WO2005029474A1

WO2005029474A1 - 情報記録装置及び情報記録システム

Info

Publication number: WO2005029474A1
Application number: PCT/JP2004/002292
Authority: WO
Inventors: Masaki Ninomiya
Original assignee: Ricoh Company Ltd.
Priority date: 2003-09-19
Filing date: 2004-02-26
Publication date: 2005-03-31
Also published as: CN1833275A; US7539099B2; EP1667121A4; EP1667121A1; US20050063268A1

Abstract

情報の記録が可能な情報記録媒体に対して情報の記録を行う情報記録装置を開示する。その情報記録装置は、情報記録媒体のための記録条件が当該装置内又は当該装置外の所定のエリアに記録されているか否かを判断する判断手段；　記録条件が記録されているときには記録条件を読み取る記録条件読取手段；　記録条件に基づいて、情報の記録を行う第１の記録手段；及び　記録条件が記録されていないときには情報記録媒体の試し書き領域において所定の記録条件で試し書きを行い、この記録情報を再生して評価する評価手段；　を備えていること特徴とする。

Description

情報記録装置及び情報記録システム技術分野

本発明は、情報の記録が可能な情報記録媒体に対して情報の記録を行う情報記録装置、及び、この情報記録装置を備えた情報記録システムに関する。背景技術

近年の情報量の増大ィ匕に伴って、例えば、 C D— ROM (Compact Disc Read Only Memory)や CD— R (Compact Disc Recordable)等の大容量の情報記録メディアが広く普及している。これらの C D— ROMや CD— Rとの互換が取りやすいことから、 CD— RW (Compact Disc Rewritable)等の相変化型光記録媒体が開発され、汎用されてきている。相変化型光記録媒体は、 1 9 9 6年 1 0 月に発行されたォレンジブックパート I I I (ver 1 . 0 ) に準じて線速度 2倍での記録 ( 2 4 - 2 8 m/ s ) に対する規格が決められている。

このような相変化型光記録媒体に対して、情報の記録、再生或いは書換えを高密度で行うことができる光ディスク装置も、普及してきている。

例えば、特開 2 0 0 1—2 8 3 4 4 3公報は、 CD— R/RW, DVD -R/ RW, DVD + R/RWなどの情報記録が可能な光ディスクに対してユーザが情報の記録を行なう場合において、記録用のレーザー光源から出射させる記録パルスのパワーやパルス幅などの必要な記録条件にっレヽて開示してヽる。

また、特開 2 0 0 2— 3 3 4 4 3 3公報は、光ディスク上にあらかじめ最適な記録ストラテジ情報を記録しておき、光ディスク装置が、これを参照して記録ストラテジを決定する技術について開示している。

一般に、 CD— RZRW, DVD-R/RW, DVD + R/RWなどの情報記録が可能な光ディスクにユーザがデータ記録を行なう場合にぉレヽて、記録用のレ一ザ一光源から出射させる記録パルスのパワーやパルス幅などの記録条件（例えば、特開 2 0 0 1—2 8 3 4 4 3公報に開示されているような各パラメータ）を決定する必要がある。この記録条件を記録ストラテジという。最適な記録ストラテジは、光ディスクの記録材料や基板の性質により異なり、一般には、ディスクメーカーごと、さらにディスク種類ごとに異なるので、光ディスクごとに最適なパラメータを選択しなければならない。

特開 2 0 0 2— 3 3 4 4 3 3公報に開示の技術では、光ディスク上にあらかじめ最適な記録ストラテジ情報を記録しておき、光ディスク装置が、これを参照して記録ストラテジを決定するようにしている。しかし、光ディスクに書いてある記録条件は、必ずしもすべてのメ一力一の光ディスク装置にそのまま使用できるわけではない。これは、光ディスク装置のメーカーごとに、レーザー波長や対物レンズの開口数 (NA： Numerical Aperture) などの光学系パラメータや、記録パルスの立ち上がり時間などが異なるからである。したがって、特開 2 0 0 2— 3 3 4 4 3 3公報に開示の技術を用いても、最適な記録ストラテジを用いて情報の記録ができない場合がある。

また、光ディスク装置は、情報の記録前に、現在装填されている光ディスクのメーカーの別やバージョン番号等の情報を光ディスクから読み込み、光ディスク装置内に記憶させてある記録ストラテジ情報を検索し、登録されている情報があれば、その登録されている記録ストラテジを用いるようにすることも考えられる。し力しながら、この ¾ ^も、光ディスク装置内に記録ストラテジ情報として登録されていない光ディスク（未知の光ディスク）に対しては、最適な記録ストラテジを設定できず、この場合は、基本となる所定の記録ストラテジで情報の記録を行うしかない不具合がある。

また、 C D— RZRW, D VD - R/RW, D VD + RZRWなどの光デイスクに情報の記録を行なう場合、最適な記録品質が得られるレーザーパワー（記録パワー）で記録することが必要である。そこで、通常は、 C D— R/RW, D V D - R / R W, 0 0 + 1^ / 1 " ¥などの光ディスクには？。 (Power Calibration Area) と呼ばれる記録パワーの調整エリア（試し書き領域）があり、光ディスク装置は、そのエリアで O P C (Optimum Power Control) と呼ばれる記録パワーの調整（試し書き）を行い、その結果得られた記録パワーで記録を行うようにしている。このように、光ディスク装置は、情報のない未知の光ディスクに対しては、所定の基本ストラテジを用い、 O P Cによって得られた記録パワーで記録を行うことになるが、このような未知の光ディスクに対しては、基本ストラテジと O P C によつて得られた記録パヮ一によつては、最適な情報の記録ができなレ、場合があるという不具合がある。発明の開示

本発明の目的は、所定のエリアに記録条件の情報がある情報記録媒体に対しても、また、そのような情報がない未知の情報記録媒体のいずれに対しても、良好な情報の記録ができるような情報記録装置及び情報記録システムを提供することである。

上述の目的を達成するために、本発明の一つの特徴によれば、情報の記録が可能な情報記録媒体に対して情報の記録を行う情報記録装置は、情報記録媒体のための記録条件が当該装置内又は当該装置外の所定のェリァに記録されているか否かを判断する判断手段；記録条件が記録されているときには記録条件を読み取る記録条件読取手段；記録条件に基づいて、情報の記録を行う第 1の記録手段；及び記録条件が記録されていないときには情報記録媒体の試し書き領域において所定の記録条件で試し書きを行い、この記録情報を再生して評価する評価手段；を備えている。

上述の情報記録装置において、評価手段は、再生した記録情報の信号のジッタの程度により評価を行うことができる。また、評価手段は、再生した記録情報の信号のエラーレートの程度により評価を行うこともできる。

上述の情報記録装置は、さらに、評価の結果をユーザに報知する報知手段を備えてもよい。

上述の情報記録装置は、さらに、報知手段により、再生の可能性がない、あるいは、低いと報知したときに、情報記録媒体に情報の記録を行うカゝ否かの指示をユーザから受け付ける受付手段；受付手段により情報の記録を行う旨の指示をユーザから受け付けたときには、所定の記録条件に基づいて情報の記録を行う第 2の記録手段；及び受付手段により情報の記録を行なわない旨の指示をユーザから受け付けたときには、情報の記録を中止する中止手段；を備えていても良い。

本発明の他の特徴によれば、上述の情報記録装置；及ぴ所定のインターフエイスを介して情報記録装置に接続されているホストコンピュータ；を備えている情報記録システムが提供される。

本発明によれば、所定のェリァに記録条件の情報がない未知の情報記録媒体について、所定の記録条件で記録を行なったときに、情報を本当に記録できるか、あるいは、再生可能な程度に記録品質が保てるか等の評価を行うので、記録品質が悪い状態で情報記録媒体に情報が記録されるのを回避することができる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の一実施例に従った情報記^ ¾置のプロック図である。

図 2は、一実施例の情報記 ®¾置における記録データと記録パルスとの関係を説明する波形図である。

図 3は、一実施例の情報記録装置におけるストラテジテーブルについて説明する説明図である。

図 4は、 R F信号の低域成分を除去（AC結合）して、その上側包絡線レベルと下側包絡線レベルを検出する場合の説明図である。

図 5は、'記録パ一 Pとパラメータとの関係を説明する説明図である。

図 6は、一実施例の情報記録装置が実行する処理のフローチヤ一トである。図 7は、一実施例の情報記録装置が実行する別の処理のフローチャートである。図 8は、一実施例の情報記録装置が実行する別の処理のフローチヤ一トである。図 9は、一実施例の情報記録装置が実行する別の処理のフローチャートである。発明を実施するための最良の形態

本発明の実施例について図面を参照して説明する。

図 1は、本発明の実施例に従った情報記録装置 1の電気的な接続を示すプロック図である。この情報記置 1は、 CD— R/RW、 DVD -R/RW, DV D + R/RWなどの情報記録媒体であるメディア 1 0 1に対し、情報の記録、及び情報の再生を行うことができる装置である。

図 1に示すように、メディア 1 0 1は、図示しないスピンドルモータを駆動源として回転する。光学系 1 0 2は所定の光学素子で構成され、レーザー光源 1 0 3からの光ビームをメディア 1 0 1の記録面に集光させる。この光学系 1 0 2とレーザー光源 1 0 3は、光ピックアップと呼ばれる光へッド（図示せず）上に配置され、所定のモータを駆動源として、光学系 1 0 2から出射されるレーザー光の光スポットをメディア 1 0 1上の任意の位置に集光可能である。レーザー光源、 1 0 3は一般的には半導体レーザーが用いられ、レーザー駆動回路 1 0 4により駆動されて発光する。

このレーザー光源 1 0 3の発光は、メディア 1 0 1の記録情報の読取時は一定パワーであるが、データの記録時はパルス変調される。このパルス変調は、例えば図 2に示すようになる。すなわち、 CDや D VDにおいては、ホストコンビュータなどの上位装置 1 0 5からの記録データ（Write data) は、所定のチャンネルビット長 Tを 1パルスの単位として、パルス数を例えば 3丁から 1 1 Tの間で変化させることによって表現される。レーザーの記録パルス（laser pulse) は Write data の「 1」（記録マーク部 2 0 1 ) 部分をさらに細かく分割したものになる。

記録マーク 2 0 1内の分割パルス 2 0 2は、マルチパルスと呼ばれる。マルチパルスの先頭パルス 2 0 3は、メディア 1 0 1の温度を急激に上げて溶融を促すために、やや長めのパルスにする^が多い。このパルス幅を Ttop で表す。 4 T目からは T単位のマルチパルスとなり、各パルス幅を Tmpで表す。このようなパルスパラメータ Ttop、 Tmp等を決定することをパルスストラテジ又は記録ストラテジという。

図 1に戻って、情報記録装置 1について説明する。マイクロコンピュータを備え、 R OMなどに記録されている制御プログラム 1 1 0に基づいて情報記録装置 1の全体を集中的に制御するコントローラ 1 0 9からの指令により、記録ストラテジ設定部 1 0 6はレーザー駆動回路 1 0 4の記録ストラテジの設定を行なう。記録ストラテジは、メディア 1 0 1の種類ごとにあらかじめ定められていて、ストラテジ記憶部 1 1 1に記憶されている、例えば、図 3のストラテジテーブル 3 01に示すようなテーブルデータとして登録されている。

このストラテジテーブル 301には、メディア 101にあらかじめ刻まれている @ ^情報（すなわち、各メーカーから販売されている各種のメディア 101について、メディア 101の製造元のメーカーを特定する情報である Manufacturer ID (符号 302) 及ぴメディア 101の種別を特定する情報である Media Type ID (符号 303)) と、パルス幅 Ttop (符号 304) 及びパルス幅 Tmp (符号 30 5) の各記録条件とが関連付けられて登録されている。ストラテジ記憶部 111 は、フラッシュ ROMなどの不揮発メモリである。図 3のストラテジテープンレ 3 01の構成はあくまでも一例であり、より多くのパルスパラメータや記録パワーに関する情報も格納してよいし、メディア 101の識別用の情報もより多くの種類を格納してもよい。コントローラ 109は、この ¾S(J情報にもとづいて、メディァ 101の記録ストラテジを決定して、ストラテジ設定部 106に設定する。図 3のストラテジテーブル 301の例では、 Aというメーカーの 01とレヽぅ種類のメディア 101で、 " （Ttop, Tmp) = (2. 0 T， 0. 87Τ)" であり、同じメーカー Αでも、 02という種類のメディア 101では "（Ttop， Tmp) = (2. IT, 0. 74 T)" が最適パラメータとして格納されている。

Manufacturer ID 302の最後は、 Defaultという名前を登録しているが、これは格納されている Manufacturer ID 302や Media Type ID 303に該当するものがないメディア 101のときに参照されるパラメータである。

判別部 108は、情報記録装置 1にメディア 101が装填された際に、光学系 102を介してメディア 101から読み取った情報から、このメディア 10 ' 1にあらかじめ刻まれている前述の種別情報（Manufacturer ID302や、 Media . Type ID303)を角早読して、この解読した種別情報をコントローラ 109に送る。再生信号評価部 107は、未知のメディア 101の試し書き領域で情報記録を行い（後述)、その記録した信号を再生して評価し、その評価結果をコントローラ 109に送る。この再生信号の評価は、 RF信号のジッタ又はエラーレートで行ラ。

上位装置 105は、情報記録装置 1のホストコンピュータであり、所定のインターフェイスを介して情報記録装置 1と接続され、上位装置 105と情報記置 1により情報記録システムを構成する。上位装置 1 0 5は、レーザー駆動回路 1 0 4にメディア 1 0 1に記録するための記録データを送出する。

コントローラ 1 0 9は、メディア 1 0 1に対する情報の記録前に、装填されたメディア 1 0 1に対応したストラテジパラメータを、ストラテジテーブル 3 0 1 力ら検索して設定するが、ストラテジテーブル 3 0 1に登録がないメディア 1 0 1の場合は、未知のメディァであることを上位装置 1 0 5に通知する。上位装置 1 0 5は、この通知を受け取ると、その表示装置にメディア 1 0 1が未知のメディァである旨のメッセージを表示して報知する。

次に、前述の試し書きについて説明する。試し書きは、ある線速度で記録パヮ一を順次変化させてメディア 1 0 1の所定の試し書き領域（試し書きを行う領域は、メディア 1 0 1の内周部と外周部が用いられる。）に所定の情報を記録し、その後、その記録情報を再生して記録状態を評価し、メディア 1 0 1の最適な記録状態になる記録パワーを決定する操作であり、 O P C (Optimum Power Control) と呼ばれる。

試し書きの操作において、記録パワーを順次変化させるには、図 1に示すように、コントローラ 1 0 9からの指令により、パワー設定部 1 1 3がレーザー駆動回路 1 0 4を制御することで行う。試し書き領域に記録後、ピックアップ（図示せず）の光学系 1 0 2により、その記録された領域を再生して再生信号 R Fを得る。そして、この R F信号の適当なパラメータを評価することで、最適な記録状態が評価できる。

/3値検出部 1 1 4では、再生信号 R Fから例えばなるパラメータを評価する。この J3値検出部 1 1 4は、 R F信号の低域成分を除去（AC結合）して、その上側包絡線レベル aと下側包絡線レベル bを検出する。この説明を、図 4を参照して行う。メディア 1 0 1の記録膜の特性として、記録マーク部 2 0 1で反射率が下がると仮定し、 R F信号は低反射部で低レベルになるとする。そうすると、適正な記録状態のとき AC結合された R F信号は、（ a ) に示すように上下対称で、 " a = b "になるであろう。また記録パワーが過大のときは、（b ) に示すように記録マーク部が長くなるから、 AC結合すると上側レベルが高くなり、 " a〉b " になる。また、記録パワーが不足のときは、（c ) に示すように記録マーク部が短くなるから、 AC結合すると下側レベルが高くなり、 "aく b" になるであろう。この aと bの差を、 RF振幅" a +b"で正規化した量がパラメータ /3である。すなわち、 "β= (a-b) / (a+b)" で、パラメータ j3が大きいとパワー過大、小さいとパワー不足である。最適なパワーは、がある値（例えば 4%程度）になったときで、このパラメータ i3を、 targetと呼ぶ。 OPCは、順次記録パヮーを変えて試し書き領域に記録を行レヽ、値を評価して、これが targetとなるときの記録パワーを求めるものである。

このときの記録パワーとパラメータ /3との関係を、図 5を参照して説明する。図 5 (a) では、記録パワー（P) の、その時間変化又はアドレス変化（Time (Address)) をグラフで示しているが、ここでは記録パワーを 10段階に変えて記録している。記録パワーを変ィ匕させる範囲を O PCレンジ、このときの基準となる中心パワーを Pdef と呼ぶ。 OPCレンジは、中心パワー Pdef に対して、例えば、 +40%、一 30%の範囲において 10段階で変化させる、あるいは、中心パヮ一 P def に対して、例えば、 + 5 mW、一 4 mWの範囲で 1 mWずつ変ィ匕させる、等の方法が考えられる。

そして、得られた 10点の β値から /3カーブを曲線（ 2次）に近似し（図 5 ( b ) )、 β targetとなる記録パワー Popeを得る。温度変化等 O P Cを実行する時点の条件により Popt は多少変動することもあるため、通常条件では記録パワー Pope はなるべく中心パワー P def付近で求まる方が望ましい。また、記録パワー Pope はメディア 101毎に異なることが多いため、それぞれのメディア 101の種類に対応したライトストラテジ（Write Strategy) と共に設定してもよい。

次に、試し書きを実行してメディア 101への記録を開始するまでに情報記録装置 1が実行する処理の例について説明する。 ·

図 6は、かかる処理のフローチャートである。まず、コントローラ 109は、前述のような操作により装填されているメディア 101に試し書きを行って、最適な記録パワーを求める（ステップ S l )。そして、メディア 1 0 1の Manufacturer ID302と Media Type ID303とを前述のような操作で読み取つて、この Manufacturer ID 302及ぴ Media Type ID303により、ストラテジテ一ブル 301を検索する（ステップ S 2)。そして、この Manufacturer ID 302 及ぴ Media Type ID 3 0 3に合致するメディア 1 0 1が、ストラテジテーブル 3 0 1に登録されているときは（判断手段）（ステップ S 3の Y )、この Manufacturer ID 3 0 2及ぴ Media Type ID 3 0 3のメディア 1 0 1に対応する最適な記録ストラテジ（パルス幅 Ttop 3 0 4、パルス幅 Tmp 3 0 5 )が存在するので、この記録ストラテジ（記録条件）を読み取つて（記録条件読取手段)、'ストラテジ設定部 1 0 6に設定する（ステップ S 4 )。そして、実際にメディア 1 0 1に対して情報の記録を開始する（第 1の記録手段）（ステップ S 5 )。

Manufacturer ID 3 0 2及び Media Type ID 3 0 3に合致するメディア 1 0 1力ストラテジテーブル 3 0 1に登録されていないときは (判断手段）（ステップ S 3 の N)、ストラテジテープノレ 3 0 1中に対応する記録ストラテジが存在せず、未知のメディア（最適な記録ストラテジを設定できないメディア）ということになるので、所定の基本ストラテジを設定する（ステップ S 6 )。そして、この基本ストラテジで試し書き領域に情報を記録してみて（ステップ S 7 )、この記録した情報を再生する（ステップ S 8 )。そして、再生した信号をジッタで評価する（ステツプ S 9 )。この例では、例えば、ジッタに 1 0 %という閾値を設けて評価するが、これは、記録した情報が再生できる程度で決めるべきである。このステップ S 6 〜 S 9により、評価手段を実現する。

そして、ジッタが 1 0 %以下ならば（ステップ S 9の Y)、記録した情報を再生できるので、メディア 1 0 1に情報の記録を開始する（ステップ S 1 0 )。また、ジッタが 1 0 %以上で（ステップ S 9の Ν)、再生信号の評価が一定の基準を満たせなかった場合には、基本ストラテジでは記録した情報は再生できないので、メディア 1 0 1に対する情報の記録を中止する（ステップ S 1 1 )。

図 7は、試し書きを実行してメディア 1 0 1への記録を開始するまでに情報記録装置 1が実行する理の他の例について説明するフローチヤ一トである。

この処理が図 6の処理と相違するのは、ステップ S 9において、ステップ S 8 で再生した信号の評価に、ジッタではなくエラーレートを用いる点である。この例でも、再生した信号のエラーレートの評価を、例えば、エラーレートに 1 0 % の閾値を設けることで行っているが、この場合も記録した情報が再生できる程度で決めるべきである。そして、エラーレートが i 0 %以下ならば（ステップ S ⁹の Y)、記録した情報を再生できるので、メディア 1 0 1に情報の記録を開始する（ステップ S 1 0 )。また、エラーレートが 1 0 %以上で（ステップ S 9の Ν：)、再生信号の評価が一定の基準を満たせなかった場合には、基本ストラテジでは記録した情報は再生できないので、メディア 1 0 1に対する情報の記録を中止する（ステップ S 1 1 )。その他の図 6と同一符号のステップは、図 6の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。

図 8は、試し書きを実行してメディア 1 0 1への記録を開始するまでに情報記録装置 1が実行する処理の他の例について説明するフローチヤ一トである。

図 8において、ステップ S 1〜S 9は、図 6、図 7の処理と同様であり、詳細な説明は省略する。ステップ S 9においては、ステップ S 8での再生信号を評価して、情報の再生が可能か否かを判断するが、ここでは、図 6のようにジッタを用いても、図 7のようにエラーレートを用いても良い。

この処理においては、ステップ S 9において、ステップ S 8での再生信号を評価して、情報の再生の可能性がない、あるいは、低いと判断したときは（ステツプ S 9の N)、その旨を上位装置 1 0 5に通知し、あるいは、図示しない情報記録装置 1の表示装置にメッセージを表示するなどして、ユーザに報知する（報知手段）（ステップ S 1 2 )。

図 9は、試し書きを実行してメディア 1 0 1への記録を開始するまでに情報記置 1が実行する処理の他の例について説明するフローチヤ一トである。

図 9において、ステップ S 1〜S 1 0， S I 2は、図 8の処理と同様であり、詳細な説明は省略する。この処理では、情報の再生の可能性がない、あるいは、低い旨を上位装置 1 0 5に通知し、あるいは、図示しない情報記雜置 1の表示装置にメッセージを表示するなどして、ユーザに報知したときは（報知手段）（ステツプ S 1 2 )、ユーザから情報の記録を行う力、中止するかの選択を受け付け、その選択に沿った処理を行う（ステップ S 1 3〜S 1 5 )。すなわち、上位装置 1 0 5で所定の操作を行う、あるいは、情報記^ ¾置 1の所定の操作ボタン（図示せず）を操作することにより、ユーザが情報の記録の開始を選択したときは（受付手段）（ステップ S 1 3の Y)、例えば、ストラテジテーブル 3 0 1に Default として登録されている記録ストラテジなどを用いて、メディア 1 0 1に対する情報の記録を開始する（第 2の記録手段）（ステップ S 1 4)。また、ユーザが情報の記録の中止を選択したときは（ステップ S 1 3の N：)、メディア 1 0 1に対する情報の記録を中止する（中止手段）（ステップ S 1 5 )。

なお、情報記録装置 1.では、前述のように情報記録装置 1内のストラテジテーブル 3 0 1内に各種メディア 1 0 1の記録ストラテジが格納され、これを検索する（ステップ S 2 ) 例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種メディア 1 0 1の記録ストラテジは情報記録装置 1外の所定のェリァに記録されていて、これを読み取るようにしてもよい。例えば、前述の開 2 0 0 2— 3 3 4 4 3 3公報に開示のように、メディア 1 0 1自身に最適な記録ストラテジが記録されていることを前提に、この記録が存在しない未知のメディア 1 0 1についてステップ S 6〜S 1 0， S 1 2〜S 1 5の処理を行なうようにしてもよレヽ。本発明は上述の具体的に開示した実施例に限られず、本発明の範囲内で様々な変形例及び改良例がなされるであろう。

Claims

請求の範囲

1 . 情報の記録が可能な情報記録媒体に対して情報の記録を行う情報記録装置であって：

l己情報記録媒体のための記録条件が当該装置内又は当該装置外の所定のエリァに記録されている力否かを判断する判断手段；

嫌己記録条件が記録されているときには前記記録条件を読み取る記録条件読取

¾ "段，

iia記録条件に基づいて、前記情報の記録を行う第 1の記録手段；及び前記記録条件が記録されていないときには前記情報記録媒体の試し書き領域にぉレ、て所定の記録条件で試し書きを行レ、、この記録情報を再生して評価する評価手段 ί

. を備えていること特徴とする情報記録装置。

2. 前記評価手段は、前記再生した記録情報の信号のジッタの程度により前記評価を行うことを特徴とする請求項 1に記載の情報記置。

3. 前記評価手段は、前記再生した記録情報の信号のエラーレートの程度により IfllB評価を行うことを特徴とする請求項 1に記載の情報記離置。

4. 前記評価の結果をユーザに報知する報知手段をさらに備えている、請求項 1に記載の情報記難置。

5. 前記報知手段により、前記再生の可能性がない、あるいは、低いと報知したときに、前記情報記録媒体に情報の記録を行うカゝ否かの指示をユーザから受け付ける受付手段；

該受付手段により情報の記録を行う旨の指示をユーザから受け付けたときには、所定の前記記録条件に基づいて前記情報の記録を行う第 2の記録手段；及び前記受付手段により情報の記録を行なわない旨の指示をユーザから受け付けたときには、 tfrfa情報の記録を中止する中止手段；

をさらに備えている請求項 4に記載の情報記録装置。

6. 請求項 1に記載の情報記録装置；及び

所定のインターフェイスを介して前記情報記録装置に接続されているホストコンピュータ；

を備えている情報記録システム。