WO2010143470A1 - 差圧検出装置及び流体圧制御装置 - Google Patents
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Abstract
コストの上昇が抑えられるとともに、二つの流体圧空間を接続する構成を複雑にすることがなく、さらに、精度よく差圧を検出することができる信頼性の高い差圧検出装置を提供する。 ピストン弁部材を一方側に移動させる圧力を受ける第1の受圧部と、ピストン弁部材を他方側に移動させる圧力を受ける第2の受圧部及び第3の受圧部と、圧力供給源からの圧力を導入可能な圧力導入ポートと、圧力を排出可能な圧力排出ポートと、を有し、第1の受圧部は第1の流体圧空間と連通し、第2の受圧部は第2の流体圧空間と連通し、第3の受圧部はピストン弁部材が一方側に移動した時に圧力導入ポートに連通可能であるとともにピストン弁部材が他方側に移動した時に圧力排出ポートに連通可能である流体弁と、第3の受圧部に供給される圧力を検出可能な圧力センサとを備える。
Description
本発明は、差圧検出装置及び流体圧制御装置に関するものである。特に、流体圧回路を利用して構成された差圧検出装置及びこの差圧検出装置を備えた流体圧制御装置に関するものである。
従来、様々な技術分野において、異なる流体圧空間の間の差圧を利用して制御を行う流体圧制御装置が存在している。例えば、車両に搭載された内燃機関のEGR装置は、EGRバルブの前後の差圧に基づいてEGRバルブの開度の調節が行われる。また、車両のドライブトレインに備えられたロックアップクラッチを有するトルクコンバータは、ロックアップクラッチへのアプライ圧とリリース圧との差圧によってロックアップクラッチを移動させる制御が行われる。この他にも、生じる差圧を利用した種々の制御が存在する(例えば、特許文献1及び2参照)。
このような制御において、差圧が正確に検出されれば、それぞれの制御の精度が高められる。そして、EGR装置においてEGRバルブの開度の調節が精度よく制御されることで、EGR量が正確に調節され、内燃機関の燃焼性や燃費性能の向上が図られる。また、ロックアップクラッチを備えたトルクコンバータにおいて、アプライ圧とリリース圧との差圧が精度よく制御されることで、ロックアップ締結状態、ロックアップ解放状態、スリップロックアップ状態が精度よく作り出され、燃費性能の向上と振動低減が実現される。
ここで、差圧を検出するための手段として、例えば、2個の圧力センサをそれぞれの流体圧空間に配置して、それぞれの圧力センサによる検出値に基づいて差圧を検出するように構成されたものや、それぞれの流体圧空間が接続された差圧センサによって差圧を検出するように構成されたものがある(例えば、特許文献3及び4参照)。
しかしながら、2個の圧力センサを用いて差圧を検出する構成とした場合には、それぞれの圧力センサの取付スペースを確保することが困難である、コストが嵩む、2個のセンサそれぞれのバラつきによって検出精度が低下する、2個のセンサのうちの一方のセンサの故障によって差圧の検出が不可能になるため故障の可能性が倍になる、等の問題が生じる。また、いわゆる差圧センサを用いて差圧を検出する構成とした場合には、差圧センサ自体が高価でありコストが嵩む、1個の差圧センサに二つの流体圧空間を接続するための構成が複雑になる、等の問題がある。
そのため、上述したトルクコンバータに例示されるように、差圧を検出する手段が未だ備えられていないものも存在していることから、コストの上昇を抑えつつ、二つの流体圧空間を接続する構成を複雑にすることなく、精度よく差圧を検出することができる差圧検出装置が望まれていた。
そこで、本発明の発明者は鋭意努力し、二つの流体圧空間に接続された所定の流体弁を備えるとともに、所定箇所の圧力を検出可能な圧力センサを備えて差圧検出装置を構成することで上述した問題が解決されることを見出し、本発明を完成させたものである。すなわち、本発明は、コストの上昇が抑えられるとともに、二つの流体圧空間を接続する構成を複雑にすることがなく、さらに、精度よく差圧を検出することができる信頼性の高い差圧検出装置を提供すること、及び、コストの増加や構成の複雑化を伴わずに流体圧の差圧を利用した制御を精度よく行うことができる流体圧制御装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、それぞれ作動流体が流通可能な第1の流体圧空間の圧力と第2の流体圧空間の圧力との差圧を検出するための差圧検出装置において、ピストン弁部材が進退動可能に構成された流体弁を備え、流体弁は、ピストン弁部材を一方側に移動させるように作用する圧力を受ける第1の受圧部と、ピストン弁部材を他方側に移動させるように作用する圧力を受ける第2の受圧部及び第3の受圧部と、圧力供給源に接続され圧力供給源からの圧力を導入可能な圧力導入ポートと、圧力を排出可能な圧力排出ポートと、を有し、第1の受圧部は第1の流体圧空間と連通し、第2の受圧部は第2の流体圧空間と連通し、第3の受圧部はピストン弁部材が一方側に移動した時に圧力導入ポートに連通可能であるとともにピストン弁部材が他方側に移動した時に圧力排出ポートに連通可能であり、第3の受圧部に供給される圧力を検出可能な圧力センサを備えることを特徴とする差圧検出装置が提供され、上述した問題を解決することができる。
また、本発明の差圧検出装置を構成するにあたり、第1の受圧部、第2の受圧部及び第3の受圧部の受圧面積が等しいことが好ましい。
また、本発明の差圧検出装置を構成するにあたり、第1の流体圧空間が、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータにアプライ圧を供給するためのアプライ圧供給ラインであり、第2の流体圧空間が、トルクコンバータにリリース圧を供給するためのリリース圧供給ラインであることが好ましい。
また、本発明の差圧検出装置を構成するにあたり、第1の流体圧空間及び第2の流体圧空間が、内燃機関のEGR装置のEGRバルブの上流側空間及び下流側空間であることが好ましい。
また、本発明の別の態様は、それぞれ作動流体が流通可能な第1の流体圧空間の圧力と第2の流体圧空間の圧力との差圧によって制御を行う流体圧制御装置において、ピストン弁部材が進退動可能に構成された流体弁と圧力センサとを有し、第1の流体圧空間と第2の流体圧空間とに接続された差圧検出装置を備え、流体弁は、ピストン弁部材を一方側に移動させるように作用する圧力を受ける第1の受圧部と、ピストン弁部材を他方側に移動させるように作用する圧力を受ける第2の受圧部及び第3の受圧部と、圧力供給源に接続され圧力供給源からの圧力を導入可能な圧力導入ポートと、圧力を排出可能な圧力排出ポートと、を有し、第1の受圧部は第1の流体圧空間と連通し、第2の受圧部は第2の流体圧空間と連通し、第3の受圧部はピストン弁部材が一方側に移動した時に圧力導入ポートに連通可能であるとともにピストン弁部材が他方側に移動した時に圧力排出ポートに連通可能であり、圧力センサは第3の受圧部に供給される圧力を検出可能であり、第1の流体圧空間の圧力と第2の流体圧空間の圧力との差圧を差圧検出装置を用いて検出し、差圧の値が所望の値となるように第1の流体圧空間の圧力及び第2の流体圧空間の圧力のうちの少なくとも一方のフィードバック制御を行うようにしたことを特徴とする流体圧制御装置である。
本発明の差圧検出装置によれば、第1の流体圧空間と第2の流体圧空間とがそれぞれ接続された所定の構成を有する流体弁の所定箇所に一つの圧力センサが備えられていることにより、圧力センサの値が第1の流体圧空間の圧力と第2の流体圧空間の圧力との差として容易に検出される。また、この流体弁は比較的簡易な構造であるために、2個の圧力センサや、差圧センサを用いる場合と比較してコストが抑えられるとともに、劣化や温度の影響による流体弁の特性変化が小さいため、検出精度も高められる。
また、本発明の差圧検出装置は、2個の圧力センサを用いる場合と比較すると、圧力センサが1個だけになること及び流体弁が比較的簡易な構造であることから、検出される差圧の値のバラつきが少なく、検出精度の向上が図られる。さらに、本発明の差圧検出装置は、2個の圧力センサを用いる場合と比較して圧力センサの配線が1個分になるために、配線のスペースやコスト、重量が低減される。
また、本発明の流体圧制御装置によれば、第1の流体圧空間の圧力と第2の流体圧空間の圧力との差圧を、所定の流体弁と圧力センサとを有する差圧検出装置を用いて検出し、検出された差圧の値に基づき第1の流体圧空間の圧力又は第2の流体圧空間の圧力のフィードバック制御が行われる。したがって、流体圧制御装置の圧力供給源のアクチュエータに経時劣化や何らかの異常が生じた場合であっても、第1の流体圧空間の圧力と第2の流体圧空間の圧力との差圧を直接的に監視しながら精度よく第1の流体圧空間の圧力又は第2の流体圧空間の圧力を調節することが可能になる。その結果、第1の流体圧空間の圧力と第2の流体圧空間の圧力との差圧を利用して行われる制御を精度よく行うことができるようになる。
以下、図面を参照して、本発明の差圧検出装置及び流体圧制御装置に関する実施の形態について具体的に説明する。ただし、以下の実施の形態は本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。なお、それぞれの図中、同じ符号を付してあるものは同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。
[第1の実施の形態]
1.差圧検出装置
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる差圧検出装置10の構成を示す回路図を示している。この差圧検出装置10は、第1の流体圧空間11の圧力(P1)と第2の流体圧空間21の圧力(P2)との差圧(ΔP)を検出するためのものであり、流体弁30及び圧力センサ40が備えられている。流体圧の代表的なものとしては油圧や空圧等が挙げられるが、流動可能な圧力媒体であれば特に限定されるものではない。
1.差圧検出装置
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる差圧検出装置10の構成を示す回路図を示している。この差圧検出装置10は、第1の流体圧空間11の圧力(P1)と第2の流体圧空間21の圧力(P2)との差圧(ΔP)を検出するためのものであり、流体弁30及び圧力センサ40が備えられている。流体圧の代表的なものとしては油圧や空圧等が挙げられるが、流動可能な圧力媒体であれば特に限定されるものではない。
図1に示す本実施形態の構成例では、第1の流体圧空間11は第1の圧力供給源13によって調節される流体圧を第1のアクチュエータ15に伝達する。また、第2の流体圧空間21は第2の圧力供給源23によって調節される流体圧を第2のアクチュエータ25に伝達する。ただし、第1の流体圧空間11及び第2の流体圧空間21は流体圧が流通する空間であればよく、圧力供給源やアクチュエータ等が接続されていなくても構わない。また、第1の圧力供給源13及び第2の圧力供給源23は共有された一つの圧力供給源であってもよく、圧力供給源が共有されている場合、それぞれの流体圧空間に供給する圧力を調節するための電磁弁等の流体圧制御手段が備えられる。
流体弁30はピストン弁部材33を備えている。このピストン弁部材33は図示しないスリーブ部材の内部を進退動自在に配置されている。このピストン弁部材33の進退方向一端側の第1受圧面33aの面積と、他端側の第2受圧面33bの面積とは等しくされている。このピストン弁部材33は、一端側の第1受圧面33aに作用する圧力(Pa1)と他端側の第2受圧面33bに作用する圧力(Pa2)とのバランスによってスリーブ部材の内部を進退動する。
また、この図1の流体弁30の左右中央部には、圧力導入ポート43及び圧力排出ポート45が設けられている。圧力導入ポート43には第3の圧力供給源19が接続され、圧力を導入可能に構成されている。また、圧力排出ポート45は流体タンク等に接続され、圧力が排出可能に構成されている。第3の圧力供給源19は、第1の圧力供給源13又は第2の圧力供給源23のいずれかと共有のものであってもよいし、第1~第3の圧力供給源すべてが共有のものであってもよい。
また、流体弁30は、ピストン弁部材33の一端側の第1受圧面33aに作用する圧力を受ける第1の受圧部31aと、ピストン弁部材33の他端側の第2受圧面33bに作用する圧力を受ける第2の受圧部31b及び第3の受圧部31cとを有している。これらの第1~第3の受圧部31a、31b、31cの受圧面積は同等に構成されている。
なお、本実施形態の差圧検出装置10は、第1の流体圧空間11の圧力(P1)が第2の流体圧空間21の圧力(P2)よりも大きい場合の差圧(ΔP)の検出に用いられる構成となっている。
なお、本実施形態の差圧検出装置10は、第1の流体圧空間11の圧力(P1)が第2の流体圧空間21の圧力(P2)よりも大きい場合の差圧(ΔP)の検出に用いられる構成となっている。
このうち、第1の受圧部31aは、第1の圧力伝達ライン37aを介して第1の流体圧空間11に連通し、第1の流体圧空間11の圧力(P1)を受けることができるようになっている。第2の受圧部31bは、第2の圧力伝達ライン37bを介して第2の流体圧空間21に連通し、第2の流体圧空間21の圧力(P2)を受けることができるようになっている。
また、第3の受圧部31cは第3の圧力伝達ライン37cに連通している。この第3の圧力伝達ライン37cは、ピストン弁部材33の位置によって、圧力導入ポート43と連通した状態、圧力排出ポート45と連通した状態、あるいは圧力導入ポート43及び圧力排出ポート43のいずれとも遮断された状態となるように構成されている。
この流体弁30では、ピストン弁部材33の第1受圧面33aに作用する圧力(Pa1)は第1の受圧部31aが受ける圧力であり、第1の流体圧空間11の圧力(P1)と同等の圧力(Pa1=P1)が負荷される。また、ピストン弁部材33の第2受圧面33bに作用する圧力(Pa2)は第2の受圧部31bが受ける圧力と第3の受圧部31cが受ける圧力との和であり、第2の流体圧空間21の圧力(P2)と第3の圧力伝達ライン37cによって供給される圧力(P3)との和に等しい圧力(Pa2=P2+P3)が負荷される。
また、流体弁30には、第3の受圧部31cに供給される圧力(P3)を検出するための圧力センサ40が設けられている。図1に示す本実施形態の圧力検出装置10の例では、圧力センサ40は第3の圧力伝達ライン37cに連通する箇所に設けられるとともに図示しない制御装置等に接続されている。圧力センサ40のセンサ値は制御装置に出力され、制御装置で第3の圧力伝達ライン37cの圧力(P3)が検出可能になっている。
この差圧検出装置10では、第1受圧面33aに作用する圧力(Pa1)が第2受圧面33bに作用する圧力(Pa2)を上回り、ピストン弁部材33が図中左方向に移動したときに、第3の圧力伝達ライン37cと圧力導入ポート43とが連通可能に構成されている。一方、差圧検出装置10では、第2受圧面33bに作用する圧力(Pa2)が第1受圧面33aに作用する圧力(Pa1)を上回り、ピストン弁部材33が図中右方向に移動したときに、第3の圧力伝達ライン37cと圧力排出ポート45とが連通可能に構成されている。
なお、ピストン弁部材33が圧力的につり合った状態で静止している状態においては、圧力導入ポート43及び圧力排出ポート45と第3の圧力伝達ライン37cとが遮断された状態になる。
このように構成された差圧検出装置10において、ピストン弁部材33が静止した状態では、ピストン弁部材33の第1受圧面33aに作用する圧力(Pa1=P1)と第2受圧面33bに作用する圧力(Pa2=P2+P3)とがつり合った状態であり、すなわち、第1の受圧部31aが受ける圧力(P1)は、第2の受圧部31bが受ける圧力(P2)と第3の受圧部31cが受ける圧力(P3)との和に等しくなる(P1=P2+P3)。そのため、第1の流体圧空間11の圧力(P1)と第2の流体圧空間21の圧力(P2)との間の差圧ΔP(P1-P2)は、第3受圧部31cが受ける圧力(P3=P1-P2)として圧力センサ40によって検出される。
2.差圧検出装置の動作
次に、図1の差圧検出装置10の使用状態について具体的に説明する。
図2(a)は、ピストン弁部材33が静止した状態であり、ピストン弁部材33は圧力的につり合っている。この状態では、ピストン弁部材33の第1受圧面33aに作用する圧力Pa1と第2受圧面33bに作用する圧力Pa2とが等しく、上述したとおり、第1の流体圧空間11の圧力P1と、第2の流体圧空間21の圧力P2との間の差圧ΔP(=P1-P2)は第3の受圧部31cが受ける圧力P3として求められる。これは、すなわち、第3の圧力伝達ライン37cに設けられた圧力センサ40によって検出される値である。
次に、図1の差圧検出装置10の使用状態について具体的に説明する。
図2(a)は、ピストン弁部材33が静止した状態であり、ピストン弁部材33は圧力的につり合っている。この状態では、ピストン弁部材33の第1受圧面33aに作用する圧力Pa1と第2受圧面33bに作用する圧力Pa2とが等しく、上述したとおり、第1の流体圧空間11の圧力P1と、第2の流体圧空間21の圧力P2との間の差圧ΔP(=P1-P2)は第3の受圧部31cが受ける圧力P3として求められる。これは、すなわち、第3の圧力伝達ライン37cに設けられた圧力センサ40によって検出される値である。
この図2(a)の状態から、第1の流体圧空間11の圧力がP1からP1´(>P1)に上昇したとする。すると、ピストン弁部材33の第1受圧面33aに作用する圧力Pa1´(=P1´)が上昇するため、第1受圧面33aに作用する圧力Pa1´が第2受圧面33bに作用する圧力Pa2を上回り(Pa1´>Pa2)、ピストン弁部材33が図中左側に移動する。そして、図2(b)に示す位置にピストン弁部材33が移動すると、第3の圧力伝達ライン37cが圧力導入ポート43と連通した状態になり、第3の圧力供給源19から導入される圧力が第3の圧力伝達ライン37cを介して第3の受圧部31cに供給される。その結果、第3の受圧部31cが受ける圧力P3´が上昇し、ピストン弁部材33の第2受圧面33bに作用する圧力Pa2´(=P2+P3´)が上昇する。
すると、ピストン弁部材33は図中右側に戻されるとともに、ピストン弁部材33の第1受圧面33aに作用する圧力Pa1´(=P1´)と第2受圧面33bに作用する圧力Pa2´(=P2+P3´)とがつり合う位置で停止し、圧力導入ポート43と第3の圧力伝達ライン37cとの連通が遮断される。このとき、ピストン弁部材33は圧力的につり合っていることから、P1´=P2+P3´の関係が成り立ち、第1の流体圧空間11の圧力P1´と、第2の流体圧空間21の圧力P2との間の差圧ΔP´(=P1´-P2)は第3の受圧部37cが受ける圧力P3´として圧力センサ40により検出される。
図2(a)の状態から第2の流体圧空間21の圧力P2が低下した場合や、第1の流体圧空間11の圧力P1が上昇するとともに第2の流体圧空間21の圧力P2が低下した場合においても、第1の流体圧空間11の圧力P1が上昇した場合と同様にピストン弁部材33が移動し、第1の流体圧空間11の圧力P1と第2の流体圧空間21の圧力21との差圧ΔPが圧力センサ40により検出される。
一方、図2(a)の状態から、第2の流体圧空間11の圧力がP2からP2´(P2´>P2)に上昇したとする。すると、ピストン弁部材33の第2受圧面33bに作用する圧力Pa2´(=P2´+P3)が上昇するため、第2受圧面33bに作用する圧力Pa2´が第1受圧面33aに作用する圧力Pa1を上回り(Pa1<Pa2´)、ピストン弁部材33が図中右側に移動する。そして、図2(c)に示す位置にピストン弁部材33が移動すると、第3の圧力伝達ライン37cが圧力排出ポート45と連通した状態になり、第3の圧力伝達ライン37c内の圧力が排出され、第3の受圧部31cが受ける圧力P3´´が低下し、ピストン弁部材33の第2受圧面33bに作用する圧力Pa2´(=P2´+P3´´)が低下する。
すると、ピストン弁部材33は図中左側に戻されるとともに、ピストン弁部材33の第1受圧面33aに作用する圧力Pa1(=P1)と第2受圧面33bに作用する圧力Pa2´(=P2´+P3´´)とがつり合う位置で停止し、圧力排出ポート45と第3の圧力伝達ライン37cとの連通が遮断される。このとき、ピストン弁部材33は圧力的につり合っていることから、P1=P2´+P3´´の関係が成り立ち、第1の流体圧空間11の圧力P1と、第2の流体圧空間21の圧力P2´との間の差圧ΔP´´(=P1-P2´)は第3の受圧部31cが受ける圧力P3´´として圧力センサ40により検出される。
図2(a)の状態から第1の流体圧空間11の圧力P1が低下した場合や、第1の流体圧空間11の圧力P1が低下するとともに第2の流体圧空間21の圧力P2が上昇した場合においても、第2の流体圧空間21の圧力P2が上昇した場合と同様にピストン弁部材33が移動し、第1の流体圧空間11の圧力P1と第2の流体圧空間21の圧力21との差圧ΔPが圧力センサ40により検出される。
このように、本実施形態の差圧検出装置10では、第1の流体圧空間11及び第2の流体圧空間21のうちの少なくともいずれか一方の圧力変動が生じた場合に、ピストン弁部材33の第1受圧面33aに作用する圧力Pa1と第2受圧面33bに作用する圧力Pa2とのバランスによってピストン弁部材33が移動する。その結果、第3の受圧部31cが受ける圧力が上昇あるいは低下することによって、ピストン弁部材33が再び圧力的につり合った状態で所定位置に停止する。そして、ピストン弁部材33が停止しているときの第3の受圧部31cが受ける圧力P3が第1の流体圧空間11の圧力P1と第2の流体圧空間21の圧力P2との間の差圧ΔPを表すことになるため、1個の圧力センサ40によって差圧ΔPが容易に検出される。
また、差圧検出装置10を構成する流体弁30は比較的簡易な構造であるために、2個の圧力センサや1個の差圧センサを用いる場合と比較してコストが抑えられるとともに、劣化や温度の影響による流体弁30の特性変化が小さいために検出精度が高められる。
特に、2個の圧力センサを用いる場合と比較すると、1個の圧力センサ40だけになり、また、流体弁30が比較的簡易な構造であり損傷のおそれが小さいために、圧力センサの故障によって差圧の検出が不可能になる可能性が半減するとともに、圧力センサ40の配線が1個分になるために配線のスペースやコスト、重量が低減される。
特に、2個の圧力センサを用いる場合と比較すると、1個の圧力センサ40だけになり、また、流体弁30が比較的簡易な構造であり損傷のおそれが小さいために、圧力センサの故障によって差圧の検出が不可能になる可能性が半減するとともに、圧力センサ40の配線が1個分になるために配線のスペースやコスト、重量が低減される。
また、1個の差圧センサを用いる場合と比較すると、第1の流体圧空間11及び第2の流体圧空間21それぞれに第1の圧力伝達ライン37a、第2の圧力伝達ライン37bを接続することで差圧検出装置10を取り付けることができるために、油圧回路や空圧回路等の回路構成内に取り入れやすくなる。さらに、油圧回路内での差圧を検出する場合において、差圧センサを利用しようとすると、差圧センサを構成する素子に作動油等に対する耐性を持たせる必要がありコスト面を考慮しても実現性が低く、また、油圧回路や空圧回路内の圧力に耐えうるようなセンサ構成にすることも困難であるが、本実施形態の差圧検出装置10の構成であれば、そのような問題点も解消され得る。
3.用途
本実施形態の差圧検出装置10は、例えば、内燃機関のEGR制御装置やトルクコンバータのロックアップ制御装置をはじめとする種々の流体圧制御装置に適用することが可能である。内燃機関のEGR制御装置に搭載される場合には、図1に示す第1の流体圧空間11としてEGR通路に備えられたEGRバルブの上流側の排気管内に、第2の流体圧空間21としてEGR通路に備えられたEGRバルブの下流側の排気管内に接続される。また、トルクコンバータのロックアップ制御装置に搭載される場合の例は次の第2の実施の形態で説明する。
本実施形態の差圧検出装置10は、例えば、内燃機関のEGR制御装置やトルクコンバータのロックアップ制御装置をはじめとする種々の流体圧制御装置に適用することが可能である。内燃機関のEGR制御装置に搭載される場合には、図1に示す第1の流体圧空間11としてEGR通路に備えられたEGRバルブの上流側の排気管内に、第2の流体圧空間21としてEGR通路に備えられたEGRバルブの下流側の排気管内に接続される。また、トルクコンバータのロックアップ制御装置に搭載される場合の例は次の第2の実施の形態で説明する。
本実施形態の差圧検出装置10であれば、簡易な構造の流体弁30と一つの圧力センサ40とによって構成されているために、それぞれの制御装置における異なる流体圧空間に接続して搭載することが容易であるとともに、低コストで検出精度が高く、信頼性の高い制御装置として構成することができるようになる。
特に、差圧検出手段を搭載するための配線のスペースやコスト、重量に制限がある場合においても、本実施形態の差圧検出装置10は簡易な構造の流体弁30と一つの圧力センサ40とによって構成されているために、そのようなスペースやコスト、重量が低減されており、搭載が容易である。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態で説明した差圧検出装置10が備えられた流体圧制御装置である。流体圧制御装置は、異なる流体圧空間の差圧を利用して、ある制御対象の制御を行う制御装置であれば特に限定されるものではないが、本実施形態では、流体圧制御装置の一態様として、作動油圧によって車両のトルクコンバータのロックアップ制御を行うトルクコンバータのロックアップ制御装置を例に採って説明する。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態で説明した差圧検出装置10が備えられた流体圧制御装置である。流体圧制御装置は、異なる流体圧空間の差圧を利用して、ある制御対象の制御を行う制御装置であれば特に限定されるものではないが、本実施形態では、流体圧制御装置の一態様として、作動油圧によって車両のトルクコンバータのロックアップ制御を行うトルクコンバータのロックアップ制御装置を例に採って説明する。
図3は、本実施形態のトルクコンバータのロックアップ制御装置50のシステム構成を概略的に示している。このロックアップ制御装置50は車両のドライブトレイン内に備えられたトルクコンバータ60のロックアップクラッチ61を制御するためのロックアップ制御装置である。なお、図3に示すロックアップ制御装置50のシステム構成はあくまでも一例であって、本発明の差圧検出装置が搭載されるロックアップ制御装置はこのような構成に制限されるものではない。
このロックアップ制御装置50は、ロックアップクラッチ61を備えたトルクコンバータ60に接続されている。トルクコンバータ60は、エンジンに接続された図示しない入力軸に供給されたトルクを図示しない出力軸に伝達し、この出力軸は、例えば、図示しない自動有段変速機(AT)や巻掛式無段変速機(CVT)の入力軸としてこれらの変速機に接続されている。そして、それらの変速機は、さらに出力軸ないし被駆動軸を介して車両の複数の駆動輪に接続される。
トルクコンバータ60のロックアップクラッチ61は、トルクコンバータ60の入力軸と出力軸とを油圧を利用して直結させることで、トルクコンバータ60の変換ロスを低減するものである。このロックアップクラッチ61を備えたトルクコンバータ60は、例えば、高速走行時においては入力軸と出力軸とがロックアップクラッチ61によって完全にロックアップされ変換ロスがほぼゼロに近いロックアップ締結状態にされる一方、所定の中速走行域においてはロックアップクラッチ61をわずかなすべりを持たせたスリップロックアップ状態に保持することで燃費性能の向上と振動低減を実現する。この他のロックアップ状態を実現することも可能である。
トルクコンバータ60のロックアップクラッチ61を制御するロックアップ制御装置50では、ロックアップ制御バルブ52のスプール52aにロックアップソレノイドバルブ54で調圧したソレノイド圧を作用させてスプール52aの位置制御を行い、ロックアップクラッチ61のリリース室63へのリリース圧Pr及びアプライ室65へのアプライ圧Paを分配調整することでリリース圧Prとアプライ圧Paとの差圧ΔPluをコントロールする。この差圧ΔPluによるロックアップクラッチ61の図示しないトルクコンバータカバーへの押圧力を変えることで、ロックアップ解放状態、あるいは、ロックアップ締結状態やスリップロックアップ状態等のロックアップ状態を作り出すようになっている。
ロックアップ制御バルブ52のスプール52aは、バネ52bによって常時図中左方向に付勢されている。したがって、エンジン始動時等、入力軸と出力軸とをロックアップさせない状況では、ロックアップ制御バルブ52にソレノイド圧は供給されずスプール52aが図中左方向に移動する。そのため、ロックアップ制御バルブ52に作動油を導く作動油供給通路59がリリース室63にリリース圧Prを導くリリース圧供給ライン56に連通する。このときリリース室63に供給される作動油は、アプライ室65及びアプライ圧供給ライン58を介して排出される。
一方、入力軸と出力軸とをロックアップさせる状況では、ロックアップ制御バルブ52にソレノイド圧が供給されスプール52aが図に示す状態となる。そのため、作動油供給通路59がアプライ室65にアプライ圧Paを導くアプライ圧供給ライン58に連通する。その結果、アプライ圧Paによってロックアップクラッチ61がトルクコンバータカバーに押圧され、ロックアップ状態が作り出される。このとき、アプライ圧Paとリリース圧Prとの差によってトルクコンバータカバーへのロックアップクラッチ61の押圧力が異なることから、アプライ圧Paとリリース圧Prとの差を正確に管理するほど種々のロックアップ状態を精度よく作り出すことができるようになる。
ここで、本実施形態のロックアップ制御装置50は、第1の実施の形態で説明した差圧検出装置10と同様に構成された油圧を利用した差圧検出装置10Aを備えている。ロックアップ制御バルブ52からアプライ室65にアプライ圧Paを導くアプライ圧供給ライン58には、差圧検出装置10Aを構成する第1の圧力伝達ライン37aが接続されている。また、ロックアップ制御バルブ52からリリース室63にリリース圧Prを導くリリース圧供給ライン56には、差圧検出装置10Aを構成する第2の圧力伝達ライン37bが接続されている。
また、本実施形態のロックアップ制御装置50では、ロックアップ制御バルブ52に作動油を導く作動油供給通路59から分岐する油圧ライン37dが流体弁30の圧力導入ポート43に接続されている。なお、この図3のロックアップ制御装置50では、図1に示される第1の圧力供給源13と第3の圧力供給源19とが共通のものとなっている。
このロックアップ制御装置50では、ロックアップクラッチ61をトルクコンバータカバーに押圧してロックアップ状態を作り出す際には、アプライ圧Paがリリース圧Prを下回ることはなく、差圧検出装置10Aによってアプライ圧Paとリリース圧Prとの差圧ΔPlu(=Pa-Pr)が検出される。そして、ロックアップ制御バルブ52のコントローラ70では、検出される差圧ΔPluに基づき、当該差圧ΔPluが所定の目標値となるようにロックアップソレノイドバルブ54の制御が行われる。したがって、所望のロックアップ状態が正確に実現され、燃費性能の向上が図られるとともにロックアップ締結時等の振動の低減が図られる。
また、車両の運転中にアプライ圧Paとリリース圧Prとの差圧ΔPluを直接的に検出してアプライ圧Pa又はリリース圧Pr、特にアプライ圧Paのフィードバック制御が行われることから、ロックアップ制御装置50やコントローラ70の出荷時にアプライ圧Paやリリース圧Prのキャリブレーションを行う必要がなくなる。さらに、この差圧ΔPluに基づいてアプライ圧Pa又はリリース圧Prのフィードバック制御を行うことによって、ロックアップ制御バルブ52やロックアップソレノイドバルブ54、トルクコンバータ60等に経時劣化や何らかの異常が生じた場合であっても、そのような異常によらずにアプライ圧Pa及びリリース圧Prを所望の値に制御することが可能になる。その結果、ロックアップ締結状態、ロックアップ解放状態、スリップロックアップ状態等に代表される種々の状態を精度よく作り出すことができるようになる。
10:差圧検出装置、11:第1の流体圧空間、13:第1の圧力供給源、15:第1のアクチュエータ、19:第3の圧力供給源、21:第2の流体圧空間、23:第2の圧力供給源、25:第2のアクチュエータ、30:流体弁、31a:第1の受圧部、31b:第2の受圧部、31c:第3の受圧部、33:ピストン弁部材、33a:第1受圧面、33b:第2受圧面、37a:第1の圧力伝達ライン、37b:第2の圧力伝達ライン、37c:第3の圧力伝達ライン、37d:油圧ライン、40:圧力センサ、43:圧力導入ポート、45:圧力排出ポート、50:ロックアップ制御装置(流体圧制御装置)、52:ロックアップ制御バルブ、52a:スプール、52b:バネ、54:ロックアップソレノイドバルブ、56:リリース圧供給ライン、58:アプライ圧供給ライン、59:作動油供給通路、60:トルクコンバータ、61:ロックアップクラッチ、63:リリース室、65:アプライ室、70:コントローラ
Claims (5)
- それぞれ作動流体が流通可能な第1の流体圧空間の圧力と第2の流体圧空間の圧力との差圧を検出するための差圧検出装置において、
ピストン弁部材が進退動可能に構成された流体弁を備え、
前記流体弁は、前記ピストン弁部材を一方側に移動させるように作用する圧力を受ける第1の受圧部と、前記ピストン弁部材を他方側に移動させるように作用する圧力を受ける第2の受圧部及び第3の受圧部と、圧力供給源に接続され前記圧力供給源からの圧力を導入可能な圧力導入ポートと、圧力を排出可能な圧力排出ポートと、を有し、
前記第1の受圧部は前記第1の流体圧空間と連通し、前記第2の受圧部は前記第2の流体圧空間と連通し、前記第3の受圧部は前記ピストン弁部材が前記一方側に移動した時に前記圧力導入ポートに連通可能であるとともに前記ピストン弁部材が前記他方側に移動した時に前記圧力排出ポートに連通可能であり、
前記第3の受圧部に供給される圧力を検出可能な圧力センサを備えることを特徴とする差圧検出装置。 - 前記第1の受圧部、前記第2の受圧部及び前記第3の受圧部の受圧面積が等しいことを特徴とする請求項1に記載の差圧検出装置。
- 前記第1の流体圧空間が、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータにアプライ圧を供給するためのアプライ圧供給ラインであり、前記第2の流体圧空間が、前記トルクコンバータにリリース圧を供給するためのリリース圧供給ラインであることを特徴とする請求項1又は2に記載の差圧検出装置。
- 前記第1の流体圧空間及び前記第2の流体圧空間が、内燃機関のEGR装置のEGRバルブの上流側空間及び下流側空間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の差圧検出装置。
- それぞれ作動流体が流通可能な第1の流体圧空間の圧力と第2の流体圧空間の圧力との差圧によって制御を行う流体圧制御装置において、
ピストン弁部材が進退動可能に構成された流体弁と圧力センサとを有し、前記第1の流体圧空間と前記第2の流体圧空間とに接続された差圧検出装置を備え、
前記流体弁は、前記ピストン弁部材を一方側に移動させるように作用する圧力を受ける第1の受圧部と、前記ピストン弁部材を他方側に移動させるように作用する圧力を受ける第2の受圧部及び第3の受圧部と、圧力供給源に接続され前記圧力供給源からの圧力を導入可能な圧力導入ポートと、圧力を排出可能な圧力排出ポートと、を有し、
前記第1の受圧部は前記第1の流体圧空間と連通し、前記第2の受圧部は前記第2の流体圧空間と連通し、前記第3の受圧部は前記ピストン弁部材が前記一方側に移動した時に前記圧力導入ポートに連通可能であるとともに前記ピストン弁部材が前記他方側に移動した時に前記圧力排出ポートに連通可能であり、
前記圧力センサは前記第3の受圧部に供給される圧力を検出可能であり、
前記第1の流体圧空間の圧力と前記第2の流体圧空間の圧力との差圧を前記差圧検出装置を用いて検出し、前記差圧の値が所望の値となるように前記第1の流体圧空間の圧力及び前記第2の流体圧空間の圧力のうちの少なくとも一方のフィードバック制御を行うようにしたことを特徴とする流体圧制御装置。
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---|---|---|---|---|
CN114295279A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-08 | 中国铁建重工集团股份有限公司 | 一种气压检测装置及检测方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH08233673A (ja) * | 1994-11-29 | 1996-09-13 | Robert Bosch Gmbh | 圧力量を求める方法および装置 |
JPH1089304A (ja) * | 1996-01-08 | 1998-04-07 | Nachi Fujikoshi Corp | 油圧駆動装置 |
JP2003106445A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Jatco Ltd | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
-
2010
- 2010-04-16 WO PCT/JP2010/056820 patent/WO2010143470A1/ja active Application Filing
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