WO2007061003A1 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、および情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

　携帯通信装置（１)は、特定の表示様式によりアイコンを表示するための表示部(２)を備えている。そして、この携帯通信装置（１）は、自装置において実行可能な処理を特定するアイコンデータ（２４）、および表示部（２）における表示様式を規定する情報であるシナリオデータ（２１）に基づき、アイコンを表示させるための表示用データを生成する表示データ生成部（１４）と、生成された表示用データに基づき、表示部（２）への表示制御を行う表示制御部（１５）とを備える。このため、アイコンの表示様式を、シナリオデータ（２１）またはアイコンデータ（２４）を変更させることにより容易に変更することができる。これにより、記憶させるデータ量を低減させ、さまざまなアイコンデータ（２４）の表示様式に、容易に変更可能とする。

Description

明 細 書

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログ ラム、および情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体

技術分野

[0001] 本発明は、特定の表示様式により情報を表示するための表示部を備えた情報処理 装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、および情報処理 装置の制御プログラムを記録した記録媒体に関するものである。

背景技術

[0002] 近年、ノ ソコンまたは携帯電話機などの情報処理装置において、情報を図的に表 現することにより、例えば操作キー、マウス、またはポインティングディバイスなどの入 力手段を使ってユーザが容易に操作可能となる、いわゆるグラフィカルユーザインタ フェース（以下 GUI ; graphical user interface)が実現されている。

[0003] このような GUIを実現させるために、例えば、 UNIX (登録商標）または Linuxでは、 「エックス ·ウィンドウ ·システム（X Window System)」を実装して 、る（非特許文献 1： M att Chapmanゝ "Window Managers for X，，、 [online]、 [平成 17年 5月 23日検索]、ィ ンターネット < URL: http://xwinman.org/ > ,非特許文献 2 :www. Linux or .jp 管理 グループ (webmasters)、 "ウィンドウマネージャーの選択"、 [online]、 [平成 17年 5月 23日検索]、インターネットく URL: http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Xwindow-Use r- HOWTO-3.html >参照）。この「エックス 'ウィンドウ 'システム」は、ユーザーインタ 一フェイスに関わることをすベてサーノくから排除したほうが、アプリケーションにて自 由なユーザーインターフェイスを構築しやすくなるという方針で開発されている。

[0004] このため、上記「エックス 'ウィンドウ 'システム」では、ウィンドウの位置、大きさ、装飾 の変更、あるいはアイコン化などの管理をウィンドウマネージャーと呼ばれるクライア ントプログラムにおいて行う。そして、このウィンドウマネージャーの設計を変更するこ とにより、様々な操作感の GUIを提供することができる。

[0005] 一方、携帯電話機では、ユーザの操作性を向上させるために、該携帯電話機が有 する各機能を直感的に示すことができるよう各機能をアイコンィ匕して表現している。そ して、このアイコンをユーザが操作キーなどにより選択設定し、各機能の起動を指示 することができるようになって!/、る。

[0006] 例えば、カシオ社製携帯電話機「W21CA」では、このようなアイコンをダウンロード して、所望するアイコンをユーザが選択できるようになつている。なお、このメニュー画 面のアイコンは、上記「W21CA」では、アニメーションの WEBコンテンツを作成する ツールである「Macromedia (登録商標）」の「Flash Lite (登録商標）」を採用することに より実現している（非特許文献 3 : Macromedia,Inc.ゝ "Macromedia Flash MX 2004"、 [ online] , [平成 17年 5月 23日検索]、インターネットく URL: http://macromedia.eom/j p/software/flash/ >、非特許文献 4 : Casio Computer CO., LTD.、 "製品情報"、 " W21CA 楽しい便利機能"、 [online] , [平成 17年 5月 23日検索]、インターネットく URL: http://www.casio.co.Jp/k— tai/w21ca/detailり. html 参照)。

[0007] し力しながら、上記従来の構成では、例えばアイコンの図柄または配置など表示様 式の変更をユーザが所望する場合、例えば UNIXなどでは上記したウィンドウマネー ジャーなど比較的複雑なプログラムを改変して設定を変更する必要がある。このため 、アイコンの表示様式の変更を実現するためには、ユーザは煩雑な処理を強いられ ることとなる。

[0008] また、上記携帯電話機では、例えばメニュー画面におけるアイコンの図柄または配 置などを変更する度に、該変更に応じたメニュー画面の表示用データが必要となる。 例えば、アイコンの図柄および該ァイコンに対応付けられている機能を変更すること なぐ該アイコンの配置のみを変更する場合であっても、この変更後のアイコンの配 置に応じたメニュー画面用のデータを新たに用意する必要がある。このように、上記 携帯電話機では、表示様式に変更が生じる度に新たな表示用データが必要となるた め、表示様式の変更パターン数の増加に伴い、記憶すべき表示用データのデータ 量が増加することとなる。

発明の開示

[0009] 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、記憶させるデ 一タ量を低減させるとともに、識別データの表示様式を容易に変更可能とする、情報 処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム、および情報 処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体を実現することにある。

[0010] 上記の目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、特定の表示様式 により情報を表示するための表示部を備えた情報処理装置であって、当該情報処理 装置において実行可能な処理を特定するための識別データと該識別データの上記 表示部における表示領域上の表示を規定する情報であるシナリオデータとに基づき 、上記特定の表示様式にて上記識別データを表示させるための表示制御情報を生 成する生成手段と、上記生成手段によって生成された表示制御情報に基づき、上記 表示部への表示制御を行う表示制御手段と、を備えることを特徴とする。

[0011] なお、表示領域上の表示を規定する情報とは、ユーザに提示すべき識別データの 表現方法に関わる規則であり、例えば識別データの表示状態、表示する識別データ の、表示領域における配置などを規定するものである。

[0012] 上記構成によると、上記生成手段を備えているため、識別データとシナリオデータと に分離されたデータに基づき、表示制御情報を生成することができる。また、表示制 御手段を備えているため、上記生成手段により生成された表示制御情報に基づき、 上記識別データを表示部に特定の表示様式により表示させることができる。

[0013] このため、本発明に係る情報処理装置は、例えば、上記シナリオデータのみを他の シナリオデータに変更するだけで上記識別データの表示領域上の表示を他の表示 に変更することができる。また、例えば、上記識別データを他の種類の識別データに 変更することちでさる。

[0014] このように、識別データの表示領域上の表示を変更する場合、シナリオデータのみ を変更するだけでよぐまた、識別データ自体を他の識別データに変更することもで きる。このため、例えば UNIX上におけるウィンドウマネージャーのような大きなプログ ラムを変更するといつた処理が必要なぐ容易に識別データの表示様式の変更を行う ことができると!/、う効果を奏する。

[0015] また、上記の目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、 特定の表示様式により情報を表示するための表示部を備えた情報処理装置の制御 方法であって、当該情報処理装置にお!、て実行可能な処理を特定するための識別 データと該識別データの上記表示部における表示領域上の表示を規定する情報で あるシナリオデータとに基づき、上記特定の表示様式にて上記識別データを表示さ せるための表示制御情報を生成するステップと、生成された表示制御情報に基づき 、上記表示部への表示制御を行うステップとを含むことを特徴とする。

[0016] 上記方法では、上記表示制御情報を生成するステップにお!/、て、識別データとシ ナリオデータとに分離されたデータに基づき、表示制御情報を生成することができる 。また、表示制御を行うステップにおいて、生成された表示制御情報に基づき、上記 識別データを表示部に特定の表示様式により表示させることができる。

[0017] このため、例えば UNIX上におけるウィンドウマネージャーのような大きなプログラム を変更すると 、つた処理が必要なく、容易に識別データの表示様式の変更を行うこと ができるという効果を奏する。

[0018] 本発明のさらに他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十 分に理解されるであろう。また、本発明の利益は、添付図面を参照した次の説明で明 白になるであろう。

図面の簡単な説明

[0019] [図 1]本発明の実施形態を示すものであり、携帯通信装置の要部構成を示すブロック 図である。

[図 2]本発明の実施形態を示すものであり、携帯通信装置の概略構成を示す図であ る。

[図 3]本実施形態に係る携帯通信装置の表示部において表示されるメニュー画面の 一例を示す図である。

[図 4(a)]本発明の実施形態を示すものであり、メニュー画面において、選択状態にあ るアイコンを特定する表示の一例を示す図である。

[図 4(b)]本発明の実施形態を示すものであり、メニュー画面において、選択状態にあ るアイコンを特定する表示の一例を示す図である。

[図 5]本実施の形態における携帯通信装置において、シナリオデータのみを表示さ せた場合の一例を示す図である。

[図 6]本実施の形態に係るテーブル情報の一例を示す図である。

[図 7]本実施の形態における携帯通信装置において、シナリオデータのみを表示さ せた場合の一例を示す図である。

圆 8]本実施の形態に係る携帯通信装置における、メニュー画面の表示処理を示す フローチャートである。

[図 9]本実施の形態に係る携帯通信装置における、アイコン選択処理を示すフローチ ヤートである。

[図 10]本実施形態に係る携帯通信装置の表示部において表示されるメニュー画面 の別の一例を示す図である。

圆 11]本実施の形態における携帯通信装置において、別のシナリオデータのみを表 示させた場合の一例を示す図である。

圆 12]本実施の形態における携帯通信装置において、別々のシナリオデータである シナリオ 1とシナリオ 2を表示させた場合の一例を示す図である。

[図 13]本実施の形態に係るテーブル情報の一例を示す図であり、各アイコンデータ に基づき表示されるアイコンの表示イメージと、該アイコンにより特定される機能に関 する情報と、これらに対応付けられたテーブル番号とを示した図である。

[図 14]本実施の形態に係るシナリオ 1およびシナリオ 2において規定されたアイコンの 表示位置それぞれに表示させるアイコンの組み合わせを示す図である。

圆 15]本実施の形態に係る携帯通信装置の表示部における表示形態のパターンの 一例を示す図である。

[図 16]表示領域と該表示領域に表示させるアイコンデータとの対応関係の一例を示 す図である。

[図 17]本実施の形態に係る携帯通信装置の表示部におけるアイコンの表示状態の 変更の一例を示す図である。

[図 18(a)]本実施形態に係る携帯通信装置の表示部において表示されるメニュー画 面の一例を示すものであり、初期設定でのメニュー画面の表示例を示す。

[図 18(b)]本実施形態に係る携帯通信装置の表示部において表示されるメニュー画 面の一例を示すものであり、カメラ機能が選択状態となっている場合におけるメ-ュ 一画面の表示例を示す図である。

圆 19(a)]本実施の形態における携帯通信装置において、シナリオデータのみを表示 させた場合の一例を示すものであり、図 18 (a)に示すメニュー画面を表示させるため のシナリオデータの一例を示す図である。

[図 19(b)]本実施の形態における携帯通信装置において、シナリオデータのみを表示 させた場合の一例を示すものであり、図 18 (b)に示すメニュー画面を表示させるため のシナリオデータの一例を示す図である。

[図 20]本実施形態に係る携帯通信装置の表示部において表示されるメニュー画面 の別の一例を示す図である。

[図 21]本実施の形態における携帯通信装置において、シナリオデータのみを表示さ せた場合の別の一例を示す図である。

[図 22]シナリオデータのデータ構造の一例を示す図である。

[図 23(a)]本実施形態を示す図であり、選択指示画像の表示状態の一例を示す。

[図 23(b)]本実施形態を示す図であり、選択指示画像の表示状態の一例を示す。

[図 23(c)]本実施形態を示す図であり、選択指示画像の表示状態の一例を示す。

[図 24]選択指示画像の表示に関するシナリオデータを仮想的に表示させた場合の 一例を示す図である。

[図 25]シナリオデータに含まれるアイコンデータ表示情報および遷移情報の一例を 示す図である。

[図 26]シナリオデータに含まれるタイミング規定情報の一例を示す図である。

[図 27]シナリオデータに含まれるタイミング規定情報の別の一例を示す図である。

[図 28]本実施の形態に係る決定時情報の一例を示す図である。

発明を実施するための最良の形態

本発明の一実施形態について図 1ないし図 21に基づいて説明すると以下の通りで ある。すなわち、本実施の形態に係る携帯通信装置 (情報処理装置） 1は、ユーザに 携行される通信装置であり、通話機能として、該ユーザによる操作指示 (入力情報） に応じて他の電話機との呼の接続を確立し通話を行ったり、メール機能として、他の 通信装置またはパーソナルコンピュータなどとの間で e—メールの送受信を行ったり することができるようになつている。さらにまた、この携帯通信装置 1は、撮像部 5を備 えており、撮影機能として被写体の撮影を行い、撮影した結果をデータとして保持す ることができるようにちなって 、る。

[0021] 本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、図 2に示すように、出力手段として表示部 2を備え、また入力手段として十字キー 3、テンキー 4、決定キー 9、およびリターンキ 一 10を備えている。上記携帯通信装置 1では、これら入力手段を利用して以下のよう な入力操作を実行することができる。すなわち、十字キー 3の押下によってアイコン画 像または文字列などによって表現された表示アイテムの選択状態を変更したり、決定 キー 9の押下により、現在選択中となっている表示アイテムに対応したアプリケーショ ンの起動または他のメニュー表示を指示したりすることができる。また、テンキー 4の 押下により、押下されたキーに対応する表示アイテムを選択状態としたり、押下された キーに対応する他のメニュー表示を指示したりすることができる。また、上記携帯通信 装置 1では、選択状態とすることで決定操作が同時に指示されるような対応をするァ プリケーシヨンを有しており、上記テンキー 4の押下によってこのアプリケーションの起 動を指示させることもできる。また、上記リターンキー 10を押下することにより、前回操 作時 (現時点より 1操作前)のメニュー表示に戻すこともできる。また、上記通話機能 を実現するために、他の電話機力 の音声を出力するためのスピーカ部 6と、音声を 入力するためのマイク部 7と、電波の送受信を行うためのアンテナ部 8とを備えている 。なお、本実施の形態に係る携帯通信装置 1が備える入力手段および出力手段はこ れらに限定されるものではなぐ例えば入力手段としてテンキー 4のみを備える構成 であってもよい。

[0022] また、上記携帯通信装置 1が有する機能は上記した通話機能、メール機能、および 撮影機能に限定されるものではなく、例えばテレビ局からの電波を受信しテレビ番組 を表示させるテレビ機能、カレンダーを表示するカレンダー表示機能、計算処理を行 う電卓機能、ネットワーク上の他の装置にアクセスするネットワーク通信機能など他の 機能をさらに有するものであってもよい。

[0023] ところで、通常、携帯通信装置 1では、当該携帯通信装置 1が備える各機能 (例え ば、通話機能、メール機能、および撮影機能など)を容易に利用可能とするために、 各機能の起動指示を行うためのメニュー画面が設けられている。

[0024] このメニュー画面では、例えば図 3に示すように、携帯通信装置 1において実行でき る各機能を、アイコン 301a〜301dによって視覚的に表現している。そして、この視覚 的に表現されたアイコン 301 a〜 301 dの中から所望するアイコン 301を選択すること により、携帯通信装置 1では選択されたアイコン 301に対応する機能を起動させるこ とができるように構成されて！、る。

[0025] 例えば、図 3においてレターの画像として示されているアイコン 301aは、メール機 能の起動を示すものであり、カメラの画像として示されているアイコン 301bは、撮影 機能の起動を示すものであり、日めくりカレンダーの画像として示されているアイコン 301cは、カレンダー表示を示すものである。また、携帯電話の画像として示されるァ イコン 301dは、通話機能の起動を示す。

[0026] なお、本実施形態において、特にアイコン 301a〜301dを区別して表示する必要 がない場合は単にアイコン 301と称する。

[0027] この図 3に示すメニュー画面では、所望のアイコン 301の選択を、ユーザは携帯通 信装置 1が備える十字キー 3、テンキー 4、決定キー 9、またはリターンキー 10を操作 して行うことができるようになつている。また、図 4 (a)および図 4 (b)に示すように、選 択されたアイコン 301を特定するために、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、 選択指示画像 401として、アイコン 301を囲む円の画像が表示されるように設定され ている。そして、ユーザが十字キー 3、テンキー 4、決定キー 9、またはリターンキー 10 を操作することにより、選択指示画像 401の表示位置を変更することができるようにな つている。なお、図 4 (a)は、本発明の実施形態を示すものであり、メニュー画面にお いて、選択状態にあるアイコンを特定する表示の一例を示す図である。また、図 4 (b) は、本発明の実施形態を示すものであり、メニュー画面において、選択状態にあるァ イコンを特定する表示の一例を示す図である。

[0028] このように、携帯通信装置 1では、当該携帯通信装置 1において実行可能な機能を 、グラフィカルに示すことができる。このため、上記携帯通信装置 1を使用するユーザ は、起動開始および停止させる機能を直感的に把握することができる。

[0029] (携帯通信装置の構成）

ここで、上記したメニュー画面の表示を実現する、本実施の形態に係る携帯通信装 置 1の概略構成について、図 1を参照して以下に示す。なお、この図 1は本発明の実 施形態を示すものであり、携帯通信装置 1の要部構成を示すブロック図である。

[0030] 図 1に示すように、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、上記した表示部 2、十 字キー 3、テンキー 4、決定キー 9、リターンキー 10、撮像部 5、スピーカ 6、マイク 7、 およびアンテナ 8に加えて、携帯通信装置 1の各種処理を実行するための主制御部 10と、シナリオデータ 21· ··、アイコンデータ群 22· ·· (識別データ）、テーブル情報 23 、選択指示画像データ 25を記憶する情報格納部 (記憶装置) 20と、決定時情報 27 を記録するための決定時情報格納部 (決定時情報記憶装置） 26を備えて 、る。

[0031] 上記主制御部 10は、機能ブロックとして、入力部 11、シナリオデータ取得部 12、ァ イコンデータ取得部 13、表示データ生成部（生成手段） 14、表示制御部（表示制御 手段） 15、機能実行制御部 16、テーブル情報変更部 (変更手段） 17、遷移状態記 録部 (記録手段） 28、および変更指示部 (指示手段） 29を備えている。なお、この各 機能ブロックは、主制御部 10が例えば CPUなどによって実現される場合、 CPUが不 図示の ROMなどに記憶されたプログラムを RAMなどに読み出し実行することによつ て実現できる。

[0032] 上記入力部 11は、例えば、十字キー 3、テンキー 4、決定キー 9、またはリターンキ 一 10により入力された入力情報を受付けるものである。入力部 11は、受付けた入力 情報を表示データ生成部 14に送信する。なお、十字キー 3、テンキー 4、決定キー 9 、またはリターンキー 10と、この入力部 11とによって入力手段を実現する。

[0033] シナリオデータ取得部 12は、後述する表示データ生成部 14、あるいは変更指示部 29からの指示に応じて、情報格納部 21に記憶されているシナリオデータ 21…の中 力も所定のシナリオデータ 21を読み出す。そしてシナリオデータ取得部 12は、読み 出したシナリオデータ 21を解析し、各アイコン 301の表示部 2における配置位置、ま たは表示様式を規定するための情報などを取得するものである。

[0034] なお、上記シナリオデータ 21とは、アイコンデータ 24の表示領域上の表示を規定 する情報と、決定時情報 27に応じて当該携帯通信装置 1の動作を規定する情報とを 含む情報である。このシナリオデータ 21の詳細については後述する。

[0035] アイコンデータ取得部 13は、後述する表示データ生成部 14力もの指示に応じて、 情報格納部 21に記憶されているアイコンデータ群 22…の中力も所定のアイコンデー タ群 22を読み出す。そしてアイコンデータ取得部 13は、読み出したアイコンデータ群 22を構成する各アイコンデータ 24…に対応付けられている携帯通信装置 1の機能を 示す情報を解析するものである。

[0036] また、このアイコンデータ取得部 13は、後述する表示データ生成部 14からの指示 に応じて、情報格納部 21に記憶されて 、る選択指示画像データ 25…の中から所定 の選択指示画像データ 25を読み出すものでもある。なお、この選択指示画像データ 25とは、アイコンデータ群 22の中から選択されたアイコンデータ 24に基づき表示さ れるアイコンを視覚的に特定するための画像データである。

[0037] なお、上記アイコンデータ 24とは、表示部 2の表示領域において表示させるアイコ ン 301の画像データである。このアイコンデータ 24は、アイコン 301の画像データに 加え、該アイコン 301に対応付けられた携帯通信装置 1の機能を示す情報も含んで V、る。このアイコンデータ 24の詳細につ!、ては後述する。

[0038] 表示データ生成部 14は、入力部 11からの指示に応じて表示用データ (表示制御 情報）を生成するものである。すなわち、表示データ生成部 14は、入力部 11から受 信した入力情報に応じて、シナリオデータ取得部 12に対して情報格納部 20からシナ リオデータ 21を取得するように指示するとともに、アイコンデータ取得部 13に対して 情報格納部 20から所定のアイコンデータ群 22および選択指示画像データ 25を取得 するように指示する。

[0039] そして、この指示に応じてシナリオデータ取得部 12により取得されたシナリオデータ 21に基づき、アイコンデータ取得部 13により取得された各アイコンデータ 24の表示 位置および表示様式を決定し表示用データを生成する。さらにまた、表示データ生 成部 14は、上記シナリオデータ 21に基づき、選択指示画像データ 25の表示位置お よび表示様式を示す情報も表示用データとして含める。

[0040] そして、表示データ生成部 14は、生成した表示用データを表示制御部 15に渡し、 該表示用データに基づく表示を行うように指示する。なお、表示データ生成部 14は、 テーブル情報 23を参照して、シナリオデータ 21によって表示が規定されているアイ コンデータ 24それぞれの組み合わせを特定するように構成されて 、る。

[0041] また、表示データ生成部 14は、選択状態にあるアイコンデータ 24により特定される 機能の実行を指示する情報を、入力部 11を介して受信した場合、この選択されたァ イコンデータ 24に対応付けられた機能の起動指示を機能実行制御部 16に指示する ものでもある。

[0042] また、表示データ生成部 14は、ユーザからの入力情報を、入力部 11を介して受信 した場合、この受信した入力情報を変更指示部 29に通知する。そして、変更指示部 29から表示状態の変更に関する指示を受信した場合、該指示に応じた表示用デー タを生成する。また、表示データ生成部 14は、ユーザからの入力情報に応じて変更 した表示用データを遷移状態記録部 28に通知する。

[0043] 表示制御部 15は、表示データ生成部 14からの指示に応じて、表示データ生成部 1 4によって生成された表示用データに基づきメニュー画面を表示部 2に表示するよう に表示制御を行うものである。

[0044] 上記機能実行制御部 16は、表示データ生成部 14からの指示に応じて、ユーザに よって選択されたアイコン 301に対応する機能を起動させるものである。

[0045] 上記テーブル情報変更部 17は、入力部 11により受付けたテーブル情報の変更指 示に応じて、テーブル情報 23を変更するものである。

[0046] 具体的には、このテーブル情報変更部 17は、上記変更指示が他のテーブル情報 23への変更を指示するものである場合、現在表示データ生成部 14が表示用データ を生成するために参照して 、るテーブル情報 23を他のテーブル情報 23に変更する

[0047] また、上記変更指示が、現在表示データ生成部 14が参照して 、るテーブル情報 2 3の情報の変更を指示するものである場合、該変更指示に応じてテーブル情報 23の 情報を変更する。なお、このテーブル情報 23の情報とは、シナリオデータ 21とアイコ ンデータ 24との対応関係を示す情報である。

[0048] また、遷移状態記録部 28は、決定キー 9の押下により指示される起動指示、あるい はリターンキー 10の押下により指示される 1画面前の表示状態での起動指示などュ 一ザからの指示を受付けた各時点での表示部 2におけるアイコン 301等の表示状態 に関する情報を、決定時情報 27として決定時情報格納部 26に記憶するものでもある [0049] ユーザ力もの入力情報を受付けると表示データ生成部 14は、該入力情報に応じた 表示状態を示す表示用データを遷移状態記録部 28に通知するように構成されてい る。そこで、遷移状態記録部 28は、ユーザ力も入力情報が入力され表示用データが 変更される度に、表示データ生成部 14から表示用データを受信し、該受信した表示 用データの履歴を決定時情報 27として決定情報格納部 26に記憶する。すなわち、 決定時情報 27は、表示部 2における表示状態の変更の遷移を示す情報となる。

[0050] なお、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、上記遷移状態記録部 28 (記録手段 )によって、上記識別データの表示状態をすベて記憶しておく構成であってもよいし 、最新の履歴もしくは復元可能な特定の表示状態からの履歴を記憶する構成であつ てもよい。この復元可能な特定の状態とは、すべてのオブジェクトの状態が予め一意 に決まって！/ヽる表示状態を示す。

[0051] 変更指示部 29は、表示データ生成部 14を介してユーザからの入力情報を受信す ると、シナリオデータ 21と決定時情報格納部 26に記録される決定時情報 27とを参照 することにより、表示用データの変更の有無を判断するものである。変更指示部 29は 、表示用データの変更があると判断した場合、変更指示を表示データ生成部 14に送 信する。

[0052] 次に、本実施の形態に係る携帯通信装置 1が有する情報格納部 20および決定時 情報格納部 26に記憶される各種情報について説明する。なお、この情報格納部 20 および決定時情報格納部 26はそれぞれ読み書き可能な記録媒体であり、例えばノ、 ードディスクなどによって実現することができる。また、図 1では、本実施の形態に係る 携帯通信装置 1は、情報格納部 20と決定時情報格納部 26とをそれぞれ個別に備え る構成であるがこれらが物理的に 1つの記憶装置によって実現されるものであっても よい。

[0053] ここでまず、情報格納部 20に記憶される情報について説明する。

[0054] 上記アイコンデータ群 22は、表示部 2の表示領域においてアイコン群（アイコン 30 la〜301d)を表示させるための画像データ群である。すなわち、このアイコンデータ 群 22は、メニュー画面にぉ 、て共に表示されるアイコンの組み合わせ（アイコン 301 a〜301dそれぞれの組み合わせ）を表示させるためのアイコンデータ 24· · ·から構成 されている。

[0055] また、このアイコンデータ 24は、アイコン 301を表示するための画像データに加え、 該アイコン 301に対応付けられた携帯通信装置 1の機能を示す情報も含んでいる。こ の機能を示す情報とは、例えば機能を実行するアプリケーション等を識別する情報 (I D)あるいは、 URIのような一意に特定できる文字列であってもよい。なお、所定のパ ラメータを引数として処理を実行するアプリケーションの場合では、機能を示す情報 に加え、さらにこの処理の実行に利用するパラメータの情報が含まれて 、てもよ 、。

[0056] なお、上記アイコンデータ 24それぞれを構成する画像データは、ラスター形式でも よいし、ベクター（ベクトル)形式であってもよい。ただし、後述するシナリオデータ 21 の内容に応じてアイコン 301を拡大または縮小して表示させる場合、高品質な画質を 維持できる点においてベクター形式の画像データであるほうがより好適である。

[0057] また、上記アイコンデータは、ベクター形式の 1つである SVG (Scalable Vector Gra phics)ファイルとしてアニメーションを含んだ画像であってもよぐこのアイコンデータ は例えば、選択状態にある力 、なかに応じてアニメーションするようにしてもよい。ま た、選択状態になった場合、選択状態からはずれた場合 (非選択状態へと移行した 場合)、選択状態中に実行キー (決定キー 9)が押された場合など、それぞれの状態 の場合に応じて別々のアニメーションを表示させる構成であってもよ 、。

[0058] 例えば、上記したように SVG画像の場合、複数種類のアニメーションそれぞれに ID 番号が割り当てられていれば、該 IDを指定することによりアニメーションを開始させる ことができる。このため、それぞれの状態に応じたアニメーションの IDを決めておき、 該 IDを指定して、上記した各状態に応じてアニメーションを実行させることができる。

[0059] 上記選択指示画像データ 25は、上記選択指示画像 401を表示するためのデータ である。

[0060] 上記シナリオデータ 21は、アイコンデータ 24の表示領域上の表示を規定する情報 と、決定時情報 27に応じて当該携帯通信装置 1の動作を規定する情報とを含む情 報である。なお、この表示を規定する情報とは、表示されている例えばアイコンまたは 文字列等の寸法、色彩、輝度等の状態、表示領域内における該アイコンまたは文字 列等の表示位置、表示されているアイコンまたは文字列の、ユーザによる選択された 状態などを含む、表示に関わる情報である。

[0061] また、動作を規定する情報とは、当該携帯通信装置 1 (情報処理装置）において、 例えば、現在、表示部に表示させているアニメーションを停止させたり、該アニメーシ ヨンを開始させたり、他のアプリケーションを起動させたりするなど、携帯通信装置 1 ( 情報処理装置)の動作を規定する情報などである。

[0062] 上記シナリオデータ 21は、より具体的には図 22示すようなデータ構造となっており 、選択アイコン表示情報 30、選択指示画像表示情報 31、装飾データ 33、遷移情報 34、タイミング規定情報 35を含む。なお、この図 22はシナリオデータ 21のデータ構 造の一例を示す図である。

[0063] 上記選択アイコン表示情報 30は、アイコンデータ群 22ごとに含まれる各アイコン 30 1の上記表示部 2における配置、および Zまたは表示サイズなど表示形態を規定す るための情報である。例えば、上記選択アイコン表示情報 30は、図 3に示したメ-ュ 一画面において、アイコン 301a〜301dそれぞれを表示させるための表示領域上の 位置を規定する。また、上記選択アイコン表示情報 30は、例えば選択されたアイコン 301を拡大して表示させるなど、選択されたアイコン 301の表示形態を規定する情報 も含む。

[0064] 選択指示画像表示情報 31は、例えば、図 4 (a)または図 4 (b)に示すように、選択さ れたアイコン 301を示す表示である選択指示画像 401の表示形態を規定するもので ある。例えば選択指示画像表示情報 31は、メニュー画面において、選択指示画像 4 01の表示可能な表示領域上の位置を規定する。

[0065] 装飾情報 33は、アイコン 301または選択指示画像 401以外の例えば、背景画像ま たはフレームなどユーザによる選択対象とならない画像の表示様式を規定するデー タである。このデータは、後述するタイミング規定情報 35によって所定の条件に応じ て表示形態が変更されたり、アニメーションされたりする。

[0066] 上記遷移情報 34は、ユーザ力 の入力に応じた選択指示画像 401の移動方向な ど、上記選択指示画像 401の表示領域上における表示位置の変更先を規定する情 報である。

[0067] すなわち、この遷移情報 34は、例えば、ユーザからの入力に応じて選択指示画像 401が表示領域上をどのように移動するかといった選択指示画像 401の移動状態を 規定する情報である。さらに、この遷移情報 34は、携帯通信装置 1において表示され る図形などの表示位置の移動状態などを規定するための情報を含む。

[0068] また、遷移情報 34は、アニメーションの開始または終了、選択している図形または アイコンの表示形態、起動させるアプリケーションなどを決定できるような情報と対応 づけられている。

[0069] 例えば、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、上記したように実行可能なァニ メーシヨンに ID番号を割り当て、該 ID番号を指定することによりアニメーションを開始 させる構成とすることができる。このような構成の場合、シナリオデータ 21には、遷移 情報 34として、実行させるアニメーションの ID番号と表示状態の遷移を示す情報 (例 えば、選択指示画像 401の移動状態を規定する情報、または図形などの表示位置 の移動状態を規定する情報等)とが対応づけられる。

[0070] 上記タイミング規定情報 35は、上記選択指示画像 401の表示領域上における表示 位置の変更タイミングを規定する情報である。なお、上記選択アイコン表示情報 30、 遷移情報 34、およびタイミング規定情報 35に関する詳細は後述する。

[0071] なお、本実施の形態では、上記シナリオデータ 21は選択指示画像表示情報 31を 含む構成であるが、この選択指示画像表示情報 31は必須ではない。例えば、アイコ ンデータが選択状態にある力否かに応じてアイコン 301の表示が異なる、あるいはァ イコン 301の表示がアニメーションするように構成されている場合、選択指示画像 40 1がなくてもアイコン 301の選択状態を示すことができる。

[0072] ここで図 3に示すメニュー画面を表示させるための情報のうち、シナリオデータ 21の みを表示させたと仮定すると、図 5に示すように、シナリオデータ 21によって、表示領 域の所定位置に、どのアイコン 301が配置されるかなどが規定されることとなる。なお 、この図 5は、本実施の形態における携帯通信装置 1において、仮想的にシナリオデ ータ 21を表示させた場合の一例を示す図である。

[0073] すなわち、図 5において、破線によって囲まれている領域である破線枠 501a〜50 Idは、図 3におけるアイコン 301a〜301dそれぞれを配置する位置を示している。つ まり、本実施形態では、メニュー画面の初期状態では、表示部 2の表示領域の縦軸 方向にアイコン 301a〜301dが、上から順に配置されるようにシナリオデータ 21によ り規定されている。

[0074] なお、アイコン 301a〜301dは、指定された位置の、指定された幅、高さの領域内、 すなわち破線枠 501a〜501dの領域内に表示されるように規定されて!、てもよ 、。あ るいは、破線枠 501a〜501dによって示される領域を基準として所定の拡大倍率に よってアイコン 301a〜301dを拡大させ表示させるように規定されて!、てもよ 、。この ようにアイコン 301が拡大された場合、アイコン 301a〜301dは、破線枠 501a〜501 dの領域外にまで拡大して表示されることとなる。

[0075] また、上記では各アイコン 301a〜301dを表示させる表示位置を破線枠 501a〜5 Oldによって示した力 これら表示枠 501a〜501dもアイコン 301とともに表示されて もよいし、逆に非表示であってもよい。

[0076] 上記テーブル情報 23は、シナリオデータ 21とアイコンデータ 24との対応関係を示 す情報である。後述するが、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、このテープ ル情報 23を参照することにより表示データ生成部 14力 シナリオデータ 21とアイコン データ 24との組み合わせを特定することができる。

[0077] 例えば、このテーブル情報 23では、図 6に示すようにテーブル番号（No. l〜No.

4)と該テーブル番号に対応するアイコン 301 a〜 30 Idの画像データ（アイコンデータ 24)との対応関係が記録されている。一方、シナリオデータ 21には、図 7に示す表示 部 2の表示領域におけるアイコン 301a〜301dそれぞれの配置位置 501a〜501dと 、該配置位置 501a〜501dに対応するテーブル情報 23のテーブル番号 (No. 1〜 No. 4)との対応関係が記述されている。

[0078] なお、上記テーブル情報 23のテーブル番号それぞれは、アイコン 301a〜301dの アイコンデータ 24それぞれが格納されている情報格納部 20の格納場所を特定する 情報と関連付けられている。この格納場所を特定する情報としては、例えば、アイコン データ 24のファイル名または、情報格納部 20の記憶領域におけるメモリ番地などが 挙げられる。なお、本実施の形態に係る携帯通信装置 1においてアイコンデータ 24 を外部から取得する場合は、該アイコンデータ 24が存在するネット上の位置を示す 例えば URIであってもよ!/ヽ。 [0079] なお、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、アイコンデータ群 22が複数種類 存在しており、シナリオデータ 21には、アイコンデータ群 22を特定する情報がさらに 含まれている。また、このようにアイコンデータ群 22が複数存在するため、図 6に示す 情報テーブル 23は、アイコンデータ群 22の数だけ用意されることとなる。

[0080] なお、このようにアイコンデータ群 22が情報格納部 20において複数記憶されてい る場合、表示部 2の表示領域に表示させるアイコン 301a〜301dに関する情報をまと めて変更することができる。

[0081] また、アイコン 301a〜301dとして利用する絵柄を変更せず、該アイコン 301a〜30 Idの表示位置を変更する場合、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では下記のよ うにして実現することができる。

[0082] すなわち、携帯通信装置 1は、情報格納部 20に記憶するテーブル情報 23として、 新たなアイコンの配置位置 501a〜501dと、該配置位置 501a〜501dそれぞれに配 置させるアイコン 301a〜301dそれぞれとの対応関係を示す情報を記録しておくこと により実現できる。

[0083] 次に、決定時情報格納部 26が記憶する決定時情報 27について説明する。この決 定時情報 27とは、上記したように、ユーザからの各操作指示に応じた表示状態の遷 移を示す情報である。

[0084] 以上のように、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、上記表示データ生成部 14 を備えているため、アイコンデータ群 22とシナリオデータ 21とに分離されたデータに 基づき、表示用データを生成することができる。また、上記携帯通信装置 1は、表示 制御部 15を備えて 、るため、上記表示データ生成部 14により生成された表示用デ ータに基づき、上記アイコンデータ群 22を表示部 2に特定の表示様式により表示さ せることができる。

[0085] このため、上記携帯通信装置 1は、例えば、上記シナリオデータ 21のみを他のシナ リオデータ 21に変更するだけで上記アイコンデータ群 22の配置などを他の配置に変 更することができる。また、例えば、上記アイコンデータ群 22を他のアイコンデータ群 22に変更することにより、各アイコン 301の図柄等を、他の図柄のアイコン 301に変 更することができる。 [0086] このように、アイコン 301の配置などを変更する場合、シナリオデータ 21のみを変更 するだけでよぐまた、アイコンの図柄などを変更する場合は、該アイコンデータ群 24 を他のアイコンデータ群 24に変更するだけでよい。

[0087] このため、上記携帯通信装置 1では、例えば UNIX上におけるウィンドウマネージャ 一のような大きなプログラムを変更すると 、つた処理が必要なく容易に識別データの 表示様式の変更を行うことができる。

[0088] また、上記携帯通信装置 1は、情報格納部 20を備えているため、アイコンデータ群 22およびシナリオデータ 21を記憶させておくことができる。このため、例えば外部の 他通信装置などと通信を行うことができず、アイコンデータ (識別データ） 24および Z またはシナリオデータ 21を取得できな 、場合であっても、情報格納部 20にすでに記 憶されているアイコンデータ群 22とシナリオデータ 21とを組み合わせて複数の表示 ノターンを実現する表示用データを生成することができる。

[0089] また、上記携帯通信装置 1は、情報格納部 20に、上記テーブル情報 23を記憶させ ている。このため、表示データ生成部 14は、上記テーブル情報 23を参照して、容易 にシナリオデータ 21とアイコンデータ群 22との組み合わせを特定することができる。

[0090] したがって、上記携帯通信装置 1は、容易にアイコン 301を特定の表示様式により 表示させることができる。

[0091] また上記したように、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、例えば外部に備えら れた装置で組み合わされたシナリオデータ 21およびアイコンデータ 24を取得して利 用する構成ではなぐこれらを自装置内で組み合わせて合成する構成である。このた め、ユーザは例えば外部の装置と接続してシナリオデータ 21およびアイコンデータ 2 4を取得することなく自由にシナリオデータ 21とアイコンデータ 24との組み合わせを 変更し、様々な操作感ゃアイコンの変更を行うことができる。また、さらには、操作感 またはアイコンの変更を行う場合、外部の装置と接続する必要がないため、外部の装 置との通信状態の良否を気にすることなく反応よく操作感またはアイコンの変更を行 うことができる。

[0092] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、決定時情報格納部 26が決定情報 2 7を記憶しており、また変更指示部 29を備えているため、表示状態の遷移に応じて該 表示状態を変更させるように、表示用データを生成するように表示データ生成部 14 を制御することができる。

[0093] 例えば、ある表示状態力もある表示状態に移り変わるとき、上記シナリオデータ 21 にお 、てアイコンデータ 24の表示デザイン等を変更させる情報が含まれて 、る場合 、現在に至るまでの表示状態の遷移に応じてアイコンを拡大させたり、回転等移動さ せたりするように表示データ生成部 14を制御することができる。

[0094] また、決定情報格納部 26には、決定時情報 27として、表示状態を示す情報の履 歴が記録されているため、例えば、ユーザ力 受付けた指示に基づく機能が実行さ れた後でも機能実行前のアイコン 301の選択状態を示す表示に復帰させることもで きる。

[0095] すなわち、機能の実行後にアイコン 301の選択状態を示す表示が初期状態となら ず、上記機能実行時の状態力 他の機能の選択を行うことができる。例えば、現在選 択しているアイコン 301によって示される機能から 1操作加えて選択できる機能の実 行を所望する場合、この所望する処理を選択するためにユーザが操作しなければな らな 、操作回数を低減させることができる。

[0096] 以上のように、本実施形態に係る携帯通信装置 1では、メニュー画面において、実 行を所望するアイコン 301が選択された状態が表示されている時に、ユーザが決定 を指示する情報を入力すると上記アイコン 301によって特定されている機能が実行さ れるように構成されている。そして、携帯通信装置 1は、この機能の実行が終了したと き、メニュー画面の表示状態が、該機能を特定するアイコン 301が選択状態となる状 態、すなわち上記機能の実行を行う前の選択状態に復帰するように構成されている。

[0097] さらには、上記したように本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、この表示状態を 示す情報の履歴、すなわち決定時情報 27と、シナリオデータ 21とを参照して、表示 状態の遷移に応じて表示状態を変更させることもできる。

[0098] すなわち、上記携帯通信装置 1では、選択されたアイコン 301により特定される機 能の実行指示を示す情報を受付けた場合、表示データ生成部 14が機能実行制御 部 16に対して、現在選択されたアイコン 301により特定される機能を実行するように 指示するとともに、変更指示部 29にユーザ力もの入力情報 (操作指示)を通知する。 [0099] この表示データ生成部 14からの通知に応じて、変更指示部 29は、シナリオデータ 取得部 12に指示して、シナリオデータ 21を取得させ、該シナリオデータ 21と決定時 情報 27とを参照して表示状態の変更の有無を判断する。そして、変更指示部 29が、 例えばアニメーションを起動させて表示させるなど表示状態の変更が必要であると判 断した場合、表示データ生成部 14に表示状態の変更を指示する。

[0100] したがって、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、表示状態の遷移に応じた 表示状態となる表示用データを生成するように表示データ生成部 14を制御すること ができる。

[0101] また、この変更指示部 29からの指示に応じて表示データ生成部 14が表示状態を 変更するように表示用データを作成すると、該変更後の表示用データを表示制御部 15と遷移状態記録部 28に送信する。遷移状態記録部 28は、この表示データ生成部 14から受信した表示用データを決定時情報 27として決定時情報格納部 26に追カロ する。

[0102] 次に、図 8および図 9を参照してメニュー画面の表示処理と、該メニュー画面が表示 されている状態において特定のアイコン 301が選択された場合における選択処理 (ァ イコン選択処理）についての詳細を説明する。

[0103] (メニュー画面の表示処理）

まず前提として、本実施形態では、ユーザが、十字キー 3、テンキー 4、決定キー 9、 またはリターンキー 10を操作して、表示部 2における表示画面を、待ち受け画面から メニュー画面に変更するものとする。

[0104] つまりメニュー画面への表示変更を指示する入力情報を入力部 11が受信すると、 この受信した入力情報を表示データ生成部 14に送信する。

[0105] 一方、表示データ生成部 14では、シナリオデータ取得部 12に対してシナリオデー タ 21を取得するように指示するとともに、アイコンデータ取得部 13にアイコンデータ 群 22を取得するように指示をする。なお、初期設定において取得されるシナリオデー タ 21とアイコンデータ群 22との組み合わせは、予め決められており、この初期設定に おける組み合わせを示す情報は図示しな 、が情報格納部 20に記憶されて 、る。

[0106] 表示データ生成部 14からの指示に応じて、シナリオデータ取得部 12はシナリオデ ータ 21を取得し、該表示データ生成部 14に渡す。このようにして、本実施の形態に 係る携帯通信装置 1では、ユーザ力もの入力に応じたシナリオデータ 21を取得する ことができる（ステップ S 1、これ以降 S 1のように称する）。

[0107] また、表示データ生成部 14力もの指示に応じて、アイコンデータ取得部 13は、アイ コンデータ群 22を取得し、表示データ生成部 14に渡す。このようにして、上記携帯 通信装置 1では、表示データ生成部 14が、ユーザからの入力に応じたアイコン 301 の画像データを含むアイコンデータ 24のアイコンデータ群 22を取得する（S2)。

[0108] また、表示データ生成部 14は、アイコンデータ群 22を取得すると、該アイコンデー タ群 22を構成する各アイコンデータ 24に対応する、携帯通信装置 1のそれぞれの機 能を示す情報を取得する (S3)。

[0109] 次に、表示データ生成部 14は、取得したシナリオデータ 21とアイコンデータ群 22と に基づき、初期設定におけるメニュー画面の表示を行うための表示情報を生成する 。そして、表示データ生成部 14は、生成した表示情報を表示制御部 15に渡す。

[0110] 表示制御部 15は、表示データ生成部 14から受信した表示情報に基づき、メニュー 画面の表示を行うように表示部 2を制御する（S4)。

[0111] このように、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、上記したステップ S1〜ステツ プ S4の処理によってメニュー画面を表示させることができる。なお、ステップ S3にお V、て表示データ生成部 14が取得する情報は、取得したアイコンデータ群 22を構成 する各アイコンデータ 24に対応付けられた携帯通信装置 1の機能を直接示す情報 であってもよ!/ヽし、該機能に対応づけられて ヽる数字または記号などを示す識別子 であってもよい。

[0112] また、上記では、待ち受け画面力 ユーザの操作によってメニュー画面を表示させ る場合について説明した力 メニュー画面の表示のトリガは、これに限定されるもので はない。例えば、携帯通信装置 1の主電源を ONにするとメニュー画面が表示される ように構成されていてもよい。なおこのように構成されている場合、主電源 ONを示す 情報が、メニュー画面表示を指示する入力情報となる。

[0113] なお、ステップ S1〜ステップ S3までの処理ステップ力 表示制御情報を生成するス テツプを実現している。そして、ステップ S4の処理ステップ力 表示部 2への表示制 御を行うステップを実現して 、る。

[0114] 次に、以上のようにしてメニュー画面が表示された状態において、アイコンデータ群 22に基づき表示されて 、るアイコン群の中力 特定のアイコン 301を選択する処理（ アイコン 301の選択処理）について説明する。

[0115] (アイコン選択処理）

まず、入力部 11が、十字キー 3、テンキー 4、決定キー 9、またはリターンキー 10か ら入力情報を受付ける（Sl l)。そして、入力部 11は受付けた入力情報を表示データ 生成部 14に送信する。表示データ生成部 14では、入力部 14から受信した入力情報 に基づき、取得しているシナリオデータ 21を参照して、該入力情報によってメニュー 画面における表示状態に変更がある力否かを判定する（S12)。

[0116] すなわち、表示データ生成部 14は、ユーザ力もの入力情報を、入力部 11を介して 受信すると、この受信した入力情報を変更指示部 29に通知する。変更指示部 29は、 表示データ生成部 14から入力情報を受信すると、シナリオデータ 21と決定時情報 2 7とを参照することにより、表示用データの変更が必要力否か判断する。そして、表示 用データの変更が必要である場合、表示用データの変更指示を表示データ生成部 1 4に通知する。このようにして本実施の形態に係る携帯通信装置 1では表示状態の変 更の有無が判定される。

[0117] ここで、メニュー画面における表示状態に変更があると判定された場合 (S12にお いて「YES」）、この変更された新しい表示状態で再表示する（S 13)。すなわち、表 示データ生成部 14は、変更指示部 29からの変更指示に応じて表示用データを変更 させ、この変更後の表示用データを表示制御部 15に送信し再表示するように指示す る。また、表示用データで生成部 14は、変更後の表示用データを遷移状態記録部 2 8に送信し、決定時情報 27として記録するように指示する。

[0118] そして、この再表示後に、あるいは初期表示の表示状態のままである場合 (S12に お!、て「NO」の場合）にお 、て、入力部 11が選択表示されて!、るアイコン 301に対 応する機能の実行指示を示す入力情報を決定キー 9から受付けると（S14において「 YES」）、該アイコン 301に対応付けられている機能を実行する（S15)。一方、上記 機能の実行指示を示す入力情報を受付けて 、な 、場合 (S14にお 、て「NO」 )、そ のまま処理を終了する。

[0119] すなわち、入力部 11が、決定キー 9から上記機能の実行指示を示す入力情報を受 付けると、該入力情報を表示データ生成部 14に渡す。表示データ生成部 14では、 受信した入力情報に応じて、現在選択状態として表示されているアイコン 301に対応 する機能を特定する情報を機能実行制御部 16に送信する。機能実行制御部 16は、 表示データ生成部 14から受信した機能を特定する情報に基づく機能を実行するよう に制御する。

[0120] 以上のようにして本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、メニュー画面の表示を変 更して、メニュー画面上に表示されているアイコン群の中から特定のアイコン 301を 選択することができる。また、決定キー 9からの入力情報に応じて、選択表示されてい るアイコン 301に対応する機能を実行させることができる。

[0121] (アイコンデータ群とシナリオデータとの組み合わせの変更処理）

ところで、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、入力部 11によって受付けられ たユーザ力もの入力情報に応じて、アイコンデータ群 22· · ·とシナリオデータ 21…の 組み合わせを容易に変更することができるように構成されている。以下において、図 10および図 11を参照して、アイコンデータ群 21とシナリオデータ 21との組み合わせ を変更する場合についてより具体的に説明する。ただしここでは説明の便宜上、選択 指示画像 401の表示に関しては示さな 、ものとする。

[0122] 例えば、図 3に示すメニュー画面において、シナリオデータ 21のみを変更させた場 合、図 10に示すようにメニュー画面の表示が変更されたとする。すなわち、図 3に示 すメニュー画面の表示は、表示部 2の表示領域において、縦方向にアイコン 301a〜 30 Idまで配置されるように設定されていた。一方、図 10に示すメニュー画面では、 上記表示領域において、アイコン 301a〜301dが、該表示領域の左下隅から、その 対角線上にある右上隅にむ力つて弧を描くように配置される。また、図 10に示すメ- ユー画面では、アイコン 301の表示サイズ力 上記左下隅から上記右上隅に向かうに つれて小さくなるように設定されて!、る。

[0123] このように、シナリオデータ 21を他のシナリオデータ 21に変更させることにより、メ- ユー画面におけるアイコン 301a〜301dそれぞれの表示位置を変更させることができ る。また、この図 10に示すような表示位置となるように、アイコン 301a〜301dの配置 を規定するシナリオデータ 21のみを仮想的に表示させた場合、図 11に示すようにな る。すなわち、表示領域においてアイコン 301a〜301dそれぞれが配置される領域 および表示サイズが破線枠 501e〜501hによって規定されている。また、各破線枠 5 01には該破線枠 501に配置されるアイコン 301を特定するためのテーブル番号 No . l〜No. 4を示す情報が含まれている。

[0124] このように、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、シナリオデータ 21だけを他 のシナリオデータ 21に変更し、同じアイコンデータ群 22およびテーブル情報 23を再 利用することができる。すなわち、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、メ-ュ 一画面を表示させるために必要となる情報力 シナリオデータ 21とアイコンデータ群 22とに分離されている。このため、表示するアイコン 301…の絵柄、アイコン 301 · · ·の 配置、あるいはアイコン 301の表示サイズなど、アイコン 301の表示形態を変更する 場合、変更可能な表示形態のパターンに対応するすべてのデータを予め記憶して おく必要なぐ分離されたシナリオデータ 21とアイコンデータ群 22とを組み合わせて 禾 IJ用することがでさる。

[0125] 例えば、本実施の形態に係る携帯通信装置 1において、図 12のようにシナリオデ ータ 21 · · ·として、シナリオ 1およびシナリオ 2の 2種類が用意されているものとする。な お、図 12において、破線枠 501で示す部分はアイコンデータ 24を表示させる領域で あり、該破線枠 501内に記載されている番号は、該破線枠の領域に表示させるアイコ ン 301に対応付けられたテーブル番号である。

[0126] また、図 13に示すようにアイコンデータ 24が 6種類用意されているとする。なお、図 13は、テーブル情報 23の一例を示す図であり、各アイコンデータ 24に基づき表示さ れるアイコン 301の表示イメージと、該アイコン 301により特定される機能に関する情 報と、これらに対応付けられたテーブル番号とを示した図である。

[0127] なおこの場合、図 13に示すようにアイコンデータ 24を読み込むことで該アイコンデ ータ 24により特定される機能に関する情報を取得できる。このため、テーブル情報 2 3を、機能に関する情報をも対応付けたテーブル情報とする必要はなぐテーブル番 号と該テーブル番号に対応付けられたアイコン 301の表示イメージ（画像データ）と 力 なる情報とすることができる。

[0128] なお、テーブル情報 23において機能に関する情報と対応付けられていない場合、 アイコンデータ取得部 13により取得されたアイコンデータ 24に基づき、表示データ生 成部 14が、取得したアイコンデータ 24に対応する機能を特定できるようにするため、 別途、下記に示すテーブル情報 (第 2テーブル情報)を備える構成とする。

[0129] すなわち、携帯通信装置 1は、上記第 2テーブル情報として、表示イメージ (画像デ ータ）と機能との対応関係を示すテーブルをさらに備える。そして、この第 2テーブル 情報を参照することにより、表示データ生成部 14は、アイコンデータ取得部 13により 取得されたアイコンデータ 24に基づき、機能を特定することができる。

[0130] また、図 12に示すシナリオ（1)およびシナリオ（2)では、アイコン 301を表示させる 領域がそれぞれ 2つ規定されていた。そこで、シナリオ（1)およびシナリオ（2)におい て、これら 2つの領域に表示させるアイコン 301の組み合わせ（アイコンデータ群 22) を、図 14に示すように 3種類の A、 B、 Cのセットからユーザが 1つを選択できるように なっているものとする。

[0131] このようにシナリオ（1)およびシナリオ（2)が規定されている場合、本実施の形態に 係る携帯通信装置 1では、情報格納部 20に保持しているシナリオデータ 21が 2種類 (シナリオ（1)およびシナリオ（2) )で、表示領域に表示させるアイコンデータ 24の組 み合わせのセットが 3種類となる。そして、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、 図 15に示すように少なくとも 2 X 3の 6種類の表示パターンを実現することができる。

[0132] また、ここで例えば、 1つのシナリオデータ 21のデータ量が 1キロバイトであり、 1つ の画像データのデータ量が 10キロバイトであるとした場合、上記実施例にお!、て情 報格納部 20に記憶させておくデータ量は、総計で下記（1)に示す値となる。

1 (キロバイト） X 2 + 10 (キロバイト） X 6 = 62 (キロバイト） · ' ·（1)

[0133] 一方、上記した表示形態のパターンそれぞれに応じたデータ、すなわち、シナリオデ ータ 21とアイコンデータ 24と該アイコンデータ 24によって表現されるアイコン 301に より特定される機能とを関連付けるための情報すベてを含んだデータを用意する場 合では、おおよそ下記（2)に示すデータ量が必要となる。

(1 (キロバイト) + 10 (キロバイト) X 2) X 6 (種類) = 126 (キロバイト)…（2) [0134] また、上記ではシナリオデータ 21によって表示領域が規定されているアイコンデー タ 24を A〜Cといったセットで変更させるように設定されていた。しかしながら、図 13 に示すアイコンデータ 24 · · ·の中から自由に、シナリオデータ 21により規定されて ヽ る数のアイコンデータ 24を選択する設定であってもよ 、。このように設定されて!、る場 合では、アイコンデータ 24を図 13に示す 6つの中から同じものを選ばな!/、ように 2つ を選択するものとすると、アイコンデータ 24の選び方は 15とおりとなる。

[0135] すなわち、このようにアイコンデータ 24をユーザによって自由に選択可能とする場 合、 30種類の表示パターンを実現できる。

[0136] このように、 30種類の表示パターンを実現できる設定の場合、本実施の形態に係る 携帯通信装置 1では、上記したように情報格納部 20に記憶させるデータ量は 62キロ ノイトと変わらない。これに対して、表示パターンそれぞれに応じたデータを情報格 納部 20に予め記憶させておく構成の場合は、下記（3)に示すとおりとなる。

[0137] (1 (キロバイト） + 10 (キロバイト） X 2) X 30 (種類） = 630 (キロバイト） · ' ·（3)

以上のように、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、シナリオデータ 21とアイ コンデータ 24とに分離して情報格納部 20に、アイコン 301を表示させるための情報 を記憶している。このため、表示形態のパターンそれぞれに応じたデータを、情報格 納部 20に予め記憶させておく構成より、記憶させておくデータ量を大幅に低減させ ることがでさる。

[0138] 特に、携帯電話機などの携帯通信装置 1では、小型化が進んでおり、情報格納部 2 0において記憶可能な記憶量に制限がある。このため、記憶させるデータ量を低減さ せることは、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では特に重要となる。

[0139] ところで、アイコンデータ 24とシナリオデータ 21とを分離して記憶する構成ではない 場合、メニュー画面の表示の変更は、図 16に示すテーブルを準備することにより実 現できる。

[0140] すなわち、図 16に示すように、テーブルとして、画像表示領域 αおよび画像表示領 域 j8に表示させるアイコンデータの組み合わせ、画像 α 1、画像 j8 1、および画像 α 2、画像 2を準備する。そして、それぞれの組み合わせに対してテーブル番号を割 り当て、このテーブル番号を指定することにより、これらの組み合わせを変更できる構 成とする。なお、図 16は表示領域と該表示領域に表示させるアイコンデータとの対応 関係の一例を示す図である。

[0141] し力しながらこのようなテーブル構成の場合、以下の問題が生じる。

[0142] すなわち、上記した構成の携帯通信装置の場合、メニュー画面を表示させるための データとして、本実施の形態に係るシナリオデータ 21に該当する情報と、アイコンの 画像データ（アイコンデータ）とを含むデータが必要となる。つまり、メニュー画面を表 示させるためのデータにおいて、携帯通信装置において実行可能な機能に関する 情報も含める必要がある。

[0143] このように、メニュー画面を表示させるデータにぉ 、て、機能に関する情報を含める 場合、本実施の形態に係る携帯通信装置 1のように、表示部 2に表示させるアイコン 301の表示形態を自由に変更させることができない。特に、上記携帯通信装置 1のよ うに、表示させるアイコン 301と、該アイコン 301によって指定される機能とを自由に 組み合わせることができな!/、。

[0144] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、メニュー画面を表示させるデータ をシナリオデータ 21とアイコンデータ 24とに分離しているため、例えば同様にデータ を分離している他の形態通信装置 1に本実施形態に係る携帯通信装置 1のシナリオ データ 21のみを送る。そして、他の携帯通信装置において本実施形態に力かる携帯 通信装置 1と同様な表示状態にてアイコン 301を表示させることができる。

[0145] なお、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、ユーザからの入力情報に応じて 、アイコン 301が選択状態となる力、あるいは非選択状態となるかといつた状態の変 更を、シナリオデータ 21によって規定していた。そして、上記アイコン 301が選択状 態となる場合、選択状態を示すために選択指示画像 401によって選択状態のアイコ ン 301を囲むように設定されていた。し力しながら、アイコン 301が選択状態となるの 力 ある!/ヽは非選択状態となるのかを示す表現方法はこれに限定されるものではな い。

[0146] 例えば、シナリオデータ 21および Zまたはユーザ力もの入力情報に応じて規定さ れた状態に基づき、アイコン 301の表示状態を以下のように変更する設定であっても よい。 [0147] より具体的には、例えば、あるアイコン 301が非選択状態である場合、その表示状 態は図 17の 701に示すようにカメラの静止画像となるものとする。一方、シナリオデー タ 21および/またはユーザからの入力情報に応じてアイコン 301が選択状態となる 場合、その表示状態として図 17の 702〜705に示す画像を順次表示させる。

[0148] なお、上記した選択状態におけるアイコン 301の表示状態では、図 17の 702〜70 5に示す各画像が等間隔に表示されてもよ ヽし、各画像がそれぞれ異なる間隔で表 示されてもよい。また、これら複数の静止画を順次表現させるのではなぐ例えば SV G (scalable Vector Graphics)などのアニメーション機能を利用して表現させてもよい し、動画データを再生させるようにしてもよい。

[0149] なお、上記したように選択状態ある!/、は非選択状態、決定状態など設定された状態 に応じてアイコン 301の表示状態を変更させる場合、変更後の表示状態に係るアイ コンデータも予めアイコンデータ群 22を構成する各アイコンデータ 24に含まれること となる。ただし、 1つのアイコンデータが選択状態、非選択状態、または決定状態など の複数の表示状態を実現するための情報を含んで 、てもよ 、。

[0150] さらには、上記携帯通信装置 1のメニュー画面において、表示させるアイコン 301、 背景用画像、および Zまたは文字を、アイコン 301が選択状態にある力否かに応じて 変更するように設定してもよい。このように設定している場合、シナリオデータ 21には 、アイコン 301が選択状態にあるカゝ否かに応じて、アイコン群を構成するアイコン 301 それぞれと、複数種類の画像データ、複数種類の背景用画像データ、複数種類の 文字データとの組み合わせを規定する情報が含まれることとなる。

[0151] なお、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、各アイコンデータ 24によって特定 されている機能を変更することができるように設定されていてもよい。また、このアイコ ンデータ 24には、さらに音声情報が対応づけられていてもよい。この場合は、例えば 、アイコンデータ 24に対応付けられたアプリケーションを音声の再生を実行するもの とする。

[0152] また、このアイコンデータ群 22を構成する各アイコンデータ 24力 携帯通信装置 1 が有する 1機能のみに対応して 、る必要はなく、複数の機能に対応して 、てもよ 、。 あるいは、後述するシナリオデータ 21によって規定された選択状態あるいは非選択 状態といったアイコン 301の状態の変更に応じて、選択状態ではある機能に対応し、 非選択状態では別の機能に対応し、アイコン 301の状態に応じてそれぞれの機能を 実行可能とするように設定されていてもよい。すなわち、シナリオデータ 21に基づき、 ユーザ力 の入力に応じて、表示部 2に表示されたアイコン 301を複数の状態に遷 移させることができる場合、設定されたそれぞれの状態ごとに応じて別々の機能 (ァ プリケーシヨン)を実行することができるような情報を、各アイコンデータ 24が含んでい てもよい。

[0153] なお、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、上記したように、ユーザからの入 力情報に応じて、アイコン 301を選択状態とするか、あるいは非選択状態とするかと いった表示状態の変更、ならびにこの変更に伴う選択指示画像 401の表示領域に おける表示位置を、シナリオデータ 21によって規定して 、た。

[0154] ここで、図 23〜図 26を参照して、上記シナリオデータによって規定される上記表示 状態の変更に関する処理の詳細について下記に説明する。なお、選択指示画像 40 1の表示状態の変更をより明確に説明するため、ここでは、選択指示画像 401が選択 状態となるアイコン 301を囲む表示ではなぐ図 23に示すように、矢印によって選択 状態のアイコン 301を特定するように表示するものとする。なお、この図 23 (a)は、本 実施形態を示す図であり、選択指示画像 401の表示状態の一例を示す図である。ま た、図 23 (b)は、本実施形態を示す図であり、選択指示画像 401の表示状態の一例 を示す図である。また図 23 (c)は、本実施形態を示す図であり、選択指示画像 401 の表示状態の一例を示す図である。

[0155] ここで、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、アイコン 301の選択状態、また は非選択状態を示す表示制御を行うために、シナリオデータ 21には下記の情報が 記述されている。

[0156] 具体的には、図 24に示すように、上記シナリオデータ 21では、選択指示画像表示 情報 31として、選択指示画像 401を表示可能とする破線枠 601a〜601gの範囲が 設定されるように記述されて 、る。

[0157] ここで破線枠 601aに選択指示画像 401が表示された場合は、メール機能を特定 するアイコン 301aを選択している状態を示している。また、破線枠 601cに選択指示 画像 401が表示された場合は、カメラ機能を特定するアイコン 301bを選択している 状態を示している。また、破線枠 601eに選択指示画像 401が表示された場合は、力 レンダー機能を特定するアイコン 301cを選択している状態を示している。また、破線 枠 60 lgに選択指示画像 401が表示された場合は、通話機能を特定するアイコン 30 Idを選択して 、る状態を示して！/、る。

[0158] 一方、破線枠 601b、破線枠 601d、および破線枠 60 lgそれぞれは、アイコン 301a とアイコン 301bとの間、アイコン 301bとアイコン 301cとの間、およびアイコン 301cと アイコン 301dとの間それぞれでの移行時における選択指示画像 401が表示される 領域を示している。なお、この図 24は、選択指示画像 401の表示に関するシナリオ データ (選択指示画像表示情報 31)を仮想的に表示させた場合の一例を示す図で ある。

[0159] また、上記した破線枠 601a〜601gのいずれにおいて選択指示画像 401を表示さ せるかについては、規定情報として、図 25に示す選択アイコン表示情報 30および遷 移情報 34のテーブルをシナリオデータ 21に含めることにより実現できる。なお、この 図 25は、シナリオデータ 21に含まれる選択アイコン表示情報 30および遷移情報 34 の一例を示す図である。具体的には、図 25に示すシナリオデータに含まれる規定情 報では、選択指示画像 401の表示位置と、該選択指示画像 401によって選択状態 であると示されたアイコン 301によって特定される機能と、十字キー 3のキー操作に応 じた選択指示画像 401の表示領域上における表示位置の遷移先を規定する遷移情 報 34と、選択されたアイコン 301の表示状態を規定する選択アイコン表示情報 30と の対応関係を示す情報が含まれて ヽる。

[0160] なお、図 25に示される遷移情報 34は、数字と矢印で表現されている力 この記述 は下記の内容を意味するものである。

[0161] 図 25では、アイコンの表示位置が破線枠 601aであり、メール機能の実行を特定す るアイコンが拡大表示されている状態を「1」、アイコンの表示位置が破線枠 601cで あり、カメラ機能の実行を特定するアイコンが拡大表示されている状態を「3」、上記状 態「1」と状態「3」との間の移行状態を「2」というように各状態に対して番号が割り当て られている。 [0162] ここで、例えば状態を示す番号「1」に対応する遷移情報 34 (下キー入力、 1→2→ 3)は、状態「1」において下キーが入力されると、状態「2」を介して状態「3」に変更す るということを意味する。

[0163] より具体的には、例えば、アイコン 301の選択状態が図 23 (a)に示すようにメール 機能の選択を示しているものとする（図 25において状態「1」）。この状態において、ュ 一ザが十字キー 3の下キーを押下すると、図 25に示す遷移情報 34に示されるように 、図 23 (b)に示す選択指示画像 401の配置を経過して図 23 (c)に示す配置、すな わちカメラ機能を示すアイコン 301bの選択状態を示す位置に選択指示画像 401が 移動する。

[0164] なお、図 23 (b)に示す位置に選択指示画像 401が位置する状態にお 、て、例えば 、十字キー 3の上キーを押下すると、図 25に示すように「1」の状態、すなわち、選択 指示画像 401がアイコン 301aを選択する位置 (破線枠 601a)に戻る。

[0165] また、ここでは、選択状態となるアイコン 301は拡大表示されるように設定されており 、拡大表示されるアイコン 301は、選択指示画像 401の移動位置に応じて決定する ようになつている。例えば図 25に示すように選択指示画像 401が破線枠 601eの位 置にある場合、カレンダー表示機能を示すアイコン 301cが拡大表示される。

[0166] 以上のように、識別データとしてアイコンデータ 24· · ·、選択指示画像データ 25とを 含み、シナリオデータ 21が、選択アイコン表示情報 30、遷移情報 34、およびタイミン グ規定情報 35のうちの少なくとも 1つを含むため、選択されているアイコン 301を特 定できるように選択指示情報 401ととも〖こ表示させることができる。

[0167] なお、このアイコン 301の表示状態の変更は、上記したようにユーザ力もの入力情 報に基づ 、て規定されて 、てもよ 、し、選択指示画像 401が表示領域におけるどの 位置に表示されるかに応じて規定される構成であってもよい。

[0168] また、上記したような表示状態の変更は、本実施の形態に係る携帯通信装置 1にお いて下記のようにして実現することができる。すなわち、まず前提として、メニュー画面 における初期状態が図 23 (a)に示す表示状態、すなわち、図 25における状態「1」で あるとし、携帯通信装置 1は、この表示状態を実現する表示用データを決定時情報 格納部 26に決定時情報 27として記憶しているものとする。 [0169] この初期状態力 下キーが押下されると、この入力情報は、入力部 11を介して表示 データ生成部 14が受信する。表示データ生成部 14は、この受信した入力情報を変 更指示部 29に通知する。変更指示部 29は、この入力情報の通知を受信すると、シ ナリオデータ取得部 12に指示してシナリオデータ 21を取得するとともに、決定情報 格納部 26から決定時情報 27を読み出す。

[0170] なお、ここで読み出される決定時情報 27は、例えば図 28に示すように、入力情報 を受信する直前の表示状態を示す情報であり、ここでは初期状態の表示状態を示す 情報となる。本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、上記したように、表示部 2に 表示させるための表示用データを、遷移状態記録部 28が決定時情報 27として記録 する構成であるため、この決定時情報 27には、アイコンの表示位置およびアイコンの 表示状態を示す表示情報が含まれている。し力しながら、決定時情報 27に含まれる 情報はこれに限定されるものではなぐ例えば表示状態を示す記号 (状態「1」など） だけであってもよい。すなわち、入力情報を受付ける直前までの表示状態の遷移が 分力る情報であればよい。より具体的には、上記決定時情報 27は、表示状態の遷移 が分力る情報として以下の情報を含むことができる。例えば、実行可能なアプリケー シヨンおよび表示可能なメニューそれぞれに割り当てた ID番号、これらが格納されて V、るメモリ番地の情報などである。

[0171] 以上のように、変更指示部 29が、決定時情報 27とシナリオデータ 21とを取得すると これらを参照して、入力情報に応じた表示状態を決定する。この実施例では、初期状 態（図 25に示す状態「1」）において下キーが押下されたため、表示状態は、図 25に 示す状態「2」を経由して状態「3」へと変更される。したがって、変更指示部 29は、初 期状態の表示状態を、カメラ機能を示すアイコンが選択状態となる表示状態（図 23 ( b)の状態、図 25における状態「3」）へと、遷移して変更させるように表示データ生成 部 14に指示する。

[0172] この変更指示部 29からの指示を受けて、表示データ生成部 14は、表示用データを 変更させ、この変更させた表示用データを表示制御部 15と遷移状態記録部 28とに 送信する。表示制御部 15は、表示用データ生成部 14から表示用データを受信する と、表示部 2を制御してこの表示用データに基づく表示を行う。一方、遷移状態記録 部 28は、表示データ生成部 14から表示用データを受信すると、この表示用データを 決定時情報 27として決定時情報格納部 26に記憶させる。なお、この新たに記憶させ る決定時情報 27は先に記憶している決定時情報 27に上書きするのではなく履歴と して記録されるように、決定時情報格納部 26で管理される。

[0173] 以上のように上記シナリオデータ 21が、ユーザからの入力情報に応じた上記選択 指示画像データ 25の遷移情報 34を含むため、受付けた入力情報に対して選択指 示画像 401がどのように移動して表示されるかについて決定することができる。

[0174] また、シナリオデータ 21が上記遷移情報 34を含むため、入力手段の操作感が異な る携帯通信装置同士であっても、このシナリオデータ 21をそれぞれの装置の操作感 に応じて設定しなおすだけで、受付けた入力情報に対して選択指示画像 401がどの ような位置に表示される力決定することができる。

[0175] また、シナリオデータ 21には、例えば、選択指示画像 401である矢印の移動の軌 跡力 移動元の配置位置 601aから移動先の配置位置 601bに所定時間で移行し、 またこの矢印が連続的なアニメーションとなるなど、選択指示画像 401の移動速度お よび Zまたは移動様式に関する情報を、タイミング規定情報 35として記述して 、ても よい。

[0176] 例えば、このタイミング規定情報 35の一例として、図 26に示すように、選択指示画 像 401の表示位置の移行方向と、該移行にカゝかる時間と、移行時において表示させ るアニメーションの種類との対応関係を示す情報を挙げることができる。

[0177] すなわち、本実施の形態に係る携帯通信装置 1において、シナリオデータ 21が、例 えば図 26に示すようなタイミング規定情報 35を含む場合、変更指示部 29がユーザ 力もの入力情報に応じて、該タイミング規定情報 35を参照して、選択指示画像 401 の表示を以下のように制御する。

[0178] まず、ここで図 26に示すタイミング規定情報 35には、表示状態の変更を示す情報（ 遷移状態)と、表示状態が別の表示状態に変更される際に要する時間と、この変更 期間中に表示させるアニメーションの情報とが対応付けられて 、るものとする。そして 、表示状態が図 25に示す状態「1」（選択指示画像 401の配置が破線枠 601a)から 状態「3」（選択指示画像 401の配置が破線枠 601b)へ、あるいは表示状態が状態「 3」力 状態「1」へと変更するものとする。

[0179] この場合、この選択指示画像 401の表示位置が破線枠 601aから破線枠 601cへと 変更されるために要される時間は 20秒で、この間アニメーション Xが表示される。つま り、 20秒間はアニメーション Xが表示され、 20秒経過すると選択指示画像 401の表 示位置が、破線枠 601 aから破線枠 601 cの位置へと移動する。

[0180] このように、シナリオデータ 21がタイミング規定情報 35を含んでいるため、変更指示 部 29は、表示データ生成部 14に対して、所定のタイミングで選択指示画像 401の表 示位置を変更させた表示を行うように指示することができる。

[0181] なお、上記したアニメーション X等の実行は、表示データ生成部 14が、変更指示部

29からの指示に応じて、アプリケーション等を起動させアニメーションを表示させるこ とで実現できる。

[0182] また、タイミング規定情報 35の別の一例として図 27に示すような内容を含むもので あってもよい。なお、この図 27は、シナリオデータに含まれるタイミング規定情報 35の 別の一例を示す図である。

[0183] すなわち、図 27に示すようにタイミング規定情報 35として、図 26に示すようなタイミ ング規定情報よりもさらに詳細な情報を含むものとしてもよい。より具体的には、タイミ ング規定情報 35として、遷移状態と、移動対象となる画像、描画図形、アイコンなど を示す情報と、移行時間と、移動速度、移行先の位置座標、変更後の画像、ならび に選択状態または非選択状態となるか、あるいは決定状態であるかと 、つた状態情 報などを含む移行内容それぞれの対応関係を示す情報とすることができる。

[0184] タイミング規定情報 35として図 27に示す情報を含む場合、例えば、遷移状態「1」 ( 選択指示画像 401の配置が破線枠 601a)から「3」（選択指示画像 401の配置が破 線枠 601c)へと変化するとした場合、表示されている図形 Aが現在の表示位置から 表示領域における座標 Cに、 1秒間に 1ドット (dot)ずつ、移動するようなアニメーショ ンが実行される。

[0185] また、例えば、遷移状態「3」（選択指示画像 401の配置が破線枠 601c)から遷移 状態「5」（選択指示画像 401の配置が破線枠 601e)へと変化する場合、画像 Bを 5 秒後に画像 Cに差し替え表示される。 [0186] また、例えば、遷移状態「5」（選択指示画像 401の配置が破線枠 601e)から遷移 状態「3」（選択指示画像 401の配置が破線枠 601c)へ変化する場合、アイコン D (力 メラ機能を特定するアイコン)が、選択状態であることを示すアニメーションを 10秒間 表示させる。

[0187] 以上のようにタイミング規定情報 35が図 27に示すような情報を含む場合、選択指 示画像 401以外の、例えば、背景画像またはフレーム枠などの図形または画像など も移動させ表示部 2における表示状態を変更させることができる。

[0188] このように本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、シナリオデータ 21にタイミング 規定情報 35を含むため、該タイミング規定情報 35によって規定された様々がタイミン グで、選択指示画像データ 25および Zまたは他の図形、画像などの表示領域上に おける表示位置を変更させることができる。さらには、上記タイミング規定情報 35を含 むシナリオデータ 21の記述を書き換えるだけで、容易に所望の変更タイミングに変 更させることができる。

[0189] なお、上記では、シナリオデータ 21に含まれる規定情報の一例として、図 25に示 すテーブルの情報を示した力 これに限定されるものではな!/、。

[0190] 例えば、遷移情報 34により規定される選択指示画像 401の表示位置と、選択アイ コン表示情報 30とがそれぞれ対応づけられており、選択指示画像 401の表示位置 に応じて選択されるアイコン 301の表示状態を変更させる構成であってもよい。

[0191] また、図 25に示す遷移情報 34では、選択指示画像 401の移動方向を十字キー 3 の上下キーによって規定していたが、 Aキー、 Bキーなどの任意の操作キーに応じて 規定する構成としてもよい。

[0192] このように、任意の操作キーに対して選択指示画像 401の移動方向が割り当てられ る構成の場合、この任意のキーを携帯通信装置 1が有する入力手段 (例えば十字キ 一 3)の操作方向それぞれに対応するように割り当てる。このようにして、任意の操作 キーを使用して携帯通信装置 1が保持する入力手段 (例えば十字キー 3)の操作性 に応じた適切な選択指示画像 401の表示位置の変更を実現することができる。

[0193] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、図 3に示すようなメニュー画面に おいて、図 4 (a)および図 4 (b)に示した選択指示画像 401によってアイコン 301の選 択または非選択を表していた。し力しながら、アイコン 301の選択または非選択を表 す方法はこれに限定されるものではなぐ例えば以下のような表示によりアイコン 301 の選択または非選択を表してもょ 、。

[0194] すなわち、常に所定の表示位置 (例えばアイコン 301が縦列に並んで配置される場 合その最上位位置）に存在するアイコン 301を選択状態であるとするように設定して ちょい。

[0195] さらには例えば、図 18 (a)に示すように、この所定の表示位置にあるアイコン 301を 、該所定の表示位置以外にあるときよりも拡大して表示したり、表示されるアイコン 30 1の絵柄を変更したりするように設定されていてもよい。なお、この図 18 (a)は、本実 施形態に係る携帯通信装置 1の表示部 2において表示されるメニュー画面の一例を 示すものであり、初期設定でのメニュー画面の表示例を示す。

[0196] より具体的には、ユーザからの入力により選択状態となるアイコン 301が変更された 場合、すなわち、選択状態のアイコン 301がアイコン 301aから、アイコン 302bに変 更された場合、図 18 (b)に示すように、縦列に並んだアイコン 301の最上位位置にァ イコン 301bが表示される。また、アイコン 301bは、非選択状態にあつたときよりも拡 大表示され、かっこの選択状態にあるアイコン 301bは、カメラがフラッシュをたいてい る絵柄に変更される。なお、この図 18 (b)は、本実施形態に係る携帯通信装置 1の 表示部 2において表示されるメニュー画面の一例を示すものであり、カメラ機能が選 択状態となっている場合におけるメニュー画面の表示例を示す図である。

[0197] 上記したように、選択状態にあるアイコン 301を所定位置に表示させるように設定し ている場合、シナリオデータ 21は、図 19 (a)から図 19 (b)への表示形態の変更を指 示することとなる。なお、この図 19 (a)は、選択状態の変更指示を受信する前におけ る各アイコン 301の表示形態を規定するシナリオデータ 21のみを仮想的に表示させ た場合の一例を示す図である。また、図 19 (b)は、ユーザからの変更指示に応じて、 選択状態となるアイコン 301が変更された場合の表示形態を規定するシナリオデー タ 21のみを仮想的に表示させた場合の一例を示す図である。

[0198] つまり、選択状態となるアイコン 301を変更する旨の指示がなされていない場合で は、図 19 (a)に示すように、シナリオデータ 21には、破線枠 501a〜501dとして示す 表示領域の所定位置に、上力らアイコン 301a、アイコン 301b、アイコン 301c、アイコ ン 301dの順番で配置されるように規定されて!、る。

[0199] また、このシナリオデータ 21は、縦方向に配置されているアイコン 301のうち最上位 に配置されたアイコン 301の画像を、非選択状態時よりも拡大表示する旨の規定も記 述している。さらに、この拡大表示するアイコン 301の表示を別の画像による表示に 変更させる旨の規定も記述して 、る。

[0200] ここで、ユーザ力も選択状態となるアイコン 301を変更させる旨の指示を受信すると

、その指示に応じた位置に各アイコン 301を配置するように、シナリオデータ 21は記 述されている。

[0201] 例えば、図 18 (a)に示すメニュー画面において、ユーザが十字キー 3を下向きに一 回押下することにより、図 18 (b)に示すように、選択状態のアイコン 301がアイコン 30 laからアイコン 301bに変更される。この変更にともない、各アイコン 301の配置は、 縦方向に配置されて 、るアイコン群の中で最上位の位置にアイコン 301bが配置され 、最上位位置に配置されていたアイコン 301aが最下位の位置に配置される。つまり 、シナリオデータ 21には、上記したユーザの操作入力に応じて、破線枠 501aが、変 更前の破線枠 501 dの位置に移動し、該破線枠 501の変更前の位置に破線枠 50 lb が位置する旨の規定が記述されて 、る。

[0202] なお、選択状態にあるアイコン 301の拡大表示では、シナリオデータ 21において拡 大すべき大きさを示す情報が記述されて 、てもよ 、し、拡大前の状態力 何倍に拡 大するかと!/ヽつた拡大倍率を示す情報が記述されて！ヽてもよ ヽ。

[0203] また、このシナリオデータ 21は、 XML (Extensible Mark up Language)に従って記 述されてもよい。また、シナリオデータ 21が XMLに従って記述されている場合、 EC MAスクリプトや Java (登録商標)スクリプトなどのスクリプト言語により、十字キー 3など の入力に応じた、アイコン 301の選択または非選択状態の表示、あるいは配置位置 の変更など状態遷移を示すための表示状態を管理する記述を含めることができる。

[0204] また、図 18 (a)、および図 18 (b)では、選択状態にあるアイコン 301の表示位置は 、縦方向に配置されているアイコン群の中で最上位の位置であった力 これに限定さ れるものではない。例えば図 20に示すように、縦方向に配置されているアイコン群の 中で最上位から 2番目の位置であってもよい。すなわち、表示部 2に表示領域に表示 されているアイコン 301が選択状態にあるのか否かをユーザが視覚的に把握できるよ うになつていればよい。

[0205] また、上記した携帯通信装置 1では、十字キー 3からの入力に応じて、アイコン 301 の選択状態または非選択状態を変更させることができる構成である。し力しながらこ の構成に限定されるものではなぐ例えば所定時間の経過を示す情報、または GPS (global positioning system)などの位置情報によって、アイコンの選択状態または非 選択状態が変更される構成であってもよ ヽ。

[0206] また、上記したように携帯通信装置 1では、遷移状態記録部 28が決定キー 9の押下 により指示される起動指示、あるいはリターンキー 10の押下により指示される 1画面 前の表示状態での起動指示など、ユーザからの指示を受付けた各時点での表示部 2におけるアイコン 301の表示状態に関する情報を、決定時情報 27として決定時情 報格納部 26に記憶させる構成であった。

[0207] そこで、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、例えば上記した決定時情報 27 を参照してアイコン 301の選択状態を復元することもできる。すなわち、メインメニュー を表示させるメニュー画面では、メール機能、カメラ機能、データフォルダ、…と複数 の選択項目が表示されているものとする。そして、ユーザが十字キー 3を操作して、 例えばデータフォルダを選択し、さらに決定キー 9を押下すると該データフォルダに 含まれる情報が表示部 2に表示されるものとする。

[0208] このようにデータフォルダに含まれる情報を表示部 2に表示させて 、る状態にお!ヽ て、リターンキー 10をさらに押下すると上記決定キー 9が押される前の状態、すなわ ち、データフォルダが選択された状態に戻る。

[0209] このように、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、決定時情報 27を参照してァ イコン 301の選択状態を復元する。

[0210] また、シナリオデータ 21には、図 5に示すようにアイコン 301を表示させる背景用の 画像データを含んでいるがこれに限定されるものではなぐこのような背景用の画像 データを含まな 、データであってもよ 、。

[0211] また、上記シナリオデータ 21は、例えば図 21に示すように、特定のアイコン（図 21 ではアイコン 301cおよびアイコン 301d)の画像を含むものであってもよい。

[0212] すなわち、図 21に示すように、破線枠 501eおよび破線枠 501fによって示す領域 のみ、これら破線枠 501 e · 50 Ifに対応するテーブル番号のアイコンデータ 24に基 づくアイコン 301を表示可能としている。その一方で、カレンダー機能を示すアイコン 301cおよび通話機能を示すアイコン 301dについては、表示位置が固定され、該ァ イコン 301cおよびアイコン 301dが選択状態にある力否かに関わらず常に同じ位置 に同じ大きさで表示されるようになって 、る。

[0213] このように、携帯通信装置 1の使用態様ゃ該携帯通信装置 1が有する機能によって は、アイコンデータ 23はシナリオデータ 21と別にある必要はなぐシナリオデータ 21 に含まれていてもよい。

[0214] 上記シナリオデータ 21は、アイコンデータ 24の表示領域上の表示を規定する情報 と、決定時情報 27に応じて当該携帯通信装置 1の動作を規定する情報とを含む情 報である。なお、この表示を規定する情報とは、表示されている例えばアイコンまたは 文字列等の寸法、色彩、輝度等の状態、表示領域内における該アイコンまたは文字 列等の表示位置、表示されているアイコンまたは文字列の、ユーザによる選択された 状態などを含む、表示に関わる情報である。

[0215] また、動作を規定する情報とは、当該携帯通信装置 1 (情報処理装置）において、 例えば、現在、表示部に表示させているアニメーションを停止させたり、該アニメーシ ヨンを開始させたり、他のアプリケーションを起動させたりするなど、携帯通信装置 1 ( 情報処理装置)の動作を規定する情報などである。

[0216] 上記シナリオデータ 21は、より具体的には図 22示すようなデータ構造となっており 、選択アイコン表示情報 30、選択指示画像表示情報 31、装飾データ 33、遷移情報 34、タイミング規定情報 35を含む。

[0217] また、上記シナリオデータ 21には、携帯通信装置 1の設定状態に応じて、表示した アイコンまたは文字等の選択可否を決定する内容を含んでいてもよい。より具体的に は、上記携帯通信装置 1の設定状態とは、例えば、 SDカード装着状態、マナーモー ドの設定状態など、携帯通信装置 1の使用に関する制限状態または機能の追加状 態を示すものである。 [0218] また、上記アイコンまたは文字等の選択可否を決定する情報とは、メニューにおい て、 SDカードのフォーマットの実行を示すアイコンが含まれている場合、 SDカード装 着時にはこの SDカードのフォーマットの実行を示すアイコンを有効とする情報である 。一方、 SDカードが装着されていない設定状態では、 SDカードのフォーマットの実 行を示すアイコンが選択できないようにする情報である。また、上記設定状態としてマ ナーモードに設定されている場合、携帯通信装置 1から出力する音声のボリューム調 節を示すアイコンを選択できな 、ように設定するための情報である。

[0219] さらにまた、上記シナリオデータ 21において、携帯通信装置 1の電源の電池残量ま たは他の携帯通信装置との通信状態、起動させて!/、るアプリケーションの起動状態 に応じて選択可能なアイコン等を指定する情報をさらに含んでいてもよい。

[0220] なお、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、アイコンデータ群 22、シナリオデ ータ 21を複数記憶する構成であった。そして、複数の上記アイコンデータ群 22· ··、 シナリオデータ 21· ··、およびテーブル情報 23…それぞれにおいて、このテーブル情 報 23の変更、アイコンデータ群 22の変更、およびシナリオデータ 21の変更は、ユー ザからの入力情報に応じて行われる構成であった。し力しながら、上記変更の指示と なるトリガは、所定時間の経過または GPSなどの位置情報に応じて行われる構成で あってもよい。

[0221] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、テーブル情報 23の内容を、ユー ザの操作指示に応じて編集できるようになって 、る構成であることが好適である。

[0222] また、上記テーブル情報 23において、管理しているアイコンデータ 24の数が表示 領域に表示させるアイコンデータ 24の数よりも多 、場合、シナリオデータ 21に応じて 、表示させるアイコン 301を変更させるように設定して 、てもよ!/、。

[0223] より具体的には、例えば、テーブル情報 23においてアイコン A〜アイコン Jのアイコ ンデータ 24· ··を管理しているものとする。また、シナリオデータ Aではアイコン A〜ァ イコン Dまで表示するように規定し、シナリオデータ Bでは、アイコン E〜アイコン Jまで を表示するように規定して 、るものとする。

[0224] そしてここで、例えばシナリオデータ Aに基づきアイコン 301 · · ·を表示させる場合、 このシナリオデータ Aでは、テーブル情報 23において管理されているアイコン A〜ァ イコン jのアイコンデータ 24· · ·のうち、アイコン A〜アイコン Dまで表示する。

[0225] 一方、シナリオデータ Bに基づきアイコン 301…を表示させる場合、このシナリオデ ータ Bでは、テーブル情報 23において管理されているアイコン A〜アイコン Jのアイコ ンデータ 24· "のうち、アイコン E〜アイコン Jまでを表示する。このように、本実施の形 態に係る携帯通信装置 1は、テーブル情報 23を変更させることなぐシナリオデータ 2 4に応じて表示させるアイコンデータ群 22を変更させるように構成されて 、てもよ!/、。

[0226] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、情報格納部 20に記憶させているシ ナリオデータ 21…およびアイコンデータ群 22· · ·を外部の他の装置力も取得できるよ うに構成されて 、ることが好まし 、。

[0227] すなわち、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、機能実行制御部 16がアンテ ナ 8を通じて、携帯電話の基地局を介して他の情報処理装置と通信を行う。そして、 この他の情報処理装置から、上記シナリオデータ 21…およびアイコンデータ群 22· · · を、基地局を介してアンテナ 8により受信し、受信した上記データを機能実行制御部 16が情報格納部 20に記憶させる。

[0228] なお、機能実行制御部 16とアンテナ 8とによって、データ取得手段を実現する。

[0229] このように、他の情報処理装置力もシナリオデータ 21…およびアイコンデータ群 22 …を取得できる構成の場合、シナリオデータ 21…およびアイコンデータ群 22· · ·を増 やすことができるため、メニュー画面の表示パターンを増カロさせることができるとともに 、常に最新のデータを情報格納部 20に更新しておくことができるために有利である。

[0230] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、上記したように、情報格納部 20に複 数のシナリオデータ 21…を記憶し、表示データ生成部 14力もの指示に応じて、シナ リオデータ取得部 12が所望されるシナリオデータ 21を選択し、取得する構成であつ た。そして、選択するシナリオデータ 21を別のシナリオデータ 21に変更することにより 、上記携帯通信装置 1は、アイコン 301の表示形態を変更することができるように構 成されていた。し力しながら携帯通信装置 1の構成はこれに限定されるものではなぐ 例えば、主制御部 10が入力部 11により受付けた入力情報に応じて、情報格納部 20 に記憶されているシナリオデータ 21の記述を変更するための不図示のシナリオデー タ変更部 (シナリオデータ変更手段)をさらに備えた構成であってもよい。 [0231] このように、シナリオデータ変更部を備えている構成の場合、情報格納部 20には必 ずしも複数のシナリオデータ 21…を記憶させておく必要がない。すなわち、少なくと も 1つのシナリオデータ 21が記憶されていればよぐこのシナリオデータ 21を、入力 部 11によって受付けた入力情報に応じて、様々に変更することにより、アイコン 301 の表示パターンを多様ィ匕させることができる。

[0232] また、上記した表示状態の遷移とは、アイコン 301の表示状態または選択状態を示 す表示に関する情報の遷移のみに限定されるものではなぐアイコン 301とは関係な い例えばメニュー画面における背景画像、またはアニメーションなどを表示させるか 否かと!/、つた表示状態の変更の遷移も含むものであってもよ!/、。

[0233] 本実施の形態に係る携帯通信装置 1において、これら表示状態の変更を規定する 場合、これらの変更を規定するスクリプトをシナリオデータ 21に含ませることにより実 現できる。

[0234] 例えば、上記したスクリプトを含んだ SVGデータをシナリオデータとして使用する場 合、予め定めたスクリプトの変数に遷移状態を表す番号を割り当てる。そして、この変 数に応じて割り当てた遷移状態を示す番号を取得することにより遷移状態を設定さ せることができるように構成する。このように携帯通信装置 1を構成した場合、ユーザ 力 の入力情報なしにアプリケーションを起動させたり、起動しているアプリケーション の種類を変更させたりすることができる。

[0235] もしくは、 SVGデータに含まれる図形や画像などのオブジェクトに対するフォーカス 状態に関する情報を外部から取得したり、セットしたりすることができるように構成する ことで、フォーカス状態の変更に応じてオブジェクトの表示状態や動きなどを制御す ることもできる。なお、このフォーカスの状態とは、メニュー画面等の表示画面におい て、特定のアイコンまたは特定の図形等に焦点が当てられている表示状態である。

[0236] 例えば、携帯通信装置 1において、フォーカス対象となるアイコンを別のアイコンに 変更させる場合、このフォーカス対象の変更に応じて、変更指示部 29がシナリオデ ータ 21に記述されたスクリプトを読み出し実行する。そして、このスクリプトの実行時 に特定の変数の値へと変更させ、この変更された変数に応じた表示状態を実現する ように表示データ生成部 14に指示する。 [0237] なお、この特定の変数として格納される値は、表示状態の遷移を規定する値であつ てもよいし、具体的な表示状態またなアイコン 301の選択状態を規定するものであつ てもよい。このような構成の場合、携帯通信装置 1では、フォーカス対象の変更に応じ て表示状態を別の表示状態へと変更させることができる。

[0238] また、起動させるアプリケーションの種類は、上記した SVGデータに含まれる、予め 定めたスクリプトの変数に格納された値によって決定する構成であってもよ 、し、 SV Gデータの < a>〉要素に含まれるリンク情報によって決定する構成であってもよい。

[0239] なお、 SVGデータは、オブジェクトのレイアウトやアニメーションのタイミングなどを 記述できるのでシナリオデータとして利用することができる。また、 SVGデータは、ォ ブジェクト単位でリンク情報を含むことができるので識別データとして利用することもで きる。

[0240] また、この SVGデータではスクリプトによってフォーカスさせるアイコンの変更等、所 定の処理の実行を規定することができる。この所定の処理には、例えば、時間に応じ て所定のスクリプト変数に値を設定したり、アニメーションの開始または終了を指示し たり、所定のスクリプト変数の値を外部に出力したりすることも含む。なお、所定の処 理の内容は携帯通信装置 1ごとに応じて異なっていてもよぐ例えば、同じ識別デー タとシナリオデータに対して、ユーザ力 同じ操作指示を示す入力情報を受付けた場 合であっても、一方の携帯通信端末 1では振動を生じさせ、他方の携帯通信端末装 置 1は LEDが発光されるなど各携帯通信装置 1ごとに異なる処理が実行されてもよい

[0241] さらにまた、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、下記の構成を有するものとす ることちでさる。

[0242] すなわち、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、画面上に表示されたアイコンを 指定して当該携帯通信装置 1に種々の動作を行わせる携帯通信装置 1であって、処 理を特定する情報を含んだ画像データと前記画像データの表示位置に関する情報 を含むシナリオデータ 21を用いてグラフィカルユーザインタフェースを構成してもよ ヽ

[0243] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記画像データと前記シナリオデー タ 21とは独立に設定され、それぞれの組み合わせによって異なるグラフィカルユーザ インタフェースを実現する構成であってもよ 、。

[0244] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、ユーザの入力を受付ける入力部 11 をさらに備え、前記シナリオデータ 21は前記入力部 11に基づく状態遷移の情報と前 記状態遷移に従って前記画像データの表示位置または遷移状態を変更する情報を 含むように構成されて 、てもよ 、。

[0245] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記画像データは遷移状態によつ て表示内容または実行する処理内容を変更するように構成されて ヽてもよ ヽ。

[0246] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記画像データと前記シナリオデー タを記憶する記憶装置を備える構成であってもよ 、。

[0247] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記画像データまたは前記シナリオ データ 21を受信するデータ受信手段を備える構成であってもよい。

[0248] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記画像データはベクトル形式の データであることを特徴とする。

[0249] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記シナリオデータで指定された画 像データを別の画像データに変更するシナリオデータ変更手段を備える構成である ことが好ましい。

[0250] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記記憶装置は前記画像データと 前記シナリオデータを関連付ける画像データテーブルを記憶し、前記シナリオデータ 21は前記画像データテーブルの番号で指定し、指定されたテーブル番号の画像デ ータでグラフィカルユーザインタフェースを構成してもよい。

[0251] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記画像データテーブルの画像デ ータを別の画像データに変更する画像データテーブル変更手段を備える構成として ちょい。

[0252] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記画像データテーブルを複数の 画像データテーブルカゝら選択する画像データテーブル選択手段を備える構成であつ てもよい。

[0253] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、前記シナリオデータ 21は XML形 式のデータであることが好まし 、。

[0254] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、前記シナリオデータ 21はバイナリ データであってもよい。

[0255] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記シナリオデータ 21を複数のシ ナリオデータ力 選択するシナリオデータ選択手段を備える構成であってもよい。

[0256] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記画像データの処理を特定する 情報において、実行するアプリケーションを指定する情報を含むことが好ましい。

[0257] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、前記画像データの処理を特定する 情報において、実行するアプリケーションに与えるパラメータ情報を含む構成としても よい。

[0258] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1の制御方法は、下記のステップを含むも のとすることちでさる。

[0259] すなわち、本実施の形態に係る携帯通信装置 1の制御方法において、処理を特定 する情報を含んだ画像データと前記画像データの位置や動きに関する情報を含ん だシナリオデータを用いてグラフィカルユーザインタフェースを実現するステップを含 む。

[0260] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、識別データとしてアイコンデータ 2 4の場合について説明した力 識別データはこのようなアイコンデータ 24に限定され るものではない。上記識別データは、入力指示に対する処理を特定する情報であれ ばよぐ例えば文字データまたは動画データであってもよ 、。

[0261] さらにはまた、上記識別データは、アイコンと該アイコンによって特定する処理を表 現した文字列との組み合わせであってもよい。例えば、このような組み合わせ例として は、メール機能を示すアイコンとメール機能を示す文字列とを組み合わせて表現する 識別データが挙げられる。

[0262] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、例えば、メールの画像データとメ ール機能のように入力指示に対する処理と識別データ (アイコンデータ 24)とが 1対 1 で対応する場合について説明した。しカゝしながら必ずしも識別データと、該識別デー タによって示される上記処理が 1対 1で対応している必要がない。例えば、携帯通信 装置 1が、入力指示に応じて複数の処理を参照できる複数種類のテーブルを保持し ており、上記識別データと上記テーブルとが対応づけられて ヽる構成であってもよ ヽ

[0263] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1では、メニュー画面に表示されたアイコ ンを選択すると、該アイコンに対応するアプリケーションが実行する構成を前提に説 明した。し力しながら、例えば、携帯通信装置 1においてアイコンとして表示するメ- ユー項目がツリー構造のように階層化されて 、てもよ ヽ。このようにメニュー項目がッ リー構造となっている場合、この構造の各ノードにカメラ機能またはメール機能等の 各アプリケーションと、該アプリケーションごとに設定した上記 ID番号を割り当てる。そ して、上記アプリケーションの選択は、上記 ID番号を指定することにより実現できる。

[0264] また、このようにツリー構造によって各階層ごとにメニュー項目が管理されて!、る場 合、携帯通信装置 1では、アイコンを選択し決定キー 9を押下して選択したとき、選択 したアイコンに対応付けて設定されて ヽるサブクラスのメニュー項目の ID番号を決定 時情報 27として記憶する。一方、サブクラスのメニュー項目を表示させた状態でリタ ーンキー 10を押下した場合、このサブクラスのひとつ上の階層にあるメニュー項目の ID番号を決定時情報 27として記憶する構成であってもよい。

[0265] また、メニュー項目がツリー構造となっていない場合、決定キー 9が押下されると、 該押下によって指定された指定先のメニュー項目の ID番号を決定時情報 27として 記録する。また、リターンキー 10が押下されると、該押下によって指定された指定先 のメニュー項目（現メニュー項目よりも 1つ前の段階で選択したメニュー項目）の ID番 号を決定時情報 27として記録する構成であってもよい。

[0266] また、決定時情報 27を取得する場合、現在選択して 、る ID番号と現在の選択状態 に応じた決定時情報 27との対応関係を示すテーブル情報を生成する。そして、この テーブル情報を利用して上記決定時情報 27の取得を行う構成であってもよい。

[0267] また、上述のように本実施の形態に係る携帯通信装置 1は、情報格納部 20に複数 のシナリオデータ 21…およびアイコンデータ群 22· ··を記憶し、テーブル情報 23を参 照してこれらシナリオデータ 21とアイコンデータ群 22とを組み合わせることができる構 成である。 [0268] しかしながら、シナリオデータ 21とアイコンデータ群 22との頒布が有料で行われて いる場合、シナリオデータ 21とアイコンデータ群 22とを自由に組み合わせるのではな く、これらの組み合わせを制限できるように構成されて 、ることが好ま 、。

[0269] このように構成される場合、テーブル情報 23にお 、て、組み合わせ可能な、ある!/ヽ は組み合わせが不可能なシナリオデータ 21とアイコンデータ群 22との情報を含める

[0270] また、本実施の形態に係る携帯通信装置 1と該携帯通信装置 1と通信可能に接続 されるサーバ装置とを備えてなるシステムにおいて、このサーバ装置にアイコンデー タ群 22…が格納されており、一方携帯通信装置 1にシナリオデータ 21およびテープ ル情報 23が格納されている。そして、上記携帯通信装置 1は、サーバ装置から上記 アイコンデータ群 22を取得し、この取得したアイコンデータ群 22と自装置内に保持し ているシナリオデータ 21とをテーブル情報 23を参照して組み合わせて表示させる構 成であってもよい。

[0271] 逆に、上記サーバ装置にシナリオデータ 21が格納され、携帯通信装置 1にアイコン データ群 22およびテーブル情報 23が格納されており、該携帯通信装置 1は、サーバ 装置力 シナリオデータ 21を取得し、この取得したシナリオデータ 21と自装置内に保 持しているアイコンデータ群 22とをテーブル情報 23を参照して組み合わせて表示さ せる構成であってもよい。

[0272] さらにまた、上記サーバ装置にテーブル情報 23が格納され、携帯通信装置 1にァ イコンデータ群 22およびシナリオデータ 21が格納されており、該携帯通信装置 1は、 サーバ装置力もテーブル情報 23を取得し、この取得したテーブル情報 23を参照し て、自装置に保持しているアイコンデータ群 22とシナリオデータ 21とを組み合わせて 表示させる構成であってもよ 、。

[0273] なお、携帯通信装置 1の各ブロック、特に主制御部 10が備える入力部 11、シナリオ データ取得部 12、アイコンデータ取得部 13、表示データ生成部 14、表示制御部 15 、機能実行制御部 16、テーブル情報変更部 17、遷移状態記録部 28、および変更 指示部 29は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のように CPUを用い てソフトウェアによって実現してもよい。 [0274] すなわち、携帯通信装置 1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行する CPU (.central processing unit)、上記プログラムを格納した ROM (read only memory 上記プログラムを展開する RAM (random access memory)、上記プログラムおよび 各種データを格納するメモリ等の記憶装置 (記録媒体)などを備えている。そして、本 発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである携帯通信装置 1の制御プ ログラムのプログラムコード（実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプロ グラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記携帯通信装置 1 に供給し、そのコンピュータ (または CPUや MPU)が記録媒体に記録されているプロ グラムコードを読み出し実行することによつても、達成可能である。

[0275] 上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッ ピー（登録商標）ディスク Zハードディスク等の磁気ディスクや CD— ROMZMOZ MD/DVD/CD—R等の光ディスクを含むディスク系、 ICカード (メモリカードを含 む） Z光カード等のカード系、あるいはマスク ROMZEPROMZEEPROMZフラッ シュ ROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。

[0276] また、携帯通信装置 1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコー ドを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限 定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、 LAN, ISDN, V AN、 CATV通信網、仮想専用網（virtual private network)、電話回線網、移動体通 信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体 としては、特に限定されず、例えば、 IEEE1394、 USB、電力線搬送、ケーブル TV 回線、電話線、 ADSL回線等の有線でも、 IrDAやリモコンのような赤外線、 Bluetoo th (登録商標）、 802. 11無線、 HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網 等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝 送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現 され得る。

[0277] 以上のように、本発明に係る情報処理装置 (例えば、携帯通信装置 1)は、特定の 表示様式により情報を表示するための表示部を備えた情報処理装置であって、当該 情報処理装置にぉ 、て実行可能な処理を特定するための識別データ (例えば、アイ コンデータ 24)と該識別データの上記表示部における表示領域上の表示を規定する 情報であるシナリオデータとに基づき、上記特定の表示様式にて上記識別データを 表示させるための表示制御情報を生成する生成手段 (例えば、表示データ生成部 1 4)と、上記生成手段によって生成された表示制御情報に基づき、上記表示部 2への 表示制御を行う表示制御手段 (例えば、表示制御部 15)と、を備えることを特徴とす る。

[0278] したがって、例えば UNIX上におけるウィンドウマネージャーのような大きなプログラ ムを変更するといつた処理が必要なぐ容易に識別データの表示様式の変更を行うこ とができると!、う効果を奏する。

[0279] また、本発明に係る情報処理装置の制御方法は、上記した課題を解決するために 、特定の表示様式により情報を表示するための表示部を備えた情報処理装置の制 御方法であって、当該情報処理装置において実行可能な処理を特定するための識 別データと該識別データの上記表示部における表示領域上の表示を規定する情報 であるシナリオデータとに基づき、上記特定の表示様式にて上記識別データを表示 させるための表示制御情報を生成するステップと、生成された表示制御情報に基づ き、上記表示部への表示制御を行うステップとを含むことを特徴とする。

[0280] 上記方法では、上記表示制御情報を生成するステップにお!/、て、識別データとシ ナリオデータとに分離されたデータに基づき、表示制御情報を生成することができる 。また、表示制御を行うステップにおいて、生成された表示制御情報に基づき、上記 識別データを表示部に特定の表示様式により表示させることができる。

[0281] このため、例えば UNIX上におけるウィンドウマネージャーのような大きなプログラム を変更すると 、つた処理が必要なく、容易に識別データの表示様式の変更を行うこと ができるという効果を奏する。

[0282] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成において、外部からの入力情 報を受付ける入力手段 (例えば、入力部 11)を備え、上記生成手段は、上記シナリオ データと上記識別データとに基づき、上記入力手段によって受付けた入力情報に応 じた識別データの表示様式となる表示制御情報を生成するように構成されて!、てもよ い。 [0283] 上記構成によると、入力手段を備えているため、ユーザ力もの入力情報を受付ける ことができる。また、上記生成手段は、受付けた入力情報に応じて、シナリオデータお よび識別データに基づき、該識別データを特定の表示様式により表示させるための 表示制御情報を生成することができる。

[0284] このため、本発明に係る情報処理装置は、受付けた入力情報に応じた表示様式で 情報を表示させることができる。

[0285] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にぉ 、て、上記表示部におけ る上記識別データの表示状態の履歴情報である状態遷移情報 (例えば、決定時情 報 27)を記録する記録手段 (例えば、遷移状態記録部 28)と、上記記録手段によつ て記録された状態遷移情報に基づき、上記表示制御情報の変更を生成手段に指示 する指示手段 (例えば、変更指示部 29)とを備えるように構成されて ヽることが好まし い。

[0286] 上記識別データの表示状態とは、表示部において表示されている例えばアイコン 等の寸法、色彩、輝度等の状態、表示領域内における該アイコン等の表示位置、表 示されているアイコンのユーザによる選択された状態などである。

[0287] 上記構成によると、上記記録手段を備えているため、表示部における状態遷移情 報を記録することができる。すなわち、本発明に係る情報処理装置では、表示部にお ける現在の表示状態および、該表示状態に至るまでの表示状態の変更の履歴を示 す情報を記録することができる。

[0288] また、指示手段を備えているため、規定情報を参照して、記録手段によって記録さ れた状態遷移情報に応じた表示状態となるように、表示制御情報を変更させるように 生成手段を制御することができる。

[0289] 例えば、複数回の入力操作を経てあるアプリケーションを起動させたとする。ここで 、このアプリケーションによる処理が終了した際、本発明に係る情報処理装置では、こ のアプリケーション処理を実行する前の表示状態を記録して!/、るため、この表示状態 に戻すように指示手段は生成手段に指示することができる。

[0290] したがって、本発明に係る情報処理装置では、別の操作を行う際に先に行った操 作の続き力も操作を行うことができ、操作性を向上させることができる。 [0291] なお、本発明に係る情報処理装置は、上記記録手段によって、上記識別データの 表示状態をすベて記憶しておく構成であってもよ ヽし、最新の履歴もしくは復元可能 な特定の表示状態からの履歴を記憶する構成であってもよい。なお、この復元可能 な特定の表示状態とは、すべてのオブジェクトの状態が予め一意に決まっている表 示状態を示す。

[0292] 上記シナリオデータは、上記状態遷移情報に応じて、上記表示部における上記識 別データの表示状態の変更を規定する規定情報を含んでおり、上記入力手段が入 力情報として表示状態の変更を指示する情報を受付けた場合、上記指示手段は、上 記記録手段によって記録された状態遷移情報と上記規定情報とに基づき、上記表示 制御情報の変更を生成手段に指示するように構成されて 、てもよ 、。

[0293] ここで、上記規定情報とは、当該情報処理装置にお!、て、例えば、現在、表示部に 表示させているアニメーションを停止させたり、該アニメーションを開始させたり、他の アプリケーションを起動させたりするなど、当該情報処理装置における表示状態の変 更を規定する情報などである。

[0294] 上記構成によると、指示手段を備えて!/、るため、表示制御情報を上記状態遷移情 報に応じて変更させるように指示することができる。このため、本発明に係る情報処理 装置は、上記表示状態の遷移に応じて表示制御情報を変更させることができる。

[0295] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にお!、て、上記状態遷移情報 は、上記表示部における上記識別データの表示状態を特定の記号情報によって表 現した履歴情報であり、上記規定情報では、上記表示状態の変更内容を示す情報 力 上記記号情報に対応づけられており、上記指示手段は、上記状態遷移情報と規 定情報とに基づき、上記記号情報に応じた表示状態となるように表示制御情報の変 更を生成手段に指示するように構成されて ヽてもよ ヽ。

[0296] 上記記号情報とは例えば、数字などの記号情報である。上記規定情報では、当該 表示状態の変更を示す情報が、上記記号情報に対応付けられているため、指示手 段が該記号情報に応じて、表示制御情報を変更するように生成手段に指示すること ができる。

[0297] また、上記したように、状態遷移情報を特定の記号情報によって表現することがで きるため、記録する状態遷移情報のデータ量を低減させることができる。

[0298] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成において、上記指示手段は、 上記記録手段によって記録された状態遷移情報と上記規定情報とに基づき、上記表 示制御情報における識別データの選択状態の表示を示す情報の変更を、上記生成 手段に指示するように構成されて 、ることが好ま 、。

[0299] このため、本発明に係る情報処理装置は、上記状態遷移情報と規定情報とに基づ き、識別データの選択または非選択の状態を例えば、過去の選択状態に容易にもど すことができる。

[0300] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にお!、て、上記記録手段によ つて記録された状態遷移情報を記憶する記憶装置 (例えば、情報格納部 20)を備え るように構成されて 、てもよ 、。

[0301] 上記構成によると、上記記憶装置が状態遷移情報を記憶しているため、本発明に 係る情報処理装置において現在の表示状態に至るまでの履歴を記録しておくことが できる。このため、表示された情報を参照して、例えば、カメラ機能などある機能を実 行し、次の他の機能を指示する場合、カメラ機能の実行を指示した表示状態力 次 の操作に対する表示へと移行することができる。

[0302] このように、次なる操作を、現在の操作状態を反映した表示状態から行うことができ るため、例えばカメラ機能を起動させ、同様な操作を行って次の機能を実行させるよ うな場合、カメラ機能を実行させる際に行った操作と同様な操作を重複して行うことを 防ぐことができる。

[0303] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にぉ 、て、上記記憶装置は、 上記識別データおよびシナリオデータをさらに記憶して 、ることが好ま U、。

[0304] 上記構成によると、記憶装置が、識別データおよびシナリオデータを記憶して!/、る ため、外部の他の装置力 識別データおよび Zまたはシナリオデータを取得できな V、場合であっても、この記憶装置に記憶して!/、る識別データとシナリオデータとを組 み合わせて複数の表示パターンを実現する表示制御情報を生成することができる。

[0305] このため、他の情報処理装置など力 識別データおよび Zまたはシナリオデータを 取得して!/、な!/、場合であっても、記憶装置に記憶した識別データおよびシナリオデ ータを組み合わせて複数パターンの表示様式を提供することができる。

[0306] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にお!、て、上記記憶装置は、 識別データと上記シナリオデータとを関連付けするための情報であるテーブル情報 をさらに有しており、上記生成手段は、上記テーブル情報に基づき、シナリオデータ と識別データとの組み合わせを特定し表示制御情報を生成するように構成されて 、 てもよい。

[0307] 本発明に係る情報処理装置は、記憶装置が、上記テーブル情報を有して!/、る。こ のため、生成手段は、上記テーブル情報を参照して、容易にシナリオデータと識別 データとの組み合わせを特定することができる。

[0308] したがって、本発明に係る情報処理装置は、容易に識別データを、特定の表示様 式により表示させることができる。

[0309] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にぉ 、て、上記テーブル情報 には、シナリオデータにより規定された表示領域における位置と、該規定された位置 に配置される識別データとの対応関係を示す情報を含んで ヽることが好ま 、。

[0310] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成において、上記入力手段により 入力情報として上記テーブル情報の変更指示を受付けた場合、上記テーブル情報 を変更させる変更手段を備えるように構成されて 、てもよ 、。

[0311] 上記構成によると、変更手段を備えているため、入力情報に応じてテーブル情報を 変更することができる。このため、識別データとシナリオデータとの組み合わせを変更 することができる。したがって、本発明に係る情報処理装置は、ユーザが所望する表 示様式によって識別データを表示させることができる。

[0312] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成において、上記入力手段により 入力情報として上記シナリオデータの変更指示を受付けた場合、上記シナリオデー タを変更させるシナリオデータ変更手段 (例えば、シナリオデータ変更部）を備えるよ うに構成されて 、ることが好まし 、。

[0313] 上記構成によると、シナリオデータ変更手段を備えているため、入力情報に応じて シナリオデータを変更することができる。このため、上記生成手段は、この変更したシ ナリオデータと識別データとに基づき、アイコンデータを異なる表示様式で表示する ための表示制御情報を生成することができる。

[0314] このように、アイコンデータの表示様式を変更する場合、シナリオデータのみを変更 するだけでよぐまた、識別データ自体を他の識別データに変更することもできる。こ のため、例えば UNIX上におけるウィンドウマネージャーのような大きなプログラムを 変更するといつた処理が必要なぐ容易に識別データの表示様式の変更を行うことが できる。

[0315] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成において、上記生成手段は、 入力手段により受付けた入力情報に基づき、シナリオデータと識別データとの組み合 わせを変更するように構成されて 、ることが好ま 、。

[0316] 上記構成によると、本発明に係る情報処理装置は、入力情報に応じた識別データ とシナリオデータとの組み合わせに基づく表示様式にて、該識別データを表示させる ことができる。

[0317] したがって、入力情報に応じて識別データとシナリオデータとの組み合わせを変更 することにより、上記生成手段は、ユーザが所望する識別データの表示様式となる表 示制御情報を生成できる。

[0318] このため、本発明に係る情報処理装置では、表示可能な識別情報の表示パターン すべてについてのデータを予め記憶しておく必要がなぐ例えば上記表示パターン すべてについてのデータを予め記憶装置に記憶しておく必要がある構成と比較して 、記憶させておくデータ量を低減させることができる。

[0319] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成において、上記生成手段は、 シナリオデータを他のシナリオデータに変更することにより、シナリオデータと識別デ ータとの組み合わせを変更させるように構成されて 、てもよ 、。

[0320] 上記構成によると、本発明に係る情報処理装置は、入力情報に基づき、シナリオデ ータを変更することができる。このため、上記生成手段は、ユーザが所望する表示様 式で識別データの表示を行うことができる表示制御情報を生成することができる。

[0321] したがって、本発明に係る情報処理装置は、ユーザが所望する表示様式への変更 を容易に行うことができる。

[0322] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成において、上記生成手段は、 識別データを他の識別データに変更することにより、シナリオデータと識別データとの 組み合わせを変更させるように構成されることが好まし 、。

[0323] 上記構成によると、本発明に係る情報処理装置は、入力情報に基づき、識別デー タを他の識別データに変更することができる。このため、上記生成手段は、識別デー タをユーザが所望する識別データに変更させて上記表示制御情報を生成することが できる。

[0324] したがって、本発明に係る情報処理装置は、ユーザが所望する表示様式への変更 を容易に行うことができる。

[0325] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にぉ 、て、上記シナリオデータ は、上記表示部における表示状態の変更のタイミングを規定するタイミング規定情報 をさらに含み、上記指示手段は、上記タイミング規定情報に基づき、表示制御情報の 変更のタイミングを生成手段に指示するように構成されて 、ることが好ま 、。

[0326] 上記構成によると、シナリオデータにタイミング規定情報が含まれているため、指示 手段によって、該タイミング規定情報によって規定された様々がタイミングで、表示制 御情報の変更を行うように生成手段に指示することができる。

[0327] したがって、本発明に係る情報処理装置は、様々なタイミングで表示状態を変更さ せることができる。さらには、上記タイミング規定情報を含むシナリオデータの記述を 書き換えるだけで、容易に所望の変更タイミングに変更させることができる。

[0328] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にぉ 、て、上記識別データは 、上記入力手段による、選択または非選択状態の指定を示す入力情報に応じて、当 該識別データにより特定される上記処理の有効または無効を決定する情報を含むこ とが好ましい。

[0329] 上記構成によると、上記識別データは、上記入力手段による、選択または非選択状 態の指定を示す入力情報に応じて、当該識別データにより特定される上記処理の有 効または無効を決定する情報を含む。このため、生成手段は、入力情報により指定さ れる識別データの状態に応じて上記処理の有効または無効を決定する情報を含む 表示制御情報を生成することができる。

[0330] このため、上記情報処理装置は、識別データを選択状態または非選択状態に指定 することにより、該識別データにより特定される機能の有効または無効を決定すること ができる。なお、この機能が有効である状態とは、例えば該機能を起動して実行でき る状態である。

[0331] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成において、上記識別データお よびシナリオデータを外部から取得するためのデータ取得手段 (例えば機能実行制 御部 16とアンテナ 8)を備えて!/、ることが好ま 、。

[0332] 上記構成によると、本発明に係る情報処理装置は、データ取得手段を備えている ため、外部のほかの情報処理装置が保持しているシナリオデータおよび Zまたは識 別データを取得することができる。

[0333] したがって、シナリオデータ数および Zまたは識別データ数を増やすことができるた め、表示可能な表示パターンを増加させることができるとともに、最新のシナリオデー タおよび識別データに更新することができる。

[0334] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にぉ 、て、上記識別データは

、ベクトル形式の画像データを含むことが好ましい。

[0335] 上記識別データが、ベクトル形式の画像データを含んでいるため、高品質な画質を 維持したまま、識別データに基づく表示画像を拡大あるいは縮小することができる。

[0336] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にぉ 、て、上記識別データは

、該識別データにより特定される機能を実行する際に必要となるパラメータ情報を含 むことが好ましい。

[0337] 上記構成によると、上記識別データは、該識別データにより特定される機能を実行 する際に必要となるパラメータ情報を含んでいる。このため、特定の識別データを選 択するだけで、該識別データにより特定される機能にパラメータ情報を与え実行させ ることがでさる。

[0338] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成にぉ 、て、上記シナリオデータ は、 XML形式のデータであってもよい。

[0339] 上記シナリオデータが、 XML形式のデータであるため、例えば ECMAスクリプトや Javaスクリプトなどのスクリプト言語により、入力情報に応じた、識別データの選択また は非選択状態の表示、あるいは配置の変更など識別データの状態を示す表示状態 を管理するための記述を含めることができる。

[0340] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成において、上記変更手段は、 上記入力手段による、シナリオデータと識別データとの関連付けの変更指示を示す 入力情報に応じて、シナリオデータと識別データとの関連付けを変更するように構成 されていることが好ましい。

[0341] また、本発明に係る情報処理装置は、上記した構成において、上記変更手段は、 テーブル情報を他のテーブル情報に変更することによりシナリオデータと識別データ との関連付けを変更するように構成されて 、てもよ 、。

[0342] なお、上記情報処理装置が備える各手段は、コンピュータによって実現してもよく、 この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記情報処理 装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラムを記録したコンビ ユータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

[0343] なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなぐ請求項に示した範囲 で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的 手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる

[0344] 産業上の利用可能性

上記携帯通信装置 1は、メニュー画面として表示させるための情報を、シナリオデ ータ 21とアイコンデータ群 22とに分割して情報格納部 20に記憶している。そして、ァ イコン 301の表示を上記シナリオデータ 21とアイコンデータ群 22との組み合わせを 変更することにより、上記携帯通信装置 1は、主制御部 10が有する表示データ生成 部 14により表示用データを生成することができる。

[0345] このため、情報を表示するための表示部を備えた情報処理装置において広く利用 することができる。例えば、この情報処理装置としては、携帯電話機、 PDA,テレビジ ヨン等が想定され、これらが備える表示部では、上記したようにメニューが表示され、 ユーザ力 の指示に応じて特定のアプリケーションが起動されたり、他のメニューへと 表示状態を変更させたりすることができる。

Claims

請求の範囲

[1] 特定の表示様式により情報を表示するための表示部を備えた情報処理装置であつ て、

当該情報処理装置において実行可能な処理を特定するための識別データと該識 別データの上記表示部における表示領域上の表示を規定する情報であるシナリオ データとに基づき、上記特定の表示様式にて上記識別データを表示させるための表 示制御情報を生成する生成手段と、

上記生成手段によって生成された表示制御情報に基づき、上記表示部への表示 制御を行う表示制御手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。

[2] 外部からの入力情報を受付ける入力手段を備え、

上記生成手段は、上記シナリオデータと上記識別データとに基づき、上記入力手 段によって受付けた入力情報に応じた識別データの表示様式となる表示制御情報を 生成することを特徴とする請求項 1に記載の情報処理装置。

[3] 上記表示部における上記識別データの表示状態の履歴情報である状態遷移情報 を記録する記録手段と、

上記記録手段によって記録された状態遷移情報に基づき、上記表示制御情報の 変更を生成手段に指示する指示手段とを備えることを特徴とする請求項 2に記載の 情報処理装置。

[4] 上記シナリオデータは、上記状態遷移情報に応じて、上記表示部における上記識 別データの表示状態の変更を規定する規定情報を含んでおり、 上記入力手段が入力情報として表示状態の変更を指示する情報を受付けた場合、 上記指示手段は、上記記録手段によって記録された状態遷移情報と上記規定情 報とに基づき、上記表示制御情報の変更を生成手段に指示することを特徴とする請 求項 3に記載の情報処理装置。

[5] 上記状態遷移情報は、上記表示部における上記識別データの表示状態を特定の 記号情報によって表現した履歴情報であり、

上記規定情報では、上記表示状態の変更内容を示す情報が、上記記号情報に対 応づけられており、 上記指示手段は、上記状態遷移情報と規定情報とに基づき、上記記号情報に応じ た表示状態となるように表示制御情報の変更を生成手段に指示することを特徴とす る請求項 4に記載の情報処理装置。

[6] 上記指示手段は、上記記録手段によって記録された状態遷移情報と上記規定情 報とに基づき、上記表示制御情報における識別データの選択状態の表示を示す情 報の変更を、上記生成手段に指示することを特徴とする請求項 4または 5に記載の情 報処理装置。

[7] 上記記録手段によって記録された状態遷移情報を記憶する記憶装置を備えること を特徴とする請求項 3〜6のいずれか 1項に記載の情報処理装置。

[8] 上記記憶装置は、上記識別データおよびシナリオデータをさらに記憶していること を特徴とする請求項 7に記載の情報処理装置。

[9] 上記記憶装置は、識別データと上記シナリオデータとを関連付けするための情報 であるテーブル情報をさらに有しており、

上記生成手段は、上記テーブル情報に基づき、シナリオデータと識別データとの組 み合わせを特定し表示制御情報を生成することを特徴とする請求項 8に記載の情報 処理装置。

[10] 上記テーブル情報には、シナリオデータにより規定された表示領域における位置と 、該規定された位置に配置される識別データとの対応関係を示す情報を含んで ヽる ことを特徴とする請求項 9に記載の情報処理装置。

[11] 上記入力手段により入力情報として上記テーブル情報の変更指示を受付けた場合 上記テーブル情報を変更させる変更手段を備えることを特徴とする請求項 9または 10に記載の情報処理装置。

[12] 上記入力手段により入力情報として上記シナリオデータの変更指示を受付けた場 上記シナリオデータを変更させるシナリオデータ変更手段を備えることを特徴とする 請求項 2〜： L 1のいずれか 1項に記載の情報処理装置。

[13] 上記入力手段により入力情報としてシナリオデータと識別データとの組み合わせの 変更指示を受付けた場合、

上記生成手段は、上記表示制御情報を生成すための、シナリオデータと識別デー タとの組み合わせを変更させることを特徴とする請求項 2〜 12のいずれか 1項に記載 の情報処理装置。

[14] 上記生成手段は、シナリオデータを他のシナリオデータに変更することにより、シナ リオデータと識別データとの組み合わせを変更させることを特徴とする請求項 13に記 載の情報処理装置。

[15] 上記生成手段は、識別データを他の識別データに変更することにより、シナリオデ ータと識別データとの組み合わせを変更させることを特徴とする請求項 13に記載の 情報処理装置。

[16] 上記シナリオデータは、上記表示部における表示状態の変更のタイミングを規定す るタイミング規定情報をさらに含み、

上記指示手段は、上記タイミング規定情報に基づき、表示制御情報の変更のタイミ ングを生成手段に指示することを特徴とする請求項 3に記載の情報処理装置。

[17] 上記識別データは、上記入力手段による、選択または非選択状態の指定を示す入 力情報に応じて、当該識別データにより特定される上記処理の有効または無効を決 定する情報を含むことを特徴とする請求項 2〜16のいずれか 1項に記載の情報処理 装置。

[18] 上記識別データおよびシナリオデータを外部から取得するためのデータ取得手段 を備えていることを特徴とする請求項 1〜11のいずれか 1項に記載の情報処理装置

[19] 上記識別データは、ベクトル形式の画像データを含むことを特徴とする請求項 1〜

18のいずれか 1項に記載の情報処理装置。

[20] 上記識別データは、該識別データにより特定される機能を実行する際に必要となる パラメータ情報を含むことを特徴とする請求項 1〜19のいずれか 1項に記載の情報 処理装置。

[21] 上記シナリオデータは、 XML形式のデータであることを特徴とする請求項 1〜20の いずれか 1項に記載の情報処理装置。

[22] 上記変更手段は、上記入力手段による、シナリオデータと識別データとの関連付け の変更指示を示す入力情報に応じて、シナリオデータと識別データとの関連付けを 変更することを特徴とする請求項 11に記載の情報処理装置。

[23] 上記変更手段は、テーブル情報を他のテーブル情報に変更することによりシナリオ データと識別データとの関連付けを変更することを特徴とする請求項 22に記載の情 報処理装置。

[24] 特定の表示様式により情報を表示するための表示部を備えた情報処理装置の制 御方法であって、

当該情報処理装置において実行可能な処理を特定するための識別データと該識 別データの上記表示部における表示領域上の表示を規定する情報であるシナリオ データとに基づき、上記特定の表示様式にて上記識別データを表示させるための表 示制御情報を生成するステップと、

生成された表示制御情報に基づき、上記表示部への表示制御を行うステップとを 含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。

[25] 請求項 1〜23のいずれか 1項に記載の情報処理装置を動作させるための制御プロ グラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための情報処理装置の 制御プログラム。

[26] 請求項 25に記載の情報処理装置の制御プログラムを記録したコンピュータの読取 り可能な記録媒体。