WO2005100259A1

WO2005100259A1 - 金属イオン水発生シャワー器

Info

Publication number: WO2005100259A1
Application number: PCT/JP2005/002261
Authority: WO
Inventors: Hirokazu Ooe; Genji Kosaka; Kiyohide Tameike; Tetsuaki Nishinobu
Original assignee: Sharp Kabushiki Kaisha
Priority date: 2004-04-06
Filing date: 2005-02-15
Publication date: 2005-10-27
Also published as: JP3916630B2; JP2005319449A

Abstract

　本発明の金属イオン水発生シャワー器１００は、本体１と、該本体１内に形成された電池室５及び電装室１１と、前記電池室５内に着脱可能に装着される電池４と、前記電装室１１内に配置され前記電池４と電気的に接続される回路基板１０と、前記本体１上部に設けられた把手２０と、前記本体１を水平方向に貫通して形成される流水経路と、前記本体１内部に設置され前記回路基板１０に電気的に接続されて前記流水経路中を流通する水道水に対して金属イオンを溶出する銀イオン溶出ユニット３９と、前記流水経路の上流側端部に形成又は配置され水道水を供給する給水ホース３５に接続される給水継手３３と、前記流水経路の下流側端部に形成又は配置されシャワーヘッドを有する排水ホース３７に接続される排水継手３４とを備えたことを特徴とする。

Description

明細書

金属イオン水発生シャワー器

技術分野

[0001] 本発明は、銀イオン等を含む金属イオン水を発生するシャワー器に関するものである。

背景技術

[0002] 従来、衣類に抗菌性を持たせる付加機能を有した銀イオン水生成機能付き洗濯機が開示されている (例えば、特許文献 1及び 2参照)。この洗濯機は、銀イオン溶出ュニットで生成させた銀イオンを含んだ水道水（以下、「銀イオン水」という。）を、衣類洗濯中の洗濯槽内に注入し、衣類の洗濯とともに銀イオンの作用によって衣類を抗菌処理するものである。銀イオンの抗菌メカニズムは広く知られており、図 10に示す通りである。洗濯物が乾燥するまでの生乾き時の細菌の増殖を抑え、衣類が発する生乾きの臭いを抑制するだけでなぐ洗濯乾燥後、銀イオンが衣類にコーティングされているので、着用中の細菌の増殖を抑え、衣類が発する汗臭や足の臭いを抑制することがでさる。

[0003] このように銀イオン溶出ユニットを本体に内蔵したタイプの洗濯機は、洗濯機本来の洗濯機能と衣類の抗菌機能とが連動しているため、機能の面でも優れ、また本体サイズも従来の洗濯機とほとんど変わらな、ため、設置スペースの面でも優れたものではあるが、需用者にとっては洗濯機自体の買い換えを余儀なくされ、出費が大きいという問題があった。

[0004] そこで、従来の洗濯機にも簡単に取付けることのできるよう、汎用性に富んだ銀ィォン水発生器が提供されている。図 11は、従来の銀イオン水発生器の一例の斜視図であり、図 12は、その銀イオン水発生器の銀イオン溶出ユニットの断面図である。

[0005] 以下、この従来の銀イオン水発生器について図 11及び図 12を参照して説明する。

151は、銀イオン水発生器 150の回路基板や電池を内蔵したコントローラであり、回転スィッチ 152の操作によって電源を ON、 OFFされるとともに、銀イオンの溶出量を制御するものである。 154は、銀イオン溶出ユニット 153の動作状態を表示する発光ダイオード (LED)である。

[0006] 銀イオン溶出ユニット 153は、ケーブル 164によりコントローラ 151と電気的に接続される。銀イオン溶出ユニット 153は、排水継手 156を有する銀イオン溶出管 155と、銀イオン溶出管 155の入水口 157に取付けられた連結管 158と、連結管 158の入水口 159に取付けられた継手 160と、継手 160に金具 161によって接続されたホース 1 62と、ホース 162の上端に取付けられた給水継手 163とを備える。給水継手 163は、水道蛇口に直結され、排水継手 156は洗濯機の給水ホースに接続される。

[0007] 銀イオン溶出管 155内部には、銀力もなる一対の電極プレート 157, 158が対畤して設けられている。各電極プレート 157, 158は、コントローラ 151内部の回路基板にケーブル 164内部を通るリード線により接続される。さらに、銀イオン溶出管 155内部には、スプリング 165によって入水口 157側に付勢されたフロート 166が設けられている。フロート 166にはマグネットが取り付けられており、銀イオン溶出管 155の外面に設けられたホールセンサ 167とともに、水流センサーを構成している。

[0008] この構成で、コントローラ 151の回転スィッチ 152を入れ、洗濯機を運転すると、洗濯槽への給水時に水流センサーの検知によって銀イオン溶出ユニット 153が動作し、電極プレート 157, 158に所定電流が流れ、陽極側から銀イオンが溶出し、銀ィォン水が洗濯槽内に供給される。これにより、銀イオン水で衣類が洗濯されるため、銀イオンを衣類にコーティングすることができる。

特許文献 1：特開 2004— 24597号公報

特許文献 2：特開 2001—276484号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0009] ところで、夏場は、人体は汗等で皮膚上の常存菌による強い臭いを発する。そのため、銀イオンがコーティングされた肌着を着ても、皮膚上の常存菌を充分に抑制することはできず、強い体臭は抑えることはできない。これに対し、夏場の体臭をカットして、快適な生活を送りたいという要望が強いことから、上記の銀イオン水発生器 150をシャワー器に応用することが検討されて、る。

[0010] し力しながら、高湿度の浴室内で銀イオン水発生器を使用する上では、高い防水性能が要求されることは勿論、場所を取らずにカーテンレール等に容易に吊り下げられる等の浴室での使用に適した利便性を備えなければ実使用には耐えな!/、。従って

、上記の銀イオン水発生器 150をそのまま浴室に設置するという訳にはいかない。また、夏場は、海水浴場等の屋外でもシャワーを浴びる機会が多いが、上記の銀ィォン水発生器 150では、コントローラ 151と銀イオン溶出ユニット 153とが別体となっており、ケーブル 164が絡んだりして持ち運ぶには不便であった。

課題を解決するための手段

[0011] 上記課題を解決するために本発明の金属イオン水発生シャワー器は、本体と、該本体内に形成された電池室及び電装室と、前記電池室内に着脱可能に装着される電池と、前記電装室内に配置され前記電池と電気的に接続される回路基板と、前記本体上部に設けられた把手と、前記本体内部に設置され前記回路基板に電気的に接続される金属イオン溶出ユニットと、一端が前記金属イオン溶出ユニットの流入口に取付けられるとともに他端が水道水を供給する給水ホースに接続される給水継手と、一端が前記金属イオン溶出ユニットの流出口に取付けられるとともに他端がシャヮーヘッドを有する排水ホースに接続される排水継手とを備えたことを特徴とする。

[0012] この構成によると、電池式で把手を有する小型な金属イオン水発生シャワー器を提供することができ、屋内、屋外のどの場所でも金属イオンの効能を受けられ、汗をかき易く湿度が高くなり細菌が繁殖しやすい条件となる脇等、身体全体に対し抗菌、防臭効果が得られる。

[0013] また、前記給水継手は、前記給水ホースの下流端に取付けられた給水継手に対して着脱自在に螺合接続や嵌合接続されるようにするとよい。また、前記排水継手は、前記排水ホースの上流端に取付けられた排水継手に対して着脱自在に嵌合接続されるようにするとよい。

[0014] この構成によると、浴室のシャワー設備等に簡単に設置でき、取り外しも容易な汎用性の高い金属イオン水発生シャワー器を提供することができる。

[0015] また、流水経路の金属イオン溶出部の上流側に、給水側へ付勢され流水の水勢が増すと水圧によりフロートを後退させスィッチ回路をオンするホールセンサ構造体を備え、該ホールセンサ構造体が、流水の水勢が弱くなつた場合、付勢によりフロートを前進させて金属イオン水溶出部への水の流入口を塞ぐ弁機構を兼ねたことを特徴とする。

[0016] この構成によると、流水経路を流れる流水の水勢が付勢力よりも強い場合は、水圧でフロートが後退して流入口が開き、逆に流水の水勢が付勢力よりも弱くなつた場合は、付勢でフロートが前進して流入口が塞がれる。換言すれば、シャワーヘッドに備え付けられた手元止水スィッチ等を使用して、給水を止めることなく排水側 (シャワー側）で止水したときでも、流入口の上流側と下流側の間が確実にシールされるので、給水側への金属イオン水の逆流を防止することができる。

[0017] また、前記把手が逆 U字状であり、その一方の直棒部を回動軸として回動可能に設け、他方の直棒部と前記本体との間に前記把手の回動を阻止するロック機構を設けたことを特徴とする。

[0018] この構成によると、本体を持ち運ぶための把手で、フックやシャワーカーテン等の棒に簡単に吊り下げることができる利便性の高い金属イオン水発生シャワー器を提供することができる。

[0019] また、前記本体の下部に前記本体の内外を連通させるスリット孔を設けるとともに、前記本体上壁に前記把手の一方の直棒部が挿通される貫通穴を設け、前記スリット孔から前記本体内に浸入した湯気が前記貫通穴から前記本体外へ抜けるようにしたことを特徴とする。

[0020] この構成〖こよると、本体内に湯気や空気の通路が形成され、金属イオン溶出ュ-ットに生ずる結露を防止する構造を取ることができる。また、本体内に溜まった水をスリット孔力排出することができる。

[0021] また、前記電池室の蓋に通気孔を設け、該通気孔を塞ぐ気体透過膜を設け、前記気体透過膜及び前記通気孔により、前記電池室内部に発生した水素ガスを前記本体外部へ放出することを特徴とする。

[0022] この構成によると、電池室内部に発生した水素ガスを本体外部へ逃すことができ、外部からの湯気や水滴の浸入を防止するので、防さび、防爆の効果がある。

[0023] また、前記電池室の内部及び前記電装室の内部を気密にシールしたことを特徴とする。この構成〖こよると、電池や回路基板を湯気、水滴カゝら保護することができ、結露ゃ鲭等による絶縁劣化を防ぐことができる。

] なお、本体を浴室の被装着部に装着する装着手段は、把手には限定されず、その他にも種々の態様が考えられる。例えば、壁等に設けた被装着部に装着できるように、本体に特徴的な形状を与えることで装着手段としても構わない。

発明の効果

] 本発明よると、人体の皮膚上の常存菌による臭いを抑え、夏場の体臭をカットして快適な生活が送れる金属イオン水発生シャワー器を提供することができる。また本発明によると、高い防水機能を有し、外部電源が不要で、カーテンレール等に容易に吊り下げ設置でき、しかも場所を取らず、携帯性に優れる等の利便性に富んだ金属ィォン水発生シャワー器を提供することができる。

図面の簡単な説明

] [図 1]は、本発明に係る金属イオン水発生シャワー器の外観斜視図である。

[図 2]は、その金属イオン水発生シャワー器の側断面図（a)、 X— X線断面図（b)、 y— y線断面図（c)及び z_z線断面図（d)である。

[図 3]は、後ケースの一部を切断して示す斜視図である。

[図 4]は、その金属イオン水発生シャワー器の流水経路における水平断面図である。

[図 5]は、給水継手の異なる実施例を示す金属イオン水発生シャワー器の外観斜視図である。

' [図 6]は、同上給水継手の異なる実施例を示す金属イオン発生シャワー器の流水経路における水平断面図である。

[図 7]は、上記金属イオン水発生シャワー器の本体の装着手段の一例を示す模式的な斜視図である。

[図 8]は、上記金属イオン水発生シャワー器の本体の装着手段の他の例を示す模式的な斜視図である。

[図 9]は、上記金属イオン水発生シャワー器の本体の装着手段のさらに他の例を示す模式的な斜視図である。

[図 10]は、銀イオンの抗菌メカニズム（銀イオンが細菌細胞にアタックし、細胞膜を構成する酵素の SH結合が破壊され細菌細胞が不活化される様子）を示す模式図であ

差替え用弒 (m j 5/1 る。

[図 11]は、従来の銀イオン水発生器の一例の斜視図である ,

差替え用弒 mw [図 12]は、その銀イオン水発生器の銀イオン溶出ユニットの断面図である符号の説明

100 金属イオン水発生シャワー器

1 本体

2 前パネル

3 後ケース

4 電池

5 電池室

6 電池蓋

7 リブ

5g, 7c, 13 溝

8 シール部材

11 電装室

14 溝

15 シール部材

20 把手

33本体側給水継手

34本体側排水継手

36給水ホース側給水継手

38排水ホース側排水継手

39銀イオン溶出ユニット

43, 44電極

45スプリング

46フロート

46a, 46bフロー卜軸

46cガイド羽

60ホールセンサ構造体

61第 1支持部材 62第 2支持部材

63シーノレ咅附

64パッキン

65マグネットホールセンサ

66 フイノレター

70プラグ部

71, 73ネジ山

72プラグ部

74ソケット咅

75, 77ネジ溝

76ソケット咅

78周溝

79ツバ

80貫通溝

81ロックボーノレ

82スプリング

83スリーブ

85爪

86係止突起

87パッキン

発明を実施するための最良の形態

[0028] 以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。

[0029] 図 1は、本発明に係る金属イオン水発生シャワー器の外観斜視図である。また、図

2は、その金属イオン水発生シャワー器の側断面図（a)、 X— X線断面図（b)、 y— y線断面図（c)及び z-z線断面図（d)である。

[0030] 金属イオン水発生シャワー器 100の本体 1は、図 1及び図 2 (a)に示すように、長円形の前パネル 2及び後ケース 3からなり、前パネル 2の前壁内面の数力所に凸設されたボス 2aに対して後ケース 3をネジ止めして形成されるものである。 [0031] 図 3は、後ケースの一部を切断して示す斜視図である。図 2 (a)及び図 3に示すように、後ケース 3の幅方向（図 3の Wの方向）の中央部であって、高さ方向（Hの方向）の略中央力上部にかけて凹所が形成されており、該凹所は 4本の電池 4を収容する電池室 5となっている。電池室 5の背面は、電池 4を着脱する電池着脱口 5aとなつており、該電池着脱口 5aに電池蓋 6を取り付けて電池室 5内を密閉している。更に、図 2 (a)に示すように、電池蓋 6には小さな通気孔 6aが設けられており、通気孔 6aには電池蓋 6の内面にテフロン (登録商標）からなる気体透過膜 26が取付けられている。この気体透過膜 26は、水素ガス程度の小さな分子は通すが、水や蒸気のような大きな分子は通さないため、気体透過膜 26及び通気孔 6aにより、電池室 5内部に発生した水素ガスを本体 1外部へ放出するとともに、本体 1外部から湿気や水滴が浸入するのを防いでいる。なお、電池の種類や数は、上記に限られない。

[0032] 図 2 (b)及び図 3に示すように、後ケース 3の背壁内面には、電池室 5の下部に、該電池室 5の幅より若干広、幅の矩形を囲むように、隔壁状のリブ 7が凸設されて、る。リブ 7の上端部は、電池室 5の底壁 5cと左右側壁 5dの外面の稜線に連なる斜面部 7 aとなっている。また、リブ 7の前端面 7bには、該リブ 7の全長にわたって一条の溝 7c が設けられている。

[0033] 図 3に示すように、電池室 5の前壁 5b外面の左右側縁部には、所定の幅で段面 5f が形成されている（P部拡大図参照)。この段面 5fは、前記リブ 7の前端面 7bと面一となっている。また、段面 5fには、所定深さの一条の溝 5gが高さ方向に延びて設けられている。この溝 5gは、前記リブ 7の溝 7cと繋がっており、全体として略 U字状の一条の溝 13が後ケース 3の前面側に形成される。そして、この溝 13に、該溝 13の輪郭と同形状であって、厚みが溝幅と略等しぐかつ、奥行きが溝深さよりも長いシール部材 8を差し込んで取り付けている。シール部材 8は榭脂ゃゴム力成り、その上端面は後ケース 3のカーブした上壁まで達してその内面に当接して、る（図 2 (b)参照)。

[0034] シール部材 8の前端面 8aは、図 2 (a)及び図 2 (c)に示すように、前パネル 2の前壁の内面に当接するようになつている。従って、前パネル 2、後ケース 3、リブ 7及びシール部材 8によって本体 1内部に気密にシールされた空間 9が囲まれる。該空間 9の下部、すなわち、該空間 9のうち電池室 5の底壁 5cよりも下側は、回路基板 10等の電装部品が搭載される電装室 11となっている。

[0035] 図 2 (a)及び図 2 (b)において、符号 12は皿状部材であり、該皿状部材 12の背壁には縦方向の 2力所に回路基板 10の装着用のボス 12aが設けられ、側壁外面の 3力所にはネジ孔を有するフランジ 12bが設けられている。皿状部材 12は、前パネル 2と後ケース 3の合体前に、ボス 12aに回路基板 10をネジ止めした後、前記フランジ 12bを後ケース 3の後壁内面に設けられたボス（図示せず）に対してネジ止めすることにより後ケース 3に取り付けられる。これにより、後ケース 3に電池室 5、電装室 11等の電気関係部品を集約され、配線が少なくて済むだけでなぐ前パネル 2と後ケース 3との合体時の配線の嚙み込みを避け易いなど、組立性が良いものとなる。そうしておいて、前パネル 2と後ケース 3を合体させると、図示のごとぐ皿状部材 12は電装室 11内に配置され、リブ 7及びシール部材 8によって、回路基板 10は電装室 11の外側からシールされる。なお、シール部材 8は、本体 1を補強する役割も果たしており、これにより前パネル 2が外側カゝら製品奥行き方向（図 3の Dの方向）に強く押された場合でも、前パネル 2が内側へ変形するのを防止することができる。

[0036] 浴室内の湯気は、図 2 (b)の矢印のように、後ケース 3の背壁下端部に設けたスリツト孔 3cから本体 1内に入り込み、貫通穴空間 9の外側に形成された通路を通過して、把手 20が挿通された後ケース 3の上壁左部の貫通穴 3bから本体 1外部へ抜け出す。このため、後述する銀イオン溶出ユニット 39に生ずる結露等を防ぐことができる。また、電装室 11内部は気密にシールされているので、湯気が電装室 11内に浸入する虞はなぐ回路基板 10を湿気力も保護し、絶縁劣化を防止することができる。本体 1 内に溜まった水滴は、スリット孔 3cから本体 1外へ排出される。

[0037] 図 2 (a)及び図 2 (b)に示すように、回路基板 10には、 2つのタクトスイッチ 27と 3つの発光ダイオード（LED) 28が設けられている。 2つのタクトスイッチ 27は、前パネル 2の前壁に設けられた銀イオン濃度切換えボタン 30及び電源ボタン 31に対応して配置され、 3つの発光ダイオード 28は、前パネル 2の前壁に小さな丸窓として設けられた光透過性の 3つの銀イオン濃度表示ランプ 32に対応して配置されて、る。回路基板 10は、電池室 5内に設置された電池 4と電気的に接続されている。

[0038] 図 2 (a)、図 2 (c)及び図 3に示すように、電池室 5は、電池着脱口 5aの近傍において、電池室 5の底壁 5c、左右側壁 5d及び天井壁 5eの内面に、所定の幅で電池着脱口 5aと向かい合う段面 ¾が形成されている（図 3の Q部拡大図参照)。また、段面 ¾には、該段面 ¾に沿って矩形を縁取るように、所定深さの溝 14が設けられている。そして、この溝 14に、該溝 14の輪郭と同形状であって、厚みが溝幅と略等しぐかつ、奥行きが溝深さよりも長、シール部材 15を差し込んで取り付けて、る。シール部材 15 の材質は、上記シール部材 8と同じである。

[0039] このシール部材 15の後端面 15aは、図 2 (a)及び図 2 (c)に示すように、電池蓋 6の内面に当接するようになつている。従って、電池室 5内部はシール部材 15によって気密にシールされる。

[0040] 図 1に示すように、後ケース 3の右上部には、全体として長円形をした本体 1の内側にめり込むように壁が作られ、所定の位置、大きさ、範囲で本体 1の上部、右側部及び背部が解放された凹所 16を形成している。また、図 2 (b)及び図 2 (c)に示すように、本体 1内の左上部には、前パネル 2と後ケース 3の内面に凸設した格子状のリブ 17 及び 18により、上壁に円形の穴を有する小さな隔室 19等を形成している。

[0041] 図 1に示すように、本体 1上部には、該本体 1を手提げして持ち運ぶための逆 U字状の把手 20が取り付けられる。図 2 (b)に示すように、把手 20の左側直棒部 201の下端には円盤状の抜け止め 20aが設けられ、左側直棒部 201を後ケース 3の湾曲した上壁の左部に設けた貫通穴 3bに揷通するとともに、抜け止め 20aを前記隔室 19 内に配置し、前パネル 2と後ケース 3を合体させることにより、把手 20は本体 1から脱落しないように取り付けられる。このとき、把手 20の右側直棒部 202の下部 202aは、本体 1外部の前記凹所 16に収容され、把手 20は左側直棒部 201を回動軸として、右側下端部 202が本体 1の後方に回動可能に設けられる（図 1参照)。

[0042] 把手 20と本体 1との間には、把手 20の回動を阻止するロック機構が設けられている。すなわち、図 2 (b)に示すように、凹所 16の側壁 16aに設けられた開口 21を通じて後ケース 3内部から凹所 16へロックピン 22が出没可能に設けられており、該ロックピン 22が把手 20の右側直棒部 202の下部 202aに設けた穴 202bと嵌合することにより、把手 20はロックされている。ロックピン 22は、凹所 16の下方において後ケース 3の内面に凸設された支点 23に取り付けられたヒンジパネ 24の一端部に取り付けられ、該ヒンジパネ 24により凹所 16側へ付勢されている。また、ヒンジパネ 24には、凹所 1 6の下方において後ケース 3の側壁に設けられた開口 3aに配置されたロック解除ボタン 25が取り付けられている。なお、ロックピン 22は、把手 20の再ロックの利便性を図るため、把手 20の施錠方向（図 2 (c)の Bの方向）に対して緩やかな斜面 22aを有した形状となっている。

[0043] 本体 1をカーテンレール 52 (図 1参照）等に吊り下げて使用するときは、ロック解除ボタン 25を本体 1の内側（図 1の Cの方向）へ押すことにより、ヒンジパネ 24の付勢に抗する力を与え、ロックピン 22を本体 1内へ引っ込ませて、ロックを解除し、把手 20を解錠方向（図 1の Aの方向）に回動させ、カーテンレール 52等に引っかける。そして、把手 20を施錠方向（図 1の Bの方向）に回動し、元に戻すと、右側直棒部 202の下部 202aがロックピン 22の斜面 22aに当接し、該ロックピン 22を付勢に杭して押し下げながらスライドし、最終的にロックピン 22と穴 202bが惰性で嵌合するので、再度ロックが掛かり、本体 1を確実、且つ、簡単に吊り下げることができる。このようにすることで、本体 1を持ち運ぶための把手 20を本体 1吊り下げ用の引っ掛け部として兼用することができる。

[0044] 図 2 (a)、図 2 (b)及び図 2 (d)に示すように、銀イオン溶出ユニット 39は、合成樹脂等の絶縁材料力もなるケース 40を有する。ケース 40は、一方の端に水の流入口 41、他方の端に水の流出口 42を備える。ケース 40の流入口 41から下流側へ長手方向所定長さの部分は、その内部にホールセンサ構造体 60が配置されるようになっている。ケース 40の流入口 41近傍は円筒状になっており、その外周部分を給水継手 33 の下流端に設けられたキャップ部分に嵌着されている。これにより、給水継手 33とケース 40の内部に本体 1を水平方向に貫通する連通した流水経路が形成されて!、る。一方、ケース 40の流出口 42から上流側へ長手方向所定長さの部分には、円筒状の排水継手 34がー体的に形成されている。このようにして一体ィ匕された給水継手 33とケース 40は、本体 1の両側壁部に当たる前パネル 2と後ケース 3との接合部に設けられた半円形の開口（図示せず）によって給水継手 33と排水継手 34の外周面を挟持するようにして、本体 1に対して水平に装着されている。給水継手 33の内部には、流水中に含まれる小石等の通過を防ぐフィルター 66が設けられて!/、る。 [0045] なお、本実施形態では、給水継手 33が流水経路の上流側端部にケース 40と別体に配置され、排水継手 34が流水経路の下流側端部にケース 40と一体形成されている例について説明した力その逆の構成でも構わないし、また給水継手 33と排水継手 34がともに流水経路の上流側端部と流水経路の下流側端部にケース 40と別体に配置されていても構わないし、更には給水継手 33と排水継手 34がともに流水経路の上流側端部と流水経路の下流側端部にケース 40と一体形成されて、ても構わな、

[0046] このようにして本体 1に設けられた流水経路の給水側（上流側）と排水側（下流側）の端部には、それぞれ水道のシャワー用給水栓に取り付けられる給水ホースとシャヮ一ヘッドを有する排水ホース（シャワー側ホース）に対して、いわゆるプラグとソケットの関係で接続できる着脱自在な接続構造を備えている。すなわち、図 4に示すよう〖こ、本体 1外へ突出する給水継手 33の水の流入口部 70 (以下、「プラグ部」と称す）と排水継手 34の水の流出口部 72 (以下、「プラグ部」と称す)の外周には、ネジ山 71, 73がそれぞれ卷回形成されており、一方、給水ホース 35の下流端に取付けた給水継手 36のソケット部 74と排水ホース 37の上流端に取付けた排水継手 38のソケット部 76の内周には、前記ネジ山 71, 73に対応したネジ溝 75, 77がそれぞれ卷回形成されている。この構造によると、本体側給水継手 33のプラグ部 70と給水ホース側給水継手 36のソケット部 74とを螺合接続することができ、本体側排水継手 34のプラグ部 7 2と排水ホース側排水継手 38のソケット部 76とを螺合接続することができる。従って、金属イオン水発生シャワー器 100を浴室のシャワー設備等に簡単に設置することができ、取り外しも簡単に行うことができる。

[0047] 図 5及び図 6は、給水継手の他の実施例を示して、る。この実施例では、本体側給水継手 33は、プラグ部 70の先端から下流側へ所定距離だけ離れた箇所に形成された周溝 78と、この周溝 78のすぐ下流側周囲に一体形成された円盤状のツバ 79とを備えており、一方、給水ホース側給水継手 36は、ソケット部 74の先端部に形成した貫通溝 80に求遠心方向に出没自在に嵌合されたロックボール 81と、ソケット部 74の外周に摺動自在に配されスプリング 82により接続方向に付勢され、前進してロックボール 81を求心方向に押圧し、後退してロックボール 81の押圧を解放するスリーブ 83 と、ソケット部 74の先端外周に設けられスリーブ 83の抜け出しを阻止する Oリング 84 と、スリーブ 83の外周部に接続方向に延びて一体形成され、接続時にその先端に設けた係止突起 86がツバ 79に係止される爪 85とを備えている。この構造によると、スリーブ 83を付勢に杭して後退位置に保持した状態で、プラグ部 70とソケット部 74とを嵌合するとともに、爪 85の係止突起 86をツバ 79の外周部に係止させ、スリーブ 83を保持していた力を解除すると、 Oリング 84により抜け出しが阻止された状態でスリーブ 83が前進位置に保持され、ロックボール 81が周溝 78と係合するので、プラグ部 70とソケット部 74との接続を嵌合接続により簡単に行うことができる。プラグ部 70とソケット部 74との間は、ソケット部 74の内面に周設されたパッキン 87によりシールされる。

[0048] なお、本実施形態では、排水継手 34は、排水ホース側排水継手 38に対して着脱自在に螺合接続される場合についてのみ説明した力排水継手側にも、図 5及び図 6に示されるような給水継手側に備えられた着脱自在な嵌合接続構造を備える構成としても構わなヽ。また、継手同士の嵌合接続のプラグ (ォス)とソケット (メス)の関係も上記には限定されず、逆の関係とすることも可能であるし、本体側給水継手 33をォス、本体側排水継手 34をメスとするような本体側継手にォスとメスを具有する組み合わせも可能である。

[0049] 図 4に示すように、ホールセンサ構造体 60は、円筒状のフロート 46を摺動自在に支持する円筒状の第 1支持部材 61及びリング状の第 2支持部材 62を有する。第 1,第 2支持部材 61, 62は、その中心軸方向がケース 40の長手方向と一致するように、第 1支持部材 61が上流側で、第 2支持部材 62が下流側となり、かつ、第 1支持部材 61 の上流端面が第 2支持部材 62の下流端面と面一となる配置で、ケース 40の内周面に対して取り付けられて、る。

[0050] 第 1支持部材 61の上流端近傍の部分 (以下、「上流側部分」という）は、肉厚を求心方向に厚くすることで下流側部分よりも内径力、さく形成されており、上流側部分と下流側部分との境界に段部 61aが形成されている。一方、第 2支持部材 62の外径寸法は、第 1支持部材 61の下流側部分の内径寸法とほぼ一致しており、第 2支持部材 62 の上流端面で段部 62aが形成されている。これにより、両段部 6 la, 62a間に、フロート 46が軸方向に摺動できるスペースが形成されて、る。 [0051] さらに、第 1,第 2支持部材 61, 62は、中心軸方向に同軸に延びる円筒状のガイド筒 61b, 62bを一体に有している。ガイド筒 61bは、その一部が第 1支持部材 61の上流端力も給水継手 33側へ突出するように、第 1支持部材 61の上流側部分の内面から求心方向に突出し、互いに 90° ずれた位置に設けられた 4つのリブ 61c (図 4にその 1つを記載している。）により同軸に支持されている。このようにリブ 61cは、第 1支持部材 61の上流側部分の内面の 4力所に設けられているだけなので、隣接するリブ 61 c同士の間は隙間となっており、この隙間を通って水が流通できるようになつて!、る。同様に、ガイド筒 62bは、第 2支持部材 62の内面力も求心方向に突出し、互いに 9 0° ずれた位置に設けられた 4つのリブ 62c (図 4にその 1つを記載している。）により同軸に支持されている。このようにリブ 62cは、第 2支持部材 62の内面の 4力所に設けられているだけなので、隣接するリブ 62c同士の間は隙間となっており、この隙間を通って水が流通できるようになつている。また、第 1支持部材 61の下流側部分の内周面には、互いに 90° ずれた位置にガイド溝 61dが軸方向に延設されている。

[0052] フロート 46は、その下流側の外周面から求遠心方向に突出し、互いに 90° ずれた位置に設けられた 4つのガイド羽 46cのそれぞれを上記各ガイド溝 6 Idに差し込むとともに、その両端面に中心軸方向に延びて設けられた第 1,第 2フロート軸 46a, 46b をそれぞれ上記ガイド筒 6 lb, 62bに挿通することにより、第 1,第 2支持部材 61, 62 に周方向回転不能、かつ、軸方向摺動自在に支持される。フロート 46の上流端面には、第 1フロート軸 46aを通すための穴（図示せず)を中心に有するゴム製の円盤状シール部材 63が取り付けられている。これに対応して、第 1支持部材 61の段部 61a に当接してゴム製のリング状パッキン 64が取り付けられている。フロート 46は、第 2支持部材 62のリブ 62cとフロート 46の下流端面との間に配設された圧縮スプリング 45 により上流側に付勢されており、流水経路を流れる流水の水勢がスプリング 45の付勢力よりも強い場合は、水圧でフロート 46が後退して流入口 41が開き、逆に流水の水勢がスプリング 45の付勢力よりも弱くなつた場合は、スプリング 45の付勢でフロート 46が前進してシール部材 63とパッキン 64によって流入口 41が塞がれる。換言すれば、シャワーヘッドに備え付けられた手元止水スィッチ等を使用して、給水を止めることなく排水側（シャワー側）で止水したときでも、流入口 41の上流側と下流側の間が確実にシールされるので、給水側への金属イオン水の逆流を防止することができる。

[0053] ケース 40内部の上記ホールセンサ構造体 60の配設位置よりも下流側には、銀からなる 2枚の板状電極 43, 44が互いに略平行する形で、且つ所定間隔を置いて配置されている。なお、電極 43, 44の材料は銀に限らず、抗菌性を有する金属イオンのもとになる金属であれば、銅、亜鉛等でもよい。ケース 40の下部には、流入口 41側に小部屋 47が区画され、該小部屋 47内にホールセンサ（図示せず)を備えたセンサ一回路 48が設置されている。フロート 46はマグネット（図示せず)を備え、給水継手 3 3から流入する流水の水勢が増すと水圧によってフロート 46がスプリング 45の付勢に抗して押され、フロート 46の外周面底部に配設されたマグネットホールセンサ 65 (図 4参照）を作動させ、回路基板 10上のスイッチング回路（図示せず)をオンする。また、シャワー止水時はスプリング 45の付勢によってフロート 46が流入口 41を塞ぐ位置に戻るため、マグネットホールセンサ 65の作動が解除され、スイッチング回路が自動的にオフされる。

[0054] 図 2 (d)に示すように、電極 43, 44には各々一端に端子 49, 50が設けられる。電極 43と端子 49、電極 44と端子 50をそれぞれ一体ィ匕できればよいが、一体化できな V、場合は、電極と端子の間の接合部及びケース 40内の端子部分を合成樹脂でコーティングして水との接触を断ち、電食が生じないようにしておく。端子 49, 50はケース 40の外に突出し、リード線 51を介して回路基板 10上の電流制御回路（図示せず）に接続される。電流制御回路は、電極 43, 44間に水を介して所定の交番電流を調整可能な時間で流すものである。

[0055] 水道水を給水継手 33から銀イオン溶出ユニット 39に供給すると、図 4の矢印で示すように、ケース 40の内部には電極 43, 44の長手方向と平行に水が流れる。このとき、スイッチング回路（図示せず)がオンされ、電流制御回路（図示せず）によって電極 43, 44間を流れる水（湯）に、水の導電率に合わせて定量電流を流すと、電極の陽極側から銀イオンが溶出する。これにより、銀イオン水 (湯)をシャワーヘッドから供給することができる。銀イオンの溶出量は、銀イオン濃度切換えボタン 30で選択切換え可能であり、電流制御回路の電流発生の時間や電流量を変えること等により銀ィオンの溶出量を変化させ、これにより使用者は所望する濃度での銀イオン水 (湯)を授受でき、快適な金属イオン水発生シャワー器を提供することができる。

[0056] なお、本体 1を浴室の被装着部に装着する手段としては、図 7—図 9に示すように、被装着部として浴室の壁等に、特殊なフック 56を有する装着具 57を設け、本体 1側壁に凹部 53 (図 7参照)ゃ凸部 54 (図 8参照）を形成したり、本体 1背面に凹所 55 (図 9参照）を形成した本体 1形状により、これらのフック 56で本体を挟持させたり（図 7参照）、懸架させたり（図 8及び図 9参照)することにより装着する手段であってもよい。産業上の利用可能性

[0057] 本発明の金属イオン水発生シャワー器は、夏場の体臭をカットし、清潔に保っためのエチケット用品として利用でき、快適な生活を支援する商品としても価値が高い。

Claims

請求の範囲

[1] 本体と、該本体内に形成された電池室及び電装室と、前記電装室内に配置され前記電池室内の電池と電気的に接続される回路基板と、前記本体上部に設けられた把手と、前記本体を水平方向に貫通して形成される流水経路と、前記本体内部に設置され前記回路基板に電気的に接続されて前記流水経路中を流通する水道水に対して金属イオンを溶出する金属イオン溶出ユニットと、前記流水経路の上流側端部に形成又は配置され水道水を供給する給水ホースに接続される給水継手と、前記流水経路の下流側端部に形成又は配置されシャワーヘッドを有する排水ホースに接続される排水継手とを備えたことを特徴とする金属イオン水発生シャワー器。

[2] 前記給水継手は、前記給水ホースの下流端に取付けられた給水継手に対して着脱自在に螺合接続されることを特徴とする請求項 1に記載の金属イオン水発生シャヮ

—器

[3] 前記給水継手は、前記給水ホースの下流端に取付けられた給水継手に対して着脱自在に嵌合接続されることを特徴とする請求項 1に記載の金属イオン水発生シャヮ

—器

[4] 前記排水継手は、前記排水ホースの上流端に取付けられた排水継手に対して着脱自在に螺合接続されることを特徴とする請求項 1一 3のいずれかに記載の金属ィオン水発生シャワー器。

[5] 流水経路の金属イオン溶出部の上流側に、給水側へ付勢され流水の水勢が増すと水圧によりフロートを後退させスイッチング回路をオンするホールセンサ構造体を備え、該ホールセンサ構造体が、流水の水勢が弱くなつた場合、付勢によりフロートを前進させて金属イオン水溶出部への水の流入口を塞ぐ弁機構を兼ねたことを特徴とする請求項 1一 4のいずれかに記載の金属イオン水発生シャワー器。

[6] 前記把手が逆 U字状であり、その一方の直棒部を回動軸とし、他方の直棒部を遊端形状として回動可能に設け、前記他方の直棒部と前記本体との間に前記把手の回動を阻止するロック機構を設けたことを特徴とする請求項 1一 5のいずれかに記載の金属イオン水発生シャワー器。

[7] 前記本体の下部に前記本体の内外を連通させるスリット孔を設けるとともに、前記本体上壁に前記把手の一方の直棒部が挿通される貫通穴を設け、前記スリット孔から前記本体内に浸入した湯気が前記貫通穴力前記本体外へ抜けるようにしたことを特徴とする請求項 6に記載の金属イオン水発生シャワー器。

[8] 前記電池室の蓋に通気孔を設け、該通気孔を塞ぐ気体透過膜を設け、前記気体透過膜及び前記通気孔により、前記電池室内部に発生した水素ガスを前記本体外部へ放出することを特徴とする請求項 1一 7のいずれかに記載の金属イオン水発生シャワー器。

[9] 前記電池室の内部及び前記電装室の内部を気密にシールしたことを特徴とする請求項 1一 8のいずれかに記載の金属イオン水発生シャワー器。

[10] 本体と、該本体内に形成された電池室及び電装室と、前記電装室内に配置され前記電池室内の電池と電気的に接続される回路基板と、浴室の被装着部に対して前記本体を装着するための装着手段と、前記本体を水平方向に貫通して形成される流水経路と、前記本体内部に設置され前記回路基板に電気的に接続されて前記流水経路中を流通する水道水に対して金属イオンを溶出する金属イオン溶出ユニットと、前記流水経路の上流側端部に形成又は配置され水道水を供給する給水ホースに接続される給水継手と、前記流水経路の下流側端部に形成又は配置されシャワーへッドを有する排水ホースに接続される排水継手とを備えたことを特徴とする金属イオン水発生シャワー器。