明 細 書
情報表示装置
技術分野
[0001] この発明は、所定の画像を反射型表示体に表示させる情報表示装置に関する。
背景技術
[0002] 従来、この種の表示装置としては、例えば、特開平 11 271799号公報に記載され ているように、電子書籍等のコンテンツの画像をコレステリック液晶や電気泳動型表 示体等の反射型表示体に表示させ、その表示させた画像を利用者に閲覧させるもの がある。
し力しながら、上記従来の表示装置にあっては、コンテンツの画像を反射型表示体 、つまり、表示画面に入射する光の反射光を利用して表示を行う表示体に表示させ るようになっているため、例えば、表示画面に入射する光量が小さい環境下では、表 示対象である画像の視認性が低下してしまう恐れがあった。
[0003] この発明は、上記従来の技術の未解決の課題を解決することを目的としてなされた ものであって、種々の照度環境下において、表示対象である画像の視認性を向上す ることができる情報表示装置を提供することを課題とする。
発明の開示
[0004] 上記課題を解決するために、本発明の情報表示装置は、所定の画像を反射型表 示体に表示させる情報表示装置であって、前記反射型表示体の周囲の照度を検出 する照度検出手段と、前記照度検出手段で検出された照度に基づいて前記反射型 表示体に表示されている画像の輝度を補正する輝度補正手段を備えたことを特徴と する。
このような構成によれば、周囲の照度に基づいて、反射型表示体に表示されている 画像の輝度を補正するときに、各照度に適した補正を行うことで、種々の環境下にお V、て、表示対象である画像の視認性を向上することができる。
[0005] また、前記輝度補正手段は、複数用意された輝度補正用テーブルから前記照度検 出手段で検出された照度に応じた輝度補正用テーブルを選択し、その選択された輝
度補正用テーブルに基づ ヽて前記反射型表示体に表示されて ヽる画像の輝度を補 正するようにしてちょい。
このような構成によれば、適切な輝度補正用テーブルを選択することで、各照度に 適した補正を行うことができ、表示対象である画像の視認性を容易に向上することが できる。
[0006] さらに、前記輝度補正手段は、前記照度検出手段で検出された照度が所定照度以 上であるときに、前記反射型表示体に表示されている画像の所定輝度以上の部分の 輝度を小さく補正させる輝度補正用テーブルを選択するようにしてもよい。
このような構成によれば、例えば、反射型表示体の周囲の照度が著しく大きぐ表 示画面に入射する光量が著しく大き 、環境下にあるときに、表示対象である画像の 高輝度部分による反射光の光量を小さくし、表示対象である画像の視認性を向上す ることがでさる。
[0007] また、前記輝度補正手段は、前記照度検出手段で検出された照度が所定照度以 下であるときに、前記反射型表示体に表示されている画像の所定輝度以下の部分の 輝度を小さく補正させる輝度補正用テーブルを選択するようにしてもよい。
このような構成によれば、例えば、反射型表示体の周囲の照度が小さぐ表示画面 に入射する光量が小さ 、環境下にあるときに、表示対象である画像の中間調部分の 輝度を小さく補正することができる。そして、表示対象である画像に含まれている文字 の輪郭が中間調とされているときには、その輪郭の輝度を小さくし (暗くし)、輪郭のコ ントラストが大きい文字を表示させることで、表示対象である画像の視認性を向上す ることがでさる。
[0008] さらに、前記反射型表示体に表示させる画像のラスタデータを生成する CPUと、そ の CPUで生成されたラスタデータを直接に前記反射型表示体に表示させる表示制 御装置とを備え、前記輝度補正手段は、前記ラスタデータ生成手段で生成されたラ スタデータに含まれる輝度のデータを補正するようにしてもょ 、。
このような構成によれば、例えば、ラスタデータを VRAMに格納し、その格納された ラスタデータを補正する方法に比べ、情報表示装置の製造コストを抑えることができ る。
[0009] また、前記反射型表示体に表示させる画像のラスタデータを生成する CPUと、その CPUで生成されたラスタデータを格納する VRAMと、その VRAMに格納されて!、る ラスタデータを前記反射型表示体に表示させる表示制御装置とを備え、前記輝度補 正手段は、前記 VRAMに格納されているラスタデータに含まれる輝度のデータを補 正するようにしてちょい。
[0010] このような構成によれば、例えば、ラスタデータを、 VRAMに格納することなぐ直 接に補正してそのまま表示する方法に比べ、 CPUの負荷を小さくすることができる。 図面の簡単な説明
[0011] [図 1]本発明の情報表示装置の一実施形態を示す構成図である。
[図 2]割り込み制御装置で実行される割り込み処理のフローチャートである。
[図 3]照度と照度域との関係を説明するための説明図である。
[図 4]表示制御装置で実行される表示制御処理のフローチャートである。
[図 5]輝度補正用 LUTを説明するための説明図である。
発明を実施するための最良の形態
[0012] 以下、本発明の情報表示装置の一実施形態を図面に基づいて説明する。
<携帯型情報端末の構成 >
図 1は、本発明の実施形態における携帯型情報端末 1の概略構成を示すブロック 図である。この図 1に示すように、携帯型情報端末 1は、 CPU (Central Processing Unit ) 2、 RAM (Random Access Memory) 3、記憶装置 4、入力装置 5、表示制御装 置 6、 VRAM (Video RAM) 7、表示装置 8、照度センサ 9及び割り込み制御装置 10 で構成されている。
[0013] これらのうち CPU2は、記憶装置 4に格納された基本制御プログラム等の各種プロ グラム及びデータを読み出し、それら各種プログラム及びデータを、 RAM3内に設け られるワークエリアに展開して実行し、携帯型情報端末 1が備える各部の制御を実行 する。また、 CPU2は、入力装置 5から出力される押下信号 (後述)に従って、指定さ れた画像を記憶装置 4から読み出し、その画像のラスタデータを表示制御装置 6に出 力する。
[0014] さらに、 CPU2は、割り込み制御装置 10から今回照度域のデータ (後述)と割り込
み信号 (後述)とが出力されると、表示制御装置 6に今回照度域のデータ (後述)とリ フレッシュ指示とを出力する。
また、 RAM3は、各種プログラムを展開するワークエリアを形成するとともに、 CPU 2により実行される各種処理に係るデータを格納するためのメモリ領域を形成する。
[0015] さらに、記憶装置 4は、 CPU2により実行される基本制御プログラム、各種アプリケ ーシヨンプログラム及びこれら各プログラムに係るデータ等を格納する。そして、記憶 装置 4は、 CPU2からの読み出し要求に従って、それら各種プログラムやデータを C PU2に出力する。なお、記憶装置 4内の各種プログラム及びデータは、いずれも CP U2により読み出し及び実行可能な形式で格納されている。
[0016] また、入力装置 5は、文字キー、数字キー及び各種機能キーを備えたキーボード等 を備えている。そして、入力装置 5は、キーボードが押下操作されると、その押下操作 されたキーに対応する押下信号を CPU2に出力する。
さらに、表示制御装置 6は、所定時間が経過するたびに、後述する表示制御処理を 実行し、 CPU2から出力されるラスタデータを VRAM7に格納させる。そして、 VRA M7に格納されているラスタデータを読み出し、その読み出されたラスタデータに含ま れる輝度のデータを CPU2から出力される今回照度 (後述)に基づいて補正し、その 補正されたラスタデータを表示装置 8に出力する。ここで輝度のデータは、表示装置 8の表示画面の各画素の輝度値を「0」一「255」の数値で示し、「0」は、対応する画 素の輝度を最小とすることを示し、「255」は、対応する画素の輝度を最大とすることを 示す。
[0017] さらに、 VRAM7は、表示制御装置 6からの書き込み要求に従って、ラスタデータを 格納する。また、 VRAM7は、表示制御装置 6からの読み出し要求に従って、ラスタ データを表示制御装置 6に出力する。
また、表示装置 8は、電気泳動表示体ゃコレステリック液晶パネル等の反射型表示 体、つまり、表示画面に入射する光の反射光を利用して表示を行う表示体を備える。 そして、表示装置 8は、表示制御装置 6からラスタデータが出力されると、その出力さ れたラスタデータに応じた画像を反射型表示体に表示させる。
[0018] さらに、照度センサ 9は、表示装置 8の表示画面の周囲の照度を検出し、その検出
された照度の情報を割り込み制御装置 10に出力する。
また、割り込み制御装置 10は、所定時間が経過するたびに、後述する割り込み処 理を実行し、表示画面の周囲の照度の照度域が変化したか否かを判定し、照度域が 変化した場合には CPU2に今回照度域のデータ (後述)と割り込み信号とを出力する
<割り込み処理の内容 >
図 2は、割り込み制御装置 10で実行される割り込み処理のフローチャートである。こ の割り込み処理は、所定時間が経過するたびに実行される処理であって、図 2に示 すように、そのステップ S101では、照度センサ 9から照度の情報を読み出す。
[0019] 次にステップ S 102に移行して、前記ステップ S101で読み出された照度の情報に 基づいて現在の照度域 (以下、「今回照度域」とも呼ぶ。)を判定する。具体的には、 図 3に示すように、照度が 10[k]より小さい場合には今回照度域は照度域 A (夜間の 街灯下のようなかなり暗い環境)であると判定し、照度が io[k]以上で且つ IOODX]よ り小さい場合には照度域 B (夜間の部屋の隅のようなやや暗めの環境)であると判定 する。また、照度が lOODx]以上で且つ lOOOODx]より小さい場合には今回照度域は 照度域 C (昼間の室内や屋外のような明るい環境)であると判定し、照度が lOOOODx] 以上である場合には照度域 D (晴天下の屋外のような非常に明るい環境)であると判 定する。
[0020] 次にステップ S103に移行して、この演算処理が前回実行されたときに判定された 照度域と前記ステップ S102で判定された今回照度域とが異なる力否かを判定し、異 なる場合には (Yes)ステップ S104に移行し、異ならない場合には (No)この演算処 理を終了する。なお、この演算処理が初めて実行されるときには、この演算処理が前 回実行されたときに判定された照度域は照度域 Cであると仮定して本ステップの判定 を行う。
[0021] 前記ステップ S104では、今回照度域のデータと割り込み信号とを CPU2に出力し てから、この演算処理を終了する。
<表示制御処理の内容 >
図 4は、表示制御装置 6で実行される表示制御処理のフローチャートである。この表
示制御処理は、所定時間が経過するたびに実行される処理であって、図 4に示すよ うに、そのステップ S201では、 CPU2から画像データが出力されている力 つまり、 表示内容の更新指示が出力されている力否かを判定し、表示内容の更新指示が出 力されている場合には (Yes)ステップ S 202に移行し、表示内容の更新指示が出力 されて ヽな 、場合には(No)ステップ S 204に移行する。
[0022] 前記ステップ S202では、 CPU2から出力されるラスタデータを VRAM7に格納さ せる。
次にステップ S 203に移行して、この演算処理が前回実行されたときに CPU2から 読み込まれた今回照度域 (以下、「前回照度域」とも呼ぶ。)のデータを RAM3から読 み出し、その読み出された前回照度域のデータを今回照度域のデータとしてから、ス テツプ S206に移行する。なお、この演算処理が初めて実行されるときには、 RAM3 には前回照度域のデータとして照度域 Cが格納されていたと仮定して本ステップを実 行する。
[0023] 一方、前記ステップ S204では、 CPU2からリフレッシュ指示が出力されているか否 かを判定し、リフレッシュ指示が出力されている場合には (Yes)ステップ S205に移行 し、リフレッシュ指示が出力されて 、な 、場合には (No)この演算処理を終了する。 前記ステップ S205では、 CPU2から出力される今回照度域のデータを読み込んで から、前記ステップ S 206に移行する。
[0024] 前記ステップ S206では、 VRAM7に格納されているラスタデータを読み出す。
次にステップ S 207に移行して、図 5に示すように、輝度補正用 LUT(Look Up Table)群のうちから、前記ステップ S203で設定された今回照度域又は、前記ステツ プ S205で読み込まれた今回照度域 (照度域 A, B, C, D)に対応した輝度補正用 L UTを選択する。そして、その選択された輝度補正用 LUTに基づいて、前記ステップ S 206で読み出されたラスタデータに含まれる輝度のデータを補正する。
[0025] ここで、照度域 A及び Bに対応した輝度補正用 LUTは、輝度のデータに含まれる 輝度値 (原輝度値)が「0」である場合には補正結果 (補正値)を「0」とし、輝度値が「2 55」である場合には補正結果を「255」とし、輝度値が「0」一「255」である場合には、 補正結果を、輝度値の増加と共に次第に増加傾きを増しながら増加する下に凸の曲
線で表す。なお、照度域 Aに対応した輝度補正用 LUTは、照度域 Bに対応した LU Tよりも大きく補正する。
[0026] さらに、照度域 Cに対応した輝度補正用 LUTは、輝度のデータに含まれる輝度値 が「0」である場合には補正値を「0」とし、輝度値が「255」である場合には補正値を「 255」とし、輝度値が「0」一「255」である場合には、補正値を、輝度値の増加に伴つ て補正値がリニアに増加する直線で表す。
また、照度域 Dに対応した輝度補正用 LUTは、輝度のデータに含まれる輝度値が 「0」である場合には補正値を「0」とし、輝度値が「255」である場合には補正値を「20 0」とし、輝度値が「0」一「150」である場合には、輝度値を、輝度値の増加に伴って 補正値がリニアに増加する直線で表し、輝度値が「150」一「255」では、輝度値の増 カロと共に次第に増加傾きを減じながら増加する上に凸の曲線で表す。
[0027] このように、本実施形態の携帯型情報端末 1にあっては、複数用意された輝度補正 用 LUTから照度域に応じた輝度補正用 LUTを選択し、その選択された輝度補正用 LUTに基づ 、てラスタデータに含まれる輝度のデータを補正するようにしたため、各 照度に適した補正を行うことができ、表示対象である画像の視認性を容易に向上す ることがでさる。
また、周囲の照度が lOOOODx]以上であるときに、反射型表示体に表示されている 画像における輝度値「150」以上の部分の輝度を小さく補正する輝度補正用 LUTを 選択するようにしたため、例えば、反射型表示体の周囲の照度が著しく大きぐ表示 画面に入射する光量が著しく大き 、環境下にあるときには、表示対象である画像の 高輝度部分による反射光の光量を小さくし、表示対象である画像の視認性を向上す ることがでさる。
[0028] 次にステップ S 208に移行して、前記ステップ S207で補正されたラスタデータを表 示装置 8に出力する。
次にステップ S 209に移行して、前記ステップ S203で設定された今回照度域又は 、前記ステップ S205で読み込まれた今回照度域を前回照度域として RAM3に格納 させてから、この演算処理を終了する。
<携帯型情報端末の動作 >
次に、本実施形態の携帯型情報端末 1の動作を具体的状況に基づいて説明する。
[0029] まず、携帯型情報端末 1の表示画面に、アンチエイリアシングによって輪郭が中間 調とされた文字の画像が表示され、且つ、表示画面の周囲の照度が 20[k]から 5[k] と小さくなつたときに、表示制御装置 6で、割り込み処理が実行されたとする。すると、 図 2に示すように、まずそのステップ S101で、照度センサ 9から照度の情報、つまり、 照度が 5[k]であるという情報が読み出され、ステップ S102で、今回照度域が照度域 Aであると判定される。また、ステップ S103の判定が「Yes」となり、ステップ S104で、 今回照度域 (照度領域 A)のデータと割り込み信号とが CPU2に出力され、 CPU2で 、表示制御装置 6に今回照度域のデータとリフレッシュ指示とが出力される。
[0030] また、 CPU2から今回照度域のデータとリフレッシュ指示とが出力されたときに、表 示制御装置 6で表示制御処理が実行されたとする。すると、図 4に示すように、そのス テツプ S201の判定が「No」となり、ステップ S204の判定が「Yes」となり、ステップ S2 05で、 CPU2から出力される今回照度域のデータが読み込まれる。また、ステップ S 206で、 VRAM7に格納されているラスタデータが読み出され、ステップ S 207で、図 5に示すように、輝度補正用 LUT群のうちから、読み込まれた今回照度域 (照度域 A )に対応した輝度補正用 LUTが選択され、その選択された輝度補正用 LUTに基づ いて、読み出されたラスタデータに含まれる中間調部分の輝度が小さく補正され、文 字の輪郭部分が暗く補正される。またさらに、ステップ S208で、その補正されたラス タデータが表示装置 8に出力され、ステップ S209で、今回照度域が前回照度域とし て RAM3に格納される。そして、表示装置 8で、前記出力されたラスタデータに基づ いて、コントラストの大きい文字の画像が表示される。
[0031] このように本実施形態の携帯型情報端末 1にあっては、周囲の照度に基づいて、反 射型表示体に表示されている画像の輝度を補正するようにしたため、各照度に適し た補正を行うことができ、表示対象である画像の視認性を向上することができる。 また、周囲の照度が io[k]より小さいときに、反射型表示体に表示されている画像 における輝度値が「255」に満たない部分の輝度を小さく補正する輝度補正用 LUT を選択するようにしたため、例えば、表示装置 8の表示画面の周囲の照度が小さぐ 表示画面に入射する光量が小さ 、環境下にあるときには、表示画面に表示されて!、
る画像の中間調部分の輝度が小さく補正される。そのため、表示対象である画像に 含まれている文字の輪郭の中間調部分の輝度が小さく(暗く)され、コントラストの大き い文字を表示させることができ、表示対象である画像の視認性を向上することができ る。
[0032] また、 VRAM7に格納されて ヽるラスタデータを補正し、その補正されたラスタデー タに基づいて、表示装置 8の表示画面に文字の画像を表示させるようにしたため、例 えば、 CPU2で生成されたラスタデータを、 VRAM7に格納することなぐ直接に補 正してそのまま表示させる方法に比べ、 CPU2の負荷を小さくすることができる。 なお、上記実施形態では、図 1の照度センサ 9及び図 2のステップ S 102が請求の 範囲に記載の照度検出手段を構成し、以下同様に、図 1の表示制御装置 6及び図 4 のステップ S205— S208が輝度補正手段を構成し、図 1の表示制御装置 6及び図 4 のステップ S202が生成手段を構成し、図 1の表示制御装置 6及び図 4のステップ S2 06— S208が表示手段を構成する。
[0033] また、上記実施形態は、本発明に係る情報表示装置の一例を示したものであり、そ の構成等を限定するものではな 、。
例えば、上記実施形態では、ラスタデータを VRAM7に格納し、その格納されたラ スタデータを補正する例を示した力 これに限られるものではない。例えば、 CPU2 で生成されたラスタデータを、 VRAM7に格納することなぐ直接に補正し、その補正 されたラスタデータをそのまま表示させるようにしてもよい。そのようにすれば、 VRA M7を省略することができ、携帯型情報端末 1の製造コストを抑えることができる。