WO2011048832A1

WO2011048832A1 - 線状光源、バックライト装置および表示装置

Info

Publication number: WO2011048832A1
Application number: PCT/JP2010/057359
Authority: WO
Inventors: 吉村　誠
Original assignee: シャープ株式会社
Priority date: 2009-10-23
Filing date: 2010-04-26
Publication date: 2011-04-28
Also published as: US20120200521A1

Abstract

　表示装置が大型化するのを抑制することが可能な線状光源を提供する。この線状光源(３０)は、白色ＬＥＤ(３１)と、赤外ＬＥＤ(３２)と、白色ＬＥＤおよび赤外ＬＥＤが線状に配置される基板(３３)とを備える。基板の一方側の端部には、白色ＬＥＤ用アノード端子(３３ｃ)および白色ＬＥＤ用カソード端子(３３ｅ)が設けられ、基板の他方側の端部には、赤外ＬＥＤ用アノード端子(３３ｄ)および赤外ＬＥＤ用カソード端子(３３ｆ)が設けられている。

Description

線状光源、バックライト装置および表示装置

　この発明は、線状光源、バックライト装置および表示装置に関し、特に、可視光発光素子と不可視光発光素子とを含む線状光源、それを備えたバックライト装置および表示装置に関する。

　従来、可視光発光素子と不可視光発光素子とを含む線状光源を備えた表示装置が知られている。

　図１２は、従来の一例による線状光源を備えた表示装置の構造を示した平面図である。図１３～図１５は、図１２に示した従来の一例による表示装置の線状光源の構造を説明するための図である。

　従来の一例による表示装置５０１は、図１２に示すように、表示パネル５０２と、表示パネル５０２を駆動するための駆動用ＩＣ（Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ　Ｃｉｒｃｕｉｔ）５０３と、表示パネル５０２の背面側に配置されるフレーム５０４と、表示パネル５０２の背面側に配置される導光板５０５（図１３参照）と、導光板５０５の長手方向（Ａ方向）の両側に配置される２つの線状光源５１０（図１３参照）と、線状光源５１０に電気的に接続されたＦＰＣ（Ｆｌｅｘｉｂｌｅ　Ｐｒｉｎｔｅｄ　Ｃｉｒｃｕｉｔ）５０６および５０７とを備えている。

　表示パネル５０２は、液晶層（図示せず）を挟み込む一対の透明基板により構成されており、長方形状に形成されている。また、表示パネル５０２は、タッチパネルとして機能する。駆動用ＩＣ５０３は、表示パネル５０２の一方の透明基板に搭載されている。フレーム５０４は、表示パネル５０２の表示領域に対応する領域に開口部を有するように、枠状に形成されている。

　図１３に示すように、２つの線状光源５１０は、導光板５０５の短手方向（Ｂ方向（Ａ方向と直交する方向））に伸びるように配置されている。また、線状光源５１０は、図１４および図１５に示すように、白色光を出射する複数の白色ＬＥＤ（可視光発光素子）５１１と、赤外光を出射する複数の赤外ＬＥＤ（不可視光発光素子）５１２と、複数の白色ＬＥＤ５１１および複数の赤外ＬＥＤ５１２が搭載される主表面５１３ａを有する基板５１３とによって構成されている。

　白色ＬＥＤ５１１は、映像を表示するために設けられており、赤外ＬＥＤ５１２は、表示パネル５０２（タッチパネル）の表面に、使用者の指やスタイラスなどが接触されているか否かを検出するために設けられている。

　基板５１３の主表面５１３ａのＢ方向の一方側の端部には、４つの端子５１３ｃ、５１３ｄ、５１３ｅおよび５１３ｆが形成されている。これら４つの端子５１３ｃ～５１３ｆは、白色ＬＥＤ５１１および赤外ＬＥＤ５１２に電力を供給するために設けられている。

　また、図１３に示すように、２つの線状光源５１０のうちの一方の線状光源５１０の端子５１３ｃ～５１３ｆ（図１４および図１５参照）は、ＦＰＣ５０６に電気的に接続されている。また、２つの線状光源５１０のうちの他方の線状光源５１０の端子５１３ｃ～５１３ｆ（図１４および図１５参照）は、ＦＰＣ５０７に電気的に接続されている。

　また、４つの端子５１３ｃ～５１３ｆ（図１４および図１５参照）は、導光板５０５および表示パネル５０２（図１２参照）のＢ方向の一方側の端面よりも外側に配置されている。このため、図１２に示すように、フレーム５０４には、端子５１３ｃ～５１３ｆを覆うように、Ｂ方向の外側に突出した突出部５０４ｂおよび５０４ｃが形成されている。

　図１２に示した従来の一例による表示装置５０１では、基板５１３のＢ方向の一方側に４つの端子５１３ｃ～５１３ｆを設けることによって、基板５１３のＢ方向の一方側と他方側とに端子５１３ｃ～５１３ｆを分けて設ける場合と異なり、線状光源５１０のＢ方向の一方側のみに１つのＦＰＣ５０６または５０７を接続すればよい。このため、線状光源５１０に接続するＦＰＣの部品点数が増加するのを抑制することが可能である。

　なお、可視光発光素子と不可視光発光素子とが線状に配置された表示装置は、例えば、特許文献１に開示されている。

特開２００９－２２９５０２号公報（第１２頁－第１３頁、第５図）

　しかしながら、図１２に示した従来の一例による表示装置５０１では、線状光源５１０の端子５１３ｃ～５１３ｆが、導光板５０５および表示パネル５０２のＢ方向の一方側の端面よりも外側に配置されており、フレーム５０４に、Ｂ方向の外側に突出した突出部５０４ｂおよび５０４ｃを設ける必要がある。このため、表示装置５０１全体が大型化するという問題点がある。

　この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の目的は、表示装置が大型化するのを抑制することが可能な線状光源、バックライト装置および表示装置を提供することである。

　上記目的を達成するために、この発明の第１の局面による線状光源は、可視光発光素子と、不可視光発光素子と、可視光発光素子および不可視光発光素子が線状に配置される主表面を含む基板とを備え、基板には、可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子と、不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子とが設けられており、可視光発光素子用のアノード端子、カソード端子、不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子は、基板の一方側の端部と他方側の端部とに分かれて配置されている。

　この第１の局面による線状光源では、上記のように、可視光発光素子用のアノード端子、カソード端子、不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子を、基板の一方側の端部と他方側の端部とに分けて配置することによって、例えば基板の一方側の端部のみに端子を配置する場合に比べて、基板の端子の、導光板や表示パネルの端面から外側に突出する突出量を、少なくすることができる。表示装置には、通常、導光板や表示パネルよりも一回り大きいフレームが設けられているので、上記のように基板の端子の突出量を少なくすることによって、基板の端子を、フレームの内側に配置することができる。これにより、フレームに突出部を設けたり、フレームを大型化する必要がないので、表示装置全体が大型化するのを抑制することができる。

　また、可視光発光素子用のアノード端子、カソード端子、不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子を、基板の一方側の端部と他方側の端部とに分けて配置することによって、基板の一方側の端部に配置される端子の突出量と他方側の端部に配置される端子の突出量とを、均等にすることができるので、フレームの一方側および他方側の外形を、例えば、表示パネルに対して対称にすることができる。

　上記第１の局面による線状光源において、好ましくは、可視光発光素子用のアノード端子、カソード端子、不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子のうちの２つは、基板の一方側の端部の主表面と裏面とに分かれて配置されており、可視光発光素子用のアノード端子、カソード端子、不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子のうちの残り２つは、基板の他方側の端部の主表面と裏面とに分かれて配置されている。このように構成すれば、複数の端子を、例えば基板の主表面のみに形成する場合に比べて、基板の端子の突出量をより少なくすることができる。

　上記第１の局面による線状光源において、好ましくは、可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子は、基板の一方側の端部に配置されており、不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子は、基板の他方側の端部に配置されている。このように構成すれば、基板の一方側の端部に、可視光発光素子用の配線部材を接続し、基板の他方側の端部に、不可視光発光素子用の配線部材を接続すればよい。

　上記第１の局面による線状光源において、好ましくは、可視光発光素子用のカソード端子および不可視光発光素子用のカソード端子は、基板の一方側の端部に配置されており、可視光発光素子用のアノード端子および不可視光発光素子用のアノード端子は、基板の他方側の端部に配置されている。このように構成すれば、基板の一方側の端部に、カソード端子用の配線部材を接続し、基板の他方側の端部に、アノード端子用の配線部材を接続すればよい。

　上記第１の局面による線状光源において、好ましくは、可視光発光素子用のアノード端子、カソード端子、不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子のうちの、基板の一方側の端部に配置される端子と、基板の他方側の端部に配置される端子とは、可視光発光素子および不可視光発光素子が配置される方向に、互いに異なる長さを有する。このように構成すれば、線状光源の一方側と他方側とを容易に識別することができるので、バックライト装置を組み立てる際の作業効率を向上させることができる。

　上記第１の局面による線状光源において、好ましくは、可視光発光素子および不可視光発光素子は、交互に配置されている。このように構成すれば、表示パネルの輝度を均一化することできる。

　上記第１の局面による線状光源において、可視光発光素子が、白色光発光素子を含むようにしてもよい。

　上記第１の局面による線状光源において、不可視光発光素子が、赤外光発光素子または紫外光発光素子を含むようにしてもよい。

　この発明の第２の局面によるバックライト装置は、上記の構成の線状光源を備える。このように構成すれば、表示装置が大型化するのを抑制することが可能なバックライト装置を得ることができる。

　上記第２の局面によるバックライト装置において、好ましくは、第１側面と、第１側面とは反対側に配置された第２側面とを含む導光板をさらに備え、線状光源は、導光板の第１側面および第２側面にそれぞれ光を照射する２つの線状光源を含む。このように構成すれば、２つの線状光源を用いて、導光板の第１側面および第２側面から光を入射させることができるので、容易に輝度を向上させることができる。

　上記２つの線状光源を含むバックライト装置において、好ましくは、線状光源に電気的に接続される配線部材をさらに備え、２つの線状光源の一方側の端部同士は、配線部材により接続されており、２つの線状光源の他方側の端部同士も、配線部材により接続されている。このように構成すれば、２つの線状光源の間で配線部材を共用することができるとともに、配線部材を２つの線状光源の片側方向に容易に引き出すことができる。

　この発明の第３の局面による表示装置は、上記の構成のバックライト装置と、バックライト装置からの光が照射されるタッチパネルとを備える。このように構成すれば、大型化するのを抑制することが可能な表示装置を得ることができる。

　以上のように、本発明によれば、表示装置が大型化するのを抑制することが可能な線状光源、バックライト装置および表示装置を容易に得ることができる。

本発明の第１実施形態による線状光源を備えた液晶表示装置の構造を示した斜視図である。本発明の第１実施形態による線状光源を備えた液晶表示装置の構造を示した分解斜視図である。図２に示した本発明の第１実施形態による線状光源の構造を示した斜視図である。図２に示した本発明の第１実施形態による線状光源の構造を裏面側から示した斜視図である。図２に示した本発明の第１実施形態による線状光源の構造を示した平面図である。図２に示した本発明の第１実施形態による線状光源の構造を示した側面図である。図２に示した本発明の第１実施形態による線状光源の構造を示した底面図である。図２に示した本発明の第１実施形態による線状光源およびＦＰＣの構造を示した斜視図である。図８に示した本発明の第１実施形態による線状光源およびＦＰＣの構造を示した分解斜視図である。本発明の第２実施形態による線状光源の構造を示した斜視図である。図１０に示した本発明の第２実施形態による線状光源の構造を裏面側から示した斜視図である。従来の一例による線状光源を備えた表示装置の構造を示した平面図である。図１２に示した従来の一例による表示装置の線状光源の構造を説明するための平面図である。図１２に示した従来の一例による表示装置の線状光源の構造を示した平面図である。図１２に示した従来の一例による表示装置の線状光源の構造を示した側面図である。

　以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。

（第１実施形態）
　図１～図９を参照して、本発明の第１実施形態による線状光源３０を含む液晶表示装置１について説明する。なお、理解を容易にするために、平面図、側面図および底面図であってもハッチングを施す場合もある。

　液晶表示装置１は、例えば、携帯電話などの携帯機器に使用される。また、液晶表示装置１は、図１に示すように、液晶表示パネル１０と、液晶表示パネル１０の背面側に配置されるバックライト装置２０とによって構成されている。なお、液晶表示装置１は、本発明の「表示装置」の一例であり、液晶表示パネル１０は、本発明の「タッチパネル」の一例である。

　図２に示すように、液晶表示パネル１０は、長方形状に形成されているとともに、ＡＭ基板（アクティブマトリックス基板）１１ａと、ＡＭ基板１１ａに対向配置された対向基板１１ｂとを含んでいる。また、ＡＭ基板１１ａと対向基板１１ｂとの間には、液晶（図示せず）が封入されている。そして、液晶表示パネル１０は、バックライト装置２０に照明されることにより、表示パネルとして機能する。

　また、ＡＭ基板１１ａは、対向基板１１ｂよりも大きい面積を有しており、ＡＭ基板１１ａの所定領域には、液晶表示パネル１０を駆動するための駆動用ＩＣ１２と、駆動用ＩＣ１２に制御信号を入力するためのＦＰＣ１３とが電気的に接続されている。

　また、液晶表示パネル１０には、使用者の指やスタイラスなどが接触されているか否かを検出するためのフォトダイオードなどからなる受光素子（図示せず）がマトリクス状に配置されており、液晶表示パネル１０は、タッチパネルとしても機能する。なお、使用者の指やスタイラスなどが接触されているか否かを検出するための受光素子（図示せず）がマトリクス状に配置されたタッチパネルを、液晶表示パネル１０に貼り合わせた構成であってもよい。

　バックライト装置２０は、長方形状に形成されている。また、バックライト装置２０は、エッジライト型のバックライト装置であり、液晶表示パネル１０の背面側に配置される複数の光学シート２１と、光学シート２１の周囲を囲う樹脂製のフレーム２２と、フレーム２２の内側に配置される導光板２３と、導光板２３に光を照射する２つの線状光源３０と、２つの線状光源３０同士を接続する２つのＦＰＣ２４および２５と、導光板２３の背面側に配置される反射シート２６と、これらを収納するバックシャーシ２７とを含んでいる。そして、液晶表示パネル１０の周辺部分が、接着シート４０を用いて、フレーム２２（バックライト装置２０）に固定されている。なお、ＦＰＣ２４および２５は、本発明の「配線部材」の一例である。

　複数の光学シート２１は、プリズムシートやレンズシートなどにより構成されており、導光板２３からの光を所定の視野角に集光する機能を有する。

　フレーム２２には、液晶表示パネル１０の表示領域に対応する領域に、開口部２２ａが形成されている。

　導光板２３は、透光性を有する樹脂などにより形成されている。また、導光板２３は、長手方向（Ａ方向）の両側に形成された側面２３ａおよび２３ｂと、短手方向（Ｂ方向（Ａ方向と直交する方向））の両側に形成された側面２３ｃおよび２３ｄとを含んでいる。また、導光板２３は、線状光源３０からの光を液晶表示パネル１０側に出射するように形成されている。なお、側面２３ａは、本発明の「第１側面」の一例であり、側面２３ｂは、本発明の「第２側面」の一例である。

　２つの線状光源３０は、Ｂ方向に伸びるように配置されている。また、２つの線状光源３０は、導光板２３の側面２３ａおよび２３ｂにそれぞれ対向するように配置されている。そして、線状光源３０から出射した光は、導光板２３に入射し、液晶表示パネル１０に向かって出射される。

　ここで、第１実施形態では、図３～図７に示すように、線状光源３０は、白色光を出射する複数の白色ＬＥＤ３１と、赤外光を出射する複数の赤外ＬＥＤ３２と、複数の白色ＬＥＤ３１および複数の赤外ＬＥＤ３２が搭載される主表面３３ａ（図３参照）を有する細長形状の基板３３とによって構成されている。なお、白色ＬＥＤ３１は、本発明の「可視光発光素子」および「白色光発光素子」の一例である。また、赤外ＬＥＤ３２は、本発明の「不可視光発光素子」および「赤外光発光素子」の一例である。

　また、第１実施形態では、白色ＬＥＤ３１と赤外ＬＥＤ３２とは、基板３３の主表面３３ａ上に、交互に配置されている。また、白色ＬＥＤ３１および赤外ＬＥＤ３２は、Ｂ方向に一定のピッチで配置されている。また、白色ＬＥＤ３１および赤外ＬＥＤ３２は、基板３３の中心に対してＢ方向に対称に配置されている。

　白色ＬＥＤ３１は、液晶表示パネル１０（図２参照）に映像を表示するために設けられている。白色ＬＥＤ３１は、例えば、青色ＬＥＤと、青色ＬＥＤから出射された青色光の一部を黄色光に変換する蛍光体とにより構成されている。なお、白色ＬＥＤ３１は、赤色ＬＥＤ、緑色ＬＥＤおよび青色ＬＥＤにより構成されていてもよいし、その他の構成であってもよい。

　赤外ＬＥＤ３２は、使用者の指やスタイラスなどが液晶表示パネル１０（図２参照）に接触されているか否かを検出するために設けられている。具体的には、赤外ＬＥＤ３２から赤外光が出射されると、導光板２３（図２参照）から液晶表示パネル１０（タッチパネル）に向かって赤外光が出射される。そして、液晶表示パネル１０（タッチパネル）の前方に赤外光が出射される。このとき、使用者の指やスタイラスなどが液晶表示パネル１０（タッチパネル）に接触（または近接）されると、赤外光が液晶表示パネル１０（タッチパネル）側に反射され、上述した受光素子（図示せず）によって、反射された赤外光が検出される。これにより、使用者の指やスタイラスなどが液晶表示パネル１０（タッチパネル）に接触（または近接）されていることを検出することが可能である。

　なお、使用者の指やスタイラスなどが液晶表示パネル１０（タッチパネル）に接触されているか否かを検出するために、不可視光を出射する発光素子（赤外ＬＥＤ３２）を用いることによって、液晶表示パネル１０に表示される映像が所望の色合いにならなくなるのを防止することが可能である。

　また、第１実施形態では、基板３３の主表面３３ａ上のＢ方向の一方側の端部には、白色ＬＥＤ３１のアノード端子として機能する白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃが形成されており、基板３３の主表面３３ａ上のＢ方向の他方側の端部には、赤外ＬＥＤ３２のアノード端子として機能する赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄが形成されている。また、基板３３の裏面３３ｂ上のＢ方向の一方側の端部には、白色ＬＥＤ３１のカソード端子として機能する白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅが形成されており、基板３３の裏面３３ｂ上のＢ方向の他方側の端部には、赤外ＬＥＤ３２のカソード端子として機能する赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆが形成されている。

　なお、白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃは、本発明の「アノード端子」の一例であり、赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄは、本発明の「アノード端子」の一例である。また、白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅは、本発明の「カソード端子」の一例であり、赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆは、本発明の「カソード端子」の一例である。

　白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃおよび白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅは、白色ＬＥＤ３１に電力を供給するために設けられている。また、赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆは、赤外ＬＥＤ３２に電力を供給するために設けられている。

　また、第１実施形態では、白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃは、赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄよりも、Ｂ方向（白色ＬＥＤ３１および赤外ＬＥＤ３２が配置される方向）の長さが大きくなるように形成されている。すなわち、白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃおよび赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄは、Ｂ方向に互いに異なる長さを有するように形成されている。

　同様に、白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅは、赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆよりも、Ｂ方向（白色ＬＥＤ３１および赤外ＬＥＤ３２が配置される方向）の長さが大きくなるように形成されている。すなわち、白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆは、Ｂ方向に互いに異なる長さを有するように形成されている。

　なお、白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃおよび白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅは、Ｂ方向の長さが同じになるように形成されていてもよいし、Ｂ方向の長さが互いに異なるように形成されていてもよい。また、赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆは、Ｂ方向の長さが同じになるように形成されていてもよいし、Ｂ方向の長さが互いに異なるように形成されていてもよい。

　図８および図９に示すように、ＦＰＣ２４および２５は、Ａ方向に伸びる細長形状に形成されている。また、ＦＰＣ２４および２５は、導光板２３（図２参照）のＢ方向の一方側および他方側にそれぞれ配置されている。

　図９に示すように、ＦＰＣ２４のＡ方向の両側（上側および下側）には、線状光源３０の白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃおよび白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅに接続される複数の端子部２４ａが形成されている。すなわち、第１実施形態では、ＦＰＣ２４は、２つの線状光源３０のＢ方向の一方側の端子（白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃおよび白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅ）同士を接続するとともに、白色ＬＥＤ３１用の配線部材として機能する。これにより、２つの線状光源３０の間で、ＦＰＣ２４を共用することができるので、白色ＬＥＤ３１用の配線部材（ＦＰＣ２４）の部品点数が増加するのを抑制することが可能である。また、端子部２４ａは、図示しない配線を介して、フレーム２２（図１参照）の下側（Ａ方向の片側）に引き出されている。

　同様に、ＦＰＣ２５のＡ方向の両側（上側および下側）には、線状光源３０の赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆに接続される複数の端子部２５ａが形成されている。すなわち、第１実施形態では、ＦＰＣ２５は、２つの線状光源３０のＢ方向の他方側の端子（赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆ）同士を接続するとともに、赤外ＬＥＤ３２用の配線部材として機能する。これにより、２つの線状光源３０の間で、ＦＰＣ２５を共用することができるので、赤外ＬＥＤ３２用の配線部材（ＦＰＣ２５）の部品点数が増加するのを抑制することが可能である。また、端子部２５ａは、図示しない配線を介して、フレーム２２（図１参照）の下側（Ａ方向の片側）に引き出されている。

　そして、図８および図９に示すように、ＦＰＣ２４の端子部２４ａには、半田５０を用いて、線状光源３０の白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃおよび白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅが電気的に接続されている。また、ＦＰＣ２５の端子部２５ａには、半田５０を用いて、線状光源３０の赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆが電気的に接続されている。

　図２に示すように、反射シート２６は、導光板２３の背面から出射した光を、前方（導光板２３側）に反射する機能を有する。

　バックシャーシ２７は、樹脂や金属により形成されている。また、バックシャーシ２７には、ＦＰＣ２４および２５をフレーム２２の外側に引き出すための切り欠き部２７ａが設けられている。

　第１実施形態では、上記のように、基板３３のＢ方向の一方側の端部に、白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃおよび白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅを設け、基板３３のＢ方向の他方側の端部に、赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆを設ける。これにより、例えば基板３３の一方側の端部のみに４つの端子（白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃ、白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅ、赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆ）を配置する場合に比べて、基板３３の４つの端子の、導光板２３や液晶表示パネル１０（タッチパネル）のＢ方向の側面から外側に突出する突出量を、少なくすることができる。これにより、基板３３の４つの端子を、フレーム２２の内側に配置することができるので、フレーム２２に突出部を設けたり、フレーム２２を大型化する必要がない。その結果、液晶表示装置１全体が大型化するのを抑制することができる。

　また、基板３３のＢ方向の一方側の端部に、白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃおよび白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅを設け、基板３３のＢ方向の他方側の端部に、赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆを設けることによって、基板３３のＢ方向の一方側の端子（白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃおよび白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅ）の突出量と、基板３３のＢ方向の他方側の端子（赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆ）とを、均等にすることができる。これにより、フレーム２２の一方側および他方側の外形を、例えば、液晶表示パネル１０に対して対称にすることができる。

　また、第１実施形態では、上記のように、白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃと白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅとを基板３３の主表面３３ａと裏面３３ｂとに分けて形成し、赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄと赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆとを基板３３の主表面３３ａと裏面３３ｂとに分けて形成する。これにより、４つの端子（白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃ、白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅ、赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆ）を、例えば基板３３の主表面３３ａのみに形成する場合に比べて、４つの端子のＢ方向の突出量をより少なくすることができる。

　また、第１実施形態では、上記のように、白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃと赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄとを、Ｂ方向に互いに異なる長さを有するように形成し、白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅと赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆとを、Ｂ方向に互いに異なる長さを有するように形成している。これにより、線状光源３０の一方側と他方側とを容易に識別することができるので、バックライト装置２０を組み立てる際の作業効率を向上させることができる。

　また、第１実施形態では、上記のように、白色ＬＥＤ３１および赤外ＬＥＤ３２を、交互に配置することによって、液晶表示パネル１０の輝度を均一化することできるとともに、タッチパネル（液晶表示パネル１０）の検出精度が低下するのを抑制することができる。

　また、第１実施形態では、上記のように、２つの線状光源３０を用いて、導光板２３の側面２３ａおよび２３ｂから光を入射させることによって、容易に液晶表示パネル１０の輝度を向上させることができる。

　また、第１実施形態では、上記のように、２つの線状光源３０の一方側の端子（白色ＬＥＤ用アノード端子３３ｃおよび白色ＬＥＤ用カソード端子３３ｅ）を、ＦＰＣ２４に電気的に接続し、２つの線状光源３０の他方側の端子（赤外ＬＥＤ用アノード端子３３ｄおよび赤外ＬＥＤ用カソード端子３３ｆ）を、ＦＰＣ２５に電気的に接続する。これにより、２つの線状光源３０の間でＦＰＣ２４および２５を共用することができるとともに、ＦＰＣ２４および２５を、Ａ方向の片側（下側）に容易に引き出すことができる。

　また、Ｂ方向の一方側と他方側とにそれぞれＦＰＣ２４および２５を配置することによって、例えばＢ方向の一方側のみに、ＦＰＣ２４とＦＰＣ２５とを一体化させたＦＰＣを配置する場合に比べて、導光板２３や液晶表示パネル１０（タッチパネル）のＢ方向の一方側の端面から外側に突出するＦＰＣのＢ方向の突出量を少なくすることができる。

（第２実施形態）
　この第２実施形態では、図１０および図１１を参照して、上記第１実施形態と異なり、線状光源１３０の基板１３３のＢ方向の一方側にカソード端子が形成されているとともに、基板１３３のＢ方向の他方側にアノード端子が形成されている場合について説明する。

　本発明の第２実施形態による線状光源１３０では、図１０および図１１に示すように、基板１３３の主表面１３３ａ上のＢ方向の一方側の端部に、赤外ＬＥＤ３２のカソード端子として機能する赤外ＬＥＤ用カソード端子１３３ｃが形成されており、基板１３３の主表面１３３ａ上のＢ方向の他方側の端部に、赤外ＬＥＤ３２のアノード端子として機能する赤外ＬＥＤ用アノード端子１３３ｄが形成されている。また、基板１３３の裏面１３３ｂ上のＢ方向の一方側の端部に、白色ＬＥＤ３１のカソード端子として機能する白色ＬＥＤ用カソード端子１３３ｅが形成されており、基板１３３の裏面１３３ｂ上のＢ方向の他方側の端部に、白色ＬＥＤ３２のアノード端子として機能する白色ＬＥＤ用アノード端子１３３ｆが形成されている。

　なお、赤外ＬＥＤ用カソード端子１３３ｃは、本発明の「カソード端子」の一例であり、赤外ＬＥＤ用アノード端子１３３ｄは、本発明の「アノード端子」の一例である。また、白色ＬＥＤ用カソード端子１３３ｅは、本発明の「カソード端子」の一例であり、白色ＬＥＤ用アノード端子１３３ｆは、本発明の「アノード端子」の一例である。

　そして、第２実施形態では、ＦＰＣ２４は、カソード端子用の配線部材として機能し、ＦＰＣ２５は、アノード端子用の配線部材として機能する。なお、第２実施形態では、ＦＰＣ２４に設けられる複数の端子部２４ａを全て共通にすることも可能である。

　第２実施形態のその他の構造、および、その他の効果は、上記第１実施形態と同様である。

　なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。

　例えば、上記実施形態では、表示装置を、液晶表示装置に適用した例について示したが、本発明はこれに限らず、液晶表示装置以外の表示装置に適用してもよい。

　また、上記実施形態では、発光素子として、ＬＥＤを用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、例えば半導体レーザ素子などの、ＬＥＤ以外の発光素子を用いてもよい。

　また、上記実施形態では、可視光発光素子として、白色ＬＥＤを用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、白色光以外の可視光を出射する発光素子を用いてもよい。

　また、上記実施形態では、不可視光発光素子として、赤外ＬＥＤを用いた例について示したが、本発明はこれに限らず、赤外光以外の不可視光（例えば、紫外光）を出射する発光素子を用いてもよい。

　また、上記実施形態では、線状光源を、導光板のＡ方向の両側に配置した例について示したが、本発明はこれに限らず、線状光源を、導光板の片側のみに配置してもよい。

　また、上記実施形態では、白色ＬＥＤと赤外ＬＥＤとを交互に配置した例について説明したが、本発明はこれに限らず、白色ＬＥＤと赤外ＬＥＤとを、例えば２つ置きに配置してもよいし、これ以外のいかなる順序で配置してもよい。

　また、上記実施形態では、２つの線状光源同士を、２つのＦＰＣにより接続した例について示したが、本発明はこれに限らず、２つの線状光源同士を、１つのＦＰＣにより接続してもよい。すなわち、２つの線状光源の一方側を接続するＦＰＣと、２つの線状光源の他方側を接続するＦＰＣとを、１つのＦＰＣにより形成してもよい。また、２つの線状光源同士を接続しなくてもよい。

　また、上記第１実施形態では、基板の主表面上にアノード端子（白色ＬＥＤ用アノード端子および赤外ＬＥＤ用アノード端子）を形成し、基板の裏面上にカソード端子（白色ＬＥＤ用カソード端子および赤外ＬＥＤ用カソード端子）を形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、基板の主表面上にカソード端子を形成し、基板の裏面上にアノード端子を形成してもよい。

　また、上記実施形態では、基板の一方側の端子と他方側の端子とを、互いに異なる長さを有するように形成した例について示したが、本発明はこれに限らず、基板の一方側の端子と他方側の端子とを、互いに異なる形状に形成してもよい。また、基板の一方側の端子と他方側の端子とを、同じ形状で、かつ、同じ長さに形成してもよい。

　また、上記実施形態では、エッジライト型のバックライト装置に本発明の適用した例について示したが、本発明はこれに限らず、直下型のバックライト装置に本発明を適用してもよい。

　１　液晶表示装置（表示装置）
　１０　液晶表示パネル（タッチパネル）
　２０　バックライト装置
　２３　導光板
　２３ａ　側面（第１側面）
　２３ｂ　側面（第２側面）
　２４、２５　ＦＰＣ（配線部材）
　３０、１３０　線状光源
　３１　白色ＬＥＤ（可視光発光素子、白色光発光素子）
　３２　赤外ＬＥＤ（不可視光発光素子、赤外光発光素子）
　３３、１３３　基板
　３３ａ、１３３ａ　主表面
　３３ｂ、１３３ｂ　裏面
　３３ｃ、１３３ｆ　白色ＬＥＤ用アノード端子（アノード端子）
　３３ｄ、１３３ｄ　赤外ＬＥＤ用アノード端子（アノード端子）
　３３ｅ、１３３ｅ　白色ＬＥＤ用カソード端子（カソード端子）
　３３ｆ、１３３ｃ　赤外ＬＥＤ用カソード端子（カソード端子）

Claims

　可視光発光素子と、
　不可視光発光素子と、
　前記可視光発光素子および前記不可視光発光素子が線状に配置される主表面を含む基板とを備え、
　前記基板には、前記可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子と、前記不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子とが設けられており、
　前記可視光発光素子用のアノード端子、カソード端子、前記不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子は、前記基板の一方側の端部と他方側の端部とに分かれて配置されていることを特徴とする線状光源。
　前記可視光発光素子用のアノード端子、カソード端子、前記不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子のうちの２つは、前記基板の一方側の端部の主表面と裏面とに分かれて配置されており、
　前記可視光発光素子用のアノード端子、カソード端子、前記不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子のうちの残り２つは、前記基板の他方側の端部の主表面と裏面とに分かれて配置されていることを特徴とする請求項１に記載の線状光源。
　前記可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子は、前記基板の一方側の端部に配置されており、
　前記不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子は、前記基板の他方側の端部に配置されていることを特徴とする請求項１または２に記載の線状光源。
　前記可視光発光素子用のカソード端子および前記不可視光発光素子用のカソード端子は、前記基板の一方側の端部に配置されており、
　前記可視光発光素子用のアノード端子および前記不可視光発光素子用のアノード端子は、前記基板の他方側の端部に配置されていることを特徴とする請求項１または２に記載の線状光源。
　前記可視光発光素子用のアノード端子、カソード端子、前記不可視光発光素子用のアノード端子およびカソード端子のうちの、前記基板の一方側の端部に配置される端子と、前記基板の他方側の端部に配置される端子とは、前記可視光発光素子および前記不可視光発光素子が配置される方向に、互いに異なる長さを有することを特徴とする請求項１～４のいずれか１項に記載の線状光源。
　前記可視光発光素子および前記不可視光発光素子は、交互に配置されていることを特徴とする請求項１～５のいずれか１項に記載の線状光源。
　前記可視光発光素子は、白色光発光素子を含むことを特徴とする請求項１～６のいずれか１項に記載の線状光源。
　前記不可視光発光素子は、赤外光発光素子または紫外光発光素子を含むことを特徴とする請求項１～７のいずれか１項に記載の線状光源。
　請求項１～８のいずれか１項に記載の線状光源を備えることを特徴とするバックライト装置。
　第１側面と、前記第１側面とは反対側に配置された第２側面とを含む導光板をさらに備え、
　前記線状光源は、前記導光板の前記第１側面および前記第２側面にそれぞれ光を照射する２つの線状光源を含むことを特徴とする請求項９に記載のバックライト装置。
　前記線状光源に電気的に接続される配線部材をさらに備え、
　前記２つの線状光源の一方側の端部同士は、前記配線部材により接続されており、
　前記２つの線状光源の他方側の端部同士も、前記配線部材により接続されていることを特徴とする請求項１０に記載のバックライト装置。
　請求項９～１１のいずれか１項に記載のバックライト装置と、
　前記バックライト装置からの光が照射されるタッチパネルとを備えることを特徴とする表示装置。