WO2010125683A1 - 生地厚測定装置及び生地厚測定方法 - Google Patents

生地厚測定装置及び生地厚測定方法 Download PDF

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Abstract

 所定の圧力がかかった時点の生地厚を簡易、迅速かつ正確に測定することができる生地厚測定装置及び生地厚測定方法を提供することにある。生地厚測定装置を、ベース面(21)を有する固定部(20)と、ベース面(21)に対し生地(1)を押圧させる押圧端(31)を有する可動部(30)と、初期位置から押圧端(31)がベース面(21)に対し生地(1)を事前設定圧力を超える圧力で押圧する超過押圧位置まで可動部(30)を非回転直線移動させるための可動部駆動機構(40)と、ベース面(21)に対し押圧端(31)が生地(1)を押圧する圧力を検出するロードセル(22)と、可動部(30)が初期位置から超過押圧位置へと移動する間のロードセル(22)による検出値が事前設定圧力に達した時点におけるベース面(21)と押圧端(31)の間隔すなわち生地厚を可動部(30)の変位量に基づいて検出するパルスコーダ(34)及び制御部(52)とから構成する。

Description

生地厚測定装置及び生地厚測定方法
 本発明は、生地厚測定装置及び生地厚測定方法に関し、更に詳しくは、種々の生地に対するボタン、ハトメ等の取付けの適否を事前に把握するため、生地に所定の圧力を加えた時の生地厚を測定する装置及び方法に関する。
 ボタン、ハトメ等(以下、単に「ボタン」という。)の衣類等の生地への取付けは、一般に、生地を挟んで上方の取付けダイにボタンを、下方の取付けダイにアイレット、プロング等の取付部材をそれぞれ保持させ、次いで、プレス機を操作して上方の取付けダイを下方の取付けダイに対し約200~300Nの力でプレスすることによって行われる。このプレスにより、取付部材の一部が生地を貫通して加締められ、この加締め部分でボタンが生地上に係止される。このようにボタンが固定された生地は、上記加締め部分により圧縮されて厚さが薄くなるが、この薄くなる程度は、生地の種類や初期厚さ、あるいは取付部材、特にその生地を貫通させる部分のサイズや材質等によって変化する。そのため、生地とボタン及びその取付部材との組合せが悪いと、ボタンの取付けにより生地が過度に薄くなって破れ易くなったり、あるいは加締め部分による圧縮が不足して生地があまり薄くならず、ボタンが生地から外れ易くなるといった不具合が生じ得る。このような取付不良を防ぐため、従来から、生地に上記プレス時にかかる圧力をかけ、この時の生地厚を測定することにより、この厚さとほぼ等しいボタン取付け時の生地厚を事前に把握して、当該生地に適したボタン及びその取付部材を選定するようにしている。
 特許第2989589号公報に従来の生地厚測定装置が開示される。この生地厚測定装置は、円弧形フレームの一端部に固定部を、他端部に可動部を備え、固定部と可動部との間に測定対象の生地を配置した後、ダイヤル回転式操作部を操作して可動部を回転させながら固定部へと移動させて可動部により生地を徐々に圧縮し、この生地に対する圧力を円弧形フレームの歪みから検出しつつ、圧力が事前に設定した値(例えば200N)となったところで可動部の移動を止め、この時の可動部の変位量から生地厚を把握するように構成されている。
 しかしながら、上記従来の生地厚測定装置では、生地にかかる圧力が所定値に達するまで操作部を回し続ける必要があるため、測定に時間や手間がかかった。また、可動部を回転させながら生地に押し付けるものであるため、回転摩擦が生じ、生地の種類によっては無視できない測定誤差が生じた。
特許第2989589号公報
 本発明は、上記従来装置の問題点に着目してなされたもので、その目的は、所定の圧力がかかった時点の生地厚を簡易、迅速かつ正確に測定することができる生地厚測定装置及び生地厚測定方法を提供することにある。
 上記課題を解決するため、本発明によれば、事前に設定した圧力で生地を押圧した時点の生地の厚さを測定するための生地厚測定装置であって、ベース面を有する固定部と、ベース面に対し生地を押圧させる押圧端を有する可動部と、押圧端が生地に接触しない初期位置から押圧端がベース面に対し生地を前記事前に設定した圧力を超える圧力で押圧する超過押圧位置まで可動部を非回転直線移動させるための可動部駆動機構と、ベース面に対し押圧端が生地を押圧する圧力を検出するための圧力検出手段と、可動部が前記初期位置から前記超過押圧位置へと移動する間の前記圧力検出手段による検出値が前記事前に設定した圧力に達した時点におけるベース面と押圧端との間の間隔を検出するための間隔検出手段とを備えた生地厚測定装置が提供される。
 本発明では、可動部を初期位置から生地にかかる圧力が事前設定値(例えば、約200~300N)を超える超過押圧位置まで移動させ、その途中の生地にかかる圧力が事前設定値になった時点におけるベース面と押圧端の間隔を生地厚として検出する。超過押圧位置における生地にかかる圧力は事前設定値をたとえわずかでも超えていればよく、従って、超過押圧位置は固定的な位置ではなく任意の位置であり、実際には可動部の移動がベース面によって制限されて停止する位置である。そのため、可動部の停止位置における生地にかかる圧力が事前設定値を少なくとも少しは上回るように可動部駆動機構等が設計される。可動部を特定の位置までぴったりと移動させるのに比べ、任意の超過押圧位置まで移動させることは簡単で瞬時に行うことが可能である。本発明では、可動部を初期位置から任意の超過押圧位置まで非回転直線運動により一挙にあるいは迅速に移動させることができ、また、生地に回転摩擦は生じない。
 圧力検出手段としては、ロードセル等の圧力センサを用いることができる。圧力センサは、固定部のベース面又は可動部の押圧端に設けることができる。
 間隔検出手段としては、パルスコーダー等の変位センサや位置センサを用いることができる。本発明では、変位センサによって可動部の初期位置からの変位量を検出し、この変位量に基づいてベース面と押圧端の間隔すなわち生地厚を決定することができる。
 本発明において、可動部が前記初期位置から前記超過押圧位置へと移動する間の前記圧力検出手段による検出値が前記事前に設定した圧力に達した時点におけるベース面と押圧端との間の間隔を検出するため、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を有する制御部を用いることができる。この場合、例えば、事前設定圧力値をROMに格納しておき、圧力検出手段及び間隔検出手段からの圧力及び間隔検出値を入力インターフェースを介してリアルタイムでRAMに取り込み、CPUが、圧力検出値を事前設定値と比較し、圧力検出値が事前設定値と一致した(又は超えた)時点の間隔検出値を出力インターフェースから出力するように設計することができる。
 本発明では、表示部と、前記圧力検出手段による検出値が前記事前に設定した圧力に達した時点における前記間隔検出手段による検出値を前記表示部に表示させる上述したような制御部とを更に備えることができる。表示部としては、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、ブラウン管等を用いることができる。
 本発明の一実施形態において、前記可動部駆動機構は、操作レバーと、操作レバーを回動可能に支持する固定軸と、測定者が操作レバーを握ることによって生じる操作レバーの回動動作を可動部に伝達し、可動部を前記初期位置から前記圧力超過位置へと移動させるリンク機構部とを含む。この場合、測定者が操作レバーを握るだけで、可動部を初期位置から圧力超過位置まで移動させることができる。また、前記可動部駆動機構は、前記固定軸に設けられた軸受けを有し、該軸受けは可動部の一側部を支持するように設計することができる。ベース面に対し押圧端を突き当てる可動部は繰り返しの使用により歪むおそれがあり、この場合、測定誤差が発生し得るが、固定軸の軸受けに可動部の一側部をサポートさせることで、該歪みを防ぐ一助とすることができる。
 別の本発明によれば、事前に設定した圧力で生地を押圧した時点の生地の厚さを測定するための生地厚測定方法であって、固定部のベース面と可動部の押圧端との間に生地を配置する工程と、押圧端が生地に接触しない初期位置から押圧端がベース面に対し生地を前記事前に設定した圧力を超える圧力で押圧する超過押圧位置まで可動部を非回転直線移動させる工程と、ベース面に対し押圧端が生地を押圧する圧力を検出する工程と、可動部が前記初期位置から前記超過押圧位置へと移動する間の前記圧力の検出値が前記事前に設定した圧力に達した時点におけるベース面と押圧端との間の間隔を検出する工程とを含む生地厚測定方法が提供される。前記間隔検出工程は、前記初期位置から前記圧力の検出値が前記事前に設定した圧力に達した時点までの可動部の変位量を検出する工程を含むことができる。
 本発明では、初期位置から生地にかかる圧力が設定値を上回る超過押圧位置まで可動部を非回転直線運動により迅速に移動させ、その間の一時点のベース面と押圧端の間隔を生地厚として把握することができるため、測定作業が簡易かつ迅速で、更に、生地に回転摩擦が生じないため測定を正確に行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る生地厚測定装置の構成図である。 図2は、操作レバーを引いて可動部を前進させた状態を示す測定器の側方説明図である。
 以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る生地厚測定装置の構成図であり、生地厚測定装置は、測定者が片手で操作可能なレバーハンドル式の測定器10と、測定器10から入力される後述する検出信号を処理して生地厚として表示部51に表示させる制御ボックス50とから構成される。制御ボックス50には、図示はしないが、CPU、ROM、RAM、A/D及びD/A変換部及び増幅部等を含む入出力インターフェース等を有するマイクロコンピュータ構成の制御部52が組み込まれ、他に電源回路等も収容されている。
 測定器10は、後方(図1において右側;以下、図1の右側を「後方」、左側を「前方」とする)を向く円形のベース面21を有する固定部20と、固定部20のベース面21に対し後方から前方へと生地1を押圧させる押圧端31を前端に有し、ベース面21の軸線に沿う非回転直線進退運動可能なバー状の可動部30と、測定者が手で操作レバー41を握るすなわち後方に引くことによって可動部30を後述する初期位置から超過押圧位置まで一挙にすなわち迅速に移動させる可動部駆動機構40と、ベース面21に対し押圧端31が生地1を押圧する力を検出するための圧力検出手段として、ベース面21に組み込まれたロードセル22と、可動部30の初期位置からの変位量を検出するための可動部変位量検出手段として、可動部30の中空円筒状に形成された後方部分32を支持させる支持軸33に組み込んだパルスコーダ34と、これらの構成要素を支持して一体化するフレーム体11とを備える。フレーム体11は、下向きコの字状の前方フレーム部11aと、ボックス状の後方フレーム部11b(図1及び図2において側方を開放して示す)とから成り、前方フレーム部11aの前方の一端部に固定部20が設定され、前方フレーム部11bの他端部と後方フレーム部11bの前壁は軸受け12を介して可動部30の前方部分を前後動可能に支持する。後方フレーム部11bには、操作レバー41の一部(可動グリップ部41a)を除く可動部駆動機構40、押圧端31を含む前方部分を除く可動部30、及びパルスコーダ34が収容される。ロードセル22及びパルスコーダ34は信号線53を介して制御ボックス50の制御部52に接続される。パルスコーダ34が組み込まれた上記支持軸33は、後端が後方フレーム部11bの後壁に支持され、前方へと固定部20のベース面21と同軸状に延びる。更に、支持軸33は、その外周に軸方向に沿って延びる凸部(図示せず)が周方向に複数形成されたスプライン軸であり、他方、可動部30の中空円筒状の後方部分32の内周には、支持軸33の凸部と嵌合する軸方向に延びる溝(図示せず)が周方向に凸部と同数形成される。この支持軸33の凸部と可動部30の溝との係合により、可動部30は回転不能となり、かつ軸線に沿って前後方向に案内される。
 可動部駆動機構40は、後方フレーム部11bの底壁の開口13から下方に突出する可動グリップ部41aを含む操作レバー41と、操作レバー41を回動可能に支持する固定軸42と、可動部30の後端部に連結される前後移動部43と、操作レバー41の可動グリップ部41aとは反対側のレバー反端部41bの動きを前後移動部43に伝達するため、レバー反端部41bと前後移動部43との間に設けられるリンク部44とを備える。なお、レバー反端部41b、前後移動部43及びリンク部44は、操作レバー41の回動を可動部30に伝達するリンク機構部を構成する。可動部駆動機構40は更に、固定軸42に設けられる軸受け45と、レバー反端部41bと後方フレーム部11bの前壁との間に設けられるばね46とを含む。軸受け45は、使用によりベース面21に対し押圧端31を繰り返し突き当てることにより歪むおそれのある可動部30の上側部を前後動時に上方から支持して、可動部30の変形を防ぐ役割を担う。なお、可動部30の変形は可動部30の変位量の検出に誤差をもたらし得る。ばね46の機能については後述する。参照番号47は、後方フレーム部11bの底壁に連結された固定グリップ部47であり、測定者は、操作レバー41を操作する際、固定グリップ部47に親指を掛けて操作レバー41の可動グリップ部41aを握る。図2は、図1の状態から測定者が操作レバー41を引いて可動部30を前進させた状態を示す。測定者が図1の状態から操作レバー41の可動グリップ部41aを後方へ引くと、操作レバー41が固定軸42を中心に回動し、レバー反端部41bがばね46の付勢に抗して反時計回り方向に変位し、この変位がリンク部44を介して前後移動部43を前方に引き寄せ、これに連動して可動部30が前進する(図2参照)。この状態から操作者が操作レバー41を離すと、ばね46がレバー反端部41bを後方、すなわち固定軸42を中心とする時計回り方向に押し、可動部30及び可動部駆動機構40を上述した動作とは逆の動作により図1の位置に復帰させる。そのため、ダイアルを回転させて可動部を後退させる必要があった従来装置に比べ、本実施形態の生地厚測定装置では可動部30を初期位置に戻す作業が格段に減る。
 次に、以上のように構成された生地厚測定装置の使用状態を、生地1に一例として200Nの圧力がかかった時の生地1の厚さを測定する場合を例に説明する。なお、圧力値200Nは固定データとして制御部52のROMに事前に格納される。また、測定開始にあたり、測定器10の操作レバー41を引く前の可動部30の位置を、パルスコーダ34が検出する変位量がゼロとなるとして設定する。なお、次回の測定時では初期位置で変位量がゼロであることを確認する。その後に測定者が行う動作は、まず、固定部20のベース面21と初期位置の可動部30の押圧端31との間のベース面21付近に測定対象の生地(生地片)1を手で持って配置し、次いで、測定レバー41を引き、これにより移動する可動部30が固定部20によって止められたら、測定レバー41から手を離すだけである。なお、測定器10を、ベース面21が上向き水平になるように縦に使う場合、生地1は単にベース面21上に載せられる。
 測定者が測定レバー41を引くと、可動部駆動機構40により可動部30が初期位置から前進し、その押圧端31が固定部20のベース面21に対して生地1を圧縮した後、ベース面21によって移動が制限されて停止する。この可動部30の移動は約1~2秒程度で終了する。可動部駆動機構40は、この可動部30が停止する位置において押圧端31が生地1にかける圧力が測定基準値である200Nを若干上回るように構成される。本実施形態では、一例として、可動部駆動機構40は、測定者が測定レバー41を引くと(この力は約49N(5kg重)で済む)、可動部30の押圧端31が生地を約245N(25k重)までの力で押圧するように設計される。従って、可動部30の停止時点で、押圧端31が生地1にかける圧力は基準値200Nを少なくとも少しは超えている。そのため、以下、可動部30の停止位置を「超過押圧位置」という。可動部30が初期位置から超過押圧位置まで移動する間、パルスコーダ34は可動部30の初期位置からの変位量をリアルタイムで検出し、この検出値はアナログ信号として信号線53から制御部52の入力インターフェースへと送られ、ここで増幅及びデジタル変換されてRAMに連続的に格納される。同時並行に、ロードセル22は、可動部30の押圧端31が生地1に接触した時点から過押圧位置に達する時点までベース面21にかかる圧力すなわち押圧端31が生地1を押圧する力をリアルタイムで検出し、この検出値も信号線53から制御部52の入力インターフェースを介してRAMに連続的に格納される。そして、CPUは、RAMの圧力検出値をROMに事前に格納された圧力基準値とリアルタイムで比較し、両者が一致した時点(又は圧力検出値が圧力基準値を初めて上回った時点)の変位量測定値を生地厚に変換して出力インターフェースを介して表示部51に表示する。
 以上のように、測定者が測定時に行う動作は操作レバー41を引くだけであり、これにより、可動部30が初期位置から固定部20によって止められる超過押圧位置まで一挙に直線移動するため、測定作業が簡単かつ迅速であり、また、可動部30の移動は回転を伴わないため、測定時に生地1に回転摩擦が生じることはなく、測定を正確に行うことができる。
 1 生地
 10 測定器
 20 固定部
 21 ベース面
 22 ロードセル(圧力検出手段)
 30 可動部
 31 押圧端
 34 パルスコーダ(間隔検出手段/変位量検出手段)
 40 可動部駆動機構
 41 操作レバー
 41b レバー反端部
 42 固定軸
 43 前後移動部
 44 リンク部
 46 ばね
 50 制御ボックス
 51 表示部
 52 制御部

Claims (8)

  1.  事前に設定した圧力で生地を押圧した時点の生地の厚さを測定するための生地厚測定装置であって、
     ベース面(21)を有する固定部(20)と、
     ベース面(21)に対し生地(1)を押圧させる押圧端(31)を有する可動部(30)と、
     押圧端(31)が生地(1)に接触しない初期位置から押圧端(31)がベース面(21)に対し生地(1)を前記事前に設定した圧力を超える圧力で押圧する超過押圧位置まで可動部(30)を非回転直線移動させるための可動部駆動機構(40)と、
     ベース面(21)に対し押圧端(31)が生地(1)を押圧する圧力を検出するための圧力検出手段(22)と、
     可動部(30)が前記初期位置から前記超過押圧位置へと移動する間の前記圧力検出手段(22)による検出値が前記事前に設定した圧力に達した時点におけるベース面(21)と押圧端(31)との間の間隔を検出するための間隔検出手段(34)とを備えた生地厚測定装置。
  2.  表示部(51)と、
     前記圧力検出手段(22)による検出値が前記事前に設定した圧力に達した時点における前記間隔検出手段(34)による検出値を前記表示部(51)に表示させる制御部(52)とを更に備えた請求項1の生地厚測定装置。
  3.  前記間隔検出手段(34)は、可動部(30)の前記初期位置からの変位量を検出するための可動部変位量検出手段(34)を含み、該変位量に基づいてベース面(21)と押圧端(31)との間の間隔を検出する請求項1又は2の生地厚測定装置。
  4.  前記圧力検出手段(22)は前記ベース面(21)に組み込まれる請求項1の生地厚測定装置。
  5.  前記可動部駆動機構(40)は、操作レバー(41)と、操作レバー(41)を回動可能に支持する固定軸(42)と、測定者が操作レバー(41)を握ることによって生じる操作レバー(41)の回動動作を可動部(30)に伝達し、可動部(30)を前記初期位置から前記圧力超過位置へと移動させるリンク機構部(41b、43、44)とを含む請求項1の生地厚測定装置。
  6.  前記可動部駆動機構(40)は、前記固定軸(42)に設けられた軸受け(45)を有し、該軸受け(45)は可動部(30)の一側部を支持する請求項5の生地厚測定装置。
  7.  事前に設定した圧力で生地を押圧した時点の生地の厚さを測定するための生地厚測定方法であって、
     固定部(20)のベース面(21)と可動部(30)の押圧端(31)との間に生地を配置する工程と、
     押圧端(31)が生地(1)に接触しない初期位置から押圧端(31)がベース面(21)に対し生地(1)を前記事前に設定した圧力を超える圧力で押圧する超過押圧位置まで可動部(30)を非回転直線移動させる工程と、
     ベース面(21)に対し押圧端(31)が生地(1)を押圧する圧力を検出する工程と、
     可動部(30)が前記初期位置から前記超過押圧位置へと移動する間の前記圧力の検出値が前記事前に設定した圧力に達した時点におけるベース面(21)と押圧端(31)との間の間隔を検出する工程とを含む生地厚測定方法。
  8.  前記間隔検出工程は、前記初期位置から前記圧力の検出値が前記事前に設定した圧力に達した時点までの可動部(30)の変位量を検出する工程を含む請求項7の生地厚測定方法。
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