WO2010114067A1 - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
電子機器の筐体の壁部には、筐体の内外を透過する窓部が形成され、筐体の内部には、可動部材が変位可能に配設されている。可動部材は、同軸ケーブルの内部導体と外部導体とが筐体内に収容された各端子に接続されると、それら内部導体と外部導体との少なくとも一方に当接して、窓部と対向する領域を変位させる。外方から窓部を通じて視認される色は、可動部材の変位前と可動部材の変位後とで互いに異ならされている。
Description
本発明は、同軸ケーブルを接続するための端子を有する電子機器に係り、例えば、アンテナに接続するブースタやコンバータ、混合器、分配器、分岐器、その他各種のセパレータや直列ユニットなどに適用される電子機器に関するものである。
従来から、上記電子機器の一種には、同軸ケーブルの導体を弾性的に挟み込み支持可能な端子が筐体内部に収容され、筐体壁部に貫設された孔に同軸ケーブルを挿通して、同軸ケーブルの導体が端子に挟み込まれて弾性的に支持されることにより、同軸ケーブルと端子とを電気的に接続する構成が知られている。
このため、同軸ケーブルと端子との接続部分が筐体で覆われることから、確実に接続されているか否か外部から視認され難い問題があった。
このような問題に対処するために、例えば、筐体壁部において同軸ケーブルと端子との接続部分と対向する部分にアクリル樹脂などの光透過性を有する合成樹脂材料を用い、接続部分を筐体外部から視認出来るようにすることも考えられる。
このような問題に対処するために、例えば、筐体壁部において同軸ケーブルと端子との接続部分と対向する部分にアクリル樹脂などの光透過性を有する合成樹脂材料を用い、接続部分を筐体外部から視認出来るようにすることも考えられる。
しかしながら、電子機器に内蔵された高周波回路などの電子回路の耐ノイズ性を向上させる観点から、筐体において特に電子回路を覆う部分には高い導電性が求められ、そこにおいて、上述の如く、接続部分の視認のために十分な光透過性を有し、且つ導電性を有する材料を用いて筐体を形成することは、極めて難しい。
そこで、本出願人は、上記問題に鑑み、先の出願において、同軸ケーブルが端子に接続されると、通電により発光するLEDなどの発光手段を筐体外部から見える位置に設けた電子機器を提案した(特許文献1参照。)。
しかしながら、上記特許文献1に記載の電子機器では、同軸ケーブルと端子との接続部分や電子回路を外部から好適に保護しつつ、かかる接続状態が筐体外部から明確に認められるものの、LEDなどを発光させるための電力が必要になる。したがって、上記特許文献1に記載の電子機器では、当該電子機器に電力が供給されないと、同軸ケーブルと端子との接続状態を確認できない煩わしさがあった。
本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、内蔵された同軸ケーブルと端子との接続部分が好適に保護されつつ、同軸ケーブルと端子との接続状態が、電力を要さずに、外部から視認される、新規な構成の電子機器を提供することにある。
かかる課題を解決するために為された本発明の第1局面は、電子機器であって、同軸ケーブルの内部導体と該内部導体と同心状に設けられた外部導体とにそれぞれ接続するための端子が収容された筐体を備え、該筐体の壁部には該同軸ケーブルを挿通する挿通孔が形成されて、該内部導体および該外部導体と各該端子とが該筐体内部において電気的に接続され、前記筐体の壁部には、該筐体の内外を透過する窓部が形成され、該筐体の内部には、可動部材が変位可能に配設され、該可動部材は、前記同軸ケーブルの前記内部導体と前記外部導体とが各前記端子に接続されると、それら内部導体と外部導体との少なくとも一方に当接して、該窓部と対向する領域を変位させ、外方から該窓部を通じて視認される色は、該可動部材の変位前と該可動部材の変位後とで互いに異ならされていることを特徴とする。
また、本発明の第2局面は、第1局面の電子機器であって、前記可動部材を前記窓部と対向する位置と対向しない位置とに位置決めする変位規制部材が設けられ、更に該可動部材において該窓部と対向する部分には、外方から該窓部を通じて視認される前記筐体内部の色と異なる色が付されていることを特徴とする。
また、本発明の第3局面は、第1局面又は第2局面の電子機器であって、前記可動部材の一部は前記筐体に対して軸支され、該可動部材が、前記端子に接続された前記内部導体と前記外部導体との少なくとも一方に当接して支軸回りを回動することにより、前記窓部と対向する領域を変位することを特徴とする。
また、本発明の第4局面は、第1局面から第3局面の何れか一つの電子機器であって、前記同軸ケーブルには、該筐体に挿通された前記同軸ケーブルの外周部分を挿通方向と反対方向に弾性的に係止する弾性係止片が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の第5局面は、第4局面の電子機器であって、前記弾性係止片に係止される前記同軸ケーブルの外周部分は、外周面に露呈した前記外部導体とされており、該外部導体と該弾性係止片とが電気的に接続されることによって、該弾性係止片は前記端子として機能することを特徴とする。
第1局面の電子機器では、同軸ケーブルが端子に接続された際に、可動部材と同軸ケーブルとの当接による可動部材の変位によって、外方から視認される窓部の色が、内部導体および外部導体と各端子における接続前の状態と接続後の状態とで変化する。これにより、同軸ケーブルと端子が接続されているか否かを、電力を要さずに外部から容易に確認することが出来る。
特に、接続状態は、窓部を通じて視認される色の変化を利用して判断されるようにしたことから、接続状態が直接に視認されるほどに大きな窓部を形成する必要がなくなる。その結果、筐体における窓部の小形化に基づいて、電子機器に内蔵された電子回路や同軸ケーブルと端子との接続部分の好適な保護が図られる。
また、第2局面の電子機器によれば、可動部材の変位が規制されることによって、可動部材の変位前に外方から窓部を通じて視認される色と変位後に視認される色とが、確実に異ならされることとなり、同軸ケーブルと端子とにおける接続状態の判断が一層確実になされる。
また、第3局面の電子機器によれば、可動部材が内部導体と外部導体との少なくとも一方に当接して窓部と対向する領域を変位する機構が、簡単な構成で実現される。
また、第4局面の電子機器によれば、同軸ケーブルが弾性係止片を介して筐体に支持されて、同軸ケーブルと端子との接続状態が安定することに加え、かかる接続後に同軸ケーブルの変位に基づく可動部材の変位が抑えられることによって、窓部を通じて視認される色の変化が防止されて、接続状態の確認が一層安定する。更に、同軸ケーブルの係止部材が、同軸ケーブルを弾性的に係止する弾性係止片とされていることにより、弾性係止片を変形させることによって、同軸ケーブルの電子機器への着脱作業が容易になる。
また、第4局面の電子機器によれば、同軸ケーブルが弾性係止片を介して筐体に支持されて、同軸ケーブルと端子との接続状態が安定することに加え、かかる接続後に同軸ケーブルの変位に基づく可動部材の変位が抑えられることによって、窓部を通じて視認される色の変化が防止されて、接続状態の確認が一層安定する。更に、同軸ケーブルの係止部材が、同軸ケーブルを弾性的に係止する弾性係止片とされていることにより、弾性係止片を変形させることによって、同軸ケーブルの電子機器への着脱作業が容易になる。
また、第5局面の電子機器によれば、弾性係止片が外部導体の接続端子として機能することによって、部品点数が削減され、電子機器のコンパクト化や製造コストの削減化などが有利に図られる。
10…分配器、12…同軸ケーブル、14…出力端子、16…芯線、18…外部導体、20…ケース、24…第一接片、26…第二接片、30…窓部、32…可動部材
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1,2A-2Bには、本発明の電子機器に関する一実施形態としての分配器10が示されている。分配器10は、例えば、テレビ放送受信用のアンテナが受けた高周波の受信信号を複数の端末(テレビ受像器)に分配して出力するためのものであり、アンテナ線側の同軸ケーブル12aを接続する入力端子と各端末側の同軸ケーブル12b,12cを接続する出力端子14とを備えている。本実施形態の分配器10は、出力端子14を2つ備えた二分配器とされている。
なお、同軸ケーブル12には、図3にも示されるように、公知の構成が採用される。つまり、内部導体としての芯線16回りに絶縁材を介して外部導体18が同心状に設けられて、外部導体18には絶縁被覆材が被覆されている。また、同軸ケーブル12の先端部分は、端子14への接続に際して段剥ぎされて、芯線16が外部導体18よりも先端方向に突出した形態で、芯線16と外部導体18における各先端側の外周面が露呈している。
分配器10は、筐体としてのケース20を備えている。ケース20は、所定の箱形状(例えば矩形箱状)を有する亜鉛ダイキャスト製品などの導電性部材からなり、全体として略密閉構造とされている。ケース20壁部には、同軸ケーブル12を挿通するための挿通孔22が複数設けられている。
また、ケース20には、基板が収容されている。この基板は、電子回路としての分配回路を組んでおり、かかる分配回路に接続された入力端子(図示せず)と出力端子14,14とが設けられている。出力端子14は、第一接片24と第二接片26とを含んで構成されている。
第一接片24は、互いに対向する一対の金属ばねからなり、基板に対して弾性変形可能に支持されている。また、第一接片24は、一対の金属ばねの対向方向と直交する方向でケース20壁部の挿通孔22と離隔して対向するようにして、ケース20内部に配置されている。
第二接片26は、略円環形状の金属ばねからなり、ケース20壁部の内側における挿通孔22回りに対して外周部分が支持されており、内周部分が挿通孔22と対向している。特に、第二接片26は、ケース20壁部に支持された外周部分から内周部分に向かってケース20壁部から内側に突出する形態を有していると共に、複数の切欠きが周方向に略等間隔に設けられている。
また、ケース20壁部の挿通孔22の周縁部には、略円筒形状のリリース部材28が内挿されている。リリース部材28の軸方向両側には、挿通孔22の径寸法よりも大径の突起が軸直角方向に突設されており、それら突起がケース20壁部の厚さ寸法よりも大きな寸法で離隔配置されている。これにより、リリース部材28は、ケース20壁部からの抜け落ちを防止しつつ、ケース20壁部に対して挿通孔22と貫通方向と平行な軸方向に所定距離だけ変位可能に支持されている。
そこにおいて、ケース20壁部の挿通孔22の周囲には、窓部30が貫設されており、ケース20内部が窓部30を通じて外部から視認されるようになっている。本実施形態の窓部30は、ケース20内部の色とケース20壁部の色とが明確に区別出来る判別性を有しつつ、可及的に小さくされている。
また、ケース20内部には、可動部材32が設けられている。可動部材32は、長手状の合成樹脂材料などからなり、その長手方向中間部分に枢軸34が設けられ、かかる枢軸34が基板を介してケース20壁部に、又はケース20壁部に直接に支持されている。これにより、可動部材32の枢軸34を挟んだ一方の部分36と他方の部分38とが、枢軸34回りを回動可能とされている。
可動部材32における枢軸34を挟んだ一方の部分36は、ケース20内部において第一接片24を挟んで挿通孔22と反対側付近に配置されている。また、可動部材32における枢軸34を挟んだ他方の部分38は、ケース20内部において窓部30の近傍に配置されている。
可動部材32の他方の部分38の先端側は、他方の部分38に対して曲げ変形可能な表示部40とされている。表示部40は、ケース20の窓部30よりも大きな外形を有している。また、表示部40には、一方及び他方の部分36,38の色に加え、ケース20の色とも異なる色が付されている。
なお、表示部40の色とケース20の色とは、コントラスト(明暗の差)が大きい方が望ましく、例えば、ケース20が黒色や灰色などを有している場合に、表示部40には赤色や黄色などが採用されることが望ましい。
また、可動部材32の回動領域は、表示部40が窓部30と対向する領域を含み、表示部40は、可動部材32の回動によって、窓部30に対して重なる位置と重ならない位置とを変位可能とされている。
さらに、本実施形態では、可動部材32の枢軸34回りに弦巻ばねが設けられて、可動部材32を回動方向一方向に付勢している。また、同軸ケーブル12が出力端子14に接続される前の状態においては、表示部40が窓部30に対して重ならない位置で、ケース20内壁部に突設された突起42に対して当接されていることにより、可動部材32における回動方向一方向への変位が規制されている。つまり、可動部材32の表示部40を窓部30と対向しない位置に位置決めする変位規制手段が、弦巻ばねや突起42を含んで構成されており、かかる変位規制手段によって、ケース20外部から窓部30を通じて視認される色が表示部40以外の色とされる状態を保持している。
このような構成の分配器10においては、同軸ケーブル12を挿通孔22の内側のリリース部材28に内挿し、芯線16を第一接片24における一対のばね金具の間に差し込んでそれらばね金具に挟持させると共に、外部導体18を第二接片26に差し込んで、第二接片26の内周部分に対して挿通方向と反対方向に弾性的に係止させることが可能となる。
これにより、同軸ケーブル12が出力端子14に接続される。なお、上述の説明からも明らかなように、出力端子14の第二接片26は、可動部材32の外部導体18と接続する端子として機能することに加え、可動部材32を弾性的に係止する弾性係止片としても機能する。
また、同軸ケーブル12と出力端子14との接続状態を解除する場合には、同軸ケーブル12に外挿されたリリース部材28を同軸ケーブル12の挿通方向に変位させて、第二接片26を押圧変形させ、第二接片26の内周部分と外部導体18との係止を解除した状態で、同軸ケーブル12を挿通孔22から引き抜くことにより、接続状態が解除される。
ここで、本実施形態の分配器10においては、同軸ケーブル12と出力端子14との接続の際に、芯線16の先端部分が可動部材36の枢軸34を挟んだ一方の部分36に当接し、かかる当接に伴い可動部材36が回動方向他方に回動して、可動部材36の表示部40が窓部30を覆う位置に配されるようになっている。
なお、図面上に明示されていないが、同軸ケーブル12の一部がケース20を構成する部材乃至は部位に当接したり、或いは第一接片24の芯線16に対する挟圧保持力又は第二接片26の外部導体18に対する弾性係止力が大きくなったりして、同軸ケーブル12における挿通方向の変位が規制されることによって、可動部材32における回動方向他方向への変位が規制されている。つまり、可動部材32の表示部40を窓部30と対向する位置に位置決めする変位規制手段が、同軸ケーブル12とケース20と第一接片24と第二接片26との少なくとも一つを含んで構成されている。
要するに、本実施形態の分配器10によれば、同軸ケーブル12と端子14との接続操作に連動して、可動部材32が変位することにより、外方から視認される窓部30の色が、接続前と接続後とで変化することから、同軸ケーブル12と端子14が接続されているか否かが、電力を要さずに外部から容易に視認されるのである。
特に本実施形態では、窓部30が可及的に小さくされていることに加えて、同軸ケーブル12と端子14とが接続された状態下、窓部30の全体が、導電性部材からなる可動部材32の表示部40で覆われることから、分配器10の耐ノイズ性が飛躍的に向上される。
また、本実施形態においては、可動部材32の他方の部分38と表示部40とが相対的に変形可能とされていることから、可動部材32の回動に伴い表示部40がケース20壁部等に当接する際に、可動部材32に生じる負荷が軽減され、可動部材32の耐久性が好適に確保される。しかも、表示部40が窓部30に対向する際に、上記変形作用を利用して、表示部40を窓部30の周縁部に容易に当接させることが出来、それによって、表示部40の窓部30を通じて視認される色の明瞭性や分配器10の耐ノイズ性の更なる向上が図られる。
さらに、本実施形態では、可動部材32が芯線16の先端部分に当接することによって回動して、窓部30の色が変化することから、外部導体18に加え芯線16が接続されたことを確実に知ることが出来、同軸ケーブル12の端子14への接続信頼性が増す。
更にまた、本実施形態の可動部材32においては、枢軸34や一方及び他方の部分36,38、表示部40を含む全体が絶縁性の合成樹脂材料などを用いて一体形成されていることによって、可動部材32と同軸ケーブル12の芯線16との当接による電気的なロスが抑制されると共に、形成が容易となる。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでなく、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様で実施可能である。また、そのような実施態様が本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
例えば、前記実施形態では、窓部30の色の変化は、同軸ケーブル12と端子14との非接続状態において可動部材32の表示部40が窓部30に対向しない位置に配され、同軸ケーブル12と端子14との接続状態において可動部材32の表示部40が窓部30と対向する位置に配されることによってなされていたが、非接続状態において表示部を窓部と対向する位置に配し、接続状態において表示部を窓部と対向しない位置に配することによって、窓部30の色が変化するようにしても良い。
また、前記実施形態では、可動部材34を窓部30と対向する領域を変位させる機構が、可動部材34の中間部分に形成された枢軸34を挟んだ一方の部分36が同軸ケーブル12に当接して、他方の部分38が枢軸34回りを回動することによる回動機構によって構成されていたが、例えば、可動部材の一方の端部を回動端として、回動端付近を同軸ケーブルに当接させて可動部材の他方の端部を窓部と対向する領域を変位させる回動機構を採用しても良い。或いは、可動部材をケースに対してスライド変位可能に支持させて、可動部材に同軸ケーブルを当接させ、可動部材を窓部と対向する領域に変位させるスライド機構を採用しても良い。
さらに、前記実施形態では、同軸ケーブル12の芯線16と当接する一方の部分36や窓部30を覆う表示部40などを含む可動部材32の全体が、絶縁性の合成樹脂材料により構成されていたが、これに限定されるものでなく、例えば、可動部材の各部位がそれぞれ異なる材料を用いて別体形成されて、互いに固定されることにより構成されても良い。特に可動部材において、窓部を覆う表示部を、導電性を有する金属材料や合成樹脂材料などの導電性部材で形成し、同軸ケーブルの芯線と当接する部分を、絶縁性を有する合成樹脂材料などで形成することによって、表示部が窓部を覆う位置に配された際に、ケース内部の電子回路のシールド性を向上させつつ、可動部材と芯線との当接による電気的なロスを抑制することも可能である。
Claims (5)
- 電子機器であって、
同軸ケーブルの内部導体と該内部導体と同心状に設けられた外部導体とにそれぞれ接続するための端子が収容された筐体を備え、
該筐体の壁部には該同軸ケーブルを挿通する挿通孔が形成されて、該内部導体および該外部導体と各該端子とが該筐体内部において電気的に接続され、
前記筐体の壁部には、該筐体の内外を透過する窓部が形成され、
該筐体の内部には、可動部材が変位可能に配設され、
該可動部材は、前記同軸ケーブルの前記内部導体と前記外部導体とが各前記端子に接続されると、それら内部導体と外部導体との少なくとも一方に当接して、該窓部と対向する領域を変位させ、
外方から該窓部を通じて視認される色は、該可動部材の変位前と該可動部材の変位後とで互いに異ならされている
ことを特徴とする電子機器。 - 前記可動部材を前記窓部と対向する位置と対向しない位置とに位置決めする変位規制部材が設けられ、更に該可動部材において該窓部と対向する部分には、外方から該窓部を通じて視認される前記筐体内部の色と異なる色が付されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記可動部材の一部は前記筐体に対して軸支され、該可動部材が、前記端子に接続された前記内部導体と前記外部導体との少なくとも一方に当接して支軸回りを回動することにより、前記窓部と対向する領域を変位することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
- 前記同軸ケーブルには、該筐体に挿通された前記同軸ケーブルの外周部分を挿通方向と反対方向に弾性的に係止する弾性係止片が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の電子機器。
- 前記弾性係止片に係止される前記同軸ケーブルの外周部分は、外周面に露呈した前記外部導体とされており、該外部導体と該弾性係止片とが電気的に接続されることによって、該弾性係止片は前記端子として機能することを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
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