(ステップS13)。
 そして、制御部29は、パワーセーブ期間TSの終了タイミングに従い、バーストイネーブル信号を活性化し、送信ディスエーブル信号を非活性化し、受信ディスエーブル信号を非活性化する(ステップS19)。
 また、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T3未満であって(ステップS12でYES)、時間T2以上である場合には(ステップS14でNO)、省電力ACKフレームを局側装置201へ送信し、省電力モードへ遷移する。より詳細には、制御部29は、バーストイネーブル信号を非活性化し、送信ディスエーブル信号を活性化し、受信ディスエーブル信号を非活性化する。すなわち、制御部29は、光トランシーバ21において、プリバッファ回路61、イコライザ回路62、出力バッファ回路63および発光回路75への電力供給を停止する制御を行なう(ステップS15)。
 そして、制御部29は、パワーセーブ期間TSの終了タイミングに従い、バーストイネーブル信号を活性化し、送信ディスエーブル信号を非活性化する(ステップS19)。
 また、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T2未満であって(ステップS14でYES)、時間T1以上である場合には(ステップS16でNO)、要求エラーフレームを局側装置201へ送信し、バーストイネーブル信号を非活性化し、送信ディスエーブル信号を非活性化し、受信ディスエーブル信号を非活性化する。すなわち、制御部29は、省電力モードへ遷移せず、光トランシーバ21において、発光回路75への電力供給のみを停止する通常のバースト送信制御を行なう(ステップS17)。
 そして、制御部29は、パワーセーブ期間TSの終了タイミングに従い、バーストイネーブル信号を活性化する(ステップS19)。
 また、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T1未満である場合には(ステップS16でYES)、要求エラーフレームを局側装置201へ送信する。すなわち、制御部29は、省電力モードへ遷移しない。また、制御部29は、通常のバースト送信制御も行なえず、光トランシーバ21における発光回路75への電力供給停止制御を行なわない(ステップS18)。
 図6は、本発明の実施の形態に係る宅側装置による省電力処理の適用例を示す図である。
 図6を参照して、局側装置201から宅側装置202に対して、宅側装置202から局側装置201への上り方向において、レポート1の送信タイミングからレポート2の送信タイミングまでの500μ秒の間に複数のバーストデータの送信が要求された場合を考える。
 レポート1およびデータ1の間隔TD1、データ1およびデータ2の間隔TD2、データ2およびデータ3の間隔TD3、ならびにデータ3およびレポート2の間隔TD4は、それぞれ局側装置201から通知されるパワーセーブ期間TSに相当する。
 たとえば、制御部29は、間隔TD1,TD3,TD4が応答時間T1よりも長く、かつ応答時間T2よりも短いことから、光トランシーバ21において、発光回路75への電力供給のみを停止する通常のバースト送信制御を行なう(図5のステップS17)。
 また、制御部29は、間隔TD2が応答時間T2よりも長く、かつ応答時間T3よりも短いことから、光トランシーバ21において、プリバッファ回路61、イコライザ回路62、出力バッファ回路63および発光回路75への電力供給を停止する制御を行なう(図5のステップS15)。
 次に、具体的な省電力処理の他の例として、光トランシーバ21における送信変調回路74および発光回路75の各応答時間がパワーセーブ期間TSにおいて重ならないように、バーストイネーブル信号および送信ディスエーブル信号の活性化および非活性化を切り替える場合について説明する。
 図7は、本発明の実施の形態に係る宅側装置における光出力およびバースト送信部における各制御信号の切り替えタイミングを示す図である。
 図7を参照して、バーストデータの送信終了タイミングに従い、バーストイネーブル信号が非活性化される(タイミングt1)。そうすると、バーストイネーブル信号の伝達遅延時間td経過後においてバイアス電流が減少し始め(タイミングt2)、時間Toff_ben経過後にバイアス電流がゼロになる(タイミングt3)。これにより、パワーセーブ期間TSにおいて、発光回路75への電流供給が停止される。
 次に、バイアス電流がゼロになるタイミングt3から時間Ton_dis経過後に、送信ディスエーブル信号が活性化される(タイミングt4)。これにより、パワーセーブ期間TSにおいて、送信変調回路74への電流供給が停止される。
 次に、タイミングt4からパワーセーブ期間TSの長さに応じた時間が経過した後、送信ディスエーブル信号が非活性化される(タイミングt5)。そして、時間Toff_dis経過後に、バーストイネーブル信号が活性化される(タイミングt6)。この時間Toff_disにより、送信変調回路74の立ち上がり時間が確保される。
 そうすると、タイミングt6からバーストイネーブル信号の伝達遅延時間td経過後においてバイアス電流が流れ始め(タイミングt7)、(時間Ton_ben1+時間Ton_ben2)経過後のタイミングt9より少し前にバイアス電流が安定する。
 ここで、パワーセーブ期間TSの終了タイミングであるタイミングt9より少し前にバイアス電流が安定するように、(時間Ton_ben1+時間Ton_ben2)の長さが設定される。
 また、タイミング回路67は、タイミングt5から、タイミングt8すなわちタイミングt7から時間Ton_ben1経過時までの期間、電源66から出力バッファ回路63への電流供給を停止させる。すなわち、タイミング回路67は、バイアス電流のレベルがほぼ安定するまで、出力バッファ回路63から発光回路75への変調電流の供給を強制的に停止する。これにより、バイアス電流のレベルが不安定な状態で変調電流が流れることに起因するオーバーシュート等の発生を防ぐことができるため、回路動作を安定させることができる。
 そして、変調電流の供給が開始されるタイミングt8において無効データが送信され始め、パワーセーブ期間TSの終了タイミングであるタイミングt9において、有効なデータの送信が開始される。
 図7では、タイミングt1からタイミングt3までの時間BENoffが発光回路75の立ち下がり時間に相当し、タイミングt6からタイミングt9までの時間BENonが発光回路75の立ち上がり時間に相当し、(時間BENoff+時間BENon)が発光回路75の応答時間T1に相当する。
 また、タイミングt3からタイミングt4までの時間Ton_disが送信変調回路74の立ち下がり時間に相当し、タイミングt5からタイミングt6までの時間Toff_disが送信変調回路74の立ち上がり時間に相当し、(時間Ton_dis+時間Toff_dis)が送信変調回路74の応答時間T2に相当する。
 図7は、パワーセーブ期間TSが(時間T1+時間T2)以上である場合を示している。この場合、上記のように、パワーセーブ期間TSにおいて発光回路75への電流供給および送信変調回路74への電流供給が停止される。
 図8は、本発明の実施の形態に係る宅側装置における光出力およびバースト送信部における各制御信号の切り替えタイミングを示す図である。
 図8は、パワーセーブ期間TSが(時間T1+時間T2)未満かつ時間T1以上である場合を示している。この場合、パワーセーブ期間TSにおいて送信変調回路74の応答時間T2を確保することができないことから、送信変調回路74への電流供給は停止しない。
 図8を参照して、タイミングt1~t3における動作は、図7と同様である。
 次に、バイアス電流がゼロになるタイミングt3からパワーセーブ期間TSの長さに応じた時間が経過した後、バーストイネーブル信号が活性化される(タイミングt6)。
 ここで、バイアス電流がゼロになるタイミングt3の後、送信ディスエーブル信号は活性化されない。これにより、パワーセーブ期間TSにおいて、送信変調回路74への電流供給が継続される。
 また、タイミングt7~t9における動作は、図7と同様である。
 図9は、本発明の実施の形態に係るPONシステムにおける宅側装置が省電力処理を行なう際の動作手順の他の例を定めたフローチャートである。図5の場合と同様に、時間T1<時間T2<時間T3であると仮定する。
 図9を参照して、まず、通常モードにおいて、制御部29は、局側装置201からのゲートフレームおよび省電力モード設定フレームを受信する。そして、制御部29は、省電力モード設定フレームに含まれるパワーセーブ期間TSを取得する(ステップS21)。
 次に、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T1未満である場合には(ステップS22でNO)、要求エラーフレームを局側装置201へする。すなわち、制御部29は、省電力モードへ遷移しない。また、制御部29は、通常のバースト送信制御も行なえず、光トランシーバ21における発光回路75への電力供給停止制御を行なわない(ステップS23)。
 一方、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T1以上であり(ステップS22でYES)、(時間T1+時間T2)が時間T3以下であり(ステップS24でYES)、(時間T1+時間T2)がパワーセーブ期間TS以下であり(ステップS25でYES)、パワーセーブ期間TSが時間T3以上である場合には(ステップS26でYES)、省電力ACKフレームを局側装置201へ送信し、省電力モードへ遷移する。より詳細には、制御部29は、バーストイネーブル信号を非活性化し、送信ディスエーブル信号を活性化し、受信ディスエーブル信号を活性化する。すなわち、制御部29は、光トランシーバ21において、プリバッファ回路61、イコライザ回路62、出力バッファ回路63、発光回路75、CDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85への電力供給を停止する制御を行なう(ステップS27)。
 そして、制御部29は、パワーセーブ期間TSの終了タイミングに従い、バーストイネーブル信号を活性化し、送信ディスエーブル信号を非活性化し、受信ディスエーブル信号を非活性化する(ステップS33)。
 また、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T1以上であり(ステップS22でYES)、(時間T1+時間T2)が時間T3以下であり(ステップS24でYES)、(時間T1+時間T2)がパワーセーブ期間TS以下であり(ステップS25でYES)、パワーセーブ期間TSが時間T3未満である場合には(ステップS26でNO)、省電力ACKフレームを局側装置201へ送信し、省電力モードへ遷移する。より詳細には、制御部29は、バーストイネーブル信号を非活性化し、送信ディスエーブル信号を活性化し、受信ディスエーブル信号を非活性化する。すなわち、制御部29は、光トランシーバ21において、プリバッファ回路61、イコライザ回路62、出力バッファ回路63および発光回路75への電力供給を停止する制御を行なう(ステップS28)。
 そして、制御部29は、パワーセーブ期間TSの終了タイミングに従い、バーストイネーブル信号を活性化し、送信ディスエーブル信号を非活性化する(ステップS33)。
 また、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T1以上であり(ステップS22でYES)、(時間T1+時間T2)が時間T3以下であり(ステップS24でYES)、(時間T1+時間T2)がパワーセーブ期間TS未満である場合には(ステップS25でNO)、要求エラーフレームを局側装置201へ送信し、バーストイネーブル信号を非活性化し、送信ディスエーブル信号を非活性化し、受信ディスエーブル信号を非活性化する。すなわち、制御部29は、省電力モードへ遷移せず、光トランシーバ21において、発光回路75への電力供給のみを停止する通常のバースト送信制御を行なう(ステップS30)。
 そして、制御部29は、パワーセーブ期間TSの終了タイミングに従い、バーストイネーブル信号を活性化する(ステップS33)。
 また、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T1以上であり(ステップS22でYES)、(時間T1+時間T2)が時間T3より大きく(ステップS24でNO)、T3がパワーセーブ期間TS以下であり(ステップS29でYES)、(時間T1+時間T2)が時間TS以下である場合には(ステップS31でYES)、省電力ACKフレームを局側装置201へ送信し、省電力モードへ遷移する。より詳細には、制御部29は、バーストイネーブル信号を非活性化し、送信ディスエーブル信号を活性化し、受信ディスエーブル信号を活性化する。すなわち、制御部29は、光トランシーバ21において、プリバッファ回路61、イコライザ回路62、出力バッファ回路63、発光回路75、CDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85への電力供給を停止する制御を行なう(ステップS27)。
 そして、制御部29は、パワーセーブ期間TSの終了タイミングに従い、バーストイネーブル信号を活性化し、送信ディスエーブル信号を非活性化し、受信ディスエーブル信号を非活性化する(ステップS33)。
 また、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T1以上であり(ステップS22でYES)、(時間T1+時間T2)が時間T3より大きく(ステップS24でNO)、T3がパワーセーブ期間TS以下であり(ステップS29でYES)、(時間T1+時間T2)が時間TSより大きい場合には(ステップS31でNO)、省電力ACKフレームを局側装置201へ送信し、省電力モードへ遷移する。より詳細には、制御部29は、バーストイネーブル信号を非活性化し、送信ディスエーブル信号を非活性化し、受信ディスエーブル信号を活性化する。すなわち、制御部29は、光トランシーバ21において、発光回路75、CDR83、イコライザ回路84および出力バッファ85への電力供給を停止する制御を行なう(ステップS32)。
 そして、制御部29は、パワーセーブ期間TSの終了タイミングに従い、バーストイネーブル信号を活性化し、受信ディスエーブル信号を非活性化する(ステップS33)。
 また、制御部29は、パワーセーブ期間TSが時間T1以上であり(ステップS22でYES)、(時間T1+時間T2)が時間T3より大きく(ステップS24でNO)、T3がパワーセーブ期間TSより大きい場合には(ステップS29でNO)、要求エラーフレームを局側装置201へ送信し、バーストイネーブル信号を非活性化し、送信ディスエーブル信号を非活性化し、受信ディスエーブル信号を非活性化する。すなわち、制御部29は、省電力モードへ遷移せず、光トランシーバ21において、発光回路75への電力供給のみを停止する通常のバースト送信制御を行なう(ステップS30)。
 そして、制御部29は、パワーセーブ期間TSの終了タイミングに従い、バーストイネーブル信号を活性化する(ステップS33)。
 ところで、宅側装置において、一部の電気回路の立ち上がり時間が長くなると、局側装置から要求される省電力期間の長さによっては省電力動作を行なえなくなってしまうか、あるいは、省電力状態から通常状態への復帰が遅れ、PONシステムのスループットが低下してしまう。
 これに対して、本発明の実施の形態に係る宅側装置では、制御部29は、宅側装置202が省電力動作を行なうべき省電力期間の通知を局側装置201から受ける。制御部29は、対応の電源の電力供給の開始および停止に対する光トランシーバ21における各電気回路の応答時間、および局側装置201から通知された省電力期間に基づいて、各電源の電力供給の開始および停止のシーケンスを計画する。そして、光トランシーバ21における各電源は、制御部29によって計画されたシーケンスに基づいて対応の電気回路への電力供給を行なう。
 すなわち、発光回路75にバイアス電流を供給するバイアス回路68に対する制御と、送信変調回路74に電流を供給する電源64~66に対する制御とを別個に実行可能とする。
 これにより、局側装置201から要求される省電力期間の長さに応じて、電力供給を停止する回路と電力供給を継続する回路とを選択することができるため、より短い期間の省電力動作も可能となることから、省電力化およびスループットの向上を両立することが可能となる。
 また、本発明の実施の形態に係る宅側装置では、制御部29は、光トランシーバ21における各電気回路の応答時間と、省電力期間とを比較し、比較結果に基づいて省電力期間に伴う各電気回路への電力供給の停止の有無を決定する。
 このような構成により、簡易な処理で各電気回路への電力供給の停止の有無を適切に判断することができる。
 また、本発明の実施の形態に係る宅側装置では、光トランシーバ21は、光信号を送信または受信するための複数の電気回路を有し、宅側装置202に対して脱着可能である。また、光トランシーバ21は、各電気回路の応答時間を記憶する。そして、制御部29は、光トランシーバ21が記憶する各応答時間を読み出す。
 このように、宅側装置202に対して脱着可能な光トランシーバ21に各電気回路の応答時間が記憶され、各応答時間を制御部29が読み出す構成により、各電気回路の応答時間が異なる新たな光トランシーバへの交換が行われても、省電力動作を適切に行なうことができる。
 また、本発明の実施の形態に係る宅側装置では、制御部29は、宅側装置202が光信号の送信を再開すべきタイミングまでに各電気回路が動作できるようなシーケンスを計画する。
 このような構成により、PONシステムにおける各宅側装置の省電力処理のタイミングを共通化することができるため、上位装置たとえば局側装置201において各宅側装置の制御および管理が容易になる。
 また、本発明の実施の形態に係る宅側装置は、省電力処理の対象となる各電気回路として、発光素子LDを含む発光回路75と、発光素子LDに変調電流を供給する送信変調回路74とを備える。
 このように、消費電力が大きく、かつ応答時間の差が比較的大きい電気回路を省電力処理の対象とすることにより、適切な電力供給制御による省電力化およびスループットの向上の効果をより顕著に得ることができる。
 また、たとえば宅側装置に用いられる光トランシーバが複数のメーカによって製造される場合には、光トランシーバの製造元によって光トランシーバにおける各電気回路の応答時間が異なる可能性がある。
 省電力制御およびその効率は、宅側装置の応答時間に依存するため、宅側装置における光トランシーバを交換するたびに、局側装置等の上位装置において省電力シーケンスの変更が必要となる可能性がある。
 これに対して、本発明の実施の形態に係る光トランシーバ21は、光信号を送信または受信するための複数の電気回路と、この電気回路に対応して設けられ、対応の電気回路に電力を供給し、電力供給の開始および停止を制御することが可能な複数の電源と、対応の電源の電力供給の開始および停止に対する各電気回路の応答時間を記憶し、各応答時間が宅側装置202から読み出し可能な記憶部73とを備える。そして、光トランシーバ21における各電源は、宅側装置202によって計画された各電源の電力供給の開始および停止のシーケンスに基づいて対応の電気回路への電力供給を行なう。
 このように、宅側装置202において、光トランシーバ21内の記憶部73に書き込まれた各電気回路の立ち上がり時間を光トランシーバ21外から参照可能とする構成により、宅側装置202において、どの部分をパワーセーブさせるかを選択する自律的な省電力制御を行なうことが可能となる。
 なお、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置201から送信される省電力モード設定フレームには、パワーセーブ期間TSおよびその開始タイミングが含まれるとしたが、これに限定するものではない。図7および図8に示す例のように、パワーセーブ期間TSの開始タイミングがバースト信号の終了タイミングに対応する場合等、宅側装置202がパワーセーブ期間TSの開始タイミングを認識できる場合には、省電力モード設定フレームには、パワーセーブ期間TSの開始タイミングが含まれなくてもよい。
 また、本発明の実施の形態に係るPONシステムにおいて、図6~図8に示す例では、上り方向におけるあるバースト信号と次のバースト信号との時間間隔が、パワーセーブ期間TSとして宅側装置202に通知される構成であるとしたが、これに限定するものではない。たとえば宅側装置202において各バースト信号の開始タイミングとバースト信号の長さとを認識できる場合には、宅側装置202において実際に省電力動作が行われる時間、具体的には図7におけるタイミングt4からタイミングt5までの期間、または図8におけるタイミングt3からタイミングt6までの期間が、パワーセーブ期間TSとして宅側装置202に通知される構成であってもよい。
 また、本発明の実施の形態に係る宅側装置では、光トランシーバ21内の電気回路を省電力対象としたが、これに限定するものではなく、光トランシーバ21外の電気回路を省電力対象とする構成であってもよいし、光トランシーバ21内の電気回路および光トランシーバ21外の電気回路の両方を省電力対象とする構成であってもよい。
 また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、局側装置201がパワーセーブ期間TSを宅側装置202に通知し、宅側装置202における制御部29が、光トランシーバ21における各電気回路の応答時間、およびパワーセーブ期間TSに基づいて、光トランシーバ21における各電源の電力供給の開始および停止のシーケンスを計画する構成であるとしたが、これに限定するものではない。PONシステム301における宅側装置202および局側装置201以外の図示しない装置において、上記のようなパワーセーブ期間の通知、および電力供給シーケンスの計画の少なくとも一方が実行される構成であってもよい。
 また、本発明の実施の形態に係るPONシステムでは、記憶部73が記憶する応答時間は、光トランシーバ21における各電気回路が、対応の電源またはバイアス回路からの電力供給を受けてから動作を開始するまでの立ち上がり時間、および電力供給が停止されてから動作を停止するまでの立ち下がり時間の和であるとしたが、これに限定するものではない。記憶部73が記憶する応答時間は、上記立ち上がり時間および上記立ち下がり時間のいずれか一方であってもよい。
 上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
 21 光トランシーバ
 22 PON受信処理部
 23 バッファメモリ
 24 UN送信処理部
 25 UNIポート
 26 UN受信処理部
 27 バッファメモリ
 28 PON送信処理部
 29 制御部(省電力要求受信部および電源制御部)
 31 バースト送信部
 32 バースト受信部
 61 プリバッファ回路
 62 イコライザ回路
 63 出力バッファ回路
 64~66,86~90 電源
 67 タイミング回路
 68 バイアス回路
 69 マスタI/F
 70 CPU
 71 スレイブI/F
 72 制御レジスタ
 73 記憶部
 74 送信変調回路
 75 発光回路
 81 TIA
 82 LIA
 83 CDR
 84 イコライザ回路
 85 出力バッファ
 201 局側装置
 202A,202B,202C,202D 宅側装置
 301 PONシステム
 C1~C6 キャパシタ
 R 抵抗
 LD 発光素子
 PD 受光素子
 L1,L2 インダクタ
 INP,INN,SCL,SDA 信号線
 SP1,SP2 スプリッタ
 OPTF 光ファイバ

Claims (8)

  1.  局側装置と光信号を送受信するための宅側装置であって、
     前記光信号を送信または受信するための複数の電気回路と、
     前記電気回路に対応して設けられ、対応の前記電気回路に電力を供給し、電力供給の開始および停止を制御することが可能な複数の電源と、
     前記宅側装置が省電力動作を行なうべき省電力期間の通知を前記局側装置から受けるための省電力要求受信部と、
     対応の前記電源の電力供給の開始および停止に対する各前記電気回路の応答時間、および前記省電力期間に基づいて、各前記電源の電力供給の開始および停止のシーケンスを計画するための電源制御部とを備え、
     前記各電源は、前記電源制御部によって計画された前記シーケンスに基づいて対応の前記電気回路への電力供給を行なう、宅側装置。
  2.  前記電源制御部は、前記各電気回路の前記応答時間と、前記省電力期間とを比較し、比較結果に基づいて前記省電力期間に伴う前記各電気回路への電力供給の停止の有無を決定する、請求項1に記載の宅側装置。
  3.  前記宅側装置は、さらに、
     前記宅側装置に対して脱着可能であり、前記各電気回路のうちの少なくともいずれか1つを有する光トランシーバを備え、
     前記光トランシーバは、前記少なくともいずれか1つの電気回路の前記応答時間を記憶し、
     前記電源制御部は、前記光トランシーバが記憶する前記応答時間を読み出す、請求項1または請求項2に記載の宅側装置。
  4.  前記電源制御部は、前記宅側装置が前記光信号の送信を再開すべきタイミングまでに前記各電気回路が動作できるような前記シーケンスを計画する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の宅側装置。
  5.  前記宅側装置は、前記各電気回路として、発光素子を含む電気回路と、前記発光素子に変調電流を供給するための電気回路とを備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の宅側装置。
  6.  局側装置と光信号を送受信するための宅側装置に対して脱着可能な光トランシーバであって、
     前記光信号を送信または受信するための複数の電気回路と、
     前記電気回路に対応して設けられ、対応の前記電気回路に電力を供給し、電力供給の開始および停止を制御することが可能な複数の電源と、
     対応の前記電源の電力供給の開始および停止に対する各前記電気回路の応答時間を記憶し、各前記応答時間が前記宅側装置から読み出し可能な記憶部とを備え、
     前記各電源は、前記宅側装置によって計画された前記各電源の電力供給の開始および停止のシーケンスに基づいて対応の前記電気回路への電力供給を行なう、光トランシーバ。
  7.  1または複数の宅側装置と、各前記宅側装置と光信号を送受信するための局側装置とを備える通信システムであって、
     各前記宅側装置は、
     前記光信号を送信または受信するための複数の電気回路と、
     前記電気回路に対応して設けられ、対応の前記電気回路に電力を供給し、電力供給の開始および停止を制御することが可能な複数の電源とを含み、
     前記通信システムは、
     対応の前記電源の電力供給の開始および停止に対する各前記電気回路の応答時間、および前記宅側装置が省電力動作を行なうべき省電力期間に基づいて、各前記電源の電力供給の開始および停止のシーケンスを計画するための電源制御部を備え、
     前記各電源は、前記電源制御部によって計画された前記シーケンスに基づいて対応の前記電気回路への電力供給を行なう、通信システム。
  8.  局側装置と光信号を送信または受信するための複数の電気回路と、前記電気回路に対応して設けられ、対応の前記電気回路に電力を供給し、電力供給の開始および停止を制御することが可能な複数の電源とを備える宅側装置における電力供給方法であって、
     前記宅側装置が省電力動作を行なうべき省電力期間の通知を前記局側装置から受けるステップと、
     対応の前記電源の電力供給の開始および停止に対する各前記電気回路の応答時間、および前記省電力期間に基づいて、各前記電源の電力供給の開始および停止のシーケンスを計画するステップと、
     計画した前記シーケンスに基づいて、前記各電源から前記各電気回路への電力供給を行なうステップとを含む、電力供給方法。
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