WO2009113313A1 - 通信装置、基地局、通信システムおよび通信方法 - Google Patents
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Abstract
一方のデータ交換が失敗した場合でも、eNBにおける受信データに偏りが発生することなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることができる通信装置、基地局、通信システムおよび通信方法を提供する。手順7でNACKを送信したリピータ2は、リピータ1からのACKを受信した後、S2を自リソースでeNBへ送信し、自リソースをリピータ1に使用可能とする(自分は使用しないで相手が使用する)。手順8でリピータ1は、リピータ2からのNACKを受信した後、S1を自リソースでeNBへ送信する。続いて、手順9でNACKを受信したリピータ1は、リピータ2のリソースが使用可能であると判断し、リピータ2のリソースを使ってP1をeNBへ送信する。手順10でさらに、リピータ1は自リソースを使って、先に生成したP2をeNBへ送信する。
Description
本発明は、協調中継(coded cooperation)を行う通信装置、基地局、通信システムおよび通信方法に関する。
無線基地局装置(eNB)と、リピータ機能を有する複数の端末(以降は、単に“リピータ”と呼ぶ)とで構成される無線通信システムにおいて、eNBにおける受信ダイバーシチ効果を得るために、各リピータが、送信したい情報を交換し、自端末だけでなく他のリピータが送信したい情報をもeNBへ送信する中継方式であるCoded Cooperationと呼ばれる協調中継が提案されている。以下、Coded Cooperationのことを単に協調中継と呼ぶことにする。
図9に協調中継の動作例(成功例)を示す。図9中のRepeater1(以下、リピータ1と記載)の動作に着目して説明する。リピータ1は、データをシステマティックビット含む初回送信データS1とパリティビット含むパリティデータP1に2分割し、初回送信データS1をリピータ2に送信、初回送信データS2をRepeater2(以下、リピータ2と記載)から受信する。
リピータ1は、受信した初回送信データS2からパリティデータP2を生成する。その後、まず、リピータ1は自局の初回送信データS1をeNBへ送信し、続いて、生成したパリティデータP2をeNBへ送信する。
同様に、リピータ2の動作を説明する。リピータ2は、データをシステマティックビット含む初回送信データS2とパリティデータP2に2分割し、初回送信データS2をリピータ1に送信、初回送信データS1をリピータ1から受信する。
リピータ2は、受信した初回送信データS1からパリティデータP1を生成する。その後、まず、リピータ2は自局の初回送信データS2をeNBへ送信し、続いて、生成したパリティデータP1をeNBへ送信する。
このようにすることで、eNBにおいて各リピータの2分割されたデータが、それぞれ異なるパスを通って受信される(協調中継される)ので、パスダイバーシチ効果を得ることができる。更には、一方のパスが長周期のフェージング(slow fading)で長い時間レベルが落ち込んでいるような場合に受信不能となるような状況を避けることができる。
しかし、図10の協調中継の動作例(失敗例)に示すように、リピータ間でのデータ交換に一方あるいは両方のリピータが失敗(CRC NG等)した場合には、自局の初回送信データを送信した後に送るデータが無くなってしまう、という課題があった。
リピータ間でのデータ交換が失敗した場合に関する単純な対処方法として下記の2つがある。
(1)自パリティデータを送信する(例えば、特許文献1参照)。
(2)ACK,NACKを導入する。
(1)自パリティデータを送信する(例えば、特許文献1参照)。
(2)ACK,NACKを導入する。
(1)自パリティデータを送信する場合
データ交換に失敗(受信データがCRC NG等)したリピータは、自初回送信データの送信後、自パリティデータを送信する。
データ交換に失敗(受信データがCRC NG等)したリピータは、自初回送信データの送信後、自パリティデータを送信する。
図11を例に動作説明する。はじめに、各リピータは互いの初回送信データを交換する。ここで、リピータ1がS2の受信を失敗し、リピータ2がS1の受信に成功した場合、まず、各リピータは自初回送信データをeNBへ送信する。続いて、リピータ1は自パリティデータP1を、リピータ2は相手パリティデータP1をeNBへ送信する。
このようにすることで、リピータ間でのデータ交換が失敗した場合でも、送信すべきデータが確定される。しかし、一方のリピータがデータ交換に失敗した場合に、eNBにおける受信データに偏りが発生してしまう。図11の例では、eNBにおいて、リピータ1のデータが多く受信されるという不公平性が発生している。
なお、データ交換の成否によって下記の4ケースが考えられる。各々の処理フローを図12に示す。Case1は、リピータ1、リピータ2ともに受信成功、Case2は、リピータ1は受信成功、リピータ2は受信失敗、Case3は、リピータ1は受信失敗、リピータ2は受信成功、Case4は、リピータ1、リピータ2ともに受信失敗の場合を示す。
(2)ACK/NACKを導入する場合
データ交換の成否を知らせるACK/NACKシグナルを導入する。NACKを送信したリピータは、自初回送信データを送信した後、自パリティデータを送信する。同様に、NACKを受信したリピータは、自初回送信データを送信した後、自パリティデータを送信する。
データ交換の成否を知らせるACK/NACKシグナルを導入する。NACKを送信したリピータは、自初回送信データを送信した後、自パリティデータを送信する。同様に、NACKを受信したリピータは、自初回送信データを送信した後、自パリティデータを送信する。
図13を例に動作を説明する。はじめに、各リピータは互いの初回送信データを交換する。ここで、リピータ1がS2の受信を失敗し、リピータ2がS1の受信に成功した場合、リピータ1はリピータ2へNACKを、リピータ2はリピータ1へACKを送信する。各リピータは、まず、自初回送信データをeNBへ送信し、続いて、自パリティデータをeNBへ送信する。
このようにすることで、リピータ間でのデータ交換が失敗した場合でも、送信すべきデータが確定され、一方のリピータがデータ交換に失敗した場合でも、eNBにおける受信データの偏りが解消される。しかし、この場合、両方のリピータともに協調中継が実現できなくなってしまう、という課題があった。
以上のように、従来技術においては、リピータ間でのデータ交換が失敗した場合を考慮してもなお、一方のデータ交換が失敗した場合に、eNBにおける受信データに偏りが発生してしまう、協調中継によるダイバーシチ効果が得られない等の課題があった。
本発明の目的は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、一方のデータ交換が失敗した場合でも、eNBにおける受信データに偏りが発生することなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることができる通信装置、基地局、通信システムおよび通信方法を提供することである。
本発明のポイントは、協調中継を行うリピータ間でリソースを共有し、リピータ間でのデータ交換に失敗したリピータは、最初のデータを送信した後に、自リソースを相手リピータに開放する(自分は使用せず、相手が使用できるようにする)ことである。これによれば、eNBにおいて、受信データの偏りなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることができる。
具体的には、
(1)eNBは協調中継を行うリピータにリソース割り当て指示を行う。この際に、割り当てるリソースは各リピータ間で共有可能とする。
(2)リピータ間でお互いのデータを交換しあう。
(3)各リピータは、データ交換の結果に応じたデータをeNBへ送信し、データ交換を失敗したリピータは、次のタイミングで自リソースを相手リピータに開放する。
(1)eNBは協調中継を行うリピータにリソース割り当て指示を行う。この際に、割り当てるリソースは各リピータ間で共有可能とする。
(2)リピータ間でお互いのデータを交換しあう。
(3)各リピータは、データ交換の結果に応じたデータをeNBへ送信し、データ交換を失敗したリピータは、次のタイミングで自リソースを相手リピータに開放する。
すなわち、本発明は、基地局から割り当てられたリソースを相手通信装置と共有する通信装置であって、データを送信する送信部と、データを受信する受信部と、を備え、自局が前記相手通信装置から送信された前記相手通信装置のデータの受信に成功したか否かと、前記相手通信装置が自局から送信された自局のデータの受信に成功したか否かと、に応じて、次の送信タイミングで自局が送信するデータと、自局に割り当てられたリソースおよび前記相手通信装置に割り当てられたリソースのいずれを使って送信するかと、を決定する通信装置を提供する。
上記構成によれば、自局と相手通信装置とで互いのデータを交換して協調中継する場合において、データ交換の成否に応じて、送信データおよび送信に用いるリソースを決定することにより、一方の通信装置がデータ交換に失敗した場合であっても、基地局において、受信データの偏りなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることができる。
また、本発明は、自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで相手通信装置および基地局に送信すること、および、前記相手通信装置から第2のリソースで送信されたS2データを受信すること、を行う、上記通信装置であって、前記S2データのチャネルデコード結果に応じて、受信成功ならACKシグナルを生成し、受信失敗ならNACKシグナルを生成するACK/NACKシグナル生成部と、前記ACK/NACKシグナル生成部でNACKシグナルが生成され、かつ、前記相手通信装置からACKシグナルを受信した場合に、前記S1データを前記第1のリソースで送信し、以後、1ブロックの送信データの協調中継が完了するまで前記第1のリソースで送信を行わないように制御する送信モード生成部と、を備える通信装置を提供する。
上記構成によれば、自局がS2データの受信に失敗した場合に、相手通信装置がP2データを第1のリソースで基地局に送信するので、一方のデータ交換が失敗した場合でも、基地局における受信データに偏りが発生することなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることができる。ここで、S1データとP1データまたはS2データとP2データとの関係は、例えば、システマティックビットとパリティビットなど、両者が揃うことにより復号できる関係であればよい。
また、本発明は、自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで相手通信装置および基地局に送信すること、および、前記相手通信装置から第2のリソースで送信されたS2データを受信すること、を行う、上記通信装置であって、前記S2データのチャネルデコード結果に応じて、受信成功ならACKシグナル及び前記S2データからP2データを生成し、受信失敗ならNACKシグナルを生成するACK/NACKシグナル生成部と、前記ACK/NACKシグナル生成部でACKシグナルが生成され、かつ、前記相手通信装置からNACKシグナルを受信した場合に、前記S1データ及び前記P2データを前記第1のリソースで送信し、かつ、前記P1データを前記第2のリソースで送信するように制御する送信モード生成部と、を備える通信装置を提供する。
また、本発明は、自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで相手通信装置および基地局に送信すること、および、前記相手通信装置から第2のリソースで送信されたS2データを受信すること、を行う、上記通信装置であって、前記S2データのチャネルデコード結果に応じて、受信成功ならACKシグナルを生成し、受信失敗ならNACKシグナルを生成するACK/NACKシグナル生成部と、前記ACK/NACKシグナル生成部でNACKシグナルが生成され、かつ、前記相手通信装置からNACKシグナルを受信した場合に、前記S1データを前記第1のリソースで送信し、その後、前記P1データを前記第2のリソースで送信するように制御する送信モード生成部と、を備える通信装置を提供する。
また、本発明は、S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置と、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置とが協調中継を行う場合に、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる手段と、前記第1のリソースで送信された前記S1データおよび前記P2データを受信する手段と、前記第2のリソースで送信された前記S2データおよび前記P1データを受信する手段と、を備える基地局を提供する。
また、本発明は、S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置、および基地局を含み、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置は協調中継を行う通信システムであって、前記基地局は、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当て、前記第1の通信装置は、前記S1データを前記第1のリソースで前記第2の通信装置および前記基地局に送信すること、および、前記第2の通信装置から前記第2のリソースで送信された前記S2データを受信して生成した前記P2データを、前記第1のリソースで前記基地局に送信することを行い、前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置から前記第1のリソースで送信された前記S1データの受信に失敗した場合に、前記第1の通信装置が、前記P1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信する、通信システムを提供する。
また、本発明は、S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置、および基地局を含み、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置は協調中継を行う通信方法であって、前記基地局が、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てるステップと、前記第1の通信装置が、前記S1データを前記第1のリソースで前記第2の通信装置および前記基地局に送信し、かつ、前記第2の通信装置から前記第2のリソースで送信された前記S2データを受信して生成した前記P2データを、前記第1のリソースで前記基地局に送信するステップと、前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置から前記第1のリソースで送信された前記S1データの受信に失敗した場合に、前記第1の通信装置が、前記P1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信するステップと、を有する通信方法を提供する。
また、本発明は、自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで相手通信装置へ送信すること、および、前記P1データを基地局へ送信すること、を行う、上記通信装置であって、自局の前記S1データと、前記相手通信装置が前記基地局に初回に送信したデータとの自己相関演算を行い、相関が高い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に成功したと判断し、相関が低い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に失敗したと判断する相関演算部と、前記相関演算部で、前記相手通信装置が前記S1データの受信に失敗したと判断され、かつ、自局は前記相手通信装置からの前記S2データの受信に成功した場合に、前記S2データおよび前記S1データを前記第1のリソースで基地局に送信し、かつ、前記P1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信するように制御するリソース制御部と、を備える通信装置を提供する。
上記構成によれば、自局がS2データの受信に成功し、相手通信装置がS1データの受信に失敗した場合に、P1データを第2のリソースで基地局に送信するように制御するので、基地局における受信データの偏りがなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることができるとともに、ACK/NACKシグナリングを削減することができる。
また、本発明は、自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで相手通信装置へ送信すること、および前記P1データを基地局へ送信すること、を行う、上記通信装置であって、自局の前記S1データと、前記相手通信装置が前記基地局に初回に送信したデータとの自己相関演算を行い、相関が高い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に成功したと判断し、相関が低い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に失敗したと判断する相関演算部と、前記相関演算部で、前記相手通信装置が前記S1データの受信に成功したと判断され、かつ、自局は前記相手通信装置からの前記S2データの受信に失敗した場合に、前記P1データを前記第1のリソースで基地局に送信し、以後、1ブロックの送信データの協調中継が完了するまで送信を行わないように制御するリソース制御部と、を備える通信装置を提供する。
また、本発明は、自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで相手通信装置へ送信すること、前記P1データを基地局へ送信すること、を行う、上記通信装置であって、自局の前記S1データと、前記相手通信装置が前記基地局に初回に送信したデータとの自己相関演算を行い、相関が高い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に成功したと判断し、相関が低い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に失敗したと判断する相関演算部と、前記相関演算部で、前記相手通信装置が前記S1データの受信に失敗したと判断され、かつ、自局も前記相手通信装置からの前記S2データの受信に失敗した場合に、前記S1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信するように制御するリソース制御部と、を備える通信装置を提供する。
また、本発明は、S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置と、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置とが協調中継を行う場合に、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる手段と、前記第1のリソースで送信された前記S1データおよび前記S2データを受信する手段と、前記第2のリソースで送信された前記P1データおよび前記P2データを受信する手段と、を備える基地局を提供する。
また、本発明は、S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置と、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置とが協調中継を行う場合に、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる手段と、前記第1のリソースで送信された前記P1データおよび前記P2データを受信する手段と、前記第2のリソースで送信された前記S1データおよび前記S2データを受信する手段と、を備える基地局を提供する。
また、本発明は、S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置と、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置とが協調中継を行う場合に、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる手段と、前記第1のリソースで送信された前記P1データおよび前記S2データを受信する手段と、前記第2のリソースで送信された前記S1データおよび前記P2データを受信する手段と、を備える基地局を提供する。
また、本発明は、S1データおよびP1データを有する第1の通信装置、S2データおよびP2データを有する第2の通信装置、および、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる基地局を含み、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置は協調中継を行う通信システムであって、前記第2の通信装置が前記第1の通信装置から送信された前記S1データの受信に失敗し、かつ、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置から送信された前記S2データの受信に成功した場合に、前記第1の通信装置が、前記P1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信すること、および、前記S2データおよび前記S1データを前記第1リソースで前記基地局に送信することを行う通信システムを提供する。
さらに、本発明は、S1データおよびP1データを有する第1の通信装置、S2データおよびP2データを有する第2の通信装置、および、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる基地局を含み、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置は協調中継を行う通信システムであって、前記第1の通信装置が、前記第2の通信装置に前記S1データを送信し、前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置に前記S2データを送信し、前記第2の通信装置が前記第1の通信装置から送信された前記S1データの受信に失敗し、かつ、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置から送信された前記S2データの受信に成功した場合、前記第1の通信装置が、前記P1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信し、かつ、前記S2データおよび前記S1データを前記第1リソースで前記基地局に送信する通信システムを提供する。
本発明に係る通信装置、基地局、通信システムおよび通信方法によれば、一方のデータ交換が失敗した場合でも、基地局における受信データに偏りが発生することなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることができる。
11,31 送信アンテナ
12,32 受信RF部
13,33 A/D変換部
14,21,34,39 バッファ部
15,35 復調部
16,36 チャネルデコード部
17 受信データメモリ
18 ACK/NACKシグナル生成部
19,37 送信RF部
20,38 D/A変換部
22 送信データメモリ
23,40 変調部
24,41 チャネルエンコード部
25 リソース制御部
26 送信電力制御部
27 タイマー
28 送信モード生成部
51 相関演算部
12,32 受信RF部
13,33 A/D変換部
14,21,34,39 バッファ部
15,35 復調部
16,36 チャネルデコード部
17 受信データメモリ
18 ACK/NACKシグナル生成部
19,37 送信RF部
20,38 D/A変換部
22 送信データメモリ
23,40 変調部
24,41 チャネルエンコード部
25 リソース制御部
26 送信電力制御部
27 タイマー
28 送信モード生成部
51 相関演算部
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
《実施例1》
図1に、実施例1のシーケンス図を示し、図2に、図1に対応する実施例1のフローチャートを示す。なお、図1のシーケンス図において、矢印はデータの送信方向を表わし、R1R1はリピータ1のリソースでリピータ1のデータを送信する場合を示し、R1R2はリピータ1のリソースでリピータ2のデータを送信する場合を示し、R2R2はリピータ2のリソースでリピータ2のデータを送信する場合を示し、R2R1はリピータ2のリソースでリピータ1のデータを送信する場合を示す。また、図1に示す、括弧付き数字(1)、(3)~(10)は、それぞれ、以下に説明する手順1、手順3~10に対応する。手順2は図示しない。図1中のRep1,Rep2は、それぞれリピータ1、リピータ2を示す。
《実施例-前段-》
手順1:eNBは、協調中継を行うリピータ(リピータ1、リピータ2)に対し、リソース割り当てを行う。このリソースは、協調中継を行う各リピータ間で共有可能とする。
手順2:各リピータは、協調中継したい自局のデータを2分割する。本実施例では、システマティックビットを含む初回送信データ(Sxと表記)とパリティビットを含む送信データ(Pxと表記)に2分割した場合を説明する(xはリピータ番号に対応)。
手順3:リピータ1は、自局の初回送信データS1(Data1)を自リソースでリピータ2へ送信する。
手順4:リピータ2は、自局の初回送信データS2(Data2)を自リソースでリピータ1へ送信する。
手順1:eNBは、協調中継を行うリピータ(リピータ1、リピータ2)に対し、リソース割り当てを行う。このリソースは、協調中継を行う各リピータ間で共有可能とする。
手順2:各リピータは、協調中継したい自局のデータを2分割する。本実施例では、システマティックビットを含む初回送信データ(Sxと表記)とパリティビットを含む送信データ(Pxと表記)に2分割した場合を説明する(xはリピータ番号に対応)。
手順3:リピータ1は、自局の初回送信データS1(Data1)を自リソースでリピータ2へ送信する。
手順4:リピータ2は、自局の初回送信データS2(Data2)を自リソースでリピータ1へ送信する。
《実施例-メイン-》
(Case1:リピータ1、リピータ2ともに受信成功)
手順5:リピータ2は、リピータ1へACKシグナルを送信し、受信したS1からパリティビットP1を生成する。
手順6:リピータ1は、リピータ2へACKシグナルを送信し、受信したS2からパリティビットP2を生成する。
手順7:リピータ2は、リピータ1からのACKを受信した後、S2を自リソースでeNBへ送信する。
手順8:リピータ1は、リピータ2からのACKを受信した後、S1を自リソースでeNBへ送信する。
続いて、
手順9:リピータ2は、生成したP1を自リソースでeNBへ送信する。
手順10:リピータ1は、生成したP2を自リソースでeNBへ送信する。
(Case1:リピータ1、リピータ2ともに受信成功)
手順5:リピータ2は、リピータ1へACKシグナルを送信し、受信したS1からパリティビットP1を生成する。
手順6:リピータ1は、リピータ2へACKシグナルを送信し、受信したS2からパリティビットP2を生成する。
手順7:リピータ2は、リピータ1からのACKを受信した後、S2を自リソースでeNBへ送信する。
手順8:リピータ1は、リピータ2からのACKを受信した後、S1を自リソースでeNBへ送信する。
続いて、
手順9:リピータ2は、生成したP1を自リソースでeNBへ送信する。
手順10:リピータ1は、生成したP2を自リソースでeNBへ送信する。
(Case2:リピータ1は受信成功、リピータ2は受信失敗)
手順5:リピータ2は、リピータ1へNACKシグナルを送信する。
手順6:リピータ1は、リピータ2へACKシグナルを送信し、受信したS2からパリティビットP2を生成する。
手順7:NACKを送信したリピータ2は、リピータ1からのACKを受信した後、S2を自リソースでeNBへ送信する。以後、リピータ2は、自リソースをリピータ1に開放、すなわち、自リソースをリピータ2は使用しないでリピータ1が使用できるものとする。
手順8:リピータ1は、リピータ2からのNACKを受信した後、S1を自リソースでeNBへ送信する。
続いて、
手順9:NACKを受信したリピータ1は、リピータ2のリソースが使用可能であると判断し、リピータ2のリソースを使ってP1をeNBへ送信する。
手順10:さらに、リピータ1は、自リソースを使って、先に生成したP2をeNBへ送信する。
手順5:リピータ2は、リピータ1へNACKシグナルを送信する。
手順6:リピータ1は、リピータ2へACKシグナルを送信し、受信したS2からパリティビットP2を生成する。
手順7:NACKを送信したリピータ2は、リピータ1からのACKを受信した後、S2を自リソースでeNBへ送信する。以後、リピータ2は、自リソースをリピータ1に開放、すなわち、自リソースをリピータ2は使用しないでリピータ1が使用できるものとする。
手順8:リピータ1は、リピータ2からのNACKを受信した後、S1を自リソースでeNBへ送信する。
続いて、
手順9:NACKを受信したリピータ1は、リピータ2のリソースが使用可能であると判断し、リピータ2のリソースを使ってP1をeNBへ送信する。
手順10:さらに、リピータ1は、自リソースを使って、先に生成したP2をeNBへ送信する。
(Case3:リピータ1は受信失敗、リピータ2は受信成功)
手順5:リピータ2はリピータ1へACKシグナルを送信し、受信したS1からパリティビットP1を生成する。
手順6:リピータ1は、リピータ2へNACKシグナルを送信する。
手順7:リピータ2は、リピータ1からのNACKを受信した後、S2を自リソースでeNBへ送信する。
手順8:NACKを送信したリピータ1は、リピータ2からのACKを受信した後、S1を自リソースでeNBへ送信する。以後、自リソースをリピータ2に開放する。
続いて、
手順9:NACKを受信したリピータ2は、リピータ1のリソースが使用可能であると判断し、リピータ1のリソースを使ってP2をeNBへ送信する。
手順10:さらに、リピータ2は、自リソースを使って、先に生成したP1をeNBへ送信する。
手順5:リピータ2はリピータ1へACKシグナルを送信し、受信したS1からパリティビットP1を生成する。
手順6:リピータ1は、リピータ2へNACKシグナルを送信する。
手順7:リピータ2は、リピータ1からのNACKを受信した後、S2を自リソースでeNBへ送信する。
手順8:NACKを送信したリピータ1は、リピータ2からのACKを受信した後、S1を自リソースでeNBへ送信する。以後、自リソースをリピータ2に開放する。
続いて、
手順9:NACKを受信したリピータ2は、リピータ1のリソースが使用可能であると判断し、リピータ1のリソースを使ってP2をeNBへ送信する。
手順10:さらに、リピータ2は、自リソースを使って、先に生成したP1をeNBへ送信する。
(Case4:リピータ1、リピータ2ともに受信失敗)
手順5:リピータ2は、リピータ1へNACKシグナルを送信する。
手順6:リピータ1は、リピータ2へNACKシグナルを送信する。
手順7:NACKを送信したリピータ2は、リピータ1からのNACKを受信した後、S2を自リソースでeNBへ送信する。以後、自リソースをリピータ1に開放する。
手順8:NACKを送信したリピータ1は、リピータ2からのNACKを受信した後、S1を自リソースでeNBへ送信する。以後、自リソースをリピータ2に開放する。
続いて、
手順9:NACKを受信したリピータ2は、リピータ1のリソースが使用可能であると判断し、リピータ1のリソースを使ってP2をeNBへ送信する。
手順10:同様に、NACKを受信したリピータ1は、リピータ2のリソースが使用可能であると判断し、リピータ2のリソースを使ってP1をeNBへ送信する。
手順5:リピータ2は、リピータ1へNACKシグナルを送信する。
手順6:リピータ1は、リピータ2へNACKシグナルを送信する。
手順7:NACKを送信したリピータ2は、リピータ1からのNACKを受信した後、S2を自リソースでeNBへ送信する。以後、自リソースをリピータ1に開放する。
手順8:NACKを送信したリピータ1は、リピータ2からのNACKを受信した後、S1を自リソースでeNBへ送信する。以後、自リソースをリピータ2に開放する。
続いて、
手順9:NACKを受信したリピータ2は、リピータ1のリソースが使用可能であると判断し、リピータ1のリソースを使ってP2をeNBへ送信する。
手順10:同様に、NACKを受信したリピータ1は、リピータ2のリソースが使用可能であると判断し、リピータ2のリソースを使ってP1をeNBへ送信する。
《実施例-後段-》
手順11:eNBは、受信データを復号する。
手順11:eNBは、受信データを復号する。
《実施例の効果》
以上の手順によれば、データ交換の際に、リピータの一方が受信失敗してしまった場合でも、eNBにおいて、受信データの偏りなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることが出来る。
以上の手順によれば、データ交換の際に、リピータの一方が受信失敗してしまった場合でも、eNBにおいて、受信データの偏りなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることが出来る。
なお、上記説明では、送信データの受信に成功したリピータは、Case1~3の手順5または6において、ACKシグナルの送信後にパリティビットP1またはP2を生成する例を示したが、パリティビットP1またはP2を生成するタイミングは、これに限られない。パリティビットP1またはP2の生成は、手順5または6でリピータ1,2へACKシグナルを送信した後、手順9,10でパリティビットP1またはP2を送信する前までの任意のタイミングで行えばよい。
また、2分割されるデータは、本実施例で取り上げた、システマティックビットとパリティビットに限定されない。例えば、2分割されるデータの関係が、一方がもう一方の冗長ビットであるような関係や、両者が揃うことにより復号できる関係であれば良い。
また、分割されるデータ数は2分割に限らない。さらに、リソースは時間でも周波数でも構わない。時間の場合は、各々に割り当てられたデータの送信タイミングを共有することになり、周波数の場合は、各々に割り当てられたデータの送信周波数を共有することになる。
次に、リピータと基地局のブロック図の説明をする。図3は、リピータのブロック図である。ここでは、リピータ1について、1ブロックのデータを協調中継にて送信完了するまでの動作を詳しく説明する。また、以降、2分割した1ブロックのデータを最初にeNBへ送信するタイミングを1stフレーム、次にeNBへ送信するタイミングを2ndフレームと呼ぶことにする。
《データ交換時のリピータ1のS1送信動作》
タイマー27は、データ交換時であるか、通常送信時であるかを示す信号を出力する。送信電力制御部26は、タイマー27の出力によって、データ交換時は送信電力を弱めるように制御する。制御情報は、送信RF部19へ出力される。
タイマー27は、データ交換時であるか、通常送信時であるかを示す信号を出力する。送信電力制御部26は、タイマー27の出力によって、データ交換時は送信電力を弱めるように制御する。制御情報は、送信RF部19へ出力される。
まず、リピータ1は、自局送信データを“初回送信データ”と“パリティ送信データ”に分けて、送信データメモリ22の“リピータ1の初回送信データ(S1)格納メモリ”と“リピータ1のパリティ送信データ(P1)格納メモリ”に保持しておく。そして、リピータ1は、初回送信データを送信データメモリ22から読みだし、バッファ部21に蓄積した後、D/A変換部20にてD/A変換し、送信RF部19で送信電力制御部26からの制御情報に基づいて、RF帯域の信号までアップコンバートし、送信アンテナ11から送信する。
《データ交換時のリピータ1のS2受信動作》
続いて、受信RF部12は、リピータ2からの初回送信信号(S2)をアンテナ11を介して受信する。受信した信号は、受信RF部12でベースバンド帯域までダウンコンバートされて、A/D変換部13に入力される。A/D変換部13に入力された信号は、デジタル信号に変換された後、バッファ部14に蓄積される。バッファ部14に蓄積された信号は、復調部15及びチャネルデコード部16で復調及びチャネルデコード処理され、受信データメモリ17の“S2デコードデータ格納メモリ”に保持される。また、ACK/NACKシグナル生成部18は、チャネルデコード部16からのS2のチャネルデコード結果(CRC等)に応じて、受信成功ならばACKシグナルを、受信失敗ならNACKシグナルを生成する。そして、生成されたACK/NACKシグナルは、チャネルエンコード部24及び変調部23でチャネルエンコード処理及び変調処理され、送信データメモリ22の“リピータ1のACK/NACK格納メモリ”に保持される。また、S2の受信成功時(ACKシグナル生成時)には、受信データメモリ17の“S2デコードデータ格納メモリ”に保持されているS2デコードデータが読み出され、チャネルエンコード部24及び変調部23にて、S2デコードデータからパリティビットP2が生成され、送信データメモリ22の“リピータ2のパリティ送信データ(P2)格納メモリ”に保持される。
続いて、受信RF部12は、リピータ2からの初回送信信号(S2)をアンテナ11を介して受信する。受信した信号は、受信RF部12でベースバンド帯域までダウンコンバートされて、A/D変換部13に入力される。A/D変換部13に入力された信号は、デジタル信号に変換された後、バッファ部14に蓄積される。バッファ部14に蓄積された信号は、復調部15及びチャネルデコード部16で復調及びチャネルデコード処理され、受信データメモリ17の“S2デコードデータ格納メモリ”に保持される。また、ACK/NACKシグナル生成部18は、チャネルデコード部16からのS2のチャネルデコード結果(CRC等)に応じて、受信成功ならばACKシグナルを、受信失敗ならNACKシグナルを生成する。そして、生成されたACK/NACKシグナルは、チャネルエンコード部24及び変調部23でチャネルエンコード処理及び変調処理され、送信データメモリ22の“リピータ1のACK/NACK格納メモリ”に保持される。また、S2の受信成功時(ACKシグナル生成時)には、受信データメモリ17の“S2デコードデータ格納メモリ”に保持されているS2デコードデータが読み出され、チャネルエンコード部24及び変調部23にて、S2デコードデータからパリティビットP2が生成され、送信データメモリ22の“リピータ2のパリティ送信データ(P2)格納メモリ”に保持される。
《データ交換時のリピータ1のACK/NACKシグナル受信動作》
続いて、受信RF部12は、アンテナ11を介してリピータ2からのACK/NACKシグナルを受信する。受信した信号は、受信RF部12でベースバンド帯域までダウンコンバートされて、A/D変換部13に入力される。A/D変換部13に入力された信号は、デジタル信号に変換されて、バッファ部14に蓄積される。バッファ部14に蓄積された信号は、復調部15及びチャネルデコード部16で復調及びチャネルデコード処理され、受信データメモリ17の“リピータ2のACK/NACK格納メモリ”に保持される。
続いて、受信RF部12は、アンテナ11を介してリピータ2からのACK/NACKシグナルを受信する。受信した信号は、受信RF部12でベースバンド帯域までダウンコンバートされて、A/D変換部13に入力される。A/D変換部13に入力された信号は、デジタル信号に変換されて、バッファ部14に蓄積される。バッファ部14に蓄積された信号は、復調部15及びチャネルデコード部16で復調及びチャネルデコード処理され、受信データメモリ17の“リピータ2のACK/NACK格納メモリ”に保持される。
《データ交換時のリピータ1のACK/NACKシグナル送信動作》
リピータ1のACK/NACKシグナルが、送信データメモリ22の“リピータ1のACK/NACK格納メモリ”から読みだされ、バッファ部21に蓄積される。バッファ部21に蓄積された信号は、D/A変換部20にてD/A変換され、送信RF部19でRF帯域の信号までアップコンバートされ、送信アンテナ11から送信される。
リピータ1のACK/NACKシグナルが、送信データメモリ22の“リピータ1のACK/NACK格納メモリ”から読みだされ、バッファ部21に蓄積される。バッファ部21に蓄積された信号は、D/A変換部20にてD/A変換され、送信RF部19でRF帯域の信号までアップコンバートされ、送信アンテナ11から送信される。
《送信モードの生成動作》
(1)受信データメモリ17の“リピータ2のACK/NACK格納メモリ”が“ACK”であり、送信データメモリ22の“リピータ1のACK/NACK格納メモリ”が“ACK”である場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
(1)受信データメモリ17の“リピータ2のACK/NACK格納メモリ”が“ACK”であり、送信データメモリ22の“リピータ1のACK/NACK格納メモリ”が“ACK”である場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
送信モード生成部28は、1stフレームでS1、2ndフレームでP2を自リソースを使って送信する制御信号を生成し、送信データメモリ22とリソース制御部25に出力する。なお、送信モード生成部28から送信データメモリ22へは、データのアドレスを示す情報が通知され、送信モード生成部28からリソース制御部25へは、使用する周波数(タイムスロット)を示す情報(使用リソース情報)が通知される。
(2)受信データメモリ17の“リピータ2のACK/NACK格納メモリ”が“NACK”であり、送信データメモリ22の“リピータ1のACK/NACK格納メモリ”が“ACK”である場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
送信モード生成部28は、1stフレームでS1を自リソースを使って、2ndフレームでP1を相手(リピータ2の)リソースを使って、さらに続いてP2を自リソースを使って送信する制御信号を生成し、送信データメモリ22とリソース制御部25に出力する。
(3)受信データメモリ17の“リピータ2のACK/NACK格納メモリ”が“ACK”であり、送信データメモリ22の“リピータ1のACK/NACK格納メモリ”が“NACK”である場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
送信モード生成部28は、1stフレームでS1を自リソースを使って送信した後は、1ブロックの送信データの協調中継が完了するまでの間は送信をやめる制御信号を生成し、送信データメモリ22とリソース制御部25に出力する。
(4)受信データメモリ17の“リピータ2のACK/NACK格納メモリ”が“NACK”であり、送信データメモリ22の“リピータ1のACK/NACK格納メモリ”が“NACK”である場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
送信モード生成部28は、1stフレームでS1を自リソースを使って、2ndフレームでP1を相手(リピータ2の)リソースを使って送信する制御信号を生成し、送信データメモリ22とリソース制御部25に出力する。
《eNBへのリピータ1の送信動作》
通常送信時は、タイマー27の出力によって、送信電力制御部26は、送信電力を通常の値にセットするように制御する。制御信号は、送信RF部19へ出力される。
通常送信時は、タイマー27の出力によって、送信電力制御部26は、送信電力を通常の値にセットするように制御する。制御信号は、送信RF部19へ出力される。
リピータ1は、送信モード生成部28にて生成された制御信号にもとづき、送信データメモリ22から送信データを読み出し、バッファ部21に蓄積した後、D/A変換部20にてD/A変換し、送信RF部19でRF帯域の信号までアップコンバートし、送信アンテナ11から送信する。
なお、本実施例においては、リピータ間のデータ交換を通常の無線通信リソースを使って実現する場合について説明したが、これ以外に、有線で接続する、赤外線通信で接続する等の場合であっても同様に実現できる。
図4は、基地局のブロック図を示す。基地局は、アンテナ31を介して受信RF部32で信号を受信する。受信された信号は、受信RF部32でベースバンド帯域までダウンコンバートされて、A/D変換部33に入力される。A/D変換部33に入力された信号は、デジタル信号に変換され、バッファ部34に入力される。バッファ部34に所定のデータ量(リピータ1用のリソースからの2回に分けて送られてきたデータ及びリピータ2用のリソースからの2回に分けて送られてきたデータ)が蓄積されると、復調部35及びチャネルデコード部36は、リピータ1のデータ(S1とP1)およびリピータ2のデータ(S2とP2)を復調、チャネルデコードする。
(効果)
データ交換の際に、リピータの一方が受信失敗してしまった場合でも、eNBにおいて、受信データの偏りなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることが出来る。
《実施例2》
データ交換の際に、リピータの一方が受信失敗してしまった場合でも、eNBにおいて、受信データの偏りなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることが出来る。
《実施例2》
実施例1では、ACK/NACKシグナルを用いた場合について説明したが、実施例2では、ACK/NACKシグナルを削減して本発明を実施する例を示す。
図5に、実施例2のシーケンス図を示し、図6に、図5に対応する実施例2のフローチャートを示す。また、以降、2分割した1ブロックのデータを最初にeNBへ送信するタイミングを1stフレーム、次にeNBへ送信するタイミングを2ndフレームと呼ぶことにする。また、図5に示す、括弧付き数字(1)~(12)は、それぞれ、以下に説明する手順1~12に対応する。手順2,10など、図示しないものもある。なお、図5に示すように、Case1は、リピータ1、リピータ2ともに受信成功、Case2は、リピータ1は受信成功、リピータ2は受信失敗、Case3は、リピータ1は受信失敗、リピータ2は受信成功、Case4は、リピータ1、リピータ2ともに受信失敗の場合を示す。また、図5のシーケンス図において、矢印はデータの送信方向を表わし、R1R1はリピータ1のリソースでリピータ1のデータを送信する場合を示し、R2R2はリピータ2のリソースでリピータ2のデータを送信する場合を示す。また、図6において、特に断りのない限り、使用リソースは自リソースを使用とする。
図5に、実施例2のシーケンス図を示し、図6に、図5に対応する実施例2のフローチャートを示す。また、以降、2分割した1ブロックのデータを最初にeNBへ送信するタイミングを1stフレーム、次にeNBへ送信するタイミングを2ndフレームと呼ぶことにする。また、図5に示す、括弧付き数字(1)~(12)は、それぞれ、以下に説明する手順1~12に対応する。手順2,10など、図示しないものもある。なお、図5に示すように、Case1は、リピータ1、リピータ2ともに受信成功、Case2は、リピータ1は受信成功、リピータ2は受信失敗、Case3は、リピータ1は受信失敗、リピータ2は受信成功、Case4は、リピータ1、リピータ2ともに受信失敗の場合を示す。また、図5のシーケンス図において、矢印はデータの送信方向を表わし、R1R1はリピータ1のリソースでリピータ1のデータを送信する場合を示し、R2R2はリピータ2のリソースでリピータ2のデータを送信する場合を示す。また、図6において、特に断りのない限り、使用リソースは自リソースを使用とする。
《実施例-前段-》
手順1:eNBは、協調中継を行うリピータに対しリソース割り当てを行う。このリソースは、協調中継を行う各リピータ間で共有可能とする。
手順2:各リピータは、協調中継したい自局の1ブロックのデータを2分割する。本実施例では、システマティックビットを含む初回送信データ(Sxと表記)とパリティビットを含む送信データ(Pxと表記)に2分割した場合を説明する(xはリピータ番号に対応)。
手順3:リピータ1は、自局の初回送信データS1(Data1)をリピータ2へ自リソースで送信する。
手順4:リピータ2は、自局の初回送信データS2(Data2)をリピータ1へ自リソースで送信する。
手順1:eNBは、協調中継を行うリピータに対しリソース割り当てを行う。このリソースは、協調中継を行う各リピータ間で共有可能とする。
手順2:各リピータは、協調中継したい自局の1ブロックのデータを2分割する。本実施例では、システマティックビットを含む初回送信データ(Sxと表記)とパリティビットを含む送信データ(Pxと表記)に2分割した場合を説明する(xはリピータ番号に対応)。
手順3:リピータ1は、自局の初回送信データS1(Data1)をリピータ2へ自リソースで送信する。
手順4:リピータ2は、自局の初回送信データS2(Data2)をリピータ1へ自リソースで送信する。
《実施例-メイン-》
データ交換に成功したリピータは、1stフレームで相手局の初回送信データ(Sx)を送信し、データ交換に失敗したリピータは、1stフレームで自局のパリティビットを含む送信データ(Px)を送信する。
データ交換に成功したリピータは、1stフレームで相手局の初回送信データ(Sx)を送信し、データ交換に失敗したリピータは、1stフレームで自局のパリティビットを含む送信データ(Px)を送信する。
(Case1:リピータ1、リピータ2ともに受信成功)
手順5:リピータ2は、受信したS1からパリティビットP1を生成する。
手順6:リピータ1は、受信したS2からパリティビットP2を生成する。
手順7:リピータ2は、S1を自リソースでeNBへ送信する。
手順8:リピータ1は、手順7でリピータ2が送信したデータを受信し、自局が持つS1との相関結果から、リピータ2のデータ交換の成否を判断する。すなわち、リピータ1は、相関が高い場合にはリピータ2がS1を送信したと判断できるため、リピータ2がS1の受信に成功(データ交換成功)したと判断する。
手順9:リピータ1は、S2を自リソースでeNBへ送信する。
手順10:リピータ2は、リピータ1が送信したデータを受信、自局が持つS2との相関結果から、リピータ1のデータ交換の成否を判断する。例えば、リピータ2は、相関が高い場合にはリピータ1がS2を送信したと判断できるため、リピータ1がS2の受信に成功(データ交換成功)したと判断できる。
続いて、
手順11:リピータ2は、生成したP2を自リソースでeNBへ送信する。
手順12:リピータ1は、生成したP1を自リソースでeNBへ送信する。
手順5:リピータ2は、受信したS1からパリティビットP1を生成する。
手順6:リピータ1は、受信したS2からパリティビットP2を生成する。
手順7:リピータ2は、S1を自リソースでeNBへ送信する。
手順8:リピータ1は、手順7でリピータ2が送信したデータを受信し、自局が持つS1との相関結果から、リピータ2のデータ交換の成否を判断する。すなわち、リピータ1は、相関が高い場合にはリピータ2がS1を送信したと判断できるため、リピータ2がS1の受信に成功(データ交換成功)したと判断する。
手順9:リピータ1は、S2を自リソースでeNBへ送信する。
手順10:リピータ2は、リピータ1が送信したデータを受信、自局が持つS2との相関結果から、リピータ1のデータ交換の成否を判断する。例えば、リピータ2は、相関が高い場合にはリピータ1がS2を送信したと判断できるため、リピータ1がS2の受信に成功(データ交換成功)したと判断できる。
続いて、
手順11:リピータ2は、生成したP2を自リソースでeNBへ送信する。
手順12:リピータ1は、生成したP1を自リソースでeNBへ送信する。
(Case2:リピータ1は受信成功、リピータ2は受信失敗)
手順5:リピータ1は、受信したS2からパリティビットP2を生成する。
手順6:リピータ2は、P2を自リソースでeNBへ送信する。
手順7:リピータ1は、手順6でリピータ2が送信したデータを受信し、自局が持つS1との相関結果から、リピータ2のデータ交換の成否を判断する。すなわち、リピータ1は、相関が低い場合にはリピータ2がP2を送信したと判断できるため、リピータ2がS1の受信に失敗(データ交換失敗)したと判断し、次のタイミングでリピータ2のリソースを使用可能、と判断する。
手順8:リピータ1は、S2を自リソースでeNBへ送信する。
手順9:リピータ2は、手順8でリピータ1が送信したデータを受信し、自局が持つS2との相関結果から、リピータ1のデータ交換の成否を判断する。すなわち、リピータ2は、相関が高い場合にはリピータ1がS2を送信したと判断できるため、リピータ1がS2の受信に成功(データ交換成功)したと判断する。
手順10:データ交換に失敗(S1の受信に失敗)したリピータ2は、P2を自リソースでeNBへ送信した後(すなわち、手順6の後)、自リソースをリピータ1に開放する。
続いて、
手順11:リピータ1は、リピータ2のリソースを使ってP1をeNBへ送信する。
手順12:さらに、リピータ1は、自リソースを使って、S1をeNBへ送信する。
手順5:リピータ1は、受信したS2からパリティビットP2を生成する。
手順6:リピータ2は、P2を自リソースでeNBへ送信する。
手順7:リピータ1は、手順6でリピータ2が送信したデータを受信し、自局が持つS1との相関結果から、リピータ2のデータ交換の成否を判断する。すなわち、リピータ1は、相関が低い場合にはリピータ2がP2を送信したと判断できるため、リピータ2がS1の受信に失敗(データ交換失敗)したと判断し、次のタイミングでリピータ2のリソースを使用可能、と判断する。
手順8:リピータ1は、S2を自リソースでeNBへ送信する。
手順9:リピータ2は、手順8でリピータ1が送信したデータを受信し、自局が持つS2との相関結果から、リピータ1のデータ交換の成否を判断する。すなわち、リピータ2は、相関が高い場合にはリピータ1がS2を送信したと判断できるため、リピータ1がS2の受信に成功(データ交換成功)したと判断する。
手順10:データ交換に失敗(S1の受信に失敗)したリピータ2は、P2を自リソースでeNBへ送信した後(すなわち、手順6の後)、自リソースをリピータ1に開放する。
続いて、
手順11:リピータ1は、リピータ2のリソースを使ってP1をeNBへ送信する。
手順12:さらに、リピータ1は、自リソースを使って、S1をeNBへ送信する。
(Case3:リピータ1は受信失敗、リピータ2は受信成功)
手順5:リピータ2は、受信したS1からパリティビットP1を生成する。
手順6:リピータ2は、S1を自リソースでeNBへ送信する。
手順7:リピータ1は、手順6でリピータ2が送信したデータを受信し、自局が持つS1との相関結果から、リピータ2のデータ交換の成否を判断する。すなわち、相関が高い場合はリピータ2がS1を送信したと判断できるため、リピータ2がS1の受信に成功(データ交換成功)したと判断する。
手順8:リピータ1は、P1を自リソースでeNBへ送信する。
手順9:リピータ2は、手順8でリピータ1が送信したデータを受信し、自局が持つS2との相関結果から、リピータ1のデータ交換の成否を判断する。すなわち、相関が低い場合はリピータ1がP1を送信したと判断できるため、リピータ1がS2の受信に失敗(データ交換失敗)したと判断し、次のタイミングでリピータ1のリソースを使用可能、と判断する。
手順10:データ交換に失敗(S2の受信に失敗)したリピータ1は、P1を自リソースでeNBへ送信した後(すなわち、手順8の後)、自リソースをリピータ2に開放する。
続いて、
手順11:リピータ2は、自リソースを使ってS2をeNBへ送信する。
手順12:さらに、リピータ2は、リピータ1のリソースを使って、P2をeNBへ送信する。
手順5:リピータ2は、受信したS1からパリティビットP1を生成する。
手順6:リピータ2は、S1を自リソースでeNBへ送信する。
手順7:リピータ1は、手順6でリピータ2が送信したデータを受信し、自局が持つS1との相関結果から、リピータ2のデータ交換の成否を判断する。すなわち、相関が高い場合はリピータ2がS1を送信したと判断できるため、リピータ2がS1の受信に成功(データ交換成功)したと判断する。
手順8:リピータ1は、P1を自リソースでeNBへ送信する。
手順9:リピータ2は、手順8でリピータ1が送信したデータを受信し、自局が持つS2との相関結果から、リピータ1のデータ交換の成否を判断する。すなわち、相関が低い場合はリピータ1がP1を送信したと判断できるため、リピータ1がS2の受信に失敗(データ交換失敗)したと判断し、次のタイミングでリピータ1のリソースを使用可能、と判断する。
手順10:データ交換に失敗(S2の受信に失敗)したリピータ1は、P1を自リソースでeNBへ送信した後(すなわち、手順8の後)、自リソースをリピータ2に開放する。
続いて、
手順11:リピータ2は、自リソースを使ってS2をeNBへ送信する。
手順12:さらに、リピータ2は、リピータ1のリソースを使って、P2をeNBへ送信する。
(Case4:リピータ1、リピータ2ともに受信失敗)
手順5:リピータ2は、P2を自リソースでeNBへ送信する。
手順6:リピータ1は、手順5でリピータ2が送信したデータを受信し、自局が持つS1との相関結果から、リピータ2のデータ交換の成否を判断する。すなわち、相関が低い場合は、リピータ2がP2を送信したと判断できるため、リピータ2がS1の受信に失敗(データ交換失敗)したと判断し、次のタイミングでリピータ2のリソースを使用可能、と判断する。
手順7:リピータ1は、P1を自リソースでeNBへ送信する。
手順8:リピータ2は、手順7でリピータ1が送信したデータを受信し、自局が持つS2との相関結果から、リピータ1のデータ交換の成否を判断する。すなわち、相関が低い場合は、リピータ1がP1を送信したと判断できるため、リピータ1がS2の受信に失敗(データ交換失敗)したと判断し、次のタイミングでリピータ1のリソースを使用可能と判断する。
手順9:データ交換に失敗(S2の受信に失敗)したリピータ1は、P1を自リソースでeNBへ送信した後(すなわち、手順7の後)、自リソースをリピータ2に開放する。
手順10:同様に、データ交換に失敗(S1の受信に失敗)したリピータ2は、P2を自リソースでeNBへ送信した後(すなわち、手順5の後)、自リソースをリピータ1に開放する。
続いて、
手順11:リピータ2は、リピータ1のリソースを使ってS2をeNBへ送信する。
手順12:リピータ1は、リピータ2のリソースを使って、S1をeNBへ送信する。
手順5:リピータ2は、P2を自リソースでeNBへ送信する。
手順6:リピータ1は、手順5でリピータ2が送信したデータを受信し、自局が持つS1との相関結果から、リピータ2のデータ交換の成否を判断する。すなわち、相関が低い場合は、リピータ2がP2を送信したと判断できるため、リピータ2がS1の受信に失敗(データ交換失敗)したと判断し、次のタイミングでリピータ2のリソースを使用可能、と判断する。
手順7:リピータ1は、P1を自リソースでeNBへ送信する。
手順8:リピータ2は、手順7でリピータ1が送信したデータを受信し、自局が持つS2との相関結果から、リピータ1のデータ交換の成否を判断する。すなわち、相関が低い場合は、リピータ1がP1を送信したと判断できるため、リピータ1がS2の受信に失敗(データ交換失敗)したと判断し、次のタイミングでリピータ1のリソースを使用可能と判断する。
手順9:データ交換に失敗(S2の受信に失敗)したリピータ1は、P1を自リソースでeNBへ送信した後(すなわち、手順7の後)、自リソースをリピータ2に開放する。
手順10:同様に、データ交換に失敗(S1の受信に失敗)したリピータ2は、P2を自リソースでeNBへ送信した後(すなわち、手順5の後)、自リソースをリピータ1に開放する。
続いて、
手順11:リピータ2は、リピータ1のリソースを使ってS2をeNBへ送信する。
手順12:リピータ1は、リピータ2のリソースを使って、S1をeNBへ送信する。
《実施例-後段-》
手順13:eNBは、受信データを復号する。
手順13:eNBは、受信データを復号する。
《実施例の効果》
データ交換の際に、リピータの一方が受信に失敗してしまった場合でも、eNBにおいて、受信データの偏りなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることが出来、さらに、ACK/NACKシグナリングを削減できる。
データ交換の際に、リピータの一方が受信に失敗してしまった場合でも、eNBにおいて、受信データの偏りなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることが出来、さらに、ACK/NACKシグナリングを削減できる。
なお、受信したS1またはS2からパリティビットP1またはP2を生成する処理は、S1またはS2を受信後、当該パリティビットP1またはP2を送信する前までの任意のタイミングで行えばよい。また、手順3と手順4等の順序を入れ替えてもよい。
また、2分割されるデータは実施例で取り上げた、システマティックビットとパリティビットに限定されない。例えば、2分割されるデータの関係が、一方が、もう一方の冗長ビットであるような関係や両者が揃って復号できる関係であれば良い。
また、分割されるデータ数は2分割に限らない。さらに、リソースは時間でも周波数でも構わない。時間の場合は、各々に割り当てられたデータの送信タイミングを共有することになり、周波数の場合は、各々に割り当てられたデータの送信周波数を共有することになる。
また、本実施例では、データ受信に失敗した場合に、先にパリティビットを含む送信データを送る例を示したが、これに限らず、例えば、システマティックビットを含む送信データを時間逆順に送る等でも構わない。(こうした場合は、次に送るデータが実施例とは異なってくる。)
次に、リピータと基地局のブロック図の説明をする。図7は、リピータのブロック図である。ここでは、リピータ1について、1ブロックのデータを協調中継にて送信完了するまでの動作を詳しく説明する。
《データ交換時のリピータ1のS1送信動作》
送信電力制御部26は、タイマー27の出力によって、データ交換時は送信電力を弱めるように制御する。制御情報は、送信RF部19へ出力される。
送信電力制御部26は、タイマー27の出力によって、データ交換時は送信電力を弱めるように制御する。制御情報は、送信RF部19へ出力される。
まず、リピータ1は、自局送信データを“初回送信データ”と“パリティ送信データ”に分けて、送信データメモリ22の“リピータ1の初回送信データ(S1)格納メモリ”と“リピータ1のパリティ送信データ(P1)格納メモリ”に保持しておく。そして、リピータ1は、初回送信データを送信データメモリ22から読みだし、バッファ部21に蓄積した後、D/A変換部20にてD/A変換し、送信RF部19で送信電力制御部26からの制御情報に基づいて、RF帯域の信号までアップコンバートし、送信アンテナ11から送信する。
《データ交換時のリピータ1のS2受信動作》
続いて、受信RF部12は、リピータ2からの初回送信信号(S2)をアンテナ11を介して受信する。受信した信号は、受信RF部12でベースバンド帯域までダウンコンバートされて、A/D変換部13に入力される。A/D変換部13に入力された信号は、デジタル信号に変換された後、バッファ部14に蓄積される。バッファ部14に蓄積された信号は、復調部15及びチャネルデコード部16で復調及びチャネルデコード処理され、受信データメモリ17の“S2デコードデータ格納メモリ”に保持される。また、その受信成否(CRC結果等)は、受信データメモリ17の“リピータ1におけるS2の受信成否格納メモリ”に保持される。また、S2の受信成功時には、受信データメモリ17の“S2デコードデータ格納メモリ”に保持されているS2デコードデータが読み出され、チャネルエンコード部24及び変調部23にて、S2デコードデータからシステマティックビットを含む初回送信データS2とパリティビットP2の送信データが生成され、各々、送信データメモリ22の“リピータ2の初回送信データ(S2)格納メモリ”と“リピータ2のパリティ送信データ
(P2)格納メモリ”に保持される。
続いて、受信RF部12は、リピータ2からの初回送信信号(S2)をアンテナ11を介して受信する。受信した信号は、受信RF部12でベースバンド帯域までダウンコンバートされて、A/D変換部13に入力される。A/D変換部13に入力された信号は、デジタル信号に変換された後、バッファ部14に蓄積される。バッファ部14に蓄積された信号は、復調部15及びチャネルデコード部16で復調及びチャネルデコード処理され、受信データメモリ17の“S2デコードデータ格納メモリ”に保持される。また、その受信成否(CRC結果等)は、受信データメモリ17の“リピータ1におけるS2の受信成否格納メモリ”に保持される。また、S2の受信成功時には、受信データメモリ17の“S2デコードデータ格納メモリ”に保持されているS2デコードデータが読み出され、チャネルエンコード部24及び変調部23にて、S2デコードデータからシステマティックビットを含む初回送信データS2とパリティビットP2の送信データが生成され、各々、送信データメモリ22の“リピータ2の初回送信データ(S2)格納メモリ”と“リピータ2のパリティ送信データ
(P2)格納メモリ”に保持される。
《1stフレームにおけるリピータ1の送信モードの生成動作》
(1)受信データメモリ17の“リピータ1におけるS2の受信成否格納メモリ”が“受信成功”を示している場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
(1)受信データメモリ17の“リピータ1におけるS2の受信成否格納メモリ”が“受信成功”を示している場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
送信モード生成部28は、1stフレームで送信データメモリ22の“リピータ2の初回送信データ(S2)格納メモリ”から、S2を自リソースを使って送信する制御信号を生成し、送信データメモリ22とリソース制御部25に出力する。
(2)受信データメモリ17の“リピータ1におけるS2の受信成否格納メモリ”が“受信失敗”を示している場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
送信モード生成部28は、1stフレームで送信データメモリ22の“リピータ1のパリティ送信データ(P1)格納メモリ”から、P1を自リソースを使って送信した後は、1ブロックの送信データの協調中継が完了するまでの間はリピータ1のリソースでの送信をやめる(=リピータ1のリソースをリピータ2が使用できるようにする)制御信号を生成し、送信データメモリ22とリソース制御部25に出力する。
《eNBへのリピータ1の1stフレームにおける送信動作》
送信電力制御部26は、タイマー27にて、通常送信時は送信電力を通常の値にセットするように制御する。制御信号は、送信RF部19へ出力される。
送信電力制御部26は、タイマー27にて、通常送信時は送信電力を通常の値にセットするように制御する。制御信号は、送信RF部19へ出力される。
リピータ1は、送信モード生成部28にて生成された制御信号にもとづき、送信データメモリ22から送信データを読み出し、バッファ部21に蓄積した後、D/A変換部20にてD/A変換し、送信RF部19でRF帯域の信号までアップコンバートし、送信アンテナ11から送信する。
《1stフレームにおけるリピータ1のリピータ2送信データの受信動作》
受信RF部12は、リピータ2からのeNB向け初回送信信号を受信する。受信した信号は、受信RF部12でベースバンド帯域までダウンコンバートされて、A/D変換部13に入力される。A/D変換部13に入力された信号は、デジタル信号に変換されて、バッファ部14に蓄積される。バッファ部14に蓄積されたデータは、相関演算部51に出力される。相関演算部51は、送信データメモリ22の“リピータ1の初回送信データ(S1)格納メモリ”に格納されているデータと受信データの自己相関演算を行う。相関演算部51は、相関が高い場合は、“リピータ2においてS1の受信が成功した”と判断し、相関が低い場合は、“リピータ2においてS1の受信が失敗した”と判断する。また相関演算部51は、判断結果を、受信データメモリ17の“リピータ2におけるS1の受信成否推定結果格納メモリ”に保持させる。
受信RF部12は、リピータ2からのeNB向け初回送信信号を受信する。受信した信号は、受信RF部12でベースバンド帯域までダウンコンバートされて、A/D変換部13に入力される。A/D変換部13に入力された信号は、デジタル信号に変換されて、バッファ部14に蓄積される。バッファ部14に蓄積されたデータは、相関演算部51に出力される。相関演算部51は、送信データメモリ22の“リピータ1の初回送信データ(S1)格納メモリ”に格納されているデータと受信データの自己相関演算を行う。相関演算部51は、相関が高い場合は、“リピータ2においてS1の受信が成功した”と判断し、相関が低い場合は、“リピータ2においてS1の受信が失敗した”と判断する。また相関演算部51は、判断結果を、受信データメモリ17の“リピータ2におけるS1の受信成否推定結果格納メモリ”に保持させる。
《2ndフレームにおけるリピータ1の送信モードの生成動作》
(1)受信データメモリ17の“リピータ2におけるS1の受信成否推定結果格納メモリ”が“受信成功”および“リピータ1における受信成否格納メモリ”が“受信成功”を示している場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
(1)受信データメモリ17の“リピータ2におけるS1の受信成否推定結果格納メモリ”が“受信成功”および“リピータ1における受信成否格納メモリ”が“受信成功”を示している場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
送信モード生成部28は、2ndフレームで送信データメモリ22の“リピータ1のパリティ送信データ(P1)格納メモリ”から、P1を自リソースを使って送信する制御信号を生成し、送信データメモリ22とリソース制御部25に出力する。
(2)受信データメモリ17の“リピータ2におけるS1の受信成否推定結果格納メモリ”が“受信失敗” 、“リピータ1における受信成否格納メモリ”が“受信成功”を示している場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
送信モード生成部28は、2ndフレームで送信データメモリ22の“リピータ1のパリティ送信データ(P1)格納メモリ”から、P1を相手(リピータ2)リソースを使って送信し、続いて“リピータ1の初回送信データ(S1)格納メモリ”から、S1を自リソースを使って送信する制御信号を生成する。生成された制御信号は、送信データメモリ22とリソース制御部25に出力される。
(3)受信データメモリの“リピータ2におけるS1の受信成否推定結果格納メモリ”が“受信成功”、“リピータ1における受信成否格納メモリ”が“受信失敗”を示している場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
送信モード生成部28は、1ブロックの送信データの共同中継が完了するまでの間は送信をやめる制御信号を生成する。生成された制御信号は、送信データメモリ22とリソース制御部25に出力される。
(4)受信データメモリの“リピータ2におけるS1の受信成否推定結果格納メモリ”及び“リピータ1における受信成否格納メモリ”が“受信失敗”を示している場合について、送信モード生成部28の動作を説明する。
送信モード生成部28は、2ndフレームで送信データメモリ22の“リピータ1の初回送信データ(S1)格納メモリ”から、S1を相手(リピータ2)リソースを使って送信する制御信号を生成する。生成された制御信号は、送信データメモリとリソース制御部25に出力される。
《eNBへのリピータ1の2ndフレームにおける送信動作》
リピータ1は、送信モード生成部28にて生成された制御信号にもとづき、送信データメモリ22から送信データを読み出し、バッファ部21に蓄積した後、D/A変換部20にてD/A変換され、送信RF部19でRF帯域の信号までアップコンバートされ、送信アンテナ11から送信される。
リピータ1は、送信モード生成部28にて生成された制御信号にもとづき、送信データメモリ22から送信データを読み出し、バッファ部21に蓄積した後、D/A変換部20にてD/A変換され、送信RF部19でRF帯域の信号までアップコンバートされ、送信アンテナ11から送信される。
なお、本実施例においては、リピータ間のデータ交換を通常の無線通信リソースを使って実現する場合について説明したが、これ以外に、有線で接続する、赤外線通信で接続する等の場合であっても同様に実現できる。
基地局のブロック図について前述の図4を参照して説明する。基地局は、アンテナ31を介して受信RF部32で信号を受信する。受信された信号は、受信RF部32でベースバンド帯域までダウンコンバートされて、A/D変換部33に入力される。A/D変換部33に入力された信号は、デジタル信号に変換され、バッファ部34に入力される。バッファ部34に所定のデータ量(リピータ1用のリソースからの2回に分けて送られてきたデータ及びリピータ2用のリソースからの2回に分けて送られてきたデータ)が蓄積されると、復調部35及びチャネルデコード部36は、リピータ1のデータ(S1とP1)およびリピータ2のデータ(S2とP2)を復調、チャネルデコードする。
(効果)
データ交換の際に、リピータの一方が受信失敗してしまった場合でも、eNBにおいて、受信データの偏りなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることが出来、さらに、ACK/NACKシグナリングを削減できる。
データ交換の際に、リピータの一方が受信失敗してしまった場合でも、eNBにおいて、受信データの偏りなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることが出来、さらに、ACK/NACKシグナリングを削減できる。
《実施例3》
本実施例では、eNBにおいて受信データ(例えば、図1に示した手順7~10で受信したデータ)をリソースで管理することにより、ブラインド判定をすることなく、受信データを復号できる例を示す。
本実施例では、eNBにおいて受信データ(例えば、図1に示した手順7~10で受信したデータ)をリソースで管理することにより、ブラインド判定をすることなく、受信データを復号できる例を示す。
図8は、eNBにおける受信データメモリ例を示す。eNBが受信データをリソースで管理すれば、いずれのCaseにおいても、一意に、図8のように受信データメモリに保持されるので、リピータからのACK/NACKを受信しない場合であっても、eNBは、ブラインド判定することなく、受信データを復号できる。
《実施例-前段-》
手順1:eNBは、協調中継を行うリピータに対し、リピータ間で共有可能なリソース割り当てを行う。ここでは、リピータ1にリソースAを、リピータ2にリソースBを割り当てたとする。
手順1:eNBは、協調中継を行うリピータに対し、リピータ間で共有可能なリソース割り当てを行う。ここでは、リピータ1にリソースAを、リピータ2にリソースBを割り当てたとする。
《実施例-メイン-》
(Case1:リピータ1、リピータ2ともに受信成功)
手順2:eNBは1st frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はS1であると判断する。
手順3:eNBは1st frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はS2であると判断する。
続いて、
手順4:eNBは2nd frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はP2であると判断する。
手順5:eNBは2nd frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はP1であると判断する。
(Case1:リピータ1、リピータ2ともに受信成功)
手順2:eNBは1st frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はS1であると判断する。
手順3:eNBは1st frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はS2であると判断する。
続いて、
手順4:eNBは2nd frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はP2であると判断する。
手順5:eNBは2nd frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はP1であると判断する。
(Case2:リピータ1は受信成功、リピータ2は受信失敗)
手順2:eNBは1st frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はS1であると判断する。
手順3:eNBは1st frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はS2であると判断する。
続いて、
手順4:eNBは2nd frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はP2であると判断する。
手順5:eNBは2nd frameで、リソースB(リピータ1から)の受信信号はP1であると判断する。
手順2:eNBは1st frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はS1であると判断する。
手順3:eNBは1st frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はS2であると判断する。
続いて、
手順4:eNBは2nd frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はP2であると判断する。
手順5:eNBは2nd frameで、リソースB(リピータ1から)の受信信号はP1であると判断する。
(Case3:リピータ1は受信失敗、リピータ2は受信成功)
手順2:eNBは1st frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はS1であると判断する。
手順3:eNBは1st frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はS2であると判断する。
続いて、
手順4:eNBは2nd frameで、リソースA(リピータ2から)の受信信号はP2であると判断する。
手順5:eNBは2nd frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はP1であると判断する。
手順2:eNBは1st frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はS1であると判断する。
手順3:eNBは1st frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はS2であると判断する。
続いて、
手順4:eNBは2nd frameで、リソースA(リピータ2から)の受信信号はP2であると判断する。
手順5:eNBは2nd frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はP1であると判断する。
(Case4:リピータ1、リピータ2ともに受信失敗)
手順2:eNBは1st frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はS1であると判断する。
手順3:eNBは1st frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はS2であると判断する。
続いて、
手順4:eNBは2nd frameで、リソースA(リピータ2から)の受信信号はP2であると判断する。
手順5:eNBは2nd frameで、リソースB(リピータ1から)の受信信号はP1であると判断する。
手順2:eNBは1st frameで、リソースA(リピータ1から)の受信信号はS1であると判断する。
手順3:eNBは1st frameで、リソースB(リピータ2から)の受信信号はS2であると判断する。
続いて、
手順4:eNBは2nd frameで、リソースA(リピータ2から)の受信信号はP2であると判断する。
手順5:eNBは2nd frameで、リソースB(リピータ1から)の受信信号はP1であると判断する。
《実施例-後段-》
手順6:eNBは、リソースA@1st frame(S1)とリソースB@2nd frame(P1)を使ってリピータ1の受信データを復号する。
手順7:eNBは、リソースB@1st frame(S2)とリソースA@2nd frame(P2)を使ってリピータ2の受信データを復号する。
手順6:eNBは、リソースA@1st frame(S1)とリソースB@2nd frame(P1)を使ってリピータ1の受信データを復号する。
手順7:eNBは、リソースB@1st frame(S2)とリソースA@2nd frame(P2)を使ってリピータ2の受信データを復号する。
《実施例の効果》
eNBにおいて受信データをリソースで管理し、データ交換の際に、リピータの一方が受信失敗してしまった場合に、リソースを他のリピータに開放することによって、eNBにおいて、受信データのブラインド判定を削減することが出来る。
eNBにおいて受信データをリソースで管理し、データ交換の際に、リピータの一方が受信失敗してしまった場合に、リソースを他のリピータに開放することによって、eNBにおいて、受信データのブラインド判定を削減することが出来る。
なお、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。
本出願は、2008年3月12日出願の日本特許出願(特願2008-063111)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
本発明に係る通信装置、基地局、通信システムおよび通信方法は、一方のデータ交換が失敗した場合でも、eNBにおける受信データに偏りが発生することなく、協調中継によるダイバーシチ効果を得ることができ、通信装置、基地局、通信システムおよび通信方法等として利用可能である。
Claims (15)
- 基地局から割り当てられたリソースを相手通信装置と共有する通信装置であって、
データを送信する送信部と、
データを受信する受信部と、を備え、
自局が前記相手通信装置から送信された前記相手通信装置のデータの受信に成功したか否かと、前記相手通信装置が自局から送信された自局のデータの受信に成功したか否かと、に応じて、次の送信タイミングで自局が送信するデータと、自局に割り当てられたリソースおよび前記相手通信装置に割り当てられたリソースのいずれを使って送信するかと、を決定する通信装置。 - 自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで前記相手通信装置および基地局に送信すること、および、前記相手通信装置から第2のリソースで送信されたS2データを受信すること、を行う、請求項1記載の通信装置であって、
前記S2データのチャネルデコード結果に応じて、受信成功ならACKシグナルを生成し、受信失敗ならNACKシグナルを生成するACK/NACKシグナル生成部と、
前記S2データのチャネルデコード結果が受信成功を示す場合に、前記S2データからP2データを生成するパリティビット生成部と、
前記ACK/NACKシグナル生成部でNACKシグナルが生成され、かつ、前記相手通信装置からACKシグナルを受信した場合に、前記S1データを前記第1のリソースで送信し、以後、1ブロックの送信データの協調中継が完了するまで前記第1のリソースで送信を行わないように制御する送信モード生成部と、を備える通信装置。 - 自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで前記相手通信装置および基地局に送信すること、および、前記相手通信装置から第2のリソースで送信されたS2データを受信すること、を行う、請求項1記載の通信装置であって、
前記S2データのチャネルデコード結果に応じて、受信成功ならACKシグナル及び前記S2データからP2データを生成し、受信失敗ならNACKシグナルを生成するACK/NACKシグナル生成部と、
前記ACK/NACKシグナル生成部でACKシグナルが生成され、かつ、前記相手通信装置からNACKシグナルを受信した場合に、前記S1データ及び前記P2データを前記第1のリソースで送信し、かつ、前記P1データを前記第2のリソースで送信するように制御する送信モード生成部と、を備える通信装置。 - 自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで相手通信装置および基地局に送信すること、および、前記相手通信装置から第2のリソースで送信されたS2データを受信すること、を行う、請求項1記載の通信装置であって、
前記S2データのチャネルデコード結果に応じて、受信成功ならACKシグナルを生成し、受信失敗ならNACKシグナルを生成するACK/NACKシグナル生成部と、
前記ACK/NACKシグナル生成部でNACKシグナルが生成され、かつ、前記相手通信装置からNACKシグナルを受信した場合に、前記S1データを前記第1のリソースで送信し、その後、前記P1データを前記第2のリソースで送信するように制御する送信モード生成部と、を備える通信装置。 - S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置と、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置とが協調中継を行う場合に、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる手段と、
前記第1のリソースで送信された前記S1データおよび前記P2データを受信する手段と、
前記第2のリソースで送信された前記S2データおよび前記P1データを受信する手段と、
を備える基地局。 - S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置、および基地局を含み、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置は協調中継を行う通信システムであって、
前記基地局は、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当て、
前記第1の通信装置は、前記S1データを前記第1のリソースで前記第2の通信装置および前記基地局に送信すること、および、前記第2の通信装置から前記第2のリソースで送信された前記S2データを受信して生成した前記P2データを、前記第1のリソースで前記基地局に送信することを行い、
前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置から前記第1のリソースで送信された前記S1データの受信に失敗した場合に、前記第1の通信装置が、前記P1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信する、通信システム。 - S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置、および基地局を含み、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置は協調中継を行う通信方法であって、
前記基地局が、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てるステップと、
前記第1の通信装置が、前記S1データを前記第1のリソースで前記第2の通信装置および前記基地局に送信し、かつ、前記第2の通信装置から前記第2のリソースで送信された前記S2データを受信して生成した前記P2データを、前記第1のリソースで前記基地局に送信するステップと、
前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置から前記第1のリソースで送信された前記S1データの受信に失敗した場合に、前記第1の通信装置が、前記P1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信するステップと、を有する通信方法。 - 自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで相手通信装置へ送信すること、および、前記P1データを基地局へ送信すること、を行う、請求項1記載の通信装置であって、
自局の前記S1データと、前記相手通信装置が前記基地局に初回に送信したデータとの自己相関演算を行い、相関が高い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に成功したと判断し、相関が低い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に失敗したと判断する相関演算部と、
前記相関演算部で、前記相手通信装置が前記S1データの受信に失敗したと判断され、かつ、自局は前記相手通信装置からの前記S2データの受信に成功した場合に、前記S2データおよび前記S1データを前記第1のリソースで基地局に送信し、かつ、前記P1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信するように制御するリソース制御部と、を備える通信装置。 - 自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで相手通信装置へ送信すること、および前記P1データを基地局へ送信すること、を行う、請求項1記載の通信装置であって、
自局の前記S1データと、前記相手通信装置が前記基地局に初回に送信したデータとの自己相関演算を行い、相関が高い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に成功したと判断し、相関が低い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に失敗したと判断する相関演算部と、
前記相関演算部で、前記相手通信装置が前記S1データの受信に成功したと判断され、かつ、自局は前記相手通信装置からの前記S2データの受信に失敗した場合に、前記P1データを前記第1のリソースで基地局に送信し、以後、1ブロックの送信データの協調中継が完了するまで送信を行わないように制御するリソース制御部と、を備える通信装置。 - 自局のデータをS1データとP1データに分割すること、前記S1データを第1のリソースで相手通信装置へ送信すること、前記P1データを基地局へ送信すること、を行う、請求項1記載の通信装置であって、
自局の前記S1データと、前記相手通信装置が前記基地局に初回に送信したデータとの自己相関演算を行い、相関が高い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に成功したと判断し、相関が低い場合は、前記相手通信装置が前記S1データの受信に失敗したと判断する相関演算部と、
前記相関演算部で、前記相手通信装置が前記S1データの受信に失敗したと判断され、かつ、自局も前記相手通信装置からの前記S2データの受信に失敗した場合に、前記S1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信するように制御するリソース制御部と、を備える通信装置。 - S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置と、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置とが協調中継を行う場合に、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる手段と、
前記第1のリソースで送信された前記S1データおよび前記S2データを受信する手段と、
前記第2のリソースで送信された前記P1データおよび前記P2データを受信する手段と、
を備える基地局。 - S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置と、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置とが協調中継を行う場合に、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる手段と、
前記第1のリソースで送信された前記P1データおよび前記P2データを受信する手段と、
前記第2のリソースで送信された前記S1データおよび前記S2データを受信する手段と、
を備える基地局。 - S1データおよびP1データを送信する第1の通信装置と、S2データおよびP2データを送信する第2の通信装置とが協調中継を行う場合に、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる手段と、
前記第1のリソースで送信された前記P1データおよび前記S2データを受信する手段と、
前記第2のリソースで送信された前記S1データおよび前記P2データを受信する手段と、
を備える基地局。 - S1データおよびP1データを有する第1の通信装置、S2データおよびP2データを有する第2の通信装置、および、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる基地局を含み、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置は協調中継を行う通信システムであって、
前記第2の通信装置が前記第1の通信装置から送信された前記S1データの受信に失敗し、かつ、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置から送信された前記S2データの受信に成功した場合に、前記第1の通信装置が、前記P1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信すること、および、前記S2データおよび前記S1データを前記第1リソースで前記基地局に送信することを行う通信システム。 - S1データおよびP1データを有する第1の通信装置、S2データおよびP2データを有する第2の通信装置、および、前記第1および第2の通信装置に第1および第2のリソースをそれぞれ割り当てる基地局を含み、前記第1の通信装置および前記第2の通信装置は協調中継を行う通信システムであって、
前記第1の通信装置が、前記第2の通信装置に前記S1データを送信し、
前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置に前記S2データを送信し、
前記第2の通信装置が前記第1の通信装置から送信された前記S1データの受信に失敗し、かつ、前記第1の通信装置が前記第2の通信装置から送信された前記S2データの受信に成功した場合、前記第1の通信装置が、前記P1データを前記第2のリソースで前記基地局に送信し、かつ、前記S2データおよび前記S1データを前記第1リソースで前記基地局に送信する通信システム。
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