WO2005059868A1

WO2005059868A1 - 画像処理装置および画像処理方法

Info

Publication number: WO2005059868A1
Application number: PCT/JP2004/018626
Authority: WO
Inventors: Kenji Arakawa
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2003-12-18
Filing date: 2004-12-14
Publication date: 2005-06-30
Also published as: CN1898710A; US20070110336A1; JP2005181611A

Abstract

　画像データ中の位置情報を利用して、各画像データのリンクを行うことで地図データを用いずに表示画像の切り替えを容易にする。　画像データから位置情報を抽出する位置情報抽出手段（２）と、抽出した位置情報を記憶する位置情報記憶手段（３）と、記憶された複数の位置情報を比較する位置情報比較手段（４）と、位置情報の比較基準を位置情報比較手段（４）に設定する比較基準設定手段（５）と、画像データを再生して再生データをモニタに出力する画像再生手段（６）と、位置情報比較手段（４）の比較結果から画像再生手段（６）で再生する画像を制御する再生制御手段（７）を備え、複数の画像データ間の相関関係を地名などの位置情報から持つことで、その地点からの距離、方角や方向などの比較基準の条件に合った再生データを出力する。

Description

明細書

画像処理装置および画像処理方法

技術分野

[0001] 本発明は、位置情報を有する画像データを再生表示することができる画像処理装置及び画像処理方法に関する。

背景技術

[0002] 従来の技術では、位置情報を有する画像データの位置情報から、位置データ等からなるテーブルが作成され、テーブル中の緯度、経度と対応するアイコンを地図上に表示するようなものがある。地図上に表示されているアイコンの中で、所望のアイコンが選択されると、そのアイコンの位置で撮影された画像が表示される。つまり画像データと地図データとが、位置情報によって関連付けが行われており、例えば位置情報を有する画像データに関連付けを行う発明が開示されている（特許文献 1参照）。特許文献 1 :特開 2001 - 189905号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0003] 画像データ中の位置情報を利用して、各画像データの相関関係を確認するのに従来では地図データが別途必要である。また、地図データと画像データとの関連付けがなされているが、画像データ間のリンクがないため、表示画像の切り替えは地図デ一タカ行わなければならないとレ、う欠点がある。

[0004] 本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、各画像データを関連付けすることで、表示画像の切り替えを容易にすることができる画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0005] 上記の課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、画像データを再生して再生データを出力する画像再生手段を有する画像処理装置であって、位置情報を有する画像データから位置情報を抽出する位置情報抽出手段と、位置情報抽出手段で抽出した位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、位置情報記憶手段に記憶された位置情報を比較基準と比較する位置情報比較手段と、比較基準を位置情報比較手段に設定する比較基準設定手段と、

位置情報比較手段における比較結果に応じて位置情報に対応する画像データを再生するように画像再生手段を制御する再生制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。

[0006] 上記構成において、比較基準設定手段における比較基準が位置情報の緯度および経度で示される地点からの距離である。

[0007] 上記構成において、比較基準設定手段における比較基準が位置情報の緯度、経度および高度で示される地点からの距離である。

[0008] 上記構成において、比較基準設定手段における比較基準が画像データを撮影した方角である。

[0009] 上記構成において、比較基準設定手段における比較基準が角度である。

[0010] 上記構成において、画像再生手段から出力される再生データを表示する液晶モニタ、 CRTまたは PDPを含む表示手段を有する。

[0011] 上記構成において、位置情報比較手段から出力される比較結果を数字、文字、ァイコンまたは記号の少なくともいずれか 1つで表示し、再生データに重畳して表示手段に出力する重畳手段を有する。

[0012] 上記構成において、再生データの表示領域内で、位置情報を比較する領域を指定するための枠およびアイコンの少なくとも一つで構成される検索枠を生成する検索枠生成手段と、前記検索枠の大きさ、色、形や再生データに対する表示位置の少なくとも一つを指定する検索枠指定手段とをさらに備え、重畳手段は、前記検索枠を前記再生データに重畳して前記表示手段に出力し、前記比較基準設定手段は、前記検索枠指定手段によって指定された前記検索枠の大きさ、位置および形に対応して、位置情報比較手段に設定する比較基準を変化させる。

[0013] 上記構成において、再生データを切り替えるために再生制御手段に選択された画像データの再生指示を行う切替手段をさらに備え、重畳手段は、比較結果に該当する画像データが前記再生データの表示領域内であった場合、表示領域内の対応する場所に数字、文字、アイコンや記号の少なくともいずれか 1つを重畳して表示する。 [0014] 上記構成において、画像再生装置は、切替手段によって再生データが切り替えられた際に、比較結果に該当する 1つ以上の再生データを同時に表示する。

[0015] 上記構成において、再生データのズーム倍率またはズーム位置の少なくとも一方を指定するズーム設定手段をさらに備え、

画像再生手段は前記ズーム設定手段に設定された前記ズーム倍率または前記ズーム位置に対応して前記再生データの拡大 ·縮小ズームを行レ、、

比較基準設定手段は、前記ズーム倍率または前記ズーム位置に応じて比較基準を変更する。

[0016] 上記構成において、切替手段が、ズーム倍率もしくはズームの段階を示すズームステツプの上限を設定し、前記ズーム倍率もしくは前記ズームステップが設定値に達すれば自動的に位置情報比較手段の比較結果に該当する画像データの再生指示を再生制御手段に対して行う。

本発明の画像処理方法は、画像データを再生して再生データを出力させる画像処理方法であって、

位置情報を有する画像データから前記位置情報を抽出する位置情報抽出ステップと、

前記位置情報抽出ステップで抽出した前記位置情報を記憶する位置情報記憶ステツプと、

前記位置情報記憶ステップで記憶された前記位置情報を比較基準と比較する位置情報比較ステップと、

前記比較基準を前記位置情報比較ステップで用いるように設定する比較基準設定ステップと、

前記位置情報比較ステップにおける比較結果に応じて、前記位置情報に対応する画像データを再生するように前記再生データを出力する画像再生手段を制御する再生制御ステップと、を含むことを特徴とするものである。

[0017] 上記構成において、前記比較基準が位置情報の緯度および経度で示される地点力の距離である。

[0018] 上記構成において、前記比較基準が位置情報の緯度、経度および高度で示される地点からの距離である。

[0019] 上記構成において、前記比較基準が前記画像データの撮影された方角の情報を含む。

[0020] 上記構成にぉレ、て、前記比較基準が前記画像データの撮影された方角に対して所定の角度を有する情報を含む。

[0021] 上記構成において、前記画像再生手段から出力される前記再生データを液晶モニタ、 CRTまたは PDPを含む表示手段に表示させる表示ステップをさらに含む。

[0022] 上記構成において、前記位置情報比較ステップで出力される比較結果を数字、文字、アイコンまたは記号の少なくともいずれ力 4つにより、前記再生データに重畳して前記表示ステップで表示するよう制御する重畳ステップをさらに含む。

[0023] 上記構成にぉレ、て、前記再生データの表示領域内で、位置情報を比較する領域を指定するための枠およびアイコンの少なくとも一つで構成される検索枠を生成する検索枠生成ステップと、

前記検索枠の大きさ、色、形や再生データに対する表示位置の少なくとも一つを指定する検索枠指定ステップと、をさらに含み、

前記重畳ステップにおいて、前記検索枠を前記再生データに重畳して前記表示ステツプで表示するよう制御し、

前記比較基準設定ステップにおレ、て、前記検索枠指定ステップで指定された前記検索枠の大きさ、位置および形に対応して、前記位置情報比較ステップで設定された前記比較基準を変化させる。

[0024] 上記構成において、前記再生データを切り替えるために前記再生制御ステップにおいて選択された画像データの再生指示を行う切替ステップをさらに含み、前記重畳ステップにおレ、て、前記比較結果に対応する画像データが前記再生データの表示領域内であった場合、前記表示領域内の対応する場所に数字、文字、ァイコンや記号の少なくともいずれか 1つを重畳して前記表示手段に表示させる。

[0025] 上記構成にぉレ、て、前記画像再生手段は、前記切替ステップにおレ、て再生データが切り替えられた際に、前記比較結果に該当する 2つ以上の再生データを同時に再生し、前記表示ステップにおいて前記 2つ以上の再生データを同時に表示する。 [0026] 上記構成において、前記再生データのズーム倍率またはズーム位置の少なくとも一方を指定するズーム設定ステップをさらに含み、

前記画像再生手段は、前記ズーム設定ステップにおレ、て設定された前記ズーム倍率または前記ズーム位置に対応して前記再生データの拡大 ·縮小ズームを行い、前記比較基準設定ステップにおレ、て、前記ズーム倍率または前記ズーム位置に応じて前記比較基準を変更する。

[0027] 上記構成において、前記切替ステップにおいて、前記ズーム倍率もしくはズームの段階を示すズームステップに応じて、前記比較結果に対応する画像データの再生指示を前記再生制御ステップに対して行う。

発明の効果

[0028] この発明の画像処理装置および画像処理方法によれば、複数の画像データ間の相関関係を地名などの位置情報力ももつことができ、基準となる画像データの位置からの距離や区域などの比較基準の条件に合った再生データを出力することができる。したがって、地図データを使用せずに画像データ中の位置情報を利用して、各画像データの相関関係を確認でき、表示画像から関連した表示画像へ切り替え、比較結果に該当する画像データの有無の確認を行うことができる。

[0029] また、緯度'経度のより詳細な位置情報から相関関係を求める場合、基準となる画像データの緯度 ·経度からの距離を設定することで、基準となる画像データの位置を中心とした 2次元領域内のほかの画像データを検出し、その地点からの比較基準の条件に合った、より基準となる画像との関係が強い再生データを出力することができる。

[0030] 緯度 '経度'高度のより詳細な位置情報から相関関係を求める場合、基準となる画像データの緯度 '経度'高度からの距離を設定することで、基準となる画像データの位置を中心とした 3次元領域内のほかの画像データを検出し、その地点からの比較基準の条件に合った、より基準となる画像との関係が強い再生データを出力することができる。

[0031] 上記において、基準となる画像データを撮影した方角の領域内に設定することで、基準となる再生データに写っているほかの画像データ、もしくは基準となる画像データを撮影した場所が写っているほかの画像データを容易に検出し、その地点からの比較基準の条件に合った、より基準となる画像との関係が強い再生データを出力すること力 Sできる。

[0032] 上記にぉレ、て、現在表示してレ、る画像データの位置に対して、緯度、経度、高度や方角などの比較基準の条件の他に角度を設定する事で、 2次元領域もしくは 3次元領域内のより限られた範囲でほかの画像データを検出でき、基準となる再生データに写っているほかの画像データ、もしくは現在表示している画像データを撮影した場所が写っているほかの画像データを容易に検出し、その地点からの比較基準の条件に合った、より基準となる画像との関係が強い再生データを出力することができる。

[0033] 上記において、画像再生手段から出力される再生データを表示する液晶モニタ、 CRT, PDP等の表示装置を有することで、基準となる画像データを画面で確認し、比較基準の条件に合った再生データに切り換えた際に相関関係の度合いを画面で視覚的に確認することができる。

[0034] また、基準となる画像データの地点からの比較基準の条件に合った再生データがレ、くつあるのかを文字、アイコンや記号の少なくともいずれか 1つで表示することによつて、比較基準の条件に合った画像データの個数を確認することができ、比較基準を変更することで所望の個数の画像データを得る事ができる。

[0035] 位置情報を比較する領域を指定するための枠およびアイコンの少なくとも一つで構成される検索枠を生成する検索枠生成手段と、検索枠の大きさ、色、形や再生データに対する表示位置、の少なくとも一つを指定する検索枠指定手段と、検索枠を再生データに重畳して表示手段に出力する重畳手段と、検索枠指定手段によって指定された検索枠の大きさ、位置、形に対応して位置情報比較手段に設定する比較基準である有効角度、高度などを変化させる比較基準設定手段とを有することで、表示している再生データの内、検索枠の限られた領域内で位置情報を比較することができ、また検索枠の位置を移動させることで、有効角度'高度が検索枠に対応して変化するので、基準となる再生データに写っているほかの画像データを容易に検出し、その地点からの比較基準の条件に合った、より基準となる画像との関係が強い再生データを出力することができる。 [0036] 上記において、比較結果に該当する画像データが再生データの表示領域内であつた場合、表示領域内の対応する場所に数字、文字、アイコンや記号の少なくともいずれか 1つを重畳して表示する重畳手段と、比較結果に該当する画像データに、再生データを切り換えるために再生制御手段に再生指示を行う切替手段とを有することで、表示領域内に複数の画像データが存在した場合でも、それぞれの位置関係を知ることができ、対応する場所に表示されている数字、文字、アイコンや記号を検索枠で選択することで、選択された数字、文字、アイコンや記号に対応した画像データに切り替わり、より基準となる画像との関係が強い再生データを出力することができる。すなわち、アイコンや枠などを使用することで表示画像の切り替えを容易することができる。

[0037] 上記において、切替手段によって再生データが切り替えられた際に、比較結果に該当する 1つ以上の再生データを同時に表示する画像再生装置とを有することで、比較結果に該当する画像データが複数あった場合においても、複数の画像データの再生データを同時に確認する事ができる。なお、複数回に分けて表示しても良レ、。

[0038] 上記にぉレ、て、再生データのズーム倍率、ズーム位置を指定するズーム設定手段と、ズーム設定手段に設定されたズーム倍率、ズーム位置に対応して再生データの拡大'縮小ズームを行う画像再生手段と、ズーム倍率、ズーム位置に応じて比較基準を変更する比較基準設定手段とを有することで、再生データの一部をズームして再生データの詳細を確認するとともに、ズーム倍率、ズーム位置に応じて比較基準が変更されることで、ズームされた再生データの領域内に相関関係を持つほかの画像データを検出する事ができる。

[0039] 上記において、ズーム倍率もしくは、ズームの段階を示すズームステップの上限を設定し、ズーム倍率もしくは、ズームステップが設定値に達すれば自動的に比較結果に該当する画像データの再生指示を再生制御手段に行う切替手段を有することで、再生データの一部をズームして再生データの詳細を確認する際に、設定したズーム倍率もしくはズームステップまでは再生中のデータを閲覧することができ、比較結果に該当するデータに切り換えたい場合は、設定したズーム倍率の上限を超えたズーム倍率を設定、もしくは設定したズームステップを超えてズーム動作を繰り返すことで、比較結果に該当する画像データに切り換えることができる。例えば、撮影方向に向かって一定間隔で撮影した画像をリンクさせて表示させることで、動画のように静止画を閲覧することができる。

図面の簡単な説明

[図 1]図 1はこの発明の第 1の実施の形態の画像処理装置 1の構成図である。

[図 2]図 2は第 1の実施の形態の画像データの位置情報の概念図である。

[図 3]図 3は第 1の実施の形態の地名の位置情報が複数記録されている場合の概念図である。

[図 4]図 4は第 1の実施の形態の緯度 ·経度の画像データの位置情報が複数記録されてレ、る場合の概念図である。

[図 5]図 5は第 1の実施の形態の緯度 '経度'高度の画像データの位置情報が複数記録されている場合の概念図である。

[図 6]図 6は第 1の実施の形態の図 4に撮影した方角を示した概念図である。

[図 7]図 7は第 1の実施の形態の方角を統一して連続して撮影した画像データ X' 、

Υ' および^ を画像処理装置 1で再生した場合の概念図である。

[図 8]図 8は第 1の実施の形態 1の図 4に撮影した方角および有効角度を示した概念図である。

[図 9]図 9は図 1の画像処理装置 1に表示装置 8を有する形態の画像処理装置 1の構成図である。

[図 10]図 10は第 1の実施の形態の図 9における画像処理装置 1に重畳手段 9を有する形態の画像処理装置 1の構成図である。

[図 11]図 11は第 1の実施の形態の図 10の画像処理装置 1で比較結果が 2つであつた場合に表示される表示イメージ 30の図である。

[図 12]図 12は第 1の実施の形態の図 9における画像処理装置 1に検索枠生成手段 1 0と、検索枠指定手段 11と、検索枠を重畳する重畳手段 9を有する形態の画像処理装置 1の構成図である。

[図 13]図 13は第 1の実施の形態の図 12の画像処理装置 1において表示される表示イメージ 30の図である。 [図 14]図 14は第 1の実施の形態の図 12の画像処理装置 1において、位置情報記憶手段 3に緯度'経度の画像データの位置情報が複数記録されている場合の概念図である。

園 15]図 15は第 1の実施の形態の図 13の検索枠 32の大きさ、位置を変更した場合の表示イメージ 30の図である。

園 16]図 16は第 1の実施の形態の図 14の検索枠 32が変更された概念図である。園 17]図 17は第 2の実施の形態の表示領域内の対応する場所にアイコンなどを重畳して表示する重畳手段 9と、切替手段 12を有する画像処理装置 1の構成図である。園 18]図 18は第 2の実施の形態の表示イメージ 30および検索枠 32が緯度 ·経度 '高度で表される 3次元領域に対する位置付けを示す概念図である。

園 19]図 19は第 2の実施の形態の図 18の位置情報が位置情報記憶手段 3に記録されている場合の、図 17の画像処理装置 1でアイコンを表示した表示イメージ 30の図である。

[図 20]図 20は第 2の実施の形態の図 19のアイコン 34に対応した画像データ ζを再生した表示イメージ 30の図である。

園 21]図 21は第 2の実施の形態の図 19の検索枠 32を大きくした場合の表示データ 30の図である。

園 22]図 22は第 2の実施の形態の画像データひ、 Δおよび ζの再生を行った結果の表示イメージ 30の図である。

[図 23]図 23は第 3の実施の形態の図 17の画像処理装置 1において、ズーム設定手段 13と、拡大'縮小ズームを行う画像再生手段 6と、ズーム倍率、ズーム位置に応じて比較基準を変更する比較基準設定手段 5とを有する画像処理装置 1の構成図である。

園 24]図 24は第 3の実施の形態の図 23の画像処理装置 1において再生された画像データ X' の表示イメージ 30と、画像データ: Τ をズームした表示イメージ 30の図である。

[図 25]図 25は第 3の実施の形態の図 24の画像データに対し、位置情報記憶手段 3に記録されてレ、る位置情報の概念図である。 [図 26]図 26は第 3の実施の形態のズーム倍率もしくは、ズームの段階を示すズームステップの上限を設定し、設定値に達すれば自動的に比較結果 31に再生指示を再生制御手段 7に行う切替手段 12を有する形態の画像処理装置 1の構成図である。園 27]図 27は第 3の実施の形態の図 26の画像処理装置 1によって、画像データ X' 、 Y' および^ をそれぞれズームして再生した場合に、設定したズームステップ" 2" までズームした後、比較結果に該当する画像に切り替わつていることを示す概念図である。

符号の説明

2 位置情報抽出手段

3 位置情報記憶手段

4 位置情報比較手段

5 比較基準設定手段

6 画像再生手段

7 再生制御手段

8 表示装置

9 重畳手段

10 検索枠生成手段

11 検索枠指定手段

12 切替手段

13 ズーム設定手段

20 画像データひに対応したアイコン

21 画像データ ζに対応したアイコン

22 画像データ Δに対応したアイコン

30 表示イメージ

31 比較結果

32 検索枠

33 ズーム領域発明を実施するための最良の形態

[0042] 以下、図面を参照して本発明の実施の形態の画像処理装置および画像処理方法を説明する。

(第 1の実施の形態）

この発明の第 1の実施の形態を図 1から図 16により説明する。図 1に示すように、画像処理装置 1は、位置情報を有する画像データから位置情報を抽出する位置情報抽出手段 2、位置情報抽出手段 2で抽出した位置情報を記憶する位置情報記憶手段 3、位置情報記憶手段 3に記憶された複数の位置情報を比較する位置情報比較手段 4、位置情報の比較基準を位置情報比較手段 4に設定する比較基準設定手段 5、画像データを再生して再生データを液晶モニタ、 CRT, PDP等の表示装置に出力する画像再生手段 6、および、位置情報比較手段 4の比較結果から画像再生手段 6 で再生する画像を制御する再生制御手段 7を備えている。

[0043] 図 2は撮影した地名及びその周辺地域の地名を有している画像データの位置情報の概念図である。以下に、図 2の位置情報を有する画像データの周辺 1区域にある画像データとリンクさせる場合の動作を示す。図 1の画像処理装置 1に入力される画像データから、位置情報抽出手段 2で図 2に示される撮影した地名およびその周辺地域の位置情報を抽出する。位置情報抽出手段 2で抽出した撮影した地名及びその周辺地域の地名の位置情報を位置情報記憶手段 3に記憶する。比較基準設定手段 5で位置情報の比較基準、 "撮影した地名から 1区域"を位置情報比較手段 4に設定する。この場合、図 2から分かるように撮影した地名の A町から 1区域には B町 ' C町 'D町 ·Ε町が該当する。位置情報記憶手段 3に位置情報が記憶されていない場合や、位置情報比較手段 4で"撮影した地名から 1区域"を比較しても該当する画像データがなレ、場合は、再生制御手段 7は位置情報比較手段 4の比較結果（=該当データ無し）を受けて画像再生手段 6で画像データ T を再生するように指示し、画像再生手段 6は画像データを再生して再生データを液晶モニタ、 CRT, PDP等に出力する。

[0044] ここで、図 3は図 1の位置情報記憶手段 3に画像データの地名の位置情報が複数記録されている場合の概念図である。図 3中の丸印は、その地名領域にある画像データの枚数を示してレ、る。あら力じめ図 3の位置情報が位置情報記憶手段 3に記憶されていた場合は、位置情報比較手段 4の"撮影した地名から 1区域"の比較結果から、 B町の画像データ 1つと C町の画像データ 1つの計 2つが該当し、再生制御手段 7 は位置情報比較手段 4の比較結果（=該当データ 2つ）を受けて画像再生手段 6で B 町の画像データ 1つと C町の画像データ 1つを順次再生するように指示し、画像再生手段 6は B町の画像データ 1つと C町の画像データ 1つを順次再生して再生データを液晶モニタ、 CRT, PDP等に出力する。

[0045] 次に、図 1において、緯度 ·経度の位置情報を有する画像データ^ を他の緯度- 経度の位置情報を有する画像データとリンクさせる場合の動作を示す。画像処理装置 1に入力される画像データ^ から、位置情報抽出手段 2で緯度'経度の位置情報を抽出する。位置情報抽出手段 2で抽出した緯度 *経度の位置情報を位置情報記憶手段 3に記憶する。比較基準設定手段 5で位置情報の比較基準、 "撮影した地点力の距離 X"を位置情報比較手段 4に設定する。位置情報記憶手段 3に位置情報が記憶されていない場合や、位置情報比較手段 4で"撮影した地点からの距離 X"を比較しても該当する画像データがない場合は、再生制御手段 7は位置情報比較手段 4の比較結果（=該当データ無し)を受けて画像再生手段 6で画像データ^ を再生するように指示し、画像再生手段 6は画像データを再生して再生データを液晶モニタ、 CRT, PDP等に出力する。

[0046] ここで、図 4は図 1の位置情報記憶手段 3に緯度'経度の画像データの位置情報が複数記録されている場合の概念図である。図 4中の丸印が位置情報を有する画像データの緯度 ·経度を表し、撮影した地点を中心とした円は、比較基準設定手段 5 で位置情報比較手段 4に設定した"撮影した地点からの距離 X"を半径とした 2次元の領域を表している。図 4に示されるこの円内の領域に存在する位置情報を有する画像データが比較基準に該当し、再生制御手段 7は位置情報比較手段 4の比較結果（=該当データひ、 j3の 2つ）を受けて画像再生手段 6で画像データひ、 βの 2つを距離の近いものから順次再生するように指示し、画像再生手段 6はひ、 j3の 2つの画像データを順次再生して再生データを液晶モニタ、 CRT、 PDP等に出力する。

[0047] 次に、図 1において、緯度 '経度'高度の位置情報を有する画像データを他の緯度 ·経度 ·高度の位置情報を有する画像データとリンクさせる場合の動作を示す。画像処理装置 1に入力される画像データから、位置情報抽出手段 2で緯度'経度'高度の位置情報を抽出する。位置情報抽出手段 2で抽出した緯度 '経度'高度の位置情報を位置情報記憶手段 3に記憶する。比較基準設定手段 5で位置情報の比較基準、 "撮影した地点からの距離 X"を位置情報比較手段 4に設定する。位置情報記憶手段 3に位置情報が記憶されていない場合や、位置情報比較手段 4で"撮影した地点からの距離 X"を比較しても該当する画像データがなレ、場合は、再生制御手段 7は位置情報比較手段 4の比較結果（=該当データ無し)を受けて画像再生手段 6で画像データを再生するように指示し、画像再生手段 6は画像データを再生して再生データを液晶モニタ、 CRT、 PDP等に出力する。

[0048] ここで、図 5は図 1の位置情報記憶手段 3に緯度 '経度'高度の画像データの位置情報が複数記録されている場合の概念図である。図 5中の丸印が位置情報を有する画像データの緯度 ·経度を表し、撮影した地点を中心とした球は、比較基準設定手段 5で位置情報比較手段 4に設定した"撮影した地点からの距離 X"を半径とした 3次元の領域を表している。図 5に示されるこの球内の領域に存在する位置情報を有する画像データが比較基準に該当し、再生制御手段 7は位置情報比較手段 4の比較結果（=該当データ a、の 2つ）を受けて画像再生手段 6で画像データ α、 βの 2 つを距離の近いものから順次再生するように指示し、画像再生手段 6はひ、 βの 2つの画像データを順次再生して再生データを液晶モニタ、 CRT, PDP等に出力する。

[0049] 次に図 1において、位置情報に撮影した方角を有する画像データの処理について示す。図 1における位置情報比較手段 4および比較基準設定手段 5以外のものについては、先に述べたものと同じであるので、ここでは省略する。図 6は図 4に撮影した方角を示した概念図である。撮影地点から矢印で示しているのが撮影した方角である。比較基準設定手段 5で位置情報の比較基準、 "撮影した地点からの距離 X"および"撮影した方角"を位置情報比較手段 4に設定する。その結果、撮影された方角上で撮影した地点からの距離 Xに該当する画像データはひのひとつとなり、画像処理装置 1は画像データひを再生する。

[0050] 図 7に方角を統一して連続して撮影した画像データ、および^ を画像処理装置 1で再生した場合の概念図を示す。図 7に示すように、画像データ ^ で撮影した方角で画像データを撮影し、画像データで撮影した方角で画像データ Z' を撮影している。方角が統一されているので、それぞれの撮影方向は一致している。画像処理装置 1を用いれば、画像データと画像データ Υ' との距離を半径とした領域、画像データ Υ' と画像データ ^ との距離を半径とした領域内に複数の画像データが存在した場合でも、撮影した方角の条件によって、関連性の高い画像データを再生することができる。

[0051] 次に、位置情報に撮影した角度を有する画像データの処理について示す。図 1における位置情報比較手段 4および比較基準設定手段 5以外のものについては、先に述べたものと同じであるので、ここでは省略する。前述の通り、比較基準設定手段 5で位置情報の比較基準、 "撮影した地点からの距離 X"を位置情報比較手段 4に設定した場合には、画像データひ、 βが該当する。しかし図 6において、位置情報の比較基準、 "撮影した方角"も考慮する場合には、画像データひとより関連が強いのは、画像データ βではなく画像データ _Ίである。そのため、より関連の強いものを再生する場合には、比較基準設定手段 5で位置情報の比較基準、 "撮影した方角"に加えて、比較基準、 "撮影した方角における有効角度"を位置情報比較手段 4に設定する。図 8 は図 4に撮影した方角および撮影した方角における有効角度を示した概念図である。太い点線で示されているのが有効角度によって挟まれた位置情報の比較領域である。この場合、画像データ a、 yが比較基準に該当し、画像処理装置 1によって再生される。これにより、撮影した方角に近い範囲内で撮影された画像データの再生が行える。該当結果が多くなりすぎた場合や、より厳密に範囲を特定したい場合は、比較基準に"撮影した地点からの距離 X"をカ卩えることで比較領域を絞ることができる。

[0052] 図 9は、図 1の画像処理装置 1に画像再生手段 6から出力される再生データを液晶モニタ、 CRT、 PDP等に表示する表示手段 8を加えた形態の画像処理装置 1である。画像再生手段 6から出力される再生データを表示手段 8によって基準となる画像データを画面で確認し、比較基準の条件に合った再生データに切り換えた際に相関関係の度合いを画面で視覚的に確認することができる。

[0053] 図 10は、図 9における画像処理装置 1に位置情報比較手段 4から出力される比較結果を数字、文字、アイコンや記号の少なくともいずれか 1つで表示し、再生データに重畳して表示手段 8に出力する重畳手段 9を有する形態の画像処理装置 1である

[0054] 図 11は図 10の画像処理装置 1で比較結果が 2つであった場合に重畳手段 9によつて再生データに比較結果 31を重畳し、表示装置 8で表示される表示イメージ 30である。画面右上に比較結果 31を示す数字の" 2"が再生データとともに表示されている。比較結果が視覚的に確認できるので、比較基準を変更することで、所望の比較結果が得られる。

[0055] 図 12は、図 9における画像処理装置 1に再生データの表示領域内で、位置情報を比較する領域を指定するための枠およびアイコンの少なくとも一つで構成される検索枠を生成する検索枠生成手段 10と、検索枠の大きさ、色、形や再生データに対する表示位置、の少なくとも一つを指定する検索枠指定手段 11と、検索枠を再生データに重畳して表示手段に出力する重畳手段 9を有する形態の画像処理装置 1である。この重畳手段 9は図 10において説明したように、位置情報比較手段 4から出力される比較結果を数字、文字、アイコンや記号の少なくともいずれか 1つで表示し、再生データに重畳して表示手段 8に出力する。

[0056] 図 13は図 12の画像処理装置 1において、検索枠生成手段 10および検索枠指定手段 11によって検索枠 32を生成して、比較結果 31および検索枠 32を重畳手段 9によって再生データに重畳し、表示装置 8で表示される表示イメージ 30である。

[0057] 図 14は、図 12の画像処理装置 1において、図 13の撮影された範囲（=再生データの表示領域）を線で、検索枠 32で囲まれている検索枠内の領域を点線で示し、位置情報記憶手段 3に緯度'経度の画像データの位置情報が複数記録されている場合の概念図である。

[0058] 図 15は図 13の検索枠 32の大きさ、位置を変更した場合の表示イメージ 30である。

[0059] 図 16は、図 15の検索枠 32を変更したことにより、図 14の検索枠 32が変更された概念図である。図 14から、図 13では検索枠内の領域には画像データ δ力 Siつ存在するので、比較結果 31には数字の" 1 "が表示されている。図 12の画像処理装置 1では、検索枠 32の大きさ、位置、形を変化させることで、それに対応して比較基準設定手段 5が位置情報比較手段 4に設定する比較基準の有効角度、高度などが変化する。つまり、図 15に示すように検索枠 32を、図 13から大きさ、位置を変更した場合には、図 16に示すように、図 14から検索枠 32で囲まれている検索枠内の領域を示す点線が移動し、画像データひ、 η、 γ、 μが領域内に存在する。そのため、図 15の比較結果 31は数字の" 4"を表示してレ、る。

(第 2の実施の形態）

この発明の第 2の実施の形態を図 17から図 22により説明する。画像処理装置 1は、第 1の実施の形態で説明した内容と同じであるため、ここでは重畳手段 9と切替手段 12の作用について説明する。

[0060] 図 17は、図 12の画像処理装置 1において、比較結果に該当する画像データが再生データの表示領域内であった場合、表示領域内の対応する場所に数字、文字、ァイコンや記号の少なくともいずれか 1つを重畳して表示する重畳手段 9と、再生データを切り換えるために再生制御手段 7に比較結果に該当する画像データの再生指示を行う切替手段 12を有する画像処理装置 1である。

[0061] 図 18は位置情報記憶手段 3に緯度 ·経度 ·高度の画像データの位置情報が複数記録されており、表示イメージ 30および検索枠 32が緯度 '経度'高度で表される 3次元領域に対してどのように位置付けられているのかを示す概念図である。図 18から、表示イメージ 30の範囲内には、画像データ α、 Δおよび ζが存在していることがわ力る。図 19は、図 18の位置情報が位置情報記憶手段 3に記録されている場合の、図 17の画像処理装置 1における重畳手段 9によって再生データに比較結果 31を重畳し、表示装置 8で表示される表示イメージ 30である。図 19のアイコン 20は、図 18 の画像データひに対応し、図 19のアイコン 21は、図 18の画像データ ζに対応し、そして図 19のアイコン 22は、図 18の画像データ Δに対応しており、比較結果に該当する画像データひ、 Δおよび ζが再生データの表示領域内であるので、表示領域内の対応する場所に、重畳手段 9によりそれぞれ対応するアイコンとして重畳して表示している。ここで、検索枠 32によってアイコン 21を選択すると、切替手段 12は再生データを切り換えるために再生制御手段 7に画像データ ζの再生指示を行う。図 20は、図 19のアイコン 21に対応した画像データ ζを再生した表示イメージ 30である。図 19 からもわかるように、アイコン 21の位置は山の頂上付近であるため、図 20は頂上付近で撮影された画像データであることがわかる。このようにして、元の画像に関連した画像データにリンクすることができる。

[0062] 次に、図 17の画像処理装置 1において、切替手段 12によって再生データが切り替えられた際に、比較結果に該当する 1つ以上の再生データを同時に表示する画像再生手段 6を有する画像処理装置 1について示す。図 21に図 19の検索枠 32を大きくした場合の表示データ 30を示す。図 21のように、図 19において検索枠 32を大きくする事で、比較結果 31が" 3"となる。この状態で切替手段 12が再生データを切り換えるために再生制御手段 7に画像データひ、 Δおよび ζの再生指示を行い、画像再生手段 6が画像データひ、 Δおよび ζの再生を行った結果の表示イメージ 30が図 2 2である。図 19において比較結果 31が" 3"であったので、 3つの画像データが再生され、同時に表示されている。このようにして、画像処理装置 1は、比較結果に該当する複数の画像データを同時に表示することができる。同時に表示する画像データ数は、検索枠の大きさを適宜に調整して比較結果を変える事で変更することが出来る。

[0063] この発明の第 3の実施の形態を図 23から図 27により説明する。画像処理装置 1は、第 1の実施の形態で説明した内容と同じであるため、ここでは画像再生手段 6、切替手段 12およびズーム設定手段 13の作用につレ、て説明する。

[0064] 図 23は、図 17の画像処理装置 1において、再生データのズーム倍率およびズーム位置の一方または両方を指定するズーム設定手段 _{1 3}と、ズーム設定手段 ₁₃に設定されたズーム倍率、ズーム位置に対応して再生データの拡大'縮小ズームを行う画像再生手段 6と、ズーム倍率、ズーム位置に応じて比較基準を変更する比較基準設定手段 5とを有する画像処理装置 1である。

[0065] 図 24は、図 23の画像処理装置 1において再生された画像データの表示ィメージ 30と、図 23の画像処理装置 1において画像データ: Τ の表示イメージ中の点線で示されたズーム領域 33を画像再生手段 6によってズームを行った結果、表示装置 8 に表示される表示イメージ 30である。ズームを行ったことにより、比較基準設定手段 5 の比較基準が変更され、比較結果 31が画像データの" 10"から画像データの拡大 1の" 0"に変わっていることがわかる。このとき、図 24の画像データ: X に対し、位置情報記憶手段 3に記録されている位置情報の概念図を図 25に示す。図 25中の丸印が位置情報を有する画像データを表し、画像データ X' の表示イメージ 30の領域内には 10個の画像データが存在していることがわかる。ところが、ズーム領域 3 3を見てみると、画像データが存在しないことがわかる。その結果、図 24の画像デーの拡大 1では、ズーム領域 33と検索枠 32がー致しているので、比較結果 31が "0"となっている。

[0066] このようにして、ズーム領域 33に応じて検索枠 32が変更され、変更された表示ィメージ 30に対する比較結果 31を得ることができる。

[0067] 次に、図 26は、図 23の画像処理装置 1において、ズーム倍率もしくは、ズームの段階を示すズームステップの上限を設定し、ズーム倍率もしくはズームステップが設定値に達すれば自動的に比較結果 31に該当する画像データの再生指示を再生制御手段 7に行う切替手段 12を有する形態の画像処理装置 1である。図 27は、図 26の画像処理装置 1によって、図 7の画像データ X' 、Υ' および^ をそれぞれズームして再生した場合に、設定したズームステップ" 2"までズームした後、比較結果に該当する画像に切り替わつていることを示す概念図である。画像データ X' を図 26の画像処理装置 1によって再生し、比較結果 31が "1 "となっている。このときズームステップは" 2"が設定されているので、表示イメージ 30は切り替わらなレ、。次に画像データ^ のズーム領域 33を画像処理装置 1によってズームすると、表示イメージ 30は画像データ ^ の拡大 1に切り替わる。ズームによって比較基準が変更されるが、画像データ X' ヽ Ύ' およびは同じ方向で撮影されているので、このときも比較結果 3 1が" 1 "となっている。このときズームを 1回行っているので、ズームステップは" 1 "である。次に画像データの拡大 1のズーム領域 33を画像処理装置 1によってズームすると、表示イメージ 30は画像データ X' の拡大 2に切り替わる。ズームによって比較基準が変更されるが、このときも比較結果 31が"：! "となっている。このときズームを 2回行っているので、ズームステップは" 2"である。次に画像データ: X の拡大 2に対してズームを行おうとすると、すでにズームステップは設定値である" 2"になっているので、画像処理装置 1は画像データ X' の拡大 2の比較結果 31に該当する画像デ一 ί' の再生を行い、画像データ y の表示イメージ 30に切り替える。このとき画像データはズームされていないので、ズームステップは" 0"である。以降、同様にして画像データの拡大を 2回行レ、、画像データの拡大 2の表示データ 30が表示装置 8に表示される。次にズームを行おうとすると、すでにズームステップは設定値である" 2"になっているので、画像処理装置 1は画像データの再生を行い、画像データ^ の表示イメージ 30に切り替わる。このとき画像データ^ はズームされていないので、ズームステップは" 0"である。そして同様にして画像データ^ の拡大を 2回行い、画像データ ^ の拡大 2の表示データ 30が表示手段 8に表示される。このとき、画像データ^ の拡大 2の比較結果 31が" 0"であるので、ズームを行っても切り替えられる画像データが存在しなレ、。そのため、画像データ^ の拡大 2のズームを行い、ズームした表示データの表示を行う。

[0068] 以上から、再生データの一部をズームして再生データの詳細を確認する際に、設定したズーム倍率もしくはズームステップまでは再生中のデータを閲覧することができ、比較結果に該当するデータに切り換えたい場合は、設定したズーム倍率の上限を超えたズーム倍率を設定、もしくは設定したズームステップを超えてズーム動作を繰り返すことで、比較結果に該当する画像データに切り換えることができるという作用を有する。また、ズームを行うことで、次々に関連する画像データの表示イメージに切り替わることにより、画像データ間の位置情報が非常に近い場合には、静止画を動画のように表示することができる。

[0069] 尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなぐ以下のように実施してもよい。

[0070] (1)本実施の形態において、わ力りやすく解説するために 2次元領域で、検索枠を表示した場合の効果を示しているが、 3次元領域に対して実施しても良い。その際には、検索枠の高さが比較基準の高度に対して影響を与え、高度に対する有効角度が変化する。

[0071] (2)本実施の形態において、枠状の検索枠を使用して比較結果に該当する画像データの選択を行っている力矢印などのアイコンの検索枠を使用して画像データの選択を行っても良レ、。また、選択されている画像データに対応するアイコンの色や形を変化させることで、選択されてレ、ること力認識できるようにしても良レ、。 [0072] (3)本実施の形態において、緯度'経度を有する画像データと緯度 '経度'高度を有する画像データとを分けて説明しているが、いずれかの情報が不足している場合でも、不足している情報の値を" 0"とすることで、 2次元領域、 3次元領域それぞれで比較できるようにしても良い。

[0073] (4)本実施の形態において、ズームで拡大を行った場合について説明している力縮小ズームを行なっても良い。

産業上の利用可能性

[0074] 本発明にかかる画像処理装置は、位置情報を有する画像データを閲覧する際に、地図データを用いずに画像データ間のリンクを行うことができる等の効果があり、例えば不動産の近隣の情報を閲覧するときに使用する画像処理装置等として有用である

Claims

請求の範囲

[1] 画像データを再生して再生データを出力する画像再生手段を有する画像処理装置であって、

位置情報を有する画像データから前記位置情報を抽出する位置情報抽出手段と、前記位置情報抽出手段で抽出した前記位置情報を記憶する位置情報記憶手段と前記位置情報記憶手段に記憶された前記位置情報を比較基準と比較する位置情報比較手段と、

前記比較基準を前記位置情報比較手段に設定する比較基準設定手段と、前記位置情報比較手段における比較結果に応じて、前記位置情報に対応する画像データを再生するように前記画像再生手段を制御する再生制御手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。

[2] 前記比較基準が位置情報の緯度および経度で示される地点からの距離である請求項 1に記載の画像処理装置。

[3] 前記比較基準が位置情報の緯度、経度および高度で示される地点からの距離である

請求項 1に記載の画像処理装置。

[4] 前記比較基準が前記画像データの撮影された方角の情報を含む請求項 1から請求項 3のレ、ずれか 1項に記載の画像処理装置。

[5] 前記比較基準が前記画像データの撮影された方角に対して所定の角度を有する情報を含む請求項 1から請求項 3のいずれか 1項に記載の画像処理装置。

[6] 前記画像再生手段から出力される前記再生データを表示する液晶モニタ、 CRTまたは PDPを含む表示手段をさらに備えた請求項 1に記載の画像処理装置。

[7] 前記位置情報比較手段から出力される比較結果を数字、文字、アイコンまたは記号の少なくともいずれ力 1つにより、前記再生データに重畳して前記表示手段に出力させる重畳手段をさらに備えた請求項 6に記載の画像処理装置。

[8] 前記再生データの表示領域内で、位置情報を比較する領域を指定するための枠およびアイコンの少なくとも一つで構成される検索枠を生成する検索枠生成手段と、前記検索枠の大きさ、色、形や再生データに対する表示位置の少なくとも一つを指定する検索枠指定手段と、をさらに備え、

前記重畳手段は、前記検索枠を前記再生データに重畳して前記表示手段に出力し、

前記比較基準設定手段は、前記検索枠指定手段によって指定された前記検索枠の大きさ、位置および形に対応して、前記位置情報比較手段に設定する前記比較基準を変化させる請求項 7に記載の画像処理装置。

前記再生データを切り替えるために前記再生制御手段に選択された画像データの再生指示を行う切替手段をさらに備え、

前記重畳手段は、前記比較結果に対応する画像データが前記再生データの表示領域内であった場合、前記表示領域内の対応する場所に数字、文字、アイコンや記号の少なくともいずれか 1つを重畳して前記表示手段に表示させる請求項 7に記載の画像処理装置。

前記画像再生手段は、前記切替手段によって再生データが切り替えられた際に、前記比較結果に該当する 2つ以上の再生データを同時に再生し、前記表示手段に前記 2つ以上の再生データを同時に表示させる請求項 6に記載の画像処理装置。前記再生データのズーム倍率またはズーム位置の少なくとも一方を指定するズーム設定手段をさらに備え、

前記画像再生手段は前記ズーム設定手段に設定された前記ズーム倍率または前記ズーム位置に対応して前記再生データの拡大'縮小ズームを行い、

前記比較基準設定手段は、前記ズーム倍率または前記ズーム位置に応じて前記比較基準を変更する請求項 6に記載の画像処理装置。

前記切替手段が、前記ズーム倍率もしくはズームの段階を示すズームステップに応じて、前記比較結果に対応する画像データの再生指示を前記再生制御手段に対して行う請求項 11に記載の画像処理装置。

画像データを再生して再生データを出力させる画像処理方法であって、位置情報を有する画像データから前記位置情報を抽出する位置情報抽出ステップと、前記位置情報抽出ステップで抽出した前記位置情報を記憶する位置情報記憶ステツプと、

前記位置情報比較ステップにおける比較結果に応じて、前記位置情報に対応する画像データを再生するように前記再生データを出力する画像再生手段を制御する再生制御ステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法。

[14] 前記比較基準が位置情報の緯度および経度で示される地点からの距離である請求項 13に記載の画像処理方法。

[15] 前記比較基準が位置情報の緯度、経度および高度で示される地点からの距離である

請求項 13に記載の画像処理方法。

[16] 前記比較基準が前記画像データの撮影された方角の情報を含む請求項 13から請求項 15のいずれか 1項に記載の画像処理方法。

[17] 前記比較基準が前記画像データの撮影された方角に対して所定の角度を有する情報を含む請求項 13から請求項 15のいずれか 1項に記載の画像処理方法。

[18] 前記画像再生手段から出力される前記再生データを液晶モニタ、 CRTまたは PDP を含む表示手段に表示させる表示ステップをさらに備える請求項 13に記載の画像処理方法。

[19] 前記位置情報比較ステップで出力される比較結果を数字、文字、アイコンまたは記号の少なくともレ、ずれか 1つにより、前記再生データに重畳して前記表示ステップで表示するよう制御する重畳ステップをさらに含む請求項 18に記載の画像処理方法。

[20] 前記再生データの表示領域内で、位置情報を比較する領域を指定するための枠およびアイコンの少なくとも一つで構成される検索枠を生成する検索枠生成ステップと、

前記比較基準設定ステップにおレ、て、前記検索枠指定ステップで指定された前記検索枠の大きさ、位置および形に対応して、前記位置情報比較ステップで設定された前記比較基準を変化させる請求項 19に記載の画像処理方法。

[21] 前記再生データを切り替えるために前記再生制御ステップにおいて選択された画像データの再生指示を行う切替ステップをさらに含み、

前記重畳ステップにおレ、て、前記比較結果に対応する画像データが前記再生データの表示領域内であった場合、前記表示領域内の対応する場所に数字、文字、ァイコンや記号の少なくともいずれか 1つを重畳して前記表示手段に表示させる請求項 19に記載の画像処理方法。

[22] 前記画像再生手段は、前記切替ステップにおいて再生データが切り替えられた際に、前記比較結果に該当する 2つ以上の再生データを同時に再生し、前記表示ステップにおいて前記 2つ以上の再生データを同時に表示する請求項 18に記載の画像処理方法。

[23] 前記再生データのズーム倍率またはズーム位置の少なくとも一方を指定するズーム設定ステップをさらに含み、

前記画像再生手段は、前記ズーム設定ステップにおレ、て設定された前記ズーム倍率または前記ズーム位置に対応して前記再生データの拡大'縮小ズームを行い、前記比較基準設定ステップにおレ、て、前記ズーム倍率または前記ズーム位置に応じて前記比較基準を変更する請求項 18に記載の画像処理方法。

[24] 前記切替ステップにおいて、前記ズーム倍率もしくはズームの段階を示すズームステツプに応じて、前記比較結果に対応する画像データの再生指示を前記再生制御ステップに対して行う請求項 23に記載の画像処理方法。