WO2007122711A1 - 脱圧装置 - Google Patents

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Yuichi Kato
Kiyoshi Horiguchi
Shigeru Nagamori
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Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd.
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Abstract

 本発明の脱圧装置は、大気圧よりも高い圧力下で生成されたガスハイドレートを、大気圧の環境下に排出するものであり、ガスハイドレートの排出経路として、排出経路の断面積が排出方向に向かって連続的に小さくなる絞り部と、絞り部の断面積が小さい側に接続されたガスハイドレートの排出経路の断面積が一定の平行部とを備え、平行部の一方の端部に大気圧の排出口を有するケーシングと、ケーシング内の絞り部および平行部に亘り設けられたスクリューと、スクリューを回転させる駆動ユニットとを有し、駆動ユニットによりスクリューを回転させてガスハイドレートを排出方向に移動させつつ絞り部で圧密して、ガスハイドレートを前記平行部の排出口から大気圧の環境下にガスハイドレートを連続的に排出する。

Description

明 細 書
脱圧装置
技術分野
[0001] 本発明は、大気圧よりも高い圧力下で生成されたガスハイドレートを、大気圧の環 境下に連続的に効率よく排出することができる脱圧装置に関する。
背景技術
[0002] ガスハイドレートは、包接化合物の一種であり、水分子が形成される立体ケージ (籠 )のキヤビティにガス分子または液分子が包接されて安定な状態となったィヒ合物であ る。ガス分子としては、例えば、メタンガスを主成分とする天然ガスのガス分子が挙げ られる。この天然ガスのガス分子を包接したものは、天然ガスハイドレート(以下、 NG Hともいう)と呼ばれる。特に NGHは、陸上のみならず海底において高圧力下のもと で埋蔵されており、燃料資源として有望視されている。
[0003] 一方、 NGHは、天然ガスを大量に貯蔵できる固形物であることが知られており、従 来の液ィ匕天然ガスに比べて、輸送及び貯蔵に適しているという特徴がある。このため 、 NGHの製造及び輸送方法にっ 、て各種研究が進められて 、る。
[0004] 図 6は、従来の天然ガスハイドレート生成処理装置を示す模式図である。
図 6に示すように、従来の天然ガスハイドレート生成処理装置 100は、第 1天然ガス ノ、イドレート生成器 (以下、第 1NGH生成器という) 102と、脱水機 104と、第 2天然ガ スハイドレート生成器 (以下、第 2NGH生成器という) 106と、冷却機 108と、脱圧装 置 110と、貯蔵タンク 112とを有する。従来の天然ガスハイドレート生成処理装置 100 においては、冷却機 108、脱圧装置 110、および貯蔵タンク 112は、いずれも約— 2 0°Cに保持されている。なお、この NGHは、温度— 20°Cが大気圧で最も分解しにく い温度である。
[0005] 第 1NGH生成器 102は、原料ガス (天然ガス)と水とが充填されて、攪拌とともに原 料ガスを水中に強制的にパブリングさせて気液界面積を増加させて、天然ガスハイド レートを生成するものである。
[0006] 脱水機 104は、第 1NGH生成器 102で生成された天然ガスハイドレートから水分を 取り除くものである。また、脱水機 104により脱水された水は、ポンプ 114により第 1N GH生成器 102に再度供給される。
[0007] 第 2NGH生成器 106は、脱水機 104により脱水された天然ガスハイドレートを用い てさらに濃度が高い天然ガスハイドレートを生成するものであり、この濃度が高い天 然ガスハイドレートは粉末状になっている。
冷却機 108は、第 2NGH生成器 106で生成された濃度が高い天然ガスハイドレー トを冷却するものである。冷却機 108に供給される天然ガスハイドレートは粉体である
[0008] 脱圧装置 110は、粉末状の天然ガスハイドレートを大気圧下に排出して、貯蔵タン ク 112に移送するものである。貯蔵タンク 112で粉末状の天然ガスハイドレートが貯 蔵される。この貯蔵タンクカゝら船舶などに移送され、船舶により輸送される。
[0009] 従来の脱圧装置 110は、ロックホッパー形式のものであり、ノ ツチ処理により、天然 ガスハイドレートの粉末を大気圧下に排出するものである。
この従来の脱圧装置 110は、容器 120と、第 1のバルブ 122〜第 4のバルブ 128と を有する。第 1のバルブ 122および第 3のバルブ 126が、冷却機 108と容器 120との 間に設けられており、第 2のバルブ 124が、容器 120と貯蔵タンク 112との間に設けら れている。第 4のバルブ 128が容器 120に設けられている。
[0010] 第 1のバルブ 122は、冷却機 108から容器 120へ天然ガスハイドレートを輸送する ためのものである。第 2のバルブ 124は、容器 120内の天然ガスハイドレートを貯蔵タ ンク 112に輸送するためのものである。第 3のバルブ 126は、容器 120内の圧力を冷 却機 108と略同じ圧力にするためのものである。第 4のバルブ 128は、容器 120内の 圧力を大気圧にするためのものである。
[0011] 次に、従来の脱圧装置 110における脱圧方法について説明する。
先ず、第 3のバルブ 126を開けて、容器 120内を冷却機 108と同じ圧力にする。 次に、第 3のバルブ 126を閉じて、第 1のノ レブ 122を開け、冷却機 108から天然 ガスハイドレートを容器 120内に充填する。
次に、第 1のバルブ 122を閉めて、第 4のバルブ 128を開け、容器 120内を大気圧 にする。 次に、第 4のバルブ 128を閉めて、第 2のバルブ 124を開け、天然ガスハイドレート を貯蔵タンク 112に移動させる。このようにして、天然ガスハイドレートを冷却機 108か ら貯蔵タンク 112に移送させる。
[0012] また、脱圧装置としては、ノ ツチ処理方式のもの以外にも、天然ガスノ、イドレートを 連続的に大気下に取り出すものが提案されている(例えば、特許文献 1参照)。
この特許文献 1は、天然ガスハイドレートの粉体をブロック状に固めて大気下に取り 出すことができる脱圧装置を開示するものである。特許文献 1においては、スクリュー 脱水圧密成形手段として、スクリュー押出成形機が設けられている。このスクリュー押 出成形機が脱圧装置として作用する。
[0013] 図 7に示すように、特許文献 1の脱圧装置 130において、ケーシング 132は、絞り部 132aと平行部 132bとを有する。ケーシング 132内部にスクリュー 134が配置されて いる。このスクリュー 134は、その先端が絞り部 132aに達するものではない。また、ス クリュー 134をモータ 140で回転させることにより、天然ガスハイドレートを絞り部 132a 力も平行部 132bに向力う押出方向へ圧送する。これにより、天然ガスハイドレートを 大気下に脱水および圧密した状態で連続的に取り出すことができる。
特許文献 1:特開 2001— 342473号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0014] し力しながら、従来の脱圧装置 110では、ノ ツチ処理方式であるため間欠的に天然 ガスハイドレートを貯蔵タンク 112に移送するため、天然ガスハイドレートの貯蔵タン ク 112への輸送効率は容器 120の容量および数に依存する。それゆえ、輸送効率を 高くするためには、容器 120の容量を大きくする力 または容器 120の数を増やす必 要がある。
また、容器 120内から天然ガスハイドレートの粉末を貯蔵タンク 112へ移送する場 合、天然ガスハイドレードの粉末同士がくっついて容器 120内に天然ガスノ、イドレー トの粉末がつながって、天然ガスハイドレートが容器 120内に留まり、貯蔵タンク 112 に落下しない虡もある。このことにより、貯蔵タンク 112に効率良く天然ガスハイドレー トの粉末を移送することができな 、。 [0015] さらに、従来の脱圧装置 110では、容器 120内に天然ガスノ、イドレートの粉末を入 れるためには、冷却機 108の高圧ガスを用いて容器 120内の圧力を高圧にしなけれ ばならない。さらには、容器 120から貯蔵タンク 112に天然ガスハイドレートを移送す るためには高圧ガスを排出する必要がある。このように、従来の脱圧装置 110では、 高圧ガスを無駄に消費するという問題点がある。
[0016] 一方、特許文献 1の脱圧装置 130は絞り部 132aの内部 136において、天然ガスハ イドレートが急激に圧密され、スクリュー 134に過大な力が掛かるとともに、絞り部 132 aの内部 136で閉塞が生じる虡もある。このため、効率良く天然ガスハイドレートを貯 蔵タンク 112に移送することができな 、と 、う問題点がある。
[0017] 本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、大気圧よりも高い 圧力下で生成されたガスハイドレートを、大気圧の環境下に連続的に効率よく排出 することができる脱圧装置を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0018] 上記目的を達成するために、本発明は、大気圧よりも高い圧力下で生成されたガス ノ、イドレートを、大気圧の環境下に排出する脱圧装置であって、前記ガスハイドレート の排出経路として、排出経路の断面積が排出方向に向力つて連続的に小さくなる絞 り部と、前記絞り部の断面積が小さい側に接続されたガスハイドレートの排出経路の 断面積が一定の平行部とを備え、前記平行部の一方の端部に大気圧の排出口を有 するケーシングと、前記ケーシング内の前記絞り部および前記平行部に亘り設けられ たスクリューと、前記スクリューを回転させる駆動ユニットとを有し、前記駆動ユニットに より前記スクリューを回転させて前記ガスハイドレートを前記排出方向に移動させつ つ前記絞り部で圧密して、前記ガスハイドレートを前記平行部の排出口から大気圧 の環境下に前記ガスノ、イドレートを連続的に排出することを特徴とする脱圧装置を提 供するものである。
[0019] 本発明においては、前記スクリューは、前記絞り部と、前記平行部との間でピッチが 異なるものであることが好ま 、。
また、本発明においては、前記スクリューは、前記絞り部の排出経路の断面積が小 さくなるにつれ、ピッチが短くなるように調整されて 、ることが好まし!/、。 さらに、本発明においては、前記平行部から排出された前記ガスハイドレートをペレ ットに成形する造粒ユニットを有することが好ましい。
発明の効果
[0020] 本発明によれば、ガスハイドレートの排出経路の断面積が排出方向に向力つて連 続的に小さくなる絞り部と、この絞り部の断面積が小さい側に接続されたガスハイドレ ートの排出経路の断面積が一定の平行部とを備え、この平行部の一方の端部に大 気圧の排出口を有するケーシング内に、絞り部および平行部に亘つてスクリューを設 けることにより、スクリューによりガスハイドレートを排出方向に移動させつつ、絞り部 で圧密して、ガスハイドレートを平行部の排出口から大気圧の環境下に排出すること ができる。このように、絞り部および平行部に亘るスクリューを設けることにより、絞り部 においてもガスハイドレートを移動させることができるため、絞り部での圧密によるガス ハイドレートの閉塞を抑制することができ、平行部にぉ 、ても圧密されたガスハイドレ ートを移動させることができる。このため、絞り部に供給された高い圧力下で生成され たガスハイドレートを平行部の排出口から大気圧の環境下に連続的に効率良くスム ーズに排出することができる。
また、本発明によれば、ガスハイドレートの移送に際して、バッチ処理方式のように ガケーシング内の圧力を高圧にする必要がないため、高圧ガスを無駄に消費するこ とがない。
図面の簡単な説明
[0021] [図 1]本発明の実施例に係る加圧装置を有するガスハイドレート生成処理装置を示 す模式図である。
[図 2]本発明の実施例に係る加圧装置およびこれに接続されている冷却機を示す模 式的断面図である。
[図 3]図 2に示す冷却機における移送ユニットおよび堰板の配置を示す模式図である
[図 4]本発明の実施例に係る加圧装置の変形例を示す模式図である。
[図 5]図 4に示す本実施例の加圧装置に設けられた造粒装置を示す模式的斜視図 である。 [図 6]従来の天然ガスハイドレート生成処理装置を示す模式図である,
園 7]特許文献 1に開示された脱圧装置を示す模式図である。
符号の説明
[0022] 10、 , 100 ガスハイドレート生成処理装置
12 第 1NGH生成器
14 脱水機
16 第 2NGH生成器
18 冷却機
20 脱圧装置
22 貯蔵タンク
30 筐体
32 移送ユニット
34 回転軸
38 堰板
40 冷却ユニット
42 S 7|¾管
50 ケーシング
50a 基部
50b 絞り部
50c 平行部
52 スクリュー
54 モータ
60 造粒装置
62 ローラ
64 凹部
p へレツ卜
発明を実施するための最良の形態
[0023] 以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、ガスハイドレートの生成に 用いられる本発明の脱圧装置を詳細に説明する。
図 1は、本発明の実施例に係る加圧装置を有するガスハイドレート生成処理装置を 示す模式図である。図 2は、本発明の実施例に係る加圧装置およびこれに接続され て ヽる冷却機を示す模式的断面図である。
[0024] 図 1に示すように、ガスハイドレート生成処理装置 10は、第 1NGH生成器 12と、脱 水機 14と、第 2NGH生成器 16と、冷却機 18と、脱圧装置 20と、貯蔵タンク 22とを有 する。冷却機 18、脱圧装置 20、および貯蔵タンク 22は、いずれも約— 20°Cに保持さ れている。また、第 1NGH生成器 12、脱水機 14、第 2NGH生成器 16および冷却機 18は、いずれも大気圧よりも高い、例えば、 5. 4MPaの圧力に保持されている。
[0025] 本実施例のガスハイドレート生成処理装置 10における第 1NGH生成器 12と、脱水 機 14と、第 2NGH生成器 16と、冷却機 18と、貯蔵タンク 22とは、従来のガスハイドレ ート生成処理装置 100 (図 6参照)の第 1NGH生成器 102 (図 6参照)と、脱水機 104 (図 6参照)と、第 2NGH生成器 106 (図 6参照)と、冷却機 108 (図 6参照)と、貯蔵タ ンク 112 (図 6参照)と同様の構成であるため、その詳細な説明は省略する。
なお、本実施例においては、第 1NGH生成器 12における原料ガスと水との混合方 法は、一般的にガスハイドレートに用いられる方法であれば、特に限定されるもので はなぐ例えば、攪拌法、攪拌法とパブリング法とを併用する方法、および水スプレー 法が挙げられる。
また、脱水機 14としては、例えば、スクリュータイプの脱水機を用いることができる。 この脱水機 14により脱水された水は、ポンプ 24により、第 1NGH生成器 12に再度供 給される。
[0026] 本実施例のガスハイドレート生成処理装置 10においては、第 1NGH生成器 12に、 例えば、原料ガスとして天然ガスと、水とを供給して、例えば、圧力 5. 4MPa、温度 3 °Cの生成条件で、例えば、 20質量%の天然ガスハイドレートを生成する。
次に、例えば、圧力 5. 4MPa、温度 3°Cの条件で、脱水機 14により脱水し、例えば 、 50質量0 /0の天然ガスハイドレートを得る。このとき、脱水された水はポンプ 24により 、第 1NGH生成器 12に再度供給される。
[0027] 次に、第 2NGH生成器 16に、例えば、 50質量%の天然ガスハイドレートと水との 混合物を供給し、例えば、圧力 5. 4MPa、温度 3°Cの生成条件で、例えば、 90質量 %の天然ガスハイドレートを生成する。この 90質量0 /0の天然ガスハイドレートは、水 分量が少なく粉末状態である。
[0028] 次に、天然ガスノ、イドレートが、粉末として、冷却機 18に移送され、この冷却機 18 で、例えば、温度 20°Cに冷却される。この 20°Cは、上述の如ぐ天然ガスハイド レートが、大気圧で最も分解しにくい温度である。また、冷却機 18においても、圧力 は、例えば、 5. 4MPaに保持されている。
[0029] 次に、冷却機 18から貯蔵タンク 22に脱圧装置 20により排出される。貯蔵タンク 22 を、例えば、 5. 4MPaに保持することは設備コストおよび維持コストが嵩むため、貯 蔵タンク 22は、例えば、温度— 20°C、かつ圧力が大気圧にされている。このように、 天然ガスハイドレートは大気圧よりも高い圧力下で生成されて、大気圧の環境下で貯 蔵される。貯蔵された天然ガスハイドレートは、貯蔵タンク 22から、例えば、タンカー などの船舶に移送されて、例えば、温度 20°C、かつ大気圧に保持された状態で輸 送される。
[0030] 次に、本実施例の脱圧装置 20について図 2および図 3に基づいて詳細に説明する 図 2に示すように、脱圧装置 20は、冷却機 18に接続されている。先ず、冷却機 18 について詳細に説明する。
冷却機 18は、円筒状の筐体 30と、筐体 30の内部に設けられた移送ユニット 32と、 筐体 30の周囲に設けられた冷却ユニット 40とを有する。筐体 30の内部は、例えば、 温度— 20°C、圧力 5. 4MPaに保持されている。さらに、筐体 30の端部には、接続管 42が設けられており、この接続管 42は、脱圧装置 20に接続されている。
[0031] 移送ユニット 32は、回転軸 34と、回転軸 34に間欠的に設けられた羽根 36とを有す る。また、筐体 30の内部には、接続管 42によりも中央部側に堰板 38が設けられてい る。羽根 36は、この堰板 38よりも接続管 42が設けられた反対側の端部側の位置まで 設けられている。
[0032] また、回転軸 34は、モータ(図示せず)に接続されて!、る。第 2NGH生成器 16から 供給された天然ガスハイドレートの粉末は、モータにより回転軸 34を回転させること により筐体 30の堰板 38を設けた側の端部に向力つて移動し、堰板 38を越えた分の 天然ガスハイドレートの粉末だけが接続管 42を通って脱圧装置 20に移送される。
[0033] 次に、脱圧装置 20について詳細に説明する。
脱圧装置 20は、大気圧よりも高い圧力下で生成された天然ガスハイドレートの粉末 を、貯蔵タンク 22 (大気圧の環境下)に移送するものであり、ケーシング 50と、ケーシ ング 50内部に設けられたスクリュー 52と、このスクリュー 52に接続され、スクリュー 52 を回転させるモータ (駆動ユニット) 54とを有する。
[0034] ケーシング 50は、天然ガスハイドレートの排出経路であり、径大の基部 50aと、この 基部 50aに接続された絞り部 50bと、平行部 50cとを有し、基部 50a、絞り部 50bおよ び平行部 50cは、例えば、いずれも断面形状は円形であり、断面の中心は一致して いる。なお、基部 50aから平行部 50cに向力 方向を排出方向とする。
[0035] 絞り部 50bは、排出方向に向力つて、その断面積が連続的に小さくなるものであり、 断面積が大きい側の端部が基部 50aに接続されている。すなわち、天然ガスハイドレ ートの排出経路の断面積が排出方向に向力つて連続的に小さくなる。
[0036] 平行部 50cは、円筒部材カもなり、排出方向に向かって断面積が一定である。すな わち、天然ガスハイドレートの排出経路の断面積が排出方向に向力つて一定である。 この平行部 50cの一端側の開口部力 絞り部 50bの断面積が小さい側に接続されて おり、他端側の開口部が排出口 50dとなる。排出口 50dは、大気圧環境下に接続さ れている。この平行部 50cは、絞り部 50bで圧密された天然ガスハイドレートを案内す るガイドであり、かつ圧密された天然ガスハイドレートの粉末による圧力シールを形成 させるものである。このため、平行部 50cにおいては、スクリュー 52が設けられていな Vヽ領域があることが好まし 、。
[0037] 本実施例においては、ケーシング 50は、例えば、排出方向が水平方向に一致させ て配置されている。さらに、このケーシング 50の基部 50aに接続管 42が接続されて おり、天然ガスハイドレートの粉末が基部 50aに供給される。ケーシング 50の内部は 、冷却機 18と略同じ圧力であり、例えば、 5. 4MPaである。
[0038] スクリュー 52は、冷却機 18から供給された天然ガスハイドレートの粉末を貯蔵タンク 22 (図 1参照)に向けて排出方向に移動させるものである。このスクリュー 52は絞り部 50bおよび平行部 50cに亘り設けられて 、る。モータ 54によりスクリュー 52を回転さ せることにより、天然ガスハイドレートの粉末が排出方向に移動され絞り部 50bで圧密 されて平行部 50cの排出口 50dから排出され、例えば、温度が— 20°C、かつ大気圧 に保持された貯蔵タンク 22に移送される。なお、スクリュー 52は、絞り部 50bおよび 平行部 50cに亘り設けられていれば、その構成は、特に限定されるものではなぐスク リューフィーダなどに用いられる公知のものを用いることができる。
[0039] 本実施例の脱圧装置 20においては、スクリュー 52をケーシング 50内の絞り部 50b および平行部 50cに亘つて設けることにより、冷却機 18から供給された天然ガスハイ ドレートの粉末が絞り部 50bで圧密されても、粉体をスクリュー 52により強制的に移動 させることができる。このため、絞り部 50bにおける圧密による粉体の閉塞を抑制する ことができ、天然ガスハイドレートの粉末を貯蔵タンク 22に連続的に効率よくスムーズ に移送することができる。また、スクリュー 52により圧密された粉体によりケーシング 5 0内部の圧力が保持される。このため、冷却機 18の高圧ガスを用いる必要がなぐさ らには高圧ガスを排出する必要もない。これにより、冷却機 18の高圧ガスを無駄にす ることがない。
[0040] なお、本実施例の脱圧装置 20においては、スクリュー 52のピッチは、平行部 50aと 絞り部 50bとの間で、一定であっても、または異なっていてもよい。例えば、絞り部 50 bの排出方向における断面積の変化に合わせて、スクリュー 52のピッチを変えてもよ い。このように、スクリュー 52のピッチを絞り部 50bの断面積の変化に合わせて変える ことにより、天然ガスノ、イドレートの更に一層スムーズな圧密と平行部 50cへの一定速 度での移送が可能となる。
本実施例においては、例えば、天然ガスハイドレートの粉末の排出速度を上げる場 合には、スクリュー 52のピッチを長くし、天然ガスハイドレートの粉末の圧密度を上げ る場合には、スクリュー 52のピッチを短くする。
また、本実施例においては、例えば、絞り部 50bの排出経路の断面積が小さくなる につれて、スクリュー 52のピッチを短くなるように調整することができる。
[0041] また、本実施例の脱圧装置 20は、ケーシング 50を水平に配置して排出方向を水 平にして、天然ガスハイドレートの粉末を水平方向に移動させる構成とした力 本発 明は、これに限定されるものではない。例えば、脱圧装置のケーシングを垂直に配置 して排出方向を垂直にし、天然ガスハイドレートの粉末を垂直方向に移送するように してもよい。この場合、圧密方法と重力方向とがー致するため、均一な圧密層を形成 することができ、さらにスムーズな圧密と平行部 50cの開口部 50dへの一定速度での 移送が可能となる。
[0042] また、本実施例の脱圧装置 20は、冷却機 18から供給された天然ガスハイドレート の粉末を貯蔵タンク 22に粉末状態で移送するものであるが、本発明はこれに限定さ れるものではない。例えば、図 4に示すように、ケーシング 50が垂直に設置された脱 圧装置 20の排出口 50dの近傍に天然ガスハイドレートの粉末をペレット pに成形する 造粒装置 (造粒ユニット) 60を設けてもよい。この造粒装置 60は、 1対のローラ 62と、 ローラ 62を回転させる駆動部(図示せず)とにより構成されるものである。図 5に示す ように、各ローラ 62には、その表面に半球状の凹部 64が形成されており、各ローラ 6 2を回転させて凹部 64を一定の圧力で合わせることにより、球状のペレット p (図 4参 照)を形成する。このペレット pが貯蔵タンク 22に貯蔵される。このように、造粒装置 60 により天然ガスハイドレートの粉末をペレット Pに成形することにより、嵩密度を大きく することができ、かつ単位質量あたりの比表面積も小さくできるため、天然ガスハイド レートの安定性が向上する。さらに、ペレット pは、粉末に比して取り扱いが簡便であ る。
[0043] また、本実施例にお!、ては、造粒装置は、球状のペレットを形成するものである力 本発明は、これに限定されるものではない。造粒装置は、例えば、楕円状のペレット、 レンズ状のペレット、まくら状のペレット、または円筒状のペレットなどを形成するもの であってもよい。このように、造粒装置により形成されるペレットは、球状のもの以外に も、楕円状、レンズ状、まくら状、または円筒状のものであってもよい。
[0044] 以上、本発明の脱圧装置について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定 はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良または変更を行つ てもよいのは、もちろんである。なお、ガスハイドレートは、天然ガスハイドレートに限 定されるものではなぐ包接ィ匕合物であれば適宜適用することができる。
産業上の利用可能性 本発明の脱圧装置は、大気圧よりも高い圧力下で生成されたガスハイドレートを、 大気圧の環境下に連続的に効率よく排出することができる。このため、ガスハイドレー トの粉末を貯蔵タンクへの移送に用いることができる。
また、本発明の脱圧装置は、ガスハイドレートをペレットに成形する造粒ユニットを 有する構成とすることもできるため、ガスハイドレートの粉末をペレットにすることにより 、嵩密度を大きくすることができ、かつ単位質量あたりの比表面積も小さくできる。これ により、ガスハイドレートの安定性が向上し、さらには、ペレットは粉末に比して取り扱 いが簡便である。このようなことから、ガスハイドレートの貯蔵タンクへの移送に用いる ことができる。

Claims

請求の範囲
[1] 大気圧よりも高い圧力下で生成されたガスハイドレートを、大気圧の環境下に排出 する脱圧装置であって、
前記ガスハイドレートの排出経路として、排出経路の断面積が排出方向に向かって 連続的に小さくなる絞り部と、前記絞り部の断面積が小さい側に接続されたガスハイ ドレートの排出経路の断面積が一定の平行部とを備え、前記平行部の一方の端部に 大気圧の排出口を有するケーシングと、
前記ケーシング内の前記絞り部および前記平行部に亘り設けられたスクリューと、 前記スクリューを回転させる駆動ユニットとを有し、
前記駆動ユニットにより前記スクリューを回転させて前記ガスノ、イドレートを前記排 出方向に移動させつつ前記絞り部で圧密して、前記ガスハイドレートを前記平行部 の排出ロカ 大気圧の環境下に前記ガスハイドレートを連続的に排出することを特 徴とする脱圧装置。
[2] 前記スクリューは、前記絞り部と、前記平行部との間でピッチが異なるものである請 求項 1に記載の脱圧装置。
[3] 前記スクリューは、前記絞り部の排出経路の断面積が小さくなるにつれ、ピッチが短 くなるように調整されている請求項 1または 2に記載の脱圧装置。
[4] 前記平行部力 排出された前記ガスハイドレートをペレットに成形する造粒ユニット を有する請求項 1〜3のいずれか 1項に記載の脱圧装置。
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