WO2008117892A1

WO2008117892A1 - コンテンツ配信システム、変換装置及びそれらに用いるコンテンツ配信方法

Info

Publication number: WO2008117892A1
Application number: PCT/JP2008/056634
Authority: WO
Inventors: Kazunori Ozawa
Original assignee: Nec Corporation
Priority date: 2007-03-28
Filing date: 2008-03-27
Publication date: 2008-10-02
Also published as: EP2129123A1; TW200904190A; CN101637022A; KR101100458B1; KR20090122297A; EP2129123A4; JP4888672B2; JPWO2008117892A1; US20100058419A1; US8281350B2

Abstract

　コンテンツ配線システムは、第１のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームと、第２のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームとを蓄積する配信サーバ（１）から第１のコンテンツと第２のコンテンツとのうちの少なくとも一つを、ネットワークを介して端末（３）に配信する。コンテンツ配線システムは、変換装置（２）を有し、配信サーバ（１）から端末に配信されるコンテンツに関するビットストリームが満たすべき順序を示すシンタックスと、端末（３）に予め通知された復号化情報のシンタックスとが不一致の時に端末に配信されるコンテンツのシンタックスを前記復号化情報のシンタックスに一致するように変換して端末に配信する。変換装置（２）は、シンタックスが一致した時にシンタックスの変換を行うことなくコンテンツに対してスルー処理を実行し、シンタックスが不一致の時にシンタックスの変換を行ってからそのコンテンツを端末に配信する。

Description

コンテンツ配信システム、変換装置及びそれらに用いるコンテンツ配信方法技術分野

本発明はコンテンッ配信システム、変換装置及びそれらに用いるコンテンッ配信方法に関し、特に配信サーバに蓄積されたコンテンツ（動画像、静止画像、音声、オーディオの少なく明とも一つを含む）と広告コンテンツとのうちの少なくとも一つを配信する方法に関する。

田背景技術

近年、この種のコンテンツの配信方法としては、ブロードバンド環境ゃモパイル環境で動画像を含むマルチメディアコンテンツの配信が広がりつつある（例えば、特許文献 1、 2参照）。

また、コンテンツの有料配信に加え、無料配信も開始されている。無料配信では特に、映像コンテンツに対し、映像コンテンツが終了するとただちに広告映像コンテンツに切り替えて広告コンテンツを配信している（例えば、特許文献 3〜 5参照）。

従来、映像コンテンツから広告映像コンテンツに切替える場合には、映像コンテンツを格納した映像サーバと、広告映像を格納した広告サーバとを、ある時間タイミングで切替える方法が知られている。

[特許文献 1] 特開 2005— 033664号公報

[特許文献 2] 特開 20ひ 6— 246008号公報

[特許文献 3] 特開 200 1— 1 755 70号公報

[特許文献 4] 特開 2003— 006085号公報

[特許文献 5] 特開 2003— 28952 1号公報発明の開示

発明が解決しようとする課題上述した配信システムでは、映像サーバと広告サーバとをある時間タイミングで切替える方法の場合、サーバを切替える際に、接続ルートを変更するために、配信サーバと端末との間で I P ( I n t e r n e t P r o t o c o 1 ) アドレスの変更、ポート番号の変更や能力情報の変更等に対する一連の呼処理が行われ、呼処理が終了した後で映像が流れるため、例えば数秒の処理遅延がどうしても発生するという問題点がある。このため、この方法の場合には、ェンドユーザが待ちきれずに切断処理を行ってしまうこともある。そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、端末において両方のコンテンッを、画像の乱れなく、復号 ·表示することができるコンテンツ配信システム、変換装置及びそれらに用いるコンテンッ配信方法を提供することにある。

課題を解決するための手段

本発明によれば、第 1のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームと、第 2のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームとを予め蓄積する配信サーバから前記第 1のコンテンツと前記第 2のコンテンツとのうちの少なくとも一つを、ネットワークを介して端末に配信するコンテンツ配信システムであつて、前記配信サーバから前記端末に配信されるコンテンツに関するビットストリームが満たすべき順序を示すシンタックスと、前記端末に予め通知された復号化情報のシンタックスとが不一致の時に前記端末に配信されるコンテンッのシンタックスを前記復号化情報のシンタックスに一致するように変換して前記端末に配信する変換装置を有することを特徴とするコンテンッ配信システムが得られる。

本発明の別の視点によれば、第 1のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームと、第 2のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームとを蓄積する配信サーバから前記第 1のコンテンツと前記第 2のコンテンツとのうちの少なくとも一つを、ネットワークを介して端末に配信するコンテンツ配信システムに用いる変換装置であって、前記配信サーバから前記端末に配信されるコンテンッに関するビットストリームが満たすべき順序を示すシンタッタスと、前記端末に予め通知された復号化情報のシンタックスとが不一致の時に前記端末に配信されるコンテンツのシンタックスを前記復号化情報のシンタックスに一致するように変換して前記端末に配信する手段を有することを特徴とする変換装置が得られる。

本発明のさらに別の視点によれば、第 1のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームと、第 2のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームとを蓄積する配信サーバから、前記第 1のコンテンツと前記第 2のコンテンツとのうちの少なくとも一つを、前記配信サーバと前記端末との間に配設された変換装置を介してネットワークにより端末に配信するシステムに用いるコンテンツ配信方法であって、前記配信サーバと前記端末との間に配設された変換装置力前記配信サーバから前記端末に配信されるコンテンツに関するビットストリームが満たすべき順序と内容とを示すシンタッタスと、前記端末に予め通知された復号化情報のシンタックスとが不一致の時に前記端末に配信されるコンテンツのシンタックスを前記復号化情報のシンタックスに一致するように変換するステップと、前記端末に配信する処理を実行するステップとを有することを特徴とするコンテンツ配信方法が得られる。

本発明は、上記のような構成及び動作とすることで、端末において両方のコンテンツを、画像の乱れなく、復号 ·表示することができるという効果が得られる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の第 1の実施形態によるコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。

図 2は、 MP EG— 4 V i s u a lで符号化ツールとして R e s y n c Ma r k e rのみを使用した場合の I一 V O Pにおけるビデオバケツトの構成を示す図である。

図 3は、 MPEG— 4 V i s u a lで符号化ツールとして R e s y n c Ma r k e rのみを使用した場合の P _ V O Pにおけるビデオバケツトの構成を示す図である。

図 4は、 MP EG— 4 V i s u a lで符号化ツールとして R e s y n c Ma r k e rに加えて D a t a P a r t i o n i n gを使用した場合の I — VOPにおけるビデオバケツトの構成を示す図である。

図 5は、 MP EG—4 V i s u a lで符号化ツールとして R e s y n c Ma r k e rに加えて D a t a P a r t i o n i n gを使用した場合の P 一 VOPにおけるビデオバケツ卜の構成を示す図である。

図 6は、図 1のシンタックス変換トランスコーダの構成を示すブロック図である。

図 7は、本発明の第 2の実施形態によるコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。

図 8は、図 1に示すンテンッ配信システムの動作を示すフローチヤ一トである。発明を実施するための最良の形態

本発明によるコンテンッ配信システムは、予め動画像を含むコンテンツの圧縮符号化ビットストリームと、広告コンテンツの圧縮符号化ビットストリームとを蓄積する配信サーバから前記コンテンツと前記広告コンテンツとのうちの少なくとも一つを、ネットワークを介して端末に配信するコンテンツ配信システムであって、前記配信サーバから前記端末に配信されるコンテンッにおいて少なくともビットストリームが満たすべき順序と内容とを示すシンタックスと、前記端末に予め通知された復号化情報のシンタックスとが不一致の時に前記端末に配信されるコンテンツのシンタックスを当該複号化情報のシンタッタスに一致するように変換して前記端末に配信する変換装置を備えている。

明細書では第 1のコンテンツとして動画像を含むコンテンツを、第 2のコンテンッとして広告コンテンツを例にして説明するが、第 2のコンテンツが広告コンテンツでなくともよい。広告コンテンツは動画を含むものでもよレ、。本発明による変換装置は、予め動画像を含むコンテンツの圧縮符号化ビットストリームと、広告コンテンツの圧縮符号化ビットストリームとを蓄積する配信サーバから前記コンテンツと前記広告コンテンツとのうちの少なくとも一つを、ネットワークを介して端末に配信するコンテンツ配信システムに用いる変換装置であって、前記配信サーバから前記端末に配信されるコンテンッにおいて少なくともビットストリームが満たすべき順序と内容とを示すシンタックスと、前記端末に予め通知された復号化情報のシンタックスとが不一致の時に前記端末に配信されるコンテンツのシンタックスを当該復号化情報のシンタッタスに一致するように変換して前記端末に配信する手段を備えている。

本発明によるコンテンッ配信方法は、予め動画像を含むコンテンツの圧縮符号化ビットストリームと、広告コンテンツの圧縮符号化ビットストリームとを蓄積する配信サーバから前記コンテンツと前記広告コンテンツとのうちの少なくとも一つを、ネットワークを介して端末に配信するシステムに用いるコンテンッ配信方法であって、前記配信サーバと前記端末との間に配設された変換装置が、前記配信サーバから前記端末に配信されるコンテンツにおいて少なくともビットストリームが満たすべき順序と内容とを示すシンタッタスと、前記端末に予め通知された復号化情報のシンタッタスとが不一致の時に前記端末に配信されるコンテンツのシンタックスを当該復号化情報のシンタッタスに一致するように変換して前記端末に配信する処理を実行している。

すなわち、本発明のコンテンツ配信システムは、配信サーバに蓄積されたコンテンツ（動画像、静止画像、音声、オーディオの少なくとも一つを含む）と広告コンテンツとのうちの少なくとも一つを配信したり、端末が移動した場合に位置情報を受信してコンテンツまたは広告コンテンツのうちの少なくとも一つを切替えて出力するシステムにおいて、映像コンテンツを配信し、同一セッションで、予め定められた時間タイミングに別の映像コンテンツ（例えば、広告）を配信する場合に、配信サーバを切替えずに行うる。

つまり、本発明のコンテンツ配信システムでは、シンタックス変換トランスコーダ（映像トランスコーダ）を含む変換装置を設け、必要であれば、変換装置にて配信する映像コンテンツのシンタックス [ s y n t a X ：構文（ビットストリームが満たすべき順序と内容）] を実時間で変換することによって、配信サーバ切替えのための切替え時間遅れを生ずることなく、コ :^.ッの切替えを可能としている。

より具体的に説明すると、本発明のコンテンツ配信システムでは、配信サーバから端末へ送信する映像コンテンツ（例えば、動画像コンテンツ）に対し、別の映像コンテンツ（例えば、広告コンテンツ等）に切替えたり、別の映像コンテンツ（例えば、広告コンテンツ等）を挿入する場合に、変換装置に有するシンタックス変換トランスコーダで、映像コンテンツのストリームのシンタックスまたは別の映像コンテンツのストリームのシンタックスを、すでに変換装置から端末に送信した能力情報に適合するように変換する。本発明のコンテンツ配信システムでは、配信サーバから同一セッションで映像コンテンツと別の映像コンテンツ（例えば、広告コンテンツ）とを端末に配信する場合に、変換制御部において、映像コンテンツ及び別のコンテンッの能力情報が、セッション開始時に、端末に通知した能力情報 [特に、 D C I (D e c o d e r C o n f i g r a t i o n I n f o r ma t i o n) 情報] と同じかどうかを判断する。

本発明のコンテンツ配信システムでは、能力情報が同じ場合、映像コンテンッのシンタックス及び別のコンテンツのシンタックスを変換せずに、それらをスルー処理する。

一方、本発明のコンテンツ配信システムでは、映像コンテンツのシンタツタスと別のコンテンツのシンタックスとの少なくとも一つが、端末に通知した能力情報と異なる場合、変換装置に有するシンタックス変換トランスコーダを用いて、異なっているコンテンツのシンタックスを、端末に通知した D C I情報に適合するように、シンタックス変換を行ったうえで、変換後のコンテンッのストリームを端末に送信する。

これによつて、本発明のコンテンツ配信システムでは、映像コンテンツと別の映像コンテンツ（例えば、広告コンテンツ）とを同一セッションにおいて時間的に連続して配信する場合に、映像コンテンッ及び別の映像コンテンッ（例えば、広告コンテンツ）の復号化情報が異なっていても、シンタックス変換トランスコーダにおいてコンテンツのシンタックスが同じになるように変換するので、端末で両^のコンテンツを、画像の乱れなく、号 ·表示することが可能となる。

また、本発明のコンテンツ配信システムでは、映像コンテンツの後に別のコンテンツを配信する場合に、シンタックス変換トランスコーダでシンタックス変換を実施しているので、従来方式と比べ、映像コンテンツからの別の映像コンテンツまでの切替え時間が短くてすむという効果がある。

さらに、本発明のコンテンツ配信システムでは、端末が移動して在圏位置が変化した場合に、端末の位置情報に連動して広告コンテンツを切替えても、映像コンテンツと別の映像コンテンツ（例えば、広告コンテンツ）との復号化情報が異なっていても、シンタックス変換トランスコーダにおいてコンテンッのシンタッタスが同じになるように変換するので、端末で両方のコンテンッを、画像の乱れなく、復号 ·表示することが可能となり、広告コンテンッ切替え時間が短くてすむという効果がある。

次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。

(第 1の実施形態）

図 1は本発明の第 1の実施形態によるコンテンツ配信システムの構成例を示すブロック図である。図 1において、本発明の第 1の実施形態によるコンテンッ配信システムは、配信サーバ 1と、変換装置 2と、端末 3と、伝送路 1 0 1〜； 1 03とから構成されている。

図 1とともに図 8を参照すると、配信サーバ 1は、予め動画像を含むコンテンッの圧縮符号化ビットストリームと、広告コンテンツの圧縮符号化ビットストリームとを蓄積している。端末 3は、配信を希望する時に伝送路 1 0 3を通して配信サーバ 1に対して接続要求を行い（図 8において S30)、配信すべきコンテンツを少なくとも 1つ選択する（S 3 1)。

配信サーバ 1は、端末 3が選択した少なくとも 1つのコンテンツの圧縮符号化ストリームとコンテンツの復号化情報、例えば、 DC I (D e c o d e r C o n f i g r a t i o n I n f o r ma t i o n) 个青報とを変換装置 2へ送信する（S1 0)。また、配信サーバ 1は、端末 3に対して、変換装置 2へ接続する方法、例えば、 I P ( I n t e r n e t P r o t o c o l ) 了ドレスやポート番号を伝送路 1 03を通して通知する（S 1 1 )。

次に、配信サーバ 1は、同一セッション内で、選択されたコンテンツに対して時間的に連続して、または同一セッション内の予め定められた時間タイミングで、別の映像コンテンツ（例えば、広告映像コンテンツ）とそれに関する復号化情報とを伝送路 1 0 1を通して変換装置 2に送信する（S 1 2)。変換装置 2は、受信部 2 1 と、シンタックス変換トランスコーダ 22と、送信部 23とから構成されている。変換装置 2は、選択されたコンテンツの復号化情報、例えば、 DC I ) または予め定められた復号化情報、例えば、予め定められた DC I情報を受信部 2 1から受信し、送信部 23を経由して伝送路 1 02を通して端末 3へ通知する（S 22)。

ここで、伝送路 1 02が回線交換ネットワークの場合には、 I TU— T ( I n t e r n a t i o n a 1 e l e c ommu n i c a t i o n U η ι o n— 1 e 1 e c ommu n i c a t ι o n S t a n d a r d i z a t i o n 5 6 。 1： 0 1：) 勧告^1. 245プロトコルを使用して復号化情報を端末 3に伝送する。また、伝送路 1 02がパケット交換ネットワークの場合には、 I ETF ( I n t e r n e t E n g i n e e r i n g Γ a s k F o r c e) の SDP (S e s s i o n D e s c r i p t i o n P r o t o c o l ) プロトコル [ I ETF RFC (R e q u e s t F o r C o mm e n t s) 23 2 7、 RFC 3264、 RFC 3984] に復号化情報を記載して端末 3に通知する。さらに、伝送路 1 02がパケット交換の場合には、ュニキャスト配信法、マルチキャスト配信法のいずれの配信法でも使用することができる。

シンタツクス変換トランスコーダ 22は、選択された映像コンテンツのストリームを入力し、コンテンッのシンタックス [ s y n t a x ：構文（ビットストリームが満たすべき順序と内容）] 力 S、先に端末 3へ通知した複号化情報のシンタックスに一致するかどうかを判別し（S 23)、判別結果が一致する場合、選択された映像コンテンツのストリームを変換処理なしでスルー処理にて送信部 23に出力する（S 24)。

一方、シンタックス変換トランスコーダ 2 2は、判別結果が一致しない場合、能力情報が一致するように、選択されたコンテンツのストリームのシンタックスを変換し、変換後のストリームを送信部 23に出力する。送信部 2 3は、シンタックス変換トランスコーダ 22からのコンテンツのストリ一ムを端末 3へ送信する（S 25)。

次に、シンタックス変換トランスコーダ 22は、選択されたコンテンツに連続して受信した別の映像コンテンツ（例えば広告コンテンツ）の複号化情報及び別の映像コンテンツ（例えば、広告コンテンツ）の圧縮符号化されたストリームを、本復号化情報が先に端末 3に通知した復号化情報のシンタッタスに一致するかどうかを判別する（S 26)。復号化情報が一致する場合、シンタックス変換トランスコーダ 22は、別のコンテンツ（例えば、広告コンテンッ）のストリームに対して変換処理なしでスルー処理にてストリームを送信部 23へ送信する（S27)。

一方、復号情報が一致しない場合、シンタックス変換トランスコーダ 22 は、別のコンテンツ（例えば、広告コンテンツ）の圧縮符号化されたストリームのシンタックスを、複号化情報が一致するように変換し、変換後のストリームを送信部 23に出力する。送信部 23は、圧縮符号化ストリ一ムを端末 3へ送信する（S 28)。

上記のシンタックス変換トランスコーダ 22の動作例について、図 2〜図 6を参照して説明する。尚、以下の動作例の説明では、 MPEG— 4 (Mo v i n g P i c t u r e E x p e r t G r o u p— 4) の例について述べるが、この MP E G— 4に限定されるものではなく、その他の動画像圧縮符号化方式にも適用可能である。

図 2は符号化ツールとして R e s y n cMa r k e r (再同期マーカ）のみを使用した場合の I— VO P (フレーム内符号化 VOP (V i d e o O b j e c t P l a n e)) におけるビデオパケット（V i d e o P a c k e t) の構成を示している。図 2において、ビデオパケットには m番目から n番目の MB (Ma c r o B l o c k :マクロブロック）が含まれていると仮定している。

また、 DC (直流）成分（m) は、 m番目の MBの DC成分を復号するために必要な情報（符号化モード、量子化差分値、 DC成分）のビット列を意味している。 AC制御（m) は、 m番目の MBの AC成分を復号するために必要な情報（符号化パターン、 AC予測フラグ）のビット列を意味している。 AC成分（m) は、 m番目の MBの AC成分のビット列を意味している。ここで、 AC成分は、 DCT (D i s c r e t e C o s i n e T r a n s f o r m :離散コサイン変換）変換後の係数の直流以外の成分である。

図 3は符号化ツールとして R e s y n cMa r k e rのみを使用した場合の P— VOP (フレーム間順方向予測符号化 VO P) におけるビデオバケツトの構成を示している。また、 MV (Mo t i o n V e c t o r :動きべクトル）成分（m) は、動きべクトルを復号するために必要な情報（符号化 MBフラグ、符号化モード、 MV) のビット列を意味している。 AC制御（m) は、 AC成分を復号するために必要な情報（符号化パターン、 AC予測フラグ、量子化差分値）のビット列を意味している。 AC成分（m) は、 AC成分のビット列を意味している。

図 4は符号化ツールとして R e s y n cMa r k e rに加えて、 D a t a P a r t i t i o n i n g (データパーティショニング）を使用した場合の I—VO Pにおけるビデオパケットの構成を示している。 DC成分、 AC制御、 AC成分の意味は図 2と同じである。

各 MBに関するデータ（ビット列）は図 2と同じであるが、図 2では MB 単位にビット列が並んでいるのに対して、図 4ではデータの重要度が高い順にビット列が並んでいる。また、 DC成分と AC制御との間に DC Ma r k e r (DCマーカ）が挿入されている。さらに、上記に加えて、 RVLC [R e v e r s i b l e VLし、 a r i a b i e L e n g t h し o d i n g) : リバーシブル VLC] を使用した場合、八。成分は通常のしじ符号表ではなく、 RVLC符号表を使用して符号化されている。

図 5は符号化ツールとして R e s y n cMa r k e rに加えて D a t a P a r t i t i o n i n gを使用した場合の P— VO Pにおけるビデオパケットの構成を示している。 MV成分、 AC制御、 AC成分の意味は図 3と同じである。各 MBに関するデータ（ビット列）は図 3と同じであるが、図 3 では MB単位にビット列が並んでいるのに対して、図 5ではデータの重要度が高い順にビット列が並んでいる。

また、 MV成分と AC制御との間に Mo t i o n Ma r k e r (動きマ一力）が挿入されている。さらに、上記に加えて R e v e r s i b l e VL Cを使用した場合、 AC成分は通常の VL C符号表ではなく、 RVLC符号表を使用して符号化されている。

図 6は図 1のシンタックス変換トランスコーダ 22の詳細な構成を示すブロック図である。図 6において、シンタックス変換トランスコーダ 22は、受信バッファ 22 1 と、変換有無切替えスィツチ 2 22, 226と、可変長複号化器 223と、パラメータ順序変換部 224と、可変長符号化器 225 と、送信バッファ 22 7と、変換制御部 228とから構成されている。

受信バッファ 22 1は、受信部 2 1から受け取ったビデオバケツト 1 1 1 を一旦蓄積し、変換制御情報 1 2 1にしたがって、ビデオパケットを変換有無切替えスィツチ 222に出力する。

変換有無切替えスィツチ 222は、変換制御部 2 28から通知された変換制御情報 1 2 1にしたがって、受信バッファ 22 1から出力されたビデオパケット内のシンタックスを変換するか否かを切替える機能を有する。受信バッファ 22 1から出力されたビデオバケツト内のシンタックスを変換する場合、変換有無切替えスィツチ 222は、受信バッファ 2 2 1から出力されたビデオバケツトを可変長復号化器 223に出力する。受信バッファ 2 2 1から出力されたビデオバケツト内のシンタックスを変換しない場合、変換有無切替えスィツチ 222は、受信バッファ 22 1から出力されたビデオバケツトを変換有無切替えスィツチ 226に出力する。

可変長復号化器 223は、変換有無切替えスィツチ 2 22から出力されたビデオパケットに対して、 AC成分以外のパラメータを、通常、 VLC符号表を使用して可変長復号化処理を行う。また、可変長復号化器 22 3は、変換制御部 228から通知された変換制御情報 1 2 1にしたがって可変長復号化処理を制御する機能を有する。

さらに、可変長復号化器 223は、 AC成分に対して、 R e V e r s i b 1 e VLCを使用しない場合に、通常、 VLC符号表を、 R e v e r s i b 1 e VLCを使用した場合に、 RVLC符号表を使用してそれぞれ可変長復号化処理を行う。

パラメータ順序変換部 224は、変換有無切替えスィツチ 222から出力されたビデオバケツ卜に対する可変長復号化器 223での可変長復号化の結果に基づいてビット列の並び替えを行う。また、パラメータ順序変換部 22 4は、変換制御部 228から通知された変換制御情報 1 2 1にしたがってビット列の並び替え処理を制御する機能を有する。

変換有無切替えスィツチ 222から出力されたビデオバケツトが図 2のパターンの場合、パラメータ順序変換部 224は、図 4のパターンに並び替えるとともに、 DC Ma r k e rを挿入する。変換有無切替えスィツチ 22 2から出力されたビデオバケツトが図 3のパターンの場合、パラメータ順序変換部 2 24は、図 5のパターンに並び替えるとともに、 Mo t i o n M a r k e r 揷入する。

変換有無切替えスィツチ 222から出力されたビデオバケツトが図 4のパターンの場合、パラメータ順序変換部 2 24は、図 2のパターンに並び替えるとともに、 DC Ma r k e rを削除する。変換有無切替えスィツチ 22 2から出力されたビデオバケツトが図 5のパターンの場合、パラメータ順序変換部 2 24は、図 3のパターンに並び替えるとともに、 Mo t i o n M a r k e rを削除する。

可変長符号化器 225は、 AC成分のみ可変長符号化処理を行う。また、可変長符号化器 225は、変換制御部 2 28から通知された変換制御情報 1 2 1にしたがって可変長符号化処理を制御する機能を有する。可変長符号化器 225は、 R e v e r s i b l e VLCを使用しない場合、通常、 V L C符号表を、 R e v e r s i b l e VLCを使用した場合、 R V L C符号表を使用してそれぞれ可変長符号化処理を行う。

変換有無切替えスィツチ 2 26は、変換制御部 228から通知された変換制御情報 1 2 1にしたがって、受信バッファ 22 1から出力されたビデオパケット内のシンタックスを変換するか否かを切替える機能を有する。受信バッファ 2 2 1から出力されたビデオバケツト内のシンタックスを変換する場合、変換有無切替えスィッチ 2 2 6は、可変長符号化器 2 2 5から出力されたビデオバケツトを送信バッファ 2 2 7に出力する。受信バッファ 2 2 1から出力されたビデオバケツト内のシンタックスを変換しない場合、変換有無切替えスィツチ 2 2 6は、変換有無切替えスィツチ 2 2 2から出力されたビデォバケツトを送信バッファ 2 2 7に出力する。

送信バッファ 2 2 7は、変換有無切替えスィツチ 2 2 6から出力されたビデォバケツトを一旦蓄積し、動画像データ 1 1 3として送信部 2 3に送信する。変換制御部 2 2 8は、受信部 2 1から入力した復号化情報 1 1 2を参照し、受信バッファ 2 2 1から出力されたビデオバケツト内のシンタックスを変換するか否かを判定し、判定した結果に基づいて変換有無切替えスィツチ 2 2 2 , 2 2 6、可変長複号化器 2 2 3、パラメータ順序変換器 2 2 4、可変長符号化器 2 2 5に対してそれぞれ変換制御情報 1 2 1を出力する。

本実施形態では、配信サーバ 1から端末 3へ送信する映像コンテンツ（例えば、動画像コンテンツ）に対し、別の映像コンテンツ（例えば、広告コンテンッ等）に切替えたり、別の映像コンテンツ（例えば、広告コンテンツ等）を挿入する場合に、変換装置 2のシンタックス変換トランスコーダ 2 2で、映像コンテンツのストリームのシンタックス、または別の映像コンテンツのストリームのシンタックスを、すでに変換装置 2から端末 3に送信した能力情報に適合するように変換している。

配信サーバ 1から同一セッションで映像コンテンツと別の映像コンテンツ (例えば、広告コンテンツ）とを端末 3に配信する場合に、変換制御部 2 2 8は、映像コンテンツ及び別のコンテンツの能力情報が、セッション開始時に、端末 3に通知した能力情報（特に、 D C I情報）と同じかどうかを判断する。

本実施形態では、映像コンテンツ及び別のコンテンツの能力情報が、端末 3に通知した能力情報と同じ場合に、映像コンテンツのシンタックス及び別のコンテンツのシンタックスを変換せずに、スルー処理する。

一方、映像コンテンツのシンタックスと別のコンテンツのシンタックスとのうちの少なくとも一つが、端末 3に通知した能力情報と異なる場合に、変換装置 2に有する動画像トランスコーダ（シンタックス変換トランスコーダ 22) を用いて、異なっているコンテンツのシンタックスを、端末 3に通知した DC I情報に適合するように、シンタックス変換を行ったうえで、変換後のコンテンツのストリ一ムを端末 3に送信する。

このように、本実施形態では、映像コンテンツと別の映像コンテンツ（例えば、広告コンテンツ）とを同一セッションにおいて時間的に連続して配信する場合に、映像コンテンツと別の映像コンテンツ（例えば、広告コンテンッ）の復号化情報が異なっていても、シンタックス変換トランスコーダ 22 においてコンテンツのシンタックスが同じになるように変換するので、端末 3で両方のコンテンツを画像の乱れなく復号 ·表示することができる。

また、本実施例では、映像コンテンツの後に別のコンテンツを配信する場合に、映像トランスコーダ（シンタックス変換トランスコーダ 22) でシンタックス変換を実施しているので、関連方式と比べ、映像コンテンツからの別の映像コンテンツまでの切替え時間を短くすることができる。

(第 2の実施形態）

図 7は本発明の他の実施形態によるコンテンツ配信システムの構成例を示. すブロック図である。図 7において、この実施形態では、位置管理部 4を設けた以外は図 1に示す第 1の実施形態によるコンテンツ配信システムと同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動作は、上述した本発明の一実施例と同様であるので、その動作の説明は省略する。

位置管理部 4は、端末 3の位置がどこに存在するかを管理する。端末 3が移動端末であって、例えば 3 G (3 r d G e n e r a t i o n) モパイル網に接続されている場合、位置管理部 4は、 HLR (H ome L o c a t i o n R e g i s t e r) (サービス加入情報、位置情報、認証情報等を保持するデータベース）や、 HS S (Home S u b s c r i b e r S e r v e r ：ホーム加入者サーバ） [上記の H L R機能に加え、 I M S ( I Ρ Μ u l t i me d i a S u b s y s t em) に必要な加入者識別機能、ユーザ認証機能等を備えたサーバ] からの情報を基に端末 3の位置を管理する。また、例えば、端末 3が W— LAN (W i d e b a n d-L o c a 1 A r e a N e t w o r k) 網に接続されている場合、位置管理部 4は、ァクセスポィントからの情報を管理することが考えられる。

配信サーバ 1 aは、例えば、全国を複数の圏に分類し、当該圏毎に、広告コンテンツを予め蓄積しておくものとする。配信サーバ l aは、位置管理部 4から送出される位置情報をチェックし、端末 3が移動してその位置が変化し、予め定められた圏内に移動した場合、広告コンテンツをその圏内の特有の広告コンテンツに切替えて、当該コンテンツの複号化情報を伝送路 1 03 に出力し、当該広告コンテンツを送信部 23に出力することができる。

このように、本実施例では、端末 3が移動して在圏位置が変化した場合に、位置に連動して広告コンテンツを切替えても、映像コンテンツと別の映像コンテンッ（例えば、広告コンテンツ）との複号化情報が異なっていても、シンタックス変換トランスコーダ 22においてコンテンツのシンタッタスが同じになるように変換するので、端末 3で両方のコンテンツを画像の乱れなく復号 ·表示することができ、広告コンテンツ切替え時間が短くてすむという効果がある。

本発明を実施形態について説明してきたが、本発明は、その実施形態に制限されるものではない。本発明は、発明の権利範囲とその均等の範囲を逸脱することなく、当業者が行う他の変形及び実施形態を含むように広く解釈されるべきである。

この出願は、 200 7年 3月 28 日に出願された日本出願特願第 200 7 - 08 32 1 9号を基礎とする優先権を主張し、その開示のすべてをここに取り込む。

Claims

請求の範囲

1 . 第 1のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームと、第 2のコンテンッの圧縮符号化ビットストリームとを予め蓄積する配信サーバから前記第 1のコンテンツと前記第 2のコンテンツとのうちの少なくとも一つを、ネットワークを介して端末に配信するコンテンツ配信システムであって、

前記配信サーバから前記端末に配信されるコンテンツに関するビットストリームが満たすべき順序を示すシンタックスと、前記端末に予め通知された複号化情報のシンタックスとが不一致の時に前記端末に配信されるコンテンッのシンタックスを前記復号化情報のシンタックスに一致するように変換して前記端末に配信する変換装置を有することを特徴とするコンテンツ配信システム。

2 . 前記配信サーバは、前記端末から接続要求があった時に前記端末側へ前記復号化情報のシンタックスを予め通知した上で前記第 1のコンテンツと前記第 2のコンテンツとを連続してまたは同一セッション内の予め定められた時間タイミングで送信することを特徴とする請求項 1記載のコンテンツ配信システム。

3 . 前記変換装置は、前記シンタックスが一致した時に前記シンタックスの変換を行うことなく前記コンテンツに対してスルー処理を実行し、前記シンタツタスが不一致の時に前記シンタッタスの変換を行ってからそのコンテンッを前記端末に配信することを特徴とする請求項 1または請求項 2記載のコンテンツ配信システム。

4 . 前記配信サーバは、前記端末が移動した時に当該端末の位置情報に基づいて前記第 1のコンテンツと前記第 2のコンテンツとのうちの少なくとも一つを別のコンテンツに切替えて配信することを特徴とする請求項 1から請求項 3のいずれか 1に記載のコンテンツ配信システム。

5 . 前記コンテンツは、動画像、静止画像、音声、オーディオのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項 1から請求項 4のいずれか 1 に記載のコンテンツ配信システム。

6 . 前記変換装置は、前記端末に配信されるコンテンツのシンタックスを実時間で変換するシンタックス変換トランスコーダを含むことを特徴とする請求項 1から請求項 5のいずれか 1に記載のコンテンツ配信システム。

7 . 前記配信サーバから前記端末へ送信する第 1のコンテンツに対し、別の映像コンテンツに切替え、又は別の映像コンテンツを挿入する場合に、前記シンタックス変換トランスコーダで、前記第 1のコンテンツのストリームのシンタックスまたは前記別の映像コンテンツのストリームのシンタックスを前記端末に通知された前記複号化情報のシンタックスに適合するように変換することを特徵とする請求項 6記載のコンテンツ配信システム。

8 . 前記第 2のコンテンツは広告コンテンツであることを特徴とする請求項 1から 7のいずれか 1に記載のコンテンツ配信装置。

9 . 第 1のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームと、第 2のコンテンッの圧縮符号化ビットストリームとを蓄積する配信サーバから前記第 1のコンテンッと前記第 2のコンテンツとのうちの少なくとも一つを、ネットヮークを介して端末に配信するコンテンツ配信システムに用いる変換装置であつて、

前記配信サーバから前記端末に配信されるコンテンツに関するビットストリームが満たすべき順序を示すシンタックスと、前記端末に予め通知された複号化情報のシンタックスとが不一致の時に前記端末に配信されるコンテンッのシンタックスを前記復号化情報のシンタックスに一致するように変換して前記端末に配信する手段を有することを特徴とする変換装置。

1 0 . 前記配信サーバは、前記端末から接続要求があった時に前記端末側へ前記復号化情報のシンタックスを予め通知した上で前記第 1のコンテンッと前記第 2のコンテンツとを連続してまたは同一セッション内の予め定められた時間タイミングで送信することを特徴とする請求項 9記載の変換装置。

1 1 . 前記シンタックスが一致した時に前記シンタックスの変換を行うことなく前記コンテンツに対してスルー処理を実行し、前記シンタックスが不一致の時に前記シンタッタスの変換を行ってからそのコンテンツを前記端末に配信することを特徴とする請求項 9または請求項 1 0記載の変換装置。

1 2 . 前記配信サーバは、前記端末が移動した時に当該端末の位置情報に基づいて前記第 1のコンテンツと前記第 2のコンテンツとのうちの少なくとも一つを別のコンテンツに切替えて配信することを特徴とする請求項 8から請求項 1 1のいずれか 1に記載の変換装置。

1 3 . 前記コンテンツは、動画像、静止画像、音声、オーディオのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項 9から請求項 1 2のいずれか 1に記載の変換装置。

1 4 . 前記端末に配信されるコンテンツのシンタックスを実時間で変換するシンタックス変換トランスコーダを含むことを特徴とする請求項 9から請求項 1 3のいずれか記載の変換装置。

1 5 . 前記配信サーバから前記端末へ送信する第 1のコンテンツに対し、別の映像コンテンツに切替え、又は別の映像コンテンツを挿入する場合に、前記シンタックス変換トランスコーダで、前記第 1のコンテンツのストリームのシンタックスまたは前記別の映像コンテンツのストリームのシンタックスを前記端末に通知された前記複号化情報のシンタックスに適合するように変換することを特徴とする ii求項 1 4記載の変換装置。

1 6 . 前記第 2のコンテンツは広告コンテンツであることを特徴とする請求項 9乃至 1 5のいずれか 1に記載の変換装置。

1 7 . 第 1のコンテンツの圧縮符号化ビットストリームと、第 2のコンテンッの圧縮符号化ビットストリームとを蓄積する配信サーバから、前記第 1のコンテンツと前記第 2のコンテンツとのうちの少なくとも一つを、前記配信サーバと前記端末との間に配設された変換装置を介してネットワークにより端末に配信するシステムに用いるコンテンッ配信方法であつて、

前記配信サーバから前記端末に配信されるコンテンツに関するビットストリームが満たすべき順序を示すシンタッタスと、前記端末に予め通知された複号化情報のシンタックスとが不一致の時に前記端末に配信されるコンテンッのシンタックスを前記複号化情報のシンタックスに一致するように変換するステップと、前記端末に配信する処理を実行するステップとを有することを特徴とするコンテンツ配信方法。

1 8 . 前記配信サーバが、前記端末から接続要求があった時に前記端末側へ前記復号化情報のシンタックスを予め通知した上で前記第 1のコンテンッと前記第 2のコンテンツとを連続してまたは同一セッション内の予め定められた時間タイミングで送信することを特徴とする請求項 1 7記載のコンテンッ配信方法。

1 9 . 前記変換装置が、前記シンタックスが一致した時に前記シンタツタスの変換を行うことなく前記コンテンツに対してスルー処理を実行し、前記シンタッタスが不一致の時に前記シンタッタスの変換を行ってからそのコンテンッを前記端末に配信することを特徴とする請求項 1 7または請求項 1 8記載のコンテンッ配信方法。

2 0 . 前記配信サーバが、前記端末が移動した時に当該端末の位置情報に基づいて前記第 1のコンテンツと前記第 2のコンテンツとのうちの少なくとも一つを別のコンテンツに切替えて配信することを特徴とする請求項 1 7 から請求項 1 9のいずれか 1に記載のコンテンツ配信方法。

2 1 . 前記コンテンツは、動画像、静止画像、音声、オーディオのうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項 1 7から請求項 2 0のいずれか 1に記載のコンテンツ配信方法。

2 2 . 前記変換装置が、前記端末に配信されるコンテンツのシンタックスを実時間で変換するシンタックス変換トランスコーダを含むことを特徴とする請求項 1 7から請求項 2 1のいずれか 1に記載のコンテンツ配信方法。

2 3 . 前記配信サーバから前記端末へ送信する第 1のコンテンツに対し、別の映像コンテンツに切替え、又は別の映像コンテンツを挿入する場合に、前記シンタックス変換トランスコーダにて、前記第 1のコンテンツのストリームのシンタックスまたは前記別の映像コンテンツのストリームのシンタックスを前記端末に通知された前記復号化情報のシンタックスに適合するように変換することを特徴とする請求項 2 2記載のコンテンツ配信方法。

2 4 . 前記第 2のコンテンツは広告コンテンツであることを特徴とする請求項 1 7から 2 3のいずれか 1に記載のコンテンツ配信方法。