WO2012053419A1 - 絞り装置 - Google Patents

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絵美 真下
孝 小野
英明 村松
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Definitions

  • a third diaphragm blade that limits an opening formed by the first and second inner walls by covering the vicinity of at least one of the intersections of the inner wall and the second inner wall. It is a thing.
  • the first inner wall includes a first narrowing portion formed so that an opening width increases from the first diaphragm blade side toward the second diaphragm blade side, and the second inner wall It is preferable that the wall has a second narrowing portion formed so that an opening width increases from the second diaphragm blade side toward the first diaphragm blade side.
  • (A)-(d) is a figure which shows the operation
  • the third diaphragm blade 4 has a main body portion 41 and an arm portion 42.
  • a notch 43 is formed at the rear ( ⁇ X side) end of the main body 41.
  • the notch 43 is formed in a trapezoidal shape as shown in FIG.
  • the notch 43 is line-symmetric with respect to the center line N.
  • the width dimension T3 of the notch 43 increases toward the rear ( ⁇ X side).
  • the opening formed by the notches 23 and 33 has a flat polygonal shape, but the third diaphragm blade 4 covers the left and right tops of the opening. A part of the opening is covered with the left and right sides that define the notch 43 of the third aperture blade 4.

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Abstract

【課題】装置を大型化することなく、円形に近い開口を得ることができる絞り装置を提供する。 【解決手段】本発明に係る絞り装置1は、光束が通過する面上で同一直線上を互いに近接又は離間するスライド方向に移動して、絞り込み動作を実現する第1の絞り羽根2及び第2の絞り羽根3とを備えた絞り装置であって、第1の絞り羽根2は、光束が通過する開口(絞り)を当該第1の絞り羽根側から規定する第1の内側壁23dを有し、第2の絞り羽根3は、光束が通過する絞りを当該第2の絞り羽根側から規定する第2の内側壁33dを有し、絞り装置1は、さらに、第1の内側壁23dと第2の内側壁33dが交わる交点のうち少なくとも一つの交点の近傍を覆って光束が通過する開口を制限する第3の絞り羽根4を備えている(図1)。

Description

絞り装置
 本発明は、絞り装置に関し、特に円形に近い開口を形成する絞り装置に関する。
 ビデオカメラ等の絞り装置の一種として、光軸を中心とする絞り用開口の内周囲に配置された複数枚の絞り羽根を利用した虹彩絞りがある(特許文献1を参照)。虹彩絞りは、木漏れ日等の高輝度な部分が存在する被写体を撮影する場合、絞りの開口形状が円形に近いほど、より自然なボケ味を得られ、撮影画像の状態が良いとされている。
 一方、切り欠き部を有する二枚の絞り羽根(第1の絞り羽根、第2の絞り羽根)を、光軸に直交する面上であって同一直線上を近接し、又は離間する方向に平行移動させる絞り装置が開示されている(特許文献2乃至4を参照)。この絞り装置では、2つの絞り羽根の切り欠き部同士で開口を形成している。このような絞り装置は、二枚の絞り羽根で開口を形成できるので、絞り装置の簡素化と小型化を図ることが可能となる。ところが、切り欠き部の形状が略三角形状であるため、当該開口の形状を円形とすることが困難である。例えば、開口が四角形に近くなってしまうため、背景に木漏れ日等の高輝度部分が存在する被写体では、菱形に近い形状でボケが生じてしまう。従って、不自然な画像になってしまうという課題がある。
 このような課題を解決する技術が特許文献5に開示されている。特許文献5に開示された絞り装置では、切り欠き部を有する二枚の絞り羽根(第1の絞り羽根、第2の絞り羽根)に加えて、さらにもう一枚の絞り羽根(第3の絞り羽根)が設けられている。第3の絞り羽根は、第1及び第2の絞り羽根が当該開口を形成した際に、当該開口の一部を覆う。
特開2009-115831号公報 特開2002-357857号公報 特開2002-182264号公報 特開2000-111970号公報 特開昭62-103623号公報
 特許文献5に開示された絞り装置を詳細に説明する。この絞り装置は、第1の絞り羽根と第2の絞り羽根とを互いに近接する方向に移動させて開口を形成している。さらに、開口が大きい状態、すなわち、第1及び第2の絞り羽根が離れた状態で、一方の絞り羽根の切り欠き部の移動方向における端部近傍を第3の絞り羽根で覆っている。このようにすることで、当該開口を五角形状以上の多角形状として円形に近づけることができる。
 このときの開口の形状を図12、及び図13に模式的に示す。図12は、第1の絞り羽根101と第2の絞り羽根102の切り欠き部の頂角を直角より十分小さい角度の鋭角に形成した例を示す図である。図12に示すように、第1の絞り羽根の切り欠き部と第2の絞り羽根の切り欠き部とで形成される開口は移動方向(図12中の矢印方向)に長い菱形となる。そして、第3の絞り羽根で覆われる部分は、図12の斜線部のようになる。絞り羽根101、102の切り欠き部の移動方向における端部(図12の斜線部)を第3の絞り羽根で覆っている。このようにすることで、絞りを円形に近づけることができる。しかし、第1及び第2の絞り羽根が移動方向に大型化する課題を有する。
 一方、第1の絞り羽根101と第2の絞り羽根102の切り欠き部の頂角を直角より十分大きい角度の鈍角に形成した例を図13に示す。この構成では、第1及び第2の絞り羽根を移動方向に小型化することができる。しかし、第1の絞り羽根の切り欠き部と第2の絞り羽根の切り欠き部とで形成される開口がおしつぶされた形状になる課題を有する。
 本発明の目的は、上述した課題を解決するためになされたものであり、装置を大型化することなく、円形に近い開口を得ることができる絞り装置を提供することにある。
 本発明に係る絞り装置は、光束が通過する面上で同一直線上を互いに近接又は離間するスライド方向に移動して、前記光束に対する絞り込み動作を実現する第1の絞り羽根及び第2の絞り羽根を備えた絞り装置であって、前記第1の絞り羽根は、前記光束が通過する絞りを前記第1の絞り羽根側から第2の絞り羽根に向けて規定する第1の内側壁を有し、前記第2の絞り羽根は、前記絞りを前記第2の絞り羽根側から前記第1の絞り羽根に向けて規定する第2の内側壁を有し、当該絞り装置は、さらに、前記第1の内側壁と前記第2の内側壁が交わる交点のうち少なくとも一つの交点の近傍を覆うことで、前記第1及び第2の内側壁で形成される開口を制限する第3の絞り羽根を備えたものである。
 前記第1の内側壁は、前記第1の絞り羽根側から前記第2の絞り羽根側に向かって開口幅が大きくなるように形成された第1の絞り込み部を有し、前記第2の内側壁は、前記第2の絞り羽根側から前記第1の絞り羽根側に向かって開口幅が大きくなるように形成された第2の絞り込み部を有する、ことが好ましい。
 前記絞りが開放状態の時、前記第3の絞り羽根は、前記交点の近傍を覆わずに前記交点より前記開口の外側に退避し、前記第1の絞り羽根と前記第2の絞り羽根が互いに近接する方向に移動して所定の開口面積以下に絞り込まれた状態の時に、前記交点の近傍を覆うこと、が好ましい。
 前記第3の絞り羽根は、前記スライド方向に移動すること、が好ましい。
 前記第3の絞り羽根は、前記スライド方向における前記第2の絞り羽根と同じ側に位置し、前記スライド方向に移動する、ことが好ましい。
 前記第3の絞り羽根は、前記絞りを前記スライド方向に対して直交する幅を規定する第3の内側壁を有することが、好ましい。
 前記第3の内側壁で区画される開口の前記幅方向の寸法が、前記第1の側壁側に向かって大きくなるように形成されていることが好ましい。
 前記第3の内側壁で区画される開口の前記幅方向の寸法が、前記第1の絞り羽根側に向かって段階的に大きくなるように形成されていることが好ましい。
 前記第1及び前記第2の絞り羽根を駆動させる第1の駆動機構と、前記第3の絞り羽根を駆動させる第2の駆動機構と、を備えること、が好ましい。
 本発明によれば、装置を大型化することなく、円形に近い開口を得ることができる絞り装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1の絞り装置を概略的に示す分解斜視図である。 第1の絞り羽根と第2の絞り羽根が最も離れた状態の絞り装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態1の絞り装置を概略的に示す側面図である。 (a)~(d)は、本発明の実施の形態1の絞り装置において、絞りが全開した状態から絞り込まれていく過程の前半部分の第1乃至第3の絞り羽根の動作を示す図である。 (a)~(d)は、本発明の実施の形態1の絞り装置において、絞りが全開した状態から絞り込まれていく過程の後半部分の第1乃至第3の絞り羽根の動作を示す図である。 第3の絞り羽根が開口を覆う様子を拡大して示す平面図である。 第1の絞り羽根の切り欠き部における絞り込み部の頂部を拡大して示す図である。 (a)~(d)は、本発明の実施の形態2の絞り装置において、絞りが開放した状態から絞り込まれていく過程の前半部分の第1乃至第3の絞り羽根の動作を示す図である。 (a)~(c)は、本発明の実施の形態2の絞り装置におけて、絞りが開放した状態から絞り込まれていく過程の後半部分の第1乃至第3の絞り羽根の動作を示す図である。 (a)~(c)は、本発明の実施の形態3の絞り装置におけて、絞りが開放した状態から絞り込まれていく過程の前半部分の第1乃至第3の絞り羽根の動作を示す図である。 (a)~(c)は、本発明の実施の形態3の絞り装置におけて、絞りが開放した状態から絞り込まれていく過程の後半部分の第1乃至第3の絞り羽根の動作を示す図である。 従来技術の課題を説明する図である。 従来技術の課題を説明する図である。
 本発明の実施の形態に係る絞り装置について説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
<実施の形態1>
 まず、図1を用いて、本実施の形態に係る絞り装置の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る絞り装置1を概略的に示す分解斜視図である。また、図1の説明において、適宜図2、及び図3を参照する。図2は、絞り装置1の全体構成を示す平面図であり、図3は、側面図である。なお、以下の説明では、必要に応じて、XYZの3次元直交座標系を用いて説明する。また、直交座標系の+Z方向を上方向、-Z方向を下方向、+X方向を前方向、-X方向を後方向、+Y方向を右方向、-Y方向を左方向として説明する。但し、以下の説明での前後、左右、上下方向は、説明を明瞭にするために定義するものであり、絞り装置の機器への搭載条件によって変わる。
 本実施の形態の絞り装置1は、例えばビデオカメラ等の露光調整が必要な機器(図示を省略)に搭載される。絞り装置1は、図1に示すように、第1の絞り羽根2、第2の絞り羽根3、第3の絞り羽根4、第1の地板5、第2の地板6、第1の駆動機構7、第2の駆動機構8を備える。
 絞り装置1は、上方から下方に向かって第1の駆動機構7、第1の地板5、第1の絞り羽根2、第2の絞り羽根3、第3の絞り羽根4、第2の地板6、第2の駆動機構8の順で配置されている(図3も合わせて参照)。第1の絞り羽根2、第2の絞り羽根3、第3の絞り羽根4、第1の地板5、及び第2の地板6のそれぞれは、板状部材であり、それらの主面がZ方向と垂直になるように配置される。そして、第1の地板5、第1の絞り羽根2、第2の絞り羽根3、第3の絞り羽根4、第2の地板6、が重なり合った状態で配置される。なお、機器に搭載された状態では、通常、搭載される機器の光学系の光軸がZ方向と平行になる。第1の絞り羽根2、第2の絞り羽根3、第3の絞り羽根4がX方向に移動することで、絞りの大きさが変化する。
 第1の地板5は、円形の光路開口孔51が形成された板状部材である。光路開口孔51が開放状態時の絞りを規定する。XY平面において、光軸が通過する点を絞りの中心点Oとする。XY平面において、円形の光路開口孔51の中心は、中心点Oと一致する。第2の地板6も、第1の地板5と同様に、光路開口孔61を有する板状部材である。XY平面において、光路開口孔61の中心は、中心点Oと一致する。光路開口孔51と光路開口孔61とは、等しい直径とされている。これらの第1の地板5と第2の地板6との間に、第1乃至第3の絞り羽根2乃至4が配置される。
 第1の絞り羽根2は、第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61より後方領域(-X側)に配置されている。第1の絞り羽根2は、切り欠き部23が形成された板状部材である。切り欠き部23の左右の幅寸法は、第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61に向かって大きくなっている。
 第2の絞り羽根3は、第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61より前方領域(+X側)に配置されている。第2の絞り羽根3は、切り欠き部33が形成された板状部材である。切り欠き部33の左右の幅寸法は、第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61に向かって大きくなっている。切り欠き部23と切り欠き部33とが、対向するように、第1の絞り羽根2と第3の絞り羽根3とが配置されている。Z方向から見ると、切り欠き部23と切り欠き部33とが、重なり合って、開口を形成する(図2を合わせて参照)。なお、以下の説明において、特に言及のない場合、開口とは、切り欠き部23と切り欠き部33とが形成する開口を意味する。
 これらの第1及び第2の絞り羽根2、3は、第1の駆動機構7によって、互いに近接する、又は離間する方向に前後(X方向)に移動する。第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが互いに近接方向に移動すると、第1の絞り羽根2の切り欠き部23と第2の絞り羽根3の切り欠き部33とで形成される開口が徐々に小さくなっていく。第1の絞り羽根2において切り欠き部23を区画する左右両側の部分と第2の絞り羽根3において切り欠き部33を区画する左右両側の部分とで、第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61の一部が覆われる。従って、光束が通過する絞りを小さくする時は、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3を近づけていく。具体的には、第1の絞り羽根2を前方向(+X方向)に移動し、第2の絞り羽根3を後方向(-X方向)に移動する。これにより、切り欠き部23と切り欠き部33とで形成される開口が小さくなる。一方、光束が通過する絞りを大きくする時は、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3を遠ざけていく。具体的には、第1の絞り羽根2を後方向(-X方向)に移動し、第2の絞り羽根3を前方向(+X方向)に移動する。これにより、切り欠き部23と切り欠き部33とで形成される開口が大きくなる。このように、第1及び第2の絞り羽根2、3は、XY面上で同一直線上を互いに近接又は離間するスライド方向に移動して、光束に対する絞り込み動作を実現する。
 第3の絞り羽根4は、第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61より前方領域(+X側)に配置されている。第3の絞り羽根4は、切り欠き部43が形成された板状部材である。切り欠き部43の左右の幅寸法は、第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61に向かって大きくなっている。第3の絞り羽根4は、第2の駆動機構8によって、前後方向(X方向)に移動する。第3の絞り羽根4は、第1の絞り羽根2の切り欠き部23と第2の絞り羽根3の切り欠き部33とで形成される開口の一部を覆う。こうすることで、開口の扁平度(ここで、扁平度とは、開口の前後方向の幅寸法に対する左右方向の幅寸法の比率である。)が大きくならないようにすることができる。具体的には、第3の絞り羽根4において切り欠き部43を区画する左右両側の部分で、当該開口の左右の頂部を覆う。すなわち、第3の絞り羽根4が、Y方向における開口の端部を覆う。このようにすることで、後に詳述するように、円形に近い開口を、簡易な構造で得ることができる。
 以下に、絞り装置1の各部品の具体的な構成を説明する。
(第1の絞り羽根2)
 第1の絞り羽根2は、本体部21、アーム部22を有している。本体部21の前方側(+X側)の端部には、切り欠き部23が形成されている。ここで、絞り装置1の左右方向(Y方向)の中心を示す線を中心線Nとする。中心線Nは、中心点Oを通り、X方向に平行な直線である。切り欠き部23は、中心線Nに対して線対称とされている。また、切り欠き部23は、ストレート部23a、絞り込み部23bを有している。ストレート部23aは、絞り込み部23bの前方(+X側)に配置される。左右方向(Y方向)における、ストレート部23aの左右の幅寸法T1は一定となっている。幅寸法T1は、第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61の直径より大きい。そして、ストレート部23aは、図2に示す第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが最も離れた状態において、第2の絞り羽根3との重なり合いを実現できる長さを有する。
 図1に示すように、絞り込み部23bは、略二等辺三角形状とされている。絞り込み部23bの後端部分(-X側端部)は、頂部が鈍角とされている。絞り込み部23bは、中心線Nに対して、線対称となっている。絞り込み部23bでは、前方向(+X側)における左右の幅寸法が最も大きく、後方向(-X側)に向かうにつれて、左右の幅寸法が小さくなっていく。
 また、第1の絞り羽根2において切り欠き部23を区画する側面を内側壁23dとする。内側壁23dは、第1の絞り羽根2の端面であり、絞り込み部23bからストレート部23aまで延在している。Z方向から見た時、絞り込み部23bにおける内側壁23dは、X方向、及びY方向から傾斜して形成される。内側壁23dは、光束が通過する絞りを第1の絞り羽根2側から規定する。
 本体部21の後方側(-X側)の端部には、アーム部22が設けられている。アーム部22は、本体部21から後方に突出している。アーム部22は、本体部21の角部から突出する。本実施の形態のアーム部22は、本体部21の左側(-Y側)の角部から突出する。アーム部22の先端部は、左側(-Y側)に突出する突出部24を備える。この突出部24は、左右方向(Y方向)を長手方向とする長孔25を備える。
(第2の絞り羽根3)
 第2の絞り羽根3は、第1の絞り羽根2と同様に、本体部31、アーム部32を有している。本体部31の後方側(-X側)の端部には、切り欠き部33が形成されている。第1の絞り羽根2の切り欠き部23と第2の絞り羽根3の切り欠き部33とは、前後方向(X方向)に向かい合う。
 切り欠き部33は、絞り装置1の中心線Nに対して線対称とされている。切り欠き部33は、ストレート部33a、絞り込み部33bを有している。ストレート部33aの左右の幅寸法T2は一定となっている。幅寸法T2は、第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61の直径より大きい。本実施の形態では、幅寸法T2は、ストレート部23aの幅寸法と等しくなっている。そして、ストレート部33aは、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが最も離れた状態において、第1の絞り羽根2との重なり合いを実現できる長さを有する。
 絞り込み部33bの形状は、第1の絞り羽根2における切り欠き部23の絞り込み部23bとほぼ等しい。つまり、絞り込み部33bは、略二等辺三角形状である。絞り込み部33bの前端部分(+X側端部)は、頂部が鈍角とされている。絞り込み部33bは、中心線Nに対して、線対称となっている。従って、絞りを小さくした際に、第2の絞り羽根3の切り欠き部33と、第1の絞り羽根2の切り欠き部23とで形成される開口を、良好な形状にすることができる。但し、絞り込み部23bと絞り込み部33bの先端部分の形状は、特に限定されるものではない。絞り込み部33bと絞り込み部23bとで、円形に近い開口を形成することができる形状となるよう、絞り込み部23bと絞り込み部33bの頂部の形状を設定することが好ましい。
 また、第2の絞り羽根3において切り欠き部33を区画する側面を内側壁33dとする。内側壁33dは、第2の絞り羽根3の端面であり、絞り込み部33bからストレート部33aまで延在している。Z方向から見た時、絞り込み部33bにおける内側壁33dは、X方向、及びY方向から傾斜して形成される。内側壁33dは、光束が通過する絞りを第2の絞り羽根3側から規定する
 本体部31の後方側(-X側)の端部には、アーム部32が設けられている。アーム部32は、本体部31から後方(-X側)に突出する。アーム部32は、本体部31の角部から突出する。本実施の形態のアーム部32は、本体部31の右側(+Y側)の角部から突出する。つまり、第1の絞り羽根2のアーム部22と第2の絞り羽根3のアーム部32とは、中心線Nを挟んで対向配置されている。アーム部32の端部は、右側(+Y側)に突出する突出部34を備える。この突出部34は、左右方向(Y方向)を長手方向とする長孔35を備える。
(第3の絞り羽根4)
 第3の絞り羽根4は、本体部41、アーム部42を有している。本体部41の後方側(-X側)の端部には、切り欠き部43が形成される。切り欠き部43は、図1に示すように、台形形状に形成されている。切り欠き部43は、中心線Nを軸に対して線対称になっている。切り欠き部43の幅寸法T3は、後方(-X側)に向かって大きくなる。切り欠き部23、33で形成される開口は、扁平な多角形状となるが、第3の絞り羽根4はこの開口における左右の頂部を覆う。第3の絞り羽根4の切り欠き部43を区画する左右両側の部分で開口の一部を覆う。
 また、第3の絞り羽根4の切り欠き部43を区画する側面を第3の内側壁43fとする。第3の内側壁43fは、第3の絞り羽根4の端面である。内側壁43fは、光束が通過する絞りを左右方向(Y方向)から規定する。内側壁43fで区画される切り欠き部43の左右の幅寸法は、第1の絞り羽根側(-X側)に向かって徐々に大きくなっている。
 本体部41の後方側(-X側)の端部には、アーム部42が設けられている。アーム部42は、本体部41から後方(-X側)に突出する。アーム部42は、本体部41の角部から突出する。本実施の形態のアーム部42は、本体部41の右側(+Y側)の角部から突出する。アーム部42の端部は、左側(-Y側)に突出する突出部44を備える。この突出部44は、左右方向(Y方向)を長手方向とする長孔45を備える。
(第1の地板5)
 第1の地板5は、絞り装置1のフレームを成す板状部材である。第1の地板5は、長孔52、53を備える。長孔52、53には、第1の駆動機構7のアーム部71の両端部に設けられたピン72、73が挿入される。例えば、図2に示す矢印A方向、又は矢印B方向に第1の駆動機構7がアーム部71を回転させることで、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3が近接又は離間するように、スライド移動する。なお、長孔52、53は第1の地板5がピン72、73と干渉しない形状、大きさに形成されている。例えば、アーム部71の回転によって、ピン72、73が円弧状に移動する。従って、長孔52、53は、前後方向(X方向)に延びた円弧状に形成されている。また、長孔52、53は、第1及び第2の絞り羽根2、3に必要なスライド量を確保できる長さになっている。すなわち、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが互いに最も離れた位置から、最も近づいた位置に移動するように、アーム部71が回転したとしても、ピン72、73が第1の地板5と干渉しないように、長孔52、53は十分な長さを有している。
 第1の地板5は、さらに、長孔54を有している。長孔54には、第2の駆動機構8のアーム部81の端部に設けられるピン82が挿入される。後述するように、第2の駆動機構8がアーム部81を回転させることで、第3の絞り羽根4がスライド移動する。長孔54は、ピン82と干渉しないような形状、大きさで形成されている。すなわち、長孔54は、長孔52、53と同様に、円弧状に形成され、十分な長さを有している。
(第2の地板6)
 第2の地板6も、第1の地板5と同様に、絞り装置1のフレームを成す板状部材である。第1の地板5と第2の地板6は、第1乃至第3の絞り羽根2乃至4を上下に挟み込む。第2の地板6は、第1の地板5と略等しい大きさを有する。さらに、XY平面において、第2の地板6と第1の地板5は、略同じ位置に配置される。第2の地板6は、円形の光路開口孔61を備える。光路開口孔61は、第1の地板5の光路開口孔51と同じ大きさに形成され、XY平面において、中心が一致している。
 第2の地板6は、長孔62を備える。長孔62には、第2の駆動機構8のアーム部81の端部に設けられるピン82が挿入されている。例えば、図2に示す矢印C方向、矢印D方向に、第2の駆動機構8がアーム部81を回転させることで、第3の絞り羽根4は、前後方向(X方向)にスライド移動する。長孔62は、第2の地板6とピン82とが干渉しないような大きさ、形状で形成されている。長孔62は、第1の地板5の長孔54と略同一形状に形成され、XY平面における位置が略一致している。
 第1の地板5と第2の地板6は、例えば、図2に示すような初期状態において、XY平面視で、第1乃至第3の絞り羽根2乃至4が第2の地板6内に収まる大きさとなっている。なお、ここでは、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが最も離れ、且つ第3の絞り羽根4が最も前方側(+X側)に配置される状態を初期状態としている。
(第1の駆動機構7)
 第1の駆動機構7は、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とを互いに近づくよう(近接方向)に、又は互いに遠ざかるよう(離間方向)に移動させる駆動力を、第1及び第2の絞り羽根2、3に与える。第1の駆動機構7は、アーム部71、ピン72及び73、駆動モータ74を備える。
 アーム部71は、第1の地板5の上方(+Z側)に配置される。アーム部71の中央部は、図2に示すように、中心線N上に配置される。アーム部71は、第1の地板5に回転可能に連結されている。例えば、図示は省略したが、アーム部71の中央部から下方に向かってピンが突出しており、当該ピンが第1の地板5に形成した嵌合孔に回転可能に挿入される。さらにアーム部71の中央部には、連結孔71aを備える。この連結孔71aに、駆動モータ74の回転軸74aが連結される。従って、駆動モータ74が駆動すると、アーム部71が回転する。
 アーム部71の両端部には、ピン72、73が形成されている。ピン72、73は、アーム部71から下方(-Z方向)に向かって突出する。ピン72は、第1の地板5の長孔52を介して第1の絞り羽根2の長孔25に挿入される。ピン73は、第1の地板5の長孔53を介して第2の絞り羽根3の長孔35に挿入される。
 このとき、ピン72は、図2に示す第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが最も離れた状態において、第1の地板5の長孔52における後方(-X側)の端部に位置し、且つ第1の絞り羽根2の長孔25における右側(+Y側)の端部に位置する。そして、アーム部71が回転していくと、長孔52、及び長孔25におけるピン72の位置が変化する。例えば、アーム部71が矢印B方向に回転するにつれて、ピン72が長孔52の前方(+X側)に移動する。ピン72は、長孔25中に挿入されているため、ピン72がX方向に移動することで、第1の絞り羽根2がスライド移動する。なお、長孔25中におけるピン72の位置の変化については後述する。
 ピン73は、図2に示す第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが最も離れた状態において、第1の地板5の長孔53における前方(+X側)の端部に位置し、且つ第2の絞り羽根3の長孔35における左側(-Y側)の端部に位置する。そして、第2の絞り羽根3が後方(-X側)に移動していくと、長孔53、及び長孔35におけるピン73の位置が変化する。例えば、アーム部71が矢印B方向に回転するにつれて、ピン73が長孔53の後方(-X側)に移動する。ピン73は、長孔35中に挿入されているため、ピン73がX方向に移動することで、第2の絞り羽根3がスライド移動する。なお、長孔35中におけるピン73の位置の変化については後述する。
 駆動モータ74は、絞り装置1が搭載される機器の制御装置(図示を省略)からの制御信号に基づいて制御される。駆動モータ74の回転軸74aは、アーム部71の連結孔71aに嵌合されている。駆動モータ74を回転駆動させると、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とは互いに近づくよう(近接方向)に、又は互いに遠ざかるよう(離間方向)に移動する。
(第2の駆動機構8)
 第2の駆動機構8は、第3の絞り羽根4を前後方向(X方向)に移動させる駆動力を、第3の絞り羽根4に与える。第2の駆動機構8は、アーム部81、ピン82、駆動モータ83を備える。
 アーム部81は、第2の地板6の下方(-Z側)に配置される。アーム部81の一端部は、第2の地板6に回転可能に連結されている。例えば、図示は省略したが、アーム部81の端部には、上方(+Z側)に突出したピンが形成されており、当該ピンが第2の地板6に形成した嵌合孔に回転可能に挿入される。アーム部81の端部には、連結孔81aが形成されている。連結孔81aは、駆動モータ83の回転軸83aに連結される。従って、駆動モータ83が駆動すると、アーム部81が回転する。
 アーム部81の他端部には、上方(+Z側)に向かって突出するピン82が形成されている。ピン82は、第2の地板6の長孔62を介して、第3の絞り羽根4の長孔45に挿入されている。ちなみに、本実施の形態のピン82は、第1の地板5の長孔54にも挿入されている。これにより、ピン82が振られることなく、第3の絞り羽根4を精度良く移動させることができる。
 このとき、ピン82は、図2に示す第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが最も離れた状態において、第1及び第2の地板5、6の長孔54、62における後側(-X側)の端部に位置し、且つ第3の絞り羽根4の長孔45における左側(-Y側)の端部に位置する。そして、絞りを絞る方向に第3の絞り羽根4を移動させていくと、長孔54、62、45中における、ピン82の位置が変化する。例えば、アーム部81が矢印D方向に回転するにつれて、ピン82が長孔54、62の後方(-X側)に移動する。ピン82は、長孔45中に挿入されているため、ピン82がX方向に移動することで、第3の絞り羽根4がスライド移動する。なお、長孔45中におけるピン82の位置の変化については後述する。
 次に、絞り装置1の絞り動作について、図4及び図5を用いて説明する。図4、及び図5は、絞り装置1の動作を示す平面図である。図4(a)は、絞りの全開状態を示し、図5(d)が絞りの全閉状態を示している。例えば、全開状態から全閉状態と移行させる場合、図4(a)→図4(b)→図4(c)→図4(d)→図5(a)→図5(b)→図5(c)→図5(d)と順番に移行していく。
 先ず、絞り装置1が搭載される機器の電源がOFFの状態では、図4(a)に示す全開状態となっている。図4(a)の全開状態は、図2と同じ状態であり、第1の駆動機構7のアーム部71は最も矢印A方向に回転した状態となっている。また、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とは最も離れた位置に配置される。そして、第2の駆動機構8のアーム部81は最も矢印C方向に回転した状態であって、第3の絞り羽根4の切り欠き部43の前端部43aが第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61の周縁から最も離れた状態である。
 当該電源がOFFの状態からONの状態となると、第1及び第2の駆動機構7、8の駆動モータ74、83が制御され、図4(a)に示す状態から図4(b)に示す状態に移行する。第1の駆動機構7のアーム部71は矢印B方向に回転して、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが互いに近づく方向に移動する。そして、図4(b)に示すように、第1及び第2の絞り羽根2、3の絞り込み部23b、33bの側縁が第1及び第2の地板5、6の光路開口孔51、61の周縁に到達する直前の状態となる。開口が光路開口孔51、61よりも大きくなっているため、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3が光路開口孔51、61を全く覆っていない。図4(b)に示す状態は、絞りが光路開口孔51、61と同じ大きさとなる開放状態となっている。また、第1の絞り羽根2の絞り込み部23bと、第2の絞り羽根3の絞り込み部33bとは、ほぼ等しい形状とされている。このため、開口は、直線L1を軸として対称な多角形を形成する。なお、直線L1は、中心点Oを通り、Y方向に平行な直線である。第3の絞り羽根4は、図4(a)の位置で静止している。図4(b)に示す状態において、ピン82は、図1で示した長孔54、62における前端部(+X側の端部)に位置し、且つ第3の絞り羽根4の長孔45における左側の端部に位置する。
 図4(b)から第1の駆動機構7のアーム部71をさらに矢印B方向に回転させる。これにより、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが互いに近づく方向に移動して、図4(c)に示す状態となる。第1及び第2の絞り羽根2、3において絞り込み部23b、33bを区画する左右両側の部分で光路開口孔51、61の一部を覆う。すなわち、図4(b)に示す開放状態から、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3が絞りを制限する状態となる。XY平面において、絞り込み部23bの内側壁23dと絞り込み部33bの内側壁33dとが交差する。絞り込み部23bの内側壁23dと絞り込み部33bの内側壁33dとの交点は、直線L1上に位置する。さらに、XY面において、内側壁23dと内側壁33dとが、光路開口孔51、61の周縁と交差する。なお、左右方向(Y方向)における開口の端部は、光路開口孔51、61よりも外側に配置される。従って、図4(c)の状態では、直線L1上における絞りの端部は、第1及び第2の地板5、6で規定される。
 なお、図4(c)に示す状態が、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とのスライド移動の中間位置となる。図4(c)に示す状態において、ピン72は、図1に示した長孔52における中間部に位置し、且つ長孔25における中間部に位置する。また、図4(c)に示す状態において、ピン73は、図1で示した長孔53における中間部に位置し、且つ第2の絞り羽根3の長孔35における中間部に位置する。
 図4(c)示す状態から、第1の駆動機構7のアーム部71をさらに矢印B方向に回転させる。これにより、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが互いに近づく方向に移動して、図4(d)に示す状態となる。第1及び第2の絞り羽根2、3が光路開口孔51、61の周縁全体を覆う。切り欠き部23と切り欠き部33とで形成される多角形の開口が、光路開口孔51、61よりも小さくなる。これにより、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3のみで、絞りが規定される。また、開口の前後方向(X方向)の幅寸法と左右方向(Y方向)の幅寸法とが略等しくなる。
 図4(d)に示す状態から、第1の駆動機構7のアーム部71をさらに矢印B方向に回転させる。これにより、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが互いに近づく方向に移動する。このとき、絞り込み部23b、33bで形成される開口は、左右方向(Y方向)に扁平な多角形状となる。そこで、アーム部71の回転に合わせて、第2の駆動機構8のアーム部81を矢印D方向に回転させる。これにより、第3の絞り羽根4が後方(-X側)に移動して、図5(a)に示す状態となる。このとき、絞り込み部23b、33bで形成される開口の前後の幅寸法と左右の幅寸法とが略等しくなるように、第3の絞り羽根4が開口の一部を覆う。具体的には、第3の絞り羽根4において切り欠き部43を区画する左右両側の部分で、当該開口の左右の頂部を覆う。
 このように、絞りが図4(b)に示した開放状態のときは、第3の絞り羽根4は、内側壁23dと内側壁33dの交点近傍を覆わずに交点より開口の外側に退避している。そして、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3が互いに近接する方向に移動して所定の開口面積以下に絞り込まれた状態のときに、第3の絞り羽根4が交点の近傍を覆う。また、図4(c)に示す状態から、図4(d)を経由せず、直接図5(a)に示す状態に移行しても良い。この場合、第1の駆動機構7と第2の駆動機構8を同時に駆動する。
 第3の絞り羽根4が開口を覆う様子に付いて、図6を用いて、詳細に説明する。図6は、図5(a)に示す状態における開口の周辺を拡大して示す平面図である。切り欠き部23、33とで形成される開口の前後の幅寸法Aは、開口の左右の幅寸法B1よりも小さくなる。そこで、左右方向(Y方向)における開口の端部近傍を第3の絞り羽根4で覆う(図6における斜線部)。換言すると、内側壁23dと内側壁33dとが交わる交点Dの近傍を、第3の絞り羽根4が覆う。これにより、左右方向(Y方向)において、光束が通過する絞りの大きさが変化する。すなわち、左右方向(Y方向)における絞りの幅寸法B2は、前後方向(X方向)における絞りの幅寸法Aとほぼ同じとなる。
 まお、図5(a)に示す状態では、第3の絞り羽根4がスライド移動の中間位置に到達している。図5(a)に示す状態において、ピン82は、図1で示した長孔54、62における中間部に位置し、且つ長孔45における右端部(+Y側の端部)に位置する。
 図5(a)に示す状態から、第1の駆動機構7のアーム部71をさらに矢印B方向に回転させる。これにより、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが互いに近づく方向に移動する。アーム部71の回転に伴い、第1及び第2の絞り羽根2、3の絞り込み部23b、33bで形成される開口は、図5(b)及び(c)に示すように、徐々に扁平度を増していく。アーム部71の回転に合わせて、第2の駆動機構8のアーム部81を矢印D方向に回転させる。これにより、第3の絞り羽根4が後方(-X方向)に移動する。切り欠き部43の幅寸法T3は、前方(+X側)に向かうにつれて小さくなっている。このため、第3の絞り羽根4が後方(-X側)に移動する程、絞りの左右の幅寸法が小さくなる。このときも、絞りの前後方向(X方向)の幅寸法と左右方向(Y方向)の幅寸法とが略等しくなるように、アーム部71の回転角と、アーム部81の回転角を対応させる。このようにすることで、第3の絞り羽根4における切り欠き部43を区画する左右両側の部分が、内側壁23dと内側壁33dの交点近傍を覆う。そのため、開口の扁平度が増加しても、絞りの前後方向(X方向)の幅寸法と左右方向(Y方向)の幅寸法とが略等しくなるように、切り欠き部43の台形形状が設計される。
 最後に、第1の駆動機構7のアーム部71をさらに矢印B方向に回転させて、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とを互いに近づく方向に移動させる。そして、絞り込み部23bの後端部分(-X側の端部)の頂点と絞り込み部33bの前端部分(+X側の端部)の頂点を中心点O上に配置する。これにより、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが最も近づいた状態となる。それと共に、第2の駆動機構8のアーム部81をさらに矢印D方向に回転させて、第3の絞り羽根4を後方(-X側)に移動させる。そして、第3の羽根4の切り欠き部43の底辺43bを当該中心点O上に配置する。これにより、図5(d)に示すように、絞りが全閉状態となる。すなわち、光路開口孔51、61が第1乃至第3の絞り羽根2乃至4で完全に覆われる。
 なお、図5(d)に示す状態において、ピン72は、図1に示した長孔52における前端部(+X側の端部)に位置し、且つ長孔25における右側(+Y側)の端部に位置する。図5(d)に示す状態において、ピン73は、図1で示した長孔53における後端部(-X側の端部)に位置し、且つ長孔35における左側(-Y側)の端部に位置する。また、図5(d)に示す状態において、図5(d)に示す状態において、ピン82は、図1で示した長孔54、62における後端部(-X側の端部)に位置し、且つ第3の絞り羽根4の長孔45における左側(-Y側)の端部に位置する。
 このとき、絞り込み部23bの後端部分(-X側の端部)と絞り込み部33bの前端部分(+X側の端部)の頂点とは、中心点O上で重なる。全閉状態に移行する際に、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3が接触して、損傷する恐れがある。この損傷を防ぐため、絞り込み部23bの前端部分の頂部及び絞り込み部33bの後端部分の頂部を図7のようにすることが好ましい。図7は、絞り込み部23bの前端部分の頂部を拡大して示す平面図である。図7に示すように、絞り込み部23bの前端の頂点Eの両側近傍に頂点F、頂点Gを設ける。そして、三角形EFGを頂点Eが鈍角の三角形とする。第2の絞り羽根3についても同様の形状とする。このようにすることで、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3が激しく接触して絞り羽根が損傷するのを防ぐことができる。
 また、絞りを小さくしていく際に、第3の絞り羽根4は、第2の絞り羽根3と同じ方向(-X方向)に移動する。このように、Z方向において、互いに隣接する第3の絞り羽根4と第2の絞り羽根3が、絞りを小さくする際に同じ方向(-X方向)に移動する。このように配置することで、絞り羽根の損傷を防ぐことができる。すなわち、第3の絞り羽根4の切り欠き部43の底辺43bが第1の絞り羽根2の絞り込み部23bの前端部分の頂点と中心点O上で重なっても、第1の絞り羽根2と第3の絞り羽根4が接触する可能性を下げることができる。
 このような構成の絞り装置1では、第1及び第2の絞り羽根2、3で形成される開口が左右方向に扁平となると、当該開口の左右(Y方向)の端部を第3の絞り羽根4が覆う。さらに、絞り込んでいき、切り欠き部23、33で形成される開口の扁平度が増すにつれて、第3の絞り羽根4は、増加した扁平度を減少させるように、当該開口を覆う。そのため、常に絞りの扁平度を略一定とすることができ、円形に近い開口を得ることができる。光軸と当該開口の重心位置とをより近づけることができると言える。
 しかも、開口の左右の頂部を第3の絞り羽根4で覆うので、切り欠き部23bの後端部分(-X側の端部)の頂部や第2の絞り羽根3における切り欠き部33bの前端部分(+X側の端部)の頂部を直角より十分大きな角度に形成することができる。このようにすることで、絞りの前後方向(X方向)の端部周辺をより円弧状に近付けることができる。よって、常に円形に近い開口を得ることができる。そのため、第1及び第2の絞り羽根2、3の前後方向の長さを短くすることができ、その結果、絞り装置1の前後方向の長さを小型化できる。
 また、第3の絞り羽根4を、第1及び第2の絞り羽根2、3とは異なる駆動機構を用いて移動させている。そのため、第1の駆動機構7のアーム部71及び第2の駆動機構8のアーム部81の長さを短くすることができる。したがって、絞り装置1の左右方向の長さを小型化でき、その結果、絞り装置1の小型化に寄与できる。
 加えて、第3の絞り羽根4の切り欠き部43は、当該切り欠き部43の開口縁に向かって幅寸法T3が広くなるように形成されている。そのため、第3の絞り羽根4は、第1及び第2の絞り羽根2、3で形成される開口の扁平度が変化したとしても、絞りの前後の幅寸法と左右の幅寸法とを略等しくすることができる。このとき、制御装置は、アーム部71の回転角とアーム部81の回転角が対応するように、駆動モータ74、83を制御する。
<実施の形態2>
 本実施の形態に係る絞り装置について、図8、及び図9を用いて説明する。図8及び図9は、実施の形態2の絞り装置において、絞りが開放した開放状態から絞り込まれていく過程の第1乃至第3の絞り羽根2乃至4の動作を示す図であり、図8は、当該過程の前半部分を示し、図9は後半部分を示している。
 本実施の形態では、第1及び第2の絞り羽根2、3の絞り込み部の形状が実施の形態1の絞り込み部の形状と異なっている。なお、本実施の形態の絞り装置の基本的構成は、実施の形態1の絞り装置1と略同様の構成とされているので、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。本実施の形態では、第1の絞り羽根2の絞り込み部23cを台形形状に形成している。また、第2の絞り羽根3の絞り込み部33cも台形形状に形成している。なお、図8、及び図9では、一部の構成を省略して図示している。
 本実施の形態では、図8(a)に示す状態が、機器の電源がONとなった初期状態であり、図4(b)に示す状態に対応する。その後の第1乃至第3の絞り羽根2乃至4の動作は、以下のように実施の形態1と対応する。図8(b)に示す状態は、実施の形態1の図4(c)に示す状態に対応する。図8(c)に示す状態は、実施の形態1の図4(d)に示す状態に対応する。図9(a)に示す状態は、図5(a)に示す状態に対応する。図9(b)に示す状態は、図5(c)に示す状態に対応する。図9(c)に示す状態は、図5(d)に示す状態に対応する。
 ここで、本実施の形態の第1及び第2の絞り羽根2、3の絞り込み部23c、33cは台形形状に形成されている。このため、当該絞り込み部23c、33cの底辺を中心点O上に配置してしまうと、底辺同士が接触してしまう可能性がある。すなわち、絞り込み部23cの後側(-X側)の底辺と、絞り込み部23cの前側(+X側)の底辺が接触してしまう恐れがある。そこで、本実施の形態では、絞り込み部23c、33cの底辺を中心点O上に配置される直前で止める。すなわち、絞り込み部23cの後側(-X側)の底辺を絞り込み部33cの前側(+X側)の底辺よりも後側(-X側)で止める。このとき、絞り込み部23c、33cで絞りきれなかった部分に開口が形成される。第3の絞り羽根4を実施の形態1に比べて後方に移動させることで、当該開口を全閉状態とする。このような動作を実現するため、第3の絞り羽根4を第1及び第2の絞り羽根2、3と独立に移動させている。すなわち、第1及び第2の絞り羽根2、3の駆動源である第1の駆動機構7とは別の第2の駆動機構8を第3の絞り羽根4の駆動源としている。こうすることで、全閉状態にする際に、第1の絞り込み羽根2と第2の絞り羽根3の損傷を確実に防ぐことができる。
 しかも、本実施の形態の絞り込み部23c、33cは台形形状であるので、実施の形態1の絞り込み部23b、33bに比べて、絞り込み部23c、33cを小型化することができる。つまり、実施の形態1の絞り込み部23bにおける後端部分(-X側端部)の頂部、及び絞り込み部33bにおける前端部分(+X側端部)の頂部近傍を省略して形成することができる。そのため、絞り装置1の前後方向(X方向)の長さを小型化でき、絞り装置1の更なる小型化に寄与できる。
<実施の形態3>
 本実施の形態に係る絞り装置について、図10、及び図11を用いて説明する。図10及び図11は、実施の形態3の絞り装置において、絞りが開放した開放状態から絞り込まれていく過程の第1乃至第3の絞り羽根の動作を示す図であり、図10は、当該過程の前半部分を示し、図11は後半部分を示している。
 本実施の形態では、第3の絞り羽根4の切り欠き部の形状を変えている。なお、本実施の形態の絞り装置の基本的構成は、実施の形態1の絞り装置1と略同様の構成とされているので、重複する説明は省略し、相違点を中心に説明する。なお、図10、及び図11では、一部の構成を省略して図示している。本実施の形態では、第3の絞り羽根4の切り欠き部43を、前方に向かって段階的に幅寸法が広くなる形状としている。つまり、第3の絞り羽根4の切り欠き部43を、当該切り欠き部43の開口縁に向かって段階的に幅寸法が広くなる形状としている。
 図10(a)に示すように、本実施の形態の切り欠き部43は、第1部分43c、第2部分43d、第3部分43eを備える。第1部分43cは、幅寸法T4を備える。第2部分43dは、幅寸法T5を備える。第3部分43eは、幅寸法T6を備える。幅寸法T4は一定の幅となっている。幅寸法T5、T6についても同様に、一定となっている。そして、切り欠き部43の幅寸法が段階的に狭くなるように、幅寸法T4、T5、T6が設定されている。つまり、幅寸法T5は、幅寸法T4より幅寸法が狭い。幅寸法T6は、幅寸法T5より幅寸法が狭い。そして、幅寸法T5は、幅寸法T4と幅寸法T6との平均値とされている。切り欠き部43を区画する左右の内側壁43fは、中心線Nに対して、線対称になっている。
 本実施の形態では、図10(a)に示す状態が、機器の電源がONとなった初期状態であり、図4(b)に示す状態に対応する。そして、図10(b)に示す状態が実施の形態1の図4(c)の状態に対応する。その後、第1の駆動機構7の駆動モータ74を回転駆動させ、第1及び第2の絞り羽根2、3を互いに近接するように移動させる。すると、絞り込み部23b、33bで形成される開口が左右方向に扁平となる。そこで、第2の駆動機構8の駆動モータ83を回転駆動させ、第3の絞り羽根4を後方に移動させる。これにより、図10(c)に示す状態となる。この状態では、第3の絞り羽根4における第1部分43cの左右両側の部分で当該開口の左右の頂部を覆う。すなわち、内側壁23dと内側壁33dとが交わる交点近傍が、第3の絞り羽根4で覆われる。このとき、絞りの左右方向(Y方向)の大きさは、幅寸法T4と等しくなっている。
 その後、第1の駆動機構7の駆動モータ74を回転駆動させ、第1及び第2の絞り羽根2、3を互いに近づく方向に移動させていく。このとき、第1及び第2の絞り羽根2、3の絞り込み部23b、33bで形成される開口の扁平度がある程度大きくなるまで、第3の絞り羽根4を図10(c)の状態で維持する。従って、絞りの左右方向(Y方向)の大きさは、幅寸法T4と等しいままとなっている。
 さらに第1の駆動機構7の駆動モータ74を回転駆動させ、第1及び第2の絞り羽根2、3を互いに近づくように移動させる。第1及び第2の絞り羽根2、3の絞り込み部23b、33bで形成される開口の扁平度がある程度大きくなると、第2の駆動機構8の駆動モータ83を回転駆動させる。これにより、第3の絞り羽根4が後方(-X側)に移動して、図11(a)に示す状態となる。この状態では、第3の絞り羽根4における第2部分43dの左右両側の部分で当該開口の左右の頂部を覆う。すなわち、内側壁23dと内側壁33dとが交わる交点近傍が、第3の絞り羽根4で覆われる。このとき、絞りの左右方向(Y方向)の大きさは、幅寸法T5と等しくなっている。
 その後、第1の駆動機構7の駆動モータ74を回転駆動させ、第1及び第2の絞り羽根2、3を互いに近づく方向に移動させる。このとき、第1及び第2の絞り羽根2、3の絞り込み部23b、33bで形成される開口の扁平度がしきい値を越えるまで、第3の絞り羽根4を図11(a)の状態で維持する。従って、絞りの左右方向(Y方向)の大きさは、幅寸法T5と等しいままとなっている。
 さらに第1の駆動機構7の駆動モータ74を回転駆動させ、第1及び第2の絞り羽根2、3を互いに近づく方向に移動させる。すると、第1及び第2の絞り羽根2、3の絞り込み部23b、33bで形成される開口の扁平度がさらに大きくなる。開口の扁平度がしきいち値を越えたら、第2の駆動機構8の駆動モータ83を回転駆動させる。これにより、第3の絞り羽根4が後方(-X側)に移動して、図11(b)に示す状態となる。第3の絞り羽根4における第3部分43eの左右両側の部分で当該開口の左右の頂部を覆う。すなわち、内側壁23dと内側壁33dとが交わる交点近傍が、第3の絞り羽根4で覆われる。このとき、絞りの左右方向(Y方向)の大きさは、幅寸法T6と等しくなっている。
 その後、第1の駆動機構7の駆動モータ74を回転駆動させ、第1及び第2の絞り羽根2、3を互いに近づける方向に移動させる。このとき、第3の絞り羽根4は図11(b)の状態で維持する。従って、絞りの左右方向(Y方向)の大きさは、幅寸法T6と等しいままとなっている。
 最後に、絞りを全閉状態とするため、第1の駆動機構7の駆動モータ74を回転駆動させる。本実施の形態では、実施の形態1と同様に、第1の絞り羽根2における絞り込み部23bの後端部分(-X側の端部)の頂点、及び第2の絞り羽根3における絞り込み部33bの前端部分(+X側の端部)の頂点を光路開口孔51、61の中心点Oに配置する。このようにすることで、第1の絞り羽根2と第2の絞り羽根3とが、光路開口孔51、61を完全に覆い、絞りが全閉状態となる。このとき、第3の絞り羽根4は図11(b)の状態で維持する。
 このように、第3の絞り羽根4の切り欠き部43を、当該切り欠き部43の開口縁に向かって段階的に幅寸法が広くなる形状としている。こうすることで、第2の駆動機構8の駆動モータ83を一定のステップで静止させる制御が可能となる。そのため、絞り装置の制御を簡略化できる。なお、実施の形態3では、切り欠き部23、33を実施の形態1と同様の形状としたが、実施の形態2で示したように、台形状としてもよい。
 本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
 上記実施の形態では、第3の絞り羽根4を一枚の板状部材で構成しているが、この限りでない。第3の絞り羽根4は左右に分割された構成でも良い。この場合、第3の絞り羽根4を左右方向(Y方向)に移動する構成としても良い。
 上記実施の形態では、第1及び第2の絞り羽根2、3の駆動源と、第3の絞り羽根4の駆動源とを分けているが、一つの駆動源で第1乃至第3の絞り羽根2乃至4を移動させても良い。
 上記実施の形態では、第3の絞り羽根4の切り欠き部の内側壁43fを直線状に形成しているが、円弧状に形成しても良い。
 上記実施の形態では、上方から下方に向かって第1乃至3の絞り羽根2乃至4の順で上下に重ねているが、上方から下方に向かって第2の絞り羽根3、第1に絞り羽根2、第3の絞り羽根4の順に上下に重ねても良い。
 また、第1の絞り羽根2、及び第2の絞り羽根3にそれぞれ切り欠き部23、33を設けて開口を形成したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、第1の絞り羽根2、及び第2の絞り羽根3にそれぞれ所定の形状の貫通孔を設けて、その貫通孔を重ね合わせることで、開口を形成しても良い。同様に、第3の絞り羽根4の切り欠き部43の代わりに貫通孔を設け、左右方向に絞りを規定する開口を第3の絞り羽根4に形成しても良い。また、絞り装置1を光軸に対して傾斜して、配置しても良い。
1 絞り装置
2 第1の絞り羽根
21 本体部
22 アーム部
23 切り欠き部、23a ストレート部、23b 絞り込み部、23d 内側壁
24 突出部
25 長孔
3 第2の絞り羽根
31 本体部
32 アーム部
33 切り欠き部、33a ストレート部、33b 絞り込み部、33d 内側壁
34 突出部
35 長孔
4 第3の絞り羽根
41 本体部
42 アーム部
43 切り欠き部
44 突出部
45 長孔
43c 第1部分、43d 第2部分、43e 第3部分、43f 内側壁
5 第1の地板、51 光路開口孔、52~54 長孔
6 第2の地板、61 光路開口孔、62 長孔
7 第1の駆動機構
71 アーム部、71a 連結孔
72、73 ピン
74 駆動モータ、74a 回転軸
8 第2の駆動機構
81 アーム部、81a 連結孔
82 ピン
83 駆動モータ、83a 回転軸

Claims (9)

  1.  光束が通過する面上で同一直線上を互いに近接又は離間するスライド方向に移動して、前記光束に対する絞り込み動作を実現する第1の絞り羽根及び第2の絞り羽根を備えた絞り装置であって、
     前記第1の絞り羽根は、前記光束が通過する絞りを前記第1の絞り羽根側から第2の絞り羽根に向けて規定する第1の内側壁を有し、
     前記第2の絞り羽根は、前記絞りを前記第2の絞り羽根側から前記第1の絞り羽根に向けて規定する第2の内側壁を有し、
     当該絞り装置は、さらに、
     前記第1の内側壁と前記第2の内側壁が交わる交点のうち少なくとも一つの交点の近傍を覆うことで、前記第1及び第2の内側壁で形成される開口を制限する第3の絞り羽根を備えた絞り装置。
  2.  前記第1の内側壁は、前記第1の絞り羽根側から前記第2の絞り羽根側に向かって開口幅が大きくなるように形成された第1の絞り込み部を有し、
     前記第2の内側壁は、前記第2の絞り羽根側から前記第1の絞り羽根側に向かって開口幅が大きくなるように形成された第2の絞り込み部を有する請求項1記載の絞り装置。
  3.  前記絞りが開放状態の時、前記第3の絞り羽根は、前記交点の近傍を覆わずに前記交点より前記開口の外側に退避し、
     前記第1の絞り羽根と前記第2の絞り羽根が互いに近接する方向に移動して所定の開口面積以下に絞り込まれた状態の時に、前記交点の近傍を覆う請求項1又は2記載の絞り装置。
  4.  前記第3の絞り羽根は、前記スライド方向に移動する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の絞り装置。
  5.  前記第3の絞り羽根は、前記スライド方向における前記第2の絞り羽根と同じ側に位置し、前記スライド方向に移動する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の絞り装置。
  6.  前記第3の絞り羽根は、前記絞りを前記スライド方向に対して直交する幅を規定する第3の内側壁を有する請求項5記載の絞り装置。
  7.  前記第3の内側壁で区画される開口の前記幅方向の寸法が、前記第1の側壁側に向かって大きくなっている請求項6の記載の絞り装置。
  8.  前記第3の内側壁で区画される開口の前記幅方向の寸法が、前記第1の絞り羽根側に向かって段階的に大きくなっている請求項7記載の絞り装置。
  9.  前記第1及び前記第2の絞り羽根を駆動させる第1の駆動機構と、
     前記第3の絞り羽根を駆動させる第2の駆動機構と、
    を備える請求項4乃至8のいずれか1項に記載の絞り装置。
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