WO2010119622A1 - シリンジ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

 本発明のシリンジ駆動装置は、一端に注液口、他端に開口をそれぞれ有する筒状のシリンダーと、このシリンダーの他端開口から、このシリンダー内に挿入されたピストンとから構成されたシリンジを駆動するシリンジ駆動装置において、シリンジのシリンダーを回動自在に保持するシリンダー保持部と、このシリンダー保持部に保持されるシリンダーに対して、ピストンを軸方向に駆動するピストン駆動部とを備えた構成とした。

Description

シリンジ駆動装置
 本発明は、シリンジのピストンを押し引きして駆動させるためのシリンジ駆動装置に関する。
 病院内で、例えば点滴用の薬剤を調合する場合には、良く知られているように、瓶詰めされた複数の薬剤を、シリンジを用いて抜き出す。それと共に、このシリンジ内で複数の薬剤を混合することで、調合している。そして、この調合後の薬剤は、次にシリンジから押し出すことで、例えば点滴袋に充填されるようになっている。
 このシリンジは、一端に注液口,他端に開口をそれぞれ有する筒状のシリンダーと、このシリンダーの他端開口からこのシリンダー内に挿入されたピストンと、から構成されている。そして、薬瓶内から薬剤を引き出す際には、ピストンをシリンダーから引き出し、また薬剤を点滴袋に押し出す際にはピストンをシリンダー内に押し込むようになっている。
 しかしながら、薬瓶内から薬剤を引き出すためには、ピストンを引く際に発生する負圧に抗してピストンを引き続けなければならない。また、薬剤を点滴袋に押し出すためには、その押し出し経路に介在するフィルターなどにより発生する正圧に抗して、ピストンを押し続けなければならない。この時の負圧や正圧による反力は数十Nと極めて大きなものとなる。
 一般に、薬剤の調合は、片側の手で薬剤瓶または点滴袋を保持し、他方の手でシリンジを保持しながら操作して行われる。また、状況に応じて、薬剤瓶または点滴袋とシリンジの相対的な姿勢関係を適切に保ちながら行われる。すなわち、片手でシリンジを姿勢保持し、数十Nの反力に耐えながらピストンの引き出しと押し込みを交互に行う必要があるため、大変煩わしいものである。
 一方で、シリンジ操作を支援する装置として、人体への薬剤の定流量注入などを目的とした、シリンジ駆動装置が提案されている。
 図11Aは、従来のシリンジ駆動装置110の斜視図、図11Bは、従来のシリンジ駆動装置110の要部拡大図を示す。
 このシリンジ駆動装置110としては、図11Aに示すように、シリンジ150のシリンダー151のフランジ152を保持するシリンダー保持部120と、ピストン駆動部116とを備えた構成となっているものがある(例えば、特許文献1参照。)。ここで、ピストン駆動部116は、このシリンダー保持部120に保持されるシリンダー151に対してピストン155を軸方向に前または後ろに駆動して、シリンダー151内に薬剤を吸引する、または、シリンダー151内から薬剤を押し出す。シリンジ150は、シリンジ駆動装置110の凹部114及びシリンダー保持部120に装着され、シリンジ150のフランジ152は保持スリット123に嵌め込まれる。なお、シリンダー保持部120は、固定保持部121と左右一対の可動保持部122からなり、この可動保持部122を開放または固定することにより、シリンジ150をシリンジ駆動装置110から着脱している。
 図11Bにおいて、シリンダー151のフランジ152に設けられた凹部153を矢印の方向に回転させて、シリンダー保持部154の突起部155に保持し固定する。特許文献1のシリンジ駆動装置は、これによりシリンダー151が回転することを防ぐものである。
 しかしながら、従来のシリンジ駆動装置では、シリンダー保持部において、シリンダーを軸方向にも周方向にも動かないように固定している。これにより、空気抜きをする時などのように、シリンダーを回転させる際に、このシリンダー保持部によるシリンダー保持を解除しなければならない。
 この点を、いま少し説明する。シリンダーの先端側の注液口は、中心軸から偏芯した位置(例えば下方)に設けられている。そして、薬剤を吸引する時には、空気も一緒にシリンダー内に入ってくる場合もあるので、次の薬剤を吸引する時、あるいは点滴袋への薬剤押し出し時には、空気抜きをしなければならない。
 ところで、シリンダーの先端側に設けた注液口は、上述のごとく中心軸から偏芯した位置(例えば下方)に設けられている。これにより、この空気抜き時にはシリンダーを回動させ、シリンダーの先端側に設けた注液口を上方に移動させた状態で空気抜きを行う。このようにして、空気抜き時にシリンダー内の薬剤が流出してしまうことを防いでいる。
 しかしながら、従来のシリンジ駆動装置では、上述した空気抜き時などには、先ずこのシリンダー保持部によるシリンダー固定を解除し、次にシリンダーを回動させる。その後、再びシリンダー固定を行わなければならず、シリンダーを回動させる際の事前準備作業が複雑になっている。
国際公開第2007/026684号公報
 本発明は、前述の課題を解決し、空気抜き時などにおいて、シリンジ駆動装置の使い勝手を良くするものである。
 本発明のシリンジ駆動装置は、シリンダーと上記シリンダー内に挿入されたピストンとから構成されたシリンジを保持して駆動させるシリンジ駆動装置であって、上記シリンダーをその軸に垂直な面内で回動自在に保持するシリンダー保持部と、上記シリンダー保持部に保持されるシリンダーに対してピストンをその軸方向に駆動させるピストン駆動部と、を備えた構成からなる。
 この構成により、空気抜き時などに、シリンダーを保持した状態で、それを回動させ、空気抜き作業などを行うことができる。これにより、極めて使い勝手のよいシリンジ駆動装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態1におけるシリンジ駆動装置の斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1におけるシリンジ駆動装置の機構部の第一形態を示す斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態1におけるシリンジ駆動装置の機構部の第二形態を示す斜視図である。 図4は、図3のAの方向から見たシリンジ駆動装置を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1におけるシリンダー回動動作を伴う作業のフローチャートである。 図6は、本発明の実施の形態2におけるシリンジ駆動装置の機構部を示す斜視図である。 図7は、本発明の実施の形態2におけるシリンジ駆動装置の主要部を示す正面図である。 図8は、本発明の実施の形態2における他のシリンジ駆動装置の斜視図である。 図9は、本発明の実施の形態2における他のシリンジ駆動装置の斜視図である。 図10Aは、本発明の実施の形態2における他のシリンジ駆動装置の概略構成を示す平面図である。 図10Bは、シリンジ駆動装置に装着するシリンジの概略構成を示す平面図である。 図11Aは、従来のシリンジ駆動装置の斜視図である。 図11Bは、従来のシリンジ駆動装置の要部拡大図である。
 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同じ構成要素については同じ符号を付しているので説明を省略する場合がある。
 (実施の形態1)
 図1は、本発明の実施の形態1におけるシリンジ駆動装置の斜視図であり、図2は、同実施の形態1におけるシリンジ駆動装置の機構部の第一形態を示す斜視図である。図3は、同実施の形態1におけるシリンジ駆動装置の機構部の第二形態を示す斜視図であり、図4は、図3のAの方向から見たシリンジ駆動装置を示す図である。
 なお、図2及び図3は、本体ケース1とカバー部38b、39を外した状態のシリンジ駆動装置100の機構部を示した図であり、これらの図においては、本体ケース1とカバー部38b、39を外した状態で説明している。
 図1において、シリンジ駆動装置100は、本体ケース1と、この本体ケース1の下部に設けられた握り手部2を備えている。
 すなわち、本実施の形態1では、シリンジ駆動装置100を携帯型としており、握り手部2を、例えば、右手で拳銃を握る要領で握った状態で、この図1の向こう側に回った人差し指の先により、操作ボタン3、4を操作するようになっている。
 また、本体ケース1の上方には、図2に示すように、シリンジ5のシリンダー6を保持するシリンダー保持部7を設けている。
 シリンジ5は、図3からも理解されるように、一端に注液口8と他端に開口9とをそれぞれ有する筒状のシリンダー6と、このシリンダー6の他端の開口9から、このシリンダー6内に挿入されたピストン10とから構成されている。
 シリンダー6を保持するシリンダー保持部7は、図4からも理解されるように、上面が開口した半円状の凹部により形成されている。そして、このシリンダー保持部7内に、開口9が位置するシリンダー6の後部を図1から図4に示すように保持した状態で、シリンダー6の上面に押さえ具11が、装着されるようになっている。
 押さえ具11は、その一端側11aに軸12が設けられ、また、この軸12の下方には、ばね(図示せず)が配置されており、さらに他端側11bは遊端となっている。そして、軸12側に位置する押さえ具11の一端側11aを、ばねの引っ張り力に抗して一度持ち上げ、持ち上げた状態で、遊端である他端側11bを反時計方向に90度回動させることが出来るようになっている。
 このため、シリンダー保持部7にシリンダー6を保持させる時には、先ずこの押さえ具11の一端側11aをばねの引っ張り力に抗して一度持ち上げる。次に、その状態で他端側11bを反時計方向に90度回動させて、シリンダー保持部7の上面を開放する。その後、シリンダー保持部7にシリンダー6をセットし、保持させる。
 そして、その状態で、押さえ具11の他端側11bを時計方向に90度回動させて、図1及び図3に示すように、この押さえ具11でシリンダー6の上部を覆い、これでシリンダー6のセットを完了させる。
 なお、押さえ具11の他端側11bには、図3に示すようなロック爪13を設けている。シリンダー6のセット完了後、この押さえ具11にロック爪13を係合させ、これにより押さえ具11によるシリンダー6の保持が、不用意に外れるのを防止するようにしている。
 なお、シリンダー6の後端には、滑り止め用のフランジ14が設けられているので、シリンダー保持部7には、そのフランジ14がはまり込む溝(図示せず)が設けられている。図1及び図3に示すように、シリンダー保持部7にシリンダー6をセットした状態でも、この溝によってフランジ14の位置が規定されるので、シリンダー6の中心軸の方向と水平保持状態が確保されるようになっている。また、このフランジ14がはまり込む溝は、後述するように、フランジ14が回転可能なように、半円状の凹部より構成された溝である。
 また、シリンダー6内に挿入されたピストン10の後端(シリンダー6外方部分)には図3に示すごとく鍔15が設けられており、この鍔15はピストン操作桿16に当接される。そして、この状態で鍔15をピストン操作桿16部分に拘束するために、鍔15を挟んでピストン操作桿16とは反対側にピストン拘束部17を設けている。
 ピストン拘束部17も押さえ具11と同じように、その一端側17aに軸18が設けられている。また、この軸18の下方には、ばね(図示せず)が配置されており、さらにピストン拘束部17の他端側17bは、遊端となっている。そして、一端側17aをばねの引っ張り力に抗して一度持ち上げ、持ち上げた状態で他端側17bを、時計方向または反時計方向に90度回動させることが出来るようになっている。
 このため、ピストン10の後端の鍔15をピストン操作桿16に当接させる時には、先ずは、このピストン拘束部17の一端側17aをばねの引っ張り力に抗して一度持ち上げる。次に持ち上げた状態で他端側17bを、時計方向に90度回動させて、ピストン10の上面を開放する。その後、ピストン10の後端の鍔15をピストン操作桿16に当接させる。
 そして、その状態で、ピストン拘束部17の他端側17bを反時計方向に90度回動させて、図1及び図3のように、鍔15をピストン操作桿16とピストン拘束部17の間に配置して固定すると、ピストン10のセットが完了する。
 なお、ピストン拘束部17の他端側17bには、図3に示すようなロック爪19を設けている。ピストン10のセット完了後に、このロック爪19をピストン拘束部17に係合させる。これにより、ピストン操作桿16から鍔15が不用意に外れるのを防止するようにしている。
 さて、ピストン操作桿16は、図3に示すように、ピストン10の軸方向10aに直交する両側に延長され、この両端16a、16bで、円柱状のラック20、21の後端と結合されている。
 これらのラック20、21の中間部分は、シリンダー保持部7の両側に設けた軸部22、23で軸支されている。また、ラック20、21の先端側には、図2に示すように、抜け止24、25が装着されている。
 軸部22、23の下方には、それぞれ切欠26a、26bが設けられており、この切欠26a、26bの部分で、ラック20、21の下辺部に設けた歯27(27a、27b)が、下方へと表出している。
 また、軸部22、23のそれぞれの切欠26a、26bの下方には、歯車(ピニオン)28、29が設けられており、これらの歯車28、29が、軸部22、23の切欠26a、26bの部分で、ラック20、21の歯27a、27bに係合している。
 さらに、歯車28、29には、その下方で歯車30、31が係合しており、これらの歯車30、31と、その間に設けた歯車32は、一体に回転するようになっている。
 つまり、歯車30、31、32は、一つの軸33に一体化されており、軸33が、左右の軸受け34、35で軸支されている。これにより、これらの歯車30、31、32は、一体に回転するようになっている。
 また、その状態で、歯車32には、ウォームギア36が係合しており、このウォームギア36にはモータ37が結合されている。
 このため、図1に示した握り手部2を、例えば、右手で拳銃を握る要領で握った状態で、この図1の向こう側に回った人差し指の先で操作ボタン3を操作すると、モータ37が正転する。これにより、モータ37が上述のウォームギア36及び歯車28、29、30、31、32などを駆動し、ラック20、21が軸方向10aに沿って後方に移動する。その結果、ピストン操作桿16が、ピストン10と共に後方に引かれるので、薬剤を薬瓶内からシリンダー6内に吸引することが出来る。
 この動作を具体的に説明する。図1から図4では図示していないが、注液口8には注射針(図示せず)が装着されている。使用者は、右手で握り手部2を握り、左手で注液口8の前方の薬瓶(図示せず)を持った状態で、先ずは注射針(図示せず)を、この薬瓶中に挿入した状態とする。
 そして、この状態で、握り手部2を握った右手の人差し指で操作ボタン3を操作すると、モータ37が正転する。これにより、歯車30から32が、図2において、例えば反時計方向に回転し、それにより歯車28、29が時計方向に回転する。すると、左右のラック20、21が、図2の状態から図3の状態へと軸方向10aに沿って、後方に移動する。
 図3に示したように、ラック20、21の後端には、ピストン操作桿16が結合されている。また、このピストン操作桿16とピストン拘束部17とでピストン10の鍔15を拘束している。そのため、左右のラック20、21が、軸方向10aに沿って後方に移動すると、ピストン10がシリンダー6の外方向へと引き出される。これにより、シリンジ駆動装置100は、薬剤を薬瓶内からシリンダー6内に吸引することが出来るのである。
 また、次の薬剤をシリンダー6内に吸引するためには、モータ37の回転を止めて、この吸引動作を停止し、薬瓶を別の薬瓶に交換して、同じ吸引動作を行わせる。この状態では、シリンダー6内には、複数の種類の薬剤が吸引された状態となるので、薬剤の混合が行われた状態となる。このようにして薬剤の吸引,混合が完了する。
 そして、今度は握り手部2を握った右手の人差し指で操作ボタン4を操作すると、モータ37が反転し、これにより歯車30から32が、図2において、例えば時計方向に回転する。これにより、歯車28、29は反時計方向に回転する。すると、左右のラック20、21が、図3の状態から図2の状態へと軸方向10aに沿って前方に移動する。
 このように、左右のラック20、21が、軸方向10aに沿って前方に移動すると、ピストン10がシリンダー6内に押し込まれる。これにより、薬剤が、シリンダー6内から、例えば点滴袋の中へと押し出される。
 以上の動作説明で理解されるように、本実施の形態1のシリンジ駆動装置100では、ピストン10をシリンダー6内から引き出したり、あるいは押し込んだりする時に、ピストン10の鍔15にピストン操作桿16とピストン拘束部17から動力を伝える。この動力は、ピストン10の中心軸の左右からラック20、21によりバランスよく安定して供給される構造となっている。
 このため、ピストン10のピストン操作桿16とピストン拘束部17からなるピストン駆動部に働くモーメント荷重は打ち消される。その結果として、ピストン駆動部を大きなモーメント荷重に耐えるものとする必要は無くなる。これにより、ピストン駆動部の駆動精度の向上と、ピストン駆動部を小型化できるので、シリンジ駆動装置100自体の小型化が達成できる。
 具体的には、左右のラック20、21は、径の細いアルミニューム製とすることが出来る。また、歯車28から歯車32までを合成樹脂製とすることもできる。この結果、ピストン駆動部、およびシリンジ駆動装置100全体の構成を小型化、軽量化することが出来る。
 このため、本実施の形態のシリンジ駆動装置100は、上述のごとく片手で簡単に保持し、操作することが出来る、携帯型とすることが出来るようになった。
 このため、この薬剤混合作業は、適宜の場所、例えば病室でも簡単に行うことが出来るようになる。これにより、薬剤の調合などの混合作業の効率化を図ることが出来るものとなった。
 また、この片手での携帯型とすることに関連して、本実施の形態1では、安全性にも十分に配慮したシリンジ駆動装置100の構成としている。
 つまり、図1に示すごとく、握り手部2の上方でシリンダー保持部7の両側には、外方に突出するカバー部38(38a、38b)を設けている。このカバー部38内には、切欠26の部分に表出するラック20、21の歯27a、27bと、歯車28から歯車31までの一連の歯車と、を収納している。そのため、握り手部2を握った手が、これらの可動部に触れることは無く、安全性が高くなる。
 また、カバー部38a、38bが、図1に示すごとく、シリンダー保持部7の両側が、シリンダー保持部7の外方に突出する構成となっている。これにより、握り手部2を握った手の親指も人差し指も、このカバー部38a、38bの存在により、その上方において、図2のごとく、下方に表出しているラック20、21の歯27a、27bの部分に触れることは無い。そのため、この点でも安全性が高いものとなる。
 なお、モータ37とウォームギア36も、図1のごとく、カバー部39により覆っているので、安全性が高いものとなる。また、これらのカバー部38a、38b、39は、本体ケース1に一体形成しているので、部品点数の増加にもならず、これによっても小型化及び軽量化を図ることが出来る。
 以上の説明で、本実施の形態1におけるシリンジ駆動装置100の基本的な構造とその動作が理解されたところで、以下に、本実施の形態1のシリンジ駆動装置100における最も大きな特徴点である、シリンダー6内からの空気抜き時の動作のための機構について説明する。
 すなわち、薬剤を薬瓶内からシリンダー6内に吸引する場合、シリンダー6内には薬瓶内から空気も一緒に吸引される場合がある。そのため、この空気を吸引した時には、次の薬剤吸引前あるいは点滴袋への薬剤送り出し時に、シリンダー6内から空気を抜く必要がある。
 この説明に先立ち、シリンダー6の一端に形成した注液口8は、図1から図4からも明らかなように、中心軸を外して偏芯した位置に配置されている。具体的には、図1から図4に示すように、薬瓶内から薬剤をシリンダー6内に吸引する場合には、注液口8が中心よりも下方に配置される状態となっている。
 この状態において、シリンダー6の上面には、図1に示すように目盛40が存在する。薬剤吸引時には、この目盛40を見ながら吸引量を調整している。
 しかし、注液口8が中心よりも下方に存在する状態のままでピストン10を前方に送って空気抜きを行おうとすると、空気よりも前に薬剤が流出してしまう。したがって、この時にはシリンダー6を図4の状態から180度回転させ、この図4の破線で示す様に注液口8が中心よりも上方に配置される状態とする。
 そのために、本実施の形態1では、図4に示すように、シリンダー保持部7内の下方で周方向の左右2箇所に、回動自在なローラ41、42を設け、さらに押さえ具11の下面にも回動自在なローラ43を設ける。これにより、シリンダー保持部7内において、シリンダー6の外周を、ローラ41、42、43により、3箇所で回動自在に保持した状態としている。なお、このローラ41、42、43は、このシリンジ駆動装置100の使用者が意図的にシリンダー6を回動させない限り、回動しない構成となっている。また、シリンダー6は、押さえ具11の突起部11cによりローラ41、42に押し付けられた状態でシリンダー保持部7の上に保持されている。
 このため、シリンダー6の外周を手で持って、シリンダー6を図4の状態から180度回転させれば、注液口8が中心よりも上方に配置される状態とすることが出来る。
 この時、押さえ具11によるシリンダー6の保持を解除することなく、また、シリンダー保持部7と押さえ具11とにより、シリンダー6保持が行われている状態のまま、このシリンダー6の回動を行うことが出来る。したがって、空気抜き作業前の事前準備作業、例えばシリンダー6の回動などが簡単に行え、非常に作業性のよいものとなる。
 ここで、握り手部2を右手で拳銃を握る要領で握り、左手で薬瓶を持ちながら薬剤の調合作業を行っているとすると、両手がふさがってしまっている。しかしながら、本実施の形態1のシリンジ駆動装置100のように、シリンダー6がシリンダー保持部7に回動自在に保持されていれば、左手を薬瓶から離せば、その左手でシリンダー6の回動を簡単に行うことも出来る。したがって、この空気抜き作業前の事前準備作業、例えばシリンダー6の回動などが簡単に行え、非常に作業性のよいものとなるのである。
 そして、この状態でピストン10を前方に送って空気抜きを行えば、シリンダー6内の上方に位置する空気を、注液口8を介してシリンダー6外にスムーズに流出させることが出来る。なお、この空気抜きは、薬瓶から注射針(図示せず)を抜いた状態で行うことが多いが、薬瓶中に注射針(図示せず)を挿入した状態で行うこともある。いずれにしても、本実施の形態1によれば、注液口8が上方に位置にした状態となるので、この空気抜き時に、薬剤がシリンダー6外へと不用意に流出してしまうこともなくなる。
 また、この空気抜きが完了した後に、再びシリンダー6を図4の実線で表示された状態へと180度回動させれば、注液口8を中心よりも下方に配置される状態にすることが出来る。これにより、目盛40を見やすくすることができ、目盛40を見ながら、薬剤の吸引作業などをおこなうことができる。
 この時にも、押さえ具11によるシリンダー6の保持を解除することなく、また、シリンダー保持部7と押さえ具11とによりシリンダー6の保持が行われている状態のまま、このシリンダー6の回動操作を、例えば左手で簡単に行うことが出来る。これにより、非常に作業性のよいものとなる。
 なお、シリンダー6の回動時には、このシリンダー6の他端の開口9の外周に設けたフランジ14も同じく回動する。この時に、フランジ14がはまり込んでいるシリンダー保持部7の溝(図示せず)は、フランジ14の回動を阻害しないように、十分な深さを設けている。
 ここで、以上説明した本実施の形態1のシリンジ駆動装置100におけるシリンダー6の回動動作を伴う作業のフローについて説明する。図5は、本実施の形態1のシリンジ駆動装置100におけるシリンダー6の回動動作を伴う作業のフローチャートである。
 図5において、まず、目盛40を上方、注液口8を下方にした状態で、ピストン10を引いて、薬瓶からシリンダー6内に薬液を吸引する(ステップS1)。
 続いて、ステップS1での薬液吸引などにより、シリンダー6内に所定量の空気が吸引されているか否かを判断する(ステップS2)。
 そして、ステップS2で所定量の空気が吸引されていると判断した場合は、例えば、シリンジ駆動装置100の握り手部2を持っていない方の手(本実施の形態1では左手)で、シリンダー6を180°回動させる(ステップS3)。
 ステップS3でのシリンダー6の回動により、目盛40を下方、注液口8を上方にした状態で、再度薬瓶を手に持ち、注射針の先を薬瓶内の液体中から取り出して気体中に出す。それと共に、ピストン10を引いて注射針内に残った薬液をシリンダー6内に完全に吸引する。その後、ピストン10を押して、シリンダー6内の空気を抜く。この時、上述の通り、注液口8が上方に配置されているため、シリンダー6内の薬液はシリンダー6内の鉛直下部に溜まっており、空気はシリンダー6内の上部に溜まっているので、注液口8からは空気が抜けることになる(ステップS4)。
 そして、ステップS4で必要量の空気を抜いた後に、例えば、シリンジ駆動装置100の握り手部2を持っていない方の手(本実施の形態1では左手)で、シリンダー6を180°回動させる(ステップS5)。
 その後、目盛40を上方、注液口8を下方にした状態で、ピストン10を引いて、シリンダー6内に薬液を吸引する。ここで、ステップS2で所定量の空気が吸引されていないと判断された場合は、ステップS3からステップS5までを飛ばして、直接ステップS6を行なう。また、このステップで吸引する薬液は、ステップS1で吸引した薬液と同じでも違っていても良い(ステップS6)。
 そして、これらステップS1からステップS6を必要に応じて必要なだけ繰り返した後に、目盛40を上方、注液口8を下方にした状態で、ピストン10を押して、シリンダー6内から薬液を点滴袋に送り出して混合する(ステップS7)。
 以上のフローにより、シリンダー回動動作を伴う、シリンジ駆動装置100の駆動を行なう。
 なお、シリンダー6の回動時に、このシリンダー6の回動に連動してピストン10も回動するような構成としても良い。これにより、Oリングまたはガスケットで気密が保たれているピストン10の先端に余分な負荷がかかることが無い。また、シリンダー6内の薬液が不用意に混ぜられることもなくなる。
 (実施の形態2)
 実施の形態1のシリンジ駆動装置100では、シリンダー6の外周に直接触れながら、これを回動させることとしたが、本発明の実施の形態2のシリンジ駆動装置200では、図6及び図7に示すごとく、操作桿44により回動操作を行っている。ここで、図6は、実施の形態2におけるシリンジ駆動装置200の機構部を示す斜視図であり、図7は、実施の形態2におけるシリンジ駆動装置200の主要部を示す正面図である。なお、図7は、シリンダー6の外周近傍については、面6Aのところに位置する操作桿44、歯車45及びシリンダー保持部7の部分が具体的にわかるように押さえ具11などを省いた正面図としている。
 本実施の形態2のシリンジ駆動装置200について具体的に説明する。予め、シリンダー6の外周で、フランジ14に隣接する位置に歯車45を装着固定させておく。そして、シリンジ駆動装置200に操作桿44をスライド自在に取り付ける。この操作桿44を操作すると、この操作桿44の歯46と歯車45が係合し、これによりシリンダー6を回動させる構成である。すなわち、操作桿44は、シリンダー保持部7の上方に開閉自在に設けられた構成としている。なお、図7では詳細に図示していないが、シリンダー6の外周に装着固定された歯車45は、周囲360°、ないし、回動方向が切り替え可能なら少なくとも周囲180°にその歯が形成されたものである。
 握り手部2を例えば右手で拳銃を握る要領で握り、左手で薬瓶を持ちながら薬剤の調合作業を行っているとする。この時も両手がふさがっているが、シリンダー6がシリンダー保持部7に回動自在に保持されていれば、薬瓶及び注液口8を上に向けて左手を薬瓶から離せば、その左手で操作桿44を操作可能である。そのため、本実施の形態2のシリンジ駆動装置200でも、シリンダー6の回動を簡単に行うことも出来、極めて使い勝手の良いものとなる。
 図8及び図9は、本発明の実施の形態2における他のシリンジ駆動装置300の斜視図である。シリンジ駆動装置300は、シリンジ駆動装置200と異なり、シリンダー6の回動操作を行なう操作桿301が、シリンダー6の下部に配置されている。この操作桿301を、図8及び図9に示すように矢印302の方向に抜き差しすることにより、図6及び図7に示すシリンジ駆動装置200と同様に操作桿301の歯(図示せず)とシリンダー6の外周に装着された歯車(図示せず)が係合する。これにより、シリンダー6を回動させて、注液口8の位置を上方または下方に変えることにより、目盛40を見やすくする、または、シリンダー6内の空気を抜きやすくすることができる。
 図8及び図9に示すように、シリンジ駆動装置300は、操作桿301をシリンダー下部(握り手側)に備える。この位置に操作桿301を備えることで、例えば右手で握り手部2を握ったままで、右手親指で操作桿301を操作することができる。これにより、握り手部2を握ったままでのスムーズな空気抜きを行うことが可能である。
 図10Aは、本発明の実施の形態2における他のシリンジ駆動装置300の概略構成を示す平面図、図10Bは、シリンジ駆動装置300に装着するシリンジ5の概略構成を示す平面図である。
 図10Aに示すように、シリンジ駆動装置300は、図10Bに示す、シリンジのシリンダー6をシリンダー保持部7の凹部7aに配置して、操作桿301の上部に歯車45の一部を隣接させ、溝部303にフランジ14の一部をはめ込むものである。シリンダー6に挿入されるピストン(図示せず)の後端部の鍔部(図示せず)の一部は、溝304にはめ込まれている。また、ピストンをピストン駆動部305で引く時には、シリンダー6のフランジ14が後方に引かれるので、シリンダー保持部7の後方には、ストッパ306が形成されている。
 この構成により、シリンジ駆動装置300に装着されたシリンジは、確実に溝303、304にはめ込まれて、安全かつ確実にピストン駆動部305により駆動され、薬液を吸引または押し出すことができる。また、操作桿301を操作することにより、シリンダー6の目盛40を見やすくする、または、シリンダー6内の空気抜きをしやすくすることができる。
 (実施の形態3)
 また、本発明の実施の形態3として、シリンダー6の開口9の部分に設けたフランジ14を円形とするとともに、そのフランジ14の周囲に歯車45を設ける構成としても良い。
 この場合は、図7の操作桿44による回動操作に代えて、シリンダー保持部7の近傍に、シリンダー6の開口9の部分に設けたフランジ14の歯車45と係合するシリンダー回動操作用の操作桿(図示せず)を設けることになる。
 さらに、図1から図5に示した実施の形態1、図6~図10Bに示した実施の形態2及びフランジ14に歯車45を設ける実施の形態3のうちのいずれの実施の形態においても、シリンダー保持部7にシリンダー回動防止用のロック部分(図示せず)を設けても良い。このシリンダー回動防止用のロック部分により、必要に応じてシリンダーを回動させることができる。さらに、このロック部分の操作ボタンを、握り手部2を右手で握った状態で操作可能な位置、例えば、操作ボタン4の下などに配置する。これにより、シリンダー回動のロック部分も含めて、このシリンジ駆動装置が、より操作し易くなる。
 以上のように本発明のシリンジ駆動装置は、空気抜き作業のためのシリンダー回動を簡単に行い、続けて空気抜き作業を連続的に行うことも出来、極めて使い勝手の良いものである。
 したがって、このシリンジ駆動装置を用いると、注射薬の混合作業などにおいて、看護師の作業負担を軽減することができ、病院などでの活用が大いに期待され有用なものである。
1  本体ケース
2  握り手部
3,4  操作ボタン
5  シリンジ
6  シリンダー
7  シリンダー保持部
7a  凹部
8  注液口
9  開口
10  ピストン
10a  軸方向
11  押さえ具
11a,17a  一端側
11b,17b  他端側
12  軸
13  ロック爪
14  フランジ
15  鍔
16  ピストン操作桿
16a,16b  両端
17  ピストン拘束部
18  軸
19  ロック爪
20,21  ラック
22,23  軸部
24,25  抜け止
26a,26b  切欠
27(27a,27b),46  歯
28,29,30,31,32,45  歯車
33  軸
34,35  軸受け
36  ウォームギア
37  モータ
38,39  カバー部
40  目盛
41,42,43  ローラ
44,301  操作桿
100,200,300  シリンジ駆動装置
302  矢印
303,304  溝
305  ピストン駆動部
306  ストッパ

Claims (10)

  1. シリンダーと前記シリンダー内に挿入されたピストンとから構成されたシリンジを保持して駆動させるシリンジ駆動装置であって、
    前記シリンダーをその軸に垂直な面内で回動自在に保持するシリンダー保持部と、
    前記シリンダー保持部に保持されるシリンダーに対してピストンをその軸方向に駆動させるピストン駆動部と、を備えたこと
    を特徴とするシリンジ駆動装置。
  2. 前記シリンダー保持部は、前記シリンダーの他端開口部に設けたフランジが回動可能な溝を有すること
    を特徴とする請求項1に記載のシリンジ駆動装置。
  3. 前記シリンダー保持部の上方に更に押さえ具を備え、
    凹部が形成された前記シリンダー保持部は、前記凹部内に少なくとも1つローラが配置され、
    前記シリンダー保持部に対向する押さえ具の下面に少なくとも1つローラを設けたこと
    を特徴とする請求項2に記載のシリンジ駆動装置。
  4. 前記シリンダー保持部の近傍にシリンダー回動操作用の操作桿を設けたこと
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシリンジ駆動装置。
  5. 前記シリンダー保持部の近傍に、前記シリンダーの他端開口部に設けたフランジの歯に係合するシリンダー回動操作用の操作桿を設けたこと
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシリンジ駆動装置。
  6. 前記シリンダー保持部の近傍に、前記シリンダーの他端開口部近傍に装着固定された歯に係合するシリンダー回動操作用の操作桿を設けたこと
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシリンジ駆動装置。
  7. 前記押さえ具および前記操作桿は、前記シリンダー保持部の上方に開閉自在に設けられたこと
    を特徴とする請求項4に記載のシリンジ駆動装置。
  8. 前記押さえ具および前記操作桿は、前記シリンダー保持部の上方に開閉自在に設けられたこと
    を特徴とする請求項5に記載のシリンジ駆動装置。
  9. 前記押さえ具および前記操作桿は、前記シリンダー保持部の上方に開閉自在に設けられたこと
    を特徴とする請求項6に記載のシリンジ駆動装置。
  10. 前記シリンダー保持部には、シリンダー回動防止用のロック部分を設けたこと
    を特徴とする請求項1に記載のシリンジ駆動装置。
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