WO2007074810A1 - マスクブランク及びフォトマスク - Google Patents

マスクブランク及びフォトマスク Download PDF

Info

Publication number
WO2007074810A1
WO2007074810A1 PCT/JP2006/325884 JP2006325884W WO2007074810A1 WO 2007074810 A1 WO2007074810 A1 WO 2007074810A1 JP 2006325884 W JP2006325884 W JP 2006325884W WO 2007074810 A1 WO2007074810 A1 WO 2007074810A1
Authority
WO
WIPO (PCT)
Prior art keywords
film
semi
line
mask
transparent film
Prior art date
Application number
PCT/JP2006/325884
Other languages
English (en)
French (fr)
Inventor
Masaru Mitsui
Michiaki Sano
Original Assignee
Hoya Corporation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Corporation filed Critical Hoya Corporation
Priority to KR1020117002397A priority Critical patent/KR101210661B1/ko
Priority to CN2006800493905A priority patent/CN101346664B/zh
Publication of WO2007074810A1 publication Critical patent/WO2007074810A1/ja

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/50Mask blanks not covered by G03F1/20 - G03F1/34; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/36Masks having proximity correction features; Preparation thereof, e.g. optical proximity correction [OPC] design processes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/54Absorbers, e.g. of opaque materials
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • G03F7/70433Layout for increasing efficiency or for compensating imaging errors, e.g. layout of exposure fields for reducing focus errors; Use of mask features for increasing efficiency or for compensating imaging errors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

[課題]多色波露光に適したFPD用大型マスク及びマスクブランクを提供する。 [解決手段]透光性基板上に、透過量を調整する機能を有するグレートーンマスク用半透光性膜を少なくとも有するFPDデバイスを製造するためのマスクブランクであって、  前記グレートーンマスク用半透光性膜は、超高圧水銀灯から放射される少なくともi線からg線に渡る波長帯域において、半透光性膜の透過率(即ち半透過率)の変動幅が5%未満の範囲内となるように制御された膜であることを特徴とする。

Description

技術分野
[0001] 本発明は、マスクブランク及びフォトマスクに関し、特に、 FPDデバイスを製造する ためのマスクブランク(フォトマスク用のブランク)、係るマスクブランクを用いて製造さ れたフォトマスク (転写マスク)等に関する。
背景技術
[0002] 近年、大型 FPD用マスクの分野において、半透光性膜 (いわゆるグレートーンマス ク用ハーフ透光性膜)を有するグレートーンマスクを用いてマスク枚数を削減する試 みがなされて!/ヽる (非特許文献 1)。
ここで、グレートーンマスクは、図 9 (1)及び図 10 (1)に示すように、透明基板上に、 遮光部 1と、透過部 2と、グレートーン部 3とを有する。グレートーン部 3は、透過量を 調整する機能を有し、例えば、図 9 (1)に示すようにグレートーンマスク用半透光性膜 (ハーフ透光性膜) 3a,を形成した領域、あるいは、図 10 (1)に示すようにグレート一 ンパターン (グレートーンマスクを使用する大型 LCD用露光機の解像限界以下の微 細遮光パターン 3a及び微細透過部 3b)を形成した領域であって、これらの領域を透 過する光の透過量を低減しこの領域による照射量を低減して、係る領域に対応する フォトレジストの現像後の膜減りした膜厚を所望の値に制御することを目的として形成 される。
大型グレートーンマスクを、ミラープロジェクシヨン方式やレンズを使ったレンズ方式 の大型露光装置に搭載して使用する場合、グレートーン部 3を通過した露光光は全 体として露光量が足りなくなるため、このグレートーン部 3を介して露光したポジ型フォ トレジストは膜厚が薄くなるだけで基板上に残る。つまり、レジストは露光量の違いに よって通常の遮光部 1に対応する部分とグレートーン部 3に対応する部分で現像液 に対する溶解性に差ができるため、現像後のレジスト形状は、図 9 (2)及び図 10 (2) に示すように、通常の遮光部 1に対応する部分 1 'が例えば約 1 m、グレートーン部 3に対応する部分 3'が例えば約 0. 4〜0. 5 /ζ πι、透過部 2に対応する部分はレジス トのない部分 2,となる。そして、レジストのない部分 2,で被カ卩ェ基板の第 1のエツチン グを行い、グレートーン部 3に対応する薄い部分 3,のレジストをアツシング等によって 除去しこの部分で第 2のエッチングを行うことによって、 1枚のマスクで従来のマスク 2 枚分の工程を行い、マスク枚数を削減する。
非特許文献 1 :月刊 FPD Intelligence, P.31- 35、 1999年 5月
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
ところで、マイクロプロセッサ、半導体メモリ、システム LSIなどの半導体ディバイスを 製造するための LSI用マスクは、最大でも 6インチ角程度と相対的に小型であって、 ステツパ (ショット ステップ露光)方式による縮小投影露光装置に搭載されて使用さ れることが多い。係る LSI用マスクでは、被転写基板としてシリコンウェハを使用し、最 終形態として多数のチップに切断されて使用される。係る LSI用マスクでは、露光波 長で決定される解像限界を打破すベぐ露光波長の短波長化が図られている。ここ で、 LSI用マスクでは、レンズ系による色収差排除及びそれによる解像性向上の観点 から、単色の露光光(単一波長の露光光)が使用される。この LSI用マスクについて の単色の露光波長の短波長化は、超高圧水銀灯の g線 (436nm)、 i線(365nm)、 KrFエキシマレーザ(248nm)、 ArFエキシマレーザ(193nm)へと進行してきて!/、る 。また、 LSI用マスク上に形成されるマスクパターンの最小線幅は 0. 26 m程度(ゥ ェハ上に形成されるパターンの最小線幅は 0. 07 μ m程度)を実現して 、る。
これに対し、 FPD (フラットパネルディスプレイ)用大型マスクを、ミラープロジェクショ ン (スキャニング露光方式による、等倍投影露光)方式の露光装置に搭載して使用す る場合、(1)反射光学系だけでマスクを介した露光が行われるので、 LSI用マスクの 如きレンズ系の介在に基づき生じる色収差は問題とならないこと、及び、(2)現状で は多色波露光 (複数の波長を持つ多波長露光)の影響 (透過光や反射光に基づく干 渉や、色収差の影響など)を検討するよりも、単色波露光 (単一波長露光)に比べ大 きな露光光強度を確保した方が総合的な生産面力 有利であることから、またレンズ 方式の大型露光装置に搭載して使用する場合上記 (2)に記載したことなどから、超 高圧水銀灯の i線〜 g線の広 、波長帯域を利用し多色波露光を実施して 、る。 [0004] また、 FPD用大型マスクブランクでは、基板サイズが大き 、分、基板サイズが小さ!/ヽ 場合に比べ、製造原理上の限界面 (製造方法や製造装置に由来する限界面)の要 因、並びに製造条件の変動 (プロセス変動)の要因に基づき、面内及び基板間にお いて諸特性 (膜組成、膜質、透過率、反射率、光学濃度、ヱツチング特性、その他光 学特性、膜厚など)のばらつきが生じやすぐこのため面内及び基板間の諸特性が均 一なものを大量に作りづらい、といった特色がある。このような特色は、 FPDの更なる 大型化 ·高精細化に伴 、増長される傾向にある。
ここで、面内及び基板間において諸特性のばらつきが大きい場合、以下の不都合 がある。
(1)諸特性のばらつきが大きい製品は、ばらつきが大きい点において高品質とは言 えず、性能面でも良いとは言えない。
(2)諸特¾のばらつきが大きいと、規格内に納めるのが大変で、規格内に収まるもの を大量に製造するのが難しぐつくりずらい。
(3)諸特性のばらつきが大きいため、規格外のものが出てしまい、生産性 (歩留まり) が悪い。
(4)諸特性のばらつきが大きいと、それにあわせて規格も緩くする必要がある。したが つて、高規格化を追求できず、高規格化に対応しずらい。
[0005] さらに、 FPD用大型マスクに形成されるパターンの最小線幅は 1 μ m程度以下、被 転写用大型ガラス基板上に形成されるパターンの最小線幅は共に 2〜3 μ m程度で あり、最先端 LSIの最小線幅に比べ大きい。しかし、 FPDは、大面積のままで 1つの FPD製品として使用され、 LSIに比べ最終形態が大面積であり、多数の素子のすべ てが機能することが必要である。従って全ての素子が機能することを阻害する欠陥及 び阻害する可能性があると考えられる規格外の欠陥は許容されない。このように、 FP D製品では、大面積で欠陥がないことを実現する必要があるが、 FPD用大型マスク ブランクでの面内及び基板間にお 、て諸特性のばらつきが大き!/、場合、 FPD用大 型マスク並びに大面積 FPD製品についての高品質ィ匕ゃ歩留まり向上等を実現する ことは難しいといった特色がある。このような特色は、 FPDの更なる大型化'高精細化 に伴 、増長される傾向にある。 [0006] 以上のように、 FPD用大型マスクでは、マスクの使用環境の相違やマスクサイズの 相違等に基づき、 LSI用マスクでは要求されない(即ち検討する必要のない)特性が 、要求される(即ち検討する必要がある)と言える。
このようなマスクの使用環境の相違等に基づき生ずる FPD用大型マスク特有の要 求特性に関し、本発明者は、多色波露光に着目した。
さて、複数の波長による露光(多色波露光)処理の利点は、露光光強度が、単一波 長による露光(単色波露光)の場合に比べて大きくできることである。例えば、 i線のみ 、又は g線のみの単色波露光に比べて、 h線を含み i線力 g線に亘る波長帯域の光 で露光を行うほうが、露光光強度は大きい。このため、デバイスの生産性を向上させ ることがでさる。
例えば、 FPDデバイス等の大型のディスプレイデバイスは、等倍露光法を利用して 製造される場合が多 ヽ。 LSIデバイス等の製造で使われて 、る縮小露光法に比べて 等倍露光法では、デバイス面に照射される露光光の入射強度が小さいので、複数の 波長を利用することで、デバイス面に照射される露光光の入射強度を補える利点が 得られる。
本願の目的は、多色波露光に伴う問題点を見出し、対応策を案出することにある。 課題を解決するための手段
[0007] 本発明者は、 FPD用大型マスクに特有の多色波露光に着目し、この多色波露光に 適した FPD用大型マスクに特有の要求特性について研究を行った。
その結果、以下のことが判明した。
(1)露光光源である超高圧水銀灯力 放射される i線, h線, g線の露光光強度 (相対 強度)はほぼ等しい。より詳しくは i線, h線, g線の露光光強度 (相対強度)はほぼ等 しいが、両端の i, g線の強度に比べ中央の h線の強度がやや低い(図 1参照)。 つまり相対強度的には i線, h線, g線はいずれも同等に重要視する必要があり、マ スクを介した露光時に相対強度に応じて発現される作用、例えばレジストの感光作用 など、につ 、ても 、ずれも同等に重要視する必要があると考えられる。
ここで、グレートーンマスク用半透光性膜 (ハーフ透光性膜)における透過率 (半透 過率、ハーフ透過率)について考えると、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)丁の 分光曲線は波長 λの関数であり、 τ=ϊ( λ )で表される。この半透光性膜の透過率( 即ち半透過率) τの分光曲線は、主として、膜材料、膜組成、膜質、製造条件、製造 装置等で決定される。
一方で、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率) τは、 τ=ιΖι …式(1)で表され
0
る (式(1)中、 Τ:半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)、 I入射光強度、 I:透過光強
0
度である)。
以上のことから、 i線, h線, g線の相対強度が同等、従って i線, h線, g線の入射光 強度 Iが同等であり、 i線, h線, g線の波長によらず半透光性膜の透過率 (即ち半透
0
過率) Tがほぼ同等であれば、上記(1)式から、 i線, h線, g線に対する透過光強度 I もほぼ同等となり、このような特性は、例えばレジストの感光作用等のシュミレーシヨン のしやすさなどの観点力も好ましいと考えられること。
言!ヽ換えると、縦軸:半透光性膜の透過率 (即ち半透過率) T—横軸:波長 λの分 光曲線において、 i線〜 g線の広い波長帯域でフラットな分光特性を有する分光透過 率線 (即ち横軸に対する傾きの小さな分光透過率線)が好ましいと考えられること。尚 、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の分光透過率線の横軸に対する傾きは縦軸 のとり方によって変動(変ィ匕)する力 縦軸のスケールが同じであれば比較可能であ る。
(2) i線, h線, g線に対しほぼ同等の半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)を有する 膜は、実際に製造可能であること。
(3)多色波露光で使用される大型 FPD用マスクにおいて、相対強度的にほぼ同等 である i線, h線, g線に対しほぼ同等の半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)を有す る膜を実際にマスクブランク及びマスクに適用することによって、 i線, h線, g線に対 する半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が大きな膜を適用した場合に比 ベ、面内及び基板間における半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)が均一なものを 大量に作りやすぐ従ってマスクブランク高品質ィ匕及び歩留まり向上等に寄与でき、 ひいては、大面積 FPD製品についての高品質ィ匕ゃ歩留まり向上等に寄与できること が確認されたこと。
(4)上記(1)、(3)と関連して、多色波露光の影響 (透過光の干渉による影響など)を 考慮した膜設計を行うよりも、 i線, h線, g線に対しほぼ同等の半透光性膜の透過率( 即ち半透過率)を有する膜設計とした方が、マスクブランク並びに FPD製品自体の高 品質化並びに歩留まり向上等に有益であること。
(5)上記(1)、(3)、(4)と関連して、少なくとも i線, h線, g線に対しほぼ同等の半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)を有するように光学設計され作製された分光透過 率線の傾斜が平坦 (フラット)である膜、好ましくは i線〜 g線を含むより広い波長帯域 で分光透過率線の傾斜が平坦である膜 (例えば波長 330ηπ!〜 470nmに渡る波長 帯域において半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が 10%未満更には 5 %未満に光学設計され作製された膜)、は製造条件の変動 (プロセス変動)や、これ に伴う膜組成の変動や膜質 (物性)の変動など、に対して、半透光性膜の透過率 (即 ち半透過率)の変動幅 Hが小さく(図 7 (1)参照)、したがって、より均一なもの (より規 格 k'の厳 、マスクブランクやマスク)を大量に製造しやすく(図 8 (2)参照)、また 規格 k'内に収まるブランクやマスクを歩留まり良く大量に製造しやすいこと(図 7 ( 2)参照)。
これに対し、上記波長帯域において傾斜がきつく分光透過率の変動幅 H'が大き いと(図 7 (2)参照)、ほんの少しのプロセス変動で、分光透過率線が上下左右にシフ トしてしまい、これによつて諸特性の均一性が悪くなり(図 8 (1)参照)、また分光透過 率線のシフトによって規格 k、 k '外となってしまう割合も増えるので製造しにくく生産 性も良くない(図 7 (2)参照)。したがって、現実には、フラットなものに比べ、規格 k 'を緩くしな 、と生産性良く製造できな!、。
尚、上記波長帯域における分光透過率線の変動幅 がもともと大きいと、分光透 過率線のシフト前後の変動幅 H'も大きくなる(図 7 (1)参照)。これに対し、上記波長 帯域における分光透過率線の変動幅がもともと小さいと、シフト前後の変動幅 Hも小 さくなる(図 7 (1)参照)。これは、プロセス変動で分光透過率線が上下左右にシフトし た場合、シフト前の最低値とシフト後の最大値で構成される変動幅 H'が、分光透過 率線の傾斜が平坦な場合の変動幅 Hに比べ(上下左右方向へのシフト量が同じと仮 定した場合)、大きくなるからである(図 7 (1)参照)。
また、分光透過率線の傾斜がきついと (変動幅が大きいと)、規格値 k、 k'に対する マージン m'が取りにくぐまた変動幅の上限にあわせて十分なマージン m'を取ろうと すると、規格値 k'が悪くなりすぎる(図 7 (2)参照)。これに対し、分光透過率線の傾 斜が平坦であると、変動幅の上限に対するマージン m大きくとること (余裕持たせるこ と)が可能である(図 7 (2)参照)。
尚、上記波長帯域における分光透過率線の変動幅が大きい膜の場合、分光透過 率線の変動幅内の変化 (例えば傾き変化や線のシフト等)があっても、同一の膜が製 造されて!、るものとして管理、認定されてしまうので好ましくな 、(図 8 (1)参照)。 (6)尚、上記(2)と関連して、 i線, h線, g線に対しほぼ同等の半透光性膜の透過率( 即ち半透過率)有する膜は、実際に製造可能であること、を見出す課程おいて、以下 のことがわかった。
(i)クロム酸ィ匕膜系のグレートーンマスク用半透光性膜 (例えば CrO膜など)だと、膜 中に Oを含むため(膜中の Oが多 、ため)、 i線〜 g線の波長帯域更には係る波長帯 域を含むより広い波長帯域で基本的に分光透過率線の傾斜がきつく (横軸えに対す る傾きが大きく)、分光透過率の変動幅が大きくなることが判明した。
(ii)クロム酸ィ匕膜系半透光性膜に比べ、クロム窒化膜系半透光性膜 (例えば CrN、 C rCN, CrON)では、 i線〜 g線の波長帯域更には係る波長帯域を含むより広い波長 帯域で基本的に分光透過率線の傾斜が緩やでフラットではある (横軸 λに対する傾 きが小さい)が、マスクブランク並びに FPD自体の高品質ィ匕やより均一なもの(規格の 厳しいもの)を大量に製造しやすくするなどの目的達成のためには、どのようなクロム 窒化膜系半透光性膜であっても係る目的を達成できるものではなぐ係る目的を達 成し得る所定の条件を満たすクロム窒化膜系半透光性膜を見つけ出し使用する必 要があることが判明した。つまり、膜材料が同じクロム窒化膜系であっても、膜組成の 調整、製造条件、製造装置等の選定及び制御、これらによる膜質の制御、などの相 違によって所定の条件を満たすものと満たさないものがあることが判明した。
(iii) MoSi系のグレートーンマスク用半透光性膜についても、クロム酸化膜系半透光 性膜に比べ、 i線〜 g線の波長帯域更には係る波長帯域を含むより広い波長帯域で 基本的に分光透過率線の傾斜が緩やかでフラットではある。し力しながら、マスクブラ ンク並びに FPD自体の高品質ィ匕やより均一なもの(規格の厳しいもの)を大量に製造 しゃすくするなどの目的達成のためには、どのような MoSi系半透光性膜であっても 係る目的を達成できるものではなぐ係る目的を達成し得る MoS係半透光性膜を見 つけ出し使用する必要があることが判明した。つまり、膜材料が同じ MoSi系半透光 性膜であっても、膜組成の調整、製造条件、製造装置等の選定及び制御、これら〖こ よる膜質の制御、などの相違によって所定の条件を満たすものと満たさないものがあ ることが判明した。尚、所定の条件を満たし上記目的を達成し得る MoSi系半透光性 膜としては、例えば、 MoSi、 MoSiなどの半透光性膜が適することが判明した。更
4 2
に、 MoSi半透光性膜に対し MoSi半透光性膜は、横軸のスケールを同じにして比
4 2
較したときに、 i線〜 g線の波長帯域更には係る波長帯域を含むより広い波長帯域で 分光透過率線の傾斜がより平坦になるので好ま U、ことが判明した。
本発明方法は、以下の構成を有する。
(構成 1)透光性基板上に、透過量を調整する機能を有するグレートーンマスク用半 透光性膜を少なくとも有する FPDデバイスを製造するためのマスクブランクであって、 前記グレートーンマスク用半透光性膜は、超高圧水銀灯から放射される少なくとも i 線力も g線に渡る波長帯域にぉ 、て、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動 幅が 5%未満の範囲内となるように制御された膜であることを特徴とする、 FPDデバイ スを製造するためのマスクブランク。
(構成 2)透光性基板上に、透過量を調整する機能を有するグレートーンマスク用半 透光性膜を少なくとも有する FPDデバイスを製造するためのマスクブランクであって、 前記グレートーンマスク用半透光性膜は、波長 330nm〜470nmに渡る波長帯域 において、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が 10%未満の範囲内と なるように制御された膜であることを特徴とする、 FPDデバイスを製造するためのマス クブランク。
(構成 3)前記グレートーンマスク用半透光性膜は、波長 330nm〜470nmに渡る波 長帯域において、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が 5%未満の範囲 内となるように制御された膜であることを特徴とする、構成 2記載の FPDデバイスを製 造するためのマスクブランク。
(構成 4)前記グレートーンマスク用半透光性膜は、上記要件を満たすべく光学設計 され、作製されたクロム窒化膜系の半透光性膜であることを特徴とする構成 1乃至 3 のいずれか一に記載の FPDデバイスを製造するためのマスクブランク。
(構成 5)前記グレートーンマスク用半透光性膜は、上記要件を満たすべく光学設計 され、作製された MoSi系の半透光性膜であることを特徴をとする構成 1乃至 3のい ずれか一に記載の FPDデバイスを製造するためのマスクブランク。
(構成 6)透光性基板上に、透過量を調整する機能を有する半透光性膜を少なくとも 有するマスクブランクにお!/、て、
前記マスクブランクは、前記半透光性膜がパターニング処理されてフォトマスクとな された後、デバイスを製造する際に、複数の波長を含む露光光により露光処理される フォトマスク用のマスクブランクであって、
前記半透光性膜は、超高圧水銀灯カゝら放射される少なくとも i線から g線に渡る波長 帯域において、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が 5%未満の範囲内 となるように制御された膜であることを特徴とする、マスクブランク。
(構成 7)構成 1乃至 5記載のマスクブランクを用いて製造され、少なくともグレートーン マスク用半透光性膜パターンを有することを特徴とする FPDデバイスを製造するため のフォトマスク。
(構成 8)構成 6に記載のマスクブランクを用いて製造されたことを特徴とするフォトマ スク。
発明の効果
[0009] 本発明によれば、多色波露光に適した FPD用大型マスク及びマスクブランクを提 供できる。
[0010] 以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に係る FPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクにぉ 、て、 前記グレートーンマスク用半透光性膜 (ハーフ透光性膜)は、超高圧水銀灯から放射 される少なくとも i線力も g線に渡る波長帯域において、グレートーンマスク用半透光 性膜の透過率(半透過率、ハーフ透過率)の変動幅が 5%未満の範囲内となるよう〖こ 制御された膜であることを特徴とし、これによつて、 i線, h線, g線に対するグレート一 ンマスク用半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)が波長によらずほぼ同等 (例えば 半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の差異が 5%未満)であることを特徴とする (構 成 1)。
本発明において、上記要件を満たすグレートーンマスク用半透光性膜は、上記要 件を満たす可能性があると思われる (上記要件を満たすのに適した)膜材料を選択し た上で、更に膜組成の調整、製造条件、製造装置等の選定及び制御、これらによる 膜質の制御などによって上記要件を満たすことが可能であることを確認して得られる 。尚、膜材料が同じであっても、膜組成の調整、製造条件、製造装置等の選定及び 制御、これらによる膜質の制御、などの相違によって上記要件を満たすものと満たさ ないものがある。
本発明において、前記グレートーンマスク用半透光性膜は、上記のような状況の下 で、超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、半 透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が 5%未満の範囲内にあり、 i線, h線, g線に対する半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)が波長によらずほぼ同等となるよ うに、光学設計され、作製された膜である。
本発明に係る FPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクにおいて、 前記グレートーンマスク用半透光性膜は、波長 330ηπ!〜 470nmに渡る波長帯域に おいて、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率、ハーフ透過率)の変動幅が 10%未 満の範囲内となるように制御された膜であることが好ま ヽ (構成 2)。
このような膜としては、例えば、 MoSi (X> 2)膜 (例えば MoSi膜や MoSi膜など
X 3 4
)が挙げられる。
また、本発明に係る FPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクにお いて、前記グレートーンマスク用半透光性膜は、波長 330nm〜470nmに渡る波長 帯域において、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)、ハーフ透過率)の変動幅が 5 %未満の範囲内となるように制御された膜であることが好ましい (構成 3)。
このような膜としては、例えば、 CrN膜や、 MoSi膜が挙げられ、また、 Ta、 Ti、 W、
2
Mo、 Zrなどの金属膜や、これらの金属どうしの合金膜又はこれらの金属と他の金属 との合金膜 (他の金属としては Cr、 Niが挙げられる)や、これらの金属又は合金とシリ コンとを含む膜、が挙げられる。 [0012] 本発明に係る FPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクにぉ ヽては 、少なくとも、グレートーンマスク用半透光性膜と遮光性膜とを透光性基板上に順不 同で有する態様が含まれる。つまり、半透光性膜とは別個に、露光波長を遮断する 目的で、遮光性膜を形成する態様が含まれる。具体的には、例えば、図 3 (1)に示す ように、透光性基板 10上にグレートーンマスク用半透光性膜 11と遮光性膜 12とをこ の順で形成し、これらの膜のパターニングを施して、グレートーンマスク用半透光性 膜パターンと遮光性膜パターンとを形成してなる半透光性膜下置きタイプや、図 3 (2 )に示すように、透光性基板上に遮光性膜とグレートーンマスク用半透光性膜とをこ の順で形成し、これらの膜のパターユングを施して、遮光性膜パターンとグレートーン マスク用半透光性膜パターンとを形成してなる半透光性膜上置きタイプ、などが挙げ られる。
ここで、光半透過膜の材料としては、 Moと Siで構成される MoSi系材料に限らず、 金属及びシリコン(MSi、 M : Mo、 Ni、 W、 Zr、 Ti、 Cr等の遷移金属)、酸化窒化され た金属及びシリコン (MSiON)、酸ィ匕炭化された金属及びシリコン (MSiCO)、酸ィ匕 窒化炭化された金属及びシリコン (MSiCON)、酸ィ匕された金属及びシリコン (MSi O)、窒化された金属及びシリコン(MSiN)、などが挙げられ、また、 Ta、 Ti、 W、 Mo 、 Zrなどの金属や、これらの金属どうしの合金又はこれらの金属と他の金属との合金( 他の金属としては Cr、 Niが挙げられる)や、これらの金属又は合金とシリコンとを含む 材料、が挙げられる。
また、遮光性膜の材料としては、例えば、光半透過膜のエッチング特性と異なる材 料がよぐ半透光性膜を構成する金属がモリブデンの場合、クロムや、クロムの酸ィ匕 物、クロムの窒化物、クロムの炭化物、クロムのフッ化物、それらを少なくとも 1つ含む 材料が好ましい。同様に、半透光性膜がクロム窒化膜系材料で構成される場合、クロ ムゃ、クロムの酸化物、クロムの炭化物、クロムのフッ化物、それらを少なくとも 1つ含 む材料が好ましい。
[0013] 本発明に係る FPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクにぉ 、て、 前記グレートーンマスク用半透光性膜は、上記要件を満たすべく光学設計され、作 製されたクロム窒化膜系半透光性膜であることが好ま 、 (構成 4)。 また、本発明に係る FPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクにお いて、前記グレートーンマスク用半透光性膜は、上記要件を満たすべく光学設計され 、作製された MoSi系半透光性膜であることが好ま ヽ (構成 5)。
これらの理由は、これらの材料は、他の材料に比べ、膜組成の調整、製造条件、製 造装置等の選定及び制御、これらによる膜質の制御、などによって上記要件を満た しゃすいからである。
尚、クロム窒化膜系のグレートーンマスク用半透光性膜は、図 3 (2)に示す半透光 性膜上置きタイプに適している。また、 MoSi系のグレートーンマスク用半透光性膜は
、図 3 (1)に示す半透光性膜下置きタイプに適している。
[0014] 本発明に係る FPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクにお!ヽては
、グレートーンマスク用半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)は、 15〜65%の範囲 内の値をターゲット値として選択し、膜厚制御によってターゲット値の半透光性膜の 透過率 (即ち半透過率)を得る。
[0015] 本発明において、超高圧水銀灯としては、例えば図 1に示す特性を有するものが例 示されるが、本発明はこれに限定されない。
また、透光性基板としては、合成石英、ソーダライムガラス、無アルカリガラスなどの 基板が挙げられる。
[0016] 本発明にお 、て、 FPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクとして は、 LCD (液晶ディスプレイ)、プラズマディスプレイ、有機 EL (エレクト口ルミネッセン ス)ディスプレイなどの FPDデバイスを製造するためのマスクブランク及びマスクが挙 げられる。
ここで、 LCD製造用マスクには、 LCDの製造に必要なすべてのマスクが含まれ、例 えば、 TFT (薄膜トランジスタ)、特に TFTチャンネル部やコンタクトホール部、低温ポ リシリコン TFT、カラーフィルタ、反射板 (ブラックマトリクス)、などを形成するためのマ スクが含まれる。他の表示ディバイス製造用マスクには、有機 EL (エレクト口ルミネッ センス)ディスプレイ、プラズマディスプレイなどの製造に必要なすべてのマスクが含 まれる。
[0017] 本発明に係る FPDデバイスを製造するためのフォトマスクは、上記本発明に係る F PDデバイスを製造するためのマスクブランクを用いて製造され、少なくともグレート一 ンマスク用半透光性膜パターンを有することを特徴とする (構成 6)。
本発明に係るマスクブランクは、透光性基板上に、透過量を調整する機能を有する 半透光性膜を少なくとも有するマスクブランクにおいて、
前記マスクブランクは、前記半透光性膜がパターニング処理されてフォトマスクとな された後、デバイスを製造する際に、複数の波長を含む露光光により露光処理される フォトマスク用のマスクブランクであって、
前記半透光性膜は、超高圧水銀灯カゝら放射される少なくとも i線から g線に渡る波長 帯域において、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が 5%未満の範囲内 となるように制御された膜であることを特徴とする (構成 6)。
本発明に係るマスクブランクは、 i線, h線, g線に対する半透光性膜の透過率 (即ち 半透過率)が波長によらずほぼ同等 (例えば半透光性膜の透過率 (即ち半透過率) の差異が 5%未満)であることを特徴とするものであり、これによつて、多色波露光に 適したマスクブランク及びフォトマスクを提供できる。
詳しくは、上記構成により、半透光性膜の成膜中の製造条件 (成膜条件)が変動し た場合であっても、これによつて分光透過率 (各波長における透過率)が変化するこ とが少なぐ規格内に収まるマスクブランクやマスクを歩留まり良く製造することができ る。また、このように制御された膜は、プロセス変動に伴う分光透過率曲線の上下左 右方向のシフトに対し分光透過率 (各波長における透過率)が大きく変動することが 少なぐ分光透過率 (各波長における透過率)の均一性がょ 、。
また、本発明のマスクブランク及びマスクは、等倍露光処理する露光機に対応する マスクブランク、フォトマスクとして好適である。
また、本発明に係るマスクブランク及び、マスクは、照明光学系が反射光学式に構 成された露光装置に対応するマスクブランク、マスクとして好適である。
また、本発明に係るマスクブランク及び、マスクは、 330mm X 450mm矩形以上の 大型マスク、及びこのマスクに対応する大型マスクブランクとして好適である。このよう な大型マスクの用途としては、ディスプレイデバイス製造用マスク、例えば、 FPDデバ イス製造用フォトマスクなどを挙げることができる。 また、本発明は、グレートーンマスクに対応するマスクブランクとして好適である。 本発明に係るフォトマスクは、上記本発明に係るマスクブランクを用いて製造され、 少なくとも半透光性膜パターンを有することを特徴とする (構成 8)。
尚、本発明に係るマスクブランク及びフォトマスク (構成 6及び構成 8)に関する他の 事項に関しては、上述した本発明に係るマスクブランク及びフォトマスク (構成 1〜5 及び構成 7)で説明した事項と同様である。
以下、実施例に基づき本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例 1)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜を 行った。具体的には、 Crターゲットを用い、 Arと Nガスをスパッタリングガスとして Cr
2
N半透光性膜を 100オングストローム(試料 1)、 80オングストローム(試料 2)、 50オン ダストローム (試料 3)、 30オングストローム (試料 4)、と段階的に変化させて、複数の 試料を作製した。
このうち、試料 2の分光透過率線を図 2の Aに、試料 3の分光透過率線を図 2の Bに 、それぞれ示す。 Dは QZの分光透過率を示す。尚、分光透過率は分光光度計(日 立製作所社製: U— 4100)により測定した。
図 2に示す試料 2に係る分光透過率線 A及び試料 3に係る分光透過率線 Bにお 、 ては、超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線力 g線に渡る波長帯域において、 半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が 5%未満の範囲内であった。 また、図 2に示す試料 2に係る分光透過率線 A及び試料 3に係る分光透過率線 Bに おいては、波長 330nm〜470nmに渡る波長帯域においても、半透光性膜の透過 率 (即ち半透過率)の変動幅が 5%未満の範囲内であった。
複数枚 (基板間: 100枚)につ 、て面内(均等 9箇所)につ 、て同様に調べたところ 、いずれも上記半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅の範囲内にあること 確認された。
更に、 CrN半透光性膜の膜厚 20〜250オングストロームの範囲内において、任意 の膜厚を設定して作製された膜は、 Vヽずれも上記半透光性膜の透過率 (即ち半透過 率)の変動幅の範囲内にあることが確認された。
[0020] (比較例 1)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜を 行った。具体的には、 Crターゲットを用い、 Arと Oガスをスパッタリングガスとして Cr
2
O半透光性膜を 100オングストローム(試料 1, )、 250オングストローム(試料 2,)、 40 0オングストローム (試料 3,)、 500オングストローム (試料 4,)、と段階的に変化させて 、複数の試料を作製した。
このうち、試料 3,の分光透過率線を図 2の Cに示す。
図 2に示す試料 3'に係る分光透過率線 Cにおいては、超高圧水銀灯から放射され る少なくとも i線力も g線に渡る波長帯域において、半透光性膜の透過率 (即ち半透過 率)の変動幅は 6%以上であった。
また、図 2に示す試料 3'に係る分光透過率線 Cにおいては、波長 330ηπ!〜 470η mに渡る波長帯域においては、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅は約 12%以上であった。
複数枚 (基板間: 100枚)につ 、て面内(均等 9箇所)につ 、て同様に調べたところ 、ほんの少しのプロセス変動で、分光透過率線 Cが上下左右にシフトしてしまい、これ によって半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が 2〜3%程度増力!]してしま うことがわ力つた。
尚、 CrO半透光性膜の膜厚 100〜500オングストロームの範囲内において、任意 の膜厚を設定して作製された膜は、いずれも実施例 1の半透光性膜の透過率 (即ち 半透過率)の変動幅の範囲外にあることが確認された。
[0021] (ブランク及びマスクの作製)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、 Cr系遮光膜を成膜し (マスクブランクを作 製し)、この Cr系遮光膜のパターユングを行った。ここで、 Cr系遮光膜の成膜は、 Cr ターゲットを用い、 Arと CHガスをスパッタリングガスとして CrC膜を 620〜570オン
4
ダストローム成膜した。 次に、グレートーンマスク用半透光性膜を上記実施例 1及び比較例 1と同様にして 成膜し (マスクブランクを作製し)、このグレートーンマスク用半透光性膜のパターニン グを行った。
以上のようにして、図 3 (2)に示すような、半透光性膜上置きタイプの FPD用大型マ スクを作製した。
この結果、グレートーンマスク用半透光性膜として、実施例 1の膜を使用した場合は 、比較例 1の膜を使用した場合に比べ、マスクの高品質化並びに歩留まり向上等に 有益であることが確認された。
(実施例 2)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜を 行った。具体的には、 Mo : Si= 20 : 80 (原子%比)のターゲットを用い、 Arとヘリウム をスパッタリングガスとして、モリブデン及びシリコン力もなるグレートーンマスク用半透 光性膜(MoSi )を 100オングストローム(試料 5)、 50オングストローム(試料 6)、 30
4
オングストローム (試料 7)、と段階的に変化させて、複数の試料を作製した。
試料 5の分光透過率線を図 4に、試料 6の分光透過率線を図 5に、試料 7の分光透 過率線を図 6に、それぞれ示す。尚、分光透過率は分光光度計(日立製作所社製: U— 4100)により測定した。
超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅は、試料 5 : 3. 9%未満の範囲内、試料 6 :4. 6%未満の範囲内、試料 7 : 3. 1%未満の範囲内、であった。
また、波長 330ηπ!〜 470nmに渡る波長帯域において、半透光性膜の透過率 (即 ち半透過率)の変動幅は、試料 5 : 6. 0%未満の範囲内、試料 6 : 8. 5%未満の範囲 内、試料 7 : 5. 8%未満の範囲内、であった。
複数枚 (基板間: 100枚)につ 、て面内(均等 9箇所)につ 、て同様に調べたところ 、いずれも上記半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅の各範囲内にあるこ とが確認された。
更に、 MoSi膜の膜厚 20〜250オングストロームの範囲内において、任意の膜厚 を設定して作製された膜は、 V、ずれも半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動 幅が試料 6以下の範囲内にあることが確認された。
[0023] (実施例 3)
上述の実施例 2において、ターゲットを Mo : Si= l : 2 (原子%比)にした以外は実 施例 2と同様に、複数の透過率のグレートーンマスク用半透光性膜の成膜を行った。 その結果、 MoSi膜の膜厚 15〜200オングストロームの範囲内において、任意の
2
膜厚を設定して作製された膜は、 i線から g線に渡る波長帯域においていずれも半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が 4%未満の範囲内にあること確認され た。
尚、実施例 2及び 3の結果から、 MoSi半透光性膜に対し MoSi半透光性膜は、
4 2
横軸のスケールを同じにして比較したときに、 i線〜 g線の波長帯域更には係る波長 帯域を含むより広い波長帯域で分光透過率線の傾斜がより平坦になるので好ましい ことが判明した。
[0024] (ブランク及びマスクの作製)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、 MoSi系のグレートーンマスク用半透光性 膜、 Cr系遮光膜、を順次成膜し、 FPD用大型マスクブランクを作製した。
ここで、 MoSi系のグレートーンマスク用半透光性膜の成膜は、上記実施例 2又は 3 と同様とした。
また、 Cr系遮光膜の成膜は、大型インラインスパッタリング装置内に連続して配置さ れた 3つのスペース(スパッタ室)に Crターゲットを各々配置し、まず Arと Nガスをス
2 パッタリングガスとして CrN膜を 150オングストローム、次いで Arと CHガスをスパッタ
4
リングガスとして CrC膜を 650オングストローム、次!、で Arと NOガスをスパッタリング ガスとして CrON膜を 250オングストローム、連続成膜した。
Cr系遮光膜のパターニングを行った後、 MoSi系グレートーンマスク用半透光性膜 のパター-ングを行い、図 3 (1)に示すような、半透光性膜下置きタイプの FPD用大 型マスクを作製した。
この結果、グレートーンマスク用半透光性膜として、実施例 2, 3の膜を使用した場 合は、比較例 1の膜を使用した場合に比べ、マスクの高品質ィ匕並びに歩留まり向上 等に有益であることが確認された。
(実施例 4)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜を 行った。具体的には、 Taターゲットを用い、 Arをスパッタリングガスとして、タンタルか らなるグレートーンマスク用半透光性膜 (Ta)を、超高圧水銀灯から放射される少なく とも i線力も g線に渡る波長帯域にぉ ヽて、成膜後の半透光性膜の透過率 (即ち半透 過率)力 それぞれ、約 60% (試料 T— 4)、約 40% (試料 T— 5)、約 20% (試料 T— 6)、となるような膜厚でそれぞれ形成して、複数の試料を作製した。
上記各試料について、分光透過率を、分光光度計(日立製作所社製: U— 4100) により測定した。
超高圧水銀灯力も放射される i線力も g線に渡る波長帯域における、上記各試料の 分光透過率線を図 11に、それぞれ示す。
超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、試料 T 4 : 0. 4%、試料 T 5 : 0. 2%、試料 T 6 : 0. 4%、未満の範囲内であり、ほとんどフラットであった。 また、波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域における、上記各試料の分光透過率 線を図 12に、それぞれ示す。
波長 330ηπ!〜 470nmに渡る波長帯域にぉ 、て、上記各試料の半透光性膜の透 過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、 2. 0%未満の範囲内であり、ほとんど フラットであった。
複数枚 (基板間: 100枚)につ 、て面内(均等 9箇所)につ 、て同様に調べたところ 、いずれも上記半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅の各範囲内にあるこ とが確認された。
更に、成膜後の半透光性膜 (Ta)の透過率 (即ち半透過率)が、約 20%〜約 60% となる膜厚の範囲内において、任意の膜厚を設定して作製された膜は、いずれも半 透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が試料 T 4の範囲内にあることが確 認 C1れ 7
(実施例 5)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜を 行った。具体的には、 Tiターゲットを用い、 Arをスパッタリングガスとして、チタンから なるグレートーンマスク用半透光性膜 (Ti)を、超高圧水銀灯力 放射される少なくと も i線力も g線に渡る波長帯域にぉ 、て、成膜後の半透光性膜の透過率 (即ち半透過 率)力 それぞれ、約 60% (試料 T— 8)、約 40% (試料 T— 9)、約 20% (試料 T 10 )、となるような膜厚でそれぞれ形成して、複数の試料を作製した。
上記各試料について、分光透過率を、分光光度計(日立製作所社製: U— 4100) により測定した。
超高圧水銀灯力も放射される i線力も g線に渡る波長帯域における、上記各試料の 分光透過率線を図 13に、それぞれ示す。
超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、試料 T 8 : 1. 7%、試料 T- 9 : l. 5%、試料 Τ—10 : 0. 3%、未満の範囲内であり、概ねフラットであった。 また、波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域における、上記各試料の分光透過率 線を図 14に、それぞれ示す。
波長 330ηπ!〜 470nmに渡る波長帯域にぉ 、て、上記各試料の半透光性膜の透 過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、 5. 0%未満の範囲内であった。但し、 図 14に示すように、短波長側で透過率が上昇する場所があり、透過率が高くなる (膜 厚が薄くなる)につれて透過率が上昇するピークが長波長側に移動し、 i線から g線に 渡る波長帯域における半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が大きくなる 傾向にあることがわ力つた。
複数枚 (基板間: 100枚)につ 、て面内(均等 9箇所)につ 、て同様に調べたところ 、いずれも上記半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅の各範囲内にあるこ とが確認された。
更に、成膜後の半透光性膜 (Ti)の透過率 (即ち半透過率)が、約 20%〜約 60%と なる膜厚の範囲内において、任意の膜厚を設定して作製された膜は、いずれも半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が上記各試料の範囲内にあることが確認 された。
(実施例 6)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜を 行った。具体的には、 Wターゲットを用い、 Arをスパッタリングガスとして、タンダステ ンカゝらなるグレートーンマスク用半透光性膜 (W)を、超高圧水銀灯から放射される少 なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、成膜後の半透光性膜の透過率 (即ち 半透過率) 1S それぞれ、約 60% (試料 T 11)、約 40% (試料 T 12)、約 20% ( 試料 T— 13)、となるような膜厚でそれぞれ形成して、複数の試料を作製した。
上記各試料について、分光透過率を、分光光度計(日立製作所社製: U— 4100) により測定した。
超高圧水銀灯力も放射される i線力も g線に渡る波長帯域における、上記各試料の 分光透過率線を図 15に、それぞれ示す。
超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、試料 T— 11 : 1. 8%、試 料 T— 12 : 1. 5%、試料 T—10 : l. 1%、未満の範囲内であり、概ねフラットであった また、波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域における、上記各試料の分光透過率 線を図 16に、それぞれ示す。
波長 330ηπ!〜 470nmに渡る波長帯域にぉ 、て、上記各試料の半透光性膜の透 過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、 4. 0%未満の範囲内であった。但し、 図 16に示すように、実施例 4、 5に比べ、長波長側にいくにつれて傾斜が若干大きく なることがわかった。
複数枚 (基板間: 100枚)につ 、て面内(均等 9箇所)につ 、て同様に調べたところ 、いずれも上記半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅の各範囲内にあるこ とが確認された。 更に、成膜後の半透光性膜 (W)の透過率 (即ち半透過率)力 約 20%〜約 60%と なる膜厚の範囲内において、任意の膜厚を設定して作製された膜は、いずれも半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が上記各試料の範囲内にあることが確認 された。
(実施例 7)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜を 行った。具体的には、 Moターゲットを用い、 Arをスパッタリングガスとして、モリブデ ンカもなるグレートーンマスク用半透光性膜 (Mo)を、超高圧水銀灯から放射される 少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、成膜後の半透光性膜の透過率 (即 ち半透過率)が、それぞれ、約 60% (試料 T- 14)、約 40% (試料 T- 15)、約 20% (試料 T- 16)となるような膜厚でそれぞれ形成して、複数の試料を作製した。
上記各試料について、分光透過率を、分光光度計(日立製作所社製: U— 4100) により測定した。
超高圧水銀灯力も放射される i線力も g線に渡る波長帯域における、上記各試料の 分光透過率線を図 17に、それぞれ示す。
超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、試料 T 14 : 2. 1%、試 料 T— 15 : 2. 4%、試料 T— 16 : 1. 8%、未満の範囲内であり、概ねフラットであった また、波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域における、上記各試料の分光透過率 線を図 18に、それぞれ示す。
波長 330ηπ!〜 470nmに渡る波長帯域にぉ 、て、上記各試料の半透光性膜の透 過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、 5. 0%未満の範囲内であった。但し、 図 18に示すように、実施例 6に比べ、長波長側にいくにつれて傾斜が若干大きくなる ことがわかった。
複数枚 (基板間: 100枚)につ 、て面内(均等 9箇所)につ 、て同様に調べたところ 、いずれも上記半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅の各範囲内にあるこ とが確認された。
更に、成膜後の半透光性膜 (Mo)の透過率 (即ち半透過率)力 約 20%〜約 60% となる膜厚の範囲内において、任意の膜厚を設定して作製された膜は、いずれも半 透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が上記各試料の範囲内にあることが確 f*i¾ れ 。
(実施例 8)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜を 行った。具体的には、 Ti:W= 1: 1 (原子%比)のターゲットを用い、 Arをスパッタリン グガスとして、チタン及びタングステンからなるグレートーンマスク用半透光性膜 (TiW )を、超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、 成膜後の半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)が、それぞれ、約 60% (試料 T— 23 )、約 40% (試料 T— 24)、約 20% (試料 T— 25)となるような膜厚でそれぞれ形成し て、複数の試料を作製した。
上記各試料について、分光透過率を、分光光度計(日立製作所社製: U— 4100) により測定した。
超高圧水銀灯力も放射される i線力も g線に渡る波長帯域における、上記各試料の 分光透過率線を図 19に、それぞれ示す。
超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、試料 T— 23 : 0. 26%、試 料 T— 24 : 1. 47%、試料 T— 25 : 0. 66%、未満の範囲内であり、ほとんどフラットで めつに。
また、波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域における、上記各試料の分光透過率 線を図 20に、それぞれ示す。
波長 330ηπ!〜 470nmに渡る波長帯域にぉ 、て、上記各試料の半透光性膜の透 過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、 3. 0%未満の範囲内であった。但し、 図 20に示すように、短波長側で透過率が上昇する場所があり、透過率が高くなる (膜 厚が薄くなる)につれて透過率が上昇するピークが長波長側に移動し、 i線から g線に 渡る波長帯域における半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が大きくなる 傾向にあることがわ力つた。
複数枚 (基板間: 100枚)につ 、て面内(均等 9箇所)につ 、て同様に調べたところ 、いずれも上記半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅の各範囲内にあるこ とが確認された。
更に、成膜後の半透光性膜 (TiW)の透過率 (即ち半透過率)が、約 20%〜約 60 %となる膜厚の範囲内において、任意の膜厚を設定して作製された膜は、いずれも 半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が上記各試料の範囲内にあることが 確認された。
(実施例 9)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜を 行った。具体的には、 W: Si= l : 2 (原子%比)のターゲットを用い、 Arをスパッタリン グガスとして、タングステン及びシリコンカゝらなるグレートーンマスク用半透光性膜 (W Si)を、超高圧水銀灯力 放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において 、成膜後の半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)が、それぞれ、約 60% (試料 T 2 0)、約 40% (試料 T— 21)、約 20% (試料 T— 22)となるような膜厚でそれぞれ形成 して、複数の試料を作製した。
上記各試料について、分光透過率を、分光光度計(日立製作所社製: U— 4100) により測定した。
超高圧水銀灯力も放射される i線力も g線に渡る波長帯域における、上記各試料の 分光透過率線を図 21に、それぞれ示す。
超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、試料 T 20 : 2. 6%、試 料 T— 21 : 2. 8%、試料 T—22 : 2. 5%、未満の範囲内であり、概ねフラットであった また、波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域における、上記各試料の分光透過率 線を図 22に、それぞれ示す。 波長 330nn!〜 470nmに渡る波長帯域にぉ 、て、上記各試料の半透光性膜の透 過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、 5. 0%未満の範囲内であった。但し、 図 22に示すように、長波長側にいくにつれて傾斜が若干大きくなることがわ力つた。 複数枚 (基板間: 100枚)につ 、て面内(均等 9箇所)につ 、て同様に調べたところ 、いずれも上記半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅の各範囲内にあるこ とが確認された。
更に、成膜後の半透光性膜 (WSi)の透過率 (即ち半透過率)力 約 20%〜約 60 %となる膜厚の範囲内において、任意の膜厚を設定して作製された膜は、いずれも 半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が上記各試料の範囲内にあることが 確認された。
(比較例 2)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜を 行った。具体的には、 Siターゲットを用い、 Arをスパッタリングガスとして、シリコンから なるグレートーンマスク用半透光性膜 (Si)を、超高圧水銀灯力も放射される少なくと も i線力も g線に渡る波長帯域にぉ 、て、成膜後の半透光性膜の透過率 (即ち半透過 率)力 それぞれ、約 60% (試料 T 17)、約 40% (試料 T 18)、約 20% (試料 T— 19)となるような膜厚でそれぞれ形成して、複数の試料を作製した。
上記各試料について、分光透過率を、分光光度計(日立製作所社製: U— 4100) により測定した。
超高圧水銀灯力も放射される i線力も g線に渡る波長帯域における、上記各試料の 分光透過率線を図 23に、それぞれ示す。
超高圧水銀灯力も放射される少なくとも i線から g線に渡る波長帯域において、半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、試料 T— 17 : 13. 0%、試 料 T— 18 : 13. 4%、試料 T— 19 : 9. 7%、であり、比較例 1と比べても、半透光性膜 の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が大きかった。
また、波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域における、上記各試料の分光透過率 線を図 24に、それぞれ示す。 波長 330nn!〜 470nmに渡る波長帯域にぉ 、て、上記各試料の半透光性膜の透 過率 (即ち半透過率)の変動幅は、それぞれ、約 20%程度であり、比較例 1と比べて も、半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が大きカゝつた。
複数枚 (基板間: 100枚)につ 、て面内(均等 9箇所)につ 、て同様に調べたところ 、ほんの少しのプロセス変動で、図 23に示す分光透過率線が上下左右にシフトして しまい、これによつて半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が 3〜5%程度 増加してしまうことがわかった。
更に、成膜後の半透光性膜 (Si)の透過率 (即ち半透過率)力 約 20%〜約 60%と なる膜厚の範囲内において、任意の膜厚を設定して作製された膜は、いずれも半透 光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅が、実施例 1〜9の半透光性膜の透過率 (即ち半透過率)の変動幅の範囲外にあることが確認された。
(ブランク及びマスクの作製)
大型ガラス基板(合成石英(QZ) 10mm厚、サイズ 850mm X 1200mm)上に、大 型インラインスパッタリング装置を使用し、グレートーンマスク用半透光性膜、 Cr系遮 光膜、を順次成膜し、 FPD用大型マスクブランクを作製した。
ここで、グレートーンマスク用半透光性膜の成膜は、上記実施例 4〜9の各条件と同 様とした。
また、 Cr系遮光膜の成膜は、大型インラインスパッタリング装置内に連続して配置さ れた 3つのスペース(スパッタ室)に Crターゲットを各々配置し、まず Arと Nガスをス
2 パッタリングガスとして CrN膜を 150オングストローム、次いで Arと CHガスをスパッタ
4
リングガスとして CrC膜を 650オングストローム、次!、で Arと NOガスをスパッタリング ガスとして CrON膜を 250オングストローム、連続成膜した。
Cr系遮光膜のパターニングを行った後、グレートーンマスク用半透光性膜のパター ユングを行い、図 3 (1)に示すような、半透光性膜下置きタイプの FPD用大型マスク を作製した。
この結果、グレートーンマスク用半透光性膜として、実施例 4〜9の膜を使用した場 合は、比較例 1〜2の膜を使用した場合に比べ、マスクの高品質ィ匕並びに歩留まり向 上等に有益であることが確認された。 [0033] 以上、好ましい実施例を掲げて本発明を説明したが、本発明は上記実施例に限定 されるものではない。
図面の簡単な説明
[0034] [図 1]露光光源である超高圧水銀灯の分光分布を示す図である。
[図 2]実施例 1で作成した半透光性膜の分光透過率を示す図である。
[図 3]マスクの態様を説明するための図である。
[図 4]実施例 2で作成した半透光性膜の分光透過率を示す図である。
[図 5]実施例 2で作成した他の半透光性膜の分光透過率を示す図である。
[図 6]実施例 2で作成した更に他の半透光性膜の分光透過率を示す図である。
[図 7]半透光性膜の分光透過率線の挙動を説明するための図である。
[図 8]半透光性膜の分光透過率線の挙動を説明するための図である。
[図 9]半透光性膜を有するグレートーンマスクを説明するための図であり、 (1)は部分 平面図、(2)は部分断面図である。
[図 10]解像限界以下の微細遮光パターンを有するグレートーンマスクを説明するた めの図であり、(1)は部分平面図、(2)は部分断面図である。
[図 11]実施例 4で作成した半透光性膜の i線力も g線に渡る波長帯域における分光透 過率を示す図である。
[図 12]実施例 4で作成した半透光性膜の波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域に おける分光透過率を示す図である。
[図 13]実施例 5で作成した半透光性膜の i線力も g線に渡る波長帯域における分光透 過率を示す図である。
[図 14]実施例 5で作成した半透光性膜の波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域に おける分光透過率を示す図である。
[図 15]実施例 6で作成した半透光性膜の i線力も g線に渡る波長帯域における分光透 過率を示す図である。
[図 16]実施例 6で作成した半透光性膜の波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域に おける分光透過率を示す図である。
[図 17]実施例 7で作成した半透光性膜の i線力も g線に渡る波長帯域における分光透 過率を示す図である。
[図 18]実施例 7で作成した半透光性膜の波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域に おける分光透過率を示す図である。
[図 19]実施例 8で作成した半透光性膜の i線力も g線に渡る波長帯域における分光透 過率を示す図である。
[図 20]実施例 8で作成した半透光性膜の波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域に おける分光透過率を示す図である。
[図 21]実施例 9で作成した半透光性膜の i線力 g線に渡る波長帯域における分光透 過率を示す図である。
[図 22]実施例 9で作成した半透光性膜の波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域に おける分光透過率を示す図である。
[図 23]比較例 2で作成した半透光性膜の i線力 g線に渡る波長帯域における分光透 過率を示す図である。
[図 24]比較例 2で作成した半透光性膜の波長 200ηπ!〜 800nmに渡る波長帯域に おける分光透過率を示す図である。
符号の説明
1 遮光部
2 透過部
3 グレートーン部
3a 微細遮光パターン
3b 微細透過部
3a' 半透光性膜
10 透光性基板
11 半透光性膜
12 遮光性膜

Claims

請求の範囲
[1] 透光性基板上に、透過量を調整する機能を有するグレートーンマスク用半透光性 膜を少なくとも有する FPDデバイスを製造するためのマスクブランクであって、 前記グレートーンマスク用半透光性膜は、超高圧水銀灯から放射される少なくとも i 線力 g線に渡る波長帯域において、半透光性膜の透過率の変動幅が 5%未満の範 囲内となるように制御された膜であることを特徴とする、 FPDデバイスを製造するため のマスクブランク。
[2] 透光性基板上に、透過量を調整する機能を有するグレートーンマスク用半透光性 膜を少なくとも有する FPDデバイスを製造するためのマスクブランクであって、 前記グレートーンマスク用半透光性膜は、波長 330nm〜470nmに渡る波長帯域 において、半透光性膜の透過率の変動幅が 10%未満の範囲内となるように制御さ れた膜であることを特徴とする、 FPDデバイスを製造するためのマスクブランク。
[3] 前記グレートーンマスク用半透光性膜は、波長 330nm〜470nmに渡る波長帯域 において、半透光性膜の透過率の変動幅が 5%未満の範囲内となるように制御され た膜であることを特徴とする、請求項 2記載の FPDデバイスを製造するためのマスク ブランク。
[4] 前記グレートーンマスク用半透光性膜は、上記要件を満たすべく光学設計され、作 製されたクロム窒化膜系の半透光性膜であることを特徴とする請求項 1乃至 3のいず れか一項に記載の FPDデバイスを製造するためのマスクブランク。
[5] 前記グレートーンマスク用半透光性膜は、上記要件を満たすべく光学設計され、作 製された MoS係の半透光性膜であることを特徴をとする請求項 1乃至 3のいずれか 一項に記載の FPDデバイスを製造するためのマスクブランク。
[6] 透光性基板上に、透過量を調整する機能を有する半透光性膜を少なくとも有する マスクブランクにお 、て、
前記マスクブランクは、前記半透光性膜がパターニング処理されてフォトマスクとな された後、デバイスを製造する際に、複数の波長を含む露光光により露光処理される フォトマスク用のマスクブランクであって、
前記半透光性膜は、超高圧水銀灯カゝら放射される少なくとも i線から g線に渡る波長 帯域において、半透光性膜の透過率の変動幅が 5%未満の範囲内となるように制御 された膜であることを特徴とする、マスクブランク。
[7] 請求項 1乃至 5記載のマスクブランクを用いて製造され、少なくともグレートーンマス ク用半透光性膜パターンを有することを特徴とする FPDデバイスを製造するためのフ オトマスク。
[8] 請求項 6に記載のマスクブランクを用いて製造されたことを特徴とするフォトマスク。
PCT/JP2006/325884 2005-12-26 2006-12-26 マスクブランク及びフォトマスク WO2007074810A1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020117002397A KR101210661B1 (ko) 2005-12-26 2006-12-26 마스크 블랭크 및 포토마스크
CN2006800493905A CN101346664B (zh) 2005-12-26 2006-12-26 掩模坯料及光掩模

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005371970 2005-12-26
JP2005-371970 2005-12-26

Publications (1)

Publication Number Publication Date
WO2007074810A1 true WO2007074810A1 (ja) 2007-07-05

Family

ID=38218030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
PCT/JP2006/325884 WO2007074810A1 (ja) 2005-12-26 2006-12-26 マスクブランク及びフォトマスク

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP4906888B2 (ja)
KR (2) KR101082715B1 (ja)
CN (1) CN101346664B (ja)
WO (1) WO2007074810A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048186A (ja) * 2007-07-23 2009-03-05 Hoya Corp フォトマスクの製造方法、パターン転写方法、フォトマスク及びデータベース
WO2009048089A1 (ja) * 2007-10-12 2009-04-16 Ulvac Coating Corporation グレートーンマスクの製造方法
US8273505B2 (en) 2007-09-27 2012-09-25 Hoya Corporation Mask blank and method of manufacturing an imprint mold
TWI402611B (zh) * 2007-09-29 2013-07-21 Hoya Corp 灰階光罩之製造方法及灰階光罩、以及圖案轉印方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103513508B (zh) * 2012-06-20 2016-08-10 欣兴电子股份有限公司 灰阶光掩膜与制作方法以及以灰阶光掩膜形成沟渠方法
CN107145035A (zh) * 2017-03-30 2017-09-08 惠科股份有限公司 光罩及其主动开关阵列基板的制造方法
JP7166975B2 (ja) * 2019-03-29 2022-11-08 Hoya株式会社 フォトマスクブランク、フォトマスクの製造方法、及び表示装置の製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06342205A (ja) * 1993-04-09 1994-12-13 Dainippon Printing Co Ltd 位相シフトフォトマスク、位相シフトフォトマスク用ブランクス及びそれらの製造方法
JPH1026820A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Toppan Printing Co Ltd ハーフトーン型位相シフトマスク用ブランク及びハーフトーン型位相シフトマスク
JP2004177683A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Clariant (Japan) Kk 超高耐熱ポジ型感光性組成物を用いたパターン形成方法
JP2006268035A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Hoya Corp グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク、並びにグレートーンマスクブランク

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100295385B1 (ko) * 1993-04-09 2001-09-17 기타지마 요시토시 하프톤위상쉬프트포토마스크,하프톤위상쉬프트포토마스크용블랭크스및이들의제조방법
JP4385690B2 (ja) * 2003-09-09 2009-12-16 凸版印刷株式会社 液晶表示素子製造用露光マスク及びその製造方法
JP5076473B2 (ja) * 2005-12-05 2012-11-21 大日本印刷株式会社 マスクブランクおよび階調マスク
JP4961990B2 (ja) * 2005-12-14 2012-06-27 大日本印刷株式会社 マスクブランクおよび階調マスク

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06342205A (ja) * 1993-04-09 1994-12-13 Dainippon Printing Co Ltd 位相シフトフォトマスク、位相シフトフォトマスク用ブランクス及びそれらの製造方法
JPH1026820A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Toppan Printing Co Ltd ハーフトーン型位相シフトマスク用ブランク及びハーフトーン型位相シフトマスク
JP2004177683A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Clariant (Japan) Kk 超高耐熱ポジ型感光性組成物を用いたパターン形成方法
JP2006268035A (ja) * 2005-02-28 2006-10-05 Hoya Corp グレートーンマスクの製造方法及びグレートーンマスク、並びにグレートーンマスクブランク

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048186A (ja) * 2007-07-23 2009-03-05 Hoya Corp フォトマスクの製造方法、パターン転写方法、フォトマスク及びデータベース
US8273505B2 (en) 2007-09-27 2012-09-25 Hoya Corporation Mask blank and method of manufacturing an imprint mold
CN101809499B (zh) * 2007-09-27 2012-10-10 Hoya株式会社 掩模坯体以及压印用模具的制造方法
TWI402611B (zh) * 2007-09-29 2013-07-21 Hoya Corp 灰階光罩之製造方法及灰階光罩、以及圖案轉印方法
WO2009048089A1 (ja) * 2007-10-12 2009-04-16 Ulvac Coating Corporation グレートーンマスクの製造方法
JP5352451B2 (ja) * 2007-10-12 2013-11-27 アルバック成膜株式会社 グレートーンマスクの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR101210661B1 (ko) 2012-12-11
KR20080088616A (ko) 2008-10-02
CN101346664A (zh) 2009-01-14
CN101346664B (zh) 2011-12-14
JP4906888B2 (ja) 2012-03-28
KR20110025232A (ko) 2011-03-09
KR101082715B1 (ko) 2011-11-15
JP2009187032A (ja) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4516560B2 (ja) マスクブランク及びフォトマスク
TWI422961B (zh) 光罩及其製造方法、圖案轉印方法、以及顯示裝置之製造方法
TWI541589B (zh) A mask blank and its manufacturing method, manufacturing method of a mask, and manufacturing method of a semiconductor device
TWI453533B (zh) 空白罩幕以及光罩
JP4906888B2 (ja) マスクブランク及びフォトマスク
KR101024477B1 (ko) 마스크 블랭크 및 포토마스크
TWI417645B (zh) Mask mask and mask, and its manufacturing methods
TWI393998B (zh) Mask base and mask
TW200925775A (en) Gray tone mask blank, method of manufacturing a gray tone mask, gray tone mask, and method of transferring a pattern
TW201019045A (en) Multi-tone photomask, pattern transfer method and method of producing a display device using the multi-tone photomask
JP5004283B2 (ja) Fpdデバイス製造用マスクブランク、fpdデバイス製造用マスクブランクの設計方法、及び、fpdデバイス製造用マスクの製造方法
JP2011027878A (ja) 多階調フォトマスク、多階調フォトマスクの製造方法、及びパターン転写方法
WO2007058199A1 (ja) マスクブランク及びフォトマスク
KR101543288B1 (ko) 다계조 포토마스크, 포토마스크 블랭크 및 패턴 전사방법
JP5414079B2 (ja) Fpdデバイス製造用マスクブランク、フォトマスク、及びfpdデバイス製造用マスクブランクの設計方法

Legal Events

Date Code Title Description
WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 200680049390.5

Country of ref document: CN

121 Ep: the epo has been informed by wipo that ep was designated in this application
NENP Non-entry into the national phase

Ref country code: DE

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 1020087018335

Country of ref document: KR

122 Ep: pct application non-entry in european phase

Ref document number: 06843268

Country of ref document: EP

Kind code of ref document: A1

WWE Wipo information: entry into national phase

Ref document number: 1020117002397

Country of ref document: KR