WO2007088779A1 - 立体的二次元画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

立体的二次元画像表示装置100は、二次元画像を表示する画像表示面11を備えた表示部10と、画像表示面11に平行に離間して配置されたマイクロレンズアレイ20と、から構成され、画像表示面11から出射される光をマイクロレンズアレイ20の表示部10とは反対側に位置する空間中の結像面30に結像して、立体的二次元画像を表示する立体画像表示部2と、立体的二次元画像を観察する観察者Hの観察位置を検出する位置検出センサ40と、位置検出センサ40によって検出された観察者Hの観察位置に応じて、画像表示面11に表示される二次元画像を変化させて、結像面30に表示される立体的二次元画像を変化させる制御部7と、を有する。

Description

明 細 書
立体的二次元画像表示装置
技術分野
[0001] 本発明は、二次元画像を擬似立体的に表示する立体的二次元画像表示装置に関 する。
背景技術
[0002] マイクロレンズアレイ (画像伝達パネル)を、二次元画像の表示面の前方に所定の 間隔を隔てて配置することにより、マイクロレンズアレイの前方の空間上に、二次元画 像の擬似立体画像を表示する立体的二次元画像表示装置が知られている(例えば 、特許文献 1、特許文献 2参照。 )0
[0003] 特許文献 1 :特開 2001— 255493号公報
特許文献 2:特開 2003 - 98479号公報
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0004] ところで、上述した従来の立体的二次元画像表示装置は、単に二次元画像を立体 的に表示させ、観察者は、ただ受動的な立場で表示された立体的二次元画像を視 認するだけである。すなわち、観察者が表示された立体的二次元画像に対して何ら かのアクションを行うことができず、インタラクティブ性を有するコミュニケーションツー ルとはなっていない。このため、インタラクティブ性を有するコミュニケーションツール としての立体的二次元画像表示装置が望まれて!/ヽた。
[0005] 例えば、観察者がディスプレイに近づ 、たり、ディスプレイ力も遠ざ力つたりすること により、又は所定の範囲に観察者が出入りすることにより、表示される立体的二次元 画像を変化させたりするなど、観察者の観察位置に応じて、立体的二次元画像を変 化させれば、より効果的な立体表示ができ、視認性及びアミューズメント性をさらに向 上させることができる。
[0006] 本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、その課題の一例としては、観 察者の観察位置に応じて画像を変化させることができる立体的二次元画像表示装置 を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0007] 上記の課題を達成するため、請求項 1記載の立体的二次元画像表示装置は、二 次元画像を表示する画像表示面を備えた表示部と、前記画像表示面に離間して配 置された画像伝達パネルと、から構成され、前記画像表示面から出射される光を前 記画像伝達パネルの前記表示部とは反対側に位置する空間中の結像面に結像して 、立体的二次元画像を表示する立体画像表示手段と、前記立体的二次元画像を観 察する観察者の観察位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段によって 検出された前記観察者の観察位置に応じて、前記画像表示面に表示される二次元 画像を変化させて、前記結像面に表示される前記立体的二次元画像を変化させる 画像制御手段と、を有することを特徴とする。
図面の簡単な説明
[0008] [図 1]本発明の実施の形態に係る立体的二次元画像表示装置の概略構成図である
[図 2]本発明の実施の形態に係る立体的二次元画像表示装置の一実施例を説明す る図である。
[図 3]図 2に示す一実施例において、立体画像表示面に表示される画像の変化を示 す図である。
[図 4]図 2に示す一実施例において、立体画像表示面に表示される画像の変化を示 す図である。
[図 5]図 2に示す一実施例において、観察位置に応じた視野角を説明する図である。
[図 6]本発明の実施の形態に係る立体的二次元画像表示装置の別の実施例を説明 する図である。
[図 7]図 6に示す一実施例にお ヽて、立体画像表示面に表示される画像の変化を示 す図である。
符号の説明
[0009] 1 筐体
2 立体画像表示部 3 ディスプレイ駆動部
4 センサ駆動部
5 オーディオ駆動部
6 画像生成部
7 制御部
10 表示部
11 画像表示面
20 マイクロレンズアレイ
21 レンズアレイ半体
22 透明基板
23 マイクロ凸レンズ
30 立体画像表示面
40 位置検出センサ
50 音声出力部
100, 100A, 100B, 100C 立体的二次元画像表示装置
発明を実施するための最良の形態
[0010] 以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
[0011] 図 1は、本発明の実施の形態に係る立体的二次元画像表示装置 100の概略構成 図である。立体的二次元画像表示装置 100は、観察者が立体表示であると視認可 能な二次元画像を空間中の所定の平面上に表示する擬似立体画像表示装置であ る。
[0012] 立体的二次元画像表示装置 100は、表示部 10及びマイクロレンズアレイ 20 (画像 伝達パネル)から構成され、二次元画像を空間中の平面上に表示する立体画像表 示部 2を筐体 1の中に備えている。また、立体的二次元画像表示装置 100は、筐体 1 上に、効果音や人の声などの音声を出力する音声出力部 50、及び観察者 Hの観察 位置を検知する位置検出センサ 40を備えて 、る。
[0013] また、立体的二次元画像表示装置 100には、上述した表示部 10を駆動制御する ディスプレイ駆動部 3、位置検出センサ 40を駆動するとともに、位置検出センサ 40を 介して検出された検出信号を受け取るセンサ駆動部 4、音声出力部 50を駆動制御 するオーディオ駆動部 5、表示すべき画像データを生成する画像生成部 6、及び画 像表示や音声出力に関する全体的な制御を行う制御部 7を筐体 1に隣接して設けて いる。なお、本実施形態に係る立体的二次元画像表示装置 100においては、デイス プレイ駆動部 3、センサ駆動部 4、オーディオ駆動部 5、画像生成部 6及び制御部 7を 、筐体 1とは物理的に別な構成としたが、同一の筐体内にすべての構成要素を包含 するような構成であってもよ ヽ。
[0014] 表示部 10は、観察者 Hと対向する、筐体 1の一内側面に沿って設けられ、二次元 画像を表示する画像表示面 11を備えている。具体的には、表示部 10は、液晶ディス プレイ、 EL (electro- luminescence)パネル、 CRT (Cathode Ray Tube)等のディスプ レイから構成されており、ディスプレイ駆動部 6の駆動信号に応じた画像を画像表示 面 11に表示するようになっている。すなわち、画像表示面 11から画像に応じた光が 出射される。なお、画像表示面 11としては、薄型化された画像表示面である液晶ディ スプレイや ELパネル等のパネルディスプレイが好適である。
[0015] マイクロレンズアレイ 20は、 2枚のレンズアレイ半体 21が互いに平行に配列されて 構成されている。各レンズアレイ半体 21は、透光性に優れたガラスまたは榭脂からな る透明基板 22の両面に、同一の曲率半径を有する複数の微小なマイクロ凸レンズ 2 3をマトリクス状に互いに隣接配置したものである。一面に形成された各マイクロ凸レ ンズ 23の光軸は、対向する位置に形成された他面のマイクロ凸レンズ 23の光軸と同 一となるように調整されている。すなわち、同一の光軸を有するように調整されたマイ クロ凸レンズ 23の各対は、それぞれの光軸が互いに平行になるように、 2次元状に配 列されている。
[0016] マイクロレンズアレイ 20は、表示部 10の画像表示面 11に対して平行に所定距離( マイクロレンズアレイ 20の作動距離)だけ離れた位置に配置されて!、る。マイクロレン ズアレイ 20は、表示部 10の画像表示面 11から出射した画像に対応する光を画像表 示面 11と反対側の所定距離だけ離れた立体画像表示面 30上に結像させることによ り、画像表示面 11に表示された画像を空間上の二次元平面である立体画像表示面 30上に表示するようになっている。この結像された画像は二次元画像である力 その 画像が奥行き感を持つものである場合やディスプレイ上の背景画像が黒くコントラスト が強調されているような場合には、空間上に浮いて表示されることから、正面の観察 者 Hからは、あた力も立体画像が映し出されているように見える。以下、立体画像表 示面 30に表示される二次元画像を立体的二次元画像という。このように、本実施の 形態においては、表示部 10とマイクロレンズアレイ 20によって、画像に対応する光を 立体画像表示面 30 (すなわち結像面)に結像して立体的二次元画像を表示する立 体画像表示部 2を構成して ヽる。
[0017] ここで、立体画像表示面 30は、空間上に仮想的に設定される平面であって実体物 ではなぐマイクロレンズアレイ 20の作動距離に応じて定義される空間上の 1平面で ある。そのため、筐体 1の前面は、立体画像表示面 30上に表示される画像を正面か ら見ることができるように開口されて 、る。
[0018] 位置検出センサ 40は、筐体 1の前面に配置され、観察者 Hの観察位置、例えば、 観察者 Hとの距離や観察者 Hの方向などを検知するセンサである。例えば、観察者 Hとの距離を測定する場合には、光、音、電波などを対象物体 (観察者 H)に反射さ せ、戻って来る時間を測定することによって、距離を求めるようにしてもよい。また、例 えば、観察者 Hの存在する方向を測定する場合には、放射状に光を出射する光学 式のセンサを用いて、遮光された光から対象物体 (観察者 H)の方向を求めるようにし てもよい。なお、位置検出センサ 40の形態は、検出する物理量により異なってくるの で、以下の実施例で個別に言及する。また、本実施の形態では、位置検出センサ 40 により観察者 Hの観察位置を検知するようにしたが、センサ以外の装置により観察者 Hの観察位置を検知してもよいのは勿論であり、例えば、各種カメラにより観察者 Hの 観察位置を検知するようにしてもよ!ヽ (色や形の画像認識により、観察者 Hの観察位 置を検知する)。
[0019] ディスプレイ駆動部 3は、制御部 7から送られる画像に応じて表示部 10を駆動制御 するようになつている。より詳しくは、ディスプレイ駆動部 3は、画像生成部 6により生 成された画像データを制御部 7を介して受け取り、その画像データに対応した画像を 表示部 10の画像表示面 11に表示させるようになって 、る。
[0020] オーディオ駆動部 5は、音声出力部 50を駆動制御するようになっており、制御部 10 力もの指示に応じて所定の音声を音声出力部 50から出力させるようになって 、る。
[0021] センサ駆動部 4は、位置検出センサ 40を駆動し、位置検出センサ 40から検出した 位置を示す検出信号を受け取るようになつている。受け取った検出信号は、制御部 7 に送られ、制御部 7は、この検出信号に応じた画像の生成を画像生成部 6に指示し、 生成された画像をディスプレイ駆動部 3を介して表示部 11の画像表示面 11に表示さ せたり、生成された画像に対応した音声を音声出力部 50から出力させたりするように なっている。
[0022] 画像生成部 6は、表示部 10に表示される画像データを生成するものであり、例えば 所定のプログラムに応じて画像を生成するように構成されている。なお、画像生成部 6は、予め所定の画像が記憶された画像記憶部を備え、制御部 7からの指示に応じ て記憶された画像を制御部 7に出力するように構成してもよい。
[0023] 制御部 7は、位置検出センサ 40から出力された信号をセンサ駆動部 4を介して受け 取り、位置検出センサ 40の出力信号に応じて、その出力信号に応じた画像を今まで 表示していた画像力も切り換えて表示するようになっている。すなわち、制御部 7は、 観察者 Hの観察位置に応じて、画像を変化させるように表示部 10を制御し、これによ り空間上の立体画像表示面 30に結像される立体的二次元画像を変化させるように なっている。
[0024] このように、本実施形態に係る立体的二次元画像表示装置 100は、観察者 Hの観 察位置に応じて画像 (映像)を変化させることができるので、より効果的な立体表示が でき、視認性及びアミューズメント性をさらに向上させることができる。従って、例えば 、インタラクティブ性を有する広告用ディスプレイ、ゲーム機器、装飾器具などとして 活用することができる。なお、本実施形態に係る立体的二次元画像表示装置 100は 、音声出力部 50を備えているので、画像 (映像)だけでなく音声も含めて効果的な演 出をおこなってもよぐ観察者 Hの観察位置に応じて画像 (映像)とともに音声を変化 させるようにしてちょい。
[0025] 以下、観察者 Hのどのような振る舞いに応じて立体的二次元画像を変化させるかを 具体的に説明する。
実施例 1 [0026] 実施例 1の立体的二次元画像表示装置 100Aは、観察者 Hとの距離を検出する位 置検出センサ 40 (例えば、赤外線等を用いた光学式センサであって、センサから発 射された光が測定対象物に反射して戻って来るまでの時間から距離を計測する)を 備えており、位置検出センサ 40によって計測された、観察者 Hとの距離に応じて、立 体表示画面 30に表示される画像(映像)が変化するようになっている。例えば、図 2 に示すように、観察者 Hが立体的二次元画像表示装置 100A (立体画像表示面 30) に対して近づくと (例えば、地点 A力も地点 Bまで移動する)、立体表示画面 30に表 示される立体的二次元画像が変化するようになって!/ヽる。
[0027] 図 3は、実施例 1における立体的二次元画像の変化の一例である。ここで、画像 P1 は図 2の地点 Aにおいて観察される立体的二次元画像であり、画像 P2は図 2の地点 Bにおいて観察される立体的二次元画像である。このように、観察者 Hとの観察距離 に応じて立体的二次元画像の大きさを変化させ、観察者 Hが立体表示画面 30に近 づくと、立体的二次元画像を大きくし、観察者 Hが立体表示画面 30から離れると、立 体的二次元画像を小さくするようにしてもよい。この場合には、観察者 Hが立体表示 画面 30に近づくにつれ、立体的二次元画像がだんだん大きくなるので、遠近感が強 調された画像演出を行うことができる。
[0028] なお、立体的二次元画像の変化を上述した一例と逆、すなわち、観察者 Hが立体 表示画面 30に近づくと、立体的二次元画像を小さくし、観察者 Hが立体表示画面 30 から離れると、立体的二次元画像を大きくするようにしてもよい。図 4はこのような場合 の立体的二次元画像の変化の一例を示している。ここで、画像 P3は図 2の地点 Aに ぉ 、て観察される立体的二次元画像であり、画像 P4は図 2の地点 Bにお 、て観察さ れる立体的二次元画像である。この場合には、観察者 Hが立体表示画面 30に近づ くにつれ、立体的二次元画像がだんだん小さくなるので、対象物が遠くに逃げていく ような演出効果を観察者 Hに与えることができる。
[0029] なお、図 3及び図 4に示す立体的二次元画像の大きさは、シームレスに滑らかに変 化するようになっているので、より自然な映像感覚を観察者 Hに与えることができるも のである。つまり、制御部 7は、センサ駆動部 4が受け取った位置を示す検出信号 (具 体的には観察者 Hとの距離)に応じて、画像の大きさをきめ細カゝく制御するようになつ ている。勿論、用途によっては、ある閾値を定め、観察者 Hとの距離が閾値を越える か否かによって、 2つの画像を切り換えるようなシンプルな構成としてもよ 、。
[0030] また、上述した実施例 1においては、観察者 Hとの距離に応じて立体的二次元画像 の大きさを変化させたが、観察者 Hとの距離に応じて変化させるのは、立体的二次元 画像の大きさに限定されず、表示される立体的二次元画像そのものを変化させても よい。例えば、具体的には、立体的二次元画像表示装置 100Aを所定の広告システ ム(所望の商品やサービスを映像によって宣伝するシステム)に適用した場合には、 観察者 Hが遠くにいるときには、観察者 Hを喚起するような映像を表示し、観察者 H が所定の距離まで近づいたときには、広告の映像が開始されるようにしてもよい。また 、立体的二次元画像表示装置 100Aを所定のゲームに適用してもよぐ観察者 Hが 参加可能な遊技性を取り入れてもよ 、。
[0031] また、上述した実施例 1は、演出効果を目的として、立体表示画面 30に表示される 立体的二次元画像の大きさを変化させるようにしたが、立体的二次元画像表示装置 100の実用的な側面を考慮して、立体的二次元画像の大きさを変化させるようにして もよい。すなわち、立体的二次元画像表示装置 100は、視野角に制限があり、立体 表示画面 30に表示される画像のサイズ及び観察距離によっては、観察者 Hは表示 される全画像を視認できない場合があるので、観察距離に応じて、立体的二次元画 像の大きさを制御するようにしてもよい。このことを、図 5を用いて説明する。
[0032] 図 5に示す立体的二次元画像表示装置 100Bにおいては、観察者 Hは、立体表示 画面 30から距離が近!、地点 Bに!、るときには、画面中央部 W1の狭 、範囲の画像し か視認できないが、立体表示画面 30から距離が遠い地点 Aにいるときには、画面全 体 W2の広範囲の画像が視認できるので、立体表示画面 30からの距離に応じて、画 面サイズを視野角内に収まるように制御するものである。すなわち、観察距離が近い ときには、立体表示画面 30上の立体的二次元画像の大きさを小さく表示し、観察距 離が遠いときには、立体表示画面 30上の立体的二次元画像を大きく表示するもので 、どのような観察距離であっても、画像全体を適正に視認することができる。
実施例 2
[0033] 実施例 2の立体的二次元画像表示装置 100Cは、観察者 Hの方向を検出する位置 検出センサ 40 (例えば、放射状に光を出射する光学式のセンサを用いて、遮光され た光力 測定対象物の方向を計測するもので、これにより、所定のエリアに測定対象 物が存在することを検知できる)を備えており、位置検出センサ 40によって計測され た観察者 Hの方向に応じて、立体表示画面 30に表示される画像(映像)が変化する ようになっている。
[0034] 例えば、図 6に示すように、観察者 Hの観察方向、すなわち、観察範囲の領域 Aに 存在するか、観察範囲外の領域 B及び Cに存在するか否かによって、立体表示画面 30に表示される立体的二次元画像が変化するようにしてもよい。この場合、一例とし ては、観察者 Hが領域 B力 領域 Aに入ってくると、今まで何も表示されていな力つた 立体表示画面 30に突然、所定の立体的二次元画像が映し出され、音声出力部 50 力 所定の音声が出力されて、観察者 Hに呼びかけるような演出を開始してもよいし 、観察者 Hが領域 Aから領域 Cに出ると、立体表示画面 30に表示されていた立体的 二次元画像の表示及び音声出力部 50からの音声の出力を中止するようにしてもよ い。
[0035] また、立体的二次元画像を広告媒体としてより多くの人に注目してもらいたいような 場合には、観察者 Hが領域 B力 領域 Aに入ってくると、立体表示面 30に表示されて いた静止画像の広告が変化して、動画及び音声を伴う広告が開始されて、立体表示 面 30に広告映像が表示されるようにしてもよいし、また、観察者 Hが領域 Aから領域 Cに出たときには、上述した動画及び音声を伴う広告が終了して、静止画像の広告 に戻るようにしてもよい。
[0036] さらには、領域 A内であっても、観察者 Hの方向に応じてよりきめ細かぐ立体的二 次元画像を変化させるようにしてもよい。例えば、領域 A内に立ち入ると、画像及び 音声を伴う演出、具体的には、所定のキャラクタが登場して、所定のメッセージを送る ような演出が開始される場合、領域 A内の位置に応じて、立体表示画面 30に表示さ れる立体的二次元画像のキャラクタの向きを変化させてもよい。すなわち、図 7に示 すように、領域 A内の地点 A1にいるときには、画像 P5に示すように、キャラクタは正 面力 やや左側を向いて、領域 A内の地点 A2にいるときには、画像 P6に示すように 、キャラクタは正面力もやや右側を向いて、常に観察者 Hに正対して、観察者 Hの方 を向いて話しかけるような画像演出を行ってもよい。この場合には、観察者 Hが領域 A内で移動したとしても、常にキャラクタは自分に対して話しかけているような感覚を 感じることができる。また、領域 A内に複数の観察者力 Sいる場合に、それぞれの観察 者に対してキャラクタが話しかけるような画像演出を行ってもよい。
[0037] 以上説明したように、本発明の一実施形態の立体的二次元画像表示装置 100は、 二次元画像を表示する画像表示面 11を備えた表示部 10と、画像表示面 11に平行 に離間して配置されたマイクロレンズアレイ 20と、から構成され、画像表示面 11から 出射される光をマイクロレンズアレイ 20の表示部 10とは反対側に位置する空間中の 結像面 30に結像して、立体的二次元画像を表示する立体画像表示部 2と、立体的 二次元画像を観察する観察者 Hの観察位置を検出する位置検出センサ 40と、位置 検出センサ 40によって検出された観察者 Hの観察位置に応じて、画像表示面 11に 表示される二次元画像を変化させて、結像面 30に表示される立体的二次元画像を 変化させる制御部 7と、を有するので、観察者の観察位置に応じた、より効果的な立 体表示ができ、視認性及びアミューズメント性をさらに向上させることができる。
[0038] なお、本発明の実施の形態及び実施例に係る立体的二次元画像表示装置とは異 なる方式でも、裸眼 3次元立体視システムを実現することはできるが、観察者 Hの移 動を伴う場合に対しては、適正な視認を得ることができない。すなわち、メガネを用い ずに 3次元立体視システムを実現する方法としては、視差バリア方式やレンチキユラ 一方式などが存在するが、いずれの方式も右目には右画像、左目には左画像を見 せることによって立体画像を見せるようにしているので、観察者 Hとディスプレイとの 距離が一定に保たれないと適正な立体画像を視認することができない。従って、視 差バリア方式やレンチキュラー方式では、観察者 Hの移動を伴うと (特にディスプレイ に対して前後に移動する場合には)、正確な立体画像を見ることができないので、上 記実施の形態及び実施例に示すような観察者 Hとディスプレイとの位置関係に応じ て、立体画像を変化させ、かつ視認できるようなシステムを構築することができない。
[0039] 以上、本発明の実施の形態及び実施例について説明してきたが、本発明の要旨を 逸脱しな!、範囲にぉ 、て、本発明の実施の形態及び実施例に対して種々の変形や 変更を施すことができる。 [0040] 例えば、上記実施の形態及び実施例では、立体的二次元画像が表示される立体 画像表示面 30は固定されていた力 観察者 Hの移動によって、立体画像表示面 30 を観察者 Hに対して前後(表示部 10の画像表示面 11に垂直な方向)に移動させて、 立体的二次元画像の浮き出し量を変化させてもよい。これは、立体画像表示部 2の 表示部 10又はマイクロレンズアレイ 20のいずれか一方を前後方向(表示部 10の画 像表示面 11に垂直な方向)に移動制御させることによって、表示部 10とマイクロレン ズアレイ 20の間隔が変わるので、これにより結像される立体画像表示面 30が前後に 移動するものである。すなわち、表示部 10とマイクロレンズアレイ 20の間隔が狭まると 、立体画像表示面 30は観察者 Hから見て奥に引っ込むので、立体的二次元画像は 遠ざかり、表示部 10とマイクロレンズアレイ 20の間隔が広まると、立体画像表示面 30 は観察者 H力 見て手前に来るので、立体的二次元画像は近づいてくる。従って、 本変形例では、上記実施の形態及び実施例における立体的二次元画像の変化に カロえて、又は代えて、立体的二次元画像の浮き出し量を変化させることができるので 、前後の動作をさらに強調することができる。
[0041] また、上述した位置検出センサ 40の機能に加えて、又は代えて、高低を検出できる 位置検出センサを備えるようにしてもよい。この場合には、観測者 Hのおおよその高 さ(身長)が検出できるので、検出した身長により、例えば、大人用と子供用の画像を 切り換えて、表示するなど、さらにきめ細かい画像演出をすることができる。

Claims

請求の範囲
[1] 二次元画像を表示する画像表示面を備えた表示部と、前記画像表示面に離間し て配置された画像伝達パネルと、から構成され、前記画像表示面から出射される光 を前記画像伝達パネルの前記表示部とは反対側に位置する空間中の結像面に結 像して、立体的二次元画像を表示する立体画像表示手段と、
前記立体的二次元画像を観察する観察者の観察位置を検出する位置検出手段と 前記位置検出手段によって検出された前記観察者の観察位置に応じて、前記画 像表示面に表示される二次元画像を変化させて、前記結像面に表示される前記立 体的二次元画像を変化させる画像制御手段と、
を有することを特徴とする立体的二次元画像表示装置。
[2] 前記位置検出手段は、前記観察者との距離を検出し、
前記画像制御手段は、前記観察者との距離に応じて、前記画像表示面に表示され る二次元画像を変化させることを特徴とする請求項 1記載の立体的二次元画像表示 装置。
[3] 前記位置検出手段は、前記観察者が所定の領域に存在するか否かを検出し、 前記画像制御手段は、前記観察者の前記所定の領域における存否に応じて、前 記画像表示面に表示される二次元画像を変化させることを特徴とする請求項 1又は 2 記載の立体的二次元画像表示装置。
[4] 前記位置検出手段は、前記観察者が存在する方向を検出し、
前記画像制御手段は、前記観察者が存在する方向に応じて、前記画像表示面に 表示される二次元画像を変化させることを特徴とする請求項 1乃至 3のいずれか 1項 に記載の立体的二次元画像表示装置。
[5] 前記画像制御手段は、前記位置検出手段によって検出された前記観察者の観察 位置に応じて、前記画像表示面に表示される二次元画像の大きさを変化させること を特徴とする請求項 1乃至 4のいずれか 1項に記載の立体的二次元画像表示装置。
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